JP2004025671A - 杭または柱の切断装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】切断時間が短く、切断面がきれいでかつ低コストで切断でき、さらに安全柵を設ける等の特別な安全対策を不要とする。
【解決手段】下部に車輪2を有する走行台車3と、走行台車を切断対象の杭Wに固定する固定手段4と、杭を切断する円盤状のカッタ5と杭に円盤状のカッタの駆動部5aを案内するための案内孔をあけるビットとのいずれかを搭載し、円盤状のカッタ5またはビットを、杭または柱に対して接近・離間する方向へ移動させる移動手段9とを備える。
【選択図】  図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は主にコンクリート製の杭や柱を切断する切断装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
既存の構造物を免震構造に改造する、いわゆる免震レトロフィットには、既存建物基礎下に免震装置を設置する基礎下免震と、既存柱の間に免震装置を設置する中間階免震がある。
基礎下免震では、杭を使用した基礎の場合既存杭を切断して、また、中間階免震では、既存柱を切断して免震装置を設置する必要がある。いずれにしても既存の杭や柱を切断することが必要になるが、従来一般に、既存の杭や柱を切断には、ワイヤーソーが用いられていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、ワイヤーソーを用いた杭等の切断は、切断速度そのものは速いが、以下のような欠点があった。
a) ワイヤを、切断する杭の所定箇所に位置決めしなければならず、プーリの設置段取り等や、盛り替えに時間がかかる。
b) 切断面に曲がりが生じ、切断したブロックを引き出すことができない場合が多く、切断後にはつり作業が必要となり、結果的に切断に長時間かかってしまう。
c) コストが高い。
d) ワイヤーが切れた場合に該ワイヤーが飛び出す可能性がある箇所を予め隔離するため、安全柵を設ける等の別途特別な安全対策が必要になる。
【0004】
上記事情に鑑みて、本発明は、切断時間が短く、切断面がきれいでかつ低コストで切断でき、さらに安全柵を設ける等の特別な安全対策が不要となる杭または柱の切断装置を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明においては以下の手段を採用した。
すなわち、請求項1記載の杭または柱の切断装置は、下部に車輪を有する走行台車と、該走行台車に設けられ、該走行台車を切断対象の杭または柱に固定する固定手段と、該走行台車に取り付けられ、杭または柱を切断する円盤状のカッタと同杭または柱に円盤状のカッタの駆動部を案内するための案内孔をあけるビットとのいずれかを搭載し、該円盤状のカッタまたはビットを杭または柱に対して接近・離間する方向へ移動させる移動手段とを備えてなることを特徴としている。
また、請求項2記載の杭または柱の切断装置は、請求項1記載のものにおいて、前記移動手段は、走行台車の上部と下部のいずれかに選択可能に取り付けられることを特徴としている。
また、請求項3記載の杭または柱の切断装置は、請求項1または2記載のものにおいて、前記移動手段は、前記走行台車に傾斜角度調整可能に取り付けられる取付基台と、該取付基台に設けられるレールと、該レールに沿って移動しかつ前記円盤状のカッタとビットとのいずれかを固定状態で取り付けられる移動体とを備えてなることを特徴としている。
また、請求項4記載の杭または柱の切断装置は、請求項1〜3のいずれかに記載のものにおいて、前記固定手段は、前記杭または柱に対向するように配置される固定基板と、該固定基板に両端を連結され前記杭または柱の外周に巻きつけられた状態で荷締機により所定の緊張力をもって締め付けられる長尺体と、前記固定基板の前記杭または柱と対向する対向面に設けられ、前記長尺体の取付位置の上下両側であってかつ左右方向に離間して前記杭または柱の外表面にそれぞれ当接する少なくとも4つの脚部とを備えてなることを特徴としている。
【0006】
