JP2004016542A - ウォールキャビネット - Google Patents
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Abstract
【課題】天井高が低い現場や梁のある現場でも収納容量をできるだけ多くキャビネット内にとりつつ、厨房としての使い勝手を向上させ、且つ、施工者の加工精度に依存ぜず簡単に加工、設置できるウォールキャビネットを提供する。
【解決手段】ウォールキャビネットの側板の上端部より下方に設けられた高さ方向に一定の寸法の間隔で開口された下穴に、載置あるいは嵌合せしめる金具を取付けることで、天板を固定できるようにした。また、側板に開口された下穴を奥部より手前方向にも一定の寸法の間隔とし、嵌合せしめる金具を取付けることで、裏板を固定できるようにした。また、跳ね上げ金具を用いて扉を跳ね上げ式の構造とし、扉の裏面には前記側板の内側に設けた下穴の高さ方向の寸法と同じピッチで跳ね上げ金具を取付ける下穴を開けた。
【選択図】図1
【解決手段】ウォールキャビネットの側板の上端部より下方に設けられた高さ方向に一定の寸法の間隔で開口された下穴に、載置あるいは嵌合せしめる金具を取付けることで、天板を固定できるようにした。また、側板に開口された下穴を奥部より手前方向にも一定の寸法の間隔とし、嵌合せしめる金具を取付けることで、裏板を固定できるようにした。また、跳ね上げ金具を用いて扉を跳ね上げ式の構造とし、扉の裏面には前記側板の内側に設けた下穴の高さ方向の寸法と同じピッチで跳ね上げ金具を取付ける下穴を開けた。
【選択図】図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は収納用のキャビネットに係り、特に天井の低い場所や、建築上の梁がある場合などに好適なウォールキャビネットに関する。
【0002】
【従来の技術】
特に集合住宅の場合においてシステムキッチンや洗面化粧台などを設置する場合、建築構造の理由により、天井高さが低い場合や、梁がある場合がある。従来、厨房の収納スペースには不満をあげる利用者が多く、より多くの収納スペースを持ったシステムキッチンが昨今望まれており、天井高さが低い場合は図14(b)のようにそのまま天井にあわせてウォールキャビネットを設置していた。また、梁が室内側に突出している場合は、ウォールキャビネットの容量を優先させて図14(c)のように梁の下部にウォールキャビネットを設置していた。
【0003】
このように設置されたウォールキャビネットでは、キャビネット内の収納スペースを確保できるが、キャビネット下部に設置されているシンクとの距離が短くなり、調理する上で使用者の頭部が近接し、使い勝手が悪くなる。また、キャビネットと建築の天井の間にデットスペース10を形成することになり、収納効率が悪くなってしまう。
【0004】
キャビネットが木質材料で出来ている場合、現場で施工者がウォールキャビネットをカットし、別途用意したパネルを加工して取り付け、キャビネットの高さを低くしたり、梁にあわせた形状にすることがある。その際、扉もカットする必要があるが、カットした面には縁貼り材を貼る。
【0005】
また、梁がある場合に対応できるように、図10〜図13に示すように予め梁を通すスペースを設けているものがある。側面から見た場合の外観は通常のウォールキャビネットと変わらない。図11に示すように、天板6cはウォールキャビネット奥行きの途中までしかなく、その先はウォールキャビネット奥行き中程に設置した上部裏板6eとウォールキャビネット高さ中程に設置した後部天板6fをL構造につないで構成する。後部天板6fより下の部分の下部裏板6hはウォールキャビネットの奥側に設置され、横桟6gを介して壁面と接することになる。下部裏板6hと横桟6gの構成は通常のウォールキャビネットと同じである。横桟6gに開けられたぬき穴を通してウォールキャビネット内側から壁面にねじを固定することでウォールキャビネットを壁面に固定する。
【0006】
上部裏板6eと後部天板6fで形成されるスペースに梁を通すことになる。様々な寸法の梁に対応できるようにこの寸法は比較的大きく取ってある。梁がある場合には、梁の寸法にあわせて側板をカットして設置するだけで良い。図12に梁8があった場合の設置例、図13にその断面図を示す。
【0007】
また、法的な規制により、ウォールキャビネットのキッチンフードに接する側板はせっこうボードのような不燃材で作る必要がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
現場でウォールキャビネットを加工することにより、キャビネットの高さを低くしたり、梁にあわせてカットすることがあるが、施工者の加工精度に左右されるため、仕上がりに差が出てしまう。扉をカットした跡には縁貼り材をはる必要があるが、接着が不十分であると、使用しているうちに剥がれてしまう恐れがある。また、施工に時間がかかるため効率が悪い。また、側板が不燃材で作られている場合、不燃材にねじを取り付けても効かないため、後加工が難しい。
【0009】
