JP2004024185A - 農業用フイルム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】NOR型ヒンダードアミン光安定剤0.001〜10重量%、保温剤1〜25重量%及び防曇剤0.01〜5.0重量%を配合したオレフィン系樹脂層を少なくとも1層有する単層または多層の農業用フイルム。通常のヒンダードアミン光安定剤を併用することもできる。
【選択図】 なし
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、保温性、防曇性、耐酸性、耐候性等に優れた単層又は多層の農業用フイルムに関する。
【0002】
【従来の技術】
農業用ハウスやトンネルハウスなどを使用する温室栽培においては、保温及び風防などのために透明な熱可塑性樹脂製農業用フイルムが被覆材として使用されている。これら熱可塑性樹脂として塩化ビニル樹脂やポリエチレン、エチレン・酢酸ビニル共重合体等のポリオレフィン系樹脂が主として使用されている。この内、塩化ビニル樹脂は、強靭で保温性、透明性等が優れているが、可塑剤のブリードにより表面が汚れ易く、経時的に光線透過率が低下することや低温耐衝撃性に劣るため寒冷地では使用できないという問題点を有している。加えて使用後の廃棄処理において、焼却すると腐食性ガスを発生するという問題点も抱えている。このため、これらの問題点を有せず、防汚性、透明持続性、低温耐衝撃性等に優れたポリオレフィン系樹脂が多用されるようになってきた。
【0003】
ポリオレフィン系樹脂を使用する場合には、農業用フイルムとして充分な保温性と防曇性を付与するために添加剤を配合することが必要であり、従来種々の添加剤処方が提案されてきた。さらにポリオレフィン系樹脂や塩化ビニル樹脂は紫外線により劣化しそのままでは長期使用に耐えないため、紫外線吸収剤やヒンダードアミン系光安定剤を配合することにより、その欠点を補ってきた。しかしながら従来使用されてきたヒンダードアミン系光安定剤は、酸性雨あるいは農薬散布や硫黄燻蒸などにより影響を受けて性能が不活性化するため、このような環境下においても有効な光安定化処方が求められていた。農業用フイルムにおいては、この外、使用箇所によっては種々の物性改良のために、酸化防止剤、防霧剤、融着防止剤その他諸々の添加剤を配合することがあった。
【0004】
これら多種の添加剤を配合するに当たっては、添加剤相互の作用によって添加剤本来の効果を充分発揮できなかったり、フイルムの透明性を損なったりする場合があり、添加剤相互の選択においてこのような負効果を極力減少させることが必要であった。また透明性、保温性、防曇性、耐候性などにおいて、バランスのとれた物性を示すものが求められていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明者らはかかる現状において、酸性環境下においても長期耐候性を示すことができ、ポリオレフィン系樹脂を基材とする場合においても、充分な保温性と防曇持続性を有し、その他種々の添加剤配合においても優れた効果を発揮できるような添加剤処方について検討を行った。その結果、特定の保温剤と光安定剤を防曇剤と併用したときに、優れた耐候性、保温性及び防曇持続性を示すことを見出すに至り、本発明に到達した。したがって本発明の目的は、優れた耐久性を有する高性能の農業用フイルムを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
すなわち本発明によれば、熱可塑性樹脂に、アルカリ金属、Mg及びAlから選ばれる少なくとも2種以上の金属を含有し、水素イオン指数が6〜10、平均粒子径が0.1〜2.0μmである複合無機化合物(A)を0.1〜20重量%、NOR型ヒンダードアミン系光安定剤(B)を0.01〜10重量%及び防曇剤(C)を0.1〜5重量%の割合で配合した熱可塑性樹脂組成物からなるフイルム層を含む農業用フイルムが提供される。このような農業用フイルムは、前記熱可塑性樹脂組成物からなるフイルム層の単層のフイルムであってもよく、またこのようなフイルム層を1層以上有する多層フイルムであってもよい。多層フイルムの場合には、複数の前記熱可塑性樹脂組成物からなるフイルム層のみから構成されていてもよく、前記熱可塑性樹脂組成物からなるフイルム層の1層又は複数の層とその他の熱可塑性樹脂フイルム層を1層又は複数層が含まれるものであってもよい。
【0007】
【発明の実施の形態】
本発明の農業用フイルムに使用される熱可塑性樹脂基材としては、オレフィンの単独重合体、オレフィン同士の共重合体、オレフィンと極性モノマーの共重合体などのポリオレフィン系樹脂がとくに好適であり、とりわけ好適なものは、エチレンの単独重合体、エチレンと炭素数3以上のαーオレフィンとの共重合体、エチレンと極性モノマーの共重合体などのエチレン(共)重合体である。より具体的には高・中密度ポリエチレン、高圧法低密度ポリエチレン、直鎖低密度ポリエチレンとして知られているエチレンとα−オレフィンの共重合体、エチレンと酢酸ビニル、(メタ)アクリル酸又はその塩、(メタ)アクリル酸エステルなどの極性モノマーとの共重合体などを挙げることができる。
【0008】
高圧法低密度ポリエチレン及び直鎖低密度ポリエチレンにおいては、透明性、フイルム強度、加工性、耐擦れ性などを考慮すると、密度が900〜935kg/m3、好ましくは910〜930kg/m3、190℃、2160g荷重におけるメルトフローレート(MFR)が0.1〜20g/10分、好ましくは0.5〜5.0g/10分のものを使用するのが望ましい。ここに直鎖低密度ポリエチレンにおいてエチレンと共重合させるαーオレフィンとしては、透明性やフイルム強度などを考慮すると、炭素数4〜10のもの、例えば1−ブテン、1−ペンテン、1−ヘキセン、1−オクテン、1−デセン、4−メチル−1−ペンテンなどから選ばれるものが好ましい。直鎖低密度ポリエチレンにおいてはまた、いかなる触媒系を使用して製造されたものであってもよく、例えば高活性チタン触媒成分と有機アルミニウム化合物触媒成分からなる触媒を代表例とするマルチサイト触媒やメタロセン触媒成分とアルミノオキサン触媒成分からなる触媒を代表例とするシングルサイト触媒を用いて製造されたものなどを使用することができる。
【0009】
エチレン・極性モノマー共重合体としては、透明性、柔軟性、フイルム強度、防曇剤のような各種添加剤との親和性、加工性などを考慮すると、酢酸ビニル含量が3〜33重量%、好ましくは5〜20重量%、190℃、2160g荷重のMFRが0.1〜20g/10分、好ましくは0.5〜5.0g/10分のエチレン・酢酸ビニル共重合体を使用するのが最も好ましい。
【0010】
エチレン・極性モノマー共重合体の他の好ましい例として、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸イソブチル、アクリル酸n−ブチル、メタクリル酸メチルなどの(メタ)アクリル酸エステル含量が3〜33重量%、好ましくは5〜20重量%、190℃、2160g荷重のMFRが0.1〜20g/10分、好ましくは0.5〜5.0g/10分のエチレン・(メタ)アクリル酸エステル共重合体を挙げることができる。
【0011】
