JP2004007668A - ピーク減衰型サイマルキャスト信号生成装置及びその生成方法 - Google Patents

ピーク減衰型サイマルキャスト信号生成装置及びその生成方法 Download PDF

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Abstract

【課題】アナログ及びデジタル信号の信号強度を大きくして、アナログ及びデジタル放送サービスの受信可能地域を広くすることができる、サイマルキャスト信号、その生成装置、生成方法、及びコンピュータプログラムを提供する。
【解決手段】安定したピーク減衰型サイマルキャスト信号を生成する、ピーク減衰型サイマルキャスト信号生成装置及び方法であって、デジタル放送信号及びアナログ放送信号を合成する。サイマルキャスト信号生成装置は、安定したサイマルキャスト信号を得るために、デジタル放送信号及び/又はアナログ放送信号を減衰させる減衰ステージを少なくとも1つ備えている。各減衰ステージは、誤り信号を生成するサイマルキャスト信号生成器、及び誤り信号に基づいて、アナログ及びデジタル放送信号の少なくとも一方を減衰させる減衰手段を備えている。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ピーク減衰型サイマルキャスト信号生成装置、ピーク減衰型サイマルキャスト信号を生成する方法、及びサイマルキャスト放送信号に関する。
【0002】
【従来の技術】
DRM(Digital Radio Mondial)は、30MHz未満の放送帯でのデジタル放送サービスである。通常のアナログ放送と新しいデジタル放送サービスを同時に送信することは、DRM方式の導入を簡易にするとともにその加速を図ることができる。その理由として、DRM方式を導入するまでのあいだ、アナログ放送サービスの聴取者を失うことがないからである。
【0003】
特許文献1(欧州特許出願EP−A−01118908.1(DRM/AMサイマルキャスト))は、サイマルキャスト送信信号及びサイマルキャスト信号生成器が、詳細に説明されている。この出願は本願の出願人によってなされたものであり、この出願の全ての内容は、ここに参照として本願に援用される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
デジタルDRM信号及びアナログ音声信号が、特許文献1(EP−A−01118908.1)において説明されているサイマルキャストモードによって、1チャンネルで同時に送信される場合、AMピーク振幅又はDRMピーク振幅が所定値を超えると、この方式は不安定になってしまう。この作用のため、アナログ信号とDRM信号の信号強度は、搬送波と比べて小さくなければならない。そのためにAM信号とDRM信号の信号強度が比較的に小さくなり、受信可能地域が狭くなってしまう。
【0005】
したがって、本発明の目的は、アナログ及びデジタル信号の信号強度を大きくして、アナログ及びデジタル放送サービスの受信可能地域を広くすることができるサイマルキャスト信号生成装置、サイマルキャスト信号を生成する方法、及びサイマルキャスト放送信号を提供するものである。
【0006】
本発明の目的は、請求項1に記載のピーク減衰型サイマルキャスト信号生成装置、請求項9に記載のピーク減衰型サイマルキャスト信号を生成する方法、及び請求項17に記載のサイマルキャスト放送信号により達成することができる。本発明の好ましい実施の形態は、各従属請求項においてそれぞれに定義されている。本発明に係るコンピュータプログラムは、請求項20において定義されている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明によれば、初期減衰ステージを備えた、デジタル放送信号及びアナログ放送信号用のピーク減衰型サイマルキャスト信号生成装置が提供される。ピーク減衰型サイマルキャスト信号生成装置は、最終的サイマルキャスト信号生成器を備えており、これは送信用の最終的なサイマルキャスト信号を生成するものである。さらに、初期減衰ステージは、放送信号から、第1の誤り信号を生成する第1のサイマルキャスト信号生成器と、第1の誤り信号に基づいて、放送される信号の少なくとも一方を減衰させて、第1の減衰信号を生成し、これに基づいて最終的サイマルキャスト信号が生成されるようにした第1の減衰手段とを備えている。
