JP2004005800A - ディスク記録装置及びディスク再生装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ディスク状記録媒体に情報信号を記録するにあたって、この情報信号に関連し付加される情報を情報信号とともにディスク状記録媒体に記録できるようにする。
【解決手段】情報信号に付加される付加情報に応じて、情報信号のディスク状記録媒体101における記録位置(0,1,2,3,4・・・)を決定する。
【選択図】 図1
【解決手段】情報信号に付加される付加情報に応じて、情報信号のディスク状記録媒体101における記録位置(0,1,2,3,4・・・)を決定する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ディスク状記録媒体に対して情報信号の記録を行うディスク記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、種々のディスク状記録媒体の主面部上の螺旋状または同心円状の記録トラックに沿って情報信号の記録を行うディスク記録装置が提案されている。
【0003】
このディスク記録装置は、図16に示すように、ディスク状記録媒体に情報信号を記録するときには、例えば、いわゆる「CD−R」(商標名)においては、中心側から外周に向かって螺旋状に記録してゆくようになっている。そして、このディスク記録装置においては、ある情報信号についての記録を行うにあたって、ディスク状記録媒体にすでに情報信号が記録されている場合には、すでに記録されている情報信号に続けて、残余の空白部分に記録してゆく。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、ディスク状記録媒体においては、記録される情報信号の容量を増加させることのみならず、ある情報信号に付加される情報をこの情報信号とともに記録することが必要になる場合がある。付加される情報としては、情報信号に関連した情報を示す文字または数字のデータ(情報信号の題名や長さなどを示すもの)や、情報信号に関連した時刻を示す時刻データ(記録された時刻などを示すもの)や、情報信号についてクラス分類適応処理を行うための係数データまたは係数種データなどが考えられる。
【0005】
ところが、上述のようなディスク記録装置においては、情報信号とともに、この情報信号に付加される情報をさらに記録することはできなかった。
【0006】
そこで、本発明は、上述の実情に鑑みて提案されるものであって、ディスク状記録媒体に情報信号を記録するにあたって、この情報信号に関連し付加される情報を該情報信号とともに該ディスク状記録媒体に記録することができるディスク記録装置を提供し、また、このようなディスク記録装置によりディスク状記録媒体に記録された情報信号及びこの情報信号に付加される情報を取得することができるディスク再生装置を提供しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上述の課題を解決するため、本発明に係るディスク記録装置は、ディスク状記録媒体の主面部上の螺旋状または同心円状の記録トラックに沿って情報信号の記録を行うディスク記録装置であって、情報信号に付加される情報に応じて、該情報信号のディスク状記録媒体における記録位置を決定することを特徴とするものである。
【0008】
このディスク記録装置においては、情報信号に付加される情報に応じて、該情報信号のディスク状記録媒体における記録位置が決定されるので、このディスク記録装置によりディスク状記録媒体に記録された情報信号を再生するにあたって、その情報信号の記録位置を検出することによって、付加情報を取得することができる。
【0009】
また、本発明に係るディスク再生装置は、ディスク状記録媒体の主面部上の螺旋状または同心円状の記録トラックに沿って記録された情報信号の再生を行うディスク再生装置であって、情報信号のディスク状記録媒体における記録位置を検出し、この記録位置に応じた情報を情報信号に付加される情報として取得することを特徴とするものである。
【0010】
このディスク再生装置においては、情報信号のディスク状記録媒体における記録位置に応じた情報を情報信号に付加される情報として取得するので、情報信号だけを再生する場合に比較して多くの情報をディスク状記録媒体から得ることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しながら説明する。
【0012】
本発明に係るディスク記録装置は、ディスク状記録媒体の主面部上の螺旋状または同心円状の記録トラックに沿って情報信号の記録を行うディスク記録装置であって、情報信号に付加される情報に応じて、該情報信号のディスク状記録媒体における記録位置を決定するものである。
【0013】
また、本発明に係るディスク再生装置は、ディスク状記録媒体の主面部上の螺旋状または同心円状の記録トラックに沿って記録された情報信号の再生を行うディスク再生装置であって、情報信号のディスク状記録媒体における記録位置を検出し、この記録位置に応じた情報を情報信号に付加される情報として取得するものである。
【0014】
ディスク状記録媒体は、円盤状のディスク基材の主面部上に信号記録面が形成されたものであれば、いかなる記録方式のものであってもよい。
【0015】
〔1〕具体的な構成
本発明に係るディスク記録装置においては、ディスク状記録媒体の信号記録面(主面部)が2次元平面であることを利用し、記録位置に付加情報をもたせる。すなわち、このディスク記録装置においては、情報信号に付加したい情報に応じて、該情報信号を記録するディスク状記録媒体における位置を変える。記録する位置とは、例えば、図1に示すように、ディスク状記録媒体101の信号記録領域をディスクの中心回りの角度によって複数の領域0,1,2,3,4・・・に分割して、そのいずれの領域に当該情報信号の先頭位置を置くかということである。
【0016】