図10に示す従来例では側板をカットするだけなので、施工者の施工精度による仕上がりの差は出にくい。また側板が不燃材であってもカットするだけなので問題は無い。しかし、さまざまな寸法の梁に対応できるように、上部裏板6eと後部天板6fで構成される梁を逃がすためのスペースは予め大きく取られているため、収納体積が少なくなっている。図13に示すように梁がそれほど大きくない場合でも、収納量は変わらず少ないままである。また、この構造では高さ方向の調整は出来ず、高さ方向の調整は現場の加工に依存することになる。
【0010】
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、本発明の目的は、天井高が低い現場や梁のある現場でも収納容量をできるだけ多くキャビネット内にとりつつ、厨房としての使い勝手を向上させ、且つ、施工者の加工精度に依存ぜず簡単に加工、設置できるウォールキャビネットを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0011】
上記目的を達成するために請求項1では、底板と、左右の側板と、裏板と、天板と、前面に扉板を備えるウォールキャビネットにおいて、前記天板を前記側板の上端部より下方に設けられた高さ方向に一定の寸法の間隔で開口された下穴に、前記天板を載置あるいは嵌合せしめる金具を取付け前記天板を固定できることを特徴とした。こうすることにより、天井高が低い場合などでキャビネットの高さを低くする場合に、施工者の加工精度に左右されることなく、精度の高いキャビネットを作ることができ、また、施工時間も短縮することができる。
【0012】
また、請求項2では、請求項1の構造において、前記裏板を前記天板と同じ材質とし、前記側板に開口された下穴を奥部より手前方向にも一定の寸法の間隔とし、前記裏板を嵌合せしめる金具を取付け前記裏板を固定できることを特徴とした。こうすることにより、梁がある場合などで、キャビネットの裏板を加工する場合でも施工者の加工精度に左右されることなく、精度の高いキャビネットを作ることができ、また、施工時間も短縮することができる。
【0013】
また、請求項3では、請求項1または2の構造において、跳ね上げ金具を用いて扉を跳ね上げ式の構造とし、扉の裏面には前記側板の内側に設けた下穴の高さ方向の寸法と同じ間隔で跳ね上げ金具を取付ける下穴を開けたことを特徴とした。こうすることにより、跳ね上げ式の扉をもつキャビネットの高さを低くする際、扉の上面をカットできるので、把手の位置を変えることなく、下端面の仕上がりが綺麗になる。また、施工者の加工精度に左右されることなく、施工時間も短縮できる。
【0014】
また、請求項4では、請求項3の構造において、側板と同じ高さ、奥行き寸法をもつ不燃材を左右側板のどちらにも設置できるようにし、扉の裏面に設けた跳ね上げ金具を取付ける下穴を不燃材の厚みと同じ寸法の幅で2列に予め設けてあることを特徴とした。こうすることにより、側板は通常通りの木質材料と出来るので、キャビネットの加工、ねじ取り付けが容易に行うことができ、現場での加工がし易くなる。また、不燃材を左右に付け替えることにより、キャビネットのセンターと扉のセンターがずれてしまうが、扉裏面に設けられたもう一方の下穴に扉を付け直すことで、キャビネットのセンターと扉のセンターをあわせることができる。
【発明の実施の形態】
【0015】
以下、発明の実施の形態を図を用いて説明する。
図1に本発明の実施例を示す。キャビネット本体1に扉2が取り付けられている。扉2には把手2aが取り付けられる。扉2は合板やパーチクルボードやMDFといった木質材料で作られる。任意の位置でカット出来るように内部は均一の材料とし、また、厚さも一定とするのがよい。
【0016】
図2は本発明におけるキャビネットの扉2を外した状態を示す図である。キャビネット本体1は左右の側板夫々1a、1b、天板1c、裏板1eから構成される。これらキャビネット本体を構成する部材は合板やパーチクルボードやMDFといった木質材料で作られる。天板1cは締結金具5を介して側板1a、1bに固定されている。裏板1eも締結金具5を介して左右の側板1a、1bに固定されてる。締結金具はドライバーなどを用いて簡単に外すことができるため、天板1cと側板1a、1b、裏板1eと側板1a、1bは簡単にはずすことができる。側板1a、1bと底板1dはだぼやねじ等(図示せず)により固定される。
【0017】
図3は本発明におけるキャビネットの横方向からの断面図を示す図である。側板1bには締結ねじを取り付ける下穴1fが天板1c側から下方向に一定の間隔で開けてある。また、下穴1fは裏板1e側から手前方向にも一定の間隔となっている。これらの下穴fの任意の位置に締結金具5をつけることができる。
【0018】
