JP2004017955A - タイヤ充填用窒素ガス発生装置 - Google Patents

タイヤ充填用窒素ガス発生装置 Download PDF

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Abstract

【課題】窒素ガスや液体窒素を予めボンベに作り出しておいてボンベからタイヤに充填する方式に関しては、運搬と管理と充填のため多くの手間と場所と費用を要し蒸発器等の設備も設置する必要があり、窒素ガスの製造装置をガソリンスタンド等に設置し作りそこで出した窒素ガスを直接タイヤに充填する方式に関しては、通常の窒素ガスを作り出す装置を使用していたが窒素ガスの純度が希望するものより高い反面ドライヤー設置の費用も含め価格が高いと言われていた。
【解決手段】圧縮空気から異物を除去するフィルター40、50、60と、圧縮空気から酸素ガスを分離除去する中空糸膜70と、中空糸膜70の側に窒素ガスが逆流してくるのを防止する逆止弁90と、窒素ガスを貯蔵する窒素タンク100を記載の順に配管系を形成しながら配設して窒素ガスを供給可能にし、圧縮空気の流量を調整する絞り弁80を配管系の何れかの位置に配設した。
【選択図】       図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、タイヤに充填する窒素ガスの製造装置に関する技術であって、更に詳細に述べると、ガソリンスタンド等で自動車等のタイヤに窒素ガスを簡易的な方法で充填するための、タイヤに充填する窒素ガスの製造装置の技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、タイヤに充填する窒素ガスの製造装置に関する技術としては、大きく分けて、本格的な装置で窒素ガスや液体窒素を予めボンベに作り出しておいてボンベからタイヤに充填する方式と、窒素ガスの製造装置をガソリンスタンド等に設置しそこで作り出した窒素ガスを直接タイヤに充填する方式があった。
【0003】
この場合、窒素ガスの製造装置をガソリンスタンド等に設置しそこで作り出した窒素ガスを直接タイヤに充填する方式の窒素ガスの製造装置としては、ガス分離膜によるものと、吸着剤によるものが採用されていたが、両者共に冷凍式や膜式の本格的なドライヤーの設置が要請され、比較的に純度の高い97〜98%程度の窒素ガスを作り出していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の、タイヤに充填する窒素ガスの製造に関する技術に関しては、以下に示すような課題があった。
【0005】
第一に、本格的な装置で窒素ガスや液体窒素を予めボンベに作り出しておいてボンベからタイヤに充填する方式に関しては、運搬と管理と充填のために、多くの手間と場所と費用を要していた。 また、液体窒素による場合には、蒸発器等の設備も設置する必要があった。
【0006】
第二に、窒素ガスの製造装置をガソリンスタンド等に設置し作りそこで出した窒素ガスを直接タイヤに充填する方式に関しては、通常の窒素ガスを作り出す装置を使用していたが、この場合、窒素ガスの純度が希望するものより高い反面、ドライヤー設置の費用も含め価格が高いと言われていた。
本発明はこのような課題を解決することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、圧縮空気から異物を除去するフィルター40、50、60と、圧縮空気から酸素ガスを分離除去する中空糸膜70と、前記中空糸膜70の側に窒素ガスが逆流してくるのを防止する逆止弁90と、窒素ガスを貯蔵する窒素タンク100を記載の順に配管系を形成しながら配設して窒素ガスを供給可能にし、圧縮空気の流量を調整する絞り弁80を配管系の何れかの位置に配設したことを特徴とし、更には、前記フィルター40,50,60は複数を直列に配設して、前記絞り弁80は前記中空糸膜70の直後に配設して、前記窒素タンク100は25〜39.99リットルの容量として、前記フィルター40、50、60と前記中空糸膜70と前記絞り弁80と前記逆止弁90と前記窒素タンク100を一体に構成したことを特徴とし、更には、前記窒素タンク100に25〜39.99リットルの容量を持った窒素タンク100Aを接続し、前記窒素タンク100と前記窒素タンク100Aの間に開閉弁102を配設したことを特徴とし、更には、減圧弁30を前記フィルター50の上流に配設して装置を収納しているケースの外側で調整可能に形成し、前記フィルター40,50,60は交換が容易なように装置を収納しているケースの外側に配設したことを特徴とすることによって、上記課題を解決した。