また、記録する位置は、図2に示すように、ディスク状記録媒体101の信号記録領域をディスクの中心からの距離によって複数の領域0,1,2,3,4・・・に分割して、そのいずれの領域に当該情報信号の先頭位置を置くかということであってもよい。
【0017】
さらに、記録する位置は、図3に示すように、ディスク状記録媒体101の信号記録領域をディスクの中心からの距離及びディスクの中心回りの角度によって複数の領域(0,0),(0,1),(0,2)・・・(1,0),(1,1),(1,2)・・・(2,0),(2,1),(2,2)・・・に分割して、そのいずれの領域に当該情報信号の先頭位置を置くかということであってもよい。
【0018】
なお、ディスクの中心回りの角度位置を基準とするには、ディスク状記録媒体には、領域を特定するための基準位置を示す信号が、ディスク記録装置によって記録されるか、または、予め記録されている。ディスクの中心からの位置は、このディスク状記録媒体に対して情報信号の書込みまたは読出しを行う光ヘッドの位置に基づいて検出することができる。
【0019】
このような記録を行うことによって、図4に示すように、本発明に係るディスク再生装置を用いて、ディスク状記録媒体を回転操作してこのディスク状記録媒体から情報信号を読出すときには、読出された情報信号がディスク状記録媒体上のいかなる位置に記録されていたかを検出することにより、この情報信号に関連する付加情報を取得することができる。また、特定の付加情報が共通する情報信号については、ディスク状記録媒体における共通する位置に記録されているため、これら付加情報が共通する情報信号にアクセスして一括して読出す動作が容易に行える。
【0020】
例えば、情報信号が記録された年月日を付加情報であるとした場合、記録された年が共通する情報信号は、ディスク状記録媒体上における同一の領域(例えば、同一径方向や、同一円周上)に記録されているので、その領域について読出しを行えば、記録された年が共通する情報信号を一括して読出すことができる。
【0021】
また、このディスク記録装置においては、図5に示すように、情報信号を不連続な位置に記録してゆき、これら不連続に配置されている情報信号群にアクセスしたときに一連の情報信号とともに付加情報の値の系列を得ることができるように記録することとしてもよい。
【0022】
例えば゛動画情報を記録してゆく場合に、画像の順序にしたがって読出しを行ってゆくと、各画像の記録位置を示す情報(例えば、領域の番号)が、一連の有意な情報となっているようにすることができる。
【0023】
なお、どのような値を付加情報として付加するか、及び、付加情報の内容(値)の出現頻度、分布は、記録される情報信号の内容に依存し、一意にディスク状記録媒体上における位置と付加情報の内容(値)の対応を決定することはできない。そのため、ディスク状記録媒体上における位置と、これに対応する付加情報の内容(値)との関係は、テーブルとして、当該ディスク状記録媒体に記録する。
【0024】
情報信号に付加される付加情報としては、以下のようなものが考えられる。すなわち、記録する情報信号に関係する値であって情報信号の内容に関する特徴量としては、画像情報における平均輝度、音の情報における高周波数成分の割合などである。
【0025】
また、記録する情報信号に関係する値であって情報信号の内容に関係しない属性としては、情報信号の作成日時、情報信号に対するユーザの好みの度合い、あるいは、その情報信号を処理するための最適パラメータ(例えば、クラス分類適応処理における係数データや係数種データなど)が考えられる。
【0026】
これらの付加情報の例と、適用される情報信号、及び、付加情報によって得られる効果を表にまとめると、以下の〔表1〕のようになる。
【0027】
【表1】
【0028】
さらに、記録する情報信号に関係しない値としては、他の記録方式や種類の情報信号(例えば、画像に対して音楽や、音楽に対して振動)などが考えられる。
【0029】
また、情報信号を不連続な位置に記録してゆき、これら不連続に配置されている情報信号群にアクセスしたときに一連の情報信号とともに付加情報の値の系列を得ることができるように記録する例として、付加情報の例と、適用される情報信号、及び、付加情報によって得られる効果を表にまとめると、以下の〔表2〕のようになる。
【0030】
【表2】
【0031】
〔2〕第1の実施の形態
上述のような本発明に係るディスク記録装置及びディスク再生装置のさらに具体的な実施の形態を以下に示す。この実施の形態は、情報信号に対応した付加情報を定め、この情報信号を付加情報に対応するディスク状記録媒体101上の領域に記録するものである。
【0032】
(1)システム構成
このディスク記録装置は、ディスク状記録媒体に情報信号を記録するときに、検索キーとなる値を付加情報として記録しておくことで、この情報信号の再生時に効率的な検索を可能とする装置である。
【0033】
このディスク記録装置は、図6に示すように、書込み部1を有する。この書込み部1は、複数の写真、楽曲等のコンテンツ情報信号、あるいは、ある一つのコンテンツ情報信号をなす複数のデータブロックを読込み、その情報信号を検索するときのキーとなる値を付加情報とする。そして、この書込み部1は、当該情報信号を、この情報信号に対応する付加情報に応じたディスク状記録媒体101上の所定の領域に書込む。
【0034】
そして、ディスク再生装置においては、読出し部2が、ユーザーが指定した検索キーの値に応じたディスク状記録媒体101上の領域にアクセスして、そこに記録されている情報信号を読出す。
【0035】
(2)書込み部
書込み部1においては、図7に示すように、ディスク状記録媒体101に記録されるコンテンツ情報信号は、検索キー取得部3及びテーブル作成部4に供給される。この検索キー取得部3は、コンテンツ情報信号からその情報信号を検索するときのキーとなる値を計算し、テーブル作成部4に送る。情報信号に対する好みの度合い等のように、情報信号から直接計算できないような検索キーを用いる場合には、そのような検索キーをユーザが検索キー取得部3に対して外部から入力する。
