JP2004011672A - 線材連結具、線材連結装置及び線材連結方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】受具2を構成する線材7同士が上下方向に交差する部分を連結するものであって、上側に配置された上側の線材7と係合する上側の連結具本体12と、下側に配置された下側の線材7と係合する下側の連結具本体12と、前記上側の連結具本体12と下側の連結具本体12とを上下方向に相対的に引寄せるボルト21及びナットとを備え、前記上側の連結具本体12及び下側の連結具本体12は、適宜角度で交差する前記上側の線材7及び前記下側の線材7とそれぞれ係合するよう相対的に回動可能に設け、前記ボルト21及びナットにより前記適宜角度で交差する両線材7の交差部を連結するものとした。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、受具を構成する複数の線材を連結固定する線材連結具、線材連結装置及び線材連結方法に関するものであり、特に、前記複数の線材を任意の角度にて交差した状態で連結固定する線材連結具、線材連結装置及び線材連結方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
配線・配管材用受具としては長手方向に延設された左右一対の親桁間に適宜間隔をおいて複数の子桁を架設し、梯子状に形成したラダータイプなどの他、近年は、メッシュタイプの受具が用いられるようになっている。このメッシュタイプの受具は、図3に示すように、金属からなる複数の線材7を縦横の網目状に組合わせ、線材7の交差部分を溶接して形成されている。この複数の線材からなる受具2は、長手方向の直線部分において使用することは勿論、所定の加工を施すことにより、布設路の曲がり部分や分岐部分においても使用することができる。
【0003】
前記布設路に曲がり部分や分岐部分を形成するには、例えば、本件出願人による特願2001−133124に記載された技術によって行なうことができる。即ち、前記受具の一部分を切断し、前記切断部分において屈曲させて端部同士を重ね合わせ、その後、上下に重なり合った複数の線材同士を連結金具で連結固定することによって行なうことができる。なお、複数の線材同士の連結固定は他に針金等による緊縛或いは溶接などの手段を用いて行なうこともできた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、布設路に曲がり部分や分岐部分を形成するに際して、複数の線材同士を連結固定する作業は繁雑で手間を要した。また、連結固定された部分の連結強度の均一化を図ることは困難であった。そして、特に、前記連結金具を使用して連結する場合は、この連結金具の連結角度が定まっているため、線材同士の交差角度を自在に調整することができず、布設路の曲がり部分や分岐部分の任意の角度に対応して線材同士を自在に連結することができなかった。
【0005】
そこで、本発明は、複数の線材からなる受具の曲がり部或いは分岐部における前記線材の交差部分の連結を簡単かつ確実に行なうことができ、かつ、所要の連結強度を確保できるとともに、受具の曲がり部や分岐部における線材の交差角度を自在に調整することができる線材連結具、線材連結装置及び線材連結方法の提供を課題とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明にかかる線材連結具は、複数の線材により構成される配線・配管材用受具における前記線材同士が上下方向に交差する部分を連結するものであって、上側に配置された上側の線材と係合する上側の連結具本体と、下側に配置された下側の線材と係合する下側の連結具本体と、前記上側の連結具本体と下側の連結具本体とを上下方向に相対的に引寄せる引寄手段とを備え、前記上側の連結具本体及び下側の連結具本体は、適宜角度で交差する前記上側の線材及び前記下側の線材とそれぞれ係合するよう相対的に回動可能に設けられ、前記引寄手段により前記適宜角度で交差する両線材の交差部を連結するものである。
【0007】
請求項2の発明にかかる線材連結具は、請求項1に記載の上側の連結具本体及び下側の連結具本体が、前記上側の受具及び下側の受具をそれぞれ構成する少なくとも二本の線材間に架設されるよう係合するものである。
【0008】
請求項3の発明にかかる線材連結具は、請求項1または請求項2に記載の線材連結具が、上側の連結具本体と下側の連結具本体との引寄せによって生ずる上側の線材及び下側の線材の変形を防止する変形防止部を備えたものである。
