JP2004009878A - 車両用診断装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】コンパクトな構成で且つ安価に車両の状態を診断することができるようにする。
【解決手段】車両用診断装置を兼ねたカーナビゲーション装置1は、演算制御装置2、表示装置3、メモリ5、地図媒体駆動装置6などから構成される。演算制御装置2は、電源が投入されると、車両の診断対象装置としてのオーディオ装置9、エアコン装置10、エンジン制御コンピュータ11などから所定周期で状態を示すデータを収集し、メモリ5に蓄積記憶する。地図媒体駆動装置6に診断情報媒体8が装着されると、診断プログラムを読み込み、診断処理を実行する。メモリ5を別途に設けないので構成が簡単で低コストにできる。
【選択図】 図1
【解決手段】車両用診断装置を兼ねたカーナビゲーション装置1は、演算制御装置2、表示装置3、メモリ5、地図媒体駆動装置6などから構成される。演算制御装置2は、電源が投入されると、車両の診断対象装置としてのオーディオ装置9、エアコン装置10、エンジン制御コンピュータ11などから所定周期で状態を示すデータを収集し、メモリ5に蓄積記憶する。地図媒体駆動装置6に診断情報媒体8が装着されると、診断プログラムを読み込み、診断処理を実行する。メモリ5を別途に設けないので構成が簡単で低コストにできる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、地図表示装置を有する車両に設けられた診断対象装置の動作状態を診断する車両用診断装置に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】
車両の動作状態を診断する装置としては、例えば、特開平7−190895号に示されるようなものがある。これは、車両の情報を故障の有無に関わらず定常的に収集・蓄積してそれらの情報を後から解析することにより、故障を診断するものである。これにより、故障が発生する前からの車両の情報も考慮して車両の故障を診断することができるようになり、的確な判断を行なうことができるようになる。
【0003】
しかしながら、上述したものにおいては、専用のドライブレコーダや解析ツールを用いる構成となっていることから、車両での搭載場所に制約を受けることや、コストがかかることなどが課題となる。
【0004】
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、専用のドライブレコーダや解析ツールを必要とせず、コンパクトで低コストに搭載することができる車両用診断装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明によれば、情報収集手段は、車両の診断対象装置が動作している状態ではその動作状態を示す診断用の情報を定期的に入力し、情報蓄積手段は、収集した診断用の情報を地図表示装置の記憶装置に記憶させるようになる。この後、演算制御装置により、記憶装置に蓄積された診断用の情報を解析して診断対象装置の動作状態を診断するようになる。これにより、定期的に収集する診断用の情報を蓄積する記憶装置を別途に設けることなく、地図表示装置の記憶装置を利用することで安価に診断用の情報を蓄積することができ、車両の状態を簡単且つ確実に診断する構成を得ることができるようになる。
【0006】
請求項2の発明によれば、上記発明において、演算制御装置により、診断対象装置の動作状態を診断結果を地図表示装置の表示装置を利用して表示させるので、別途に表示装置を設ける構成とすることなく、安価で且つ省スペース化を図ることができるようになる。
【0007】
請求項3の発明によれば、上記各発明において、演算制御装置により、診断対象装置の動作状態を診断するのに必要な解析手順の情報を記録した診断情報記憶媒体を地図表示装置の媒体駆動手段を利用して外部から供給可能に構成しているので、解析手順を示す診断プログラムなどを新たに導入する際に、別途に入力手段を設ける必要がなく、安価で且つ省スペース化を図ることができ、しかも診断プログラムの変更などについても柔軟な対応をすることができるようになる。
【0008】
請求項4の発明によれば、上記各発明において、演算制御装置により、情報収集手段による情報の収集のための手順の設定情報を記録した診断情報記憶媒体を地図表示装置の媒体駆動手段を利用して外部から供給可能に構成したので、情報収集のための手順を示す診断プログラムなどを新たに導入する際に、別途に入力手段を設ける必要がなく、安価で省スペース化を図ることができ、しかも診断プログラムの変更が簡単に行なえるので、診断内容を柔軟に対応可能とすることができ、車両の状態や、故障の状態などに応じて設定項目や条件などを的確に変更設定することができるようになる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態について図面を参照しながら説明する。
