JP3719644B2 - 導波型光回路 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、導波型光部品に関するものであり、光位相器を有する導波型光回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
インターネット利用の世界的な広がりにより、大容量データを高速に伝達できる光波長多重(WDM)技術等を用いた光通信システムの構築が米国を中心に始まっている光通信システムを構成する光回路の実現形態としての導波型光回路は、LSI微細加工技術等を応用して平面基板上に光導波路を一括形成することから集積性、量産性に優れ、複雑な回路構成を有する高機能回路を実現できる。特に、シリコン基板などの基板上に石英系ガラスにて形成された石英系光導波路は、石英系光ファイバとの整合性が良く、動作特性が安定で、高い信頼性を有する光回路を作製できることから、光分岐回路、光合分波回路、及び、光スイッチ等の種々の光回路が実用化されている。
【0003】
石英系光導波路を用いた光回路では、光スイッチ等の能動的な光回路を熱光学効果による光位相器と光干渉回路を組み合わせて実現している。熱光学効果による光位相器を用いた熱光学スイッチでは切り替え速度が約1msと低速のため、最近、電気光学効果による光位相器を用いた電気光学スイッチの研究が進められ約100ns以下で動作することを確認している。
【0004】
図9に石英系熱光学光スイッチの構成例を示し、図10にその断面構造を示す。図9に示すように、熱光学スイッチ101は、2本の光導波路102及び103と、2本の光導波路102及び103を2箇所で近接させた方向性結合器104及び105にて構成したマッハ・ツェンダ光干渉計に、方向性結合器104及び105の間の光導波路上(ここでは光導波路102)に薄膜ヒーター107を装苛した熱光学光位相器106により構成している。
【0005】
上記熱光学位相器106の断面A−A′を図10に示す。
図10に示すように、基板108上にコア109とコアを囲むクラッド110により光導波路を形成し、コア上部のクラッド表面に金属薄膜にて薄膜ヒーター111を形成している。基板108は、スイッチ速度を速くするために、熱伝導が良いシリコン基板を用いている。
光路の切り替えは、熱光学位相器106の薄膜ヒーター107(111に同等)に電力を印加することで行う。薄膜ヒーター107に電力を印加すると、光導波路102の温度が変化し、熱光学効果による光導波路102の屈折率が変化する。この屈折率変化により光導波路102の光路長が変化し、熱光学位相器106を通過する光の位相が変化する。それゆえ、熱光学位相器106の薄膜ヒーター107(111に同等)に電力を、位相をπ/2の整数倍変化させることで光路が切り替わる。このπ/2の整数倍の位相変化は、方向性結合器104及び105の間の2本の光導波路102及び103の光路長差が、(切り替える光信号波長λ/2)の整数倍で変化することに相当する。石英系ガラスの屈折率は、温度に対して正の係数を持つので、熱光学位相器106の位相と印加電力は、おおよそ正の傾きを持つ比例関係で変化する。位相をπ/2変化させるための電力は、約0.5Wである。この値は、光導波路の構造によって異なる。例えば、コア109の下部のクラッド厚を厚くすることや、コア109の上部のクラッド厚を薄くすることにより小さな電力で同じ位相変化を起こすことができる。
【0006】
図11(A)及び(B)に石英系電気光学スイッチの2つの構成例を示し、図12(A)及び(B)に各構成の電気光学光位相器の断面構造を示す。
図11(A)及び(B)に示すように、電気光学スイッチ201と202は、図9のマッハ・ツェンダ光干渉計の熱光学位相器を電気光学位相器に置き換えたものである。
図11(A)及び図11(B)の電気光学スイッチ201と電気光学スイッチ202の違いは、電気光学位相器207と電気光学位相器209の構成が異なる点である。
図11(A)の電気光学スイッチ201は、図9と同様に、2本の光導波路203及び204と、2本の光導波路203及び204を1箇所で近接させた方向性結合器205及び206にて構成したマッハ・ツェンダ光干渉計に、方向性結合器205及び206の間の光導波路上(ここでは光導波路204)に薄膜電極207を装苛した電気光学光位相器207により構成している。
図11(A)に示す電気光学光位相器207の断面B−B′を図12(A)に示す。基板211上にコア212とコアを囲むクラッド213により光導波路を形成し、コア上部のクラッド表面に金属薄膜にて薄膜電極214を形成している。基板は、薄膜電極214と対向する電極とするために、低抵抗シリコン基板を用いている。
