JP2004006218A - 打ち抜き装置、打ち抜き方法及びフラットケーブル - Google Patents

打ち抜き装置、打ち抜き方法及びフラットケーブル Download PDF

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Abstract

【課題】フラットケーブルの芯線を破損させることなく端子金具と確実に接続することを可能とする打ち抜き装置と打ち抜き方法とワイヤハーネスに組み立てる際に誤配線が生じることを防止できるフラットケーブルを提供する。
【解決手段】打ち抜き装置1はフラットケーブル2に複数の貫通孔をあける。貫通孔は芯線の長手方向にずれている。打ち抜き装置1は芯線が並ぶ方向Pの一方の端に位置する連結部から他方の端に位置する連結部に向かって順に一部を除去して貫通孔をあける。
【選択図】   図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、互いに平行な複数の芯線と、芯線を被覆する絶縁性の被覆部を備えたフラットケーブルの隣り合う被覆部を連結する絶縁性の連結部の一部を除去する打ち抜き装置、打ち抜き方法及び連結部の一部が除去されたフラットケーブルに関する。
【0002】
【従来の技術】
移動体としての自動車には、種々の電子機器が搭載される。自動車は、これらの電子機器に電力や制御信号を伝送するためにワイヤハーネスを配索している。ワイヤハーネスは、複数の電線と、これらの電線に取り付けられたコネクタを備えている。コネクタが電子機器のコネクタに結合して、ワイヤハーネスは、電子機器に電力や制御信号を伝送する。
【0003】
前述した電線として、フラットケーブルを用いることがある。フラットケーブルは、互いに平行な複数の芯線と、これらの芯線を被覆する絶縁性の被覆部と、互いに隣り合う被覆部を連結する絶縁性の連結部と、を備えている。芯線が、複数の素線が撚られて構成されている。被覆部と連結部とは、合成樹脂からなり互いに一体に成形されている。フラットケーブルは、前述した芯線と被覆部と連結部とを備えて帯状に形成されている。また、フラットケーブルの被覆部は、連結部より厚い。即ち、フラットケーブルの被覆部の外径は、連結部の厚みより大きい。
【0004】
前述したフラットケーブルをワイヤハーネスに用いる際には、このフラットケーブルの芯線に勿論端子金具を取り付ける必要がある。このため、端子金具を取り付ける箇所では、前記連結部を除去する必要があった。連結部を除去する際には、上型と下型との間にフラットケーブルを挟んで、連結部の一部を除去する打ち抜き装置を用いることが考えられる。打ち抜き装置は、連結部の一部を除去するためにブレード状の打ち抜き刃を備えている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来から周知の打ち抜き装置を用いる際に、ブレード状の打ち抜き刃の厚みを連結部の幅に近づけることが考えられる。この場合、前記フラットケーブルの成型時に生じる芯線間の間隔の公差により、連結部の一部を除去する際に被覆部も同時に除去することがある。最悪の場合には、芯線の一部の素線を切断する虞があった。芯線が露出すると、該芯線が腐食される虞が生じて、信頼性を確保する観点から望ましくない。また、芯線の一部の素線が切断されると、端子金具と芯線とを確実に電気的に接続することが困難となり望ましくない。
【0006】
また、前記芯線が露出したり一部の素線が切断されることを防止するために、前記打ち抜き刃の厚みを薄くすることが考えられる。打ち抜き刃の厚みを薄くすると、連結部の一部を除去した箇所において、被覆部の縁に連結部の一部が除去されずに残されることとなる。このため、結果的に、被覆部が厚くなり、特に端子金具として圧接端子を用いる際に、芯線と圧接端子とを確実に電気的に接続することが困難となる虞が生じる。
【0007】
一方、前述したフラットケーブルをワイヤハーネスを用いる際にも、勿論、所望の芯線同士を接続したり、所望の芯線と所望の端子金具とを接続する必要がある。このように、前述したフラットケーブルでは、前述した帯状に形成されているため、例えば、表と裏を間違えて誤配線する虞があった。
【0008】
したがって、本発明の第1の目的は、フラットケーブルの芯線を破損させることなく端子金具と確実に接続することを可能とする打ち抜き装置と打ち抜き方法を提供することにある。本発明の第2の目的は、ワイヤハーネスに組み立てる際に誤配線が生じることを防止できるフラットケーブルを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
第1の目的を達成するために、請求項1に記載の本発明の打ち抜き装置は、互いに平行な複数の芯線とそれぞれの芯線を被覆する絶縁性の被覆部と互いに隣り合う被覆部を連結しかつ被覆部より薄い絶縁性の連結部とを備えたフラットケーブルの連結部の一部を除去する打ち抜き装置において、前記フラットケーブルを表面に置く第1の型と、前記第1の型に接離自在に設けられた第2の型と、前記第2の型から第1の型に向かって突出しかつ前記第1の型に近づくと前記連結部の一部を除去する複数の打ち抜き刃と、前記第1の型を貫通しかつ前記第1の型に第2の型が近づくと前記打ち抜き刃を通す孔と、を備え、複数の打ち抜き刃は、前記第1の型の表面上に置かれるフラットケーブルの複数の芯線が並ぶ方向に沿って並べられているとともに前記第2の型からの突出量が互いに異なっており、少なくとも二つの打ち抜き刃は、前記第1の型寄りの端部に設けられかつ厚みが前記連結部の幅と略等しい厚部と、前記厚部の第2の型寄りに設けられかつ厚みが厚部より薄い薄部と、を備え、少なくとも二つの打ち抜き刃のうち一つの打ち抜き刃の厚部は、前記芯線が並ぶ方向に沿って、他の打ち抜き刃の薄部と並んでいることを特徴としている。
【0010】
請求項2に記載の本発明の打ち抜き装置は、請求項1記載の打ち抜き装置において、複数の打ち抜き刃は、前記芯線が並ぶ方向の一方の端に位置する打ち抜き刃から他方の端に位置する打ち抜き刃に向かうにしたがって前記第2の型からの突出量が徐々に減少していることを特徴としている。
【0011】
請求項3に記載の本発明の打ち抜き装置は、請求項1または請求項2記載の打ち抜き装置において、前記孔は、前記芯線が並ぶ方向に沿って複数並べられており、少なくとも互いに隣り合う孔間には、前記表面から凹でかつ表面上に置かれるフラットケーブルの芯線の長手方向に沿って延びた凹溝が設けられていることを特徴としている。
【0012】
請求項4に記載の本発明の打ち抜き装置は、請求項1ないし請求項3のうちいずれか一項に記載の打ち抜き装置において、前記連結部が前記孔に重なる位置に前記フラットケーブルを位置決めする位置決め手段を備えたことを特徴としている。
【0013】
請求項5に記載の本発明の打ち抜き装置は、請求項4記載の打ち抜き装置において、前記孔に重なりかつ打ち抜き刃を通す複数の通し孔と、前記第1の型との間に前記フラットケーブルを通すガイド手段とを有しかつ前記第1の型と間隔をあけて重なるガイド部材を備え、前記位置決め手段は、複数の通し孔のうち一つの通し孔と前記芯線の長手方向に沿って並べられかつ前記ガイド手段から第1の型に向かって突出した凸部であることを特徴としている。
【0014】
請求項6に記載の本発明の打ち抜き装置は、請求項1ないし請求項5のうちいずれか一項に記載の打ち抜き装置において、前記第2の型から第1の型に向かって延びているとともに、前記第2の型が前記第1の型に近づくと、前記フラットケーブルの複数の連結部のうち一つの連結部に孔をあけるパンチを備えたことを特徴としている。
【0015】
請求項7に記載の本発明の打ち抜き装置は、請求項6記載の打ち抜き装置において、前記パンチの第2の型から離れた側の端は、複数の打ち抜き刃のうち前記第2の型から最も突出した打ち抜き刃の厚部と、前記芯線の長手方向に沿って並んでいることを特徴としている。
【0016】
請求項8に記載の本発明の打ち抜き装置は、請求項1ないし請求項7のうちいずれか一項に記載の打ち抜き装置において、前記打ち抜き刃の厚部の芯線の長手方向の両端は、中央より第2の型から突出していることを特徴としている。
【0017】
請求項9に記載の本発明の打ち抜き装置は、請求項1ないし請求項8のうちいずれか一項に記載の打ち抜き装置において、前記打ち抜き刃の厚部の一方の表面と薄部の一方の表面とは同一平面上に位置し、厚部の他方の表面と薄部の他方の表面との間に段差が形成されて、打ち抜き刃には厚部の他方の表面から凹の凹みが形成されていることを特徴としている。
【0018】