【0009】
請求項4の発明にかかる線材連結具は、請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の上側の線材及び下側の線材が、前記受具の長手方向に配設される線材である。
【0010】
請求項5の発明にかかる線材連結具は、請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の引寄手段が、1個のボルトからなるものである。
【0011】
請求項6の発明にかかる線材連結装置は、複数の線材により構成された配線・配管材用受具と、前記配線・配管材用受具における前記線材同士が上下方向に交差する部分に取付けられ、上側に配置された上側の線材と係合する上側の連結具本体と、下側に配置された下側の線材と係合する下側の連結具本体と、前記上側の連結具本体と下側の連結具本体とを上下方向に相対的に引寄せる引寄手段とを備えた線材連結具とを備え、前記線材連結具は、その上側の連結具本体及び下側の連結具本体が、適宜角度で交差する前記上側の線材及び前記下側の線材とそれぞれ係合するよう相対的に回動可能に設けられ、前記引寄手段により前記適宜角度で交差する両受具の線材の交差部を連結するものである。
【0012】
請求項7の発明にかかる線材連結装置は、請求項6に記載の上側の連結具本体及び下側の連結具本体が、前記上側の受具及び下側の受具をそれぞれ構成する少なくとも二本の線材間に架設されるよう係合するものである。
【0013】
請求項8の発明にかかる線材連結装置は、請求項6または請求項7に記載の線材連結具が、上側の連結具本体と下側の連結具本体との引寄せによって生ずる上側の線材及び下側の線材の変形を防止する変形防止部を備えたものである。
【0014】
請求項9の発明にかかる線材連結装置は、請求項6乃至請求項8のいずれか1項に記載の上側の線材及び下側の線材が、前記受具の長手方向に配設される線材である。
【0015】
請求項10の発明にかかる線材連結装置は、請求項6乃至請求項9のいずれか1項に記載の引寄手段が、1個のボルトからなるものである。
【0016】
請求項11の発明にかかる線材連結方法は、複数の線材により構成された配線・配管材用受具における前記線材同士を上下方向に交差する状態に配置し、次いで、上側に配置された上側の線材と下側に配置された下側の線材とを連結具によって挟持して前記適宜角度で交差する両線材の交差部を連結するものである。
【0017】
請求項12の発明にかかる線材連結方法は、複数の線材により構成された配線・配管材用受具同士を上下方向に交差する状態に配置して、両受具を構成する線材同士を上下方向に交差する状態に配置し、次いで、上側に配置された上側の線材と下側に配置された下側の線材とを線材連結具によって挟持して前記適宜角度で交差する両線材の交差部を連結し、前記配線・配管材用受具同士を前記適宜角度で交差した状態で連結するものである。
【0018】
請求項13の発明にかかる線材連結方法は、複数の線材により構成された配線・配管材用受具の一部を切除した後、前記切除部を屈曲させて、両受具を構成する前記線材同士を上下方向に交差する状態に配置し、次いで、上側に配置された上側の線材と下側に配置された下側の線材とを線材連結具によって挟持して前記適宜角度で交差する両線材の交差部を連結し、前記配線・配管材用受具に屈曲部を形成するものである。
【0019】
請求項14の発明にかかる線材連結具は、請求項11乃至請求項13のいずれか1項に記載の連結具が、上側に配置された上側の線材と係合する上側の連結具本体と、下側に配置された下側の線材と係合する下側の連結具本体と、前記上側の線材と下側の線材とを挟持すべく、前記上側の連結具本体と下側の連結具本体とを相対的に引寄せるための引寄手段とを備え、前記引寄手段によって前記上側の連結具本体と前記下側の連結具本体とを相対的に引寄せて前記上側の線材と下側の線材とを挟持し、前記適宜角度で交差する両線材の交差部を連結するものである。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例を図1乃至図12に基づいて説明する。
図において、配線・配管材の布設路が二方向に任意角度で分岐する部分において、2つの受具2が連結具11によって連結固定されており、これらの受具2と前記連結具11とによって線材の連結装置1が構成されている。なお、図においては、2つの受具2が一部重なり合っている部分は配線・配管材の布設路が分岐する部分に適用される場合を示しているが、本発明の線材連結具は、後述するように、配線・配管材の布設路の曲がり部分にも適用できるものである。