上記熱可塑性樹脂の他の例としてはまた、ポリアミド、ポリエステル、ポリ塩化ビニル、スチレン系重合体などを例示することができる。
【0012】
本発明の農業用フイルムにおいて使用される複合無機化合物(A)は、Li、Na、Kなどのアルカリ金属、Mg及びAlから選ばれる少なくとも2種以上の金属を含有し、水素イオン指数が6〜10、平均粒子径が0.1〜2.0μmのものである。このような複合無機化合物を適量使用することにより、充分な透明性、保温性を維持するとともに、防曇剤、防霧剤の効果を長期にわたって発揮させることができる。
【0013】
このような複合無機化合物(A)としては、とくにMg及び又はAlを必須成分とするものが好ましく、とりわけMgを必須成分とするものが最も好ましい。無機複合化合物としてはまた、アニオン成分、例えば水酸基、炭酸根、珪酸根、縮合珪酸根などを2種以上含有するものが好ましい。より具体的には、下記一般式
Mg(1−x)Alx(OH)2Xx/n・mH2O
(但し、式中、Xはn価のアニオンである。また0<x<0.5、 0≦n≦2、 0≦mである)で示されるハイドロタルサイト化合物を挙げることができる。
【0014】
上記式中Xとしては、たとえばCl−、Br−、I−、NO2 −、ClO4 −、SO4 2−、CO3 2−、SiO3 2−、Si2O5 2−、HPO4 2−、HBO3 2−、PO4 3−、Fe(CN)6 3−、Fe(CN)4 4−、CH3COO−、C6H4(OH)COO−、(OCOCOO)2−、(OCOC6H4COO)2−などの1種又は2種以上を例示することができる。Xとしては、とくにCO3 2−、SiO3 2−、Si2O5 2−などが好ましい。
【0015】
複合無機化合物(A)としてはまた、Li、Na、Kのようなアルカリ金属、Mg及びAlと水酸基及び上記Xで示されたアニオン、例えば珪酸根や縮合珪酸根とから構成される複合化合物を使用することができる。さらに、式Al4Li2(OH)12CO3・mH2Oで示されるようなリチウム・アルミニウム複合金属化合物などを使用することができる。
【0016】
このような複合無機化合物(A)は、高級脂肪酸、高級脂肪酸塩、高級アルコール、高級脂肪酸アミド、チタンカップリング剤、シランカップリング剤などで表面処理されたものであってもよい。
【0017】
このような複合無機化合物(A)の配合量は、フイルム層を構成する熱可塑性樹脂中、0.1〜20重量%、好ましくは0.2〜10重量%の範囲である。
【0018】
本発明の農業用フイルムにおいて配合されるNOR型ヒンダードアミン系光安定剤(B)としては、好ましくは下記一般式(1)
【化2】
で示される基(式中、Rは置換又は非置換の炭化水素基又はアシル基)を少なくとも1個以上有する化合物である。式(1)におけるRは、置換又は非置換のアルキル基又はアシル基であり、例えばアルキル基、アルケニル基、シクロアルキル基、ビシクロアルキル基、フェニル基、ナフチル基、フェニルアルキル基、アルキル基置換フェニル基、水酸基置換アルキル基、アシル基、アルコキシ置換アルキル基、チオアルコキシ基置換アルキル基などである。
【0019】
より具体的には、下記(a)〜(e)で表される化合物を代表例として挙げることができる。
【0020】
(a)下記一般式(2)
【化3】
(式中、Rは式(1)のものと同じ(以下同じ)、R1は、n=1のときは、水素、1個又は2個以上の酸素原子で中断されていてもよいアルキル基、シアノアルキル基、ベンジル基、アシル基などであり、n=2のときはアルキレン基、キシリレン基、ジアシル基などであり、n=3のときはトリアシル基、n=4のときはテトラアシル基などである)
【0021】
(b)下記一般式(3)
【化4】
(式中、R2は、水素、アルキル基、ヒドロキシアルキル基、シクロアルキル基、アルアルキル基、アシル基又は式(1)の基などであり、R3は、n=1のときは、水素、アルキル基、ヒドロキシアルキル基、シクロアルキル基、アルアルキル基、アシル基などであり、あるいはR2と環を形成してジアシル基を示し、n=2のときは、アルキレン基、アリーレン基、キシリレン基、1−オキソアルキレン基、ジアシル基などである。
【0022】
(c)下記一般式(4)
【化5】
(式中、R4は、アルキル基、アリール基、ベンジル基、アルコキシアルキル基などであり、R5は、n=1のときは、水素、アルキル基、アルケニル基、アルアルキル基、シクロアルキル基、ヒドロキシアルキル基、アルコキシアルキル基、アリール基、カルボン酸エステル基置換アルキル基などであり、n=2のときはアルキレン基、アリーレン基、ヒドロキシ置換アルキレン基、酸素で遮断されているアルキレン基などである。)
【0023】
(d)下記一般式(5)
【化6】
(式中、R6、R7はそれぞれ水素、アルキル基、アリール基、アルアルキル基、ハロゲン置換アルキル基等であり、また両者が結合してシクロアルカン環を形成していてもよい)
【0024】
(e)下記一般式(6)
【化7】
(式中、R8、R9はそれぞれ水素、アルキル基、アリール基、アルアルキル基、ハロゲン置換アルキル基等であり、また両者が結合してシクロアルカン環を形成していてもよい。R10は、n=1のときは、水素、アルキル基、アルケニル基、アルアルキル基、シクロアルキル基、ヒドロキシアルキル基、アルコキシアルキル基、アリール基、カルボン酸エステル基置換アルキル基などであり、n=2のときはアルキレン基、アリーレン基、ヒドロキシ置換アルキレン基、酸素で遮断されているアルキレン基などである。)
【0025】
(f)下記一般式(7)
【化8】
(式中、nは1又は2であり、R11は下記式(8)
【0026】
【化9】
又は下記式(9)
【化10】
【0027】
(式中、Rは式(1)のものと同じで、好ましくはアルキル基又はシクロアルキル基であり、R14は、−O−又は−NR15−を表し、Aはアルキレン基又は−C3H6−O−を表し、mは0又は1であり、R15は、水素、アルキル基、ヒドロキシアルキル基又はシクロアルキル基を表す。またR12は、R11として例示したものであるか、−NR16R17、−OR18、−NHCH2R18又は−N(CH2OR18)である。R16及びR17は、アルキル基、シクロアルキル基、ベンジル基、ヒドロキシアルキル基又は式(1)の基を表し、あるいは両者が結合してアルキレン基、−C2H4−O−C2H4−又は−C2H4−NR18−C2H4−を表す。R18はアルキル基、シクロアルキル基、ベンジル基又はヒドロキシアルキル基である。
【0028】
R16はまた、式(10)
【化11】
(式中、R19はアルキル基)で示される基でもよい。
R13は、n=1のときは、R11又はR12として例示したものであり、n=2のときは、−R14−B−R14−(Bは、アルキレン基又は1個又は2個のNR16で中断されているアルキレン基)を表す。)
【0029】
(g)繰り返し構造単位が、式(1)のN−置換−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン基を含有しているオリゴマー又はポリマー化合物、好ましくはこれら基を有するポリエステル、ポリエーテル、ポリアミド、ポリアミン、ポリウレタン、ポリ尿素、ポリアミノトリアジン、ポリ(メタ)アクリレート、ポリ(メタ)アクリルアミドなどである。
