JP2004023030A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

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Tetsuo Satake
佐竹 哲郎
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Abstract

【課題】絶縁膜として低誘電率膜を用いる場合において、化学増幅型レジストを用いたリソグラフィーによりトレンチパターンを形成し、所望のデュアルダマシン配線を得る。
【解決手段】半導体基板上に、低誘電率膜103を堆積し、低誘電率膜103中にビアホール106を形成する。その後、ビアホール106を含む低誘電率膜103上に、金属膜107を形成する。続いて、その上に化学増幅型レジスト108を堆積し、リソグラフィー法により、トレンチパターン109を形成する。その結果、金属膜107が保護膜となり、低誘電率膜103と化学増幅型レジスト108が直接接触することが無いので、レジストパターン109は正確に形成され、所望のデュアルダマシン構造を得ることが出来る。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、配線の形成方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、半導体装置の高性能化、記憶容量の増大により、配線の高密度化、多層化が著しい。しかし、高密度化、多層化にともない、配線同士の相互作用により電気信号の遅延が生じ、半導体装置の動作速度が向上しない、消費電力を低減できない等の問題が指摘されている。
【0003】
これを解決するために、配線間容量低減を目的として、低誘電率層間絶縁膜を適用する事が検討されている。また、微細加工のために、解像度が高く酸を触媒として反応が促進する、化学増幅型レジストの採用が検討されている。
【0004】
具体的には、特開平11−243147号公報に示すような方法がある。この方法では、低誘電率膜であるシリコン含有有機膜にビアホールを形成し、その後、シリコン含有有機膜上に化学増幅型レジストからなるパターンを形成して、デュアルダマシン構造を形成するものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来方法に従うと、ビアホール形成後に化学増幅型レジストを用いたリソグラフィーによりトレンチパターンを形成しようとした場合、トレンチパターンが形成できない、という問題が発生した。
【0006】
具体的には、図7(a)に示すように、下層配線401上にSiN膜402、低誘電率膜403、キャップ膜404を順に堆積し、リソグラフィー法、及びエッチング法を適用して、ビアホール405を形成する。その後、トレンチ408を形成するために、化学増幅型レジスト406を全面に塗布する。
【0007】
次に、図7(b)に示すように、トレンチパターン407を形成するために、光を照射し現像を行う。ここで、図7(b)に示すようなレジストポイズニング409が発生する場合がある。例えば、文献C.P. Soo, et al., IEEE Trans. onSemic. Manuf., pp. 462−469, Nov. 1999、 Victoria Shannon   Solid StateTechnology September, 2001でその経緯が述べられている。
【0008】
このように、レジストポイズニング409が発生すると、図7(b)に示すように、ビアホール405内だけでなく、ビアホール405周辺のレジストも解像不良となる。その結果、トレンチパターン407が所望の形状で形成できず、上下の配線の接続が不可能となる。
【0009】
そこで本発明は、低誘電率膜を用いても、ビアホール形成後に化学増幅型レジストを用いたリソグラフィーによりトレンチパターンを形成し、所望のデュアルダマシン配線を得ることができる、半導体装置の製造方法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
課題を解決するために、本発明では、半導体基板上に、低誘電率膜を堆積する工程と、低誘電率膜中にビアホールを形成する工程と、ビアホール含む低誘電率膜上に、金属膜を形成する工程と、金属膜上に化学増幅型レジストを形成する工程と、化学増幅型レジストをマスクとしてトレンチを形成する工程と、を備えたことを特徴とする半導体装置の製造方法を提供する。
【0011】
