JP2002004463A - 耐震架構構造及びその設計方法 - Google Patents

耐震架構構造及びその設計方法

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JP2002004463A JP2000186931A JP2000186931A JP2002004463A JP 2002004463 A JP2002004463 A JP 2002004463A JP 2000186931 A JP2000186931 A JP 2000186931A JP 2000186931 A JP2000186931 A JP 2000186931A JP 2002004463 A JP2002004463 A JP 2002004463A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ダンパーやRCラーメン架構を大断面とせずと
も、またコストのかかる中間梁を配置せずとも耐震架構
の耐震性を向上させる。 【構成】本発明に係る高架橋の下部構造1は、互いに対
向する位置にて立設された橋脚状の一対の柱2、2と該
柱の頂部に架け渡された梁3とからなるRCラーメン架
構4と、該RCラーメン架構の構面内に配置されたダン
パーブレース機構5とから概ね構成してある。ダンパー
ブレース機構5は、鉛直変位ダンパーとしての履歴減衰
型せん断ダンパー6と、該鉛直変位ダンパーを挟むよう
にしてその両側方に頂点にてそれぞれ接合された一対の
横V字状ブレース9、9とから構成してあり、該各横V
字状ブレースの2つの他端を柱2、2の中間位置近傍で
あって互いに上下に離間した位置にそれぞれ接合してあ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、耐震性が要求され
る耐震架構構造及びその設計方法、特に道路、鉄道等に
供される高架橋の下部構造に適用される耐震架構構造及
びその設計方法に関する。
【0002】
【従来の技術】道路、鉄道等の橋梁には、河川、海峡等
を横断する狭義の橋梁のほかに市街地において連続的に
建設される、いわゆる高架橋がある。かかる高架橋は、
効率的な土地利用の観点から、道路上、鉄道上あるいは
河川上の空間に連続して建設されるものであり、道路と
道路あるいは道路と鉄道とが平面で交差する場合にそれ
らのいずれかを高架橋とすることにより、交通渋滞を解
消することも可能となる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】かかる高架橋を構築す
るにあたり、従来は、RCラーメン架構からなる橋脚で
下部構造を構築するのが一般的であったが、最近では、
該RCラーメン架構にダンパーブレースを組み合わせた
下部構造が研究開発されている。
【0004】この下部構造は、RCラーメン架構の構面
内にダンパーブレースを配置してなるものであり、耐震
性を向上させることができるという点で今後多いに期待
されているものである。
【0005】しかしながら、ダンパーブレースを構成す
るダンパーを例えば鋼製ダンパーで構成する場合、材料
特性上、その許容変形量をあまり大きくとることができ
ず、大地震時においては、かかる鋼製ダンパーが先に破
断し、RCラーメン架構の靭性能を十分に活かすことが
できないという問題を生じていた。
【0006】また、ダンパーが比較的小さな変形で破断
してしまう場合には、ダンパーやRCラーメン架構の耐
力を増加せざるを得ないが、その場合には、当然ながら
基礎や杭にも耐力増加が要求されることとなり、結局、
全体として大断面の構造となり、コスト面で問題を生じ
ていた。
【0007】また、比較的高さの高い高架橋では、強度
あるいは剛性確保の関係上、中間高さ位置に梁を架け渡
す必要があるが、かかる中間梁は、橋軸及びその直交方
向に配置されるため、配筋が複雑となってコストを押し
上げる原因となるという問題を生じていた。
【0008】本発明は、上述した事情を考慮してなされ