【0021】
前記受具2は配線・配管材が載置される載置部3と、この載置部3の両側に立設した立設部4とで構成されており、布設方向と直交する方向に配置された横筋5と、この横筋5の下側において布設方向に配置された縦筋6とを縦横に組付けることによって形成されている。前記横筋5及び縦筋6は金属製の丸棒、角棒、断面略小判形の棒材等からなる線材7によって形成されており、これらの線材7を溶接によって網目状に組付けられている。
【0022】
前記連結具11は、布設路の分岐部において、上側に配置された受具2における上側の縦筋6の線材7と係合する上側の連結具本体12と、下側に配置された受具2における下側の縦筋6の線材7と係合する下側の連結具本体12と、これらの上側の連結具本体12と下側の連結具本体12とを上下方向に相対的に引寄せるための引寄手段となるボルト21とで構成されている。
【0023】
前記連結具本体12は、図4に示すように、金属製の矩形状の平板をプレス加工によって折曲され、平板部13の両端に略山形状の係合部14が形成されている。更に、前記平板部13の中央部に前記ボルト21が挿通される挿通孔15が設けられ、その両側に補強用のリブ16が形成されている。前記平板部13の両端に形成された一対の係合部14の間隔は受具2の載置部3において隣合う縦筋6の間隔と等しい大きさに形成されており、前記縦筋6の線材7と直交する方向には移動しないようになっている。なお、前記係合部14は略山形に形成されているが、線材7の外形状に対応した円弧形状等に形成してもよい。
【0024】
更に、前記上側の連結具本体12と下側の連結具本体12との間には、ボルト21及びナット22で締付けたときに、これらの連結具本体12が変形するのを防止するために、所定長さの線材からなる変形防止部材23が介在している。
【0025】
次に、上記のように構成された本実施例の線材連結具によって2つの受具の線材の交差部を連結固定し、2つの受具を組付ける方法を説明する。
【0026】
2方向に分岐する部分或いは曲がり部分において2つの受具2を所定の交差角度で組付けるには、図1に示すように、予め、下側の受具2の端部における立設部4の縦筋6を所定長さ切断しておき、この下側の受具2の上に上側の受具2を所定の分岐角度で載置する。
【0027】
次に、下側の受具2の下に下側の連結具本体12を配置し、この連結具本体12の係合部14を前記受具2の載置部3における中央2本の縦筋6の線材7に係合させ、この状態で、前記下側の連結具本体12と対向させて上側の受具2の上に上側の連結具本体12を配置し、前記上側の受具2の載置部3における一端側の2本の縦筋6の線材7b及び線材7cに前記連結具本体12の係合部14をそれぞれ係合させる。次に、両連結具本体12の挿通孔15にボルト21を貫挿し、ナット22を螺着して締付ける。なお、上下の連結具本体12の少なくとも一方の挿通孔15をねじ孔とすれば、ボルト21のみで締付けることもでき、ナット22は不要となる。
【0028】
ここで、図1及び図2に示すように、前記上側の受具2の載置部3の中央寄りの線材7bは下側の受具2の載置部3における横筋5の線材7d上に載置されるので、前記上側の受具2の載置部3の一端側の縦筋6の線材7dは中央寄りの縦筋6の線材7bを支点として傾斜し、上下の連結具本体12も相互に傾斜した状態で締付けられることになる。すると、ボルト21の頭部下面が上側の連結具本体12の平板部13に局部的に強く当接して、この連結具本体12が凹み変形して好ましくない。そこで、前記ボルト21及びナット22で締付ける前に、予め、上側の受具2の載置部3における一端側の線材7cの下側に変形防止部材23を介在させておくことが必要である。変形防止部材23としては、例えば、下側の受具2の横筋5の線材7と同一径で所定長さの線材で形成することができる。なお、この変形防止部材23は請求項の変形防止部に相当するものである。
【0029】
このようにして、ボルト21及びナット22の締付けにより、上側の受具2の線材7と下側の受具2の線材7とが所定の交差角度で上下方向に相対的に強く引寄せられ、縦筋6の線材7と連結具本体12の係合部14との間に摺動抵抗が働くため、両受具2は所定の分岐角度及び所定の位置で連結固定される。
【0030】
