JP4011206B2 - 和室開口部造作材およびその取付構造 - Google Patents

和室開口部造作材およびその取付構造 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、工業化住宅等に適用される敷居や鴨居などの和室開口部造作材およびその取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】
工業化住宅の和室は、基本的に大壁構造であり、従来工法の多くに見られる真壁構造ではない。また、それに使用される造作材は、檜や杉と言った伝統的な天然材が使用されている。
工業化住宅において、伝統的な和室の造作を行う場合は、付柱を用いて真壁構造のように演出した造作を行う必要がある。しかし、その施工方法は、隠し釘や接着剤を使用した施工が中心となり、後の補修、交換等のメンテナンスに対応し難い面がある。
また、敷居においては、敷居溝に貼付けられている樹脂製の滑りが、木材との伸縮率の違いにより、浮き上がったり、剥がれることが発生したり、天然素材であるがために、長年の使用において、木目に沿って敷居の角や端面に割れや欠けが生じてしまうことがある。
さらに、木材資源の減少により、造作材として使用する天然材の入手は困難となりつつある。天然材を組み合わせて使用する場合も、木目や色柄の違いが問題になる。
【0003】
この発明の目的は、このような課題を解消し、木目や色柄の違いが少なく、長期の使用による角や端面への割れや欠けの発生を抑えることができ、補修・交換などのメンテナスが容易で、また隣接する居室の仕上げに少ない部品数で対応できる和室開口部造作材およびその取付構造を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
この発明の和室開口部造作材は、敷居または鴨居となる造作材であって、引き戸が嵌まる複数または一条の案内溝の成形された部品と案内溝を有しない部品とに、前記案内溝の側縁に沿って分割され、両部品間の分割面は、案内溝形成側の部品が表側に位置する相欠き形状とし、前記両部品を合成樹脂の押出成形品等の樹脂製としたものである。これら樹脂製の部品は、木粉等を混入し、木目柄を模して檜や杉に酷似したものとしても良い。
この構成によれば、樹脂製の造作材としたため、木目柄や色味を安定させることができ、長尺部材の製作も可能となり、天然木の場合に木目に沿って角や端面に生じる割れや欠けを無くすことができる。また、木材では加工できない複雑な断面形状や小さな断面形状部分も成形できる。樹脂製であっても、例えばマイクロカプセル等の芳香剤を混入させて成形すれば、天然木に酷似した香りを付けることもできる。また、この造作材は2部品の組合わせにより敷居や鴨居を構成するので、両部品に複数種のものを準備して自在に組み合わせ可能とすることにより、部品種類数を抑えながら、多くの居室の部位や内装仕上げに合った対応、および戸の枚数や厚みに応じた対応ができる。例えば、隣接する居室の仕上げに、両部品の組み合わせで対応できる。隣接する部屋が、和室と和室、和室と広縁(または廊下)、和室と押入れ、和室と洋室などの各場合にも、両側の居室の仕上げに対応した造作材に、両部品の組み合わせで対応できる。また、2部品の組合わせによる造作材とし、分割面も相欠き形状としたため、建物躯体や下地に対して、嵌合やねじ止めによる取付方法が主となる施工方法で施工できる。そのため、施工の簡略化が図れ、後々の補修や交換などのメンテナンスが容易である。2部品の分割は、案内溝の側縁に沿って行ったため、分割部が目立たない。また、この分割面は、相欠き形状としたため、下側の部品を釘等の固着具で下地材に固定しても、その固着具が上側の部品で隠される。この相欠き形状は、案内溝形成側の部品が表側に位置する形状としたため、幅狭側の部品となる案内溝非形成側の部品に設ける場合と異なり、前記の固着具で固着可能な幅が十分に確保できる。案内溝は片方の部品に全て設けるので、両部品の取付誤差で引き戸の案内性が低下することがない。
【0005】