たもので、ダンパーやRCラーメン架構を大断面とせず
とも、またコストのかかる中間梁を配置せずとも耐震性
を向上させることが可能な耐震架構構造及びその設計方
法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明に係る耐震架構構造は請求項1に記載したよ
うに、互いに対向する位置にて立設された一対の柱と該
柱の頂部に架け渡された梁とからなるRCラーメン架構
と、該RCラーメン架構の構面内に配置されたダンパー
ブレース機構とからなるとともに、該ダンパーブレース
機構を鉛直変位ダンパーと該鉛直変位ダンパーを挟むよ
うにしてその両側方に頂点にてそれぞれ接合された一対
の横V字状ブレースとから構成し、該各横V字状ブレー
スの2つの他端を前記各柱の中間位置近傍であって互い
に上下に離間した位置にそれぞれ接合したものである。
【0010】また、本発明に係る耐震架構構造は、前記
鉛直変位ダンパーを、水平方向の強制変形を吸収可能な
ダンパーとしたものである。
【0011】また、本発明に係る耐震架構構造の設計方
法は請求項3に記載したように、互いに対向する位置に
て立設された一対の柱と該柱の頂部に架け渡された梁と
からなるRCラーメン架構と、該RCラーメン架構の構
面内に配置されたダンパーブレース機構とからなるとと
もに、該ダンパーブレース機構を鉛直変位ダンパーと該
鉛直変位ダンパーを挟むようにしてその両側方に頂点に
てそれぞれ接合された一対の横V字状ブレースとから構
成し、該各横V字状ブレースの2つの他端を前記各柱の
中間位置近傍であって互いに上下に離間した位置にそれ
ぞれ接合してなる耐震架構構造の設計方法であって、該
耐震架構構造を、前記RCラーメン架構の剛接点を回転
バネに置換したRC解析モデルと、前記柱及び前記梁を
それぞれ仮想剛体柱、仮想剛体梁に置換して互いにピン
接合するとともに前記ダンパーブレース機構を前記各横
V字状ブレースの2つの他端が前記各仮想剛体柱の中間
位置近傍であって互いに上下に離間した位置にそれぞれ
接合してなるダンパーブレース解析モデルとに分解した
状態で個別にモデル化し、
【0012】前記耐震架構構造に作用させる設計外力P
のうち、前記ダンパーブレース解析モデルの負担分Pdb
を、Hを前記仮想剛体柱の高さ、Bを前記仮想剛体梁の
長さ、Qをダンパーの荷重変位特性として
【0013】Pdb=(B/H)Q
【0014】とするとともに、前記RC解析モデルの負
担分Prcを、
【0015】Prc=P―Pdb
【0016】とし、前記ダンパーブレース解析モデルに
Pdbを、前記RC解析モデルにPrcをそれぞれ作用させ
て弾塑性解析を個別に行い、前記耐震架構構造の断面設
計を行うものである。
【0017】本発明に係る耐震架構構造においては、大
地震時において柱の上下端に塑性ヒンジを生じるように
しておけば、各柱は、その上下端でのみ曲率が生じ、中
間位置近傍ではほぼ直線状に傾斜する変形状態となる。
【0018】そして、鉛直変位ダンパーは、かかる直線
傾斜状態の柱から強制変形を受けることになるため、該
ダンパーに生じる相対鉛直変形量は、梁の長さをB、柱
の高さをHとしたときのRCラーメン架構の縦横比B/
Hの大きさに応じてRCラーメン架構に生じる水平変形
量ΔHよりも低減され、(B/H)ΔHとなる。例え
ば、縦横比B/Hが二分の1の細長いRCラーメン架構
であれば、鉛直変位ダンパーに生じる相対鉛直変形量
は、RCラーメン架構に生じる水平変形量ΔHのほぼ二
分の一となる。
【0019】したがって、この場合について言えば、R
Cラーメン架構が従来よりも二倍の変形量まで変形する
ことが可能となり、RCラーメン架構の靭性は十分に活
用される。
【0020】なお、各横V字状ブレースは、直線傾斜状
態となった柱から傾斜方向の強制変形を受け、該強制変
形によってそれらの頂点で鉛直変位ダンパーから鉛直方
向の反力を受けるだけなので、各横V字状ブレースは、
三角トラスに似た構造となり、曲げモーメントがほとん
