JP2004013378A - 画像処理システム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】複数の画像要素を含むドキュメントを印刷し、印刷物を生成する画像生成装置1を含んだシステムであって、画像生成装置1が印刷対象となったドキュメント上の画像要素に関連づけられた関連情報について、当該関連情報を参照する参照情報を生成し、生成した参照情報に基づいて、共通識別子と、参照情報ごとに固有の要素識別子とに分けて符号化し、共通識別子を印刷物の所定の位置にコンピュータ読取可能に印刷するとともに、各要素識別子を、対応する画像要素の少なくとも一部に重ね合わせて、コンピュータ読取可能に埋め込み印刷する。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、情報を埋め込んで出力する画像処理装置、および、画像出力後の被画像形成媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、コンピュータの普及に伴い、多くの文書が電子的に作成されている。特にインターネットに代表されるネットワーク技術の発展により、電子文書の多くは、テキスト、イメージ、グラフィックス等、文書を構成する画像要素に、関連する文書、画像、音声、映像などの情報(以下、「関連情報」という)を結び付けるためのリンクを有した、ハイパー文書と呼ばれる形態を採っている。ハイパー文書は、例えばHTMLで記述でき、この場合、リンクは関連情報の格納場所を示すURL(Uniform Resource Locator)を記述することで実現される。このようなハイパー文書は、ブラウザーと呼ばれる情報閲覧ソフトウェアで閲覧することができ、さらにマウス等のポインティングデバイスを用いてリンクを指し示すことで、その画像要素の関連情報へのアクセスが可能となっている。
【0003】
ところで、ハイパー文書は、一般的なプリンタを用いて、ブラウザで閲覧している状態と略同じ体裁で、用紙等の記録媒体上に印刷出力できる。このような紙上への印刷出力は、例えばディスプレイのような電子的な表示媒体で出力する場合に比べて、見易さ、持ち運びのし易さ等に優れているため、一般のオフィス、家庭等でも広く用いられている。
【0004】
ただし、単に印刷出力を行ったのみのハイパー文書では、そのハイパー文書が有する情報のうち見掛け上の情報しか記録されず、リンクについての情報等は直接紙上に出力されないので、ハイパー文書としての性質が失われ、その結果、利用場面が限られてしまう。つまり、印刷されたハイパー文書は、そのままの形では、当該文書の外観を確認する用途程度の使途しかなく、そこに記述されていた関連情報にアクセスしたい場合には、利用者は改めて電子的なハイパー文書にアクセスし、対応する画像要素を探してマウスで指示する、といった手間が必要になる。
【0005】
そこで、このような問題を解消すべく、ハイパー文書を印刷出力する際に、リンクについての情報を、コンピュータ可読な態様で紙上に埋め込んで印刷し、その紙文書を光学的に読み取って関連する電子情報へのアクセスを可能にする技術が従来から提案されている。
【0006】
その一例として、特開平10−228468号公報には、リンクを有するテキストやグラフィックス等の記載情報とそのリンク先の関連情報とを結び付ける参照情報を、文書の所定の領域に2次元的なバーコードで埋め込み、これを印刷出力するシステムが開示されている。このシステムによれば、ユーザがリンク先の関連情報にアクセスする際には、所望の参照情報が埋込まれた位置をサインペン等でマーキングして、スキャナで読み取らせる。するとマーキングした位置が検出され、対応する読み取り画像が解析されて、所望の関連情報にアクセスするようになっている。
【0007】
また、例えば特開平10−289239号公報には、上記システムに対し、マーキング個所が有効であるか否かを判断するための選択無効情報を付与する手段を追加したシステムが開示されている。
【0008】
さらに、特開平11−203381号公報には、HTML文書中のURLを2次元コード化した画像に変換し、この画像を参照部分(該当URLの部分)の直後に挿入して印刷出力するシステムが開示されている。このシステムによれば、ユーザがリンク先の関連情報にアクセスする際には、2次元コード化した画像部分をカメラで読み取り、その2次元コードを解析してURLに変換することで、その関連情報へのアクセスを行うようになっている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の技術では、例えば特開平10−228468号公報に開示されたシステムでは、読み取りの対象となる位置を示すために、サインペンなどでマーキングをするので、文書を汚してしまう上、一度マーキングした紙文書は使用できなくなる。一方、特開平10−289239号公報に開示されたシステムでは、一度マーキングした紙文書もさらに使用できるようにするため、選択無効情報を付与するように改善しているが、紙文書は徐々に汚れて読みにくくなり、人が見るという用途には使用しにくくなる。
【0010】
