JP2004026548A - スラグの冷却方法およびスラグ生成設備 - Google Patents

スラグの冷却方法およびスラグ生成設備 Download PDF

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Abstract

【課題】十分な圧縮強度を確保でき、短時間に冷却できて生産性がよい。
【解決手段】成分調整するか、ベースメタル上で溶融するプラズマ式溶融炉を使用し、溶融スラグのFeの濃度を20wt%〜70wt%の範囲とし、溶融スラグMSを一対の冷却用ロール2A,2B間に導入して板状に成形し冷却することにより、無端回動体の入口で900〜1200℃の溶融スラグを、灰の塩基度CaO(wt%)/SiO(wt%)と板状スラグの板厚に対応した冷却速度で800℃まで冷却して、結晶析出点を通過させ、板状スラグの結晶化度を10%以上とする。
【選択図】    図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、灰溶融炉から排出されるスラグの冷却方法およびスラグ生成設備に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、灰溶融炉から排出される溶融スラグは、直接冷却水中に投入して冷却することにより水砕スラグを生成するものがあり、また溶融スラグをバケットなどに収容して自然空冷するものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、水冷により生成される水砕スラグは、熱応力による割れのために細粒となり、またガラス質状の非結晶質であるため、圧縮強度が小さいという問題があった。このため、たとえば道路用アスファルトの骨材として使用する場合、水砕スラグには細粒が多く、規格上許容される粒度分布の範囲が狭い。また圧縮強度が低いために添加できる量が限られ、歩留まりが悪く有効利用されにくいという問題があった。
【0004】
一方、自然空冷されるスラグは、結晶質で圧縮強度は十分であるが、固化に長時間を要するため、広い空冷エリアが必要で、生産性が低いという問題があった。
【0005】
本発明は上記問題点を解決して、十分な圧縮強度を確保できるとともに、短時間に冷却できて生産性が高い溶融スラグの冷却方法およびスラグ生成設備を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために請求項1記載の発明は、溶融スラグを一対の冷却用無端回動体の間に導入して板状に成形し冷却するに際し、前記無端回動体の入口で900〜1200℃の溶融スラグを、冷却用無端回動体間を通過させることにより、灰の塩基度CaO(wt%)/SiO(wt%)と板状スラグの板厚に対応した冷却速度で800℃まで冷却して結晶析出点を通過させ、板状スラグの結晶化度を10%以上とするものである。
【0007】
上記構成によれば、灰を成分の塩基度CaO(wt%)/SiO(wt%)と、板状スラグの板厚に対応して、冷却速度を制御することにより、板状スラグにに結晶化度10%以上で析出させることができる。したがって、板状スラグにアスファルトの骨材として必要な圧縮強度を確保できるとともに、自然空冷に比較して冷却に要する時間や空冷エリアを大幅に減縮することができ、生産性を向上させることができる。
【0008】
請求項3記載の発明は、灰を加熱溶融する溶融炉と、対向部が下方に移動するように相対方向に回動される一対の冷却用無端回動体の間に、前記溶融炉から溶融スラグを導入して板状スラグに成形し冷却するスラグ冷却装置と、前記灰の塩基度CaO(wt%)/SiO(wt%)と板状スラグの板厚に基づいて、スラグの冷却速度を制御するスラグ生成制御装置とを具備し、前記板状スラグの結晶化度が10%以上の板状スラグを生成するように構成したものである。
【0009】