請求項10に記載の本発明の打ち抜き装置は、請求項1ないし請求項8のうちいずれか一項に記載の打ち抜き装置において、前記打ち抜き刃の厚部の一方の表面と薄部の一方の表面との間と、厚部の他方の表面と薄部の他方の表面との間との双方に段差が形成されて、打ち抜き刃には厚部の両表面から凹の凹みが形成されていることを特徴としている。
【0019】
前記第1の目的を達成するために、請求項11に記載の本発明の打ち抜き方法は、互いに平行な複数の芯線とそれぞれの芯線を被覆する絶縁性の被覆部と互いに隣り合う被覆部を連結する絶縁性の連結部とを備えたフラットケーブルの連結部の一部を除去する打ち抜き方法において、前記芯線が並ぶ方向の一方の端に位置する連結部から他方の端に位置する連結部に向かって順に一部を除去することを特徴としている。
【0020】
請求項12に記載の本発明の打ち抜き方法は、請求項11記載の打ち抜き方法において、前記連結部の一部を除去する際に前記フラットケーブルに接離自在に設けられかつ前記フラットケーブルに近づくと前記連結部の一部を除去する打ち抜き刃を用いるとともに、一つの打ち抜き刃で前記連結部の一部を除去する際に、他の打ち抜き刃は、前記芯線が並ぶ方向に沿ってフラットケーブルが移動することを許容することを特徴としている。
【0021】
請求項13に記載の本発明の打ち抜き方法は、請求項12記載の打ち抜き方法において、前記連結部の一部を除去する際に、前記連結部が打ち抜き刃と相対する位置に前記フラットケーブルを位置づけることを特徴としている。
【0022】
前記第2の目的を達成するために、請求項14に記載の本発明のフラットケーブルは、互いに平行な複数の芯線とそれぞれの芯線を被覆する絶縁性の被覆部と互いに隣り合う被覆部を連結する絶縁性の連結部とを備えたフラットケーブルにおいて、前記連結部を貫通しているとともに前記芯線が並ぶ方向に沿って並べられた貫通孔を備え、これらの貫通孔のうち少なくとも一部が前記芯線の長手方向にずれていることを特徴としている。
【0023】
請求項15に記載の本発明のフラットケーブルは、少なくとも一つの連結部には孔が設けられていることを特徴としている。
【0024】
請求項1に記載された本発明によれば、複数の打ち抜き刃の第2の型からの突出量が互いに異なっている。打ち抜き刃の第1の型寄りの端部に、厚みが連結部の略幅と等しい厚部が設けられている。また、厚部の第2の型寄りに薄部が設けられている。さらに、一つの打ち抜き刃の厚部は、芯線が並ぶ方向に沿って他の打ち抜き刃の薄部と並ぶ。
【0025】
このため、第2の型を第1の型に近づけると、一つの打ち抜き刃がフラットケーブルに最初に接触する。このとき、連結部の厚みが被覆部より薄い即ちフラットケーブルの被覆部の外径が連結部の厚みより大きいので、一つの打ち抜き刃がフラットケーブルに接触すると、この打ち抜き刃が連結部に接触するようにフラットケーブルが移動する。
【0026】
そして、一つの打ち抜き刃の厚部が孔内に侵入して、連結部の一部が除去される。次の打ち抜き刃がフラットケーブルに接触すると、厚部同士が芯線が並ぶ方向に沿って並んでいないため、一つの打ち抜き刃の薄部が連結部を貫通した孔内に侵入している。このため、フラットケーブルは、芯線が並ぶ方向に沿って移動自在となる。このため、次の打ち抜き刃が連結部に接触するようにフラットケーブルが移動して、連結部の一部が確実に除去される。
【0027】
このように、連結部の一部が順に除去される。また、連結部を除去した打ち抜き刃の薄部が連結部を貫通した孔に侵入して、連結部を除去した打ち抜き刃は、フラットケーブルが移動することを許容する。
【0028】
請求項2に記載された本発明によれば、複数の打ち抜き刃は、芯線が並ぶ方向の一方の端に位置するものから他方の端に位置するものに向かうにしたがって第2の型からの突出量が徐々に減少している。このため、第2の型を第1の型に近づけると、一方の端に位置する打ち抜き刃がフラットケーブルに最初に接触して、この打ち抜き刃が連結部に接触するようにフラットケーブルが移動する。
【0029】
そして、一方の端に位置する打ち抜き刃の厚部が孔内に侵入して、連結部の一部が除去されて、次の打ち抜き刃がフラットケーブルに接触すると、次の打ち抜き刃が連結部に接触するようにフラットケーブルが移動する。連結部の一部が確実に除去される。
【0030】
このように、芯線が並ぶ方向の一方の端の連結部から他方の端の連結部に向かって、連結部の一部が除去される。また、連結部を除去した打ち抜き刃の薄部が連結部を貫通した孔に侵入して、連結部を除去した打ち抜き刃は、フラットケーブルが移動することを確実に許容する。
【0031】
請求項3に記載された本発明によれば、第1の型の隣り合う孔間に、表面から凹の凹溝が設けられている。このため、第1の型の表面に置かれたフラットケーブルの被覆部が凹溝内に侵入する。このため、連結部が孔に重なる位置にフラットケーブルが位置付けられる。
【0032】
請求項4に記載された本発明によれば、位置決め手段は、連結部が孔に重なる位置にフラットケーブルを位置決めする。
【0033】
請求項5に記載された本発明によれば、位置決め手段は、ガイド手段から凸の凸部である。凸部は、一つの通し孔と芯線の長手方向に沿って並んでいる。このため、位置決め手段は、連結部が孔に重なる位置にフラットケーブルを確実に位置決めできるとともに、連結部と相対する。さらに、凸部が一つの連結部に相対するので、ガイド手段と第1の型との間を通ることのできるフラットケーブルであれば、位置決め手段は、フラットケーブルが芯線が並ぶ方向に沿って移動することが許容されかつ芯線を何本備えたフラットケーブルであっても位置決めできる。
【0034】
請求項6に記載された本発明によれば、パンチがフラットケーブルの連結部に孔をあける。このため、パンチで孔があけられたフラットケーブルを、孔などを用いて、コネクタなどに位置決めできる。
【0035】
請求項7に記載された本発明によれば、パンチの端が最も第2の型から突出した打ち抜き刃の厚部と芯線の長手方向に沿って並んでいる。このため、最も第2の型から突出した打ち抜き刃が連結部の一部を除去した後、パンチが孔をあける。このため、最も第2の型から突出した打ち抜き刃により孔と連結部とが重なる状態に位置付けられたフラットケーブルの連結部に、パンチは、確実に孔をあけることとなる。
【0036】
請求項8に記載された本発明によれば、打ち抜き刃の芯線の長手方向の両端が中央より第2の型から突出している。このため、打ち抜き刃の両端から中央に向かって順に連結部の一部を除去することとなる。
【0037】
請求項9に記載された本発明によれば、打ち抜き刃には厚部の他方の表面から凹の凹みが設けられている。このため、一つの打ち抜き刃が連結部を打ち抜いて次の打ち抜き刃が連結部を打ち抜く際に、一つの打ち抜き刃の凹みがフラットケーブルの打ち抜き箇所内を通る。このため、次の打ち抜き刃が連結部を打ち抜く時には、芯線が並ぶ方向に沿ってフラットケーブルが確実に移動自在となる。
【0038】
請求項10に記載された本発明によれば、打ち抜き刃には厚部の両表面から凹の凹みが設けられている。このため、一つの打ち抜き刃が連結部を打ち抜いて次の打ち抜き刃が連結部を打ち抜く際に、一つの打ち抜き刃の凹みがフラットケーブルの打ち抜き箇所内を通る。このため、次の打ち抜き刃が連結部を打ち抜く時には、芯線が並ぶ方向に沿ってフラットケーブルが確実に移動自在となる。
【0039】
請求項11に記載された本発明によれば、芯線が並ぶ方向の一方の端の連結部から他方の端の連結部に向かって、連結部の一部を除去する。
【0040】
請求項12に記載された本発明によれば、連結部を除去した打ち抜き刃がフラットケーブルが移動することを許容する。
【0041】
請求項13に記載された本発明によれば、連結部が孔に重なる位置にフラットケーブルが位置付けられる。
【0042】
請求項14に記載された本発明によれば、連結部を貫通した貫通孔の少なくとも一部が、芯線の長手方向にずれている。このため、前記貫通孔に合致する突起などを端子装着装置やコネクタハウジングなどに設けておくことにより、端子装着装置やコネクタハウジングに所望の位置に所望の向きで位置決めできる。
【0043】
さらに、貫通孔に合致する突起などを端子装着装置やコネクタハウジングなどに設けておくことにより、表裏を誤ること無く、端子装着装置やコネクタハウジングに確実に位置決めできる。さらに、貫通孔に合致する突起などを端子装着装置やコネクタハウジングなどに設けておくことにより、フラットケーブル同士の間違い則ちフラットケーブルの誤組み付けを防止できる。又、貫通孔が設けられた箇所では、剛性が低下している。このため、自動車など配索される際に、貫通孔が設けられた箇所で確実に屈曲できる。
【0044】
