JP2004005253A - 電子辞書関連情報提供サーバおよび電子辞書関連情報提供処理プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】ユーザからの注文に合わせて辞書データを組み込んだ電子辞書を受注生産するための電子辞書関連情報提供サーバであり、インターネット上でユーザが自分にあった辞書コンテンツを試し引きして容易に選択すること。
【解決手段】ユーザ端末２０からアクセスされた電子辞書受注サーバ１０のホームページに従って、各ジャンル毎の辞書コンテンツタイトルが一覧表示された辞書個別選択画面において、「試し引き」のボタン操作に応じた試し引き処理により複数の試し引き候補の辞書を指定すると共に任意の単語（見出し語）を入力して試し引きを行うと、受注サーバ１０から指定された辞書それぞれにおける検索単語の収録有無、説明内容の収録文字数、そして説明内容が検索結果データとして取得表示されると共に、これに応じて例えば検索単語の最多収録辞書が最適辞書として選択されて推薦表示される。
【選択図】 図２
【解決手段】ユーザ端末２０からアクセスされた電子辞書受注サーバ１０のホームページに従って、各ジャンル毎の辞書コンテンツタイトルが一覧表示された辞書個別選択画面において、「試し引き」のボタン操作に応じた試し引き処理により複数の試し引き候補の辞書を指定すると共に任意の単語（見出し語）を入力して試し引きを行うと、受注サーバ１０から指定された辞書それぞれにおける検索単語の収録有無、説明内容の収録文字数、そして説明内容が検索結果データとして取得表示されると共に、これに応じて例えば検索単語の最多収録辞書が最適辞書として選択されて推薦表示される。
【選択図】 図２
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ユーザからの注文に合わせて辞書データを組み込んだ電子辞書を受注生産するための電子辞書関連情報提供サーバおよび電子辞書関連情報提供処理プログラムに関する。
【０００２】
【従来の技術】
近年、インターネットなどの通信ネットワークを介して様々な商品を購入できるようになっている。
【０００３】
購入対象商品としては、商品画像表示などで紹介され「購入」の意志通知に応じて配送される一般の物品以外に、本や音楽ソフト・ゲームソフトなどをデータダウンロードして購入するダウンロード商品がある。
【０００４】
一般に店頭において、本を購入する場合には実際にその本の中身を確認して購入することができ、また、音楽ソフトやゲームソフトにあっても、最近ではキャンペーン版やニューリリース版，ヒット版など一部のソフトについて試聴や試しの使用ができるようになっている。
【０００５】
そして、インターネットによりデータダウンロードして購入する場合でも、例えば本の表紙の画像を見ることができたり、内容の一部を読むことができたり、また、音楽ソフトでは時間制限付での試聴ができるようになっている。
【０００６】
また、このようなインターネットでの商品購入システムでは、電子辞書を購入することもできるが、電子辞書の殆どは内蔵された辞書の内容や数量、そして装置本体の大きさや表示画面の大きさなどにより仕様が異なり、それぞれ別モデルとして販売されている。
【０００７】
そして、ネットユーザは、電子辞書の各モデルの仕様をそのインターネットＨＰなどで確認することにより、自分に合ったモデルを探し出し購入している。
【０００８】
【発明が解決しようとする課題】
したがって、従来の電子辞書の収録辞書コンテンツはモデル毎に固定化されており、ユーザは個々人で任意の辞書を組み合わせて収録したモデルを購入することができず、しかも各辞書の検索能力も確認できないので、所望の辞書を選び出すことができない。
【０００９】
本発明は、前記のような問題に鑑みてなされたもので、インターネット上でユーザが自分にあった辞書コンテンツを試し引きして容易に選択することが可能になる電子辞書関連情報提供サーバおよび電子辞書関連情報提供処理プログラムを提供することを目的とする。
【００１０】
【課題を解決するための手段】
すなわち、本発明の請求項１に係る電子辞書関連情報提供サーバは、複数種類の各辞書毎に複数の見出し語のそれぞれに対応付けて内容を記憶する辞書内容記憶手段（図３：１２ｄ）と、外部の端末から検索対象の見出し語を受信する見出し語受信手段（図３：１５、図８：ＥＢ２）と、この見出し語受信手段により受信された見出し語に対応して前記辞書内容記憶手段により記憶された複数の辞書それぞれの内容の検索結果を前記端末へ送信する内容検索送信手段（図３：１５、図８：ＥＢ８）と、この内容検索送信手段により検索対象の見出し語に対応する複数の辞書それぞれの内容の検索結果を前記端末へ送信した後に、当該複数の辞書のうちから選択された辞書の選択情報を前記端末から受信する選択辞書受信手段（図３：１５、図８：ＥＢ１０）と、を備えたことを特徴とする。
【００１１】
このような、本発明の請求項１に係る電子辞書関連情報提供サーバでは、複数種類の各辞書毎に複数の見出し語のそれぞれに対応付けて内容を記憶する辞書内容記憶手段を有し、見出し語受信手段により外部の端末から検索対象の見出し語が受信されると、内容検索送信手段によりこの受信された見出し語に対応して前記辞書内容記憶手段により記憶された複数の辞書それぞれの内容の検索結果が端末へ送信される。するとこの複数の辞書それぞれの内容の検索結果を端末へ送信した後に、当該複数の辞書のうちから選択された辞書の選択情報が前記端末から受信される。
【００１２】
これにより、端末ユーザからの検索見出し語に対応する複数の辞書の内容の検索結果を端末ユーザに提供することができ、端末ユーザに、任意の見出し語に対する複数の辞書それぞれの内容の検索結果を参考にして、自分に合ったコンテンツを容易に選択できるサービスを提供できることになる。
【００１３】
また、本発明の請求項２に係る電子辞書関連情報提供サーバは、前記請求項１に係る電子辞書関連情報提供サーバにあって、さらに、前記辞書内容記憶手段により記憶された複数種類の辞書のうちの複数の辞書に対する指定情報を外部の端末から受信する指定辞書受信手段（図３：１５、図７：ＤＢ２）を備え、前記内容検索送信手段は、前記見出し語受信手段により受信された見出し語に対応して前記指定辞書受信手段により受信された指定の複数の辞書それぞれの内容の検索結果を前記端末へ送信する指定辞書内容検索送信手段（図３：１５、図８：ＥＢ８）を有する、ことを特徴とする。
【００１４】
このような、本発明の請求項２に係る電子辞書関連情報提供サーバでは、さらに、指定辞書受信手段により、辞書内容記憶手段により記憶された複数種類の辞書のうちの複数の辞書に対する指定情報が外部の端末から受信されると、この指定の複数の辞書それぞれについて、見出し語受信手段により受信された見出し語に対応した内容の検索結果が指定辞書内容検索送信手段により前記端末へ送信される。
