JPH11165581A - 車両用灯具の取付構造 - Google Patents

車両用灯具の取付構造

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JPH11165581A
JPH11165581A JP9330085A JP33008597A JPH11165581A JP H11165581 A JPH11165581 A JP H11165581A JP 9330085 A JP9330085 A JP 9330085A JP 33008597 A JP33008597 A JP 33008597A JP H11165581 A JPH11165581 A JP H11165581A
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lamp
vehicle
lamp body
mounting structure
main body
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JP9330085A
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Yasushi Saeki
泰史 佐伯
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Mitsubishi Motors Corp
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Mitsubishi Motors Corp
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60QARRANGEMENT OF SIGNALLING OR LIGHTING DEVICES, THE MOUNTING OR SUPPORTING THEREOF OR CIRCUITS THEREFOR, FOR VEHICLES IN GENERAL
    • B60Q1/00Arrangement of optical signalling or lighting devices, the mounting or supporting thereof or circuits therefor
    • B60Q1/02Arrangement of optical signalling or lighting devices, the mounting or supporting thereof or circuits therefor the devices being primarily intended to illuminate the way ahead or to illuminate other areas of way or environments
    • B60Q1/04Arrangement of optical signalling or lighting devices, the mounting or supporting thereof or circuits therefor the devices being primarily intended to illuminate the way ahead or to illuminate other areas of way or environments the devices being headlights
    • B60Q1/0491Shock absorbing devices therefor
    • B60Q1/0495Frangible brackets

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Lighting Device Outwards From Vehicle And Optical Signal (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 通常時の灯具の照射光のブレを排除でき、衝
突物体が受ける衝撃を確実に吸収することにある。 【解決手段】 車外照明用のランプRと、このランプの
ランプ本体2を車両のサポートパネル1に支持するブラ