請求項15に記載された本発明によれば、連結部に貫通孔にくわえ孔を設けている。このため、前記貫通孔及び孔に合致する突起などを端子装着装置やコネクタハウジングなどに設けておくことにより、端子装着装置やコネクタハウジングに所望の位置に所望の向きで位置決めでき、表裏を誤ること無く、端子装着装置やコネクタハウジングに確実に位置決めできる。さらに、貫通孔及び孔に合致する突起などを端子装着装置やコネクタハウジングなどに設けておくことにより、フラットケーブル同士の間違い則ちフラットケーブルの誤組み付けを防止できる。
【0045】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態にかかる打ち抜き装置1を図1ないし図28を参照して説明する。打ち抜き装置1は、図25ないし図28に示されたフラットケーブル2を形成する装置である。フラットケーブル2は、図25ないし図28に示すように、扁平な帯状に形成されており、互いに平行な複数の芯線3と、芯線3を被覆する被覆部4と、被覆部4を互いに連結する連結部5とを備えている。
【0046】
芯線3は、導電性の金属からなる素線が複数撚られて形成されている。芯線3は、その長手方向に交差する断面形状が丸形に形成されている。図示例では、芯線3は四本設けられている。被覆部4は、絶縁性の合成樹脂からなる。被覆部4は、芯線3の長手方向に交差する断面形状が円管状に形成されている。連結部5は、互いに隣り合う被覆部4を連結している。連結部5は、平板状に形成されている。被覆部4と連結部5とは一体である。なお、図示例では、連結部5は、三本設けられている。また、被覆部4の外径Rは、連結部5の厚みTより大きい。即ち、連結部5は、被覆部4より薄い。
【0047】
さらに、前述したフラットケーブル2は、複数の貫通孔6と、孔としての一つの丸孔7とを備えている。貫通孔6は、連結部5を貫通している。貫通孔6は、連結部5それぞれに設けられている。貫通孔6は、図26に示すように、平面形状が矩形状に形成されている。貫通孔6の長手方向は、芯線3の長手方向と平行である。また、貫通孔6は、互いに隣り合う二つの被覆部4のうち一方の被覆部4から他方の被覆部4に亘って連結部5を貫通している。図示例では、貫通孔6は、連結部5それぞれに一つ設けられている。
【0048】
図示例では、3つ設けられた貫通孔6のうち図25中最も手前側即ち図26中最も下方に位置する貫通孔6を以下第1の貫通孔と呼び符号6aで示す。また、図25及び図26中の中央に位置する貫通孔6を以下第2の貫通孔と呼び符号6bで示す。さらに、図25中最も奥即ち図26中最も上方に位置する貫通孔6を第3の貫通孔と呼び符号6cで示す。
【0049】
また、第2の貫通孔6b及び第3の貫通孔6cの図25中手前側即ち図26中右に位置する一端9a,10aは、芯線3に直交する方向に沿って並んでいる。第1の貫通孔6a及び第2の貫通孔6bの図25中奥側即ち図26中左に位置する他端8b,9bは、芯線3に直交する方向に沿って並んでいる。さらに、第1の貫通孔6a及び第2の貫通孔6bの図25中手前側即ち図26中右に位置する一端8a,9aは、芯線3の長手方向に互いにずれている。
【0050】
第2の貫通孔6b及び第3の貫通孔6cの図25中奥側即ち図26中左に位置する他端9b,10bは、芯線3の長手方向に互いにずれている。このように、第1の貫通孔6aの一端8aと、第2及び第3の貫通孔6b,6cの一端9a,10aとは、芯線3の長手方向に互いにずれている。第1及び第2の貫通孔6a,6bの他端8b,9bと、第3の貫通孔6cの他端10bとは、芯線3の長手方向に互いにずれている。こうして、貫通孔6a,6b,6cの少なくとも一部は、芯線3の長手方向にずれている。
【0051】
さらに、貫通孔6a,6b,6cの中央部は、図25及び図26中の矢印Pで示す芯線3が並ぶ方向に沿って、並んでいる。こうして、貫通孔6a,6b,6cは、芯線3が並ぶ方向Pに沿って並んでいる。
【0052】
丸孔7は、第1の貫通孔6aが形成された一つの連結部5を貫通している。丸孔7は、平面形状が丸形に形成されている。丸孔7は、第1の貫通孔6aの一端8aの近傍に配されている。
【0053】
又、フラットケーブル2は、貫通孔6a,6b,6cが設けられた箇所2a(図25、図26及び図28に示す)で連結部5が除去されているため、剛性が低下している。このため、フラットケーブル2は、前記箇所2aで屈曲し易くなっている。
【0054】
打ち抜き装置1は、図1に示すように、ベース台11と、昇降台12と、第1の型13と、複数の孔14と、ガイド部材15と、第2の型16と、複数の打ち抜き刃17とを備えている。ベース台11は、図1及び図2に示すように、平板状に形成されている。ベース台11は、平面形状が矩形状に形成されている。ベース台11の四隅には、支柱18が立設している。
【0055】
昇降台12は、平面形状が矩形状に形成されかつ前記支柱18を通す図示しない孔を備えている。昇降台12は、支柱18の長手方向に沿ってスライド自在に支持されている。昇降台12は、支柱18の長手方向に沿ってスライドすることで、昇降する。即ち、昇降台12は、ベース台11に近づいたり、このベース台11から離れる。なお、本明細書では、近づいたり離れたりすることを接離するという。昇降台12は、図示しないエアシリンダまたはレバーなどにより、昇降する即ちベース台11に接離する。
【0056】
第1の型13は、平板状に形成されかつベース台11に固定されている。第1の型13は、その表面13aに前述した貫通孔6a,6b,6c及び丸孔7が形成されていないフラットケーブル2を置く。
【0057】
第1の型13は、図14に示すように、複数の凹溝19を備えている。凹溝19は、図15及び図16に示すように、表面13aから凹に形成されている、凹溝19は、表面13aに置かれるフラットケーブル2の芯線3の長手方向に沿った直線に形成されている。凹溝19の長手方向に交差する断面形状は、円弧状に形成されている。複数の凹溝19は、表面13aに置かれるフラットケーブル2の芯線3が並ぶ方向Pに沿って互いに間隔をあけて配されている。複数の凹溝19は、互いに平行でかつ等間隔に配されている。このため、凹溝19は、後述の複数の孔14間と、芯線3が並ぶ方向Pの両端に位置する孔14の外側に、設けられている。
【0058】
また、第1の型13には、図14及び図15に示すように、丸孔20が貫通している。この丸孔20は、平面形状が丸形に形成されている。丸孔20の形状は、フラットケーブル2の丸孔7の形状に沿っている。丸孔20は、後述の第1の孔14aの一端21aの近傍に配されている。また、丸孔20は、第1の孔14aと、表面13aに置かれるフラットケーブル2の芯線3の長手方向即ち、凹溝19の長手方向に沿って並んでいる。
【0059】
孔14は、図16に示すように、第1の型13を貫通している。孔14は、打ち抜き刃17と相対している。孔14は、平面形状が矩形状に形成されている。孔14は、互いに隣り合う凹溝19間に設けられている。孔14の長手方向は、凹溝19の長手方向と平行である。図示例では、孔14は、3つ設けられている。3つの孔14のうち図14中下方の孔14を以下第1の孔と呼び符号14aで示す。中央の孔14を以下第2の孔と呼び符号14bで示す。上方の孔14を以下第3の孔と呼び符号14cで示す。
【0060】
また、第1の孔14aの図14中右側の一端21aと、第2及び第3の孔14b,14cの図14中右側の一端22a,23aとは、凹溝19即ちフラットケーブル2の芯線3の長手方向にずれている。第1及び第2の孔14a,14bの図14中左側の他端21b,22bと、第3の孔14cの図14中左側の他端23bとは、凹溝19即ちフラットケーブル2の芯線3の長手方向にずれている。
【0061】
また、第2の孔14bの一端22aと、第3の孔14cの一端23aとは、凹溝19即ちフラットケーブル2の芯線3に直交する方向(芯線3が並ぶ方向P)に沿って並んでいる。さらに、第1の孔14aの他端21bと、第2の孔14bの他端22bとは、凹溝19即ちフラットケーブル2の芯線3に直交する方向に沿って並んでいる。なお、これらの孔14a,14b,14cの形状は、フラットケーブル2の貫通孔6a,6b,6cの形状に沿っている。
【0062】
ガイド部材15は、図7などに示すように、平板状に形成されている。ガイド部材15は、第1の型13に重ねられて、ベース台11に固定される。ガイド部材15は、図7及び図10に示すように、ガイド手段としてのガイド溝24と、複数の通し孔としての打ち抜き刃通し孔25と、位置決め手段としての凸部26と、パンチ通し孔27とを備えている。ガイド溝24は、図11ないし図13に示すように、ガイド部材15の第1の型13に重なる一方の表面15aから凹に形成されている。ガイド溝24は、第1の型13の表面13aの置かれるフラットケーブル2の芯線3の長手方向に沿った直線に形成されている。ガイド溝24の深さD即ち前記表面15aとガイド溝24の底面24aとの間隔は、フラットケーブル2の被覆部4の外径Rより深い(大きい)。