【0030】
これらの中でとくに好ましいのは、(a)、(f)又は(g)で示される化合物である。
【0031】
より具体的には、(a)で示される化合物としてとくに好適なものは、式(2)において、n=1で、Rが炭素数1〜20のアルキル基又は炭素数1〜4のアルキル基で置換されていてもよい炭素数5〜12のシクロアルキル基であり、R1が炭素数1〜24の脂肪族アシル基である化合物、n=2で、Rが炭素数1〜20のアルキル基又は炭素数1〜4のアルキル基で置換されていてもよい炭素数5〜12のシクロアルキル基であり、R1が炭素数2〜16の脂肪族ジアシル基の化合物である。
【0032】
(f)で示される化合物においてとくに好適なものは、式(7)において、n=1で、R11、R12、R13が共に式(8)で示されるものであって、式(8)におけるm=0、R14が−NR15−で示されるものであり、式(8)のRが炭素数1〜20のアルキル基又は炭素数1〜4のアルキル基で置換されていてもよい炭素数5〜12のシクロアルキル基であり、R15が、水素、炭素数1〜10のアルキル基又は炭素数5〜8のシクロアルキル基である化合物である。
【0033】
さらに(g)で示される化合物の好適例として、一般式(11)
【化12】
【0034】
一般式(12)
【化13】
(式中、R20はアルキル基)
【0035】
一般式(13)
【化14】
(式中、R21はエチレン重合単位又はスチレン重合単位)などを挙げることができる。
【0036】
より具体的には、
(1)1−シクロヘキシルオキシ−4−ステアロイルオキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン
(2)コハク酸ビス(1−シクロヘキシルオキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−イル)
(3)アジピン酸ビス(1−シクロヘキシルオキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−イル)
(4)セバシン酸ビス(1−シクロヘキシルオキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−イル)
(5)1−ベンゾイルオキシ−4−(N−n−ブチル−N−ベンゾイルアミノ)−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン
(6)1,4−ジ−(4−ヒドロキシー3,5−ジ−t−ブチルベンゾイルオキシ)−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン
(7)n−ブチル−(1−ベンゾイルオキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−イル)カーボネート
(8)α、α’−(ジ−1−エトキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−イルオキシ)−p−キシレン
(9)1−エトキシ−4−ベンジルオキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン
(10)1,4−ジベンジルオキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン
【0037】
(11)1−(α−メチルベンジルオキシ)−4−ベンゾイルオキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン
(12)セバシン酸ビス(1−ベンゾイルオキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−イル)
(13)フタル酸ビス(1−ベンゾイルオキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−イル)
(14)セバシン酸ビス(1−ベンジルオキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−イル)
(15)セバシン酸ビス(1−メトキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−イル)
(16)コハク酸ビス(1−メトキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−イル)
(17)(1−シクロヘキシルオキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−イル)−3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンゾエート
(18)イソフタル酸ビス(1−シクロヘキシルオキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−イル)
(19)フタル酸ビス(1−シクロヘキシルオキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−イル)
【0038】
(20)セバシン酸ビス(1−ヘプチルオキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−イル)
(21)テレフタル酸ビス(1−(α−メチルベンジルオキシ)−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−イル)
(22)イソフタル酸ビス(1−(α−メチルベンジルオキシ)−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−イル)
(23)セバシン酸ビス(1−エトキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−イル)
(24)セバシン酸ビス(1−クミルオキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−イル)
(25)セバシン酸ビス(1−オクタデシルオキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−イル)
(26)セバシン酸ビス[1−(ビシクロ−[4,4,0]−デシル−1−オキシ)−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−イル]
(27)セバシン酸ビス(1−オクチルオキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−イル)
(28)コハク酸ビス(1−オクチルオキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−イル)
(29)2,2−ジメチルマロン酸ビス(1−n−ブチルカルバモイルオキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−イル)
(30)2,4,4−トリメチルヘキサン−1,6−ジカルバミン酸ビス(4−ベンゾイルオキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−1−イル)