その結果、金属膜が保護膜となり、低誘電率膜と化学増幅型レジストが直接接触することが無いので、トレンチパターン形成用のレジストパターンを正確に形成し、所望のデュアルダマシン構造を形成することが出来る。
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
【0013】
(実施形態1)
本実施形態では、低誘電率膜と化学増幅型レジストが直接接触しないように、低誘電率膜を金属膜でカバーする点に特徴がある。
【0014】
まず、図1(a)に示すように、下層配線101上にCu膜の拡散防止膜である窒化シリコン(SiN)膜102を形成した後、プラズマCVD装置(図示省略)によって、CH基を含む低誘電率膜(SiOC膜)103及びキャップ膜(SiON膜)104を順に形成する。
【0015】
次に、図1(b)に示すように、キャップ膜104上にレジスト105を堆積し、リソグラフィー及びエッチング法を適応して、配線孔106を形成する。その後、レジスト105はアッシング、及び洗浄により除去する。
【0016】
その後、図1(c)に示すように、配線接続孔106表面及びキャップ膜104表面上に、完全に接続孔106を埋め込んでしまわないように、スパッタリング法を用いてCu膜のバリア膜となる金属膜(TaN膜)107(10nm)を形成する。なお、配線のバリア膜として用いることが出来るものであれば、例えばTa膜、又はTaNとTaの積層膜等、TaN膜以外の金属膜でもよい。
【0017】
続いて、図2(a)に示すように、TaN膜107上全面に、トレンチ形成用の化学増幅型レジスト108を堆積する。
【0018】
次に、図2(b)に示すように、トレンチ形成用の化学増幅型レジスト108に対して、フォトリソグラフィー法を適用して、トレンチパターン109を形成する。この際に、TaN膜107の効果が発揮され、ポイズニングの発生を防ぐことが出来る。この点については後で詳述する。
【0019】
その後、図2(c)に示すように、トレンチパターン109をマスクとしてTaN膜107、低誘電率膜103をプラズマエッチングにより除去し、トレンチ110を形成する。この時、トレンチ110の底部にあるTaN膜104はエッチングにより除去され、トレンチ110の側壁部分に存在するTaN膜104のみが存在する。
【0020】
最後に、図2(d)に示すように、トレンチ110及びビアホール106を完全に埋め込むように、Cu膜をメッキ法により堆積する。その後、CMP法により余分なCu膜を除去し、配線表面の平坦化を行い、Cu配線111を形成する。
【0021】
以上より、ビアホール106の内表面をTaN膜107で被覆することにより、低誘電率膜103と化学増幅型レジスト108が直接接することが殆ど無いので、トレンチパターン109を正確に形成することが出来る。
【0022】
その結果、レジストパターン109の寸法どおりトレンチ110が形成され、デュアルダマシン構造が設計どおりに形成出来る、つまり寸法制御性の高いデュアルダマシン構造の形成方法を提供することが出来る。
【0023】
ここで、本実施形態の特徴である、金属膜(TaN膜)107の効果について説明する。
【0024】
この金属膜107の存在により、低誘電率膜103と化学増幅型レジスト105が直接接触することを防ぐことが出来る。
【0025】
低誘電率膜103は、その誘電率を低下させるために、その膜中に従来の絶縁膜に比較して空間部分を多く含んでいる。すなわち空間部分に各種のガス、特に窒素を含むガス種を内蔵し、具体的には窒素を含むガスより生成されるアミン系の物質が多く含まれている。
【0026】
この低誘電率膜103上に直接、化学増幅型レジスト105を塗布し露光を行うと、レジスト105中に発生した酸が、低誘電率膜103に含まれるアミン系の物質と反応するため、発生した酸は失活させられる。その結果、露光により発生した酸が失活し、現像により所望のパターンは得られずレジストが残留する、いわゆるポイズニングが発生する。
【0027】
そこで、金属膜107により、低誘電率膜103が化学増幅型レジスト108と直接接触する部分を被覆する。金属膜107は緻密な膜であるので、リソグラフィー工程において化学増幅型レジスト108から発生した酸を透過させることがない。同様に、低誘電率膜103に含有されているアミン系物質も、金属膜107中を透過出来ないので、化学増幅型レジスト108に対して染み出すことがない。
【0028】
よって、リソグラフィー工程における酸の失活を防ぎ、ポイズニングの発生を抑制することが出来る。その結果、寸法制御性が向上し、所望のデュアルダマシン構造を形成することが出来る。
【0029】