ど発生しない。したがって、横V字状ブレースは、それ
らの端部をピン接合とせずとも実質的にはトラス構造と
して設計することが可能となる。
【0021】上述した本発明に係る耐震架構構造を設計
するには、まず、耐震架構構造をRC解析モデルとダン
パーブレース解析モデルの2つに分解した状態でモデル
化する。これは、RCラーメン架構とダンパーブレース
機構とが混在した全体系で考えた場合にそのモデル化が
煩雑かつ困難になったり、解析時間が長くなったりして
実用化に適さないことに鑑みたものである。
【0022】ここで、RC解析モデルは、RCラーメン
架構をその柱の上下端で塑性化させることを前提とし、
RCラーメン架構の剛接点(柱頭及び柱脚)を回転バネ
に置換したものと考えてモデル化する。
【0023】一方、ダンパーブレース解析モデルは、上
述の柱及び梁をそれぞれ仮想剛体柱、仮想剛体梁に置換
して互いにピン接合するとともに、上述のダンパーブレ
ース機構を各横V字状ブレースの2つの他端が各仮想剛
体柱の中間位置近傍であって互いに上下に離間した位置
にそれぞれ接合してなるものと考えてモデル化する。
【0024】これは、RCラーメン架構をその柱の上下
端で塑性化させることを前提とした場合、柱は、その上
下端でのみ曲率を持ち、中間位置では、直線状に傾いた
状態となるとともに、鉛直変位ダンパーにはかかる変形
状態のRCラーメン架構から強制変形が作用することと
なるため、結局、RCラーメン架構の全体変形のうち、
上述した縦横比B/Hに応じた比率分が鉛直変位ダンパ
ーに強制変形として入り、その結果として、鉛直変位ダ
ンパーが相対変形を生ずる。
【0025】したがって、柱及び梁をそれぞれ仮想剛体
柱、仮想剛体梁に置換して互いにピン接合し、該仮想剛
体柱にダンパーブレース機構の各横V字状ブレースを上
述したように接合されてなるものと考えてモデル化を行
うことは、工学的に十分な妥当性を持つ。
【0026】このようにRC解析モデルとダンパーブレ
ース解析モデルのモデル化が終了したならば、耐震架構
構造に作用させるべき設計外力Pを、RC解析モデルと
ダンパーブレース解析モデルのそれぞれに分配する、す
なわち、ダンパーブレース解析モデルにはPdbを、RC
解析モデルにはPrcをそれぞれ作用させて弾塑性解析を
個別に行い、しかる後にそれぞれの解析結果にしたがっ
て耐震架構構造の断面設計を行う。
【0027】ここで、ダンパーブレース解析モデルの負
担分Pdbは、Hを仮想剛体柱の高さ、Bを仮想剛体梁の
長さ、Qをダンパーの荷重変位特性としたならば、
【0028】Pdb=(B/H)Q
【0029】と表すことができるとともに、RC解析モ
デルの負担分Prcについては、
【0030】Prc=P―Pdb
【0031】と表すことができる。
【0032】この式からわかるように、ダンパーブレー
ス解析モデルの負担分Pdbは、(B/H)が決まれば、
後はダンパーの荷重変位特性Qによって一義的に決定さ
れることとなり、本来であれば、RCラーメン架構とダ
ンパーブレース機構とが混在した複雑な構造モデルとし
て解析しなければならないものが、RCラーメン架構と
ダンパーブレース機構とを独立させて個別に解析できる
ようになり、設計実務上、きわまえて有効な簡略設計方
法となる。
【0033】本発明で言うところの耐震架構構造がどの
部位に適用されるかは任意であり、例えば建築物の耐震
壁に適用してもよいし、高架橋の下部構造である橋脚に
適用してもよい。なお、高架橋は、鉄道用高架橋、道路
用高架橋などを含む概念であり、その用途が任意である
ことは言うまでもない。
【0034】横V字状ブレースは、主として鉄骨ブレー
ス材を採用することが可能である。
【0035】鉛直変位ダンパーは、典型的には、極軟鋼
やスリット入り薄鋼板等で構成した履歴減衰型せん断ダ
ンパーが考えられるが、相対鉛直変形によって減衰力を
発揮できるものであればいかなる原理、構造のダンパー
でもよく、履歴減衰型曲げダンパーなども採用可能であ
