JP2004019229A - 引戸吊下げ装置及びその吊下げ方法 - Google Patents

引戸吊下げ装置及びその吊下げ方法 Download PDF

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伊藤 潔
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菅原 保
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Abstract

【課題】引戸をハングローラに極めて簡易且つ迅速に仮止め状態に吊設することができ、その作業において作業員は極めて高い自由度で引戸を適正な高さ等の微調整を行うことができること。
【解決手段】引戸Aと、該引戸Aの頂部側に装着されるハンガー連結具Bと、ガイドレール15と、該ガイドレール15に沿って移動するとともに前記ハンガー連結具Bと連結する連結用螺子軸12を設けたハングローラCとからなること。前記ハンガー連結具Bは、前記ハングローラCに装着された連結用螺子軸12の挿入方向のみ直進自在とし、前記引戸Aの自重Wにて、前記ハンガー連結具Bは前記連結用螺子軸12と螺合自在とすること。
【選択図】   図1

Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、引戸をハングローラに極めて簡易且つ迅速に仮止め状態に吊設することができ、その作業において作業員は極めて高い自由度で引戸を適正な高さ等の微調整を行うことができる引戸吊下げ装置及びその吊下げ方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、ガイドレール上を移動自在なハングローラに引戸を吊るして開閉或いは部屋の仕切り等として使用する引戸装置が多く使用されている。この引戸装置において、引戸をガイドレールに装着されたハングローラに取り付ける作業では、まずガイドレールに装着されたハングローラと引戸とを連結し、次いで引戸の高さ,水平,垂直等の微調整を行うものである。しかし、近年では引戸はインテリアにおいて重要な建具の一つであり、重量のある木材、ガラス板が多用されたものや金属製のもの等が種々存在している。したがって、引戸の重量は重く且つ大きくなる傾向にある。
【0003】
このような状態において、極めて重量のある引戸をハングローラに吊るす作業は、作業員に大きな負担をかけることになる。特に、引戸本体をガイドレールに装着されているハングローラに連結する場合には、その重量のある引戸を作業員が手で支えながら、引戸側に装着されたハングローラ連結具とガイドレールに装着されたハングローラの位置とを合わせ、ハングローラ連結具とハングローラとを連結するものである。
【0004】
しかも、ハングローラとの連結は、一般にはハングローラに設けられた螺子軸とにハングローラ連結具を螺合させるもので、そのために引戸を手で支えつつ、螺子締め作業を行わなくてはならない。このような作業は、作業員に重量的な負担をかけるのみならず、極めて危険な作業となる。また、引戸の重量が重すぎる場合には、作業員は2人以上必要となり、作業時間,工費等にも影響が及ぶことになる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
引戸装置において、引戸は前述したように最近のものは、重量が増加する傾向にあり、作業員が手で持ちながら、種々の方向における調整を行うのは、極めて困難で且つその調整にも時間がかかるものである。特に大変な作業は、引戸とハングローラとの連結のときに、引戸を持ち上げて、ハングローラと引戸の連結箇所との連結を行う場合である。普通の引戸には、引戸枠の上端の左右両側箇所に二つの連結具が装着されており、その二つの連結具とハングローラとを連結させるには、作業員が引戸を支えながら、同時に連結具とハングローラとを位置合わせして連結してゆかなければならない。特に引戸にガラスが嵌め込まれたものでは、重量が大きくなるのみならず、その扱いも慎重にならざるをえず、作業員にてとっては、極めて負担の重いものとなる。本発明の目的は、このような引戸の取付け作業において、重量的な負担を軽減させるとともに、引戸とハングローラとの連結を簡易且つ迅速に行い、よって作業員の負担を少なくすることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