消防法の規定により、キッチンフードに接するキャビネットの側面は不燃処理する必要がある。本発明においては、図2に示すように、キャビネット本体1とは別に、側面に不燃材4を取り付ける構造とした。不燃材4の高さ、奥行きは側板1a、1bと同じであり、幅は消防法など法規上定められた寸法とする。現状では、幅は9mm以上とすることが多い。キャビネット本体1の間口寸法と不燃材4の幅をあわせた寸法が本発明のキャビネットの呼び寸法となる。不燃材4の木口面は側板1a、1bと同じ縁貼り材を貼っている。図2において不燃材4はキャビネット本体1の左側に取り付けてあるが、キッチンフードが右側に接する場合には、不燃材4はキャビネット本体1の右側に取り付ける。不燃材4の側面は必ずキッチンフードに接するので、側面は化粧なしで生地が露出していても良い。不燃材4をキャビネットに固定する際は、不燃材はねじを保持しにくい材質であるため、不燃材4の側からキャビネット本体1にねじで固定する。また、こうすることでキャビネット内側からねじが見えないので見栄えもよくなる。
【0019】
図3に示すように、天板1cと扉2は跳ね上げ金具3で連結されている。作業者は把手2aを手前に引くことにより扉を開けることができる。扉2は、図2に示す跳ね上げ金具3のぬき穴3aを通し、内側からねじで固定される。跳ね上げ金具3の抜き穴3aは縦方向の一列とし、これら抜き穴3aの間隔は側板1bに開けられた締結ねじを取り付けるための下穴1fの高さ方向の間隔の倍数にしておく。
【0020】
図4に扉2を裏面から見た図を示す。2cは把手を裏面から固定しているねじである。跳ね上げ金具を取り付けるためのねじの下穴が左右両端に開けられているが、左側の下穴列2dと右側の下穴列2eがそれぞれ設けられ、これらの間隔は不燃材4の幅と同じにしてある。下穴列の高さ方向の間隔は側板1bに開けられた締結ねじを取り付ける下穴1fの高さ方向の間隔と同じにする。
【0021】
扉2の上部には断面をL型形状としたエッジ材2bがねじなどにより固定されている。エッジ材2bは扉2の間口寸法と同じ長さがある。エッジ材2bは扉裏面にもまわりこむように断面をU型形状としてもよい。
【0022】
図5に本発明におけるキャビネットの平面図を示す。図5(a)のように、不燃材4を左側につける場合、扉2は下穴列2dを用いて跳ね上げ金具3と固定する。また、図5(b)のように、不燃材4を右側につける場合、扉2は下穴列2eを用いて跳ね上げ金具3と固定する。こうすることで、扉2のセンターと不燃材4を含むキャビネットの間口方向のセンターを合わせることができ、扉を閉じた状態での正面からの見た目を同じにすることができる。
【0023】
図6に本発明に使用する締結金具の例を示す。図6(a)に示すように、締結ねじ5aは側板に開けた下穴1fに固定する。締結ねじ5aの先端はねじを切ってあるので回転させることで着脱ができる。図6(b)に示すように、締結金具本体5は天板1cの両端に取り付けられる。締結ねじ5aにあわせるように締結金具本体5をはめ、締め付けねじ5bをしめると、図6(c)に示すように、天板1cと側板1bを固定することができる。締結金具5は裏板1eの両端にも取り付けられ、同じく側板1a、1bと連結されている。
【0024】
天板と側板および裏板と側板の連結は、この構造に限らず、外せる構造であればよい。もっとも簡単な方法としては図7に示すように側板1bに開けたぬき穴1gを通して外側からねじ1hで天板1cを固定する方法がある。外観を良くするためにねじ1hには化粧キャップ1iを取り付けられるようにしたほうがよい。
【0025】
図8に天井が低い場合などで、キャビネットの高さを低くしなければならないときの作業方法を示す。図8(a)に示すように、まず、扉2を固定しているねじをゆるめて外す。次に連結金具5をゆるめて天板1cを外し、適切な位置の下穴1fに締結ねじをつけ直し、天板1cを付け直す。側板1bが不燃材で出来ていれば締結ねじがしっかりと固定されないことがあるが、本発明では側板1bは木質材料であり、不燃材は別途取り付けるので問題はない。図8(b)に示すようにつけ直した天板1cより上の位置にある側板1bと裏板1eはカットして高さを天板1cに揃える。
【0026】
つぎに扉をカットする。扉2の上端についているエッジ材2bを固定しているねじをゆるめて外す。天板を下げた寸法と同じ寸法で扉2の上側をカットする。カットした面にはエッジ材2bをつけ直す。扉の裏面に開けた下穴2d、2eの高さ方向の間隔は側板1a、bに開けた締結金具をつけるための下穴の高さ方向の間隔と同じにしてあるので加工前のキャビネット上端から同じ距離にある下穴をそれぞれ使用すれば、加工前のキャビネットと同じ取り合いでキャビネットと扉を設置することができる。また、跳ね上げ金具3の抜き穴3aの間隔は扉裏面に設けられた下穴1fの高さ方向の間隔の倍数となっているため、下穴の任意の位置で扉を固定することが出来る。
【0027】
不燃材は側板と同じ高さにカットし、フードが接する側に取り付ける。扉2の裏側の下穴は図5の場合と同じ考えにより、不燃材をつけた側に応じて選択する。キャビネットの高さを低くした場合の断面図が図8(c)である。
【0028】