【００１５】
これにより、端末ユーザに対し、任意に指定した複数の辞書について、任意の見出し語に対する複数の辞書それぞれの内容の検索結果を参考にして、自分に合った辞書をより簡単に選択できるサービスを提供できることになる。
【００１６】
また、本発明の請求項３に係る電子辞書関連情報提供サーバは、前記請求項１または請求項２に係る電子辞書関連情報提供サーバにあって、さらに、前記内容検索送信手段により前記端末へ送信する前記見出し語に対応した複数の辞書の検索結果に応じて、選択を推奨する辞書を決定する推奨辞書決定手段（図３：１１、図８：ＥＢ４〜７）と、この推奨辞書決定手段により決定された辞書の推奨情報を前記端末へ送信する推奨情報送信手段（図３：１５、図８：ＥＢ８）と、を備えたことを特徴とする。
【００１７】
このような、本発明の請求項３に係る電子辞書関連情報提供サーバでは、さらに、推奨辞書決定手段により、前記見出し語に対応した複数の辞書の検索結果に応じて選択を推奨する辞書が決定され、推奨情報送信手段により、この決定された辞書の推奨情報が前記端末へ送信される。
【００１８】
これにより、端末ユーザに対し、任意入力した見出し語に対する複数の辞書それぞれの内容の検索結果に応じた辞書の推奨情報を参考にして、自分に合った辞書を非常に簡単に選択できるサービスを提供できることになる。
【００１９】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
【００２０】
図１は、本発明の電子辞書関連情報提供サーバの実施形態に係る電子辞書受注サーバ１０に基づいた電子辞書受注生産システムの全体の構成を示す図である。
【００２１】
この電子辞書受注生産システムは、通信ネットワーク（インターネット）Ｎを介して相互に通信可能に接続された、例えば電子辞書メーカの電子辞書受注サーバ１０、ユーザ端末（ＰＣ）２０、電子辞書メーカファクトリＦＡのファクトリオートメーション端末（ＦＡ−ＰＣ）３０を備えて構成される。
【００２２】
電子辞書メーカファクトリＦＡには、ファクトリオートメーション端末（ＦＡ−ＰＣ）３０により制御される製造ライン３０Ｌが設置され、この製造ライン３０Ｌによりユーザ個々人からの受注内容に合わせた電子辞書（Ａ）４０Ａ，（Ｂ）４０Ｂ，（Ｃ）４０Ｃ，…が製造されて配送される。
【００２３】
図２は前記電子辞書受注生産システムの概要を説明する図である。
【００２４】
すなわち、ユーザ端末（ＰＣ）２０から電子辞書受注サーバ１０へのアクセスにより提供される電子辞書カスタマイズのホームページ（ＨＰ）において、ユーザ自身が必要とする辞書コンテンツ（試し引き可能）を選択すると、電子辞書受注サーバ１０からユーザ端末２０に対し、選択された辞書コンテンツのソフトウエア及びその収録や表示に必要なハードウエアに応じて電子辞書４０の販売見積価格が提示される。
【００２５】
そして、ユーザ端末２０から電子辞書受注サーバ１０に対して発注操作が成されると、当該受注サーバ１０からファクトリオートメーション端末（ＦＡ−ＰＣ）３０に対して受注内容（辞書コンテンツタイトル，メモリ容量，表示画面サイズなど）に応じた電子辞書４０の発注処理が行われ、これに応じて発注ユーザ独自の辞書コンテンツが収録された電子辞書４０がメーカファクトリＦＡの製造ライン３０Ｌにより製造されて発注元のユーザへ配送される。
【００２６】
図３は前記電子辞書受注生産システムにおける電子辞書受注サーバ１０の電子回路の構成を示すブロック図である。
【００２７】
この電子辞書受注サーバ１０は、各種の記録媒体に記録されたプログラム、又は、伝送されたプログラムを読み込んで、その読み込んだプログラムによって動作が制御されるコンピュータによって構成され、その電子回路には、ＣＰＵ（ｃｅｎｔｒａｌ ｐｒｏｃｅｓｓｉｎｇ ｕｎｉｔ）１１が備えられる。
【００２８】
ＣＰＵ１１は、メモリ１２内に予め記憶されたサーバ制御プログラム、あるいはＣＤ−ＲＯＭなどの外部記録媒体１３から記録媒体読取部１４を介して前記メモリ１２に読み込まれたサーバ制御プログラム、あるいは通信ネットワーク（インターネット）Ｎ上のＷｅｂサーバ（この場合はプログラムサーバ）から電送制御部１５を介して前記メモリ１２に読み込まれたサーバ制御プログラムに応じて、回路各部の動作を制御する。
【００２９】
前記メモリ１２に記憶されたサーバ制御プログラムは、電送制御部１５を介して接続される通信ネットワーク（インターネット）Ｎ上のユーザ端末（ＰＣ）２０…やファクトリオートメーション端末（ＦＡ−ＰＣ）３０との通信信号、あるいはその他の各Ｗｅｂサーバとの通信信号、キーやマウス，タッチパネルなどからなる入力部１６からのオペレータ操作に応じた入力信号に応じて起動される。
【００３０】
前記ＣＰＵ１１には、前記メモリ１２、記録媒体読取部１４、電送制御部１５、入力部１６が接続される他に、表示部１９などが接続される。
【００３１】
メモリ１２には、当該電子辞書受注サーバ１０の全体の動作を司るシステムプログラムや電送制御部１５を介して通信ネットワーク（インターネット）Ｎ上の各コンピュータ端末２０，３０やＷｅｂサーバとデータ通信するための通信プログラムが記憶される他に、ユーザ端末２０…からの電子辞書カスタマイズに伴う試し引き処理，受注処理，製品価格見積処理，ファクトリオートメーション端末（ＦＡ−ＰＣ）３０への発注処理などを行うための受注サーバ処理プログラム１２ａなどが記憶される。
【００３２】
また、このメモリ１２には、電子辞書４０の各種ハードウエアの仕様・価格の情報を記述したハードウエア情報テーブル１（図４参照）が記憶されるハードウエア情報メモリ１２ｂ、辞書コンテンツのタイトル・語数・用途適性・語学レベル適性・容量・価格・学校推薦などの情報を記述した辞書コンテンツ情報テーブル２（図５参照）が記憶される辞書コンテンツ情報メモリ１２ｃ、各辞書それぞれにおける見出し語とその説明内容からなる辞書データが記憶される辞書データメモリ１２ｄ、前記受注サーバプログラム１２ａによる電子辞書カスタマイズに伴い任意の辞書を指定して任意の見出し語の試し引きを行った際の検索結果が記憶される検索結果データメモリ１２ｅ、同電子辞書カスタマイズに伴いユーザ端末２０とのアクセスに応じて取得された発注辞書の内容（ハードウエア＋ソフトウエア）や氏名・住所・クレジット情報などが記憶される顧客購入情報メモリ１２ｄなどが用意される。
【００３３】
なお、前記検索結果データメモリ１２ｅに記憶される検索結果データとしては、指定された辞書それぞれにおける見出し語内容収録の有無（図１２（Ａ）参照）、見出し語内容収録文字数（図１２（Ｂ）参照）、見出し語説明内容（図１１参照）の３通りの検索結果が記憶される。