ケット4と、ランプ本体2または取付部材4のいずれか
一方に設けられ、他方との間の相対変位を規制し、ラン
プ本体が過荷重Gを受けた際に破壊しランプ本体2の車
体内方への移動を許す移動規制部材(アーム部材3、支
持ピン20、薄板23、折曲突片26)とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、車両の車外照明
用のランプ、例えばヘッドランプを車体に取り付ける灯
具の取付構造、特に、車体と衝突した物体が受ける衝撃
を低減させる機能を備えた車両用灯具の取付構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】車両はその走行時に路上の各種物体や歩
行者と衝突する可能性があり、これら路上の物体等が受
ける衝突の際の衝撃を吸収或いは低減させるべく、車両
の外面に配備される車体構成部材に衝撃吸収機能を付加
することが重要とされている。特に、車両の前面や後面
に配備されるバンパや灯具等はその衝突の際に直接衝撃
を受けることが多く、これらに衝撃吸収或いは低減機能
を付加することが望まれている。例えば、図8に示すよ
うに、車両の灯具であるヘッドランプ200の場合、そ
のランプ本体201と車体外壁部材202との間を衝撃
吸収機能を付与して支持するものが知られている。
【0003】この場合、ランプ本体201の後壁部aの
上下左右の4角が衝撃吸収器204(2つのみ示した)
を介し車体外壁部材202に取り付けられ、ランプ本体
201の上下周壁部bが摺動案内手段205を介し車体
外壁部材202に取り付けられる。摺動案内手段205
は車体外壁部材202側の案内レール206と、これに
摺動自在に嵌合する上下周壁部b側のスライダ207を
備える。衝撃吸収器204は後壁部aのピストン208
と、車体外壁部材202に固着されピストン208を前
方に押すコイルバネ209を内装する筒体210とを備
える。この場合、ピストン208を介しコイルバネ20
9で押圧されるランプ本体201が案内レール206の
係止部cにスライダ207を係止することにより通常位
置に保持され、衝突時には、過荷重を受けたランプ本体
201はスライダ207を介し案内レール206に沿っ
て後方に変位し、同時にピストン208を介しコイルバ
ネ209を圧縮変形させて衝撃を吸収できる。
【0004】なお、このように衝突時の衝撃を弾性部材
の弾性変位により吸収するという衝撃吸収機能を付与し
た車両用灯具の取付構造の他の一例が実開平2−600
37号公報に開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように、図8や、
実開平2−60037号公報に開示された灯具の取付構
造では、衝突物体が受ける衝撃を吸収する機能を付加出
来るが、ここでは灯具を通常の取付位置に保持する移動
規制機能を付与するに当たり、コイルバネ209のよう
な弾性部材の弾性力を取付け荷重として所定量加える必
要がある。ところが、これら移動規制機能を保持する灯
具の取付構造では、ここで用いる弾性部材に設定される
取付け荷重がバラツキや経時変化を生じ安く、特に、車
両の走行時に取付け荷重を上回る車体振動による荷重が
灯具に加わると、弾性部材が変形し、灯具が通常位置よ
り変位することとなる。このような灯具の取付構造を用
いた車両が走行すると、弾性部材が弾性変位する度に灯
具の照射光がブレを生じ、特にヘッドランプの場合には
光軸ずれを生じる可能性もある。
【0006】これを防ぐには、弾性部材の通常の取付け
荷重を大きく設定すれば移動規制機能を確保できるが、
過度の取付け荷重の設定は、衝突時に衝突物体側が受け
る衝撃値を高めてしまう。このように従来の灯具の取付
構造では、移動規制機能を確保しようとすると、衝突物
体が受ける衝撃値の設定の自由度が狭まり、問題となっ
ている。この発明の目的は、通常時には灯具の照射光の
ブレを排除でき、衝突時には衝突物体が受ける衝撃を十
分に低減出来る車両用灯具の取付構造を提供することに
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載されてい
る発明では、車外照明用のランプのランプ本体を取付部
材により車体外壁材に支持し、上記ランプ本体または上
記取付部材のいずれか一方に移動規制部材を設け、これ
