JP2004026321A - シート搬送装置及びこれを備えた画像形成装置 - Google Patents

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JP2004026321A JP2002180664A JP2002180664A JP2004026321A JP 2004026321 A JP2004026321 A JP 2004026321A JP 2002180664 A JP2002180664 A JP 2002180664A JP 2002180664 A JP2002180664 A JP 2002180664A JP 2004026321 A JP2004026321 A JP 2004026321A
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中村 直樹
Shigeo Murayama
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Abstract

【課題】シートを反転させる際、衝撃音の発生を抑えることのできるシート搬送装置及びこれを備えた画像形成装置を提供する。
【解決手段】湾曲したシート搬送路Rを構成する湾曲したガイド面3aを有するガイド部材3に、一端部1bがガイド面3aから突出してシート搬送路Rを通過するシートPの先端に当接する第1の位置と、他端部1aがガイド面3aから突出してシート搬送路Rを通過するシートPの後端部と当接する第2の位置とに移動可能に移動部材1を設け、この移動部材1を、一端部1bがシートPにより押圧されると、第1の位置から第2の位置に移動させるようにする。
【選択図】   図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、シート搬送装置及びこれを備えた画像形成装置に関し、特にシートを反転させて搬送する反転搬送部を備えたものに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、複写機、レーザープリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置においては、設置スペース及びパーソナル化等の流れにより小型化が求められている。ここで、このような小型化の要求に対応するための構成として、例えば画像形成した後のシートを反転させて排出するように構成したシート搬送装置を備えたものがある。
【0003】
図7は、このようなシートを反転させて排出させるようにしたシート搬送装置を備えた従来の画像形成装置の概略構成を示す図である。
【0004】
同図において、200は画像形成装置、200Aは画像形成装置本体であり、この画像形成装置本体200Aには画像形成部200Bと、給紙部200Cと、シート搬送装置200Dが設けられている。
【0005】
ここで、画像形成部200Bは、感光ドラム201、帯電ローラ202、レーザ露光装置218、現像スリーブ205、トナー容器207、転写ローラ212、加熱装置209と加圧ローラ208とからなる定着器等を備えている。また、給紙部200Cは、カセット213、カセット213に収納されたシートPを送り出す給紙ローラ214、給紙ローラ214により送り出されたシートPを分離する分離パッド215等を備えている。また、シート搬送装置200Dは、搬送ローラ217、定着搬送ローラ206、排紙ローラ210等を備えている。
【0006】
そして、このように構成された画像形成装置200において、シートPに画像を形成する際には、まず矢印の方向に回転する感光ドラム201の表面を高圧電源216から給電される帯電ローラ202によって一様に帯電する。そして、このように感光ドラム表面を一様に帯電した後、レーザ露光装置218から発せられたレーザ光を反射ミラー204により反射させて感光ドラム201へ照射することにより、感光ドラム上に静電潜像を形成する。
【0007】
次に、現像スリーブ205を回転させる。これにより、トナー容器207の中に充填された不図示のトナーは、この現像スリーブ205の回転に伴って適度の帯電を受けた後、感光ドラム上に供給される。そして、この後、トナーは感光ドラム201の静電潜像に付着し、これにより潜像が現像され、トナー像として可視化される。
【0008】