【００３４】
図４は前記電子辞書受注生産システムにおける電子辞書受注サーバ１０のハードウエア情報メモリ１２ｂに記憶されたハードウエア情報テーブル１を示す図である。
【００３５】
このハードウエア情報テーブル１には、電子辞書のハードウエアのタイプとそのそれぞれの対応価格とが記述されるもので、ハードウエアのタイプは大画面タイプと小型タイプとで大きく分けられ、大画面タイプ，小型タイプそれぞれの中でさらにメモリ容量の異なるタイプに分けられ、そのそれぞれに応じた価格が設定される。
【００３６】
図５は前記電子辞書受注生産システムにおける電子辞書受注サーバ１０の辞書コンテンツ情報メモリ１２ｃに記憶された辞書コンテンツ情報テーブル２を示す図であり、同図（Ａ）は英和辞書用の辞書コンテンツ情報テーブル２を示す図、同図（Ｂ）は英英辞書用の辞書コンテンツ情報テーブル２を示す図である。
【００３７】
この辞書コンテンツ情報テーブル２には、各辞書それぞれの出版社，タイトル，収録語数に対応付けられて、ユーザ用途（読む／書く）の適性データ、ユーザ語学レベル（英検級／ＴＯＥＩＣ）の適性データ、収録データ容量、価格、そして推薦の学校名が記述される。
【００３８】
なお、この辞書コンテンツ情報テーブル２としては、図５（Ａ）で示した英和辞書用、図５（Ｂ）で示した英英辞書用以外にも、和英辞書、国語辞書、漢和辞書、類語辞書、古語辞書、専門辞書など、あらゆるジャンルの辞書について用意される。
【００３９】
次に、前記構成による電子辞書受注生産システムの電子辞書受注サーバ１０を中心とする電子辞書受注生産処理について説明する。
【００４０】
図６は前記電子辞書受注生産システムにおける受注生産全体処理を示すフローチャートであり、同図（Ａ）はそのユーザ端末処理を示すフローチャート、同図（Ｂ）はその受注サーバ処理を示すフローチャート、同図（Ｃ）はそのファクトリオートメーション処理を示すフローチャートである。
【００４１】
図７は前記電子辞書受注生産システムのユーザ端末処理及び受注サーバ処理に伴うカスタマイズ辞書選択処理を示すフローチャートであり、同図（Ａ）はユーザ端末２０でのカスタマイズ辞書選択処理を示すフローチャート、同図（Ｂ）は受注サーバ１０でカスタマイズ辞書選択処理を示すフローチャートである。
【００４２】
図８は前記電子辞書受注生産システムのカスタマイズ辞書選択処理に伴う試し引き処理を示すフローチャートであり、同図（Ａ）はユーザ端末２０での試し引き処理を示すフローチャート、同図（Ｂ）は受注サーバ１０で試し引き処理を示すフローチャートである。
【００４３】
図９は前記電子辞書受注生産システムの電子辞書受注サーバ１０により開設されているカスタマイズ辞書ファクトリＨＰの初期選択画面Ｇ１を示す図である。
【００４４】
ユーザ端末２０から通信ネットワーク（インターネット）Ｎを介して電子辞書受注サーバ１０へのアクセスが行われると（ステップＡ１）、受注サーバ１０では、電送制御部１５を介してアクセス元のユーザ端末２０との通信が開始され、カスタマイズ辞書ファクトリのＨＰ情報が送信される（ステップＢ１）。
【００４５】
すると、ユーザ端末２０では、前記電子辞書受注サーバ１０から送信されたカスタマイズ辞書ファクトリのＨＰ情報に従い、図９に示すように、カスタマイズ辞書ファクトリの初期選択画面Ｇ１が表示され、受注サーバ１０との間で図７におけるカスタマイズ辞書選択処理が開始される（ステップＡＤ−ＢＤ）。
【００４６】
なお、このカスタマイズ辞書選択処理は、本実施形態で説明するように、電子辞書受注サーバ１０に予め記憶された辞書選択処理プログラムに基づきユーザ端末２０との間で順次送受信アクセスを繰り返しながら行う構成としてもよいし、前記電子辞書受注サーバ１０からユーザ端末２０へのカスタマイズ辞書ファクトリのＨＰ情報と共にその辞書選択処理プログラムもダウンロードし、ユーザが発注する電子辞書の内容と価格が選択決定されるまでの処理について、ユーザ端末２０にダウンロードされた辞書選択処理プログラムに基づき行う構成としてもよい。
【００４７】
ユーザ端末２０に表示されたカスタマイズ辞書ファクトリの初期選択画面Ｇ１では、ユーザ用途に応じたカスタマイズ辞書の作成を選択するためのＡボタンｘ１、ユーザ語学レベルに応じたカスタマイズ辞書の作成を選択するためのＢボタンｘ２、学校推薦に応じたカスタマイズ辞書の作成を選択するためのＣボタンｘ３、辞書コンテンツやハードウエアを個別に選択した辞書の作成を選択するためのＤボタンｘ４が備えられる。
【００４８】
ここではまず、Ｄボタンｘ４を操作して辞書コンテンツやハードウエアを個別に選択して電子辞書を作成する場合の処理について説明する。
【００４９】
ユーザ端末２０に表示されたカスタマイズ辞書ファクトリの初期選択画面Ｇ１において、個別選択ｘ４が選択されることで、カスタマイズ辞書選択処理が開始されると、電子辞書受注サーバ１０では、辞書コンテンツ情報メモリ１２ｃに記憶されている辞書コンテンツ情報テーブル２（図５参照）の中から、各ジャンル別の辞書コンテンツそれぞれのタイトルの一覧データが読み出され、ユーザ端末２０へ送信される（ステップＤＢ１）。ユーザ端末２０において、サーバ１０から送信された辞書ジャンル別の辞書タイトル一覧データが受信されると、図１０に示すように、辞書個別選択初期画面Ｇ２として一覧表示される（ステップＤＡ１）。
【００５０】
図１０は前記電子辞書受注生産システムのカスタマイズ辞書選択処理に伴う個別選択の場合にユーザ端末２０に表示される辞書個別選択初期画面Ｇ２を示す図である。
【００５１】
この辞書個別選択初期画面Ｇ２では、各ジャンル別の辞書の選択項目と共に、余剰のメモリ容量に収録する辞書コンテンツを選択するためのおまけ辞書の選択項目、画面・キーボードサイズの選択項目が設けられ、さらに、各辞書のジャンルにおいて任意の複数の辞書を指定して試し引きを指示するための「試し引きする」のボタン表示が行われる。
【００５２】
この辞書個別選択初期画面Ｇ２における各ジャンル別の辞書の選択処理において、任意の辞書が直接選択されて指定された場合には、選択指定された辞書に対応して選択マークが付される（ステップＤＡ２）。
【００５３】
また、この辞書個別選択初期画面Ｇ２における各ジャンル別の辞書の選択処理において、「試し引きする」のボタン操作が行われると（ステップＤＡ３）、前記選択指定された辞書の指定情報がサーバ１０へ送信され（ステップＤＡ４）、図８（Ａ）における試し引き処理に移行される（ステップＤＡＥ）。
【００５４】
そして、電子辞書受注サーバ１０において、前記ユーザ端末２０から送信された試し引き辞書の指定情報が受信されると（ステップＤＢ２）、図８（Ｂ）における試し引き処理に移行される（ステップＤＢＥ）。