ところで、前記連結具本体12は、図5及び図6に示すように、平板部13の一部に突片13aを形成してもよい。この突片13aは平板部13の一部を略コ字状に切欠いた後、略コ字板部分を他の連結具本体12と対向する側に直角に折曲することによって形成することができる。前記突片13aの高さは上下一対の連結具本体12をボルト21及びナット22によって引寄せて前記突片13aの先端が互いに相手の平板部13と当接したときに、両連結具本体12の平板部13が略平行状態となるような大きさに形成されている。なお、上側の連結具本体12及び下側の連結具本体12の各突片13aは挟持状態において相互に干渉しない位置及び大きさに形成しておく必要がある。
【0031】
この突片13aを形成した連結具本体12を使用した場合には、上下一対の連結具本体12を引寄せて平板部13が略平行状態となったときに両方の突片13aの先端は互いに相手の平板部13と当接してそれ以上のボルト21及びナット22の締付けを防止することができる。このため、線材で形成した変形防止部材23を一対の連結具本体12の間に介在させた場合と同様に、ボルト21及びナット22の締付けによる平板部13の中央部の凹み変形を防止することができる。なお、この平板部13の突片13aも請求項の変形防止部に相当するものである。
【0032】
次に、上記連結具11の変形例を図7乃至図12に示す。
図7において、連結具本体12の係合部14における線材7と当接する面にはパキング材17が貼着されている。この実施例の場合には、連結具11によって上側の受具2と下側の受具2とを連結した状態で連結具本体12の係合部14と線材7との摺動抵抗が増し、受具2に対して連結具11が縦筋6の軸方向に移動するのがより一層防止され、前記連結具11は受具2の一定位置に安定して保持される。なお、連結具本体12の係合部14における線材7と当接する面にはパッキング17の他に樹脂コーティングなどを施してもよい。
【0033】
次に、図8において、連結具本体12は金属製板ばね材で形成され、平板部13の中央部が互いに膨出し、平板部13全体が円弧状に撓んでいる。この実施例の場合は、連結具11の挿通孔15にボルト21を挿通し、ナット22を螺着して締付けることにより、図9に示すように、前記連結具本体12の弾発力に抗して平板部13が近接し、略平行状態となる。この状態では、前記連結具本体12の平板部13は元に戻ろうとする弾発力が互いに外方に作用するため、前記連結具本体12の両端に設けられた係合部14は、逆に、線材7を押圧する方向に働く。その結果、前記連結具本体12の係合部14と線材7との間の摺動抵抗が増大し、図7の場合と同様に、受具2に対して連結具11が縦筋6の軸方向に移動するのがより一層防止され、連結具11は受具2の一定位置に安定して保持される。
【0034】
また、図10において、連結具11の連結具本体12は平板部13における係合部14の形成された2辺と異なる辺のいずれか一方に、受具2の載置部3における横筋5の線材7と係合する断面略山形状のずれ防止部18が一体に形成されている。この実施例の場合には、前記ずれ防止部18が受具2の載置部3における横筋5の線材7と係合するため、図7乃至図10に示した連結具本体12の係合部14と線材7との間の摺動抵抗によることなく、受具2に対して連結具11が縦筋6の軸方向に移動するのを防止することができる。
【0035】
更に、図10において、連結具本体12は平板部13における一方の断面山形状をなす係合部14の反対側端部に、段差を設けて側方に延出して受具2の縦筋6と当接する平板状の当接部19が一体に形成されている。この実施例においては、ボルト21及びナット22によって締付けたときに、連結具本体12の係合部14及び当接部19が受具2における隣合う縦筋6の線材7と当接し、上側の線材7と下側の線材7とが連結具11によって挟持され、上側の受具2と下側の受具2とが所定の分岐角度で連結固定される。特に、この実施例においては、連結具本体12の当接部19が平板状に形成されているので、受具2における隣合う縦筋6の線材7の間隔が異なる場合においても、連結具本体12の係合部14及び当接部19が前記縦筋6の線材7と当接する。このため、縦筋6の線材7の間隔が異なる各種サイズの受具2に自在に対応して連結することができる。
【0036】
なお、図12においては、図11の連結具本体12の平板部13における係合部14及び当接部19が形成された2辺と異なる辺のいずれか一側に、図10のずれ防止部18と同様のずれ防止部18が一体に設けられている。したがって、この図12に示す実施例においては、縦筋6の線材7の間隔が異なる各種サイズの受具2に自在に対応して連結することができるとともに、受具2に対して連結具11が縦筋6の軸方向に移動するのを防止して連結具11を安定して保持することができる。
【0037】
