JP2004022141A - オーディオ記録再生装置及び記録再生方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】面倒な操作をすることなくCD等の本来の再生順以外で記録した曲を記録媒体本来の再生順、即ちトラック番号順で再生するオーディオ記録再生装置を提供する。
【解決手段】まず、オーディオ記録再生装置HUが記録媒体、例えばCDのランダム再生開始時にHUの操作部HUより記録の指示がなされると、(a)に示すような曲番を含むCDのTOC情報を読み出し、メモリ26に記憶する。そして、ランダム再生順に曲をハードディスクドライブ14中のHDに記録していく。ついで、曲の記録が終了したとき、メモリ26に記憶したTOC情報とHDに記録した曲の位置を対応づけた曲位置情報を図(b)のように記録する。そして、次回HDに記録した曲の再生を行うときはHDの記録順に曲を再生するのではなく、曲位置情報(b)として記録した情報を基に曲番に従って再生を行う。
【選択図】 図1
【解決手段】まず、オーディオ記録再生装置HUが記録媒体、例えばCDのランダム再生開始時にHUの操作部HUより記録の指示がなされると、(a)に示すような曲番を含むCDのTOC情報を読み出し、メモリ26に記憶する。そして、ランダム再生順に曲をハードディスクドライブ14中のHDに記録していく。ついで、曲の記録が終了したとき、メモリ26に記憶したTOC情報とHDに記録した曲の位置を対応づけた曲位置情報を図(b)のように記録する。そして、次回HDに記録した曲の再生を行うときはHDの記録順に曲を再生するのではなく、曲位置情報(b)として記録した情報を基に曲番に従って再生を行う。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、オーディオ記録再生装置及び記録再生方法に係り、特に再生順に記録した曲を再生する際、記録順ではなくトラック順に再生を行うオーディオ記録再生装置及び記録再生方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、パーソナルコンピュータが普及し、ハードディスク(HD)のような大容量記録媒体が安価で入手できるようになったため、今までのようにコンパクトディスク(CD)からミニディスク(MD)に曲を記録するというような形態ではなく、CDからHDへ曲をそのままCD−DA形式で記録したり、HDへ記録する際にMP3(MPEG1 Audio Layer3)形式やATRAC3(Adaptive Transform Acoustic Coding3)形式等に圧縮して多くの曲を記録するようになっている。
【0003】
一方、カーオーディオやホームオーディオでもHDが搭載されるようになってきており、CD再生装置にHDが内臓され、自動でCDの曲を簡単にHDへCD−DA形式で記録したり、MP3形式やATRAC3形式等に圧縮して記録を行うことが可能な製品もあり、多くのユーザーはHDに記録した曲の再生を楽しんでいる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、HDが搭載されたこれらの再生装置ではCD等から記録した曲を再生する際には通常、記録順に再生する。そのためランダム再生を行ったり、プログラム再生を行ってHDに記録をすると、HDからの再生時にはランダム再生やプログラム再生での再生順で再生が行われてしまい、CD本来の再生順、即ちトラック番号順で再生するにはユーザーによるHDの曲に対するプログラム再生の指示か、トラックのアップ、ダウンの操作が必要であり面倒であった。以上から、本発明の目的は曲の記録順にかかわらず、面倒な操作をすることなくCD等の記録媒体本来の再生順、即ちトラック番号順で再生することができるオーディオ記録再生装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題は、本発明によれば、再生する記録媒体のTOC情報を読み出し、再生順に従って曲を記録し、読み出したTOC情報と記録した曲の位置を対応づけた曲位置情報を記録し、次に記録された曲の再生を行ったとき、曲位置情報を用いて再生を行うことにより達成される。