【0007】
図11(B)の電気光学スイッチ202の構成は、図11(A)の電気光学スイッチ201の電気光学位相器207の構成が異なるもので、電気光学位相器207の構成は、所定の間隔で光導波路204を挟むように平行に薄膜電極209,210を配置したものである。
図11(B)に示す電気光学位相器209の断面C−C′の構造を図12(B)に示す。導波路構造は図12(A)と同じであり、薄膜電極215,216は、コア上部に所定の間隔を置いて一対の電極となるように形成している。基板を電極として用いないので、高抵抗シリコン基板や、石英基板等の絶縁性基板上に光位相器209を形成できる。
電気光学スイッチ201,202の光路の切り替えは、電気光学位相器207,209に電圧を印加することで行う。電気光学位相器207の薄膜電極214(208)と基板211間、あるいは、薄膜電極209と210間に電圧を印加することで、電気光学効果により光導波路204の屈折率が変化し、電気光学位相器207,209を通過する光の位相が変化する。位相をπ/2変化させるには、約1000V〜数1000Vの電圧を印加する。この印加電圧の差は、ポーリング方法、条件により異なる。
ポーリングは、電気光学効果(電気光学定数)を大きくするためのものであり、印加電圧を低減することができる。ポーリングとしては、電界を印加したまま温度を上げる熱ポーリング、電界を印加したまま外部より紫外レーザー光を照射する光ポーリング、電界を印加したまま紫外レーザー光を光導波路を伝播させる伝播照射光ポーリング等がある。伝播照射ポーリング(電気光学定数:1〜6pm/V)は、熱ポーリング(電気光学定数:〜0.05pm/Vオーダー)に比べて、印加電圧を低減できる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記熱光学位相器を用いた光回路、たとえば、上記の熱光学スイッチは、所定のスイッチの光位相器のヒーターに継続的な電力を印加する必要があり、熱光学スイッチを組み合わせた大規模なマトリクススイッチや、熱光学スイッチを複数集積したスイッチアレイでは、消費電力が極めて大きくなる問題がある。また、電気光学位相器を用いた光回路、例えば、電気光学スイッチでは、熱光学スイッチに比べて消費電力は少ないものの、電気光学位相器の駆動電圧が約1000V〜数1000Vの高電圧を継続的に印加する必要があり、実用的でない。
【0009】
本発明の目的は、規模拡大にともなう熱光学スイッチの消費電力増化や、電気光学スイッチの実用的でない高い印加電圧を低減し、低消費電力及び低印加電圧で動作する光回路を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成する本発明の[請求項1]の光スイッチとなる導波型光回路の発明は、導波型マッハ・ツェンダ光干渉計からなる導波型光回路において、使用する波長がλであり、光結合器間の2本の導波路の両方に熱光学位相器を具備し、光結合器間の2本の光路長差がおおよそλ/4であり、2つの前記熱光学位相器の少なくとも一方を動作させ、光路長差をλ/2xi(i:整数)となすように前記熱光学位相器の一方に電力を印可し、あるいは、光路長差を0となすように前記熱光学位相器の他方に電力を印加することで光路を切り替えることを特徴とする。
又、[請求項2]の発明は、請求項1の導波型光回路において、熱光学位相器が、基板上にコア及びそのコアを囲むクラッドよりなり、コアの屈折率がクラッドの屈折率よりも高い光導波路と、その光導波路に熱をかけるための薄膜ヒーターを光導波路上部近傍に装苛し、上記薄膜ヒーター近傍のクラッドの屈折率をコア近傍のクラッドの屈折率より低くしたものであることを特徴とする。
【0015】
[請求項]の発明は、請求項1又は請求項2に記載の導波型光回路において、光導波路が石英系ガラスよりなることを特徴とする。
【0016】
[請求項]の発明は、請求項記載の導波型光回路において、上記コアにGeO2が添加されていることを特徴とする。
【0017】
[請求項]の発明は、請求項記載の導波型光回路において、上記基板に平行な方向、あるいは、基板に垂直方向に複数のGeO2濃度が異なる層より形成した多層コアよりなることを特徴とする。
【0018】
[請求項]の発明は、請求項3〜5記載のいずれか一項の導波型光回路において、光導波路のクラッドにGeO2が添加されていることを特徴とする。
【0026】
【作用】
