JP2004017850A - 車両用灯具の取付構造 - Google Patents

車両用灯具の取付構造 Download PDF

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Abstract

【課題】樹脂部材の熱伸縮に対応しつつ、樹脂部材とレンズ部との間隙を小さくすることができ、車両の商品性を向上することのできる車両用灯具の取付構造を提供する。
【解決手段】ガーニッシュ6と車両用灯具1とを固定する樹脂部材固定部19と、車両用灯具1をガーニッシュ6の延在方向へ移動自在に車両の車体側へ取り付ける灯具取付部13とを備え、ガーニッシュ6の熱伸縮に対応して車両用灯具1が車体2側に対して移動するようにした。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両に備えられる板状の樹脂部材と隣接し略面一となるように配される車両用灯具の取付構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の車両用灯具として、車両の前部や後部等に、ガーニッシュ、フィニッシャー等の樹脂部材と、そのレンズ部とが隣接して配されるものが知られている。ヘッドランプ、テールランプ、バックランプ等の車両用灯具は、通常、車両の前部または後部に左右一対となるよう備えられる。樹脂部材は、これら一対の車両用灯具の間を略左右方向に延びるものが一般的である。そして、車両の外観を損なうことのないように、車両用灯具のレンズ部は、樹脂部材と略面一となるように配される。
【0003】
この車両用灯具の車体側への取付構造として、例えば、特開平11−329020号公報に記載されているように、車両用灯具を車体側へボルト等により締結固定するものが知られている。この場合、車体側に固定される樹脂部材は、車両用灯具のレンズ部と所定の間隙をおくように配される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、樹脂部材は、車両外気の温度等により、その長手方向に熱伸縮する。前記取付構造においては、樹脂部材及び車両用灯具がともに車体側に固定されているので、樹脂部材が伸縮することにより、樹脂部材とレンズ部との間隙寸法が変化する。すなわち、樹脂部材が熱伸縮した際にレンズ部と干渉することのないように、樹脂部材とレンズ部との間隙を熱伸縮に対応した分だけ確保しなければならない。これにより、灯具周辺の外観を著しく損ない、車両の商品性が低下するという問題点があった。
【0005】
本発明は、前記事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、樹脂部材の熱伸縮に対応しつつ、樹脂部材とレンズ部との間隙を小さくすることができ、車両の商品性を向上することのできる車両用灯具の取付構造を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、請求項1記載の発明では、光源体から放射された光を透過するレンズ部を有する車両用灯具を、前記レンズ部と車両に備えられる板状の樹脂部材とが隣接して略面一となるように、車両側に取り付ける車両用灯具の取付構造であって、前記樹脂部材と前記車両用灯具とを固定する樹脂部材固定手段と、前記車両用灯具を、前記樹脂部材の延在方向へ移動自在に、前記車両の車体側へ取り付ける灯具取付手段と、を備えたことを特徴とする。
【0007】
請求項1記載の発明によれば、樹脂部材固定手段により樹脂部材と車両用灯具とが固定されているので、車両外気の温度等により、樹脂部材が加熱または冷却されてその延在方向へ熱伸縮すると、車両用灯具はこれに追従して移動する。このとき、車体側取付手段により、車両用灯具が車体側へ樹脂部材の延在方向へ移動自在に取り付けれていることから、車両用灯具の車体側に対する移動が許容される。
すなわち、樹脂部材が熱伸縮した際に、樹脂部材とレンズ部とは相対的に移動せず、樹脂部材とレンズ部との間隙の寸法が変化することはない。これにより、樹脂部材とレンズ部との間隙を小さく形成しても、樹脂部材の熱伸縮によって互いに干渉することはない。