つぎに、梁がある場合の作業方法を図9に示す。図9(a)に示すように、梁の奥行き寸法に合わせて天板1cをカットする。カットする寸法は下穴1fの奥行き方向の間隔の倍数で設定する。また、梁の高さ寸法に合わせて裏板1eをカットする。カットする寸法は下穴1fの高さ方向の間隔の倍数で設定する。側板1a、1bについては、天板1cのカット位置から垂直方向にカットし、また、裏板1eカット位置から水平方向にカットする。カットした奥側の天板の1jとカットした上側の裏板1kの締結金具をゆるめて外し、それぞれカットした側板の辺にあう位置の下穴に固定する。このようにしてL型に構成された天板1jと裏板1kの部分に梁を通すことになる。
【0029】
【発明の効果】
本発明は上記構成により次の効果を発揮する。
請求項1では、底板と、左右の側板と、裏板と、天板と、前面に扉板を備えるウォールキャビネットにおいて、前記天板を前記側板の上端部より下方に設けられた高さ方向に一定の寸法の間隔で開口された下穴に、前記天板を載置あるいは嵌合せしめる金具を取付け前記天板を固定できることを特徴とした。こうすることにより、天井高が低い場合などでキャビネットの高さを低くする場合に、施工者の加工精度に左右されることなく、精度の高いキャビネットを作ることができ、また、施工時間も短縮することができる。
【0030】
また、請求項2では、請求項1の構造において、前記裏板を前記天板と同じ材質とし、前記側板に開口された下穴を奥部より手前方向にも一定の寸法の間隔とし、前記裏板を嵌合せしめる金具を取付け前記裏板を固定できることを特徴とした。こうすることにより、梁がある場合などで、キャビネットの裏板を加工する場合でも施工者の加工精度に左右されることなく、精度の高いキャビネットを作ることができ、また、施工時間も短縮することができる。
【0031】
また、請求項3では、請求項1または2の構造において、跳ね上げ金具を用いて扉を跳ね上げ式の構造とし、扉の裏面には前記側板の内側に設けた下穴の高さ方向の寸法と同じ間隔で跳ね上げ金具を取付ける下穴を開けたことを特徴とした。こうすることにより、跳ね上げ式の扉をもつキャビネットの高さを低くする際、扉の上面をカットできるので、把手の位置を変えることなく、下端面の仕上がりが綺麗になる。また、施工者の加工精度に左右されることなく、施工時間も短縮できる。
【0032】
また、請求項4では、請求項3の構造において、側板と同じ高さ、奥行き寸法をもつ不燃材を左右側板のどちらにも設置できるようにし、扉の裏面に設けた跳ね上げ金具を取付ける下穴を不燃材の厚みと同じ寸法の幅で2列に予め設けてあることを特徴とした。こうすることにより、側板は通常通りの木質材料と出来るので、キャビネットの加工、ねじ取り付けが容易に行うことができ、現場での加工がし易くなる。また、不燃材を左右に付け替えることにより、キャビネットのセンターと扉のセンターがずれてしまうが、扉裏面に設けられたもう一方の下穴に扉を付け直すことで、キャビネットのセンターと扉のセンターをあわせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す斜視図である。
【図2】本発明の実施例において、扉を外した状態を示す斜視図である。
【図3】本発明の実施例を示す断面図である。
【図4】本発明の実施例において、扉の裏側を示す斜視図である。
【図5】本発明の実施例を示す平面図である。
【図6】本発明の実施例において、着脱可能な金具の例を示す図である。
【図7】本発明の実施例において、着脱可能な金具の別の例を示す図である。
【図8】本発明の実施例において天板を下げた状態を示す断面図である。
【図9】本発明の実施例において梁にあわせてカットした状態を示す断面図である。
【図10】従来の実施例を示す斜視図である。
【図11】従来の実施例を示す断面図である。
【図12】従来の実施例を梁のある壁面に設置した状態を示す図である。
【図13】従来の実施例を梁のある壁面に設置した状態を示す断面図である。
【図14】従来の実施例でウォールキャビネットの設置状態を示す側面図である。
【符号の説明】
1 :キャビネット本体
1a、1b:側板
1c:天板
1d:底板
1e:裏板
1f:下穴
1g:抜き穴
1h:ねじ
1i:化粧キャップ
2 :扉
2a:把手
2b:エッジ材
3 :跳ね上げ金具
3a:跳ね上げ金具の抜き穴
4 :不燃材
5 :締結金具
5b:締結ねじ
6 :キャビネット本体
6b:側板
6c:天板
6d:底板
6e:上部裏板
6f:後部天板
6g:横桟
6h:裏板
7 :扉
7a:把手
8 :梁
9 :ウォールキャビネット
10:デットスペース
【発明の属する技術分野】
本発明は収納用のキャビネットに係り、特に天井の低い場所や、建築上の梁がある場合などに好適なウォールキャビネットに関する。
【0002】
【従来の技術】
特に集合住宅の場合においてシステムキッチンや洗面化粧台などを設置する場合、建築構造の理由により、天井高さが低い場合や、梁がある場合がある。従来、厨房の収納スペースには不満をあげる利用者が多く、より多くの収納スペースを持ったシステムキッチンが昨今望まれており、天井高さが低い場合は図14(b)のようにそのまま天井にあわせてウォールキャビネットを設置していた。また、梁が室内側に突出している場合は、ウォールキャビネットの容量を優先させて図14(c)のように梁の下部にウォールキャビネットを設置していた。
【0003】