上記構成において、敷居となる造作材である場合に、敷居滑りとなる複数の突条を、前記案内溝内に長手方向に沿って一体に形成しても良い。このように、敷居となる造作材自体に敷居滑りとなる形状部分を一体に形成することにより、敷居滑りの浮きや剥がれが防止できる。
また、鴨居となる造作材において、案内溝形成側の部品は、壁面に沿って立ち上がる立ち上がり縁を有し、この立ち上がり縁は裏面に取付部品係止部を有し、この取付部品係止部は、前記壁面に取付けられた取付用部品の係止爪に弾性的に係止させても良い。この構成の場合、案内溝形成側の部品を、壁面に取付けられた取付用部品へ弾性的に係止させることにより簡単に取付けることができる。取付用部品は案内溝形成側の部品の立ち上がり縁によって覆われるので、外観美が損なわれることもない。
【0006】
この発明の請求項4記載の造作材取付構造は、上記構成の鴨居となる造作材を用いたものであって、案内溝形成側の部品の立ち上がり縁の上側に沿って化粧用縁材を前記壁面に配置し、前記壁面に設置されて前記化粧用縁材を取付ける取付用部品を、前記案内溝形成側の部品を係止する取付用部品と共通のものとしている。
この構成によれば、鴨居の上の壁面を覆う化粧用縁材を、少ない部品により容易に取り付けることができる。
【0007】
上記構成において、前記取付用部品は、前記案内溝形成側の部品の立ち上がり縁の裏側に位置して壁面に固着具で固定される壁面固定部と、この壁面固定部から突出して前記立ち上がり縁の裏面の取付部品係止部に係合する係止爪と、前記壁面固定部から屈曲部を介して上方に延びて前記化粧用縁材の上部を取付ける化粧用縁材上部取付部とを有し、前記屈曲部と前記係止爪とで、化粧用縁材の下部と前記立ち上がり縁の上縁部とを重なり状態で挟み込むようにしても良い。この構成の場合、一つの取付用部品により、案内溝形成側の部品と化粧用縁材とを簡単かつ堅固に、鴨居の上の壁面に取付けることができる。
【0008】
また、上記の敷居となる造作材において、案内溝形成側の部品は、壁面に沿って立ち下がる立ち下がり縁を有し、この立ち下がり縁は裏面に取付部品係止部を有し、この取付部品係止部は、前記壁面に取付けられた取付用部品の係止爪に弾性的に係止させても良い。この構成の場合、案内溝形成側の部品を、壁面に取付けられた取付用部品へ弾性的に係止させることにより簡単に取付けることができる。取付用部品は案内溝形成側の部品の立ち上がり縁によって覆われるので、外観美が損なわれることもない。
【0009】
この発明の請求項7記載の和室開口部造作材は、縦枠材となる造作材であって、引き戸が嵌まるしゃくり部の側縁に沿って二つの部品に分割し、両部品間の分割面は、前記しゃくり部の底面形成側の部品が表側に位置する相欠き形状とし、前記しゃくり部底面の形成側の部品は、前縁から側方に張出して壁面の開口縁を覆う側方張出部を有し、前記両部品を樹脂製としたものである。
この構成によれば、2部品の組合わせにより縦部材となる造作材を構成できるので、補修・交換などのメンテナンスが容易である。また、樹脂製であるため、両部品間に木目や色柄の違いが生じないようにでき、長期の使用による角や端面への割れや欠けの発生も抑えることができる。さらに、分割部がしゃくり部の側縁であるため、分割部が目立たない。
【0010】
この発明の請求項8記載の造作材取付構造は、前記壁面が、下地桟および面材で構成される壁パネルで形成されるものとし、上記縦枠材となる造作材と並べて樹脂製の付柱を設け、上記敷居となる造作材を用い、上記敷居となる造作材の取付構造を用いたものである。
このような壁パネル構造を用いた場合、一般に和室開口まわりの造作材の施工が難しいが、この構成によれば、木目や色柄の違いが少なく、長期の使用による角や端面への割れや欠けの発生を抑えることができ、補修・交換などのメンテナスが容易な和室開口部を簡単に施工できる。
【0011】
【発明の実施の形態】
この発明の一実施形態を図1ないし図15と共に説明する。図1はこの実施形態に係る和室開口部造作材およびその取付構造を適用した和室を示し、図2は図1における押入開口部A2の縦断面図を示す。