【0008】
従って、樹脂部材の熱伸縮に対応しつつ、樹脂部材とレンズ部との間隙を小さくすることができ、車両の外観を美しくして、車両の商品性を向上することができる。また、車両用灯具を車体側へ直接的に取り付けたので、車両の衝突した場合や、路面から車両に大きな入力があった場合には、車両用灯具と車体とで一体的に入力に抗することができ、灯具まわりの車体の剛性・強度を向上することができる。
【0009】
請求項2記載の発明では、請求項1記載の車両用灯具の取付構造において、前記灯具取付手段は、前記車両用灯具側と前記車体側の一方に設けられ、前記樹脂部材の延在方向へ延びるスライド孔と、前記スライド孔を挿通し、前記車両用灯具側と前記車体側の他方に設けられた軸部材とを有することを特徴とする。
【0010】
請求項2記載の発明によれば、請求項1の作用に加え、樹脂部材が熱伸縮すると、軸部材がスライド孔に沿って移動することにより、車両用灯具が車体に対して移動する。
【0011】
従って、簡単な構成で、樹脂部材の熱伸縮に対応することができ、実用に際して極めて有利である。
【0012】
請求項3記載の発明では、請求項1または2記載の車両用灯具の取付構造において、前記車体と前記車両用灯具と間に介在する気密保持部材を備えたことを特徴とする。
【0013】
請求項3記載の発明によれば、請求項1または2の作用に加え、気密保持部材により車体と車両用灯具との間の気密が保持され、車体と車両用灯具との間への水、塵埃等の侵入が阻止される。ここで、車両用灯具は、車体側取付手段によって車体側へ直接的に取り付けられているので、車両の振動等により車両用灯具が車体に対して離隔する方向に移動することはなく、車両用灯具及び車体は気密保持部材に確実に密着することとなる。すなわち、車両用灯具が樹脂部材を介して間接的に車体側へ取り付けられているもののように、車両の走行時等に、車両用灯具と車体とが互いに離隔する方向に移動して、車両用灯具及び車体と、気密保持部材との密着性が損なわれるということはない。
【0014】
従って、気密保持部材の気密機能を確実に発揮させることができ、車両の水密性等を向上させ、車体の防錆性能、車両の商品性等を向上させることができる。また、車両の走行時には、車両用灯具は気密保持部材を介して確実に車体側に追従するので、車両用灯具及び車体に過度の繰り返し応力が作用することはなく、これらの信頼耐久性を向上させることができる。
【0015】
請求項4記載の発明では、請求項1、2または3記載の車両用灯具の取付構造において、前記車両用灯具は、前記車両の前面または後面に配されるものであり、前記樹脂部材は略左右方向に延びるものであって、前記灯具取付手段は、前記車両用灯具を略左右方向へ移動自在に、前記車体側へ取り付けることを特徴とする。
【0016】
請求項4記載の発明によれば、請求項1、2または3の作用に加え、略左右方向(略車幅方向)に延びる樹脂部材の熱伸縮は、車両用灯具が略左右方向へ移動することにより許容される。すなわち、例えば、左右一対の車両用灯具間に配される樹脂部材の車幅方向への伸縮に対応することができる。
【0017】
従って、車両の前面または後面にて、車両外観上、灯具とともに要部となるガーニッシュ、フィニッシャー等の樹脂部材の熱伸縮に対応することができる。
【0018】
請求項5記載の発明では、請求項4記載の車両用灯具の取付構造において、前記樹脂部材を、略左右方向へ移動自在に前記車体側へ取り付ける樹脂部材取付手段を備えたことを特徴とする。
【0019】
請求項5記載の発明によれば、請求項4の作用に加え、樹脂部材は、樹脂部材固定手段により車両用灯具に、樹脂部材取付手段により車体側に、それぞれ支持されることとなる。これにより、樹脂部材の支持点が増し、樹脂部材の剛性が確保される。
また、樹脂部材を車体側へ固定的に取り付けた場合は、車両用灯具と車体側との間で、略左右方向の移動が許容されるのみであるが、樹脂部材を車体側へ略左右方向へ移動自在に取り付けることにより、車両用灯具と車体側との間に加え、樹脂部材と車体側との間においても、略左右方向の移動が許容されることとなる。
