JP2004010249A - 荷役機械および荷役機械の制御方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】クレーン本体と、クレーン本体の長手軸線方向に移動できるように配置されたトロリーと、トロリーから吊り下げられたコンテナスプレッダ19とを備え、コンテナスプレッダ19は、コンテナスプレッダ19の長手軸線方向に接近離間可能に設けられた2つの把持装置21a、21bを備えてなる荷役機械10において、把持装置21a、21bの間隔を検出する間隔検出手段23と、把持装置21a、21bの間隔を記憶する記憶手段26とを備えることを特徴とする。
【選択図】 図3
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、コンテナヤード等において2個のコンテナを同時に陸揚げ、船積みする場合に用いられる荷役機械および荷役機械の制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
周知のように、コンテナヤード等において、コンテナを陸揚げ、船積みする際には、コンテナクレーン等の荷役機械が使用されており、コンテナクレーンにおいては、コンテナを1つまたは同時に2つ把持することができるコンテナスプレッダ(コンテナ吊り具)が備えられているものが提供されている。
【0003】
従来、この種の荷役機械としてコンテナクレーンが知られている。コンテナクレーンは、クレーンフレームと、クレーンフレーム上をクレーンフレーム長手軸線方向に移動可能に配置されたトロリーと、トロリーから吊り下げられたコンテナスプレッダとを備えている。コンテナスプレッダには、コンテナ把持装置が2つ、コンテナスプレッダの長手軸線方向に接近離間させられるように備えられている。また、コンテナ把持装置の間隔を調節するための、コンテナ間隔「伸」ボタンとコンテナ間隔「縮」ボタンとが設けられている。
【0004】
上記の構成のコンテナクレーンにおいて、コンテナを2個同時に把持して陸揚げ、船積みするには、まず、トロリーを把持したいコンテナ(例えば岸壁に積まれたコンテナ)の上方に移動させ、コンテナスプレッダをコンテナ の直上まで降ろす。次に、コンテナ把持装置の間隔を、目視により、把持するコンテナの間隔(例えば岸壁に積まれたコンテナの間隔)にコンテナ間隔「伸」ボタンとコンテナ間隔「縮」ボタンとを用いて調節する。このとき、コンテナ間隔「伸」ボタンを押している間だけ、コンテナ把持装置の間隔は広がり続け、コンテナ間隔「縮」ボタンを押している間だけ、コンテナ把持装置の間隔は狭くなり続ける。そして、コンテナをコンテナスプレッダで把持し、引き上げる。
【0005】
コンテナを引き上げた後、トロリーをコンテナを降ろす所まで移動させる。そして、上記と同様に、把持しているコンテナの間隔を、目視により、コンテナを降ろす所の間隔(例えばコンテナ船上のコンテナの間隔)にコンテナ間隔「伸」ボタンとコンテナ間隔「縮」ボタンとを用いて調節する。間隔を調節した後は、コンテナを降ろして、コンテナとコンテナスプレッダを切り離し、コンテナスプレッダは、また次のコンテナへ移動する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記のコンテナクレーンにおいて、コンテナ把持装置の間隔調節および把持されたコンテナの間隔調節は、目視によって行われており、これは60m先の1m間隔のものを調節する作業であり、作業者への負担が大きく、また作業に時間がかかるという問題があった。
【0007】
この発明は、このような事情を考慮してなされたもので、その目的は、把持装置の間隔調節作業および把持されたコンテナの間隔調節作業の負担を軽減し、作業時間を短縮することができる荷役機械および荷役機械の制御方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の荷役機械および荷役機械の制御方法では、上記課題を解決するため、以下の手段を採用した。
