JP2009140311A - 文書処理装置および文書処理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の電子化文書の中から選択的に1つの電子化文書を選択する際に、各文書画像に含まれる図形、表、イメージ等に基づいて、ユーザが一見して把握する一覧画像を表示することが可能な文書処理装置を提供する。
【解決手段】文書要素の選択画面を表示する(ステップS311)。そして、文書要素の選択指示があった場合には、次に文書要素の選択指示に従ってフォルダ内の全ファイルから文書要素を読み出す(ステップS313)。各ファイルの文書要素のデータであるしおりデータに従って文書画像内に含まれる文書要素を抽出する。各ファイルについて、抽出した文書要素のサムネイル表示を実行する(ステップS314)。
【選択図】図15

Description

本発明は、文書画像と属性情報とを含む電子化文書を処理する文書処理装置および文書処理方法に関し、特に文書画像内の文書要素の一覧表示を行なう技術に関する。
省資源や省スペース等の観点から紙原稿等に記載された文書を電子化文書に変換して管理する文書管理システムが実用化されている。このような文書管理システムにおいては、スキャナ等を用いて原稿を読取ることにより文書画像を生成し、これらの文書画像から電子化文書を生成する。
このような文書画像は、文書を画素の集合である画像(イメージ)として格納しているので、当該文書に含まれている文字や図表等の内容を特定するためのデータ(代表的にはテキストデータ等)を元来含んでいない。そのために特定の情報を含む文書を多くの文書画像の中から検索することは困難である。
一方で、文書画像をより容易に管理できるように、文書画像に含まれる図形、表、イメージ等の文書要素を解析することで属性情報(代表的に「しおり」)を取得し、文書画像に当該属性情報を付加することにより、効率的な検索動作を実行することが可能である。
たとえば特開平9−198517号公報においては、文書内の図表の一覧を表示するための図表データと、図表が存在する位置を示す位置情報とを対応付けた一覧登録データを作成する図表データ作成部および一覧登録データ作成部と、一覧登録データに基づいて図表の一覧を表示する図表一覧表示制御部と、図表一覧表示制御部によって表示された一覧での特定の図表を選択する指示に応じて、一覧登録データの位置情報に基づいて、指示された図表が存在する位置に応じてページ制御を行なう頁制御部および図表の実データをコピーする図表データ制御部とを含む文書作成装置が開示されている。
また、特開平5−290105号公報においては、多数の図形部品の中から利用者が目的の図形部品を効率よく検索して再利用することが可能な図形部品管理方式が開示されている。具体的には階層的に構成された分類体系に従って登録された図形部品群を分類・管理し、その分類体系の構成に沿って段階的に図形部品の検索を実行する方式が開示されている。
特開平9−198517号公報 特開平5−290105号公報
しかしながら、特開平5−290105号公報においては、作成の段階で意図的に階層的に図形部品群を意図的に一覧に登録しなければならず、利用者に対して負担を強いるものであり、作業負担が大きいという問題があった。
また、特開平9−198517号公報においては、同一文書内で図表を作成時に図表位置を一覧として登録するものであり、複数の文書に含まれる図形等の一覧表示を実行する方式ではないため、図形等の一覧表示に従って複数の文書の中からユーザが1つの文書を指定することはできなかった。
本発明は、上記のような問題を解決するためになされたものであって、複数の電子化文書の中から選択的に1つの電子化文書を選択する際に、各文書画像に含まれる図形、表、イメージ等に基づいて、ユーザが一見して把握する一覧画像を表示することが可能な文書処理装置および文書処理方法を提供することを目的とする。
本発明に係る文書処理装置は、電子化文書を処理する文書処理装置であって、電子化文書は、文書画像と属性情報とを含み、属性情報は、文書画像内での所定の種別の文書要素の位置を示す情報と、文書要素の種別を示す情報とを含み、表示部と、複数の電子化文書の属性情報にそれぞれ基いて、対応する電子化文書の所定の種別の文書要素を抽出して一覧画像を表示する表示制御部とを含む。
好ましくは、表示制御部は、一覧画像として表示部に表示される所定の種別の文書要素が選択された場合には、属性情報に基づいて選択された文書要素が含まれる対応する文書画像を表示する。
好ましくは、表示制御部は、複数の文書要素の種別の中から選択された少なくとも1つ以上の種別に対応する文書要素を抽出して一覧画像を表示する。
特に、表示制御部は、一覧画像として表示する複数の文書要素の種別を選択入力可能な文書要素選択画面を表示する。
好ましくは、文書要素の種別は、表題、見出し、段落区切り、図、表、写真、手書き文字、下線付文字、装飾文字、色文字の少なくともいずれかを含む。
好ましくは、電子化文書群を記憶する記憶部をさらに含み、電子化文書群は、フォルダ毎に管理され、表示制御部は、指定されたフォルダに含まれる複数の電子化文書の属性情報にそれぞれ基いて、対応する電子化文書の所定の種別の文書要素を抽出して一覧画像を表示する。
本発明に係る文書処理方法は、電子化文書を処理する文書処理方法であって、電子化文書は、文書画像と属性情報とを含み、属性情報は、文書画像内での所定の種別の文書要素の位置を示す情報と、文書要素の種別を示す情報とを含み、複数の電子化文書の属性情報にそれぞれ基いて、対応する電子化文書の所定の種別の文書要素を抽出するステップと、抽出した文書要素を一覧画像として表示するステップとを含む。
本発明に係る文書処理装置は、電子化文書を処理する文書処理装置であって、複数の電子化文書の属性情報にそれぞれ基いて、対応する電子化文書の所定の種別の文書要素を抽出して一覧画像を表示する。これにより、複数の電子化文書の中から選択的に1つの電子化文書を選択する際に、たとえば、各文書画像に含まれる図形、表、イメージ等に基づいて、ユーザが一見して把握することが可能である。
本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一または相当部分については同一符号を付してその説明は繰返さない。
(実施の形態1)
(全体システム構成)
図1は、本発明の実施の形態1に従う文書処理装置を含むシステムの概略構成図である。