上記構成によれば、灰溶融炉から排出される溶融スラグを冷却用無端回動体により連続して冷却成形することができ、冷却用無端回動体により灰の塩基度と板厚に対応した冷却速度で溶融スラグを板状に圧延形成することにより、結晶化度が10%以上の板状スラグを効率良く生産することができ、これによりアスファルトなどの骨材として使用可能な十分な圧縮強度を得ることができる。したがって、自然空冷却に比較して冷却時間も短くてすみ、広い空冷エリアも不要で、生産性を向上することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
ここで、本発明に係るスラグ生成設備の実施の形態を図1〜図16に基づいて説明する。
【0011】
図1に示すように、このスラグ生成設備は、たとえば溶融炉(図ではプラズマ式)21から連続して排出される溶融スラグMSをスラグ冷却装置1に導入し、スラグ冷却装置1の冷却用無端回動体の一例である一対の冷却用ロール2A,2Bにより冷却して少なくとも表面が固化された板状スラグCSに成形し、その冷却速度を水冷に比べて十分に遅くしてスラグの結晶化度を10〜70%に高め、板状スラグCSの一軸圧縮強度を、アスファルトなどの骨材として使用可能な980×10Pa以上(100kgf/cm以上)に高めるもので、自然空冷に比べて大幅な冷却時間の短縮を図り、生産性を高めることができるものである。
【0012】
灰溶融炉21は、たとえばプラズマ式電気炉が採用され、炉本体22の一端側に灰投入口23が形成されるとともに、他端側にスラグ排出口24が形成されている。灰投入口23には、灰ホッパ25の灰Aを所定量ずつ炉本体22内に供給する灰プッシャー26が配置されている。
【0013】
この炉本体22の底部にはベースメタルBMが収容配置され、炉本体2の天部には、昇降位置調整自在な複数の電極(陰電極および陽電極)28が昇降自在に垂下されており、炉本体22および電極28に形成されたガス供給孔29から不活性ガス(たとえば窒素ガス)を炉本体22内に充填されて不活性ガス(酸素不足)雰囲気に保持し、電源装置30から供給された電流により、電極28とベースメタルBMとの間にプラズマアークを発生させ、ベースメタルBM上の灰Aを加熱溶融して溶融スラグMSを生成する。スラグ排出口24には、一定量を越えた溶融スラグMSをオーバーフローさせて排出する堰部31が設けられ、スラグ排出口24から溶融スラグMSをほぼ連続して滴下排出するように構成されている。なお、プラズマアークを停止後、炉本体22を傾けてスラグ排出口24から溶融スラグMSを滴下排出するものであってもよい。
【0014】
スラグ冷却装置1は、図1〜図3に示すように、基台フレーム3上に溶融炉21のスラグ排出口24側下位と外側上位に水平方向の前後一対の冷却用ロール2A,2Bがロール軸受4A,4Bを介して回転自在に配置されている。そして外側上位側の可動ロール軸受4Bが手前側の固定ロール軸受4Aに対して接近離間自在に構成され、固定ロール軸受4Aに支持された固定冷却用ロール2Aと可動ロール軸受4Bに支持された可動冷却用ロール2Bが配置される。可動冷却用ロール2Bの可動ロール軸受4Bに、たとえば駆動源をコイルばねやエアシリンダなどからなる付勢機構を有するロール付勢装置を設置してもよいが、ここでは可動冷却用ロール2Bの自重と冷却水(冷却流体)の重量を利用して、固定冷却用ロール2A側に付勢するように構成されており、その加圧力は、ウェイトなどを使用することでたとえば9.8×10〜9.8×10Pa(10〜100kg/cm)の範囲で調整可能となっている。そして、両冷却用ロール2,2は、ロール回転駆動装置(電動または油圧モータ)6により、チェーンとスプロケット、分配ギヤなどからなる連動機構7を介して対抗部(成形隙間部)が下方に移動するように相対方向に同期速度で回転駆動される。
【0015】