このように設置されたウォールキャビネットでは、キャビネット内の収納スペースを確保できるが、キャビネット下部に設置されているシンクとの距離が短くなり、調理する上で使用者の頭部が近接し、使い勝手が悪くなる。また、キャビネットと建築の天井の間にデットスペース10を形成することになり、収納効率が悪くなってしまう。
【0004】
キャビネットが木質材料で出来ている場合、現場で施工者がウォールキャビネットをカットし、別途用意したパネルを加工して取り付け、キャビネットの高さを低くしたり、梁にあわせた形状にすることがある。その際、扉もカットする必要があるが、カットした面には縁貼り材を貼る。
【0005】
また、梁がある場合に対応できるように、図10〜図13に示すように予め梁を通すスペースを設けているものがある。側面から見た場合の外観は通常のウォールキャビネットと変わらない。図11に示すように、天板6cはウォールキャビネット奥行きの途中までしかなく、その先はウォールキャビネット奥行き中程に設置した上部裏板6eとウォールキャビネット高さ中程に設置した後部天板6fをL構造につないで構成する。後部天板6fより下の部分の下部裏板6hはウォールキャビネットの奥側に設置され、横桟6gを介して壁面と接することになる。下部裏板6hと横桟6gの構成は通常のウォールキャビネットと同じである。横桟6gに開けられたぬき穴を通してウォールキャビネット内側から壁面にねじを固定することでウォールキャビネットを壁面に固定する。
【0006】
上部裏板6eと後部天板6fで形成されるスペースに梁を通すことになる。様々な寸法の梁に対応できるようにこの寸法は比較的大きく取ってある。梁がある場合には、梁の寸法にあわせて側板をカットして設置するだけで良い。図12に梁8があった場合の設置例、図13にその断面図を示す。
【0007】
また、法的な規制により、ウォールキャビネットのキッチンフードに接する側板はせっこうボードのような不燃材で作る必要がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
現場でウォールキャビネットを加工することにより、キャビネットの高さを低くしたり、梁にあわせてカットすることがあるが、施工者の加工精度に左右されるため、仕上がりに差が出てしまう。扉をカットした跡には縁貼り材をはる必要があるが、接着が不十分であると、使用しているうちに剥がれてしまう恐れがある。また、施工に時間がかかるため効率が悪い。また、側板が不燃材で作られている場合、不燃材にねじを取り付けても効かないため、後加工が難しい。
【0009】
図10に示す従来例では側板をカットするだけなので、施工者の施工精度による仕上がりの差は出にくい。また側板が不燃材であってもカットするだけなので問題は無い。しかし、さまざまな寸法の梁に対応できるように、上部裏板6eと後部天板6fで構成される梁を逃がすためのスペースは予め大きく取られているため、収納体積が少なくなっている。図13に示すように梁がそれほど大きくない場合でも、収納量は変わらず少ないままである。また、この構造では高さ方向の調整は出来ず、高さ方向の調整は現場の加工に依存することになる。
【0010】
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、本発明の目的は、天井高が低い現場や梁のある現場でも収納容量をできるだけ多くキャビネット内にとりつつ、厨房としての使い勝手を向上させ、且つ、施工者の加工精度に依存ぜず簡単に加工、設置できるウォールキャビネットを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0011】
上記目的を達成するために請求項1では、底板と、左右の側板と、裏板と、天板と、前面に扉板を備えるウォールキャビネットにおいて、前記天板を前記側板の上端部より下方に設けられた高さ方向に一定の寸法の間隔で開口された下穴に、前記天板を載置あるいは嵌合せしめる金具を取付け前記天板を固定できることを特徴とした。こうすることにより、天井高が低い場合などでキャビネットの高さを低くする場合に、施工者の加工精度に左右されることなく、精度の高いキャビネットを作ることができ、また、施工時間も短縮することができる。
【0012】
また、請求項2では、請求項1の構造において、前記裏板を前記天板と同じ材質とし、前記側板に開口された下穴を奥部より手前方向にも一定の寸法の間隔とし、前記裏板を嵌合せしめる金具を取付け前記裏板を固定できることを特徴とした。こうすることにより、梁がある場合などで、キャビネットの裏板を加工する場合でも施工者の加工精度に左右されることなく、精度の高いキャビネットを作ることができ、また、施工時間も短縮することができる。
【0013】
また、請求項3では、請求項1または2の構造において、跳ね上げ金具を用いて扉を跳ね上げ式の構造とし、扉の裏面には前記側板の内側に設けた下穴の高さ方向の寸法と同じ間隔で跳ね上げ金具を取付ける下穴を開けたことを特徴とした。こうすることにより、跳ね上げ式の扉をもつキャビネットの高さを低くする際、扉の上面をカットできるので、把手の位置を変えることなく、下端面の仕上がりが綺麗になる。また、施工者の加工精度に左右されることなく、施工時間も短縮できる。