【0039】
(31)フタル酸ビス(1−n−ブチルカルバモイルオキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−イル)
(32)イソフタル酸ビス(1−n−ブチルカルバモイルオキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−イル)
(33)(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)n−ブチルマロン酸ビス(1−メトキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−イル)
(34)(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)n−ブチルマロン酸ビス(1−シクロヘキシルオキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−イル)
(35)3,15−ジ−α−メチルベンジルオキシ−2,2,4,4,14,14,16,16−オクタメチルー7,11,18,21−テトラオキサ−3,15−ジアザトリスピロ[5,2,2,5,2,2]ヘンエイコサン
(36)3,15−ジ−ジシクロヘキシルオキシ−2,2,4,4,14,14,16,16−オクタメチルー7,11,18,21−テトラオキサ−3,15−ジアザトリスピロ[5,2,2,5,2,2]ヘンエイコサン
(37)ポリ−[6−{(1,1,3,3−テトラメチルブチル)−イミノ}−1,3,5−トリアジン−2,4−ジイル][2−(1−アセトキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジル)−イミノ)−ヘキサメチレン−[4−(1−アセトキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジル)−イミノ]
(38)ポリ−[6−{(1,1,3,3−テトラメチルブチル)−イミノ}−1,3,5−トリアジン−2,4−ジイル][2−(1−アセトキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジル)−イミノ)−ヘキサメチレン−[4−(1−シクロヘキシルオキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジル)−イミノ]などを代表例として例示することができる。
【0040】
これらNOR型ヒンダードアミン光安定剤(B)は、フイルム層を構成する熱可塑性樹脂中、0.01〜10重量%、好ましくは0.05〜2重量%、さらに好ましくは0.1〜1重量%の割合で配合される。
【0041】
本発明において使用される防曇剤(C)としては、例えば、アルキルジエタノールアミン、アルキルジエタノールアミンモノ脂肪酸エステル、アルキルジエタノールアミド、多価アルコール脂肪酸エステルポリオキシアルキレンエーテル、高級アルコール硫酸エステルアルカリ金属塩、アルキルアリールスルホネート、四級アンモニウム塩などを挙げることができる。これらは2種以上混合して使用することができる。例えばアルキルジエタノールアミンとアルキルジエタノールアミンモノ脂肪酸エステルの重量比で5/95〜50/50、好ましくは10/90〜30/70の混合物、あるいはアルキルジエタノールアミドと多価アルコール脂肪酸エステルの重量比で5/95〜50/50、好ましくは5/95〜25/75の混合物などを挙げることができる。
【0042】
上記アルキルジエタノールアミンのアルキル基(アルケニル基を含む意で用いられる)としては、炭素数が8〜22程度のもの、とくに12〜18程度のものが好ましい。具体的には、ラウリルジエタノールアミン、ミリスチルジエタノールアミン、パルミチルジエタノールアミン、ステアリルジエタノールアミン、オレイルジエタノールアミン、あるいはこれらの混合物などを例示することができる。これらの中ではとくにオレイルジエタノールアミンあるいはオレイルジエタノールアミンを50重量%以上含有するアルキルジエタノールアミン混合物を使用するのが最も好ましい。
【0043】
上記アルキルジエタノールアミンモノ脂肪酸エステルのアルキル基(アルケニル基を含む)としては、炭素数が8〜22程度、好ましくは12〜18のものであって、脂肪酸エステルにおける脂肪酸成分としては、炭素数8〜22程度、好ましくは12〜22程度の飽和又は不飽和の脂肪酸が好ましい。具体的にはラウリルジエタノールアミンモノステアリン酸エステル、ミリスチルジエタノールアミンモノオレイン酸エステル、パルミリルジエタノールアミンモノステアリン酸エステル、ステアリルジエタノールアミンモノパルミチン酸エステル、ステアリルジエタノールアミンモノステアリン酸エステル、オレイルジエタノールアミンモノパルミチン酸エステル、オレイルジエタノールアミンモノステアリン酸エステル、あるいはこれらの混合物などを例示することができる。
【0044】
上記アルキルジエタノールアミドのアルキル基としては炭素数8〜22程度、とくに炭素数10〜16程度のものが好ましい。具体的には、ラウリルジエタノールアミド、ミリスチルジエタノ−ルアミド、パルミチルジエタノールアミド、ステアリルジエタノールアミド、オレイルジエタノールアミド、あるいはこれらの混合物などを例示することができる。
【0045】
また多価アルコール脂肪酸エステルにおける多価アルコール成分としては、グリセリン、ジグリセリン、トリグリセリン、ソルビトール、ソルビタンなどの1種又は2種以上から選ばれる。また脂肪酸エステルにおける脂肪酸成分としては炭素数8〜22程度、好ましくは炭素数12〜18程度の飽和又は不飽和の脂肪酸、例えばミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸、あるいはこれらの混合物などが好ましい。これらの中ではとくにソルビタンエステルの使用が好ましい。ソルビタンエステルは、トールタイプ、バイドタイプ、タンタイプの異性体の混合体であって、通常トールタイプの含有率は10〜15重量%であるが、とりわけソルビトール含有量を20〜60重量%、とくに30〜50重量%に高めたソルビタンエステルを使用するのが好ましい。
【0046】
このような防曇剤(C)としては、フイルム層を構成する熱可塑性樹脂中に0.1〜5重量%、好ましくは0.5〜3重量%の割合で配合するのが効果的である。
【0047】
上記(A)、(B)、(C)を配合した熱可塑性樹脂フイルム層には、必要に応じ種々の他の添加剤を配合することができる。このような添加剤として例えば、酸化防止剤、紫外線吸収剤、防霧剤、融着防止剤、アンチブロッキング剤、スリップ剤、分散向上剤、上記以外の保温剤、上記以外の他のヒンダードアミン系光安定剤、防黴剤、防藻剤などを例示することができる。
【0048】