なお、図2(d)に示すように、TaN膜107は金属膜であるので、そのままバリア膜として活用することが出来る。よって、トレンチ形成後、TaN膜107をそのまま残しておくことが出来るため、工程数の増加を防ぐことが出来る。更に、トレンチパターン109をアッシングする際において、マスクとなり、ビアホール106壁面にある低誘電率膜103がダメージを受けるのを防ぐことが出来る。
【0030】
(実施形態2)
本実施形態は、レジストのリフトオフにより、上層の不要な膜を容易に除去出来る点、及び実施形態1と同様に、低誘電率膜とレジストが直接接触しないように、低誘電率膜を金属膜でカバーする点に特徴がある。
【0031】
まず、図3(a)に示すように、下層配線201上にCu膜の拡散防止膜である窒化シリコン(SiN)膜202を形成した後、プラズマCVD装置(図示省略)によって、CH基を含む低誘電率膜(SiOC膜)203、キャップ膜(SiON膜)204、レジスト205を順に形成する。続いて、リソグラフィー法及びエッチング法を適応して、ビアホール206を形成する。
【0032】
次に、図3(b)に示すように、ビアホール206表面及びトレンチ用レジスト205表面上に、スパッタリング法を用いて、完全にビアホール206を埋め込んでしまわないように、金属膜(TaN膜)207(10nm)を形成する。なお、この金属膜は、配線のバリア膜として用いることが出来るものであれば、例えばTa膜、又はTaNとTaの積層膜等、TaN膜以外の金属膜でもよい。
【0033】
その後、図3(c)に示すように、レジストのリフトオフにより、ビアホール206の内部側面にあるTaN膜207のみを残して、トレンチ用レジスト205の側面及び上部にあるTaN膜207をレジストと共に除去する。このリフトオフを活用する工程が、本実施形態の1つ目の特徴である。
【0034】
本工程では、あえて先の工程でレジストを残しておき、上にTaN膜207を堆積した後にレジストを除去することにより、1つの工程で、2つ以上の除去したい膜を容易に除去することが出来る。
【0035】
更に、レジスト205に接していない部分に堆積されているTaN膜207は除去されないので、「必要な部分の膜は残し、必ずしも必要ではない部分の膜は除去する、選択的な膜の除去」が可能である。
【0036】
続いて、図4(a)に示すように、TaN膜207上及びキャップ膜204上全面に、トレンチ用の化学増幅型レジスト208を堆積する。
【0037】
次に、図4(b)に示すように、フォトリソグラフィー工程においてトレンチ形成用のレジストパターン209を形成する。この時、実施形態1と同様に、TaN膜207の効果が発揮され、ポイズニングの発生を防ぐことが出来る。これが、本実施形態の2つ目の特徴である。
【0038】
具体的には、実施形態1と同様に、金属膜であるTaN膜207の存在により、低誘電率膜203と化学増幅型レジスト208が直接接触しない。よって、リソグラフィー時において、低誘電率膜203に含まれるアミン系物質と化学増幅型レジスト208から発生する酸が反応して、リソグラフィー時に酸が失活するのを防ぐことが出来、レジストの現像不良、いわゆるポイズニングの発生を抑制することが出来る。
【0039】
次に、図4(c)に示すように、レジストパターン209をマスクとしてTaN膜207、低誘電率膜203をプラズマエッチングにより除去し、トレンチ210を形成する。この時、ビアホール206の底部にあるTaN膜207はエッチングにより除去され、ビアホール206の側壁部分に存在するTaN膜207のみが存在する。
【0040】
最後に、図4(d)に示すように、トレンチ210及びビアホール206を完全に埋め込むように、Cu膜をメッキ法により堆積し、CMPにより余分なCu膜を除去し配線表面の平坦化を行い、Cu配線211を形成する。
【0041】
以上より、ビアホール206の内表面をTaN膜207で被覆することにより、低誘電率膜203と化学増幅型レジスト208が直接接することが無いので、トレンチパターン209を正確に形成することが出来る。
【0042】
その結果、レジストパターン209の寸法どおりトレンチ210が形成され、デュアルダマシン構造が設計どおりに形成出来る、つまり寸法制御性が高いデュアルダマシンの製造方法を提供することが出来る。
【0043】
なお、図4(d)に示すように、TaN膜207は金属膜であるので、そのままバリア膜として活用することが出来る。よって、トレンチ形成後、TaN膜207をそのまま残しておくことが出来るため、工程数の増加を防ぐことが出来る。更に、TaN膜207は、トレンチパターン209をアッシングにより除去する際においてマスクとなり、ビアホール206壁面にある低誘電率膜203がダメージを受けるのを防ぐことが出来る。