そこで、発明者は、上記課題を解決すべく、鋭意,研究を行った結果、本発明を、引戸と、該引戸の頂部側に装着されるハンガー連結具と、ガイドレールと、該ガイドレールに沿って移動するとともに前記ハンガー連結具と連結する連結用螺子軸を設けたハングローラとからなり、前記ハンガー連結具は、前記ハングローラに装着された連結用螺子軸の挿入方向のみ直進自在とし、前記引戸の自重にて、前記ハンガー連結具は前記連結用螺子軸と螺合自在してなる引戸吊下げ装置及びその吊下げ方法としたことにより、引戸をハングローラに簡易且つ迅速に装着することができ、且つ高さ,水平及び垂直等の調整を簡単にでき、作業員の負担を減少させ、上記課題を解決したものである。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。まず、本発明における引戸の取付構造から説明する。本発明は、主に引戸A,ハンガー連結具B,ハングローラC,ガイドレール15等から構成されるものである。まず引戸Aは、図1(A)に示すように、引戸枠部1に面板部2が装着されたもので、引戸枠部1は、アルミニウム等の金属材或いは木等から構成されている。該引戸枠部1は、上枠1a,縦枠1b,下枠1c及び中間枠1dから構成されている。そして、上枠1aと縦枠1bとで長方形状の枠を構成するものである。また、面板部2としては、具体的には、ガラス板であるが、その他に金属板,木板等の種々の材質のものが使用されることもある。
【0008】
その引戸枠部1の上枠1aの左右両側箇所にハンガー連結具B,Bが装着される。該ハンガー連結具Bは、連結本体部B1 と,取付板4とから構成される。前記連結本体部B1 は、主に筺体5と,内螺子6rが形成された内螺子部材6とから構成され、その筺体5の内部に内螺子部材6が収納されている。該内螺子部材6は、複数の構成部材6a,6a,…から構成されている。その構成部材6a,6a,…は、少なくとも2つ以上であり、均等に分割された同一形状としたブロック状のものである。そして、前記筺体5内に構成部材6a,6a,…が拡開自在に収納されている。
【0009】
まず、このような構造としたハンガー連結具Bには、複数の実施形態が存在し、その第1実施形態のハンガー連結具Bから説明する。第1実施形態のハンガー連結具Bは、図5乃至図7に示されており、まず円筒状の筺体5内に内螺子部材6が収納されている。内螺子部材6は、図5(A),図6(A),(B)等に示すように、二つの構成部材6a,6aからなる。その二つの構成部材6a,6aは、左右対称のブロック形状である。それぞれの構成部材6a,6a,…の内面側に内螺子面6r1 ,6r1 が形成され、両者が平行に対向したときに、一つの内螺子6rが形成されることになる。すなわち、内螺子部材6の内周面形成される内螺子6rは、二つの内螺子面6r1 ,6r1 から形成されるものである。
【0010】
二つの構成部材6a,6aは、筺体5内で対向するようにして、該筺体5の中心から適宜の間隔をおいた位置に左右対称となるように配置されている。さらに構成部材6aの上端には、図5(A),図6(A),(B)等に示すように、枢支片6a3 が形成され、該枢支片6a3 に枢支軸6bが装着されている。そして、図6(A)に示すように、枢支軸6bを介して構成部材6aが筺体5内で揺動する構造となっている。その枢支軸6bは、前記筺体5側に形成された揺動軸支部5hに支持され、前記枢支軸6bを回動中心として構成部材6a,6a,…が揺動するものである。そして、両構成部材6a,6aの下方側が外方に開くように拡開する。
【0011】
また、前記枢支軸6bを軸支部分は、前記枢支軸6bが外方に僅かに移動できるように、図6(D)に示すように、前記揺動軸支部5hを長孔とすることもある。これによって、両構成部材6a,6aの上方側も僅かに外方に拡開可能となり、後述するハングローラCに設けられた連結用螺子軸12が挿入し易いようになっている。また、前記構成部材6a,6aが相互に対向する面に対応する枢支片6a3 の面は、図5(A),図6(A)に示すように、下方に向かうに従い狭くなる傾斜面とすることもある。これによって、後述する連結用螺子軸12が構成部材6a,6aからなる内螺子部材6に挿入するときにスムーズに挿入し易くなる〔図7(A)参照〕。
【0012】