請求項1にかかる発明は、クレーン本体と、該クレーン本体上を該クレーン本体の長手軸線方向に移動できるように配置されたトロリーと、前記トロリーから吊り下げられたコンテナスプレッダとを備え、前記コンテナスプレッダは、該コンテナスプレッダの長手軸線方向に接近離間可能に設けられた2つの把持装置を備えてなる荷役機械において、前記把持装置の間隔を検出する間隔検出手段と、前記把持装置の間隔を記憶する記憶手段とを備えることを特徴とする。
【0009】
この発明にかかる荷役機械によれば、前記把持装置の間隔を検出する前記間隔検出手段を備えていることにより、前記把持装置の間隔が正確に判るため、前記把持装置の間隔の調節を容易に行うことができる。
また、前記把持装置の間隔を記憶する記憶手段とを備えることにより、前記把持装置の間隔を記憶することができ、後に、前記把持装置の間隔の記憶を利用することができる。
【0010】
請求項2にかかる発明は、請求項1記載の荷役機械において、前記記憶手段に記憶した前記把持装置の間隔に前記把持装置の移動を指示する移動指示手段を備えることを特徴とする。
【0011】
この発明にかかる荷役機械によれば、前記記憶手段に記憶した前記把持装置の間隔に前記把持装置の移動を指示する移動指示手段を備えることにより、移動指示手段により前記把持装置の移動を指示するだけで、前記記憶手段に記憶された前記把持装置の間隔に前記把持装置を移動させることができ、前記把持装置の間隔の調節を容易に行うことができる。
【0012】
請求項3にかかる発明は、請求項1または2記載の荷役機械において、前記把持装置の間隔を前記記憶手段に記憶することを指示する記憶指示手段を備えることを特徴とする。
【0013】
この発明にかかる荷役機械によれば、前記把持装置の間隔の前記記憶手段への記憶を指示する記憶指示手段を備えることにより、任意の前記把持装置の間隔を前記記憶手段に記憶させることができ、任意の前記把持装置の間隔への調節を容易に行うことができる。
【0014】
請求項4にかかる発明は、請求項1または2記載の荷役機械において、複数の前記把持装置の間隔を記憶している主記憶手段から前記把持装置の間隔を前記記憶手段に転送する転送手段を備えることを特徴とする。
【0015】
この発明にかかる荷役機械によれば、主記憶装置から必要な前記把持装置の間隔を転送する転送手段を備えることにより、前記記憶部に前記把持装置の間隔を手動で記憶させる作業を省くことができ、前記把持装置の間隔の調節を容易に行うことができる。
【0016】
請求項5にかかる発明は、請求項4記載の荷役機械において、前記トロリーの位置を検出する位置検出手段と、前記位置検出手段の出力から前記把持装置の間隔を選択する制御部とを備えることを特徴とする。
【0017】
この発明にかかる荷役機械によれば、前記トロリーの位置を検出する位置検出手段と、前記位置検出手段の出力から前記把持装置の間隔を選択する制御部とを備えることにより、前記トロリーの位置により、自動的に前記把持装置の間隔を選択することができ、前記把持装置の間隔を選択する手間が省けて、前記把持装置の間隔の調節を容易に行うことができる。
【0018】
請求項6にかかる発明は、クレーン本体と、該クレーン本体上を該クレーン本体の長手軸線方向に移動できるように配置された前記トロリーと、該トロリーから吊り下げられた前記コンテナスプレッダとを備え、前記コンテナスプレッダは、該コンテナスプレッダの長手軸線方向に接近離間可能に設けられた2つの把持装置を備えてなる荷役機械の制御方法であって、前記把持装置の間隔を調節する際に、前記把持装置の間隔を検出し、前記把持装置の間隔を記憶することを特徴とする。
【0019】
この発明にかかる荷役機械の制御方法によれば、前記把持装置の間隔が正確に判るため、前記把持装置の間隔の調節を容易に行うことができる。また、前記把持装置の間隔を記憶することにより、後に、前記把持装置の間隔の記憶を利用することができる。
【0020】