【0008】
【発明の実施の形態】
本願発明による、タイヤに充填する窒素ガスの製造装置を図面と共に詳細に説明する。
ここで、図1は、本願発明の全体を示した図であり、図2は、本願発明の別の実施例全体を示した図である。
【0009】
図1に見られるように、10はエアーコンプレッサであり、具体的に図示していないが、モータとコンプレッサとタンクから構成されていて、モータの回転をベルトによってコンプレッサに伝達することで、大気を取り込みながら圧縮空気をタンクに貯蔵している。
【0010】
ここで、エアーコンプレッサ10によって貯蔵された圧縮空気は、圧縮空気配管201と、手動によって開閉することが可能な開閉弁20と、圧縮空気配管202と、圧縮空気の圧力を一定の圧力に減圧する減圧弁30と、圧縮空気配管203と、圧縮空気より比較的大きな異物を除去するプレフィルター40と、圧縮空気配管204と、圧縮空気より油を除去するミクロフィルター50と、圧縮空気配管205と、圧縮空気より臭いを除去する活性炭フィルター60と、圧縮空気配管206と、圧縮空気より酸素を除去する中空糸膜70に至るようになっている。
【0011】
一方、中空糸膜70からの窒素ガスは、窒素ガス配管207と、装置を流れる流体の流量を調整する絞り弁80と、窒素ガス配管208と、窒素ガスが下流より上流の絞り弁80の側に流れるのを防止する逆止弁90と、窒素ガス配管209と、窒素ガスを貯蔵し下部にドレン水排出用の開閉弁101を設けた窒素タンク100と、窒素ガス配管210と、窒素ガスの圧力を一定の圧力に減圧する減圧弁110と、下流で二つに分岐しその先端にワンタッチで接続可能なワンタッチカプラーソケト120,130を配設した窒素ガス配管211に至るようになっている。
【0012】
この場合、図1に示すようにワンタッチカプラーソケト120,130にプラグ140,150が接続していない状態においては、末端部となっているワンタッチカプラーソケト120,130から窒素ガスが外部に漏洩するのを防止するようになっている。
【0013】
更に、ワンタッチカプラーソケト120にはプラグ140が接続可能になっていて、プラグ140には酸素測定用の酸素センサー160と窒素ガス配管212と酸素測定器170が記載に順に接続していて、ワンタッチカプラーソケト120とプラグ140を接続することで窒素ガスの純度を悪化させている主たる原因の酸素の濃度を測定することが可能となっている。
【0014】
一方、ワンタッチカプラーソケト130にはプラグ150が接続可能になっていて、プラグ150には窒素ガス配管213とタイヤに窒素ガスを充填するためのゲージ付タイヤチャック180が記載の順に接続していて、ワンタッチカプラーソケト130とプラグ140を接続することで自動車等のタイヤに窒素ガスを充填出来るようになっている。 この様にして、エアーコンプレッサ10によって作り出された圧縮空気は、窒素タンク100を経由して窒素ガス配管211の分岐部等と配管系を形成している。
【0015】
尚、図1には具体的には図示していないが、圧縮空気配管202またはその途中からと減圧弁30と圧縮空気配管203とプレフィルター40と圧縮空気配管204とミクロフィルター50と圧縮空気配管205と活性炭フィルター60と圧縮空気配管206と中空糸膜70と窒素ガス配管207と絞り弁80と窒素ガス配管208と逆止弁90と窒素ガス配管209と窒素タンク100と窒素ガス配管210と減圧弁110と窒素ガス配管211とワンタッチカプラーソケト120,130は一体となってケースに収納されるようになっている。 但し、一体という意味はケースに収納されることに限定される訳ではなく、台の上に載置する等の色々な方法が考えられる。
【0016】