また、給紙ローラ214がタイミングをとって回転してカセット213に収納されたシートPを送り出し、このように送り出されたシートPは給紙ローラ214に圧接した分離パッド215により1枚ずつ分離されて搬送される。なお、この分離パッド215の表面摩擦係数、接触角度、形状は1度の給紙動作毎に最上位のシート1枚のみを搬送することができるように調整されている。
【0009】
次に、このように1枚のみに分離されたシートPは、感光ドラム201と転写ローラ212とにより構成される転写部に所定のタイミングで搬送され、この転写部において転写ローラ212により、可視化された感光ドラム上のトナー像が転写される。なお、シートPに転写されずに感光ドラム上に残った転写残トナーは不図示のクリーニングブレードにより廃トナー容器211に収納され、このように表面をクリーニングされた感光ドラム201は繰り返し次の画像形成プロセスに入る。
【0010】
次に、このようにトナー像が転写されたシートPは加熱装置209と加圧ローラ208とからなる定着器に搬送され、この定着器において加熱、加圧されることにより、シート上にトナー像が永久定着される。そして、このように画像が定着された後、シートPは定着搬送ローラ206により搬送され、この後、搬送ガイド203により反転し、排紙ローラ210により機外へ排出される。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、このようにシートを反転させて排出させるようにした従来の画像形成装置において、シートPが定着搬送ローラ206及び排紙ローラ210により搬送され、後端が定着搬送ローラ206を通過するまでの間、シートPは、搬送ガイド203にて形成される湾曲した反転搬送路Rの形状によりU字状態となる。
【0012】
このため、シートPが定着搬送ローラ206を通過した直後、シートPのコシによる衝撃音が発生してしまう。これは、図8に示すように反転搬送路Rの定着搬送ローラ206と搬送ガイド203との間に形成されている段差Gにより、シートPが定着搬送ローラ206を通過した直後、シートPの後端が、シートPのコシにより段差Gの分だけ瞬時に移動して搬送ガイド203に衝突するためである。なお、これは特に厚紙で顕著である。
【0013】
ここで、近年、画像形成装置は、既述したように小型化が要求されているが、これと同時に装置の静粛化が求められている。しかし、既述したように装置を小型化するためシートPを図8に示す反転搬送部により反転させて搬送させる場合、シートPを180度反転させようとして反転搬送路Rの曲率半径を一層小さくすると、衝撃音が更に大きくなるという問題点が生じる。
【0014】
そこで、本発明は、このような現状に鑑みてなされたものであり、シートを反転させる際、衝撃音の発生を抑えることのできるシート搬送装置及びこれを備えた画像形成装置を提供することを目的とするものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】
本発明は、湾曲したシート搬送路を備えたシート搬送装置において、前記シート搬送路を構成する湾曲したガイド面を有するガイド部材と、前記ガイド部材に設けられ、一端部が前記ガイド面から突出して前記シート搬送路を通過するシートの先端に当接する第1の位置と、他端部が前記ガイド面から突出して前記シートの後端部が前記シート搬送路を通過する際、前記シートの後端部と当接する第2の位置とに移動可能で、かつ前記一端部が前記シートにより押圧されることにより、前記第1の位置から前記第2の位置に移動する移動部材と、を備えたことを特徴とするものである。
【0016】
また本発明は、前記移動部材の前記第2の位置は、前記移動部材の他端部が前記移動部材の上流側に設けられたシート搬送手段により搬送されるシートに近接する位置であることを特徴とするものである。
【0017】
また本発明は、前記シート搬送手段は搬送ローラ対であり、前記移動部材の前記第2の位置は、前記移動部材の他端部が前記搬送ローラ対のニップの延長線近傍となる位置であることを特徴とするものである。
【0018】
また本発明は、前記移動部材の上流にシートを直線的に搬送する他のシート搬送路を備え、前記移動部材は、前記移動部材の上流側に設けられたシート搬送手段により搬送されるシートを前記他のシート搬送路に導くガイド部を備え、かつ前記ガイド部により前記シートを前記他のシート搬送路に導く第3の位置に移動可能であることを特徴とするものである。
【0019】
また本発明は、前記移動部材を前記第3の位置に移動させる移動手段を設けたことを特徴とするものである。
【0020】
