JP2004010892A - 第8族および第6b族の元素を含む担持触媒の存在下に、硫黄含有化合物およびオレフィンを含む留分を水素化脱硫するための方法 - Google Patents

第8族および第6b族の元素を含む担持触媒の存在下に、硫黄含有化合物およびオレフィンを含む留分を水素化脱硫するための方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2004010892A
JP2004010892A JP2003158142A JP2003158142A JP2004010892A JP 2004010892 A JP2004010892 A JP 2004010892A JP 2003158142 A JP2003158142 A JP 2003158142A JP 2003158142 A JP2003158142 A JP 2003158142A JP 2004010892 A JP2004010892 A JP 2004010892A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
group
catalyst
range
carrier
oxide
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2003158142A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2004010892A5 (ja
JP4452911B2 (ja
Inventor
Denis Uzio
ドゥニ ウジオ
Stephane Cremer
ステファン クレメール
Carine Petit-Clair
カリーヌ プチ クレール
Nathalie Marchal-George
ナタリ マルシャル ジョルジュ
Christophe Bouchy
クリストフ ブシィ
Florent Picard
フロラン ピカール
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
IFP Energies Nouvelles IFPEN
Original Assignee
IFP Energies Nouvelles IFPEN
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Family has litigation
First worldwide family litigation filed litigation Critical https://patents.darts-ip.com/?family=29433307&utm_source=google_patent&utm_medium=platform_link&utm_campaign=public_patent_search&patent=JP2004010892(A) "Global patent litigation dataset” by Darts-ip is licensed under a Creative Commons Attribution 4.0 International License.
Application filed by IFP Energies Nouvelles IFPEN filed Critical IFP Energies Nouvelles IFPEN
Publication of JP2004010892A publication Critical patent/JP2004010892A/ja
Publication of JP2004010892A5 publication Critical patent/JP2004010892A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4452911B2 publication Critical patent/JP4452911B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C10PETROLEUM, GAS OR COKE INDUSTRIES; TECHNICAL GASES CONTAINING CARBON MONOXIDE; FUELS; LUBRICANTS; PEAT
    • C10GCRACKING HYDROCARBON OILS; PRODUCTION OF LIQUID HYDROCARBON MIXTURES, e.g. BY DESTRUCTIVE HYDROGENATION, OLIGOMERISATION, POLYMERISATION; RECOVERY OF HYDROCARBON OILS FROM OIL-SHALE, OIL-SAND, OR GASES; REFINING MIXTURES MAINLY CONSISTING OF HYDROCARBONS; REFORMING OF NAPHTHA; MINERAL WAXES
    • C10G45/00Refining of hydrocarbon oils using hydrogen or hydrogen-generating compounds
    • C10G45/02Refining of hydrocarbon oils using hydrogen or hydrogen-generating compounds to eliminate hetero atoms without changing the skeleton of the hydrocarbon involved and without cracking into lower boiling hydrocarbons; Hydrofinishing
    • C10G45/04Refining of hydrocarbon oils using hydrogen or hydrogen-generating compounds to eliminate hetero atoms without changing the skeleton of the hydrocarbon involved and without cracking into lower boiling hydrocarbons; Hydrofinishing characterised by the catalyst used
    • C10G45/06Refining of hydrocarbon oils using hydrogen or hydrogen-generating compounds to eliminate hetero atoms without changing the skeleton of the hydrocarbon involved and without cracking into lower boiling hydrocarbons; Hydrofinishing characterised by the catalyst used containing nickel or cobalt metal, or compounds thereof
    • C10G45/08Refining of hydrocarbon oils using hydrogen or hydrogen-generating compounds to eliminate hetero atoms without changing the skeleton of the hydrocarbon involved and without cracking into lower boiling hydrocarbons; Hydrofinishing characterised by the catalyst used containing nickel or cobalt metal, or compounds thereof in combination with chromium, molybdenum, or tungsten metals, or compounds thereof

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Oil, Petroleum & Natural Gas (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Catalysts (AREA)
  • Production Of Liquid Hydrocarbon Mixture For Refining Petroleum (AREA)

Abstract

【課題】第8族および第6B族の元素を含む担持触媒の存在下に、硫黄含有化合物およびオレフィンを含む留分を水素化脱硫するための方法を提供する。
【解決手段】少なくとも1種の第8族元素、少なくとも1種の第6B族元素、および比表面積が約200m/g未満の担体を含み、担体の単位表面積あたりの第6B族元素の密度が、第6B族元素の酸化物として担体の1mあたりに4×10−4〜36×10−4gの範囲である触媒の存在下に、ガソリン留分を水素化脱硫するための方法。
【選択図】なし