本実施の形態においては、代表的に本発明に係る文書処理方法を実行するMFP(Multi Function Peripheral)について説明する。
なお、本発明に係る文書処理方法は、MFPに限らず、複写機やファクシミリ装置等にも適用することができる。
図1を参照して、本発明の実施の形態1に従うMFP1は、原稿300を読み取るための画像読取部104と、紙媒体などへの印刷処理を行うためのプリント部106と、電子化文書を記憶するための記憶部112とを含んで構成される。
特に、本発明の実施の形態1に従うMFP1は、画像読取部104で原稿300を読み取るあるいは後述するネットワークを介して文書画像を取得し、この文書画像を含む電子化文書400を生成する。この際、MFP1は、文書画像に含まれる文書要素の文書画像内の位置を示す情報と、当該文書要素の種別を示す情報とを含む属性情報を生成する。
この「文書要素」とは文書を構成する記述要素を意味する。なお、このような属性情報は、「メタデータ(Meta Data)」とも称され、上述のような位置および種別を示す情報に加えて、たとえば各文書要素を代表する説明等を含めることも可能である。以下の説明においては、属性情報の代表例として「しおり」を電子化文書に付加する構成について説明する。
なお、本明細書において「属性情報」とは、文書要素の「文書画像内の位置」を示す情報と、当該文書要素の「種別」を示す情報とを少なくとも含むデータであり、「しおり」の他に文書要素についての補足的コメントをさらに含む「注釈」などであってもよい。
MFP1は、読取った文書画像に属性情報を付加して、電子化文書400を生成する。代表的に、電子化文書400にはPDF(Portable Document Format)などのフォーマットを採用することができる。
その後、MFP1は、生成した電子化文書400を自身の記憶部112に格納したり、ネットワークを介してパーソナルコンピュータPC1,PC2,PC3(以下「パーソナルコンピュータPC」とも称する)に送信したりする。代表的な使用形態としてMFP1が設置されている同一のオフィス内に敷設されたネットワークであるLAN(Local Area Network)に接続されているパーソナルコンピュータPC1,PC2に対しては、MFP1から電子化文書400が直接的に送信される。
一方、LANとWAN(Wide Area Network)との接続点には、サーバ装置SRVが設けられており、MFP1とは離れたオフィスにあるパーソナルコンピュータPC3等に対しては、MFP1からサーバ装置SRVを介して電子化文書400が送信される。ここで、サーバ装置SRVは代表的にメールサーバ、FTP(File Transfer Protocol)サーバ、Webサーバ、SMBサーバ等で構成される。
画像読取部104は、原稿をセットするための載荷台と、原稿台ガラスと、載荷台にセットされた原稿を原稿台ガラスに自動的に1枚ずつ搬送する搬送部と、読取られた原稿を排出するための排出台とを含む。この構成により、複数枚の原稿をページ単位で連続的に読取って、1つの電子化文書400として生成することができる。
ここでMFP1は、原稿の各ページに対応して文書画像を作成するので、電子化文書400にはページ領域に区分された文書画像が含まれることになる。
特に、本発明の実施の形態に従うMFP1は、電子化文書400の生成過程もしくは生成後において、複数の文書画像にそれぞれ対応して、各文書画像を示す文書要素を少なくとも1つ含む一覧画像を表示可能である。このような一覧画像に含まれる各文書要素は「サムネイル画像」とも称される。
複数の文書画像にそれぞれ対応して、各文書画像を示す一覧画像を表示することにより、ユーザは、複数の電子化文書の中から自己が希望する電子化文書を容易に把握し、選択することが可能である。以下、当該処理を実現する構成について詳述する。
(MFPの概略構成)
図2は、本発明の実施の形態1に従うMFP1における概略構成を説明するブロック図である。
図2を参照して、本発明の実施の形態1に従うMFP1は、制御部100と、メモリ部102と、画像読取部104と、プリント部106と、通信インターフェイス部108と、操作パネル部110と、記憶部112とを含む。
制御部100は、代表的にCPU(Central Processing Unit)等の演算装置から構成され、プログラムを実行することで本発明の実施の形態に従う文書処理方法を実現する。
メモリ部102は、代表的にDRAM(Dynamic Random Access Memory)等の揮発性の記憶装置であり、制御部100で実行されるプログラムやプログラムの実行に必要なデータ等を保持する。
通信インターフェイス108は、代表的に、ネットワーク(たとえば図1に示すLAN)を介してパーソナルコンピュータPCとの間でデータを授受するための部位であり、たとえば、LANアダプタおよびそれを制御するドライバソフト等を含む。
また、記憶部112は、代表的にハードディスクやフラッシュメモリ等の不揮発性の記憶装置であり、制御部100が生成した電子化文書400等を格納する。
プリント部106は、プリント処理を行なうための部位であり、プリント処理に係るハードウェア構成に加えて、各部の作動を制御するための制御装置をも含む。
また、操作パネル部110は、ユーザに対して画像や各種作動状態を表示する表示機能とともに、ユーザの操作を受付ける設定操作機能を提供する部位である。
操作パネル部110に含まれる図示しない表示パネルには、各電子化文書の文書画像に含まれる文書要素の一覧画像や、文書画像の所定範囲に対応する閲覧画像等が表示される。なお、閲覧画像は、文書要素に対応する画像に比較してより大きなサイズで表示される。すなわち閲覧画像の表示領域は、一覧画像における各文書要素の表示領域より大きく設定される。さらに、表示パネルにはユーザがMFP1に対して各種設定を行なうための設定画面や、MFP1からユーザに対して作動状態などを表示するための表示画面等が表示される。
ユーザは、操作パネル部110を操作することで各種設定を与えることが可能であり、代表的に操作パネル部110に表示される設定操作画面に触れることで各種設定操作ができる。また、ユーザは、図示しないがストップボタン、スタートボタン、および操作ボタン等を押圧することにより各種設定操作を実行することができるものとする。
