JP2004021249A - 熱光学光スイッチ - Google Patents

熱光学光スイッチ Download PDF

Info

Publication number
JP2004021249A
JP2004021249A JP2002213118A JP2002213118A JP2004021249A JP 2004021249 A JP2004021249 A JP 2004021249A JP 2002213118 A JP2002213118 A JP 2002213118A JP 2002213118 A JP2002213118 A JP 2002213118A JP 2004021249 A JP2004021249 A JP 2004021249A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
thin film
optical waveguide
film heater
substrate
thermo
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2002213118A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3920730B2 (ja
Inventor
Fusako Watanabe
渡邉 房子
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP2002213118A priority Critical patent/JP3920730B2/ja
Publication of JP2004021249A publication Critical patent/JP2004021249A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3920730B2 publication Critical patent/JP3920730B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Optical Modulation, Optical Deflection, Nonlinear Optics, Optical Demodulation, Optical Logic Elements (AREA)

Abstract

【課題】熱光学効果利用石英系光スイッチの高速化・低消費電力化。
【解決手段】シリコン基板100上にSiO膜101を形成し、クラッド層103、104と、コア105、106からなる光導波路と光導波路上にCr薄膜ヒータ107、108を形成し、Cr薄膜ヒータパターンの領域で基盤の厚みをうすくしてダイヤフラム構造102を形成した。ダイヤフラム部102の裏面に銅薄膜117を形成し反りが発生しないようにした。光導波路を挟んでCr薄膜ヒータの端部に貫通穴をけいせいした。以上のような加熱部の低減と断熱構造とにより、応答速度の改善と低消費電力化を達成した。
【選択図】      図1