熱光学光位相器の薄膜ヒーターのクラッドの屈折率をコア近傍のクラッドの屈折率より低くすることにより、コアを伝播する光が薄膜ヒーターにより損失を生じさせることなく薄膜ヒーターとコア間のクラッドの厚みを薄くでき、薄膜ヒーターとコアを近接させることができる。薄膜ヒーターとコアを近接できることは、コアの温度を薄膜ヒーターの加熱温度により近づけることができることから、効率よくコアの温度を変化させることができ、低電力で位相を変化させることができる。これにより、本発明の目的である低消費電力の光回路を提供することができる。
【0027】
電気光学位相器の薄膜電極近傍のクラッドの屈折率をコア近傍のクラッドの屈折率より低くすることにより、コアを伝播する光が薄膜電極により損失を生じさせることなく薄膜電極とコア間のクラッドの厚みを薄くできる。また、基板近傍のクラッドの屈折率をコア近傍のクラッドの屈折率より低くすることで、コアを伝播する光が基板により損失を生じさせることなく、基板とコア間のクラッドの厚みを薄くでき、薄膜電極と基板の間隔を狭くできる。図12(B)の構造をもつ電気光学位相器では、コアを薄膜電極に近接させることで、コアにかかる電界強度を高くできることから、低電圧で位相器の位相を変化させることができる。また、図12(A)の構造をもつ電気光学位相器では、薄膜電極と基板の間隔を狭くできることから、コアにかかる電界を低電圧で実現でき、位相器の位相を低電圧で変化させることができる。これらにより、本発明の目的である低印加電圧の光回路を提供することができる。
【0028】
電気光学位相器の電極をコアの両側に配置することにより、基板を電極として用いることなく、かつ、図12(A)の構造に比例して電界強度の高いよい領域にコアを配置できることによる低電圧化が図れる。さらに、電極近傍のクラッドの屈折率をコア近傍の屈折率より低くすることで、コアを伝播する光が薄膜電極により損失を生じさせることなく、薄膜電極間の間隔を狭くできることから、コアに掛かる電界強度を高くでき、低電圧化が図れる。これらにより、本発明の目的である低印加電圧の光回路を提供することができる。
【0029】
また、石英系光導波路では、電気光学位相器の位相を変えるのに必要な印加電圧は、コアにGeO2 を添加することで低減できる。その印加電圧は、GeO2 濃度にほぼ比例して減少させることができ、その傾きは−1より大きいことから、GeO2 濃度が高いほど効率よく印加電圧を低減できる。それゆえ、コアをGeO2 濃度の異なる複数の層により形成することで、屈折率を増加させるドーパントであるGeO2 濃度の高い部分を有しながら、クラッドとコアの比屈折率差を所定の値にできる。これにより、コア内のGeO2 濃度が均一な電気光学光位相器に比べて、位相を低電圧で変化でき、本発明の目的である低印加電圧の光回路を提供することができる。
【0030】
また、クラッドの屈折率を高くすることは、クラッドとコアの比屈折率差を所定の値にしたまま、コアのGeO2 濃度を高くでき、電気光学位相器の位相を変える電圧を低減でき、本発明の目的である低駆動電圧の光回路を提供することができる。
【0031】
また、クラッドにGeO2 をドープすることで、コアを伝播する光が感じるコア近傍のクラッドの屈折率を電気光学効果により効率よく変化させることができ、電気光学位相器の位相を変える電圧を低減でき、本発明の目的である低駆動電圧の光回路を提供することができる。
【0032】
導波型光回路の中で、マッハ・ツェンダ光干渉計及びアレイ導波路格子において、特性の調整、光路の切り替えのために光位相器を具備することが多く、上記、構造の位相器を具備することは、本発明の目的である低消費電力あるいは低駆動電圧の光回路を提供することになる。
【0033】
導波型マッハ・ツェンダ光干渉計からなる導波型光回路において、光路長差を使用する波長λの約1/4にし、2つの光位相器の少なくとも一方を動作させ光路長差のλ/2xi(i:整数)となるようにして光路を切り替える光スイッチでは、光位相器の位相を約π/4(約λ/4に相当)変化させればよく、従来の位相をπ/2変えるのに比べて、半分ですみ、本発明の目的である低消費電力あるいは低駆動電圧の光回路を提供することになる。また、本発明の光位相器と組み合わせることで、さらに低消費電力あるいは低駆動電圧の光回路を提供することができる。
【0034】
アレイ導波路格子において、導波路アレイに導波路間の位相差を一方は増加させ、他方は減少させる2つの光位相器を具備することで、光路を全出力ポート切り替えるのに必要であった位相変化をその半分の位相変化で実現でき、本発明の目的である低消費電力あるいは低駆動電圧の光回路を提供することになる。また、本発明の光位相器と組み合わせることで、さらに低消費電力あるいは低駆動電圧の光回路を提供することができる。