【0036】
テーブル作成部4は、(複数の)情報信号と検索キーを受取り、それらの情報信号量と検索キーの値の出現頻度に基づいて、ディスク状記録媒体101上のどの領域にどの検索キーを割り当てるかを決定し、これをテーブルにして、テーブル書込み部5及び書込み位置決定部6に送る。
【0037】
テーブル書込み部5は、ディスク状記録媒体101上の所定の位置にテーブル作成部4で作成されたテーブルのデータを書込む。
【0038】
書込み位置決定部6は、テーブル作成部4で作成されたテーブルを検索キー取得部3で得た検索キーで参照し、その検索キーに応じた情報信号の書込み位置を決定し、その結果をデータ書込み部7に指示する。
【0039】
情報信号書込み部7は、書込み位置決定部6において決定された書込み位置にしたがって、ディスク状記録媒体101に情報信号を書き込む。
【0040】
このような動作の手順は、図8のフローチャートに示すように、まず、ステップst1で動作を開始すると、ステップst2で、書込む情報信号を取得し、ステップst3で、情報信号に対応する検索キーの値を取得する。ステップst4で、全ての情報信号についての取得及び検索キーの値の取得が完了しているかを判別し、完了していればステップst5に進み、完了していなければステップst2に戻る。
【0041】
ステップst5では、検索キーの値をディスク状記録媒体101上のどの領域に割り当てるかを示すテーブルを作成し、ステップst6においてテーブルをディスク状記録媒体101に書き込む。そして、ステップst7で、情報信号をテーブルが示すディスク状記録媒体101上の領域に書込み、ステップst8で動作を終了する。
【0042】
(3)読出し部
読出し部2においては、図9に示すように、位置情報信号取得部8に対し、外部より、ユーザが所望する検索キーを示すデータが入力される。そして、テーブル読出し部9が、ディスク状記録媒体101からテーブルを読出し、位置情報信号取得部8に送る。この位置情報信号取得部8は、外部から入力された検索キーの値と読込んだテーブルとを参照し、検索キーの値に応じたディスク状記録媒体101上の領域を特定し、情報信号読み取り部10に指示する。
【0043】
そして、情報信号読み取り部10は、テーブルが示すディスク状記録媒体101上の領域にアクセスして、情報信号を読出し、これを検索された情報信号として出力する。
【0044】
このような動作の手順は、図10のフローチャートに示すように、まず、ステップst9で動作を開始すると、ステップst10で、テーブルをディスク状記録媒体101から読み出す。次に、ステップst11で、検索キーの値に応じたディスク状記録媒体101上の読出し領域を、テーブルを参照して特定する。そして、ステップst12で、特定されたディスク状記録媒体101上の領域にアクセスして情報信号を読出し、ステップst13で動作を終了する。
【0045】
〔3〕第2の実施の形態
次に、この実施の形態は、情報信号を不連続な位置に記録してゆき、これら不連続に配置されている情報信号群にアクセスしたときに一連の情報信号とともに付加情報の値の系列を得ることができるように、すなわち、別の情報信号の埋め込みをして記録するものである。
【0046】
(1)システム構成図
このディスク記録装置は、ディスク状記録媒体に情報信号を記録するときに、他の情報信号を付加情報として付加して、情報信号埋め込みを可能とする装置である。このディスク記録装置は、図11に示すように、書込み部1を有する。この書込み部1は、複数の写真、楽曲等のコンテンツ情報信号、あるいは、1つのコンテンツを構成する複数の情報信号ブロックとそれぞれに対する付加情報である埋め込み値が外部から入力され、この埋め込み値に応じたディスク状記録媒体101上の領域にコンテンツ情報信号、あるいは、情報信号ブロックを書き込んでゆく。
【0047】
そして、ディスク再生装置の読出し部2は、コンテンツ情報信号、あるいは、情報信号ブロックを読み出すときに、埋め込み値も同時に取得して出力する。
【0048】
(2)書込み部
書込み部1においては、図12に示すように、テーブル作成部4が、複数のコンテンツ情報信号、あるいは、ある一つのコンテンツの複数を構成する情報信号ブロックと、それぞれに対応した埋め込み値を外部から受取り、情報信号の容量と埋め込み値の出現頻度に基づいて、ディスク状記録媒体101上のどの領域にどの埋め込み値を割り当てるかを決定し、これをテーブルにする。このテーブルを示すデータは、テーブル書込み部5及び書込み位置決定部6に送られる。また、複数のコンテンツ情報信号、あるいは、ある一つのコンテンツの複数を構成する情報信号ブロックは、情報信号書込み部7にも送られている。
【0049】
テーブル書込み部5は、ディスク状記録媒体101上の所定の位置に、テーブル作成部4で作成されたテーブルを書込む。
【0050】
書込み位置決定部6は、テーブル作成部4で作成されたテーブルを埋め込み値で参照し、その埋め込み値に応じたディスク状記録媒体101上における書込み位置を決定し、情報信号書込み部7に指示する。
【0051】
情報信号書込み部7は、書込み位置決定部6において決定されたディスク状記録媒体101上の領域に、情報信号を書き込む。
【0052】
このような動作の手順は、図13のフローチャートに示すように、まず、ステップst14において動作が開始されると、ステップst15において情報信号を取得し、ステップst16で、情報信号に対応する埋め込み値を取得する。
【0053】
ステップst17で、全ての情報信号についての取得及び対応する埋め込み値の取得が完了したかを判別し、完了していればステップst18に進み、完了していなければステップst15に戻る。
【0054】
ステップst18では、埋め込み値をディスク状記録媒体101上のどの領域に割り当てるかを示すテーブルを作成し、ステップst19においてテーブルをディスク状記録媒体101に書込む。そして、ステップst20において、情報信号をテーブルが示すディスク状記録媒体101上の領域に書込み、ステップst21で動作を終了する。