る。
【0036】なお、本発明でいう「中間位置近傍」と
は、柱の脚部及び頭部を除いた適宜位置という意味であ
って、それらの間であればいかなる場所でもよい。
【0037】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る耐震架構構造
及びその設計方法の実施の形態について、添付図面を参
照して説明する。なお、従来技術と実質的に同一の部品
等については同一の符号を付してその説明を省略する。
【0038】図1は、本実施形態に係る耐震架構構造と
しての高架橋の下部構造を橋軸方向から見た正面図であ
る。同図でわかるように、本実施形態に係る高架橋の下
部構造1は、互いに対向する位置にて立設された橋脚状
の一対の柱2、2と該柱の頂部に架け渡された梁3とか
らなるRCラーメン架構4と、該RCラーメン架構の構
面内に配置されたダンパーブレース機構5とから概ね構
成してあり、柱2は、杭7を打ち込んだ上でその上に設
けられたフーチング8に立設してある。
【0039】ダンパーブレース機構5は、鉛直変位ダン
パーとしての履歴減衰型せん断ダンパー6と、該鉛直変
位ダンパーを挟むようにしてその両側方に頂点にてそれ
ぞれ接合された一対の横V字状ブレース9、9とから構
成してあり、該各横V字状ブレースの2つの他端を柱
2、2の中間位置近傍であって互いに上下に離間した位
置にそれぞれ接合してある。
【0040】履歴減衰型せん断ダンパー6は、地震時の
振動エネルギーを履歴減衰によって吸収し、橋軸に直交
する方向の高架橋の揺れを速やかに収斂させるようにな
っている。
【0041】かかる履歴減衰型せん断ダンパー6は、通
常の薄鋼板にスリットを多数入れて構成したり、極軟鋼
で形成されたもので構成することが可能であり、必要に
応じて補剛リブを設け、局部座屈を防止するのが望まし
い。かかる履歴減衰型せん断ダンパー6は、メンテナン
ス時に交換できるよう、横V字状ブレース9、9の間に
着脱自在に取り付けておくのがよい。
【0042】横V字状ブレース9は、例えば鉄骨材で構
成することが可能であり、互いに90゜の角度で配置さ
れているのが望ましい。
【0043】本実施形態に係る耐震架構構造としての高
架橋の下部構造1においては、まず、大地震時において
柱の上下端に塑性ヒンジを生じるようにしておくことを
前提とする。このようにすれば、各柱2は、その上下端
でのみ曲率が生じ、中間位置近傍ではほぼ直線状に傾斜
する変形状態となる。
【0044】そして、履歴減衰型せん断ダンパー6は、
かかる直線傾斜状態の柱2から強制変形を受けることに
なるため、該履歴減衰型せん断ダンパーに生じる相対鉛
直変形量δdは、図2に示すように、梁の長さをB、柱
の高さをHとしたときのRCラーメン架構4の縦横比B
/Hの大きさに応じてRCラーメン架構4に生じる水平
変形量ΔHよりも低減され、(B/H)ΔHとなる。
【0045】すなわち、RCラーメン架構4のせん断変
形角をθとすると、
【0046】 δd=2・tanθ・B/2、tanθ=ΔH/H
【0047】であるので、δdは(B/H)ΔHとな
る。
【0048】例えば、縦横比B/Hが二分の1の細長い
RCラーメン架構であれば、鉛直変位ダンパーに生じる
相対鉛直変形量δdは、RCラーメン架構4に生じる水
平変形量ΔHのほぼ二分の一となる。
【0049】したがって、この場合について言えば、履
歴減衰型せん断ダンパー6が先行破断することなく、R
Cラーメン架構4が従来よりも二倍の変形量まで変形す
ることが可能となり、RCラーメン架構4の靭性は十分
に活用される。
【0050】なお、各横V字状ブレース9、9は、直線
傾斜状態となった柱2、2から傾斜方向の強制変形を受
け、該強制変形によってそれらの頂点で履歴減衰型せん
断ダンパー6から鉛直方向の反力を受けるだけなので、
各横V字状ブレース9、9は、三角トラスに似た構造と
なり、曲げモーメントがほとんど発生しない。したがっ
て、横V字状ブレース9、9は、それらの端部を柱2、