(一覧画像および閲覧画像の表示例)
MFP1は、ユーザからの要求に応答して生成した複数の電子化文書に基づいて、各電子化文書の文書画像に含まれる文書要素の一覧画像を表示パネルに表示する一方、閲覧画像を表示パネルに表示することもできる。
図3は、本発明の実施の形態1に従う表示パネルに表示される一覧画像の一例を示した図である。
図3を参照して、ここでは、表示パネルに3つの電子化文書であるファイル(File A.)(File B.)(File C.)に含まれている後述するしおりデータに基いて文書要素の一覧画像が示されている。
ここでは、一例として3つの電子化文書のしおりデータに基いて「タイトル」、「手書き」、「図」、「表」、「見出し」の文書要素が文書画像から抽出されて出力されている場合が示されている。
具体的にはファイル(File A.)においては、しおりデータに含まれている「タイトル」に対応する文書要素が文書画像から抽出されて「報告書1」の文書要素画像(サムネイル画像)331aが示されている。また、「見出し」に対応する文書要素が文書画像から抽出されて「1.概要」、「2.詳細内容」、「3.まとめ」、「4.実験」、「5.結論」の文書要素画像(サムネイル画像)330a〜330eが示されている。また、「手書き」に対応する文書要素が文書画像から抽出されて「重要」の文字の文書要素画像(サムネイル画像)332が示されている。
また、ファイル(File B.)においては、「図」に対応する文書要素が文書画像から抽出されて文書要素画像(サムネイル画像)304a,304d,304eが示されている。また、「表」に対応する文書要素が文書画像から抽出されて文書要素画像(サムネイル画像)305が示されている。
また、ファイル(File C.)においては、「図」に対応する文書要素が文書画像から抽出されて文書要素画像(サムネイル画像)304fが示されている。
図4は、表示パネルにおいて、ファイル(File B.)の文書要素画像(サムネイル画像)304eが選択されている場合を説明する図である。
図4に示されるように、ここでは、文書要素画像(サムネイル画像)304eの矩形領域の枠が選択状態であることを示す太線で囲まれている場合が示されている。当該表示により、ユーザは、文書要素画像(サムネイル画像)304eが選択状態であることを把握することが可能である。あるいは、他の文書要素画像と比べて背景色を変更等することにより選択状態の文書要素画像(サムネイル画像)と非選択状態の文書要素画像とを差別化することも可能である。
なお、「選択」動作は代表的に表示パネル上のアイコンなどの表示位置を押圧することで実現される。
なお、表示パネルにおいては、「OPEN」ボタン320と、「Next page」ボタン321と、「Previous page」ボタン322とが設けられており、例えば、「OPEN」ボタン320は、選択された文書要素が含まれるファイルの読み出しを実行するボタンである。また、「Next page」ボタン321は、サムネイル画面が複数ページで構成される場合に、次のページの表示を実行するボタンである。「Previous page」ボタン322は、文書要素の一覧画像の画面(サムネイル画面)が複数ページで構成される場合に、一つ前のページの表示を実行するボタンである。
図5は、表示パネルに表示された閲覧画像を説明する図である。
図5を参照して、ここで、表示パネルにおいて、タブボタン(詳細)308を選択することで、文書要素画像304eを拡大した閲覧画像で表示されることになる。
また、タブボタン(サムネイル)302を選択することで、再び図3で説明した文書要素画像の一覧画像が表示される。
このようにファイルごとに抽出された文書要素を一覧画像上に表示することにより、ユーザが複数の電子化文書の中から、読み出された文書要素を一見して把握することにより、ユーザが望むファイルを容易に把握することができ、対象とするファイルを選択することが可能となる。
次に図6を用いて、電子化文書の生成処理および表示処理に係る機能構成について説明する。
図6は、本発明の実施の形態1に従うMFP1における概略構成を説明する機能ブロック図である。
このブロック図に示される各機能は主として、制御部100やメモリ部102等によって実現される。
図6を参照して、電子化文書の生成処理を実現する機能は、画像読取部104と、画像バッファ部12と、圧縮処理部14と、電子化文書生成部16と、文書要素抽出部18と、しおりデータ生成部22と、受信部30と、プリントデータ展開部32とによって実現される。
画像読取部104は、原稿300を読取って文書画像を取得し、その文書画像を画像バッファ部12へ出力する。画像バッファ部12は、画像読取部104が逐次的に出力する文書画像のデータを一時的に格納する部位であり、一旦格納した文書画像を圧縮処理部14および文書要素抽出部18へ出力する。
受信部30は、通信インターフェイス部108によって実現され、ネットワーク等を介して送信されてきたプリントデータを受信する部位であり、当該データをプリントデータ展開部32に出力する。
プリントデータ展開部32は、送信されてきたプリントデータを展開して圧縮処理部14および文書要素抽出部18へ出力する。
圧縮処理部14は、画像バッファ部12あるいはプリントデータ展開部32から出力される文書画像を圧縮処理して電子化文書生成部16へ出力する。この圧縮処理による圧縮度合は、生成される電子化文書の大きさや要求される文書画像の解像度等に応じて変化させることも可能であり、また圧縮処理は非可逆変換であってもよい。なお、高解像度が要求される場合などには、圧縮処理を省略することもできる。
文書要素抽出部18は、画像バッファ部12あるいはプリントデータ展開部32から出力される文書画像に含まれる所定の種別の文書要素を抽出する。文書要素抽出部18は、この文書要素の抽出に際して各文書要素の文書画像内における位置も抽出する。そして文書要素抽出部18は、抽出した文書要素の種別およびその位置情報をしおりデータ生成部22へ出力する。また、文書要素抽出部18は、文書画像内の文書要素について抽出した文書要素の文書要素画像(サムネイル画像)データをしおりデータ生成部22へ出力することも可能である。
図7は、文書画像に含まれる文書要素の抽出処理を説明するための図である。
図7(a)は、原稿300から生成される文書画像の一例を示す図であり、図7(b)は、図7(a)に示される文書画像に対して文書要素が抽出された状態の一例を示す図である。