【0035】
【実施例】
以下、本発明の具体的な実施形態について述べるが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0036】
[実施の形態1]
図1は本発明の光位相器の第1の実施形態を示すもので、熱光学位相器の断面構造である。基板301にシリコン基板を用い、コア302及び高屈折率クラッド303及び低屈折率クラッド304は石英系ガラスにより形成し、薄膜ヒーター305はCr金属薄膜により形成している。
コア302は、高屈折率クラッド303に対する比屈折率差は0.75%であり、寸法が6μm×6μmである。低屈折率クラッド304の屈折率は、石英ガラスと同等とし、コア302との比屈折率差で1.5%とし、厚さは2μmとした。高屈折率クラッド303の厚さは、コア下端で20μm、コア上端で3μmとした。薄膜ヒーターは、長さ5mm、幅50μmとした。
本実施の形態では、この位相器を有する図9に示す熱光学スイッチを形成した。
【0037】
本実施の形態の位相器を有する熱光学スイッチは次のように製造した。基板301としてシリコン基板を用い、基板301上に火炎堆積法により石英系下部クラッド層(コア下部のクラッド)とコア層を形成する。下部クラッド層及びコア層には、屈折率を高めるためにGeO2 がそれぞれ7.5mol%、15mol%添加されており、透明化温度を下げるために微量のB2 3 とP2 5 を添加している。次に、コア層の不要部分を反応性イオンエッチング法により除去し、リッジ状のコアを形成した後、コアをおおうように下部クラッドと同等の屈折率を有する上部クラッドを火炎堆積法により形成する。この下部クラッドと上部クラッドにより、高屈折率クラッド303が構成される。この高屈折率クラッド303の上部に火炎堆積法により低屈折率クラッド304を形成する。低屈折率クラッド304には、GeO2 を添加していない。下部クラッド層とコア層、及び、上部クラッド層とその上に形成した低屈折率クラッド層の形成には、個別に2層を形成しても良く、あるいは、2層を連続で形成しても良い。そして、低屈折率クラッド304上部にCr薄膜金属を蒸着・加工して薄膜ヒーター305を形成した。
作製した熱光学スイッチの波長1.5μm信号光の光路を切り替えるのに必要な電力は40mWであった。
【0038】
比較のため図10に示す従来構造の熱光学位相器を有する光スイッチを作製した。コア109は、クラッド110に対する比屈折率差は0.75%であり、寸法が6μm×6μmである。クラッド110の屈折率は、石英ガラスと同等とし、厚さは、コア下端で20μm、コア上端で25μmとした。薄膜ヒーターは、長さ5mm、幅50μmとした。この従来構成にて、波長1.5μm信号光の光スイッチの光路を切り替えるのに必要な電力は600mWであった。
これにより、本発明の光位相器の構成により光位相器への印加電力の低減を図れ、本光位相器を用いた光回路の消費電力を低減できることがわかる。
【0039】
[実施の形態2]
図2は本発明の光位相器の第2の実施形態を示すもので、電気光学位相器の断面構造である。基板401に高抵抗シリコン基板を用い、コア402及び高屈折率クラッド403及び低屈折率クラッド404は石英系ガラスにより形成し、薄膜電極405,406は、Pt金属薄膜により形成した。導波路パラメータは実施例1と同じとした。薄膜電極は、長さ300mmであり、薄膜電極405,406の間隔は10μmである。
【0040】
本実施の形態では、この位相器を有する図11(B)に示す電気光学スイッチを形成した。
本実施の形態の位相器を有する電気光学スイッチは、実施例1と同じ手順で作製した。本実施例ではCrの代わりにPtを用いたことが異なる。電極形成の後、電気炉中にて、薄膜電極405,406に高電界を印加する熱ポーリングを行った。
波長1.3μmの信号光の光路を切り替えるのに必要な電圧は400Vであった。
比較のため、図12(B)に示す電気光学位相器の構造を有する光スイッチを作製した。コア202は、クラッド213に対する比屈折率差は0.75%であり、寸法が6μm×6μmである。クラッド213の屈折率は、石英ガラスと同等とし、厚さは、コア下端で20μm、コア上端で13μmとした。薄膜電極は、長さ300mmであり、薄膜電極215,216の間隔は10μmである。
