JP2004010615A - 単相化粧料ケアー組成物 - Google Patents
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Abstract
【課題】アルキルメチルスロキサン− ジメチルシロキサン− ポリアルキレンオキシドコポリマーを含むヘアケアー用の水性、アルコール性または油性の単相化粧料
【解決手段】この課題は、有効物質として式1
【化1】
[式中、Meがメチルであり、Rが炭素原子数1〜4のアルキル基であり、R’およびR”が互いに無関係に水素原子または炭素原子数1〜4のアルキル基であり、R”’が炭素原子数4〜18の直鎖状のまたは分岐したアルキル基でありそしてxおよびwが0〜60、好ましくは5〜30、特に好ましくは10〜20の数であり、yが5〜100の数でありそしてzが5〜200の数であり、xおよびwの数合計が1より大きいかまたは等しくなければならずそしてアルコキシ基は任意に分布していてもまたはブロック状でもよい。]で表される化合物を含有することによって解決される。
【解決手段】この課題は、有効物質として式1
【化1】
[式中、Meがメチルであり、Rが炭素原子数1〜4のアルキル基であり、R’およびR”が互いに無関係に水素原子または炭素原子数1〜4のアルキル基であり、R”’が炭素原子数4〜18の直鎖状のまたは分岐したアルキル基でありそしてxおよびwが0〜60、好ましくは5〜30、特に好ましくは10〜20の数であり、yが5〜100の数でありそしてzが5〜200の数であり、xおよびwの数合計が1より大きいかまたは等しくなければならずそしてアルコキシ基は任意に分布していてもまたはブロック状でもよい。]で表される化合物を含有することによって解決される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、アルキルメチルシロキサン− ジメチルシロキサン− ポリアルキレンオキシドコポリマーを含むヘアケアー用の水性、アルコール性または油性の単相化粧料に関する。
【0002】
【従来の技術】
しばしば漂白し、パーマネントウェーブをかけそして着色することによって、また脱脂性界面活性剤でのヘアのしばしばの洗浄によって、ヘア組織に損傷が与えられる。ヘアが脆くなりかつその光沢を失う。ザラザラになったヘア表面は梳くことを困難にするヘアの縺れや結節を引き起こす。それ故に、ヘアの光沢、湿った状態および乾燥した状態での櫛通し性、状態調整および色濃度を改善するヘアトリートメントは非常に重要である。更に養毛剤は短い乾燥時間で、ヘアにドライヤーを掛ける際のヘアへの熱負荷量を減少させそして既に存在するヘアの損傷、例えば裂け毛を“補修”する。
【0003】
特許文献にはかゝる目的を実現するために沢山の提案がなされており、その中には水溶性ポリマー、主としてカチオン性脂肪酸誘導体、主に、カチオン性の特に第四アンモニウム化合物、例えばセチルトリメチルアンモニウムクロライドを単独でまたは種々のワックス様添加物、例えば炭化水素、脂肪アルコールおよび脂肪酸と組合せて用いるものもある。油および油様物質、例えば液状炭化水素、脂肪アルコール、モノカルボン酸エステル、ポリアルコールエステルおよびシリコーンも使用される。
【0004】
上記の各剤の欠点は、濯いだ後でこれらがしばしば湿ったヘアに粘り気を与え、“付着(bild−up)”効果を発揮しそして乾燥したヘアを重くするかまたは特に細いヘアの場合に辛うじて未だ調髪できる程度まで柔らかくしてしまう。
【0005】
更に有効物質の好ましくない溶解挙動および他の成分との不相容性が調製物の範囲を著しく制限する。
【0006】
ヨーロッパ特許第1,149,872号明細書では、新規のシリコーンコポリオールの製造が開示されそしてそれを、化粧料、繊維工業、構造エンジニアリングおよび自動車工業においての使用可能性と一緒にシリコーン/水−型エマルジョンおよび油/水−型エマルジョンの乳化剤として使用することを推奨している。
【0007】
【発明の構成】
本発明者は驚くべきことに、ヨーロッパ特許第1,149,872号明細書に従うこの新規の種類のアルキルメチルシロキサン−ジメチルシロキサン−ポリアルキレンオキシド−コポリマーがヘアにとって優れた状態調整効果を示しそしてヘア化粧用の非エマルジョン様の、即ち単相の系において価値ある有効物質であることを見出した。
【0008】
例えばこれらの化合物は慣用のシリコーン類に比較して著しく良好なヘアの輝きおよびより容易な櫛通し性をもたらす。
【0009】
本発明に従って使用されるシリコーンポリオールの長所には、水への良好な溶解性、および疎水性化合物との良好な相容性、組成物の改善された透明度および優れた粘性挙動がある。
【0010】
本発明は、有効物質として式1
【0011】
【化2】
[式中、Meがメチルであり、Rが炭素原子数1〜4のアルキル基であり、R’およびR”が互いに無関係に水素原子または炭素原子数1〜4のアルキル基であり、R”’が炭素原子数4〜18の直鎖状のまたは分岐したアルキル基でありそしてxおよびwが0〜60、好ましくは5〜30、特に好ましくは10〜20の数であり、yが5〜100の数でありそしてzが5〜200の数であり、xおよびwの数合計が1より大きいかまたは1に等しくなければならずそしてアルコキシ基は任意に分布していてもまたはブロック状で配置していてもよい。]
で表される化合物を含有する単一相毛髪化粧料を提供する。
【0012】
SilCare (R) Silicone 140M30 (Clariant)の登録商標名で入手できる、Rがメチルであり、R’が水素であり、R”がメチルであり、R”’がn−オクチルであり、w=20,x=20,y=25およびz=75である式Iで表されるカプリリル− PEG/PPG /20/20− メチルエーテルジメチオンおよびRがメチルであり、R’が水素であり、R”がメチルであり、R”’がn−オクチルであり、w=10,x=0,y=25およびz=75である式Iで表されるカプリリル−ビス−PEG10−メチルエチルジメチコンが有利である。
【0013】
式(1)の化合物およびその製法はヨーロッパ特許第1149872号明細書に記載されている。
【0014】
有利な実施態様は透明で粘性の水性、水性アルコール性調製物または液状、ジェル状、油状、泡状およびスプレーをベースとする調製物である。これらは例えばシャンプー、ヘアコンデショナー、養毛剤、ヘアリンス、ボリュームアップスプレー、スタイリングリキッド、ヘアフォーム、ヘアジェル、セッティング剤、ヘアスプレー、ムース、ヘアオイルまたは裂け毛用流体(split−end fluid)である。
【0015】
水または水/アルコール混合物をベースとする本発明の毛髪化粧料は、完成化粧料を基準として0.01〜30%、好ましくは0.02〜10%、特に好ましくは0.05〜5%の重量で式1のシリコーンポリオールを含有する。
【0016】
本発明の油ベースの剤は完成化粧料を基準として0.1〜80%、好ましくは0.5〜60%、特に好ましくは1〜50%の重量で式1のシリコーンポリオールを含有する。
【0017】
本発明に従う調製物中に存在してもよい適するアルコールは一価または多価のあらゆるアルコールである。炭素原子数1〜4のアルコール、例えばエタノール、プロパノール、イソプロパノール、n−ブタノール、イソブタノール、第三ブタノール、グリセロール、特にプロピレングリコール、ブチレングリコール、ヘキシレングリコールおよび上記各アルコールの混合物が有利である。他の有利なアルコールには2000以下の相対分子量のポリエチレングリコールがある。特に200〜600の相対分子量を有するポリエチレングリコールおよび400〜600の相対分子量を有するポリエチレングリコールを使用するのが有利である。
【0018】
本発明の油ベースの組成物は以下を含有していてもよい:直鎖状のまたは枝分かれしたC7 〜C40−炭素鎖を持つ炭化水素油、例えばドデカン、イソドデカン、コレステロール、水素化ポリイソブチレン類、ドコサン類、ヘキサデカン、イソヘキサデカン、パラフィンおよびイソパラフィン、および動物および植物起源のトリグリセリド類、例えば牛脂、豚脂肪、ガチョウグリース、ペルヒドロスクワレン、ラノリン、ひまわり油、トーモロコシ油、大豆油、米油、ホホバ油、バブースク(Babusscu)油、カボチャ油、ブドウ種子油、ごま油、ウオールナッツ油、杏油、マカデミア油、アボガト油、甘扁桃油、はなたねつけばな油、ヒマシ油、オリーブ油、落花生油、菜種油およびやし油;合成油、例えばパーセリン油(purcellinol)、直鎖状のおよび/または分岐した脂肪アルコールおよび脂肪酸エステル、好ましくは炭素原子6〜18個、特に好ましくは8〜10個を有するゲルベアルコール(Guerbetalkohole);直鎖状の(C6 −C13)脂肪酸と直鎖状の(C6 −C20)脂肪アルコールとのエステル;分岐した(C6 −C18)カルボン酸と直鎖状の(C6 −C20)脂肪アルコールとのエステル;直鎖状の(C6 −C13)脂肪酸と分枝状アルコール、好ましくは2−エチルヘキサノールとのエステル;直鎖状のおよび/または分岐した脂肪酸と多価アルコール(例えば二量体ジオールまたは三量体ジオール)および/またはゲルベアルコールとのエステル;C1 〜C10−カルボン酸またはC2 〜C30−ジカルボン酸のアルコールエステル;エステル、例えばジオクチルアジペート、ジイソプロピル二量体ジリノレート(dilineloat) ;プロピレングリコール/−ジカプリェートまたはワックス、例えば蜜ローワックス、パラフィンワックスまたは微晶ワックス、場合によっては親水性ワックス、例えばセチルステアリルアルコールとの組合せ;弗素化および過弗素化油;C1 〜C30−カルボン酸のモノグリセリド類、C1 〜C30−カルボン酸のジグリセリド類、C1 〜C30−カルボン酸のトリグリセリド、例えばカプリル酸/カプリン酸のトリグリセリド類、C1 〜C30−カルボン酸のエチレングリコールモノエステル、C1 〜C30−カルボン酸のエチレングリコールジエステル、C1 〜C30−カルボン酸のプロピレングリコールモノエステル、C1 〜C30−カルボン酸のプロピレングリコールジエステル、および上記各種化合物のプロポキシル化されたおよびエトキシル化された誘導体。カルボン酸は直鎖状のまたは枝分かれしたアルキル基または芳香族基を含有していてもよい。挙げることのできる例にはジイソプロピルセバケート、ジイソプロピルアジペート、イソプロピルミリステート、イソプロピルパルミテート、ミリスチルプロポオナート、エチレングリコールジステアレート、2−エチルヘキスルパルミテート、イソデシルネオペンタノエート、ジ−2−エチルヘキシルマレエート、セチルパルミテート、ミリスチルミリスート、ステアリルステアレート、セチルステアレート、ベヘニルベヘナート、ジオクチルマレエート、ジオクチルセバケート、セチルオクタノエート、ジイソプロピルジリノレート、カプリル/カプリルトリグリセリド、PEG−6−カプリル/カプリルトリグリセリド、PEG−8−カプリル/カプリルトリグリセリド、セチルチリノレート、コレステロールヒドロキシステアレート、コレステロールイソステアレート、グリセロールのC1 〜C30−モノエステルおよびポリエステル、例えばグリセリルトリベヘナート、グリセリルステアレート、グリセリルパルミテート、グリセリルジステアレート、グリセリルジパルミテート、糖類のC1 〜C30−カルボン酸モノエステルおよびポリエステル、例えばグルコーステトラオレエート、大豆油脂肪酸のグルコーステロラエステル、大豆油脂肪酸のマンノーステトラエステル、オレイン酸のガラクトーステトラエステル、リノレン酸のアラビノーステトラエステル、キシローステトラリノレート、ガラクトースペンタオレエート、ソルビトールテトラオレエート、不飽和大豆油脂肪酸のソルビトールヘキサエステル、キシリトールペンタオレエート、スクローステトラオレエート、スクロースペンタオレエート、スクロースヘキサオレエート、スクロースヘプタオレエート、スクロースオレエートがある。
【0019】
入手できるシリコーン油には、ジメチルポリシロキサン類およびシクロメチコン類、ポリジアルキルシロキサン類R3 Si(R2 SiO)x SiR3 (ただしRはメチルおよびエチル、特にメチルでありそしてxは2〜500の数である)、例えば VICASIL(General Electric Company)、DOW CORNING 200 、DOW CORNING 225 (Dow Corning Corporation) の登録商標で入手できるジメチコン類、トリメチルシロキシシリケート類[(CH2 )3 SiO1/2 ]x [SiO]y (ただしxは1〜500の数でありそしてyは1〜500の数である)、ジメチコノール類R3 SiO[R2 SiO]x ーSiR2 OHおよびHOR2 SiO[R2 SiO]x ーSiR2 OH (ただしRはメチルまたはエチルでありそしてxは500までの数である)、ポリアルキルアリールシロキサン類、例えばSF1075 METHYLPHENYL FLUID (General Electric Company )および556 COSMETIC GRADE PHENYL TRIMETHICONE FLUID (Dow Corning Corporation)の登録商標で入手し得るポリメチルフェニルシロキサン類、ポリジアリールシロキサン類、シリコーン樹脂、環状シリコーン類およびアミノ−、脂肪酸−、アルコール−、ポリエーテル−、エポキシ−、フッ素−および/またはアルキル変性されたシリコーン化合物およびポリエーテルシロキサンコポリマーがある。
【0020】
本発明の毛髪化粧料は他の助剤および添加物として界面活性剤、カチオンポリマー、増粘剤、造膜剤および化粧料における他の慣用の添加物、例えば加脂剤湿分供与剤、シリコーン類、安定剤、状態調節剤、グリセロール、保存剤、真珠光沢剤、染料および芳香剤、溶剤、ヒドロトロープ剤、乳白剤、脂肪アルコール、角質溶解作用および角質新生作用を示す物質およびフケ防止剤を含有していてもよい。
【0021】
挙げることのできるアニオン性洗浄活性物質には以下のものがある:(C10〜C20)アルキル−およびアルキレンカルボキシレート、アルキルエーテルカルボキシレート、アルキルアミドスルファート類およびスルホナート類、脂肪酸アルキルアミドポリグリコールエーテルスルファート類、アルカンスルファート類、アルカンスルホナート類およびヒドロキシアルカンスルホナート類、オレフィンスルホナート類、イセチオナート類のアシルエステル、α−スルホ脂肪酸エステル、アルキルベンゼンスルホナート類、アルキルフェノールグリコールエーテルスルホナート類、スルホコハク酸塩類、スルホコハク酸モノエステルおよび−ジエステル、脂肪アルコールエーテルホスファート類、蛋白質/脂肪酸−縮合生成物、アルキルモノグリセリドスルファートおよびスルホナート類、アルキルグリセリドエーテル−スルホナート類、脂肪酸メチルタウリド類、脂肪酸サルコシナート類、スルホリシノレート類、アムホアセテート類または−グリシナート類、アシルグルタマート類がある。これらの化合物およびその混合物は水溶性または水分散性塩の状態、例えばナトリウム、カリウム、マグネシウム、アンモニウム、モノ−、ジ−およびトリエタノールアンモニウムおよび類似のアルキルアンモニウム塩の状態で使用される。
【0022】
適するカチオン系界面活性剤の例には第四アンモニウム塩、例えばジ(C10〜C24−アルキル)ジメチルアンモニウムクロライドまたは−ブロマイド、好ましくはジ−(C12〜C18アルキル)ジメチルアンモニウムクロライドまたは−ブロマイド;C10〜C24−アルキルジメチルエチルアンモニウムクロライドまたはブロマイド;C10〜C24−アルキルトリメチルアンモニウムクロライドまたはブロマイド、好ましくはセチルトリメチルアンモニウムンクロライドおよびブロマイドおよびC20〜C22−アルキルトリメチルアンモニウムクロライドまたはブロマイド;C10〜C24−アルキルジメチルベンジルアンモニウムクロライドまたはブロマイド、好ましくはC12〜C18−アルキルジメチルベンジルアンモニウムクロライド;N−(C10〜C18−アルキル)ピリジニウムクロライドまたはブロマイド、好ましくはN−(C12〜C16−アルキル)ピリジニウムクロライドまたはブロマイド;N−(C10〜C18−アルキル)イソキノリニウムクロライド、ブロマイドまたはモノアルキルスルファート;N−(C12〜C18−アルキルポリオールアミノホルミルメチル)ピリジニウムクロライド;N−(C12〜C18−アルキル)−N−メチルモルホリニウムクロライド、ブロマイドまたはモノアルキルスルファート;N−(C12〜C18−アルキル)−N−エチルモルホリニウムクロライド、ブロマイドまたはモノアルキルスルファート;C16〜C18−アルキルペンタオキシエチルアンモニウムクロライド;ジイソブチルフェノキシエトキシエチルジメチルベンジルアンモニウムクロライド;N,N−ジエチルアミノエチルステアリルアミドおよび−オレイルアミドと塩酸、酢酸、乳酸、クエン酸、燐酸との塩;N−アシルアミノエチル−N,N−ジエチル−N−メチルアンモニウムクロライド、ブロマイドまたはモノアルキルスルファートおよびN−アシルアミノエチル−N,N−ジエチル−N−ベンジルアンモニウムクロライド、ブロマイドまたはモノアルキルスルファートがある。ただしアシル基は好ましくはステアリルまたはオレイルである。
【0023】
洗浄有効物質として使用できる適する非イオン系界面活性剤の例には以下のものがある:脂肪アルコールエトキシレート(アルキルポリエチレングリコール)、アルキルフェノールポリエチレングリコール類;アルキルメルカプタンポリエチレングリコール類;脂肪アミンエトキシレート類(アルキルアミノポリエチレングリコール類);脂肪酸エトキシレート類(アシルポリエチレングリコール類);ポリプロピレングリコールエトキシレート類(Pluronics (R) );脂肪酸アミドポリエチレングリコール類;N−アルキル−およびN−アルコキシポリヒドロキシ脂肪酸アミド類、特に脂肪酸N−メチルグルカミド類、蔗糖エステル類;ポリグリコールエーテル類、アルキルポリグリコシド類、リン酸エステル(エトキシル化たおよび非エトキシル化モノ−ジ−およびトリリン酸エステル)。
【0024】
有利な両性界面活性剤には以下のものがある:アルカリ金属塩およびモノ−、ジ−およびトリアルキルアンモニウム塩としてのN−(C12〜C18)アルキル−β−アミノプロピオナート類;N−アシルアミノアルキル−N,N−ジメチルアセトベタイン、好ましくはN−(C8 〜C18)アシルアミノプロピル−N,N−ジメチルアセトベタイン;C12〜C18−アルキルジメチルスルホプロピルベタイン;イミダゾーリンをベースとする両性界面活性剤(登録商標Miranol (R) 、Steinapon (R) )好ましくは1−(β−カルボキシメチルオキシエチル)−1−(カルボキシメチル)−2−ラウリルイミダゾーリニウムのナトリウム塩;アミンオキシド類、例えばC12〜C18−アルキルジメチルアミンオキシド、脂肪酸アミドアルキルジメチルアミンオキシド。
【0025】
更にアルキルベタイン類、アルキルアミドベタイン類、アミノプロピオナート類、アミノグリシナート類、イミダゾリウムベタイン類およびスルホベタイン類、アミンオキシド類および脂肪酸アルカノールアミド類またはポリヒドロキシアミド類の群から選択される泡立て共界面活性剤を本発明に従う組成物で使用することができる。
【0026】
本発明の組成物中の有利な界面活性剤はラウリルスルファート、ココアミドプロピルベタイン、ナトリウム−ココイルグルタマート、二ナトリウム−ラウレス(laureth)スルホスクシナートおよびココナッ脂肪酸ジエタノールアミドがある。
【0027】
本発明の組成物で使用される界面活性剤の総量は完成組成物を基準として5〜70重量%、好ましくは10〜40重量%、特に好ましくは12〜35重量%である。
【0028】
適するカチオン性ポリマーはINCIのもとで“ポリクオータニウム(Polyquaternium)”の名称で知られる化合物、特にポリクオータニウム−31、ポリクオータニウム−16、ポリクオータニウム−24、ポリクオータニウム−7、ポリクオータニウム−22、ポリクオータニウム−39、ポリクオータニウム−28、ポリクオータニウム−2、ポリクオータニウム−10、ポリクオータニウム−11、ポリクオータニウム−37+鉱油+PPGトリデセス((R) Salcare SC95) 、PVP−ジメチルアミノエチルメタクリレート−コポリマー、グア−ヒドロプロピルトリアンモニウムクロライド、およびアルギン酸カルシウムおよびアルギン酸アンモニウムがある。
【0029】
更に、カチオン性セルロース誘導体;カチオン性澱粉;ジアリルアンモニウム塩とアクリルアミド類とのコポリマー;四級化ビニルピロリドン/ビニルイミダゾールポリマー;ポリグリコール類とアミン類との縮合生成物;四級化コラーゲンポリペプチド類;四級化小麦ポリペプチド類;ポリエチレンイミン類;カチオン性シリコーンポリマー、例えばアミドメチコン類;アジピン酸とジメチルアミノヒドロキシプロピルジエチレントリアミドおよびカチオン性キチン誘導体、例えばキトサンも使用することができる。
【0030】
組成物の所望の粘度は増粘剤の添加によって調整できる。適する増粘剤としてはセルロースエーテルおよび他のセルロースエーテル誘導体(例えばカルボキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース)、ゼラチン、澱粉および澱粉誘導体、アルギン酸ナトリウム、脂肪酸ポリエチレングリコールエステル類、寒天、トラガカントまたはデキストリンがある。
【0031】
使用される合成ポリマーには種々の物質、例えばポリビニルアルコール類、ポリアクリルアミド類、ポリビニルアミド類、ポリスルホン酸類、特にアクリルアミドアルキルスルホン酸のアンモニウム塩および環状N−ビニルカルボキシアミド類または環状および線状N−ビニルカルボキシアミド類および疎水性変性されたアクリルアミドアルキルスルホン酸コポリマー、ポリアクリル酸、ポリアクリル酸エステル、ポリビニルピロリドン、ポリビニルピロリドン、ポリビニルメチルエーテル、ポリエチレンオキシド類、無水マレイン酸とビニルメチルエーテルとのコポリマー、および種々の混合物、および種々の塩およびエステルを含めた上記の化合物のコポリマーがある。これらのポリマーは所望により架橋されていてもまたは未架橋でもよい。
【0032】
油ベース組成物に特に適する増粘剤はデキストリン、例えばデキストリンパルミテートであるが、脂肪酸石けん、脂肪アルコールおよびシリコーンワックス類、例えば SilCare(R) Silicone 41M70または SilCare(R) Silicone 41M80も適する。
【0033】
適する膜形成剤は用途目的次第でフェニルベンズイミダゾールスルホン酸の塩、水溶性のポリウレタン、例えばC10−ポリカルバミルポリグリセリルエステル、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドンおよびそのコポリマー、例えばビニルピロリドン/醋酸ビニル−コポリマー、水溶性アクリル酸ポリマー/コポリマーあるいはそれらのエステルまたは塩、例えばアクリル酸/メタクリル酸の部分エステルコポリマーおよび脂肪アルコールのポリエチレングリコールエーテル、例えばアクリレート/ステアレース−20−メタクリレート−コポリマー、水溶性セルロース、例えばヒドロキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、水溶性クオータニウム、ポリクオータニウム、カルボキシビニル−ポリマー、例えばカルボマー(Carbomer) およびそれの塩、多糖類、例えばポリデキストロースおよびグルカン、酢酸ビニル/クロトナート、Aristoflex A60(Clariant)の登録商標で入手できるもの、およびポリマーのアミンオキシド、例えば Diaformer Z−711、712 、731 、751 (Mitubishi
Chem.) の登録商標で入手し得るものがある。
【0034】
他の添加物はシリコーン化合物、例えばジメチポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン類、環状シリコーン類、およびアミノ−、脂肪酸−、アルコール−、ポリエーテル−、エポキシ−、弗素−および/またはアルキル変性されたシリコーン化合物、例えばアルキルシリコーンの SilCare(R) Silicone 41M10、SilCare (R) Silicone 41M15 、 SilCare (R)Silicone 41M20、 SilCare (R) Silicone 41M30 (Clariant) 、アルキルトリメチコン類のSilCare (R) 31M30 、Silicone 31M40、SilCare (R) 31M50 、SilCare (R) シリコーンカプリリル−トリメチコン 31M60(Clariant)、SilCare (R) フェニルトリメチコン 15M30、SilCare (R) 15M40 、SilCare (R) 15M50 、SilCare (R) 15M60 、ポリアルキルアリールシロキサン類およびポリエーテルシロキサンコポリマーがある。
【0035】
適するキャリア物質は植物性油、天然および水素化油、ワックス、脂肪、水、アルコール、ポリオール、グリセロール、グリセリド類、液状パラフィン、液状脂肪アルコール、ステロール、ポリエチレングリコール、セルロース、セルロースおよびセルロース誘導体がある。
【0036】
使用できる有効物質としての防カビ剤に、ケトコナゾール、オキシコナゾール、テルビナフィン、ビフォナゾール、ブトコナゾール、クロコナゾール、クロトリマゾール、エコナゾール、エニルコナゾール、フェンチコナゾール、イソコナゾール、ミコナゾール、スルコナゾール、チオコナゾール、フルコナゾール、イトラコナゾール、テルコナゾールおよびナフチフィン、Zn−ピレチオン及びオクトピロックスが適する。
【0037】
本発明の組成物は慣用のセラミド類、擬似セラミド類、脂肪酸−N−アルキルポリヒドロキシアルキルアミド類、コレステロール、コレステロール脂肪酸エステル、脂肪酸、トリグリセリド類、セレブロシド類、ホスホリピド類及び同様な物質と混合してもよい。
【0038】
適する真珠光沢化合物には脂肪酸モノアルカノールアミド類;脂肪族ジアルカノールアミド類; 高級脂肪酸、例えばパルミチン酸、ステアリン酸またはベヘン酸またはそれらの混合物とアルキルグリコール、特にエチレングリコールおよび/またはプロピレングリコールまたはそれらのオリゴマーとのモノエステルまたはジエステル;アルキレングリコールと脂肪酸とのモノ−およびジエステル;脂肪酸およびそれの金属塩;グリセロールとカルボン酸とのモノエステルまたはポリエステル;および色々な種類のケトンスルホン酸がある。本発明の組成物において特に有利な真珠光沢成分はエチレングリコールジステアレートおよび3つのグリコール単位を持つポリエチレングリコールステアレートである。
【0039】
湿分供与物質は例えばイソプロピルパルミテート、グリセロールおよび/またはソルビトールであり、0.1〜50重量%の量で使用することができる。
【0040】
使用できる過脂剤には例えばラノリンおよびレシチン、非エトキシル化およびポリエトキシル化ラノリンおよびレシチン誘導体、ポリ脂肪酸エステル、モノ−、ジ−およびトリグリセリド類および/または脂肪酸アルカノールアミドがある。
【0041】
適する保存剤は例えばフェノキシエタノール、パラベン、ペンタンジオールまたはソルビン酸がある。
【0042】
使用できる染料は化粧品の目的に適しそして推奨される物質である。
【0043】
適するふけ防止剤または防カビ有効物質は好ましくは、ケトコナゾール、Cilmbazole(R) ,Octopirox(R) , オキシコナゾール、テルビナフィン、ビフォナゾール、ブトコナゾール、クロコナゾール、クロトリマゾール、エコナゾール、エニルコナゾール、フェンチコナゾール、イソコナゾール、ミコナゾール、スルコナゾール、チオコナゾール、フルコナゾール、イトラコナゾール、テルコナゾールおよびナフチフィン、Zn−ピレチオン及びオクトピロックスがある。
【0044】
使用できる生物活性成分には例えばBisabolol (R) , Allantoin (R) , Phytantriol (R) , Phanthenol(R) , AHAs、植物抽出物及びビタミン複合体がある。
【0045】
pH調整に使用される酸またはアルカリはクエン酸および/または水酸化ナトリウム溶液が有利である。
【0046】
本発明の組成物は一般に2〜12、好ましくは3〜8の範囲内のpHに調整する。
【0047】
本発明を以下の実施例によって更に詳細に説明するが、本発明はこれらに限定されない(百分率は重量%である)。
【0048】
【実施例】
製造方法:
I 水を70〜75℃に加熱し、ゆっくり攪拌しながらA相の他の成分を添加する。
II B相を70〜75℃に加熱する。
III B相をA相中にゆっくり混入攪拌する。
IV 攪拌下に40℃に冷却する。
V C相を添加しそして35℃以下に冷却する。
VI ゆっくり攪拌しながらパンテノールおよび香料を添加しそして3〜5分攪拌する。
【0049】
製造方法:
I Jaguarと Kytamerを乾燥混合する。激しく混合することによって水に分散させる。
II A相を65〜70℃に加熱し、20分攪拌する。
III B相を添加しそして10分混合する。
IV 水にベンゾフェノン−4を溶解しそして添加する。
V 35℃以下に冷却する。
VI ポリソルベートに香料を溶解し添加する。
【0050】
製造方法:
I PemulenとCarbopolを乾燥混合する。激しく混合することによって水に分散させる(30〜45分)。
II B相に各成分を混合しそしてAに添加する。20分攪拌する。
III TEA を添加しそして高速攪拌する。
IV D相を攪拌下に添加する。
V ベンゾフェノン−4および Flamenco Satin Pearlsを水に分散させそして添加する。
VI 染料および香料を攪拌下に添加しそして均一化する。
【0051】
製造法:
I Bの各成分を攪拌下にAに溶解しそして95℃に加熱する。
II 室温に冷却する。
III Cの各成分を互いに相前後してIIに添加する。
IV pH調整をする。
【0052】
製造法:
I Aを約75℃で溶解する。
II 約75℃にBを加熱する。
III IIをIに攪拌下に添加しそして攪拌下に冷却する。
VI 約30℃でIII にCを添加する。
V pH4に調節する。
【0053】
製造方法:
各成分を混合しそして均一化する。
【発明の属する技術分野】
本発明は、アルキルメチルシロキサン− ジメチルシロキサン− ポリアルキレンオキシドコポリマーを含むヘアケアー用の水性、アルコール性または油性の単相化粧料に関する。
【0002】
【従来の技術】
しばしば漂白し、パーマネントウェーブをかけそして着色することによって、また脱脂性界面活性剤でのヘアのしばしばの洗浄によって、ヘア組織に損傷が与えられる。ヘアが脆くなりかつその光沢を失う。ザラザラになったヘア表面は梳くことを困難にするヘアの縺れや結節を引き起こす。それ故に、ヘアの光沢、湿った状態および乾燥した状態での櫛通し性、状態調整および色濃度を改善するヘアトリートメントは非常に重要である。更に養毛剤は短い乾燥時間で、ヘアにドライヤーを掛ける際のヘアへの熱負荷量を減少させそして既に存在するヘアの損傷、例えば裂け毛を“補修”する。
【0003】
特許文献にはかゝる目的を実現するために沢山の提案がなされており、その中には水溶性ポリマー、主としてカチオン性脂肪酸誘導体、主に、カチオン性の特に第四アンモニウム化合物、例えばセチルトリメチルアンモニウムクロライドを単独でまたは種々のワックス様添加物、例えば炭化水素、脂肪アルコールおよび脂肪酸と組合せて用いるものもある。油および油様物質、例えば液状炭化水素、脂肪アルコール、モノカルボン酸エステル、ポリアルコールエステルおよびシリコーンも使用される。
【0004】
上記の各剤の欠点は、濯いだ後でこれらがしばしば湿ったヘアに粘り気を与え、“付着(bild−up)”効果を発揮しそして乾燥したヘアを重くするかまたは特に細いヘアの場合に辛うじて未だ調髪できる程度まで柔らかくしてしまう。
【0005】
更に有効物質の好ましくない溶解挙動および他の成分との不相容性が調製物の範囲を著しく制限する。
【0006】
ヨーロッパ特許第1,149,872号明細書では、新規のシリコーンコポリオールの製造が開示されそしてそれを、化粧料、繊維工業、構造エンジニアリングおよび自動車工業においての使用可能性と一緒にシリコーン/水−型エマルジョンおよび油/水−型エマルジョンの乳化剤として使用することを推奨している。
【0007】
【発明の構成】
本発明者は驚くべきことに、ヨーロッパ特許第1,149,872号明細書に従うこの新規の種類のアルキルメチルシロキサン−ジメチルシロキサン−ポリアルキレンオキシド−コポリマーがヘアにとって優れた状態調整効果を示しそしてヘア化粧用の非エマルジョン様の、即ち単相の系において価値ある有効物質であることを見出した。
【0008】
例えばこれらの化合物は慣用のシリコーン類に比較して著しく良好なヘアの輝きおよびより容易な櫛通し性をもたらす。
【0009】
本発明に従って使用されるシリコーンポリオールの長所には、水への良好な溶解性、および疎水性化合物との良好な相容性、組成物の改善された透明度および優れた粘性挙動がある。
【0010】
本発明は、有効物質として式1
【0011】
【化2】
[式中、Meがメチルであり、Rが炭素原子数1〜4のアルキル基であり、R’およびR”が互いに無関係に水素原子または炭素原子数1〜4のアルキル基であり、R”’が炭素原子数4〜18の直鎖状のまたは分岐したアルキル基でありそしてxおよびwが0〜60、好ましくは5〜30、特に好ましくは10〜20の数であり、yが5〜100の数でありそしてzが5〜200の数であり、xおよびwの数合計が1より大きいかまたは1に等しくなければならずそしてアルコキシ基は任意に分布していてもまたはブロック状で配置していてもよい。]
で表される化合物を含有する単一相毛髪化粧料を提供する。
【0012】
SilCare (R) Silicone 140M30 (Clariant)の登録商標名で入手できる、Rがメチルであり、R’が水素であり、R”がメチルであり、R”’がn−オクチルであり、w=20,x=20,y=25およびz=75である式Iで表されるカプリリル− PEG/PPG /20/20− メチルエーテルジメチオンおよびRがメチルであり、R’が水素であり、R”がメチルであり、R”’がn−オクチルであり、w=10,x=0,y=25およびz=75である式Iで表されるカプリリル−ビス−PEG10−メチルエチルジメチコンが有利である。
【0013】
式(1)の化合物およびその製法はヨーロッパ特許第1149872号明細書に記載されている。
【0014】
有利な実施態様は透明で粘性の水性、水性アルコール性調製物または液状、ジェル状、油状、泡状およびスプレーをベースとする調製物である。これらは例えばシャンプー、ヘアコンデショナー、養毛剤、ヘアリンス、ボリュームアップスプレー、スタイリングリキッド、ヘアフォーム、ヘアジェル、セッティング剤、ヘアスプレー、ムース、ヘアオイルまたは裂け毛用流体(split−end fluid)である。
【0015】
水または水/アルコール混合物をベースとする本発明の毛髪化粧料は、完成化粧料を基準として0.01〜30%、好ましくは0.02〜10%、特に好ましくは0.05〜5%の重量で式1のシリコーンポリオールを含有する。
【0016】
本発明の油ベースの剤は完成化粧料を基準として0.1〜80%、好ましくは0.5〜60%、特に好ましくは1〜50%の重量で式1のシリコーンポリオールを含有する。
【0017】
本発明に従う調製物中に存在してもよい適するアルコールは一価または多価のあらゆるアルコールである。炭素原子数1〜4のアルコール、例えばエタノール、プロパノール、イソプロパノール、n−ブタノール、イソブタノール、第三ブタノール、グリセロール、特にプロピレングリコール、ブチレングリコール、ヘキシレングリコールおよび上記各アルコールの混合物が有利である。他の有利なアルコールには2000以下の相対分子量のポリエチレングリコールがある。特に200〜600の相対分子量を有するポリエチレングリコールおよび400〜600の相対分子量を有するポリエチレングリコールを使用するのが有利である。
【0018】
本発明の油ベースの組成物は以下を含有していてもよい:直鎖状のまたは枝分かれしたC7 〜C40−炭素鎖を持つ炭化水素油、例えばドデカン、イソドデカン、コレステロール、水素化ポリイソブチレン類、ドコサン類、ヘキサデカン、イソヘキサデカン、パラフィンおよびイソパラフィン、および動物および植物起源のトリグリセリド類、例えば牛脂、豚脂肪、ガチョウグリース、ペルヒドロスクワレン、ラノリン、ひまわり油、トーモロコシ油、大豆油、米油、ホホバ油、バブースク(Babusscu)油、カボチャ油、ブドウ種子油、ごま油、ウオールナッツ油、杏油、マカデミア油、アボガト油、甘扁桃油、はなたねつけばな油、ヒマシ油、オリーブ油、落花生油、菜種油およびやし油;合成油、例えばパーセリン油(purcellinol)、直鎖状のおよび/または分岐した脂肪アルコールおよび脂肪酸エステル、好ましくは炭素原子6〜18個、特に好ましくは8〜10個を有するゲルベアルコール(Guerbetalkohole);直鎖状の(C6 −C13)脂肪酸と直鎖状の(C6 −C20)脂肪アルコールとのエステル;分岐した(C6 −C18)カルボン酸と直鎖状の(C6 −C20)脂肪アルコールとのエステル;直鎖状の(C6 −C13)脂肪酸と分枝状アルコール、好ましくは2−エチルヘキサノールとのエステル;直鎖状のおよび/または分岐した脂肪酸と多価アルコール(例えば二量体ジオールまたは三量体ジオール)および/またはゲルベアルコールとのエステル;C1 〜C10−カルボン酸またはC2 〜C30−ジカルボン酸のアルコールエステル;エステル、例えばジオクチルアジペート、ジイソプロピル二量体ジリノレート(dilineloat) ;プロピレングリコール/−ジカプリェートまたはワックス、例えば蜜ローワックス、パラフィンワックスまたは微晶ワックス、場合によっては親水性ワックス、例えばセチルステアリルアルコールとの組合せ;弗素化および過弗素化油;C1 〜C30−カルボン酸のモノグリセリド類、C1 〜C30−カルボン酸のジグリセリド類、C1 〜C30−カルボン酸のトリグリセリド、例えばカプリル酸/カプリン酸のトリグリセリド類、C1 〜C30−カルボン酸のエチレングリコールモノエステル、C1 〜C30−カルボン酸のエチレングリコールジエステル、C1 〜C30−カルボン酸のプロピレングリコールモノエステル、C1 〜C30−カルボン酸のプロピレングリコールジエステル、および上記各種化合物のプロポキシル化されたおよびエトキシル化された誘導体。カルボン酸は直鎖状のまたは枝分かれしたアルキル基または芳香族基を含有していてもよい。挙げることのできる例にはジイソプロピルセバケート、ジイソプロピルアジペート、イソプロピルミリステート、イソプロピルパルミテート、ミリスチルプロポオナート、エチレングリコールジステアレート、2−エチルヘキスルパルミテート、イソデシルネオペンタノエート、ジ−2−エチルヘキシルマレエート、セチルパルミテート、ミリスチルミリスート、ステアリルステアレート、セチルステアレート、ベヘニルベヘナート、ジオクチルマレエート、ジオクチルセバケート、セチルオクタノエート、ジイソプロピルジリノレート、カプリル/カプリルトリグリセリド、PEG−6−カプリル/カプリルトリグリセリド、PEG−8−カプリル/カプリルトリグリセリド、セチルチリノレート、コレステロールヒドロキシステアレート、コレステロールイソステアレート、グリセロールのC1 〜C30−モノエステルおよびポリエステル、例えばグリセリルトリベヘナート、グリセリルステアレート、グリセリルパルミテート、グリセリルジステアレート、グリセリルジパルミテート、糖類のC1 〜C30−カルボン酸モノエステルおよびポリエステル、例えばグルコーステトラオレエート、大豆油脂肪酸のグルコーステロラエステル、大豆油脂肪酸のマンノーステトラエステル、オレイン酸のガラクトーステトラエステル、リノレン酸のアラビノーステトラエステル、キシローステトラリノレート、ガラクトースペンタオレエート、ソルビトールテトラオレエート、不飽和大豆油脂肪酸のソルビトールヘキサエステル、キシリトールペンタオレエート、スクローステトラオレエート、スクロースペンタオレエート、スクロースヘキサオレエート、スクロースヘプタオレエート、スクロースオレエートがある。
【0019】
入手できるシリコーン油には、ジメチルポリシロキサン類およびシクロメチコン類、ポリジアルキルシロキサン類R3 Si(R2 SiO)x SiR3 (ただしRはメチルおよびエチル、特にメチルでありそしてxは2〜500の数である)、例えば VICASIL(General Electric Company)、DOW CORNING 200 、DOW CORNING 225 (Dow Corning Corporation) の登録商標で入手できるジメチコン類、トリメチルシロキシシリケート類[(CH2 )3 SiO1/2 ]x [SiO]y (ただしxは1〜500の数でありそしてyは1〜500の数である)、ジメチコノール類R3 SiO[R2 SiO]x ーSiR2 OHおよびHOR2 SiO[R2 SiO]x ーSiR2 OH (ただしRはメチルまたはエチルでありそしてxは500までの数である)、ポリアルキルアリールシロキサン類、例えばSF1075 METHYLPHENYL FLUID (General Electric Company )および556 COSMETIC GRADE PHENYL TRIMETHICONE FLUID (Dow Corning Corporation)の登録商標で入手し得るポリメチルフェニルシロキサン類、ポリジアリールシロキサン類、シリコーン樹脂、環状シリコーン類およびアミノ−、脂肪酸−、アルコール−、ポリエーテル−、エポキシ−、フッ素−および/またはアルキル変性されたシリコーン化合物およびポリエーテルシロキサンコポリマーがある。
【0020】
本発明の毛髪化粧料は他の助剤および添加物として界面活性剤、カチオンポリマー、増粘剤、造膜剤および化粧料における他の慣用の添加物、例えば加脂剤湿分供与剤、シリコーン類、安定剤、状態調節剤、グリセロール、保存剤、真珠光沢剤、染料および芳香剤、溶剤、ヒドロトロープ剤、乳白剤、脂肪アルコール、角質溶解作用および角質新生作用を示す物質およびフケ防止剤を含有していてもよい。
【0021】
挙げることのできるアニオン性洗浄活性物質には以下のものがある:(C10〜C20)アルキル−およびアルキレンカルボキシレート、アルキルエーテルカルボキシレート、アルキルアミドスルファート類およびスルホナート類、脂肪酸アルキルアミドポリグリコールエーテルスルファート類、アルカンスルファート類、アルカンスルホナート類およびヒドロキシアルカンスルホナート類、オレフィンスルホナート類、イセチオナート類のアシルエステル、α−スルホ脂肪酸エステル、アルキルベンゼンスルホナート類、アルキルフェノールグリコールエーテルスルホナート類、スルホコハク酸塩類、スルホコハク酸モノエステルおよび−ジエステル、脂肪アルコールエーテルホスファート類、蛋白質/脂肪酸−縮合生成物、アルキルモノグリセリドスルファートおよびスルホナート類、アルキルグリセリドエーテル−スルホナート類、脂肪酸メチルタウリド類、脂肪酸サルコシナート類、スルホリシノレート類、アムホアセテート類または−グリシナート類、アシルグルタマート類がある。これらの化合物およびその混合物は水溶性または水分散性塩の状態、例えばナトリウム、カリウム、マグネシウム、アンモニウム、モノ−、ジ−およびトリエタノールアンモニウムおよび類似のアルキルアンモニウム塩の状態で使用される。
【0022】
適するカチオン系界面活性剤の例には第四アンモニウム塩、例えばジ(C10〜C24−アルキル)ジメチルアンモニウムクロライドまたは−ブロマイド、好ましくはジ−(C12〜C18アルキル)ジメチルアンモニウムクロライドまたは−ブロマイド;C10〜C24−アルキルジメチルエチルアンモニウムクロライドまたはブロマイド;C10〜C24−アルキルトリメチルアンモニウムクロライドまたはブロマイド、好ましくはセチルトリメチルアンモニウムンクロライドおよびブロマイドおよびC20〜C22−アルキルトリメチルアンモニウムクロライドまたはブロマイド;C10〜C24−アルキルジメチルベンジルアンモニウムクロライドまたはブロマイド、好ましくはC12〜C18−アルキルジメチルベンジルアンモニウムクロライド;N−(C10〜C18−アルキル)ピリジニウムクロライドまたはブロマイド、好ましくはN−(C12〜C16−アルキル)ピリジニウムクロライドまたはブロマイド;N−(C10〜C18−アルキル)イソキノリニウムクロライド、ブロマイドまたはモノアルキルスルファート;N−(C12〜C18−アルキルポリオールアミノホルミルメチル)ピリジニウムクロライド;N−(C12〜C18−アルキル)−N−メチルモルホリニウムクロライド、ブロマイドまたはモノアルキルスルファート;N−(C12〜C18−アルキル)−N−エチルモルホリニウムクロライド、ブロマイドまたはモノアルキルスルファート;C16〜C18−アルキルペンタオキシエチルアンモニウムクロライド;ジイソブチルフェノキシエトキシエチルジメチルベンジルアンモニウムクロライド;N,N−ジエチルアミノエチルステアリルアミドおよび−オレイルアミドと塩酸、酢酸、乳酸、クエン酸、燐酸との塩;N−アシルアミノエチル−N,N−ジエチル−N−メチルアンモニウムクロライド、ブロマイドまたはモノアルキルスルファートおよびN−アシルアミノエチル−N,N−ジエチル−N−ベンジルアンモニウムクロライド、ブロマイドまたはモノアルキルスルファートがある。ただしアシル基は好ましくはステアリルまたはオレイルである。
【0023】
洗浄有効物質として使用できる適する非イオン系界面活性剤の例には以下のものがある:脂肪アルコールエトキシレート(アルキルポリエチレングリコール)、アルキルフェノールポリエチレングリコール類;アルキルメルカプタンポリエチレングリコール類;脂肪アミンエトキシレート類(アルキルアミノポリエチレングリコール類);脂肪酸エトキシレート類(アシルポリエチレングリコール類);ポリプロピレングリコールエトキシレート類(Pluronics (R) );脂肪酸アミドポリエチレングリコール類;N−アルキル−およびN−アルコキシポリヒドロキシ脂肪酸アミド類、特に脂肪酸N−メチルグルカミド類、蔗糖エステル類;ポリグリコールエーテル類、アルキルポリグリコシド類、リン酸エステル(エトキシル化たおよび非エトキシル化モノ−ジ−およびトリリン酸エステル)。
【0024】
有利な両性界面活性剤には以下のものがある:アルカリ金属塩およびモノ−、ジ−およびトリアルキルアンモニウム塩としてのN−(C12〜C18)アルキル−β−アミノプロピオナート類;N−アシルアミノアルキル−N,N−ジメチルアセトベタイン、好ましくはN−(C8 〜C18)アシルアミノプロピル−N,N−ジメチルアセトベタイン;C12〜C18−アルキルジメチルスルホプロピルベタイン;イミダゾーリンをベースとする両性界面活性剤(登録商標Miranol (R) 、Steinapon (R) )好ましくは1−(β−カルボキシメチルオキシエチル)−1−(カルボキシメチル)−2−ラウリルイミダゾーリニウムのナトリウム塩;アミンオキシド類、例えばC12〜C18−アルキルジメチルアミンオキシド、脂肪酸アミドアルキルジメチルアミンオキシド。
【0025】
更にアルキルベタイン類、アルキルアミドベタイン類、アミノプロピオナート類、アミノグリシナート類、イミダゾリウムベタイン類およびスルホベタイン類、アミンオキシド類および脂肪酸アルカノールアミド類またはポリヒドロキシアミド類の群から選択される泡立て共界面活性剤を本発明に従う組成物で使用することができる。
【0026】
本発明の組成物中の有利な界面活性剤はラウリルスルファート、ココアミドプロピルベタイン、ナトリウム−ココイルグルタマート、二ナトリウム−ラウレス(laureth)スルホスクシナートおよびココナッ脂肪酸ジエタノールアミドがある。
【0027】
本発明の組成物で使用される界面活性剤の総量は完成組成物を基準として5〜70重量%、好ましくは10〜40重量%、特に好ましくは12〜35重量%である。
【0028】
適するカチオン性ポリマーはINCIのもとで“ポリクオータニウム(Polyquaternium)”の名称で知られる化合物、特にポリクオータニウム−31、ポリクオータニウム−16、ポリクオータニウム−24、ポリクオータニウム−7、ポリクオータニウム−22、ポリクオータニウム−39、ポリクオータニウム−28、ポリクオータニウム−2、ポリクオータニウム−10、ポリクオータニウム−11、ポリクオータニウム−37+鉱油+PPGトリデセス((R) Salcare SC95) 、PVP−ジメチルアミノエチルメタクリレート−コポリマー、グア−ヒドロプロピルトリアンモニウムクロライド、およびアルギン酸カルシウムおよびアルギン酸アンモニウムがある。
【0029】
更に、カチオン性セルロース誘導体;カチオン性澱粉;ジアリルアンモニウム塩とアクリルアミド類とのコポリマー;四級化ビニルピロリドン/ビニルイミダゾールポリマー;ポリグリコール類とアミン類との縮合生成物;四級化コラーゲンポリペプチド類;四級化小麦ポリペプチド類;ポリエチレンイミン類;カチオン性シリコーンポリマー、例えばアミドメチコン類;アジピン酸とジメチルアミノヒドロキシプロピルジエチレントリアミドおよびカチオン性キチン誘導体、例えばキトサンも使用することができる。
【0030】
組成物の所望の粘度は増粘剤の添加によって調整できる。適する増粘剤としてはセルロースエーテルおよび他のセルロースエーテル誘導体(例えばカルボキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース)、ゼラチン、澱粉および澱粉誘導体、アルギン酸ナトリウム、脂肪酸ポリエチレングリコールエステル類、寒天、トラガカントまたはデキストリンがある。
【0031】
使用される合成ポリマーには種々の物質、例えばポリビニルアルコール類、ポリアクリルアミド類、ポリビニルアミド類、ポリスルホン酸類、特にアクリルアミドアルキルスルホン酸のアンモニウム塩および環状N−ビニルカルボキシアミド類または環状および線状N−ビニルカルボキシアミド類および疎水性変性されたアクリルアミドアルキルスルホン酸コポリマー、ポリアクリル酸、ポリアクリル酸エステル、ポリビニルピロリドン、ポリビニルピロリドン、ポリビニルメチルエーテル、ポリエチレンオキシド類、無水マレイン酸とビニルメチルエーテルとのコポリマー、および種々の混合物、および種々の塩およびエステルを含めた上記の化合物のコポリマーがある。これらのポリマーは所望により架橋されていてもまたは未架橋でもよい。
【0032】
油ベース組成物に特に適する増粘剤はデキストリン、例えばデキストリンパルミテートであるが、脂肪酸石けん、脂肪アルコールおよびシリコーンワックス類、例えば SilCare(R) Silicone 41M70または SilCare(R) Silicone 41M80も適する。
【0033】
適する膜形成剤は用途目的次第でフェニルベンズイミダゾールスルホン酸の塩、水溶性のポリウレタン、例えばC10−ポリカルバミルポリグリセリルエステル、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドンおよびそのコポリマー、例えばビニルピロリドン/醋酸ビニル−コポリマー、水溶性アクリル酸ポリマー/コポリマーあるいはそれらのエステルまたは塩、例えばアクリル酸/メタクリル酸の部分エステルコポリマーおよび脂肪アルコールのポリエチレングリコールエーテル、例えばアクリレート/ステアレース−20−メタクリレート−コポリマー、水溶性セルロース、例えばヒドロキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、水溶性クオータニウム、ポリクオータニウム、カルボキシビニル−ポリマー、例えばカルボマー(Carbomer) およびそれの塩、多糖類、例えばポリデキストロースおよびグルカン、酢酸ビニル/クロトナート、Aristoflex A60(Clariant)の登録商標で入手できるもの、およびポリマーのアミンオキシド、例えば Diaformer Z−711、712 、731 、751 (Mitubishi
Chem.) の登録商標で入手し得るものがある。
【0034】
他の添加物はシリコーン化合物、例えばジメチポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン類、環状シリコーン類、およびアミノ−、脂肪酸−、アルコール−、ポリエーテル−、エポキシ−、弗素−および/またはアルキル変性されたシリコーン化合物、例えばアルキルシリコーンの SilCare(R) Silicone 41M10、SilCare (R) Silicone 41M15 、 SilCare (R)Silicone 41M20、 SilCare (R) Silicone 41M30 (Clariant) 、アルキルトリメチコン類のSilCare (R) 31M30 、Silicone 31M40、SilCare (R) 31M50 、SilCare (R) シリコーンカプリリル−トリメチコン 31M60(Clariant)、SilCare (R) フェニルトリメチコン 15M30、SilCare (R) 15M40 、SilCare (R) 15M50 、SilCare (R) 15M60 、ポリアルキルアリールシロキサン類およびポリエーテルシロキサンコポリマーがある。
【0035】
適するキャリア物質は植物性油、天然および水素化油、ワックス、脂肪、水、アルコール、ポリオール、グリセロール、グリセリド類、液状パラフィン、液状脂肪アルコール、ステロール、ポリエチレングリコール、セルロース、セルロースおよびセルロース誘導体がある。
【0036】
使用できる有効物質としての防カビ剤に、ケトコナゾール、オキシコナゾール、テルビナフィン、ビフォナゾール、ブトコナゾール、クロコナゾール、クロトリマゾール、エコナゾール、エニルコナゾール、フェンチコナゾール、イソコナゾール、ミコナゾール、スルコナゾール、チオコナゾール、フルコナゾール、イトラコナゾール、テルコナゾールおよびナフチフィン、Zn−ピレチオン及びオクトピロックスが適する。
【0037】
本発明の組成物は慣用のセラミド類、擬似セラミド類、脂肪酸−N−アルキルポリヒドロキシアルキルアミド類、コレステロール、コレステロール脂肪酸エステル、脂肪酸、トリグリセリド類、セレブロシド類、ホスホリピド類及び同様な物質と混合してもよい。
【0038】
適する真珠光沢化合物には脂肪酸モノアルカノールアミド類;脂肪族ジアルカノールアミド類; 高級脂肪酸、例えばパルミチン酸、ステアリン酸またはベヘン酸またはそれらの混合物とアルキルグリコール、特にエチレングリコールおよび/またはプロピレングリコールまたはそれらのオリゴマーとのモノエステルまたはジエステル;アルキレングリコールと脂肪酸とのモノ−およびジエステル;脂肪酸およびそれの金属塩;グリセロールとカルボン酸とのモノエステルまたはポリエステル;および色々な種類のケトンスルホン酸がある。本発明の組成物において特に有利な真珠光沢成分はエチレングリコールジステアレートおよび3つのグリコール単位を持つポリエチレングリコールステアレートである。
【0039】
湿分供与物質は例えばイソプロピルパルミテート、グリセロールおよび/またはソルビトールであり、0.1〜50重量%の量で使用することができる。
【0040】
使用できる過脂剤には例えばラノリンおよびレシチン、非エトキシル化およびポリエトキシル化ラノリンおよびレシチン誘導体、ポリ脂肪酸エステル、モノ−、ジ−およびトリグリセリド類および/または脂肪酸アルカノールアミドがある。
【0041】
適する保存剤は例えばフェノキシエタノール、パラベン、ペンタンジオールまたはソルビン酸がある。
【0042】
使用できる染料は化粧品の目的に適しそして推奨される物質である。
【0043】
適するふけ防止剤または防カビ有効物質は好ましくは、ケトコナゾール、Cilmbazole(R) ,Octopirox(R) , オキシコナゾール、テルビナフィン、ビフォナゾール、ブトコナゾール、クロコナゾール、クロトリマゾール、エコナゾール、エニルコナゾール、フェンチコナゾール、イソコナゾール、ミコナゾール、スルコナゾール、チオコナゾール、フルコナゾール、イトラコナゾール、テルコナゾールおよびナフチフィン、Zn−ピレチオン及びオクトピロックスがある。
【0044】
使用できる生物活性成分には例えばBisabolol (R) , Allantoin (R) , Phytantriol (R) , Phanthenol(R) , AHAs、植物抽出物及びビタミン複合体がある。
【0045】
pH調整に使用される酸またはアルカリはクエン酸および/または水酸化ナトリウム溶液が有利である。
【0046】
本発明の組成物は一般に2〜12、好ましくは3〜8の範囲内のpHに調整する。
【0047】
本発明を以下の実施例によって更に詳細に説明するが、本発明はこれらに限定されない(百分率は重量%である)。
【0048】
【実施例】
製造方法:
I 水を70〜75℃に加熱し、ゆっくり攪拌しながらA相の他の成分を添加する。
II B相を70〜75℃に加熱する。
III B相をA相中にゆっくり混入攪拌する。
IV 攪拌下に40℃に冷却する。
V C相を添加しそして35℃以下に冷却する。
VI ゆっくり攪拌しながらパンテノールおよび香料を添加しそして3〜5分攪拌する。
【0049】
製造方法:
I Jaguarと Kytamerを乾燥混合する。激しく混合することによって水に分散させる。
II A相を65〜70℃に加熱し、20分攪拌する。
III B相を添加しそして10分混合する。
IV 水にベンゾフェノン−4を溶解しそして添加する。
V 35℃以下に冷却する。
VI ポリソルベートに香料を溶解し添加する。
【0050】
製造方法:
I PemulenとCarbopolを乾燥混合する。激しく混合することによって水に分散させる(30〜45分)。
II B相に各成分を混合しそしてAに添加する。20分攪拌する。
III TEA を添加しそして高速攪拌する。
IV D相を攪拌下に添加する。
V ベンゾフェノン−4および Flamenco Satin Pearlsを水に分散させそして添加する。
VI 染料および香料を攪拌下に添加しそして均一化する。
【0051】
製造法:
I Bの各成分を攪拌下にAに溶解しそして95℃に加熱する。
II 室温に冷却する。
III Cの各成分を互いに相前後してIIに添加する。
IV pH調整をする。
【0052】
製造法:
I Aを約75℃で溶解する。
II 約75℃にBを加熱する。
III IIをIに攪拌下に添加しそして攪拌下に冷却する。
VI 約30℃でIII にCを添加する。
V pH4に調節する。
【0053】
製造方法:
各成分を混合しそして均一化する。
Claims (6)
- Rがメチルであり、R’が水素であり、R”がメチルであり、R”’がn−オクチルであり、w=20,x=20,y=25およびz=75である式Iで表される化合物およびRがメチルであり、R’が水素であり、R”がメチルであり、R”’がn−オクチルであり、w=10,x=0,y=25およびz=75である式Iで表されるカプリリル−ビス−PEG10−メチルエーテルジメチコンを含有する、請求項1に記載の単相毛髪化粧料。
- 0.01〜30%の式1の化合物を含有する、水または水/アルコールをベースとする請求項1に記載の単相毛髪化粧料。
- 0.1〜80%の式1の化合物を含有する、油をベースとする請求項1に記載の単相毛髪化粧料。
- 水性、水−アルコール性または油含有調製物である、請求項1に記載の単相毛髪化粧料。
- シャンプー、ヘアコンデショナー、養毛剤、ヘアリンス、ボリュームアップスプレー、スタイリングリキッド、ヘアフォーム、ヘアジェル、セッティング剤、ヘアスプレー、ムース、ヘアオイルまたは裂け毛用流体(split−end fluid)である請求項1 に記載の単相毛髪化粧料。
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