2にピン接合とせずとも実質的にはトラス構造として設
計することが可能となる。
【0051】次に、本発明に係る耐震架構構造としての
高架橋の下部構造1を設計するには、まず、耐震架構構
造である高架橋の下部構造1を、図3に示すようにRC
解析モデル11と、ダンパーブレース解析モデル12の
2つに分解した状態でモデル化する。これは、RCラー
メン架構4とダンパーブレース機構5とが混在した全体
系で考えた場合にそのモデル化が煩雑かつ困難になった
り、解析時間が長くなったりして実用化に適さないこと
に鑑みたものである。
【0052】ここで、RC解析モデル11は、RCラー
メン架構4をその柱2の上下端で塑性化させることを前
提とし、RCラーメン架構の剛接点(柱頭及び柱脚)を
同図に示すように回転バネ21に置換したものと考えて
モデル化する。
【0053】なお、回転バネ21は、変位(回転量)に
関して非線形のバネであって、回転量が小さい領域、つ
まり弾性領域では、剛接に相当する大きな剛性を持つ
が、変形が進むにつれて塑性化し、大変形領域では、剛
性が小さな塑性ヒンジとなるような特性として付与され
るものである。
【0054】一方、ダンパーブレース解析モデル12
は、上述の柱2及び梁3をそれぞれ仮想剛体柱22、仮
想剛体梁23に置換して互いにピン接合するとともに、
上述のダンパーブレース機構5を各横V字状ブレース
9、9の2つの他端が各仮想剛体柱22、22の中間位
置近傍であって互いに上下に離間した位置にそれぞれ接
合してなるものと考えてモデル化する。
【0055】これは、RCラーメン架構4をその柱2の
上下端で塑性化させることを前提とした場合、柱2は、
その上下端でのみ曲率を持ち、中間位置では、直線状に
傾いた状態となるとともに、履歴減衰型せん断ダンパー
6にはかかる変形状態のRCラーメン架構4から強制変
形が作用することとなるため、結局、RCラーメン架構
4の全体変形ΔHのうち、上述した縦横比B/Hに応じ
た比率分が履歴減衰型せん断ダンパー6に強制変形とし
て入り、その結果として、履歴減衰型せん断ダンパー6
に生ずる相対変形δdは、(B/H)ΔHとなる。
【0056】したがって、柱2及び梁3をそれぞれ仮想
剛体柱22、仮想剛体梁23に置換して互いにピン接合
し、該仮想剛体柱にダンパーブレース機構5の各横V字
状ブレース9、9を上述したように接合されてなるもの
と考えてモデル化を行うことは、工学的に十分な妥当性
を持つ。
【0057】このようにRC解析モデル11とダンパー
ブレース解析モデル12のモデル化が終了したならば、
耐震架構構造である高架橋の下部構造1に作用させるべ
き設計外力Pを、RC解析モデル11とダンパーブレー
ス解析モデル12のそれぞれに分配する、すなわち、ダ
ンパーブレース解析モデル12にはPdbを、RC解析モ
デル11にはPrc(Prc=P―Pdb)をそれぞれ作用さ
せて弾塑性解析を個別に行い、しかる後にそれぞれの解
析結果にしたがって耐震架構構造の断面設計を行うとと
もに、高架橋の下部構造1の全体性能については、それ
ぞれの解析結果を重ね合わせたものとして評価する。
【0058】ここで、履歴減衰型せん断ダンパー6の荷
重変位特性(相対変形量ΔHに対する荷重)をQと定義
したならば、該ダンパーに強制的な相対変形(B/H)
ΔHが入るのであるから、ダンパーブレース解析モデル
12の負担分Pdbは、その強制変形から自ずと定まり、
(B/H)Qと表すことができる。
【0059】この式からわかるように、ダンパーブレー
ス解析モデル12の負担分Pdbは、(B/H)が決まれ
ば、後はダンパーの荷重変位特性Qによって一義的に決
定されることとなる。
【0060】以上説明したように、本実施形態に係る高
架橋の下部構造1によれば、履歴減衰型せん断ダンパー
6は、直線傾斜状態の柱2から強制変形を受けることに
なるため、該履歴減衰型せん断ダンパーに生じる相対鉛
直変形量δdは、RCラーメン架構4の縦横比B/Hの
大きさに応じてRCラーメン架構4に生じる水平変形量