また本発明は、画像形成装置において、画像形成部と、上記のいずれかに記載のシート搬送装置を備えたことを特徴とするものである。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて詳細に説明する。
【0022】
図1は、本発明の第1の実施の形態に係るシート搬送装置を備えた画像形成装置の概略構成を示す図である。
【0023】
同図において、20は画像形成装置、20Aは画像形成装置本体であり、この画像形成装置本体20Aには画像形成部20Bと、給紙部20Cと、シート搬送装置20Dとが設けられている。
【0024】
ここで、画像形成部20Bは、感光ドラム21、帯電ローラ22、レーザ露光装置38、現像スリーブ25、トナー容器27、転写ローラ32、加熱装置9と加圧ローラ8とからなる定着器等を備えている。
【0025】
また、給紙装置20Cは、カセット33、カセット33に収納されたシートPを送り出す給紙ローラ34、給紙ローラ34により送り出されたシートPを分離する分離パッド35を備えている。また、シート搬送装置20Dは搬送ローラ37、定着搬送ローラ6、排紙ローラ10等を備えている。
【0026】
そして、このように構成された画像形成装置20において、シートPに画像を形成する際には、まず矢印の方向に回転する感光ドラム21の表面を高圧電源36から給電される帯電ローラ22によって一様に帯電する。そして、このように感光ドラム表面を一様に帯電した後、レーザ露光装置38から発せられたレーザ光を反射ミラー24により反射させて感光ドラム21へ照射することにより、感光ドラム上に静電潜像を形成する。
【0027】
次に、現像スリーブ25を回転させる。これにより、トナー容器27の中に充填された不図示のトナーは、この現像スリーブ25の回転に伴って適度の帯電を受けた後、感光ドラム上に供給される。そして、この後、トナーは感光ドラム21の静電潜像に付着し、これにより潜像が現像され、トナー像として可視化される。
【0028】
また、給紙ローラ34がタイミングをとって回転してカセット33に収納されたシートPを送り出し、このように送り出されたシートPは給紙ローラ34に圧接した分離パッド35により1枚ずつ分離されて搬送される。なお、この分離パッド35の表面摩擦係数、接触角度、形状は1度の給紙動作毎に最上位のシート1枚のみを搬送することができるように調整されている。
【0029】
次に、このように1枚のみに分離されたシートPは、感光ドラム21と転写ローラ32とにより構成される転写部に所定のタイミングで搬送され、この転写部において転写ローラ32により、可視化された感光ドラム上のトナー像が転写される。なお、シートPに転写されずに感光ドラム上に残った転写残トナーは不図示のクリーニングブレードにより廃トナー容器31に収納され、このように表面をクリーニングされた感光ドラム21は繰り返し次の画像形成プロセスに入る。
【0030】
次に、このようにトナー像が転写されたシートPは加熱装置9と加圧ローラ8とからなる定着器に搬送され、この定着器において加熱、加圧されることにより、シート上にトナー像が永久定着される。そして、このように画像が定着された後、シートPは定着搬送ローラ6により搬送され、この後、湾曲したシート搬送路である反転搬送路Rを形成する固定搬送ガイド3により反転し、排紙ローラ10により反転排紙積載トレイ12に排出される。
【0031】
ところで、図2は定着−排紙部の間に設けられた反転搬送部の拡大図であり、同図において、4は定着搬送ローラ6により搬送されたシートPにより変位する排紙センサフラグ、5は排紙センサフラグ4の変位により定着搬送ローラ6により搬送されたシートPの先端及び後端を検知する排紙センサである。
【0032】
11は定着搬送ローラ6により搬送されたシートPを反転させるガイド部である固定搬送ガイド3を画像形成装置本体20Aに回動自在に保持するヒンジであり、このヒンジ11により、定着−排紙部にてジャムが発生した場合、湾曲したガイド面3aを有する固定搬送ガイド3を開放してジャム処理を行うことができるようになっている。
【0033】
また、1は固定搬送ガイド3に揺動(移動)自在に設けられた移動部材である移動搬送ガイドであり、この移動搬送ガイド1の上端部(一端部)にはシート先端当接部1bが、下端部(他端部)にはシート後端支持部1aが設けられている。
【0034】
ここで、この移動搬送ガイド1はバネ2により、シートPが反転搬送路Rを通過していない状態のときシート先端当接部1bが固定搬送ガイド3から突出するように保持されている。また、シートPが反転搬送路Rを通過する際、このシート先端当接部1bがシート先端により押圧されると、バネ2に抗して反時計回りの方向に揺動するようになっている。