酸化防止剤としては具体的には、2,6−ジ−t−ブチル−p−クレゾール、2−t−ブチル−4−メトキシフェノール、3−t−ブチル−4−メトキシフェノール、2,6−ジ−t−ブチル−4−エチルフェノール、2,2’−メチレンビス(4−メチル−6−t−ブチルフェノール)、2,2’−メチレンビス(4−エチル−6−t−ブチルフェノール)、4,4’−メチレンビス(2,6−ジ−t−ブチルフェノール)、2,2’−メチレンビス[6−(1−メチルシクロヘキシル)−p−クレゾール]、ビス[3,3−ビス(4−ヒドロキシ−3−t−ブチルフェニル)ブチリックアシッド]グリコールエステル、4,4’−ブチリデンビス(6−t−ブチル−m−クレゾール)、2,2’−エチリデンビス(4−sec−ブチル−6−t−ブチルフェノール)、2,2’−エチリデンビス(4,6−ジ−t−ブチルフェノール)、1,1,3−トリス(2−メチル−4−ヒドロキシ−5−t−ブチルフェニル)ブタン、1,3,5−トリス(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)−2,4,6−トリメチルベンゼン、2,6−ジフェニル−4−オクタデシロキシフェノール、テトラキス[メチレン−3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]メタン、n−オクタデシル−3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート、4,4’−チオビス(6−t−ブチル−m−クレゾール)、トコフェロール、3,9−ビス[1,1−ジメチル−2−[β−(3−t−ブチル−4−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)プロピオニルオキシ]エチル]2,4,8,10−テトラオキサスピロ[5,5]ウンデカン、2,4,6−トリス(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンジルチオ)−1,3,5−トリアジンなどのヒンダードフェノール系酸化防止剤を好適例として挙げることができる。
【0049】
また紫外線吸収剤としては、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−オクトキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−nドデシルオキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−n−オクタデシルオキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−ベンジルオキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシ−5−スルホベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−5−クロロベンゾフェノン、2,4−ジヒドロキシベンゾフェノン、2,2’−ジヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、2,2’−ジヒドロキシ−4,4’−ジメトキシベンゾフェノン、2,2’,4,4’−テトラヒドロキシベンゾフェノンのようなベンゾフェノン系紫外線吸収剤、2−(2−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2−ヒドロキシ−5−t−ブチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2−ヒドロキシ−3,5−ジメチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2−メチル−4−ヒドロキシフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2−ヒドロキシ−3−メチル−5−t−ブチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2−ヒドロキシ−3,5−ジ−t−アミルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2−ヒドロキシ−3,5−ジ−t−ブチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2−ヒドロキシ−3、5−ジメチルフェニル)−5−メトキシベンゾトリアゾール、2−(2−n−オクタデシルオキシ−3、5−ジメチルフェニル)−5−メチルベンゾトリアゾール、2−(2−ヒドロキシ−5−メトキシフェニル)−5−メチルベンゾトリアゾール、2−(2−ヒドロキシ−3−t−ブチル−5−メチルフェニル)−5−クロロベンゾトリアゾール、2−(2−ヒドロキシ−5−t−ブチルフェニル)−5−クロロベンゾトリアゾール、2−(2−ヒドロキシ−5−フェニルフェニル)−5−クロロベンゾトリアゾール、2−(2−ヒドロキシ−3,5−ジクロロフェニルフェニル)−5−クロロベンゾトリアゾール、2−(2−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)−5,6−ジクロロベンゾトリアゾール、2−(2−ヒドロキシ−3,5−ジ−t−ブチルフェニル)−5−クロロベンゾトリアゾール、2−(2−ヒドロキシ−3−t−ブチル−5−メチルフェニル)−5−クロロベンゾトリアゾール、2−(2−ヒドロキシ−3−メチルフェニル)−5−ブトキシカルボニルベンゾトリアゾール、2−(2−アセトキシ−5−メチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−[2−ヒドロキシ−3,5−ビス(α,α−ジメチルベンジル)フェニル]−2Hベンゾトリアゾールなどのベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤、2−[4,6−ビス(2,4−ジメチルフェニル)−1,3,5−トリアジン−2−イル]−5−(オクチルオキシ)フェノール、2−(4,6−ジフェニル−1,3,5−トリアジン−2−イル)−5−(ヘキシルオキシ)フェノールなどのトリアジン系紫外線吸収剤などを挙げることができる。
【0050】
また防霧剤としては、パーフルオロアルキル基又はパーフルオロアルケニル基を有するフッ素系界面活性剤を好適例として挙げることができる。これらは陰イオン型、陽イオン型、両性型、非イオン型のいずれのものであってもよい。防霧剤の好適な配合量は、熱可塑性樹脂中、0.01〜1重量%、とくに0.02〜0.5重量%の範囲である。
【0051】