請求項7にかかる発明は、請求項6記載の荷役機械の制御方法において、記憶した前記把持装置の間隔に前記把持装置の移動を指示することを特徴とする。
【0021】
この発明にかかる荷役機械の制御方法によれば、前記把持装置の移動を指示するだけで、記憶された前記把持装置の間隔に前記把持装置を移動させることができるため、前記把持装置の間隔の調節を容易に行うことができる。
【0022】
請求項8にかかる発明は、請求項6または7に記載の荷役機械の制御方法において、前記把持装置の間隔の記憶を指示することを特徴とする。
【0023】
この発明にかかる荷役機械の制御方法によれば、指示された任意の前記把持装置の間隔を記憶させることができるため、任意の前記把持装置の間隔への調節を容易に行うことができる。
【0024】
請求項9にかかる発明は、請求項6または7に記載の荷役機械の制御方法において、複数の前記把持装置の間隔を記憶する前記主記憶手段から前記把持装置の間隔を記憶手段に転送することを特徴とする。
【0025】
この発明にかかる荷役機械の制御方法によれば、前記把持装置の間隔を手動で記憶させる作業を省くことができるため、前記把持装置の間隔の調節を容易に行うことができる。
【0026】
請求項10にかかる発明は、請求項9記載の荷役機械の制御方法において、前記コンテナスプレッダを吊り下げる前記トロリーの位置を検出し、前記トロリーの位置から前記把持装置の間隔を選択することを特徴とする。
【0027】
この発明にかかる荷役機械の制御方法によれば、前記トロリーの位置により、自動的に前記把持装置の間隔を選択することができるため、前記把持装置の間隔を選択する手間が省けて、前記把持装置の間隔の調節を容易に行うことができる。
【0028】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照し、この発明の実施の形態について説明する。図1から図3はこの発明の第一の実施形態を示す図である。図1は、コンテナクレーン(荷役機械)10を用いた、コンテナ船11と岸壁12との間でのコンテナ13の陸揚げ、船積みを示す図である。
図1においてコンテナクレーン10は、クレーンフレーム(クレーン本体)15と、クレーンフレーム15上をクレーンフレーム15の長手軸線方向に移動可能に設けられたトロリー16と、トロリー16を駆動するトロリーモータ17と、トロリー16の位置を検出する第一エンコーダ(位置検出手段)18と、コンテナスプレッダ19とを備えている。コンテナスプレッダ19は、図2に示すように、スプレッダ本体20と、スプレッダ本体20にコンテナスプレッダ19長手方向に接近、離間可能に設けられた2つの把持装置21a、21bと、把持装置21を接近、離間させる油圧モータ22と、把持装置21a、21bの間隔を検出する第二エンコーダ(間隔検出手段)23とを備えている。
【0029】
また、図3に示すように、コンテナクレーン10には、把持装置21a、21bの間隔を制御する制御装置24が設けられ、制御装置24には、第一エンコーダ18、第二エンコーダ23からの出力を基に油圧モータ22を制御する制御部25と、把持装置21a、21bの間隔を記憶する記憶部(記憶手段)26とが設けられている。また、制御部25には、転送ケーブル(転送手段)27の一端が接続され、転送ケーブル27の他端は、コンテナターミナル28に設けられた主記憶装置(主記憶手段)29に接続されている。
【0030】
上記の構成からなるコンテナクレーン10においては、図3に示すように、コンテナターミナル28の主記憶装置29から、陸揚げ、船積みするコンテナ船11上のコンテナ13の間隔と、岸壁12上に積み上げられたコンテナ13の間隔とが、転送ケーブル27を介して制御部25へ転送され、記憶部26に記憶される。
【0031】