図1は全体のブロック構成を示すもので、本発明でいうところの車両診断装置は、地図表示装置としてのカーナビゲーション装置1の各構成要素を用いてプログラムを実行することにより達成できるように構成されている。ここでは、車両(図示せず)に搭載されるカーナビゲーション装置1の構成について簡単に説明すると共に、その構成を利用した車両診断装置の構成および機能についても併せて説明する。
【0010】
演算制御装置2は、情報収集手段および演算制御手段として機能するもので、マイクロコンピュータ及びROM,RAMあるいは各種インターフェースが設けられた構成で、カーナビゲーション装置1としての機能においては、主として利用者が希望する目的地への経路探索及び地図表示を行うように構成されている。また、この演算制御装置2は、データ収集処理プログラムがあらかじめ設定されており、後述するようにしてデータ収集処理を行なうように構成されている。この演算制御装置2には、表示装置3およびスイッチ入力装置4が入出力手段として接続されており、また、記憶装置としてのメモリ5が接続されている。
【0011】
表示装置3は、液晶パネルなどからなるもので、地図表示に必要な地図データを表示させたりあるいは各種案内情報を表示させ、さらには故障診断動作では故障診断に必要な各種情報を表示させるようになっている。スイッチ入力装置4は、作業者による各種入力操作を行うためのものである。メモリ5は例えばフラッシュメモリやRAMなどから構成されている。
【0012】
また、演算制御装置2には媒体駆動手段としての地図媒体駆動装置6が接続されており、地図データを記録した地図媒体7として例えばCD−ROMあるいはDVDが装着可能に設けられている。また、この地図媒体駆動装置6は、診断処理手順に対応した診断プログラムが記録された診断処理情報記憶媒体8が装着されるとこれを読み込むように構成されている。この診断処理情報記憶媒体8は、本発明でいうところの診断情報記憶媒体に相当するものである。
【0013】
なお、図示はしていないが、演算制御装置2には、地図表示動作に必要となる位置検出手段であるGPS位置検出手段や、種々の受信装置あるいは車両の走行速度や走行距離、さらには車両の進行方向などを検知するセンサなどが接続されている。
【0014】
演算制御装置2には、車両に設けられた診断対象装置である例えばオーディオ装置9,エアコン装置10,エンジン制御コンピュータ11などが接続されており、これらの診断対象装置9〜11から動作状態を示す診断用の信号を入力して後述する診断処理動作を行うように構成されている。
【0015】
次に本実施形態の作用について図2ないし6も参照して説明する。なお、以下の説明においては、カーナビゲーション装置1の本来の動作である地図表示に関する動作については簡略的に説明し、その後、故障診断の処理動作について具体的な場面を想定して説明する。
【0016】
カーナビゲーション装置1は、地図媒体7が装着されると地図データを読み込み、演算制御装置2により表示装置5に現在位置あるいは目的地に対応した地図を表示したり、目的地に到達するまでの経路を演算して表示する。また、実際の走行時においては、演算により得られた経路に従って図示しない音声出力装置などを用いて経路案内を行う。これにより、運転者は、見知らぬ目的地でも地図表示及び音声案内により迷うことなく運転して到達することができる。
【0017】
次に、上記したカーナビゲーション装置1による故障診断動作の準備段階ともいうべきデータの収集処理について説明する。このデータ収集処理では、演算制御装置2は、車両の図示しないイグニッションスイッチがオンされると、図2に示すデータ収集処理プログラムの実行を開始して処理を実施するようになっている。
【0018】
すなわち、演算制御装置2は、まず、情報の収集処理としてオーディオ装置9、エアコン装置10およびエンジン制御コンピュータ11などから各種の情報を信号ケーブルを介してデータ受信する(ステップS1)。次に、あらかじめ定められた手順によって受信したデータについて、演算制御装置2は、それがメモリ5に記憶すべきデータであるか否かを判断する(ステップS2)。ここでは、故障診断段階において原因の特定に役立ちそうなデータをあらかじめ想定してこれを記憶すべきデータとして設定すると共に、その繰り返し周期についてもあらかじめ設定した条件で取得するようになっている。
【0019】
たとえば、エンジン制御コンピュータ11については、エンジン回転数と燃料噴射量などのデータを0.2秒毎に取得し、車速のデータについては1秒毎に取得し、水温のデータについては5秒毎といった条件で取得するように設定している。また、エアコン装置10については、外気温,内気温のデータについては5秒毎に取得し、設定温度、吹出しモードのデータについてはドライバーがスイッチを操作した都度といった条件に設定する。さらに、オーディオ装置9については、演奏モード、音量などのデータについてはドライバーがスイッチを操作した都度取得するように設定し、音楽曲名やCD名などについては記憶しないことといった条件に設定する。