このように、本実施例の線材連結具は、複数の線材7により構成される受具2における前記線材7同士が上下方向に交差する部分を連結するものであって、上側に配置された上側の線材7と係合する上側の連結具本体12と、下側に配置された下側の線材7と係合する下側の連結具本体12と、前記上側の連結具本体12と下側の連結具本体12とを上下方向に相対的に引寄せる引寄手段としてのボルト21及びナット22とを備え、前記上側の連結具本体12及び下側の連結具本体12は、適宜角度で交差する前記上側の線材7及び前記下側の線材7とそれぞれ係合するよう相対的に回動可能に設けられ、前記ボルト21及びナット22により前記適宜角度で交差する両線材7の交差部を連結するものである。
【0038】
したがって、上側の連結具本体12及び下側の連結具本体12をそれぞれ上側の受具2の線材7及び下側の受具2の線材7と係合し、ボルト21及びナット22で締付けて上側の受具2の線材7と下側の受具2の線材7とを挟持するだけの簡単な操作で両受具2を確実に連結固定することができる。
【0039】
また、ボルト21及びナット22による締付けによって上側の受具2の線材7と下側の受具2の線材7とが強く挟持されるので、所要の連結強度を得ることができ、従来のように、ばらつきの大きい針金等による緊縛や溶接による連結と異なって、均一な連結強度を得ることができる。
【0040】
そして、上側の連結具本体12及び下側の連結具本体12は上側の受具2の線材7及び下側の受具2の線材7にそれぞれ独立して当接し、ボルト21及びナット22で締付けて上側の受具2の線材7と下側の受具2の線材7とを挟持するものであるから、連結具11を仮取付けした後の締付け前においては、両受具2はボルト21を中心として互いに回動自在な状態にある。このため、施工現場の状況に応じて線材7の交差角度を自在に調整して受具2同士を連結固定できる。その結果、布設路の設計自由度が増大する。
【0041】
ところで、上記各実施例では、一の受具2にその途中において他の受具2の先端部を所定の分岐角度で連結したものを示しているが、これに限られるものではなく、例えば、図13及び図14に示すように、隣合う2つの受具2の対向する端部相互を1個の連結具11によって連結することもできる。ここで、図13においては、連結具11を両受具2の載置部3における一端側に取付けて相互の受具2を連結したものを示し、図14においては、連結具11を両受具2の載置部3における中央側に取付けて相互の受具2を連結したものを示す。これらの図13及び図14に示すものは、図1乃至図12に示した布設路が分岐するものとは異なって、布設路に曲がり部を形成するものである。
【0042】
なお、図15に示すように、受具2が幅広の場合には、隣合う受具2の端部同士を2個の連結具11によって連結することもでき、このように、連結具11は1個のみでなく、複数個使用して連結すれば、曲がり角度、分岐角度が変動するのをより確実に防止し、一定の角度を安定して維持することができる。
【0043】
更に、上記各実施例では、連結具11によって2個の受具2同士を連結して布設路が分岐するもの、或いは、布設路に曲がり部を形成するものを示しているが、図16及び図17においては、1個の受具2の屈曲部においていずれか一側の立設部4を形成する縦筋6の線材7のみを残して屈曲部における所定範囲の横筋5及び縦筋6の線材7を切断し、次いで、この切断部において受具2を屈曲させ、所定の交差角度で上下に重ね合わされた線材7同士を連結具11によって連結したものを示す。この図16及び図17に示すものでは、1個の受具2を途中で屈曲させて布設路に曲がり部を形成することができる。ここで、図16は幅が通常の大きさの受具2を屈曲させたものを示し、図17は幅広の受具2を屈曲させたものを示す。
【0044】
なお、図16においては、切断部の対向する一方の縦筋6の線材7eは、対向する他方の横筋5の線材7f上には載置されていないから、連結具11として、上側の受具2の載置部3と下側の受具2の載置部3との間に変形防止部材23を設ける必要はない。これは、他の実施例においても、同様である。即ち、上側の縦筋6の線材7が下側の横筋5の線材7に載置しない状態で交差する場合は、連結具本体12の平板部13は凹み変形しないため、連結具本体12は相互に傾斜せず、略平行状態にあるので、ボルト21及びナット22によって締付けても、上下の載置部3の間に別途に変形防止部材23を介在させたりする必要はない。
【0045】
