JP2004019390A - 浴室用壁パネル - Google Patents

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Hiroaki Yoshida
吉田 博明
Akihiko Arai
新井 昭彦
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

【課題】従来の浴室用壁パネルは、裏面材もほぼ全面に設けられていたため、重量が重くなり、施工性がよくなく、コストが高くなってしまうという課題があった。
【解決手段】意匠面である表面材12と、表面材裏側に設けた構造材13と、構造材裏側に設けた裏面材14からなり、裏面材14長辺寸法を構造材13長辺寸法の0.4〜0.95倍として構成したものである。そして、強度を損なうことなく裏面材14の材料使用量および壁パネルの重量を削減できるので、高強度で施工性がよい壁パネルを安価に供給できる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は浴室用として使用される高強度構造を有する浴室用壁パネルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、浴室用の壁パネルは、表面材として化粧鋼板やFRP成形品などを用い、裏面材との間に構造材である樹脂ボードや発泡ウレタンを設ける構成となっており、裏面材は鋼板や複合シートを構造材裏面の略全面に設けられていた。
【0003】
製造工程は、ウレタン原料を表面材と裏面材との間に注入発泡させ、表面材および裏面材と発泡ウレタンをウレタンの接着力で発泡時に接着させるものであったり、樹脂ボードを接着剤で表面材および裏面材と接合するものであった。
【0004】
そして、剛性の高い表面材と裏面材の間に構造材を設けることでサンドイッチ構造とし高強度を実現するものであった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の浴室用壁パネルは表面材は当然のごとく構造材の全面に接合されているとともに、裏面材もほぼ全面に設けられていたが、強度確保の必要上からみて、余分な材料を使用していたため、重量が重くなり、施工性がよくなく、コストが高くなってしまうという課題があった。
【0006】
また、表面材と裏面材で構造材の全面を覆っているため、内部の材料が外からでは判断しにくくリサイクルを困難にする可能性があった。
【0007】
さらに、内部でウレタンを発泡させる手段を用いる場合は、全面を表面材および裏面材で覆われるため、内部で発生するガスが抜けにくく養生に時間がかかってしまうという問題もあった。加えて、接着剤で接合する場合、水や、有機溶剤、反応時に発生するガスなどが、表面材と裏面材が通気性のない材料であれば、接着剤の硬化まで養生時間が長くなり、硬化しないといった課題があった。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記の課題を解決するために、意匠面である表面材と、表面材裏側に設けた構造材と、構造材裏側に設けた裏面材からなり、裏面材長辺寸法を構造材長辺寸法の0.4〜0.95倍として構成したものである。
【0009】
上記発明によれば、構造材の一部が裏面材により覆われない部分があるため、内部の材料を外から見て簡単に判別でき、リサイクルや廃棄物処理が容易に行なえるとともに、浴室用壁パネルとして必要な強度を確保しつつ裏面材の材料使用量および壁パネル全体の重量を削減できるので、高強度で施工性がよい壁パネルを安価に供給できる。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明の請求項1にかかる発明は、浴室用壁パネルとして、本発明は上記の課題を解決するために、意匠面である表面材と、表面材裏側に設けた構造材と、構造材裏側に設けた裏面材からなり、裏面材長辺寸法を構造材長辺寸法の0.4〜0.95倍として構成したものである。
【0011】
上記発明によれば、構造材の一部が裏面材により覆われない部分があるため、内部の材料を外から見て簡単に判別でき、リサイクルや廃棄物処理が容易に行なえるとともに、浴室用壁パネルとして必要な強度を確保しつつ裏面材の材料使用量および壁パネル全体の重量を削減できるので、高強度で施工性がよい壁パネルを安価に供給できる。
【0012】