前記冷却用ロール2A,2Aは同一構造で、ガイド堰20と冷却手段8を具備している。この冷却手段8は大型の灰溶融炉21から連続的に溶融スラグMSが供給されるような大規模な設備に適したもので、図2に示すように、回転軸2bからロール本体2a内に冷却流体(冷却水または冷却空気)を供給排出する冷却用流路8a,8b,8cが形成されており、冷却流体は一方のロータリジョイント8dからの回転軸2bの冷却用流路8bを介してロール本体2a内に供給され、回転軸2bの冷却用流路8cからロータリジョイント8eを介して排出される。
【0016】
なお、冷却手段8の他の実施の形態として、図17に示すように、冷却用ロール2A,2Bの外周面に、外部エアノズル16から冷却エアを吹き付ける冷却手段18Aや、図18に示すように、冷却用ロール2の外周面に、外部冷却水ノズル17から冷却水を吹き付ける冷却手段18Bであってもよい。19は冷却用ロール2の表面に付着した水滴を除去するスクレーパである。
【0017】
また上記冷却用ロール2,2は、スラグと接触する外周材を鋼製としたが、少なくともスラグと接触する外周材を、鋼製の熱伝導率に比較して1/10程度の低い熱伝導率でかつ耐熱性で機械的強度を有する材質により形成して、冷却時間を長くすることもできる。たとえばこのような材質として、カーボンやセラミックスが採用可能で、図19に示すように、中実のカーボン製またはセラミックス製のロール2Cや、図20に示すように、鋼製ロール軸2aの外周部にカーボン製またはセラミックス製の外筒2bを外嵌固定した複合ロール2Dとなる。
【0018】
スラグ冷却装置1の冷却用ロール2A,2B出口側には、成形されて下方に排出される板状スラグCSを受け止めるスチールコンベヤ12が配置され、板状スラグCSがスチールコンベヤ12上で折れ曲がって破断される。なお、必要に応じてスチールコンベヤ12の上方に所定長さで板状の板状スラグCSを強制的に破断させる破断装置11や切断装置を設けてもよい。
【0019】
スチールコンベヤ9により搬送された板状スラグCSの破断片はトレイ13に投入され、後工程で破砕機により粉砕されてアスファルトなどの骨材として再利用される。
【0020】
冷却用ロール2A,2Bの出口には、板状スラグCSの板厚を検出するスラグ厚み検出センサ(板厚検出手段)Stと、冷却用ロール2A,2Bの出口の板状スラグCSの温度(表面温度)を検出する第1温度センサ(高温部温度検出手段)T1が配置されている。またスチールコンベヤ9の出口近傍には、800℃前後まで冷却された板状スラグCSの温度を検出する第2温度センサ(低温部温度検出手段)T2が配設されている。スラグ生成制御装置51には、前記厚み検出センサStの検出値に基づいて、ロール回転駆動装置6の回転速度を制御し目的の板厚の板状スラグCSを成形するスラグ厚み制御部52と、灰の成分中の塩基度CaO(wt%)/SiO(wt%)およびスラグ厚み検出センサStにより検出される板状スラグCSに基づいて、適正な冷却速度となるように流量制御弁53a,53bを制御し、冷却用ロール2A,2Bに供給する冷却水の流量を調整する冷却速度制御部54と、予め実験されて測定され操作器51から入力された板状スラグCSの板厚と塩基度CaO(wt%)/SiO(wt%)に対応する冷却速度との計測データを保存するメモリ55とを具備し、板状スラグCSの冷却速度は、第1温度センサT1と第2温度センサT2の検出値に基づいてフイードバックされ、適正な冷却速度となるように構成されている。
【0021】
なお、第1温度センサT1は冷却用ロール2,2の入口の溶融スラグMSの温度を検出するものであってもよい。
上記構成において、溶融炉1から冷却用ロール2A,2B上に、1200〜900℃の溶融スラグMSが供給され、溶融スラグMSが冷却用ロール2A,2Bにより両面から冷却されるとともに板状の固化スラグ(板状スラグ)CSが成形される。さらに冷却用ロール2A,2Bから排出された板状スラグCSは、破断されスチールコンベヤ12に搭載され、スチールコンベヤ12のベルト上で空冷されて800℃まで冷却される。なお、ここでいう冷却速度は、冷却用ロール2A,2Bによる直接冷却と、排出後の空冷との平均冷却速度である。そして、この時の灰の成分は、予め検査されて操作器51からスラグ生成制御装置51のメモリ55に入力されており、スラグ生成制御装置51では、灰の塩基度CaO(wt%)/SiO(wt%)と、スラグ厚み検出センサStにより検出される板状スラグCSの板厚に対応して、流量制御弁53a,53bを制御し冷却用ロール2A,2Bに供給する冷却水の流量を調整して冷却し、結晶析出点を通過させる。これにより得られる板状スラグCSは、図4に示すように、結晶化度が10〜70%の範囲で、一軸圧縮強度が980〜6370×10Pa(100〜650kgf/cm)の板状スラグCSを得ることができる。