なお、上記各実施例における連結具は、受具2の載置部3の隣合う2本の縦筋6の線材7間に架設しているが、これに限られるものではなく、3本以上の縦筋6の線材7間に架設することもできる。
【0046】
【発明の効果】
以上のように、本発明は、複数の線材により構成される配線・配管材用受具における前記線材同士が上下方向に交差する部分を連結するものであって、上側に配置された上側の線材と係合する上側の連結具本体と、下側に配置された下側の線材と係合する下側の連結具本体と、前記上側の連結具本体と下側の連結具本体とを上下方向に相対的に引寄せる引寄手段とを備え、前記上側の連結具本体及び下側の連結具本体は、適宜角度で交差する前記上側の線材及び前記下側の線材とそれぞれ係合するよう相対的に回動可能に設けられ、前記引寄手段により前記適宜角度で交差する両線材の交差部を連結するものである。したがって、上側の連結具本体及び下側の連結具本体をそれぞれ上側に配置された上側の線材及び下側に配置された下側の線材と係合し、引寄手段によって前記上側の線材と下側の線材とを挟持するだけの簡単な操作で確実に線材同士を連結固定することができる。また、引寄手段によって前記上側の線材と下側の線材とを強く挟持できるので、均一かつ所要の連結強度を得ることができる。そして、上側の連結具本体及び下側の連結具本体は上側の線材及び下側の線材にそれぞれ独立して当接し、引寄手段によって両線材を挟持するものであるから、上側の線材と下側の線材とは相対的に回動可能であり、施工現場の状況に応じて線材の交差角度を自在に調整して連結固定できる。その結果、布設路の設計自由度が増大する。
【0047】
また、請求項2及び請求項7に記載の発明は、上側の連結具本体及び下側の連結具本体が、前記上側の受具及び下側の受具をそれぞれ構成する少なくとも二本の線材間に架設されるよう係合するものである。したがって、特に、連結具本体が線材を軸として上下方向に回動するのを阻止し、前記連結具本体を安定した状態で受具の載置部に保持させることができる。
【0048】
請求項3及び請求項8に記載の発明は、上側の連結具本体と下側の連結具本体との引寄せによって生ずる上側の線材及び下側の線材の変形を防止する変形防止部を備えたものである。したがって、特に、上側の連結具本体と下側の連結具本体とが相対的に傾斜し、引寄手段による締付けによってこれらの連結具本体が変形するのを防止することができる。
【0049】
請求項4及び請求項9に記載の発明は、線材連結具本体と係合する上側の線材及び下側の線材が、受具の長手方向に配設される線材である。したがって、特に、連結具本体を長手方向の適宜位置に取付けることができるので、線材の交差角度の調整範囲を大きくすることができる。
【0050】
請求項5及び請求項10に記載の発明は、引寄手段が、1個のボルトからなるものである。したがって、特に、引寄手段を簡易かつ安価に得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の線材連結装置を示す斜視図である。
【図2】図1の線材連結装置の要部斜視図である。
【図3】図1の受具の斜視図である。
【図4】図1の連結具本体の斜視図である。
【図5】図1の連結具本体の変形例を示す斜視図である。
【図6】図5のA−A切断線による断面図である。
【図7】図1の別の連結具本体を示す側面図である。
【図8】図1の更に別の連結具本体を示す側面図である。
【図9】図8の連結具本体によって線材を挟持した状態を示す側面図である。
【図10】図1の更に別の連結具本体を示す斜視図である。
【図11】図1の更に別の連結具本体を示す斜視図である。
【図12】図1の更に別の連結具本体を示す斜視図である。
【図13】本発明の別の実施例における線材連結装置を示す斜視図である。
【図14】図13の別の線材連結装置を示す斜視図である。
【図15】図13の更に別の線材連結装置を示す斜視図である。
【図16】本発明の更に別の実施例における線材連結装置を示す斜視図である。
【図17】図16の別の線材連結装置を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 連結装置
2 受具
7、7a、7b、7c、7d、7e、7f 線材
11 連結具
12 連結具本体
13a 突片
14 係合部
19 当接部
21 ボルト
22 ナット
23 変形防止部材
Claims (14)
- 複数の線材により構成される配線・配管材用受具における前記線材同士が上下方向に交差する部分を連結する線材連結具であって、
上側に配置された上側の線材と係合する上側の連結具本体と、
下側に配置された下側の線材と係合する下側の連結具本体と、
