JP2004027594A - 制振構造物 - Google Patents

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Abstract

【課題】鉄道線路の上空部に駅舎等の構造物を安価に構築すること。
【解決手段】少なくとも一部が鉄道線路rの上空部に構築される駅舎10を、以下のように構築する。すなわち、鉄道線路rの上空部に構築される第1の架構11に対して構造的に分離した状態に隣接し、第1の架構11の振動性状と異なる振動性状を有する第2の架構12を構築する。そして、第1の架構11と第2の架構12とを、オイルダンパ等のエネルギ吸収部材を有する連結梁13等の連結部材によって連結する。地震が発生した場合には、第1の架構11と第2の架構12とは、連結部材による連結によって互いに干渉し合うように振動する。この際、連結部材の有するエネルギ吸収部材によって、地震エネルギの吸収が集中的に行われる。これにより、第1の架構11の振動と第2の架構12の振動との双方が低減するため、部材断面を小さくして材料コストを抑えることができる。
【選択図】   図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、少なくとも一部が鉄道線路の上空部に構築される制振構造物に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、鉄道線路の上空部に構築される駅舎等の構造物100は、例えば図2に示すように、一般に鉄道線路Rの両側部の地盤から立設され、鉄道線路Rを走行する電車T等を回避するように構築されるものである。このため、一般に階高が高く大スパンとなり、また、鉄道線路Rを交差する方向には一般に基礎梁を設けることができない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
したがって、従来の駅舎等の構造物100においては、地震力や風力等に対処するために、柱材、梁材等の部材断面を大きく設定し、架構全体として所定の水平剛性を確保する必要があった。このため、柱材、梁材等の部材の材料コストが大きくなってしまうという欠点があった。
【0004】
本発明の課題は、鉄道線路の上空部に駅舎等の構造物を安価に構築することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、例えば図1に示すように、
少なくとも一部が鉄道線路rの上空部に構築される制振構造物10であって、
鉄道線路rの上空部に構築される第1の架構11と、
この第1の架構11に対して構造的に分離した状態に隣接して構築され、前記第1の架構11の振動性状と異なる振動性状を有する第2の架構12と、
前記第1の架構11と前記第2の架構12とを連結し、エネルギ吸収部材(オイルダンパ)を有する連結部材(連結梁13)とを備えることを特徴としている。
【0006】
請求項1に記載の発明によれば、鉄道線路の上空部に構築される第1の架構と、この第1の架構に対して構造的に分離した状態に隣接して構築される第2の架構とが、エネルギ吸収部材を有する連結部材によって連結されている。そして、前記第1の架構と前記第2の架構とは互いに異なる振動性状を有する。これにより、地震力や風力等が作用した場合、前記第1の架構と前記第2の架構とは、前記連結部材による連結によって互いに干渉し合うように振動する。この際、前記連結部材の有するエネルギ吸収部材によって、地震エネルギや風エネルギ等の吸収が集中的に行われる。したがって、前記第1の架構の振動と前記第2の架構の振動との双方が低減する。以上により、前記第1の架構と前記第2の架構との双方を構成する柱、梁等の部材断面を小さく設定することができ、これら部材の材料コストを小さく抑えることができる。すなわち、一般に、階高やスパンが大きく設定され、鉄道線路を交差する方向には基礎梁を設けることができない駅舎等の構造物を安価に構築することできる。
【0007】
ここで、構造的に分離した状態とは、前記第1の架構を構成する部材と前記第2の架構を構成する部材とが互いに一体的に連続していないことを意味する。すなわち、前記第2の架構が前記第1の架構に対して所定間隔離間した位置に構築される場合のほか、前記第2の架構が前記第1の架構に接している場合も含む。
【0008】
なお、前記第2の架構を前記第1の架構に対して構造的に分離した状態に隣接させて構築する方法としては、例えば、前記第1の架構と前記第2の架構とを互いに所定間隔離間させて構築してもよいし、また、前記第1の架構と前記第2の架構とを、それぞれの床が連続するように構築してもよい。
【0009】
なお、前記振動性状とは、例えば、重量、水平剛性、あるいは、これらから決まる固有周期等である。
【0010】