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、少なくとも1種の担体、少なくとも1種の第6B族元素、および少なくとも1種の第8族元素を含み、炭化水素仕込原料、好ましくは流動接触分解(FCC)タイプの仕込原料を水素化脱硫させることが可能な触媒に関する。
【0002】
さらに詳しくは本発明は、少なくとも1種の第8族元素、少なくとも1種の第6B族元素、および比表面積が約200m/g未満の担体を含み、担体の単位表面積あたりの第6B族元素の密度が、第6B族元素の酸化物として担体の1mあたりに4×10−4〜36×10−4gの範囲である触媒の存在下に、ガソリン留分を水素化脱硫するための方法に関する。
【0003】
【従来の技術】
ガソリン留分、より詳しくはFCCからのガソリンには、約20〜40%のオレフィン系化合物、30〜60%の芳香族化合物、および20〜50%の飽和パラフィンまたはナフテン系の化合物が含まれている。オレフィン系化合物の中では、直鎖および環状オレフィンよりも分岐状オレフィンが多い。これらのガソリンにはまた、ジオレフィン系の不飽和度の高い化合物も微量存在し、それらはゴム状物質を形成することで触媒を失活させる傾向がある。特許文献1には、硫黄を除去するための水素化処理を実施する前に、オレフィンの転化をもたらすことなく、ジオレフィン類を選択的に水素化する方法が提案されている。これらのガソリン中の硫黄含有化合物の量は種々多様で、ガソリンの種類(気相分解、接触分解、コークス製造など)や、接触分解の場合でもその方法における苛酷度などによって異なってくる。硫黄含有化合物の量は、仕込原料の重量を基準にして、Sとして200〜5000ppm、好ましくは500〜2000ppmの範囲である。チオフェン類およびベンゾチオフェン系の化合物類がほとんどで、メルカプタン類は非常に少なく、通常10〜100ppmの範囲である。FCCガソリンにはまた、窒素含有化合物も含まれているが、その割合は通常100ppmを超えることはない。
【0004】
新しい環境基準に適合するような改質ガソリンを製造しようとすると、高オクタン価を維持するためにオレフィン濃度を極力減少させることが要求されるが、しかし硫黄含量も実質的に減少させなければならない。現行および将来の環境基準では、石油精製業者はガソリン中の硫黄含量を、2003年には50ppm以下、2005年以降は10ppmの数値に抑えるよう要求されている。これらの規制では、全硫黄含量とともに、メルカプタンのような硫黄含有化合物の性質も規制されている。接触分解からのガソリンはガソリンプールの30〜50%を占めているが、オレフィンおよび硫黄の含量が高い。改質ガソリン中に存在する硫黄のほぼ90%は、FCCガソリンからのものである。したがって、ガソリン、主としてFCCガソリン、からの脱硫(水素化脱硫)は、これらの基準を満足させるためには重要である。接触分解ガソリンを水素化処理(または水素化脱硫)するのに、当業者には公知の通常の条件で実施すれば、留分中の硫黄の含量を減少させることは可能である。しかしながら、その方法では、水素化処理の過程でオレフィンを飽和させてしまうために、留分のオクタン価が著しく低くなってしまうという大きな欠陥がある。そのため、オクタン価を高いレベルに維持したまま、FCCガソリンの深度脱硫(deep desulphurization)を可能とする方法が提案されている。
【0005】
特許文献2に提案されている方法では、ガソリンを分留し、軽質留分をスイートニングすると共に重質留分を通常の触媒で水素化処理し、さらにそれをZSM5ゼオライトで処理することによって最初のオクタン価を実質的に取り戻している。
【0006】
特許文献3では、FCCガソリンを、高温、低圧、高い水素/仕込原料比の条件下で処理することが特許請求されている。このような特殊な条件下では、脱硫反応によって生成するHSとオレフィンの反応も含めて、メルカプタンの生成につながる再結合反応が最小限に抑えられる。
【0007】
最後に特許文献4には、残存硫黄含量を極めて低いレベルとすることが可能な工程が提案されているが、それは多段方法であって、第1の触媒で水素化脱硫し、液状留分とガス状留分を分離し、第2の触媒で第2の水素化処理を行うものである。液/ガスの分離によって、第1の反応器で生成したHSを除去することが可能となり、それによって、水素化脱硫とオクタン価の低下の間で好適なバランスを得ようとしている。
【0008】
このように、所望の反応選択性(水素化脱硫とオレフィンの水素化との間の比)を達成することは、方法を選択することによりある程度可能であるが、どの場合においても、本質的に選択性を有する触媒システムを使用することが決定的な因子となることが多い。
【0009】
一般的にこのタイプの用途に使用される触媒は、第6B族元素(Cr、Mo、W)および第8族元素(Fe、Ru、Os、Co、Rh、Ir、Pd、Ni、Pt)を含むスルフィド型の触媒である。そのため特許文献5では、表面濃度が0.5×10−4〜3×10−4gMoO/mの範囲である触媒を使用することで、高い水素化脱硫選択性(水素化脱硫(HDS)が93%に対して、オレフィンの水素化(HDO)が33%)を得ることが可能になると述べている。さらに、特許文献6および特許文献7によれば、オレフィンの水素化を抑制する目的で、通常のスルフィド相(CoMoS)にドーピング剤(アルカリ金属、アルカリ土類金属)を添加するのが好ましいとしている。