本発明によれば、まず、走行台車にビットを搭載し、このビットを搭載した走行台車を固定手段で切断対象の杭または柱に固定する。この状態で、移動手段を作動させて、ビットを杭または柱側へ移動させて、これら杭等に案内孔をあける。その後、ビットを初期位置に戻す。次に、走行台車に、ビットに替えて円盤状のカッタを搭載し、前記あけた案内孔に円盤状のカッタの駆動部を挿入しながら、円盤状のカッタを杭や柱側へ移動させて、それら杭または柱を切断する。
このように予め案内孔をあけ、この案内孔に駆動部を挿入しながら円盤状のカッタで杭等を切断するので、円盤状のカッタの駆動部が杭等と干渉するのを避けることができ、このため、切断対象の杭等と同程度の比較的小径の円盤状のカッタで杭等を切断できる。
上述の切断作業を切断しようとする杭または柱の下部と上部にそれぞれ行う。その後、切断した杭または柱部分を側方へ移動させて取り出す。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、図面に基づいて説明する。
図1は本発明に係る杭または柱の切断装置1(以下、単に切断装置と略す)の正面図、図2は平面図、図3は側面図である。
これらの図に示すように切断装置1は、下部に車輪2を有する走行台車3と、走行台車3に設けられ、該走行台車3を切断対象である杭Wまたは柱(図では杭の例を表す)に固定する固定手段4と、走行台車3に取り付けられ、杭Wまたは柱を切断する円盤状のカッタ5と同杭Wまたは柱に円盤状のカッタ5の駆動部5aを案内するための案内孔7をあけるビット8とのいずれかを搭載し(図4参照)、円盤状のカッタ5またはビット8を杭Wまたは柱に対して接近・離間する方向へ移動させる移動手段9とを備える概略構成になっている。
なお、図1〜図3では、移動手段9に円盤状のカッタ5を搭載した状態を表し、図4(a)では移動手段9にビット8を搭載した状態を表している。
【0008】
前記走行台車3は、形鋼を平面視四角形状に組まれてなる主フレーム部3aと、この主フレーム部の4隅の各頂点部分から下方に延びてその先端に前記車輪2を有する脚部3bと、主フレーム3aの上側に形鋼を直方体状に組まれてなる副フレーム部3cとからなっている。脚部3bと主フレーム部3aとは図示せぬねじによって螺合されていて、レバー3dを回転調整することにより、各脚部3bの高さ調整が適宜範囲で行えるようになっている。
【0009】
前記固定手段4は、後述する取付基台9aの一端側(図1において右側)に杭Wまたは柱に対向するように取り付けられた固定基板4aと、固定基板4aに両端を連結され杭Wまたは柱の外周に巻きつけられた状態で荷締機4bにより所定の緊張力をもって締め付けられるワイヤ4cやチェーン等の長尺体と、固定基板4aの杭Wまたは柱と対向する対向面に設けられ、ワイヤ4cの取付位置の上下両側であってかつ左右方向に離間して設けられて杭Wまたは柱の外表面にそれぞれ当接する少なくとも4つの脚部4dとを備える(図1,図2では脚部4dが4つの場合を示す)。
なお、荷締機4bは、例えば、レバーによってワイヤ4cが締め付けられると、内蔵されたラチエット機構によって、ワイヤ4cの緊張状態が維持できる構造のものである。
【0010】
前記移動手段9は、走行台車3の副フレーム部3cに傾斜角度調整可能に取り付けられる正面視略コ字状の取付基台9aと、この取付基台9aに両端を支持されて設けられるレール9bと、このレール9bに沿って移動する移動体9cとを備える。
移動体9cは、前記円盤状のカッタ5とビット8とのいずれかを、ボルト等の適宜固定手段を介して固定状態で取り付けられるものである。また、移動体9cは油圧モータを内蔵しており、前記レール9bに沿って設けられるラックと噛合するピニオンを、該油圧モータによって回転駆動することにより、移動体9c自体がレール9bに沿って移動できるものである。
【0011】
また、移動手段9は、図1中実線と2点鎖線でそれぞれ示すように、走行台車3の上部と下部のいずれかに選択可能に取り付けられるようになっている。
具体的には、副フレーム部3cの上板3e及び下板3fにそれぞれホルダ3ea、3faが設けられ、これらホルダ3ea、3faに回転軸9dを介して取付基台9aがピン結合されるとともに、取付基台9aと前記副フレーム部3cの上面及び下面との間であって、前記回転軸9dを挟んでその両側にそれぞれねじ機構による高さ調整部9eが介装された構成になっている。すなわち、高さ調整部9eを適宜調整することによって、副フレーム部3cに対する取付基台9aの傾斜角度が調整できるようになっている。