【0014】
また、請求項4では、請求項3の構造において、側板と同じ高さ、奥行き寸法をもつ不燃材を左右側板のどちらにも設置できるようにし、扉の裏面に設けた跳ね上げ金具を取付ける下穴を不燃材の厚みと同じ寸法の幅で2列に予め設けてあることを特徴とした。こうすることにより、側板は通常通りの木質材料と出来るので、キャビネットの加工、ねじ取り付けが容易に行うことができ、現場での加工がし易くなる。また、不燃材を左右に付け替えることにより、キャビネットのセンターと扉のセンターがずれてしまうが、扉裏面に設けられたもう一方の下穴に扉を付け直すことで、キャビネットのセンターと扉のセンターをあわせることができる。
【発明の実施の形態】
【0015】
以下、発明の実施の形態を図を用いて説明する。
図1に本発明の実施例を示す。キャビネット本体1に扉2が取り付けられている。扉2には把手2aが取り付けられる。扉2は合板やパーチクルボードやMDFといった木質材料で作られる。任意の位置でカット出来るように内部は均一の材料とし、また、厚さも一定とするのがよい。
【0016】
図2は本発明におけるキャビネットの扉2を外した状態を示す図である。キャビネット本体1は左右の側板夫々1a、1b、天板1c、裏板1eから構成される。これらキャビネット本体を構成する部材は合板やパーチクルボードやMDFといった木質材料で作られる。天板1cは締結金具5を介して側板1a、1bに固定されている。裏板1eも締結金具5を介して左右の側板1a、1bに固定されてる。締結金具はドライバーなどを用いて簡単に外すことができるため、天板1cと側板1a、1b、裏板1eと側板1a、1bは簡単にはずすことができる。側板1a、1bと底板1dはだぼやねじ等(図示せず)により固定される。
【0017】
図3は本発明におけるキャビネットの横方向からの断面図を示す図である。側板1bには締結ねじを取り付ける下穴1fが天板1c側から下方向に一定の間隔で開けてある。また、下穴1fは裏板1e側から手前方向にも一定の間隔となっている。これらの下穴fの任意の位置に締結金具5をつけることができる。
【0018】
消防法の規定により、キッチンフードに接するキャビネットの側面は不燃処理する必要がある。本発明においては、図2に示すように、キャビネット本体1とは別に、側面に不燃材4を取り付ける構造とした。不燃材4の高さ、奥行きは側板1a、1bと同じであり、幅は消防法など法規上定められた寸法とする。現状では、幅は9mm以上とすることが多い。キャビネット本体1の間口寸法と不燃材4の幅をあわせた寸法が本発明のキャビネットの呼び寸法となる。不燃材4の木口面は側板1a、1bと同じ縁貼り材を貼っている。図2において不燃材4はキャビネット本体1の左側に取り付けてあるが、キッチンフードが右側に接する場合には、不燃材4はキャビネット本体1の右側に取り付ける。不燃材4の側面は必ずキッチンフードに接するので、側面は化粧なしで生地が露出していても良い。不燃材4をキャビネットに固定する際は、不燃材はねじを保持しにくい材質であるため、不燃材4の側からキャビネット本体1にねじで固定する。また、こうすることでキャビネット内側からねじが見えないので見栄えもよくなる。
【0019】
図3に示すように、天板1cと扉2は跳ね上げ金具3で連結されている。作業者は把手2aを手前に引くことにより扉を開けることができる。扉2は、図2に示す跳ね上げ金具3のぬき穴3aを通し、内側からねじで固定される。跳ね上げ金具3の抜き穴3aは縦方向の一列とし、これら抜き穴3aの間隔は側板1bに開けられた締結ねじを取り付けるための下穴1fの高さ方向の間隔の倍数にしておく。
【0020】
図4に扉2を裏面から見た図を示す。2cは把手を裏面から固定しているねじである。跳ね上げ金具を取り付けるためのねじの下穴が左右両端に開けられているが、左側の下穴列2dと右側の下穴列2eがそれぞれ設けられ、これらの間隔は不燃材4の幅と同じにしてある。下穴列の高さ方向の間隔は側板1bに開けられた締結ねじを取り付ける下穴1fの高さ方向の間隔と同じにする。
【0021】
扉2の上部には断面をL型形状としたエッジ材2bがねじなどにより固定されている。エッジ材2bは扉2の間口寸法と同じ長さがある。エッジ材2bは扉裏面にもまわりこむように断面をU型形状としてもよい。
【0022】
図5に本発明におけるキャビネットの平面図を示す。図5(a)のように、不燃材4を左側につける場合、扉2は下穴列2dを用いて跳ね上げ金具3と固定する。また、図5(b)のように、不燃材4を右側につける場合、扉2は下穴列2eを用いて跳ね上げ金具3と固定する。こうすることで、扉2のセンターと不燃材4を含むキャビネットの間口方向のセンターを合わせることができ、扉を閉じた状態での正面からの見た目を同じにすることができる。
【0023】