【0006】
又、上記課題は、本発明によれば、再生する記録媒体のTOC情報を読みだし、読み出したTOC情報よりトラック番号順のプレイリストを生成し、記録媒体に記録された曲の再生を行ったとき、再生順で曲を記録しておき、記録した曲を再生する際にはプレイリストを用いて再生を行うことにより達成される。
【0007】
【発明の実施の形態】
(A)本発明の第1の概略説明
図1は本発明の第1の概略説明図であり、HUはオーディオ記録再生装置であり、記録、再生、ボリューム調整等の指示を行う操作部CU、メモリ26、CDプレーヤ12、MDプレーヤ13、ハードディスクドライブ14を備えており、各々にCD、MD、ハードディスクHDの記録媒体が収納されている。
【0008】
本発明に係るオーディオ記録再生装置HUでは、まず、オーディオ記録再生装置HUが記録媒体、例えばCDのランダム再生開始時にHUの操作部CUより記録の指示がなされると、図1の(a)に示すような曲番を含むCDのTOC情報を読み出し、メモリ26に記憶する。そして、ランダム再生順に曲をハードディスクドライブ14中のHDに記録していく。ついで、曲の記録が終了したとき、メモリ26に記憶したTOC情報とHDに記録した曲の位置を対応づけた曲位置情報を図1(b)のように記録する。そして、次回HDに記録した曲の再生を行うときはHDの記録順に曲を再生するのではなく、曲位置情報として記録した情報を基に曲番に従って再生を行う。
【0009】
(B)本発明の第2の概略説明
本発明の第2の概略説明図は、本発明の第1の概略説明図(図1)と同等である。本発明に係るオーディオ記録再生装置HUでは、まず、オーディオ記録再生装置HUが記録媒体、例えばCDのランダム再生開始時にHUの操作部CUより記録の指示がなされると、図1の(a)に示すような曲番を含むCDのTOC情報を読み出し、メモリ26に記憶する。そして、ランダム再生順に曲をハードディスクドライブ14中のHDに記録していく。ついで、曲の記録が終了したとき、HDに記録した各曲の位置を検出し、TOC情報の曲番順のプレイリストをTOC情報とHDに記録した各曲の位置とを対応づけて図1の(c)に示すように作成する。そして、次回HDに記録した曲の再生を行うときはHDの記録順に曲を再生するのではなく、プレイリストを基に曲番に従って再生を行う。
【0010】
(C)本発明の実施例
(a)本発明実施例のオーディオ記録再生装置の構成
図2は本発明実施例のオーディオ記録再生装置の構成図である。図中10はラジオ受信用のアンテナ、11はラジオの放送信号を受信し、検波信号を出力するラジオ受信部、12はCDに記録された音楽情報を読み出してCD信号やCD−TEXT方式で記録された文字情報を出力するCDプレーヤ、13はMDに記録された音楽情報を読み出してMD信号やMDのUTOCに記録された文字情報を出力するMDプレーヤ、14はCDプレーヤ12に装填されているCDやMDプレーヤ13に装填されているMD中の曲をCD−DAやMP3形式にして記録するハードディスクドライブ(HDD)である。
【0011】
15はラジオ受信部11、CDプレーヤ12、MDプレーヤ13、HDDの各ソース信号の切換えを行なうソース切替部、16はソース切替部15からのソース信号の音量を調節するためのボリュームコントローラ、17はボリュームコントローラ16で調節されたソース信号を増幅するアンプ、18はスピーカ、22はユーザーがランダム再生や記録の指示、ラジオのチャンネル選択やソース切替、ボリューム調節の操作を行なう操作部、23は現在選択しているソースの情報や再生している曲のトラック等を表示する表示部である。
【0012】
24は操作部22からの指示を受けてソース切替部15の制御や、HDD14に記録されている圧縮音楽のデコードする処理を行なうシステムコントローラ、24aはHDD14への記録を制御する記録制御部、24bはCDプレーヤ12に装填されたCDのTOC情報や、MDプレーヤ13に装填されたMDのUTOC情報と、HDDのHDに記録した曲のアドレスを対応させる情報を生成する曲再生情報生成部である。
【0013】