【0035】
そして、このように移動搬送ガイド1が揺動すると、シート後端支持部1aが固定搬送ガイド3から突出するようになっている。なお、この際、シート後端支持部1aは、同図に示すように移動搬送ガイド1の上流に設けられたシート搬送手段である定着搬送ローラ6のニップ延長線N近傍まで突出するようになっており、このような位置までシート後端支持部1aが突出することにより、定着搬送ローラ6のニップを通過した直後のシートPの後端部を支持することができるようになっている。
【0036】
次に、このような構成の定着−排紙部の反転搬送部におけるシート搬送動作について説明する。
【0037】
トナー像が転写されたシートPは、まず加圧ローラ8と、加熱装置9から成る定着部へ搬送され、この定着部において所定の圧と熱を加えられることにより、トナー像が定着される。この後、シートPは、加圧ローラ8により搬送方向下流へ搬送され、やがてシートPの先端が排紙センサフラグ4と当接し、排紙センサフラグ4を二点鎖線で示す位置から実線で示す位置にまで回動させる。
【0038】
そして、この排紙センサフラグ4の回動動作により、排紙センサ5は、遮光状態から透光状態に変化し、この状態変化に基づき排紙センサ5と電気的に接続された不図示の装置制御部が、シートPの先端の位置を認識する。
【0039】
次に、先端を検知されたシートPは、定着搬送ローラ6により反転搬送路Rに搬送される。なお、このとき、固定搬送ガイド3は、搬送方向下流に向かって移動搬送ガイド1のシート先端当接部1bと共に滑らかな反転搬送路Rの一側壁面を形成している。
【0040】
これにより、シートP先端は、その搬送力により、固定搬送ガイド3から突出したシート先端当接部1bを付勢し、この結果、移動搬送ガイド1はシート先端当接部1bがシートPの先端に当接する第1の位置から、図3に示すシート後端支持部1aが、同図にてNで示す定着搬送ローラ6のニップ延長線近傍に位置する第2の位置まで揺動する。この後、シートPの先端は排紙ローラ10により機外へ排出され、シートPの後端は定着搬送ローラ6を通過して反転搬送路Rへと搬送される。
【0041】
ところで、シートPの後端が定着搬送ローラ6を通過した直後、シートPの後端部は、そのコシにより固定搬送ガイド3の方向に瞬間的に移動しようとする。しかし、このとき移動搬送ガイド1のシート後端支持部1aが、定着搬送ローラ6のニップ延長線N近傍に位置していることから、ニップとシート後端支持部1aの位置との間の段差が最小限に抑えられる。
【0042】
このため、シートPの後端が固定搬送ガイド3の方向に瞬間的に移動して移動搬送ガイド1(シート後端支持部1a)と衝突しても衝撃音は発生しない。また、発生してもほんの僅かな衝撃音しか発生しない。
【0043】
次に、この後、シートPがさらに搬送され、シートPの後端がシート先端当接部1bを通過すると、やがて移動搬送ガイド1はバネ2により揺動し、図2に示す状態、即ちシート先端当接部1bが固定搬送ガイド3から突出する第1の位置に復帰する。なお、このとき、シート後端支持部1aは、次に搬送されるシートPの先端との間でジャムが発生しないよう反転搬送路Rから退避する位置に移動する。
【0044】
そして、この後、シートPの後端は、排紙ローラ10によって、機外(反転積載トレイ12)へ排出される。
【0045】
このように、シートPの後端が反転搬送路Rへと搬送される前に移動搬送ガイド1をシートPにより揺動させ、シート後端支持部1aを固定搬送ガイド3から突出させることにより、定着搬送ローラ6と移動搬送ガイド1との段差を最小限に抑えることができ、これによりシート後端が定着搬送ローラ6を抜けた直後の衝撃音の発生を抑えることができる。
【0046】
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。
【0047】
図4は、本実施の形態に係るシート搬送装置の反転搬送部の拡大図である。なお、同図において、図2と同一符号は、同一又は相当部分を示している。
【0048】
同図において、R1はシートPを反転させることなく直線的にシートを排出(搬送)する他のシート搬送路であるストレート排出通路、14は軸14aを介して画像形成装置本体20Aに開閉自在に設けられたストレート排紙積載トレイであり、シートをストレートに排出する場合には、このストレート排紙積載トレイ14を下方回動させてストレート排出通路R1を開放するようにしている。