Description

【0001】
【発明の技術分野】
本発明は、光通信・光情報処理等の分野の石英系平面光波回路で用いられる熱光学効果を利用した石英系光スイッチの特に、高速化・低消費電力化に関する。
【0002】
【従来の技術】
熱光学現象は、文献:渡辺隆弥“新しい電気光学光偏向器”第3回強誘電体応用会議20−O−6,昭和56年5月25日に各種透明材料で、この現象の発見が報告されている。その後、各所で基板材料としてLiNbOやシリコンを使用した研究が進められてきた。デバイスの安定性や信頼性の面から、シリコンを基板とした2つの3dB方向性結合器と同一長のアーム光導波路からなる対称マッハツェンダー型の2×2光スイッチが開発の主流となっている。この光スイッチは、シリコン基板上のクラッド中に埋め込まれたコアの真上に薄膜ヒータのオン、またはオフにより、石英系膜の熱光学効果を利用して光導波路に屈折率分布を起こし光導波路中の導波光に位相差を与えバー状態またはクロス状態を生じさせ光スイッチングを実現させるものである。石英系熱光学光スイッチは、スイッチ素子の小型化と低消費電力化のために超高Δ導波路と断熱構造を適用して、WDM用石英系平面光波回路の必須のモジュールに成長しつつある。
【0003】
【発明が解決しようとする問題点】
従来の石英系光スイッチでは、薄膜ヒータの加熱により、スイッチング動作をしていることから、薄膜ヒータで加熱したとき、熱がコアの下方に位置するシリコン基板を通じて逃げやすく消費電力が大きくなるという問題がある。このため、光導波路の形状をリッジ構造にすることで両サイドに断熱構造を形成し水平方向の熱の逃げを防ぐことで、低消費電力化を実現している。しかしながら光導波路を形成するシリコンを反応性ドライエッチングにより加工して両サイドに断熱構造を設けることは、ヒートシンクの役目をしているシリコンを除去することになる。このため光導波路がある石英ガラス薄膜の熱留部に熱が滞留し、オンオフ時の高速応答を妨げることになり、得策でない。この光スイッチの構造では、応答速度が遅くなっていることが、実験データからも明らかである。光スイッチの大規模化のためには、さらなる低消費電力化を計る必要がある。この石英系光スイッチの切替速度に関しては、応答速度は1ms〜3msで十分とはいえないが、デバイスとして、ある程度満足のいく結果が得られている。しかしながら、WDM技術を基礎とした光ネットワークの構築には、光スイッチの大規模化へのさらなる対応とμsレベルの高速の応答を得ることが緊急の課題となっている。
【0004】
【問題を解決するための手段】
熱光学光スイッチのスイッチング速度に関しては、熱伝導の方程式を解くことにより求め
Figure 2004021249
で与えられる。Dは材料の厚み、Wは材料の密度、Cは材料の比熱、λは材料の熱伝導度、Kは定数である。式からもわかるように、光導波路を形成する基板の厚みを薄くすることが時定数(立上り時間や立下り時間)を改善するのに、最も効果がある。一方、材料に屈折率分布を生じさせる温度勾配を発生させるために必要な熱量Hは、H=C・V・ΔTである。ここで、Vは材料の重さ、ΔTは上昇温度である。つまり熱光学効果を発生させる薄膜ヒータ部の基板の厚みを薄くするダイヤフラム構造を採用することで、時定数tの改善と低消費電力化を達成できる可能性がある。また、薄膜ヒータから水平方向に熱拡散する温度をさまたげる構造に関しては、薄膜ヒータが装荷されたダイヤフラム部の表面に光導波路の光導波方向に沿って薄膜ヒータを挟むように対向して設置される貫通部をダイヤフラム構造部に形成することが有効である。この構造は、薄膜ヒータの両サイドが断熱構造を有することになる。次に熱留と熱接触を有効にする方法について述べる。熱処理等の手段でシリコン基板の表面を酸化させると、シリコンの表面は酸化シリコンとなる。光導波路が断熱性のある石英ガラス薄膜であることで、薄膜ヒータ、石英ガラス、酸化膜シリコン基板の組合せは、熱光学効果を効率的に発生させ、光導波路がある石英ガラス薄膜の熱留部と表面に酸化膜を有するシリコンとは、熱接触を良好にする構造となっている。このように厚み方向の熱の逃げも防ぐことで、効率的な電力消費の少ない光スイッチモジュールを実現することが可能となる。高信頼性を確保するために、薄膜ヒータ、石英ガラス、酸化膜シリコン基板の組合せは、ダイヤフラム部の厚みが薄くなると、ダイヤフラム構造はバイメタル効果で基板が反る。このため、放熱効果の高い、たとえば銅薄膜をダイヤフラム構造の裏面に蒸着やスパッタリングで形成することで、バランスのよい熱光学光スイッチ構造にすることで、ダイヤフラム部の反りを防止し、高信頼性の熱光学光スイッチを実現することができる。本発明で得られる熱光学光スイッチは、μsレベルの高速の応答と低消費電力化を実現することは極めて容易である。この特性を実現する方法としては、
1.基板上に下部クラッド層、コア、上部クラッド層からなる石英系光導波路が配置された熱光学効果を利用する干渉計型または分岐型の石英系光スイッチにおいて、基板上に形成された光導波路のコアの所定領域の真上に位置するように設けられた薄膜ヒータのパターン幅と同等またはそれより大きい面積の領域で基板の厚みを薄く加工してダイヤフラム構造となし、薄膜ヒータが装荷されたダイヤフラム部には光導波路の光導波方向に沿って薄膜ヒータを挟むように対向して設置された貫通箇所をダイヤフラム構造部に形成してなる熱光学光スイッチ。