特に、減圧弁30、110に関しては、圧力調整が容易なように調整用取手がケースの外側に位置しているようになっているのが特徴である。 また、フィルター40,50,60に関しては、交換が容易なようにケースの外側に配設されているのも特徴である。
【0017】
尚、図1の開閉弁20とミクロフィルター50との間に圧縮空気を乾燥させるドライヤーを配設しても構わない。 又、減圧弁30に関しては、図1に示した場所を含め開閉弁20と中空糸膜70の間に位置していればいずれの場所に配設しても構わない。
【0018】
ここで、図1では上流からプレフィルター40とミクロフィルター50と活性炭フィルター60の三組のフィルター40,50,60を示しているが、一例として上流から最小の大きさが3μと0.01μと0.01μの異物を捕捉することが出来るものであったり、また別の例として最小の大きさが5μと0.5μと0.01μの異物を捕捉することが出来るものであったり、究極的には最小の大きさが1〜5μと0.05〜0.5μと0.01μ何れかの値の異物を捕捉することが出来るものであったりするようなフィルター40,50,60等が考えられる。
【0019】
尚、フィルター40,50,60の構造としては、全てのフィルター本体に異物を捕捉するフィルターエレメントを収納しているような構成となっている。
そして、フィルター40,50,60からは、溜まったドレン水が排出することが出来るようになっている。
【0020】
また、このフィルター40,50,60に関しては、三組のフィルター40,50,60に限る訳ではなく、下流になるに従って捕捉性能が向上するような配置であれば、二組のフィルターでも四組のフィルターでも、それ以上のフィルターでも構わない。
【0021】
尚、圧縮空気より酸素を除去することを目的とする中空糸膜70は、ポリエステル製で何千ものストロー状の中空糸が束ねられたものによって形成され、中空糸の内部に圧縮空気を通すことでそれぞれのガスが固有に持っている中空糸の膜の透過スピードの違いを利用して酸素リッチガス301を除去し窒素ガスの濃度を高めているのである。 特に、中空糸の膜がポリエステル製の場合、水蒸気が一番透過しやすく、以下水素やヘリウムが続き、更に炭酸ガスと一酸化炭素が続き、最後に酸素とアルゴンと窒素が透過しにくく、その中でも窒素ガスが一番透過しにくいガスということで残存するわけである。
【0022】
この場合、温度が変化しない場合には、圧縮空気の圧力と時間、即ち流量によって、発生する窒素ガスの純度は左右されるようになっている。 従って、絞り弁80を配設することは、窒素ガスの純度を高めることに非常に貢献することになるのである。
【0023】
尚、中空糸の膜としては、ポリエステルの他に、ポリオレフィンやポリプロピレン等の樹脂も考えられる。
【0024】
繰り返して述べると、中空糸膜70の下流に配設した絞り弁80の目的は、配管系を流れる即ち中空糸膜70を流れる流体の流量をこの絞り弁80で調整することによって、中空糸膜70を通過することによる窒素ガスの濃度の巾が広かった状況を、より高い濃度で狭い巾に限定する効果をもたらしているのである。
【0025】
一方、窒素タンク100に関しては、容量を25〜39.99リットルに限定することで、圧力0.2MPa以上で内容積が40リットル以上である場合に規制される第二種圧力容器としての管理から外れた状況にし、比較的緩やかな管理で済むようになることを意図している。 尚,窒素タンク100に貯蔵される窒素ガスが一定の圧力を越えないように、圧力制御弁を配設することや、一定の圧力を越えた場合には、エアーコンプレッサ10の作動を停止するようなこと等も考えられる。
【0026】
更に、減圧弁30、110に関しては、エアーコンプレッサ10で作り出す圧縮空気の圧力等によっては、両方または何れか一方を省略しても構わない。
【0027】
また、ワンタッチカプラーソケト130、140とプラグ150、160に関しては、ワンタッチの機能が無い継手130、140、150、160を使用することでも構わない。 その場合には、状況に応じて継手130、149、150、160に近い部分に開閉弁を設けることも考えられる。
【0028】
一方、酸素センサー160と酸素測定器170に関しては、絶対必要な構成では無い。 従って、窒素ガス配管211が分岐しない形状でワンタッチカプラーソケト130一組だけを配設した構成ということも考えられる。
