JP2004028576A - 空調冷凍装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】例えば、室外ユニット2と室内ユニット3とを空調冷媒管でつないで構成され室内を冷暖房する空調機1と、ショーケース6と冷凍ユニット7とを冷凍冷媒管でつないで構成されショーケース6に収納された商品を保冷する冷凍機5とを備える空調冷凍装置において、冷凍ユニット7の圧縮機27と空冷式凝縮器29との間へ空調機1で余剰となる冷熱を利用できる熱交換部としての水熱交換器28を設け、この水熱交換器28を室外ユニット2に対して空内ユニット3と並列に接続し、前記冷凍ユニット7の圧縮機27から吐出された冷媒を、水熱交換器28、空冷式凝縮器29、冷却器25の順に順次循環させる。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、室内を冷暖房する空調機と、ショーケースに収納された商品を保冷する冷凍機とを熱交換器を介して熱的に連結する空調冷凍装置に関し、汎用の空調機や冷凍機を活用して、必要最小限の専用のユニットを用いて、ユーザの設計プランに応じて空調冷凍装置を、随意に実現可能にするものである。
【0002】
【従来の技術】
例えば、特許文献1、特許文献2、特許文献3、特許文献4等に開示されるように、室内を冷暖房する空調機と、ショーケースに収納された商品を保冷する冷凍機とに接続され、この空調機並びに冷凍機を熱的に連結する熱交換部を備える空調冷凍装置が知られている。
【0003】
この種のものでは、冷凍ユニットの圧縮機から吐出させた冷媒を、空冷式凝縮器および熱交換部の少なくともいずれか、または、双方へ分岐して並列に循環させるか、或いは、前記空冷式凝縮器、次いで、前記熱交換部の順に循環させて凝縮させてショーケースへと循環させ、空調機側の室外熱交換器で凝縮させた冷媒の余剰となった冷熱を利用させている。
【0004】
【特許文献1】
特開平8−226683号公報
【0005】
【特許文献2】
特開平9−33132号公報
【0006】
【特許文献3】
特開平9−4906号公報
【0007】
【特許文献4】
特開平9−21566号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来の構成では、冷凍ユニットの圧縮機から吐出させた冷媒を、空冷式凝縮器、次いで、熱交換部の順に循環させていたので、前記熱交換部へと流入する冷媒の温度が低下してしまい、前記空調機側の余剰となる冷熱を前記冷凍機側で有効に利用することができなかった。
【0009】
そこで、本発明の目的は、上記空調機の冷房運転時、この空調機側で余剰となった冷熱を冷凍機側で有効に利用可能とした空調冷凍装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明は、室外ユニットと室内ユニットとを空調冷媒管でつないで構成され室内を冷暖房する空調機と、ショーケースと冷凍ユニットとを冷凍冷媒管でつないで構成され前記ショーケースに収納された商品を保冷する冷凍機とを備える空調冷凍装置において、前記冷凍ユニットの圧縮機と凝縮器との間に熱交換部を設け、この熱交換部を前記室外ユニットに対し、室内ユニットと並列に接続し、前記冷凍ユニットの圧縮機から吐出された冷媒を、熱交換部、凝縮器、蒸発器の順に順次循環させるようにしたものである。
【0011】
前記冷凍機の圧縮器から吐出された冷媒を、前記熱交換部、前記冷凍機の凝縮器の少なくともいずれか一方で熱交換させるようにしたものである。
【0012】
前記熱交換部は、冷凍ユニットに内蔵されている。
【0013】
この熱交換部は、ショーケースと冷凍ユニットとの間に配置された熱交換キットに内蔵されている。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づき説明する。
【0015】
先ず、この空調冷凍装置の形態としては、4つある。即ち、例えば、第1の形態は、空調機を構成する室外ユニット並びに室内ユニットと、蓄熱ユニットと、冷凍機を構成するショーケース並びに冷凍ユニットとからのもので図1から図7に基づいて説明する。尚、図8から図11はこの冷凍ユニット内の配置の変形例を示した。
【0016】
第2の形態は、第1の形態と比較して蓄熱ユニット内の冷媒の制御弁の配置関係をシンプルにしたもので、図12から図13に基づいて説明する。
【0017】
第3の形態は、第1の形態と比較して蓄熱ユニット内の蓄熱槽(空調用蓄熱槽)とは別途の(第2の)蓄熱槽(冷凍用蓄熱槽)を用いたもので、図14から図20に基づいて説明する。