制御部25は、第一エンコーダ18の出力からトロリー16、つまりコンテナスプレッダ10、の位置がコンテナ船11側か岸壁12側かを判定し、第二エンコーダ23の出力を基に把持装置21a、21bの間隔を調節する。例えば、コンテナスプレッダ19がコンテナ船11側にあれば、制御部25は、コンテナ船11のコンテナ13の間隔を記憶部26から読み取り、油圧モータ22を駆動して、把持装置21a、21bの間隔をコンテナ船11のコンテナ13の間隔に調節する。
【0032】
その後、図1に示すように、トロリー16は、トロリーモータ17によりコンテナ船11上のコンテナ13の上へ移動される。そして、コンテナスプレッダ19がコンテナ13上に降ろされ、把持装置21a、21bによりコンテナ13は2個同時に把持される。コンテナ13が把持されると、コンテナ13は引き上げられ、トロリー16を駆動することにより、コンテナ13は岸壁12側へ移動される。
【0033】
トロリー16の位置が岸壁12側に入ると、制御部25は、第一エンコーダ18の出力によりトロリー16の位置が岸壁12側に入ったことを検知する。そして、制御部25は、記憶部26から岸壁12上に積み上げられたコンテナ13の間隔を読み取り、油圧モータ22を駆動することで、把持装置21a、21bの間隔、つまり把持されたコンテナ13の間隔、を岸壁12上に積み上げられたコンテナ13の間隔に調節する。
【0034】
トロリー16が、コンテナ13を降ろす位置についたら、コンテナ13は岸壁12に降ろされ、コンテナ13とコンテナスプレッダ19とは切り離され、再び次のコンテナ船11上のコンテナ13を陸揚げする作業に移る。
【0035】
コンテナ13を岸壁12からコンテナ船11に積む、船積みも基本的に上記の陸揚げと同様の作業であるので、その説明は省略する。
【0036】
上記の構成によれば、把持装置21a、21bの間隔または把持されたコンテナ13の間隔は、トロリー16の位置を示す第一エンコーダ18の出力と、把持装置21の間隔または把持されたコンテナ13の間隔を示す第二エンコーダ23の出力と、主記憶装置29から転送され、記憶部26に記憶された船積みするコンテナ船11上のコンテナ13の間隔と、岸壁12上に積み上げられたコンテナ13の間隔とに基づき、制御部25により自動的に調節されるので、把持装置21a、21bの間隔調節作業および把持されたコンテナ13の間隔調節作業の負担を軽減し、作業時間を短縮することができる。
【0037】
図4は、この発明の第二の実施形態を示すブロック図であり、図4においてコンテナクレーン40は、その基本構成は図1から図3に示すものと同様であり、同一構成要素には同一符号を付し、その説明を省略する。図4において、制御装置24には、制御部25に把持装置21a、21bの間隔または把持されたコンテナ13の間隔の変更を指示する第一の移動指示ボタン(移動指示手段)41と第二の移動指示ボタン(移動指示手段)42が設けられている。
【0038】
上記構成からなるコンテナクレーン40においては、図4に示すように、コンテナ13ターミナルの主記憶装置29から、陸揚げ、船積みするコンテナ船11上のコンテナ13の間隔と、岸壁12上に積み上げられたコンテナ13の間隔とが、転送ケーブル27を介して制御部25へ転送され、記憶部26に記憶される。
【0039】
記憶部26に記憶されたコンテナ船11上のコンテナ13間隔と、岸壁12上に積み上げられたコンテナ13の間隔とは、それぞれ第一の移動指示ボタン41と第二の移動指示ボタン42とに対応付けられる。つまり、第一の移動指示ボタン41を押せば、把持装置21a、21bの間隔は、制御部25により、コンテナ船11上のコンテナ13の間隔に調節され、第二の移動指示ボタン42を押せば、把持装置21a、21bの間隔は、制御部25により、岸壁12上に積み上げられたコンテナ13の間隔に調節される。
【0040】
実際にコンテナ13を陸揚げする際には、まず、トロリー16をコンテナ船11上に移動させ、第一の移動指示ボタン41を押して、把持装置21a、21bの間隔を、コンテナ船11上のコンテナ13の間隔に調節する。そして、コンテナ13を2個同時に把持し、岸壁12へ移動させ、第二の移動指示ボタン42を押して、把持されたコンテナ13の間隔を、岸壁12上に積み上げられたコンテナ13の間隔に調節する。その後、コンテナ13を岸壁12に降ろし、コンテナ13とコンテナスプレッダ19とを切り離し、次のコンテナ13の陸揚げを行う。