【0008】
通常、ピーク振幅は、リミッタを使用して小さくされる。このリミッタは、スペクトルを広げるので、サイマルキャスト送信信号の生成には適さない。
【0009】
本発明によって、基礎となるアナログ及びデジタル送信信号が最大信号強度を持ちながら、安定したサイマルキャスト信号の生成を可能とする。減衰する量は、サイマルキャスト信号の信号安定性を計る誤り信号に基づいて決められる。ちょうど必要な程度の減衰が、基礎となる信号に与えられる。
【0010】
アナログ及び/又はデジタル放送信号を減衰させるためには、平滑化重み関数を用いるので、スペクトル歪みを回避することができる。サイマルキャスト信号は、アナログ及びデジタル送信信号の側波帯変調を行うために不可欠な場合にのみ減衰される。殆どの場合において、信号振幅が影響を受けることはない。
【0011】
本発明の好ましい実施の形態によれば、第1の減衰ステージは、遅延素子を備えており、これは、第1のサイマルキャスト信号生成器及び前記第1の減衰手段による処理時間を補填する各遅延時間分だけ、放送信号を遅延させるためのものである。第1のサイマルキャスト信号生成器及び第1の減衰手段が費やす処理時間を正確に補填する場合、以降の信号減衰は、前の信号減衰と全く同相となる。したがって、ピーク減衰の度合いは、各送信状態のニーズに、正確に合わせることができ、位相ずれにより発生する歪みを回避することができる。
【0012】
本発明の好ましい実施の形態によれば、ピーク減衰型サイマルキャスト信号生成装置は、M個の追加減衰ステージをさらに備えており、各追加減衰ステージは、先行減衰信号から、第2の誤り信号を生成する第2のサイマルキャスト信号生成器と、第2の誤り信号に基づいて、先行減衰信号の少なくとも一方を減衰させ、さらに減衰した第2の信号を生成する第2の減衰手段とを具備し、これに基づいて最終的サイマルキャスト信号が生成されることを特徴とする。ここで、Mは、0(零)を含む正の整数であり、最終的サイマルキャスト信号の所望の安定性に基づいて、及び/又は各減衰ステージの減衰度に基づいて決定される。安定したサイマルキャスト信号を得るための信号減衰の必要量は、追加の減衰ステージを用いて縦列的に減衰していくことにより求めることができる。減衰が十分ではない場合には、対応する誤り信号がサイマルキャスト信号の不安定さを示すので、追加の減衰ステージを動作させ、減衰を大きくすることができる。最適サイマルキャスト信号を得るためには、反復方法が重要である。安定したサイマルキャスト信号の実現時には、可能な限りの最大の信号強度が、サイマルキャスト信号内で得られることは確実である。その結果、アナログ及びデジタル放送サービスの受信可能な地域が広がるという利点がある。
【0013】
追加の減衰ステージは、第2のサイマルキャスト信号生成器及び第2の減衰手段による処理時間を補填するそれぞれの遅延時間分だけ、先行した減衰信号を、遅延させる遅延素子を有することが好ましい。これにより、サイマルキャスト信号生成器の全ての信号が、同相に保持されるので、歪みが回避できる。さらに、異なる減衰ステージによる異なる減衰が、明確に定義された方法で重ね合わされる。
【0014】
ピーク減衰ステージは、放送信号又は先行減衰信号の少なくとも一方を、重み付け信号で乗算する乗算器を有するのが好ましい。重み付け信号で乗算すると、異なる重み付けの手順の集約が簡単になる。平滑重み付け信号を使用することは、スペクトル歪みの原因にはならない。
【0015】