また、前記筺体5の内周側と構成部材6aの背面側との間には、隙間が存在し、その隙間にスプリング6cが装着されている。このスプリング6cは、図示されているように、板バネ等が使用されるが、その他にコイルスプリングを使用してもよい。このスプリング6cも図5(A),(B)及び図6(A),(D)等に示すように、スプリング装着軸6c1 により筺体5のスプリング装着孔5jに装着される。
【0013】
そして、前記構成部材6aの下端には、突起片6a1 が形成され、また前記筺体5の下端には、ストッパ片5cが形成されている。該ストッパ片5cは、下部貫通口5bの外周に形成された立上り壁形状としたものである。そして、前記突起片6a1 とストッパ片5cとが当接することにより両構成部材6a,6aは適正な内螺子6rを形成するものである。その筺体5は、前述したように構成部材6a,6aが収納されており、その収納室の開口を塞ぐキャップ材5dが設けられている。該キャップ材5dには、挿入口5aが形成されている。該挿入口5aは、後述するように、ハンガー連結具Bに対してハングローラCの連結用螺子軸12の外螺子部12cが挿入する部位である。
【0014】
その筺体5は、前述したように円筒形状に形成されたもので、前記取付板4に固着されるとともに、該取付板4が引戸枠部1の上枠1aに固着される。前記上枠1aには、図5(D)に示すように、切除部1a1 が形成され、該切除部1a1 内にハンガー連結具Bが収納されるようにして、取付板4が上枠1aの上面にビス等の固着具7にて固着される〔図5(C)参照〕。前記ハンガー連結具Bは、引戸Aの上部における上枠1aの両側箇所に装着される。
【0015】
次に、ハングローラCは、図1(C)に示すように、ローラ受け部10にローラ11,11,…が装着され、前記ローラ受け部10から垂直状に連結用螺子軸12が形成されたものである。該連結用螺子軸12は、前記ローラ受け部10に対して軸周方向に回動自在としたものである。具体的には、図7,図9,図10等に示すように、ローラ受け部10の中心に垂直方向に貫通孔10aが形成され、該貫通孔10aに前記連結用螺子軸12が軸周方向に回動自在に軸支されている。その連結用螺子軸12の上端箇所には膨大部12aが形成され、前記貫通孔10aの上端周辺に膨大部12aが係止状態で載置される。その膨大部12aは、具体的には座金,止め輪等が使用されるが、連結用螺子軸12の上端を直径方向に延びるフランジ形状としてよい。
【0016】
また、ローラ受け部10下部側に位置する箇所には、高さ調整片12bが形成されている。該高さ調整片12bは、螺子軸に一体的に形成されたものである。その高さ調整片12bと前記膨大部12aとの間は非螺子成形部,すなわち螺子が形成されていない部分であり、この部分が前記貫通孔10aに挿通され、回動自在となる部分である。
【0017】
また、前記高さ調整片12bより下部は、外螺子部12cが形成されている。該外螺子部12cは、前記連結本体部B1 の内螺子部材6の内螺子6rに螺合する部位であり、ハンガー連結具BとハングローラCとの連結が行われる部分となる。また、前記外螺子部12cには、ロックナット13が螺合され、引戸Aの高さ調整が完了した状態で、その状態を維持するために固定する役目をなすものである。
【0018】
次に、ガイドレール15は、図1(B),(C)等に示すように、前記ハングローラCの全部のローラ11,11,…が載置されて、転動するレール部15a,15aが左右対称に形成され、両レール部15a,15aの間にはガイド隙間15bが形成されている。該ガイド隙間15bから前記ハングローラCの連結用螺子軸12の外螺子部12cが下方に突出しており、前記ハングローラCの移動に伴い連結用螺子軸12が移動するものである。通常、一枚の引戸Aに対して二つのハングローラC,Cが使用される〔図1(A),図2等参照〕。
【0019】
次に、第1実施形態におけるハンガー連結具Bを装着した引戸AをハングローラCに連結する工程について述べる。まず、ガイドレール15において、二つのハングローラC,Cの間隔を引戸Aに装着されている二つのハンガー連結具B,Bの間隔と同一間隔に設定しておく。次に、作業員が引戸Aを両手で持ち上げ、ハングローラCの連結用螺子軸12をハンガー連結具Bの挿入口5aから挿入し、内部に収納されている内螺子部材6の内螺子6rに向けて挿通するように押し上げる。
【0020】