【0012】
前記円盤状のカッタ5は、厚肉コンクリート壁等のコンクリート体を切断可能なダイヤモンドブレードからなる円盤状のカッタ本体5bと、該カッタ本体5bを回転する前記駆動部5aからなっている。駆動部5aは、外形が略円柱状に形成されたものであって、カッタ本体5bを回転する油圧モータ、油圧モータの回転速度を調整するトルクコンバータ、及び切断箇所に水を注入する注水機能を備える。
【0013】
前記ビット8は、前記円盤状のカッタ5の駆動部5aが挿通できる円形の孔を穿設するものであり、先端の円筒状のカッタ本体8aと、該カッタ本体8aを回転させる駆動部8bとからなっている。
また、前記固定基板4aには、杭Wに案内孔7をあける前のビット8の先端の振れを抑えるビットの振止機構10が設けられている。この振止機構10は、図4(b)に示すように、適宜間隔をあけて互いに平行に設けられかつそれぞれが起立・傾倒可能な一対の支持板10aと、これら支持板10aの内側面に上下に離間して設けれた合計4つのローラ10bからなっている。
また、図1および図3中11は、切断時の切り子や水が飛散するのを防止するとともに安全性確保のため切断箇所を隔離する、折り畳み可能な防護カバーである。
【0014】
上記構成の切断装置を用いた杭の切断方法について、図5〜図10を参照しながら説明する。
なお、ここでは、説明の便宜上、杭Wの上部や下部に案内孔7をあけたり、杭Wの上部や下部を実際に切断したりするのに、共通の走行台車3を備えた切断装置1ではなく、それぞれビット8や円盤状のカッタ5を予め下部あるいは上部に搭載した専用の走行台車3を備えた切断装置1を用いて、杭Wを切断する場合についてに説明する。
【0015】
図5に示すように、まず最初に、下部にビット8を搭載した走行台車3を、その上方の固定基板4aが、切断対象の杭Wまたは柱(図では杭Wを表す)に対向する位置まで移動させる。そして、レバー3dを回転操作し、走行台車3が水平になるように主フレーム3aの四隅の高さ調整を行う。次いで、固定手段4を用いて、走行台車3を杭Wに対して固定する。すなわち、ワイヤ4cを杭Wに巻きかけ、4本の脚部4dの先端が杭Wの外表面に当たるようその高さを調整しながら、荷締機4bによってワイヤ4cを締めることで、走行台車3に取り付けた移動手段9の前端部を杭Wに対して固定する。
【0016】
この状態で、移動手段の移動体9cに内蔵してあるピニオンを回転させ、該ピニオンと噛合しているラックを介して移動体9c自体をレール9bに沿って前方へ移動させる。これにより、ビット8によって杭Wの下部所定箇所に案内孔7をあける。
【0017】
ここで、ビット8によって杭Wの外表面に案内孔をあける直前までは、図11に示すように。振止機構10を起立状態にし、これによってビット8の先端が振れないように規正する。そして、一旦、ビット8の先端が杭Wの外表面に食い込み、安定した回転が得られるようになると、図12に示すように、振止機構10は不要になるので水平方向となるように倒す。
なお、図11、図12では、要部が見やすいように、ビット8を走行台車3の上部に取り付けた図にしてある。
また、案内孔7は必ずしも杭Wを貫通させる必要はなく、杭Wの径の2/3程度まであけた後、そこに残るコア部分をくさび等で割り取ってもよい。
その後、ビット8を初期位置に戻した後、固定手段4による固定を解く。
【0018】
次に、図6に示すように、このビット8を搭載した走行台車3に替わり、下部に円盤状のカッタ5を搭載した走行台車3を杭Wに対向する位置まで移動させ、レバー3dによる水平調整を行った後、固定手段4を用いて杭Wに対して固定する。
その後、前記ビット3によってあけた案内孔7に円盤状のカッタ5の駆動部5aを挿入しながら、円盤状のカッタ5を移動体9cを介して杭W側へ移動させて、該円盤状のカッタ5で杭Wの下部を切断する。
【0019】
ここで、円盤状のカッタ5の径と杭Wの径との関係上、1回の移動体9cの移動だけでは杭Wを切断できない場合には、図13〜図16に示すような切断方法を採用する。