【0029】
本発明による、タイヤに充填する窒素ガスの製造装置は前述したように構成されており、以下に、その動作について詳細に説明する。
【0030】
先ず、エアーコンプレッサ10を構成しているモータを作動させると、モータの回転はベルトによってコンプレッサに伝えられ、圧縮空気をタンクに貯蔵するようになっている。
【0031】
ここで、貯蔵された圧縮空気は、圧縮空気配管201と、開閉弁20と、圧縮空気配管202と、減圧弁30と、圧縮空気配管203と、プレフィルター40と、圧縮空気配管204と、ミクロフィルター50と、圧縮空気配管205と、活性炭フィルター60と、圧縮空気配管206と、中空糸膜70と、窒素ガス配管207と、絞り弁80と、窒素ガス配管208と、逆止弁90と、窒素ガス配管209と、窒素タンク100と、窒素ガス配管210と、減圧弁110と、窒素ガス配管211を経由してワンタッチカプラーソケット120,130に至るようになっている。
【0032】
この場合、図1に見られるように、ワンタッチカプラーソケット120,130とプラグ140、150が接続されていない状態の場合には、窒素ガスが末端部となっているワンタッチカプラーソケット120,130から排出しないようになっている。
【0033】
また、ワンタッチカプラーソケット120、130にプラグ140,150を接続することで、プラグ140に接続した酸素センサー160と窒素ガス配管212と酸素測定器170によって酸素の濃度を測定することが出来、プラグ150に接続した窒素ガス配管213とゲージ付タイヤチャック180によってタイヤに窒素ガスを充填することが可能となっているのである。
【0034】
さて、エアーコンプレッサ10は、圧力が1.2〜1.4MPa程度の圧縮空気を作り出しているが、減圧弁30で0.95MPaの圧力にまで下げ、減圧弁110で0.6MPaの圧力にまで下げている。 但し、エアーコンプレッサ10による圧縮空気の圧力が0.95MPa以下の場合もあり、その時には減圧弁30を配設しなくても良い。 また、窒素タンク100の圧力の0.95MPaのままでゲージ付タイヤチャック180に窒素ガスを送る場合もあり、その場合には減圧弁110は設けていない。
【0035】
一方、本願発明では、圧縮空気が何回もフィルター40,50,60を経由することで大きい異物から小さい異物と段階的に除去すると同時に、水分も除去するというドライヤーの役目も一部果たしている。 当然、コストの問題を無視すれば、ドライヤーを中空糸膜70より上流の位置に設けることは言うまでもなく望ましいことである。
【0036】
この様にして、圧縮空気が中空糸膜80を通過すると、絞り弁80による流量調整等の働きによって酸素リッチガス301を分離した97±2%の窒素ガスを、逆止弁90を経由して窒素タンク100に送り込み貯蔵しているのである。 この場合、97±2%という窒素ガスの純度は、通常の窒素ガスの純度としては高いほうではないが、自動車のタイヤに充填する窒素ガスの純度としては十分であり、それに対応可能なように絞り弁80を設けたことが、本願発明の特徴でもある。
【0037】
最後に、窒素タンク100に貯蔵された窒素ガスは、ワンタッチカプラーソケット130とプラグ150を接続することで、必要に応じてゲージ付タイヤチヤック180より車のタイヤに充填される。 また、ワンタッチカプラーソケット120とプラグ140を接続することで、窒素ガスの酸素の濃度を測定することが出来る。
【0038】
この場合、タイヤに窒素ガスを充填することによって窒素タンク100に配設された圧力計(図1に示していない)の値は低下するが、窒素ガスの充填が完了してゲージ付タイヤチヤック180がタイヤから取り外されると、エアーコンプレサ10の作動と中空糸膜70の働きによって再び窒素タンク100に窒素ガスが貯蔵され圧力が上昇してくる。
【0039】