【0020】
このようにして、各情報についての記憶の要否と要の場合の記憶周期を決めておくことで、この条件にしたがってデータの収集と蓄積が行なわれるようになっている。また、このような条件については、あらかじめ設定しておく場合に加えて、適宜診断者により設定変更することができるようになっており、これは、後述するようにして行なわれる。
【0021】
さて、前述したステップS2で「YES」と判断した場合には、演算制御装置2は、続いてすでに記憶しているデータのうちで削除すべきデータがあるか否かを判断する(ステップS3)。これは、メモリ5の記憶可能な蓄積領域に物理的制約があることに起因して行なうもので、蓄積領域が満杯の場合には最も古いデータを消去して新しいデータを蓄積することで一定量の最新のデータを蓄積するようにしている。
【0022】
そして、ステップS3で「YES」と判断した場合には、該当するデータを消去して(ステップS4)ステップS5に移行し、「NO」の場合にはそのままステップS5に移行する。ステップS5では、演算制御装置2は、受信したデータをメモリ5に記憶させるようになる。
【0023】
以上の処理を繰り返し実行することで、イグニッションスイッチがオンされた状態では車両に搭載されたオーディオ装置9、エアコン装置10、エンジン制御コンピュータ11などの各種の装置の動作状態の信号が蓄積されるようになる。そして、上述したように、蓄積されるデータは、メモリ5の記憶容量に応じて、最も古いデータが順次消去されるので、常に現在から一定時間だけ遡った時点までの情報が保存されることになり、故障診断に必要な情報を十分に保持することができるように設定されている。
【0024】
次に、診断プログラムを実行する場合について説明する。上述のようにして定常的に収集している各種のデータに対して診断を行なう場合の手順について図3の処理プログラムを参照して説明する。なお、この処理プログラムは、CD−ROMあるいはDVDなどの診断情報記憶媒体としての診断処理情報記録媒体8に記録されたものを、診断実行時に地図媒体駆動装置6に装着することで演算制御装置2により読み込むようになっている。
【0025】
ここでは、解析用の診断プログラムが記録された診断処理情報記録媒体8が地図媒体駆動装置6に装着されると、演算制御装置2は、図3の処理プログラムを実行するようになる。演算制御装置2は、まず、解析用の診断プログラムが装着されたか否かを判断し(ステップP1)、「YES」と判断してステップP2に移行する。ここでは、演算制御装置2は、解析用の診断プログラムを読み込み、解析メニューを表示装置3に表示させる。
【0026】
この場合、解析メニューとしては、例えば図4に示すようなものがある。なお、この表示画面では、解析項目を指定する「自動検査」に加えて蓄積したデータを表示させる「データ表示」の項目も示している。「自動検査」の項目としては、「ナビ」、「オーディオ」、「エンジン」、「エアコン」などが主として示されると共に、他にも対象となる検査項目が表示されるようになっている。
【0027】
必要に応じて次ページ以降の画面を「NEXT>」のボタンを操作することで表示させることができるようになっている。診断作業者により必要な項目が選択可能に表示されている。また、これらの各項目をすべて選択する「全検査」という設定も可能である。一方、データ表示のメニューとしては、例えば「GPS基本」、「エンジン基本」などが設定されていると共に、必要に応じて種々のデータ表示ができるように表示される。
【0028】
次に、診断作業者により表示装置3に表示された解析メニューから解析実行が選択されて指示入力されると、演算制御装置2は、ステップP3で「YES」と判断して、蓄積データの解析を実行すると共に(ステップP4)、解析結果を表示装置3に表示させるようになる(ステップP5)。
【0029】
また、データ表示の項目が選択されている場合には、このステップP5で、必要に応じてデータの表示を行なうようになっている。ここで、データ表示については、例えば「GPS基本データ」については、図5に示すように、カーナビゲーション装置1の機能で取得しているGPSデータを、DOP、緯度、経度、高度、速度などのデータについて収集した時刻別に表示装置3に表示させる。また、「エンジン基本データ」については、図6に示すように、車速、回転数、噴射量などのデータを時間軸をベースにしてその変化状態を表示させるようになっている。
【0030】
