JPH0118298Y2 - - Google Patents

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JPH0118298Y2
JPH0118298Y2 JP10479285U JP10479285U JPH0118298Y2 JP H0118298 Y2 JPH0118298 Y2 JP H0118298Y2 JP 10479285 U JP10479285 U JP 10479285U JP 10479285 U JP10479285 U JP 10479285U JP H0118298 Y2 JPH0118298 Y2 JP H0118298Y2
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JP
Japan
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magazine
machine base
forming
driving means
stapler
Prior art date
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JP10479285U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案はホツチキスにおける機台に対して上
動する際のマガジンの位置決め装置に関する。
(従来技術とその問題点) 一般に、マガジンを機台に対して軸支するとと
もに、該マガジンの前部位置に上下動可能に配置
された成形・打込み手段を駆動部に連係したリン
ク部材が弾性部材を介して機台側に下降させるこ
とによつて所定数の未成形ステープルをコの字形
に成形した後打込むホツチキスにおいては、成
形・打込み手段が上下動する際にマガジンと接触
して両者の間に係合摩擦が生じる。この摩擦力に
よつて成形・打込み手段とマガジンとは一体とな
つてしまうから、両者を分離しなければ次段の成
形・打込みができない。このため、成形・打込み
手段の可動範囲はマガジンのそれよりも大きく設
定され、マガジンが機台に対して所定の高さまで
上昇したときに、それ以上上昇しないように位置
決め装置が設けられている。例えば、従来はマガ
ジンが所定位置まで上昇したときに機台に係合
し、それ以上の上昇は規制されるように構成され
ている。このため、成形・打込み手段は規制位置
でマガジンと分離され、さらに上昇する。
しかしながら、成形・打込み手段とマガジンと
の間の係合摩擦力が非常に大きいとき、例えば、
第4図a,bに示すように、成形手段5aがマガ
ジンに設けられたアンビル8上で未成形ステープ
ルSを成形する際に上記ステープルSがなんらか
の原因で転び、成形手段5aが未成形ステープル
Sをその巾方向に押圧して成形するような場合に
は、該ステープルSは高さ寸法よりも巾寸法の方
が大きいので、高さ寸法に対応して形成された成
形手段5aとアンビル8との間にきつく噛み込ま
れて成形手段5aとマガジンとを固着化してしま
う。こうなると、その上昇過程でたとえマガジン
が機台に係合しても成形・打込み手段とマガジン
とは分離できなくなるので、リンク部材の駆動力
が強いときはマガジンの凸部は破壊されてしま
い、またリンク部材の駆動力が弱いときは駆動モ
ータ等がロツクしてしまうという問題点があつ
た。
(考案の技術的課題) この考案は上記問題点を解消し、たとえマガジ
ンと成形・打込み手段とが固着化してしまうよう
な状態が生じても、マガジンの破壊や駆動モータ
等の動力装置のロツクを防止することができるホ
ツチキスにおけるマガジンの位置決め装置を提案
することをその技術的課導とする。
(課題を解決するための手段) 上記課題を解決するための手段として、この考
案に係るホツチキスにおけるマガジンの位置決め
装置は、マガジンを機台に対して軸支するととも
に、該マガジンの前部位置に上下動可能に配置さ
れた成形・打込み手段を駆動部に連係したリンク
部材が弾性部材を介して機台側に下降させること
によつて所定数の未成形ステープルをコの字形に
成形した後打込むホツチキスにおいて、上記マガ
ジンに該マガジンの機台に対する上動を規制する
ための規制部材を設けるとともに、規制部材を機
台に対して弾性的に係合すべくなしたことを特徴
とする。
(考案の作用、効果) この考案によれば、マガジンに設けられた上動
規制部材は機台に対して弾性的に係合するように
構成されているので、通常の場合はマガジンが所
定の位置まで上動すると、規制部材は機台に係合
してそれ以上の上動は規制され、マガジンと分離
される。ところが、マガジンと成形・打込み手段
とがなんらかの原因で固着化するようなときに
は、マガジンと機台との係合は弾性的に行なわれ
るので、マガジンと成形・打込み手段とは分離す
ることなく共に上動することになる。このよう
に、規制部材はマガジンの上動を固定的に規制す
るものではないので、マガジンが損壊したり、駆
動手段がロツクすることがない。
(実施例) 以下、図面によつてこの考案の実施例について
説明する。
図において符号Aはホツチキスを示す。このホ
ツチキスAは機台1上にマガジン2を軸支すると
ともに、マガジン2の前部位置には、リンク部材
3,3の一端に引張・圧縮バネ等の弾性部材4,
4を介して設けられた成形・打込み手段5を機台
1に対して上下動可能に装着し、上記リンク部材
3,3を機台1に設けた駆動部(図示せず)に連
係し、該駆動部によつて駆動された成形・打込み
手段5を機台1上に下動させる際に、上記成形・
打込み手段5の下部に供給された未成形ステープ
ルをコの字形に成形した後、被綴り材6中に打込
むものである。
機台1に軸支されたマガジン2はバネ材によつ
て上方に付勢されており、その後部には未成形ス
テープルを積層収納したカートリツジ11が装着
されているとともに、ステープル供給装置が設け
られ、該装置によつてマガジン2前部に上下動可
能に配置された成形・打込み手段5の下部に未成
形ステープルSが供給されるように構成されてい
る。
成形・打込み手段5は成形手段5aと打込み手
段5bとからなり、ホルダ7に支持されている。
ホルダ7は引張・圧縮バネ4,4を介してリンク
部材3,3の先端に設けられている。リンク部材
3,3は駆動モータ等の動力装置を設けた駆動部
によつて駆動されるリンク機構の一部を構成して
いる。これにより、駆動部から動力が伝達されて
リンク部材3,3が上下動すると、ホルダ7及び
成形・打込み手段5が機台1に対して上下動す
る。
成形手段5aの配置位置に対応するマガジン2
の下部にはアンビル8が形成されており、該アン