2.基板上に下部クラッド層、コア、上部クラッド層からなる石英系光導波路が配置された熱光学効果を利用する干渉計型または分岐型の石英系光スイッチにおいて、光導波路のコアの所定領域の真上に位置するように設けられた薄膜ヒータの真下の基板を薄膜ヒータのパターン幅と同等またはそれより大きい面積で基板の厚みを薄く加工してダイヤフラム構造とし、ダイヤフラム構造部の裏面には基板より熱伝導率の高い放熱用薄膜が装荷されてなることを薄膜ヒータが装荷されたダイヤフラム部には光導波路の光導波方向に沿って薄膜ヒータを挟むように対向して設置された貫通箇所をダイヤフラム構造部に形成してなる熱光学光スイッチ。
3.基板上に下部クラッド層、コア、上部クラッド層からなる石英系光導波路が配置された熱光学効果を利用する干渉計型または分岐型の石英系光スイッチにおいて、基板上に形成された光導波路のコアの所定領域の真上に位置するように設けられた薄膜ヒータのパターン幅と同等またはそれより大きい面積の領域で基板の厚みを薄く加工してダイヤフラム構造となし、薄膜ヒータが装荷されたダイヤフラム部には光導波路の光導波方向に沿って薄膜ヒータを挟むように対向して設置された貫通箇所がダイヤフラム構造部に形成され、かつ該薄膜ヒータが装荷されたダイヤフラム部に該薄膜ヒータを挟むように光導波方向に沿って光導波路の両側に貫通箇所をダイヤフラム構造部に形成してなる熱光学光スイッチ。
4.シリコン基板上に下部クラッド層、コア、上部クラッド層からなるガラス材料もしくは、有機材料からなる光導波路が配置された熱光学効果を利用する干渉計型または分岐型の石英系光スイッチにおいて、光導波路のコアの所定領域の真上に位置するように設けられた薄膜ヒータのパターン幅と同等またはそれより大きい面積で基板の厚みを薄く加工してダイヤフラム構造とし、ダイヤフラム構造部の裏面には基板より熱伝導率の高い銀、銅、金、SiC等の金属系材料からなる放熱用薄膜が装荷されてなり、薄膜ヒータが装荷されたダイヤフラム部の表面には光導波路の光導波方向に沿って薄膜ヒータを挟むように対向して設置された貫通箇所をダイヤフラム構造部に形成してなる熱光学光スイッチ。
5.表面を熱酸化させたシリコン基板上に下部クラッド層、コア、上部クラッド層からなるガラス材料もしくは、有機材料からなる光導波路が配置され熱光学効果を利用する干渉計型または分岐型の石英系光スイッチにおいて、光導波路のコアの所定領域の真上に設けられた薄膜ヒータの基板を薄膜ヒータのパターン幅と同等またはそれより大きい面積で基板の厚みを薄く加工してダイヤフラム構造とし、薄膜ヒータが装荷されたダイヤフラム部の表面には光導波路の光導波方向に沿って薄膜ヒータを挟むように対向して設置された貫通箇所をダイヤフラム構造部に形成してなる熱光学光スイッチ。
【0005】
本発明の熱光学効果を利用した石英系熱光学光スイッチは、発生させる薄膜ヒータ部の基板の厚みを薄くするダイヤフラム構造とすることで、時定数の改善と低消費電力化が達成できる。また、薄膜ヒータから水平方向に熱拡散する温度に関しては、薄膜ヒータが装荷されたダイヤフラム部の表面に光導波路の光導波方向に沿って薄膜ヒータを挟むように対向して設置される貫通部をダイヤフラム構造部に形成して、薄膜ヒータの両サイドが断熱構造を有することになる。このように水平方向の熱の逃げを防ぐことで低消費電力化を実現することができる。なお、垂直方向の熱の逃げに関しては、光導波路自体の幅は、数ミクロン程度であり、幅方向の長さに比較して約千分の一のレベルである。光導波路を形成する石英ガラス薄膜が、熱伝導率の低い材料であることから、ほとんど無視できるが、さらなる低消費電力化をねらって、薄膜ヒータのある上下の光導波路の両端に断熱用貫通部を形成する。本発明では、基板に使用するシリコンの表面を熱酸化シリコンにすることで、光導波路がある石英ガラス薄膜の熱留部と表面に酸化膜を有するシリコンとが熱接触を良好にする構造となっている。高信頼性を確保するためには、薄膜ヒータ、石英ガラス、酸化膜シリコン基板の組合せは、ダイヤフラム部の厚みが薄くなると、ダイヤフラム構造は、バイメタル効果で反る。このため、放熱効果の高い、たとえば銅薄膜をダイヤフラム構造の裏面に蒸着やスパッタリングで装荷することで、バランスのよい構造にすることができる。ダイヤフラム構造の表裏の両面に金属薄膜を装荷することで、ダイヤフラム部の反りを防止して高速の応答性能を有した、高信頼性の熱光学光スイッチを実現できる。
【0006】
【実施例】
次に本発明の実施例を参照して、詳細に説明する。図1は、本発明の対象マッハツェンダー型光スイッチの断面と平面を併記して示した図である。図2は、本発明の分岐型光スイッチの断面と平面を併記して示した図である。
【0007】
図1は、本発明の対象マッハツェンダー型光スイッチの平面と中心部での断面とを併記した図である。この図では、入出力部の3dB方向性結合器は省略してある。100はシリコン基板である。厚み0.7mmのシリコン基板100上の光導波路を形成する面を熱酸化表面処理して、SiO膜101を形成する。102は、シリコン基板100をドライエッチングにより凹部状に加工してダイヤフラム構造を得ている。このダイヤフラム部102は、Cr等の薄膜ヒータのパターン幅と同等またはそれより大きい面積の領域で基板の厚みを薄くドライエッチング加工している。光導波路は、各々クラッド層103,104とコア105,106で構成されている。薄膜ヒータ107,108は加熱用ヒータ電極である。この薄膜ヒータ107,108に電流を流すと、薄膜ヒータ107,108で消費される電力により発生した熱により、熱光学効果により光導波路に屈折率分布を誘起させる。薄膜ヒータ107,108で発生した熱が水平方向に逃げないように薄膜ヒータ107,108の両端部には、貫通穴(109,110)、(111,112)が各々形成されている。薄膜ヒータ107,108で発生した熱が垂直方向(光導波方向)に逃げないように薄膜ヒータ107,108の上下両端部には、貫通穴(118,119,120,121)、(122,123,124,125)が各々光導波路を挟んで上下に形成されている。113,114は、薄膜ヒータ107に電流を流す端子対である。113,114は、薄膜ヒータ107に電流を流す端子対である。115,116は、薄膜ヒータ108に電流を流す端子対である。銅薄膜117は、ダイヤフラム部102の裏面に蒸着やスパッタリング法で形成することで、ダイヤフラム部を表裏に薄膜を形成することで反りの発生しないバランスのよいダイヤフラム構造を実現している。この光スイッチの時定数と供給電力を計算する。ダイヤフラム部のトータル厚みが80μm(コアの断面寸法6μm角を含むクラッド層+エッチング加工したシリコン厚み)、薄膜ヒータの寸法が幅50μm、長さ4mmとすると、時定数は1μsで、必要とする供給電力は約3mWとなる。