により他方との間の相対変位を規制し、上記ランプ本体
が過荷重を受けた際に破壊して、ランプ本体の車体内方
への移動を許すようにしている。これにより、通常時
は、移動規制部材が破壊せず、取付部材を介しランプ本
体を車体外壁材に結合し、ランプ本体を通常取付位置に
確実に移動規制出来、ランプの照射光をブレなく照射出
来、一方、衝突時にランプ本体側から伝わる過荷重が所
定の荷重を上回ると、ランプ本体または取付部材のいず
れか一方の移動規制部材が破壊し、ランプ本体の車体内
方への変位を許容し、これによりランプ本体より衝突物
体等が受ける衝撃を低減し、吸収できる。
【0008】好ましくは、上記ランプ本体と上記取付部
材との間に、上記移動規制部材の破壊時に上記ランプ本
体を車体内方へ案内する案内部材を設けても良い。この
場合、移動規制部材の破壊時に、ランプ本体を案内部材
によって車体内方へ確実に案内でき、ランプ本体より衝
突物体等が受ける衝撃をより確実に低減し、吸収でき
る。好ましくは、移動規制部材の移動規制部は車体内方
へ向けて連続形成された破壊変形部を有しても良い。こ
の場合、この連続形成された破壊変形部を衝撃吸収部と
して機能させ、衝突物体等が受けるランプ本体よりの衝
撃を十分に吸収して低減させることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】図1,図2には本発明の適用され
た車両用灯具の取付構造を示した。この車両用灯具の取
付構造は車両用灯具としてのヘッドランプRを図示しな
い車両の前端の車体外壁材であるヘッドランプサポート
パネル(以後単にサポートパネルと記す)1の前向き面
に取付けるのに用いられる。ここで、サポートパネル1
は図示しない車体前端のフロントエンドクロスメンバや
その他の前端基部材に接合され、その前向き面の左右端
にヘッドランプRをそれぞれ装着している。ここでのヘ
ッドランプの取付構造は左右対称の構成を採ることよ
り、ここでは左のヘッドランプRの取付構造を主に説明
する。ここでヘッドランプRはランプ本体2と、このラ
ンプ本体2の左右側壁に後述の摺動部材12を介し連結
される左右の取付部材としてのブラケット4と、ランプ
本体2に一体適に形成される移動規制部材としてのアー
ム部材3とを備える。
【0010】ランプ本体2は車体の前部外面f(図2参
照)を成すレンズ部5と、レンズ部5を接合するハウジ
ング6と、ハウジング6内に取り付けられる凹状の反射
部材7と、反射部材の焦点位置に取り付けられる発光部
材である電球8とを備える。ハウジング6にはその左右
側壁601より上下一対の摺動部材12がそれぞれ車幅
方向Xに突設され、ハウジング6の後壁602の左右上
下4角より車体前後方向Yに長いアーム部材3が後方に
突設される。各摺動部材12はハウジング6と同一の樹
脂素材により一体成形されており、ボス部121とそれ
より延出するピン部122と、ピン部の先端より延出し
ナットNが螺着する螺子部123とを備える。このピン
部122は後述の案内溝13に係合される。移動規制部
材を成す各アーム部材3はハウジング6と同一の樹脂素
材により一体成形されており、断面矩形のバー状部材を
成し、その後端部には車幅方向Xに延出する折曲突片1
4が形成され、各折曲突片14は後述の案内溝13の後
端のストッパ面sに係合される。
【0011】ここで、図3(a)に示すように、アーム
部材3の後端より屈曲して延出する折曲突片14の付け
根部分には、切り込みdが形成され、これにより折曲突
片14に破壊変形部Aが形成される。破壊変形部Aは、
通常走行時において、ランプ本体2に加わる振動に応じ
た慣性力、特に、車体前後方向Yの慣性力を受けても塑
性変形しないだけの十分な耐久性を確保し、しかも、車
体後方向への目標とする所定値以上の荷重である過荷重
Gの付加時に折曲可能なようにその形状が設定される。
なお、場合により、図3(a)に破線で示すように、ア
ーム部材3の後端近傍に切り込みdから成る破壊変形部
Aを形成しても良い。
【0012】左右のブラケット4は板金製で、左右対称
に形成される。各ブラケット4は車体前後方向Yに延び
る支持部401と同支持部401の後端より車幅方向X
に屈曲して延出し、サポートパネル1に締付ボルトBを
介し結合される基部402とを備える。支持部401に