この従来構成の光スイッチにて波長1.3μmの信号光の光路を切り替えるのに必要な電圧は1700Vであった。本実施例で低印加電圧化ができたのは、従来に比例して、コアと電極が近接し、コアのGeO2 濃度が2倍になったことによる。
本発明の光位相器の構成により光位相器への印加電圧を低減でき、本光位相器を用いた光回路の低印加電圧化ができる。
【0041】
[実施の形態3]
図3は本発明の光位相器の第3の実施形態を示すもので、電気光学位相器の断面構造である。基板501に低抵抗シリコン基板を用い、コア502及び高屈折率クラッド503及び低屈折率クラッド504,505は石英系ガラスにより形成し、薄膜電極506は、Pt金属薄膜により形成した。
コア502は、高屈折率クラッド503に対する比屈折率差は1.5%であり、寸法が4μm×4μmである。低屈折率クラッド504,505の屈折率は、石英ガラスと同等とし、コア502との比屈折率差で3%とし、厚さは1.5μmとした。高屈折率クラッド503の厚さは、コア上下端から2.5μmとした。薄膜電極は、長さ300mmである。
本実施の形態では、この位相器を有する図11(A)に示す電気光学スイッチを形成した。
本実施の形態の位相器を有する電気光学スイッチは、基板上に低屈折率クラッド層505を火炎堆積法により形成した後、実施例1と同じ手順で作製した。低屈折率クラッド層、下部クラッド層とコア層の形成は、3層を個別に形成しても良く、連続で形成しても良い。高屈折率クラッド503及びコア502には、屈折率を高めるためにGeO2 がそれぞれ15mol%、30mol%添加されており、コア502、高屈折率クラッド503、及び低屈折率クラッド504,505には透明化温度を下げるために微量のB2 3 とP2 5 を添加している。
電極形成の後、電気炉中にて、薄膜電極506に高電界を印加する熱ポーリングを行なった。
波長1.3μmの信号光の光路を切りえるのに必要な電圧は350Vであった。
【0042】
比較のため、図12(A)に示す電気光学位相器の構造を有する光スイッチを作製した。コア212は、クラッド213に対する比屈折率差は1.5%であり、寸法が4μm×4μmである。クラッド213の屈折率は、石英ガラスと同等とし、厚さは、コア下端で10μm、コア上端で10μmとした。薄膜電極は、長さ300mmである。
この従来構成の光スイッチの光路を切り替えるのに必要な電圧は700Vであった。
これにより、本発明の位相器の構成により位相器への印加電圧を低減でき、本位相器を用いた光回路の低印加電圧化ができる。
【0043】
[実施の形態4]
図4は本発明の光位相器の第4の実施の形態を示すもので、電気光学位相器の断面構造である。基板601にシリコン基板を用い、コア602及び高屈折率クラッド605、及び低屈折率クラッド606,607は石英系ガラスにより形成し、薄膜電極607は、Pt金属薄膜により形成した。コア604は、第1コア層602、及び、第2コア層603の多層構造である。実施の形態3のコア502を多層構造のコア604に置き換えたものである。
コア604を構成する第1コア層602、及び、第2コア層603の高屈折率クラッド605との比屈折率差Δ、層厚t、総数Nを、
第1コア層602 Δ=1.91%、t=0.42μm、N=7
第2コア層603 Δ=0.37%、t=0.18μm、N=6
とし、高屈折率クラッド605とコアの比屈折率差1.5%、コア寸法4μm×4μmとした。他のパラメータは、実施の形態3と同じである。
本実施の形態では、この位相器を有する図11(A)に示す電気光学スイッチを形成した。
【0044】
本実施の形態の位相器を有する電気光学スイッチは、実施の形態3と同じ手順で作製した。多層構造のコア604は、第1コア層にGeO2 を34.1mol%添加し、第2コア層はGeO2 を18.7mol%添加し、形成には火炎堆積法を用いた。
波長1.3μmの信号光の光路を切りえるのに必要な電圧は150Vであった。実施の形態3よりさらに印加電圧を低減でき、本位相器を用いた光回路の低印加電圧化ができる。
【0045】
[実施の形態5]
図5は本発明の光位相器の第5の実施の形態を示すもので、電気光学位相器の断面構造である。基板701に高抵抗シリコン基板を用い、コア702及び高屈折率クラッド703、及び低屈折率クラッド704,705は石英系ガラスにより形成し、薄膜電極706,707は、コア702の両側に基板701とほぼ垂直方向となるようにPt金属薄膜により形成した。
実施の形態3では、基板501と薄膜電極コア506を電極とし、基板に垂直方向に電界を掛ける構成としたが、本実施例では、薄膜電極706,707を電極とし、基板に水平方向に電界を掛ける構成としたことが異なる。