【0018】
第4の形態は、第3の形態と比較して別途の蓄熱槽に冷凍用冷媒配管を組み込んだもので、図21から図27に基づいて説明する。
【0019】
<第1形態>図1において、1は空調機で、室外ユニット2と室内ユニット3とを空調冷媒管でつないで構成される。4は室外内両ユニット2,3間に配設された蓄熱ユニットである。5は冷凍機で、保冷される商品を収納したショーケース6と冷凍ユニット7とを冷凍冷媒管8でつないで構成される。
【0020】
室外ユニット2において、9は圧縮機、10は冷房と暖房とで冷媒の流れを反転させる四方弁、11は室外熱交換器である。室内ユニット3において、12は室内熱交換器、13は冷媒制御弁である。尚、この室内ユニット3は3つの室内熱交換器12を内蔵しているように示したがこれに限定されるものではなく、いわゆるマルチ型の複数の室内ユニットであっても良いことは言うまでもない。
【0021】
蓄熱ユニット4において、14は蓄熱材として水を用いた蓄熱槽で水放熱器15が内蔵されており、冷熱として氷が生成され、温熱として温水が生成される。
【0022】
16は空調冷媒管で、室外ユニット2からの冷媒配管17と室内ユニット3からの冷媒配管18と蓄熱槽14からの冷媒配管とから構成されている。
【0023】
20、21、22は冷媒の流れを止める遮断弁、23、24は冷媒の流れる量を調整する冷媒制御弁である。これら遮断弁並びに冷媒制御弁の開閉状態は図2以下の夫々の運転状態の中で説明する。
【0024】
ショーケース6において、25は冷却器(蒸発器)で、その入口には冷媒の流れる量を調整する冷媒制御弁26が配置されている。尚、このショーケース6は3つの冷却器25を内蔵しているように示したがこれに限定されるものではなく、複数台のショーケースであっても良いことは言うまでもない。
【0025】
冷凍ユニット7において、27は圧縮機、28は水熱交換器(熱交換部)、29は空冷式凝縮器である。この水熱交換器28には、ポンプ30を介して蓄熱槽14からの温(冷)水が流れ込み、圧縮機27からの吐出された冷媒と熱交換を行わせるものである。
【0026】
なお、この水熱交換器28が、前記空調機並びに前記冷凍機を熱的に連結する熱交換部である。
【0027】
このような構成を備えた蓄熱式空調冷凍装置において、
(1−1):夏期夜間に、空調(冷房)運転を停止し蓄熱槽14に氷蓄熱を行いつつ、冷凍機5による運転を行う場合は図2の太線並びに矢印で示すように冷媒を流す。即ち、空調機1において、室外ユニット2の圧縮機9から吐出された冷媒は、四方弁10→室外熱交換器11→冷媒制御弁24→蓄熱槽14内の水放熱器15→開放状態の遮断弁20→四方弁10→圧縮機9にと戻るように繰り返して循環する。これによって、水放熱器15は蒸発器として作用し、蓄熱槽14内に氷が生成される。一方、冷凍機5において、冷凍ユニット7の圧縮機27から吐出された冷媒は、図2の太線矢印で示すよう水熱交換器28→空冷式凝縮器29→ショーケース6内の各冷媒制御弁26→冷却器25→圧縮機27にと戻るように繰り返して循環する。これによって、冷却器25は蒸発器として作用し、ショーケース6内の商品の保冷を行う。尚、冷凍ユニット7の圧縮機27から吐出された冷媒は、水熱交換器28に流れ込むものの、この水熱交換器28には水が流れ込まないため、実質的にこの水冷の熱交換器は作用していない。
【0028】
(1−2):上述した(1−1)の運転によって、蓄熱槽14に氷蓄熱が行えたら、この蓄熱を利用して空調機1においては冷房運転を行う。又、中間期においてこの冷房運転では蓄熱が使い切らない場合はこの蓄熱を使って冷凍機5の運転を行う。この場合は図3の太線並びに矢印で示すように冷媒を流す。即ち、空調機1において、室外ユニット2の圧縮機9から吐出された冷媒は、四方弁10→室外熱交換器11→開放状態の遮断弁21→蓄熱槽14内の水放熱器15→室内ユニット3の冷媒制御弁13→室内熱交換器12→蓄熱ユニット4の冷媒制御弁23→四方弁10→圧縮機9にと戻るように繰り返して循環する。尚、冷媒制御弁24の開度調整によって、室外熱交換器11からの冷媒は、開放状態の遮断弁21並びに蓄熱槽14内の水放熱器15をバイパスして直接室内ユニット3の冷媒制御弁13に流れ込むようにしてもよい。これによって、室外熱交換器11並びに水放熱器15は凝縮器として作用し、室内熱交換器12は蒸発器として作用し冷房運転が行える。
【0029】