【0022】
またここで、灰の塩基度CaO(wt%)/SiO(wt%)と、スラグ厚み検出センサStの検出値に基づいて冷却速度制御部54により制御される冷却速度は表1の通りである。
【0023】
【表1】
Figure 2004026548
なお、結晶化度の上限を設定したのは、冷却に要する時間が長いと製造ラインが長くなり、また破砕時の破砕動力が大きくなって、生産の能率の低下につながるためである。
【0024】
(実験例1)
灰を溶融炉1で加熱溶融し、1200〜900℃の溶融スラグMSを15r.p.m(回転速度:2.04cm/s)で回転される外径260mmの鋼製冷却用ロールに導入して圧延し、板状スラグCSを形成した。この時の可動冷却用ロール2Bによる自重による加圧力は、98×10Pa(10kg/cm)であった。
【0025】
▲1▼.ここで、塩基度CaO(wt%)/SiO(wt%)が0.85の灰では、冷却速度3℃/分で冷却して板状スラグを形成し、この板状スラグのX線回折分析図を図5に示す。この図5のX線回折分析図にはそれぞれピークが検出されており、結晶化度は10.0%であった。
【0026】
▲2▼.塩基度が1.0の灰では、冷却速度8℃/分で冷却して板状スラグを形成した。この板状スラグのX線回折分析図を図6に示す。この図6のX線回折分析図にはそれぞれピークが検出されており、結晶化度は15.0%であった。
【0027】
▲3▼.塩基度が1.2の灰では、冷却速度15℃/分で冷却して板状スラグを形成した。この板状スラグのX線回折分析図を図7に示す。この図7のX線回折分析図にはそれぞれピークが検出されており、結晶化度は19.8%であった。
【0028】
▲4▼.塩基度が1.4の灰では、冷却速度30℃/分で冷却して板状スラグを形成した。この板状スラグのX線回折分析図を図8に示す。この図8のX線回折分析図にはそれぞれピークが検出されており、結晶化度は30.5%であった。
【0029】
なお、上記X線回折分析図から結晶化度を算出する場合には、X線強度の3本の最大ピーク値を合計して合計ピーク値を求め、結晶化度が100%の3本のピーク値を合計して飽和ピーク値を求め、結晶化度=合計ピーク値/飽和ピーク値×100(%)により求めている。また結晶化度と一軸圧縮強度との関係は図4に示す通りである。
【0030】
以上のように、板厚1mm未満の板状スラグを成形した場合、多数のサンプリングにより表1に示すように下記の点が判明した。
塩基度が0.9未満では、冷却速度が3℃/分を越えると、結晶化度が10.0%未満となってアスファルトの骨材に適した圧縮強度が得られないことがわかった。また結晶化度が67.5%以上となる上限の冷却速度は1℃/分であり、したがって適正な冷却速度は、3℃/分〜1℃/分の範囲となる。
【0031】
塩基度が0.9以上1.1未満では、冷却速度が8℃/分を越えると、結晶化度が10.5%未満となってアスファルトの骨材に適した圧縮強度が得られないことがわかった。また結晶化度が69%以上となる上限の冷却速度は3℃/分であり、したがって適正な冷却速度は、8℃/分〜3℃/分の範囲となる。
【0032】
塩基度が1.1以上1.3未満では、冷却速度が15℃/分を越えると、結晶化度が10.2%未満となってアスファルトの骨材に適した圧縮強度が得られないことがわかった。また結晶化度が67.8%以上となる冷却速度は8℃/分であり、したがって適正な冷却速度は、15℃/分〜8℃/分の範囲となる。