【0063】
打ち抜き刃通し孔25は、図8、図9及び図13に示すように、ガイド部材15を貫通している。打ち抜き刃通し孔25は、平面形状が矩形状に形成されている。打ち抜き刃通し孔25は、図示例では、3つ設けられている。打ち抜き刃通し孔25は、ガイド部材15が第1の型13に重ねられると、それぞれ、前記孔14a,14b,14cと重なる。打ち抜き刃通し孔25は、孔14a,14b,14cと合致する(ぴったりと合う)。打ち抜き刃通し孔25は、内側に打ち抜き刃17が通ることを許容する。
【0064】
凸部26は、ガイド溝24の底面24aから第1の型13に向かって突出している。凸部26は、第1の孔14aと重なる一つの打ち抜き刃通し孔25と、第1の型13の表面13aに置かれるフラットケーブル2の芯線3の長手方向に沿って並んでいる。また、凸部26は、第1の型13の表面13aに置かれるフラットケーブル2の芯線3の長手方向に沿って直線状に延びている。凸部26と、ガイド部材15の前述した表面15aとの間隔W1(図11ないし図13に示す)は、前述した被覆部4の外径Rより小さい。
【0065】
パンチ通し孔27は、図8及び図12に示すように、ガイド部材15と凸部26を貫通している。パンチ通し孔27は、平面形状が丸形に形成されている。パンチ通し孔27は、ガイド部材15が第1の型13に重ねられると、前記丸孔20と重なる。パンチ通し孔27は、丸孔20と合致する(ぴったりと合う)。パンチ通し孔27は、内側にパンチ28が通ることを許容する。
【0066】
第2の型16は、昇降台12に取り付けられる。第2の型16は、第1の型13及びガイド部材15と間隔をあけて相対する。第2の型16は、昇降台12が昇降すると、第1の型13及びガイド部材15に接離する。第2の型16は、図3、図4及び図6に示すように、パンチ28を備えている。
【0067】
パンチ28は、第2の型16から第1の型13に向かって延びた丸棒状に形成されている。パンチ28は、後述の第1の打ち抜き刃17aの一端29aの近傍に配されている。パンチ28は、第1の型13の表面13aに置かれるフラットケーブル2の芯線3の長手方向に沿って、第1の打ち抜き刃17aと並んでいる。パンチ28の第2の型16から離れた側の端即ち第1の型13寄りの端は、第1の打ち抜き刃17aの後述の厚部32の中央部と、水平方向に沿って並んでいる。このため、パンチ28は、第1の打ち抜き刃17aより第1の型13から離れている。
【0068】
パンチ28は、第2の型16が第1の型13に近づくと、パンチ通し孔27を通って丸孔20内に侵入する。このとき、ガイド溝24内のフラットケーブル2に丸孔7をあける。
【0069】
複数の打ち抜き刃17は、第2の型16に一体に形成されている。打ち抜き刃17は、それぞれ、ブレード状に形成されており、第2の型16から第1の型13及びガイド部材15に向かって突出している。打ち抜き刃17は、第1の型13の表面13aに置かれるフラットケーブル2の芯線3が並ぶ方向Pに沿って、互いに並べられている。打ち抜き刃17は、それぞれ、前記孔14a,14b,14c及び打ち抜き刃通し孔25と相対する。打ち抜き刃17は、第1の型13の表面13aに置かれるフラットケーブル2の芯線3の長手方向に沿って直線状に形成されている。打ち抜き刃17は、図示例では、3つ設けられている。
【0070】
これら3つの打ち抜き刃17のうち図4及び図5中最も左側の打ち抜き刃17を以下第1の打ち抜き刃と呼び符号17aで示す。中央の打ち抜き刃17を以下第2の打ち抜き刃と呼び符号17bで示す。最も右側の打ち抜き刃17を以下第3の打ち抜き刃と呼び符号17cで示す。第1の打ち抜き刃17aは、第1の型13の表面13aに置かれるフラットケーブル2の芯線3が並ぶ方向Pの一方の端に位置する打ち抜き刃をなしている。第3の打ち抜き刃17cは、第1の型13の表面13aに置かれるフラットケーブル2の芯線3が並ぶ方向Pの他方の端に位置する打ち抜き刃をなしている。
【0071】
第1の打ち抜き刃17aの図6中右に位置する一端29aは、第2及び第3の打ち抜き刃17b,17cの図6中右に位置する一端30a,31aと、第1の型13の表面13aに置かれるフラットケーブル2の芯線3の長手方向にずれている。第3の打ち抜き刃17cの図6中左に位置する他端31bは、第1及び第2の打ち抜き刃17a,17bの図6中左に位置する他端29b,30bと、第1の型13の表面13aに置かれるフラットケーブル2の芯線3の長手方向にずれている。
【0072】
また、第2の打ち抜き刃17bの一端30aと、第3の打ち抜き刃17cの一端31aとは、第1の型13の表面13aに置かれるフラットケーブル2の芯線3が並ぶ方向P(芯線3に直交する方向)に沿って並んでいる。第1の打ち抜き刃17aの他端29bと、第2の打ち抜き刃17bの他端30bとは、第1の型13の表面13aに置かれるフラットケーブル2の芯線3が並ぶ方向P(芯線3に直交する方向)に沿って並んでいる。
【0073】
第1の打ち抜き刃17aの第2の型16から離れた側の縁29cと第2の型16との間隔D1は、第2の打ち抜き刃17bの第2の型16から離れた側の縁30cと第2の型16との間隔D2より大きい。第2の打ち抜き刃17bの第2の型16から離れた側の縁30cと第2の型16との間隔D2は、第3の打ち抜き刃17cの第2の型16から離れた側の縁31cと第2の型16との間隔D3より大きい。なお、前述した間隔D1,D2,D3は、打ち抜き刃17a,17b,17cの第2の型16からの突出量をなしている。このように、打ち抜き刃17a,17b,17cは、第1の打ち抜き刃17aから第3の打ち抜き刃17cに向かうにしたがって前記第2の型16からの突出量が徐々に減少している。このように、打ち抜き刃17a,17b,17cは、第2の型16からの突出量としての間隔D1,D2,D3が互いに異なっている。
【0074】
また、第1の打ち抜き刃17aと、第2の打ち抜き刃17bは、厚部32と薄部33とを一体に備えている。厚部32は、前述した打ち抜き刃17a,17bの第2の型16から離れた側の縁29c,30c即ち第1の型13寄りの端部に設けられている。厚部32の厚みW(図17に示す)は、フラットケーブル2の互いに隣り合う被覆部4間の間隔H(図25に示す)と略等しい。即ち、厚部32の厚みW(図17に示す)は、フラットケーブル2の連結部5の幅H(図25に示す)と略等しい。薄部33は、厚部32の第2の型16寄りに配されている。薄部33は、厚部32より薄い。本明細書でいう略等しいとは、厚部32の厚みWと連結部5の幅Hとが等しいことと、厚部32の厚みWが連結部5の幅Hより若干狭いことを示している。
【0075】
また、図示例では、薄部33は、第1及び第2の打ち抜き刃17a,17bの一方の側面29d,30d(図5に示す)から凹の凹み40により形成されている。さらに、第1及び第2の打ち抜き刃17a,17bでは、図5、図17ないし図24に示すように、厚部32の一方の表面32aと薄部33の一方の表面33aとが同一平面上に位置し、厚部32の他方の表面32bと薄部33の他方の表面33bとの間に段差41が形成されている。第1及び第2の打ち抜き刃17a,17bでは、凹み40は、厚部32の他方の表面32bから凹になっている。このため、第1及び第2の打ち抜き刃17a,17bには、厚部32の他方の表面32bから凹の凹み40が形成されている。
【0076】
第3の打ち抜き刃17cは、第2の型16寄りの縁から第1の型13寄りの縁に亘って前述した厚部32が形成されている。この厚部32の厚みWも、フラットケーブル2の互いに隣り合う被覆部4間の間隔即ち連結部5の幅Hと略等しい。
【0077】
さらに、第3の打ち抜き刃17cの厚部32は、第2の打ち抜き刃17bの薄部33と、第1の型13の表面13aに置かれるフラットケーブル2の芯線3が並ぶ方向Pに沿って並んでいる。第2の打ち抜き刃17bの厚部32は、第1の打ち抜き刃17aの薄部33と、第1の型13の表面13aに置かれるフラットケーブル2の芯線3が並ぶ方向Pに沿って並んでいる。このように、打ち抜き刃17a,17b,17cの厚部32は、第1の型13の表面13aに置かれるフラットケーブル2の芯線3が並ぶ方向Pに沿って並んでいない。こうして、複数の打ち抜き刃17a,17b,17cのうち一つの打ち抜き刃17の厚部32は、他の打ち抜き刃17の薄部33と、第1の型13の表面13aに置かれるフラットケーブル2の芯線3が並ぶ方向Pに沿って並んでいる。
【0078】