25はラジオ受信部11、CDプレーヤ12、MDプレーヤ13、HDD14を制御するためのプログラムが記憶されているROM、26は現在再生しているCDのトラック番号や経過時間等の情報を記憶するRAM、27はROM25からの記憶データ読み出し、RAM26への情報の書き込みや読み出しを制御するメモリコントローラである。
【0014】
(b)TOCの構成
図3は記録媒体、例えばCDに記録されているサブコードQ信号の説明図であり(a)はリードイントラックでのTOCのデータ形式、(b)は音楽信号中とリードアウトトラックでのデータ形式である。MNRは曲番号(トラック番号ともいう)であり、00〜99の値が可能であるが、リードイントラックではMNR=00のみ、プログラムエリアでは01〜99である。Xはプログラムエリアのみで使用されるチャプター番号であり、各曲番内で00〜99の値が可能である。
【0015】
MIN/SEC/FRAMEは曲先頭からの現在位置を分/秒/フレームで示す経過時間、ZEROはすべて“0”であることを示すもの、AMIN/ASEC/AFRAMEはプログラムエリア先頭からの絶対的現在位置を分/秒/フレームで示す絶対時間である。POINTはTOCで曲の先頭位置(PMIN/PSEC/PFRAME)を示す場合に曲番(トラック番号)を示すもの、PMIN/PSEC/PFRAMEはプログラムエリア先頭からの曲の先頭位置を分/秒/フレームで示す絶対位置時間であり、ディスクの目次に相当する。
【0016】
図4はリードイントラックのTOC説明図であり、各曲の先頭位置がMNR=00の部分で繰り返し(3回)記録されており、曲番01の先頭位置として00分2秒32フレームが示されている。更にPOINT=A0によりディスクの最初の曲番、POINT=A1によりディスクの最後の曲番、POINT=A2によりリードアウトトラックの先頭位置TOUT(=52分48秒41フレーム)を示すようになっている。
【0017】
(c)曲再生情報生成部の生成する情報
図5は本発明の曲再生情報生成部24bが生成し、HDD中のHDに記録する情報の一例を示す図である。本発明の第1実施例では、図3に示したTOC情報中の曲番(MNR)を含むCDのTOC情報を読み出し、メモリ26に記憶する。曲をハードディスクドライブ14中のHDに記録していき、曲の記録が終了したとき、メモリ26に記憶したTOC情報の曲番とHDに記録した曲の位置を対応づけた曲位置情報を図5の(a)のように生成し記録する。
【0018】
本発明の第2実施例では、図3に示したTOC情報中の曲番(MNR)を含むCDのTOC情報を読み出し、メモリ26に記憶する。曲をハードディスクドライブ14中のHDに記録していき、曲の記録が終了したとき、HDに記録した各曲の位置を検出し、TOC情報の曲番順のプレイリストをTOC情報とHDに記録した各曲の位置とを対応づけて図5の(b)に示すように生成し記録する。
【0019】
(d)本発明第1実施例のフローチャート
図6は本発明第1実施例のフローチャートであり、CDプレーヤ12(図1)に装填されたCDのランダム再生を行いながら記録を行う例である。まず、システムコントローラ24は操作部22より記録開始の指示があったか否かを判定し(ステップ101)、指示があったとき、システムコントローラ24はCDプレーヤ12へTOC情報を読み出すよう指示を送出する。
【0020】
次に、読み出しの指示を受けたCDプレーヤ12はTOC情報を読み出し、システムコントローラ24、メモリコントローラ27を介してRAM26に記憶する(ステップ102)。ついで、記録制御部24bはランダム再生している曲を再生順にHDD14中のHDに記録していき(ステップ103)、CDの全ての曲の記録が終了したか否かを判定する(ステップ104)。
【0021】
そして、記録が終了していた場合、システムコントローラ24はHDに記録した各曲のアドレスを取得し(ステップ105)する。次に、曲再生情報生成部24bはステップ102においてメモリに記憶したTOC情報中の曲番と取得したアドレスを対応づけ、図5(a)に示したような曲番情報として生成し、HDD14中のHDに記録する(ステップ106)。
【0022】
そして、システムコントローラ24は操作部22よりHDに記録した曲の再生開始の指示があったか否かを判定し(ステップ107)、再生の指示があった場合、ステップ106において生成、記録した曲番情報を基にHD中の曲の再生を開始する(ステップ108)。