一方、冷凍機5における冷媒の流れは上記(1−1)の場合と同一なのでその説明は省略する。ここで、中間期などで冷房負荷が少なく上述した蓄熱による冷房では、蓄熱(氷)が使い切らないと予想される場合は、ポンプ30を運転させて太破線並びに矢印のように蓄熱槽14内の冷水を水熱交換器28へ導いて、水熱交換器28を凝縮器として作用させる。これによって、冷凍機5の省エネルギー化を促進することができる。
【0030】
(1−3):上記(1−2)による蓄熱を利用しない(或いは蓄熱を使い切った)で冷房運転と冷凍運転を行う場合は図4の太線並びに矢印で示すように冷媒を流す。即ち、空調機1において、室外ユニット2の圧縮機9から吐出された冷媒は、四方弁10→室外熱交換器11→蓄熱ユニット4の冷媒制御弁24→室内ユニット3の冷媒制御弁13→室内熱交換器12→蓄熱ユニット4の冷媒制御弁23→四方弁10→圧縮機9にと戻るように繰り返して循環する。これによって、室内熱交換器12は蒸発器として作用し冷房運転が行える。一方、冷凍機5における冷媒の流れは上記(1−1)の場合と同一なのでその説明は省略する。
【0031】
(1−4):冬期夜間に、空調(暖房)運転を停止し蓄熱槽14に温水を蓄熱を行いつつ、冷凍機5による運転を行う場合は図5の太線並びに矢印で示すように冷媒を流す。即ち、空調機1において、室外ユニット2の圧縮機9から吐出された冷媒は、四方弁10→開放状態の遮断弁20→蓄熱槽14内の水放熱器15→冷媒制御弁24→室外熱交換器11→四方弁10→圧縮機9にと戻るように繰り返して循環する。これによって、水放熱器15は凝縮器として作用し、蓄熱槽14内に温水が生成される。一方、冷凍機5において、冷凍ユニット7の圧縮機27から吐出された冷媒は、図2の太線矢印で示すよう水熱交換器28→空冷式凝縮器29→ショーケース6の各冷媒制御弁26→冷却器25→圧縮機27にと戻るように繰り返して循環する。又、ポンプ30は運転されている。
【0032】
これによって、冷却器25は蒸発器として作用し、ショーケース6内の商品の保冷を行う。水熱交換器28は凝縮器として作用し、ポンプ30の運転によって前述の空調機1の水放熱器15と同様に蓄熱槽14内に温水を生成させる。尚、冷凍ユニット7の圧縮機27から吐出された冷媒は、水熱交換器28と空冷熱交換器29とに直列に流れるものの、水熱交換器28にて凝縮作用が行われるため、実質的にこの空冷式凝縮器29は作用していない。
【0033】
即ち、この温水蓄熱においては、空調機1の温水蓄熱運転と冷凍機5の運転との2つの凝縮熱を利用して効率的に温水蓄熱がすばやく行われる。但し、蓄熱槽14内の温水の温度が所定値に達し、十分な蓄熱が確保された場合は、空調機1の温水蓄熱運転を停止すると共に、ポンプ30の運転を停止して空冷式凝縮器29で凝縮作用を行い、冷凍運転を継続する。
【0034】
(1−5):上述した(1−4)の運転によって、蓄熱槽14に温水蓄熱が行えたら、この蓄熱を利用して空調機1においては暖房運転を行う。この場合は図6の太線並びに矢印で示すように冷媒を流す。即ち、空調機1において、室外ユニット2の圧縮機9から吐出された冷媒は、四方弁10→冷媒制御弁23→室内熱交換器12→冷媒制御弁13→蓄熱槽14内の水放熱器15→開放状態の遮断弁21→室外熱交換器11→四方弁10→圧縮機9にと戻るように繰り返して循環する。尚、蓄熱槽14内の温水の温度が低下してこの水放熱器15では十分な蒸発能力が得られない場合は、冷媒制御弁24の開度を開きぎみに調整して、室内ユニット3から蓄熱ユニット4に流れ込んだ冷媒を、蓄熱槽14内の水放熱器15並びに開放状態の遮断弁21をバイパスして直接室外熱交換器11に流れ込むようにしてもよい。この運転によって、室内熱交換器12は凝縮器として作用し、水放熱器15並びに室外熱交換器11は蒸発器として作用し暖房運転が行える。
【0035】
一方、冷凍機5における冷媒の流れは上記(1−4)の場合と同一なのでその説明は省略するが、水熱交換器28の凝縮作用で生成された温水は。ポンプ30の運転によって蓄熱槽14に送られる。このため、冷凍機5のいわゆる廃熱を利用して蓄熱槽14内の温水の温度低下を防止しているので、空調機1の熱源としてこの冷凍機5の廃熱を利用して省エネルギー効果を促進している。
【0036】
(1−6):蓄熱槽14に暖房運転に必要な熱量が蓄熱されていない場合は、蓄熱を利用しない暖房運転を行う。この場合は図7の太線並びに矢印で示すように冷媒を流す。即ち、空調機1において、室外ユニット2の圧縮機9から吐出された冷媒は、四方弁10→冷媒制御弁23→室内熱交換器12→冷媒制御弁13→冷媒制御弁24→室外熱交換器11→四方弁10→圧縮機9にと戻るように繰り返して循環する。この運転によって、室内熱交換器12は凝縮器として作用し、室外熱交換器11は蒸発器として作用し暖房運転が行える。即ち、蓄熱槽14の水放熱器15には冷媒が流れ込まないようにしている。