【0010】
改良により触媒に本質的な選択性を付与するさらなる方法として、触媒の表面に炭素質の析出物を存在させることを利用するものがある。特許文献8では、ナフサを水素化処理するための通常の触媒を前処理して、それを部分的に失活させてから、ガソリンの水素化に使用することを提案している。同様に、特許文献9には、触媒を前処理して3〜10重量%のコークを析出させることで、触媒の能力が改良されると述べられている。この場合、C/Hの比が0.7を超えてはならないと記載されている。
【0011】
【特許文献1】
欧州特許第B1−0685552号明細書。
【0012】
【特許文献2】
米国特許第A−5318690号明細書。
【0013】
【特許文献3】
国際特許公開第A−01/40409号明細書。
【0014】
【特許文献4】
米国特許第A−5968346号明細書。
【0015】
【特許文献5】
米国特許第A−5985136号明細書。
【0016】
【特許文献6】
米国特許第A−4140626号明細書。
【0017】
【特許文献7】
米国特許第A−4774220号明細書。
【0018】
【特許文献8】
米国特許第A−4149965号明細書。
【0019】
【特許文献9】
欧州特許出願第A1−0745660号明細書。
【0020】
【課題を解決するための手段】
本発明は、ガソリンを水素化脱硫するための方法に使用可能な触媒を見出したものであるが、この触媒は、ガソリンの大幅な損失をもたらすことなくまたオクタン価の低下も最小限に抑えながら、炭化水素留分、特にFCC留分中の全硫黄およびメルカプタン含量を減少させることができる。
【0021】
さらに詳しくは本発明は、少なくとも1種の第8族元素、少なくとも1種の第6B族元素、および比表面積が200m/gよりも小さい担体を含み、担体の単位表面積あたりの第6B族元素の密度が、第6B族元素の酸化物として担体の1mあたりに4×10−4〜36×10−4gの範囲である触媒の存在下に、ガソリン留分の水素化脱硫を実施するための方法に関する。
【0022】
【発明の実施の形態】
本発明の方法を使用して水素化処理(または水素化脱硫)をする仕込原料は一般に、硫黄を含むガソリン留分であって、たとえば、コークス製造装置、ビスブレーキング装置、水蒸気分解装置、または流動接触分解すなわちFCCからの留分である。前記の仕込原料は、接触分解装置から得られるガソリン留分であって、その沸点範囲は典型的には、炭素原子数5の炭化水素の沸点から約250℃までのものが好ましい。前記のガソリンには任意に、他の製造方法から得られたガソリンをある程度の割合で含んでいてもよく、そのような方法の例としては、常圧蒸留(直留ガソリン)または転化方法(コークス製造または水蒸気分解ガソリン)などがある。
【0023】
本発明の水素化脱硫触媒は、適切な担体の上に少なくとも1種の第6B族元素および少なくとも1種の第8族元素を担持させたものである。単一または複数の第6B族元素は、モリブデンおよび/またはタングステンから選択するのが好ましく、単一または複数の第8族元素は、ニッケルおよび/またはコバルトから選択するのが好ましい。この触媒担体は通常多孔質固体であり、アルミナ、シリカ、シリカアルミナ、または、単独またはアルミナもしくはシリカアルミナとの混合物として使用されるチタンまたはマグネシウムの酸化物、からなる群より選択される。担体はシリカ、遷移アルミナ(transition alumina)およびシリカアルミナからなる群より選択するのが好ましいが、担体が実質的に少なくとも1種の遷移アルミナからなるのがより好ましく、それはすなわち、担体に少なくとも51重量%、好ましくは少なくとも60重量%、より好ましくは少なくとも80重量%、さらに好ましくは少なくとも90重量%の遷移アルミナを含むということである。担体は遷移アルミナ単独で構成されていても構わない。
【0024】
本発明の担体の比表面積は、一般に約200m/g未満、好ましくは170m/g未満、より好ましくは150m/g未満、さらにより好ましくは135m/g未満である。この担体は、当業者には公知の、どのような前駆体からでも、どのような調製方法によっても、また、どのような成形法によっても調製することができる。
【0025】
本発明の触媒は、当業者に公知のどのような技術を用いても調製することが可能であるが、特に、選択した担体の上に第8族および第6B族元素を含浸させる方法によるのがよい。前記の含浸法は、たとえば、乾式含浸法(dry impregnation)と呼ばれる当業者に公知の方法によって実施することが可能であり、その方法では、所望量の元素を、選択した溶媒たとえば脱イオン水に可溶な塩の形態で用い、担体の細孔ができるだけ正確に充満されるようにする。次いで、溶液で充満された担体を乾燥させるのが好ましい。
【0026】
第8族および第6B族元素を担持させた後で、任意に触媒を成形し、活性化処理を施す。前記の処理が意図しているのは一般的には、その元素の分子状前駆体を、その酸化物の状態(たとえばMoO)に転換させることである。その場合、それは酸化処理となるが、直接還元させることもできる。酸化処理(焼成とも呼ばれる)の場合には通常、空気または稀釈した酸素の下で実施され、その処理温度は一般に200℃〜550℃、好ましくは300℃〜500℃の間である。還元処理の場合には一般に、純水素または好ましくは稀釈した水素の下で実施されされ、その処理温度は一般に200℃〜600℃、好ましくは300℃〜500℃の間である。