【0033】
塩基度が1.3以上では、冷却速度が30℃/分を越えると、結晶化度が10.4%未満となってアスファルトの骨材に適した圧縮強度が得られないことがわかった。また結晶化度が64.9%以上となる冷却速度は15℃/分であり、したがって適正な冷却速度は、30℃/分〜15℃/分の範囲となる。
【0034】
(実験例2)
同様にして板厚2.0mmの板状スラグCSを形成した。
▲1▼.ここで、塩基度CaO(wt%)/SiO(wt%)が0.85の灰では、冷却速度5℃/分で冷却して板状スラグを形成した。この板状スラグのX線回折分析図を図9に示す。この図9のX線回折分析図にはそれぞれピークが検出されており、結晶化度は21.3%であった。
【0035】
▲2▼.塩基度が1.0の灰では、冷却速度15℃/分で冷却して板状スラグを形成し、この板状スラグのX線回折分析図を図10に示す。この図10のX線回折分析図にはそれぞれピークが検出されており、結晶化度は13.0%であった。
【0036】
▲3▼.塩基度が1.2の灰では、冷却速度30℃/分で冷却して板状スラグを形成し、この板状スラグのX線回折分析図を図11に示す。この図11のX線回折分析図にはそれぞれピークが検出されており、結晶化度は20.0%であった。
【0037】
▲4▼.塩基度が1.4の灰では、冷却速度60℃/分で冷却して板状スラグを形成し、この板状スラグのX線回折分析図を図12に示す。この図12のX線回折分析図にはそれぞれピークが検出されており、結晶化度は31.9%であった。
【0038】
以上のように板厚1〜2.5mm未満の板状スラグを成形した場合、多数のサンプリングにより、表1に示すように、下記の点が判明した。
塩基度が0.9未満では、冷却速度が5℃/分を越えると、結晶化度が10.5%未満となってアスファルトの骨材に適した圧縮強度が得られないことがわかった。また結晶化度が66.6%以上となる上限の冷却速度は1℃/分であり、したがって適正な冷却速度は、5℃/分〜1℃/分の範囲となる。
【0039】
塩基度が0.9以上1.1未満では、冷却速度が15℃/分を越えると、結晶化度が11.0%未満となってアスファルトの骨材に適した圧縮強度が得られないことがわかった。また結晶化度が69.0%以上となる上限の冷却速度は5℃/分であり、したがって適正な冷却速度は、15℃/分〜5℃/分の範囲となる。
【0040】
塩基度が1.1以上1.3未満では、冷却速度が30℃/分を越えると、結晶化度が10.7%未満となってアスファルトの骨材に適した圧縮強度が得られないことがわかった。また結晶化度が67.8%以上となる上限の冷却速度は15℃/分であり、したがって適正な冷却速度は、30℃/分〜15℃/分の範囲となる。
【0041】
塩基度が1.3以上では、冷却速度が60℃/分を越えると、結晶化度が10.6%未満となってアスファルトの骨材に適した圧縮強度が得られないことがわかった。また結晶化度が68.6%以上となる上限の冷却速度は30℃/分であり、したがって適正な冷却速度は、60℃/分〜30℃/分の範囲となる。
【0042】
(実験例3)
同様にして板厚3mmの板状スラグCSを形成した。
▲1▼.ここで、塩基度CaO(wt%)/SiO(wt%)が0.85の灰では、冷却速度10℃/分で冷却して板状スラグを形成した。この板状スラグのX線回折分析図を図13に示す。この図13のX線回折分析図にはそれぞれピークが検出されており、結晶化度は12.8%であった。
【0043】
▲2▼.塩基度が1.0の灰では、冷却速度30℃/分で冷却して板状スラグを形成し、この板状スラグのX線回折分析図を図14に示す。この図14のX線回折分析図にはそれぞれピークが検出されており、結晶化度は11.2%であった。
【0044】
▲3▼.塩基度が1.2の灰では、冷却速度50℃/分で冷却して板状スラグを形成し、この板状スラグのX線回折分析図を図15に示す。この図15のX線回折分析図にはそれぞれピークが検出されており、結晶化度は33.0%であった。