コア702は、高屈折率クラッド703に対する比屈折率差は1.5%であり、寸法が4μm×4μmである。低屈折率クラッド704,705の屈折率は、石英ガラスと同等とし、コア702との比屈折率差で3%とし、厚さは1.5μmとした。高屈折率クラッド703の厚さは、コア左右端から2.5とし、コア上下端から10μmとした。薄膜電極は、長さ300mmである。
本実施の形態では、この位相器を有する図11(B)に示す電気光学スイッチを形成した。
【0046】
本実施の形態の位相器を有する電気光学スイッチは次のように製造した。低屈折率クラッド層の形成までは、実施の形態1と同じであり、情報上部クラッド層を形成した後、低屈折率クラッド704,705、及び、薄膜電極706,707を形成するための溝708,709を形成し、スパッタ法により低屈折率クラッド704,705、薄膜電極706,707を形成した。図に示していないが、溝708,709の低部,側壁,高屈折率クラッドの上層に低屈折率クラッドの層ができているが、本実施の形態の機能に影響はない。また、同様に薄膜電極も形成されるが、不要な部分は除去している。コア702に均一な電界を掛けるために、溝708,709の深さは、コアの下部より下方の深さに薄膜電極706,707が形成できる深さとし、溝708,709の幅は、基板方向を変えながら膜形成をするスパッタ法により溝708,709のコア側の側壁に低屈折率クラッド704,705、及び、薄膜電極706,707が形成できる幅が必要である。今回は、深さが20μm、幅が300μmとした。高屈折率クラッド703及びコア702には、屈折率を高めるためにGeO2 がそれぞれ15mol%、30mol%添加されており、コア702、高屈折率クラッド703、及び低屈折率クラッド704,705には透明化温度を下げるために微量のB2 3 とP2 5 を添加している。電極形成の後、電気炉中にて、薄膜電極706,707に高電界を印加する熱ポーリングを行なった。
波長1.3μmの信号光の光路を切りえるのに必要な電圧は、実施の形態3と同程度の370Vであった。
【0047】
[実施の形態6]
図6は本発明の導波型光回路の第6の実施の形態を示すもので、マッハ・ツェンダ干渉計で構成した熱光学スイッチ801の回路構成である。
熱光学スイッチ801の構成は、図9の熱光学スイッチ101の方向性結合器104,105間の2本の導波路102,103に熱光学位相器を具備し、方向性結合器104,105間の2本の導波路102,103の光路長差を光路を切り替える信号のおおよそ中心となる波長λのおよそ1/4設けたことが異なる。すなわち、2本の光導波路802及び803と、2本の光導波路802及び803を2箇所で近接させた方向性結合器804及び805にて3dB結合器とした構成であるマッハ・ツェンダ光干渉計に、方向性結合器804及び805の間の光導波路上に薄膜ヒーター807,809を装苛して熱光学位相器806,808を形成した構成である。光路を切り替える信号が1.53μmであるので、光導波路802は光導波型803に比べて、光路長差で0.38μm長くした。熱光学位相器806,808は、実施の形態1と同じ熱光学位相器を用いた。
入力光を光導波路803に入力した場合、熱光学位相器808の薄膜ヒーター809に0.20Wの電力を印加すると、光導波路802側が光路長差としてさらに0.38μm長くなり、光導波路802と803の位相差の大きさがπ/2(λ/2に相当)となり、入力光は光導波路703の出力に出射する。熱光学位相器806の薄膜ヒーター807に0.2Wの電力を印加すると、光導波路802と803の光路長差が0となり、光導波路802と803の位相差が0となり、入力光は光導波路802の出力に出射する。
実施の形態1と比較すると、本実施の形態により、光スイッチの光路切り替えに必要な印加電力が低減しており、本発明の目的である導波型回路の低消費電力化が図れることがわかる。
熱光学位相器の代わりに電気光学位相器を用いた場合は、従来構成に比較して、印加電圧を半分にできる。
【0048】
[実施の形態7]