デジタル放送信号は、DRM信号であるのが好ましい。アナログ放送信号は、振幅変調された音声放送信号であることが、さらに好ましい。現在の時点では、従来のAM技術から例えばDRMのようなデジタル標準へと、技術的な移行が行われつつある。このため、両方の標準を同時に対応することができる変調技術が、極めて好ましい。
【0016】
好ましくは、第1及び第2のサイマルキャスト信号生成器のそれぞれが第1の変調器、第2の変調器、第1の加算器を具備することである。第1の変調器は、デジタル信号を送信チャンネルの搬送波の一方の側波帯に変調し、第2の変調器は、訂正信号を送信チャンネルの搬送波の他方の側波帯に変調し、これにより、訂正信号は、送信チャンネルの包絡線復調が、サイマルキャスト信号生成器のアナログ入力信号を表わすようにして決定される。第1の加算器は前記両側波帯を加算する。
【0017】
本発明に係るピーク減衰型サイマルキャスト信号生成方法は、デジタル放送信号及びアナログ放送信号から、ピーク減衰型サイマルキャスト信号を生成する方法である。本発明に係るピーク減衰型サイマルキャスト信号生成では、第1のステップとして、第1のサイマルキャスト信号生成器を用いて、前記放送信号から、第1の誤り信号を生成する。次のステップは、第1の誤り信号が、所定の閾値を超え、且つ該第1の誤り信号が大きすぎる場合に、前記アナログ又はデジタル放送信号の少なくとも一方を減衰させて、第1の減衰信号を生成することを決定するステップである。最後のステップは、送信用の最終的サイマルキャスト信号が、前記第1の減衰信号に基づいて生成されるステップである。
【0018】
デジタル信号とアナログ信号とを1つの送信チャンネルに合成するサイマルキャスト放送信号は、上述の方法で生成されることが好ましい。
【0019】
本発明に係るピーク減衰型サイマルキャスト信号生成方法は、ハードウェアの状態で実行される必要はない。本発明に係るピーク減衰型サイマルキャスト信号生成方法は、この方法を実行するコンピュータプログラムとしても実現することができ、このコンピュータプログラムは、コンピュータ、デジタル信号処理器などで実行される。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係るピーク減衰型サイマルキャスト信号生成装置、ピーク減衰型サイマルキャスト信号生成方法、サイマルキャスト放送信号及びコンピュータプログラムについて、図面を参照して説明する。図1は、(M+1)個の減衰ステージを備えるピーク減衰型サイマルキャスト信号生成装置の構成を示すブロック図である。図2は、アナログ放送信号を減衰させるために用いる、時間の関数としての重み付け信号を示すグラフである。図3は、N個の訂正信号部を備える、各段のサイマルキャスト信号生成器の構成を示すブロック図である。図4は、サイマルキャスト放送信号用の、下側波帯、及び上側波帯の変調を示すグラフである。
【0021】
図1は、本発明を適用したサイマルキャスト信号生成部のブロック図である。大きなAMピーク振幅又は大きなDRMピーク振幅による不安定なサイマルキャスト放送信号が生じるのを避けるために、アナログ放送信号1及びデジタル放送信号2に対して、安定した信号を得るための必要な減衰が行われる。この目的のために、本発明は、反復処理を提案するものであり、幾つかの他の減衰ステージ、すなわち初期減衰ステージ3及び追加の減衰ステージ4が備わっている。
【0022】
初期減衰ステージ3は、サイマルキャスト信号生成器5及びピーク減衰部7とを有する。アナログ放送信号1及びデジタル放送信号2の双方が、サイマルキャスト信号生成器5に供給される。サイマルキャスト信号生成器5は、アナログ放送信号1及びデジタル放送信号2を、サイマルキャスト信号に変換する。デジタル放送信号2が、サイマルキャスト信号の上側波帯を変調し、それによって、下側波帯が訂正信号に基づいて変調される。サイマルキャスト信号が生成されるときに発生する誤りは、誤り信号6で示される。特に、信号振幅が大きい場合に、サイマルキャスト信号は不安定になる。この場合、誤り信号6の値は大きくなると推定される。
【0023】