なお、前記第1の架構は鉄道上空部に構築されるため、一般に階高が高く、スパンが大きくなる。したがって、前記第1の架構は前記第2の架構に比べて水平剛性が大きくなる傾向がある。しかしながら、前記第1の架構の水平剛性よりも前記第2の架構の水平剛性が小さい場合においても、地震力や風力等が作用した場合には、前記連結部材による連結によって互いに干渉し合うように振動する双方の架構の振動が低減する。すなわち、本発明は、前記第1の架構と前記第2の架構との水平剛性の大小は問わない。
【0011】
なお、前記エネルギ吸収部材としては様々なものが考えられ、特に限定されるものではない。
【0012】
請求項2に記載の発明は、例えば図1に示すように、請求項1に記載の制振構造物10において、
前記第1の架構11と前記第2の架構12とは、それぞれの床が互いに連続するように構築されていることを特徴としている。
【0013】
請求項2に記載の発明によれば、前記第1の架構と前記第2の架構とは、それぞれの床が互いに連続するように構築されているため、前記第1の架構と前記第2の架構とが互いに行き来可能となり、利便性が向上する。
【0014】
なお、前記第1の架構と前記第2の架構とを構造的に分離した状態に、それぞれの床を互いに連続させて構築する方法としては、例えば、前記第1の架構と前記第2の架構とのうち、一方の構成部材を他方の構成部材に水平方向可動支承によって支持させるものがある。この場合、前記第1の架構と前記第2の架構とを互いに連続する空間の一部を構成するものとして構築することもできるし、前記第1の架構と前記第2の架構との間に、これらを互いに行き来可能なペデストリアンデッキが配設された状態に構築することもできる。
【0015】
請求項3に記載の発明は、例えば図1に示すように、請求項2に記載の制振構造物10において、
前記連結部材(連結梁13)は、前記第1の架構11の床下と前記第2の架構12の床下とのうち、少なくとも一方に配設されていることを特徴としている。
【0016】
請求項3に記載の発明によれば、前記連結部材が、前記第1の架構の床下と前記第2の架構の床下とのうち、少なくとも一方に配設されていることで、前記連結部材が床下に隠れる。したがって、意匠性が向上するとともに前記第1の架構と前記第2の架構との連結部のプランの自由度が向上する。
【0017】
請求項4に記載の発明は、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の制振構造物において、
前記エネルギ吸収部材は、オイルダンパであることを特徴としている。
【0018】
請求項4に記載の発明によれば、前記エネルギ吸収部材を、オイルダンパによって容易かつ安価に構成することができる。
【0019】
なお、前記オイルダンパとは、シリンダ内部に充填されたオイルの、粘性から生じる摩擦抵抗、すなわち粘性抵抗によってエネルギを吸収するものである。ここで、前記オイルダンパの詳細な構造、形状等は特に限定されるものではない。
【0020】
請求項5に記載の発明は、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の制振構造物において、
前記エネルギ吸収部材は、低降伏点鋼であることを特徴としている。
【0021】
請求項5に記載の発明によれば、前記エネルギ吸収部材を、低降伏点鋼によって容易かつ安価に構成することができる。
【0022】
なお、前記低降伏点鋼とは、早期に降伏する軟鋼の塑性変形によってエネルギを吸収するものである。ここで、前記低降伏点鋼の詳細な構造、形状等は、特に限定されるものでないことは勿論であり、例えば、平板状に形成されたもの、棒状に形成されたもの、梁材等の断面形状と一致する断面形状を有するもの等、様々な形状が考えられる。
【0023】
請求項6に記載の発明は、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の制振構造物において、
前記エネルギ吸収部材は、粘弾性ダンパであることを特徴としている。
【0024】
請求項6に記載の発明によれば、前記エネルギ吸収部材を、粘弾性ダンパによって容易かつ安価に構成することができる。ここで、前記粘弾性ダンパの詳細な構造、形状等は特に限定されるものではない。
【0025】
なお、前記粘弾性ダンパとは、粘弾性体を鋼材で挟み込んだものであり、粘弾性体の変形によってエネルギを吸収するものである。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下、図1を参照して、本発明である制振構造物の実施の形態例について詳細に説明する。
【0027】
本発明に係る駅舎(制振構造物)は、図1に示すように、少なくとも一部が鉄道線路rの上空部に構築される鉄骨造2階建の構造物であり、図1において符号10は駅舎を示す。
【0028】
駅舎10は、図1に示すように、鉄道線路rの上空部に構築される第1の架構11と、この第1の架構11に隣接して構築される第2の架構12、第1の架構11と第2の架構12とを連結する連結梁13(連結部材)、等から概略構成されている。
【0029】