また、これらの技術では読み取り位置を認識するためにマーキングを利用するので、読み取りの対象となり得る部分(埋込まれている情報)が2つ以上、近接して存在すると、埋込情報が記述できなくなる。すなわち、埋込まれるべき情報の記述領域をなるべく小さくする技術が求められる。
【0011】
さらに特開平11−203381号公報に開示されたシステムでは、2次元コード化した画像の挿入によって元々のHTML文書の体裁(画像要素の描画位置)が崩れてしまう。このため、その体裁が重要となるような文書には適用できない。特に、クリッカブルマップと呼ばれるものなど、1つのイメージの異なる場所に複数のURLが埋め込まれている場合には、このシステムへの適用が困難となる。これは、文書の体裁が崩れると、参照したいURLに対応する2次元コードがどれなのかを、ユーザが推測することができなくなるからである。
【0012】
そこで、特開2001−177712号公報に開示されているように、どのようなハイパー文書であっても、その体裁を崩さずに、関連情報にアクセスするための情報を対応する画像要素に埋め込み、関連情報に即座にアクセスすることを可能とする、画像処理装置および被画像形成媒体も提案されている。
【0013】
この画像処理装置によれば、関連情報を特定するための参照情報が、画像要素に少なくとも一部が重なって埋め込まれるので、その参照情報によって画像の体裁が崩れてしまうことがないか、または大きく体裁が崩れることが防止される。従って、この画像処理装置を用いれば、例えば出力された画像要素またはその近傍領域をのみをスキャンして解析すれば、その画像要素に関連する関連情報へのアクセスを行い得るようになる。
【0014】
しかし、この画像処理装置においても、情報を紙面に埋め込むためには、その情報量に応じた面積の領域が必要である。リンク情報(URL)は基本的に長さの制約がなく、URLを直接埋め込む場合、埋め込み領域のサイズが大きくなる場合があり、2つの埋め込み領域が重なってしまう場合には、どちらか一方の埋め込み処理を諦めざるを得ない事態となる。このような事態をなるべく回避する手段としては、ハイパー文書に含まれる各々のリンク情報(URL)に固定長のID(リンクID)を対応づけ、対応する画像要素に埋め込む技術も開示されている(上記特開2001−177712号公報を参照)。すなわち、URLそのものは、数十〜数百バイトにもなるのに対し、リンクIDを4バイトとすれば約42億個のリンク情報(URL)を管理できるので、その倍である8バイトもあれば実質的に管理できるリンク情報(URL)の数に制限がなくなり、かつ埋込領域のサイズは小さくなって、複数の領域が互いに重なり合ってしまうようなことが避けられる。
【0015】
ところが、既に述べたようにインターネットのホームページ(HTML文書)によっては、リンク情報が極めて接近した状態で付けられ、複数の埋め込み領域が許容値よりも近接してしまう場合がある。
【0016】
つまり、一般に紙媒体に印刷された情報に、その情報に関連する他の情報等を埋込んでおき、後の利用に供しようという場合には、当該埋込まれる情報をなるべく小さい面積で記述できるようにする技術が欠かせない。
【0017】
具体的に上述のように、リンク情報が極めて近接した状態で付されているようなHTML文書に対応するためには、埋め込み領域サイズを小さくするために、より高密度に情報を埋め込む方法が考えられるが、高精細な画像形成装置が必要となり、コストがかかってしまう。
【0018】
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたもので、高精細な画像形成装置を用いることなく、埋め込み領域サイズの縮小を図ることができる、画像処理システムを提供することを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】
本発明のある態様によれば、印刷物を生成する生成装置と、前記印刷物を読み取って処理する処理装置と、センタ側装置と、を含む画像処理システムであって、前記生成装置は、印刷対象となった、複数の画像要素を含むドキュメントの印刷画像を生成し、当該ドキュメント上の画像要素に関連づけられた関連情報を前記処理装置にてアクセス可能にするために、当該関連情報を参照する参照情報を、各参照情報に共通な共通識別子と各参照情報ごとに固有の要素識別子とに分けて符号化し、前記共通識別子を印刷物の所定の位置にコンピュータ読取可能に印刷するとともに、各要素識別子を、対応する画像要素の少なくとも一部に重ね合わせて、コンピュータ読取可能に埋め込み印刷し、前記センタ側装置は、各参照情報ごとに、その参照情報によって参照されるべき関連情報を管理しており、前記処理装置は、印刷物上の共通識別子と、少なくとも一つの要素識別子とを読み取り、前記読み取られた共通識別子と要素識別子とから参照情報を再現し、当該参照情報に関連づけられた関連情報を前記センタ側装置から取得して、当該関連情報を用いて所定の処理を行うことを特徴としている。
【0020】