本発明によれば、サイマルキャスト信号は、アナログ放送信号1及び/又はデジタル放送信号2を減衰させることによって、安定化される。誤り信号6は、ピーク減衰部7へ送られる。減衰度は、誤り信号6の大きさの程度に基づいて、選択される。あるいは、誤り信号6の程度とは別に、一定の減衰度を選択することもできる。誤り信号6の程度が小さい場合、減衰は全く行われない。誤り信号6の程度が大きい場合、アナログ放送信号1又はデジタル放送信号2の一方(又は双方)が、減衰される。誤り信号6は、所定の閾値と比較され、誤り信号6がこの閾値を超えた場合は、アナログ放送1及びデジタル放送信号2の少なくとも一方を減衰する必要がある。図1に示す具体例では、アナログ放送信号1のみが減衰され、デジタル放送信号2は、全く減衰されない。通常は、アナログ信号を減衰することで充分な結果が得られる。DRM信号のピーク振幅が高い場合には、DRM信号のピーク振幅を、アナログ信号について上述したのと同じ方法で減衰させることができる。
【0024】
ピーク減衰部7は、重み付け信号8を生成し、これは乗算器11に送られる。遅延素子10によって遅延されたアナログ信号9も、乗算器11に送られる。乗算器11では、遅延されたアナログ信号9は、重み付け信号8で乗算され、その結果減衰されたアナログ信号12が得られる。
【0025】
重み付け信号8を、図2に示す。通常は、重み付け信号8は、振幅1を有している。時刻t=0.25秒の時、ピーク減衰部7は、誤り信号6が、ある閾値を超えていることを検出している。重み付け信号8は、時刻0.25秒で、利得を1から0.9に減らす。そのようにして、AM復調サイマルキャスト信号中に歪みを発生させた音声信号のピーク振幅は減衰され、減衰された信号は、次の安定したサイマルキャスト信号を得るために使用される。
【0026】
サイマルキャスト信号生成器5及びピーク減衰部7内では、誤り信号6を測定し、重み付け信号8を供給するために少々処理時間がかかる。したがって、アナログ放送信号1及びデジタル放送信号2の双方が、この時間遅延を補填するために遅延される。遅延素子10は、アナログ放送信号1を、遅延されたアナログ信号9に変換し、遅延素子13は、デジタル放送信号2を、遅延されたデジタル信号14に変換する。
【0027】
次に、減衰されたアナログ信号12及び遅延されたデジタル信号14は、M個の追加減衰ステージ4へ送られる。ここで、Mは、0(零)を含む正の整数である。減衰されたアナログ信号12及び遅延されたデジタル信号14の双方が、第1の追加減衰ステージの一部であるサイマルキャスト信号生成器15に入力される。減衰されたアナログ信号12及び遅延されたデジタル信号14の組から、このサイマルキャスト信号生成器15は、サイマルキャスト信号及び対応する誤り信号16を生成する。この誤り信号16は、アナログ信号12及びデジタル信号14を、1つのサイマルキャスト信号に統合することが可能であった否かを示す。誤り信号16は、第1の追加減衰ステージのピーク減衰部17へ送られ、ピーク減衰部17は、重み付け信号18を乗算器19に供給する。減衰されたアナログ信号12は、遅延信号21を得るために、遅延素子20に入力される。遅延信号21は、乗算器19に供給され、乗算器19は、遅延信号21を重み付け関数18で乗算する。減衰度については、誤り信号16の大きさの程度に基づいて選択されるか、又は、固定減衰度が選択される。乗算の結果、さらに減衰されたアナログ信号22が得られ、これは、その次の減衰ステージへ送られる。
【0028】
遅延されたデジタル信号14もまた遅延素子23へ送られ、遅延されたデジタル信号24が得られる。さらに減衰されたアナログ信号22及び遅延されたデジタル信号24は、その次の減衰ステージへ渡され、減衰手順が反復して継続される。
【0029】
最終の減衰ステージ(M番目の追加減衰ステージ)では、減衰されたアナログ信号25及び遅延されたデジタル信号26が生成される。これら2つの信号25,26は、最終的サイマルキャスト信号生成器27へ送られ、この最終的サイマルキャスト信号生成器27は、最終的サイマルキャスト送信信号28を確定する。