【００５５】
図１１は前記電子辞書受注生産システムのカスタマイズ辞書選択処理における試し引き処理に伴い表示されるジャンル別試し引き検索画面Ｇ３を示す図である。
【００５６】
電子辞書受注サーバ１０では、まず、試し引きする複数の指定辞書がメモリ１２内のワークエリアに設定される（ステップＥＢ１）。
【００５７】
そして、ユーザ端末２０に表示された試し引き検索画面（英和用）Ｇ３において、該当ジャンルの各辞書の中から試し引き候補として複数の指定辞書（「リ＊ダーズ」「ジ＊ニアス」「研＊社」）が選択表示されると共に、試し引きとして検索すべき複数の単語（「ｃｏｐｙｌｅｆｔ」「ｓｔａｋｅｈｏｌｄｅｒ」「ｇａｉｎ ｓｔｅａｍ」「ｂｒｏａｄ ｂａｎｄ」）が入力されると（ステップＥＡ１）、当該入力された単語がサーバ１０へ送信される（ステップＥＡ２）。
【００５８】
電子辞書受注サーバ１０において、前記ユーザ端末２０から送信された試し引きの複数の単語が受信されると（ステップＥＢ２）、辞書データメモリ１２ｄに記憶されている選択された辞書それぞれ辞書データの中から前記入力された各単語の検索が行われ、その検索結果が検索結果データメモリ１２ｅに記憶されると共に、ユーザ端末２０へ送信される（ステップＥＢ３）。
【００５９】
ここで、前記検索結果データメモリ１２ｅに記憶される検索結果データとしては、指定辞書それぞれにおける見出し語内容収録の有無（図１２（Ａ）参照）、見出し語内容収録文字数（図１２（Ｂ）参照）、見出し語説明内容（図１１参照）として記憶される。
【００６０】
図１２は前記電子辞書受注生産システムのカスタマイズ辞書選択処理における試し引き処理に伴う複数辞書に対する複数単語の検索結果データを示す図であり、同図（Ａ）は見出し語内容収録有無の検索結果データを示す図、同図（Ｂ）は見出し語内容収録文字数の検索結果データを示す図である。
【００６１】
なお、図１１における試し引き検索画面（英和用）Ｇ３上に表示された検索結果では、指定された候補辞書それぞれの検索単語（見出し語）に対応する説明内容が表示されている。
【００６２】
すると、前記検索結果データメモリ１２ｅに記憶された検索結果データに基づき、入力された複数の検索単語について最も多く収録有りとされた辞書が選択されて推奨辞書として決定される（ステップＥＢ４）。
【００６３】
ここで、複数の辞書が推奨辞書として決定されたか否か判断され（ステップＥＢ５）、複数選択決定されたと判断された場合には、検索結果データメモリ１２ｅに記憶された見出し語内容収録文字数（図１２（Ｂ）参照）の検索結果データに基づき、その複数選択決定された推奨辞書のうちで検索単語の内容説明文字数の合計が計算され（ステップＥＢ６）、当該合計説明文字数の多い方の辞書が推奨辞書として再決定される（ステップＥＢ７）。
【００６４】
すると、前記試し引き指定辞書それぞれの検索結果データと共に前記決定された推奨辞書タイトルがユーザ端末２０へ送信される（ステップＥＢ８）。
【００６５】
ユーザ端末２０において、前記電子辞書受注サーバ１０から送信された試し引き指定辞書それぞれの検索結果データおよび決定された推奨辞書タイトルが受信されると（ステップＥＡ３）、図１１で示すようにその検索結果データが、収録有無表示（図１２（Ａ））または説明文字数表示（図１２（Ｂ））または説明内容表示（図１１）の何れかで試し引き検索画面（英和用）Ｇ３上に表示されると共に、推奨辞書のタイトルに対応して例えば黒丸表記の推奨マークが付加される（ステップＥＡ４）。
【００６６】
この際、試し引き検索の回数が２回目以降の場合には、前回の検索結果データと合わせて表示される。
【００６７】
これにより、試し引き候補として指定した各辞書のうちで、ユーザ自身の単語検索傾向に最適な辞書が前記推奨マークの付加により推薦されて表示されるようになる。
【００６８】
そして、試し引き検索画面Ｇ３における「続けて試し引き」ボタンが操作されると（ステップＥＡ５）、試し引きの継続情報がサーバ１０へ送信された後（ステップＥＡ６）、前記ステップＥＡ１による検索単語（見出し語）入力からの処理が繰り返され、新たな単語検索結果データに応じた最適な辞書の選択推奨表示が実行される（ステップＥＡ６→ＥＡ１〜ＥＡ４）。これに伴い、電子辞書受注サーバ１０でも、ユーザ端末２０から送信された試し引きの継続情報が受信され（ステップＥＢ９）、新たな試し引き単語の検索結果データに応じた最適な辞書の推奨決定処理が実行される。
【００６９】
そして、前記図１１の試し引き検索画面Ｇ３で示したように、例えば英和辞書の辞書コンテンツについて「ジ＊ニアス」が推奨決定表示された後、「戻る」ボタンが操作されると、ユーザ端末２０における表示画面は、図１３（Ａ）に示すように、英和辞書のジャンルにおいて「ジ＊ニアス」に選択マークが付された辞書個別選択中画面Ｇ４に切り替わり、各ジャンル別の各辞書コンテンツに対する試し引きかまたはユーザによる直接選択及び修正変更の入力状態にセットされる（ステップＥＡ７）。
【００７０】
そして、この辞書個別選択中画面Ｇ４にて選択辞書の修正入力が行われると、当該修正後の選択辞書情報がサーバ１０へ送信され（ステップＥＡ７）、電子辞書受注サーバ１０では、ユーザ端末２０から受信された修正後の選択辞書情報に応じて選択辞書が変更設定される（ステップＥＢ１０）。
【００７１】
なお、この試し引き処理では、各ジャンル毎に予め設定された見出し語の数だけ試し引き可能とするか、検索結果として表示する説明内容を先頭の一文節のみなどとすることで、無料による辞書検索をある程度制限する構成とする。
【００７２】
図１３は前記電子辞書受注生産システムのカスタマイズ辞書選択処理に伴う個別選択の場合にユーザ端末２０に表示される辞書個別選択画面の変化状態を示す図であり、同図（Ａ）はその辞書個別選択中画面Ｇ４を示す図、同図（Ｂ）はその辞書個別選択完了画面Ｇ５を示す図である。
【００７３】
こうして、前記辞書個別選択初期画面Ｇ２から辞書個別選択中画面Ｇ４を経て、試し引き処理による単語検索からの最適辞書コンテンツの選択推奨表示や所望辞書コンテンツの直接選択表示及びその修正選択表示などによって、全てのジャンルでの辞書の選択表示が成されると、図１３（Ｂ）で示すような辞書個別選択完了画面Ｇ５が表示される。
【００７４】
すると、この辞書個別選択完了画面Ｇ５において選択表示されている各辞書コンテンツの合計のデータ容量が前記受注サーバ１０内の辞書コンテンツ情報テーブル２（１２ｃ）（図５参照）に記述されている各辞書コンテンツ毎のデータ容量に基づき計算されると共に、この選択辞書コンテンツの合計データ容量が収まるメモリ容量を有するハードウエアサイズがハードウエア情報テーブル１（１２ｂ）（図４参照）に記述されている選択された画面サイズのタイプ別のメモリ容量に基づき選択される。