【0023】
ステップ101において、システムコントローラ24は操作部22より記録開始の指示がないと判定した場合、ステップ107の判断を行う。ステップ104において、記録制御部24bがCDの全ての曲の記録が終了していないと判定した場合、引き続きステップ103の記録処理を続行する。ステップ107において、システムコントローラ24は操作部22よりHDに記録した曲の再生開始の指示がないと判定した場合、ステップ101の判定処理を行う。
【0024】
(e)本発明第2実施例のフローチャート
図7は本発明第2実施例のフローチャートであり、本発明第1実施例のフローチャート(図6)と同様のステップには同じ番号を付してその説明を省略する。ステップ105で各曲のアドレス取得後、曲再生情報生成部24bはステップ102においてメモリに記憶したTOC情報中の曲番と取得したアドレスを用いてTOC情報中の曲番順に図5(b)に示したようなプレイリストを生成し、HDD14中のHDに記録する(ステップ206)。
【0025】
そして、システムコントローラ24は操作部22よりHDに記録した曲の再生開始の指示があったか否かを判定し(ステップ107)、再生の指示があった場合、ステップ206において生成、記録したプレイリストを基にHD中の曲の再生を開始する(ステップ208)。
【0026】
尚、本発明の実施例では操作部より記録の指示を受けて記録を開始していたが、CDやMDがオーディオ記録再生装置に装填されたことをシステムコントローラ24が確認したら自動で記録を開始し、その場合でも曲番情報、又はプレイリストを生成、記録し、再生時には記録した曲番情報、又はプレイリストを基に再生を行うことが可能である。以上のようにすることで記録順がCDやMDの曲順とは異なる場合でもHDからの再生ではCDやMDの曲順と同じ順に再生を行える。
【0027】
【発明の効果】
以上、本発明によれば、曲を記録する場合、再生する記録媒体のTOC情報を読みだし、読み出したTOC情報と記録した曲の位置を対応づけた曲番情報の記録やプレイリストの生成、記録を行うので、記録した曲の再生を行ったとき、面倒な操作をすることなく記録媒体本来の再生順、即ちトラック番号順で再生することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の概略説明図である。
【図2】本発明実施例のオーディオ記録再生装置の構成図である。
【図3】CDに記録されているサブコードQ信号の説明図である。
【図4】リードイントラックのTOC説明図である。
【図5】HDD中のHDに記録する情報の一例を示す図である。
【図6】本発明第1実施例のフローチャートである。
【図7】本発明第2実施例のフローチャートである。
【符号の説明】
HU・・オーディオ装置
CU・・操作部
12・・CDプレーヤ
13・・MDプレーヤ
14・・ハードディスクドライブ
26・・メモリ
【発明の属する技術分野】
本発明は、オーディオ記録再生装置及び記録再生方法に係り、特に再生順に記録した曲を再生する際、記録順ではなくトラック順に再生を行うオーディオ記録再生装置及び記録再生方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、パーソナルコンピュータが普及し、ハードディスク(HD)のような大容量記録媒体が安価で入手できるようになったため、今までのようにコンパクトディスク(CD)からミニディスク(MD)に曲を記録するというような形態ではなく、CDからHDへ曲をそのままCD−DA形式で記録したり、HDへ記録する際にMP3(MPEG1 Audio Layer3)形式やATRAC3(Adaptive Transform Acoustic Coding3)形式等に圧縮して多くの曲を記録するようになっている。
【0003】