は案内部材を成す上下一対の案内溝13が車体前後方向
Yに長く並列的に形成される。上下一対の案内溝13の
前内壁面eに摺動部材12のピン部122が当接し、後
内壁面を成すストッパ面sに折曲突片14が当接され、
これによりランプ本体側の上下一対の摺動部材12と上
下一対の折曲突片14の4部材が上下の各案内溝13に
車体前後方向Yにずれなく係止される。なお、ここでの
上下一対の案内溝13と上下一対の摺動部材12とがラ
ンプ本体と上記取付部材との間に設けられる案内部材を
構成する。
【0013】このような車両用灯具の取付構造を用いて
ヘッドランプRを取り付けた車両が走行するとする。こ
の場合、通常時に、ランプ本体2は左右のブラケット4
にボス部121を介し挟持され、各案内溝13の前内壁
面eと後のストッパ面sには摺動部材12と折曲突片1
4が共にがた無く係合し、この部位が移動規制機能を発
揮する。このため、サポートパネル1に対してランプ本
体2は車体前後方向Y、上下方向及び車幅方向Xにずれ
なく一体的に支持され、走行時に各方向から通常の振動
を受けてもヘッドランプRの光軸がずれるということを
確実に防止出来る。特に、この場合、車体側より各種レ
ベルの振動が加わるが、この振動レベルが所定の閾値で
ある過荷重Gを上回ることが無い限り、支持部401と
ランプ本体側の上下一対の摺動部材12及び上下一対の
折曲突片14の4部材との結合状態は全く変化せず、サ
ポートパネル1に対するランプ本体2のずれ、即ち、ヘ
ッドランプRの光軸ずれは確実に防止される。
【0014】一方、車両の衝突時に、車両の前端のヘッ
ドランプRが過荷重Gを車両の後方、即ち、車両の内方
側に向けて受けたとする。この場合、ランプ本体2はそ
の過荷重を左右側壁601側の上下一対の折曲突片14
を介し左右の各案内溝13のストッパ面sに加える。こ
の際、各折曲突片14はストッパ面sに圧接して、その
付け根部の破壊変形部Aが過荷重Gを受けて破断し、ラ
ンプ本体2は左右側壁601側の上下一対の摺動部材1
2と共に左右の各案内溝13に沿って後方に摺動し、即
ち衝撃吸収機能を発揮し、このランプ本体2に衝突した
歩行者等の衝突物体側が受ける衝撃を確実に低減するこ
とが出来る。
【0015】このように図1の車両用灯具の取付構造で
は、ランプ本体2にアーム部材3と摺動部材12を突設
し、ブラケット4に案内溝13を形成し、この案内溝の
前内壁面eに摺動部材12を当接させ、他方のストッパ
面sに移動規制部材を成すアーム部材3側の折曲突片1
4を当接してランプ本体2側をブラケット4にずれなく
支持できる。しかもランプ本体が過荷重を受けた際に破
壊変形部Aを破断させてランプ本体2を車体内方へ案内
溝13に沿って安定して移動させることができると共に
衝突体の受ける衝撃の低減を簡素な構成でもって達成で
きる。
【0016】図1の車両用灯具の取付構造で用いたアー
ム部材3に代えて、図2の2点鎖線、あるいは図3
(b)に示すようなアーム部材3’を用いても良い。こ
こで移動規制部材としてのアーム部材3’はハウジング
6と同一又はその他の樹脂素材でよく、アーム部材3’
の前端はハウジング6の後壁602に結合され、後端は
ブラケット4の基部402に形成された孔hに嵌挿さ
れ、一体接合される。このアーム部材3’はその直状部
のほぼ全域を破壊変形部A’として形成され、この破壊
変形部A’は貫通孔mを覆う矩形臼肉枠nを順次連結
し、全体は蛇腹状に形成され、この部位が移動規制機能
と衝撃吸収機能を発揮するように構成される。
【0017】この車両用灯具の取付構造では、通常時に
は、ランプ本体2側の左右ボス部121を左右のブラケ
ット4に支持され、アーム部材3’の左右の後端をサポ
ートパネル1側の左右の基部402に支持される。ここ
でアーム部材3’が移動規制機能を発揮し、ランプ本体
2を車体前後方向Y、上下方向Z及び車幅方向Xにずれ
なく一体的に支持する。衝突時には、ヘッドランプRが
過荷重Gを車両の後方、即ち、内方側に向けて受け、そ
の荷重を後壁602の左右端の各アーム部材3’を介し
左右の基部402に加える。この際、各アーム部材3’
の破壊変形部A’の内最も剛性の低い部分の矩形臼肉枠
nが破壊し、移動規制機能を発揮し、順次、その他の矩
形臼肉枠nが破壊し、衝撃吸収機能を発揮することとな
る。この時、ランプ本体2側は各案内溝13に沿って後