図7(a)を参照して、一例として原稿300(一例として、5ページ)が画像読取部104で読取られると、画像バッファ部12には各ページに対応する文書画像が格納される。図7(b)に示されるように、文書要素抽出部18は、このような文書画像に含まれる矩形の文書要素420を抽出する。なお、文書要素420の抽出については公知の方法を用いることができるが、代表的に文字サイズや隣接する領域に対する間隔などに基づいて、各領域が抽出される。ここで、抽出対象の文書要素は、「表題(タイトル)」、「見出し」、「段落区切り」、「図」、「表」、「写真」、「手書き文字」、「下線付き文字」、「装飾文字」、「色文字」などの種別を有するものが含まれる。
より具体的には、「表題(タイトル)」は、文書画像内に配置される文字の文字サイズに基づいて抽出することができる。「見出し」は、文書画像内におけるオフセット位置やインデント位置などに基づいて抽出することができる。「段落区切り」は、後続する文字領域との間の間隔などに基づいて抽出することができる。「図」は、直線や曲線の検出数などに基づいて抽出することができる。「表」は、直線および直線の交差点の検出数などに基づいて抽出することができる。「写真」は、画像の濃淡変化の度合などに基づいて抽出することができる。「手書き文字」は、文字認識の度合などに基づいて抽出することができる。「下線付き文字」は、文字と直線との距離などに基づいて抽出することができる。「装飾文字」は、複数の段階の文字認識を行なうことで抽出することができる。「色文字」は、文字認識と対応する画素の色情報などに基づいて抽出することができる。
なお、文書画像内の共通の領域に対して、複数の文書要素が重複し抽出されてもよい。また、文書要素として抽出する種別は上述のものに限られることなく、公知の認識技術を用い、さまざまな種別の文書要素を抽出することも可能である。
再び、図6を参照して、しおりデータ生成部22は文書要素抽出部18から抽出された文書要素の位置情報と種別等に基づいてしおりデータを生成する。そして、しおりデータ生成部22は、生成したしおりデータを電子化文書生成部16へ出力する。電子化文書生成部16は、圧縮処理部14からの圧縮された文書画像にしおりデータ生成部22からのしおりデータを付加することで電子化文書を生成する。
図8は、電子化文書生成部16が生成する電子化文書400のデータ構造の一例を示す図である。
図8を参照して、本発明の実施の形態1に従う電子化文書400は、ヘッダ部402と、文書画像部404と、しおりデータ部406と、フッタ部408とから構成される。ヘッダ部402およびフッタ部408には、電子化文書400の属性についての情報、たとえば作成日時・作成者・著作権情報等が格納される。
また、文書画像部404には各ページに対応する文書画像が格納される。
なお、この文書画像は、上述したように圧縮された状態で格納されてもよい。
しおりデータ部406には、文書画像に含まれる文書要素を特定するためのしおりデータが格納される。
図9は、しおりデータのデータ構成の一例を示す図である。
図9を参照して、しおりデータには各文書要素に対応付けてページ番号、領域左上座標、領域右下座標、要素種別などが格納される。また、各文書要素に対応付けて、各文書要素の文書要素画像(サムネイル画像)データを格納することも可能である。本例においては、一例として文書要素として、「見出し」の要素種別である「報告書1」の文書要素画像データが格納される場合が示されている。
ページ番号は、対応する文書要素が存在するページを特定するための位置情報である。また、領域左上座標および領域右下座標は、対応する文書要素のページ内での領域(矩形)を特定するための位置情報である。また、要素種別は、対応する文書要素の種別を特定するための情報である。
再び、図6を参照して、電子化文書生成部16は、生成した電子化文書をユーザによる設定などに応じて記憶部112へ格納する。この記憶部112への格納に加えて、生成した電子化文書を送信部28へ出力してもよい。
送信部28は、通信インターフェイス部108によって実現され、電子化文書生成部16で生成された電子化文書をLANなどのネットワークを介してパーソナルコンピュータPCへと送信する。
電子化文書の表示処理を実現する機能は、表示データ生成部20と、表示部34と、設定操作部26とによって実現される。
表示部34は、表示パネルによって実現され、設定操作部は表示パネルとストップボタン、スタートボタン、および操作ボタン等によって実現される。
表示データ生成部20は、表示部34に画像を表示するためのデータ(信号)を生成するための部位であり、一覧画像生成部20aと閲覧画像生成部20bとを含む。
一覧画像生成部20aは、設定操作部26から与えられるユーザ要求に基づいて、記憶部112から複数の電子化文書を読出し、各電子化文書に格納されている上述したしおりデータに基づいて、各電子化文書に格納されている文書要素のデータを取得する。具体的には、しおりデータを構成する「ページ番号」、「要素種別」、「領域左上座標」、「領域右下座標」に従って文書画像内に含まれる文書要素を抽出して、各電子化文書に格納されている文書要素のデータをそれぞれ結合し、文書画像内の文書要素画像(サムネイル画像)の一覧画像を表示するためのデータを生成する。あるいは、図9で説明したようにしおりデータに文書要素に対応して、文書要素画像データが保存されている場合には、しおりデータに含まれている文書要素画像データに基づいて、文書画像内の文書要素画像(サムネイル画像)の一覧画像を作成することも可能である。
一方、閲覧画像生成部20bは、設定操作部26から与えられるユーザ要求(具体的には表示部34上に表示される文書要素の選択)に応じて、記憶部112から要求された電子化文書を読出し、選択された文章要素に対応する範囲を表示するためのデータを生成する。
図10は、本発明の実施の形態1に従う電子化文書の生成処理の具体例を説明するフロー図である。
図10を参照して、本発明の実施の形態1に従う電子化文書の生成処理は、制御部100がプログラムやメモリ部102などに読出して実行し、図6に示される各機能を制御することにより実現される。
図6および図10を参照して、まず画像読取部104が原稿300を読取って文書画像を生成する(ステップS100)。