すなわち、円盤状のカッタ5の駆動部5aに連結される枝部分5cのうち駆動部5aに近い部分を、移動体9cにボルト5dを介して固定する。この状態で、円盤状のカッタ5を回転させながら、杭W側へ移動させて杭Wを途中まで切断する(図13、図14)。そして、杭W側移動限界位置に至った後、一旦、ボルト5dを緩めて移動体9cを杭Wから離間する方向へ移動させる。そして、前記枝部分5cのうち駆動部5aから遠い部分を、移動体9cにボルト5dを介して固定する。その後、再び移動体9cを移動させて、円盤状のカッタ5により杭Wの未切断部分を切断する(図15、図16)。
なお、これら図13〜図16でも、要部が見やすいように、円盤状のカッタ5を走行台車3の上部に取り付けた図にしてある。
【0020】
このようにして杭Wの図における下側部分を切断するが、次に、図7に示すように、上部にビット8を搭載した走行台車3を用い、上述した手順に従い、杭Wの上部に案内孔7をあける。
次いで、図8中2点鎖線で示すように、切り取る予定の杭部分を支えるよう、該杭部分の周りに搬送装置12をセットする。搬送装置12は、下部に駆動用の車輪12aを備えていて、切り取った杭部分を自走しながら他の箇所へ搬送し得るものである。
【0021】
このように、搬送装置12によって杭部分を支えた状態で、図9に示すように、上部に円盤状のカッタ5を搭載した走行台車3を用い、上述した手順に従い、杭Wの上側部分を切断する。
そして、切り取った杭部分は、前記搬送装置12によって所定位置まで搬送する。
【0022】
上記の一連の操作によって、杭Wを切断することができる。
なお、ここでは、説明の便宜上、杭Wの上部や下部に案内孔7をあけたり、杭Wの上部や下部を実際に切断したりするのに、共通の走行台車3を備えた切断装置1ではなく、専用の走行台車3を備えた切断装置1によって、杭Wを切断する方法についてに説明したが、勿論、これに限られることなく、共通の走行台車3を備えた切断装置1を用い、これに、必要に応じてビット8や円盤状のカッタ5をその都度所要箇所に交換しながら搭載して、杭Wに案内孔をあけたり杭を切断したりする作業を進めてもよいのは言うまでもない。
【0023】
上述した構成の切断装置1を用いた切断方法によれば、段取りとして、ビット8や円盤状のカッタ5を搭載した走行台車3を移動させ、固定手段4を用いて切断しようとする杭W等に対し固定するだけで足り、ワイヤーソーを用いた切断に比べて、段取り時間が大幅に短縮できる。
また、円盤状のカッタ5を用いた切断であるので、ワイヤーソーを用いた切断に比べて、切断面がフラットとなり、切断後のブロックの引き出しが容易になる。
また、ワイヤーソーを用いて切断する場合に比べ、ビット8や円盤状のカッタ5が損傷してその欠損片が外部に飛び散るおそれは極めて低く、この点で安全性が高まる。加えて、この実施の形態では、切断箇所や穿設箇所を覆うように防護カバー12を設けているので、より一層の安全性が確保できる。
また、水の飛散量も少なく、切断装置1の周辺の清掃作業も容易になる。
また、ワイヤーソーを用いた切断に比べて、切断後のはつり作業が不要になり、切り屑の量も減少するので、それらはつり屑等の回収作業並びに養生も容易になる。
また、この実施の形態のように、上下のビット8や円盤状のカッタ5を搭載する専用機による作業によれば、それら円盤状のカッタ5の取替作業が不要になり、その分切断能率が向上する。
【0024】
【発明の効果】
請求項1に係る杭または柱の切断装置によれば、段取りとして、ビットや円盤状のカッタを搭載した走行台車を移動させ、固定手段を用いて切断しようとする杭等に対し固定するだけで段取りができるので、段取り時間が大幅に短縮できる。また、円盤状のカッタを用いた切断であるので、切断面がフラットとなり、切断後のブロックの引き出しが容易になる。また、ビットや円盤状のカッタの欠損片が外部に飛び散るおそれは極めて低く、この点で安全性が高まる。また、水の飛散量も少なく、切断装置の周辺の清掃作業が容易になる。また、切断後のはつり作業が不要になり、切り屑の量が減少するので、それらはつり屑等の回収作業並びに養生も容易になる。また、ワイヤーソーを用いた場合に比べて低コスト化が図れる。
【0025】
請求項2に係る杭または柱の切断装置によれば、移動手段が、走行台車の上部と下部のいずれかに選択可能に取り付けられるから、共通する走行台車で、杭や柱の上部切断と下部切断の双方が行え、上部切断あるいは下部切断専用の走行台車を用いる場合に比べて低コスト化が図れ部品管理が容易になる。
【0026】