一方、カーオーディオやホームオーディオでもHDが搭載されるようになってきており、CD再生装置にHDが内臓され、自動でCDの曲を簡単にHDへCD−DA形式で記録したり、MP3形式やATRAC3形式等に圧縮して記録を行うことが可能な製品もあり、多くのユーザーはHDに記録した曲の再生を楽しんでいる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、HDが搭載されたこれらの再生装置ではCD等から記録した曲を再生する際には通常、記録順に再生する。そのためランダム再生を行ったり、プログラム再生を行ってHDに記録をすると、HDからの再生時にはランダム再生やプログラム再生での再生順で再生が行われてしまい、CD本来の再生順、即ちトラック番号順で再生するにはユーザーによるHDの曲に対するプログラム再生の指示か、トラックのアップ、ダウンの操作が必要であり面倒であった。以上から、本発明の目的は曲の記録順にかかわらず、面倒な操作をすることなくCD等の記録媒体本来の再生順、即ちトラック番号順で再生することができるオーディオ記録再生装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題は、本発明によれば、再生する記録媒体のTOC情報を読み出し、再生順に従って曲を記録し、読み出したTOC情報と記録した曲の位置を対応づけた曲位置情報を記録し、次に記録された曲の再生を行ったとき、曲位置情報を用いて再生を行うことにより達成される。
【0006】
又、上記課題は、本発明によれば、再生する記録媒体のTOC情報を読みだし、読み出したTOC情報よりトラック番号順のプレイリストを生成し、記録媒体に記録された曲の再生を行ったとき、再生順で曲を記録しておき、記録した曲を再生する際にはプレイリストを用いて再生を行うことにより達成される。
【0007】
【発明の実施の形態】
(A)本発明の第1の概略説明
図1は本発明の第1の概略説明図であり、HUはオーディオ記録再生装置であり、記録、再生、ボリューム調整等の指示を行う操作部CU、メモリ26、CDプレーヤ12、MDプレーヤ13、ハードディスクドライブ14を備えており、各々にCD、MD、ハードディスクHDの記録媒体が収納されている。
【0008】
本発明に係るオーディオ記録再生装置HUでは、まず、オーディオ記録再生装置HUが記録媒体、例えばCDのランダム再生開始時にHUの操作部CUより記録の指示がなされると、図1の(a)に示すような曲番を含むCDのTOC情報を読み出し、メモリ26に記憶する。そして、ランダム再生順に曲をハードディスクドライブ14中のHDに記録していく。ついで、曲の記録が終了したとき、メモリ26に記憶したTOC情報とHDに記録した曲の位置を対応づけた曲位置情報を図1(b)のように記録する。そして、次回HDに記録した曲の再生を行うときはHDの記録順に曲を再生するのではなく、曲位置情報として記録した情報を基に曲番に従って再生を行う。
【0009】
(B)本発明の第2の概略説明
本発明の第2の概略説明図は、本発明の第1の概略説明図(図1)と同等である。本発明に係るオーディオ記録再生装置HUでは、まず、オーディオ記録再生装置HUが記録媒体、例えばCDのランダム再生開始時にHUの操作部CUより記録の指示がなされると、図1の(a)に示すような曲番を含むCDのTOC情報を読み出し、メモリ26に記憶する。そして、ランダム再生順に曲をハードディスクドライブ14中のHDに記録していく。ついで、曲の記録が終了したとき、HDに記録した各曲の位置を検出し、TOC情報の曲番順のプレイリストをTOC情報とHDに記録した各曲の位置とを対応づけて図1の(c)に示すように作成する。そして、次回HDに記録した曲の再生を行うときはHDの記録順に曲を再生するのではなく、プレイリストを基に曲番に従って再生を行う。
【0010】
(C)本発明の実施例
(a)本発明実施例のオーディオ記録再生装置の構成
図2は本発明実施例のオーディオ記録再生装置の構成図である。図中10はラジオ受信用のアンテナ、11はラジオの放送信号を受信し、検波信号を出力するラジオ受信部、12はCDに記録された音楽情報を読み出してCD信号やCD−TEXT方式で記録された文字情報を出力するCDプレーヤ、13はMDに記録された音楽情報を読み出してMD信号やMDのUTOCに記録された文字情報を出力するMDプレーヤ、14はCDプレーヤ12に装填されているCDやMDプレーヤ13に装填されているMD中の曲をCD−DAやMP3形式にして記録するハードディスクドライブ(HDD)である。