また、本発明の別の態様によると、複数の画像要素を含むドキュメントを印刷し、印刷物を生成する生成装置であって、印刷対象となったドキュメント上の画像要素に関連づけられた関連情報について、当該関連情報を参照する参照情報を生成し、生成した参照情報に基づいて、共通識別子と、参照情報ごとに固有の要素識別子とに分けて符号化し、前記共通識別子を印刷物の所定の位置にコンピュータ読取可能に印刷するとともに、各要素識別子を、対応する画像要素の少なくとも一部に重ね合わせて、コンピュータ読取可能に埋め込み印刷することを特徴としている。
【0021】
ここで前記印刷対象となったドキュメントは、前記画像要素のレイアウトを規定するレイアウト情報が含まれており、前記共通識別子と、要素識別子との少なくとも一方は、その印刷位置が、当該レイアウト情報に基づいて決定される、こととするのも好ましい。
【0022】
さらに本発明の別の態様では、画像を処理する処理装置であって、参照情報と、参照情報によって参照される関連情報とが関連づけて記録されたセンタ側装置に接続され、印刷物上の共通識別子と、少なくとも一つの要素識別子とを読み取り、前記読み取られた共通識別子と要素識別子とから参照情報を再現し、当該参照情報に関連づけられた関連情報を前記センタ側装置から取得して、当該関連情報を用いて所定の処理を行うこととした。
【0023】
さらに、本発明の別の態様によると、複数の画像要素を含むドキュメントを印刷し、印刷物を生成する方法であって、印刷対象となったドキュメント上の画像要素に関連づけられた関連情報について、当該関連情報を参照する参照情報を生成し、生成した参照情報に基づいて、共通識別子と、参照情報ごとに固有の要素識別子とに分けて符号化し、前記共通識別子を印刷物の所定の位置にコンピュータ読取可能に印刷するとともに、各要素識別子を、対応する画像要素の少なくとも一部に重ね合わせて、コンピュータ読取可能に埋め込み印刷することとした。
【0024】
また、本発明のさらに別の態様によると、複数の画像要素を含むドキュメントを印刷し、印刷物を生成させるプログラムであって、コンピュータに、印刷対象となったドキュメント上の画像要素に関連づけられた関連情報について、当該関連情報を参照する参照情報を生成し、生成した参照情報に基づいて、共通識別子と、参照情報ごとに固有の要素識別子とに分けて符号化し、前記共通識別子を印刷物の所定の位置にコンピュータ読取可能に印刷するとともに、各要素識別子を、対応する画像要素の少なくとも一部に重ね合わせて、コンピュータ読取可能に埋め込み印刷する手順を実行させることとした。
【0025】
さらに、別の態様では、印刷される画像要素のいずれかとの関係において、少なくとも一つの参照情報が印刷された印刷物であって、互いに組み合わせられて前記参照情報を再現する、複数の識別子が埋め込まれ、その一部は、前記関係する画像要素とは関係なく所定の位置に印刷され、他の一部は、前記関係する画像要素と所定の関係を持った位置に印刷されている、こととした。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながら、本発明の実施の形態について説明する。本実施の形態に係る画像処理システムは、図1に示すように、画像生成装置1と、画像処理装置2と、センタ側装置3と、を含んで構成される。これらは互いにネットワークを介して接続されている。このネットワークには、複数のWebサーバが接続されていてもよい。画像生成装置1及び画像処理装置2は、例えばコンピュータと周辺機器との組み合わせ等であり、具体的に画像生成装置1は、CPU11と、記憶部12と、ハードディスク13と、表示部14と、操作部15と、ネットワークI/F(インタフェース)16と、プリンタ17とを含む。また、画像処理装置2は、CPU21と、記憶部22と、ハードディスク23と、表示部24と、操作部25と、ネットワークI/F26と、スキャナ27とを含む。さらにセンタ側装置3は、制御部31と、ストレージ32と、ネットワークI/F33とを含む。
【0027】
画像生成装置1のCPU11は、ハードディスク13に格納されているプログラムに従って動作し、次の処理を行う。すなわちCPU11は、印刷対象として入力されるドキュメントを分析し、当該ドキュメント上の画像要素に関連づけられた関連情報を画像処理装置2にてアクセス可能にするために、当該関連情報を参照する参照情報を発行する。そして各参照情報を、参照情報間で共通な共通識別子と、各参照情報ごとに固有の要素識別子とに分けて符号化し、共通識別子を印刷物の所定の位置にコンピュータ読取可能に印刷させるとともに、各要素識別子を、対応する画像要素の少なくとも一部に重ね合わせて、コンピュータ読取可能に埋め込み印刷させる。このCPU11の具体的処理内容については、後に詳しく述べる。
【0028】
記憶部12は、CPU11のワークメモリとして動作する。ハードディスク13は、コンピュータ読取可能な記録媒体であって、CPU11によって実行されるプログラムを保持している。表示部14は、CPU11から入力される指示に従って情報を表示するディスプレイ等である。操作部15は、マウスやキーボード等であり、CPU11に対して利用者の指示内容を伝達する。ネットワークI/F16は、ネットワークに接続されており、ネットワークを介して受信されるデータをCPU11に出力し、また、CPU11から入力される指示に従ってデータをネットワークを介して送信する。プリンタ17は、CPU11から入力される指示に従って画像を用紙上に印刷する。このプリンタ17は、電子写真方式やインクジェット方式等広く知られた方式によって用紙上に印刷を行う。