【００７５】
すると、選択されたハードウエアサイズに対応付けられて前記ハードウエア情報テーブル１（１２ｂ）（図４参照）に設定されている価格と、選択された各辞書コンテンツに対応付けられて前記辞書コンテンツ情報テーブル２（１２ｃ）（図５参照）に設定されている価格とに基づいて、その合計額が製品価格としてユーザ端末２０の辞書個別選択完了画面Ｇ５に表示される。
【００７６】
この際、前記図１３（Ｂ）で示した辞書個別選択完了画面Ｇ５にて選択表示された各辞書コンテンツ（英和：ジ＊ーニアス／和英：新グロ＊ーバル／国語：学＊国語辞典／漢和：学＊大漢和辞典／便利辞書：研＊社カタカナ辞典）及びハードウエアサイズ（コンパクト表示・キーボード）に応じた製品価格は、図１４（Ａ）に示すように、各辞書毎の価格（英和：ジ＊ーニアス：￥２０００／和英：新グロ＊ーバル：￥２０００／国語：学＊国語辞典：￥２０００／漢和：学＊大漢和辞典：￥１５００／便利辞書：研＊社カタカナ辞典：￥５００）と必要メモリ容量（１２８ＭＢ）及びハードウエアサイズ（コンパクト表示・キーボード・１２８ＭＢ機）に応じた価格（￥２２０００）との合計額（￥３００００）として計算表示される。
【００７７】
図１４は前記電子辞書受注生産システムのユーザ端末処理及び電子辞書受注サーバ処理におけるカスタマイズ辞書選択処理に伴う製品価格の計算内容を示す図であり、同図（Ａ）は図１３（Ｂ）の辞書個別選択完了画面Ｇ５での選択内容に応じた製品価格の計算内容を示す図、同図（Ｂ）は他の組み合わせでの辞書個別選択内容に応じた製品価格の計算内容を示す図である。
【００７８】
例えば図１４（Ｂ）に示す組み合わせ例では、選択された各辞書（英和：グ＊ンドコンサイス／和英：グ＊ンドコンサイス／国語：広＊苑／漢和：漢＊林／便利辞書：研＊社カタカナ辞典）及びハードウエアサイズ（大画面・大型キーボード）に応じた製品価格が、各辞書毎の価格（英和：グ＊ンドコンサイス：￥５０００／和英：グ＊ンドコンサイス：￥５０００／国語：広＊苑：￥５０００／漢和：漢＊林：￥３０００／便利辞書：研＊社カタカナ辞典：￥５００）と必要メモリ容量（２３９ＭＢ）及びハードウエアサイズ（大画面・大型キーボード・２５６ＭＢ機）に応じた価格（￥３００００）との合計額（￥４８５００）として計算表示される。
【００７９】
またこの際、選択されたハードウエアサイズのメモリ容量と各辞書コンテンツの収録に必要な合計メモリ容量との差、つまり余剰容量が計算され、この余剰容量に収録可能な辞書（この場合は収録価格￥０のサービス辞書コンテンツ）が前記辞書コンテンツ情報テーブル２（図５参照）から抽出され、現在ユーザ端末２０にて表示中の辞書個別選択完了画面Ｇ５上の「おまけ辞書」の選択項目に表示付加される。
【００８０】
このような、カスタマイズ辞書選択処理（ステップＡＤ−ＢＤ：ＤＡ１〜ＤＡＥ＜ＥＡ１〜ＥＡ７＞：ＤＢ１〜ＤＢＥ＜ＥＢ１〜ＥＢ１０＞）に従ってユーザ所望の辞書を収録した所望ハードウエアサイズの選択設定処理が終了しその製品見積価格が表示されると、図１５に示すように、メーカ工場へのカスタマイズ辞書の作成依頼画面Ｇ６がユーザ端末２０に表示される。
【００８１】
図１５は前記電子辞書受注生産システムのユーザ端末処理に伴い表示されるカスタマイズ辞書の作成依頼画面Ｇ６を示す図である。
【００８２】
このカスタマイズ辞書の作成依頼画面Ｇ６では、カスタマイズ辞書ファクトリに対する辞書作成依頼の送信メッセージと共に、ユーザ氏名・住所・クレジット番号の入力項目が表示されるもので、このカスタマイズ辞書作成依頼画面Ｇ６において、氏名・住所・クレジット番号がユーザ入力されて「ＯＫ」ボタンが操作されると、入力されたユーザ氏名・住所・クレジット番号の各データがユーザ端末２０から電子辞書受注サーバ１０へ送信される（ステップＡ２）。
【００８３】
電子辞書受注サーバ１０において、前記ユーザ端末２０から送信されたユーザ氏名・住所・クレジット番号が受信されると（ステップＢ２）、これと共に前記カスタマイズ辞書選択処理（ステップＡＢＤ）において選択設定された各辞書コンテンツ及びハードウエアサイズの購入辞書情報が対応付けられてメモリ１２内の顧客購入情報メモリ１２ｆに記憶される（ステップＢ３）。
【００８４】
すると、前記電子辞書受注サーバ１０の顧客購入情報メモリ１２ｆに記憶された顧客ユーザの氏名・住所・クレジット番号及び購入辞書情報が、メーカファクトリＦＡのファクトリオートメーション端末（ＦＡ−ＰＣ）３０へ送信されてカスタマイズ辞書作成の発注が行われる（ステップＢ４）。
【００８５】
そして、電子辞書受注サーバ１０では、受注された購入辞書の見積価格とユーザクレジット情報に基づき、当該購入ユーザに対する課金処理が行われる（ステップＢ５）。
【００８６】
一方、ファクトリオートメーション端末（ＦＡ−ＰＣ）３０において、前記電子辞書受注サーバ１０から送信された顧客ユーザの氏名・住所・クレジット番号及び購入辞書情報が受信されると（ステップＣ１）、これに従い製造ライン３０Ｌに対して当該顧客ユーザ所望の電子辞書４０の生産指示が行われる（ステップＣ２）。
【００８７】
そして、前記顧客ユーザの購入辞書情報に基づいて当該ユーザ所望の辞書コンテンツを収録した所望ハードウエアサイズの電子辞書が製造作成されると、当該カスタマイズ電子辞書の梱包と共に「ユーザ氏名・住所」の送り状が添付され（ステップＣ３）、当該カスタマイズ電子辞書の発注元である送り状の宛先へ発送される（ステップＣ４）。
【００８８】
これにより、電子辞書のハードウエアサイズ及びこれに収録される各辞書コンテンツ・製品価格についてユーザの希望通りに製造作成されたカスタマイズ電子辞書がユーザ宅へ配達される。
【００８９】
次に、ユーザ端末２０に表示されたカスタマイズ辞書ファクトリの初期選択画面Ｇ１（図９参照）において、Ａボタンｘ１の操作によりユーザ用途に応じたカスタマイズ辞書を作成する場合について説明する。
【００９０】
ユーザ用途選択ｘ１が選択されると、ユーザ用途（読み／書き）に関する質問画面がユーザ端末２０に表示され、その回答の選択入力が促される。
【００９１】
このユーザ用途の質問画面において入力されたユーザの使い方が、“読む”のが中心の使い方であると判断されると、電子辞書受注サーバ１０の辞書コンテンツ情報メモリ１２ｃに記憶されている辞書コンテンツ情報テーブル２（図５参照）に基づき、“読む”の用途適性に最も合致した各辞書コンテンツのタイトルが読み出され、“読む”の用途対応辞書設定画面としてユーザ端末２０に表示される。
【００９２】
また、ユーザ用途の質問画面において入力されたユーザの使い方が、“書く”のが中心の使い方であると判断された場合には、前記辞書コンテンツ情報テーブル２（図５参照）に基づき、“書く”の用途適性に最も合致した各辞書コンテンツのタイトルが読み出され、“書く”の用途対応辞書設定画面としてユーザ端末２０に表示される。