尚、図2には、本願発明の別の実施例全体を示した図が示されている。 この場合、図2の実施例が図1の発明と違う点は、図1の窒素タンク100と窒素ガス配管211の間に配設していた減圧弁110を削除したことと、窒素ガス配管211とワンタッチカプラーソケット120の間に開閉弁102と窒素ガス配管211aを記載の順に挿入したことと、窒素ガス配管211とワンタッチカプラーソケット130の間に開閉弁103と窒素ガス配管211bを記載の順に挿入したことと、ワンタッチカプラーソケット120にプラグ140と窒素ガス配管214と窒素タンク100Aを酸素センサー160や酸素測定器170等に替えて接続していることである。
【0040】
尚、開閉弁102は、プラグ140と窒素タンク100Aの間に設けてもよいし、図2に示された場所とプラグ140と窒素タンク100Aの間の二箇所に設けてもよい。 また、開閉弁103は、プラグ150とゲージ付タイヤチヤック180の間に設けてもよいし、図2に示された場所とプラグ150とゲージ付タイヤチヤック180の間の二箇所に設けてもよい。
【0041】
当然、窒素タンク100Aに関しても、窒素タンク100と同様に、下部にドレン水排出用の開閉弁101Aを設け、容量を25〜39.99リットルとすることで、圧力0.2MPa以上で内容積が40リットル以上である場合に規制される第二種圧力容器としての管理から外れた状況にし、比較的緩やかな管理で済むようになることを意図している。
【0042】
ここで、図2に示した窒素タンク100Aの目的は、図1に示すように窒素タンク100だけの場合には、短時間で複数台の車両のタイヤに窒素ガスを充填しようとすると、窒素タンク100の容量不足によって新たに窒素タンク100に窒素ガスが貯蔵されるのを待つ必要が出てくる。
【0043】
そこで、図2に示すように窒素タンク100Aを増設して合計することで容量不足に対する問題の対応としたものである。 この場合、窒素タンク100Aは、一組だけでなく二組でも三組でもそれ以上追加することも考えられる。 尚、窒素タンク100、100Aの接続の仕方としては、直列に接続しても放射状に接続しても構わない。 その際、接続した窒素タンク100、100Aの間には必ず開閉弁102を配設することが、窒素タンク100、100Aとして合計して容量のメリトを生かせると同時に、個々の窒素タンク100、100Aのトラブルが発生した際には分離出来るようにする為にも必要である。
【0044】
この場合、窒素タンク100、100Aを放射状に接続する際には、具体的には図示していないが、開閉弁を経由して窒素タンク100、100Aに窒素ガスを送り込む配管を放射状に複数組接続している中心でもある接続点に、窒素ガスが流入する配管(窒素タンク100、100Aに窒素ガスを貯蔵するために窒素ガスを送り込むもの)と、窒素ガスが流出する配管(窒素タンク100、100Aに貯蔵している窒素ガスをタイヤに送り込み充填するもの)を接続し、窒素タンク100、100Aの何れかに異常が発生した場合には異常のある窒素タンク100、100Aに接続している開閉弁を閉じることでその影響を断つということを可能にしている。
【0045】
また、窒素タンク100、100Aを直列に接続する際には、窒素ガスが流入する窒素ガス配管209と流出する窒素ガス配管211、211b、213を図2のように配設することも一つの方法であるが、窒素ガス配管211を分岐させないで窒素ガス配管209の部分で分岐させその部分から窒素ガスが流出する配管を取り出したり、窒素ガス配管211を分岐させないで窒素タンク100Aから窒素ガスが直接流出する配管を取り出すことも考えられる。 但し、図2に示す配管や、窒素ガス配管211を分岐させないで窒素ガス配管209の部分で分岐させその部分から流出する配管を取り出す場合も含め、窒素タンク100Aの代わりに酸素センサー160や酸素測定器179等を容易に接続出来るという効果もある。
【0046】
当然、図1と図2においての、減圧弁110や、開閉弁102,103や、窒素タンク100Aや、酸素センサー160と酸素測定器170等の異なる内容に関しては、相互に対応可能であることは述べるまでもないことである。従って、時には酸素センサー160と酸素測定器170を使用したり、必要に応じて窒素タンク100Aを増設するということも考えられる。
【0047】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明により、下記のような効果をあげることができる。
【0048】