【0029】
画像処理装置2のCPU21は、ハードディスク23に格納されたプログラムに従って動作し、スキャナ27にて印刷物上の共通識別子と、少なくとも一つの要素識別子とを読み取り、読み取った共通識別子と要素識別子とから参照情報を再現し、当該参照情報に関連づけられた関連情報をセンタ側装置3から取得して、当該関連情報を用いて所定の処理を行う。このCPU21の具体的な処理の内容についても後に詳しく説明する。
【0030】
記憶部22は、CPU21のワークメモリとして動作する。ハードディスク23は、CPU21によって実行されるプログラムを格納している。表示部24は、CPU21から入力される指示に従って情報を表示するディスプレイ等である。ネットワークI/F26は、ネットワークに接続されており、ネットワークを介して受信されるデータをCPU21に出力し、また、CPU21から入力される指示に従ってデータをネットワークを介して送信する。スキャナ27は、利用者からの指示によって提示された印刷物を光学的に読み取り、そのデータをCPU21に出力する。具体的にこのスキャナ27は、利用者の操作によって、いずれかの共通識別子又は要素識別子を選択的に読み取るハンディタイプのスキャナである。
【0031】
センタ側装置3の制御部31は、プログラムに従って動作しており、ネットワークI/F33により受信された要求に応じて、ストレージ32に参照情報と関連情報とを関連づけて格納する処理を行う。また、この制御部31は、ネットワークI/F33により受信された要求に応じて、指定された参照情報に関連づけてストレージ32に格納されている関連情報を検索して、その検索の結果として得られた関連情報を返信する処理を行う。
【0032】
ストレージ32は、ディスクデバイスであり、参照情報と関連情報とを関連づけて保持している。ネットワークI/F33は、ネットワークに接続されており、ネットワークを介して受信されるデータを制御部31に出力し、また、制御部31から入力される指示に従ってデータをネットワークを介して送信する。
【0033】
ここで、画像生成装置1のCPU11の処理について説明する。CPU11により実行されるプログラムは、具体的には、図2に示すように、画像データ生成部41と、要素識別子生成部42と、共通識別子生成部43と、参照情報生成部44と、埋込制御データ生成部45と、埋込画像形成部46と、参照情報管理部47とを含んで構成されている。
【0034】
なお、画像生成装置1によって印刷されるドキュメントは、例えばHTMLで記述されたハイパー文書であり、テキスト、イメージ、グラフィックス等といった画像要素について、これらのハイパー文書上における描画位置を規定する体裁の情報が含まれているものとする。ここで体裁の情報とは基本的にハイパー文書の「見え方」を規定するものであるが、ハイパー文書の中には、「見え方」を明確に規定せずに、例えば「段落」など、個々の文書要素の論理的な意味づけだけを記述したものもある。このようなハイパー文書に対しては、ブラウザーと呼ばれるプログラム等によって、当該論理的情報を体裁の情報に変換して表示あるいは印刷を行うようになっている。このように、画像要素の体裁は、論理的情報を基に決められるものなので、このような論理的情報も、体裁の情報ということができる。また、このドキュメントには、他のドキュメント等へのリンク情報である関連情報をも含んでいる。例えば、ドキュメントがHTMLで記述されていれば、関連情報は、リンク先となった他のドキュメントの格納場所を示すURLとなる。
【0035】
画像データ生成部41は、印刷の対象となったドキュメントに含まれる体裁情報に基づいて、描画すべき画像要素を配列して画像データを生成する。すなわちそのドキュメントをブラウザー等で表示部14に表示したのと同じ状態で印刷出力ために必要となる画像データを生成して、埋込画像形成部46に出力する。また、この画像データ生成部41は、ドキュメントに含まれる参照情報を抽出して、各参照情報が埋込まれるべき画像データの位置(例えば埋込開始座標(x,y))を求め、この位置の情報と抽出した参照情報とを要素識別子生成部42に出力する。
【0036】
要素識別子生成部42は、画像データ生成部41から入力される各参照情報が埋込まれるべき画像データの位置の情報と、抽出された参照情報との入力を受けて、当該参照情報に固有の識別子を要素識別子として発行して、要素識別子を参照情報生成部44に出力する。また、入力された位置の情報と、要素識別子とを埋込制御データ生成部45に出力する。
【0037】
共通識別子生成部43は、少なくとも1つの要素識別子について共通に割り当てられる識別子を共通識別子として生成する。具体的にこの共通識別子は、画像生成装置1ごとに固有に割り当てられた識別子としてもよいし、印刷物の生成の際に、センタ側装置3に対して固有の識別子を問い合わせ、その固有の識別子の通知を受けて、印刷物ごとに固有の識別子を共通識別子として利用してもよい。共通識別子生成部43は、生成した共通識別子を参照情報生成部44と埋込制御データ生成部45とに出力する。
【0038】
参照情報生成部44は、要素識別子と共通識別子との入力を受けて、所定の方法でこれらを合成して参照情報を生成し、参照情報管理部47に出力する。例えば、共通識別子と要素識別子と結合して参照情報とすることができる。埋込制御データ生成部45は、要素識別子とその要素識別子を埋込印刷すべき位置の情報、並びに共通識別子の入力を受けて、これらを埋込印刷するのに必要な制御の情報を生成する。この制御の情報は例えば、埋め込みデータのコード値(バイナリ)からなる情報である。
【0039】
埋込画像形成部46は、画像データ生成部41にて生成された画像データと、埋込制御データ生成部45が生成した制御の情報とに基づいて、記録媒体上へ印刷出力するための出力データ(ビットマップデータ)を生成して、当該ビットマップデータをプリンタ17に出力して印刷させる。参照情報管理部47は、入力された参照情報と、それに対応する関連情報とをネットワークI/F16を介してセンタ側装置3に送信し、これらを互いに関連づけて記憶するよう要求する。この埋め込み画像の形成技術は、たとえば特開2002−135556号公報に開示されたものとしてもよい。
【0040】
次に、このプログラムを実行するCPU11の動作について、具体的にURLを含んだHTML文書を印刷する場合を例として説明する。CPU11は、印刷の対象となったドキュメントを取得して、図3に示す処理を開始し、画像データ生成部41の処理として、ドキュメントに含まれる体裁情報に基づき、画像データを生成する(S1)。また、CPU11は、ドキュメントに含まれるリンクの情報(「<a href=…」のタグにより設定されたURL)を抽出し、これを関連情報として記憶部12に格納する(S2)。このときCPU11は、そのURLが関連づけられている画像要素(テキストやイメージデータ)が印刷されるべき位置の情報(例えば座標情報)から、要素識別子を埋め込むべき位置の情報を生成し、併せて記憶部12に格納する。
【0041】
CPU11は、要素識別子生成部42及び共通識別子生成部43の処理として、処理S2で抽出した各関連情報に対応する要素識別子と、共通識別子とを生成する(S3)。次にCPU11は、参照情報生成部44の処理として要素識別子と共通識別子とを合成して、各関連情報ごとの参照情報を生成し、記憶部12に格納し(S4)、参照情報管理部47の動作として関連情報と参照情報とを関連づけて登録するようセンタ側装置3に要求する(S5)。
【0042】
CPU11は、さらに、埋込制御データ生成部45の処理として記憶部12に格納されている共通識別子と、要素識別子とを埋込印刷するための制御情報を生成し(S6)、埋込画像形成部46の処理として、処理S6で生成した制御情報に基づいて、処理S1で生成した画像データに情報を埋込んだ埋込画像を形成してプリンタ17に出力し、印刷させ(S7)、処理を終了する。
【0043】
次に本実施の形態に係る画像生成装置1の動作について具体的に、URLを含んだHTML文書を印刷する場合を例として説明する。なお、HTML文書は、操作部15から直接入力を受けたものであってもよいし、ネットワークを介して受信したものであっても構わない。
【0044】
画像生成装置1のCPU11は、印刷対象となったHTML文書に基づいて、そこに含まれる画像要素(テキストやイメージデータなど)をレイアウトした画像データを生成する。また、HTML文書から抽出した関連情報としてのURLと、そのURLが付されていた画像要素の位置の情報とを抽出する。ここで画像要素の位置の情報は、生成した画像データ上の座標情報とすることができ、具体的には用紙幅方向をx軸、これに直交する方向をy軸として、x軸方向の位置とy軸方向の位置とを関連づけた(x,y)座標値で特定できる。
【0045】
次に画像生成装置1のCPU11は、抽出した各関連情報ごとに固有の要素識別子を発行する。この要素識別子は、例えば4バイトのデータとすることができ、抽出した関連情報の順にインクリメントしながら設定すればよい。つまり、具体的にある場合では、入力されたHTML文書から最初に抽出された関連情報について、「00 01 F2 A3」(ここでは16進表記している)の要素識別子を設定し、次に抽出した関連情報については、これをインクリメントして得た「00 01 F2 A4」の要素識別子を設定する。さらにCPU11は、共通識別子として、画像生成装置1に固有に割り当てられた識別子として例えば4バイトのデータ、「00 01 93 89」を設定する。
【0046】
CPU11は、共通識別子と各要素識別子とを合成して、各関連情報に対応する参照情報を生成する。例えば、要素識別子が「00 01 F2 A3」、共通識別子が「00 01 93 89」である場合、これらを結合して、参照情報を「00 01 93 89 00 01 F2 A3」と設定する。そしてCPU11は、各関連情報に、対応する参照情報を関連づけて登録するべき要求をセンタ側装置3に送信する。
【0047】
一方CPU11は、共通識別子を予め定められた位置に埋込むべき指示と、各要素識別子について、それぞれに対応する関連情報が設定されていた画像要素(対応画像要素という)近傍に埋込むべく、対応画像要素の位置の情報に基づいて埋込むべき指示とを生成する。この位置としては例えば対応画像要素の少なくとも一部に重なり合う位置とする。具体的に埋込印刷するための制御の情報は、基本的に埋め込まれるデータのバイナリ値(コード値)から生成される。埋込の対象となるデータは、元となる画像データの2画素につき1ビットずつ埋込まれる。つまり、画像データを構成する各画素の情報に対し、コード値「0」を埋め込む部分(連続する2画素)は「0」,「D」、コード値「1」を埋め込む部分(連続する2画素)は「1」,「D」、といったデータが出力されるようになっている。その他の埋め込み制御データは、ブランクを意味する「B」のデータが出力されるようになっている。本実施の形態では、読み取りエラーに配慮して、埋込まれるデータには、それぞれエラー訂正用コードやその他の制御情報を含んでいるものとする。これらの情報については、広く知られたものをそのまま用いることができるので、詳細な説明を省略する。
【0048】
次にこの制御の情報を用いて実際にデータをコンピュータ可読な態様で埋込んだ埋込画像を形成する処理について図4を参照しながら説明する。例えばプリンタ17がレーザプリンタである場合、CPU11は、レーザプリンタのレーザを駆動する信号を生成することとなる。具体的に画像データの各画素のデータが図4(a)に示すように入力されている場合、レーザ駆動信号の基礎となる三角波(基本三角波)は通常図4(d)に示すように出力される。この基本三角波によって万線スクリーンが生成される。本実施の形態では、このスクリーンを変調してデータを埋込む。具体的には、プリンタ17のレーザ駆動回路に、図5に示すように濃度制御器51と、D/A変換器52と、三角波発生器53と、選択器54と、選択信号生成器55と、比較器56とを設ける。
【0049】
濃度制御器51によって画像データと埋込制御データとに基づき濃度を調整させ、D/A変換器52によって調整された濃度のデータ(デジタル濃度データ)をアナログ電圧に変換する。三角波発生器53は、基本三角波と、基本三角波の2倍の周期を有する第1変調三角波(図4(e))及び、基本三角波の2倍の周期を有し、第1変調三角波に対して逆相となっている第2変調三角波(図4(f))をそれぞれ出力している。選択器54は、選択信号生成器55から入力される選択信号(図4(c))に応じて基本三角波と第1変調三角波と第2変調三角波のうちのいずれかを選択して比較器56に出力する。
【0050】
選択信号生成器55は、埋込の制御データに基づいてどの三角波を選択するかの指示を出力するもので、具体的には埋込の制御データが「B」,「0」及び「0」に続く「D」のときは基本三角波を選択する信号が生成される(図4(c)では、この信号を「0」と表している)。また、埋込の制御データが「1」及び「1」に続く「D」のときは、第1変調三角波あるいは第2変調三角波のうち、そのタイミングで三角波が上に凸となる方を選択する信号が生成される。図4(c)では第1変調三角波を選択する信号を「1」、第2変調三角波を選択する信号を「2」としている。
【0051】
比較器56は、D/A変換器52から入力される入力画像データに対するアナログ電圧と、選択器54から入力される三角波のレベル(アナログ電圧)とを比較して、三角波のレベルが入力画像のアナログ電圧より大きい時に「H」の(すなわち、レーザをオンとする)、小さい時に「L」の(すなわち、レーザをオフとする)信号を出力するものである。プリンタ17は、このレーザをオン又はオフとする指令に基づいて、画素を記録媒体上に描画する。
【0052】
図4では、具体的に埋込の制御データが「0、1、1、0」の4ビットに対応している場合(図4(b))を例として示している。この場合の制御データはブランク(B)を含めて、「B,0,D,B,1,D,B,1,D,B,0,D,B」となる。また図4では、画像データに含まれる画素が一律75%の画素(256階調(最大で「FF」)のうち「BF」となる画素)であるとしている。
【0053】
タイミングAでは、「0」及び「0」に続く「D」が入力される状態であるため、三角波の選択信号は「0」のまま(基本三角波を選択)となる。またタイミングBでは「1」及び「1」に続く「D」が入力され、このタイミングでは、第1変調三角波が上に凸となっているので、三角波の選択信号は「1」となる。さらにタイミングCでは、同じく「1」及び「1」に続く「D」が入力されているが、このタイミングでは第2変調三角波が上に凸となっているので、三角波の選択信号は「2」となる。これらにより、レーザ駆動信号は図4(g)のようになる。そしてプリンタ17が出力する画素は、図4(h)のようになる。なお、図示の都合上、画素は黒で示しているが、実際には75%のグレイとなる。このように、コード値「1」を埋め込む部分PおよびQは、2つの画素が結合して大きな画素が描画され、それ以外の部分Rは、通常通りの小さな画素が描画される。
【0054】
実際には、CPU11は、副走査方向(用紙幅方向に直交する向き、すなわち用紙搬送方向)について埋込印刷をする行とそうでない行とを交互に配列して、画像データの視認性を高めることとしてもよい。この場合、当該画素付近を拡大した像は、図6に示すようなものとなる。画像データは基本的に基本三角波で生成される万線スクリーンで描画され、例えば、この線数を200線(1インチあたり200本のライン)とすると、コード値「1」が埋め込まれる部分Xは、100線相当のスクリーンに切り替えられている。