第1の架構11は、鉄道線路rの両側部の地盤に埋め込まれた杭等11aの基礎上に構築され、鉄道線路rを走行する電車t等を回避するように構築されている。このため、1階の階高が高く大スパンで、鉄道線路rを交差する方向には、杭11aを連結する基礎梁が設けられていない構造となっている。
【0030】
第2の架構12は、鉄道線路rから離間した位置に、第1の架構11に対して隣接するように、地盤に埋め込まれた杭12a等の基礎上に構築されている。第2の架構12は、第1の架構11に比して小さいスパンで構築され、杭12aを連結する基礎梁12bを有し、耐震ブレース12cが配設されている。これにより、第2の架構12の水平剛性は第1の架構11の水平剛性よりも大きく設定されている。
【0031】
第1の架構11と第2の架構12との間にはエキスパンションジョイントが形成されている。すなわち、第1の架構11から第2の架構12に向けて伸びる長尺な梁11bは、第2の架構12から第1の架構11に向けた片持梁12dに、図示しない水平方向可動支承によって支持されている。そして、長尺な梁11bには床材が固定され、この床材は第2の架構12の床材と連続し、これにより第1の架構11と第2の架構12とは、互いに連続する空間の一部を構成するものとして構築されている。
【0032】
第1の架構11と第2の架構12とは、第1の架構11の床下に配設されるH型鋼等からなる連結梁13によって連結されている。この連結梁13はその途中に、図示しないオイルダンパを有する。オイルダンパとは、シリンダ内部に充填されたオイルの、粘性から生じる摩擦抵抗、すなわち粘性抵抗によってエネルギを吸収するものであり、周知の技術である。なお、オイルダンパの詳細な構造、形状等は特に限定されるものではない。
【0033】
以下に、地震力や風力等が作用した場合における制振構造物10の挙動について説明する。
【0034】
地震力や風力等が作用すると、互いに異なる振動性状を有する第1の架構11と第2の架構12とはそれぞれ独立に振動しようとするが、連結梁13によって連結されているために互いに干渉し合うように振動する。すなわち、第1の架構11と第2の架構12とがそれぞれ別個に立設されている場合に比して、第1の架構11の振動と第2の架構12の振動との双方が低減する。
【0035】
この際、連結梁13には、圧縮力と引張力とが略交互に作用する。ところで、連結梁13はオイルダンパを有するため、このオイルダンパに圧縮力と引張力が作用し、オイルの、粘性から生じる摩擦抵抗、すなわち粘性抵抗によって地震エネルギや風エネルギ等の吸収が行われる。したがって、第1の架構11の振動と第2の架構12の振動との双方がさらに低減する。
【0036】
本実施の形態によれば、以下に示す効果を得ることができる。
▲1▼鉄道線路rの上空部に構築される第1の架構11と、この第1の架構11に対して構造的に分離した状態に隣接して構築される第2の架構12とが、オイルダンパを有する連結梁13によって連結されている。そして、第1の架構11と第2の架構12とは互いに異なる振動性状を有する。これにより、地震力や風力等が作用した場合、第1の架構11と第2の架構12とは、連結梁13による連結によって互いに干渉し合うように振動する。この際、連結梁13の有するオイルダンパによって、地震エネルギや風エネルギ等の吸収が集中的に行われる。したがって、第1の架構11の振動と第2の架構12の振動との双方が低減する。以上により、第1の架構11と第2の架構12との双方を構成する柱材、梁材等の部材断面を小さく設定することができ、これら部材の材料コストを小さく抑えることができる。すなわち、一般に、階高やスパンが大きく設定され、鉄道線路rを交差する方向には基礎梁を設けることができない駅舎10を安価に構築することできる。
【0037】
▲2▼第1の架構11と第2の架構12とは、それぞれの床が互いに連続するように構築されているため、第1の架構11と第2の架構12とが互いに行き来可能となり、利便性が向上する。
【0038】
▲3▼連結梁13が、第1の架構11の床下の隠れた位置に配設されている。したがって、意匠性が向上するとともに第1の架構11と第2の架構12の連結部のプランの自由度が向上する。
【0039】
▲4▼エネルギ吸収部材を、オイルダンパによって容易かつ安価に構成することができる。
【0040】
なお、本発明は本実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で任意の変更が可能である。
【0041】
例えば、本実施の形態においては、駅舎10を鉄骨造としているが、特に鉄骨造に限定されるものではなく、例えば、鉄筋コンクリート造、鉄骨鉄筋コンクリート造であってもよい。また、例えば、梁材が鉄骨、柱材が鉄筋コンクリート等で構成されるハイブリッド構造であってもよい。
【0042】
