JP2004017217A - 電動ホッチキス - Google Patents
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Abstract
【解決手段】
往復動可能に設けられたドライバ15と、このドライバ15の往動によって打ち出されたステープルの脚部をクリンチするクリンチャ100とを備えた電動ホッチキスであって、ドライバ15を弾性変形可能に且つ湾曲状に形成し、このドライバ15が往動する際に、その湾曲したドライバ15を往動とともに直線状に弾性変形させるガイド部材19を設け、この直線状に弾性変形したドライバ15でステープルを打ち出す。
【選択図】 図1
Description
【発明が属する技術分野】
本発明は例えば複写機に装着される電動ホッチキスに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、ステープルを打ち出すドライバと、このドライバによって打ち出されたステープルの脚部をクリンチするクリンチャとを備えた電動ホッチキスが知られている。
【0003】
かかる電動ホッチキスでは、図7に示すように、板状のドライバ1を図示の位置から下方に移動させることにより、シート束2に向けてステープル3を打ち出すようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような電動ホッチキスにあっては、ドライバ1は上下方向に真っ直ぐに延びており、このため、ドライバ1の長さと同じ高さを有するスペースを本体に確保しなければならなかった。このため、本体は上下方向に大きくなってしまう問題があった。
【0005】
この発明の目的は、本体の上下方向の高さを低くすることのできる電動ホッチキスを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明によれば、往復動可能に設けられた板状のドライバと、このドライバの往動によって打ち出されたステープルの脚部をクリンチするクリンチャとを備えた電動ホッチキスであって、
前記ドライバを弾性変形可能に且つ湾曲状に形成し、
このドライバが往動する際に、その湾曲したドライバを往動とともに直線状に弾性変形させるガイド部材を設け、この直線状に弾性変形したドライバでステープルを打ち出すことを特徴とする。
【0007】
請求項2の発明によれば、往復動可能に設けられた板状のドライバと、このドライバの往動によって打ち出されたステープルの脚部をクリンチするクリンチャとを備えた電動ホッチキスであって、
前記ドライバを直線状に形成するとともに弾性変形可能にし、
前記ドライバが待機位置に位置しているとき、そのドライバを湾曲状に弾性変形させるガイド部材を設け、
前記ドライバがステープルを打ち出す位置へ移動したとき、そのドライバを直線状に弾性復帰させてステープルを打ち出させることを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しつつ説明する。
[第1実施形態]
図1において、この図に示す電動ホッチキス10はドライバユニット11と、このドライバユニット11の下方に配置されたクリンチャユニット100とを備えている。
【0009】
ドライバユニット11は、固定フレーム12と、この固定フレーム12に上下動可能に取り付けられたドライバユニット本体13と、このドライバユニット本体13に着脱可能に装着されるステープルカートリッジ14とを備えている。
【0010】
平面視がコ字状の固定フレーム12には支軸18が固着されている。ドライバユニット本体13の側板部13Aには上下方向に延びるガイド孔17が形成されており、支軸18はこのガイド孔17を貫挿している。
【0011】
この支軸18にはドライバ15が装着され、このドライバ15はドライバユニット本体13内に配置されている。このドライバ15は取付板部15Aと打出板部15Bとを備え、取付板部15Aには長孔の取付孔15Cが形成され、この取付孔15Cには上記支軸18が貫挿されている。ドライバ15はドライバユニット本体13が上下動することによって、このドライバユニット本体13に対して相対的に上下動(往復動)する。
【0012】
このドライバ15の打出板部15Bの下端部はドライバユニット本体13の底部に形成されたステープル打出部16に臨んでいる。その打出板部15Bは弾性変形可能であり、しかも湾曲状に形成されている。図3に示すように、ドライバ15は、湾曲状に形成されていることにより従来のドライバ1と比較してS分だけ上下方向の高さが低くなっている。
【0013】