ΔHよりも低減され、(B/H)ΔHとなる。
【0061】したがって、例えばB/H=1/2となる
ような場合には、RCラーメン架構4を従来よりも二倍
の変形量まで変形させてその靭性を十分に活用すること
が可能となり、履歴減衰型せん断ダンパー6の履歴減衰
による振動エネルギー吸収作用と相まって、大断面設計
とせずとも、より合理的な断面設計で大地震に十分な耐
震性を確保することが可能となる。ここで、従来のよう
な中間梁を省略することができることは言うまでもな
い。
【0062】また、本実施形態に係る高架橋の下部構造
1によれば、各横V字状ブレース9、9は、直線傾斜状
態となった柱2から傾斜方向の強制変形を受け、該強制
変形によってそれらの頂点で履歴減衰型せん断ダンパー
6から鉛直方向の反力を受けるだけなので、各横V字状
ブレース9、9は、三角トラスに似た構造となり、曲げ
モーメントがほとんど発生しない。
【0063】したがって、横V字状ブレース9、9は、
それらの端部をピン接合とせずとも実質的にはトラス構
造として設計することが可能となり、比較的小さな断面
の鉄骨材で構成することができるとともに、柱2との接
合箇所を剛接合としても該箇所にて曲げ破壊する懸念も
なくなる。
【0064】なお、本実施形態に係る高架橋の下部構造
1によれば、RCラーメン架構4の構面内に横V字状ブ
レース9、9を配置してあるため、基礎梁を設置せずと
も、橋軸に直交する水平方向の剛性を十分に確保するこ
とが可能となる。
【0065】また、本実施形態に係る耐震架構構造の設
計方法によれば、本来であれば、RCラーメン架構4と
ダンパーブレース機構5とが混在した複雑な構造モデル
として解析しなければならないものが、RCラーメン架
構4とダンパーブレース機構5とを独立させて個別に解
析できるようになり、設計実務上、きわまえて有効な簡
略設計方法となる。
【0066】本実施形態では、鉛直変位ダンパーとして
履歴減衰型せん断ダンパー6を採用したが、鉛直相対変
位に対して減衰力を発揮するものであればどのようなダ
ンパーでもよく、例えば履歴減衰型曲げダンパーを使用
することも可能である。
【0067】また、本実施形態では特に言及しなかった
が、水平方向の強制変形を吸収可能なダンパーを採用す
れば、該ダンパーに軸力が発生しないため、上述した作
用効果に加えて、大変形時における軸力の影響を取り除
くことができるという作用効果も奏する。
【0068】図4乃至図9は、このような水平変位吸収
型ダンパーを示したものである。なお、これらはすべて
履歴減衰型曲げダンパーで構成してあるが、せん断ダン
パーでも同様に構成可能であることは言うまでもない。
【0069】まず、図4に示した水平変位吸収型ダンパ
ー24は、横V字状ブレース9、9の頂部にそれぞれダ
ンパ部材25a、25bを対向配置し、それらの先端
を、横V字状ブレース9、9の鉛直相対変位に対しては
曲げ変形が生じるようにかつ水平相対変位(同図矢印方
向)に対してはこれを許容できるように相互に連結して
ある。
【0070】すなわち、ダンパ部材25a、ダンパ部材
25bの先端にはそれぞれ凹部26、凸部27を形成し
てあり、凹部26内に凸部27を進退自在に嵌め込むこ
とによって、横V字状ブレース9、9の水平相対変位を
吸収しつつ、鉛直力を相互に伝達可能な構造となってい
る。
【0071】次に、図5に示した水平変位吸収型ダンパ
ー30は、横V字状ブレース9、9の頂部に円筒状凹部
31が形成されたダンパ部材32と、円筒状凸部33が
形成されたダンパ部材34をそれぞれ設け、ダンパ部材
32の円筒状凹部31にダンパ部材34の円筒状凸部3
3を進退自在に挿入してなる。
【0072】本変形例の作用効果については、上述した
変形例とほぼ同様であるので、ここではその説明を省略
する。
【0073】次に、図6に示した水平変位吸収型ダンパ
ー40は、一方の横V字状ブレース9の頂部に水平に突
設された一対のダンパ部材42、42で他方の横V字状
ブレース9の頂部に水平に突設されたダンパ部材41を