このとき、図7(A)に示すように、連結用螺子軸12の挿通に伴い、前記内螺子部材6を構成する構成部材6a,6a,…が各スプリング6cの弾性に反して相互に離反して拡開することになり、連結用螺子軸12が軸方向に非回転状態で直進自在となる。すなわち、内螺子6rを構成する内螺子面6r1 ,6r1 が開き、連結用螺子軸12を軸周方向に回転させることなく、内螺子部材6の内螺子6rに挿入してゆくことができる。
【0021】
そして、連結用螺子軸12を内螺子部材6に適当な深位置まで挿入させ、後は作業員が手を放すと、引戸Aの自重WがハングローラC,Cに直接かかり、図7(B)に示すように、拡開していた構成部材6a,6a,…がスプリング6c,6cにより元の状態に復帰しようとして、前記内螺子部材6の構成部材6a,6a,…に形成された内螺子面6r1 ,6r1 と連結用螺子軸12の外螺子部12cとが螺合する。すなわち、内螺子部材6と連結用螺子軸12とが螺合するものである。これによって、引戸AはハングローラCから落下することなく、該ハングローラCとハンガー連結具Bとが連結して引戸Aの仮止め状態で吊り下げることができる。
【0022】
そして、連結用螺子軸12に形成されている高さ調整片12bを適当に回動させることで、外螺子部12cも回動し、引戸Aが二つのハンガー連結具B,BとハングローラC,Cとで仮固定されているので、引戸Aは回転することがないので、そのためにハンガー連結具Bが上下動することになり、高さ調整ができるものである。そして、高さ調整が完了したら、ロックナット13を前記ハンガー連結具B側に締めつけ、固定するものである。
【0023】
次に、ハンガー連結具Bの第2実施形態を図8,図9に基づいて説明する。前記内螺子部材6の構成部材6a,6a,…が歯車形状に形成されたものである。その構成部材6aは、図8(A),図8(B)に示すように、回転軸6dにより筺体5内にて回動自在に装着されたものである。前記筺体5内には、前記回転軸6dのために軸受片5e,5e,…が形成されている。該軸受片5eは、具体的には、図8(C)に示すように、前記筺体5とそのキャップ材5dとの両方にそれぞれ上下に分割された状態で形成され、キャップ材5dを筺体5に閉じた状態のときに、軸受孔が形成されるようになっており、該軸受孔に回転軸6dが軸支される構造である。
【0024】
その歯車形状とした構成部材6aは、ウォーム・ホィールのホィールとして形成されることが好ましい。すなわち、歯車形状とした構成部材6aの外周に形成された歯列が内螺子面6r1 としての役目をなすものである。また、その歯車形状と構成部材6a,6a,…は、その回転方向が、一方向のみの回転可能となっており、その回転方向は、規制片6eによって行われる。前記「一方向のみの回転」する方向とは、図9(A)に示すように、連結用螺子軸12がハンガー連結具Bに挿入するときの挿入方向に従って構成部材6aが回転する方向のことをいう。該規制片6eは、板片状をなし、その一端が歯車形状の構成部材6aの歯間に食い込むようになっており、一方向の回転のみができるようになっている。したがって前記規制片6eは、構成部材6aの反対方向回転に対するストッパの役目をなすものである。このような規制片6eは、鋼材から形成され、弾性を有した強靱な仕上げとすることが好ましい。この規制片6eは、前記筺体5のキャップ材5dにリベット,ビス或いは溶接等にて固着されている〔図8(A),(C)等参照〕。
【0025】
その回転方向は、前記連結用螺子軸12の高さ調整片12bが挿入したときに共に回転する方向である。図8(B)に示されたものでは、歯車形状とした構成部材6a,6a,…は、等間隔に4個設けられている。またその構成部材6a,6a,…の数は、等間隔に3個としてもよい。また、十分な強度が得られるならば、二つの構成部材6a,6aとすることも可能である。
【0026】
この第2実施形態のハンガー連結具Bを備えた引戸AをハングローラCに装着する工程については、前述した第1実施形態のハンガー連結具Bを備えた引戸Aの場合と同様である。すなわち、図9(A)に示すように、ハンガー連結具Bの内螺子部材6にハングローラCの連結用螺子軸12を挿入すると、前記歯車形状とした構成部材6a,6a,…がその連結用螺子軸12の挿入とともに回転し、連結用螺子軸12の挿入をスムーズに行わせる。
【0027】