図2において、敷居となる造作材1は、引き戸2(図1)が嵌まる2条の案内溝3の成形された部品1Aと、案内溝3を有しない部品1Bとに、一方の案内溝3の側縁に沿って分割されている。両部品1A,1Bは樹脂製であって、その分割面は、案内溝形成側の部品1Aが表側に位置する相欠き形状とされている。案内溝3を有しない部品1Bは、その後端が押入床部分4の前端に押し当てられた状態で床下地面上に配置され、その分割面から貫通するビスなどの軸状の固着具5によって床下地材6に取付けられる。その取付けにおいては、部品1Bの端部を建物のモジュール芯に揃えることにより正しく位置決めができるように、寸法が設定されている。案内溝3の成形された部品1Aは、案内溝3を有しない部品1Bと、押入の前方の薄畳等の畳7とに挟まれた状態で床面上に配置されて位置決めされる。この部品1Aの案内溝3には、溝長手方向に延びる突条からなる複数条の敷居滑り3aが一体に成形されている。
【0012】
このように、上記造作材1は2部品1A,1Bの組合わせにより敷居を構成できるので、補修・交換などのメンテナンスが容易であり、隣接する居室の仕上げにも容易に対応できる。また、樹脂製であるため、両部品間に木目や色柄の違いが生じないように成形でき、長期の使用による角や端面への割れや欠けの発生も抑えることができる。また、案内溝非形成側の部品1Bの固着具5は案内溝形成側の部品1Aで隠れるので、外観美が増す。部品1Aは、その案内溝3を1条だけ有するものであっても、3条以上有するものであっても良い。また、敷居滑り3aは、案内溝3に一体に成形されているので、敷居滑り3aが案内溝3から浮き上がったり剥がれるのを防止できる。
【0013】
鴨居となる造作材11は、引き戸2(図1)が嵌まる2条の案内溝13の成形された部品11Aと、案内溝13を有しない部品11Bとに、一方の案内溝13の側縁に沿って分割されている。この場合も両部品11A,11Bは樹脂製であって、その分割面は、案内溝形成側の部品11Aが表側に位置する相欠き形状とされている。案内溝13を有しない部品11Bは、その分割面から貫通するビスなどの軸状の固着具5によって間仕切パネル15の下地桟16に取付けられる。その取付けにおいても、部品11Bの端部を建物のモジュール芯に揃えることにより正しく位置決めができるように、寸法が設定されている。案内溝13の成形された部品11Aは、壁面となる間仕切パネル15の面材17に沿って立ち上がる立ち上がり縁14を有する。この立ち上がり縁14は裏面に取付部品係止部14aを有する。取付部品係止部14aは、部品11Aの全長に沿って延びる突片からなり、先端が下側に突出した鉤形の断面形状とされている。また、上記間仕切パネル15の面材17には、係止爪18aを有する板状の取付用部品18がビスなどの固着具5によって取付けられる。係止爪18aは、2個が上下に設けられている。取付用部品18は、アルミの押し出し成形品等の金属製のもの、あるいは硬質樹脂製のものである。この取付用部品18の係止爪18aに取付部品係止部14aを弾性的に係止させることにより、案内溝13を有する上記部品11Aが取付けられる。
【0014】
このように、上記造作材11も2部品11A,11Bの組合わせにより鴨居を構成できるので、補修・交換などのメンテナンスが容易であり、隣接する居室の仕上げにも容易に対応できる。また、樹脂製であるため、両部品間に木目や色柄の違いが生じないように成形でき、長期の使用による角や端面への割れや欠けの発生も抑えることができる。この場合も、案内溝非形成側の部品11Bの固着具5が案内溝形成側の部品11Aで隠れるので、外観美が増す。また、案内溝形成側の部品11Aは、壁面に取付けられた取付用部品18へ弾性的に係止させることにより簡単に取付けできるので、施工が容易になる。部品11Aは、その案内溝13を1条だけ有するものであっても、3条以上有するものでも良い。
【0015】
図3は図1における鴨居から欄間敷居にわたる部分A3の縦断面図を示す。