なお、上述した解析結果の表示については、異常があった場合についてのみその内容を表示するようにしてもよいし、解析した結果異常がなかったことを積極的に表示させるようにしても良い。
【0031】
以上のようにして、設定された各項目について解析がすべて終了するまで(ステップP6で「YES」と判断されるまで)、上述のステップP2〜P6を繰り返し実行する。これにより、車両の各種の診断対象となる装置において異常が発生しているか否かが自動的に診断されるようになる。
【0032】
異常が判定された場合には、例えば、その対処方法についても表示装置3に表示させるようにしておくことで、診断作業者は迅速に対処することができるようになる。
【0033】
次に、上述のようにして定常的に収集する情報の収集手順を変更する場合の方法について説明する。この場合には、データ収集用の診断プログラムが記録された前述とは異なる診断情報記録媒体としての診断処理情報記録媒体8を地図媒体駆動装置6に装着する。これにより、演算制御装置2は、図3に示した診断プログラムを実行して、ステップP1で「NO」と判断すると共に、ステップP7で収集用の診断プログラムが装着されたことで「YES」と判断する。
【0034】
演算制御装置2は、ステップP8に進み、プログラムをロードする画面を表示装置3に表示させ、診断作業者に対してロードの実行をするか否かの選択設定入力待ちの状態となる。そして、ロード実行の指示入力があると、演算制御装置2は、収集用の診断プログラムを読み込み(ステップP10)、そのロードした収集用の診断プログラムの実行を開始するようになる(ステップP11)。
【0035】
この収集用の診断プログラムの実行の処理は、前述したように、図2に示す処理プログラムにしたがって実行されるようになっている。なお、この新たにロードした収集用の診断プログラムでは、例えば、収集する情報の種類やその周期の設定を変更したり、メモリ5に記憶させるべきデータの種類や形式などを設定したりするものである。もちろん、収集するデータの種類や形式、あるいは条件などが変わることに基づいて、その解析用の診断プログラムについても変更が必要な場合が生ずるので、それに対応した診断処理情報記憶媒体8を用いる必要がある。
【0036】
このような本実施形態によれば、演算処理装置2により実行する解析に用いる情報について、これを定期的に蓄積する記憶手段としてカーナビゲーション装置1のメモリ5を利用する構成としているので、別途にメモリを設ける構成と異なり、構成が簡単で安価に成し得、しかも省スペース化をも図ることができるようになる。
【0037】
また、診断結果の表示やデータの表示について、カーナビゲーション装置1の表示装置3を兼用して表示させる構成としているので、別途に設ける構成に比べて安価で且つ省スペース化を図ることができる。
【0038】
さらに、解析用の診断プログラムや収集用の診断プログラムを地図媒体駆動装置6から診断処理情報記憶媒体8により読み込みできるように構成したので、安価で且つ省スペース化が図れると共に、後から設定変更することが容易になり、診断処理に際してより柔軟な対応をとることができるようになる。
【0039】
本発明は、上記実施形態にのみ限定されるものではなく、次のように変形また拡張できる。
診断プログラムをCD−ROMやDVDなどに記憶させて地図媒体駆動装置7により読み取るようにしたが、これに限らず、メモリカードなどに記憶したものを読み取るように構成したり、あるいは無線通信媒体などを利用して外部から無線でダウンロードすることもできる。この場合に、無線通信媒体を利用すると、診断プログラムを記録した媒体を用いることなく、サービスを提供する機関側から直接最新のものを入手することができるので、さらに実用性が高くなる。
【0040】
さらに、診断結果については、無線通信媒体を通じて直接外部の修理センターなどの故障修理を行う部門に送信することも可能である。これによって、故障した車両の故障箇所を修理センター側で迅速に把握して対処することができるようになり、サービスの向上を図ることができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す電気的構成のブロック図
【図2】収集用の診断プログラムのフローチャート
【図3】診断処理情報記憶媒体を装着した時の処理プログラムのフローチャート
【図4】解析メニューの表示画面を示す図
【図5】GPS基本データの表示画面の図
【図6】エンジン基本データの表示画面の図
【符号の説明】
1はカーナビゲーション装置(地図表示装置)、2は演算制御装置、3は表示装置、4はスイッチ入力装置、5はメモリ(記憶装置)、6は地図媒体駆動装置(媒体駆動手段)、7は地図媒体、8は診断処理情報記憶媒体(診断情報記憶媒体)、9はオーディオ装置(診断対象装置)、10はエアコン装置(診断対象装置)、11はエンジン制御コンピュータ(診断対象装置)である。
【発明の属する技術分野】