【0055】
(3)読出し部
読出し部2においては、図14に示すように、テーブル読出し部9が、ディスク状記録媒体101からテーブルを読出し、埋め込み値計算部11に送る。また、情報信号読み取り部10は、ディスク状記録媒体101から情報信号を読み出す。この読出しは、情報信号の内容に応じた順序にしたがって行われる。この情報信号読み取り部10は、情報信号を読出したディスク状記録媒体101上の位置についての情報を、埋め込み値計算部11に送る。
【0056】
そして、埋め込み値計算部11は、テーブルと、情報信号読み取り部10より送られたディスク状記録媒体101上における情報信号が読出された位置とを照合して、埋め込み値を取得し、出力する。
【0057】
このような動作の手順は、図15のフローチャートに示すように、まず、ステップst22で動作を開始すると、ステップst23で、テーブルをディスク状記録媒体101から読み出す。次に、ステップst24で、ディスク状記録媒体101から情報信号を読出す。
【0058】
そして、ステップst25で、情報信号が順次読出されるディスク状記録媒体101上における位置によってテーブルを参照し、埋め込み値を取得して出力する。そして、ステップst26で動作を終了する。
【0059】
【発明の効果】
上述のように、本発明に係るディスク記録装置においては、情報信号に付加される情報に応じて、該情報信号のディスク状記録媒体における記録位置が決定されるので、このディスク記録装置によりディスク状記録媒体に記録された情報信号を再生するにあたって、その情報信号の記録位置を検出することによって、付加情報を取得することができる。
【0060】
また、本発明に係るディスク再生装置においては、情報信号のディスク状記録媒体における記録位置に応じた情報を情報信号に付加される情報として取得するので、情報信号だけを再生する場合に比較して多くの情報をディスク状記録媒体から得ることができる。
【0061】
すなわち、本発明は、ディスク状記録媒体に情報信号を記録するにあたって、この情報信号に関連し付加される情報を該情報信号とともに該ディスク状記録媒体に記録することができるディスク記録装置を提供し、また、このようなディスク記録装置によりディスク状記録媒体に記録された情報信号及びこの情報信号に付加される情報を取得することができるディスク再生装置を提供することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るディスク記録装置によって情報信号を記録されたディスク状記録媒体の構成を示す平面図である。
【図2】上記ディスク記録装置によって情報信号を記録されたディスク状記録媒体の構成の他の形態を示す平面図である。
【図3】上記ディスク記録装置によって情報信号を記録されたディスク状記録媒体の構成のさらに他の形態を示す平面図である。
【図4】上記ディスク記録装置によって情報信号を記録されたディスク状記録媒体の構成の具体的な形態(第1の実施の形態)を示す斜視図である。
【図5】上記ディスク記録装置によって情報信号を記録されたディスク状記録媒体の構成の具体的な他の形態(第2の実施の形態)を示す斜視図である。
【図6】本発明に係るディスク記録装置及びディスク再生装置の第1の実施の形態における構成を示すブロック図である。
【図7】上記ディスク記録装置の第1の実施の形態における書込み部の構成を示すブロック図である。
【図8】上記ディスク記録装置の第1の実施の形態における書込み部の動作を示すフローチャートである。
【図9】上記ディスク再生装置の第1の実施の形態における読出し部の構成を示すブロック図である。
【図10】上記ディスク記録装置の第1の実施の形態における読出し部の動作を示すフローチャートである。
【図11】本発明に係るディスク記録装置及びディスク再生装置の第2の実施の形態における構成を示すブロック図である。
【図12】上記ディスク記録装置の第2の実施の形態における書込み部の構成を示すブロック図である。
【図13】上記ディスク記録装置の第2の実施の形態における書込み部の動作を示すフローチャートである。
【図14】上記ディスク再生装置の第2の実施の形態における読出し部の構成を示すブロック図である。
【図15】上記ディスク記録装置の第2の実施の形態における読出し部の動作を示すフローチャートである。
【図16】従来のディスク記録装置の構成を示す図である。
【符号の説明】
1 書込み部、2 読出し部、4 テーブル作成部、5 テーブル書込み部、6 書込み位置決定部、7 情報信号書込み部、9 テーブル読出し部、10 情報信号読み取り部、101 ディスク状記録媒体
【発明の属する技術分野】
本発明は、ディスク状記録媒体に対して情報信号の記録を行うディスク記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、種々のディスク状記録媒体の主面部上の螺旋状または同心円状の記録トラックに沿って情報信号の記録を行うディスク記録装置が提案されている。
【0003】
このディスク記録装置は、図16に示すように、ディスク状記録媒体に情報信号を記録するときには、例えば、いわゆる「CD−R」(商標名)においては、中心側から外周に向かって螺旋状に記録してゆくようになっている。そして、このディスク記録装置においては、ある情報信号についての記録を行うにあたって、ディスク状記録媒体にすでに情報信号が記録されている場合には、すでに記録されている情報信号に続けて、残余の空白部分に記録してゆく。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、ディスク状記録媒体においては、記録される情報信号の容量を増加させることのみならず、ある情報信号に付加される情報をこの情報信号とともに記録することが必要になる場合がある。付加される情報としては、情報信号に関連した情報を示す文字または数字のデータ(情報信号の題名や長さなどを示すもの)や、情報信号に関連した時刻を示す時刻データ(記録された時刻などを示すもの)や、情報信号についてクラス分類適応処理を行うための係数データまたは係数種データなどが考えられる。