【0041】
コンテナ13を船に積み込む、船積みにおいても、上記の陸揚げと同様な作業となるため、説明を省略する。
【0042】
上記の構成によれば、把持装置21a、21bの間隔または把持されたコンテナ13の間隔は、主記憶装置29から転送され、記憶部26に記憶された船積みするコンテナ船11上のコンテナ13の間隔と、岸壁12上に積み上げられたコンテナ13間隔と、第一の移動指示ボタン41からの指示と、第二の移動指示ボタン42からの指示とに基づき、制御部25により調節されるので、把持装置21a、21bの間隔調節作業および把持されたコンテナ13の間隔調節作業の負担を軽減し、作業時間を短縮することができる。
【0043】
図5は、この発明の第三の実施形態を示すブロック図であり、図5においてコンテナクレーン50は、その基本構成は図1から図3に示すものと同様であり、同一構成要素には同一符号を付し、その説明を省略する。図5において、制御装置24には、制御部25に、その時点の把持装置21a、21bの間隔または把持されたコンテナ13の間隔を記憶部26に記憶させることを指示する第一の記憶指示ボタン(記憶指示手段)51と第二の記憶指示ボタン(記憶指示手段)52とが設けられている。
【0044】
上記構成からなるコンテナクレーン50においては、コンテナ13を、最初に、陸揚げする際には、まず、トロリー16をコンテナ船11上に移動させ、コンテナスプレッダ19をコンテナ13上に降ろす。つぎに、目視にて、把持装置21a、21bの間隔をコンテナ13の間隔に調節し、コンテナ13を2個同時に把持する。ここで、第一の記憶指示ボタン51を押して、記憶部26にコンテナ船11上のコンテナ13の間隔を記憶部26に記憶させる。
【0045】
また、第一の記憶指示ボタン51にて記憶されたコンテナ船11上のコンテナ13の間隔は、第一の移動指示ボタン41を押すと、記憶部26から制御部25に呼び出される。そして、制御部25は、油圧モータ22を駆動して、把持装置21a、21bの間隔をコンテナ船11上のコンテナ13の間隔に調節する。
【0046】
そして、コンテナ13を引き上げ、岸壁12へ移動させて、目視にて、把持されたコンテナ13の間隔を岸壁12上に積み上げられたコンテナ13の間隔に調節する。間隔を調節した後、コンテナ13は岸壁12に降ろされ、コンテナ13とコンテナスプレッダ19とは切り離される。このとき、第二の記憶指示ボタン52を押して、記憶部26に岸壁12上に積み上げられたコンテナ13の間隔を記憶部26に記憶させる。
【0047】
第二の記憶指示ボタン52にて記憶された岸壁12上に積み上げられたコンテナ13の間隔は、第二の移動指示ボタン42を押すと、記憶部26から制御部25に呼び出される。そして、制御部25は、油圧モータ22を駆動して、把持装置21a、21bの間隔を岸壁12上に積み上げられたコンテナ13の間隔に調節する。
【0048】
いったん、記憶部26にコンテナ船11上のコンテナ13の間隔と岸壁12上に積み上げられたコンテナ13の間隔とが記憶されたら、以後、把持装置21a、21bの間隔または把持されたコンテナ13の間隔の調節は、第一の移動指示ボタン41と第二の移動指示ボタン42を押すことで行われる。
【0049】
上記の構成によれば、把持装置21a、21bの間隔または把持されたコンテナ13の間隔は、第一の記憶指示ボタン51の指示により記憶部26に記憶された船積みするコンテナ船11上のコンテナ13の間隔と、第二の記憶指示ボタン52の指示により記憶部26に記憶された岸壁12上に積み上げられたコンテナ13の間隔と、第一の移動指示ボタン41からの指示と、第二の移動指示ボタン42からの指示とに基づき、制御部25により調節されるので、把持装置21a、21bの間隔調節作業および把持されたコンテナ13の間隔調節作業の負担を軽減し、作業時間を短縮することができる。