この生成された文書画像は、画像バッファ部12に格納される。そして、圧縮処理部14が画像バッファ部12に格納された文書画像を圧縮処理して電子化文書生成部16へ出力する(ステップS102)。一方、文書要素抽出部18が、画像バッファ部12に格納された文書画像に含まれる所定の種別の文書要素およびその位置を抽出する(ステップS104)。
そして、文書要素抽出部18が抽出した文書要素の文書画像内における位置を示す情報と種別を示す情報とをしおりデータ生成部22へ出力する(ステップS106)。
そして、しおりデータ生成部22が、これらの文書要素の種別と位置情報とに基づいてしおりデータを生成する(ステップS108)。
次に、電子化文書生成部16が、圧縮処理部14からの圧縮された文書画像にしおりデータ生成部22からのしおりデータを付加することにより電子化文書を生成する(ステップS110)。
そして、電子化文書生成部16が、出力部24に電子化文書を出力する(ステップS112)。そして電子化文書の生成処理を終了する。
ここでは、画像読取部104が原稿300を読取って文書画像を生成する場合について説明したが、ネットワークを介してプリントデータが外部から入力される場合においても同様に適用可能である。
図11は、本発明の実施の形態1に従う電子化文書の生成処理の具体例を説明する別のフロー図である。
図11を参照して、本発明の実施の形態1に従う電子化文書の別の生成処理は、制御部100がプログラムやメモリ部102などに読出して実行し、図6に示される各機能を制御することにより実現される。
図11を参照して、図10のフローと比較して、ステップS100をステップS100#に置換した点が異なる。ステップS100#において、受信部30がプリントデータを受信してプリントデータ展開部32でプリント用の文書画像を生成する。その他の処理については、図10で説明したのと同様であるのでその詳細な説明は繰り返さない。
また、上記においては、文書要素抽出部18は、主に文書要素の文書画像内における位置を示す情報と種別を示す情報とをしおりデータに含める場合について説明したが、これに限られず、例えば上述したように文書要素抽出部18において、文書画像内の文書要素について抽出した文書要素の文書要素画像(サムネイル画像)データをしおりデータに含めることも可能である。
図12は、本発明の実施の形態1に従う電子化文書の出力処理を説明するフロー図である。
図12を参照して、本発明の実施の形態1に従う電子化文書の出力処理は、制御部100がプログラムやメモリ部102などに読出して実行し、図6に示される各機能を制御することにより実現される。
図6および図12を参照して、まず、出力部24に電子化文書の入力があったかどうかを判断する(ステップS200)。そして、出力部24に電子化文書の入力があった場合には出力選択画面を表示する(ステップS201)。そして、出力選択画面に対するユーザからの選択指示があったかどうかを判断する(ステップS202)。選択指示がなかった場合には終了する。
選択指示があった場合には、次にメール送信あるいはデータ保存いずれの選択指示であるかを判断する(ステップS203)。
メール送信である場合には、次に指定された相手先へ電子化文書を送信する(ステップS204)。
一方、データ保存である場合には指定されたフォルダに電子化文書を保存する(ステップS205)。
図13は、出力選択画面においてデータを保存する選択画面を説明する図である。
図13を参照して、ここではデータ保存の選択画面が表示されており、一例として保存先としてフォルダ1〜フォルダ8までの保存先が示されている。
設定操作部26によりフォルダ1〜フォルダ8までのいずれか1つを選択することにより、電子化文書が生成された場合に当該フォルダに保存することが可能である。例えば、操作パネルにおいて、表示されたフォルダ1〜フォルダ8までの保存先を指で押圧することにより選択することが可能である。なお、当該選択画面において、タブボタン(メール送信)400を選択することで、メール送信の選択画面が表示され、タブボタン(データ保存)401を選択することで、データ保存の選択画面が表示されることになる。
図14は、出力選択画面においてメール送信を実行する場合のメール送信の選択画面を説明する図である。
図14に示されるように、ここでは宛先1〜宛先8までメールの宛先が表示されており、一例としてメールの宛先として宛先1〜宛先8のいずれかを選択することにより電子化文書をメールで送信することが可能である。例えば、操作パネルにおいて、表示された宛先1〜宛先8までの保存先を指で押圧することにより選択し、選択された宛先に対して電子化文書をメールで送信することが可能である。
図15は、本発明の実施の形態1に従う電子化文書の表示処理を説明するフロー図である。
図15のフロー図は、制御部100がプログラムをメモリ部107などに読出して実行し、図6に示される各機能を制御することで実現される。
図6および図15を参照して、まずファイル読出の指示があったかどうかを判断する(ステップS300)。
ファイル読出の指示があった場合には、次に読出フォルダ選択画面を表示する(ステップS301)。
図16は、読出フォルダ選択画面を説明する図である。
図16を参照して、ここでは、読み出すフォルダの選択画面510が表示されており、一例として読み出し可能なフォルダ1〜フォルダ8が示されている。各フォルダに対応して選択可能なボタン511が設けられている。
設定操作部26によりフォルダ1〜フォルダ8にそれぞれ対応するボタンを選択することにより、当該フォルダに格納されている少なくとも1つの電子化文書が読み出されるものとする。例えば、操作パネルにおいて、表示されたフォルダ1〜フォルダ8にそれぞれ対応するボタンを指で押圧することにより選択することが可能である。なお、「Cancel」ボタン512を押圧することにより、選択画面を終了することができる。
次に、再び図15を参照して、読出フォルダ選択画面において、読出フォルダの選択の指示があったかどうかを判断する(ステップS302)。読出フォルダの選択の指示があった場合には次に読出モード選択画面を表示する(ステップS303)。
図17は、読出モード選択画面を説明する図である。
図17を参照して、読出モード選択画面520には、ファイル名読み出しの機能を実行するためのボタン521と、文書要素一覧読み出しの機能を実行するためのボタン522とが設けられる。