【0045】
▲4▼.塩基度が1.4の灰では、冷却速度100℃/分で冷却して板状スラグを形成し、この板状スラグのX線回折分析図を図16に示す。この図16のX線回折分析図にはそれぞれピークが検出されており、結晶化度は16.3%であった。
【0046】
ここで板厚2.5〜4.0mm未満の板状スラグを成形した場合、多数のサンプリングにより、表1に示すように、下記の点が判明した。
塩基度が0.9未満では、冷却速度が10℃/分を越えると、結晶化度が10.1%未満となってアスファルトの骨材に適した圧縮強度が得られないことがわかった。また結晶化度が68.2%以上となる上限の冷却速度は1℃/分であり、したがって適正な冷却速度は、10℃/分〜1℃/分の範囲となる。
【0047】
塩基度が0.9以上1.1未満では、冷却速度が30℃/分を越えると、結晶化度が11.1%未満となってアスファルトの骨材に適した圧縮強度が得られないことがわかった。また結晶化度が69.8%以上となる上限の冷却速度は10℃/分であり、したがって適正な冷却速度は、30℃/分〜10℃/分の範囲となる。
【0048】
塩基度が1.1以上1.3未満では、冷却速度が50℃/分を越えると、結晶化度が10.3%未満となってアスファルトの骨材に適した圧縮強度が得られないことがわかった。また結晶化度が70.0%以上となる上限の冷却速度は30/分であり、したがって適正な冷却速度は、50℃/分〜30℃/分の範囲となる。
【0049】
塩基度が1.3以上では、冷却速度が100℃/分を越えると、結晶化度が10.6%未満となってアスファルトの骨材に適した圧縮強度が得られないことがわかった。また結晶化度が70.0%以上となる上限の冷却速度は50℃/分であり、したがって適正な冷却速度は、100℃/分〜50℃/分の範囲となる。
【0050】
なお、上記試験により適正な冷却速度で冷却されて得られた各サンプルは、有害物質の溶出試験にも合格して無害であるのが確認された。
上記実施の形態によれば、900℃〜1200の溶融スラグMSを板状スラグCSに圧延形成するとともに、その板厚と灰の成分中の塩基度に対応した冷却速度で800℃まで冷却して、結晶析出点を通過させることにより、10%以上で部分結晶化された板状スラグCSを効率良く製造することができ、道路用アスファルトの骨材として必要な一軸圧縮強度以上の強度を確保することができる。したがって、自然空冷のように、広いスペースも不要で、短時間に固化スラグを生成することができ、生産効率がよい。
【0051】
また板状スラグCSを成形するに際して、スラグ厚み検出センサStで検出された板厚と、予めメモリ55に記録された板厚と塩基度のデータに基づいて、冷却速度制御部54により冷却用ロール2A,2Bへの冷却水の供給制御を行うことで、適正な冷却速度で板状スラグCSを冷却成形することができる。そしてスラグ厚み検出センサStによる板状スラグCSの板厚の検出値に基づいて、スラグ厚み制御部52により、冷却用ロール2A,2Bの回転速度を制御して板厚を制御することができるので、溶融スラグMSの排出量の変動があっても、板状スラグCSの板厚を安定させることができ、冷却速度制御部54による冷却制御を高精度で安定して行うことができる。さらに第1温度センサT1と第2温度センサT2により高温部の板状スラグCSの温度と、冷却後の板状スラグCSの温度とに基づいて、冷却速度をフイードバック制御するので、冷却速度の制御を高精度で行うことができ、安定した品質の板状スラグを製造することができる。
【0052】
図21は冷却用無端回動体と冷却手段の他の実施の形態を示すもので、冷却用ロール2,2に代えて、上下一対の回転体41,42を前後2組配置し、上下の回転体41,42間にそれぞれ鋼製ベルト(無端回動体)43を巻張したものである。これにより、鋼製ベルト43の間に溶融スラグMSを挟み込んで形状を保持した状態で冷却しつつ板状に成形することができ、溶融スラグを凝固させつつ板形状を十分に保持して徐冷することができる。また冷却手段18Cとして、溶融スラグMSを挟み込んだ搬送側や戻り側の鋼製ベルト43に冷却水や冷却エアを吹き付ける冷却ノズル44が配置される。
