JP2004014402A - X線装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】X線管内の電子ビームの光軸調整を好適に行うことができるX線装置を提供する。
【解決手段】開放型X線管1内で電子銃11とターゲット13とを結ぶ電子ビームBの光軸周りに、電子ビームBの位置検出に用いられる特異部位としての貫通孔31a〜31dを有する初段アパーチャ25が位置しており、制御部41は、初段アパーチャ25の貫通孔31a〜31dに電子ビームBを照射するように偏向器15を走査制御し、この際における偏向器15の電子ビームBの光軸偏向量と初段アパーチャ25の貫通孔31a〜31dで発生したX線をI・I管2で検出したX線量またはX線画像とに基づいて、電子ビームBの光軸を調整するので、電子ビームBの位置情報を取得することができ、電子ビームBを所望の位置に通すことができ、光軸調整を好適に行うことができる。
【選択図】  図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、工業分野、医療分野などに用いられるX線装置に係り、特に、X線装置に用いられるX線管内の電子ビーム光軸調整の技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、工業分野で使用されているX線装置は、図6に示すように、X線管としての開放型X線管100と、この開放型X線管100から出射されたX線を検出するためのI・I管(イメージ・インテンシファイア)200とを備えているものがある。この開放型X線管100は、電子ビームBを発生する電子銃101と、この電子銃101に対向配置され、電子銃101からの電子ビームBの衝突によりX線を発生するターゲット103と、電子銃101とターゲット103との間に配置され、電子ビームBを偏向する偏向器105と、電子銃101の近傍に設けられ、中央部が開口されたアノード(陽極)107と、ターゲット103の近傍に設けられ、電子ビームBを収束させるための収束コイル109と、ターゲット103の近傍に設けられ、電子ビームBを絞るための絞り孔111が中央に形成されたアパーチャ113とを備えている。
【0003】
理想的には、電子銃101より出射された電子は、ターゲット103に向って加速され、収束コイル109によりターゲット103中心上に収束されるはずである。しかし、実際には、各部品の機械的公差は不可避であるため、機械軸K(電子銃101中心とターゲット103中心とを物理的に結んだ軸)と、電子ビームBの光軸(実際に電子が出射される軸)とが異なり、電子ビームB中心をターゲット103中心に到達させることができないことがある。そこで、これを補正するために、電子銃101とターゲット103との間に偏向器105を配置し、電子ビームBを走査することにより、電子ビームB中心をターゲット103中心に導いている。具体的には、偏向器105により電子ビームBを走査して、I・I管で検出されたターゲット103からのX線出力が最大となるように偏向器105の出力を決定することになる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような構成を有する従来例の場合には、次のような問題がある。
すなわち、従来のX線装置では、ビームラインBL中に複数個(例えば2個)のアパーチャを設ける場合がある。つまり、図7に示すように収束コイル109を二段とし、初段の収束コイル109(電子銃101に近い側の収束コイル)近傍にもアパーチャ(以下「初段アパーチャ115」と呼ぶ。)を挿入することがある。なお、ターゲット103近傍に位置する後段の収束コイル109側に設けられたアパーチャを、後段アパーチャ113と呼ぶ。この場合には、電子ビームBを、初段アパーチャ115の中央の絞り孔117中心に通すとともに、後段アパーチャ113の中央の絞り孔111中心にも通すように光軸調整する必要がある。しかしながら、前述した通り各構成部品には機械的公差があるため、偏向器105、105’により電子ビームBを走査して、I・I管200で検出されたターゲット103からのX線出力が最大となるように偏向器105’の出力を決定したとしても、電子ビームBが必ずしも初段アパーチャ115の絞り孔117の中心C(図7にて2点鎖線で示す)を通っているとは限らないことから、X線出力が最大に調整されているとは限らないという問題がある。
【0005】
この発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、X線管内の電子ビームの光軸調整を好適に行うことができるX線装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この発明は、このような目的を達成するために、次のような構成をとる。
すなわち、請求項1に記載の発明は、(a)電子ビームを発生する電子源と、前記電子源に対向配置され、前記電子源からの電子ビームの衝突によりX線を発生するターゲットと、前記電子源と前記ターゲットとの間に配置され、電子ビームを偏向する偏向手段とを有するX線管と、(b)前記X線管に対向配置され、前記X線管から出射されたX線を検出するためのX線検出手段と、(c)前記X線検出手段で得られたX線検出データに基づいて前記偏向手段を制御する制御手段とを有するX線装置において、(d)前記X線管内で前記電子源と前記ターゲットとを結ぶ電子ビームの光軸周りに位置し、電子ビームの位置検出に用いられる特異部位を有する部材を備え、(e)前記制御手段は、前記部材の特異部位に電子ビームを照射するように前記偏向手段を走査制御し、この際における前記偏向手段の電子ビームの光軸偏向量と前記部材の特異部位で発生したX線を前記X線検出手段で検出したX線量またはX線画像とに基づいて、電子ビームの光軸を調整することを特徴とするものである。
【0007】
(作用・効果)請求項1に記載の発明によれば、X線管内で電子源とターゲットとを結ぶ電子ビームの光軸周りに、電子ビームの位置検出に用いられる特異部位を有する部材が位置しており、制御手段は、この部材の特異部位に電子ビームを照射するように偏向手段を走査制御し、この際における偏向手段の電子ビームの光軸偏向量と部材の特異部位で発生したX線をX線検出手段で検出したX線量またはX線画像とに基づいて、電子ビームの光軸を調整するので、電子ビームの位置情報を取得することができ、電子ビームを目的とする方向に設定する、つまり電子ビームを所望の位置に通すことができ、光軸調整を好適に行うことができる。
【0008】
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のX線装置において、前記部材は、その特異部位がこの特異部位以外の箇所と比べてX線発生量の異なるものであることを特徴とするものである。
【0009】
(作用・効果)請求項2に記載の発明によれば、部材は、その特異部位がこの特異部位以外の箇所と比べてX線発生量の異なるものとしているので、特異部位とそれ以外の箇所に電子ビームを衝突させた際の各X線発生量に差をつけることができ、より高精度に電子ビームの位置情報を取得することができ、より高精度に電子ビームを所望の位置に通すことができ、光軸調整をより好適に行うことができる。
【0010】
また、請求項3に記載の発明は、請求項2に記載のX線装置において、前記部材は、その特異部位が電子ビームの光軸周りの4箇所にそれぞれ設けられ、かつ、これらの特異部位が光軸周りに90度ごとに個別に設けられていることを特徴とするものである。
【0011】
(作用・効果)請求項3に記載の発明によれば、部材は、その特異部位が電子ビームの光軸周りの4箇所にそれぞれ設けられ、かつ、これらの特異部位が光軸周りに90度ごとに個別に設けられている、つまり、互いに直交する二軸の交点から各軸上の所定距離の位置にそれぞれの特異部位が位置しているので、各特異部位に電子ビームを衝突させた際の各X線発生データに基づいて、より正確に電子ビームの位置情報を取得することができ、より正確に電子ビームを所望の位置に通すことができ、光軸調整をより好適に行うことができる。
【0012】
また、請求項4に記載の発明は、請求項2または請求項3に記載のX線装置において、前記部材は、その特異部位がこの特異部位以外の箇所と比べて材質または肉厚の異なるものとしていることを特徴とするである。
【0013】
(作用・効果)請求項4に記載の発明によれば、部材は、その特異部位がこの特異部位以外の箇所と比べて材質または肉厚の異なるものとしているので、特異部位とそれ以外の箇所に電子ビームを衝突させた際の各X線発生量に差をつけることができ、高精度に電子ビームの位置情報を取得することができ、高精度に電子ビームを所望の位置に通すことができ、光軸調整を好適に行うことができる。
【0014】
また、請求項5に記載の発明は、請求項1から請求項4のいずれかに記載のX線装置において、前記部材は、その中央に電子ビームを絞るための絞り孔を有し、かつ、前記絞り孔の周囲に前記特異部位としての貫通孔が開けられたアパーチャとすることを特徴とするものである。
【0015】
(作用・効果)請求項5に記載の発明によれば、部材は、その中央に電子ビームを絞るための絞り孔を有し、かつ、この絞り孔の周囲に特異部位としての貫通孔が開けられたアパーチャとしているので、特異部位を有する部材をアパーチャとは別途に設ける必要が無いし、特異部位としての貫通孔辺りに電子ビームを衝突させることで発生したX線を、貫通孔を通過させてX線検出手段に到達させることができ、つまり、アパーチャに吸収されて減衰することが可及的に低減されており、高精度に電子ビームの位置情報を取得することができ、電子ビームをアパーチャの絞り孔の中心を通過する方向に設定することができ、つまり電子ビームをアパーチャの絞り孔の中心位置に通すことができ、光軸調整を好適に行うことができる。
【0016】
なお、本明細書は、次のようなX線管の光軸調整方法および電子ビーム装置も開示している。
【0017】
(1)電子ビームを発生する電子源と、前記電子源に対向配置され、前記電子源からの電子ビームの衝突によりX線を発生するターゲットと、前記電子源と前記ターゲットとの間に配置され、電子ビームを偏向する偏向手段とを有するX線管の光軸調整方法において、
前記X線管内で前記電子源と前記ターゲットとを結ぶ電子ビームの光軸周りに位置する、電子ビームの位置検出に用いられる特異部位を有する部材に、電子ビームを照射するように前記偏向手段を走査制御するビーム走査過程と、
前記ビーム走査過程の際における前記偏向手段の電子ビームの光軸偏向量と前記部材の特異部位で発生したX線を、前記X線管に対向配置され、前記X線管から出射されたX線を検出するためのX線検出手段で検出したX線量またはX線画像とに基づいて、電子ビームの光軸を調整する光軸調整過程と
を備えることを特徴とするX線管の光軸調整方法。
【0018】
前記(1)に記載のX線管の光軸調整方法によれば、ビーム走査過程は、X線管内で電子源とターゲットとを結ぶ電子ビームの光軸周りに位置する、電子ビームの位置検出に用いられる特異部位を有する部材に、電子ビームを照射するように偏向手段を走査制御し、光軸調整過程は、ビーム走査過程の際における偏向手段の電子ビームの光軸偏向量と部材の特異部位で発生したX線をX線検出手段で検出したX線量またはX線画像とに基づいて、電子ビームの光軸を調整するので、電子ビームの位置情報を取得することができ、電子ビームを目的とする方向に設定する、つまり電子ビームを所望の位置に通すことができ、光軸調整を好適に行うことができる。
【0019】
(2)電子ビームを発生する電子源と、前記電子源に対向配置され、前記電子源からの電子ビームを出射させる出射口と、前記電子源と前記出射口との間に配置され、電子ビームを偏向する偏向手段とを有する本体部を備え、前記本体部から被対象物に電子ビームを照射する電子ビーム装置において、
(a)前記本体部に対向配置され、前記電子源からの電子ビームが前記本体部内の所定箇所に照射されたことに起因して発生したX線を検出するためのX線検出手段と、
(b)前記X線検出手段で得られたX線検出データに基づいて前記偏向手段を制御する制御手段と、
(c)前記本体部内で前記電子源と前記出射口とを結ぶ電子ビームの光軸周りに位置し、電子ビームの位置検出に用いられる特異部位を有する部材と
を備え、
(d)前記制御手段は、前記部材の特異部位に電子ビームを照射するように前記偏向手段を走査制御し、この際における前記偏向手段の電子ビームの光軸偏向量と前記部材の特異部位で発生したX線を前記X線検出手段で検出したX線量またはX線画像とに基づいて、電子ビームの光軸を調整することを特徴とする電子ビーム装置。
【0020】
前記(2)に記載の電子ビーム装置によれば、本体内で電子源と出射口とを結ぶ電子ビームの光軸周りに、電子ビームの位置検出に用いられる特異部位を有する部材が位置しており、制御手段は、この部材の特異部位に電子ビームを照射するように偏向手段を走査制御し、この際における偏向手段の電子ビームの光軸偏向量と部材の特異部位で発生したX線をX線検出手段で検出したX線量またはX線画像とに基づいて、電子ビームの光軸を調整するので、電子ビームの位置情報を取得することができ、電子ビームを目的とする方向に設定する、つまり電子ビームを所望の位置に通すことができ、光軸調整を好適に行うことができる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、この発明のX線装置の一実施例について説明する。図1は実施例に係るX線装置の要部構成を示す概略斜視図、図2は実施例のX線装置の構成を示す概略断面図である。図3(a)は初段アパーチャの貫通孔に電子ビームを照射することでX線が生じることを説明するための模式図であり、図3(b)は初段アパーチャの断面図である。
【0022】
図1,図2に示すように、実施例のX線装置は、X線を発生させる開放型X線管1と、この開放型X線管1から出射されたX線を検出するためのX線検出器、例えばI・I管(イメージ・インテンシファイア)2とを備えている。このX線装置は、対向配置された開放型X線管1とI・I管2との間に、撮影すべき被対象物(例えば電子部品など)を位置させ、開放型X線管1から出射されて被対象物を透過したX線をI・I管2で検出することで、被対象物のX線透過画像を取得するものである。以下、実施例装置の各部構成を具体的に説明する。
【0023】
この開放型X線管1は、電子ビームBを発生する電子銃11と、この電子銃11に対向配置され、電子銃11からの電子ビームBの衝突によりX線を発生するターゲット13と、電子銃11とターゲット13との間に配置され、電子ビームBを偏向する複数個(例えば4個)の偏向器15と、電子銃11の近傍に設けられ、中央部が開口されたアノード(陽極)17と、ビームラインBLの例えば中程に設けられ、電子ビームBを収束させるための初段収束コイル19と、ターゲット13の近傍に設けられ、電子ビームBを収束させるための後段収束コイル21と、初段収束コイル19の近傍に設けられ、電子ビームBを絞るための絞り孔23が中央に形成された初段アパーチャ25と、ターゲット13の近傍に設けられ、電子ビームBを絞るための絞り孔27が中央に形成された後段アパーチャ29とを備えている。
【0024】
初段アパーチャ25は、その周方向に4個の貫通孔31a〜31dがそれぞれ個別に設けられている。これらの4個の貫通孔31a〜31dは、絞り孔23の周りに90度ごとに個別に設けられている。図1に示すように、絞り孔23の中心が、互いに直交する2軸(x軸,y軸)の交点(原点)であるとすると、y軸上で原点から等距離にある各位置に貫通孔31a,31cが形成されており、x軸上で原点から等距離にある各位置に貫通孔31b,31dが形成されている。ここでは便宜上、各貫通孔31a〜31dを原点から等距離に配置しているが、位置関係さえ既知であれば必ずしも等距離である必要はない。
【0025】
図3(b)に示すように、初段アパーチャ25の4個の貫通孔31a〜31dは、その貫通方向がターゲット13の中心に向けるようにして形成された傾斜孔となっている。この傾斜角度は、電子ビームBが貫通孔31a〜31dに衝突することなくターゲット13に直接に到達するのを防止することを目的として設定されており、初段アパーチャ25からターゲット13までの距離と、初段アパーチャ25の絞り孔23から各貫通孔31a〜31dまでの距離などに応じて、好適な任意の値に設定すればよく、この実施例では、初段アパーチャ25の絞り孔23の中心線(図3(b)にて1点鎖線で示す)に対して、例えば10度程度となるようにしている。
【0026】
図1に示すように、この実施例のX線装置は、I・I管2からのX線透過データに基づいて偏向器15を制御する制御部41を備えている。制御部41は、初段アパーチャ25の各貫通孔31a〜31dに電子ビームBを照射するように偏向器15を走査制御し、この際における偏向器15の電子ビームBの光軸偏向量と初段アパーチャ25の各貫通孔31a〜31dで発生したX線をI・I管2で検出したX線量またはX線画像とに基づいて、電子ビームBの光軸を調整する。
【0027】
なお、上述した開放型X線管1が本発明のX線管に相当し、上述したI・I管2が本発明のX線検出手段に相当し、上述した電子銃11が本発明の電子源に相当し、上述した偏向器15が本発明の偏向手段に相当し、上述した制御部41が本発明の制御手段に相当し、上述した初段アパーチャ25が本発明の部材に相当し、上述した各貫通孔31a〜31dが本発明の特異部位に相当する。
【0028】
続いて、前述した構成の実施例装置の開放型X線管1内の電子ビームBの光軸調整について、図4,図5も参照しながら具体的に説明する。図4(a)〜(d)は各貫通孔で発生したX線をI・I管で検出した画像を示す模式図である。図5は電子ビームの光軸を絞り孔中心に位置させる偏向量を求めることを示す模式図である。
【0029】
まず、図1に示すように、制御部41は、初段アパーチャ25の各貫通孔31a〜31dに電子ビームBを照射するように偏向器15を走査制御する。つまり、各貫通孔31a〜31dに順番に電子ビームBを照射していく。
【0030】
具体的には、電子ビームBが初段アパーチャ25の貫通孔31aに照射されると、図3(a)に示すように、電子ビームBを構成する複数個の電子が初段アパーチャ25の貫通孔31a辺りに衝突しX線が発生する。この発生したX線のうちの一部は初段アパーチャ25内を進行することで吸収されてしまうが、残りのX線は貫通孔31aを通ってターゲット13の方に向い、ターゲット13等を透過することでその一部が減衰してI・I管2に到達する(図1参照)。このときI・I管2では、発生したX線が後段アパーチャ29の絞り穴27を通してピンホールカメラの原理により図4(a)に示すような画像G1が検出される。つまり、初段アパーチャ25の貫通孔31aで発生したX線が検出される。制御部41は、I・I管2で検出したX線量またはX線画像に基づいて、電子ビームBが初段アパーチャ25の貫通孔31aに照射されたときの偏向器15の偏向量を記憶する。つまり、制御部41は、I・I管2で検出したX線量が最大となるときまたはX線画像が最適に得られたときの偏向器15の偏向量(x1,y1)を記憶する。
【0031】
次に、電子ビームBが初段アパーチャ25の貫通孔31dに照射されると、前述と同様に、電子ビームBが初段アパーチャ25の貫通孔31d辺りに衝突することでX線が発生し、この発生したX線の一部がI・I管2に到達する。このときI・I管2では、図4(b)に示すような画像G2が検出される。つまり、初段アパーチャ25の貫通孔31dで発生したX線が検出される。制御部41は、I・I管2で検出したX線量またはX線画像に基づいて、電子ビームBが初段アパーチャ25の貫通孔31dに照射されたときの偏向器15の偏向量を記憶する。つまり、制御部41は、I・I管2で検出したX線量が最大となるときまたはX線画像が最適に得られたときの偏向器15の偏向量(x2,y2)を記憶する。
【0032】
次に、電子ビームBが初段アパーチャ25の貫通孔31bに照射されると、前述と同様に、電子ビームBが初段アパーチャ25の貫通孔31b辺りに衝突することでX線が発生し、この発生したX線の一部がI・I管2に到達する。このときI・I管2では、図4(c)に示すような画像G3が検出される。つまり、初段アパーチャ25の貫通孔31bで発生したX線が検出される。制御部41は、I・I管2で検出したX線量またはX線画像に基づいて、電子ビームBが初段アパーチャ25の貫通孔31bに照射されたときの偏向器15の偏向量を記憶する。つまり、制御部41は、I・I管2で検出したX線量が最大となるときまたはX線画像が最適に得られたときの偏向器15の偏向量(x3,y3)を記憶する。
【0033】
次に、電子ビームBが初段アパーチャ25の貫通孔31cに照射されると、前述と同様に、電子ビームBが初段アパーチャ25の貫通孔31c辺りに衝突することでX線が発生し、この発生したX線の一部がI・I管2に到達する。このときI・I管2では、図4(d)に示すような画像G4が検出される。つまり、初段アパーチャ25の貫通孔31cで発生したX線が検出される。制御部41は、I・I管2で検出したX線量またはX線画像に基づいて、電子ビームBが初段アパーチャ25の貫通孔31cに照射されたときの偏向器15の偏向量を記憶する。つまり、制御部41は、I・I管2で検出したX線量が最大となるときまたはX線画像が最適に得られたときの偏向器15の偏向量(x4,y4)を記憶する。
【0034】
そして、図5に示すように、制御部41は、前述の画像G1〜G4での各偏向量(x1,y1)〜(x4,y4)に基づいて、電子ビームBが初段アパーチャ25の絞り孔23中心に位置する偏向量(x0,y0)を求める。この偏向量(x0,y0)を偏向器15に与えることで、電子ビームBが初段アパーチャ25の絞り孔23中心に位置することになる。
【0035】
なお、上述したように、初段アパーチャ25の各貫通孔31a〜31dに電子ビームBを照射するように偏向器15を走査制御する過程が本発明におけるビーム走査過程に相当し、このビーム走査過程の際における偏向器15の電子ビームBの光軸偏向量と、初段アパーチャ25の各貫通孔31a〜31dで発生したX線を、I・I管2で検出したX線量またはX線画像とに基づいて、電子ビームBの光軸を調整する過程が本発明における光軸調整過程に相当する。
【0036】
上述したように本実施例装置によれば、開放型X線管1内で電子銃11とターゲット13とを結ぶ電子ビームBの光軸周りに、電子ビームBの位置検出に用いられる特異部位としての貫通孔31a〜31dを有する初段アパーチャ25が位置しており、制御部41は、この初段アパーチャ25の貫通孔31a〜31dに電子ビームBを照射するように偏向器15を走査制御し、この際における偏向器15の電子ビームBの光軸偏向量と初段アパーチャ25の貫通孔31a〜31dで発生したX線をI・I管2で検出したX線量またはX線画像とに基づいて、電子ビームBの光軸を調整するので、電子ビームBの位置情報を取得することができ、電子ビームBを目的とする方向に設定する、つまり電子ビームBを所望の位置に通すことができ、光軸調整を好適に行うことができる。
【0037】
また、初段アパーチャ25は、その貫通孔31a〜31dがこの貫通孔31a〜31d以外の箇所と比べてX線発生量の異なるものとしているので、貫通孔31a〜31dとそれ以外の箇所に電子ビームBを衝突させた際の各X線発生量に差をつけることができ、より高精度に電子ビームBの位置情報を取得することができ、より高精度に電子ビームBを所望の位置に通すことができ、光軸調整をより好適に行うことができる。
【0038】
また、初段アパーチャ25は、その貫通孔31a〜31dが電子ビームBの光軸周りの4箇所にそれぞれ設けられ、かつ、これらの貫通孔31a〜31dが光軸周りに90度ごとに個別に設けられている、つまり、互いに直交する二軸(x軸、y軸)の交点(原点)から各軸上の所定距離の位置にそれぞれの貫通孔31a〜31dが位置しているので、各貫通孔31a〜31dに電子ビームBを衝突させた際の各X線発生データに基づいて、より正確に電子ビームBの位置情報を取得することができ、より正確に電子ビームBを所望の位置に通すことができ、光軸調整をより好適に行うことができる。
【0039】
また、中央に電子ビームBを絞るための絞り孔23を有し、かつ、この絞り孔23の周囲に特異部位としての貫通孔31a〜31dが開けられた初段アパーチャ25としているので、特異部位を有する部材を初段アパーチャ25とは別途に設ける必要が無いし、貫通孔31a〜31d辺りに電子ビームBを衝突させることで発生したX線を、貫通孔31a〜31dを通過させてI・I管2に到達させることができ、つまり、初段アパーチャ25に吸収されて減衰することが可及的に低減されており、高精度に電子ビームBの位置情報を取得することができ、電子ビームBを初段アパーチャ25の絞り孔23の中心を通過する方向に設定することができ、つまり電子ビームBを初段アパーチャ25の絞り孔23の中心位置に通すことができ、光軸調整を好適に行うことができる。
【0040】
この発明は、上記の実施例に限られるものではなく、以下のように変形実施することも可能である。
【0041】
(1)実施例装置では、図1に示すように、初段アパーチャ25に特異部位としての貫通孔31a〜31dを設けているが、初段アパーチャ25の特異部位がこの特異部位以外の箇所と比べて材質または肉厚の異なるものとしてもよい。
【0042】
(2)実施例装置では、図1に示すように、初段アパーチャ25の貫通孔31a〜31dを特異部位としているが、ビームラインBL中に設けられている、ターゲット13以外の部材(初段アパーチャ25であってもよい)の任意の箇所(例えば外終端のネジ部等)を特異部位として採用しても良い。この場合の任意の箇所としては、電子ビームが照射されることで発生したX線がI・I管2で検出できて、電子ビームBの位置検出に用いることができる必要があることは言うまでもない。例えば、ターゲット13以外の部材の外終端のネジ部等に電子ビームBを照射してX線を発生させ、このX線をI・I管2で検出することで、電子ビームBの位置情報を得るようにしてもよい。
【0043】
(3)実施例装置では、初段アパーチャ25に4個の特異部位(貫通孔31a〜31d)を設けているが、初段アパーチャ25の絞り孔23周りに3個の特異部位(貫通孔等)を設けるようにして電子ビームBの位置情報を取得するようにしてもよい。また、逆に特異部位の数を4個より増やし、例えば8個などにしてもよい。
【0044】
(4)実施例装置では、X線検出手段としてI・I管2を採用しているが、フラットパネル型X線検出器、X線CCDカメラ、イメージングプレートなどを採用してもよい。
【0045】
(5)実施例装置は、アパーチャを2個(初段アパーチャ25と後段アパーチャ29の2個)とし、偏向器15を4個としているが、これらを任意の数量としても構わない。
【0046】
(6)実施例装置は、X線装置を一例として説明しているが、この発明は、X線装置に限られるものではなく、例えば、X線マイクロアナライザー(EPMA:Electron Probe Micro−Analysis)や走査型電子顕微鏡(SEM:Scanning Electron Microscope)など各種の電子ビーム装置における電子ビーム光軸調整にも適用することができる。
【0047】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、この発明のX線装置によれば、X線管内で電子源とターゲットとを結ぶ電子ビームの光軸周りに、電子ビームの位置検出に用いられる特異部位を有する部材が位置しており、制御手段は、この部材の特異部位に電子ビームを照射するように偏向手段を走査制御し、この際における偏向手段の電子ビームの光軸偏向量と部材の特異部位で発生したX線をX線検出手段で検出したX線量またはX線画像とに基づいて、電子ビームの光軸を調整するので、電子ビームの位置情報を取得することができ、電子ビームを目的とする方向に設定する、つまり電子ビームを所望の位置に通すことができ、光軸調整を好適に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係るX線装置の要部構成を示す概略斜視図である。
【図2】実施例のX線装置の構成を示す概略断面図である。
【図3】(a)は初段アパーチャの貫通孔に電子ビームを照射することでX線が生じることを説明するための模式図であり、(b)は初段アパーチャの断面図である。
【図4】(a)〜(d)は各貫通孔で発生したX線をI・I管で検出した画像を示す模式図である。
【図5】電子ビームの光軸を絞り孔中心に位置させる偏向量を求めることを示す模式図である。
【図6】従来のX線装置の構成を示す概略断面図である。
【図7】従来のX線装置で2個のアパーチャを備えている場合の構成を示す概略断面図である。
【符号の説明】
1 … 開放型X線管(X線管)
2 … I・I管(X線検出手段)
11 … 電子銃(電子源)
15 … 偏向器(偏向手段)
25 … 初段アパーチャ(部材)
31a〜31d … 貫通孔(特異部位)
41 … 制御(制御手段)

Claims (5)

  1. (a)電子ビームを発生する電子源と、前記電子源に対向配置され、前記電子源からの電子ビームの衝突によりX線を発生するターゲットと、前記電子源と前記ターゲットとの間に配置され、電子ビームを偏向する偏向手段とを有するX線管と、(b)前記X線管に対向配置され、前記X線管から出射されたX線を検出するためのX線検出手段と、(c)前記X線検出手段で得られたX線検出データに基づいて前記偏向手段を制御する制御手段とを有するX線装置において、(d)前記X線管内で前記電子源と前記ターゲットとを結ぶ電子ビームの光軸周りに位置し、電子ビームの位置検出に用いられる特異部位を有する部材を備え、(e)前記制御手段は、前記部材の特異部位に電子ビームを照射するように前記偏向手段を走査制御し、この際における前記偏向手段の電子ビームの光軸偏向量と前記部材の特異部位で発生したX線を前記X線検出手段で検出したX線量またはX線画像とに基づいて、電子ビームの光軸を調整することを特徴とするX線装置。
  2. 請求項1に記載のX線装置において、前記部材は、その特異部位がこの特異部位以外の箇所と比べてX線発生量の異なるものであることを特徴とするX線装置。
  3. 請求項2に記載のX線装置において、前記部材は、その特異部位が電子ビームの光軸周りの4箇所にそれぞれ設けられ、かつ、これらの特異部位が光軸周りに90度ごとに個別に設けられていることを特徴とするX線装置。
  4. 請求項2または請求項3に記載のX線装置において、前記部材は、その特異部位がこの特異部位以外の箇所と比べて材質または肉厚の異なるものとしていることを特徴とするX線装置。
  5. 請求項1から請求項4のいずれかに記載のX線装置において、前記部材は、その中央に電子ビームを絞るための絞り孔を有し、かつ、前記絞り孔の周囲に前記特異部位としての貫通孔が開けられたアパーチャとすることを特徴とするX線装置。
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