図7は本発明の導波型光回路の第7の実施の形態を示すもので、アレイ導波路格子による熱光学スイッチである。アレイ導波路格子は、2つのスラブ導波路905,906間に導波路アレイ907を接続し、入力導波路903と出力導波路904をそれぞれ別のスラブ導波路905,906に接続した構成である。導波路アレイ907には、薄膜ヒーター909,910により、2つの熱光学位相器にて構成される熱光学位相器908を具備している。導波路アレイ907の各導波路間の長さは一定の光路長差に設定している。薄膜ヒーター909と910の導波路アレイ907の各導波路上での長さは、一方は一定の割合で長くなり、他方は一定の割合で短くなっている。図7では、薄膜ヒーター909の長さは、導波路長の長い導波路で長くなり、薄膜ヒーター910は、逆に、短くなっている。この場合、薄膜ヒーター909は、印加電力に比例して導波路長の長い導波路の光路長が長くなる、すなわち、導波路アレイ907の導波路間の位相差を大きくする光位相器として働き、薄膜ヒーター910は、印加電力に比例して、導波路アレイ907の導波路間の光路長差を短くする、すなわち、アレイ導波路の導波路間の位相差を小さくする光位相器として働く。
熱光学位相器908に電力を印加しない状態で、入力光が出力導波路904の中央付近に出力するように導波路アレイ907の光路長差を設定すると、熱光学位相器908の一方の熱光学位相器により出力導波路904の中央の出力から一方の端の出力まで入力光が切り替わり、熱光学位相器908の他方の熱光学位相器により出力導波路904の中央の出力から他方の端の出力まで入力光を切り替えられる。
導波路構造、及び、光位相器の断面構造は、実施の形態1と同じ構造とした。アレイ導波路格子は、100GHz間隔で光を分波するために、スラブ導波路905,906の曲率半径を9381μm、導波路アレイの導波路間光路長差を183μmとした。薄膜ヒーター909,910は、ヒーター幅を50μm、ヒーター長さを最短で1mmとし、順次1mmづつ長くしている。
本構造で、薄膜ヒーター909,910に最大11W電力を印加することで、全ての出力に入力光を切り替えることができる。従来のように一方の薄膜ヒーターのみを用いた熱光学位相器では、最大22Wの電力を必要とした。
これにより、本発明の目的である導波型回路の低消費電力化が図れることがわかる。
【0049】
[実施の形態8]
図8は本発明の導波型光回路の第8の実施の形態を示すもので、実施の形態7の熱光学位相器908を電気光学位相器911に置き換えたものである。電気光学位相器911は、導波路アレイ907上に薄膜電極913,914に装苛した2つの電気光学位相器により形成した。
薄膜電極912は、薄膜電極912と913の導波路アレイ907の各導波路上での長さは、一方は一定の割合で長くなり、他方は一定の割合で短くなっている。図8では、薄膜電極912の長さは、導波路長の長い導波路で長くなり、薄膜電極913は、逆に、短くなっている。それゆえ、薄膜電極912は、印加電圧に比例して導波路長の長い導波路で光路長が長くなる、すなわち、導波路アレイ907の導波路間の位相差を大きくする光位相器として働き、薄膜電極913は、印加電圧に比例して、導波路アレイ907の導波路間の光路長差を短くする、すなわち、アレイ導波路の導波路間の位相差を小さくする光位相器として働く。
アレイ導波路格子の構成は、実施の形態6と同等とし、電気光学位相器の断面構造は、実施の形態4と同等とした。
本構造で、薄膜電極912,913に最大電圧を75V印加することで、全ての出力に入力光を切り替えることができる。従来のように一方の薄膜電極のみを用いた電気光学位相器では、最大150Vの電圧を必要とした。
これにより、本発明の目的である導波型回路の低印加電圧化が図れることがわかる。
上記実施の形態では、ガラス膜の形成に火炎堆積法を用いたが、その他、スパッタ法、プラズマCVDやECR−CVD等CVD法などで形成しても良い。
また、上記実施の形態では、光導波路を石英系ガラスにて形成したが、プラスチック導波路、半導体導波路、LNなどの他の材料系導波路にも適用できる。特に、高濃度になるほど非線形性が強くなる材料では、実施の形態4で述べた多層構造のコアなどは有効である。
また、上記の実施形態で、基板を電極として用いる場合は、低抵抗シリコン基板を、電極として用いない場合は、高抵抗シリコン基板を用いたが、基板を電極として用いる場合は、導電性の基板、または、基板表面に導電性薄膜を形成し電極とした基板を用いても良く、電極として用いない場合は、石英基板等の絶縁性基板を用いても良い。
また、上記の実施形態で、低屈折率クラッドを一定屈折率層としているが、高屈折率クラッド層に比較して屈折率が低く、屈折率が分布している層でも良い。
【0050】
【発明の効果】
以上、説明したように、本発明によれば、低消費電力化を図った熱光学位相器及び低印加電圧化を図った電気光学位相器を具備したマッハ・ツェンダ光干渉計やアレイ導波路格子で構成した光スイッチなどの導波型光回路を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の熱光学位相器の断面構造を示す説明図。