【0011】
15はラジオ受信部11、CDプレーヤ12、MDプレーヤ13、HDDの各ソース信号の切換えを行なうソース切替部、16はソース切替部15からのソース信号の音量を調節するためのボリュームコントローラ、17はボリュームコントローラ16で調節されたソース信号を増幅するアンプ、18はスピーカ、22はユーザーがランダム再生や記録の指示、ラジオのチャンネル選択やソース切替、ボリューム調節の操作を行なう操作部、23は現在選択しているソースの情報や再生している曲のトラック等を表示する表示部である。
【0012】
24は操作部22からの指示を受けてソース切替部15の制御や、HDD14に記録されている圧縮音楽のデコードする処理を行なうシステムコントローラ、24aはHDD14への記録を制御する記録制御部、24bはCDプレーヤ12に装填されたCDのTOC情報や、MDプレーヤ13に装填されたMDのUTOC情報と、HDDのHDに記録した曲のアドレスを対応させる情報を生成する曲再生情報生成部である。
【0013】
25はラジオ受信部11、CDプレーヤ12、MDプレーヤ13、HDD14を制御するためのプログラムが記憶されているROM、26は現在再生しているCDのトラック番号や経過時間等の情報を記憶するRAM、27はROM25からの記憶データ読み出し、RAM26への情報の書き込みや読み出しを制御するメモリコントローラである。
【0014】
(b)TOCの構成
図3は記録媒体、例えばCDに記録されているサブコードQ信号の説明図であり(a)はリードイントラックでのTOCのデータ形式、(b)は音楽信号中とリードアウトトラックでのデータ形式である。MNRは曲番号(トラック番号ともいう)であり、00〜99の値が可能であるが、リードイントラックではMNR=00のみ、プログラムエリアでは01〜99である。Xはプログラムエリアのみで使用されるチャプター番号であり、各曲番内で00〜99の値が可能である。
【0015】
MIN/SEC/FRAMEは曲先頭からの現在位置を分/秒/フレームで示す経過時間、ZEROはすべて“0”であることを示すもの、AMIN/ASEC/AFRAMEはプログラムエリア先頭からの絶対的現在位置を分/秒/フレームで示す絶対時間である。POINTはTOCで曲の先頭位置(PMIN/PSEC/PFRAME)を示す場合に曲番(トラック番号)を示すもの、PMIN/PSEC/PFRAMEはプログラムエリア先頭からの曲の先頭位置を分/秒/フレームで示す絶対位置時間であり、ディスクの目次に相当する。
【0016】
図4はリードイントラックのTOC説明図であり、各曲の先頭位置がMNR=00の部分で繰り返し(3回)記録されており、曲番01の先頭位置として00分2秒32フレームが示されている。更にPOINT=A0によりディスクの最初の曲番、POINT=A1によりディスクの最後の曲番、POINT=A2によりリードアウトトラックの先頭位置TOUT(=52分48秒41フレーム)を示すようになっている。
【0017】
(c)曲再生情報生成部の生成する情報
図5は本発明の曲再生情報生成部24bが生成し、HDD中のHDに記録する情報の一例を示す図である。本発明の第1実施例では、図3に示したTOC情報中の曲番(MNR)を含むCDのTOC情報を読み出し、メモリ26に記憶する。曲をハードディスクドライブ14中のHDに記録していき、曲の記録が終了したとき、メモリ26に記憶したTOC情報の曲番とHDに記録した曲の位置を対応づけた曲位置情報を図5の(a)のように生成し記録する。
【0018】
本発明の第2実施例では、図3に示したTOC情報中の曲番(MNR)を含むCDのTOC情報を読み出し、メモリ26に記憶する。曲をハードディスクドライブ14中のHDに記録していき、曲の記録が終了したとき、HDに記録した各曲の位置を検出し、TOC情報の曲番順のプレイリストをTOC情報とHDに記録した各曲の位置とを対応づけて図5の(b)に示すように生成し記録する。
【0019】
(d)本発明第1実施例のフローチャート