図6に本発明に使用する締結金具の例を示す。図6(a)に示すように、締結ねじ5aは側板に開けた下穴1fに固定する。締結ねじ5aの先端はねじを切ってあるので回転させることで着脱ができる。図6(b)に示すように、締結金具本体5は天板1cの両端に取り付けられる。締結ねじ5aにあわせるように締結金具本体5をはめ、締め付けねじ5bをしめると、図6(c)に示すように、天板1cと側板1bを固定することができる。締結金具5は裏板1eの両端にも取り付けられ、同じく側板1a、1bと連結されている。
【0024】
天板と側板および裏板と側板の連結は、この構造に限らず、外せる構造であればよい。もっとも簡単な方法としては図7に示すように側板1bに開けたぬき穴1gを通して外側からねじ1hで天板1cを固定する方法がある。外観を良くするためにねじ1hには化粧キャップ1iを取り付けられるようにしたほうがよい。
【0025】
図8に天井が低い場合などで、キャビネットの高さを低くしなければならないときの作業方法を示す。図8(a)に示すように、まず、扉2を固定しているねじをゆるめて外す。次に連結金具5をゆるめて天板1cを外し、適切な位置の下穴1fに締結ねじをつけ直し、天板1cを付け直す。側板1bが不燃材で出来ていれば締結ねじがしっかりと固定されないことがあるが、本発明では側板1bは木質材料であり、不燃材は別途取り付けるので問題はない。図8(b)に示すようにつけ直した天板1cより上の位置にある側板1bと裏板1eはカットして高さを天板1cに揃える。
【0026】
つぎに扉をカットする。扉2の上端についているエッジ材2bを固定しているねじをゆるめて外す。天板を下げた寸法と同じ寸法で扉2の上側をカットする。カットした面にはエッジ材2bをつけ直す。扉の裏面に開けた下穴2d、2eの高さ方向の間隔は側板1a、bに開けた締結金具をつけるための下穴の高さ方向の間隔と同じにしてあるので加工前のキャビネット上端から同じ距離にある下穴をそれぞれ使用すれば、加工前のキャビネットと同じ取り合いでキャビネットと扉を設置することができる。また、跳ね上げ金具3の抜き穴3aの間隔は扉裏面に設けられた下穴1fの高さ方向の間隔の倍数となっているため、下穴の任意の位置で扉を固定することが出来る。
【0027】
不燃材は側板と同じ高さにカットし、フードが接する側に取り付ける。扉2の裏側の下穴は図5の場合と同じ考えにより、不燃材をつけた側に応じて選択する。キャビネットの高さを低くした場合の断面図が図8(c)である。
【0028】
つぎに、梁がある場合の作業方法を図9に示す。図9(a)に示すように、梁の奥行き寸法に合わせて天板1cをカットする。カットする寸法は下穴1fの奥行き方向の間隔の倍数で設定する。また、梁の高さ寸法に合わせて裏板1eをカットする。カットする寸法は下穴1fの高さ方向の間隔の倍数で設定する。側板1a、1bについては、天板1cのカット位置から垂直方向にカットし、また、裏板1eカット位置から水平方向にカットする。カットした奥側の天板の1jとカットした上側の裏板1kの締結金具をゆるめて外し、それぞれカットした側板の辺にあう位置の下穴に固定する。このようにしてL型に構成された天板1jと裏板1kの部分に梁を通すことになる。
【0029】
【発明の効果】
本発明は上記構成により次の効果を発揮する。
請求項1では、底板と、左右の側板と、裏板と、天板と、前面に扉板を備えるウォールキャビネットにおいて、前記天板を前記側板の上端部より下方に設けられた高さ方向に一定の寸法の間隔で開口された下穴に、前記天板を載置あるいは嵌合せしめる金具を取付け前記天板を固定できることを特徴とした。こうすることにより、天井高が低い場合などでキャビネットの高さを低くする場合に、施工者の加工精度に左右されることなく、精度の高いキャビネットを作ることができ、また、施工時間も短縮することができる。
【0030】
また、請求項2では、請求項1の構造において、前記裏板を前記天板と同じ材質とし、前記側板に開口された下穴を奥部より手前方向にも一定の寸法の間隔とし、前記裏板を嵌合せしめる金具を取付け前記裏板を固定できることを特徴とした。こうすることにより、梁がある場合などで、キャビネットの裏板を加工する場合でも施工者の加工精度に左右されることなく、精度の高いキャビネットを作ることができ、また、施工時間も短縮することができる。
【0031】
また、請求項3では、請求項1または2の構造において、跳ね上げ金具を用いて扉を跳ね上げ式の構造とし、扉の裏面には前記側板の内側に設けた下穴の高さ方向の寸法と同じ間隔で跳ね上げ金具を取付ける下穴を開けたことを特徴とした。こうすることにより、跳ね上げ式の扉をもつキャビネットの高さを低くする際、扉の上面をカットできるので、把手の位置を変えることなく、下端面の仕上がりが綺麗になる。また、施工者の加工精度に左右されることなく、施工時間も短縮できる。
【0032】
また、請求項4では、請求項3の構造において、側板と同じ高さ、奥行き寸法をもつ不燃材を左右側板のどちらにも設置できるようにし、扉の裏面に設けた跳ね上げ金具を取付ける下穴を不燃材の厚みと同じ寸法の幅で2列に予め設けてあることを特徴とした。こうすることにより、側板は通常通りの木質材料と出来るので、キャビネットの加工、ねじ取り付けが容易に行うことができ、現場での加工がし易くなる。また、不燃材を左右に付け替えることにより、キャビネットのセンターと扉のセンターがずれてしまうが、扉裏面に設けられたもう一方の下穴に扉を付け直すことで、キャビネットのセンターと扉のセンターをあわせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す斜視図である。