【0027】
本発明の方法で使用することが可能な第6B族および第8族金属の塩の例としては、硝酸コバルト、硝酸アルミニウム、ヘプタモリブデン酸アンモニウム、およびメタタングステン酸アンモニウムなどがある。当業者に公知の他の塩で、充分な溶解性を有し活性化処理の間に分解される塩ならば、どのような塩でも使用することができる。
【0028】
この触媒は、通常スルフィドの形態で使用されるが、そのためには熱処理の後で、分解してHSを発生することが可能な硫黄含有有機化合物にこれを接触させるか、または、Hで稀釈した気体状HSの気流に直接これを接触させる。この工程は、水素化脱硫反応器でin situまたはex situ(すなわち、反応器の内部または外部)のいずれでも実施することができ、その際の温度は、200〜600℃の間、より好ましくは300〜500℃の間である。
【0029】
本発明の触媒中の第6B族元素(クロム、モリブデン、タングステン)の密度は、担体表面1mあたり第6B族元素の酸化物として4×10−4g〜36×10−4gの範囲、好ましくは担体表面1mあたり第6B族元素の酸化物として4×10−4g〜16×10−4gの範囲であり、より好ましくは担体表面1mあたり第6B族元素の酸化物として7×10−4g〜15×10−4gの範囲である。担体の比表面積は一般に、約200m/gを超えてはならず、好ましくは170m/g未満、より好ましくは150m/g未満、さらにより好ましくは135m/g未満でなければならない。
【0030】
この2つのパラメータの間には相乗的な効果があるために、一般にはこの2つの基準は同時に満たされている必要があるということに、注目されたい。
【0031】
特定の理論にとらわれることなく言えば、第6B族元素とその表面分布は、分子の活性化と反応性に関係している。この2つのパラメータの間には分子の活性化と反応性に関して相乗的な効果があるために、一般にはこの2つの基準は同時に満たされている必要があるということに、注目されたい。さらに、第8族および第6B族元素(金属と呼ぶこともある)が存在すると、担体の表面が、分子、特にオレフィンの活性化と表面移動のメカニズムにおいて重要な役割を果たしている可能性があるということが最近提案されている(R.プリンス(Prins)、Studies in Surface Science and Catalysis,138,p.1〜2)。この活性化方法を最小限に抑えれば、オレフィン系化合物が関わる反応、すなわち水素付加による水素化(高オクタン価を維持するのには悪影響)や、HSの再結合(脱硫には悪影響)を抑制することが可能と考えられる。
【0032】
さらに、比表面積の大きな担体を使用すると、オレフィン含量の高い仕込原料では、問題が発生しやすい。表面の酸性度は担体の比表面積が大きいほど高くなるので、酸による触媒作用を受ける反応は、大きな比表面積の担体では起きやすくなる。重合反応やコーキング反応はゴム状物質やコーキングの生成を招き、ついには触媒を早々に失活させてしまうが、大きな比表面積を有する担体を使用した場合には、それらの反応が一段と顕著になる。触媒の安定性を向上させるためには、小さな比表面積の担体を使用するのがよい。
【0033】
本発明の触媒における第8族元素の量は、第8族元素の酸化物として1%〜20重量%の範囲がよいが、好ましくは第8族元素の酸化物として2%〜10重量%の範囲、より好ましくは第8族元素の酸化物として2%〜8重量%の範囲である。この第8族元素はコバルトまたはニッケルまたはそれら2種の元素の混合物であるのが好ましいが、第8族元素がコバルトまたはニッケルだけであればより好ましい。
【0034】
第6B族元素の量は、好ましくは第6B族元素の酸化物として1.5%〜60重量%の範囲、より好ましくは第6B族元素の酸化物として3%〜50重量%の範囲である。この第6B族元素はモリブデンまたはタングステンまたはそれら2種の元素の混合物であるのが好ましいが、第6B族元素がモリブデンまたはタングステンだけであればより好ましい。
【0035】
本発明の触媒は当業者に公知のどのような方法においても使用できるが、これにより、たとえばオクタン価は高いままに維持することによって、流動接触分解(FCC)タイプの炭化水素留分を脱硫することが可能となる。脱硫は、固定床、移動床、沸騰床など各種の反応器で実施することができるが、固定床で運転される反応器で実施するのが好ましい。
【0036】
例をあげれば、接触分解からのガソリンの選択的水素化脱硫を可能とする操作条件は、温度が約200℃〜約400℃の間、好ましくは約250℃〜約350℃の間、全圧が1MPa〜3MPaの間、より好ましくは約1MPa〜約2.5MPaの間、水素の容積の炭化水素仕込原料の容積に対する比が、約100〜約600リットル/リットルの間、より好ましくは約200〜約400リットル/リットルの間である。最後に空間速度(HSV)は接触時間(単位は時間)の逆数である。これは、液状炭化水素仕込原料の容積流速の、反応器に充填された触媒の容積に対する比として定義される。