【0030】
図3は、サイマルキャスト信号生成器の具体的な構成を示すブロック図である。サイマルキャスト信号生成器の技術的な実施は、上述した引用の特許文献1(欧州特許出願EP−A−01118908.1(DRM/AMサイマルキャスト))に開示されている。サイマルキャスト信号生成器5及び15乃至15は、図3に示すように実施することができる。サイマルキャスト信号は、第1の変調器31及び第2の変調器32で生成される。第1の変調器31は、デジタル送信信号を、送信チャンネルの搬送波の一方の側波帯(ここでは、上側波帯USB)に変調し、第2の変調器32は、訂正信号Cを、送信チャンネルの搬送波の他方の側波帯(ここでは、下側波帯LSB)に変調する。その結果生じる信号を、図4に示しており、この図4には2つの異なる側波帯が示されている。
【0031】
サイマルキャスト信号を生成するために、第1の加算器33は、双方の側波帯及び双方の側波帯の中心にある搬送波信号を加算する。この搬送波信号は、搬送波信号生成器34により生成される。
【0032】
第1の変調器31に供給されるデジタル送信信号は、訂正信号Cに時間的に対応する、すなわち訂正信号Cの生成に合わせるために、遅延される。
【0033】
図3に示すサイマルキャスト信号生成器は、訂正信号生成器をさらに具備し、この場合、デジタル信号も遅延する。この訂正信号生成器は、上述のデジタル送信信号を上述の一方の側波帯(すなわち、ここでは、上側波帯)に変調する第3の変調器35と、アナログ送信信号を他方の側波帯(すなわち、ここでは、下側波帯)に変調する第4の変調器36と、双方の側波帯及び双方の側波帯の中心で第2の搬送波信号生成器38により生成される搬送信号を加算する第2の加算器37とを具備する。さらに、訂正信号生成器は、このように生成されたサイマルキャスト信号を包絡線復調する第1の包絡線復調器39と、処理時間に応じて、アナログ送信信号を遅延させ、復調された各サイマルキャスト信号を生成する第1の遅延素子40と、包絡線復調されたサイマルキャスト信号を、遅延されたアナログ送信信号から減算することによって、誤り信号を生成する第1の減算器41と、時間で変化する変数又は時間で変化しない変数で、誤り信号を重み付けする第1の乗算器42と、重み付けされた誤り信号を、遅延されたアナログ送信信号に加算することによって、訂正信号C又は中間訂正信号を生成する第3の加算器43と、各サイマルキャスト信号を生成及び復調するために必要な処理時間に応じて、デジタル送信信号を遅延させる第2の遅延素子44とを具備する。
【0034】
上述のように、1つの訂正信号部とみなすことができる訂正信号生成器のこれらの素子は、訂正信号又は中間訂正信号のいずれかを生成する。この1つの訂正信号部で生成された訂正信号は、通常は、大まかな推定であるので、必ずしも、アナログ送信信号への適切な送信とはなるわけではない。しかしながら、充分な品質を持っているともいえる。この品質が充分ではない場合には、第3の加算器43で生成された信号が、アナログ送信信号が処理されたのと同様に、後続の同様なN個の訂正信号部によって、処理される。この場合、デジタル送信信号も、それに従って遅延される。このような処理の繰り返しが、すなわち、後続の同様なN個の訂正信号部によりN回行われる。ここで、Nは、0(零)を含む正の整数であり、且つ、N番目の訂正信号部の後で確定された訂正信号の所望する精度に従って、確定される。
【0035】
【発明の効果】
上述のように、本発明によれば、アナログ及びデジタル信号の信号強度を大きくして、アナログ及びデジタル放送サービスの受信可能地域を広くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(M+1)個の減衰ステージを備えるピーク減衰型サイマルキャスト信号生成装置の具体的な構成を示すブロック図である。
【図2】アナログ放送信号を減衰させるために用いる、時間の関数としての重み付け信号を示すグラフである。