そして、適正な挿入深さで、連結用螺子軸12の挿入を停止すると歯車形状とした各構成部材6a,6a,…は、図9(B)に示すように、それぞれの規制片6eにより、回転不能となり、ハングローラCにハンガー連結具Bが仮止め状態で連結されるものである。このとき、引戸Aの自重Wにより、前記規制片6eと歯車形状の構成部材6aとの係止がより一層強固な仮止め状態にすることができる。そして、高さ調整片12bを回転させて、高さ調整を行い、その高さ調整が完了したらロックナット13をハンガー連結具B側に移動させ、ロックをかけて固定し、これで、設置が完了する。
【0028】
次に、第3実施形態のハンガー連結具Bは、図10(A)に示すように、筺体5内周側に円周状テーパ内壁面5fが形成され、この円周状テーパ面5f内に内螺子部材6が収納されている。該内螺子部材6を構成する複数の構成部材6a,6a,…は、それぞれ前記円周状テーパ内壁面5fと同一勾配としたテーパ面6a2 を有するものである。そして、その構成部材6a,6a,…が円周状テーパ内壁面5f内にて上下動自在で且つ常時、上方に位置するようにスプリング6cが装着されている。その常時上方に位置する構成部材6a,6a,…は、円周状テーパ内壁面5fに沿って下方に移動するときには、内螺子部材6が拡開するようになっている。第3実施形態における構成部材6a,6a,…は、2又は3個が適当であるが、必要に応じて4個でも構わない。
【0029】
この第3実施形態のハンガー連結具Bを備えた引戸AをハングローラCに装着する工程については、前述した第1,第2実施形態のハンガー連結具Bを備えた引戸Aの場合と同様である。すなわち、図10(B)に示すように、ハンガー連結具Bの内螺子部材6にハングローラCの連結用螺子軸12が挿入し始めると構成部材6a,6a,…が円周状テーパ内壁面5fの下方に押しつけられ、前記構成部材6a,6a,…が相互に離間する状態となる。
【0030】
そして、前記連結用螺子軸12が構成部材6a,6a,…に対して適当な挿入深さになり、挿入動作を停止し、作業員が引戸Aから手を離すと、前記連結用螺子軸12に係止状態となっている構成部材6a,6a,…が引戸Aの自重Wにより前記円周状テーパ内壁面5fの上方に移動しようとする。その構成部材6a,6a,…の上方への移動とともに、該構成部材6a,6a,…は、離間状態から近接状態に変化し、前記連結用螺子軸12の外螺子部12cと強固な螺合状態とすることができる。次に、図10(C)に示すように、高さ調整片12bを回転させて、高さ調整を行い、その高さ調整が完了したらロックナット13をハンガー連結具B側に移動させ、ロックをかけて固定し、これで、設置が完了する。
【0031】
【作用】
第1乃至第3実施形態におけるハンガー連結具Bを備えた引戸Aの共通する設置工程について述べる。まず、ガイドレール15側に装着されているハングローラCの間隔と、引戸Aのハンガー連結具B,Bの間隔とを一致させる。次に、図2(A),図3(A)等に示すように、引戸Aを上方に持ち上げて、ハングローラCの連結用螺子軸12をハンガー連結具Bに適当な深さとなるように挿入させる。
【0032】
そして、作業員は、引戸Aから手を離すと、図2(B),図3(B)に示すように、引戸Aはその自重Wにより、ハングローラCに仮止め状態で吊り下げられた状態となる。そして、図2(C)に示すように、その引戸Aを仮止め状態とし、さらに図4(A)に示すように、ハングローラCの連結用螺子軸12の高さ調整片12bを回動操作して、引戸Aの高さ,水平及び垂直方向等の微調整範囲hの調整を行い、引戸Aの吊下げ状態を適正なものとし、最後に図4(B)に示すように、ロックナット13をハンガー連結具Bの取付板4側に締付け固定する。なお、引戸Aは、二つのハングローラC,Cと、これらに対応する二つのハンガー連結具B,Bとを一度の持ち上げにて連結しようとするものであるが、必ずしもこのような方法にする必要はなく、ハングローラCと対応するハンガー連結具Bとを一つずつ連結することもある。これは、現場の状況及び引戸Aの重量等或いは作業員の技能により適宜に決定されることである。
【0033】
【発明の効果】
請求項1の発明は、引戸Aと、該引戸Aの頂部側に装着されるハンガー連結具Bと、ガイドレール15と、該ガイドレール15に沿って移動するとともに前記ハンガー連結具Bと連結する連結用螺子軸12を設けたハングローラCとからなり、前記ハンガー連結具Bは、前記ハングローラCに装着された連結用螺子軸12の挿入方向のみ直進自在とし、前記引戸Aの自重Wにて、前記ハンガー連結具Bは前記連結用螺子軸12と螺合自在してなる引戸吊下げ装置としたことにより、引戸をハングローラに簡易且つ迅速に装着することができ、且つ高さ,水平及び垂直等の微調整を簡単にでき、作業員の負担を減少させる等の効果を奏する。