【0005】
ところが、上述のようなディスク記録装置においては、情報信号とともに、この情報信号に付加される情報をさらに記録することはできなかった。
【0006】
そこで、本発明は、上述の実情に鑑みて提案されるものであって、ディスク状記録媒体に情報信号を記録するにあたって、この情報信号に関連し付加される情報を該情報信号とともに該ディスク状記録媒体に記録することができるディスク記録装置を提供し、また、このようなディスク記録装置によりディスク状記録媒体に記録された情報信号及びこの情報信号に付加される情報を取得することができるディスク再生装置を提供しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上述の課題を解決するため、本発明に係るディスク記録装置は、ディスク状記録媒体の主面部上の螺旋状または同心円状の記録トラックに沿って情報信号の記録を行うディスク記録装置であって、情報信号に付加される情報に応じて、該情報信号のディスク状記録媒体における記録位置を決定することを特徴とするものである。
【0008】
このディスク記録装置においては、情報信号に付加される情報に応じて、該情報信号のディスク状記録媒体における記録位置が決定されるので、このディスク記録装置によりディスク状記録媒体に記録された情報信号を再生するにあたって、その情報信号の記録位置を検出することによって、付加情報を取得することができる。
【0009】
また、本発明に係るディスク再生装置は、ディスク状記録媒体の主面部上の螺旋状または同心円状の記録トラックに沿って記録された情報信号の再生を行うディスク再生装置であって、情報信号のディスク状記録媒体における記録位置を検出し、この記録位置に応じた情報を情報信号に付加される情報として取得することを特徴とするものである。
【0010】
このディスク再生装置においては、情報信号のディスク状記録媒体における記録位置に応じた情報を情報信号に付加される情報として取得するので、情報信号だけを再生する場合に比較して多くの情報をディスク状記録媒体から得ることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しながら説明する。
【0012】
本発明に係るディスク記録装置は、ディスク状記録媒体の主面部上の螺旋状または同心円状の記録トラックに沿って情報信号の記録を行うディスク記録装置であって、情報信号に付加される情報に応じて、該情報信号のディスク状記録媒体における記録位置を決定するものである。
【0013】
また、本発明に係るディスク再生装置は、ディスク状記録媒体の主面部上の螺旋状または同心円状の記録トラックに沿って記録された情報信号の再生を行うディスク再生装置であって、情報信号のディスク状記録媒体における記録位置を検出し、この記録位置に応じた情報を情報信号に付加される情報として取得するものである。
【0014】
ディスク状記録媒体は、円盤状のディスク基材の主面部上に信号記録面が形成されたものであれば、いかなる記録方式のものであってもよい。
【0015】
〔1〕具体的な構成
本発明に係るディスク記録装置においては、ディスク状記録媒体の信号記録面(主面部)が2次元平面であることを利用し、記録位置に付加情報をもたせる。すなわち、このディスク記録装置においては、情報信号に付加したい情報に応じて、該情報信号を記録するディスク状記録媒体における位置を変える。記録する位置とは、例えば、図1に示すように、ディスク状記録媒体101の信号記録領域をディスクの中心回りの角度によって複数の領域0,1,2,3,4・・・に分割して、そのいずれの領域に当該情報信号の先頭位置を置くかということである。
【0016】
また、記録する位置は、図2に示すように、ディスク状記録媒体101の信号記録領域をディスクの中心からの距離によって複数の領域0,1,2,3,4・・・に分割して、そのいずれの領域に当該情報信号の先頭位置を置くかということであってもよい。
【0017】
さらに、記録する位置は、図3に示すように、ディスク状記録媒体101の信号記録領域をディスクの中心からの距離及びディスクの中心回りの角度によって複数の領域(0,0),(0,1),(0,2)・・・(1,0),(1,1),(1,2)・・・(2,0),(2,1),(2,2)・・・に分割して、そのいずれの領域に当該情報信号の先頭位置を置くかということであってもよい。
【0018】
なお、ディスクの中心回りの角度位置を基準とするには、ディスク状記録媒体には、領域を特定するための基準位置を示す信号が、ディスク記録装置によって記録されるか、または、予め記録されている。ディスクの中心からの位置は、このディスク状記録媒体に対して情報信号の書込みまたは読出しを行う光ヘッドの位置に基づいて検出することができる。
【0019】
このような記録を行うことによって、図4に示すように、本発明に係るディスク再生装置を用いて、ディスク状記録媒体を回転操作してこのディスク状記録媒体から情報信号を読出すときには、読出された情報信号がディスク状記録媒体上のいかなる位置に記録されていたかを検出することにより、この情報信号に関連する付加情報を取得することができる。また、特定の付加情報が共通する情報信号については、ディスク状記録媒体における共通する位置に記録されているため、これら付加情報が共通する情報信号にアクセスして一括して読出す動作が容易に行える。
【0020】
例えば、情報信号が記録された年月日を付加情報であるとした場合、記録された年が共通する情報信号は、ディスク状記録媒体上における同一の領域(例えば、同一径方向や、同一円周上)に記録されているので、その領域について読出しを行えば、記録された年が共通する情報信号を一括して読出すことができる。
【0021】