また、本発明の請求項2にかかる発明は、意匠面である表面材と、表面材裏側に設けた構造材と、構造材裏側に設けた裏面材からなり、裏面材短辺寸法を構造材短辺寸法の0.4〜0.95倍として構成する。
【0013】
上記発明によれば、構造材の一部が裏面材により覆われない部分があるため、内部の材料を外から見て簡単に判別でき、リサイクルや廃棄物処理が容易に行なえるとともに、構造材短辺寸法の0.4〜0.95倍とするので、強度を損なうことなく裏面材の材料使用量および壁パネル全体の重量をさらに削減できるので、高強度で施工性がよい壁パネルを安価に供給できる。
【0014】
さらに、本発明の請求項3にかかる発明は、意匠面である表面材と、表面材裏側に設けた構造材と、構造材裏側に設けた裏面材からなり、裏面材長辺寸法を構造材長辺寸法の0.4〜0.95倍とし、裏面材短辺寸法を前記構造材短辺寸法の0.4〜0.95倍とした浴室用壁パネルである。
【0015】
そして、サンドイッチ構造の強度確保の必要範囲のみに裏面材を設けることで、強度を損なうことなく裏面材の材料使用量および壁パネルの重量を大幅に削減できるので、高強度で施工性がよい壁パネルを安価に供給できる。
【0016】
さらに、本発明の請求項4にかかる発明は、意匠面である表面材と、表面材裏側に設けた構造材と、構造材裏側に設けた裏面材からなり、裏面材長辺寸法を構造材長辺寸法の0.4〜0.9倍とし、前記構造材の長手方向両端部各々に少なくとも前記構造材長辺寸法の0.05倍の裏面材を設けない範囲がある浴室用壁パネルである。
【0017】
そして、長手方向両端部で構造材が露出しているので、通気面積を向上し、接合時のガスや揮発成分が抜けやすく、養生時間を短縮でき生産性を向上でき、また、強度分布も特に必要な中央部の強度を維持したまま、裏面材の重量を削減できる。
【0018】
さらに、本発明の請求項5にかかる発明は、意匠面である表面材と、表面材裏側に設けた構造材と、構造材裏側に設けた裏面材からなり、裏面材短辺寸法を構造材短辺寸法の0.4〜0.9倍とし、前記構造材の短手方向両端部各々に少なくとも前記構造材短辺寸法の0.05倍の裏面材を設けない範囲を設けた浴室用壁パネルである。
【0019】
そして、短手方向両端部で構造材が露出しているので、さらに通気面積を向上し、接合時のガスや揮発成分が抜けやすく、養生時間を短縮でき生産性を向上でき、また、強度分布も特に必要な中央部の強度を維持したまま、裏面材の重量をさらに削減できる。
【0020】
さらに、本発明の請求項6にかかる発明は、意匠面である表面材と、前記表面材裏側に設けた構造材と、前記構造材裏側に設けた裏面材からなり、前記裏面材長辺寸法を前記構造材長辺寸法の0.4〜0.9倍とし、前記裏面材短辺寸法を前記構造材短辺寸法の0.4〜0.9倍とし、前記構造材の長手方向両端部各々に少なくとも前記構造材長辺寸法の0.05倍と前記構造材の短手方向両端部各々に少なくとも前記構造材短辺寸法の0.05倍の裏面材を設けない範囲がある浴室用壁パネルである。
【0021】
そして、全周にわたり構造材が露出しているので、大幅にに通気面積を向上し、接合時のガスや揮発成分が抜けやすく、養生時間を短縮でき生産性を向上でき、また、強度分布も特に必要な中央部の強度を維持したまま、裏面材の重量を大幅に削減でき、乾燥状態を維持しやすく、湿気による部材の劣化を防止し、耐久性を向上できる。
【0022】
さらに、本発明の請求項7にかかる発明は、構造材は通気性材料で構成された浴室用壁パネルである。
【0023】
そして、面としての構造材が露出しているとともに、構造材が通気性を持つことで通気面積が相乗的に向上し、接合時のガスや揮発成分が抜けやすく、養生時間を大幅に短縮でき生産性を向上できるとともに、乾燥状態を維持しやすく、湿気による部材の劣化を防止し、耐久性を向上できる。
【0024】
【実施例】
以下、本発明の実施例について図面を用いて説明する。
【0025】
(実施例1)
図1は本発明の実施例1の浴室用壁パネル11の製品裏面側から見た正面図であり、図2は浴室用壁パネル11のA−A断面図である。
【0026】
図1において、浴室用壁パネル11は、繊維強化プラスチック(以下FRP)で箱状にプレス成形され、箱状裏面はウレタン注入が行ないやすいように連続したリブ(図示せず)を設けないような形状からなる表面材12と、前記表面材12の箱状裏面に注入発泡されるウレタン層からなる構造材13と、構造材13発泡時に表面材12に被せられる亜鉛メッキ鋼板製の裏面材14からなっている。