図3において、間仕切パネル15の面材17からなる壁面には、鴨居となる造作材11の案内溝形成側の部品11Bの立ち上がり縁14の上側に沿って、長押となる化粧用縁材19が配置される。この化粧用縁材19は樹脂製のものであり、上記造作材11の部品11の取付部品係止部14aが係止する取付用部品18を共通の取付用部品として壁面に取付けられる。すなわち、取付用部品18には、固着具5により壁面に固定される壁面固定部18bとは別に、この壁面固定部18bから屈曲部18cを介して上方に延びて化粧用縁材19の上部を取付ける化粧用縁材上部取付部18dを有する。その化粧用縁材上部取付部18dに、化粧用縁材19の上部がビスなどの固着具5によって取付けられる。また、取付用部品18の係止爪18aは壁面固定部18bから突出させてあり、その係止爪18aと屈曲部18cとで、化粧用縁材19の下部と部品11Aの立ち上がり縁14の上縁部とが重なり状態で挟み込まれる。
【0016】
このように、鴨居の上側の壁面に配置する化粧用縁材19を、鴨居となる造作材11の部品11Aと共通の取付用部品18を介して壁面に取付けるので、化粧用縁材19を少ない部品により容易に取付けることができる。また、取付用部品18は造作材11の部品11Aと化粧用縁材19とにより完全に隠れるので、外観美を損なうことはない。
【0017】
図3に示すように、欄間敷居となる造作材21も、引き戸22(図1)の嵌まる案内溝3が成形された部品21Aと、案内溝3を有しない部品21Bとに、案内溝3の側縁に沿って分割され、両部品21A,21Bは樹脂製とされている。案内溝3に敷居滑り3aが一体に形成されていることは、図2における造作材1と同じである。また、両部品間の分割面は、案内溝形成側の部品21Aが表側に位置する相欠き形状とされている。この場合、案内溝形成側の部品21Aは、壁面となる間仕切パネル15の面材17に沿って立ち下がる立ち上がり縁24を有する。この立ち下がり縁24は裏面に取付部品係止部24aを有する。また、上記間仕切パネル15の下地桟16には、係止爪28aを有する取付用部品28がビスなどの固着具5によって取付けられる。この取付用部品28の係止爪28aに取付部品係止部24aを弾性的に係止させることにより、案内溝3を有する上記部品21Aが取付けられる。案内溝3を有しない部品21Bは、欄間床部材29と案内溝形成側の部品21Aとに挟まれて位置決めされる。
【0018】
この造作材21の場合も、2部品21A,21Bの組合わせにより欄間敷居を構成できるので、補修・交換などのメンテナンスが容易である。また、樹脂製であるため、両部品間に木目や色柄の違いが生じないようにでき、長期の使用による角や端面への割れや欠けの発生も抑えることができる。この場合も、案内溝形成側の部品21Aを、壁面に取付けられた取付用部品28へ弾性的に係止させることにより簡単に取付けできるので、施工が容易になる。
【0019】
図4は、図1における欄間開口部A4の縦断面図を示す。
図4において、欄間鴨居となる造作材31も、引き戸22(図1)が嵌まる案内溝13の成形された部品31Aと、案内溝13を有しない部品31Bとに、一方の案内溝13の側縁に沿って分割されている。また、両部品間の分割面は、案内溝形成側の部品31Aが表側に位置する相欠き形状とされ、両部品31A,31Bは樹脂製とされている。案内溝形成側の部品31Aが立ち上がり縁14を有し、その立ち上がり縁14を壁面に接地された取付用部品38の係止爪38aへ弾性的に係止させることは、図3の部品11Aと同じである。この場合も、立ち上がり縁14の上側に沿って化粧用縁材39が配置される。この化粧用縁材39は、その裏面に有する取付部品係止部39aを、壁面にビスなどの固着具5で取付けられる取付用部品40の係止爪40aに弾性的に係止することによって壁面に取付けられる。取付用部品40の上端には、天井32に沿わせるガイドとなる折返し部40bが形成されている。
【0020】
図5は図1における押入開口部A5の水平断面図を示す。