挟み込んでなる。かかる構造は、基本的には、図4に示
したものと同じであり、その作用効果については繰り返
し説明することは省略するが、図4の変形例とは異な
り、鉛直方向の繰り返し強制変形によってダンパ部材4
2、42の間隔が拡がり、ダンパ部材41との接触が維
持できなくなる懸念がある。
【0074】そのため、ダンパ部材42、42に設けら
れた丸孔45及びダンパ部材41に形成された長孔43
にボルト44を通し、これらダンパ部材の曲げ変形が拘
束されない程度になおかつ横V字状ブレース9、9同士
の水平相対変位の吸収が妨げられることがない程度にナ
ット46で緩く締め付けてある。したがって、鉛直方向
の繰り返し強制変形によってダンパ部材42、42の間
隔が拡がる懸念がないのであれば、ボルト44及びナッ
ト46による締結を省略してもよい。
【0075】次に、図7に示した水平変位吸収型ダンパ
ー47は、図6で用いたダンパ部材42、ダンパ部材4
1を交互に配置して櫛状構造としてある。かかる構成に
おける作用効果は、図6の変形例とほぼ同様であるので
その内容については省略するが、ダンパ部材41やダン
パ部材42の配置組数を変更することによって、エネル
ギー減衰量や曲げ剛性を適宜設定することが可能となる
という作用効果も奏する。
【0076】次に、図8に示した水平変位吸収型ダンパ
ー50は、図6や図7のようにダンパ部材41とダンパ
部材42とを直接接触させて鉛直力を伝達させるのでは
なく、ダンパ部材41とダンパ部材42との間にボルト
51及びナット52を介在させ、該ボルトのせん断力を
介してダンパ部材41とダンパ部材42で鉛直力を伝達
させるようになっている。ちなみに、本変形例は、図6
に示す構造を水平軸線廻りに直角に回転させたものに相
当する。
【0077】次に、図9(a)に示した水平変位吸収型ダ
ンパー60は、一方の横V字状ブレース9の頂部に取り
付けられた基部61と該基部から突設されたダンパ本体
62aとからなるダンパ部材63aと、他方の横V字状
ブレース9の頂部に取り付けられた基部61と該基部か
ら突設されたダンパ本体62bとからなるダンパ部材6
3bとからなるとともに、ダンパ部材63a及びダンパ
部材63bをそれらの先端にて互いに嵌合して構成して
あり、基部61は、ダンパ本体62a、62bよりも拡
幅形成してある。
【0078】かかる構成によれば、基部61において曲
げモーメントが最大となるものの、該基部での引張応力
が低減されるため、接合箇所での破断を未然に防止する
ことが可能となる。
【0079】また、同図(b)に示す水平変位吸収型ダン
パー70のように、基部断面を徐々に拡幅してテーパ状
としたダンパ部材71a、ダンパ部材71bを使用すれ
ば、引張応力が同じ領域、ひいては曲げ降伏域が拡が
り、エネルギー吸収性能を向上させることも可能とな
る。
【0080】
【発明の効果】以上述べたように、本発明に係る耐震架
構構造によれば、RCラーメン架構を従来よりも変形さ
せてその靭性を十分に活用することが可能となり、ダン
パーの減衰による振動エネルギー吸収作用と相まって、
大断面設計とせずとも、より合理的な断面設計で大地震
に十分な耐震性を確保することが可能となる。
【0081】また、本発明に係る耐震架構構造の設計方
法によれば、本来であれば、RCラーメン架構とダンパ
ーブレース機構とが混在した複雑な構造モデルとして解
析しなければならないものが、RCラーメン架構とダン
パーブレース機構とを独立させて個別に解析できるよう
になり、設計実務上、きわまえて有効な簡略設計方法と
なる。
【0082】
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態に係る耐震架構構造としての高架橋
の下部構造を橋軸方向から見た正面図。
【図2】本実施形態に係る耐震架構構造としての高架橋
の下部構造の作用を示した概念図。
【図3】本実施形態に係る耐震架構構造の設計方法の基
本的な考え方を示した概念図。