方に摺動し、歩行者等の衝突物体側が受ける初期の最大
の衝撃力を確実に低減し、これに続く連続衝撃力をも後
続の矩形臼肉枠nの破壊により順次吸収することが出来
る。なお、ここでの矩形臼肉枠nの剛性は素材及び形状
の調整により、バラつきなく、経時変化も比較的少なく
設定することができ、初期の最大の衝撃力を安定して設
定出来る。
【0018】図1の車両用灯具の取付構造に代えて、図
4に示すように車両用灯具の取付構造を構成しても良
い。この場合、ランプ本体2は本体側取付部材3a及び
ブラケット4aを介しサポートパネル1に支持される。
ここで、ハウジング6の後壁602より後方に向けてプ
レート状の本体側取付部材3aが突設される。本体側取
付部材3aは板金製で左右対称に形成され、その上下に
一対案内溝13a(破線で上方のみ示した)が形成され
る。一方、左右のブラケット4aは板金製で支持部40
1aとサポートパネル1に結合される基部402aを備
える。各支持部401aは上下の各案内溝13aの前の
ストッパ面s1に当接する支持ピン20(上方のみ示し
た)を上下にそれぞれ突設し、上下の各案内溝13aの
後内壁面e1に当接する摺動部材12aを上下にそれぞ
れ突設する。ここで、ブラケット4aの上下の支持ピン
20は移動規制部材を成し、その付け根部に切り込みd
が形成され、これによりブラケット4a側に破壊変形部
A1が形成される。
【0019】破壊変形部A1は、通常走行時において、
車体前後方向Yの振動に伴う荷重を受けても破断せず、
移動規制機能を保持出来、車体後方向への過荷重Gの付
加時に破断可能なようにその形状が設定される。この場
合、ヘッドランプRが過荷重を車両の後方、即ち、車両
の内方側に向けて受けると、本体側取付部材3aの上下
一対の各案内溝13aのストッパ面s1に支持ピン20
が圧接し、各支持ピン20の破壊変形部Aが過荷重Gを
受けて破断する。これにより、ランプ本体2はブラケッ
ト4aの上下一対の摺動部材12aに各案内溝13aを
係合した状態で後方に摺動して衝撃吸収機能を発揮し、
このランプ本体2に衝突した歩行者等の衝突物体側が受
ける衝撃を低減することが出来る。
【0020】図5には本発明の適用された車両用灯具の
取付構造の他の実施形態例を示した。ここでのランプ本
体2はブラケット4bによりサポートパネル1に支持さ
れる。このランプ本体2のハウジング6の後壁602に
はその後方に向けてバー状の後部摺動部材12bが突設
され、左右側壁601には車幅方向Xに向けて上下一対
の側部摺動部材3bが突設される。各側部摺動部材3b
はボス部301b、ピン部302b、ナットNが螺着さ
れる螺子部303bの順に連続形成される。一方、各ブ
ラケット4bは板金製でその基部402bがサポートパ
ネル1にボルト止めされる。ブラケット4bの支持部4
01bは上下一対の案内溝13b(図6参照)を形成さ
れ、その後端側には穴21を有した突状片22が突出し
形成され、この穴21に摺動部材12bの後端側が摺動
可能に嵌挿される。ここで、図6に示すように、ブラケ
ット4bの上下一対の案内溝13bはそれぞれ車体前後
方向Yに長く形成され、その前内壁面e2の近傍部分を
残し、樹脂の薄板23で塞がれる。この樹脂の薄板23
は移動規制部材を成し、案内溝13bに嵌合する主部2
32とその周縁のフランジ231とを有する。
【0021】なお、フランジ231は案内溝13bの周
縁に接着されても良い。或いは、このフランジ231を
排し、単に案内溝の周縁部に薄板23の周縁を接着して
取り付けるように構成しても良い。ここでの主部232
は破壊変形部A2を成し、車体後方向、即ち、車体内方
へ向けて所定量L1の長さを有し、その前側端と前内壁
面e2の間に側部摺動部材3bのピン部302bががた
無く嵌挿され、特に、車体前後方向Yの振動に伴う荷重
を受けても変形せず、車体後方向への過荷重Gの付加時
に破壊するようにその板厚、材質が設定される。なお、
薄板23の前側端がここでのストッパ面を成す。
【0022】この場合、破壊変形部A2は、通常走行時
において、車体前後方向Yの振動に伴う荷重を側部摺動
部材3bを介し主部232の前側端が受けても変形せ
ず、移動規制機能を保持し、ヘッドランプの光軸ずれは
防止される。一方、ヘッドランプRが過荷重Gを車両の
前方より後方、即ち、車両の内方側に向けて受けると、