【0020】
従って、樹脂部材の剛性を確保しつつ、樹脂部材の左右方向の移動量を大きく確保することができ、樹脂部材の熱伸縮に対して極めて有利である。
【0021】
請求項6記載の発明では、請求項1、2、3、4または5記載の車両用灯具の取付構造において、前記車両用灯具の前記レンズ部は、前記樹脂部材に形成された開口部を略閉塞するよう配されることを特徴とする。
【0022】
請求項6記載の発明によれば、請求項1、2、3、4または5の作用に加え、樹脂部材に形成された開口部がレンズ部により閉塞されるので、樹脂部材の開口部まわりの剛性が飛躍的に向上する。
【0023】
従って、樹脂部材の熱伸縮等による変形を抑制することができる。また、樹脂部材の開口部まわりにフランジ等の補強部を設ける必要がなく、樹脂部材の成型自由度が向上し、樹脂部材、ひいては車両の製造コストを低減することができる。
【0024】
【発明の実施の形態】
図1から図3は本発明の一実施形態を示すもので、図1は車両用灯具の取付状態を示す自動車車両の背面図、図2は樹脂部材及び車両用灯具を車体側から取り外した状態を示す分解斜視図、図3は車両用灯具の取付構造における灯具取付部を示す車両後部の上面断面図、図4は車両用灯具の取付構造における樹脂部材固定部を示す車両後部の上面断面図である。
【0025】
この車両用灯具1は、いわゆるバックランプと呼ばれるものであり、図1に示すように、自動車車両の後面に左右対称となるように備えられる。図3及び図4に示すように、車両用灯具1は、前方に凹形状で後方を開口して形成されたハウジング部3と、このハウジング部3の開口を閉塞するレンズ部4と、ハウジング部3からレンズ部4側へ突出するよう設けられた光源体としてのバルブ5とを有している。
【0026】
また、図1に示すように、自動車車両の後面には、略左右に延び、車両の外面をなす板状のガーニッシュ6が備えられる。ガーニッシュ6は樹脂からなり、左右一対の開口部7が形成され、各開口部7はそれぞれ車両用灯具1のレンズ部4により略閉塞される。図2に示すように、車両用灯具1は、レンズ部4と樹脂部材としてのガーニッシュ6とが隣接して略面一となるよう車体2側に取り付けられている。
【0027】
ここで、本発明の特徴構成である車両用灯具1の取付構造について説明する。
【0028】
図2及び図3に示すように、車両用灯具1はハウジング部3から車体2側へ延びる左右一対の延在部8を有している。各延在部8の車体2側には、左右外側を開口したボックス部9が設けられる。各ボックス部9の車体2側の面(前面)には略左右に延びるスライド孔10が形成され、スライド孔10を挿通する軸部材11が車体2側に固定される。軸部材11には、ボックス部9の車体2側の面の内側及び外側に、この面と摺動自在の板部材12が設けられる。すなわち、本実施形態においては、ボックス部9と、スライド孔10と、軸部材11と、板部材12とで車体側取付部13を構成している。
【0029】
この車体側取付部13においては、各板部材12がボックス部9の車体2側の面と当接することにより、車体2側に対する車両用灯具1の前後方向の移動が規制される。また、軸部材11がスライド孔10に挿通することから、軸部材11の上下方向の移動が規制されるとともに、左右方向の移動が許容される。これにより、車体2側に対する車両用灯具1の上下方向の移動が規制されるとともに、左右方向の移動が許容される。
【0030】
また、図2に示すように、車両用灯具1の各延在部8にはそれぞれ固定孔14が形成され、ガーニッシュ6の車体2側の面(前面)には各固定孔14に対応するブラケット部15が成型される。各ブラケット部15は、左右一方を開口したボックス状に形成され、車体2側の面(前面)の一部を切り欠いて形成されたボルト固定部16が形成される。そして、図4に示すように、固定孔14及びボルト固定部16を挿通するボルト部材17と、このボルト部材17とブラケット部15側にて螺合するナット部材18とが備えられる。すなわち、本実施形態においては、固定孔14と、ブラケット部15と、ボルト固定部16と、ボルト部材17と、ナット部材18とで樹脂部材固定部19を構成している。樹脂部材固定手段としての樹脂部材固定部19により、ガーニッシュ6が車両用灯具1に固定される。