第一に、配管系の途中に絞り弁を配設することで、窒素ガスの純度が比較的高い状態で一定の範囲を確保出来るようになった。
【0049】
第二に、窒素ガスを貯蔵している窒素タンクを25〜39.99リットルの容量とすることで、圧力容器である窒素タンクを比較的緩やかな状態で管理することが可能となった。
【0050】
第三に、フィルターと中空糸膜と絞り弁と逆止弁と窒素タンクを一体に構成することで、運搬が容易となりコンパクトな装置が可能となった。
【0051】
第四に、容量が25〜39.99リットルの窒素タンクを開閉弁と共に複数台に増設することで、複数台の車両にも連続して窒素ガスを充填することが可能となった。
【0052】
第五に、減圧弁をケースの外側で調整可能に形成し、フィルターを交換が容易なようにケースの外側に配設することで、メンテナンスの容易な装置が可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の全体を示した図
【図2】本願発明の別の実施例全体を示した図
【符号の説明】
10・・・・・エアーコンプレッサ
20・・・・・開閉弁
30・・・・・減圧弁
40・・・・・プレフィルター(フィルター)
50・・・・・ミクロフィルター(フィルター)
60・・・・・活性炭フィルター(フィルター)
70・・・・・中空糸膜
80・・・・・絞り弁
90・・・・・逆止弁
100・・・・窒素タンク
100A・・・窒素タンク
101・・・・開閉弁
101A・・・開閉弁
102・・・・開閉弁
103・・・・開閉弁
110・・・・減圧弁
120・・・・ワンタッチカプラーソケット(継手)
130・・・・ワンタッチカプラーソケット(継手)
140・・・・プラグ(継手)
150・・・・プラグ(継手)
160・・・・酸素センサー
170・・・・酸素測定器
180・・・・ゲージ付タイヤチヤック
201・・・・圧縮空気配管
202・・・・圧縮空気配管
203・・・・圧縮空気配管
204・・・・圧縮空気配管
205・・・・圧縮空気配管
206・・・・圧縮空気配管
207・・・・窒素ガス配管
208・・・・窒素ガス配管
209・・・・窒素ガス配管
210・・・・窒素ガス配管
211・・・・窒素ガス配管
211a・・・窒素ガス配管
211b.・・窒素ガス配管
212・・・・窒素ガス配管
213・・・・窒素ガス配管
214・・・・窒素ガス配管
301・・・・酸素リッチガス

Claims (4)

  1. 圧縮空気から異物を除去するフィルター(40、50、60)と、圧縮空気から酸素ガスを分離除去する中空糸膜(70)と、前記中空糸膜(70)の側に窒素ガスが逆流してくるのを防止する逆止弁(90)と、窒素ガスを貯蔵する窒素タンク(100)を記載の順に配管系を形成しながら配設して窒素ガスを供給可能にし、圧縮空気の流量を調整する絞り弁(80)を配管系の何れかの位置に配設したことを特徴とするタイヤ充填用窒素ガス発生装置。
  2. 前記フィルター(40,50,60)は複数を直列に配設して、前記絞り弁(80)は前記中空糸膜(70)の直後に配設して、前記窒素タンク(100)は25〜39.99リットルの容量として、前記フィルター(40、50、60)と前記中空糸膜(70)と前記絞り弁(80)と前記逆止弁(90)と前記窒素タンク(100)を一体に構成したことを特徴とする請求項1に記載のタイヤ充填用窒素ガス発生装置。
  3. 前記窒素タンク(100)に25〜39.99リットルの容量を持った窒素タンク(100A)を接続し、前記窒素タンク(100)と前記窒素タンク(100A)の間に開閉弁(102)を配設したことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のタイヤ充填用窒素ガス発生装置。
  4. 減圧弁(30)を前記フィルター(50)の上流に配設して装置を収納しているケースの外側で調整可能に形成し、前記フィルター(40,50,60)は交換が容易なように装置を収納しているケースの外側に配設したことを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載のタイヤ充填用窒素ガス発生装置。
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