再び図15を参照して、次に読出モード選択画面において、ファイル名の読み出し/文書要素一覧読み出しのいずれが選択されたかを判断する(ステップS304)。
ファイル名の読み出しの機能が選択された場合には次にファイル名選択画面表示を実行する(ステップS305)。
図18は、ファイル名選択画面を説明する図である。
図18を参照して、ここでは、ファイル名選択画面531が示され、ファイル名選択画面において、8個の選択可能なファイル1〜ファイル8がそれぞれ示されている。当該ファイル1〜ファイル8は、読み出しフォルダ選択画面において選択されたフォルダに格納されているファイルである。
各ファイルに対応して選択可能なボタン531が設けられている。
設定操作部26によりファイル1〜ファイル8にそれぞれ対応するボタンを選択することにより、当該ファイルである電子化文書を指定することが可能である。例えば、操作パネルにおいて、表示されたファイル1〜ファイル8にそれぞれ対応するボタンを指で押圧することにより選択することが可能である。なお、「Cancel」ボタン532を押圧することにより、選択画面を終了することができる。
再び図15を参照して、ファイル指定があったかどうかを判断する(ステップS306)。ファイル指定があった場合には次に指定されたファイルを読み出して表示する(ステップS307)。
そして、指定ファイルの確認がOKがどうかを判断する(ステップS308)。すなわち、読み出した指定ファイルがユーザの意図したファイルである場合には、次のステップS309に進む。
一方、指定ファイルの確認がOKでない場合には、再びステップS305に進む。
指定ファイルの確認がOKである場合には、次に、出力形式の選択指示があったかどうかを判断する(ステップS309)。
そして出力形式の選択指示があった場合には、指定された出力形式に従って指定ファイルを出力指示する(ステップS310)。
一方、ステップS304において文書要素一覧読み出しの機能が選択された場合には、文書要素の選択画面を表示する(ステップS311)。
図19は、本発明の実施の形態1に従う文書要素選択画面を説明する図である。
図19を参照して、ここでは、「色文字」、「装飾文字」、「下線部」、「段落区切り」、「見出し」、「タイトル」、「手書き」、「図」、「表」、「写真」の文書要素の項目412にそれぞれ対応して、対応する文書要素の項目をユーザが選択的にチェックするチェックボックス413が設けられている。
このチェックボックスにチェックすることにより、抽出する文書要素を選択することが可能である。あるいは種別組合せ選択ボタン411を押下することによって、これらの文書要素を適宜組合せたチェックボックス413に対して自動的にチェックを付けるようにすることも可能である。なお、文書要素の組み合わせは自由である。
そして、「OK」ボタン410を押下することにより、文書要素の選択指示があったものと判断し、次のステップに進むものとする。一方、「Cancel」ボタン416を押下することにより当該選択指示は無かったものとして処理を終了する。
そして、文書要素の選択指示があったかどうかを判断する(ステップS312)。
文書要素の選択指示があった場合には、次に文書要素の選択指示に従ってフォルダ内の全ファイルから文書要素を読み出す(ステップS313)。具体的には、一覧画像生成部20aは、各ファイルのしおりデータを構成する「ページ番号」、「要素種別」、「領域左上座標」、「領域右下座標」等に従って文書画像内に含まれる文書要素を抽出する。
次に、一覧画像生成部20aは、文書要素の一覧画像表示を実行する(ステップS314)。具体的には、図3で説明した一覧画像が表示される。あるいは、しおりデータに文書要素に対応して、文書要素画像データが保存されている場合には、しおりデータに含まれている文書要素画像データに基づいて、文書画像内の文書要素画像(サムネイル画像)の一覧画像を表示する。
次に、文書要素の指定があったかどうかを判断する(ステップS315)。
具体的には、図3で説明した文書要素画像が選択されて、表示パネルにおいて、「OPEN」ボタン320が押圧されたかどうかを判断する。
文書要素の指定があった場合には指定されたファイルを読み出して表示する(ステップS316)。
次に指定ファイルの確認がOKかどうかを判断する(ステップS317)。すなわち、読み出した指定ファイルがユーザの意図したファイルである場合には、次のステップS309に進む。
一方、ステップS317において、OKでない場合には再びステップS314に戻る。
以降の処理については、上述したのと同様であるのでその詳細な説明は繰返さない。
図20は、指定されたファイルの読み出し表示画面を説明する図である。
図20を参照して、ここでは、一例として、図3のサムネイル画面において、ファイル(File B.)の文書要素画像304eが指定されて、ファイル(File B.)が読み出された場合が示されている。
そして、ここでは、表示パネルの表示領域502において、ファイル(File B.)の当該文書要素を含むページが表示されている。
当該表示により、ユーザは、自己が指定した文書要素部分を容易に検索することが可能である。
また、表示領域502の右側欄にカーソルキー欄が設けられカーソルキーを選択して上下に操作することにより表示領域をスクロールさせることが可能である。また、表示領域502の左側欄に「Previous」ボタン504、「Next」ボタン505が設けられている。「Previous」ボタン504は、現在表示されているページの前のページを表示するボタンである。「Next」ボタン505は、現在表示されているページの次のページを表示するボタンである。
また、表示領域502の上部には、タブ(Print)ボタン500、タブ(Mail)ボタン501が設けられている。タブ(Print)ボタン500は、表示領域502に表示されているファイルの印刷の実行を指示するボタンである。また、タブ(Mail)ボタン501は、表示領域502に表示されているファイルのメール送信を指示するボタンである。
再び、図15を参照して、出力形式の選択指示があったかどうかを判断する(ステップS309)。指示が無ければ終了する。
具体的には、上述した図20において、表示領域502の上部に設けられたタブボタンが選択されたかどうかを判断する。