【0050】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1に係る発明によれば、前記把持装置の間隔が正確に判るため、前記把持装置の間隔の調節を容易に行うことができ、把持装置の間隔調節作業および把持されたコンテナの間隔調節作業の負担を軽減し、作業時間を短縮することができるという効果を奏する。
また、前記把持装置の間隔を記憶することができ、後に、前記把持装置の間隔の記憶を利用することができ、今後の把持装置の間隔調節作業および把持されたコンテナの間隔調節作業の負担を軽減し、作業時間を短縮することができるという効果を奏する。
【0051】
請求項2に係る発明によれば、移動指示手段により前記把持装置の移動を指示するだけで、前記記憶手段に記憶された前記把持装置の間隔に前記把持装置を移動させることができ、前記把持装置の間隔の調節を容易に行うことができるため、把持装置の間隔調節作業および把持されたコンテナの間隔調節作業の負担を軽減し、作業時間を短縮することができるという効果を奏する。
【0052】
請求項3に係る発明によれば、任意の前記把持装置の間隔を前記記憶手段に記憶させることができ、任意の前記把持装置の間隔への調節を容易に行うことができるるため、把持装置の間隔調節作業および把持されたコンテナの間隔調節作業の負担を軽減し、作業時間を短縮することができるという効果を奏する。
【0053】
請求項4に係る発明によれば、前記記憶部に前記把持装置の間隔を手動で記憶させる作業を省くことができ、前記把持装置の間隔の調節を容易に行うことができるため、把持装置の間隔調節作業および把持されたコンテナの間隔調節作業の負担を軽減し、作業時間を短縮することができるという効果を奏する。
【0054】
請求項5に係る発明によれば、前記トロリーの位置により、自動的に前記把持装置の間隔を選択することができ、前記把持装置の間隔を選択する手間が省けて、前記把持装置の間隔の調節を容易に行うことができるため、把持装置の間隔調節作業および把持されたコンテナの間隔調節作業の負担を軽減し、作業時間を短縮することができるという効果を奏する。
【0055】
請求項6に係る発明によれば、前記把持装置の間隔が正確に判るため、前記把持装置の間隔の調節を容易に行うことができ、把持装置の間隔調節作業および把持されたコンテナの間隔調節作業の負担を軽減し、作業時間を短縮することができるという効果を奏する。
また、前記把持装置の間隔を記憶することにより、後に、前記把持装置の間隔の記憶を利用することができるため、今後の把持装置の間隔調節作業および把持されたコンテナの間隔調節作業の負担を軽減し、作業時間を短縮することができるという効果を奏する。
【0056】
請求項7に係る発明によれば、前記把持装置の移動を指示するだけで、記憶された前記把持装置の間隔に前記把持装置を移動させることができるため、前記把持装置の間隔の調節を容易に行うことができ、把持装置の間隔調節作業および把持されたコンテナの間隔調節作業の負担を軽減し、作業時間を短縮することができるという効果を奏する。
【0057】
請求項8に係る発明によれば、指示された任意の前記把持装置の間隔を記憶させることができるため、任意の前記把持装置の間隔への調節を容易に行うことができ、把持装置の間隔調節作業および把持されたコンテナの間隔調節作業の負担を軽減し、作業時間を短縮することができるという効果を奏する。
【0058】
請求項9に係る発明によれば、前記把持装置の間隔を手動で記憶させる作業を省くことができるため、前記把持装置の間隔の調節を容易に行うことができ、把持装置の間隔調節作業および把持されたコンテナの間隔調節作業の負担を軽減し、作業時間を短縮することができるという効果を奏する。
【0059】