【0049】
16は固定搬送ガイド3に揺動自在に設けられた移動部材である移動搬送ガイドであり、この移動搬送ガイド16の上端部(一端部)にはシート先端当接部16bが、下端部(他端部)にはシート後端支持部16aが設けられている。
【0050】
ここで、この移動搬送ガイド16はバネ2により、シートPが反転搬送路Rを通過していない状態のときシート先端当接部16bが固定搬送ガイド3から突出する既述した第1の位置に保持されているが、シートPが反転搬送路を通過する際、このシート先端当接部16bがシート先端により押圧されると、バネ2に抗して反時計回りの方向に揺動し、シート後端支持部16aが固定搬送ガイド3から突出する第2の位置に移動するようになっている。
【0051】
なお、この際、シート後端支持部16aは、同図に示すように定着搬送ローラ6のニップ延長線N近傍まで突出するようになっており、このような位置までシート後端支持部16aが突出することにより、定着搬送ローラ6のニップを通過した直後のシートPの後端部を支持することができるようになっている。
【0052】
ところで、16cは移動搬送ガイド16の底面に形成されたガイド部であるストレート搬送ガイド部であり、シートPをストレートに排出する際、このストレート搬送ガイド部1cによりシートPをガイドするようにしている。
【0053】
また、13は移動搬送ガイド16を揺動させる移動手段である排紙切り替えレバーであり、シートPをストレートに排出する場合には、この排紙切り替えレバー13を手動、或いは不図示の移動機構により矢印方向に移動させるようにしている。ここで、このように排紙切り替えレバー13を移動させると、図6に示すように移動搬送ガイド16の上端に突設された係止部16dが排紙切り替えレバー13により押圧される。
【0054】
これにより、移動搬送ガイド16は、同図に示すようにシート後端支持部16aが反転搬送路Rを塞ぐ位置になるまでバネ2に抗しながら反時計回りの方向に揺動する。そして、このように移動搬送ガイド16が揺動すると、定着搬送ローラ6により搬送されたシートPは移動搬送ガイド16の底面に形成されたストレート搬送ガイド部16cに当接してストレート排紙積載トレイ14に向けてガイドされるようになっている。
【0055】
次に、このような構成の移動搬送ガイド16を備えた定着−排紙部の反転搬送部におけるシート搬送動作について説明する。
【0056】
定着搬送ローラ6により搬送されたシートPは、図4に示すように移動搬送ガイド16のシート先端当接部16bに当接した後、その搬送力によりシート先端当接部16bを付勢し、図5に示すように移動搬送ガイド16を揺動させる。この結果、移動搬送ガイド16はシート後端支持部16aが、同図にてNで示す定着搬送ローラ6のニップ延長線近傍に位置するまで移動する。この後、シートPの先端は排紙ローラ10により機外へ排出されるようになり、シートPの後端は定着搬送ローラ6から反転搬送路へと搬送される。
【0057】
ところで、このようにシートPの後端が定着搬送ローラ6を通過した直後、シートPの後端部は、そのコシにより固定搬送ガイド3の方向に瞬間的に移動しようとするが、このとき移動搬送ガイド16のシート後端支持部16aが、定着搬送ローラ6のニップ延長線N近傍に位置していることから、ニップとシート後端支持部16aの位置との間の段差が最小限に押えられる。このため、シートPの後端が移動搬送ガイド16(シート後端支持部16a)と衝突しても衝撃音は発生しない。
【0058】
次に、この後、シートPがさらに搬送され、シートPの後端がシート先端当接部16bを通過すると、やがて移動搬送ガイド16はバネ2により揺動して、図4に示す第1の位置に復帰する。そして、この後、シートPの後端は、排紙ローラ10によって、機外(反転積載トレイ12)へ排出される。
【0059】
シートPをストレートに排出する場合は、ユーザーが排紙切り替えレバー13を図4又は図5に示す反転搬送用位置から、ストレート搬送用の位置へ切り替える。
【0060】
これにより、移動搬送ガイド16は係止部16dを介して排紙切り替えレバー13により付勢されて揺動し、図6に示す位置、即ちシート後端支持部16aが反転搬送路Rを塞ぎ、かつ移動搬送ガイド16の底面に形成されたストレート搬送ガイド部16cにシートPが当接する第3の位置に移動する。
【0061】
この結果、定着搬送ローラ6により搬送されたシートPは、移動搬送ガイド16の設けられたストレート搬送ガイド部16cによりガイドされ、ストレート排紙積載トレイ14に排出される。