そして、出力形式の指示があった場合には、指定された出力形式に従って指定ファイルの出力を指示する(ステップS310)。具体的には、上述した、タブ(Print)ボタン500が指定された場合には、指定されたファイルは、図2のプリント部に出力されてプリント(印刷)処理されることになる。
また、上述したタブ(Mail)ボタン501が指定された場合には、図14で説明したメール送信の選択画面が表示されて、操作パネルにおいて、表示された宛先を選択することにより、選択された宛先に対して電子化文書をメールで送信することが可能である。
図20においては、表示パネルの表示領域502において、ファイル(File B.)の当該文書要素を含むページが表示される場合について説明したが、これに限られず、別の表示を実行することも可能である。
図21は、指定されたファイルの読み出し表示画面を説明する別の図である。
図21を参照して、ここでは、一例として、図3のサムネイル画面において、ファイル(File B.)の文書要素画像304eが指定されて、ファイル(File B.)が読み出された場合が示されている。そして、ここでは、表示パネルの表示領域502において、ファイル(File B.)の先頭のページが表示されているものとする。当該表示により、ユーザは、ファイルの先頭ページから閲覧することが可能でありユーザにとって便利である。
したがって、上述したように、複数の電子化文書(ファイル)について、ファイルごとに抽出された文書要素を一覧画像上に表示することにより、ユーザが複数の電子化文書の中から、読み出された文書要素を一見して把握することが可能であり、ユーザが望むファイルを容易に把握することができ、対象とするファイルを容易に選択することが可能となる。
(実施の形態1の変形例)
上記の実施の形態においては、図3において、3つの電子化文書のしおりデータに基いて複数の文書要素が文書画像から抽出されて電子化文書毎に出力される場合について説明したが、別の方式で表示することも可能である。
図22は、本発明の実施の形態1の変形例に従う表示パネルに表示される一覧画像の一例を示した図である。
図22を参照して、ここでは、表示パネルに3つの電子化文書であるファイル(File A.)(File B.)(File C.)に含まれているしおりデータに基いて文書要素の一覧画像が示されている。
具体的には、3つの電子化文書のしおりデータに基いて各種別毎に文書要素画像が表示されており、ここでは、「図」の文書要素が各文書画像から抽出されて出力されている場合が示されている。
ここで、表示パネルにおいて、タブ(図)ボタン350を選択することで、「図」に対応する文書要素の一覧画像が表示され、タブ(表)ボタン351を選択することで、「表」に対応する文書要素の一覧画像が表示され、タブ(写真)ボタン352を選択することで、「写真」に対応する文書要素の一覧画像が表示され、、タブ(タイトル)ボタン353を選択することで、「タイトル」に対応する文書要素の一覧画像が表示され、タブ(見出し)ボタン354を選択することで、「見出し」に対応する文書要素の一覧画像が表示され、タブ(手書き)ボタン355を選択することで、「手書き」に対応する文書要素の一覧画像が表示される。
なお、ここでは、タブ(図)ボタン350、タブ(表)ボタン351、タブ(写真)ボタン352、タブ(タイトル)ボタン353、タブ(見出し)ボタン354、タブ(手書き)ボタン355が示されているが、これに限られず、他の種別毎に表示することも当然可能である。
このようにファイル毎かつ、文書要素毎に一覧画像上に表示することにより、ユーザが複数の電子化文書の中から、読み出された文書要素をさらに容易に把握することが可能であり、ユーザが望むファイルを容易に把握することができ、対象とするファイルを選択することが可能となる。
(実施の形態2)
図23は、本発明の実施の形態2に従うMFP1#における概略構成を説明する機能ブロック図である。
図23を参照して、本発明の実施の形態2に従うMFP1#は、図6で説明したMFP1と比較して、文書要素ファイル生成部36をさらに設けた点と、表示データ生成部20を表示データ生成部20#に置換した点が異なる。
表示データ生成部20#は、一覧画像生成部20cと、閲覧画像生成部20bとを含む。
一覧画像生成部20cは、設定操作部26から与えられるユーザ要求に基づいて、記憶部112から文書要素ファイルを読出し、当該文書要素ファイルに基いて一覧画像を表示するためのデータを生成する。
出力部24は、記憶部112のフォルダに電子化文書を格納する際、文書要素ファイル生成部36に対しても電子化文書を出力する。
文書要素ファイル生成部36は、記憶部112に格納されているフォルダに対応付けられた文書要素ファイルを生成し、出力部24から入力された電子化文書の文書要素のデータであるしおりデータを文書要素ファイルに格納して記憶部112に記憶する。
具体的には、文書要素ファイル生成部36は、フォルダに対応付けられた文書要素ファイルに対して、入力された電子化文書であるファイルの文書要素のデータを格納する。
図24は、本発明の実施の形態2に従う電子化文書の表示処理を説明するフロー図である。
図24を参照して、図15で説明した電子化文書の表示処理と比較して、ステップS313をステップS313#に置換した点が異なる。その他の点については、同様であるのでその詳細な説明は繰り返さない。
ステップS312において、文書要素の選択指示があったかどうかを判断する。そして、文書要素の選択指示があった場合には、次に文書要素の選択指示に従って文書要素ファイルの読み出しを実行する(ステップS313)。具体的には、一覧画像生成部20cは、指定されたファイルに対応付けられた文書要素ファイルを読み出し、文書要素ファイルに格納されている各ファイルのしおりデータを構成する「ページ番号」、「要素種別」、「領域左上座標」、「領域右下座標」等に従って各ファイルの文書画像内に含まれる文書要素を抽出する。
次に、一覧画像生成部20cは、文書要素の一覧画像表示を実行する(ステップS314)。以降の処理については上述したのと同様であるのでその詳細な説明は繰り返さない。あるいは、しおりデータに文書要素に対応して、文書要素画像データが保存されている場合には、しおりデータに含まれている文書要素画像データに基づいて、文書画像内の文書要素画像(サムネイル画像)の一覧画像を表示する。