ドライバユニット本体13内の底部には打出部16を挟む位置に一対のガイド部材19、19が設けられ、このガイド部材19、19は上下方向に直線状に延びており、このガイド部材19、19間の上部にはドライバ15の打出板部15Bの下部が入っている。これによって、ドライバ15の打出板部15Bが打出部16に案内されるようになっている。図2に示すように、ドライバ15がドライバユニット本体13に対して相対的に下降したとき、ガイド部材19、19が直線状に延びていることにより、ドライバ15の打出板部15Bが湾曲状から直線状に弾性変形する。
【0014】
クリンチャユニット100は、上下動可能に設けられたクリンチャ部111と、このクリンチャ部111を上下動させる上下機構112と、この上下機構112を駆動させるモータ113等とを備えている。114は、図示しないクリンチャを回動動作させるクリンチャアームであり、このクリンチャアーム114は軸115を中心に回動するようになっている。このクリンチャアーム114の回動はカム116の回動によって行われる。
[動 作]
次に、上記のように構成される電動ホッチキスの動作について説明する。
【0015】
シート束(図示せず)がドライバユニット11とクリンチャユニット100との間に送り込まれてドライバユニット11の上面に載置されると、例えば図示しない複写機等から綴り信号が出力され、クリンチャユニット100のモータ113が駆動する。このモータ113の駆動により上下機構112がクリンチャ部111を上昇させていく。
【0016】
クリンチャ部111が所定位置まで上昇すると、クリンチャ部111の上昇とともにドライバユニット本体13が固定フレーム12に対して上昇していく。
【0017】
他方、ドライバ15は、ドライバユニット本体13の上昇にともない、ドライバユニット本体13に対して下降していくことになり、この下降によりドライバ15の打出板部15Bがガイド部材19、19間にさらに入り込んでゆき、打出板部15Bはこれらガイド部材19、19によって直線状に弾性変形されていく。この直線状に弾性変形された打出板部15Bによって図示しないステープルがステープル打出部16から打ち出されていく。打ち出されたステープルの脚部はシート束を貫通する。ステープルの脚部がシート束を貫通すると、クリンチャ部111によってそのステープルの脚部がクリンチされ、シート束が結束されることとなる。
【0018】
この結束の後、クリンチャ部111が下降し、この下降とともにドライバユニット本体13が下降し、ドライバ15がドライバユニット本体13に対し相対的に上昇する。この上昇とともにドライバ15の打出板部15Bはガイド部材19、19間から後退していき、この打出板部15Bは直線状から湾曲状へ弾性復帰することになる。
【0019】
このように、この実施形態によれば、ドライバ15の打出板部15Bは湾曲状に形成されているので、ドライバユニット本体13の高さを低くすることができる。また、ドライバ15の打出板部15Bが湾曲状に形成されているが、この打出板部15Bはステープルを打ち出す際には直線状になるため、ステープルの打ち出しに支障をきたすことはなく、確実にステープルを打ち出すことができる。
【0020】
図4および図5は本発明に係るドライバの変形例を示すものである。
【0021】
まず、図4において、符号15’は、この発明に係るドライバであり、このドライバ15’は取付板部15’Aと打出板部15’Bとを有し、打出板部15’Bは上記実施形態のドライバ15の打出板部15Bと同じく湾曲状に形成されている。取付板部15’Aには支軸18’が貫挿されている。支軸18’の両端部は固定フレーム12に設けた左右方向に延びた長孔(図示せず)に挿入され、支軸18’はその長孔に沿って左右方向に移動可能になっている。ドライバユニット本体13には上記実施形態のガイド孔17に相当するガイド孔17’が形成されている。このガイド孔17’は円弧状に形成され、その曲率中心はドライバ15の打出板部15’Bの曲率中心と一致している。これにより、ドライバ15’はドライバユニット本体13に対してスムーズに上下動することができる。
【0022】
図4(A)に示すように、ドライバ15’が初期位置にあるときには支軸18’はガイド孔17’の上部に位置し、そして、ドライバユニット本体13の上昇により、支軸18’はガイド孔17’を相対的に下方に移動し、最終的には図4(B)に示すように支軸18’がガイド孔17’に沿って移動し、ガイド孔17’の下端部に位置することとなる。
【0023】
そして、ドライバ15’の打出板部15Bは直線状に弾性変形してステープルをシート束に打ち込むこととなる。
【0024】