【0008】
図2は、本発明の分岐型光スイッチの平面と中心部での断面とを併記した図である。200はシリコン基板である。厚み0.7mmのシリコン基板200上の光導波路を形成する面を熱酸化表面処理して、SiO膜201を形成する。202は、シリコン基板200をドライエッチングにより凹部状に加工してダイヤフラム構造を得ている。このダイヤフラム部202は、Cr等の薄膜ヒータのパターン幅と同等またはそれより大きい面積の領域で基板の厚みを薄くドライエッチング加工している。Y分岐型光導波路208は、クラッド層203とコア209,210で構成されている。薄膜ヒータ204,205は加熱用ヒータ電極である。この薄膜ヒータ204,205に電流を流すと、薄膜ヒータ204,205で消費される電力により発生した熱により、熱光学効果により光導波路に屈折率分布を誘起させる。薄膜ヒータ204,205で発生した熱が水平方向に逃げないように薄膜ヒータ204,205の左右両端部には、貫通穴206,207が形成されている。211,212は、薄膜ヒータ204に電流を流す端子対である。213,214は、薄膜ヒータ205に電流を流す端子対である。銅薄膜215は、ダイヤフラム部202の裏面に蒸着やスパッタリング法で形成することで、ダイヤフラム部を表裏に薄膜を形成することで反りの起こらないバランスのよいダイヤフラム構造を実現している。
【0009】
【発明の効果】
本発明の熱光学効果を利用した石英系熱光学光スイッチは、発生させる薄膜ヒータ部の基板の厚みを薄くするダイヤフラム構造で、応答速度の飛躍的改善と低消費電力化が達成できる。また、薄膜ヒータから水平方向に熱拡散する温度に関しては、薄膜ヒータが装荷されたダイヤフラム部の表面に光導波路の光導波方向に沿って薄膜ヒータを挟むように対向して設置される貫通部をダイヤフラム構造部に形成して、薄膜ヒータの両サイドが断熱構造を有することになる。このように水平方向の熱の逃げを防ぐことで低消費電力化を実現することができる。なお、垂直方向の熱の逃げに関しては、光導波路自体の幅は、数ミクロン程度であり、幅方向の長さに比較して約千分の一のレベルである。光導波路を形成する石英ガラス薄膜が、熱伝導率の低い材料であることから、ほとんど無視できるが、さらなる低消費電力化をねらって、薄膜ヒータのある上下の光導波路の両端に断熱用貫通部を形成する。本発明では、基板に使用するシリコンの表面を熱酸化シリコンにすることで、光導波路がある石英ガラス薄膜の熱留部と表面に酸化膜を有するシリコンとが熱接触を良好にする構造で熱留を保っている。高信頼性を確保するためには、薄膜ヒータ、石英ガラス、酸化膜シリコン基板の組合せは、ダイヤフラム部の厚みが薄くなると、ダイヤフラム構造は、バイメタル効果で反るが、この対策として、放熱効果の高いたとえば、銅薄膜をダイヤフラム構造の裏面に蒸着やスパッタリング法で装荷することで、バランスのよい構造にすることで、反りを防止し、高速の応答性能を有し、高信頼性の熱光学光スイッチを実現することができる。なお、ダイヤフラムの厚みが薄くなると、放熱効果が顕著になり、オンオフ時の切り替え時の応答速度が速くなる効果がある。以上のとおり、本発明の石英系熱光学光スイッチは、波長無依存光スイッチであるが、この他偏波面分離型光スイッチにも適用でき、熱光学光スイッチとして工業的にも完成されたもので、多くの基幹光ネットワークや加入者系光ネットワークの構築に多大な貢献ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の対象マッハツェンダー型光スイッチの平面と中心部での断面とを併記した図である。
【図2】図2は、本発明の他の適用例である分岐型光スイッチの平面と中心部での断面とを併記した図である。
【符号の説明】
100   シリコン基板
101   熱酸化SiO
102   ダイヤフラム構造部
103   クラッド層
104   クラッド層
105   コア
106   コア
107   薄膜ヒータ
108   薄膜ヒータ
109   貫通穴
110   貫通穴
111   貫通穴
112   貫通穴
113   ヒータ用電極端子
114   ヒータ用電極端子
115   ヒータ用電極端子
116   ヒータ用電極端子
117   放熱用銅薄膜
118   貫通穴
119   貫通穴
120   貫通穴
121   貫通穴
122   貫通穴
123   貫通穴
124   貫通穴
125   貫通穴
200   シリコン基板
201   熱酸化SiO
202   ダイヤフラム構造部
203   クラッド層
204   薄膜ヒータ
205   薄膜ヒータ
206   貫通穴
207   貫通穴
208   Y分岐光導波路
209   コア
210   コア
211   ヒータ用電極端子
212   ヒータ用電極端子
213   ヒータ用電極端子
214   ヒータ用電極端子
215   放熱用銅薄膜