また、前述した打ち抜き刃17a,17b,17cの第2の型16から離れた側即ち第1の型13寄りの縁29c,30c,31cは、図3に示すように、側方からみて逆V字状に形成されている。
【0079】
前記打ち抜き刃17a,17b,17cの第2の型16から離れた側即ち第1の型13寄りの縁29c,30c,31cでは、フラットケーブル2の芯線3の長手方向の両端29a,30a,31a,29b,30b,31bが、第2の型16から第1の型13に向かって最も突出している。打ち抜き刃17a,17b,17cの第2の型16から離れた側即ち第1の型13寄りの縁29c,30c,31cでは、フラットケーブル2の芯線3の長手方向の中央に向かうにしたがって、前記第2の型16からの突出量が徐々に減少している。
【0080】
さらに、これらの打ち抜き刃17a,17b,17cは、第2の型16が第1の型13に近づくと、打ち抜き刃通し孔25を通って孔14a,14b,14c内に侵入する。そして、ガイド溝24内を通されたフラットケーブル2に第1ないし第3の貫通孔6a,6b,6cをあける。
【0081】
前述した構成の打ち抜き装置1を用いて、貫通孔6a,6b,6c及び丸孔7が形成されていないフラットケーブル2に打ち抜き加工を施す際には、まず、昇降台12を上昇させて、第1の型13から第2の型16を離しておく。そして、ガイド溝24内に前述した貫通孔6a,6b,6c及び丸孔7が形成されていないフラットケーブル2を挿入する。このとき、凸部26と表面15aとの間隔W1が被覆部4の外径Rより小さいので、凸部26が、一つの連結部5と相対する。こうして、凸部26は、連結部5が前記孔14a,14b,14cに重なる位置に、フラットケーブル2を位置決めする。さらに、前述したガイド溝24の深さDが被覆部4の外径Rより深いので、ガイド溝24へのフラットケーブル2の挿入のしかたによれば、図17に示すように、前記凹溝19に被覆部4が合致しない場合もある。
【0082】
そして、前記第2の型16を第1の型13に近づける。すると、図18に示すように、第1の打ち抜き刃17aの厚部32が、打ち抜き刃通し孔25に侵入して、フラットケーブル2の被覆部4などに接触する。そして、さらに、第2の型16が第1の型13に近づくと、第1の打ち抜き刃17aがフラットケーブル2を第1の型13に向かって押す。すると、被覆部4が凹溝19内に侵入して、図19に示すように、第1の打ち抜き刃17aが連結部5の一部に接触する(重なる)。第2の型16を第1の型13に近づけると、図20に示すように、第1の打ち抜き刃17aの厚部32が連結部5の一部をフラットケーブル2から除去して、第1の型13の第1の孔14aに侵入する。こうして、まず、第1の貫通孔6aが形成される。
【0083】
その後、パンチ28が、連結部5の一部に接触して(重なって)、前記連結部5の一部をフラットケーブル2から除去して、第1の型13の丸孔20内に侵入する。すると、図21に示すように、フラットケーブル2の打ち抜き箇所としての第1の貫通孔6a内に第1の打ち抜き刃17aの凹み40が通る。このため、芯線3が並ぶ方向Pに沿って、フラットケーブル2が段差41分移動自在となる。
【0084】
そして、第2の打ち抜き刃17bの厚部32は、打ち抜き刃通し孔25内に侵入した後、図21に示すように、連結部5の一部に接触する。このとき、第1の打ち抜き刃17aの薄部33が第1の貫通孔6a内に位置している。薄部33の厚みは、厚部32の厚みWより薄いため、勿論第1の貫通孔6aの幅より小さい。
【0085】
このため、フラットケーブル2は、芯線3が並ぶ方向Pに沿って移動自在となっている。このため、芯線3間の間隔の公差などにより、第2の打ち抜き刃17bが、被覆部4と接触しても、第2の型16を第1の型13に近づけると、この第2の打ち抜き刃17bが連結部5と重なる位置に、フラットケーブル2が移動する。
【0086】
そして、第2の型16を第1の型13に向かって更に移動させると、図22に示すように、第2の打ち抜き刃17bの厚部32が連結部5の一部をフラットケーブル2から除去して、第1の型13の第2の孔14bに侵入する。こうして、第2の貫通孔6bが形成される。
【0087】
すると、図23に示すように、第2の打ち抜き刃17bの凹み40がフラットケーブル2の打ち抜き箇所としての第2の貫通孔6b内を通るとともに、第1の打ち抜き刃17aの凹み40が第1の貫通孔6a内を通る。このため、芯線3が並ぶ方向Pに沿って、フラットケーブル2が段差41分移動自在となる。
【0088】
第3の打ち抜き刃17cの厚部32は、打ち抜き刃通し孔25内に侵入した後、図23に示すように、連結部5に接触する。このとき、第1の打ち抜き刃17aの薄部33が第1の貫通孔6a内に位置し、第2の打ち抜き刃17bの薄部33が第2の貫通孔6b内に位置している。薄部33の厚みは、厚部32の厚みWより薄いため、勿論第1及び第2の貫通孔6a,6bの幅より小さい。
【0089】
このため、フラットケーブル2は、芯線3が並ぶ方向Pに沿って移動自在となっている。このため、芯線3間の間隔の公差などにより、第3の打ち抜き刃17cが、被覆部4と接触しても、第2の型16を第1の型13に近づけると、この第3の打ち抜き刃17cが連結部5と重なる位置に、フラットケーブル2が移動する。
【0090】
そして、第2の型16を第1の型13に向かって更に移動させると、図24に示すように、第3の打ち抜き刃17cの厚部32が連結部5の一部をフラットケーブル2から除去して、第1の型13の第3の孔14cに侵入する。こうして、第3の貫通孔6cが形成される。このように、前述した第1ないし第3の貫通孔6a,6b,6c及び丸孔7を備えたフラットケーブル2を得る。
【0091】
本実施形態によれば、複数の打ち抜き刃17a,17b,17cは、第1の打ち抜き刃17aから第3の打ち抜き刃17cに向かうにしたがって第2の型16からの突出量D1,D2,D3が徐々に減少している。打ち抜き刃17a,17b,17cの第2の型16からの突出量としての間隔D1,D2,D3が互いに異なっている。各打ち抜き刃17a,17b,17cの第1の型13寄りの端部に、厚みWが連結部5の幅Hと略等しい厚部32が設けられている。また、厚部32より厚みWより薄い薄部33が、厚部32の第2の型16寄りに配されている。さらに、一つの打ち抜き刃17の厚部32は、第1の型13の表面13aに置かれるフラットケーブル2の芯線3が並ぶ方向Pに沿って他の打ち抜き刃17の薄部33と並ぶ。さらに、一方の表面32a,33aが同一平面上に位置し、他方の表面32b,33b間に段差41が形成されて、第1及び第2の打ち抜き刃17a,17bには凹み40が形成されている。
【0092】
このため、第2の型16を第1の型13に近づけると、第1の打ち抜き刃17aがフラットケーブル2に最初に接触する。このとき、フラットケーブル2は、芯線3が並ぶ方向Pに沿って移動することが許容されている。また、被覆部4の外径Rが連結部5の厚みTより大きいので、第1の打ち抜き刃17aが例えば被覆部4に接触しても、この打ち抜き刃17aが連結部5に接触するようにフラットケーブル2が移動する。
【0093】
そして、第1の打ち抜き刃17aの厚部32が第1の孔14a内に侵入して、連結部5の一部が除去される。第2の打ち抜き刃17bがフラットケーブル2に接触すると、厚部32同士が芯線3が並ぶ方向Pに沿って並んでいないため、第1の打ち抜き刃17aの薄部33が第1の貫通孔6a内に侵入するとともに、第1の打ち抜き刃17aの凹み40が第1の貫通孔6a内を通る。
【0094】
このため、フラットケーブル2は、芯線3が並ぶ方向Pに沿って移動自在となる。このため、第2の打ち抜き刃17bが連結部5に接触するようにフラットケーブル2が移動して、連結部5の一部が確実に除去される。さらに、第3の打ち抜き刃17cで連結部5を除去する際には、第1及び第2の打ち抜き刃17a,17bの凹み40が貫通孔6a,6b内を通って、芯線3が並ぶ方向Pに沿ってフラットケーブル2が移動自在となる。
【0095】
このように、芯線3が並ぶ方向Pの一方の端の連結部5から他方の端の連結部5に向かって、順に一部を除去する。また、薄部33が貫通孔6に侵入して、連結部5を除去した打ち抜き刃17は、フラットケーブル2が移動することを許容する。このため、打ち抜き刃17は、確実に除去する連結部5の一部と重なる。
【0096】
第1の型13の隣り合う孔14a,14b,14c間に、表面13aから凹の凹溝19が設けられている。このため、第1の型13の表面13aに置かれたフラットケーブル2の被覆部4が凹溝19内に侵入する。このため、連結部5が孔14a,14b,14cに重なる位置にフラットケーブル2が位置付けられる。凸部26は、互いに隣り合う一組の被覆部4間に侵入して、連結部5が孔14a,14b,14cに重なる位置にフラットケーブル2を位置決めする。