本発明は、地図表示装置を有する車両に設けられた診断対象装置の動作状態を診断する車両用診断装置に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】
車両の動作状態を診断する装置としては、例えば、特開平7−190895号に示されるようなものがある。これは、車両の情報を故障の有無に関わらず定常的に収集・蓄積してそれらの情報を後から解析することにより、故障を診断するものである。これにより、故障が発生する前からの車両の情報も考慮して車両の故障を診断することができるようになり、的確な判断を行なうことができるようになる。
【0003】
しかしながら、上述したものにおいては、専用のドライブレコーダや解析ツールを用いる構成となっていることから、車両での搭載場所に制約を受けることや、コストがかかることなどが課題となる。
【0004】
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、専用のドライブレコーダや解析ツールを必要とせず、コンパクトで低コストに搭載することができる車両用診断装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明によれば、情報収集手段は、車両の診断対象装置が動作している状態ではその動作状態を示す診断用の情報を定期的に入力し、情報蓄積手段は、収集した診断用の情報を地図表示装置の記憶装置に記憶させるようになる。この後、演算制御装置により、記憶装置に蓄積された診断用の情報を解析して診断対象装置の動作状態を診断するようになる。これにより、定期的に収集する診断用の情報を蓄積する記憶装置を別途に設けることなく、地図表示装置の記憶装置を利用することで安価に診断用の情報を蓄積することができ、車両の状態を簡単且つ確実に診断する構成を得ることができるようになる。
【0006】
請求項2の発明によれば、上記発明において、演算制御装置により、診断対象装置の動作状態を診断結果を地図表示装置の表示装置を利用して表示させるので、別途に表示装置を設ける構成とすることなく、安価で且つ省スペース化を図ることができるようになる。
【0007】
請求項3の発明によれば、上記各発明において、演算制御装置により、診断対象装置の動作状態を診断するのに必要な解析手順の情報を記録した診断情報記憶媒体を地図表示装置の媒体駆動手段を利用して外部から供給可能に構成しているので、解析手順を示す診断プログラムなどを新たに導入する際に、別途に入力手段を設ける必要がなく、安価で且つ省スペース化を図ることができ、しかも診断プログラムの変更などについても柔軟な対応をすることができるようになる。
【0008】
請求項4の発明によれば、上記各発明において、演算制御装置により、情報収集手段による情報の収集のための手順の設定情報を記録した診断情報記憶媒体を地図表示装置の媒体駆動手段を利用して外部から供給可能に構成したので、情報収集のための手順を示す診断プログラムなどを新たに導入する際に、別途に入力手段を設ける必要がなく、安価で省スペース化を図ることができ、しかも診断プログラムの変更が簡単に行なえるので、診断内容を柔軟に対応可能とすることができ、車両の状態や、故障の状態などに応じて設定項目や条件などを的確に変更設定することができるようになる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態について図面を参照しながら説明する。
図1は全体のブロック構成を示すもので、本発明でいうところの車両診断装置は、地図表示装置としてのカーナビゲーション装置1の各構成要素を用いてプログラムを実行することにより達成できるように構成されている。ここでは、車両(図示せず)に搭載されるカーナビゲーション装置1の構成について簡単に説明すると共に、その構成を利用した車両診断装置の構成および機能についても併せて説明する。
【0010】
演算制御装置2は、情報収集手段および演算制御手段として機能するもので、マイクロコンピュータ及びROM,RAMあるいは各種インターフェースが設けられた構成で、カーナビゲーション装置1としての機能においては、主として利用者が希望する目的地への経路探索及び地図表示を行うように構成されている。また、この演算制御装置2は、データ収集処理プログラムがあらかじめ設定されており、後述するようにしてデータ収集処理を行なうように構成されている。この演算制御装置2には、表示装置3およびスイッチ入力装置4が入出力手段として接続されており、また、記憶装置としてのメモリ5が接続されている。
【0011】
表示装置3は、液晶パネルなどからなるもので、地図表示に必要な地図データを表示させたりあるいは各種案内情報を表示させ、さらには故障診断動作では故障診断に必要な各種情報を表示させるようになっている。スイッチ入力装置4は、作業者による各種入力操作を行うためのものである。メモリ5は例えばフラッシュメモリやRAMなどから構成されている。