Claims (5)

  1. 基板上に下部クラッド層、コア、上部クラッド層からなる石英系光導波路が配置された熱光学効果を利用する干渉計型または分岐型の石英系光スイッチにおいて、基板上に形成された光導波路のコアの所定領域の真上に位置するように設けられた薄膜ヒータのパターン幅と同等またはそれより大きい面積の領域で基板の厚みを薄く加工してダイヤフラム構造となし、該薄膜ヒータが装荷されたダイヤフラム部に光導波路の光導波方向に沿って該薄膜ヒータを挟むように対向して設置される貫通箇所をダイヤフラム構造部に形成されてなることを特徴とする熱光学光スイッチ。
  2. ダイヤフラム構造部の裏面には基板より熱伝導率の高い放熱用薄膜が装荷されてなることを特徴とする特許第1項請求範囲の熱光学光スイッチ。
  3. 薄膜ヒータが装荷されたダイヤフラム部に該薄膜ヒータを挟むように光導波方向に沿って光導波路の両側に貫通箇所を設けたことを特徴とする特許第1項請求範囲の熱光学光スイッチ。
  4. 基板材料がシリコンであり、光導波路材料がガラス材料もしくは、有機材料であり放熱用薄膜が銀、銅、金、SiC等の金属系材料からなることを特徴とする特許第1項請求範囲の熱光学光スイッチ。
  5. 基板材料としてシリコンの表面を熱酸化させて使用することを特徴とする特許第1項請求範囲の熱光学光スイッチ。
JP2002213118A 2002-06-19 2002-06-19 熱光学光スイッチ Expired - Fee Related JP3920730B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002213118A JP3920730B2 (ja) 2002-06-19 2002-06-19 熱光学光スイッチ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002213118A JP3920730B2 (ja) 2002-06-19 2002-06-19 熱光学光スイッチ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2004021249A true JP2004021249A (ja) 2004-01-22
JP3920730B2 JP3920730B2 (ja) 2007-05-30