【0037】
一方、冷凍機5における冷媒の流れは上記(1−5)の場合と同一なのでその説明は省略するが、水熱交換器28の凝縮作用で生成された温水は。ポンプ30の運転によって蓄熱槽14に送られる。このため、冷凍機5のいわゆる廃熱を利用して蓄熱槽14内に温水を生成して、できるだけ上記(1−5)の蓄熱による暖房運転を行うようにして、省エネルギー効果を促進している。
【0038】
又、空調機1の運転を停止し且つ冷凍機5を運転させるときは、ポンプ30を運転させることにより、冷凍ユニット7の水熱交換器25で加熱された水を蓄熱槽14へ導くことができ、空調機1の暖房運転時の熱源として利用することができる。
【0039】
冷凍ユニット7としては、図1から図7で示したように圧縮機27の吐出側から水熱交換器28と空冷式凝縮器29とを直列に接続し、且つこの水熱交換器28につながるポンプ30をこの冷凍ユニット7とは別置きにしたが、図8で示すようにポンプ30を冷凍ユニット40に内蔵させても良い。又、図9で示すようにポンプ30と水熱交換器28とを一つのユニット41として冷凍ユニット42とは別に設けても良い。
【0040】
又、図示しないが冷凍ユニット7内の圧縮機27を分離させて、この冷凍ユニット7とは別体のユニットを構成するようにしても良い。
【0041】
更に、図10で示すように水冷の熱交換器28と空冷熱交換器29との直列接続関係を反対にして、圧縮機9の吐出側に空冷式凝縮器29を配置し、水熱交換器28を空冷式凝縮器29の出口側に配置し、且つ水熱交換器28とこの水熱交換器28につながるポンプ30とを一つのユニット43として冷凍機ユニット44とは別に設けても良い。又、図11で示すように、水熱交換器28とポンプ30とを冷凍ユニット45に内蔵させても良い。
<第2形態>第2形態は、第1形態と比較して蓄熱ユニット内の冷媒の制御弁の配置関係をシンプルにしたもので、図12において、第1の形態と同一部品には同一符号を記してその説明は省略する。
【0042】
第1形態との相違点は、遮断弁22が配置された配管を省略したこと、冷媒制御弁23を廃止したこと、である。これによって。蓄熱ユニット4内の弁の数量を削減してこの蓄熱ユニット4のコストアップをできるだけ抑えるようにしている。
<第3形態>第3形態は、第1の形態と比較して蓄熱ユニットと冷凍ユニットとの間にもう一つの蓄熱槽(冷凍用蓄熱槽)を配置させたもので、第1の形態よりも冷凍機の廃熱を有効に活用することを目的としたものである。
【0043】
図14において、50空調用蓄熱槽で、第1の形態の蓄熱槽14に相当する。
【0044】
51は冷凍用蓄熱槽(第2の蓄熱槽)で、一端側は第1ポンプ30を介して空調用蓄熱槽50に水配管52でつながれている。又、他端側は第2ポンプ53を介して冷凍ユニット7の水熱交換器28に水配管54でつながれている。したがって、空調用蓄熱槽50において冷熱は氷蓄熱となり、温熱は温水蓄熱となる。一方、冷凍用蓄熱槽51において、冷熱は冷水蓄熱となり、温熱は温水蓄熱となる。尚、その他の構成機器は第1の形態と同一であるので、同一符号を記してその説明は省略する。
【0045】
(3−1):空調(冷房)運転を停止し空調用蓄熱槽50に氷蓄熱を行いつつ、冷凍機5による運転を行う場合は図15の太線並びに矢印で示すように冷媒を流す。即ち、空調機1において、室外ユニット2の圧縮機9から吐出された冷媒は、四方弁10→室外熱交換器11→冷媒制御弁24→空調用蓄熱槽50内の水放熱器15→開放状態の遮断弁20→四方弁10→圧縮機9にと戻るように繰り返して循環する。これによって、水放熱器15は蒸発器として作用し、空調用蓄熱槽50内に氷が生成される。ここで、中間期は第1ポンプ30を運転させて空調用蓄熱槽50の冷熱を、水配管52を介して冷凍用蓄熱槽51に送り込み冷水を蓄冷する。一方、冷凍機5において、冷凍ユニット7の圧縮機27から吐出された冷媒は、図15の太線矢印で示すよう水熱交換器28→空冷式凝縮器29→ショーケース6内の各冷媒制御弁26→冷却器25→圧縮機27にと戻るように繰り返して循環する。これによって、冷却器25は蒸発器として作用し、ショーケース6内の商品の保冷を行う。尚、冷凍ユニット7の圧縮機27から吐出された冷媒は、水熱交換器28に流れ込むものの、この水熱交換器28には水が流れ込まないため、実質的にこの水熱交換器28は作用していない。
【0046】
(3−2):上述した(3−1)の運転によって、空調用蓄熱槽50に氷蓄熱が行えたら、この蓄熱を利用して空調機1においては冷房運転を行う。又、中間期においてこの冷房運転では蓄熱が使い切らない場合はこの蓄熱を使って冷凍機5の運転を行う。この場合は図16の太線並びに矢印で示すように冷媒を流す。即ち、空調機1において、室外ユニット2の圧縮機9から吐出された冷媒は、四方弁10→室外熱交換器11→開放状態の遮断弁21→空調用蓄熱槽50内の水放熱器15→室内ユニット3の冷媒制御弁13→室内熱交換器12→蓄熱ユニット4の冷媒制御弁23→四方弁10→圧縮機9にと戻るように繰り返して循環する。尚、冷媒制御弁24の開度調整によって、室外熱交換器11からの冷媒は、開放状態の遮断弁21並びに空調用蓄熱槽50内の水放熱器15をバイパスして直接室内ユニット3の冷媒制御弁13に流れ込むようにしてもよい。これによって、室外熱交換器11並びに水放熱器15は凝縮器として作用し、室内熱交換器12は蒸発器として作用し冷房運転が行える。
【0047】
一方、冷凍機5における冷媒の流れは上記(3−1)の場合と同一なのでその説明は省略する。ここで、中間期などで冷房負荷が少なく上述した蓄熱による冷房では、蓄熱(氷)が使い切らないと予想される場合は、第1並びに第2ポンプ30,53を運転させて太破線矢印のように空調用蓄熱槽50内の冷水を冷凍用蓄熱槽51に、冷凍用蓄熱槽51の冷水を水熱交換器28へと順次導いて、水熱交換器28を凝縮器として作用させる。これによって、冷凍機5の省エネルギー化を促進することができる。
【0048】
(3−3):上記(3−2)による蓄熱を利用しない(或いは蓄熱を使い切った状態)で冷房運転と冷凍運転を行う場合は図17の太線並びに矢印で示すように冷媒を流す。即ち、空調機1において、室外ユニット2の圧縮機9から吐出された冷媒は、四方弁10→室外熱交換器11→蓄熱ユニット4の冷媒制御弁24→室内ユニット3の冷媒制御弁13→室内熱交換器12→蓄熱ユニット4の冷媒制御弁23→四方弁10→圧縮機9にと戻るように繰り返して循環する。これによって、室内熱交換器12は蒸発器として作用し冷房運転が行える。一方、冷凍機5における冷媒の流れは上記(3−1)の場合と同一なのでその説明は省略する。
【0049】
(3−4):冬期夜間に、空調(暖房)運転を停止し空調用蓄熱槽50に温水を蓄熱を行いつつ、冷凍機5による運転を行う場合は図18の太線並びに矢印で示すように冷媒を流す。即ち、空調機1において、室外ユニット2の圧縮機9から吐出された冷媒は、四方弁10→開放状態の遮断弁20→空調用蓄熱槽50内の水放熱器15→冷媒制御弁24→室外熱交換器11→四方弁10→圧縮機9にと戻るように繰り返して循環する。これによって、水放熱器15は凝縮器として作用し、空調用蓄熱槽50内に温水が生成される。一方、冷凍機5において、冷凍ユニット7の圧縮機27から吐出された冷媒は、図18の太線矢印で示すよう水熱交換器28→空冷式凝縮器29→ショーケース6内の各冷媒制御弁26→冷却器25→圧縮機27にと戻るように繰り返して循環する。又、第2ポンプ53は運転されている。
【0050】
これによって、冷却器25は蒸発器として作用し、ショーケース6内の商品の保冷を行う。水熱交換器28は凝縮器として作用し、第2ポンプ53の運転によって空調機1の水放熱器15と同様に冷凍用蓄熱槽51内に温水を生成させる。尚、冷凍ユニット7の圧縮機27から吐出された冷媒は、水熱交換器28と空冷式凝縮器29とに直列に流れるものの、水熱交換器28にて凝縮作用が行われるため、実質的にこの空冷式凝縮器29は作用していない。
【0051】
即ち、空調用蓄熱槽50には空調機1による蓄熱運転によって温水が、冷凍用蓄熱槽51には冷凍機5の運転による廃熱によって温水が各々蓄熱される。
【0052】
(3−5):上述した(3−4)の運転によって、空調用蓄熱槽50及び/又は冷凍用蓄熱槽51に温水蓄熱が行えたら、この蓄熱を利用して空調機1においては暖房運転を行う。この場合は図19の太線並びに矢印で示すように冷媒を流す。即ち、空調機1において、室外ユニット2の圧縮機9から吐出された冷媒は、四方弁10→冷媒制御弁23→室内熱交換器12→冷媒制御弁13→空調用蓄熱槽50内の水放熱器15→開放状態の遮断弁21→室外熱交換器11→四方弁10→圧縮機9にと戻るように繰り返して循環する。尚、空調用蓄熱槽50内の温水の温度が低下してこの水熱交換器15では十分な蒸発能力が得られない場合は、冷媒制御弁24の開度を開きぎみに調整して、室内ユニット3から蓄熱ユニット4に流れ込んだ冷媒を、空調用蓄熱槽50内の水放熱器15並びに開放状態の遮断弁21をバイパスして直接室外熱交換器11に流れ込むようにしてもよい。この運転によって、室内熱交換器12は凝縮器として作用し、水放熱器15並びに室外熱交換器11は蒸発器として作用し暖房運転が行える。