【００９３】
こうして、ユーザ用途に対応した辞書コンテンツが選択設定されてユーザ端末２０に表示されると、前記同様に、選択された辞書コンテンツ及びハードウエアサイズに対応した製品見積価格が計算表示される。
【００９４】
そしてこの後、前記図１５で示したように、ユーザ端末２０に表示されたメーカ工場へのカスタマイズ辞書の作成依頼画面Ｇ６において、氏名・住所・クレジット番号がユーザ入力されて「ＯＫ」ボタンが操作されると、入力されたユーザ氏名・住所・クレジット番号の各データがユーザ端末２０から電子辞書受注サーバ１０へ送信される（ステップＡ２）。
【００９５】
すると、電子辞書受注サーバ１０では、前記ステップＢ２〜Ｂ５と同様の処理が実行され、また、ファクトリオートメーション端末（ＦＡ−ＰＣ）３０では、前記ステップＣ１〜Ｃ４と同様の処理が実行されることで、電子辞書のハードウエアサイズ及びこれに収録される各辞書コンテンツ・製品価格についてユーザの用途に合わせて製造作成されたカスタマイズ電子辞書がユーザ宅へ配達される。
【００９６】
次に、ユーザ端末２０に表示されたカスタマイズ辞書ファクトリの初期選択画面Ｇ１（図９参照）において、Ｂボタンｘ２の操作によりユーザ語学レベルに応じたカスタマイズ辞書を作成する場合について説明する。
【００９７】
ユーザ語学レベル選択ｘ２が選択されると、「英検」の級や「ＴＯＥＩＣ」の点数などのユーザ語学レベルの選択入力画面がユーザ端末２０に表示される。
【００９８】
このユーザ語学レベルの選択入力画面において、ユーザの「英検」レベルが選択入力されると、電子辞書受注サーバ１０の辞書コンテンツ情報メモリ１２ｃに記憶されている辞書コンテンツ情報テーブル２（図５参照）に基づき、ユーザ選択された英検レベル（例えば「英検：準１級」）の適性に対応した各辞書コンテンツのタイトルが読み出され、ユーザ語学レベル対応辞書設定画面としてユーザ端末２０に表示される。
【００９９】
また、前記ユーザ語学レベルの選択入力画面において、ユーザの「ＴＯＥＩＣ」レベルが選択入力されると、前記辞書コンテンツ情報テーブル２（図５参照）に基づき、ユーザ選択されたＴＯＥＩＣレベル（例えば「ＴＯＥＩＣ：４５０」）の適性に対応した各辞書コンテンツのタイトルが読み出され、ユーザ語学レベル対応辞書設定画面としてユーザ端末２０に表示される。
【０１００】
こうして、ユーザ語学レベルに対応した辞書コンテンツが選択設定されてユーザ端末２０に表示されると、前記同様に選択された辞書コンテンツ及びハードウエアサイズに対応した製品見積価格が計算表示される。
【０１０１】
そしてこの後、前記図１５で示したように、ユーザ端末２０に表示されたメーカ工場へのカスタマイズ辞書の作成依頼画面Ｇ６において、氏名・住所・クレジット番号がユーザ入力されて「ＯＫ」ボタンが操作されると、入力されたユーザ氏名・住所・クレジット番号の各データがユーザ端末２０から電子辞書受注サーバ１０へ送信される（ステップＡ２）。
【０１０２】
すると、電子辞書受注サーバ１０では、前記ステップＢ２〜Ｂ５と同様の処理が実行され、また、ファクトリオートメーション端末（ＦＡ−ＰＣ）３０では、前記ステップＣ１〜Ｃ４と同様の処理が実行されることで、電子辞書のハードウエアサイズ及びこれに収録される各辞書コンテンツ・製品価格についてユーザの語学レベルに合わせて製造作成されたカスタマイズ電子辞書がユーザ宅へ配達される。
【０１０３】
次に、ユーザ端末２０に表示されたカスタマイズ辞書ファクトリの初期選択画面Ｇ１（図９参照）において、Ｃボタンｘ３の操作により学校推薦に応じたカスタマイズ辞書を作成する場合について説明する。
【０１０４】
学校推薦選択ｘ３が選択されると、ユーザの学校名／学部名の入力画面がユーザ端末２０に表示されてその入力が促される。
【０１０５】
このユーザ学校名／学部名の選択入力画面において、ユーザの学校名／学部名が入力されると、電子辞書受注サーバ１０の辞書コンテンツ情報メモリ１２ｃに記憶されている辞書コンテンツ情報テーブル２（図５参照）に基づき、ユーザ入力された学校／学部の推奨している各辞書コンテンツのタイトルが読み出され、学校推薦対応辞書設定画面としてユーザ端末２０に表示される。
【０１０６】
こうして、ユーザの学校／学部に対応した推奨の辞書コンテンツが選択設定されてユーザ端末２０に表示されると、前記同様に選択された辞書コンテンツ及びハードウエアサイズに対応した製品見積価格が計算表示される。
【０１０７】
そしてこの後、前記図１５で示したように、ユーザ端末２０に表示されたメーカ工場へのカスタマイズ辞書の作成依頼画面Ｇ６において、氏名・住所・クレジット番号がユーザ入力されて「ＯＫ」ボタンが操作されると、入力されたユーザ氏名・住所・クレジット番号の各データがユーザ端末２０から電子辞書受注サーバ１０へ送信される（ステップＡ２）。
【０１０８】
すると、電子辞書受注サーバ１０では、前記ステップＢ２〜Ｂ５と同様の処理が実行され、また、ファクトリオートメーション端末（ＦＡ−ＰＣ）３０では、前記ステップＣ１〜Ｃ４と同様の処理が実行されることで、電子辞書のハードウエアサイズ及びこれに収録される各辞書コンテンツ・製品価格についてユーザの学校／学部推薦に合わせて製造作成されたカスタマイズ電子辞書がユーザ宅へ配達される。
【０１０９】
したがって、前記構成の電子辞書受注生産システムによれば、ユーザ端末２０からアクセスされた電子辞書受注サーバ１０のホームページに従って、各ジャンル毎の辞書コンテンツタイトルが一覧表示された辞書個別選択画面（Ｇ２〜Ｇ５）において、「試し引き」のボタン操作に応じた試し引き処理により複数の試し引き候補の辞書を指定すると共に任意の単語（見出し語）を入力して試し引きを行うと、受注サーバ１０から指定された辞書それぞれにおける検索単語の収録有無、説明内容の収録文字数、そして説明内容が検索結果データとして取得表示されると共に、これに応じて例えば検索単語の最多収録辞書が最適辞書コンテンツとして選択されて推奨表示されるので、ユーザ自身の単語（見出し語）検索傾向に合った辞書コンテンツを容易に選択することができ、自分にあった辞書コンテンツが収録された電子辞書を通信ネットワーク（インターネット）Ｎを介して簡単に発注購入できるようになる。
【０１１０】
また、前記構成の電子辞書受注生産システムによれば、ユーザ端末２０から電子辞書受注サーバ１０のホームページへのアクセスに伴い選択入力され決定された各辞書コンテンツの情報及びハードウエアサイズの情報は、同ユーザ入力されたユーザ氏名，住所と共に電子辞書受注サーバ１０からファクトリオートメーション端末（ＦＡ−ＰＣ）３０へ送信され、これに基づきファクトリＦＡ内の製造ライン３０Ｌに指示が成されてユーザ所望の電子辞書４０が作成発送されるので、ユーザに最適な辞書コンテンツが選択的に収録された電子辞書を通信ネットワーク（インターネット）Ｎを介して非常に簡単に発注して受け取ることができるようになる。