【0062】
このように、ストレート排出通路R1を設けた場合でも、移動搬送ガイド16(ストレート搬送ガイド部16c)によってシートPをガイドするようにすることにより、他の部材を設けることなくストレート排紙が可能となり、コストの増加を防ぐことができる。
【0063】
なお、これまでの説明においては、定着−排紙部に設けられた反転搬送部について述べてきたが、本発明はこれに限らず他の反転搬送部にも適用することが可能である。また、シートPの搬送方向によっては、移動搬送ガイド1,16の下端部にシートの先端を当接させることにより、移動搬送ガイド1,16の上端部をガイド面に突出させてシートPの後端を支持するように構成しても良い。
【0064】
【発明の効果】
以上説明したように本発明のように、湾曲したシート搬送路を構成するガイド部材に移動部材を移動自在に設け、この移動部材の一端部がシートによって押圧されると他端部がガイド面から突出するようにすることにより、シートを反転させる際、衝撃音の発生を抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るシート搬送装置を備えた画像形成装置の概略構成を示す図。
【図2】上記シート搬送装置に設けられた反転搬送部の拡大図。
【図3】上記反転搬送部におけるシートの反転動作を説明する図。
【図4】本発明の第2の実施の形態に係るシート搬送装置に設けられた反転搬送部の拡大図。
【図5】上記反転搬送部におけるシートの反転動作を説明する図。
【図6】上記反転搬送部におけるシートのストレート排紙の際の状態を説明する図。
【図7】従来の画像形成装置の概略構成を示す図。
【図8】従来の画像形成装置のシート搬送装置に設けられた反転搬送部の拡大図。
【符号の説明】
1    移動搬送ガイド
1a   シート後端支持部
1b   シート先端当接部
2    バネ
3    固定搬送ガイド
3a   ガイド面
4    排紙センサフラグ
5    排紙センサ
6    定着搬送ローラ
10   排紙ローラ
12   反転排紙積載トレイ
13   排紙切り替えレバー
14   ストレート排紙積載トレイ
16   移動搬送ガイド
16a  シート後端支持部
16b  シート先端当接部
16c  ストレート搬送ガイド部
20   画像形成装置
20B  画像形成部
20D  シート搬送装置
N    ニップ延長線
P    シート
R    反転搬送路
R1   ストレート排出通路

Claims (6)

  1. 湾曲したシート搬送路を備えたシート搬送装置において、
    前記シート搬送路を構成する湾曲したガイド面を有するガイド部材と、
    前記ガイド部材に設けられ、一端部が前記ガイド面から突出して前記シート搬送路を通過するシートの先端に当接する第1の位置と、他端部が前記ガイド面から突出して前記シートの後端部が前記シート搬送路を通過する際、前記シートの後端部と当接する第2の位置とに移動可能で、かつ前記一端部が前記シートにより押圧されることにより、前記第1の位置から前記第2の位置に移動する移動部材と、
    を備えたことを特徴とするシート搬送装置。
  2. 前記移動部材の前記第2の位置は、前記移動部材の他端部が前記移動部材の上流側に設けられたシート搬送手段により搬送されるシートに近接する位置であることを特徴とする請求項1記載のシート搬送装置。
  3. 前記シート搬送手段は搬送ローラ対であり、前記移動部材の前記第2の位置は、前記移動部材の他端部が前記搬送ローラ対のニップの延長線近傍となる位置であることを特徴とする請求項2記載のシート搬送装置。
  4. 前記移動部材の上流にシートを直線的に搬送する他のシート搬送路を備え、
    前記移動部材は、前記移動部材の上流側に設けられたシート搬送手段により搬送されるシートを前記他のシート搬送路に導くガイド部を備え、かつ前記ガイド部により前記シートを前記他のシート搬送路に導く第3の位置に移動可能であることを特徴とする請求項2又は3記載のシート搬送装置。
  5. 前記移動部材を前記第3の位置に移動させる移動手段を設けたことを特徴とする請求項4記載のシート搬送装置。
  6. 画像形成部と、前記請求項1乃至5のいずれか1項に記載のシート搬送装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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