本発明において、上記NOR型ヒンダードアミン系光安定剤とともに使用可能な他のヒンダードアミン系光安定剤としては、例えば4−アセトキシー2,2,6,6−テトラメチルピペリジン、4−ステアロイルオキシー2,2,6,6−テトラメチルピペリジン、4−アクリロイルオキシー2,2,6,6−テトラメチルピペリジン、4−ベンゾイルオキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン、4−ベンジルオキシー2,2,6,6−テトラメチルピペリジン、4−シクロヘキサノイルオキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン、4−(フェニルアセトキシ)−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン、4−(o−クロロベンゾイルオキシ)−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン、4−(フェノキシアセトキシ)−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン、4−(フェニルカルバモイルオキシ)−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン、4−(p−トルエンスルホニルオキシ)−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン、4−ニコチノイルオキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン、4−(2−フロイルオキシ)−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン、4−(β−ナフトイルオキシ)−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン、1,3,8−トリアザ−7,7,9,9−テトラメチル−2,4−ジオキソ−3−nオクチル−スピロ[4,5]デカン、ビス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)アジペート、ビス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)セバケート、ビス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)ヘキサヒドロテレフタレート、ビス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)テレフタレート、ビス(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジル)セバケート、トリス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)ベンゼン−1,3,5−トリカルボキシレート、トリス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)−2−アセトキシプロパン−1,2,3−トリカルボキシレート、トリス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)−2−ヒドロキシプロパン−1,2,3−トリカルボキシレート、トリス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)トリアジン−2,4,6−トリカルボキシレート、トリス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジン)ホスファイト、トリス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)ブタン−1,2,3−トリカルボキシレート、テトラキス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)プロパン−1,1,2,3−テトラカルボキシレート、テトラキス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)ブタン−1,2,3,4−テトラカルボキシレート、(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジン)−4−スピロ−2’−(6’,6’−ジメチルピペリジン)−4’−スピロ−5’’−ヒンダントインなどを挙げることができる。
【0052】
上記NOR型ヒンダードアミン系光安定剤とともに使用可能な他のヒンダードアミン系光安定剤の例としてはまた、下記式で示されるような高分子型ヒンダードアミンを挙げることができる。
【0053】
【化15】
【0054】
【化16】
【0055】
【化17】
【0056】
【化18】
【0057】
【化19】
【0058】
【化20】
【0059】
【化21】
【0060】
【化22】
【0061】
これら酸化防止剤、紫外線吸収剤、その他の光安定剤等の効果的な配合量は、前記フィルム層を形成する熱可塑性樹脂中、0.01〜5.0重量%程度、好ましくは0.1〜3.0重量%程度である。
【0062】
上記本発明の農業用フイルムは、単層でも2層以上の積層体でもよく、その場合、上記(A)、(B)、(C)を所定量含む熱可塑性樹脂フイルム層が少なくとも1層含まれていればよい。すなわち積層農業用フイルムにおいては、(A)、(B)、(C)を所定量含む熱可塑性樹脂フイルム層が複数層形成された積層フイルム、(A)、(B)、(C)を所定量含む熱可塑性樹脂フイルム層が1層又は複数層と他の熱可塑性フイルム層が1層又は複数層とからなる積層フイルムであることができる。(A)、(B)、(C)を所定量含む熱可塑性樹脂フイルム層が複数層有する積層フイルムにおいては、それらは組成や基材熱可塑性樹脂が同一あるいは異なるものであってもよい。また他の熱可塑性樹脂フイルム層の基材熱可塑性樹脂としては(A)、(B)、(C)を含む熱可塑性樹脂フイルム層を形成する熱可塑性樹脂として先に例示したものを使用することができる。このような他の熱可塑性樹脂フイルム層には、(A)、(B)、(C)から選ばれる添加剤が配合されていてもよく、また他の添加剤として例示したようなものが配合されていてもよい。とくに積層農業用フイルムの場合においては、少なくとも酸性雰囲気下に晒される表面層がNOR型ヒンダードアミン系光安定剤(A)を含む熱可塑性樹脂フイルム層であることが好ましい。また内層に該当する表面層には防曇剤(C)及び防霧剤が配合されていることが望ましい。
【0063】
本発明の単層又は多層の農業用フイルムにおいては、総厚みが10〜300μm、とくに30〜200μmとなるようにするのが好ましい。また多層の場合には、2層又は3層とするのが好ましく、各層の厚みが10〜150μm、とりわけ20〜100μm程度とするのが好ましい。多層フイルムにおいてはまた、基材として外層をポリエチレンとし、中間層及び内層をエチレン・酢酸ビニル共重合体として使用する態様が好ましい。とくに外層のポリエチレンが密度900〜930kg/m3、メルトフローレート0.5〜5.0g/10分の直鎖低密度ポリエチレンであり、中間層がある場合はそのエチレン・酢酸ビニル共重合体が、酢酸ビニル含量が10〜20重量%、メルトフローレートが0.5〜5.0g/10分の共重合体であり、内層のエチレン・酢酸ビニル共重合体が、酢酸ビニル含量が3〜15重量%、メルトフローレートが0.5〜5.0g/10分の共重合体であることが好ましい。このような構成にすることにより、耐擦れ性、透明性、防曇性、防霧性、保温性等に優れた農業用フイルムを容易に得ることができる。このような好適態様においては、中間層及び内層を上述の(A)、(B)、(C)を配合した本発明の必須のフイルム層とするのが好ましく、外層は防曇剤(C)を除いたその他の熱可塑性樹脂層とするのが実用上好ましい。
【0064】