【0034】
上記効果を詳述すると、前記ハンガー連結具Bは、前記ハングローラCに装着された連結用螺子軸12の挿入方向のみ直進自在とし、前記引戸Aの自重Wにて、前記ハンガー連結具Bは前記連結用螺子軸12と螺合自在したものである。そのために、作業員が引戸Aを両手で支えながら、ガイドレール15に装着されたハングローラCから下方に突出した連結用螺子軸12に向けて、引戸Aのハンガー連結具Bを差し込むようにするのみで、後は両手を引戸Aから放せば引戸Aの自重Wによって、連結用螺子軸12とハンガー連結具Bとが螺合して、前記引戸Aを仮止め状態とすることができる。これによって、作業員は両手が自由となり、引戸Aの高さ,水平,垂直等の各微調整作業等を極めて負担の少ない状況で行うことができ、ひいては作業の効率性を向上させるのみならず、作業における安全性も良好にすることができる。
【0035】
請求項2の発明は、請求項1において、前記ハンガー連結具Bは、複数の構成部材6a,6a,…からなる内螺子部材6を備え、前記ハングローラCの連結用螺子軸12の挿入時には前記内螺子部材6が直径方向に拡開自在としてなる引戸吊下げ装置としたことにより、ハングローラCの連結用螺子軸12が軸周方向に回転しないで内螺子部材6に対して直進状態で挿入するときに、前記連結用螺子軸12と内螺子部材6との接触抵抗を極めて少なくすることができる。それゆえに、前記連結用螺子軸12及び内螺子部材6の磨耗による劣化を最小限にすることができる。
【0036】
これによって、部屋の趣を変更するために、前記引戸Aを取り外して、他の引戸Aを装着したり、或いは取り外した引戸Aを別の箇所にリサイクル品として使用する場合等においても、これら引戸Aのハンガー連結具Bや、ハングローラCの連結用螺子軸12の繰り返しの使用が可能であり、良好な耐久性を有するものにできる。
【0037】
請求項3の発明は、引戸Aと、該引戸Aの頂部側に装着されるハンガー連結具Bと、ガイドレール15と、該ガイドレール15に沿って移動するとともに前記ハンガー連結具Bと連結する連結用螺子軸12を設けたハングローラCとからなり、前記ハンガー連結具Bは、前記ハングローラCに装着された連結用螺子軸12の挿入方向のみ直進自在とし、前記引戸Aの自重Wにて、前記ハンガー連結具Bは前記連結用螺子軸12と螺合自在とした引戸装置において、前記引戸Aのハンガー連結具Bに前記ハングローラCの連結用螺子軸12を挿入して引戸AをハングローラCに仮止め状態とし、その仮止め状態にて高さ,水平,垂直の微調整を行う引戸吊下げ方法としたことにより、引戸AのハングローラCへの装着を簡単にすることができる。
【0038】
上記効果を詳述すると、前記引戸Aは、作業員が両手で持ち上げるようにして引戸Aのハンガー連結具Bとガイドレール15側のハングローラCとを仮止め状態で連結することができる。これによって、仮止め状態にされた引戸Aに対して、連結用螺子軸12を種々の工具等を用いて軸周方向に回転させるのみで、引戸Aを上下方向に高さ調整を行うことができる。よって、一つの引戸Aに対して2つのハンガー連結具B,B及びハングローラC,Cとを微調整するのみで、引戸Aの水平,垂直を調整して適正な吊り状態にすることができ、また、その微調整作業も、前記引戸Aが仮止め状態に吊設されているので、作業員の手は完全に自由状態であり、作業性が良好となるのみならず、作業員の安全性も十分に確保されることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は本発明の引戸吊下げ装置を備えた引戸の正面略示図
(B)は引戸の吊下げ装置の要部拡大縦断側面図
(C)はガイドレール内のハングローラと引戸とが分離している状態の要部斜視図
【図2】(A)は引戸のハンガー連結具箇所をガイドレールのハングローラに向けて持ち上げている状態の作業工程図
(B)は引戸のハンガー連結具がハングローラに仮止め状態で吊り下げた作業工程図
(C)は仮止め状態の引戸の高さ,垂直,水平等の位置を微調整している作業工程図