【0012】
また、演算制御装置2には媒体駆動手段としての地図媒体駆動装置6が接続されており、地図データを記録した地図媒体7として例えばCD−ROMあるいはDVDが装着可能に設けられている。また、この地図媒体駆動装置6は、診断処理手順に対応した診断プログラムが記録された診断処理情報記憶媒体8が装着されるとこれを読み込むように構成されている。この診断処理情報記憶媒体8は、本発明でいうところの診断情報記憶媒体に相当するものである。
【0013】
なお、図示はしていないが、演算制御装置2には、地図表示動作に必要となる位置検出手段であるGPS位置検出手段や、種々の受信装置あるいは車両の走行速度や走行距離、さらには車両の進行方向などを検知するセンサなどが接続されている。
【0014】
演算制御装置2には、車両に設けられた診断対象装置である例えばオーディオ装置9,エアコン装置10,エンジン制御コンピュータ11などが接続されており、これらの診断対象装置9〜11から動作状態を示す診断用の信号を入力して後述する診断処理動作を行うように構成されている。
【0015】
次に本実施形態の作用について図2ないし6も参照して説明する。なお、以下の説明においては、カーナビゲーション装置1の本来の動作である地図表示に関する動作については簡略的に説明し、その後、故障診断の処理動作について具体的な場面を想定して説明する。
【0016】
カーナビゲーション装置1は、地図媒体7が装着されると地図データを読み込み、演算制御装置2により表示装置5に現在位置あるいは目的地に対応した地図を表示したり、目的地に到達するまでの経路を演算して表示する。また、実際の走行時においては、演算により得られた経路に従って図示しない音声出力装置などを用いて経路案内を行う。これにより、運転者は、見知らぬ目的地でも地図表示及び音声案内により迷うことなく運転して到達することができる。
【0017】
次に、上記したカーナビゲーション装置1による故障診断動作の準備段階ともいうべきデータの収集処理について説明する。このデータ収集処理では、演算制御装置2は、車両の図示しないイグニッションスイッチがオンされると、図2に示すデータ収集処理プログラムの実行を開始して処理を実施するようになっている。
【0018】
すなわち、演算制御装置2は、まず、情報の収集処理としてオーディオ装置9、エアコン装置10およびエンジン制御コンピュータ11などから各種の情報を信号ケーブルを介してデータ受信する(ステップS1)。次に、あらかじめ定められた手順によって受信したデータについて、演算制御装置2は、それがメモリ5に記憶すべきデータであるか否かを判断する(ステップS2)。ここでは、故障診断段階において原因の特定に役立ちそうなデータをあらかじめ想定してこれを記憶すべきデータとして設定すると共に、その繰り返し周期についてもあらかじめ設定した条件で取得するようになっている。
【0019】
たとえば、エンジン制御コンピュータ11については、エンジン回転数と燃料噴射量などのデータを0.2秒毎に取得し、車速のデータについては1秒毎に取得し、水温のデータについては5秒毎といった条件で取得するように設定している。また、エアコン装置10については、外気温,内気温のデータについては5秒毎に取得し、設定温度、吹出しモードのデータについてはドライバーがスイッチを操作した都度といった条件に設定する。さらに、オーディオ装置9については、演奏モード、音量などのデータについてはドライバーがスイッチを操作した都度取得するように設定し、音楽曲名やCD名などについては記憶しないことといった条件に設定する。
【0020】
このようにして、各情報についての記憶の要否と要の場合の記憶周期を決めておくことで、この条件にしたがってデータの収集と蓄積が行なわれるようになっている。また、このような条件については、あらかじめ設定しておく場合に加えて、適宜診断者により設定変更することができるようになっており、これは、後述するようにして行なわれる。
【0021】
さて、前述したステップS2で「YES」と判断した場合には、演算制御装置2は、続いてすでに記憶しているデータのうちで削除すべきデータがあるか否かを判断する(ステップS3)。これは、メモリ5の記憶可能な蓄積領域に物理的制約があることに起因して行なうもので、蓄積領域が満杯の場合には最も古いデータを消去して新しいデータを蓄積することで一定量の最新のデータを蓄積するようにしている。
【0022】
そして、ステップS3で「YES」と判断した場合には、該当するデータを消去して(ステップS4)ステップS5に移行し、「NO」の場合にはそのままステップS5に移行する。ステップS5では、演算制御装置2は、受信したデータをメモリ5に記憶させるようになる。
【0023】