【図2】本発明の第2の実施の形態の電気光学位相器の断面構造を示す説明図。
【図3】本発明の第3の実施の形態の電気光学位相器の断面構造を示す説明図。
【図4】本発明の第4の実施の形態の電気光学位相器の断面構造を示す説明図。
【図5】本発明の第5の実施の形態の電気光学位相器の断面構造を示す説明図。
【図6】本発明の第6の実施の形態のマッハ・ツェンダ光干渉計による熱光学光スイッチの構成を示す説明図。
【図7】本発明の第7の実施の形態のアレイ導波路格子による熱光学光スイッチの構成を示す説明図。
【図8】本発明の第8の実施の形態のアレイ導波路格子による電気光学光スイッチの構成を示す説明図。
【図9】従来のマッハ・ツェンダ光干渉計による熱光学スイッチの構成を示す説明図。
【図10】従来の熱光学位相器の断面構造を示す説明図。
【図11】マッハ・ツェンダ光干渉計による電気光学スイッチの構成を示す説明図。
【図12】従来電気光学位相器の断面構造を示す説明図。
【符号の説明】
101 熱光学スイッチ
102,103 光導波路
104,105 方向性結合器
106 熱光学位相器
107 薄膜ヒーター
108 基板
109 コア
110 クラッド
111 薄膜ヒーター
201,202 電気光学スイッチ
203,204 光導波路
205,206 方向性結合器
207,209 電気光学位相器
208,210 薄膜電極
211 基板
212 コア
213 クラッド
214,215,216 薄膜電極
301 基板
302 コア
303 高屈折率クラッド
304 低屈折率クラッド
305 薄膜ヒーター
401 基板
402 コア
403 高屈折率クラッド
404 低屈折率クラッド
405,406 薄膜電極
501 基板
502 コア
503 高屈折率クラッド
504,505 低屈折率クラッド
506 薄膜電極
601 基板
602 第1コア層
603 第2コア層
603 コア
604 高屈折率クラッド
605 低屈折率クラッド
507 薄膜電極
701 基板
702 コア
703 高屈折率クラッド
704,705 低屈折率クラッド
706,707 薄膜電極
708,709 溝
801 熱光学スイッチ
802,803 光導波路
804,805 方向性結合器
806,808 熱光学位相器
807,809 薄膜ヒーター
901 熱光学スイッチ
902 電気光学スイッチ
903 入力導波路
904,906 スラブ導波路
905 出力導波路
907 導波路アレイ
908 熱光学位相器
909,910 薄膜ヒーター
911 電気光学位相器
912,913 薄膜電極

Claims (6)

  1. 導波型マッハ・ツェンダ光干渉計からなる導波型光回路において、
    使用する波長がλであり、光結合器間の2本の導波路の両方に熱光学位相器を具備し、
    光結合器間の2本の光路長差がおおよそλ/4であり、
    2つの前記熱光学位相器の少なくとも一方を動作させ、
    光路長差をλ/2xi(i:整数)となすように前記熱光学位相器の一方に電力を印可し、あるいは、光路長差を0となすように前記熱光学位相器の他方に電力を印加することで光路を切り替えることを特徴とする光スイッチとなる導波型光回路。
  2. 請求項1記載の導波型光回路において、
    前記熱光学位相器は、
    基板上にコア及びそのコアを囲むクラッドよりなり、
    コアの屈折率がクラッドの屈折率よりも高い光導波路と、
    その光導波路に熱をかけるための薄膜ヒーターを光導波路上部近傍に装苛し、
    上記薄膜ヒーター近傍のクラッドの屈折率をコア近傍のクラッドの屈折率より低くしたものであることを特徴とする導波型光回路。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の導波型光回路において、
    光導波路が石英系ガラスよりなることを特徴とする導波型光回路。
  4. 請求項記載の導波型光回路において、
    上記コアにGeO2が添加されていることを特徴とする導波型光回路。
  5. 請求項記載の導波型光回路において、
    上記基板に平行な方向、あるいは、基板に垂直方向に複数のGeO2濃度が異なる層より形成した多層コアよりなることを特徴とする導波型光回路。
  6. 請求項3〜5記載のいずれか一項の導波型光回路において、
    光導波路のクラッドにGeO2が添加されていることを特徴とする導波型光回路。
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