前記上側の連結具本体と下側の連結具本体とを上下方向に相対的に引寄せる引寄手段とを備え、
前記上側の連結具本体及び下側の連結具本体は、適宜角度で交差する前記上側の線材及び前記下側の線材とそれぞれ係合するよう相対的に回動可能に設けられ、前記引寄手段により前記適宜角度で交差する両線材の交差部を連結することを特徴とする線材連結具。 - 前記上側の連結具本体及び下側の連結具本体は、前記上側の受具及び下側の受具をそれぞれ構成する少なくとも二本の線材間に架設されるよう係合する請求項1に記載の線材連結具。
- 前記上側の連結具本体と下側の連結具本体との引寄せによって生ずる上側の線材及び下側の線材の変形を防止する変形防止部を備えたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の線材連結具。
- 前記上側の線材及び下側の線材は、前記受具の長手方向に配設される線材であることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の線材連結具。
- 前記引寄手段は、1個のボルトからなることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の線材連結具。
- 複数の線材により構成された配線・配管材用受具と、
前記配線・配管材用受具における前記線材同士が上下方向に交差する部分に取付けられ、上側に配置された上側の線材と係合する上側の連結具本体と、下側に配置された下側の線材と係合する下側の連結具本体と、前記上側の連結具本体と下側の連結具本体とを上下方向に相対的に引寄せる引寄手段とを備えた線材連結具とを備え、
前記線材連結具は、その上側の連結具本体及び下側の連結具本体が、適宜角度で交差する前記上側の線材及び前記下側の線材とそれぞれ係合するよう相対的に回動可能に設けられ、前記引寄手段により前記適宜角度で交差する両受具の線材の交差部を連結することを特徴とする線材連結装置。 - 前記上側の連結具本体及び下側の連結具本体は、前記上側の受具及び下側の受具をそれぞれ構成する少なくとも二本の線材間に架設されるよう係合する請求項6に記載の線材連結装置。
- 前記上側の連結具本体と下側の連結具本体との引寄せによって生ずる上側の線材及び下側の線材の変形を防止する変形防止部を備えたことを特徴とする請求項6または請求項7に記載の線材連結装置。
- 前記上側の線材及び下側の線材は、前記受具の長手方向に配設される線材であることを特徴とする請求項6乃至請求項8のいずれか1項に記載の線材連結装置。
- 前記引寄手段は、1個のボルトからなることを特徴とする請求項6乃至請求項9のいずれか1項に記載の線材連結装置。
- 複数の線材により構成された配線・配管材用受具における前記線材同士を上下方向に交差する状態に配置し、次いで、上側に配置された上側の線材と下側に配置された下側の線材とを線材連結具によって挟持して前記適宜角度で交差する両線材の交差部を連結することを特徴とする線材連結方法。
- 複数の線材により構成された配線・配管材用受具同士を上下方向に交差する状態に配置して、両受具を構成する線材同士を上下方向に交差する状態に配置し、次いで、上側に配置された上側の線材と下側に配置された下側の線材とを線材連結具によって挟持して前記適宜角度で交差する両線材の交差部を連結し、前記配線・配管材用受具同士を前記適宜角度で交差した状態で連結することを特徴とする線材連結方法。
- 複数の線材により構成された配線・配管材用受具の一部を切除した後、前記切除部を屈曲させて、両受具を構成する前記線材同士を上下方向に交差する状態に配置し、次いで、上側に配置された上側の線材と下側に配置された下側の線材とを線材連結具によって挟持して前記適宜角度で交差する両線材の交差部を連結し、前記配線・配管材用受具に屈曲部を形成することを特徴とする線材連結方法。
- 前記連結具は、上側に配置された上側の線材と係合する上側の連結具本体と、下側に配置された下側の線材と係合する下側の連結具本体と、前記上側の線材と下側の線材とを挟持すべく、前記上側の連結具本体と下側の連結具本体とを相対的に引寄せるための引寄手段とを備え、
前記引寄手段によって前記上側の連結具本体と前記下側の連結具本体とを相対的に引寄せて前記上側の線材と下側の線材とを挟持し、前記適宜角度で交差する両線材の交差部を連結することを特徴とする請求項11乃至請求項13のいずれか1項に記載の線材連結方法。
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