【0037】
【実施例】
触媒の調製:
モリブデン系の触媒はすべて同一の方法により調製したが、その方法にはヘプタモリブデン酸アンモニウムおよび硝酸コバルトの溶液を用いた乾式含浸法が含まれ、これら金属前駆体を含む溶液の容積を、担体物質の細孔容積に厳密に一致させた。使用した担体は各種の比表面積と細孔容積を有する遷移アルミナで、それらの組み合わせはそれぞれが、130m/gで1.04cm/g、170m/gで0.87cm/g、220m/gで0.6cm/g、60m/gで0.59cm/gのものであった。水溶液中の前駆体濃度は、担体上に所望の重量が析出するように調節した。次いで触媒を120℃で12時間乾燥させてから、500℃で2時間かけて焼成した。
【0038】
タングステン系の触媒はすべて同一の方法により調製したが、その方法にはメタタングステン酸アンモニウムおよび硝酸コバルトの溶液を用いた乾式含浸法が含まれ、これら金属前駆体を含む溶液の容積を、担体物質の細孔容積に厳密に一致させた。担体は上述と同じものを用いた。水溶液中の前駆体濃度は、担体上に所望の重量が析出するように調節した。次いで触媒を120℃で12時間乾燥させてから、500℃で2時間かけて焼成した。
【0039】
触媒性能の評価:
それぞれの触媒を使用して、表1に示した特性を有する接触分解ガソリン(FCC)を処理した。この反応は、通過床(トラバース床)型の反応器を使用し温度を変えて実施したがその操作条件は次のようなものであった。すなわち、圧力は2MPa、H/HCは炭化水素仕込原料1リットルあたり水素300リットル、温度はモリブデン系の触媒では280℃、タングステン系の触媒では300℃の一定温度とした。HSVを変化させて、HDSが等転化(isoconversion)すなわちどの触媒においても水素化脱硫の転化率が約90%になる点における選択性(kHDS/kHDO)を比較した。触媒は、DMDS(ジメチルジスルフィド)の形態の硫黄を4重量%含む仕込原料を用いて350℃で前処理することで、酸化物相の硫黄化をさせておいた。この反応は、断熱した管式反応器中で上昇流方式により実施した。全ての場合において、分解によって生じたHSを除去してから、残存している有機硫黄含有化合物の分析を行った。出口流れをガスクロマトグラフィーにより分析して炭化水素濃度を定量し、また、フランス標準規格NF M 07075に記載されている方法を用いて全硫黄分を定量した。結果は反応速度比kHDS/kHDOとして表しているが、ここでは、硫黄含有化合物の水素化脱硫(HDS)反応を1次反応、オレフィンによるオレフィン水素化(HDO)反応を0次反応と仮定している。モリブデン系またはタングステン系の触媒では、それぞれ触媒2または触媒12を基準にとって、反応速度比の数値を正規化させた。初期活性および失活の状況を見るために、96時間の操作後および200時間の操作後のこれらの数値を示している。
【0040】
【表1】
Figure 2004010892
【0041】
実施例1(本発明実施例)
本発明のモリブデン系触媒を上述の手順により調製したが、その特性(密度(担体の表面積1mあたりの酸化モリブデンのg数)、焼成した触媒中のコバルト酸化物およびモリブデン酸化物の含量、担体のBET表面積)を表2に示す。記載のHSVにしてHDS転化率を約90%とした場合のkHDS/kHDO選択性も、この表に示している。
【0042】
【表2】
Figure 2004010892
【0043】
実施例2(比較例)
この例では、モリブデンの密度を変更して、本発明の密度範囲外とした。試験の際のHSVも選択して、HDS転化率が実質的に90%で運転されるようにした。表3に、この触媒の特性と得られた選択性をまとめた。
【0044】
【表3】
Figure 2004010892
【0045】
実施例3(比較例)
この例では、担体の比表面積を変更して、200m/gを超えるようにした。試験の際のHSVも選択して、HDS転化率が実質的に90%で運転されるようにした。表4に、この触媒の特性と得られた選択性をまとめた。
【0046】
【表4】
Figure 2004010892
【0047】
実施例4(本発明実施例)
本発明のタングステン系触媒を上述の手順により調製したが、その特性(密度(担体の表面積1mあたりの酸化タングステンのg数)、焼成した触媒中のコバルト酸化物およびタングステン酸化物の含量、担体のBET表面積)を表5に示す。記載のHSVにしてHDS転化率を約90%とした場合のkHDS/kHDO選択性も、この表に示している。
【0048】
【表5】
Figure 2004010892
【0049】
実施例5(比較例)
この例では、酸化タングステンの密度を変化させて、本発明の密度範囲の外とした。試験の際のHSVも選択して、HDS転化率が実質的に90%で運転されるようにした。表6に、この触媒の特性と得られた選択性をまとめた。
【0050】
【表6】
Figure 2004010892
【0051】
実施例6(比較例)
この例では、担体の比表面積を変更して、200m/gを超えるようにした。試験の際のHSVも選択して、HDS転化率が実質的に90%で運転されるようにした。表7に、この触媒の特性と得られた選択性をまとめた。
【0052】
【表7】
Figure 2004010892
【0053】

Claims (10)

  1. 少なくとも1種の第8族元素、少なくとも1種の第6B族元素、および比表面積が約200m/g未満の担体を含み、担体の単位表面積あたりの第6B族元素の密度が、第6B族元素の酸化物として担体の1mあたりに4×10−4〜36×10−4gの範囲である触媒の存在下に、ガソリン留分を水素化脱硫するための方法。
  2. 前記担体の単位表面積あたりの前記第6B族元素の密度が、担体1mあたり第6B族元素の酸化物として4×10−4g〜16×10−4gの範囲である、請求項1に記載の水素化脱硫方法。
  3. 前記触媒中の前記第8族元素の量が、第8族元素の酸化物として1%〜20重量%の範囲であり、前記第6B族元素の量が、第6B族元素の酸化物として1.5%〜60重量%の範囲である、請求項1または2に記載の水素化脱硫方法。
  4. 前記触媒が、ニッケルおよびコバルトから選択される少なくとも1種の第8族元素を含む、請求項1から3のいずれか1項に記載の方法。
  5. 前記触媒が、モリブデンおよびタングステンから選択される少なくとも1種の第6B族元素を含む、請求項1から4のいずれか1項に記載の方法。
  6. 前記触媒担体が、アルミナ、シリカ、シリカアルミナ、および、単独またはアルミナもしくはシリカアルミナとの混合物として使用されるチタン酸化物およびマグネシウム酸化物、からなる群より選択される多孔質固体である、請求項1から5のいずれか1項に記載の方法。
  7. 前記触媒担体が、少なくとも90重量%の遷移アルミナを含む、請求項1から6のいずれか1項に記載の方法。
  8. 水素化脱硫される仕込原料が、コークス製造、ビスブレーキング、水蒸気分解または接触分解装置からの硫黄を含むガソリン留分である、請求項1から7のいずれか1項に記載の方法。
  9. 水素化脱硫される仕込原料が、その沸点が典型的に炭素原子数5の炭化水素の沸点から約250℃までの範囲にある、接触分解装置からのガソリン留分である、請求項1から8のいずれか1項に記載の方法。
  10. 水素化脱硫の操作条件が、温度は約200℃〜約400℃の範囲、全圧は1MPa〜3MPaの範囲、水素の炭化水素仕込原料に対する容積比は約100〜約600リットル/リットルの範囲である、請求項9に記載の方法。
JP2003158142A 2002-06-03 2003-06-03 第8族および第6b族の元素を含む担持触媒の存在下に、硫黄含有化合物およびオレフィンを含む留分を水素化脱硫するための方法 Expired - Lifetime JP4452911B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
FR0206815A FR2840315B1 (fr) 2002-06-03 2002-06-03 Procede d'hydrodesulfuration de coupes contenant des composes soufres et des olefines en presence d'un catalyseur supporte comprenant des metaux des groupes viii et vib