また、本実施の形態においては、第1の架構11と第2の架構12とを、途中にオイルダンパを有する連結梁13によって連結している。しかしながら、連結梁13の途中に、例えば、早期に降伏して塑性変形することによりエネルギを吸収する低降伏点鋼を設けても良い。また、連結梁13の途中に、例えば、粘弾性体が鋼材で挟み込まれて構成され、粘弾性体の変形によってエネルギを吸収する粘塑性ダンパを設けてもよい。この際、低降伏点鋼や粘弾性ダンパの詳細な構造、形状等は特に限定されるものではない。
【0043】
また、第1の架構11と第2の架構12とを連結する連結部材は梁材に限られず、例えば、床材や壁材を連結部材として用いることもできる。この場合、例えば、床材や壁材に対して、それらの対角線となる位置等に耐震ブレースを配設し、この耐震ブレースの途中に、前記したオイルダンパ、低降伏点鋼、粘弾性ダンパ等を設ければよい。
【0044】
【発明の効果】
請求項1に記載の発明によれば、地震力や風力等が作用した場合、前記第1の架構と前記第2の架構とは、前記連結部材による連結によって互いに干渉し合うように振動する。この際、前記連結部材の有するエネルギ吸収部材によって、地震エネルギや風エネルギ等の吸収が集中的に行われる。したがって、前記第1の架構の振動と前記第2の架構の振動との双方が低減する。以上により、前記第1の架構と前記第2の架構との双方を構成する柱材、梁材等の部材断面を小さく設定することができ、これら部材の材料コストを小さく抑えることができる。すなわち、一般に、階高やスパンが大きく設定され、鉄道線路を交差する方向には基礎梁を設けることができない駅舎を安価に構築することできる。
【0045】
請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明と同様の効果を得ることができることは勿論のこと、前記第1の架構と前記第2の架構とが互いに行き来可能となり、利便性が向上する。
【0046】
請求項3に記載の発明によれば、請求項2に記載の発明と同様の効果を得ることができることは勿論のこと、前記連結部材が床下に隠れる。したがって、意匠性が向上するとともに前記第1の架構と前記第2の架構との連結部のプランの自由度が向上する。
【0047】
請求項4に記載の発明によれば、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の発明と同様の効果を得ることができることは勿論のこと、前記エネルギ吸収部材を、オイルダンパによって容易かつ安価に構成することができる。
【0048】
請求項5に記載の発明によれば、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の発明と同様の効果を得ることができることは勿論のこと、前記エネルギ吸収部材を、低降伏点鋼によって容易かつ安価に構成することができる。
【0049】
請求項6に記載の発明によれば、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の発明と同様の効果を得ることができることは勿論のこと、前記エネルギ吸収部材を、粘弾性ダンパによって容易かつ安価に構成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る駅舎の構造の一例を示す模式的な断面図である。
【図2】従来の駅舎の構造の一例を示す模式的な断面図である。
【符号の説明】
10    駅舎(制振構造物)
11   第1の架構
12   第2の架構
13   連結梁(連結部材)
r     鉄道線路

Claims (6)

  1. 少なくとも一部が鉄道線路の上空部に構築される制振構造物であって、
    鉄道線路の上空部に構築される第1の架構と、
    この第1の架構に対して構造的に分離した状態に隣接して構築され、前記第1の架構の振動性状と異なる振動性状を有する第2の架構と、
    前記第1の架構と前記第2の架構とを連結し、エネルギ吸収部材を有する連結部材とを備えることを特徴とする制振構造物。
  2. 前記第1の架構と前記第2の架構とは、それぞれの床が互いに連続するように構築されていることを特徴とする請求項1に記載の制振構造物。
  3. 前記連結部材は、前記第1の架構の床下と前記第2の架構の床下とのうち、少なくとも一方に配設されていることを特徴とする請求項2に記載の制振構造物。
  4. 前記エネルギ吸収部材は、オイルダンパであることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の制振構造物。
  5. 前記エネルギ吸収部材は、低降伏点鋼であることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の制振構造物。
  6. 前記エネルギ吸収部材は、粘弾性ダンパであることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の制振構造物。
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