【0053】
一方、冷凍機5における冷媒の流れは上記(3−4)の場合と同一なのでその説明は省略するが、水熱交換器28の凝縮作用で生成された温水は、第2ポンプ53の運転によって冷凍用蓄熱槽51に送られる。そして冷凍用蓄熱槽51の温水は第1ポンプ30の運転によって空調用蓄熱槽50に送られる。このため、冷凍機5のいわゆる廃熱を利用して空調用蓄熱槽50内の温水の温度低下を防止しているので、空調機1の熱源としてこの冷凍機5の廃熱を利用して省エネルギー効果を促進している。
【0054】
(3−6):空調用蓄熱槽50及び/又は冷凍用蓄熱槽51に暖房運転に必要な熱量が蓄熱されていない場合は、蓄熱を利用しない暖房運転を行う。この場合は図20の太線並びに矢印で示すように冷媒を流す。即ち、空調機1において、室外ユニット2の圧縮機9から吐出された冷媒は、四方弁10→冷媒制御弁13→室内熱交換器12→冷媒制御弁24→室外熱交換器11→四方弁10→圧縮機9にと戻るように繰り返して循環する。この運転によって、室内熱交換器12は凝縮器として作用し、室外熱交換器11は蒸発器として作用し暖房運転が行える。即ち、空調用蓄熱槽50の水放熱器15には冷媒が流れ込まないようにしている。
【0055】
一方、冷凍機5における冷媒の流れは上記(3−5)の場合と同一なのでその説明は省略するが、水熱交換器28の凝縮作用で生成された温水は、第2ポンプ53の運転によって冷凍用蓄熱槽51に送られる。このため、冷凍機5のいわゆる廃熱を利用して冷凍用蓄熱槽51内に温水を生成して、できるだけ上記(3−5)の蓄熱による暖房運転を行うようにして、省エネルギー効果を促進している。
<第4形態>第4形態は、第3の形態と比較して冷凍ユニット7内の水熱交換器28を省いて、その代わりにこの冷凍ユニット7の圧縮機27からの吐出配管を冷凍用蓄熱槽51内に配置させたもので、第3の形態よりも第2ポンプ53の消費電力を低下させることができる。
【0056】
図21において、60は冷凍ユニット7の圧縮機29からの冷媒吐出配管で、冷凍ユニット7から延出して水放熱器61につながれている。このように蓄熱槽51に水放熱器61を配置させる構造は、空調用蓄熱槽50と同一構造であるので、設計並びに設置に当たってはこの冷凍用蓄熱槽51は空調用蓄熱槽50を流用することができ、コストダウンを促進できる。尚、その他の構成機器は第3の形態と同一であるので、同一符号を記してその説明は省略する。
【0057】
(4−1):空調(冷房)運転を停止し空調用蓄熱槽50に氷蓄熱を行いつつ、冷凍機5による運転を行う場合は図22の太線並びに矢印で示すように冷媒を流す。即ち、空調機1において、室外ユニット2の圧縮機9から吐出された冷媒は、四方弁10→室外熱交換器11→冷媒制御弁24→空調用蓄熱槽50内の水放熱器15→開放状態の遮断弁20→四方弁10→圧縮機9にと戻るように繰り返して循環する。これによって、水放熱器15は蒸発器として作用し、空調用蓄熱槽50内に氷が生成される。一方、冷凍機5において、冷凍ユニット7の圧縮機27から吐出された冷媒は、図22の太線矢印で示すよう冷凍用蓄熱槽51の水放熱器61→空冷式凝縮器29→ショーケース6内の各冷媒制御弁26→冷却器25→圧縮機27にと戻るように繰り返して循環する。これによって、冷却器25は蒸発器として作用し、ショーケース6内の商品の保冷を行う。尚、冷凍用蓄熱槽51の水放熱器61からの冷媒は空冷式凝縮器29に流れ込むものの、水放熱器61で凝縮作用が行われているため、実質的にこの空冷式凝縮器29は作用していない。この運転によって、空調用蓄熱槽50には氷蓄熱が行われ、冷凍用蓄熱槽51は温水蓄熱が行われる。
【0058】
(4−2):上述した(4−1)の運転によって、空調用蓄熱槽50に氷蓄熱が行えたら、この蓄熱を利用して空調機1においては冷房運転を行う。この場合は図23の太線並びに矢印で示すように冷媒を流す。即ち、空調機1において、室外ユニット2の圧縮機9から吐出された冷媒は、四方弁10→室外熱交換器11→開放状態の遮断弁24→空調用蓄熱槽50内の水放熱器15→室内ユニット3の冷媒制御弁13→室内熱交換器12→冷媒制御弁23→四方弁10→圧縮機9にと戻るように繰り返して循環する。尚、冷媒制御弁24の開度調整によって、室外熱交換器11からの冷媒は、開放状態の遮断弁21並びに空調用蓄熱槽50内の水放熱器15をバイパスして直接室内ユニット3の冷媒制御弁13に流れ込むようにしてもよい。これによって、室外熱交換器11並びに水放熱器15は凝縮器として作用し、室内熱交換器12は蒸発器として作用し冷房運転が行える。