本発明の実施の形態2に従う電子化文書の表示処理においては、一覧画像生成部20cは、フォルダ内の全ファイルを読み出して、文書要素を抽出するのではなく、予め生成された文書要素ファイルを読み出して、当該文書要素ファイルに格納されてる各ファイルのしおりデータに基いて文書要素を抽出するため高速に文書要素を抽出して文書要素の一覧画像表示が可能である。
なお、記憶部112に格納されているファイルが削除された場合には、文書要素ファイル内のしおりデータも削除されるものとする。
なお、上記においては、文書要素ファイルは、各ファイルの文書要素のデータを格納している場合について説明したが、各ファイルの文書要素のデータを種別毎に格納することも可能である。これにより文書要素の選択に従って文書要素ファイルが読み出された場合に、種別毎に格納された文書要素のデータを取得すればよいのでさらに高速に文書要素を抽出して文書要素の一覧画像表示が可能である。
なお、上記においてはフォルダ毎に文書要素ファイルが設けられる場合について説明したが、文書要素ファイルは、記憶部112全体のファイルを管理するものとすることも可能である。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明の実施の形態1に従う文書処理装置を含むシステムの概略構成図である。 本発明の実施の形態1に従うMFP1における概略構成を説明するブロック図である。 本発明の実施の形態1に従う表示パネルに表示される一覧画像の一例を示した図である。 表示パネルにおいて、ファイル(File B.)の文書要素画像304eが選択されている場合を説明する図である。 表示パネルに表示された閲覧画像を説明する図である。 本発明の実施の形態1に従うMFP1における概略構成を説明する機能ブロック図である。 文書画像に含まれる文書要素の抽出処理を説明するための図である。 電子化文書生成部16が生成する電子化文書400のデータ構造の一例を示す図である。 しおりデータのデータ構成の一例を示す図である。 本発明の実施の形態1に従う電子化文書の生成処理の具体例を説明するフロー図である。 本発明の実施の形態1に従う電子化文書の生成処理の具体例を説明する別のフロー図である。 本発明の実施の形態1に従う電子化文書の出力処理を説明するフロー図である。 出力選択画面においてデータを保存する選択画面を説明する図である。 出力選択画面においてメール送信を実行する場合のメール送信の選択画面を説明する図である。 本発明の実施の形態1に従う電子化文書の表示処理を説明するフロー図である。 読出フォルダ選択画面を説明する図である。 読出モード選択画面を説明する図である。 ファイル名選択画面を説明する図である。 本発明の実施の形態1に従う文書要素選択画面を説明する図である。 指定されたファイルの読み出し表示画面を説明する図である。 指定されたファイルの読み出し表示画面を説明する別の図である。 本発明の実施の形態1の変形例に従う表示パネルに表示される一覧画像の一例を示した図である。 本発明の実施の形態2に従うMFP1#における概略構成を説明する機能ブロック図である。 本発明の実施の形態2に従う電子化文書の表示処理を説明するフロー図である。
符号の説明
1,1# MFP、12 画像バッファ部、14 圧縮処理部、16 電子化文書生成部、18 文書要素抽出部、20,20# 表示データ生成部、20a,20c 一覧画像生成部、20b 閲覧画像生成部、22 しおりデータ生成部、24 出力部、26 設定操作部、28 送信部、30 受信部、32 プリントデータ展開部、34 表示部、36 文書要素ファイル生成部、100 制御部、102 メモリ部、104 画像読取部、106 プリント部、108 通信インターフェイス部、110 操作パネル部、112 記憶部。

Claims (7)

  1. 電子化文書を処理する文書処理装置であって、
    前記電子化文書は、文書画像と属性情報とを含み、
    前記属性情報は、前記文書画像内での所定の種別の文書要素の位置を示す情報と、前記文書要素の種別を示す情報とを含み、
    表示部と、
    複数の前記電子化文書の属性情報にそれぞれ基いて、対応する電子化文書の所定の種別の文書要素を抽出して一覧画像を表示する表示制御部とを備える、文書処理装置。
  2. 前記表示制御部は、前記一覧画像として表示部に表示される所定の種別の文書要素が選択された場合には、前記属性情報に基づいて選択された文書要素が含まれる対応する文書画像を表示する、請求項1記載の文書処理装置。
  3. 前記表示制御部は、複数の文書要素の種別の中から選択された少なくとも1つ以上の種別に対応する文書要素を抽出して一覧画像を表示する、請求項1記載の文書処理装置。
  4. 前記表示制御部は、前記一覧画像として表示する前記複数の文書要素の種別を選択入力可能な文書要素選択画面を表示する、請求項3記載の文書処理装置。
  5. 前記文書要素の種別は、表題、見出し、段落区切り、図、表、写真、手書き文字、下線付文字、装飾文字、色文字の少なくともいずれかを含む、請求項1〜4のいずれか一項に記載の文書処理装置。
  6. 電子化文書群を記憶する記憶部をさらに備え、
    前記電子化文書群は、フォルダ毎に管理され、
    前記表示制御部は、指定されたフォルダに含まれる複数の電子化文書の属性情報にそれぞれ基いて、対応する電子化文書の所定の種別の文書要素を抽出して一覧画像を表示する、請求項1記載の文書処理装置。
  7. 電子化文書を処理する文書処理方法であって、
    前記電子化文書は、文書画像と属性情報とを含み、
    前記属性情報は、前記文書画像内での所定の種別の文書要素の位置を示す情報と、前記文書要素の種別を示す情報とを含み、
    複数の前記電子化文書の属性情報にそれぞれ基いて、対応する電子化文書の所定の種別の文書要素を抽出するステップと、
    抽出した文書要素を一覧画像として表示するステップとを備える、文書処理方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011134035A (ja) * 2009-12-24 2011-07-07 Canon Inc 画像処理装置、画像処理装置の制御方法及びプログラム
JP2015035162A (ja) * 2013-08-09 2015-02-19 株式会社日立ソリューションズ東日本 文書閲覧システム及び文書閲覧方法

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