【図3】N個の訂正信号部を備える、各段のサイマルキャスト信号生成器の具体的な構成を示すブロック図である。
【図4】サイマルキャスト放送信号用の下側波帯及び上側波帯の変調を示すグラフである。
【符号の説明】
1 アナログ放送信号、2 デジタル放送信号、3 初期減衰ステージ、4 追加の減衰ステージ、5 サイマルキャスト信号生成器、6 誤り信号、7 ピーク減衰部、8 重み付け信号、9 遅延されたアナログ信号、10 遅延素子、11 乗算器、12 減衰されたアナログ信号、13 遅延素子、14 遅延されたデジタル信号、25 減衰されたアナログ信号、26 遅延されたデジタル信号、27 最終的サイマルキャスト信号生成器、28 最終的サイマルキャスト送信信号

Claims (20)

  1. 送信用の最終的サイマルキャスト信号を生成する最終的サイマルキャスト信号生成器を有する、デジタル放送信号及びアナログ放送信号用のピーク減衰型サイマルキャスト信号生成装置において、
    初期減衰ステージが、
    前記デジタル放送信号及びアナログ放送信号から、第1の誤り信号を生成する、第1のサイマルキャスト信号生成器と、
    前記第1の誤り信号に基づいて、前記デジタル放送信号及びアナログ放送信号の少なくとも一方を減衰させて、第1の減衰信号を生成し、前記第1の減衰信号に基づいて、前記最終的サイマルキャスト信号が生成されるようにした第1の減衰手段を具備することを特徴とするピーク減衰型サイマルキャスト信号生成装置。
  2. 前記第1の減衰ステージは、遅延素子を具備し、その遅延素子は、前記第1のサイマルキャスト信号生成器及び前記第1の減衰手段による処理時間を補填する各遅延時間分だけ、前記放送信号を遅延させることを特徴とする請求項1に記載のピーク減衰型サイマルキャスト信号生成装置。
  3. さらにM個の追加減衰ステージを具備し、各追加減衰ステージは、
    先行減衰信号から、第2の誤り信号を生成する第2のサイマルキャスト信号生成器と、
    前記第2の誤り信号に基づいて、前記先行減衰信号の少なくとも1つを減衰させて、第2のさらに減衰された信号を生成し、前記第2の減衰信号に基づいて、前記最終的サイマルキャスト信号が生成されるようにする第2の減衰手段とを備え、
    ここで、Mは0(零)を含む正の整数であり、最終的サイマルキャスト信号の所望の安定度及び/又は各減衰ステージの減衰度に従って確定されることを特徴とする請求項1又は2に記載のピーク減衰型サイマルキャスト信号生成装置。
  4. 前記追加減衰ステージは、遅延素子を具備し、その遅延素子は、前記第2サイマルキャスト信号生成器及び前記第2の減衰手段による処理時間を補填する各遅延時間分だけ、先行減衰信号を遅延させることを特徴とする請求項3に記載のピーク減衰型サイマルキャスト信号生成装置。
  5. 前記ピーク減衰ステージは、乗算器を具備し、その乗算器は、前記先行減衰信号又は前記放送信号の少なくとも1つを重み付け信号で乗算することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のピーク減衰型サイマルキャスト信号生成装置。
  6. 前記デジタル放送信号がDRM信号であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載のピーク減衰型サイマルキャスト信号生成装置。
  7. 前記アナログ放送信号が、振幅変調された音声放送信号であることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載のピーク減衰型サイマルキャスト信号生成装置。
  8. 前記第1及び第2のサイマルキャスト信号生成器は、それぞれが、
    デジタル信号を、送信チャンネルの搬送波の一方の側波帯に変調する第1の変調器と、
    訂正信号を、送信チャンネルの搬送波の他方の側波帯に変調する第2の変調器と、
    前記両側波帯を加算する第1の加算器を具備していることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載のピーク減衰型サイマルキャスト信号生成装置。
