JP2004027980A - 冷却水ポンプ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】冷却水ポンプ20のポンプ本体2において、吸水路21から羽根車室5へボス部7の端部に沿って形成された流入路22は、冷却水流れと略垂直の断面が横方向に比較的長い略四角形に形成されている。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両等におけるエンジンの竪壁面に多く取り付けられて、そのエンジンを冷却する冷却水を圧送するための冷却水ポンプに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の車両用エンジンに取り付けられる冷却水ポンプは、図6に例示されているように、エンジン竪壁面1に取り付けられるポンプ本体2と羽根車3とから構成され、ポンプ本体2は吸水路4、羽根車室5、吐出路6、及び、ボス部7をそなえていて、羽根車室5内に羽根車3が収容されていると共に、ボス部7内の軸受8により羽根車3の回転軸9が回動自在に支持され、かつ、ボス部7内のメカニカルシール10により羽根車室5が外部に対して密封されている一方、回転軸9先端の台板11に図示しないプーリが連結されており、このプーリを介して羽根車3が上記エンジンにより駆動されて、吸水路4に吸入された冷却水が羽根車室5から吐出路6を経てエンジンへ圧送されるように構成されている。
【0003】
この場合、車両の狭いエンジンルーム内にエンジンを搭載する必要上、エンジン竪壁面1からポンプ本体2が突出する高さに制約を受けるため、図7のように、吸水路4の断面は円形の一部を切り欠いた形状となっているので、図8のように、吸水路4から羽根車室5への流入路12がボス部7の端部で断面積を制限される結果、羽根車室5に対する冷却水の流入抵抗が大きくなって、冷却水ポンプの吐出量が制約され、また、エンジンの高速回転時に流入路12における流入水圧がとくに低下して、羽根車3における各羽根の裏側や流入路12の周縁にキャビテーションが発生しやすくなるという問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、冷却水ポンプにおける吸水路から羽根車室への流入路が狭められて、冷却水の流入量が制限されることを緩和しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
このため、本発明にかかる冷却水ポンプは、吸水路、羽根車室、吐出路、及び、ボス部をそなえたポンプ本体と、上記羽根車室内に収容され回転軸が上記ボス部で回動自在に支持された羽根車とを有し、上記吸水路から上記羽根車室への流入路が上記ボス部の端部に沿って形成され、かつ、上記流入路における冷却水流れと略垂直の上記流入路断面が略四角形に形成されている。
【0006】
すなわち、羽根車の回転軸を回動自在に支持するボス部の端部に沿って、ポンプ本体の吸水路から羽根車室へ形成された流入路が、冷却水流れと略垂直の断面をボス部の存在によって吸水路より狭められていても、流入路の上記断面が略四角形に形成されていて、その断面積を容易に大きくすることができるため、流入路における冷却水の流入抵抗が緩和されて、冷却水ポンプの吐出量を増大させることができると同時に、流入路における流入水圧の低下を抑制することが可能となる。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態例について、前記従来装置との同等部分にはそれぞれ同一符号を付けて説明する。
【0008】
図1において、車両用エンジンに取り付けられる冷却水ポンプ20は、エンジン竪壁面1に取り付けられるポンプ本体2と羽根車3とから構成され、ポンプ本体2は吸水路21、羽根車室5、吐出路6、及び、ボス部7をそなえていて、羽根車室5内に羽根車3が収容されていると共に、ボス部7内の軸受8により羽根車3の回転軸9が回動自在に支持され、かつ、ボス部7内のメカニカルシール10により羽根車室5が外部に対して密封されている一方、回転軸9先端の台板11に図示しないプーリが連結されており、このプーリを介して羽根車3が上記エンジンにより駆動されて、吸水路21に吸入された冷却水が羽根車室5から吐出路6を経てエンジンへ圧送されるように構成されている。
【0009】
吸水路21の断面は、図2に示されているように、2個の4分割円を長方形で接続した半長円と略四角形とを一体化した断面をそなえていて、エンジン竪壁面1から吸水路21が突出する長さは従来装置ととくに変わらないが、吸水路21から羽根車室5へボス部7の端部に沿って形成された流入路22は、図3に示されているように、流入路22における冷却水流れと略垂直方向の断面が図3の横方向に比較的長い略四角形に形成されていることとなるため、従来の前記冷却水ポンプにおける流入路12が略円形の弧状である場合よりも、流入路22の断面積を容易に大きくすることができる。
【0010】
従って、図4に例示されているように、エンジン回転数の変化に応じた冷却水ポンプ20の吐出量(実線)は、エンジン温度が高くなるため冷却水量の増大が望まれるエンジンの高速回転時に、従来の前記冷却水ポンプにおける吐出量(破線)と比較してとくに増大するので、エンジンを効果的に冷却させることが可能となる。
【0011】
また、図5に例示されているように、エンジン回転数の変化に応じた流入路22における流入水圧(実線)は、従来の前記冷却水ポンプにおける流入路12の流入水圧(破線)と比較して全体的に上昇し、とくに、流入水圧が大きく低下するエンジンの高速回転時に流入水圧の低下が抑制されるため、羽根車3における各羽根の裏側や流入路22の周縁にキャビテーションが発生することを効果的に防止できるので、各部の侵食や異音の発生を制止することができる。
【0012】
【発明の効果】
本発明にかかる冷却水ポンプにあっては、ポンプ本体の吸水路から羽根車室へボス部の端部に沿って形成された流入路の断面が略四角形に形成されていて、その断面積を容易に大きくすることができるため、冷却水ポンプの吐出量を増大させることができると同時に、流入路における流入水圧の低下を抑制して各部のキャビテーション発生を防止することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態例における断面図。
【図2】図1のII−II断面拡大図。
【図3】図1の III矢視拡大図。
【図4】上記実施形態例の作用説明図。
【図5】上記実施形態例の作用説明図。
【図6】従来装置の断面図。
【図7】図6の VII−VII 断面拡大図。
【図8】図6のVIII矢視拡大図。
【符号の説明】
2 ポンプ本体
3 羽根車
5 羽根車室
7 ボス部
20 冷却水ポンプ
21 吸水路
22 流入路
Claims (1)
- 吸水路、羽根車室、吐出路、及び、ボス部をそなえたポンプ本体と、上記羽根車室内に収容され回転軸が上記ボス部で回動自在に支持された羽根車とを有し、上記吸水路から上記羽根車室への流入路が上記ボス部の端部に沿って形成され、かつ、上記流入路における冷却水流れと略垂直の上記流入路断面が略四角形に形成された冷却水ポンプ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002186617A JP2004027980A (ja) | 2002-06-26 | 2002-06-26 | 冷却水ポンプ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002186617A JP2004027980A (ja) | 2002-06-26 | 2002-06-26 | 冷却水ポンプ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004027980A true JP2004027980A (ja) | 2004-01-29 |
Family
ID=31181917
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002186617A Pending JP2004027980A (ja) | 2002-06-26 | 2002-06-26 | 冷却水ポンプ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004027980A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2021241081A1 (ja) * | 2020-05-26 | 2021-12-02 | 株式会社荏原製作所 | ポンプケーシングおよびポンプ装置 |
-
2002
- 2002-06-26 JP JP2002186617A patent/JP2004027980A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2021241081A1 (ja) * | 2020-05-26 | 2021-12-02 | 株式会社荏原製作所 | ポンプケーシングおよびポンプ装置 |
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Effective date: 20040927 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 |
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Effective date: 20070907 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070918 |
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Effective date: 20071115 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 |
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A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20080521 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |