JP2005512185A - マルチページｓｖｇ文書用ディレクトリ - Google Patents
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Abstract
複数のページに対するテキストを含むＸＭＬベース文書であり、これは、その複数のページのそれぞれに対する位置ポイントを記憶するディレクトリ情報を含んでいる。好ましくは、このＸＭＬベース文書は、スケーラブルベクトルグラフィック（ＳＶＧ）に適合する文書である。オーサリングツール及びビューワが開示される。
Description
本発明の背景
本発明の分野
本発明は、マルチページＳＶＧフォーマット形式文書（ここで、「ＳＶＧ」はスケーラブルベクトルグラフィックを示す）に関するものであり、特に、各ページの位置情報を含む文書ディレクトリを定義する新規な要素タイプに関するものである。本発明は、また、このようなマルチページ文書に対するオーサリングツールばかりでなく、このような文書を閲覧するビューワに関するものである。
本発明の分野
本発明は、マルチページＳＶＧフォーマット形式文書（ここで、「ＳＶＧ」はスケーラブルベクトルグラフィックを示す）に関するものであり、特に、各ページの位置情報を含む文書ディレクトリを定義する新規な要素タイプに関するものである。本発明は、また、このようなマルチページ文書に対するオーサリングツールばかりでなく、このような文書を閲覧するビューワに関するものである。
関連技術の説明
スケーラブルベクトルグラフィック（「ＳＶＧ」）は、拡張マークアップ言語（「ＸＭＬ」）で２次元グラフィックを表現するための言語である。ＳＶＧは、３タイプのグラフィックオブジェクト：ベクトルグラフィック形状、画像及びテキストを許容している。ＳＶＧ文書は、プレーンテキスト文書であり、これには、グラフィックオブジェクトのプレーンテキスト記述及びその属性、例えば、オブジェクトがどこに存在しているか（「ＵＲＩ」）あるいはオブジェクトをどのように描画するかを記述するテキストを含んでいる。テキストは、開始タグとそれに伴う終了タグによって定められ、これらのタグは、総じて、「要素タイプ」として知られている。例としては、「タイトル」要素タイプは、開始タグ＜ｔｉｔｌｅ＞と終了タグ＜／ｔｉｔｌｅ＞を有するテキストを定義することができるが、いくつかの要素タイプは、１行に先頭及び終了タグを含む場合がある。
スケーラブルベクトルグラフィック（「ＳＶＧ」）は、拡張マークアップ言語（「ＸＭＬ」）で２次元グラフィックを表現するための言語である。ＳＶＧは、３タイプのグラフィックオブジェクト：ベクトルグラフィック形状、画像及びテキストを許容している。ＳＶＧ文書は、プレーンテキスト文書であり、これには、グラフィックオブジェクトのプレーンテキスト記述及びその属性、例えば、オブジェクトがどこに存在しているか（「ＵＲＩ」）あるいはオブジェクトをどのように描画するかを記述するテキストを含んでいる。テキストは、開始タグとそれに伴う終了タグによって定められ、これらのタグは、総じて、「要素タイプ」として知られている。例としては、「タイトル」要素タイプは、開始タグ＜ｔｉｔｌｅ＞と終了タグ＜／ｔｉｔｌｅ＞を有するテキストを定義することができるが、いくつかの要素タイプは、１行に先頭及び終了タグを含む場合がある。
ＳＶＧ言語は、ワールドワイドウェブコンソーシアム（Ｗ３Ｃ）によって整備され、かつ定義されている、ＳＶＧに対する現行の文法の詳細は、Ｗ３Ｃのウェブサイトのｗｗｗ．ｗ３ｃ．ｏｒｇ．で参照することができる。ＳＶＧの現行の定義は、上述のウェブサイトで利用可能な「スケーラブルベクトルグラフィック（ＳＶＧ） １．０ 仕様：２００１年７月４日のＷ３Ｃ勧告」によって定義され、また、これは、参照することによって本明細書に組み込まれる。本明細書は、ＳＶＧ用の文書タイプ定義を含んでいる。「文書タイプ定義」は、複数の要素タイプに従うルール及び文法を定義している。
Ｗ３Ｃで想定されるように、ＳＶＧは、文書内のグラフィックウインドウで閲覧可能なグラフィックオブジェクトを定義する。しかしながら、より最近では、ＳＶＧの概念は、マルチページ文書を含む、文書自身の概念に拡張することが検討されている。
この一例は、本発明の譲渡人による、２０００年７月１３日に出願された、出願番号０９／６６１，３８７の「スケーラブルベクトルグラフィックプリンタドライバ」で提案されている。この出願の内容は、参照することによって本明細書に組み込まれているが、この出願によると、プリンタドライバは、アプリケーションプログラムからのプリント出力を受信すると、プリンタ用の情報を生成するのではなく、ＳＶＧ文書を生成する。この文書は、マルチページで構成されている。その後、得られるＳＶＧ文書は、例えば、インターネット上でのポスティングあるいはウェブページへの組込のような任意の目的に対して使用される。また、ＳＶＧ文書はプレーンテキストであり、かつＳＶＧ文法はプラットホーム独立型であるから、ＳＶＧ文書は、コンピュータプラットホームを介してユーザへ転送することができ、これにより、プラットホーム独立型文書フォーマットとして提供する。
上述の出願番号０９／６６１，３８７で定義されるプリンタドライバを使用することで、印刷をサポートする任意のアプリケーションプログラムは、ＳＶＧフォーマット形式文書を出力することができ、これによって、プリントを行う任意のアプリケーションの出力とは独立するプラットホームを達成する。
ＳＶＧフォーマット形式文書を出力するプリンタドライバの開発における別の成果は、オーストラリアのブリスベンのソフトウェアメカニックパーティリミテッド（Software Mechanics Party Ltd.）によって開発されたＳＶＧメーカー登録商標：SVGmakerTM）によって提供される、これについての情報は、www.svgmaker.comのウェブサイト内で提供されている。
近年、マルチページＳＶＧフォーマット形式文書に生じている問題の１つには、このような文書のレンダリング（描画）及び閲覧がある。ＳＶＧは、本来、シングルウインドウ内のグラフィックに対するフォーマットとして扱われていたので、閲覧用の文書を描画するためには、最初から最後までの全文書を解析する必要がある。しかしながら、マルチページ文書に対して、全文書を解析することは、特に、ページ数が多い場合には、時間がかかる。また、解析が完了するまで、文書は全く描画されないあるいは閲覧することができないので、その文書の１ページだけを閲覧する場合でさえも、あるいはあるページから別のページへ移動する場合でさえも、大きな遅延が発生する。
発明の要約
本発明の目的は、ＳＶＧ文書内の各ページの位置に関する情報を少なくとも含む文書ディレクトリ構造を有する、文書ディレクトリ構造を定義する要素タイプを提供することである。ＳＶＧ文書内の各ページ内の位置を判定できることにより、ビューワは、現在のページの画像を描画するために必要とされる位置のみを解析するだけで済む。
本発明の目的は、ＳＶＧ文書内の各ページの位置に関する情報を少なくとも含む文書ディレクトリ構造を有する、文書ディレクトリ構造を定義する要素タイプを提供することである。ＳＶＧ文書内の各ページ内の位置を判定できることにより、ビューワは、現在のページの画像を描画するために必要とされる位置のみを解析するだけで済む。
つまり、１つの構成では、本発明は、少なくともベクトルグラフィック形状、画像及びテキストそれぞれを定義する複数の要素タイプによって定められるテキストを含む、ＳＶＧのようなＸＭＬベース文書に関係し、各要素タイプは、開始タグと対応する終了タグを有し、これらは、複数の要素タイプに対するルールを定義する文書タイプ定義に集約的に適合する。このＸＭＬベース文書は、複数のページとページ情報テキストを含み、ページ情報テキストは、複数のページそれぞれのＸＭＬベース文書内の位置を定義するページ情報要素タイプによって定められている。好ましくは、ＸＭＬベース文書は、更に、文書リソース要素タイプによって定められる文書リソーステキストを含み、これは、ＸＭＬベース文書の複数のページに渡って、あるいはＸＭＬベース文書全体に渡って適用可能なリソース（例えば、フォント定義及びその類）を定義する。
ページ情報テキストによって、ＸＭＬベース文書を描画するビューワは、ＸＭＬベース文書全体を解析することの必要性はない。むしろ、ページ情報テキストによって識別されるＸＭＬベース文書内のこれらの位置のみを解析すれば良い。また、ページ情報テキストは、ページ情報要素タイプによって定められるので、ビューワは、ページ情報テキストを高速に検出することができる。
また、文書リソース要素タイプによって同様に定められる文書リソーステキストによって、ビューワは、複数のページに渡って、あるいは全体的に適用可能なリソースを高速に検出して、処理することができる。
実施形態では、ＸＭＬベース文書は、ページ情報要素タイプの位置を直接的にあるいは間接的に定義するディレクトリテーブル要素タイプによって定められるディレクトリテーブルテキストに対する、このＸＭＬベース文書の先頭あるいはその近傍にある位置ポインタを含んでいる。この位置ポインタによって、ビューワは、より高速にＸＭＬベース文書を解析するので、任意の特定ページに対して解析に必要とされるＸＭＬベース文書内の位置を確実に正確に検出することができる。
好ましくは、ディレクトリテーブルは、文書リソーステキストに関する情報と、そのテキストのページに対するサムネイル画像と、作成者及び生成日のような文書属性に関する情報を、直接的にあるいは間接的に含んでいる。
本発明の更なる構成は、本発明に従うＸＭＬベース文書を生成するためのプリンタドライバのようなオーサリングツールと、そのＸＭＬベース文書を解析し、描画し、閲覧するビューイング（閲覧）ツールを含んでいる。
この要約を提供することで、本発明の特徴が容易に理解されるであろう。本発明のより完全な理解は、以下の本発明の実施形態の詳細説明及び添付の図面を参照することによって得ることができる。
本実施形態の詳細説明
図１は、本発明に従う画像ベースの色域マッピングを行うコンピュータ装置１０の外観図である。コンピュータ装置１０は、ホストプロセッサ１１を含み、これは、パーソナルコンピュータ（以下、「ＰＣ」）を有し、好ましくは、マイクロソフトウインドウズ、Ｘウインドウズあるいはマッキントッシュオペレーティングシステムのようなウインドウオペレーティングシステムを搭載していることが好ましい。コンピュータ装置１０とともに提供されるものには、ディスプレイ画面１４を有するカラーモニター１２、テキストデータ及びユーザコマンドを入力するためのキーボード１５、ポインティングデバイス１６がある。ポインティングデバイス１６は、ディスプレイ画面１４上に表示されるオブジェクトを指示し、選択して操作するためのマウスであることが好ましい。
図１は、本発明に従う画像ベースの色域マッピングを行うコンピュータ装置１０の外観図である。コンピュータ装置１０は、ホストプロセッサ１１を含み、これは、パーソナルコンピュータ（以下、「ＰＣ」）を有し、好ましくは、マイクロソフトウインドウズ、Ｘウインドウズあるいはマッキントッシュオペレーティングシステムのようなウインドウオペレーティングシステムを搭載していることが好ましい。コンピュータ装置１０とともに提供されるものには、ディスプレイ画面１４を有するカラーモニター１２、テキストデータ及びユーザコマンドを入力するためのキーボード１５、ポインティングデバイス１６がある。ポインティングデバイス１６は、ディスプレイ画面１４上に表示されるオブジェクトを指示し、選択して操作するためのマウスであることが好ましい。
コンピュータ装置１０は、例えば、ハードディスク１７及びフロッピー（登録商標）ディスクドライブ１９及びＣＤ−ＲＯＭドライブ２０の少なくとも１つを含むコンピュータ可読メモリ媒体を含んでいる。このようなコンピュータ可読メモリ媒体は、コンピュータ装置１０に、リムーバル及び非リムーバルメモリ媒体に記憶されている情報にアクセスすることを可能にし、この情報には、例えば、画像データ、コンピュータ実行可能処理ステップ、アプリケーションプログラムの類がある。加えて、ネットワークアクセス２１は、コンピュータ装置１０に、例えば、ローカルエリアネットワークあるいはインターネットのような他のソースから、あるいはデジタルカメラあるいはデジタルビデオカメラから、情報、画像及びアプリケーションプログラムを取得することを可能にする。
図２は、ＰＣ１１の内部構成を示す詳細ブロック図である。図２に示されるように、ＰＣ１１は、コンピュータバス２６に接続している中央処理ユニット（「ＣＰＵ」）２５を含んでいる。また、コンピュータバス２６には、ハードディスク１７、ネットワークアクセス２１用のネットワークインタフェース２７、メインメモリとして使用するためのランダムアクセスメモリ（「ＲＡＭ」）２９、リードオンリメモリ（「ＲＯＭ」）３０、フロッピー(登録商標）ディスクインタフェース３１、ＣＤ−ＲＯＭインタフェース３２、モニタ１２に対するディスプレイインタフェース３４、キーボード１５に対するキーボードインタフェース３６、ポインティングデバイス１６に対するマウスインタフェース３７及びプリンタ２４に対するプリンタインタフェース３９が接続されている。
メインメモリ２９は、コンピュータバス２６と接続することで、オペレーティングシステム、アプリケーションプログラム及びデバイスドライバのようなソフトウェアプログラムの実行中に、ＣＰＵ２５に対するＲＡＭ記憶領域として機能する。より詳しくは、ＣＰＵ２５は、ハードディスク１７あるいは他のメモリ媒体からコンピュータ実行可能処理ステップを、メインメモリ２９の記憶領域にロードし、その後、ソフトウェアプログラムを実行するために、メインメモリ２９に記憶された処理ステップを実行する。
図２に示されるように、ハードディスク１７は、ウインドウオペレーティングシステム４１、マルチページ文書を取得し、処理して印刷するアプリケーションプログラムのようなアプリケーションプログラム４２、マルチページＳＶＧ文書４３、デバイスドライバ４４、プリンタドライバ４５、マルチページＳＶＧ文書を生成するＳＶＧオーサリングツール４６、マルチページＳＶＧファイルを含むＳＶＧデータファイルを読み出し、それをモニタ１２に表示するＳＶＧビューワ４７を含んでいる。
本発明に従うマルチページＳＶＧ文書の生成は、プリンタドライバ４５の一部として実現されることが好ましいが、スタンドアローンソフトウェアアプリケーションプログラムとして実現されても良い。また、オーサリングツールを、ダイナミックリンクライブラリ（「ＤＬＬ」）として、あるいはマイクロソフト社のワード（Word）TMやクォーク社のクォークエクスプレス（QuarkXPress）TMのような他のアプリケーションプログラムへのプラグインとして実現することも可能である。同様に、ＳＶＧビューワ４７は、スタンドアローンアプリケーションプログラムとして実現されることが好ましいが、ＤＬＬとして、あるいはマイクロソフト社のインターネットエクスプローラTMのような他のプログラムへのプラグインとして実現することも可能である。
オーサリングツール４６は、ＸＭＬベース文書を出力するように設計されており、このＸＭＬベース文書は、少なくともベクトルグラフィック形状、画像及びテキストをそれぞれ定義する複数の要素タイプが定められているテキストを含んでいる。各要素タイプは、開始タグとそれに対応する終了タグを持っており、これらは、複数の文書タイプに対するルール及び文法を定義する文書タイプ定義に集約的に適合している。好ましくは、ＸＭＬベース文書は、Ｗ３Ｃ規格に従うＳＶＧフォーマット文書であり、ここでは、文書タイプ定義（以下、「ＤＴＤ（document type definition）」）はＷ３Ｃによって定義され、かつ以下に説明するＤＴＤによって拡張される。
ＳＶＧベース文書は、複数ページに対するテキストを含んでいる。テキストは、描画される文書に実際に現れるテキストである必要はなく、むしろ、テキストが配置される位置であるウェブベースのＵＲＩを示すテキストを含む、あるいは文書の各ページの構成を定義する他のＳＶＧベースの要素タイプを含むテキストを含んでいる。好ましくは、文書の各ページに対するテキストは、ページの他の構成とグループ化されるが、ページ位置情報（後述）が、任意のページのすべての要素の位置を適切に識別することができる限り、文書の各ページに対するテキストは、ページのテキストをばらばらにして、ＳＶＧ文書に渡って分散させることも可能である。
ＸＭＬベース文書に対するテキストの出力では、オーサリングツール４６は、１つ以上のページによって使用される、あるいはすべてのページに渡って使用されるリソースを定義するテキストも出力する。このようなリソースには、例えば、フォント定義、形状、クリップ領域及びその類が含まれる。
オーサリングツール４６は、また、ディレクトリ既存要素タイプ（directory-exists element types）によって定められるディレクトリ既存テキスト（directory-exists text）を出力する、このディレクトリ既存要素タイプは、ＳＶＧ文書がディレクトリ情報を含むことを示し、このディレクトリ情報は、マルチページ文書内の各ページの位置を直接的にあるいは間接的に指示する。好ましくは、ディレクトリ既存テキストは、ＳＶＧ文書の先頭あるいはその近くに配置される、そうすることで、ＳＶＧ文書を解析するビューワは、ＳＶＧ文書全体の解析をすることなく、テキストの各ページの位置情報を素早く見つけて検索することができる。このようなディレクトリ情報は、ビューワによる解析を簡略化するために、オーサリングツール４６によって、ＳＶＧ文書の末尾に記述されることが好ましい。
本発明では、ディレクトリ既存テキストは、ディレクトリテーブル要素を指示し、このディレクトリテーブル要素は、マルチページ文書の各ページに対する位置情報を間接的に提供する。間接的な情報とする理由は、ディレクトリ構造全体の要約となる追加レイヤーを許容するためであり、これによって、より汎用化された拡張可能なディレクトリ記述の文書を達成する。
ディレクトリテーブル要素は、ディレクトリテーブル要素タイプによって定められるディレクトリテーブルテキストを含んでおり、また、テーブルリストテキストに対する追加の位置ポインタも含んでいる。このレベルの間接化技法（indirection）は好ましいものとなる、それは、本発明に従うすべてのマルチページＳＶＧ文書内で同一位置（ＳＶＧ文書の末尾に対して）にディレクトリテーブルテキストが常に配置されることを保証するからである。
ディレクトリテーブルリストテキストは、ディレクトリテーブルリスト要素タイプによって定められるテキストを含み、このディレクトリテーブルリスト要素タイプは、ゼロあるいはそれ以上のｄｏｃ−ｒｅｓｏｕｒｃｅ要素に続く少なくとも１つのディレクトリ定義要素を定義している。このｄｏｃ−ｒｅｓｏｕｒｃｅ要素は、ＳＶＧ文書内のリソースに対する位置ポインタを特定するテキストを含み、これは、フォント定義及びその類のように、１つ以上のページに渡って適用可能である。ｄｏｃ−ｒｅｓｏｕｒｃｅテキストは、ｄｏｃ−ｒｅｓｏｕｒｃｅ要素タイプによって定められる。
ディレクトリ定義テキストは、ディレクトリ定義要素タイプによって定められ、かつディレクトリテーブル情報要素の位置を特定する。ディレクトリ情報要素は、文書内のページ数を特定するテキストと、少なくとも１つのページディレクトリ要素を特定するテキストを含んでいる。ディレクトリ情報テキストは、更に、ゼロあるいはそれ以上のサムネイルディレクトリ要素及びｄｏｃ−ａｔｔｒｉｂｕｔｅ要素を含んでいても良い。
ページディレクトリテキスト要素は、ＳＶＧ文書内の各ページに対する１つのページ情報要素を含んでいる。各ページ情報要素は、マルチページ文書の各ページに対応するテキストのＳＶＧ文書内の位置を特定するテキストを含んでいる。好ましくは、ＳＶＧ文書の各ページは、グループ化され、そうすることで、各ページに対しては、１つのページ情報要素だけで済むばかりか、各ページに対するテキストがマルチページ文書に渡って分散されている場合に、ページ情報要素を１つ以上含ませることができる。
ディレクトリ情報要素に対しては、この要素は、ゼロあるいはそれ以上のサムネイルディレクトリ要素、及びゼロあるいはそれ以上の文書属性要素を含めても良い。このサムネイル情報要素は、マルチページ文書内の各ページを表現するサムネイルグラフィックに対する定義を含んでいる。文書属性要素は、著者及び生成日時のような文書属性を含んでいる。
［文書タイプ定義（「ＤＴＤ」）］
上述の内容は、文書ディレクトリに対する要素の概要説明を示している。好適なＤＴＤの完全な構成は、以下のようになっており、かつこれは、ＳＶＧ文書に対してＷ３Ｃによって提供されるＤＴＤを拡張するために使用される。
上述の内容は、文書ディレクトリに対する要素の概要説明を示している。好適なＤＴＤの完全な構成は、以下のようになっており、かつこれは、ＳＶＧ文書に対してＷ３Ｃによって提供されるＤＴＤを拡張するために使用される。
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［要素タイプの定義］
要素のより完全な定義は、以下で示される。
要素のより完全な定義は、以下で示される。
［ｄｏｃＤｉｒｅｃｔｏｒｙＥｘｉｓｔｓ要素］
ｄｏｃＤｉｒｅｃｔｏｒｙＥｘｉｓｔｓ（文書ディレクトリ既存）要素は、ＳＶＧ文書ファイルがディレクトリ情報を含んでいることを示し、ｄｏｃＤｉｒｅｃｔｏｒｙＴａｂｌｅ（文書ディレクトリテーブル）要素の位置（ファイルの末尾からのバイトオフセット）を特定する。
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［ｄｏｃＤｉｒｅｃｔｏｒｙＴａｂｌｅ要素］
ｄｏｃＤｉｒｅｃｔｏｒｙＴａｂｌｅ（文書ディレクトリテーブル）要素は、ｄｉｒｅｃｔｏｒｙＴａｂｌｅＬｉｓｔ（ディレクトリテーブルリスト）要素の位置（ファイルの末尾からのバイトオフセット）及びサイズ（バイト数）を特定する。
ｄｏｃＤｉｒｅｃｔｏｒｙＴａｂｌｅ（文書ディレクトリテーブル）要素は、ｄｉｒｅｃｔｏｒｙＴａｂｌｅＬｉｓｔ（ディレクトリテーブルリスト）要素の位置（ファイルの末尾からのバイトオフセット）及びサイズ（バイト数）を特定する。
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属性定義：
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offset = "＜integer＞": 文書ファイルの末尾からｄｉｒｅｃｔｏｒｙＴａｂｌｅＬｉｓｔ（ディレクトリテーブルリスト）要素までのバイトオフセット。値ストリングは、下位からゼロが埋められた４桁。
byteCount = "＜integer＞": バイト内のｄｉｒｅｃｔｏｒｙＴａｂｌｅＬｉｓｔ（ディレクトリテーブルリスト）要素の長さ。値ストリングは、下位からゼロが埋められた４桁。
［ｄｉｒｅｃｔｏｒｙＴａｂｌｅＬｉｓｔ要素］
ｄｉｒｅｃｔｏｒｙＴａｂｌｅＬｉｓｔ（ディレクトリテーブルリスト）要素は、ゼロあるいはそれ以上のｄｏｃＲｅｓｏｕｒｃｅｓ（文書リソース）要素に続く１つのｄｏｃＤｉｒｅｃｔｏｒｙＤｅｆｓ（文書ディレクトリ定義）要素を含んでいる。
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属性定義：なし
［ｄｏｃＤｉｒｅｃｔｏｒｙＤｅｆｓ要素］
ｄｏｃＤｉｒｅｃｔｏｒｙＤｅｆｓ（文書ディレクトリ定義）要素は、ｄｉｒｅｃｔｏｒｙＴａｂｌｅＩｎｆｏ（ディレクトリテーブル情報）要素の位置（ファイルの先頭からのバイトオフセット）及びサイズ（バイト数）を特定する。
ｄｏｃＤｉｒｅｃｔｏｒｙＤｅｆｓ（文書ディレクトリ定義）要素は、ｄｉｒｅｃｔｏｒｙＴａｂｌｅＩｎｆｏ（ディレクトリテーブル情報）要素の位置（ファイルの先頭からのバイトオフセット）及びサイズ（バイト数）を特定する。
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offset %Integer; #REQUIRED
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＜!ATTLIST docDirectoryDefs
offset %Integer; #REQUIRED
byteCount %Integer; #REQUIRED ＞
属性定義：
offset = "＜integer＞": 文書ファイルの先頭からｄｏｃＤｉｒｅｃｔｏｒｙＩｎｆｏ（文書ディレクトリ情報）要素までのバイトオフセット。
byteCount = "＜integer＞": バイト内のｄｉｒｅｃｔｏｒｙＤｅｆｉｎｉｔｉｏｎｓ（ディレクトリ定義）要素の長さ。
offset = "＜integer＞": 文書ファイルの先頭からｄｏｃＤｉｒｅｃｔｏｒｙＩｎｆｏ（文書ディレクトリ情報）要素までのバイトオフセット。
byteCount = "＜integer＞": バイト内のｄｉｒｅｃｔｏｒｙＤｅｆｉｎｉｔｉｏｎｓ（ディレクトリ定義）要素の長さ。
［ｄｏｃＲｅｓｏｕｒｃｅｓ要素］
ｄｏｃＲｅｓｏｕｒｃｅｓ（文書リソース）要素は、マルチページを参照するＳＶＧ定義（フォント定義、ｄｅｆｓ（定義）要素等に組み込まれる）の位置（ファイルの先頭からのバイトオフセット）及びサイズ（バイト数）を特定する。
ｄｏｃＲｅｓｏｕｒｃｅｓ（文書リソース）要素は、マルチページを参照するＳＶＧ定義（フォント定義、ｄｅｆｓ（定義）要素等に組み込まれる）の位置（ファイルの先頭からのバイトオフセット）及びサイズ（バイト数）を特定する。
＜!Element docResources EMPTY＞
＜!ATTLIST docResources
offset %Integer; #REQUIRED
byteCount %Integer; #REQUIRED ＞
＜!ATTLIST docResources
offset %Integer; #REQUIRED
byteCount %Integer; #REQUIRED ＞
属性定義：
offset = "＜integer＞": 文書ファイルの先頭から共有リソース定義の先頭までのバイトオフセット
byteCount = "＜integer＞": バイト内の共有リソース定義の長さ。
offset = "＜integer＞": 文書ファイルの先頭から共有リソース定義の先頭までのバイトオフセット
byteCount = "＜integer＞": バイト内の共有リソース定義の長さ。
［ｄｏｃＤｉｒｅｃｔｏｒｙＩｎｆｏ要素］
ｄｏｃＤｉｒｅｃｔｏｒｙＩｎｆｏ（文書ディレクトリ情報）要素は、ＳＶＧ文書内のページ数を特定し、かつ必要なｄｏｃＰａｇｅＤｉｒ（文書ページディレクトリ）要素を含んでいる。この要素は、オプションのｄｏｃＴｈｕｍｂｎａｉｌＤｉｒ（文書サムネイルディレクトリ）及びｄｏｃＡｔｔｒｉｂｕｔｅｓ（文書属性）要素を含んでいても良い。
ｄｏｃＤｉｒｅｃｔｏｒｙＩｎｆｏ（文書ディレクトリ情報）要素は、ＳＶＧ文書内のページ数を特定し、かつ必要なｄｏｃＰａｇｅＤｉｒ（文書ページディレクトリ）要素を含んでいる。この要素は、オプションのｄｏｃＴｈｕｍｂｎａｉｌＤｉｒ（文書サムネイルディレクトリ）及びｄｏｃＡｔｔｒｉｂｕｔｅｓ（文書属性）要素を含んでいても良い。
＜!Element docDirectoryInfo (docPageDir, docThumbnailDir?,
docAttributes?)＞
＜!ATTLIST docDirectoryInfo
pageCount %Integer; #REQUIRED ＞
docAttributes?)＞
＜!ATTLIST docDirectoryInfo
pageCount %Integer; #REQUIRED ＞
属性定義：
pageCount = "＜integer＞": ＳＶＧ文書内のページ数
pageCount = "＜integer＞": ＳＶＧ文書内のページ数
［ｄｏｃＡｔｔｒｉｂｕｔｅｓ要素］
ｄｏｃＡｔｔｒｉｂｕｔｅｓ（文書属性）要素は、ＳＶＧ文書情報キーの値を特定する。
ｄｏｃＡｔｔｒｉｂｕｔｅｓ（文書属性）要素は、ＳＶＧ文書情報キーの値を特定する。
＜!Element docAttributes EMPTY＞
＜!ATTLIST docAttributes
author CDATA #IMPLIED
creationDate CDATA #IMPLIED
modifiedDate CDATA #IMPLIED
title CDATA #IMPLIED
subject CDATA #IMPLIED
lastSavedBy CDATA #IMPLIED
revisionNumber CDATA #IMPLIED
applicationName CDATA #IMPLIED
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lastViewedBy CDATA #IMPLIED
keywords CDATA #IMPLIED
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＜!ATTLIST docAttributes
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revisionNumber CDATA #IMPLIED
applicationName CDATA #IMPLIED
companyName CDATA #IMPLIED
lastViewedDate CDATA #IMPLIED
lastViewedBy CDATA #IMPLIED
keywords CDATA #IMPLIED
originalFileName CDATA #IMPLIED ＞
属性定義：
author = "＜cdata＞": 文書作者名
creationDate = "＜cdata＞": 「年／月／日時：分：秒」のフォーマットを使用して生成された文書の日時
modifiedDate = "＜cdata＞": 文書最終変更日
title = "＜cdata＞": 文書のタイトル
subject = "＜cdata＞": 文書のサブジェクト
lastSavedBy = "＜cdata＞": 文書最終変更日の固有の名前
revisionNumber = "＜cdata＞": 文書リビジョン番号
applicationName = "＜cdata＞": ＳＶＧ文書を生成したアプリケーション名
companyName = "＜cdata＞": 文書を生成した企業名
lastViewedDate = "＜cdata＞": 文書の最終閲覧日
lastViewedBy = "＜cdata＞": 文書の最終閲覧日の固有の名前
keywords = "＜cdata＞": 文書検索キーワード
originalFileName = "＜cdata＞": 文書のオリジナルファイル名
author = "＜cdata＞": 文書作者名
creationDate = "＜cdata＞": 「年／月／日時：分：秒」のフォーマットを使用して生成された文書の日時
modifiedDate = "＜cdata＞": 文書最終変更日
title = "＜cdata＞": 文書のタイトル
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lastSavedBy = "＜cdata＞": 文書最終変更日の固有の名前
revisionNumber = "＜cdata＞": 文書リビジョン番号
applicationName = "＜cdata＞": ＳＶＧ文書を生成したアプリケーション名
companyName = "＜cdata＞": 文書を生成した企業名
lastViewedDate = "＜cdata＞": 文書の最終閲覧日
lastViewedBy = "＜cdata＞": 文書の最終閲覧日の固有の名前
keywords = "＜cdata＞": 文書検索キーワード
originalFileName = "＜cdata＞": 文書のオリジナルファイル名
［ｄｏｃＰａｇｅＤｉｒ要素］
ｄｏｃＰａｇｅＤｉｒ（文書ページディレクトリ）要素は、ＳＶＧ文書内の各ページに対する１つのｄｏｃＰａｇｅＩｎｆｏ（文書ページ情報）要素を含んでいる。
ｄｏｃＰａｇｅＤｉｒ（文書ページディレクトリ）要素は、ＳＶＧ文書内の各ページに対する１つのｄｏｃＰａｇｅＩｎｆｏ（文書ページ情報）要素を含んでいる。
＜!Element docPageDir (docPageInfo+) ＞
＜!ATTLIST docPageDir＞
＜!ATTLIST docPageDir＞
属性定義：なし
［ｄｏｃＴｈｕｍｂｎａｉｌＤｉｒ要素］
ｄｏｃＴｈｕｍｂｎａｉｌＤｉｒ（文書サムネイルディレクトリ）要素は、ＳＶＧ文書内に存在する各ページサムネールに対する１つのｄｏｃＴｈｕｍｂｎａｉｌＩｎｆｏ（文書サムネイル情報）要素を含んでいる。
ｄｏｃＴｈｕｍｂｎａｉｌＤｉｒ（文書サムネイルディレクトリ）要素は、ＳＶＧ文書内に存在する各ページサムネールに対する１つのｄｏｃＴｈｕｍｂｎａｉｌＩｎｆｏ（文書サムネイル情報）要素を含んでいる。
＜!Element docThumbnailDir (docThumbnailInfo*) ＞
＜!ATTLIST docThumbnailDir＞
＜!ATTLIST docThumbnailDir＞
属性定義：なし
［ｄｏｃＰａｇｅＩｎｆｏ要素］
ｄｏｃＰａｇｅＩｎｆｏ（文書ページ情報）要素は、ＳＶＧ文書のページ数、ページの位置（ファイルの先頭からのバイトオフセット）及びサイズ（バイト数）を特定する。オプションの色属性は、ページが、白、黒あるいはグレー（指定がない場合、デフォルトはfalse）以外の色を使用しているかどうかを特定する。
ｄｏｃＰａｇｅＩｎｆｏ（文書ページ情報）要素は、ＳＶＧ文書のページ数、ページの位置（ファイルの先頭からのバイトオフセット）及びサイズ（バイト数）を特定する。オプションの色属性は、ページが、白、黒あるいはグレー（指定がない場合、デフォルトはfalse）以外の色を使用しているかどうかを特定する。
＜!Element docPageInfo EMPTY＞
＜!ATTLIST docPageInfo
pageNumber %Integer; #REQUIRED
offset %Integer; #REQUIRED
byteCount %Integer; #REQUIRED
width %Length; #REQUIRED
height %Length; #REQUIRED
color (true | false) #IMPLIED ＞
＜!ATTLIST docPageInfo
pageNumber %Integer; #REQUIRED
offset %Integer; #REQUIRED
byteCount %Integer; #REQUIRED
width %Length; #REQUIRED
height %Length; #REQUIRED
color (true | false) #IMPLIED ＞
属性定義：
pageNumber = "＜integer＞": この要素を記述するページ数。第１ページは１となる。
offset = "＜integer＞": 文書ファイルからpageStart要素までのバイトオフセット
byteCount = "＜integer＞": バイト内のページ定義要素の長さ。
width = "＜length＞": 例えば、pt, cm, or inのような標準単位識別子にオプションとして続く実際の数のフォーマットのページ幅。
height = "＜length ＞": 例えば、pt, cm, or inのような標準単位識別子にオプションとして続く実際の数のフォーマットのページ高。
color = "＜true | false＞": ページが白、黒あるいはグレー以外の色を使用しているかどうかを示す。
pageNumber = "＜integer＞": この要素を記述するページ数。第１ページは１となる。
offset = "＜integer＞": 文書ファイルからpageStart要素までのバイトオフセット
byteCount = "＜integer＞": バイト内のページ定義要素の長さ。
width = "＜length＞": 例えば、pt, cm, or inのような標準単位識別子にオプションとして続く実際の数のフォーマットのページ幅。
height = "＜length ＞": 例えば、pt, cm, or inのような標準単位識別子にオプションとして続く実際の数のフォーマットのページ高。
color = "＜true | false＞": ページが白、黒あるいはグレー以外の色を使用しているかどうかを示す。
［ｄｏｃＴｈｕｍｂｎａｉｌＩｎｆｏ要素］
ｄｏｃＴｈｕｍｂｎａｉｌＩｎｆｏ（文書サムネイル情報）要素は、ページサムネイルに対するグラフィックの定義を含んでいる。必要とされるｐａｇｅＮｕｍｂｅｒ（ページ数）属性は、サムネイル表現のＳＶＧ文書ページのページ数を特定する。
ｄｏｃＴｈｕｍｂｎａｉｌＩｎｆｏ（文書サムネイル情報）要素は、ページサムネイルに対するグラフィックの定義を含んでいる。必要とされるｐａｇｅＮｕｍｂｅｒ（ページ数）属性は、サムネイル表現のＳＶＧ文書ページのページ数を特定する。
＜!Element docThumbnailInfo (image)＞
＜!ATTLIST docThumbnailInfo
pageNumber %Integer; #REQUIRED ＞
＜!ATTLIST docThumbnailInfo
pageNumber %Integer; #REQUIRED ＞
属性定義：
pageNumber = "＜integer＞": この要素を定義するサムネイルに対するページ数。第１ページは１となる。
pageNumber = "＜integer＞": この要素を定義するサムネイルに対するページ数。第１ページは１となる。
［例］
複数ページからなるＳＶＧベース文書の例を以下に示す。２ページからなり、第１ページはテキストだけの「ページ１」で、第２ページは、テキストだけの「ページ２」であるとする。ＳＶＧベース文書は、クリップパス（clip path）の形態のグローバルリソースを含み、また、本発明に従うディレクトリ情報を含んでいる。
複数ページからなるＳＶＧベース文書の例を以下に示す。２ページからなり、第１ページはテキストだけの「ページ１」で、第２ページは、テキストだけの「ページ２」であるとする。ＳＶＧベース文書は、クリップパス（clip path）の形態のグローバルリソースを含み、また、本発明に従うディレクトリ情報を含んでいる。
この例では、ＳＶＧベース文書が、要素タイプと適合するＤＴＤへの明示的な参照が含むことを必要としないことを強調している。むしろ、要素タイプに対しては、ＤＴＤへの参照が明示的に与えられない場合でさえも、ＤＴＤに適合していることを満足している。
＜?xml version="1.0" standalone="no"?＞
＜!-- Canon SVG Driver Copyright (C) 2001 Canon Inc. --＞
＜svg width="612pt" height="792pt"＞
＜docDirectoryExists offset="59"/＞
＜defs＞ ＜!-- SVG: commonly used clippath --＞
＜clipPath id="clipPath0"＞
＜rect x="21.3" y="482.4" width="18.25" height="7.57"/＞
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＜text x="15.0" y="16.6"＞Page one＜/text＞
. . .
＜text x="15.0" y="16.6"＞Page two＜/text＞
. . .
＜docDirectoryInfo pageCount="2"＞
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＜docPageInfo pageNumber="1" offset="308"
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＜docAttributes author="Loren Wood"
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＜docResources offset="163" byteCount="145"/＞
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＜docDirectoryTable offset="0204" byteCount="0145"/＞
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＜!-- Canon SVG Driver Copyright (C) 2001 Canon Inc. --＞
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［ＳＶＧビューワ４７］
図３は、本発明に従うディレクトリ情報を有するマルチページＳＶＧ文書を含むＳＶＧ文書の解析、描画及び表示時のＳＶＧビューワ４７の動作を示すフロー図である。
図３は、本発明に従うディレクトリ情報を有するマルチページＳＶＧ文書を含むＳＶＧ文書の解析、描画及び表示時のＳＶＧビューワ４７の動作を示すフロー図である。
簡単に説明すると、図３に従えば、ＳＶＧビューワ４７は、マルチページＳＶＧ文書に対する文書ディレクトリ情報が存在するかどうかを判定する、そして、そのような情報が存在する場合、ＳＶＧビューワ４７は、マルチページ文書内の各ページのテキストに対応する位置情報を取得する。また、ＳＶＧビューワ４７は、１つ以上のページで使用されている、あるいは文書全体に渡って使用されている文書リソースに対する位置情報を取得する。この情報及び現在の閲覧中のページに基づいて、ＳＶＧビューワ４７は、現在のページに対するテキストを解析し、そのページに対して必要とされる任意の文書リソースを使用して、そのページを描画する。描画されたページは、その後、文書ディレクトリに含まれる任意のサムネイルあるいは文書属性情報とともに、モニタ１２に表示される。
より詳しくは、ステップＳ３０１で、ＳＶＧビューワ４７は、ディレクトリ既存要素に対する解析を実行する。このような要素が検出されない場合（ステップＳ３０２）、フローはステップＳ３０４に分岐し、そこで、マルチページ情報を含まないＳＶＧ文書の解析、描画及び表示に対する周知の技術に従って、ＳＶＧビューワ４７は、ＳＶＧ文書全体を解析し、それを描画し（ステップＳ３０５）、表示する（ステップＳ３０６）。
ディレクトリ既存要素が検出される場合、フローは、ステップＳ３０８に進む、そこで、ＳＶＧビューワ４７は、ディレクトリテーブル要素内の位置ポインタに基づいて、ディレクトリテーブル要素へジャンプし、その後、ディレクトリテーブルリスト要素へジャンプする（ステップＳ３０９）。ディレクトリテーブルリスト要素が、文書リソース要素を含んでいる場合（ステップＳ３１０）、フローは、ステップＳ３１１に分岐し、そこで、ＳＶＧビューワ４７は、文書リソース要素内のテキストによって指示される位置の文書リソースを解析する。どちらかのイベントにおいて、フローは、その後、ステップＳ３１３に進む、そこで、ＳＶＧビューワ４７は、ディレクトリテーブルリスト要素のディレクトリ定義要素に含まれる位置ポインタに基づいて、ディレクトリ情報要素へジャンプする。
ステップＳ３１４で、ＳＶＧビューワ４７は、ディレクトリ情報要素からページ数を取得する。現在のページに対して、ステップＳ３１５を実行すると、ＳＶＧビューワ４７は、各ページに対する情報がマルチページＳＶＧ文書にグループ化されているか否かに依存して、対応するページ情報要素あるいは要素群からページ位置情報を取得する。
ステップＳ３１６で、ＳＶＧビューワ４７は、現在のページに対する位置のテキストのＳＶＧ文書を解析する。通常は、ＳＶＧビューワ４７は、現在のページに対するＳＶＧ文書のみ解析し、それ以外のページは解析しない、そうすることで、解析及び描画処理がより高速化され、一方、文書ディレクトリが存在しない場合は、ステップＳ３０４からステップＳ３０６に従って解析処理及び描画処理が実行される。
サムネイルディレクトリ要素が存在する場合（ステップＳ３１７）、ＳＶＧビューワ４７は、対応するサムネイル情報を取得する（ステップＳ３１８）。同様に、文書属性要素が存在する場合（ステップＳ３２０）、ＳＶＧビューワ４７は、対応する文書属性情報を取得する（ステップＳ３２１）。
ステップＳ３２３において、ステップＳ３１１で取得された、任意の必要な文書リソースを使用して、ＳＶＧビューワ４７は、現在のページ（あるいはページ群）を描画する。その後、ステップＳ３２５において、ＳＶＧビューワ４７は、それが存在する場合には、サムネイルと文書属性とともに現在のページを表示する。新規のページを表示するリクエストが受信される場合（ステップＳ３２６）、フローはステップＳ３１５に戻り、新規に要求されたページに対する処理を実行する。
図４は、上述で提供されているＳＶＧベース文書の処理における、ＳＶＧビューワ４７の出力を示す図である。図４に示されるように、ＳＶＧビューワ４７は、モニター１２上に表示ウインドウ８１を表示し、これには、ページ表示エリア８２、サムネイル表示エリア８３及び属性エリア８４を含んでいる。ページ表示エリア８２は、ステップＳ３２３及びＳ３２５に従う、１つ以上の現在のページの全体画像を含んでいる。サムネイルエリア８３は、ステップＳ３１７及びＳ３１８で表示される任意のサムネイルを表示し、一方、ステップＳ３２０及びＳ３２１で取得された文書属性が属性エリア８４に表示される。
ステップＳ３１５からＳ３２５に対応する現在表示されているページ（この図では、「ページ２（Ｐａｇｅ２）」）に対しては、サムネイル画像が８５の位置でハイライト表示されている、これは、文書全体に対する現在のページの位置をユーザに案内するためである。
図５は、第２実施形態に従う処理を示すフロー図であり、これは、ページ表示エリア８２でページのプログレッシブ表示を特徴とする。図５では、ステップＳ５０１からＳ５１４は、基本的には、図３のステップＳ３０１からＳ３１４と同様であり、これらの説明は、簡略化のために省略する。
ステップＳ５１５において、ＳＶＧビューワ４７は、現在選択されているページだけの情報を取得する。特に、ＳＶＧビューワ４７は、各ページに対する情報がマルチページＳＶＧ文書にグループ化されているかどうかに依存して、対応するページ情報要素あるいは要素群からページ位置情報を取得する。
ステップＳ５１６において、ＳＶＧビューワ４７は、現在のページの位置のテキストに対するＳＶＧ文書を解析する。本実施形態のプログレッシブ特性の観点においては、ＳＶＧビューワ４７は、現在のページに対するＳＶＧ文書のみを解析して、それ以外のページは解析しない、特に、現在のページの隣接ページ以外のページは解析しない。
現在のページに対するサムネイルディレクトリ要素が存在する場合（ステップＳ５１７）、ＳＶＧビューワ４７は、対応するサムネイル情報を取得する（ステップＳ５１８）。同様に、現在のページに対する文書属性要素が存在する場合（ステップＳ５２０）、ＳＶＧビューワ４７は、対応する文書属性情報を取得する（ステップＳ５１２）。ステップＳ５２３において、ＳＶＧビューワ４７は、ここまで取得された必要な文書リソースを使用して、現在のページのみを描画する。その後、ステップＳ５２５において、ＳＶＧビューワ４７は、サムネイル及び文書属性とともに、現在のページを表示する。現在のページは、表示エリア８２に表示される。現在のページの隣接ページは、この時点では、まだ表示されない（つまり、ステップＳ５２５の実行では表示されない）、但し、代替画像（例えば、ゴーストアウトライン）が、現在のページの隣接ページに対して表示されることが好ましい。この代替画像は、表示エリア８２に表示される。
代替画像のみが現在のページの隣接ページに対して表示されるので、現在のページはプログレッシブ形式でより高速に表示され、これによって、現在選択されているページの表示が高速になる。その後、現在のページの隣接ページが描画され（ステップＳ５２６）、表示される（ステップＳ５２７）。これは、現在のページがまず表示されて、続いて、現在のページの隣接ページを表示するプログレッシブ表示を実現する。このプログレッシブ表示は、現在表示されるページの速度を向上し、さらに、異なるページに移るための情報をユーザに与えることを維持する。
ステップＳ５２８において、現在のページとして新規のページの表示のリクエストが受信される場合、フローは、ステップＳ５１５に戻り、新規に要求された現在のページに対する処理を実行する。既に描画されたページは、表示時に再使用される。例えば、ユーザが現在のページとして隣接ページを選択する場合、以前の現在のページが、再描画されずに表示される。
本発明は、特定の実施形態について説明されている。本発明が上述の実施形態に限定されず、また、本発明の精神及び範囲のから逸脱しないで、当業者によって様々な変更及び変形が実行されても良いことが理解されるべきである。
Claims (24)
- 少なくともベクトルグラフィック形状、画像及びテキストそれぞれを定義する複数の要素タイプによって定められるテキストを含むＸＭＬベース文書において、各要素タイプは、開始タグと対応する終了タグを有し、これらは、前記複数の要素タイプに対するルールを定義する文書タイプ定義に集約的に適合し、
前記ＸＭＬベース文書は、複数のページとページ情報テキストを含み、前記ページ情報テキストは、前記複数のページそれぞれの前記ＸＭＬベース文書内の位置を定義するページ情報要素タイプによって定められる
ことを特徴とするＸＭＬベース文書。 - 前記ページ情報テキストを含むページディレクトリテキストを更に備え、前記ページディレクトリテキストは、前記複数のページのそれぞれに対して少なくとも１つのページ情報要素を含むページディレクトリ要素タイプによって定められている
ことを特徴とする請求項１に記載のＸＭＬベース文書。 - 前記ページディレクトリテキストを含むディレクトリ情報テキストを更に備え、前記ディレクトリ情報テキストは、前記複数のページの数を特定し、かつ前記ページディレクトリ要素を含むディレクトリ情報要素タイプによって定められている
ことを特徴とする請求項２に記載のＸＭＬベース文書。 - 前記ディレクトリ情報テキストは、更に、前記複数のページそれぞれに対するグラフィックを定義するサムネイル情報テキストを含み、前記サムネイル情報テキストは、サムネイル情報要素タイプによって定められている
ことを特徴とする請求項３に記載のＸＭＬベース文書。 - 前記サムネイル情報テキストを含み、かつサムネイルディレクトリ要素タイプによって定められているサムネイルディレクトリテキストを更に備える
ことを特徴とする請求項４に記載のＸＭＬベース文書。 - 文書属性要素タイプによって定められ、かつ前記ＸＭＬベース文書の属性を特定する文書属性テキストを更に備える
ことを特徴とする請求項３に記載のＸＭＬベース文書。 - 前記ＸＭＬベース文書内のページで使用されるリソースに対するＸＭＬベース文書内の位置ポインタを特定する文書リソーステキストを更に備える
ことを特徴とする請求項１に記載のＸＭＬベース文書。 - 前記文書リソーステキストと、少なくとも前記ページ情報テキストの間接的な参照を含むディレクトリテーブルリスト要素を更に備える
ことを特徴とする請求項７に記載のＸＭＬベース文書。 - 文書ディレクトリテーブルタイプによって定められ、かつ前記ディレクトリテーブルリストテキストの位置情報を提供する文書ディレクトリテーブルテキストを更に備える
ことを特徴とする請求項８に記載のＸＭＬベース文書。 - 前記ページ情報テキストは、前記ＸＭＬベース文書に記憶される文書ディレクトリ情報に含まれる
ことを特徴とする請求項１に記載のＸＭＬベース文書。 - 前記文書ディレクトリ情報は、前記ＸＭＬベース文書の末尾あるいはその近傍に記憶される
ことを特徴とする請求項１０に記載のＸＭＬベース文書。 - ディレクトリ既存要素タイプによって定められるディレクトリ既存要素を更に備え、前記ディレクトリ既存要素は、前記文書ディレクトリ情報の位置を直接的にあるいは間接的に定義し、前記ディレクトリ既存要素は、前記ＸＭＬベース文書の先頭あるいはその近傍に配置される
ことを特徴とする請求項１１に記載のＸＭＬベース文書。 - 前記ＸＭＬベース文書は、ＳＶＧベース文書からなる
ことを特徴とする請求項１に記載のＸＭＬベース文書。 - ＸＭＬベース文書に対するオーサリングツールであって、前記ＸＭＬベース文書は、少なくともベクトルグラフィック形状、画像及びテキストそれぞれを定義する複数の要素タイプによって定められるテキストを含み、各要素タイプは、開始タグと対応する終了タグを有し、これらは、前記複数の要素タイプに対するルールを定義する文書タイプ定義に集約的に適合し、
前記オーサリングツールは、
前記ＸＭＬベース文書内の複数のページに対するテキストを生成する手段と、
前記複数のページそれぞれの前記ＸＭＬベース文書内の位置を定義するページ情報要素タイプによって定められるページ情報テキストを生成する手段と
を備えることを特徴とするオーサリングツール。 - 請求項１乃至１３のいずれか１項に記載のＸＭＬベース文書に対するオーサリングツール。
- 前記オーサリングツールは、プリンタドライバからなる
ことを特徴とする請求項１５に記載のＸＭＬベース文書。 - 前記オーサリングツールは、スタンドアローンアプリケーションからなる
ことを特徴とする請求項１５に記載のＸＭＬベース文書。 - 前記オーサリングツールは、アプケーションプログラムのプラグインである
ことを特徴とする請求項１５に記載のＸＭＬベース文書。 - ＸＭＬベース文書に対するビューワであって、前記ＸＭＬベース文書は、少なくともベクトルグラフィック形状、画像及びテキストそれぞれを定義する複数の要素タイプによって定められるテキストを含み、各要素タイプは、開始タグと対応する終了タグを有し、これらは、前記複数の要素タイプに対するルールを定義する文書タイプ定義に集約的に適合し、
前記ビューワは、
現在のページのユーザ選択を受信する手段と、
前記選択された現在のページと、前記現在のページの前記ページ情報テキストに基づいて、前記ＸＭＬベース文書内のテキストを解析する手段と、
前記解析されたテキストに基づいて、前記現在のページの画像を描画する手段と
を備えることを特徴とするビューワ。 - 前記描画する手段は、前記現在のページの前記画像と、該現在のページの隣接ページの画像をプログレッシブで描画する
ことを特徴とする請求項１９に記載のビューワ。 - 請求項１乃至１３のいずれか１項に記載のＸＭＬベース文書に対するビューワであって、前記ビューワは、閲覧中のページと、前記ページ情報テキストに基づいて、前記ＸＭＬベース文書を解析することで、前記現在のページを描画し表示する
ことを特徴とするビューワ。 - 前記ビューワは、スタンドアローンアプリケーションからなる
ことを特徴とする請求項２１に記載のビューワ。 - 前記ビューワは、アプリケーションプログラムのプラグインである
ことを特徴とする請求項２１に記載のビューワ。 - 前記現在のページ及びその隣接ページは、プログレッシブで表示される
ことを特徴とする請求項２１に記載のビューワ。
Applications Claiming Priority (2)
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Publications (3)
| Publication Number | Publication Date |
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