【0031】
また、図2に示すように、ガーニッシュ6の車体2側の面(前面)の外縁には、左右一方を開口した複数のボックス部20が成型される。各ボックス部20の車体2側の面(前面)には略左右に延びるスライド孔21が形成され、スライド孔21を挿通する軸部材が車体2側に固定される。そして、灯具取付部15と同様に、軸部材には、ボックス部20の車体2側の面の内側及び外側に、この面と摺動自在の板部材が設けられる。すなわち、本実施形態においては、ボックス部20と、スライド孔21と、軸部材と、板部材とで樹脂部材取付部22を構成している。尚、図2においては、軸部材及び板部材を省略して図示している。この樹脂部材取付部22においても、灯具取付部15と同様に、車体2側に対するガーニッシュ6の前後、上下方向の移動が規制され、左右方向の移動が許容される。
【0032】
また、図2から図4に示すように、車両用灯具1の車体2側(前側)には、気密保持部材としてのパッキン23が設けられる。パッキン23は、例えば、ゴム等の弾性体からなり、車両用灯具1の外周に沿って設けられる。また、パッキン23は、車両用灯具1が車体2側に取り付けられた状態で、車両用灯具1及び車体2に密着するようになっている。
【0033】
以上のように構成された車両用灯具1の取付構造においては、樹脂部材固定部19によりガーニッシュ6と車両用灯具1とが固定されているので、車両外気の温度等により、ガーニッシュ6が加熱または冷却されてその延在方向、すなわち左右方向へ熱伸縮すると、車両用灯具1はこれに追従して移動する。このとき、灯具取付部13により、車両用灯具1が車体2側へガーニッシュ6の延在方向へ移動自在に取り付けれていることから、車両用灯具1の車体2側に対する移動が許容される。本実施形態においては、ガーニッシュ6が熱伸縮すると、軸部材11がスライド孔10に沿って移動することにより、車両用灯具1が車体2に対して移動する。
【0034】
ここで、ガーニッシュ6を車体2側へ固定的に取り付けた場合は、車両用灯具1と車体2側との間で、略左右方向の移動が許容されるのみであるが、本実施形態のように、樹脂部材取付部22によってガーニッシュ6を車体2側へ略左右方向へ移動自在に取り付けることにより、車両用灯具1と車体2側との間に加え、ガーニッシュ6と車体2側との間においても、略左右方向の移動が許容されることとなる。
【0035】
すなわち、ガーニッシュ6が熱伸縮した際に、ガーニッシュ6とレンズ部4とは相対的に移動せず、ガーニッシュ6とレンズ部4との間隙の寸法が変化することはない。これにより、ガーニッシュ6とレンズ部4との間隙を小さく形成しても、ガーニッシュ6の熱伸縮によって互いに干渉することはない。
【0036】
また、ガーニッシュ6は、樹脂部材固定部19により車両用灯具1に、樹脂部材取付部22により車体2側に、それぞれ支持されることとなる。これにより、ガーニッシュ6の支持点が増し、ガーニッシュ6の剛性が確保される。さらに、ガーニッシュ6に形成された開口部7がレンズ部4により閉塞されるので、ガーニッシュ6の開口部7まわりの剛性が飛躍的に向上する。
【0037】
また、車体2と車両用灯具1との間に介在するパッキン23により車体2と車両用灯具1との間の気密が保持され、車体2と車両用灯具1との間への水、塵埃等の侵入が阻止される。ここで、車両用灯具1は、灯具取付部13によって車体2側へ直接的に取り付けられているので、車両の振動等により車両用灯具1が車体に対して離隔する方向に移動することはなく、車両用灯具1及び車体2はパッキン23に確実に密着することとなる。すなわち、車両用灯具1がガーニッシュ6を介して間接的に車体側へ取り付けられているもののように、車両の走行時等に、車両用灯具1と車体とが互いに離隔する方向に移動して、車両用灯具1及び車体と、パッキン23との密着性が損なわれるということはない。
【0038】