【０１１１】
なお、前記実施形態において記載した電子辞書受注生産システムにおける電子辞書受注サーバ１０やユーザ端末２０そしてファクトリオートメーション端末３０による各処理の手法、すなわち、図６（Ａ）のフローチャートに示すユーザ端末処理、図６（Ｂ）のフローチャートに示す電子辞書受注サーバ処理、図６（Ｃ）のフローチャートに示すファクトリオートメーション端末処理、図７（Ａ）のフローチャートに示すユーザ端末処理に伴うカスタマイズ辞書選択処理、図７（Ｂ）のフローチャートに示す電子辞書受注サーバ処理に伴うカスタマイズ辞書選択処理、図８（Ａ）のフローチャートに示すユーザ端末２０でのカスタマイズ辞書選択処理に伴う試し引き処理、図８（Ｂ）のフローチャートに示す電子辞書受注サーバ１０でのカスタマイズ辞書選択処理に伴う試し引き処理の各手法は、何れもコンピュータに実行させることができるプログラムとして、メモリカード（ＲＯＭカード、ＲＡＭカード等）、磁気ディスク（フロッピディスク、ハードディスク等）、光ディスク（ＣＤ−ＲＯＭ、ＤＶＤ等）、半導体メモリ等の外部記録媒体１３に格納して配布することができる。そして、通信ネットワーク（インターネット）Ｎとの通信機能を備えた種々のコンピュータ端末は、この外部記録媒体１３に記憶されたプログラムを記録媒体読取部１４によってメモリ１２に読み込み、この読み込んだプログラムによって動作が制御されることにより、前記実施形態において説明した電子辞書受注生産機能を実現し、前述した手法による同様の処理を実行することができる。
【０１１２】
また、前記各手法を実現するためのプログラムのデータは、プログラムコードの形態として通信ネットワーク（インターネット）Ｎ上を伝送させることができ、この通信ネットワーク（インターネット）Ｎに接続されたコンピュータ端末から前記のプログラムデータを取り込み、前述した電子辞書受注生産機能を実現することもできる。
【０１１３】
なお、本願発明は、前記各実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。さらに、前記各実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜な組み合わせにより種々の発明が抽出され得る。例えば、各実施形態に示される全構成要件から幾つかの構成要件が削除されたり、幾つかの構成要件が組み合わされても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題が解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除されたり組み合わされた構成が発明として抽出され得るものである。
【０１１４】
【発明の効果】
以上のように、本発明の請求項１に係る電子辞書関連情報提供サーバによれば、複数種類の各辞書毎に複数の見出し語のそれぞれに対応付けて内容を記憶する辞書内容記憶手段を有し、見出し語受信手段により外部の端末から検索対象の見出し語が受信されると、内容検索送信手段によりこの受信された見出し語に対応して前記辞書内容記憶手段により記憶された複数の辞書それぞれの内容の検索結果が端末へ送信される。するとこの複数の辞書それぞれの内容の検索結果を端末へ送信した後に、当該複数の辞書のうちから選択された辞書の選択情報が前記端末から受信されるので、端末ユーザからの検索見出し語に対応する複数の辞書の内容の検索結果を端末ユーザに提供することができ、端末ユーザに、任意の見出し語に対する複数の辞書それぞれの内容の検索結果を参考にして、自分に合ったコンテンツを容易に選択できるサービスを提供できるようになる。
【０１１５】
また、本発明の請求項２に係る電子辞書関連情報提供サーバによれば、さらに、指定辞書受信手段により、辞書内容記憶手段により記憶された複数種類の辞書のうちの複数の辞書に対する指定情報が外部の端末から受信されると、この指定の複数の辞書それぞれについて、見出し語受信手段により受信された見出し語に対応した内容の検索結果が指定辞書内容検索送信手段により前記端末へ送信されるので、端末ユーザに、任意に指定した複数の辞書について、任意の見出し語に対する複数の辞書それぞれの内容の検索結果を参考にして、自分に合ったコンテンツをより簡単に選択できるサービスを提供できるようになる。
【０１１６】
また、本発明の請求項３に係る電子辞書関連情報提供サーバによれば、さらに、推奨辞書決定手段により、前記見出し語に対応した複数の辞書の検索結果に応じて選択を推奨する辞書が決定され、推奨情報送信手段により、この決定された辞書の推奨情報が前記端末へ送信されるので、端末ユーザに対し、任意入力した見出し語に対する複数の辞書それぞれの内容の検索結果に応じた辞書の推奨情報を参考にして、自分に合った辞書を非常に簡単に選択できるサービスを提供できるようになる。
【０１１７】
よって、本発明によれば、インターネット上でユーザが自分にあった辞書コンテンツを試し引きして容易に選択することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の電子辞書関連情報提供サーバの実施形態に係る電子辞書受注サーバ１０に基づいた電子辞書受注生産システムの全体の構成を示す図である。
【図２】前記電子辞書受注生産システムの概要を説明する図。
【図３】前記電子辞書受注生産システムにおける電子辞書受注サーバ１０の電子回路の構成を示すブロック図。
【図４】前記電子辞書受注生産システムにおける電子辞書受注サーバ１０のハードウエア情報メモリ１２ｂに記憶されたハードウエア情報テーブル１を示す図。
【図５】前記電子辞書受注生産システムにおける電子辞書受注サーバ１０の辞書コンテンツ情報メモリ１２ｃに記憶された辞書コンテンツ情報テーブル２を示す図であり、同図（Ａ）は英和辞書用の辞書コンテンツ情報テーブル２を示す図、同図（Ｂ）は英英辞書用の辞書コンテンツ情報テーブル２を示す図。
【図６】前記電子辞書受注生産システムにおける受注生産全体処理を示すフローチャートであり、同図（Ａ）はそのユーザ端末処理を示すフローチャート、同図（Ｂ）はその受注サーバ処理を示すフローチャート、同図（Ｃ）はそのファクトリオートメーション処理を示すフローチャート。
【図７】前記電子辞書受注生産システムのユーザ端末処理及び受注サーバ処理に伴うカスタマイズ辞書選択処理を示すフローチャートであり、同図（Ａ）はユーザ端末２０でのカスタマイズ辞書選択処理を示すフローチャート、同図（Ｂ）は受注サーバ１０でカスタマイズ辞書選択処理を示すフローチャート。