【0044】
(実施形態3)
本実施形態は、下層配線層と上層配線層が直接接続される点、及び実施形態1と同様に、低誘電率膜とレジストが直接接触しないように、金属膜でカバーする点に特徴がある。
【0045】
まず、図5(a)に示すように、下層配線301上にCu膜の酸化防止膜である窒化シリコン膜(SiN膜)302を形成した後、プラズマCVD装置(図示省略)によって、CH基を含む低誘電率膜(SiOC膜)303、キャップ膜(SiON膜)304、レジスト305を順に形成する。続いて、リソグラフィー法及びエッチング法を適応して、ビアホール306を形成する。
【0046】
次に、図5(b)に示すように、レジスト305、及びビアホール306底部にある酸化防止膜302を、アッシング、及び洗浄により除去する。
【0047】
その後、図5(c)に示すように、スパッタリング法を用いて、ビアホール306を完全に埋め込まないように、トレンチ310の低誘電率膜303の側壁に第1の金属膜(TaN膜)305(10nm)を低誘電率膜303上及び下層配線301上に形成する。なお、この金属膜は、配線のバリア膜として用いることが出来るものであれば、例えばTa膜、又はTaNとTaの積層膜等、TaN膜以外の金属膜でもよい。
【0048】
続いて、図5(d)に示すように、エッチングにより、絶縁膜303上及び下層配線301上の第1の金属膜であるTaN膜307の一部を除去することにより、キャップ膜304及び下層配線301の一部を露出させ、ビアホール306の側壁部分にのみTaN膜307を形成する。
【0049】
次に、図6(a)に示すように、トレンチ形成用の化学増幅型レジスト308を、ビアホール306内部及びキャップ膜304上全面に堆積する。
【0050】
その後、図6(b)に示すように、フォトリソグラフィー工程においてトレンチパターン309を形成する。この時、実施形態1と同様に、第1の金属膜307の効果が発揮され、ポイズニングの発生を防ぐことが出来る。この点は、本実施形態の特徴の1つである。
【0051】
具体的には、実施形態1と同様に、金属膜であるTaN膜307の存在により、低誘電率膜303と化学増幅型レジスト308が直接接触しない。よって、リソグラフィー時において、低誘電率膜303に含まれるアミン系物質と、露光により化学増幅型レジスト308から発生する酸が反応して、リソグラフィー時に酸が失活するのを防ぐことが出来、レジストの現像不良、いわゆるポイズニングの発生を抑制することが出来る。
【0052】
続いて、トレンチパターン309をマスクとして、キャップ膜304及び低誘電率膜303に対してプラズマエッチングを行い、トレンチ310を形成する。
【0053】
次に、図6(c)に示すように、トレンチ310に対して第2の金属膜であるTaN膜311をスパッタ法により形成する。ここでは、あえてスパッタ粒子の指向性が比較的悪い装置を用いる。具体的には、RFスパッタ装置を用いる。
【0054】
これにより、ビアホール306底部で下層配線310が露出している部分には、第2の金属膜であるTaN膜311は非常に薄く、もしくは形成されない。一方、トレンチ310内側の低誘電率膜303の側壁部分及び、キャップ膜304の上面には、第2の金属膜311が堆積される。
【0055】
最後に、図6(d)に示すように、トレンチ310及びビアホール306を完全に埋め込むように、Cu膜をメッキ法により堆積し、CMPにより余分なCu膜を除去し配線表面の平坦化を行い、Cu配線312を形成する。このCu膜312と低誘電率膜303の間には、バリアメタルとして、第2の金属膜311及び第1の金属膜307が形成されている。
【0056】
以上より、ビアホール306の内壁面をTaN膜307で被覆することにより、低誘電率膜303と化学増幅型レジスト308が直接接することが無いので、トレンチパターン309を正確に形成することが出来る。
【0057】
その結果、レジストパターン309の寸法どおりトレンチ310が形成され、デュアルダマシン構造が設計どおりに形成出来る、つまり寸法制御性が高いデュアルダマシンの製造方法を提供することが出来る。
【0058】
ここで、本実施形態の特徴について説明する。
【0059】
図6(d)に示すように、ビアホール306底部には酸化防止膜302が存在せず、更にTaN膜も殆ど堆積されていない。具体的には、図5(b)に示す工程において、ビアホール306底部の酸化防止膜302は除去され、更に図6(c)に示す工程においても、下層配線310が露出している部分には、第2の金属膜であるTaN膜は非常に薄く、もしくは全く形成されないように膜形成が行われる。