図6は本発明第1実施例のフローチャートであり、CDプレーヤ12(図1)に装填されたCDのランダム再生を行いながら記録を行う例である。まず、システムコントローラ24は操作部22より記録開始の指示があったか否かを判定し(ステップ101)、指示があったとき、システムコントローラ24はCDプレーヤ12へTOC情報を読み出すよう指示を送出する。
【0020】
次に、読み出しの指示を受けたCDプレーヤ12はTOC情報を読み出し、システムコントローラ24、メモリコントローラ27を介してRAM26に記憶する(ステップ102)。ついで、記録制御部24bはランダム再生している曲を再生順にHDD14中のHDに記録していき(ステップ103)、CDの全ての曲の記録が終了したか否かを判定する(ステップ104)。
【0021】
そして、記録が終了していた場合、システムコントローラ24はHDに記録した各曲のアドレスを取得し(ステップ105)する。次に、曲再生情報生成部24bはステップ102においてメモリに記憶したTOC情報中の曲番と取得したアドレスを対応づけ、図5(a)に示したような曲番情報として生成し、HDD14中のHDに記録する(ステップ106)。
【0022】
そして、システムコントローラ24は操作部22よりHDに記録した曲の再生開始の指示があったか否かを判定し(ステップ107)、再生の指示があった場合、ステップ106において生成、記録した曲番情報を基にHD中の曲の再生を開始する(ステップ108)。
【0023】
ステップ101において、システムコントローラ24は操作部22より記録開始の指示がないと判定した場合、ステップ107の判断を行う。ステップ104において、記録制御部24bがCDの全ての曲の記録が終了していないと判定した場合、引き続きステップ103の記録処理を続行する。ステップ107において、システムコントローラ24は操作部22よりHDに記録した曲の再生開始の指示がないと判定した場合、ステップ101の判定処理を行う。
【0024】
(e)本発明第2実施例のフローチャート
図7は本発明第2実施例のフローチャートであり、本発明第1実施例のフローチャート(図6)と同様のステップには同じ番号を付してその説明を省略する。ステップ105で各曲のアドレス取得後、曲再生情報生成部24bはステップ102においてメモリに記憶したTOC情報中の曲番と取得したアドレスを用いてTOC情報中の曲番順に図5(b)に示したようなプレイリストを生成し、HDD14中のHDに記録する(ステップ206)。
【0025】
そして、システムコントローラ24は操作部22よりHDに記録した曲の再生開始の指示があったか否かを判定し(ステップ107)、再生の指示があった場合、ステップ206において生成、記録したプレイリストを基にHD中の曲の再生を開始する(ステップ208)。
【0026】
尚、本発明の実施例では操作部より記録の指示を受けて記録を開始していたが、CDやMDがオーディオ記録再生装置に装填されたことをシステムコントローラ24が確認したら自動で記録を開始し、その場合でも曲番情報、又はプレイリストを生成、記録し、再生時には記録した曲番情報、又はプレイリストを基に再生を行うことが可能である。以上のようにすることで記録順がCDやMDの曲順とは異なる場合でもHDからの再生ではCDやMDの曲順と同じ順に再生を行える。
【0027】
【発明の効果】
以上、本発明によれば、曲を記録する場合、再生する記録媒体のTOC情報を読みだし、読み出したTOC情報と記録した曲の位置を対応づけた曲番情報の記録やプレイリストの生成、記録を行うので、記録した曲の再生を行ったとき、面倒な操作をすることなく記録媒体本来の再生順、即ちトラック番号順で再生することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の概略説明図である。
【図2】本発明実施例のオーディオ記録再生装置の構成図である。
【図3】CDに記録されているサブコードQ信号の説明図である。
【図4】リードイントラックのTOC説明図である。
【図5】HDD中のHDに記録する情報の一例を示す図である。
【図6】本発明第1実施例のフローチャートである。
【図7】本発明第2実施例のフローチャートである。
【符号の説明】
HU・・オーディオ装置
CU・・操作部
12・・CDプレーヤ