ビル上に未成形ステープルSが供給された後に該
未成形ステープルS上に成形手段5aが下降する
と、未成形ステープルSはアンビル8と成形手段
5aとの間でコの字形に成形される(第4図参
照)。その後該成形ステープルSは打込み手段5
bの下部に供給される。打込み手段5bは機台1
の綴り台1a上に置かれた被綴り材6上に下降
し、通常のホツチキスにおけると同様に上記ステ
ープルSを被綴り材6中に打込む。なお、引張・
圧縮バネ4,4により被綴り材6の厚さに対応し
てこれを調整することができる。
成形・打込み手段5、リンク部材3,3等は上
述のように上下動する際にマガジン2に係合し、
両者間に係合摩擦が生じるので、該摩擦力によつ
てマガジン2も成形・打込み手段5の動作に追従
する。この場合、成形・打込み手段5及びマガジ
ン2の下動は機台1の綴り台1aの被綴り材6上
で規制されるから問題はないが、その後上動する
ときにはマガジン2の上動は成形・打込み手段5
よりも低い位置で規制される必要がある。
このため、上記ホツチキスAにはマガジン2の
機台1に対して上動する際の上限位置を位置決め
する位置決め装置が設けられている。この位置決
め装置はマガジン2の底部に設けられた規制部材
9と機台1の側板部に形成された係合部10とか
ら構成されている。
規制部材9はマガジン2の機台1に対する上動
を規制するためのもので、金属バネ材等の弾性体
からなり、その中央部9aはマガジン2の底部に
固定され、両端部9b,9bは該マガジン2の外
側方に突出している。なお、マガジン2の両側面
には凸部2aが形成され、凸部2aの外面はリン
ク部材3,3の内側面に接触している。
これに対して、機台1の係合部10はマガジン
2の規制部材9の端部に係合可能に形成されて
る。そして、この係合位置は少なくとも成形・打
込み手段5が上死点位置となるよりも低い位置で
係合部10が規制部材9に係合するように設定さ
れている。
ここで上記構成の位置決め装置の作用について
説明すると、まず、成形・打込み手段5やリンク
部材3,3等の周辺部材が下動して成形・打込み
作動を行なう際に、これらはマガジン2の内外
壁、凸部2a等に接触するから、両者間には係合
摩擦力が生じる。このため、成形・打込み手段5
の上動に追従してマガジン2も上動する。しか
し、マガジン2が所定の位置まで上動すると、第
2図及び第3図に示すように、その規制部材9は
機台1の係合部10に係合するので、その以上の
上動は規制される。
ところで、規制部材9は弾性体からなるためマ
ガジン2と機台1との係合は弾性的に行なわれ
る。したがつて、マガジン2のアンビル8と成形
手段5aとの間にステープルSが噛み込まれる場
合のように、マガジン2と成形・打込み手段5等
がなんらかの原因で固着化するようなときは、規
制部材9は機台1の係合部10に係合した後、第
3図に示すようにその弾性によつて撓み、マガジ
ン2と成形・打込み手段5とは分離することなく
共に上動することになる。もちろん、この場合に
は次段の成形・打込み作業は行なわれないので、
異常は視認することができるほか、センサー等で
検知することもできる。このとき原因を取除いて
やればよい。
このように、規制部材9はマガジン2の上動を
固定的に規制するものではないので、マガジン2
が損壊したり、駆動部がロツクしたりすることが
ない。
なお、規制部材9は必ずしも弾性体である必要
はない。非弾性体と弾性体とを組合せたものでも
よい。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に係るホツチキスの要部斜視
図、第2図及び第3図は上記ホツチキスにおける
マガジンの位置決め装置を側面及び正面から示し
た作動説明図であり、第4図は成形手段による未
成形ステープルの成形態様説明図である。 符号、A……ホツチキス、1……機台、2……
マガジン、3……リンク部材、4……引張・圧縮
バネ、5……成形・打込み手段、7……ホルダ、
9……規制部材、10……係合部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 機台に対して軸支されたマガジンの前部位置
    に、リンク部材の一端に引張・圧縮バネ等の弾性
    部材を介して設けられた成形・打込み手段を上記
    機台に対して上下動可能に装着し、上記リンク部
    材を機台に設けた駆動部に連係し、該駆動部によ
    つて駆動された成形・打込み手段を機台上に下動
    させる際に、上記成形・打込み手段の下部に供給
    された未成形ステープルをコの字形に成形した
    後、被綴り材中に打込むホツチキスにおいて、上
    記マガジンに該マガジンの機台に対する上動を規
    制するための規制部材を設けるとともに、該規制
    部材を機台に対して弾性的に係合するようにした
    ことを特徴とするホツチキスにおけるマガジンの
    位置決め装置。
JP10479285U 1985-07-11 1985-07-11 Expired JPH0118298Y2 (ja)

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JP10479285U JPH0118298Y2 (ja) 1985-07-11 1985-07-11

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JP10479285U JPH0118298Y2 (ja) 1985-07-11 1985-07-11

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JPS6215475U JPS6215475U (ja) 1987-01-29
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JP10479285U Expired JPH0118298Y2 (ja) 1985-07-11 1985-07-11

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JPS60139054U (ja) * 1984-02-27 1985-09-13 ヤマハ発動機株式会社 エンジンのシリンダスリ−ブ固定構造

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JPS6215475U (ja) 1987-01-29

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