【0055】
また、特定のコード値を埋め込む部分の画像濃度が所定の値より低いあるいは高い場合、濃度制御器51が濃度を変更することとしてもよい。さらに、これを埋込印刷をする行とそうでない行とを交互に配列することと組み合わせて適用してもよい。具体的には図7に示すように、画像データが「0D」(画像濃度約5%)の領域に、コード値「0」「1」「1」「0」の4ビットを一定の間隔で埋め込む場合、コード値「1」を埋め込む部分の画像データが所定の下限値(例えば「33」(画像濃度約20%))より低い場合は、濃度制御器51によって「33」に増加させる。また、画像データが「E6」(画像濃度約90%)の領域に、コード値「0」「1」「1」「0」の4ビットを一定の間隔で埋め込む場合、コード値「1」を埋め込む部分の画像データが所定の上限値(例えば「CC」(画像濃度約80%))より高い場合は、図8に示すように、濃度制御器51が、濃度を「CC」に減少させる。以上のように、特定のコード値(例えば「1」)を埋め込む部分を中間的な濃度である約20〜約80%に制限することで、この印刷物を読み取るスキャナ側のCCD(受光素子)の出力波形から、コード値「1」が埋め込まれている部分が容易に特定できるようにしておく。
【0056】
こうしてプリンタ17によって生成された印刷物は、図9に示すように、画像データをそのまま印刷したのと略変らない外観を保つが、もともとリンクが設定されていた画像要素の少なくとも一部に重ね合わせて要素識別子が埋込まれ(Z)、また所定の位置(Y)に共通識別子が埋込まれた状態となっている。すなわち、この印刷物には、互いに組み合わせられて参照情報を再現する、共通識別子と要素識別子とが埋め込まれ、その一部である共通識別子は、各画像要素とは関係なく所定の位置に印刷され、他の一部である要素識別子は、その要素識別子に関係する画像要素と所定の関係を持った位置に印刷される。また、共通識別子が埋込まれる所定の位置としては、用紙の上部又は下部など、本文の印刷領域の外側とするのが好ましい。
【0057】
また、この画像生成装置1からの要求に応じて、センタ側装置3のストレージ32には、参照情報と関連情報とを対応付けたテーブルが図10に示すように形成される。
【0058】
次に、画像処理装置2の動作について説明する。まず、CPU21の具体的な処理の内容について説明する。CPU21は、スキャナ27で読み取られた印刷物上の共通識別子を認識して、記憶部22に保持する。次に、要素識別子との入力を受けると、記憶部22に保持した共通識別子と入力された要素識別子とを、画像生成部1における参照情報生成部44の処理と同様にして合成し、参照情報を生成する。そして、当該参照情報に関連づけられた関連情報の要求をセンタ側装置3に送信し、関連情報をセンタ側装置3から取得する。
【0059】
そしてCPU21は、この関連情報を用いて所定の処理を実行する。例えば関連情報がURLの場合、当該URLにアクセスして情報の取得を行う。
【0060】
さらにCPU21は、利用者から所定の終了操作が行われるまで、又は次の共通識別子が認識されるまでの間、記憶部22に共通識別子を保持しておくことも好ましい。このようにしておくことで、連続的に読み取られた要素識別子に対して当該保持している共通識別子を合成して参照情報を生成するようにでき、利用者は、共通識別子を一度読み込むだけで、あとは要素識別子を順次読み取らせることで、各要素識別子に対応する関連情報へのアクセスが可能になる。
【0061】
なお、ここではセンタ側装置3を別途設けて、参照情報と関連情報との関連づけを管理するようにしているが、例えば共通識別子を画像生成装置1ごとに割り当てておき、画像処理装置2側で、共通識別子に対応する画像生成装置1のアドレスに関する情報を保持しておけば、画像生成装置1側で、参照情報と関連情報との関連づけを管理するようにしてもよい。この場合、画像処理装置2は、読み取った共通識別子によって問い合わせ先の画像生成装置1を特定し、当該特定した画像生成装置1に対して要素識別子(又は参照情報)に対する関連情報を問い合わせるようになる。
【0062】
本実施の形態によると、共通識別子を用いたことで、要素ごとに付するべき要素識別子の符号長さを短くでき、埋込領域サイズの縮小を図ることができる。
【0063】
また、ここで示した埋込方法は、一例であり、例えば共通識別子についてはバーコードを用いて記述してもよいし、要素識別子については、本文中の画像要素とは色を異ならせて印刷したり、赤外線吸収インクのような特殊インクで印刷するなど、本文中の画像要素の視認性を妨げない態様で印刷できれば、どのような方法を採ってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る画像処理システムの構成ブロック図である。
【図2】画像生成装置1のCPU11が処理するプログラムの一例を表す機能ブロック図である。
【図3】CPU11の動作の一例を表すフローチャート図である。
【図4】埋込制御の具体的な例を表すタイミングチャート図である。