図5において、縦枠材となる造作材41は、引き戸2(図1)が嵌まるしゃくり部42の側縁に沿って二つの部品41A,41Bに分割し、両部品間の分割面は、上記しゃくり部42の底面形成側の部品41Aが表側に位置する相欠き形状とされている。また、しゃくり部底面の形成側の部品41Aは、前縁から側方に張出して壁面の開口縁を覆う側方張出部44を有する。また、両部品41A,41Bは樹脂製とされている。壁面は、下地桟46および面材47で構成される壁パネル45からなる。しゃくり部非形成側の部品41Bは、その分割面から貫通するビスなどの固着具5により壁パネル45の端部の下地桟46に取付けられる。その取付けにおいても、部品41Bの端部を建物のモジュール芯に揃えることにより正しく位置決めができるように、寸法が設定されている。しゃくり部形成側の部品41Aは、その裏面に取付部品係止部41Aaを有し、その取付部品係止部41Aaを、壁パネル45の端部の下地桟46にビスなどの固着具5で固定した取付用部品48の係止爪48aに弾性的に係止させることにより取付けられる。
【0021】
縦枠材となる上記造作材41ではしゃくり部42を有するので、施工誤差による引き戸2の反りや倒れなどから縦枠材と引き戸2との間に隙間が発生しても、この隙間が外から見えないように上記しゃくり部42で隠すことができる。
【0022】
押入開口部A5と、壁面との間には、付柱43が配置される。この付柱43は樹脂製のものであり、その裏面に有する取付部品係止部43aを、壁パネル45にビスなどの固着具5で固定される取付用部品49の係止爪49aに弾性的に係止させることにより取付けられる。取付用部品49の壁パネル45への固定においては、その中心を建物のモジュール芯に揃うように行われる。これにより、付柱43を正しく位置決めできる。
【0023】
図6は2つの和室の境界部の縦断面図を示す。敷居となる造作材1は、図2の場合と同様に二部品1A,1Bに分割される。両部品1A,1Bは、隣合う和室の薄畳等の畳7,7に挟まれて位置決めされる。
鴨居となる造作材11も、図3の場合と同様に二部品11A,11Bに分割される。この場合、案内溝形成側の部品11Aだけでなく、案内溝13を有しない部品11Bにも立ち上がり縁14を有する。立ち上がり縁14が、壁面に取付けられた取付用部品18に弾性的に係止されること、および立ち上がり縁14の上側に沿って化粧用縁材19を配置し、その化粧用縁材19を上記部品11A,11Bと共通の取付用部品18に取付けることも図3の場合と同じである。
【0024】
図7(A)は図1における和室と洋室の境界開口部A7aの縦断面図を、図7(B)は図1における和室と洋室の境界壁部A7bの縦断面図をそれぞれ示す。
図7(A)において、敷居となる造作材1は、図2の場合と同様に二部品1A,1Bに分割される。両部品1A,1Bは、洋室のフロア材50と和室の畳7とに挟まれて位置決めされる。
図7(B)において、洋室のフロア材50は、間仕切パネル15の下端の下地桟16下部まで配置される。また、和室側の畳7と間仕切パネル15との間には畳寄せ部材51が介装される。
【0025】
図8は、図1における鴨居から廻り縁にわたる部分A8の縦断面図を示す。
図8において、鴨居となる造作材11が二部品11A,11Bに分割される構造や、その一部品11Aが立ち上がり縁14を有することや、その立ち上がり縁14とその上方に配置される長押となる化粧用縁材19が共通の取付用部品18に取付けられることは、図3の場合と同様である。廻り縁となる化粧用縁材39は、その裏面に有する取付部品係止部40aが、図4の場合と同様に、ビスなどの固着具5により間仕切パネル15の下地桟16に固定される取付用部品40の係止爪39aに弾性的に係止させることにより取付けられる。取付用部品40の上端には、天井に沿わせるガイドとなる折返し部分40bが設けられている。この化粧用縁材39も樹脂製のものとされている。
【0026】
図9は、図1における和室と洋室の境界縦枠部A9の水平断面図を示す。
図9において、縦枠材となる造作材61も、図5の場合とほぼ同様に、戸襖52(図1)の当たり部62の側縁に沿って二つの部品61A,61Bに分割し、両部品61A,61Bの分割面は、上記当たり部62の形成側の部品61Aが表側に位置する相欠き形状とされている。その他の構成は図5の場合と同様である。
【0027】
図10は、図1における付鴨居から長押にわたる部分A10の縦断面図を示す。この付鴨居53および長押54の壁パネル45への取付けには、図2の例と同じ取付用部品18が用いられる。すなわち、取付用部品18は、壁面固定部18bがビスなどの固着具5によって壁パネル45に取付けられ、その壁面固定部18bから突出する係止爪18aに、付鴨居53の裏面に有する取付部品係止部53aが弾性的に係止される。また、取付用部品18は、上記壁面固定部18bから屈曲部18cを介して上方に延びる取付部18dを有し、この取付部18dに長押54の上部がビスなどの固着具5により取付けられる。さらに、取付用部品18の屈曲部18cと係止爪18aとで、長押54の下部と付鴨居53の上縁部とが重なり状態で挟み込まれる。
【0028】
図11は、図1における障子55の上枠側部分A11の縦断面図を示す。この場合のサッシ部鴨居56および長押54の外壁パネル65への取付けにも、図2の例と同じ取付用部品18が用いられる。すなわち、取付用部品18は、壁面固定部18bがビスなどの固定具5によって外壁パネル65に取付けられ、その壁面固定部18bから突出する係止爪18aを有する。サッシ部鴨居56は、壁面に沿って立ち上がる立ち上がり縁57を有し、その立ち上がり縁57の裏面に有する取付部品係止部57aが上記取付用部品18の係止爪18aに弾性的に係止される。また、取付用部品18は、上記壁面固定部18bから屈曲部18cを介して上方に延びる取付部18dを有し、この取付部18dに長押54の上部がビスなどの固着具5により取付けられる。さらに、取付用部品18の屈曲部18cと係止爪18aとで、長押54の下部とサッシ部鴨居56の立ち上がり縁57の上縁部とが重なり状態で挟み込まれる。サッシ部鴨居56は、サッシ枠固定部分まで一体に形成されたものであり、サッシ上枠58Aは、その屋内側端部がサッシ部鴨居56の表面に重ねられて、ビス59により取付けられる。
【0029】
図12は、図1における障子55の下枠側部分A12の縦断面図を示す。この場合のサッシ部敷居66は、壁面に沿って立ち下がる立ち下がり縁67を有し、その立ち下がり縁67の裏面に取付部品係止部67aを有する。この取付部品係止部67aは、外壁パネル65にビスなどの固着具5で取付けられた取付用部品68の係止爪68aに弾性的に係止される。サッシ部敷居66の屋外側端部には、サッシ下枠58Bがビス59により取付けられる。
【0030】
図13は、図1における障子55の縦枠側部分A13の水平断面図を示す。サッシ部縦枠76は、ビスなどの固着具5によって外壁パネル65の下地桟69に取付けられる。サッシ部縦枠76に隣接する付柱43は、図9の場合と同様に、取付用部品49を介して外壁パネル65に取付けられる。すなわち、ビスなどの固着具5により外壁パネル65に固定される取付用部品49には係止爪49aが突出しており、付柱43の裏面に有する取付部品係止部43aが取付用部品49の上記係止爪49aに弾性的に係止される。サッシ縦枠58Cは、上記サッシ部縦枠76の屋外側端部にビス59によって取付けられる。
【0031】
図14は、図1における入隅部A14の水平断面図を示す。この入隅部には、入隅部化粧柱80が取付用部品88を介して取付けられる。すなわち、係止爪88aを有する取付用部品88が、ビスなどの固着具5により間仕切パネル15の下地桟16に取付けられ、入隅部化粧柱80の裏面に有する取付用部品係止部80aが上記取付用部品88の係止爪88aに弾性的に係止される。
【0032】
図15は、片面が戸襖の開口部、他面が引き戸の開口部となった和室の入隅部の水平断面図を示す。