このように、本実施形態の車両用灯具1によれば、ガーニッシュ6の熱伸縮に対応しつつ、ガーニッシュ6とレンズ部4との間隙を小さくすることができ、車両の外観を美しくして、車両の商品性を向上することができる。また、車両用灯具1を車体側へ直接的に取り付けたので、車両の衝突した場合や、路面から車両に大きな入力があった場合には、車両用灯具1と車体2とで一体的に入力に抗することができ、灯具1まわりの車体2の剛性・強度を向上することができる。
【0039】
また、本実施形態の車両用灯具1によれば、ガーニッシュ6が熱伸縮すると、灯具取付部13の軸部材11がスライド孔10に沿って移動することにより、車両用灯具1が車体2に対して移動するようにしたので、簡単な構成で、ガーニッシュ6の熱伸縮に対応することができ、実用に際して極めて有利である。
【0040】
また、本実施形態の車両用灯具1によれば、車両用灯具1が車体2側へ直接的に固定されるので、パッキン23の気密機能を確実に発揮させることができ、車両の水密性等を向上させ、車体2の防錆性能、車両の商品性等を向上させることができる。また、車両の走行時には、車両用灯具1はパッキンを介して確実に車体2側に追従するので、車両用灯具1及び車体2に過度の繰り返し応力が作用することはなく、これらの信頼耐久性を向上させることができる。
【0041】
また、本実施形態の車両用灯具1によれば、ガーニッシュ6を車体2側へ略左右方向へ移動自在に取り付けることにより、車両用灯具1と車体2側との間に加え、ガーニッシュ6と車体2側との間においても、略左右方向の移動が許容されるようにしたので、ガーニッシュ6の剛性を確保しつつ、ガーニッシュ6の左右方向の移動量を大きく確保することができ、ガーニッシュ6の熱伸縮に対して極めて有利である。
【0042】
また、本実施形態の車両用灯具1によれば、ガーニッシュ6に形成された開口部7がレンズ部4により閉塞され、ガーニッシュ6の開口部7まわりの剛性が飛躍的に向上するようにしたので、ガーニッシュ6の熱伸縮等による変形を抑制することができる。また、ガーニッシュ6の開口部7まわりにフランジ等の補強部を設ける必要がなく、ガーニッシュ6の成型自由度が向上し、ガーニッシュ6、ひいては車両の製造コストを低減することができる。
【0043】
尚、前記実施形態においては、車両の後部に設けられるバックランプに本発明の車両用灯具1の取付構造を適用したものを示したが、車両後部のバックフォグランプ等であってもよいことは勿論である。さらには、車両の前部に設けられるヘッドランプ等であってもよいし、樹脂部材とレンズ部とが略面一となるよう車両側に取り付けられている車両用灯具であれば、本発明の取付構造を適用することができる。
【0044】
また、前記実施形態においては、略左右方向に延びる樹脂部材の熱伸縮に対応して、車両用灯具1が略左右方向に移動自在に構成されたものを示したが、例えば、略上下方向に延びる樹脂部材の熱伸縮に対応して、車両用灯具1が略上下方向に移動自在に構成されたものであってもよい。
【0045】
また、前記実施形態においては、灯具取付部13の軸部材11を車体側に固定し、スライド孔10を灯具1側に形成したものを示したが、軸部材を灯具1側に固定してスライド孔を車体2側に形成したものであってもよい。また、スライド孔10と軸部材11を用いずに、一対のレール部材等により灯具1を移動自在とする構成等であってもよい。
【0046】
また、前記実施形態においては、車両用灯具1と隣接する樹脂部材がガーニッシュ6であるものを示したが、例えばフィニッシャー等のような、他の樹脂部材であってもよいし、その他、具体的な細部構造等についても適宜に変更可能であることは勿論である。