以上の処理を繰り返し実行することで、イグニッションスイッチがオンされた状態では車両に搭載されたオーディオ装置9、エアコン装置10、エンジン制御コンピュータ11などの各種の装置の動作状態の信号が蓄積されるようになる。そして、上述したように、蓄積されるデータは、メモリ5の記憶容量に応じて、最も古いデータが順次消去されるので、常に現在から一定時間だけ遡った時点までの情報が保存されることになり、故障診断に必要な情報を十分に保持することができるように設定されている。
【0024】
次に、診断プログラムを実行する場合について説明する。上述のようにして定常的に収集している各種のデータに対して診断を行なう場合の手順について図3の処理プログラムを参照して説明する。なお、この処理プログラムは、CD−ROMあるいはDVDなどの診断情報記憶媒体としての診断処理情報記録媒体8に記録されたものを、診断実行時に地図媒体駆動装置6に装着することで演算制御装置2により読み込むようになっている。
【0025】
ここでは、解析用の診断プログラムが記録された診断処理情報記録媒体8が地図媒体駆動装置6に装着されると、演算制御装置2は、図3の処理プログラムを実行するようになる。演算制御装置2は、まず、解析用の診断プログラムが装着されたか否かを判断し(ステップP1)、「YES」と判断してステップP2に移行する。ここでは、演算制御装置2は、解析用の診断プログラムを読み込み、解析メニューを表示装置3に表示させる。
【0026】
この場合、解析メニューとしては、例えば図4に示すようなものがある。なお、この表示画面では、解析項目を指定する「自動検査」に加えて蓄積したデータを表示させる「データ表示」の項目も示している。「自動検査」の項目としては、「ナビ」、「オーディオ」、「エンジン」、「エアコン」などが主として示されると共に、他にも対象となる検査項目が表示されるようになっている。
【0027】
必要に応じて次ページ以降の画面を「NEXT>」のボタンを操作することで表示させることができるようになっている。診断作業者により必要な項目が選択可能に表示されている。また、これらの各項目をすべて選択する「全検査」という設定も可能である。一方、データ表示のメニューとしては、例えば「GPS基本」、「エンジン基本」などが設定されていると共に、必要に応じて種々のデータ表示ができるように表示される。
【0028】
次に、診断作業者により表示装置3に表示された解析メニューから解析実行が選択されて指示入力されると、演算制御装置2は、ステップP3で「YES」と判断して、蓄積データの解析を実行すると共に(ステップP4)、解析結果を表示装置3に表示させるようになる(ステップP5)。
【0029】
また、データ表示の項目が選択されている場合には、このステップP5で、必要に応じてデータの表示を行なうようになっている。ここで、データ表示については、例えば「GPS基本データ」については、図5に示すように、カーナビゲーション装置1の機能で取得しているGPSデータを、DOP、緯度、経度、高度、速度などのデータについて収集した時刻別に表示装置3に表示させる。また、「エンジン基本データ」については、図6に示すように、車速、回転数、噴射量などのデータを時間軸をベースにしてその変化状態を表示させるようになっている。
【0030】
なお、上述した解析結果の表示については、異常があった場合についてのみその内容を表示するようにしてもよいし、解析した結果異常がなかったことを積極的に表示させるようにしても良い。
【0031】
以上のようにして、設定された各項目について解析がすべて終了するまで(ステップP6で「YES」と判断されるまで)、上述のステップP2〜P6を繰り返し実行する。これにより、車両の各種の診断対象となる装置において異常が発生しているか否かが自動的に診断されるようになる。
【0032】
異常が判定された場合には、例えば、その対処方法についても表示装置3に表示させるようにしておくことで、診断作業者は迅速に対処することができるようになる。
【0033】
次に、上述のようにして定常的に収集する情報の収集手順を変更する場合の方法について説明する。この場合には、データ収集用の診断プログラムが記録された前述とは異なる診断情報記録媒体としての診断処理情報記録媒体8を地図媒体駆動装置6に装着する。これにより、演算制御装置2は、図3に示した診断プログラムを実行して、ステップP1で「NO」と判断すると共に、ステップP7で収集用の診断プログラムが装着されたことで「YES」と判断する。
【0034】
演算制御装置2は、ステップP8に進み、プログラムをロードする画面を表示装置3に表示させ、診断作業者に対してロードの実行をするか否かの選択設定入力待ちの状態となる。そして、ロード実行の指示入力があると、演算制御装置2は、収集用の診断プログラムを読み込み(ステップP10)、そのロードした収集用の診断プログラムの実行を開始するようになる(ステップP11)。