また、このディスク記録装置においては、図5に示すように、情報信号を不連続な位置に記録してゆき、これら不連続に配置されている情報信号群にアクセスしたときに一連の情報信号とともに付加情報の値の系列を得ることができるように記録することとしてもよい。
【0022】
例えば゛動画情報を記録してゆく場合に、画像の順序にしたがって読出しを行ってゆくと、各画像の記録位置を示す情報(例えば、領域の番号)が、一連の有意な情報となっているようにすることができる。
【0023】
なお、どのような値を付加情報として付加するか、及び、付加情報の内容(値)の出現頻度、分布は、記録される情報信号の内容に依存し、一意にディスク状記録媒体上における位置と付加情報の内容(値)の対応を決定することはできない。そのため、ディスク状記録媒体上における位置と、これに対応する付加情報の内容(値)との関係は、テーブルとして、当該ディスク状記録媒体に記録する。
【0024】
情報信号に付加される付加情報としては、以下のようなものが考えられる。すなわち、記録する情報信号に関係する値であって情報信号の内容に関する特徴量としては、画像情報における平均輝度、音の情報における高周波数成分の割合などである。
【0025】
また、記録する情報信号に関係する値であって情報信号の内容に関係しない属性としては、情報信号の作成日時、情報信号に対するユーザの好みの度合い、あるいは、その情報信号を処理するための最適パラメータ(例えば、クラス分類適応処理における係数データや係数種データなど)が考えられる。
【0026】
これらの付加情報の例と、適用される情報信号、及び、付加情報によって得られる効果を表にまとめると、以下の〔表1〕のようになる。
【0027】
【表1】
【0028】
さらに、記録する情報信号に関係しない値としては、他の記録方式や種類の情報信号(例えば、画像に対して音楽や、音楽に対して振動)などが考えられる。
【0029】
また、情報信号を不連続な位置に記録してゆき、これら不連続に配置されている情報信号群にアクセスしたときに一連の情報信号とともに付加情報の値の系列を得ることができるように記録する例として、付加情報の例と、適用される情報信号、及び、付加情報によって得られる効果を表にまとめると、以下の〔表2〕のようになる。
【0030】
【表2】
【0031】
〔2〕第1の実施の形態
上述のような本発明に係るディスク記録装置及びディスク再生装置のさらに具体的な実施の形態を以下に示す。この実施の形態は、情報信号に対応した付加情報を定め、この情報信号を付加情報に対応するディスク状記録媒体101上の領域に記録するものである。
【0032】
(1)システム構成
このディスク記録装置は、ディスク状記録媒体に情報信号を記録するときに、検索キーとなる値を付加情報として記録しておくことで、この情報信号の再生時に効率的な検索を可能とする装置である。
【0033】
このディスク記録装置は、図6に示すように、書込み部1を有する。この書込み部1は、複数の写真、楽曲等のコンテンツ情報信号、あるいは、ある一つのコンテンツ情報信号をなす複数のデータブロックを読込み、その情報信号を検索するときのキーとなる値を付加情報とする。そして、この書込み部1は、当該情報信号を、この情報信号に対応する付加情報に応じたディスク状記録媒体101上の所定の領域に書込む。
【0034】
そして、ディスク再生装置においては、読出し部2が、ユーザーが指定した検索キーの値に応じたディスク状記録媒体101上の領域にアクセスして、そこに記録されている情報信号を読出す。
【0035】
(2)書込み部
書込み部1においては、図7に示すように、ディスク状記録媒体101に記録されるコンテンツ情報信号は、検索キー取得部3及びテーブル作成部4に供給される。この検索キー取得部3は、コンテンツ情報信号からその情報信号を検索するときのキーとなる値を計算し、テーブル作成部4に送る。情報信号に対する好みの度合い等のように、情報信号から直接計算できないような検索キーを用いる場合には、そのような検索キーをユーザが検索キー取得部3に対して外部から入力する。
【0036】
テーブル作成部4は、(複数の)情報信号と検索キーを受取り、それらの情報信号量と検索キーの値の出現頻度に基づいて、ディスク状記録媒体101上のどの領域にどの検索キーを割り当てるかを決定し、これをテーブルにして、テーブル書込み部5及び書込み位置決定部6に送る。
【0037】
テーブル書込み部5は、ディスク状記録媒体101上の所定の位置にテーブル作成部4で作成されたテーブルのデータを書込む。
【0038】
書込み位置決定部6は、テーブル作成部4で作成されたテーブルを検索キー取得部3で得た検索キーで参照し、その検索キーに応じた情報信号の書込み位置を決定し、その結果をデータ書込み部7に指示する。
【0039】
情報信号書込み部7は、書込み位置決定部6において決定された書込み位置にしたがって、ディスク状記録媒体101に情報信号を書き込む。
【0040】
このような動作の手順は、図8のフローチャートに示すように、まず、ステップst1で動作を開始すると、ステップst2で、書込む情報信号を取得し、ステップst3で、情報信号に対応する検索キーの値を取得する。ステップst4で、全ての情報信号についての取得及び検索キーの値の取得が完了しているかを判別し、完了していればステップst5に進み、完了していなければステップst2に戻る。
【0041】
ステップst5では、検索キーの値をディスク状記録媒体101上のどの領域に割り当てるかを示すテーブルを作成し、ステップst6においてテーブルをディスク状記録媒体101に書き込む。そして、ステップst7で、情報信号をテーブルが示すディスク状記録媒体101上の領域に書込み、ステップst8で動作を終了する。
【0042】
(3)読出し部
読出し部2においては、図9に示すように、位置情報信号取得部8に対し、外部より、ユーザが所望する検索キーを示すデータが入力される。そして、テーブル読出し部9が、ディスク状記録媒体101からテーブルを読出し、位置情報信号取得部8に送る。この位置情報信号取得部8は、外部から入力された検索キーの値と読込んだテーブルとを参照し、検索キーの値に応じたディスク状記録媒体101上の領域を特定し、情報信号読み取り部10に指示する。