側部摺動部材3bが主部232の先端部に圧接し、薄板
23が破壊し移動規制機能を破棄し、次いで、薄板23
が最大長さL1まで破壊し、衝撃吸収機能を発揮でき
る。この場合、ランプ本体2に衝突した歩行者等の衝突
物体側が受ける衝撃を低減し、十分に吸収することが出
来る。上述のところにおいて、ランプ本体2はヘッドラ
ンプRのものとして説明したが、これに代えて、ランプ
本体を図示しないバックランプのものとし、このランプ
本体が過荷重を受けた際に同ランプ本体の車体前方、即
ち車体内方への変位を許容する移動規制部材(図示せ
ず)を設けるという構成を採っても良い。あるいは、ラ
ンプ本体を図示しないヘッドランプのものとし、このラ
ンプ本体が側方からの過荷重を受けた際に同ランプ本体
の車幅方向の中央側、即ち車体内方への変位を許容する
図示しない破壊変形部を設けるという構成を採っても良
い。これにより、側方からの衝突物が図示しないヘッド
ランプに当接した際に、同ヘッドランプが車幅方向に変
位し、側方の衝突物がランプ本体より受ける衝撃を吸収
できるようにしても良い。
【0023】更に、図7に示すように、ヘッドランプR
cのランプ本体2cの後部に本体側取付部材3cを突設
し、これに対設されるブラケット4cには本体側取付部
材3cの図示しない案内溝に係止される折曲突片26と
摺動ピン25を突設する。この場合、ランプ本体2cが
斜め側方からの過荷重Gを受けた際に同ランプ本体2c
の車幅方向X及び車体前後方向Yに対し傾斜する斜め方
向Cへの移動を許す破壊変形部Acを移動規制部材とし
ての折曲突片26に設ける。これにより、斜め側方から
の過荷重GがヘッドランプRcに加わった際に、破壊変
形部Acを破断させ、ランプ本体2cが車体内方である
斜め方向へ変位し、衝突物がヘッドランプRcより受け
る衝撃を低減できるようにしても良い。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、通常時は、移動規制部材が破壊せず、取付部材
を介しランプ本体を車体外壁材に結合し、ランプ本体を
通常取付位置に確実に保持出来、ランプの照射光をブレ
なく照射出来る。一方、衝突時にランプ本体側から伝わ
る過荷重が所定の荷重を上回ると、ランプ本体または取
付部材のいずれか一方の移動規制部材が破壊し、ランプ
本体の車体内方への変位を許容するので、ランプ本体に
過荷重を加えた衝突物等が受ける衝撃を確実に低減し、
吸収でき、衝突物等の安全性を向上させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の適用された車両用灯具の取付構造の概
略構造図である。
【図2】図1の車両用灯具の取付構造の概略平面図であ
る。
【図3】図1の車両用灯具の取付構造で用いる可動支持
部材を示し(a)はその要部切欠斜視図、(b)は変形
例の要部切欠斜視図である。
【図4】本発明の他の実施例としての車両用灯具の取付
構造の概略平面図である。
【図5】本発明の他の実施例としての車両用灯具の取付
構造の概略平面図である。
【図6】図5中の固定支持部材の拡大斜視図である。
【図7】本発明の他の実施例としての車両用灯具の取付
構造の概略平面図である。
【図8】従来の車両用灯具の取付構造の概略図である。
【符号の説明】
1 サポートパネル 2 ランプ本体 3 アーム部材 4 ブラケット 20 支持ピン 23 薄板 26 折曲突片 A 破壊変形部 R ランプ G 過荷重 X 車幅方向 Y 車体前後方向

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両の車外照明用のランプと、 上記ランプのランプ本体を上記車両の車体外壁材に支持
    する取付部材と、 上記ランプ本体または上記取付部材のいずれか一方に設
    けられ、他方との間の相対変位を規制し、上記ランプ本
    体が過荷重を受けた際に破壊して上記ランプ本体の車体
    内方への移動を許す移動規制部材とを具備することを特
    徴とする車両用灯具の取付構造。
JP9330085A 1997-12-01 1997-12-01 車両用灯具の取付構造 Pending JPH11165581A (ja)

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