本発明の農業用フイルムは、基材となる熱可塑性樹脂に複合無機化合物(A)、NOR型ヒンダードアミン光安定剤(B)、防曇剤(C)及び必要に応じ配合されるその他の添加剤を所定量秤量し、リボンブレンダー、バンバリーミキサー、スーパーミキサー、押出機など公知の混合機を用いて樹脂組成物を製造し、これをインフレーション加工、カレンダー加工、Tダイ加工などによりフイルム化することによって製造することができる。添加剤の配合に当たっては、勿論マスターバッチを使用することができる。多層フイルム類の場合は、共押出によるのが最も効率的である。
【0065】
【実施例】
以下、実施例により本発明をさらに詳細に説明する。尚、実施例等用いた添加剤及び実施例等で得られた農業用フイルムの物性評価方法は以下の通りである。
【0066】
[添加剤の種類]
(1)NOR−371:NOR型ヒンダードアミン系光安定剤、商品名チヌビンNOR−371(チバ・スペシャルティ・ケミカルズ社製)
光安定剤−1:[ポリ[[6−(1,1,3,3−テトラメチル)イミノ−1,3,5−トリアジン−2,4−ジイル][(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)イミノ]ヘキサメチレン][(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)イミノ]]](商品名:キマソーブ944LD、チバ・スペシャルティ・ケミカルズ社製)
光安定剤−2:チヌビン494FR,高分子量タイプのヒンダードアミン系光安定剤のブレンド品、チバ・スペシャルティ・ケミカルズ社製)
光安定剤−3:CYASORB UV−3529、CYTEC社製)
光安定剤−4:HOSTAVIN N−30、CLARIANT社製)
【0067】
(2)紫外線吸収剤:2−ヒドロキシ−4−オクトキシベンゾフェノン(商品名:セイカライザーE、大阪精化工業社製)
(3)複合無機化合物:ハイドロタルサイト(商品名:DHT−4A、協和化学社製、水素イオン濃度 、平均粒子径 μm)
(4)防曇剤:アルキルジエタノールアミン(アルキル基がオレイル基とパルミチル基が7/3(モル比)のもの)とアルキルジエタノールアミンモノ脂肪酸エステル(アルキル基がステアリル基で、脂肪酸がステアリン酸とパルミチン酸が7/3(モル比)のもの)の20/80(重量比)の混合物
(5)防霧剤:パーフルオロアルキル基含有オリゴマー(商品名:S−393、セイミケミカル社製)
(6)融着防止剤:N,N’−メチレンビスステアロアミド(商品名:ビスアマイド、日本化成社製)
【0068】
[評価用薬品又は農薬]
(1)0.1N亜硫酸水(関東化学社製特級)
(2)0.1N亜硝酸水(関東化学社製1級)
(3)0.1N塩酸(関東化学社製特級)
(4)硫黄燻蒸
(5)ジマンダイセン水和剤*
(6)ボルドー液
(7)石灰硫黄合剤
*:JA山梨経済事業連編 平成13年果樹病害虫防除暦に基づき調製
【0069】
[物性評価方法]
(1)破断点伸び:JIS3号ダンベルで試料を打ち抜き、引張速度500mm/分にて試験を行い、破断点伸びを求める。
(2)促進耐候性:サンシャインウェザオメーター(ブラックパネル温度63℃、水噴霧時間12分/1時間当り)を用い、800時間照射を行った。
【0070】
[実施例1]
単層インフレダイスを装備した単層インフレーションフイルム成形装置を使用し、EVA−1(エチレン・酢酸ビニル共重合体、商品名:エバフレックスV5961、三井・デュポンポリケミカル社製、酢酸ビニル含有量9.0重量%、MFR1.6g/10分)を95.7重量%、複合無機化合物2.0重量%、チヌビン NOR−371を0.2重量%、融着防止剤0.1重量%及び防曇剤2.0重量%の割合で予め混練りして得たペレットを溶融ゾーンに170℃の条件で供給し、180℃に予熱したダイスを通過させ、100μmの透明な単層フイルムを作成した。
【0071】
次に得られたフイルムを次のように加工し、0.1N亜硫酸水に対する耐性評価を行った。
(1)横50cm×縦80cmの袋(4方シールするが、一部薬品注入用の穴を空けておき、袋内面への薬品噴霧後は再シールする)を用意する。袋は破袋しない程度に空気で膨らませておく。
(2)袋の底部に50ccの0.1N亜硫酸水を注入する。
(3)太陽光のあたる屋外に7日間放置する。
(4)試料(3)で、亜硫酸水と直接接していない場所を選びサンプリングして、サンシャインウエザオメーターで800時間照射する。
(5)試料(4)の破断点伸びを測定する。
結果を表1に示す。
【0072】
[比較例1]
実施例1において、チヌビン NOR−371の代りに光安定剤ー1(キマs−ブ944LD)を使用した以外は、実施例2と同様の評価を行った。結果を表1に示す。
【0073】
【表1】
*:[(農薬被爆・促進耐候性試験800時間後の伸び率)÷(非農薬被爆・促進耐候性試験800時間後の伸び率)]×100
【0074】
[実施例2]
3層インフレダイスを装備した多層インフレーションフイルム成形装置を使用し、ダイスの外層には外層用押出機を通じて、LDPE(高圧法低密度ポリエチレン、商品名:ミラソンNEO23H、三井化学社製、密度921kg/m3、MFR3.3g/10分)を99.3重量%、チヌビン NOR−371を0.2重量%及び複合無機化合物を0.5重量%の割合で予め混練して得たペレットを溶融ゾーン170℃の条件で供給した。
【0075】
中間層には中間層用押出機を通じて、EVA−2(エチレン・酢酸ビニル共重合体、商品名:エバフレックスP1403、三井・デュポンポリケミカル社製、酢酸ビニル含有量14.5重量%、MFR1.3g/10分)を97.2重量%、チヌビン NOR−371を0.2重量%、複合無機化合物を1.5重量%、防曇剤を1.0重量%及び融着防止剤を0.1重量%の割合で予め混練して得たペレットを溶融ゾーン170℃の条件で供給した。
【0076】
内層には内層用押出機を通じて、EVA−1(エチレン・酢酸ビニル共重合体、酢酸ビニル含有量9.0重量%、MFR1.6g/10分)を95.65重量%、チヌビンNOR−371を0.2重量%、複合無機化合物を2.0重量%、防曇剤を2.0重量%、防霧剤0.05重量%及び融着防止剤を0.1重量%の割合で予め混練して得たペレットを溶融ゾーン170℃の条件で供給した。
【0077】
各層に供給した樹脂組成物は、180℃に予熱された前記ダイスの内部で貼合し、各層の厚みが外層20μm、中間層20μm、内層60μmで構成される3層積層構造の透明なフイルムを得た。このフイルムにつき、実施例1と同様の評価を行った。結果を表2に示す。
【0078】
[実施例3]
実施例2の3層フイルムにおいて、外層、中間層及び内層に添加されているキマソーブ NOR−371の配合量をそれぞれ0.2重量%から0.1重量%に減量し、代りに光安定剤−1(キマソーブ944LD)を各層に0.1重量%の割合で添加した以外は、同様にして3層フイルムを製造した。このフイルムにつき、実施例2と同様の評価を行った。結果を表2に示す。
【0079】
[実施例4]
実施例2の3層フイルムにおいて、外層、中間層及び内層に添加されているキマソーブ NOR−371の配合量をそれぞれ0.2重量%から0.1重量%に減量し、代りに紫外線吸収剤(セイカライザーE)を各層に0.1重量%の割合で添加した以外は、同様にして3層フイルムを製造した。このフイルムにつき、実施例2と同様の評価を行った。結果を表2に示す。