【0027】
図2は浴室用壁パネル11のA−A断面図であるが、表面材12と裏面材14の間には、厚み約20mmの構造材13が設けられている。裏面材14は構造材13に対し長辺長さは略同一長さであるが、短辺長さは構造材13の0.7倍となっており、センター振り分けで左右対称となっており、両側の構造材13が裏面材14に覆われない部分は左右とも、構造材13の短辺長さに対し0.15倍の長さになっている。
【0028】
その製造工程であるが、表面材12に裏面材14を置いた時に構造材12と裏面材14の間に20mmの隙間ができるように緩衝材(図示せず)を取付けた後、裏面材14をセッティングする。そして、略平面のプレス機内に設置した後、ウレタン注入口(図示せず)から液状のウレタンを注入する。
【0029】
液状のウレタンは反応、発泡し、プレス機内で所定の厚みに保持された表面材12と裏面材14の間に充満しながら硬化し、表面材12と構造材13と裏面材14は一体に成形される。このとき、裏面材14のない部分からウレタンが漏れようとするが、プレス機平面と表面材12の外周および裏面材14が接しているため、ウレタンの若干のバリが出る程度で、構造材13が形成される。
【0030】
液状のウレタンが反応、発泡し、表面材12と裏面材14の間を広がる際に、内部の空気およびウレタン反応ガスが発生し、空気だまりを形成しようとするが、裏面材14に覆われない部分が左右に大きく開口しているため、ガスおよび空気が抜けやすく、成形時の不良が大幅に低減されるとともに、ウレタンの広がりもより迅速に行なわれる。また、ウレタン発泡時のガスが、構造材13内部に残留しても、全面裏面材14に覆われたものに対し、連続発泡であるウレタン層が裏面材14に覆われていない通気面を確保しているため、残留ガスも早く抜けることになる。
【0031】
図3は、裏面材14と構造材13の短辺長さ比率を横軸に、自重によるたわみ量を縦軸にとったグラフである。本実施例は、裏面材14と構造材13の短辺長さ比率を0.7としており、そのたわみ量は、裏面材14を全面に貼り付けた場合と比較し、若干低下しているが、浴室の壁パネルとして使用する強度として何ら問題はない。
【0032】
また、図3からわかるように、裏面材14と構造材13の短辺長さ比率を浴室ユニットの必要強度に応じて変更すればよいが、0.4以上であれば、ある程度の強度を得ることができる。望ましくは、0.5以上とすることで、たわみ量は裏面材14がない状態より半減でき、重量増加を最小限に押え、生産性を安定しながら、強度確保ができる。
【0033】
また、0.6以上とすれば、たわみ量は、約70〜80%に低減でき、その費用対効果が大きくなる。比率を0.9〜0.95とするとたわみ量は裏面材14を全面貼った場合と比較し、10%以内に抑制できるため、十分な強度を確保できる。さらに0.95以上であれば、たわみ量は裏面材を全面貼った場合と同等であり、強度面からは0.95以上貼る必要性はない。
【0034】
図3で述べた裏面材14と構造材13の比率とたわみ量の関係は、裏面材、構造材、表面材の材質、厚みなどにより、多少異なってくるが、その傾向は、同様であり、同様の効果が得られる。
【0035】
本実施例では表面材12にFRP成形品を使用しているが、壁としての意匠を持ち合わせれば、これに限らず、たとえば、ポリエチレンテレフタレート(以下PET)および塩化ビニルシートを積層し、鋼板に貼り付けたPET鋼板や、塩ビシートを鋼板に貼り付けた塩化ビニル鋼板や、アクリルシートやフィルムを張り付けた鋼板、樹脂板、無機質パネルでも良い。構造材としては、ウレタン注入発泡品のほかにポリスチレンやポリウレタンなどの樹脂発泡シートや、中空構造の樹脂押し出し成形品でもよいが、通気性を持つ石膏ボード、無機質成分を主としたボード、連続発泡樹脂ボードを接着により表面材や裏面材と接合する場合には、揮発性分をより迅速に乾燥でき、生産性が格段に向上する。
【0036】
裏面材14は、亜鉛メッキ鋼板の他に、樹脂シート、アルミシートなどの接合が容易であり、壁をサンドイッチ構造とした時に、壁強度が向上するものであれば、特にかまわないが、裏面材を貼る位置を浴室内の部材取付範囲に一致させることで、たとえば、ネジ止め時の裏打ち材としても使用できるように、厚み0.5mm以上の鋼板や、厚み1.5mm以上の樹脂シートを用いれば、裏打ち材を別途設ける必要が無く、施工性を向上およびコスト削減ができるという利点もある。
【0037】