【0047】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明の自動車の車両用灯具の取付構造によれば、樹脂部材が熱伸縮した際に、樹脂部材とレンズ部とは相対的に移動せず、樹脂部材とレンズ部との間隙の寸法が変化することはないようにしたので、樹脂部材の熱伸縮に対応しつつ、樹脂部材とレンズ部との間隙を小さくすることができ、車両の外観を美しくして、車両の商品性を向上することができる。また、車両用灯具を車体側へ直接的に取り付けたので、車両の衝突した場合や、路面から車両に大きな入力があった場合には、車両用灯具と車体とで一体的に入力に抗することができ、灯具まわりの車体の剛性・強度を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す車両用灯具の取付状態を示す自動車車両の背面図である。
【図2】樹脂部材及び車両用灯具を車体側から取り外した状態を示す分解斜視図である。
【図3】車両用灯具の取付構造における灯具取付部を示す車両後部の上面断面図である。
【図4】車両用灯具の取付構造における樹脂部材固定部を示す車両後部の上面断面図である。
【符号の説明】
1     車両用灯具
2     車体
3     ハウジング部
4     レンズ部
5     バルブ
6     ガーニッシュ
7     開口部
8     延在部
9     ボックス部
10    スライド孔
11    軸部材
12    板部材
13    灯具取付部
14    固定孔
15    ブラケット部
16    ボルト固定部
17    ボルト部材
18    ナット部材
19    樹脂部材固定部
22    樹脂部材取付部
23    パッキン

Claims (6)

  1. 光源体から放射された光を透過するレンズ部を有する車両用灯具を、前記レンズ部と車両に備えられる板状の樹脂部材とが隣接して略面一となるように、車両側に取り付ける車両用灯具の取付構造であって、
    前記樹脂部材と前記車両用灯具とを固定する樹脂部材固定手段と、
    前記車両用灯具を、前記樹脂部材の延在方向へ移動自在に、前記車両の車体側へ取り付ける灯具取付手段と、を備えた
    ことを特徴とする車両用灯具の取付構造。
  2. 前記灯具取付手段は、
    前記車両用灯具側と前記車体側の一方に設けられ、前記樹脂部材の延在方向へ延びるスライド孔と、
    前記スライド孔を挿通し、前記車両用灯具側と前記車体側の他方に設けられた軸部材とを有する
    ことを特徴とする請求項1記載の車両用灯具の取付構造。
  3. 前記車体と前記車両用灯具と間に介在する気密保持部材を備えた
    ことを特徴とする請求項1または2記載の車両用灯具の取付構造。
  4. 前記車両用灯具は、前記車両の前面または後面に配されるものであり、
    前記樹脂部材は略左右方向に延びるものであって、
    前記灯具取付手段は、前記車両用灯具を略左右方向へ移動自在に、前記車体側へ取り付ける
    ことを特徴とする請求項1、2または3記載の車両用灯具の取付構造。
  5. 前記樹脂部材を、略左右方向へ移動自在に前記車体側へ取り付ける樹脂部材取付手段を備えた
    ことを特徴とする請求項4記載の車両用灯具の取付構造。
  6. 前記車両用灯具の前記レンズ部は、前記樹脂部材に形成された開口部を略閉塞するよう配される
    ことを特徴とする請求項1、2、3、4または5記載の車両用灯具の取付構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017061255A (ja) * 2015-09-25 2017-03-30 マツダ株式会社 車両の後部構造
WO2020174374A1 (zh) * 2019-02-25 2020-09-03 标致雪铁龙汽车股份有限公司 一种用于车辆的后备箱盖结构及车辆
FR3097618A1 (fr) * 2019-06-18 2020-12-25 Psa Automobiles Sa Positionnement relatif entre des feux de signalisation latéraux équipant un volet arrière d'une caisse de véhicule automobile, et enjoliveur

Cited By (3)

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