【0080】
[実施例5]
実施例2の3層フイルムにおいて、外層、中間層及び内層に添加されているキマソーブ NOR−371の配合量をそれぞれ0.2重量%から0.1重量%に減量した以外は、同様にして3層フイルムを製造した。このフイルムにつき、実施例2と同様の評価を行った。結果を表2に示す。
【0081】
[実施例6]
実施例2の3層フイルムにおいて、外層、中間層及び内層に添加されているキマソーブ NOR−371の配合量をそれぞれ0.2重量%から0.5重量%に増量した以外は、同様にして3層フイルムを製造した。このフイルムにつき、実施例2と同様の評価を行った。結果を表2に示す。
【0082】
[実施例7]
実施例2の3層フイルムにおいて、中間層に添加されているキマソーブ NOR−371の0.2重量部の代りに光安定剤−1(キマソーブ944LD)を2.0重量%の割合で添加した以外は、同様にして3層フイルムを製造した。このフイルムにつき、実施例2と同様の評価を行った。結果を表2に示す。
【0083】
【表2】
【0084】
[実施例8]
0.1N亜硫酸水の代りにジマンダイセン水和剤を使用し、これを袋の内側に均一に散布した以外は、実施例2と同様の評価を行った。結果を表3に示す。
【0085】
[実施例9]
ジマンダイセン水和剤の代りにボルドー液を用いた以外は実施例8と同様の評価を行った。結果を表3に示す。
【0086】
[実施例10]
ジマンダイセン水和剤の代りに石灰硫黄合剤を用いた以外は実施例8と同様の評価を行った。結果を表3に示す。
【0087】
[実施例11]
実施例2と同じ製法で得られた3層フイルムを、幅2.5m、奥行き10mの試験用ハウスに展張した。次いで密閉状態のハウス内で、硫黄5gをマントルヒーターで加熱し、5時間/日×6ヶ月間燻蒸した。ハウスに展張したフイルムからサンプルを切り出し、サンシャインウエザオメーターで800時間照射後、破断点伸びを測定した。結果を表3に示す。
【0088】
[実施例12]
実施例7と同様の製法で得た3層フイルムを、実施例11と同様の評価を行った。結果を表3に示す。
【0089】
[実施例13]
実施例2の3層フイルムにおいて、外層、中間層及び内層に添加されているキマソーブ NOR−371の配合量をそれぞれ0.2重量%から0.1重量%に減量し、光安定剤−1(キマソーブ944LD)を外層及び内層に各0.1重量%の割合で添加した以外は、同様にして3層フイルムを製造した。このフイルムにつき、実施例11と同様の評価を行った。結果を表3に示す。
【0090】
【表3】
【0091】
[比較例2]
実施例2の3層フイルムにおいて、外層、中間層及び内層に添加されているキマソーブ NOR−371をそれぞれ光安定剤ー1に変えた以外は、同様にして3層フイルムを製造した。このフイルムにつき、実施例2と同様の評価を行った。結果を表4に示す。
【0092】
[比較例3]
実施例2の3層フイルムにおいて、外層、中間層及び内層に添加されているキマソーブ NOR−371をそれぞれ光安定剤ー2に変えた以外は、同様にして3層フイルムを製造した。このフイルムにつき、実施例2と同様の評価を行った。結果を表4に示す。
【0093】
[比較例4]
実施例2の3層フイルムにおいて、外層、中間層及び内層に添加されているキマソーブ NOR−371をそれぞれ光安定剤ー3に変えた以外は、同様にして3層フイルムを製造した。このフイルムにつき、実施例2と同様の評価を行った。結果を表4に示す。
【0094】
[比較例5]
実施例2の3層フイルムにおいて、外層、中間層及び内層に添加されているキマソーブ NOR−371をそれぞれ光安定剤ー4に変えた以外は、同様にして3層フイルムを製造した。このフイルムにつき、実施例2と同様の評価を行った。結果を表4に示す。
【0095】
[比較例6]
比較例2の3層フイルムにおいて、実施例9同様にボルドー液による評価を行った結果を表4に示す。
【0096】
[比較例7]
実施例6の3層フイルムにおいて、外層、中間層及び内層に添加されているキマソーブ NOR−371をそれぞれ光安定剤ー1に変えた以外は、同様にして3層フイルムを製造した。このフイルムにつき、実施例6と同様の評価を行った。結果を表4に示す。
【0097】
[比較例8]
比較例7の3層フイルムにおいて、実施例9同様にボルドー液による評価を行った結果を表4に示す。
【0098】
[比較例9]
実施例4の3層フイルムにおいて、外層、中間層及び内層に添加されているキマソーブ NOR−371の0.1重量%をそれぞれ光安定剤ー1を0.1重量%に変えた以外は、同様にして3層フイルムを製造した。このフイルムにつき、実施例4と同様の評価を行った。結果を表4に示す。
【0099】
【表4】
【0100】
【発明の効果】
本発明によれば、保温性、防曇性に優れ、酸性雨、農薬散布、硫黄燻蒸などによっても悪影響を受けることがなく、優れた光安定性を示す農業用フイルムを提供することができる。
Claims (12)
- 熱可塑性樹脂に、アルカリ金属、Mg及びAlから選ばれる少なくとも2種以上の金属を含有し、水素イオン指数が6〜10、平均粒子径が0.1〜2.0μmである複合無機化合物(A)を0.1〜20重量%、NOR型ヒンダードアミン系光安定剤(B)を0.01〜10重量%及び防曇剤(C)を0.1〜5重量%の割合で配合した熱可塑性樹脂組成物からなるフイルム層を含む農業用フイルム。
- 熱可塑性樹脂が、ポリオレフィン系樹脂である請求項1記載の農業用フイルム。
- ポリオレフィン系樹脂が、エチレンの重合体又は共重合体である請求項2記載の農業用フイルム。
- 複合無機化合物(A)が、Mg含有化合物である請求項1〜3記載の農業用フイルム。
- 上記フイルム層として、さらに防霧剤を0.01〜1重量%の割合で配合した熱可塑性樹脂組成物を使用することを特徴とする請求項1〜5記載の農業用フイルム。
- 上記フイルム層として、さらに酸化防止剤、紫外線吸収剤、融着防止剤、アンチブロッキング剤、スリップ剤、保温剤、分散向上剤及び上記以外のヒンダードアミン系光安定剤から選ばれる少なくとも1種の添加剤を配合した熱可塑性樹脂組成物を使用することを特徴とする請求項1〜6記載の農業用フイルム。
- 熱可塑性樹脂を基材とする2層以上の多層構成からなり、その少なくとも1層に上記フイルム層を使用することを特徴とする請求項1〜7記載の農業用フイルム。
- 内層として、厚み25〜150μmの上記フイルム層を使用することを特徴とする請求項8記載の農業用フイルム。
- 上記フイルム層以外の層を含み、その層がポリオレフィン系樹脂を基材とする層である請求項8又は9記載の農業用フイルム。
- 3層構成からなり、外層がポリエチレン、中間層がエチレン・酢酸ビニル共重合体、内層がエチレン・酢酸ビニル共重合体をそれぞれ基材とする請求項8〜10記載の農業用フイルム。
- 内層のエチレン・酢酸ビニル共重合体が、酢酸ビニル含量3〜15重量%、190℃、2160g荷重におけるメルトフローレートが0.5〜5.0g/10分の共重合体である請求項11記載の農業用フイルム。
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