請求項3に係る杭または柱の切断装置によれば、レールに沿って移動する移動体に円盤状のカッタやビットを取り付ける構造であるので、円盤状のカッタやビットに対して、レールや移動体の共通化が図れ、この点においても低コスト化並びに部品管理の容易化が図れる。
【0027】
請求項4に係る杭または柱の切断装置によれば、長尺体を用いて固定するものであるから、杭や柱の形状が円形であってもあるいは角形であっても、それらの形を問わずに強固な固定ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る杭または柱の切断装置の実施の形態を示す正面図である。
【図2】本発明に係る杭または柱の切断装置の実施の形態を示す平面図である。
【図3】本発明に係る杭または柱の切断装置の実施の形態を示す側面図である。
【図4】本発明に係る杭または柱の切断装置の実施の形態を示し、上部にビットを搭載した場合の(a)は正面図、(b)は(a)のB−B線矢視図である。
【図5】本発明に係る杭または柱の切断装置を用いた切断方法を示す図である。
【図6】本発明に係る杭または柱の切断装置を用いた切断方法を示す図である。
【図7】本発明に係る杭または柱の切断装置を用いた切断方法を示す図である。
【図8】本発明に係る杭または柱の切断装置を用いた切断方法を示す図である。
【図9】本発明に係る杭または柱の切断装置を用いた切断方法を示す図である。
【図10】本発明に係る杭または柱の切断装置を用いた切断方法を示す図である。
【図11】本発明に係る杭または柱の切断装置を用いて案内孔をあける手順を示す図である。
【図12】本発明に係る杭または柱の切断装置を用いて案内孔をあける手順を示す図である。
【図13】本発明に係る杭または柱の切断装置を用いて実際に杭を切断する手順を示す図である。
【図14】本発明に係る杭または柱の切断装置を用いて実際に杭を切断する手順を示す図である。
【図15】本発明に係る杭または柱の切断装置を用いて実際に杭を切断する手順を示す図である。
【図16】本発明に係る杭または柱の切断装置を用いて実際に杭を切断する手順を示す図である。
【符号の説明】
1 切断装置
2 車輪
3 走行台車
4 固定手段
4a 固定基板
4b 荷締機
4c ワイヤ(長尺体)
4d 脚部
5 円盤状のカッタ
5a 駆動部
7 案内孔
8 ビット
9 移動手段
9a 取付基台
9b レール
9c 移動体
10 振止機構
11 防護カバー

Claims (4)

  1. 下部に車輪を有する走行台車と、
    該走行台車に設けられ、該走行台車を切断対象の杭または柱に固定する固定手段と、
    該走行台車に取り付けられ、杭または柱を切断する円盤状のカッタと同杭または柱に円盤状のカッタの駆動部を案内するための案内孔をあけるビットとのいずれかを搭載し、該円盤状のカッタまたはビットを杭または柱に対して接近・離間する方向へ移動させる移動手段とを備えてなることを特徴とする杭または柱の切断装置。
  2. 請求項1記載の杭または柱の切断装置において、
    前記移動手段は、走行台車の上部と下部のいずれかに選択可能に取り付けられることを特徴とする杭または柱の切断装置。
  3. 請求項1または2記載の杭または柱の切断装置において、
    前記移動手段は、前記走行台車に傾斜角度調整可能に取り付けられる取付基台と、該取付基台に設けられるレールと、該レールに沿って移動しかつ前記円盤状のカッタとビットとのいずれかを固定状態で取り付けられる移動体とを備えてなることを特徴とする杭または柱の切断装置。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載の杭または柱の切断装置において、
    前記固定手段は、前記杭または柱に対向するように配置される固定基板と、該固定基板に両端を連結され前記杭または柱の外周に巻きつけられた状態で荷締機により所定の緊張力をもって締め付けられる長尺体と、前記固定基板の前記杭または柱と対向する対向面に設けられ、前記長尺体の取付位置の上下両側であってかつ左右方向に離間して前記杭または柱の外表面にそれぞれ当接する少なくとも4つの脚部とを備えてなることを特徴とする杭または柱の切断装置。
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