Family

ID=31184443

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002213118A Expired - Fee Related JP3920730B2 (ja) 2002-06-19 2002-06-19 熱光学光スイッチ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3920730B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007041142A (ja) * 2005-08-01 2007-02-15 Sharp Corp 平面導波路素子
JP2011150378A (ja) * 2011-05-13 2011-08-04 Hitachi Cable Ltd 導波路型可変光減衰器
US20150253510A1 (en) * 2014-03-05 2015-09-10 Futurewei Technologies, Inc. Integrated Thermo-Optic Switch with Thermally Isolated and Heat Restricting Pillars

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007041142A (ja) * 2005-08-01 2007-02-15 Sharp Corp 平面導波路素子
JP4522340B2 (ja) * 2005-08-01 2010-08-11 シャープ株式会社 平面導波路素子
JP2011150378A (ja) * 2011-05-13 2011-08-04 Hitachi Cable Ltd 導波路型可変光減衰器
US20150253510A1 (en) * 2014-03-05 2015-09-10 Futurewei Technologies, Inc. Integrated Thermo-Optic Switch with Thermally Isolated and Heat Restricting Pillars
US9448422B2 (en) * 2014-03-05 2016-09-20 Huawei Technologies Co., Ltd. Integrated thermo-optic switch with thermally isolated and heat restricting pillars

Also Published As

Publication number Publication date
JP3920730B2 (ja) 2007-05-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4685535B2 (ja) 熱光学位相変調器およびその製造方法
JP2006208518A (ja) 熱光学効果型光導波路素子およびその製造方法
US5623566A (en) Network with thermally induced waveguide
Ren et al. Low power consumption 4-channel variable optical attenuator array based on planar lightwave circuit technique
JP3512712B2 (ja) 熱光学スイッチ、その製作方法及びそれを用いた光線路変更方法
CN103558657B (zh) 阵列波导光栅
JP4899393B2 (ja) 導波路型可変光減衰器
JP3920730B2 (ja) 熱光学光スイッチ
Yan et al. Efficient thermal tuning employing metallic microheater with slow-light effect
JP2003228031A (ja) 光回路部品
Gao et al. Thermo-optic mode switch based on an asymmetric Mach–Zehnder interferometer
JP4934614B2 (ja) 熱光学位相シフタ
JP2006259104A (ja) 光回路及び導波路型光可変減衰器
JP3719644B2 (ja) 導波型光回路
JP5282910B2 (ja) 光位相シフタ
JP3534385B2 (ja) 熱光学スイッチ
JPH0784226A (ja) ポリマー熱光学デバイス
TW200933224A (en) Metal-diffused single polarization light waveguide chip and manufacturing method thereof
JP2687362B2 (ja) 光スイッチング素子
JPH11503842A (ja) 高速スイッチング非対称熱光学的デバイス
Wang et al. Low power and compact silicon thermo-optic switch based on suspended phase arm without support beams
JP3952294B2 (ja) 導波路型光スイッチ
JP3573332B2 (ja) 干渉型熱光学光部品
Wu et al. Low electric power drived thermo-optic multimode interference switches with tapered heating electrodes
JPH06214128A (ja) 光導波回路

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040824

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20040831

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20041027

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20041001

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20041001

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20041022

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050201

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050328

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20050705

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050729

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20050906

A912 Removal of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20051104

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060719

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20061025

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100223

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110223

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130223

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees