JP2002110532A - 電子ビーム露光装置及び電子ビームの照射位置ずれを校正する方法 - Google Patents

電子ビーム露光装置及び電子ビームの照射位置ずれを校正する方法

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JP2002110532A JP2000304242A JP2000304242A JP2002110532A JP 2002110532 A JP2002110532 A JP 2002110532A JP 2000304242 A JP2000304242 A JP 2000304242A JP 2000304242 A JP2000304242 A JP 2000304242A JP 2002110532 A JP2002110532 A JP 2002110532A
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Maki Takakuwa
真樹 高桑
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Advantest Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 適切且つ迅速に電子ビームの照射位置ずれの
校正を行う。 【解決手段】 電子ビーム露光装置は、第1の電子ビー
ム及び第2の電子ビームを発生する電子銃と、第1の電
子ビーム及び第2の電子ビームの照射方向に対して実質
的に垂直な方向に第1の幅w1を有する第1のマーク部
材202、及び第2の幅w2を有する第2のマーク部材
204と、第1の電子ビーム及び第2の電子ビームを独
立して偏向する偏向部と、第1の電子ビームが第1のマ
ーク部材202における第1の幅w1を走査する時間
と、第2の電子ビームが第2のマーク部材204におけ
る第2の幅w2を走査する時間とにずれが生じるよう
に、偏向部を制御する制御部と、第1のマーク部材20
2及び第2のマーク部材204において放射又は散乱さ
れた電子を検出する検出部210とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子ビームにより
ウェハにパターンを露光する電子ビーム露光装置及び電
子ビームの照射位置ずれを校正する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電子ビームによりウェハにパター
ンを露光する電子ビーム露光装置が知られている。この
電子ビーム露光装置では、電子ビームを偏向器により偏
向させて電子ビームをウェハの所定の領域に照射する。
電子ビームをウェハの所定の領域に適切に照射するため
に、予め偏向器による電子ビームの照射位置ずれを補正
しておく必要がある。
【0003】図1に従来の電子ビーム露光装置10にお
ける校正用部材12を示す。校正用部材12は、ウェハ
ステージ14上に設けられたマーク部16と、マーク部
16に電子ビームが照射された際におけるマーク部16
から放射又は散乱された電子を検出する検出部18とを
含む。電子ビーム露光装置10は、偏向器20により電
子ビームを偏向させ、電子ビームをマーク部16上に走
査させる。検出部18は、マーク部16に電子ビームが
照射された際にマーク部16から散乱された電子を検出
する。電子ビーム露光装置10は、電子ビームがマーク
部16のエッジを走査されるタイミングから、電子ビー
ムの照射位置ずれを校正する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の電子ビ
ーム露光装置においては、検出部18はマーク部16か
ら散乱された電子を検出するため、複数の偏向器に対す
る電子ビームの照射位置すれを補正するためには、それ
ぞれの偏向器毎に一つずつ校正を行う必要があり、膨大
な時間がかかるという問題が生じている。
【0005】そこで、本発明は、上記の課題を解決する
ことのできる電子ビーム露光装置及び校正用部材を提供
することを目的とする。この目的は特許請求の範囲にお
ける独立項に記載の特徴の組み合わせにより達成され
る。また従属項は本発明の更なる有利な具体例を規定す
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明の第1の形
態によると、電子ビームによりウェハにパターンを露光
する電子ビーム露光装置であって、第1の電子ビーム及
び第2の電子ビームを発生する電子ビーム発生部と、第
1の電子ビーム及び第2の電子ビームの照射方向に対し
て実質的に垂直な方向に第1の幅を有する第1のマーク
部材、及び第2の幅を有する第2のマーク部材と、第1
の電子ビーム及び第2の電子ビームを独立して偏向する
偏向部と、第1の電子ビームによる第1のマーク部材の
走査と、第2の電子ビームによる第2のマーク部材の走
査との少なくとも一部が同時に行われるように、偏向部
を制御する制御部と、第1のマーク部材及び第2のマー
ク部材において散乱された電子を検出する検出部とを備
えることを特徴とする電子ビーム露光装置を提供する。
【0007】第1の電子ビームによる第1のマーク部材
の走査と、第2の電子ビームによる第2のマーク部材の
走査の一方のみが行われる時間が、第1ビームの照射位
置ずれのとり得る最大値と第2ビームの照射位置ずれの
とり得る最大値との和よりも大きくてもよい。第1の幅
と第2の幅とが異なっていてもよく、制御部は、第1の
電子ビーム及び第2の電子ビームがそれぞれ実質的に同
じ速度で第1マーク部材及び第2マーク部材を走査する
ように偏向部を制御してもよい。
【0008】第1の幅と第2の幅とが同じであってもよ
く、制御部は、第1の電子ビーム及び第2の電子ビーム
がそれぞれ異なる速度で第1マーク部材及び第2マーク
部材を走査するように偏向部を制御してもよい。制御部
は、第1の電子ビーム及び第2の電子ビームがそれぞれ
異なる位相で第1マーク部材及び第2マーク部材を走査
するように偏向部を制御してもよい。
【0009】第1の電子ビームの光軸と第2の電子ビー
ムの光軸との間隔と、第1の幅の中心と第2の幅の中心
との間隔とが実質的に等しくてもよい。
【0010】第1のマーク部材は、第1の幅に実質的に
垂直な第3の幅を有してもよく、第2のマーク部材は、
第2の幅に実質的に垂直で、第3の幅と異なる第4の幅
を有してもよく、制御部は、第1の電子ビームが第1の
マーク部材における第3の幅を走査する時間と、第2の
電子ビームが第4のマーク部材における第4の幅を走査
する時間とが異なるように、偏向部を制御してもよい。
【0011】ウェハを載置するウェハステージをさらに
備え、第1のマーク部材及び第2のマーク部材は、ウェ
ハステージにおける、ウェハが載置されるべき位置とは
異なる位置に設けられてもよい。
【0012】電子ビーム露光装置はさらに、第1の電子
ビームの第1のマーク部材への走査と、第2の電子ビー
ムの第2のマーク部への走査とを同時に開始する走査開
始手段を備えてもよい。
【0013】電子ビーム露光装置はさらに、複数の検出
部と、複数の検出部の各々が検出した電子の量を示す検
出信号を合成して出力する合成部とを備えてもよい。
【0014】本発明の第2の形態によると、電子ビーム
によりウェハにパターンを露光する電子ビーム露光装置
における電子ビームの照射位置ずれを校正する方法であ
って、電子ビーム露光装置は、第1の幅を有する第1の
マーク部材と、第2の幅を有する第2のマーク部材とを
有し、第1の幅及び第2の幅に対して実質的に垂直な方
向から第1の電子ビーム及び第2の電子ビームをそれぞ
れ発生するステップと、第1の電子ビーム及び第2の電
子ビームを独立して偏向するステップと、前記第1の電
子ビームによる前記第1のマーク部材の走査と、前記第
2の電子ビームによる前記第2のマーク部材の走査との
少なくとも一部が同時に行われるように、偏向部を制御
するステップと、第1のマーク部材及び第2のマーク部
材において散乱された電子を検出するステップとを備え
ることを特徴とする電子ビームの照射位置ずれを校正す
る方法を提供する。
【0015】第1の電子ビームによる第1のマーク部材
の走査と、第2の電子ビームによる第2のマーク部材の
走査の一方のみが行われる時間が、第1ビームの照射位
置ずれのとり得る最大値と第2ビームの照射位置ずれの
とり得る最大値との和よりも大きくてもよい。第1の幅
と第2の幅とが異なってもよく、制御するステップは、
第1の電子ビーム及び第2の電子ビームをそれぞれ実質
的に同じ速度で第1マーク部材及び第2マーク部材を走
査するように偏向部を制御してもよい。
【0016】第1の幅と第2の幅とが同じで、制御する
ステップは、第1の電子ビーム及び第2の電子ビームが
それぞれ異なる速度で第1マーク部材及び第2マーク部
材を走査するように偏向部を制御してもよい。制御する
ステップは、第1の電子ビーム及び第2の電子ビームが
それぞれ異なる位相で第1マーク部材及び第2マーク部
材を走査するように偏向部を制御してもよい。
【0017】電子ビームの照射位置ずれを校正する方法
は、第1の電子ビームの第1のマーク部材への走査と、
第2の電子ビームの第2のマーク部への走査とを同時に
開始するステップをさらに備えてもよい。
【0018】電子ビームの照射位置ずれを校正する方法
は、検出するステップにおいて検出された電子の量を示
す検出信号から、第1のマーク部材及び第2のマーク部
材から電子が散乱されたタイミングを検出し、タイミン
グに基づいて第1の電子ビームと第2の電子ビームに対
する偏向量をそれぞれ校正するステップをさらに備えて
もよい。
【0019】なお、上記の発明の概要は、本発明の必要
な特徴の全てを列挙したものではなく、これらの特徴群
のサブコンビネーションも又発明となりうる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、発明の実施の形態を通じて
本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲
に係る発明を限定するものではなく、又実施形態の中で
説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手
段に必須であるとは限らない。
【0021】図2は、本発明の第1実施形態に係る電子
ビーム露光装置100の構成を示す。本実施形態におけ
る電子ビーム露光装置100は、電子ビームによりウェ
ハにパターンを露光する。電子ビーム露光装置100
は、電子ビームによりウェハ150に所定の露光処理を
施すための露光部102と、露光部102に含まれる各
構成の動作を制御する制御系160を備える。
【0022】露光部102は、筐体104内部で、複数
の電子ビームを発生し、電子ビームの断面形状を所望に
整形する電子ビーム整形手段110と、複数の電子ビー
ムをウェハ150に照射するか否かを、電子ビーム毎に
独立に切替える照射切替手段130と、ウェハ150に
転写されるパターンの像の向き及びサイズを調整するウ
ェハ用投影系140を含む電子光学系を備える。また、
露光部102は、パターンを露光すべきウェハ150を
載置するウェハステージ152と、ウェハステージ15
2を駆動するウェハステージ駆動部154とを含むステ
ージ系を備える。ウェハステージ152には、電子ビー
ムの照射位置ずれを校正するための校正用マーク部20
0が設けられる。露光部102はさらに、校正用マーク
部200に電子ビームが照射されたときに、校正用マー
ク部200から放射又は散乱される電子を検出する検出
部210を有する。露光部102は、複数の検出部21
0を有してもよい。
【0023】電子ビーム整形手段110は、複数の電子
ビームを発生させる電子銃112と、電子ビームを通過
させることにより、電子ビームの断面形状を整形する複
数の開口部を有する第1整形部材114および第2整形
部材122と、複数の電子ビームを独立に収束し、電子
ビームの焦点を調整する第1多軸電子レンズ116と、
第1整形部材114を通過した複数の電子ビームを独立
に偏向する第1整形偏向部118および第2整形偏向部
120とを有する。
【0024】照射切替手段130は、複数の電子ビーム
を独立に収束し、電子ビームの焦点を調整する第2多軸
電子レンズ132と、複数の電子ビームを、電子ビーム
毎に独立に偏向させることにより、電子ビームをウェハ
150に照射するか否かを、電子ビーム毎に独立に切替
えるブランキング・アパーチャ・アレイ(BAA)デバ
イス134と、電子ビームを通過させる複数の開口部を
含み、BAAデバイス134で偏向された電子ビームを
遮蔽する電子ビーム遮蔽部材136とを有する。
【0025】ウェハ用投影系140は、複数の電子ビー
ムを独立に収束し、電子ビームの照射径を縮小する第3
多軸電子レンズ142と、複数の電子ビームを独立に収
束し、電子ビームの焦点を調整する第4多軸電子レンズ
144と、複数の電子ビームを、ウェハ150の所望の
位置に、電子ビーム毎に独立に偏向する偏向部146
と、ウェハ150に対する対物レンズとして機能し、複
数の電子ビームを独立に収束する第5多軸電子レンズ1
48とを有する。
【0026】制御系160は、統括制御部170及び個
別制御部180を備える。個別制御部180は、電子ビ
ーム制御部182と、多軸電子レンズ制御部184と、
整形偏向制御部186と、BAAデバイス制御部188
と、偏向制御部190と、ウェハステージ制御部192
とを有する。統括制御部170は、例えばワークステー
ションであって、個別制御部180に含まれる各制御部
を統括制御する。
【0027】電子ビーム制御部182は、電子銃112
を制御する。多軸電子レンズ制御部184は、第1多軸
電子レンズ116、第2多軸電子レンズ132、第3多
軸電子レンズ142、第4多軸電子レンズ144および
第5多軸電子レンズ148に供給する電流を制御する。
整形偏向制御部186は、第1整形偏向部118および
第2整形偏向器120を制御する。BAAデバイス制御
部188は、BAAデバイス134に含まれる偏向電極
に印加する電圧を制御する。統括制御部170は、BA
Aデバイス制御部188に複数の電子ビームのウェハス
テージ152への走査を同時に開始させる走査開始手段
をさらに有してもよい。
【0028】偏向制御部190は、偏向部146に含ま
れる複数の偏向器が有する偏向電極に印加する電圧を制
御して、電子ビームがウェハステージ152上を走査す
る速度を設定する。偏向制御部190は、複数の電子ビ
ームが複数のマーク部をそれぞれ走査する時間が異なる
ように、偏向部146を制御する。ウェハステージ制御
部192は、ウェハステージ駆動部154を制御し、ウ
ェハステージ152を所定の位置に移動させる。
【0029】図3は、ウェハステージ152の上面図で
ある。ウェハステージ152上には、ウェハ150と、
電子ビームの偏向量を校正するための校正用マーク部2
00が搭載される。本実施形態において、校正用マーク
部200は、ウェハステージ152における、ウェハ1
50が載置されるべき位置とは異なる位置に設けられ
る。
【0030】このように校正用マーク部200を設ける
ことにより、ウェハステージ152にウェハ150と校
正用マーク部200とを載置した状態で、校正用マーク
部200を用いて電子ビームの照射位置ずれを校正する
ことができる。そして校正後に、ウェハ150が電子ビ
ームを照射可能な位置となるようにウェハステージ15
2を移動させ、ウェハ150に所定のパターンを露光す
ることができる。
【0031】図4は、図3に示した校正用マーク部20
0の上面図である。校正用マーク部200は、基板20
1と、複数の第1マーク部材202(202−1〜20
2−3)と、複数の第2マーク部材204(204−1
〜204−3)と、複数の第3マーク部材206(20
6−1〜206−3)とを有する。第1〜第3マーク部
材202〜206は、電子ビームの照射方向に対して実
質的に垂直な方向に第1の幅w1と、第2の幅w2と、
第3の幅w3とをそれぞれ有する。本実施形態において
は、第1の幅w1と、第2の幅w2と、第3の幅w3は
それぞれ異なり、w1<w2<w3である。
【0032】第1マーク部材202、第2マーク部材2
04及び第3マーク部材206は、第1の幅w1、第2
の幅w2、第3の幅w3にそれぞれ垂直な方向に第4の
幅w4、第5の幅w5、第6の幅w6を有する。本実施
形態においては、第4の幅w4、第5の幅w5、第6の
幅w6はそれぞれ異なり、w4<w5<w6である。
【0033】基板201は電子ビームを反射しにくい材
料で形成され、第1〜第3マーク部材202〜206は
電子ビームを反射する材料で形成されるのが好ましい。
基板201はシリコン基板で形成される。第1〜第3マ
ーク部材202〜206は、基板201と一体に形成さ
れてもよい。他の実施形態においては、基板201は電
子ビームを反射する材料で形成され、第1〜第3マーク
部材202〜206は電子ビームを反射しにくい材料で
形成されてもよい。
【0034】図5は、図4に示す校正用マーク部200
の断面図である。電子ビーム露光装置100は複数の検
出部210と、複数の検出部210が検出した電子の量
を示す検出信号を合成して出力する合成部220とをさ
らに有する。
【0035】図5に示すように、第1〜第3のマーク部
材202〜206は、それぞれ隣接する他のマーク部材
202〜206の幅w1、w2又はw3の中心間の距離
がそれぞれ等しい距離L1となるように配置される。第
1〜第3のマーク部材202〜206は、それぞれ隣接
する他のマーク部材202〜206の中心間の距離L1
が、例えば第5多軸電子レンズ148の各軸間の距離L
2と等しくなるように配置されるのが好ましい。
【0036】図2から図5を参照して、本実施形態に係
る電子ビーム露光装置100の動作を説明する。まず、
校正用マーク部200を用いて電子ビーム露光装置10
0の電子ビームの照射位置ずれを校正する動作を説明す
る。
【0037】統括制御部170は、走査開始手段を制御
して図4及び図5に示した第1のマーク部材202−1
と、第2のマーク部材204−1と、第3のマーク部材
206−1への電子ビームの走査を開始する。
【0038】偏向部146は、電子ビームがそれぞれ第
1のマーク部材202−1の幅w1の中心であって幅w
4の中心となる点、第2のマーク部材204−1の幅w
2の中心であって幅w5の中心となる点、第3のマーク
部材206−1の幅w3の中心であって幅w6の中心と
なる点を照射するように複数の偏向器を偏向する。この
とき、電子ビームは第1のマーク部材202−1、第2
のマーク部材204−1、及び第3のマーク部材206
−1をそれぞれ照射するため、検出部210は電子を検
出する。偏向部146は、第1〜第3のマーク部材20
2−1、204−1、206−1のエッジから走査を開
始してもよく、複数の偏向器を最大量偏向させた位置か
ら走査を開始してもよく、第1〜第3のマーク部材20
2−1、204−1、206−1のエッジから既知の距
離であれば、どの位置から走査を開始してもよい。
【0039】偏向制御部190は、図4に矢印で示した
ように、第1の幅w1、第2の幅w2、第3の幅w3に
平行な方向に電子ビームを偏向し、電子ビームを第1の
マーク部材202−1、第2のマーク部材204−1、
第3のマーク部材206−1に走査させる。偏向制御部
190は、第1のマーク部材202−1を照射する電子
ビームと、第2のマーク部材204−1を照射する電子
ビームと、第3のマーク部材206−1を照射する電子
ビームとがそれぞれ同じ速度でマーク部材202−1〜
206−1を走査するように偏向部146を制御する。
電子ビームが第1のマーク部材202−1、第2のマー
ク部材204−1、第3のマーク部材206−1のエッ
ジを通過すると、検出部210は電子を検出しなくな
る。
【0040】図6は、検出部210により検出された検
出信号を示すチャートである。(a)〜(d)におい
て、縦軸は検出された電子の量を示し、横軸は時間を示
す。(a)は、検出部210により検出された、電子ビ
ームが第1のマーク部材202−1を照射したときに放
射又は散乱された電子の量を示す検出信号である。
(b)は、検出部210により検出された、電子ビーム
が第2のマーク部材204−1を照射したときに放射又
は散乱された電子の量を示す検出信号である。(c)
は、検出部210により検出された、電子ビームが第3
のマーク部材206−1を照射したときに放射又は散乱
された電子の量を示す検出信号である。(d)は、検出
信号(a)〜(c)を合成部220により合成した合成
信号である。合成部220は、合成信号(d)を検出信
号処理部194に出力する。統括制御部170は、検出
信号処理部194から合成信号を受け取る。(e)は、
統括制御部170により合成信号(d)に基づいて算出
され、合成信号(d)の変化点であるショルダ部分に対
応するエッジポイントを示す。基準点から各エッジポイ
ントまでの距離は、実際に操作が開始された位置から各
マーク部材のエッジまでの距離をそれぞれ表す。統括制
御部170は、エッジポイント(e)に基づいて、基準
点から各エッジポイントまでの距離から、第1の幅w
1、第2の幅w2及び第3の幅w3に平行な方向での電
子ビームの照射位置ずれを検出する。そして、偏向制御
部190は、電子ビームを偏向し、電子ビームを走査開
始位置に戻す。また、統括制御部170は、電子ビーム
を第1〜第3のマーク部材202−1、204−1、2
06−1に対して複数回走査し、検出信号を取得しても
よい。
【0041】次に、偏向制御部190は、第4の幅w
4、第5の幅w5、第6の幅w6に平行な方向に電子ビ
ームを偏向し、電子ビームを第1のマーク部材202−
1、第2のマーク部材204−1、第3のマーク部材2
06−1に走査させる。この場合も、偏向制御部190
は、基準点から各エッジポイントまでの距離から、第4
の幅w4、第5の幅w5及び第6の幅w6に平行な方向
での電子ビームの照射位置ずれを検出する。
【0042】統括制御部170は、BAAデバイス制御
部188に含まれる走査開始手段を制御して、図4及び
図5に示した第1のマーク部材202−2と、第2のマ
ーク部材204−2と、第3のマーク部材206−2へ
の電子ビームの走査を開始する。第1のマーク部材20
2−2、第2のマーク部材204−2、及び第3のマー
ク部材206−2に照射する電子ビームの照射位置ずれ
の校正を同様に終えると、統括制御部170は、さらに
第1のマーク部材202−3、第2のマーク部材204
−3、及び第3のマーク部材206−3に照射する電子
ビームの照射位置ずれの校正を行う。
【0043】第1〜第3のマーク部材202〜206の
それぞれ第1の幅w1、第2の幅w2、第3の幅w3、
又は第4の幅w4、第5の幅w5、第6の幅w6は、電
子ビームに照射位置ずれが生じた場合であっても、電子
ビームが第1〜第3のマーク部材202〜206を走査
する時間が異なり、ずれが生じるように十分な差が設け
られることが好ましい。
【0044】以上のように、本実施形態においては、複
数のマーク部材202、204及び206の走査方向に
おいて、複数のマーク部材202、204及び206は
それぞれ異なる幅を有し、電子ビームがエッジを通過す
るタイミングがそれぞれ異なるため、マーク部材20
2、204及び206に対して同時に複数の電子ビーム
を照射し、同時に検出信号を得ることができる。そのた
め、各マーク部材202、204及び206に照射され
る複数の電子ビームの照射位置ずれの校正を同時に効率
よく行うことができる。
【0045】本発明に係る他の実施形態において、校正
用マーク部は、電子ビームの走査方向にそれぞれ等しい
幅を有する複数のマーク部材を有してもよい。偏向制御
部190は、複数のマーク部材を照射する複数の電子ビ
ームがそれぞれ異なる速度でマーク部材を走査するよう
に偏向部146を制御する。この場合も、電子ビームが
複数のマーク部材のエッジを通過するタイミングはそれ
ぞれ異なるため、マーク部材に対して同時に複数の電子
ビームを照射し、同時に検出信号を得ることができる。
そのため、第1の実施形態と同様に、複数のマーク部材
に照射される複数の電子ビームの照射位置ずれの校正を
同時に効率よく行うことができる。
【0046】本発明に係るまた別の実施形態において、
校正用マーク部は、電子ビームの走査方向にそれぞれ等
しい幅を有する複数のマーク部材を有してもよい。偏向
制御部190は、複数のマーク部材を照射する複数の電
子ビームがそれぞれ同じ速度でマーク部材を走査するよ
うに偏向部146を制御してもよい。ここで統括制御部
170は、複数のマーク部材を照射する複数の電子ビー
ムがそれぞれ異なるタイミングで複数のマーク部材を照
射するように電子ビームの走査を開始する。つまり、統
括制御部170は、複数のマーク部材を照射する複数の
電子ビームがそれぞれ異なる位相でマーク部材を走査す
るように偏向制御部190及び偏向部146を制御す
る。この場合も、電子ビームが複数のマーク部材のエッ
ジを通過するタイミングはそれぞれ異なるため、マーク
部材に対して同時に複数の電子ビームを照射し、同時に
検出信号を得ることができる。そのため、第1の実施形
態と同様に、複数のマーク部材に照射される複数の電子
ビームの照射位置ずれの校正を同時に効率よく行うこと
ができる。
【0047】次に、電子ビーム露光装置がウェハ150
に所望のパターンを露光する動作を図1に従って説明す
る。電子銃112は、複数の電子ビームを発生する。電
子銃112において、発生された電子ビームは、第1整
形部材114に照射され、整形される。
【0048】第1多軸電子レンズ116は、矩形に整形
された複数の電子ビームを独立に収束し、第2整形部材
122に対する電子ビームの焦点調整を、電子ビーム毎
に独立に行う。第1整形偏向部118は、矩形に整形さ
れた複数の電子ビームを、電子ビーム毎に独立して、第
2整形部材122に対して所望の位置に偏向する。第2
整形偏向部120は、第1整形偏向部118で偏向され
た複数の電子ビームを、電子ビーム毎に独立に第2整形
部材122に対して略垂直方向に偏向する。矩形形状を
有する複数の開口部を含む第2整形部材122は、各開
口部に照射された矩形の断面形状を有する複数の電子ビ
ームを、ウェハ150に照射されるべき所望の矩形の断
面形状を有する電子ビームにさらに整形する。
【0049】第2多軸電子レンズ132は、複数の電子
ビームを独立に収束して、BAAデバイス134に対す
る電子ビームの焦点調整を、電子ビーム毎に独立に行
う。第2多軸電子レンズ132より焦点調整された電子
ビームは、BAAデバイス134に含まれる複数のアパ
ーチャを通過する。
【0050】BAAデバイス制御部188は、BAAデ
バイス134に形成された、各アパーチャの近傍に設け
られた偏向電極に電圧を印加するか否かを制御する。B
AAデバイス134は、偏向電極に印加される電圧に基
づいて、電子ビームをウェハ150に照射させるか否か
を切替える。
【0051】BAAデバイス134により偏向されない
電子ビームは、第3多軸電子レンズ142により電子ビ
ーム径を縮小されて、電子ビーム遮蔽部材136に含ま
れる開口部を通過する。第4多軸電子レンズ144が、
複数の電子ビームを独立に収束して、偏向部146に対
する電子ビームの焦点調整を、電子ビーム毎に独立に行
い、焦点調整をされた電子ビームは、偏向部146に含
まれる偏向器に入射される。
【0052】偏向制御部190は、偏向部146に含ま
れる複数の偏向器を独立に制御する。偏向部146は、
複数の偏向器に入射される複数の電子ビームを、電子ビ
ーム毎に独立にウェハ150の所望の露光位置に偏向す
る。偏向部146を通過した複数の電子ビームは、第5
多軸電子レンズ148により、ウェハ150に対する焦
点が調整され、校正用部材200に照射される。
【0053】露光処理中、ウェハステージ制御部192
は、一定方向にウェハステージ152を動かす。BAA
デバイス制御部188は露光パターンデータに基づい
て、電子ビームを通過させるアパーチャを定め、各アパ
ーチャに対する電力制御を行う。ウェハ150の移動に
合わせて、電子ビームを通過させるアパーチャを適宜、
変更し、さらに偏向部146により電子ビームを偏向す
ることによりウェハ150に所望の回路パターンを露光
することが可能となる。
【0054】本発明の実施の形態に係る電子ビーム露光
装置100によれば、検出部210が検出した複数のマ
ーク部材から放射又は散乱される電子の検出信号を合成
して出力し、各マーク部材のエッジに対応するエッジポ
イントを検出できるため、複数の電子ビームの照射位置
ずれを同時に校正することができる。そのため、複数の
電子ビームの照射位置ずれを迅速に行うことができる。
【0055】以上、本発明を実施の形態を用いて説明し
たが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範
囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更又
は改良を加えることができることが当業者に明らかであ
る。その様な変更又は改良を加えた形態も本発明の技術
的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から
明らかである。
【0056】
【発明の効果】上記説明から明らかなように、本発明に
よれば電子ビームの照射位置ずれの校正を適切に行うこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 従来の電子ビーム露光装置における校正用部
材を示す断面図である。
【図2】 本発明の第1実施形態に係る電子ビーム露光
装置の構成図である。
【図3】 本発明の第1実施形態に係るウェハステージ
の上面図である。
【図4】 本発明の第1実施形態に係る校正用マーク部
の構成を示す上面図である。
【図5】 本発明の第1実施形態に係る校正用マーク部
の構成を示す断面図である。
【図6】 検出部により検出された検出信号を示すチャ
ートである。
【符号の説明】
100…電子ビーム露光装置、102…露光部、104
…筐体、110…電子ビーム整形手段、112…電子銃
(電子ビーム発生部)、114…第1整形部材、116
…第1多軸電子レンズ、118…第1整形偏向部、12
0…第2整形偏向部、122…第2整形部材、130…
照射切替手段、132…第2多軸電子レンズ、134…
ブランキング・アパーチャ・アレイ(BAA)デバイ
ス、136…電子ビーム遮蔽部材、140…ウェハ用投
影系、142…第3多軸電子レンズ、144…第4多軸
電子レンズ、146…偏向部、148…第5多軸電子レ
ンズ、150…ウェハ、152…ウェハステージ、15
4…ウェハステージ駆動部、160…制御系、170…
統括制御部、180…個別制御部、182…電子ビーム
制御部、184…多軸電子レンズ制御部、186…整形
偏向制御部、188…BAAデバイス制御部、190…
偏向制御部、192…ウェハステージ制御部、194…
検出信号処理部、200…校正用マーク部、202、2
04、206…マーク部材、210…検出部、220…
合成部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01J 37/305 H01L 21/30 541D 541W Fターム(参考) 2H097 AA03 BA10 BB10 CA16 KA01 KA11 KA13 KA15 KA18 KA29 LA10 5C033 GG03 GG05 5C034 BB04 BB07 5F056 AA07 AA33 BA08 BB02 BD03 CB05 CB32 CC01

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子ビームによりウェハにパターンを露
    光する電子ビーム露光装置であって、 第1の電子ビーム及び第2の電子ビームを発生する電子
    ビーム発生部と、 前記第1の電子ビーム及び前記第2の電子ビームの照射
    方向に対して実質的に垂直な方向に第1の幅を有する第
    1のマーク部材、及び第2の幅を有する第2のマーク部
    材と、 前記第1の電子ビーム及び前記第2の電子ビームを独立
    して偏向する偏向部と、 前記第1の電子ビームによる前記第1のマーク部材の走
    査と、前記第2の電子ビームによる前記第2のマーク部
    材の走査との少なくとも一部が同時に行われるように、
    前記偏向部を制御する制御部と、 前記第1のマーク部材及び前記第2のマーク部材におい
    て散乱された電子を検出する検出部とを備えることを特
    徴とする電子ビーム露光装置。
  2. 【請求項2】 前記第1の電子ビームによる前記第1の
    マーク部材の走査と、前記第2の電子ビームによる前記
    第2のマーク部材の走査の一方のみが行われる時間が、
    前記第1ビームの照射位置ずれのとり得る最大値と前記
    第2ビームの照射位置ずれのとり得る最大値との和より
    も大きいことを特徴とする請求項1に記載の電子ビーム
    露光装置。
  3. 【請求項3】 前記第1の幅と前記第2の幅とが異なっ
    ており、前記制御部は、前記第1の電子ビーム及び前記
    第2の電子ビームがそれぞれ実質的に同じ速度で前記第
    1マーク部材及び前記第2マーク部材を走査するように
    前記偏向部を制御することを特徴とする請求項1又は2
    に記載の電子ビーム露光装置。
  4. 【請求項4】 前記第1の幅と前記第2の幅とが同じで
    あって、前記制御部は、前記第1の電子ビーム及び前記
    第2の電子ビームがそれぞれ異なる速度で前記第1マー
    ク部材及び前記第2マーク部材を走査するように前記偏
    向部を制御することを特徴とする請求項1又は2に記載
    の電子ビーム露光装置。
  5. 【請求項5】 前記制御部は、前記第1の電子ビーム及
    び前記第2の電子ビームがそれぞれ異なる位相で前記第
    1マーク部材及び前記第2マーク部材を走査するように
    前記偏向部を制御することを特徴とする請求項1又は2
    に記載の電子ビーム露光装置。
  6. 【請求項6】 前記第1の電子ビームの光軸と前記第2
    の電子ビームの光軸との間隔と、前記第1の幅の中心と
    前記第2の幅の中心との間隔とが実質的に等しいことを
    特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の電子ビー
    ム露光装置。
  7. 【請求項7】 前記第1のマーク部材は、前記第1の幅
    に実質的に垂直な第3の幅を有し、 前記第2のマーク部材は、前記第2の幅に実質的に垂直
    で、前記第3の幅と異なる第4の幅を有し、 前記制御部は、前記第1の電子ビームが前記第1のマー