(実施例2)
図4は本発明の実施例2の浴室用壁パネル15の製品裏面側から見た正面図であり、図5は浴室用壁パネル15のB−B断面図である。
【0038】
図4において、浴室用壁パネル15は、意匠性を追求するため、表面材16は表面側から透明で光沢を持つPETシートと柄を印刷した塩化ビニル(以下PVC)樹脂シートを、それぞれ接着剤を用い鋼板に貼りあわせたPET鋼板用いている。本図では、製品裏面側からの図となっているが、製品表面側からはPET及びPVCシートを貼りつけた意匠面が見えるように構成されている。また、裏面材17には亜鉛メッキ鋼板を用いており、表面材16及び裏面材7の総厚みは、それぞれ約0.5mmとなっている。浴室用壁パネル15の長手側は組立て時に壁パネルどうしを接合するための部材の入る隙間が設けてある。
【0039】
図5は浴室用壁パネル15のB−B断面図であるが、表面材16と裏面材17の間には、厚み約10mmの通気性のある断熱層ボードからなる構造材18が設けられている。構造材18と表面材16は酢酸ビニルエマルジョン接着剤で接着されており、接着剤は構造材18の表層の一部に含浸され、表面材接着層19を形成している。構造材18と裏面材17も同様に接着されており、その間には裏面接着層20が形成されている。貼りあわせ工程は、まず構造材18の片面に1mあたり50〜300gの酢酸ビニルエマルジョン接着剤をロールコーターにて塗布し、表面材16に貼りつける。その後、裏面材17にロールコーターで同様に接着剤を塗布し、前記構造材18に貼りあわせる。両面張り合わせた後、所定の荷重をかけて養生し、全面を完全に接着する。
【0040】
図6は浴室用壁パネル15のC−C断面図であるが、裏面材17は構造材18と比較し、短辺側は略同一寸法となっているが、長辺側は0.8倍の長さとなっており、上下に構造材18を覆わない部分を略均等に設ける構成となっている。
【0041】
以上のように構成された浴室用壁パネル15は、表面材16と裏面材17の間に構造材18を設ける構成としているので、構成が単純で、工程的にも簡単に断熱層ボードの厚みを10mm程度の薄肉の構造材18で製造することができるので、安価に供給でき、かつ表面材16と裏面材17からなるサンドイッチ構造を有しているので強度を十分に現出することが出来る。
【0042】
また、実施例1の図3とほぼ同様の、裏面材17長辺長さと構造材18長辺長さの比率と、浴室用壁パネル15のたわみ量との関係が得られ、重量を低減しつつも、構造体としての強度を得ることができ、コスト削減を図ることができる。
【0043】
さらに、構造材18が通気性を有しているとともに上下に略均等に裏面材17が構造材18を覆わない部分を有しているため、酢酸ビニルエマルジョン接着剤の水成分(揮発性分)が、構造材18から揮発可能な面積を格段に増加できるとともに、接着面積を小さくしているため揮発性分をも抑制でき、初期強度を確保するまでの乾燥時間が大幅に短縮できる。なお、強度が十分確保されることから、構造材18の厚みを10mmとしているが、厚みが増加するほど、接着層19,20の乾燥時間が大幅に変わるのでより効果的である。
【0044】
なお、本実施例では、表面材16にPET鋼板を使用しているが、壁としての意匠を持ち合わせれば、これに限らず、たとえば、塩ビシートを鋼板に貼り付けた塩化ビニル鋼板や、アクリルシートやフィルムを張り付けた鋼板、樹脂板、無機質パネルでも良い。
【0045】
構造材18としては、樹脂発泡体、樹脂粉末圧縮成形体、樹脂フィルム粉砕圧縮成形体、無機質断熱ボードなどを用いることができる。樹脂発泡体としては、ポリエチレンやポリプロピレン等のオレフィン系樹脂発泡体、ポリスチレン発泡体、不飽和ポリエステル樹脂発泡体などを用いることができる。
【0046】
また、接着剤としては、エポキシ系接着剤、ウレタン樹脂系接着剤、酢酸ビニル系接着剤などを用いることができるが本実施例のエマルジョン系接着剤ではその効果が大きい。
【0047】
(実施例3)
図7は本発明の実施例3の浴室用壁パネル21の製品裏面側から見た正面図である。図5は浴室用壁パネル21のB−B断面図である。
【0048】
本実施例において、実施例2と異なる点は、裏面材22が構造材18よりも短辺方向でも0.8倍と短くなっている点であり、構造材18の裏面材22に覆われない部分が左右略均等に構造材18の約0.1倍となっている点である。
【0049】