次に、図5において、15”は、この発明に係るドライバであり、このドライバ15”は取付板部15”Aと打出板部15”Bとから構成されている。打出板部15”Bは上記の打出板部15Bと同様に湾曲状に形成されている。取付板部15”Aは互いに間隔を置いて平行に対向する板部15”aと15”bとから構成され、板部15”a、15”b間の隙間15Sには支軸18は貫装され、この隙間15Sに沿って支軸18は相対移動可能となっている。これにより、ドライバ15”はドライバユニット本体13に対してスムーズに上下動することができる。
【0025】
図5(A)に示すように、ドライバ15”が初期位置にあるときには支軸18は板部15”a、15”b間の隙間15Sの左側に位置し、ドライバ15”が矢印方向に移動すると、支軸18はその隙間15Sの右側にスライドし、最終的には、図5(B)に示すように、支軸18は隙間15Sの右端に位置し、ドライバ15”の打出板部15”Bが直線状に弾性変形してステープルをシート束に打ち込む。
[第2実施形態]
図6は第2実施形態のドライバ30を示したものである。このドライバ30は取付板部31と打出板部32とから構成されている。打出板部32は図6(A)に示すように直線状に形成されているとともに弾性変形可能となっている。
【0026】
このドライバ30の打出板部32の下端部32aは、図6(B)に示すようにガイド部材19,19間に挿入されており、その打出板部32の下部側は上下に設けた各一対のガイド部材35,36によって湾曲状に弾性変形されている。このドライバ30が下方に移動すると、図6(C)に示すように、ドライバ30の打出板部32の下部側32Aが直線状に弾性復帰してステープルを打ち出すようになっている。
【0027】
そして、ドライバ30が図6(B)に示すように待機位置に戻ると、ドライバ30の打出板部32の下部側32Aがガイド部材35,36によって湾曲状に弾性変形され、この結果、ドライバ30の上下方向の高さH1が図6(A)に示すドライバ30の高さH2より低くなっている。
【0028】
上記実施形態では、ドライバユニット11とクリンチャユニット100とを分離させた分離型の電動ホッチキスに適用した場合について説明したが、これに限るものではなく、ドライバユニットとクリンチャユニットとを一体化した電動ホッチキスに適用してもよい。
【0029】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、本体の上下方向の高さを低くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態に係る電動ホッチキスの概略構成を示す説明図である。
【図2】図1に示す電動ホッチキスにおいて、ドライバユニット本体が上方に移動された状態を示した説明図である。
【図3】この発明に係るドライバと従来のドライバとの高さを比較した説明図である。
【図4】この発明に係るドライバの第1変形例を示す説明図である。
【図5】この発明に係るドライバの第2変形例を示す説明図である。
【図6】(A)第2実施形態のドライバを示した説明図である。
(B)ドライバが待機位置に位置している状態を示した説明図である。
(C)ドライバがステープルを打ち込む位置まで下降した状態を示した説明図である。
【図7】従来の電動ホッチキスの概略構成を示した説明図である。
【符号の説明】
11 ドライバユニット
13 ドライバユニット本体
15 ドライバ
15B 打出板部
19 ガイド部材
100 クリンチャユニット
Claims (2)
- 往復動可能に設けられた板状のドライバと、このドライバの往動によって打ち出されたステープルの脚部をクリンチするクリンチャとを備えた電動ホッチキスであって、
前記ドライバを弾性変形可能に且つ湾曲状に形成し、
このドライバが往動する際に、その湾曲したドライバを往動とともに直線状に弾性変形させるガイド部材を設け、この直線状に弾性変形したドライバでステープルを打ち出すことを特徴とする電動ホッチキス。 - 往復動可能に設けられた板状のドライバと、このドライバの往動によって打ち出されたステープルの脚部をクリンチするクリンチャとを備えた電動ホッチキスであって、
前記ドライバを直線状に形成するとともに弾性変形可能にし、
前記ドライバが待機位置に位置しているとき、そのドライバを湾曲状に弾性変形させるガイド部材を設け、
前記ドライバがステープルを打ち出す位置へ移動したとき、そのドライバを直線状に弾性復帰させてステープルを打ち出させることを特徴とする電動ホッチキス。
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