【図3】(A)は引戸のハンガー連結具とハングローラの連結用螺子軸とが分離した状態の一部断面にして要部拡大正面図
(B)は引戸のハンガー連結具とハングローラの連結用螺子軸とを仮止め状態とした一部断面にして要部拡大正面図
【図4】(A)は引戸のハンガー連結具とハングローラとが仮止め状態で連結され高さ調整を行っている状態を示す要部の最拡大正面図
(B)は引戸のハンガー連結具とハングローラとの仮止め状態からロックナットをハンガー連結具に当接させてロック状態とした最拡大正面図
【図5】(A)はハンガー連結具の第1実施形態の拡大縦断側面図
(B)は(A)のX1 −X1 矢視断面図
(C)は(A)の取付板を除いた状態の平面図
(D)は引戸の上枠とハンガー連結具とを分離した状態の要部斜視図
【図6】(A)はハンガー連結具の第1実施形態において内螺子構成部材が開いた状態の拡大縦断側面図
(B)は内螺子構成部材の斜視図
(C)はスプリングの斜視図
(D)は筺体とキャップ材とが分離した状態の一部切除した斜視図
【図7】(A)はハンガー連結具の第1実施形態において連結用螺子軸が挿入したことにより内螺子構成部材が開いた状態の拡大作用図
(B)は(A)において内螺子構成部材が連結用螺子軸と螺合して仮止め状態となった拡大作用図
【図8】(A)はハンガー連結具の第2実施形態の拡大縦断側面図
(B)は(A)のX2 −X2 矢視断面図
(C)は筺体とキャップ材とを分離した状態の拡大縦断側面図
【図9】(A)はハンガー連結具の第2実施形態において連結用螺子軸が内螺子構成部材に挿入した状態の拡大作用図
(B)は(A)において内螺子構成部材が連結用螺子軸と螺合して仮止め状態となった拡大作用図
【図10】(A)はハンガー連結具の第3実施形態の拡大縦断側面図
(B)はハンガー連結具の第3実施形態において連結用螺子軸が内螺子構成部材に挿入した状態の要部拡大作用図
(C)は(B)において内螺子構成部材が連結用螺子軸と螺合し且つロックナットの締付が完了した状態の拡大作用図
【符号の説明】
A…引戸
B…ハンガー連結具
C…ハングローラ
6…内螺子部材
6a…構成部材
12…連結用螺子軸
15…ガイドレール

Claims (3)

  1. 引戸と、該引戸の頂部側に装着されるハンガー連結具と、ガイドレールと、該ガイドレールに沿って移動するとともに前記ハンガー連結具と連結する連結用螺子軸を設けたハングローラとからなり、前記ハンガー連結具は、前記ハングローラに装着された連結用螺子軸の挿入方向のみ直進自在とし、前記引戸の自重にて、前記ハンガー連結具は前記連結用螺子軸と螺合自在してなることを特徴とする引戸吊下げ装置。
  2. 請求項1において、前記ハンガー連結具は、複数の構成部材からなる内螺子部材を備え、前記ハングローラの連結用螺子軸の挿入時には前記内螺子部材が直径方向に拡開自在としてなることを特徴とする引戸吊下げ装置。
  3. 引戸と、該引戸の頂部側に装着されるハンガー連結具と、ガイドレールと、該ガイドレールに沿って移動するとともに前記ハンガー連結具と連結する連結用螺子軸を設けたハングローラとからなり、前記ハンガー連結具は、前記ハングローラに装着された連結用螺子軸の挿入方向のみ直進自在とし、前記引戸の自重にて、前記ハンガー連結具は前記連結用螺子軸と螺合自在とした引戸装置において、前記引戸のハンガー連結具に前記ハングローラの連結用螺子軸を挿入して引戸をハングローラに仮止め状態とし、その仮止め状態にて高さ,水平,垂直の微調整を行うことを特徴とする引戸吊下げ方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP1767735A1 (en) * 2005-09-23 2007-03-28 Eclisse Srl Support and anchorage device in built-in counterframes of sliding doors
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US20180023336A1 (en) * 2016-07-19 2018-01-25 Ltl Wholesale, Inc. D/B/A Ltl Home Products, Inc. Sliding Barn Door Kit

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