【0097】
したがって、芯線3間の間隔の公差が大きくなっても、打ち抜き刃17a,17b,17cが被覆部4を除去したり、芯線3を構成する素線を切断することを防止できる。また、打ち抜き刃17a,17b,17cの厚部32の厚みWが連結部5の幅Hと略等しいので、除去すべき連結部5を確実に除去できる。したがって、フラットケーブル2の芯線3が破損することを防止できるとともに、フラットケーブル2と端子金具と確実に接続することを可能とする。
【0098】
さらに、凸部26が一つの連結部5と相対するので、ガイド溝24と第1の型13との間を通ることのできるフラットケーブル2であれば、芯線3を何本備えたフラットケーブル2であっても、凸部26で連結部5が孔14a,14b,14cに重なる状態に位置決めできる。
【0099】
パンチ28がフラットケーブル2の連結部5に丸孔7をあける。このため、フラットケーブル2を、前記丸孔7などを用いて、コネクタなどに位置決めできる。パンチ28の端が最も第2の型16から突出した第1の打ち抜き刃17aの厚部32と芯線3の長手方向に沿って並んでいる。このため、第1の打ち抜き刃17aが連結部5の一部を除去した後に、パンチ28が孔をあける。このため、第1の打ち抜き刃17aにより第1の孔14aと連結部5が重なる状態に位置付けられたフラットケーブル2の連結部5に丸孔7をあけることとなる。このため、パンチ28が被覆部4を除去したり芯線3を構成する素線を切断することを確実に防止できる。したがって、フラットケーブル2の芯線3が破損することを防止できる。
【0100】
打ち抜き刃17a,17b,17cの芯線3の長手方向の両端29a,30a,31a,29b,30b,31bが中央より第2の型16から突出している。このため、打ち抜き刃17a,17b,17cの両端29a,30a,31a,29b,30b,31bから中央に向かって順に連結部5の一部を除去することとなる。このため、打ち抜き刃17a,17b,17cは、フラットケーブル2が蛇行している場合でも、被覆部4を除去したり芯線3を構成する素線を切断することを確実に防止できる。したがって、フラットケーブル2の芯線3が破損することを防止できるとともに、フラットケーブル2と端子金具と確実に接続することを可能とする。
【0101】
また、前述した実施形態のフラットケーブル2によれば、連結部5を貫通した貫通孔6a,6b,6cの少なくとも一部が、芯線3の長手方向にずれている。さらに、丸孔7が設けられている。このため、前記貫通孔6a,6b,6c及び丸孔7に合致する突起などを端子装着装置やコネクタハウジングなどに設けておくことにより、フラットケーブル2を端子装着装置やコネクタハウジングに所望の位置に所望の向きで、位置決めできる。このため、所望の芯線3と、所望の端子金具や他の芯線とを確実に接続できる。したがって、ワイヤハーネスに組み立てる際に、誤配線が生じることを確実に防止できる。
【0102】
さらに、前記貫通孔6a,6b,6c及び丸孔7に合致する突起などを端子装着装置やコネクタハウジングなどに設けておくことにより、表裏を誤ること無く、フラットケーブル2を端子装着装置やコネクタハウジングに確実に位置決めできる。さらに、貫通孔6a,6b,6c及び丸孔7に合致する突起などを端子装着装置やコネクタハウジングなどに設けておくことにより、フラットケーブル2同士の間違い則ちフラットケーブルの誤組み付けを防止できる。したがって、ワイヤハーネスに組み立てる際に、誤配線が生じることを確実に防止できる。又、貫通孔6a,6b,6cが形成された箇所2aでは、フラットケーブル2の剛性が低下している。このため、自動車などに配索される際に、前記箇所2aで容易に屈曲できる。
【0103】
前述した実施形態では、薄部33を、打ち抜き刃17a,17bの一方の側面29d,30dから凹の凹み40によって形成している。しかしながら、本発明では、図29に示すように、薄部33を、打ち抜き刃17a,17bの両方の側面29d,30d,29e,30eから凹の凹み40で形成しても良い。
【0104】
図29に示す場合は、第1及び第2の打ち抜き刃17a,17bの厚部32の一方の表面32aと薄部33の一方の表面33aとの間と、厚部32の他方の表面32bと薄部33の他方の表面33bとの間との双方に段差41を形成している。第1及び第2の打ち抜き刃17a,17bでは、厚部32の表面32a,32bから凹の凹み40が形成されている。
【0105】
この場合も、第2の打ち抜き刃17bで連結部5を除去する際には、第1の貫通孔6a内を第1の打ち抜き刃17aの凹み40が通って、フラットケーブル2は芯線3が並ぶ方向Pに沿って移動自在となる。第3の打ち抜き刃17cで連結部5を除去する際には、貫通孔6a,6b内を打ち抜き刃17a,17bの凹み40が通って、フラットケーブル2は芯線3が並ぶ方向Pに沿って移動自在となる。したがって、芯線3を構成する素線を切断することなく除去すべき連結部5を確実に除去できる。
【0106】
また、前述した実施形態では、位置決め手段として凸部26を用いている。しかしながら本発明では、図30に示すように、凹溝19の底とガイド溝24の底面24aとの間隔DAを被覆部4の外径Rと等しくして、ガイド溝24内にフラットケーブル2を位置決めしても良い。この場合、前記凹溝19とガイド溝24は、本明細書に記した位置決め手段に相当する。
【0107】
さらに、前述した実施形態では、フラットケーブル2は、四本の芯線3と、三本の連結部5を備えている。しかしながら、本発明では、連結部5を1本以上備えていれば、芯線3を2本以上備えていれば良い。また、前述した実施形態では、間隔D1を間隔D2より大きくし、間隔D2を間隔D3より大きくしている。しかしながら、本発明では、図31に示すように、間隔D2を間隔D1と間隔D3との双方より大きくしても良い。この場合、昇降台12即ち第2の型16の移動量(ストローク)を小さくでき、打ち抜き装置1の小型化を図ることができる。図31に示す場合でも、間隔D1,D2,D3が互いに異なっている。
【0108】
すべての打ち抜き刃17a,17b,17cが、厚部32と薄部33とを備えていても良い。要するに、本発明では、少なくとも二つの打ち抜き刃17a,17bが厚部32と薄部33とを備えていれば良い。
【0109】
【発明の効果】
以上説明したように請求項1に記載の本発明によれば、複数の打ち抜き刃の第2の型の突出量が互いに異なっている。打ち抜き刃の第1の型寄りの端部に、厚みが連結部の幅と略等しい厚部が設けられている。また、厚部の第2の型寄りに薄部が設けられている。さらに、一つの打ち抜き刃の厚部は、芯線が並ぶ方向に沿って他の打ち抜き刃の薄部と並ぶ。
【0110】
このため、第2の型を第1の型に近づけると、一つの打ち抜き刃がフラットケーブルに最初に接触する。このとき、連結部が被覆より薄いので、一つの打ち抜き刃がフラットケーブルに接触すると、この打ち抜き刃が連結部に接触するようにフラットケーブルが移動する。
【0111】
そして、一つの打ち抜き刃の厚部が孔内に侵入して、連結部の一部が除去される。次の打ち抜き刃がフラットケーブルに接触すると、厚部同士が芯線が並ぶ方向に沿って並んでいないため、一つの打ち抜き刃の薄部が連結部に貫通した孔内に侵入している。このため、フラットケーブルは、芯線が並ぶ方向に沿って移動自在となる。このため、次の打ち抜き刃が連結部に接触するようにフラットケーブルが移動して、連結部の一部が確実に除去される。
【0112】
このように、連結部の一部が順に除去される。また、連結部を除去した打ち抜き刃の薄部が連結部に貫通した孔に侵入して、連結部を除去した打ち抜き刃は、フラットケーブルが移動することを許容する。このため、打ち抜き刃は、確実に除去する連結部の一部と重なる。したがって、芯線間の間隔の公差が大きくなっても、打ち抜き刃が被覆部を除去したり、芯線を構成する素線を切断することを防止できる。また、打ち抜き刃の厚部の厚みが連結部の幅と略等しいので、除去すべき連結部を確実に除去できる。したがって、フラットケーブルの芯線が破損することを防止できるとともに、フラットケーブルと端子金具と確実に接続することを可能とする。
【0113】
請求項2に記載の本発明によれば、複数の打ち抜き刃は、芯線が並ぶ方向の一方の端に位置するものから他方の端に位置するものに向かうにしたがって第2の型の突出量が徐々に減少している。このため、第2の型を第1の型に近づけると、一方の端に位置する打ち抜き刃がフラットケーブルに最初に接触する。すると、この打ち抜き刃が連結部に接触するようにフラットケーブルが移動する。
【0114】