本実施例の構造を採用することで、さらに接着剤の乾燥時間を短縮することができるので、より生産性が向上し、コストダウンを図ることができる。
【0050】
また、浴室用壁パネル21に必要な強度を確保しつつ、裏面材22を最小限まで小さくすることができるので、重量が削減され、施工性を向上できるとともに、材料費の低減も可能となる。なお、裏面材22の構造材18に対する長辺および短辺の比率による強度曲線は、各長短辺毎に図3と同様の傾向を示すため、浴室ユニットに応じて必要最小限の強度を確保できれば良い。ただし、0.4倍〜0.95倍の長さとすることで、その効果が好適になる。
【0051】
さらに、裏面材22を構造材18より上下左右で小さくすることで、リサイクル時に、より材料の外観判別が行ないやすくなるとともに、裏面材22と構造材18の分別も容易となる。
【0052】
なお、その他は実施例1および、実施例2で述べた内容とほぼ同等の効果を得ることができる。
【0053】
また、本実施例では、裏面材22が構造材18を覆わない部分を上下左右に略均等に設けた構成としているが、浴室内部材の取付や必要強度範囲が中央部でない場合には構造材18の範囲内で自由に変更しても、若干の接着剤乾燥時間やガスおよび残留空気の抜けやすさなどの効果が低下するが、その他はほぼ同様の効果が得られる。
【0054】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、構造材の一部が裏面材により覆われない部分があるため、内部の材料を外から見て簡単に判別でき、リサイクルや廃棄物処理が容易に行なえるとともに、浴室用壁パネルとして必要な強度を確保しつつ裏面材の材料使用量および壁パネルの重量を削減できるので、高強度で施工性がよい壁パネルを安価に供給できるという効果を奏する。
【0055】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の浴室用パネルの正面図
【図2】同浴室用パネルのA−A断面図
【図3】同実施例1の裏面材と構造材の短辺長さの比率とたわみ量の相関図
【図4】本発明の実施例2の浴室用パネルの正面図
【図5】同浴室用パネルのB−B断面図
【図6】同浴室用パネルのC−C断面図
【図7】本発明の実施例3の浴室用パネルの正面図
【符号の説明】
11、15、21 浴室用壁パネル
12、16 表面材
13、18 構造材
14,17、22 裏面材

Claims (7)

  1. 意匠面である表面材と、前記表面材裏側に設けた構造材と、前記構造材裏側に設けた裏面材からなり、前記裏面材長辺寸法を前記構造材長辺寸法の0.4〜0.95倍とした浴室用壁パネル。
  2. 意匠面である表面材と、前記表面材裏側に設けた構造材と、前記構造材裏側に設けた裏面材からなり、前記裏面材短辺寸法を前記構造材短辺寸法の0.4〜0.95倍とした浴室用壁パネル。
  3. 意匠面である表面材と、前記表面材裏側に設けた構造材と、前記構造材裏側に設けた裏面材からなり、前記裏面材長辺寸法を前記構造材長辺寸法の0.4〜0.95倍とし、前記裏面材短辺寸法を前記構造材短辺寸法の0.4〜0.95倍とした浴室用壁パネル。
  4. 意匠面である表面材と、前記表面材裏側に設けた構造材と、前記構造材裏側に設けた裏面材からなり、前記裏面材長辺寸法を前記構造材長辺寸法の0.4〜0.9倍とし、前記構造材の長手方向両端部各々に少なくとも前記構造材長辺寸法の0.05倍の裏面材を設けない範囲がある浴室用壁パネル。
  5. 意匠面である表面材と、前記表面材裏側に設けた構造材と、前記構造材裏側に設けた裏面材からなり、前記裏面材短辺寸法を前記構造材短辺寸法の0.4〜0.9倍とし、前記構造材の短手方向両端部各々に少なくとも前記構造材短辺寸法の0.05倍の裏面材を設けない範囲を設けた浴室用壁パネル。
  6. 意匠面である表面材と、前記表面材裏側に設けた構造材と、前記構造材裏側に設けた裏面材からなり、前記裏面材長辺寸法を前記構造材長辺寸法の0.4〜0.9倍とし、前記裏面材短辺寸法を前記構造材短辺寸法の0.4〜0.9倍とし、前記構造材の長手方向両端部各々に少なくとも前記構造材長辺寸法の0.05倍と前記構造材の短手方向両端部各々に少なくとも前記構造材短辺寸法の0.05倍の裏面材を設けない範囲がある浴室用壁パネル。
  7. 構造材は通気性材料で構成された請求項1〜6記載の浴室用壁パネル。
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