【0053】
なお、溶融炉は、抵抗炉やアーク炉、自己熱溶融式焼却炉であっても同様である。
【0054】
【発明の効果】
以上に述べたごとく請求項1記載の発明によれば、灰を成分の塩基度CaO(wt%)/SiO(wt%)と、板状スラグの板厚に対応して、冷却速度を制御することにより、板状スラグにに結晶化度10%以上で析出させることができる。したがって、板状スラグにアスファルトの骨材として必要な圧縮強度を確保できるとともに、自然空冷に比較して冷却に要する時間や空冷エリアを大幅に減縮することができ、生産性を向上させることができる。
【0055】
請求項3記載の発明は、灰を加熱溶融する溶融炉と、対向部が下方に移動するように相対方向に回動される一対の冷却用無端回動体の間に、前記溶融炉から溶融スラグを導入して板状スラグに成形し冷却するスラグ冷却装置と、前記灰の塩基度CaO(wt%)/SiO(wt%)と板状スラグの板厚に基づいて、スラグの冷却速度を制御するスラグ生成制御装置とを具備し、前記板状スラグの結晶化度が10%以上の板状スラグを生成するように構成したものである。
【0056】
上記構成によれば、灰溶融炉から排出される溶融スラグを冷却用無端回動体により連続して冷却成形することができ、冷却用無端回動体により灰の塩基度と板厚に対応した冷却速度で溶融スラグを板状に圧延形成することにより、結晶化度が10%以上の板状スラグを効率良く生産することができ、これによりアスファルトなどの骨材として使用可能な十分な圧縮強度を得ることができる。したがって、自然空冷却に比較して冷却時間も短くてすみ、広い空冷エリアも不要で、生産性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るスラグ生成設備の実施の形態を示す全体構成図である。
【図2】同冷却用ロールを示す平面半断面図である。
【図3】同冷却用ロールの駆動装置を示す側面図である。
【図4】板状スラグの結晶化率と一軸圧縮強度の関係を示すグラフである。
【図5】実験例1において板厚0.8mm、塩基度0.85、冷却速度3℃/分で成形された板状スラグのX線回折解析図である。
【図6】実験例1において板厚0.8mm、塩基度1.0、冷却速度8℃/分で成形された板状スラグのX線回折解析図である。
【図7】実験例1において板厚0.8mm、塩基度1.2、冷却速度15℃/分で成形された板状スラグのX線回折解析図である。
【図8】実験例1において板厚0.8mm、塩基度1.4、冷却速度30℃/分で成形された板状スラグのX線回折解析図である。
【図9】実験例2において板厚2mm、塩基度0.85、冷却速度5℃/分で成形された板状スラグのX線回折解析図である。
【図10】実験例2において板厚2mm、塩基度1.0、冷却速度15℃/分で成形された板状スラグのX線回折解析図である。
【図11】実験例2において板厚2mm、塩基度1.2、冷却速度30℃/分で成形された板状スラグのX線回折解析図である。
【図12】実験例2において板厚2mm、塩基度1.4、冷却速度60℃/分で成形された板状スラグのX線回折解析図である。
【図13】実験例3において板厚3mm、塩基度0.85、冷却速度10℃/分で成形された板状スラグのX線回折解析図である。
【図14】実験例3において板厚3mm、塩基度1.0、冷却速度30℃/分で成形された板状スラグのX線回折解析図である。
【図15】実験例3において板厚3mm、塩基度1.2、冷却速度50℃/分で成形された板状スラグのX線回折解析図である。
【図16】実験例3において板厚3mm、塩基度1.4、冷却速度100℃/分で成形された板状スラグのX線回折解析図である。
【図17】同冷却装置の第2の冷却手段を示す側面図である。
【図18】同冷却装置の第3の冷却手段を示す側面図である。
【図19】同冷却装置の他の冷却用ロールの構造を示す断面図である。