【図4】変形例に係る鉛直変位ダンパーの詳細図であ
り、(a)は正面図、(b)は(a)のA−A線に沿う鉛直断面
図。
【図5】変形例に係る鉛直変位ダンパーの詳細図。
【図6】変形例に係る鉛直変位ダンパーの詳細図であ
り、(a)は正面図、(b)は平面図。
【図7】変形例に係る鉛直変位ダンパーの詳細図。
【図8】変形例に係る鉛直変位ダンパーの詳細図であ
り、(a)は正面図、(b)は(a)のB−B線に沿う鉛直断面
図。
【図9】変形例に係る鉛直変位ダンパーの詳細図。
【符号の説明】
1 高架橋の下部構造(耐震
架構構造) 2 柱 3 梁 4 RCラーメン架構 5 ダンパーブレース機構 6 履歴減衰型せん断ダンパ
ー(鉛直変位ダンパー) 9 横V字状ブレース 11 RC解析モデル 12 ダンパーブレース解析モ
デル 21 回転バネ 22 仮想剛体柱 23 仮想剛体梁 24、30、40、47、50、60、70水平変位吸
収型ダンパー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) E04B 1/98 E04B 1/98 E E04H 9/02 311 E04H 9/02 311

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに対向する位置にて立設された一対
    の柱と該柱の頂部に架け渡された梁とからなるRCラー
    メン架構と、該RCラーメン架構の構面内に配置された
    ダンパーブレース機構とからなるとともに、該ダンパー
    ブレース機構を鉛直変位ダンパーと該鉛直変位ダンパー
    を挟むようにしてその両側方に頂点にてそれぞれ接合さ
    れた一対の横V字状ブレースとから構成し、該各横V字
    状ブレースの2つの他端を前記各柱の中間位置近傍であ
    って互いに上下に離間した位置にそれぞれ接合したこと
    を特徴とする耐震架構構造。
  2. 【請求項2】 前記鉛直変位ダンパーを、水平方向の強
    制変形を吸収可能なダンパーとした請求項1記載の耐震
    架構構造。
  3. 【請求項3】 互いに対向する位置にて立設された一対
    の柱と該柱の頂部に架け渡された梁とからなるRCラー
    メン架構と、該RCラーメン架構の構面内に配置された
    ダンパーブレース機構とからなるとともに、該ダンパー
    ブレース機構を鉛直変位ダンパーと該鉛直変位ダンパー
    を挟むようにしてその両側方に頂点にてそれぞれ接合さ
    れた一対の横V字状ブレースとから構成し、該各横V字
    状ブレースの2つの他端を前記各柱の中間位置近傍であ
    って互いに上下に離間した位置にそれぞれ接合してなる
    耐震架構構造の設計方法であって、該耐震架構構造を、
    前記RCラーメン架構の剛接点を回転バネに置換したR
    C解析モデルと、前記柱及び前記梁をそれぞれ仮想剛体
    柱、仮想剛体梁に置換して互いにピン接合するとともに
    前記ダンパーブレース機構を前記各横V字状ブレースの
    2つの他端が前記各仮想剛体柱の中間位置近傍であって
    互いに上下に離間した位置にそれぞれ接合してなるダン
    パーブレース解析モデルとに分解した状態で個別にモデ
    ル化し、 前記耐震架構構造に作用させる設計外力Pのうち、前記
    ダンパーブレース解析モデルの負担分Pdbを、Hを前記
    仮想剛体柱の高さ、Bを前記仮想剛体梁の長さ、Qをダ
    ンパーの荷重変位特性として Pdb=(B/H)Q とするとともに、前記RC解析モデルの負担分Prcを、 Prc=P―Pdb とし、前記ダンパーブレース解析モデルにPdbを、前記
    RC解析モデルにPrcをそれぞれ作用させて弾塑性解析
    を個別に行い、前記耐震架構構造の断面設計を行うこと
    を特徴とする耐震架構構造の設計方法。
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