【0035】
この収集用の診断プログラムの実行の処理は、前述したように、図2に示す処理プログラムにしたがって実行されるようになっている。なお、この新たにロードした収集用の診断プログラムでは、例えば、収集する情報の種類やその周期の設定を変更したり、メモリ5に記憶させるべきデータの種類や形式などを設定したりするものである。もちろん、収集するデータの種類や形式、あるいは条件などが変わることに基づいて、その解析用の診断プログラムについても変更が必要な場合が生ずるので、それに対応した診断処理情報記憶媒体8を用いる必要がある。
【0036】
このような本実施形態によれば、演算処理装置2により実行する解析に用いる情報について、これを定期的に蓄積する記憶手段としてカーナビゲーション装置1のメモリ5を利用する構成としているので、別途にメモリを設ける構成と異なり、構成が簡単で安価に成し得、しかも省スペース化をも図ることができるようになる。
【0037】
また、診断結果の表示やデータの表示について、カーナビゲーション装置1の表示装置3を兼用して表示させる構成としているので、別途に設ける構成に比べて安価で且つ省スペース化を図ることができる。
【0038】
さらに、解析用の診断プログラムや収集用の診断プログラムを地図媒体駆動装置6から診断処理情報記憶媒体8により読み込みできるように構成したので、安価で且つ省スペース化が図れると共に、後から設定変更することが容易になり、診断処理に際してより柔軟な対応をとることができるようになる。
【0039】
本発明は、上記実施形態にのみ限定されるものではなく、次のように変形また拡張できる。
診断プログラムをCD−ROMやDVDなどに記憶させて地図媒体駆動装置7により読み取るようにしたが、これに限らず、メモリカードなどに記憶したものを読み取るように構成したり、あるいは無線通信媒体などを利用して外部から無線でダウンロードすることもできる。この場合に、無線通信媒体を利用すると、診断プログラムを記録した媒体を用いることなく、サービスを提供する機関側から直接最新のものを入手することができるので、さらに実用性が高くなる。
【0040】
さらに、診断結果については、無線通信媒体を通じて直接外部の修理センターなどの故障修理を行う部門に送信することも可能である。これによって、故障した車両の故障箇所を修理センター側で迅速に把握して対処することができるようになり、サービスの向上を図ることができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す電気的構成のブロック図
【図2】収集用の診断プログラムのフローチャート
【図3】診断処理情報記憶媒体を装着した時の処理プログラムのフローチャート
【図4】解析メニューの表示画面を示す図
【図5】GPS基本データの表示画面の図
【図6】エンジン基本データの表示画面の図
【符号の説明】
1はカーナビゲーション装置(地図表示装置)、2は演算制御装置、3は表示装置、4はスイッチ入力装置、5はメモリ(記憶装置)、6は地図媒体駆動装置(媒体駆動手段)、7は地図媒体、8は診断処理情報記憶媒体(診断情報記憶媒体)、9はオーディオ装置(診断対象装置)、10はエアコン装置(診断対象装置)、11はエンジン制御コンピュータ(診断対象装置)である。
Claims (4)
- 地図表示装置を備えた車両に搭載されその車両内に設けられた診断対象装置からその動作状態を示す診断用の情報を入力可能に設けられ、
前記診断対象装置が動作しているときにその動作状態を示す診断用の情報を定期的に収集する情報収集手段と、
この情報収集手段により収集された診断用の情報を前記地図表示装置が備える記憶装置に記憶させる情報蓄積手段と、
前記記憶装置に蓄積された前記診断用の情報を解析して前記診断対象装置の動作状態を診断する演算制御装置とを備えたことを特徴とする車両用診断装置。 - 請求項1に記載の車両用診断装置において、
前記演算制御装置は、前記診断対象装置の診断結果を前記地図表示装置が有する表示装置に表示させるように構成されていることを特徴とする車両用診断装置。 - 請求項1または2に記載の車両用診断装置において、
前記演算制御装置は、前記診断対象装置の動作状態を診断するのに必要な解析手順の情報を記録した診断情報記憶媒体を前記地図表示装置が有する媒体駆動手段を利用して外部から供給可能に構成されていることを特徴とする車両用診断装置。 - 請求項1ないし3のいずれかに記載の車両用診断装置において、
前記演算制御装置は、前記情報収集手段による情報の収集のための手順の設定情報を記録した診断情報記憶媒体を前記地図表示装置が有する媒体駆動手段を利用して外部から供給可能に構成されていることを特徴とする車両用診断装置。
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