【図5】埋込制御を行うための装置の一例を表す構成ブロック図である。
【図6】埋込まれた画像の例を表す説明図である。
【図7】埋込まれた画像の例を表す説明図である。
【図8】埋込まれた画像の例を表す説明図である。
【図9】生成された印刷物の概要を表す説明図である。
【図10】センタ側装置3にて管理される情報の一例を表す説明図である。
【符号の説明】
1 画像生成装置、2 画像処理装置、3 センタ側装置、11,21 CPU、12,22 記憶部、13,23 ハードディスク、14,24 表示部、15,25 操作部、16,26,33 ネットワークインタフェース、17 プリンタ、27 スキャナ、31 制御部、32 ストレージ、41 画像データ生成部、42 要素識別子生成部、43 共通識別子生成部、44 参照情報生成部、45 埋込制御データ生成部、46 埋込画像形成部、47 参照情報管理部、51 濃度制御器、52 D/A変換器、53 三角波発生器、54 選択器、55 選択信号生成器、56 比較器。
Claims (7)
- 印刷物を生成する生成装置と、前記印刷物を読み取って処理する処理装置と、センタ側装置と、を含む画像処理システムであって、
前記生成装置は、
印刷対象となった、複数の画像要素を含むドキュメントの印刷画像を生成し、当該ドキュメント上の画像要素に関連づけられた関連情報を前記処理装置にてアクセス可能にするために、当該関連情報を参照する参照情報を、各参照情報に共通な共通識別子と各参照情報ごとに固有の要素識別子とに分けて符号化し、前記共通識別子を印刷物の所定の位置にコンピュータ読取可能に印刷するとともに、各要素識別子を、対応する画像要素の少なくとも一部に重ね合わせて、コンピュータ読取可能に埋め込み印刷し、
前記センタ側装置は、
各参照情報ごとに、その参照情報によって参照されるべき関連情報を管理しており、
前記処理装置は、
印刷物上の共通識別子と、少なくとも一つの要素識別子とを読み取り、前記読み取られた共通識別子と要素識別子とから参照情報を再現し、当該参照情報に関連づけられた関連情報を前記センタ側装置から取得して、当該関連情報を用いて所定の処理を行う
ことを特徴とする画像処理システム。 - 複数の画像要素を含むドキュメントを印刷し、印刷物を生成する生成装置であって、
印刷対象となったドキュメント上の画像要素に関連づけられた関連情報について、当該関連情報を参照する参照情報を生成し、生成した参照情報に基づいて、共通識別子と、参照情報ごとに固有の要素識別子とに分けて符号化し、前記共通識別子を印刷物の所定の位置にコンピュータ読取可能に印刷するとともに、各要素識別子を、対応する画像要素の少なくとも一部に重ね合わせて、コンピュータ読取可能に埋め込み印刷する
ことを特徴とする生成装置。 - 請求項2に記載の生成装置において、
前記印刷対象となったドキュメントは、前記画像要素のレイアウトを規定するレイアウト情報が含まれており、
前記共通識別子と、要素識別子との少なくとも一方は、その印刷位置が、当該レイアウト情報に基づいて決定される、
ことを特徴とする生成装置。 - 参照情報と、参照情報によって参照される関連情報とが関連づけて記録されたセンタ側装置に接続され、
印刷物上の共通識別子と、少なくとも一つの要素識別子とを読み取り、前記読み取られた共通識別子と要素識別子とから参照情報を再現し、当該参照情報に関連づけられた関連情報を前記センタ側装置から取得して、当該関連情報を用いて所定の処理を行う
ことを特徴とする処理装置。 - 複数の画像要素を含むドキュメントを印刷し、印刷物を生成する方法であって、
印刷対象となったドキュメント上の画像要素に関連づけられた関連情報について、当該関連情報を参照する参照情報を生成し、生成した参照情報に基づいて、共通識別子と、参照情報ごとに固有の要素識別子とに分けて符号化し、前記共通識別子を印刷物の所定の位置にコンピュータ読取可能に印刷するとともに、各要素識別子を、対応する画像要素の少なくとも一部に重ね合わせて、コンピュータ読取可能に埋め込み印刷する
ことを特徴とする印刷物の生成方法。 - 複数の画像要素を含むドキュメントを印刷し、印刷物を生成させるプログラムであって、コンピュータに、
印刷対象となったドキュメント上の画像要素に関連づけられた関連情報について、当該関連情報を参照する参照情報を生成し、生成した参照情報に基づいて、共通識別子と、参照情報ごとに固有の要素識別子とに分けて符号化し、前記共通識別子を印刷物の所定の位置にコンピュータ読取可能に印刷するとともに、各要素識別子を、対応する画像要素の少なくとも一部に重ね合わせて、コンピュータ読取可能に埋め込み印刷する
手順を実行させることを特徴とするプログラム。 - 印刷される画像要素のいずれかとの関係において、少なくとも一つの参照情報が印刷された印刷物であって、
互いに組み合わせられて前記参照情報を再現する、複数の識別子が埋め込まれ、その一部は、前記関係する画像要素とは関係なく所定の位置に印刷され、他の一部は、前記関係する画像要素と所定の関係を持った位置に印刷されている、
ことを特徴とする印刷物。
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