そして、一方の端に位置する打ち抜き刃の厚部が孔内に侵入して、連結部の一部が除去されると、フラットケーブルは、芯線が並ぶ方向に沿って移動自在となる。このため、次の打ち抜き刃が連結部に接触するようにフラットケーブルが移動して、連結部の一部が確実に除去される。
【0115】
このように、芯線が並ぶ方向の一方の端の連結部から他方の端の連結部に向かって、連結部の一部を除去する。また、連結部を除去した打ち抜き刃の薄部が連結部に貫通した孔に侵入して、連結部を除去した打ち抜き刃は、フラットケーブルが移動することを許容する。このため、打ち抜き刃は、確実に除去する連結部の一部と重なる。したがって、芯線間の間隔の公差が大きくなっても、打ち抜き刃が被覆部を除去したり、芯線を構成する素線を切断することを防止できる。また、打ち抜き刃の厚部の厚みが連結部の幅と等しいので、除去すべき連結部を確実に除去できる。したがって、フラットケーブルの芯線が破損することを防止できるとともに、フラットケーブルと端子金具と確実に接続することを可能とする。
【0116】
請求項3に記載の本発明によれば、第1の型の隣り合う孔間に、表面から凹の凹溝が設けられている。このため、第1の型の表面に置かれたフラットケーブルの被覆部が凹溝内に侵入する。このため、連結部が孔に重なる位置にフラットケーブルが位置付けられる。したがって、打ち抜き刃は、連結部の一部を確実に除去でき、被覆部を除去したり芯線を構成する素線を切断することを確実に防止できる。したがって、フラットケーブルの芯線が破損することを防止できるとともに、フラットケーブルと端子金具と確実に接続することを可能とする。
【0117】
請求項4に記載の本発明によれば、位置決め手段は、連結部が孔に重なる位置にフラットケーブルを位置決めする。このため、打ち抜き刃は、連結部の一部を確実に除去でき、被覆部を除去したり芯線を構成する素線を切断することを確実に防止できる。したがって、フラットケーブルの芯線が破損することを防止できるとともに、フラットケーブルと端子金具と確実に接続することを可能とする。
【0118】
請求項5に記載の本発明によれば、位置決め手段は、ガイド手段から凸の凸部である。位置決め手段は、連結部が孔に重なる位置にフラットケーブルを確実に位置決めできるとともに連結部に相対する。このため、打ち抜き刃は、連結部の一部を確実に除去でき、被覆部を除去したり芯線を構成する素線を切断することを確実に防止できる。したがって、フラットケーブルの芯線が破損することを防止できるとともに、フラットケーブルと端子金具と確実に接続することを可能とする。
【0119】
さらに、凸部が連結部に相対するので、ガイド手段と第1の型との間を通ることのできるフラットケーブルであれば、位置決め手段は、芯線を何本備えたフラットケーブルであっても、連結部が孔に重なる状態に位置決めできる。
【0120】
請求項6に記載の本発明によれば、パンチがフラットケーブルの連結部に孔をあける。このため、パンチで孔があけられたフラットケーブルを、孔などを用いて、コネクタなどに位置決めできる。
【0121】
請求項7に記載の本発明によれば、パンチの端が最も第2の型から突出した打ち抜き刃の厚部と芯線の長手方向に沿って並んでいる。このため、最も第2の型から突出した打ち抜き刃が連結部の一部を除去した後に、パンチが孔をあける。このため、最も第2の型から突出した打ち抜き刃により孔と連結部とが重なる状態に位置付けられたフラットケーブルの連結部に孔をあけることとなる。このため、パンチが被覆部を除去したり芯線を構成する素線を切断することを確実に防止できる。したがって、フラットケーブルの芯線を破損することを防止できる。
【0122】
請求項8に記載の本発明によれば、打ち抜き刃の芯線の長手方向の両端が中央より第2の型から突出している。このため、打ち抜き刃の両端から中央部に向かって順に連結部の一部を除去することとなる。このため、打ち抜き刃は、フラットケーブルが蛇行している場合でも、被覆部を除去したり芯線を構成する素線を切断することを確実に防止できる。したがって、フラットケーブルの芯線を破損することを防止できるとともに、フラットケーブルと端子金具と確実に接続することを可能とする。
【0123】
請求項9に記載の本発明によれば、打ち抜き刃には厚部の他方の表面から凹の凹みが設けられている。このため、一つの打ち抜き刃が連結部を打ち抜いて次の打ち抜き刃が連結部を打ち抜く際に、一つの打ち抜き刃の凹みがフラットケーブルの打ち抜き箇所内を通る。このため、次の打ち抜き刃が連結部を打ち抜く時には、芯線が並ぶ方向に沿ってフラットケーブルが確実に移動自在となる。したがって、芯線間の間隔の公差が大きくなっても、打ち抜き刃が被覆部を除去したり、芯線を構成する素線が切断することなく、除去すべき連結部を確実に除去できる。
【0124】
請求項10に記載された本発明によれば、打ち抜き刃には厚部の両表面から凹の凹みが設けられている。このため、一つの打ち抜き刃が連結部を打ち抜いて次の打ち抜き刃が連結部を打ち抜く際に、一つの打ち抜き刃の凹みがフラットケーブルの打ち抜き箇所内を通る。このため、次の打ち抜き刃が連結部を打ち抜く時には、芯線が並ぶ方向に沿ってフラットケーブルが確実に移動自在となる。したがって、芯線間の間隔の公差が大きくなっても、打ち抜き刃が被覆部を除去したり、芯線を構成する素線が切断することなく、除去すべき連結部を確実に除去できる。
【0125】
請求項11に記載の本発明によれば、芯線が並ぶ方向の一方の端の連結部から他方の端の連結部に向かって、連結部の一部を除去する。したがって、芯線間の間隔の公差が大きくなっても、被覆部を除去したり芯線を構成する素線を切断することを防止できる。したがって、フラットケーブルの芯線を破損することを防止できるとともに、フラットケーブルと端子金具と確実に接続することを可能とする。
【0126】
請求項12に記載の本発明によれば、連結部を除去した打ち抜き刃がフラットケーブルが移動することを許容する。このため、芯線間の間隔の公差が大きくなっても、打ち抜き刃が被覆部を除去したり、芯線を構成する素線を切断することを防止できる。また、打ち抜き刃の厚部の厚みが連結部の幅と等しいので、除去すべき連結部を確実に除去できる。したがって、フラットケーブルの芯線を破損することを防止できるとともに、フラットケーブルと端子金具と確実に接続することを可能とする。
【0127】
請求項13に記載の本発明によれば、連結部が孔に重なる位置にフラットケーブルが位置付けられる。このため、打ち抜き刃は、連結部の一部を確実に除去でき、被覆部を除去したり芯線を構成する素線を切断することを確実に防止できる。したがって、フラットケーブルの芯線を破損することを防止できるとともに、フラットケーブルと端子金具と確実に接続することを可能とする。
【0128】
請求項14に記載の本発明によれば、連結部を貫通した貫通孔の一部が、芯線の長手方向にずれている。このため、前記貫通孔に合致する突起などを端子装着装置やコネクタハウジングなどに設けておくことにより、端子装着装置やコネクタハウジングに所望の位置に所望の向きで位置決めできる。このため、所望の芯線と、所望の端子金具や他の芯線とを確実に接続できる。したがって、ワイヤハーネスに組み立てる際に、誤配線が生じることを確実に防止できる。
【0129】
さらに、貫通孔に合致する突起などを端子装着装置やコネクタハウジングなどに設けておくことにより、表裏を誤ること無く、端子装着装置やコネクタハウジングに確実に位置決めできるとともに、フラットケーブル同士の間違い則ちフラットケーブルの誤組み付けを防止できる。したがって、ワイヤハーネスに組み立てる際に、誤配線が生じることをより確実に防止できる。又、貫通孔が設けられた箇所では、剛性が低下している。このため、自動車など配索される際に、貫通孔が設けられた箇所で確実に屈曲できる。
【0130】
請求項15に記載された本発明によれば、連結部に貫通孔にくわえ孔を設けている。このため、前記貫通孔及び孔に合致する突起などを端子装着装置やコネクタハウジングなどに設けておくことにより、端子装着装置やコネクタハウジングに所望の位置に所望の向きで位置決めでき、表裏を誤ること無く、端子装着装置やコネクタハウジングに確実に位置決めできる。さらに、貫通孔及び孔に合致する突起などを端子装着装置やコネクタハウジングなどに設けておくことにより、フラットケーブル同士の間違い則ちフラットケーブルの誤組み付けをより一層確実に防止できる。したがって、ワイヤハーネスの誤配線をより一層確実に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態にかかる打ち抜き装置の正面図である。
【図2】図1中の矢印II方向からみた打ち抜き装置の側面図である。
【図3】図1に示された打ち抜き装置の打ち抜き刃の側面図である。
【図4】図3中のIV―IV線に沿う断面図である。