13・・MDプレーヤ
14・・ハードディスクドライブ
26・・メモリ
Claims (4)
- 記録媒体に記録されている曲を再生中に記録可能なオーディオ記録再生装置において、
記録媒体から再生した曲を記録する記録部と、
該記録媒体からトラック番号を含むTOC情報を読み出すTOC情報読み出し部と、
再生順に従って曲を前記記録部に記録すると共に、該TOC情報読み出し部が読み出したTOC情報と前記記録部に記録した曲の位置情報に対応した情報を前記記録部に記録するための制御を行う記録制御部と、
前記記録部に記録した曲を再生する際に、記録した曲を記録順にかかわらずTOC情報のトラック番号順に再生するように制御を行う再生制御部と、
を備えたことを特徴とするオーディオ記録再生装置。 - 記録媒体に記録されている曲を再生中に記録可能なオーディオ記録再生装置において、
記録媒体から再生した曲を記録する記録部と、
該記録部に曲を記録する際に、再生順に従って曲を前記記録部に記録するための制御を行う記録制御部と、
トラック番号を含むTOC情報を読み出すTOC情報読み出し部と、
該TOC情報読み出し部が読み出したTOC情報よりトラック番号順にプレイリストを生成するプレイリスト生成部と
該プレイリスト生成部が生成したプレイリストに基いて前記記録部に記録した曲を再生するように制御を行う再生制御部と、
を備えたことを特徴とするオーディオ記録再生装置。 - 記録媒体に記録されている曲を再生中に記録する記録再生方法において、
再生する記録媒体のTOC情報を読み出し、
記録媒体に記録された曲の再生を行ったとき、再生順で曲を記録し、
読み出したTOC情報と記録した曲の位置を対応づけた曲位置情報を記録し、記録した曲を再生する際には曲位置情報を用いて再生を行うことを特徴とする記録再生方法。 - 記録媒体に記録されている曲を再生中に記録する記録再生方法において、
再生する記録媒体のTOC情報を読みだし、
読み出したTOC情報よりトラック番号順にプレイリストを生成し、
記録媒体に記録された曲の再生を行ったとき、再生順で曲を記録し、
記録した曲を再生する際には前記プレイリストを用いて再生を行うことを特徴とする記録再生方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002179493A JP2004022141A (ja) | 2002-06-20 | 2002-06-20 | オーディオ記録再生装置及び記録再生方法 |
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JP2002179493A JP2004022141A (ja) | 2002-06-20 | 2002-06-20 | オーディオ記録再生装置及び記録再生方法 |
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JP2004022141A true JP2004022141A (ja) | 2004-01-22 |
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ID=31176876
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JP (1) | JP2004022141A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100771991B1 (ko) * | 2006-06-26 | 2007-11-01 | 김희창 | 휴대용 에어백 |
-
2002
- 2002-06-20 JP JP2002179493A patent/JP2004022141A/ja not_active Withdrawn
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KR100771991B1 (ko) * | 2006-06-26 | 2007-11-01 | 김희창 | 휴대용 에어백 |
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