【0060】
よって、下層配線と上層配線間に配線材料であるCu膜以外の膜がほとんど存在せず、Cu膜が連続して存在する。その結果、下層配線と上層配線の接続部分における抵抗が非常に低くなり、配線遅延をより防止出来ると共に、配線のエレクトロマイグレーションにおいても、向上させることが出来る。
【0061】
【発明の効果】
以上本発明では、トレンチパターン形成時のリソグラフィー工程において、金属膜が低誘電率膜と化学増幅型レジストの間に存在することにより、リソグラフィー工程の露光時に化学増幅型レジストから発生する酸が、低誘電率膜に含まれるアミン化合物と反応するのを防ぐことが出来る。つまり、化学増幅型レジストの酸が失活されず、ポイズニングの発生を抑制することが出来る。
【0062】
その結果、レジストパターンの寸法どおりトレンチが形成され、デュアルダマシン構造が設計どおりに形成出来る、つまり寸法制御性が高いデュアルダマシンの製造方法を提供することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1の工程断面図
【図2】実施形態1の工程断面図
【図3】実施形態2の工程断面図
【図4】実施形態2の工程断面図
【図5】実施形態3の工程断面図
【図6】実施形態3の工程断面図
【図7】従来方法における問題点を示す図
【符号の説明】
101 下層配線
102 SiN膜
103 低誘電率膜
104 キャップ膜
105 ビアホール用レジスト
106 ビアホール
107 TaN膜
108 化学増幅型レジスト
109 トレンチパターン
110 トレンチ
111 Cu配線
201 下層配線
202 SiN膜
203 低誘電率膜
204 キャップ膜
205 ビアホール用レジスト
206 ビアホール
207 TaN膜
208 化学増幅型レジスト
209 トレンチパターン
210 トレンチ
211 Cu配線
301 下層配線
302 SiN膜
303 低誘電率膜
304 キャップ膜
305 ビアホール用レジスト
306 ビアホール
307 第1の金属膜(TaN膜)
308 化学増幅型レジスト
309 トレンチパターン
310 トレンチ
311 第2の金属膜
312 Cu配線
401 下層配線
402 SiN膜
403 低誘電率膜
404 キャップ膜
405 ビアホール
406 化学増幅型レジスト
407 トレンチパターン
408 トレンチ
409 レジストポイズニング

Claims (5)

  1. 半導体基板上に、低誘電率膜を堆積する工程と、
    前記低誘電率膜中にビアホールを形成する工程と、
    前記ビアホール含む前記低誘電率膜上に、金属膜を形成する工程と、
    前記金属膜上に化学増幅型レジスト膜を形成する工程と、
    前記化学増幅型レジストをマスクとしてトレンチを形成する工程と、を備えたことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 前記ビアホールを形成する際に用いたレジストパターン上、及び前記ビアホールを含む低誘電率膜上に、前記金属膜を形成する工程と、
    前記レジストパターンを除去する際に、併せて前記レジストパターン上の金属膜を除去する工程と、を含むことを特徴とする、請求項1記載の半導体装置の製造方法。
  3. 半導体基板上に、下部配線層を形成する工程と、
    前記下部配線層上に低誘電率膜を堆積する工程と、
    前記低誘電率膜中にビアホールを形成すると共に、前記下部配線の一部を露出させる工程と、
    前記ビアホール内に、前記第1の金属膜を形成する工程と、
    前記ビアホール含む前記低誘電率膜上に、化学増幅型レジスト膜を形成する工程と、
    前記化学増幅型レジストをマスクとしてトレンチを形成する工程と、
    前記トレンチを含む前記低誘電率膜上に、前記下部配線の一部を露出させたまま、第2の金属膜を堆積する工程と、を備えることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  4. 前記低誘電率膜は、アミン系の物質を含有することを特徴とする、請求項1又は3記載の半導体装置の形成方法。
  5. 前記金属膜が、TaN膜、Ta膜、又はTaNとTaの積層膜であることを特徴とする、請求項1又は3記載の半導体装置の製造方法。
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