同図において、引き戸の開口部の縦枠材となる造作材91は、図5の場合とほぼ同様に、引き戸が嵌まるしゃくり部92の側縁に沿って二つの部品91A,91Bに分割し、両部品間の分割面は、上記しゃくり部92の底面形成側の部品91Aが表側に位置する相欠き形状とされている。また、しゃくり部底面の形成側の部品91Aの一端部は入隅部化粧柱80の片面を覆う。しゃくり部非形成側の部品91Bは、その分割面から貫通するビスなどの固着具5により壁パネル45の端部の下地桟46に取付けられる。しゃくり部形成側の部品91Aは、その裏面に取付部品係止部91Aaを有し、その取付部品係止部91Aaを、壁パネル45の端部の下地桟46にビスなどの固着具5で固定した取付用部品48の係止爪48aに弾性的に係止させることにより取付けられる。
【0033】
戸襖の開口部の縦枠材となる造作材101は、図9の場合とほぼ同様に、戸襖の当たり部102の側縁に沿って二つの部品101A,101Bに分割し、両部品101A,101Bの分割面は、上記当たり部102の形成側の部品101Aが表側に位置する相欠き形状とされている。当たり部102の形成側の部品101Aの一端部は入隅部化粧柱80の他の片面を覆う。造作材101の取付け構造は、図9の場合と同様である。すなわち、当たり部非形成側の部品101Bは、その分割面から貫通するビスなどの固着具5により壁パネル45の端部の下地桟46に取付けられる。当たり部形成側の部品101Aは、その裏面に取付部品係止部101Aaを有し、その取付部品係止部101Aaを、壁パネル45の端部の下地桟46にビスなどの固着具5で固定した取付用部品48の係止爪48aに弾性的に係止させることにより取付けられる。入隅部化粧柱80の取付構造は図14の場合と同様である。
【0034】
【発明の効果】
この発明の和室開口部造作材は、次の各効果が得られる。
(1) 合成樹脂の成形品であるため、木目や色味のばらつきが少なくなり、長尺部材の一体成形も可能となる。
(2) 木材ではできない複雑な断面や小さな断面部分も成形でき、形状の自由度が高い。特に、下地材や隣接する造作材との取付部や係合部を自由に形成できる。例えば、鴨居とした場合に、壁面に沿って立ち上がる立ち上がり縁を設け、この立ち上がり縁は裏面に取付部品係止部を有し、この取付部品係止部は、前記壁面に取付けられた取付用部品の係止爪に弾性的に係止させるようにすることができる。これにより、取り付けが簡単となる。
(3) 芳香剤を混入させて成形すれば、天然材に酷似した香りを付けることもできる。
(4) 2部品に分割したため、両部品に複数種のものを準備して自在に組み合わせ可能とすることにより、部品種類数を抑えながら、多くの居室の部位や内装に対応できる。
(5) 2部品の分割は、案内溝の側縁に沿って行ったため、分割部が目立たない。
(6) また、この分割面は、相欠き形状としたため、下側の部品を釘等の固着具で下地材に固定しても、その固着具が上側の部品で隠される。
(7) この相欠き形状は、案内溝形成側の部品が表側に位置する形状としたため、幅狭側の部品となる案内溝非形成側の部品に設ける場合と異なり、前記の固着具で固着可能な幅が十分に確保できる。案内溝は片方の部品に全て設けるので、両部品の取付誤差で引き戸の案内性が低下することがない。
(8) 敷居とした場合、天然材で発生し易い角や端面の割れや欠けを削減できる。
(9) 敷居溝に敷居滑りとなる突条を一体に設けた場合は、敷居滑りの浮きや剥がれを防止できる。
(10)造作材の取付に、ねじ固定や嵌合式の取付構造を採用することにより、後々の補修や交換にも容易に対応でき、洋室から和室へのリフォーム対応も可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の和室開口部造作材およびその取付構造を適用した和室を示す斜視図である。
【図2】図1における押入開口部を示す縦断面図である。
【図3】図1における鴨居から欄間敷居にわたる部分を示す縦断面図である。
【図4】図1における欄間開口部を示す縦断面図である。
【図5】図1における押入開口部を示す水平断面図である。
【図6】2つの和室の境界部を示す縦断面図である。
【図7】(A)は図1における和室と洋室の境界開口部を示す縦断面図、(B)は図1における和室と洋室の境界壁部を示す縦断面図である。
【図8】図1における鴨居から廻り縁にわたる部分を示す縦断面図である。
【図9】図1における和室と洋室の境界縦枠部を示す水平断面図である。