  9. デジタル放送信号及びアナログ放送信号から、ピーク減衰型サイマルキャスト信号を生成するピーク減衰型サイマルキャスト信号生成方法において、
    第1のサイマルキャスト信号生成器によって、前記デジタル放送信号及びアナログ放送信号から、第1の誤り信号を生成するステップと、
    該第1の誤り信号が、所定閾値を超えているかどうかを判断するステップと、
    前記第1の誤り信号が大きすぎるとき、前記アナログ放送信号及び前記デジタル放送信号の少なくとも一方を減衰させて、第1の減衰信号を生成するステップと、
    該第1の減衰信号に基づいて、送信用の最終的サイマルキャスト信号を生成するステップを有するピーク減衰型サイマルキャスト信号生成方法。
  10. 前記第1のサイマルキャスト信号生成器及びそれに続く処理部による処理時間を補填する各遅延時間分だけ、前記放送信号を遅延させることを特徴とする請求項9に記載のピーク減衰型サイマルキャスト信号生成方法。
  11. 前記第1の減衰信号から、第2のサイマルキャスト信号生成器によって、第2の誤り信号を生成するステップと、
    前記第2の誤り信号に基づいて、前記先行減衰信号の少なくとも1つを減衰させて、第2のさらに減衰された信号を生成し、前記第2の減衰された信号に基づいて、前記最終的サイマルキャスト信号が生成されるステップとを有し、
    これによって、全手順はM回繰り返され、ここで、Mは0(零)を含む正の整数であり、最終的サイマルキャスト信号の所望の安定度及び/又は各減衰ステージの減衰度に従って確定されることを特徴とする請求項9又は10に記載のピーク減衰型サイマルキャスト信号生成方法。
  12. 前記第2サイマルキャスト信号生成器及びそれに続く処理部による処理時間を補填する各遅延時間分だけ、先行減衰信号を遅延させることを特徴とする請求項9乃至11のいずれか1項に記載のピーク減衰型サイマルキャスト信号生成方法。
  13. 前記放送信号又は前記先行減衰信号の少なくとも1つを、重み付け信号で乗算することを特徴とする請求項9乃至12のいずれか1項に記載のピーク減衰型サイマルキャスト信号生成方法。
  14. 前記デジタル放送信号がDRM信号であることを特徴とする請求項9乃至13のいずれか1項に記載のピーク減衰型サイマルキャスト信号生成方法。
  15. 前記アナログ放送信号が、振幅変調された音声放送信号であることを特徴とする請求項9乃至14のいずれか1項に記載のピーク減衰型サイマルキャスト信号生成方法。
  16. 前記サイマルキャスト信号が、デジタル信号とアナログ信号とを1つの送信チャンネルに合成することにより生成されることによって、
    デジタル信号が、送信チャンネルの搬送波の一方の側波帯に変調され、
    訂正信号が、送信チャンネルの搬送波の他方の側波帯に変調され
    訂正信号が、送信チャンネルの包絡線復調が、アナログ入力信号を表わすように選択されることを特徴とする請求項9乃至15のいずれか1項に記載のピーク減衰型サイマルキャスト信号生成方法。
  17. 前記サイマルキャスト放送信号が、請求項9乃至16のいずれか1項に記載のピーク減衰型サイマルキャスト信号生成方法で生成され、デジタル信号とアナログ信号とが1つの送信チャンネルに合成されたサイマルキャスト放送信号。
  18. 前記アナログ放送信号が、振幅変調された音声放送信号であることを特徴とする請求項17に記載のサイマルキャスト放送信号。
  19. 前記デジタル放送信号がDRM信号であることを特徴とする請求項17又は18に記載のサイマルキャスト放送信号。
  20. コンピュータ、デジタル信号処理器等で実行される場合に、請求項9乃至16のいずれか1項に記載のピーク減衰型サイマルキャスト信号生成方法を実行するコンピュータプログラム手段を具備するコンピュータプログラム。
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