    ク部材における前記第3の幅を走査する時間と、前記第
    2の電子ビームが前記第4のマーク部材における前記第
    4の幅を走査する時間とが異なるように、前記偏向部を
    制御することを特徴とする請求項1から6のいずれかに
    記載の電子ビーム露光装置。
  8. 【請求項8】 前記ウェハを載置するウェハステージを
    さらに備え、 前記第1のマーク部材及び前記第2のマーク部材は、前
    記ウェハステージにおける、前記ウェハが載置されるべ
    き位置とは異なる位置に設けられることを特徴とする請
    求項1から7のいずれかに記載の電子ビーム露光装置。
  9. 【請求項9】 前記第1の電子ビームの前記第1のマー
    ク部材への走査と、前記第2の電子ビームの前記第2の
    マーク部への走査とを同時に開始する走査開始手段をさ
    らに備えることを特徴とする請求項1から8のいずれか
    に記載の電子ビーム露光装置。
  10. 【請求項10】 複数の前記検出部と、 前記複数の検出部の各々が検出した電子の量を示す検出
    信号を合成して出力する合成部と をさらに備えることを特徴とする請求項1から8のいず
    れかに記載の電子ビーム露光装置。
  11. 【請求項11】 電子ビームによりウェハにパターンを
    露光する電子ビーム露光装置における電子ビームの照射
    位置ずれを校正する方法であって、 前記電子ビーム露光装置は、第1の幅を有する第1のマ
    ーク部材と、第2の幅を有する第2のマーク部材とを有
    し、 前記第1の幅及び前記第2の幅に対して実質的に垂直な
    方向から第1の電子ビーム及び第2の電子ビームをそれ
    ぞれ発生するステップと、 前記第1の電子ビーム及び前記第2の電子ビームを独立
    して偏向するステップと、 前記第1の電子ビームによる前記第1のマーク部材の走
    査と、前記第2の電子ビームによる前記第2のマーク部
    材の走査との少なくとも一部が同時に行われるように、
    前記偏向部を制御するステップと、 前記第1のマーク部材及び前記第2のマーク部材におい
    て散乱された電子を検出するステップとを備えることを
    特徴とする電子ビームの照射位置ずれを校正する方法。
  12. 【請求項12】 前記第1の電子ビームによる前記第1
    のマーク部材の走査と、前記第2の電子ビームによる前
    記第2のマーク部材の走査の一方のみが行われる時間
    が、前記第1ビームの照射位置ずれのとり得る最大値と
    前記第2ビームの照射位置ずれのとり得る最大値との和
    よりも大きいことを特徴とする請求項11に記載の電子
    ビームの照射位置ずれを校正する方法。
  13. 【請求項13】 前記第1の幅と前記第2の幅とが異な
    り、 前記制御するステップは、前記第1の電子ビーム及び前
    記第2の電子ビームをそれぞれ実質的に同じ速度で前記
    第1マーク部材及び前記第2マーク部材を走査するよう
    に前記偏向部を制御することを特徴とする請求項11又
    は12に記載の電子ビームの照射位置ずれを校正する方
    法。
  14. 【請求項14】 前記第1の幅と前記第2の幅とが同じ
    で、 前記制御するステップは、前記第1の電子ビーム及び前
    記第2の電子ビームがそれぞれ異なる速度で前記第1マ
    ーク部材及び前記第2マーク部材を走査するように前記
    偏向部を制御することを特徴とする請求項11又は12
    に記載の電子ビームの照射位置ずれを校正する方法。
  15. 【請求項15】 前記制御するステップは、前記第1の
    電子ビーム及び前記第2の電子ビームがそれぞれ異なる
    位相で前記第1マーク部材及び前記第2マーク部材を走
    査するように前記偏向部を制御することを特徴とする請
    求項11又は12に記載の電子ビームの照射位置ずれを
    校正する方法。
  16. 【請求項16】 前記第1の電子ビームの前記第1のマ
    ーク部材への走査と、前記第2の電子ビームの前記第2
    のマーク部への走査とを同時に開始するステップをさら
    に備えることを特徴とする請求項11から15のいずれ
    かに記載の電子ビームの照射位置ずれを校正する方法。
  17. 【請求項17】 前記検出するステップにおいて検出さ
    れた電子の量を示す検出信号から、前記第1のマーク部
    材及び前記第2のマーク部材から電子が散乱されたタイ
    ミングを検出し、前記タイミングに基づいて前記第1の
    電子ビームと前記第2の電子ビームに対する偏向量をそ
    れぞれ校正するステップをさらに備えることを特徴とす
    る請求項10から14のいずれかに記載の電子ビームの
    照射位置ずれを校正する方法。
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