【図10】図1における付鴨居から長押にわたる部分を示す縦断面図である。
【図11】図1における障子の上枠側部分を示す縦断面図である。
【図12】図1における障子の下枠側部分を示す縦断面図である。
【図13】図1における障子の縦枠側部分を示す水平断面図である。
【図14】図1における入隅部を示す水平断面図である。
【図15】片面が戸襖の開口部、他面が引き戸の開口部となった和室の入隅部を示す水平断面図である。
【符号の説明】
1…敷居となる造作材 19…化粧用縁材
1A…案内溝の有る部品 21…欄間敷居となる造作材
1B…案内溝のない部品 21A…案内溝の有る部品
3…案内溝 21B…案内溝のない部品
5…固着具 24…立ち上がり縁
11…鴨居となる造作材 24a…取付部品係止部
11A…案内溝の有る部品 28…取付用部品
11B…案内溝のない部品 28a…係止爪
13…案内溝 31…欄間鴨居となる造作材
14…立ち上がり縁 38…取付用部品
14a…取付部品係止部 38a…係止爪
18…取付用部品 41…縦枠材となる造作材
18a…係止爪 41A…しゃくり部の有る部品
18b…壁面固定部 41B…しゃくり部のない部品
18c…屈曲部 42…しゃくり部
18d…化粧用縁材上部取付部

Claims (8)

  1. 敷居または鴨居となる造作材であって、引き戸が嵌まる複数または一条の案内溝の成形された部品と案内溝を有しない部品とに、前記案内溝の側縁に沿って分割され、両部品間の分割面は、案内溝形成側の部品が表側に位置する相欠き形状とし、前記両部品を樹脂製とした和室開口部造作材。
  2. 敷居となる造作材であって、敷居滑りとなる複数の突条を、前記案内溝内に長手方向に沿って一体に形成した請求項1記載の和室開口部造作材。
  3. 鴨居となる造作材であって、案内溝形成側の部品は、壁面に沿って立ち上がる立ち上がり縁を有し、この立ち上がり縁は裏面に取付部品係止部を有し、この取付部品係止部は、前記壁面に取付けられた取付用部品の係止爪に弾性的に係止させる請求項1記載の和室開口部造作材。
  4. 請求項3記載の和室開口部造作材を用いた造作材取付構造であって、案内溝形成側の部品の立ち上がり縁の上側に沿って化粧用縁材を前記壁面に配置し、前記壁面に設置されて前記化粧用縁材を取付ける取付用部品を、前記案内溝形成側の部品を係止する取付用部品と共通のものとした和室開口部造作材の取付構造。
  5. 前記取付用部品は、前記案内溝形成側の部品の立ち上がり縁の裏側に位置して壁面に固着具で固定される壁面固定部と、この壁面固定部から突出して前記立ち上がり縁の裏面の取付部品係止部に係合する係止爪と、前記壁面固定部から屈曲部を介して上方に延びて前記化粧用縁材の上部を取付ける化粧用縁材上部取付部とを有し、前記屈曲部と前記係止爪とで、化粧用縁材の下部と前記立ち上がり縁の上縁部とを重なり状態で挟み込むようにした請求項4記載の和室開口部造作材の取付構造。
  6. 敷居となる造作材であって、案内溝形成側の部品は、壁面に沿って立ち下がる立ち下がり縁を有し、この立ち下がり縁は裏面に取付部品係止部を有し、この取付部品係止部は、前記壁面に取付けられた取付用部品の係止爪に弾性的に係止させる請求項1または請求項2記載の和室開口部造作材。
  7. 縦枠材となる造作材であって、引き戸が嵌まるしゃくり部の側縁に沿って二つの部品に分割し、両部品間の分割面は、前記しゃくり部の底面形成側の部品が表側に位置する相欠き形状とし、前記しゃくり部底面の形成側の部品は、前縁から側方に張出して壁面の開口縁を覆う側方張出部を有し、前記両部品を樹脂製とした和室開口部造作材。
  8. 前記壁面が、下地桟および面材で構成される壁パネルで形成されるものであり、請求項7記載の和室開口部造作材と並べて樹脂製の付柱を設け、請求項6記載の和室開口部造作材を用い、請求項4または請求項5記載の和室開口部造作材の取付構造を用いた和室開口部造作材の取付構造。
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