【0043】
そして、情報信号読み取り部10は、テーブルが示すディスク状記録媒体101上の領域にアクセスして、情報信号を読出し、これを検索された情報信号として出力する。
【0044】
このような動作の手順は、図10のフローチャートに示すように、まず、ステップst9で動作を開始すると、ステップst10で、テーブルをディスク状記録媒体101から読み出す。次に、ステップst11で、検索キーの値に応じたディスク状記録媒体101上の読出し領域を、テーブルを参照して特定する。そして、ステップst12で、特定されたディスク状記録媒体101上の領域にアクセスして情報信号を読出し、ステップst13で動作を終了する。
【0045】
〔3〕第2の実施の形態
次に、この実施の形態は、情報信号を不連続な位置に記録してゆき、これら不連続に配置されている情報信号群にアクセスしたときに一連の情報信号とともに付加情報の値の系列を得ることができるように、すなわち、別の情報信号の埋め込みをして記録するものである。
【0046】
(1)システム構成図
このディスク記録装置は、ディスク状記録媒体に情報信号を記録するときに、他の情報信号を付加情報として付加して、情報信号埋め込みを可能とする装置である。このディスク記録装置は、図11に示すように、書込み部1を有する。この書込み部1は、複数の写真、楽曲等のコンテンツ情報信号、あるいは、1つのコンテンツを構成する複数の情報信号ブロックとそれぞれに対する付加情報である埋め込み値が外部から入力され、この埋め込み値に応じたディスク状記録媒体101上の領域にコンテンツ情報信号、あるいは、情報信号ブロックを書き込んでゆく。
【0047】
そして、ディスク再生装置の読出し部2は、コンテンツ情報信号、あるいは、情報信号ブロックを読み出すときに、埋め込み値も同時に取得して出力する。
【0048】
(2)書込み部
書込み部1においては、図12に示すように、テーブル作成部4が、複数のコンテンツ情報信号、あるいは、ある一つのコンテンツの複数を構成する情報信号ブロックと、それぞれに対応した埋め込み値を外部から受取り、情報信号の容量と埋め込み値の出現頻度に基づいて、ディスク状記録媒体101上のどの領域にどの埋め込み値を割り当てるかを決定し、これをテーブルにする。このテーブルを示すデータは、テーブル書込み部5及び書込み位置決定部6に送られる。また、複数のコンテンツ情報信号、あるいは、ある一つのコンテンツの複数を構成する情報信号ブロックは、情報信号書込み部7にも送られている。
【0049】
テーブル書込み部5は、ディスク状記録媒体101上の所定の位置に、テーブル作成部4で作成されたテーブルを書込む。
【0050】
書込み位置決定部6は、テーブル作成部4で作成されたテーブルを埋め込み値で参照し、その埋め込み値に応じたディスク状記録媒体101上における書込み位置を決定し、情報信号書込み部7に指示する。
【0051】
情報信号書込み部7は、書込み位置決定部6において決定されたディスク状記録媒体101上の領域に、情報信号を書き込む。
【0052】
このような動作の手順は、図13のフローチャートに示すように、まず、ステップst14において動作が開始されると、ステップst15において情報信号を取得し、ステップst16で、情報信号に対応する埋め込み値を取得する。
【0053】
ステップst17で、全ての情報信号についての取得及び対応する埋め込み値の取得が完了したかを判別し、完了していればステップst18に進み、完了していなければステップst15に戻る。
【0054】
ステップst18では、埋め込み値をディスク状記録媒体101上のどの領域に割り当てるかを示すテーブルを作成し、ステップst19においてテーブルをディスク状記録媒体101に書込む。そして、ステップst20において、情報信号をテーブルが示すディスク状記録媒体101上の領域に書込み、ステップst21で動作を終了する。
【0055】
(3)読出し部
読出し部2においては、図14に示すように、テーブル読出し部9が、ディスク状記録媒体101からテーブルを読出し、埋め込み値計算部11に送る。また、情報信号読み取り部10は、ディスク状記録媒体101から情報信号を読み出す。この読出しは、情報信号の内容に応じた順序にしたがって行われる。この情報信号読み取り部10は、情報信号を読出したディスク状記録媒体101上の位置についての情報を、埋め込み値計算部11に送る。
【0056】
そして、埋め込み値計算部11は、テーブルと、情報信号読み取り部10より送られたディスク状記録媒体101上における情報信号が読出された位置とを照合して、埋め込み値を取得し、出力する。
【0057】
このような動作の手順は、図15のフローチャートに示すように、まず、ステップst22で動作を開始すると、ステップst23で、テーブルをディスク状記録媒体101から読み出す。次に、ステップst24で、ディスク状記録媒体101から情報信号を読出す。
【0058】
そして、ステップst25で、情報信号が順次読出されるディスク状記録媒体101上における位置によってテーブルを参照し、埋め込み値を取得して出力する。そして、ステップst26で動作を終了する。
【0059】
【発明の効果】
上述のように、本発明に係るディスク記録装置においては、情報信号に付加される情報に応じて、該情報信号のディスク状記録媒体における記録位置が決定されるので、このディスク記録装置によりディスク状記録媒体に記録された情報信号を再生するにあたって、その情報信号の記録位置を検出することによって、付加情報を取得することができる。
【0060】
また、本発明に係るディスク再生装置においては、情報信号のディスク状記録媒体における記録位置に応じた情報を情報信号に付加される情報として取得するので、情報信号だけを再生する場合に比較して多くの情報をディスク状記録媒体から得ることができる。
【0061】