【0059】
一方、冷凍機5における冷媒の流れは上記(4−1)の場合と同一なのでその説明は省略する。
【0060】
(4−3):上記(4−2)による蓄熱を利用しない(或いは蓄熱を使い切った)で冷房運転と冷凍運転を行う場合は図24の太線並びに矢印で示すように冷媒を流す。即ち、空調機1において、室外ユニット2の圧縮機9から吐出された冷媒は、四方弁10→室外熱交換器11→蓄熱ユニット4の冷媒制御弁24→室内ユニット3の冷媒制御弁13→室内熱交換器12→蓄熱ユニット4の冷媒制御弁23→四方弁10→圧縮機9にと戻るように繰り返して循環する。これによって、室内熱交換器12は蒸発器として作用し冷房運転が行える。一方、冷凍機5における冷媒の流れは上記(4−1)の場合と同一なのでその説明は省略する。
【0061】
(4−4):冬期夜間に、空調(暖房)運転を停止し空調用蓄熱槽50に温水を蓄熱を行いつつ、冷凍機5による運転を行う場合は図25の太線並びに矢印で示すように冷媒を流す。即ち、空調機1において、室外ユニット2の圧縮機9から吐出された冷媒は、四方弁10→開放状態の遮断弁20→空調用蓄熱槽50内の水放熱器15→冷媒制御弁24→室外熱交換器11→四方弁10→圧縮機9にと戻るように繰り返して循環する。これによって、水放熱器15は凝縮器として作用し、空調用蓄熱槽50内に温水が生成される。一方、冷凍機5において、冷凍ユニット7の圧縮機27から吐出された冷媒は、図25の太線矢印で示すよう冷凍用蓄熱槽51の熱交換器61→空冷式凝縮器29→ショーケース6内の各冷媒制御弁26→冷却器25→圧縮機27にと戻るように繰り返して循環する。又、第1ポンプ30は運転されている。
【0062】
これによって、冷却器25は蒸発器として作用し、ショーケース6内の商品の保冷を行う。水放熱器61は凝縮器として作用し、空調用蓄熱槽50内に温水を生成させる。尚、第1ポンプ30の運転によって、冷凍用蓄熱槽51内の温水は、空調用蓄熱槽50に導かれるので、いずれの蓄熱槽50,51にも略均等に温水の蓄熱が行える。
【0063】
(4−5):上述した(4−4)の運転によって、空調用蓄熱槽50及び/又は冷凍用蓄熱槽51に温水蓄熱が行えたら、この蓄熱を利用して空調機1においては暖房運転を行う。この場合は図26の太線並びに矢印で示すように冷媒を流す。即ち、空調機1において、室外ユニット2の圧縮機9から吐出された冷媒は、四方弁10→冷媒制御弁23→室内熱交換器12→冷媒制御弁13→空調用蓄熱槽50内の水放熱器15→開放状態の遮断弁21→室外熱交換器11→四方弁10→圧縮機9にと戻るように繰り返して循環する。尚、空調用蓄熱槽50内の温水の温度が低下してこの水放熱器15では十分な蒸発能力が得られない場合は、冷媒制御弁24の開度を開きぎみに調整して、室内ユニット3から蓄熱ユニット4に流れ込んだ冷媒を、直接室外熱交換器11に流れ込むようにしてもよい。この運転によって、室内熱交換器12は凝縮器として作用し、水放熱器15並びに室外熱交換器11 は蒸発器として作用し暖房運転が行える。
【0064】
一方、冷凍機5における冷媒の流れは上記(4−4)の場合と同一なのでその説明は省略するが、水放熱器61の凝縮作用で生成された温水は、第1ポンプ30の運転によって空調用蓄熱槽50に送られる。このため、冷凍機5のいわゆる廃熱を利用して空調用蓄熱槽50内の温水の温度低下を防止しているので、空調機1の熱源としてこの冷凍機5の廃熱を利用して省エネルギー効果を促進している。
【0065】
(4−6):空調用蓄熱槽50 及び/又は冷凍用蓄熱槽51に暖房運転に必要な熱量が蓄熱されていない場合は、蓄熱を利用しない暖房運転を行う。この場合は図27の太線並びに矢印で示すように冷媒を流す。即ち、空調機1において、室外ユニット2の圧縮機9から吐出された冷媒は、四方弁10→冷媒制御弁23→室内熱交換器12→冷媒制御弁13→冷媒制御弁24→室外熱交換器11→四方弁10→圧縮機9にと戻るように繰り返して循環する。この運転によって、室内熱交換器12は凝縮器として作用し、室外熱交換器11は蒸発器として作用し暖房運転が行える。即ち、空調用蓄熱槽50の水放熱器15には冷媒が流れ込まないようにしている。
【0066】
一方、冷凍機5における冷媒の流れは上記(4−5)の場合と同一なのでその説明は省略するが、冷凍機5のいわゆる廃熱は、冷凍用蓄熱槽51内に温水として生成されるので、第1ポンプ30を運転させることによって冷凍用蓄熱槽51内の温水を空調用蓄熱槽50に導いて、空調用蓄熱槽50の温水を熱源として活用する(室内ユニット3からの冷媒を空調用蓄熱槽50に導く)ことによって、できるだけ上記(4−5) の蓄熱による暖房運転を行うようにして、省エネルギー効果を促進している。