【図2】本発明の実施例において、扉を外した状態を示す斜視図である。
【図3】本発明の実施例を示す断面図である。
【図4】本発明の実施例において、扉の裏側を示す斜視図である。
【図5】本発明の実施例を示す平面図である。
【図6】本発明の実施例において、着脱可能な金具の例を示す図である。
【図7】本発明の実施例において、着脱可能な金具の別の例を示す図である。
【図8】本発明の実施例において天板を下げた状態を示す断面図である。
【図9】本発明の実施例において梁にあわせてカットした状態を示す断面図である。
【図10】従来の実施例を示す斜視図である。
【図11】従来の実施例を示す断面図である。
【図12】従来の実施例を梁のある壁面に設置した状態を示す図である。
【図13】従来の実施例を梁のある壁面に設置した状態を示す断面図である。
【図14】従来の実施例でウォールキャビネットの設置状態を示す側面図である。
【符号の説明】
1 :キャビネット本体
1a、1b:側板
1c:天板
1d:底板
1e:裏板
1f:下穴
1g:抜き穴
1h:ねじ
1i:化粧キャップ
2 :扉
2a:把手
2b:エッジ材
3 :跳ね上げ金具
3a:跳ね上げ金具の抜き穴
4 :不燃材
5 :締結金具
5b:締結ねじ
6 :キャビネット本体
6b:側板
6c:天板
6d:底板
6e:上部裏板
6f:後部天板
6g:横桟
6h:裏板
7 :扉
7a:把手
8 :梁
9 :ウォールキャビネット
10:デットスペース
Claims (4)
- 底板と、左右の側板と、裏板と、天板と、前面に扉板を備えるウォールキャビネットで、前記天板は、前記側板の上端部より下方に設けられた高さ方向に一定の寸法の間隔で開口された下穴に、前記天板を載置あるいは嵌合せしめる金具を取付け前記天板を固定できることを特徴とするウォールキャビネット。
- 前記裏板を前記天板と同じ材質とし、前記側板に開口された下穴を奥部より手前方向にも一定の寸法の間隔とし、前記裏板を嵌合せしめる金具を取付け前記裏板を固定することを特徴とする請求項1記載のウォールキャビネット。
- 跳ね上げ金具を用いて扉を跳ね上げ式の構造とし、扉の裏面には前記側板の内側に設けた下穴の高さ方向の寸法と同じピッチで跳ね上げ金具を取付ける下穴を開けたことを特徴とする請求項1または2記載のウォールキャビネット。
- 側板と同じ高さ、奥行き寸法をもつ不燃材を左右側板のどちらにも設置できるようにし、扉の裏面に設ける跳ね上げ金具を取付ける下穴を不燃材の厚みと同じ寸法の幅で2列に予め設けてあることを特徴とする請求項3記載のウォールキャビネット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002176870A JP2004016542A (ja) | 2002-06-18 | 2002-06-18 | ウォールキャビネット |
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JP2002176870A JP2004016542A (ja) | 2002-06-18 | 2002-06-18 | ウォールキャビネット |
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ID=31175060
Family Applications (1)
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Country | Link |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2008089530A1 (en) | 2007-01-24 | 2008-07-31 | Elfusa Geral De Eletrofusão Ltda | Basic refractories composition containing magnesium orthotitanate and calcium titanate, process for its production and uses thereof |
JP2015223470A (ja) * | 2014-05-30 | 2015-12-14 | アクシス株式会社 | 壁付け収納家具の組立て据付け方法 |
CN106377117A (zh) * | 2016-08-31 | 2017-02-08 | 沈奕荣 | 一种不规则斜角中岛结构加工方法 |
-
2002
- 2002-06-18 JP JP2002176870A patent/JP2004016542A/ja active Pending
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