【図20】同冷却装置のさらに他の冷却用ロールの構造を示す断面図である。
【図21】同冷却装置の他の実施の形態を示す側面断面図である。
【符号の説明】
A  灰
MS 溶融スラグ
CS 板状スラグ
BM ベースメタル
1  スラグ冷却装置
2  冷却用ロール
4A 固定軸受
4B 可動軸受
5  ロール付勢装置
6  ロール回転駆動装置
7  連動機構
8  冷却手段
9  温度センサ
10  スラグ冷却制御装置
11  破断装置
12  スチールコンベヤ
18A 冷却手段
18B 冷却手段
20  ガイド堰
21  灰溶融炉
27  調整材添加装置
41,42 回転体
43  鋼製ベルト
44  冷却ノズル
T1  第1温度センサ
T2  第2温度センサ
St  スラグ厚みセンサ
50  スラグ生成制御装置
51  操作部
52  スラグ厚み制御部
53a,53b 流量制御弁
54  冷却速度制御部
55  メモリ

Claims (5)

  1. 溶融スラグを一対の冷却用無端回動体の間に導入して板状に成形し冷却するに際し、
    前記無端回動体の入口で900〜1200℃の溶融スラグを、冷却用無端回動体間を通過させることにより、灰の塩基度CaO(wt%)/SiO(wt%)と板状スラグの板厚に対応した冷却速度で800℃まで冷却して結晶析出点を通過させ、板状スラグの結晶化度を10%以上とする
    ことを特徴とするスラグの冷却方法。
  2. 板状スラグの板厚が1mm未満の場合、
    塩基度が0.9未満では、3℃/分以下の冷却速度で冷却し、
    塩基度が0.9以上1.1未満では、8℃/分以下の冷却速度で冷却し、
    塩基度が1.1以上1.3未満では、15℃/分以下の冷却速度で冷却し、
    塩基度が1.3以上では、30℃/分以下の冷却速度で冷却し、
    板状スラグの板厚が1mm以上2.5mm未満の場合、
    塩基度が0.9未満では、5℃/分以下の冷却速度で冷却し、
    塩基度が0.9以上1.1未満では、15℃/分以下の冷却速度で冷却し、
    塩基度が1.1以上1.3未満では、30℃/分以下の冷却速度で冷却し、
    塩基度が1.3以上では、60℃/分以下の冷却速度で冷却し、
    板状スラグの板厚が2.5mm以上4.0mm以下の場合、
    塩基度が0.9未満では、10℃/分以下の冷却速度で冷却し、
    塩基度が0.9以上1.1未満では、30℃/分以下の冷却速度で冷却し、
    塩基度が1.1以上1.3未満では、50℃/分以下の冷却速度で冷却し、
    塩基度が1.3以上では、100℃/分以下の冷却速度で冷却する
    ことを特徴とする請求項1記載のスラグの冷却方法。
  3. 灰を加熱溶融する溶融炉と、
    対向部が下方に移動するように相対方向に回動される一対の冷却用無端回動体の間に、前記溶融炉から溶融スラグを導入して板状スラグに成形し冷却するスラグ冷却装置と、
    前記灰の塩基度CaO(wt%)/SiO(wt%)と板状スラグの板厚に基づいて、スラグの冷却速度を制御するスラグ生成制御装置とを具備し、
    前記板状スラグの結晶化度が10%以上の板状スラグを生成するように構成した
    ことを特徴とするスラグ生成設備。
  4. 冷却用無端回動体の出口に、板状スラグの板厚を計測するスラグ厚みセンサを設け、
    スラグ生成制御装置に、前記スラグ厚みセンサの検出値と灰の塩基度に基づいて前記冷却用無端回動体への冷却流体の供給量を制御しスラグの冷却速度を制御する冷却速度制御部を設けた
    ことを特徴とする請求項3記載のスラグ生成設備。
  5. スラグ生成制御装置に、板状スラグの板厚を測定するスラグ厚みセンサの検出値に基づいて、冷却用無端回動体の移動速度を制御するスラグ厚み制御部を設けた
    ことを特徴とする請求項4記載のスラグ生成設備。
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