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2004010892A true JP2004010892A (ja) 2004-01-15
JP2004010892A5 JP2004010892A5 (ja) 2006-07-20
JP4452911B2 JP4452911B2 (ja) 2010-04-21

Family

ID=29433307

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003158142A Expired - Lifetime JP4452911B2 (ja) 2002-06-03 2003-06-03 第8族および第6b族の元素を含む担持触媒の存在下に、硫黄含有化合物およびオレフィンを含む留分を水素化脱硫するための方法

Country Status (6)

Country Link
US (1) US7306714B2 (ja)
EP (1) EP1369466B1 (ja)
JP (1) JP4452911B2 (ja)
CN (1) CN1290975C (ja)
DE (1) DE60323429D1 (ja)
FR (1) FR2840315B1 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007023285A (ja) * 2005-07-18 2007-02-01 Inst Fr Petrole チオール含有量を制限するためにオレフィンガソリンを脱硫するための新規な方法
JP2007177245A (ja) * 2005-12-22 2007-07-12 Inst Fr Petrole 硫化触媒を利用する選択的水素化法
JP2007181823A (ja) * 2005-12-22 2007-07-19 Inst Fr Petrole 制御された多孔度を有する触媒を利用する選択的水素化法
JP2007182567A (ja) * 2005-12-22 2007-07-19 Inst Fr Petrole 特定の担体を有する触媒を利用する選択的水素化法
JP2010111768A (ja) * 2008-11-06 2010-05-20 Japan Energy Corp 精製炭化水素油の製造方法および精製炭化水素油

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
MX2007001094A (es) * 2004-08-02 2007-03-21 Shell Int Research Proceso para remover mercaptanos de una corriente que comprende gas natural o un gas inerte.
FR2923837B1 (fr) * 2007-11-19 2009-11-20 Inst Francais Du Petrole Procede de desulfuration en deux etapes d'essences olefiniques comprenant de l'arsenic.
WO2012066572A2 (en) 2010-11-19 2012-05-24 Indian Oil Corporation Ltd. Process for deep desulfurization of cracked gasoline with minimum octane loss
FR3035117B1 (fr) 2015-04-15 2019-04-19 IFP Energies Nouvelles Procede d'adoucissement en composes du type sulfure d'une essence olefinique
FR3049475B1 (fr) * 2016-03-30 2018-04-06 IFP Energies Nouvelles Catalyseur a base de catecholamine et son utilisation dans un procede d'hydrotraitement et/ou d'hydrocraquage
FR3049955B1 (fr) 2016-04-08 2018-04-06 IFP Energies Nouvelles Procede de traitement d'une essence
FR3057578B1 (fr) 2016-10-19 2018-11-16 IFP Energies Nouvelles Procede d'hydrodesulfuration d'une essence olefinique.
CN108003932B (zh) * 2016-10-28 2020-04-28 中国石油化工股份有限公司 一种生产汽油产品的方法
BR112019010168A2 (pt) * 2016-11-23 2019-09-17 Haldor Topsøe A/S processo para dessulfurização de hidrocarbonetos
FR3142487A1 (fr) 2022-11-30 2024-05-31 IFP Energies Nouvelles Procédé d’hydrodésulfuration de finition des essences mettant en œuvre un catalyseur à base de métaux du groupe VIB et VIII et du phosphore sur support alumine à faible surface spécifique
FR3142362A1 (fr) 2022-11-30 2024-05-31 IFP Energies Nouvelles Catalyseur d’hydrodésulfuration de finition comprenant un métal du groupe VIB, un métal du groupe VIII et du phosphore sur support alumine alpha