【0067】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、前記冷凍ユニットの圧縮機と凝縮器との間に熱交換部を設け、この熱交換部を前記室外ユニットに対して室内ユニットと並列に接続し、前記冷凍ユニットの圧縮機から吐出された冷媒を、熱交換部、凝縮器、蒸発器の順に順次循環させているので、前記熱交換部へ前記圧縮機から吐出された高温高圧の冷媒を流入させることができるため、前記空調機の室外熱交換器で凝縮された冷媒の余剰となる冷熱を有効に回収させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の空気調和装置が可能な様々なシステムの冷媒回路図である。
【図2】本発明の第1形態の夏の夜の運転状態を示す冷媒回路である。
【図3】本発明の第1形態の夏の昼の運転状態を示す冷媒回路である。
【図4】本発明の第1形態の冬の夜の運転状態を示す冷媒回路である。
【図5】本発明の第1形態の冬の昼の運転状態を示す冷媒回路である。
【図6】本発明の第1形態の冬の昼の運転状態を示す冷媒回路である。
【図7】本発明の第1形態の冬の夜の運転状態を示す冷媒回路である。
【図8】本発明の第1形態の第1の変形例の要部を示す冷媒回路である。
【図9】本発明の第1形態の第2の変形例の要部を示す冷媒回路である。
【図10】本発明の第1形態の第3の変形例の要部を示す冷媒回路である。
【図11】本発明の第1形態の第4の変形例の要部を示す冷媒回路である。
【図12】本発明の第2形態を示す冷媒回路である。
【図13】本発明の第2形態の運転状態を示す冷媒回路である。
【図14】本発明の第3形態の運転状態を示す冷媒回路である。
【図15】本発明の第3形態の蓄熱運転状態を示す冷媒回路である。
【図16】本発明の第3形態の蓄熱・冷房運転状態を示す冷媒回路である。
【図17】本発明の第3形態の冷房運転状態を示す冷媒回路である。
【図18】本発明の第3形態の蓄熱運転状態を示す冷媒回路である。
【図19】本発明の第3形態の蓄熱・暖房運転状態を示す冷媒回路である。
【図20】本発明の第3形態の暖房運転状態を示す冷媒回路である。
【図21】本発明の第4形態を示す冷媒回路である。
【図22】本発明の第4形態の蓄熱運転状態を示す冷媒回路である。
【図23】本発明の第4形態の蓄熱・冷房運転状態を示す冷媒回路である。
【図24】本発明の第4形態の暖房運転状態を示す冷媒回路である。
【図25】本発明の第4形態の蓄熱運転状態を示す冷媒回路である。
【図26】本発明の第4形態の蓄熱・暖房運転状態を示す冷媒回路である。
【図27】本発明の第4形態の暖房運転状態を示す冷媒回路である。
【符号の説明】
1 空調機
2 室外ユニット
3 室内ユニット
4 蓄熱ユニット
5 冷凍機
6 ショーケース
7 冷凍ユニット
14 蓄熱槽
15 冷媒管
28 水熱交換器
Claims (4)
- 室外ユニットと室内ユニットとを空調冷媒管でつないで構成され室内を冷暖房する空調機と、ショーケースと冷凍ユニットとを冷凍冷媒管でつないで構成され前記ショーケースに収納された商品を保冷する冷凍機とを備える空調冷凍装置において、前記冷凍ユニットの圧縮機と凝縮器との間に熱交換部を設け、この熱交換部を前記室外ユニットに対して室内ユニットと並列に接続し、前記冷凍ユニットの圧縮機から吐出された冷媒を、熱交換部、凝縮器、蒸発器の順に順次循環させることを特徴とする空調冷凍装置。
- 請求項1に記載のものにおいて、前記冷凍機の圧縮機から吐出された冷媒は、前記熱交換部と前記凝縮器との少なくともいずれか一方で熱交換されることを特徴とする空調冷凍装置。
- 請求項1または2に記載のものにおいて、前記熱交換部は、前記冷凍ユニットに内蔵されていることを特徴とする空調冷凍装置。
- 請求項1または2に記載のものにおいて、前記熱交換部は、ショーケースと冷凍ユニットとの間に配置された熱交換キットに内蔵されていることを特徴とする空調冷凍装置。
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- 2003-06-27 JP JP2003183705A patent/JP2004028576A/ja active Pending
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