請求項10に係る発明によれば、前記トロリーの位置により、自動的に前記把持装置の間隔を選択することができるため、前記把持装置の間隔を選択する手間が省けて、前記把持装置の間隔の調節を容易に行うことができ、把持装置の間隔調節作業および把持されたコンテナの間隔調節作業の負担を軽減し、作業時間を短縮することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による荷役機械の一実施形態を示す模式図である。
【図2】本発明による荷役機械の一実施形態を示す要部拡大図である。
【図3】本発明による荷役機械の一実施形態の構成示すブロック図である。
【図4】本発明による荷役機械の別の実施形態の構成を示すブロック図である。
【図5】本発明による荷役機械のさらに別の実施形態の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
10、40、50 コンテナクレーン(荷役機械)
15 クレーンフレーム(クレーン本体)
16 トロリー
18 第一エンコーダ(位置検出手段)
19 コンテナスプレッダ
21a、21b 把持装置
23 第二エンコーダ(間隔検出手段)
25 制御部
26 記憶部(記憶手段)
27 転送ケーブル(転送手段)
29 主記憶装置(主記憶指示手段)
41 第一の移動指示ボタン(移動指示手段)
42 第二の移動指示ボタン(移動指示手段)
51 第一の記憶指示ボタン(記憶指示手段)
52 第二の記憶指示ボタン(記憶指示手段)
Claims (10)
- クレーン本体と、該クレーン本体上を該クレーン本体の長手軸線方向に移動できるように配置されたトロリーと、前記トロリーから吊り下げられたコンテナスプレッダとを備え、
前記コンテナスプレッダは、該コンテナスプレッダの長手軸線方向に接近離間可能に設けられた2つの把持装置を備えてなる荷役機械において、
前記把持装置の間隔を検出する間隔検出手段と、前記把持装置の間隔を記憶する記憶手段とを備えることを特徴とする荷役機械。 - 請求項1記載の荷役機械において、
前記記憶手段に記憶した前記把持装置の間隔に前記把持装置の移動を指示する移動指示手段を備えることを特徴とする荷役機械。 - 請求項1または2記載の荷役機械において、
前記把持装置の間隔を前記記憶手段に記憶することを指示する記憶指示手段を備えることを特徴とする荷役機械。 - 請求項1または2記載の荷役機械において、
複数の前記把持装置の間隔を記憶している主記憶手段から前記把持装置の間隔を前記記憶手段に転送する転送手段を備えることを特徴とする荷役機械。 - 請求項4記載の荷役機械において、
前記トロリーの位置を検出する位置検出手段と、前記位置検出手段の出力に基づき、前記把持装置の間隔を選択する制御部とを備えることを特徴とする荷役機械。 - クレーン本体と、該クレーン本体上を該クレーン本体の長手軸線方向に移動できるように配置された前記トロリーと、該トロリーから吊り下げられた前記コンテナスプレッダとを備え、
前記コンテナスプレッダは、該コンテナスプレッダの長手軸線方向に接近離間可能に設けられた2つの把持装置を備えてなる荷役機械の制御方法であって、
前記把持装置の間隔を調節する際に、前記把持装置の間隔を検出し、前記把持装置の間隔を記憶することを特徴とする荷役機械の制御方法。 - 請求項6記載の荷役機械の制御方法において、
記憶した前記把持装置の間隔に前記把持装置の移動を指示することを特徴とする荷役機械の制御方法。 - 請求項6または7に記載の荷役機械の制御方法において、
前記把持装置の間隔の記憶を指示することを特徴とする荷役機械の制御方法。 - 請求項6または7に記載の荷役機械の制御方法において、
複数の前記把持装置の間隔を記憶する前記主記憶手段から前記把持装置の間隔を記憶手段に転送することを特徴とする荷役機械の制御方法。 - 請求項9記載の荷役機械の制御方法において、
前記コンテナスプレッダを吊り下げる前記トロリーの位置を検出し、前記トロリーの位置から前記把持装置の間隔を選択することを特徴とする荷役機械の制御方法。
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