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6126814A (en) * 1996-02-02 2000-10-03 Exxon Research And Engineering Co Selective hydrodesulfurization process (HEN-9601)
US6174443B1 (en) * 1997-04-14 2001-01-16 The Research Foundation Of State University Of New York Purification of wheat germ agglutinin using macroporous or microporous filtration membrane
US6315890B1 (en) * 1998-05-05 2001-11-13 Exxonmobil Chemical Patents Inc. Naphtha cracking and hydroprocessing process for low emissions, high octane fuels
EP0980908A1 (en) * 1998-08-15 2000-02-23 ENITECNOLOGIE S.p.a. Process and catalysts for upgrading of hydrocarbons boiling in the naphtha range
US6610197B2 (en) * 2000-11-02 2003-08-26 Exxonmobil Research And Engineering Company Low-sulfur fuel and process of making
US6716339B2 (en) * 2001-03-30 2004-04-06 Corning Incorporated Hydrotreating process with monolithic catalyst

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007023285A (ja) * 2005-07-18 2007-02-01 Inst Fr Petrole チオール含有量を制限するためにオレフィンガソリンを脱硫するための新規な方法
JP2007177245A (ja) * 2005-12-22 2007-07-12 Inst Fr Petrole 硫化触媒を利用する選択的水素化法
JP2007181823A (ja) * 2005-12-22 2007-07-19 Inst Fr Petrole 制御された多孔度を有する触媒を利用する選択的水素化法
JP2007182567A (ja) * 2005-12-22 2007-07-19 Inst Fr Petrole 特定の担体を有する触媒を利用する選択的水素化法
JP2010111768A (ja) * 2008-11-06 2010-05-20 Japan Energy Corp 精製炭化水素油の製造方法および精製炭化水素油

Also Published As

Publication number Publication date
EP1369466B1 (fr) 2008-09-10
FR2840315B1 (fr) 2004-08-20
CN1290975C (zh) 2006-12-20
FR2840315A1 (fr) 2003-12-05
CN1470611A (zh) 2004-01-28
JP4452911B2 (ja) 2010-04-21
EP1369466A1 (fr) 2003-12-10
US7306714B2 (en) 2007-12-11
DE60323429D1 (de) 2008-10-23
US20040007503A1 (en) 2004-01-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5529917B2 (ja) 少なくとも1種の担体と、少なくとも1種の第viii族元素と、少なくとも1種の第vib族元素とを含む触媒の存在下に硫黄およびオレフィンを含有するガソリン留分を水素化脱硫する方法
JP4686822B2 (ja) 硫黄含有量の低いガソリンの製造方法
JP5392979B2 (ja) 硫化触媒を利用する選択的水素化法
JP4547922B2 (ja) 硫黄化合物及びオレフィンを含む留分の水素処理に使用可能な部分的にコーキングされた触媒
JP4452911B2 (ja) 第8族および第6b族の元素を含む担持触媒の存在下に、硫黄含有化合物およびオレフィンを含む留分を水素化脱硫するための方法
KR20020005488A (ko) 2단계의 가솔린 수소첨가탈황 단계 및 그 제1 단계 중에형성된 황화수소의 중간 제거 단계를 포함하는 방법
JP2001279263A (ja) 少なくとも3留分への分別により生じた重質フラクションおよび中間フラクションの脱硫を含むガソリンの脱硫方法
JP4961093B2 (ja) メルカプタンを除去するための接触ストリッピング
JPH10505127A (ja) ガソリンの改質方法
US7223333B2 (en) Process for hydrodesulphurization of cuts containing sulphur containing compounds and olefins in the presence of a catalyst comprising an element of group VIII and tungsten
JP5073940B2 (ja) 選択的水素化工程を包含するオレフィンガソリンの水素化処理方法
US8303805B2 (en) Process for producing gasoline base and gasoline
JP5149157B2 (ja) オレフィンガソリンの脱硫方法
JP7510936B2 (ja) 再生触媒を用いる硫黄含有オレフィン性ガソリン留分の水素化脱硫方法
JP4927323B2 (ja) 選択的水素化脱硫プロセスにおけるβ炭化ケイ素担体を含む触媒の使用
US20140323778A1 (en) Catalytic adsorbent for the capture of arsenic and the selective hydrodesulfurization of gasolines
RU2827728C2 (ru) Способ гидрообессеривания олефиновой бензиновой фракции, содержащей серу, в котором используется регенерированный катализатор
JP2008074998A (ja) 高オクタン価ガソリン基材の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060601

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060601

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20081021

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20081111

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20090212

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20090217

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20090310

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20090313

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20090409

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20090414

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090508

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20090602

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20091002

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20091013

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20091118

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20091125

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20091222

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100118

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130212

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4452911

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140212

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term