【図5】図3中のV―V線に沿う断面図である。
【図6】図3中の矢印VI方向からみた図である。
【図7】図1に示された打ち抜き装置のガイド部材の平面図である。
【図8】図7中のVIII―VIII線に沿う断面図である。
【図9】図7中のIX―IX線に沿う断面図である。
【図10】図8中の矢印X方向からみた図である。
【図11】図7中のXI―XI線に沿う断面図である。
【図12】図7中のXII―XII線に沿う断面図である。
【図13】図7中のXIII―XIII線に沿う断面図である。
【図14】図1に示された打ち抜き装置の第1の型の平面図である。
【図15】図14中のXV―XV線に沿う断面図である。
【図16】図14中のXVI―XVI線に沿う断面図である。
【図17】図1に示された打ち抜き装置のガイド溝内にフラットケーブルを挿入した状態を示す説明図である。
【図18】図17に示された状態から第2の型を第1の型に近づけて、第1の打ち抜き刃がフラットケーブルに接触した状態を示す説明図である。
【図19】図18に示された状態から第2の型を第1の型に更に近づけて、第1の打ち抜き刃がフラットケーブルの連結部に接触した状態を示す説明図である。
【図20】図19に示された状態から第2の型を第1の型に更に近づけて、第1の打ち抜き刃がフラットケーブルの連結部の一部を除去した状態を示す説明図である。
【図21】図20に示された状態から第2の型を第1の型に更に近づけて、第2の打ち抜き刃がフラットケーブルの連結部に接触した状態を示す説明図である。
【図22】図21に示された状態から第2の型を第1の型に更に近づけて、第2の打ち抜き刃がフラットケーブルの連結部の一部を除去した状態を示す説明図である。
【図23】図22に示された状態から第2の型を第1の型に更に近づけて、第2の打ち抜き刃がフラットケーブルの連結部に接触した状態を示す説明図である。
【図24】図23に示された状態から第2の型を第1の型に更に近づけて、第2の打ち抜き刃がフラットケーブルの連結部の一部を除去した状態を示す説明図である。
【図25】図1に示された打ち抜き装置によって得られるフラットケーブルの斜視図である。
【図26】図25に示されたフラットケーブルの平面図である。
【図27】図25中のA―A線に沿う断面図である。
【図28】図25中のB―B線に沿う断面図である。
【図29】図1に示された打ち抜き装置の打ち抜き刃の変形例を示す断面図である。
【図30】図1に示された打ち抜き装置のガイド溝などの変形例を示す断面図である。
【図31】図1に示された打ち抜き装置の打ち抜き刃などの変形例を示す説明図である。
【符号の説明】
1 打ち抜き装置
2 フラットケーブル
3 芯線
4 被覆部
5 連結部
6,6a,6b,6c 貫通孔
7 丸孔(孔)
13 第1の型
13a 表面
14,14a,14b,14c 孔
15 ガイド部材
16 第2の型
17,17a,17b,17c 打ち抜き刃
19 凹溝
25 打ち抜き刃通し孔(通し孔)
26 凸部(位置決め手段)
28 パンチ
29a,29b,30a,30b,31a,31b 打ち抜き刃の両端
32 厚部
32a 一方の表面
32b 他方の表面
33 薄部
33a 一方の表面
33b 他方の表面
40 凹み
41 段差
P 芯線が並ぶ方向
D1,D2,D3 打ち抜き刃の第2の型からの突出量

Claims (15)

  1. 互いに平行な複数の芯線とそれぞれの芯線を被覆する絶縁性の被覆部と互いに隣り合う被覆部を連結しかつ被覆部より薄い絶縁性の連結部とを備えたフラットケーブルの連結部の一部を除去する打ち抜き装置において、
    前記フラットケーブルを表面に置く第1の型と、
    前記第1の型に接離自在に設けられた第2の型と、
    前記第2の型から第1の型に向かって突出しかつ前記第1の型に近づくと連結部の一部を除去する複数の打ち抜き刃と、
    前記第1の型を貫通しかつ前記第1の型に第2の型が近づくと前記打ち抜き刃を通す孔と、を備え、
    複数の打ち抜き刃は、前記第1の型の表面上に置かれるフラットケーブルの複数の芯線が並ぶ方向に沿って並べられているとともに前記第2の型からの突出量が互いに異なっており、
    少なくとも二つの打ち抜き刃は、前記第1の型寄りの端部に設けられかつ厚みが前記連結部の幅と略等しい厚部と、前記厚部の第2の型寄りに設けられかつ厚みが厚部より薄い薄部と、を備え、
    少なくとも二つの打ち抜き刃のうち一つの打ち抜き刃の厚部は、前記芯線が並ぶ方向に沿って、他の打ち抜き刃の薄部と並んでいることを特徴とする打ち抜き装置。
  2. 複数の打ち抜き刃は、前記芯線が並ぶ方向の一方の端に位置する打ち抜き刃から他方の端に位置する打ち抜き刃に向かうにしたがって前記第2の型からの突出量が徐々に減少していることを特徴とする請求項1記載の打ち抜き装置。
  3. 前記孔は、前記芯線が並ぶ方向に沿って複数並べられており、
    少なくとも互いに隣り合う孔間には、前記表面から凹でかつ表面上に置かれるフラットケーブルの芯線の長手方向に沿って延びた凹溝が設けられていることを特徴とする請求項1または請求項2記載の打ち抜き装置。
  4. 前記連結部が前記孔に重なる位置に前記フラットケーブルを位置決めする位置決め手段を備えたことを特徴とする請求項1ないし請求項3のうちいずれか一項に記載の打ち抜き装置。
  5. 前記孔に重なりかつ打ち抜き刃を通す複数の通し孔と、前記第1の型との間に前記フラットケーブルを通すガイド手段とを有しかつ前記第1の型と間隔をあけて重なるガイド部材を備え、
    前記位置決め手段は、複数の通し孔のうち一つの通し孔と前記芯線の長手方向に沿って並べられかつ前記ガイド手段から第1の型に向かって突出した凸部であることを特徴とする請求項4記載の打ち抜き装置。
  6. 前記第2の型から第1の型に向かって延びているとともに、前記第2の型が前記第1の型に近づくと、前記フラットケーブルの複数の連結部のうち一つの連結部に孔をあけるパンチを備えたことを特徴とする請求項1ないし請求項5のうちいずれか一項に記載の打ち抜き装置。
  7. 前記パンチの第2の型から離れた側の端は、複数の打ち抜き刃のうち前記第2の型から最も突出した打ち抜き刃の厚部と、前記芯線の長手方向に沿って並んでいることを特徴とする請求項6記載の打ち抜き装置。
  8. 前記打ち抜き刃の厚部の芯線の長手方向の両端は、中央より第2の型から突出していることを特徴とする請求項1ないし請求項7のうちいずれか一項に記載の打ち抜き装置。
  9. 前記打ち抜き刃の厚部の一方の表面と薄部の一方の表面とは同一平面上に位置し、厚部の他方の表面と薄部の他方の表面との間に段差が形成されて、打ち抜き刃には厚部の他方の表面から凹の凹みが形成されていることを特徴とする請求項1ないし請求項8のうちいずれか一項に記載の打ち抜き装置。
  10. 前記打ち抜き刃の厚部の一方の表面と薄部の一方の表面との間と、厚部の他方の表面と薄部の他方の表面との間との双方に段差が形成されて、打ち抜き刃には厚部の両表面から凹の凹みが形成されていることを特徴とする請求項1ないし請求項8のうちいずれか一項に記載の打ち抜き装置。
  11. 互いに平行な複数の芯線とそれぞれの芯線を被覆する絶縁性の被覆部と互いに隣り合う被覆部を連結する絶縁性の連結部とを備えたフラットケーブルの連結部の一部を除去する打ち抜き方法において、
    前記芯線が並ぶ方向の一方の端に位置する連結部から他方の端に位置する連結部に向かって順に一部を除去することを特徴とする打ち抜き方法。
  12. 前記連結部の一部を除去する際に前記フラットケーブルに接離自在に設けられかつ前記フラットケーブルに近づくと前記連結部の一部を除去する打ち抜き刃を用いるとともに、
    一つの打ち抜き刃で前記連結部の一部を除去する際に、他の打ち抜き刃は、前記芯線が並ぶ方向に沿ってフラットケーブルが移動することを許容することを特徴とする請求項11記載の打ち抜き方法。
  13. 前記連結部の一部を除去する際に、前記連結部が打ち抜き刃と相対する位置に前記フラットケーブルを位置づけることを特徴とする請求項12記載の打ち抜き方法。
  14. 互いに平行な複数の芯線とそれぞれの芯線を被覆する絶縁性の被覆部と互いに隣り合う被覆部を連結する絶縁性の連結部とを備えたフラットケーブルにおいて、
    前記連結部を貫通しているとともに前記芯線が並ぶ方向に沿って並べられた貫通孔を備え、これらの貫通孔のうち少なくとも一部が前記芯線の長手方向にずれていることを特徴とするフラットケーブル。
  15. 少なくとも一つの連結部には孔が設けられていることを特徴とする請求項14記載のフラットケーブル。
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