すなわち、本発明は、ディスク状記録媒体に情報信号を記録するにあたって、この情報信号に関連し付加される情報を該情報信号とともに該ディスク状記録媒体に記録することができるディスク記録装置を提供し、また、このようなディスク記録装置によりディスク状記録媒体に記録された情報信号及びこの情報信号に付加される情報を取得することができるディスク再生装置を提供することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るディスク記録装置によって情報信号を記録されたディスク状記録媒体の構成を示す平面図である。
【図2】上記ディスク記録装置によって情報信号を記録されたディスク状記録媒体の構成の他の形態を示す平面図である。
【図3】上記ディスク記録装置によって情報信号を記録されたディスク状記録媒体の構成のさらに他の形態を示す平面図である。
【図4】上記ディスク記録装置によって情報信号を記録されたディスク状記録媒体の構成の具体的な形態(第1の実施の形態)を示す斜視図である。
【図5】上記ディスク記録装置によって情報信号を記録されたディスク状記録媒体の構成の具体的な他の形態(第2の実施の形態)を示す斜視図である。
【図6】本発明に係るディスク記録装置及びディスク再生装置の第1の実施の形態における構成を示すブロック図である。
【図7】上記ディスク記録装置の第1の実施の形態における書込み部の構成を示すブロック図である。
【図8】上記ディスク記録装置の第1の実施の形態における書込み部の動作を示すフローチャートである。
【図9】上記ディスク再生装置の第1の実施の形態における読出し部の構成を示すブロック図である。
【図10】上記ディスク記録装置の第1の実施の形態における読出し部の動作を示すフローチャートである。
【図11】本発明に係るディスク記録装置及びディスク再生装置の第2の実施の形態における構成を示すブロック図である。
【図12】上記ディスク記録装置の第2の実施の形態における書込み部の構成を示すブロック図である。
【図13】上記ディスク記録装置の第2の実施の形態における書込み部の動作を示すフローチャートである。
【図14】上記ディスク再生装置の第2の実施の形態における読出し部の構成を示すブロック図である。
【図15】上記ディスク記録装置の第2の実施の形態における読出し部の動作を示すフローチャートである。
【図16】従来のディスク記録装置の構成を示す図である。
【符号の説明】
1 書込み部、2 読出し部、4 テーブル作成部、5 テーブル書込み部、6 書込み位置決定部、7 情報信号書込み部、9 テーブル読出し部、10 情報信号読み取り部、101 ディスク状記録媒体
Claims (14)
- ディスク状記録媒体の主面部上の螺旋状または同心円状の記録トラックに沿って情報信号の記録を行うディスク記録装置であって、
上記情報信号に付加される情報に応じて、該情報信号のディスク状記録媒体における記録位置を決定する
ことを特徴とするディスク記録装置。 - 上記情報信号に付加される情報は、この情報信号に関連した情報を示す文字または数字のデータである
ことを特徴とする請求項1記載のディスク記録装置。 - 上記情報信号に付加される情報は、この情報信号に関連した時刻を示す時刻データである
ことを特徴とする請求項1記載のディスク記録装置。 - 上記情報信号に付加される情報は、この情報信号についてクラス分類適応処理を行うための係数データまたは係数種データである
ことを特徴とする請求項1記載のディスク記録装置。 - 上記記録位置は、ディスク状記録媒体における周方向の角度位置である
ことを特徴とする請求項1記載のディスク記録装置。 - 上記記録位置は、ディスク状記録媒体の中心からの距離である
ことを特徴とする請求項1記載のディスク記録装置。 - 上記記録位置は、ディスク状記録媒体における周方向の角度位置及びディスク状記録媒体の中心からの距離である
ことを特徴とする請求項1記載のディスク記録装置。 - ディスク状記録媒体の主面部上の螺旋状または同心円状の記録トラックに沿って記録された情報信号の再生を行うディスク再生装置であって、
上記情報信号のディスク状記録媒体における記録位置を検出し、この記録位置に応じた情報を上記情報信号に付加される情報として取得する
ことを特徴とするディスク再生装置。 - 上記情報信号に付加される情報は、この情報信号に関連した情報を示す文字または数字のデータである
ことを特徴とする請求項8記載のディスク再生装置。 - 上記情報信号に付加される情報は、この情報信号に関連した時刻を示す時刻データである
ことを特徴とする請求項8記載のディスク再生装置。 - 上記情報信号に付加される情報は、この情報信号についてクラス分類適応処理を行うための係数データまたは係数種データである
ことを特徴とする請求項8記載のディスク再生装置。 - 上記記録位置は、ディスク状記録媒体における周方向の角度位置である
ことを特徴とする請求項8記載のディスク再生装置。 - 上記記録位置は、ディスク状記録媒体の中心からの距離である
ことを特徴とする請求項8記載のディスク再生装置。 - 上記記録位置は、ディスク状記録媒体における周方向の角度位置及びディスク状記録媒体の中心からの距離である
ことを特徴とする請求項8記載のディスク再生装置。
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2002
- 2002-05-30 JP JP2002157943A patent/JP2004005800A/ja active Pending
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US8719528B2 (en) | 2002-10-22 | 2014-05-06 | International Business Machines Corporation | Water marking in a data interval gap |
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