【図８】前記電子辞書受注生産システムのカスタマイズ辞書選択処理に伴う試し引き処理を示すフローチャートであり、同図（Ａ）はユーザ端末２０での試し引き処理を示すフローチャート、同図（Ｂ）は受注サーバ１０で試し引き処理を示すフローチャート。
【図９】前記電子辞書受注生産システムの電子辞書受注サーバ１０により開設されているカスタマイズ辞書ファクトリＨＰの初期選択画面Ｇ１を示す図。
【図１０】前記電子辞書受注生産システムのカスタマイズ辞書選択処理に伴う個別選択の場合にユーザ端末２０に表示される辞書個別選択初期画面Ｇ２を示す図。
【図１１】前記電子辞書受注生産システムのカスタマイズ辞書選択処理における試し引き処理に伴い表示されるジャンル別試し引き検索画面Ｇ３を示す図。
【図１２】前記電子辞書受注生産システムのカスタマイズ辞書選択処理における試し引き処理に伴う複数辞書に対する複数単語の検索結果データを示す図であり、同図（Ａ）は見出し語内容収録有無の検索結果データを示す図、同図（Ｂ）は見出し語内容収録文字数の検索結果データを示す図。
【図１３】前記電子辞書受注生産システムのカスタマイズ辞書選択処理に伴う個別選択の場合にユーザ端末２０に表示される辞書個別選択画面の変化状態を示す図であり、同図（Ａ）はその辞書個別選択中画面Ｇ４を示す図、同図（Ｂ）はその辞書個別選択完了画面Ｇ５を示す図。
【図１４】前記電子辞書受注生産システムのユーザ端末処理及び電子辞書受注サーバ処理におけるカスタマイズ辞書選択処理に伴う製品価格の計算内容を示す図であり、同図（Ａ）は図１３（Ｂ）の辞書個別選択完了画面Ｇ５での選択内容に応じた製品価格の計算内容を示す図、同図（Ｂ）は他の組み合わせでの辞書個別選択内容に応じた製品価格の計算内容を示す図。
【図１５】前記電子辞書受注生産システムのユーザ端末処理に伴い表示されるカスタマイズ辞書の作成依頼画面Ｇ６を示す図。
【符号の説明】
１０ …電子辞書受注サーバ
１１ …ＣＰＵ
１２ …メモリ
１２ａ…受注サーバ処理プログラム
１２ｂ…ハードウエア情報メモリ
１２ｃ…辞書コンテンツ情報メモリ
１２ｄ…辞書データメモリ
１２ｅ…検索結果データメモリ
１２ｆ…顧客購入情報メモリ
１３ …外部記録媒体
１４ …記録媒体読取部
１５ …電送制御部
１６ …入力部
１７ …表示部
２０ …ユーザ端末（ＰＣ）
３０ …ファクトリオートメーション端末（ＦＡ−ＰＣ）
３０Ｌ…製造ライン
４０ …電子辞書
Ｎ …通信ネットワーク（インターネット）
ＦＡ…電子辞書メーカファクトリ
【発明の属する技術分野】
本発明は、ユーザからの注文に合わせて辞書データを組み込んだ電子辞書を受注生産するための電子辞書関連情報提供サーバおよび電子辞書関連情報提供処理プログラムに関する。
【０００２】
【従来の技術】
近年、インターネットなどの通信ネットワークを介して様々な商品を購入できるようになっている。
【０００３】
購入対象商品としては、商品画像表示などで紹介され「購入」の意志通知に応じて配送される一般の物品以外に、本や音楽ソフト・ゲームソフトなどをデータダウンロードして購入するダウンロード商品がある。
【０００４】
一般に店頭において、本を購入する場合には実際にその本の中身を確認して購入することができ、また、音楽ソフトやゲームソフトにあっても、最近ではキャンペーン版やニューリリース版，ヒット版など一部のソフトについて試聴や試しの使用ができるようになっている。
【０００５】
そして、インターネットによりデータダウンロードして購入する場合でも、例えば本の表紙の画像を見ることができたり、内容の一部を読むことができたり、また、音楽ソフトでは時間制限付での試聴ができるようになっている。
【０００６】
また、このようなインターネットでの商品購入システムでは、電子辞書を購入することもできるが、電子辞書の殆どは内蔵された辞書の内容や数量、そして装置本体の大きさや表示画面の大きさなどにより仕様が異なり、それぞれ別モデルとして販売されている。
【０００７】
そして、ネットユーザは、電子辞書の各モデルの仕様をそのインターネットＨＰなどで確認することにより、自分に合ったモデルを探し出し購入している。
【０００８】
【発明が解決しようとする課題】
したがって、従来の電子辞書の収録辞書コンテンツはモデル毎に固定化されており、ユーザは個々人で任意の辞書を組み合わせて収録したモデルを購入することができず、しかも各辞書の検索能力も確認できないので、所望の辞書を選び出すことができない。
【０００９】
本発明は、前記のような問題に鑑みてなされたもので、インターネット上でユーザが自分にあった辞書コンテンツを試し引きして容易に選択することが可能になる電子辞書関連情報提供サーバおよび電子辞書関連情報提供処理プログラムを提供することを目的とする。
【００１０】
【課題を解決するための手段】
すなわち、本発明の請求項１に係る電子辞書関連情報提供サーバは、複数種類の各辞書毎に複数の見出し語のそれぞれに対応付けて内容を記憶する辞書内容記憶手段（図３：１２ｄ）と、外部の端末から検索対象の見出し語を受信する見出し語受信手段（図３：１５、図８：ＥＢ２）と、この見出し語受信手段により受信された見出し語に対応して前記辞書内容記憶手段により記憶された複数の辞書それぞれの内容の検索結果を前記端末へ送信する内容検索送信手段（図３：１５、図８：ＥＢ８）と、この内容検索送信手段により検索対象の見出し語に対応する複数の辞書それぞれの内容の検索結果を前記端末へ送信した後に、当該複数の辞書のうちから選択された辞書の選択情報を前記端末から受信する選択辞書受信手段（図３：１５、図８：ＥＢ１０）と、を備えたことを特徴とする。
【００１１】
このような、本発明の請求項１に係る電子辞書関連情報提供サーバでは、複数種類の各辞書毎に複数の見出し語のそれぞれに対応付けて内容を記憶する辞書内容記憶手段を有し、見出し語受信手段により外部の端末から検索対象の見出し語が受信されると、内容検索送信手段によりこの受信された見出し語に対応して前記辞書内容記憶手段により記憶された複数の辞書それぞれの内容の検索結果が端末へ送信される。するとこの複数の辞書それぞれの内容の検索結果を端末へ送信した後に、当該複数の辞書のうちから選択された辞書の選択情報が前記端末から受信される。
【００１２】
これにより、端末ユーザからの検索見出し語に対応する複数の辞書の内容の検索結果を端末ユーザに提供することができ、端末ユーザに、任意の見出し語に対する複数の辞書それぞれの内容の検索結果を参考にして、自分に合ったコンテンツを容易に選択できるサービスを提供できることになる。
【００１３】
また、本発明の請求項２に係る電子辞書関連情報提供サーバは、前記請求項１に係る電子辞書関連情報提供サーバにあって、さらに、前記辞書内容記憶手段により記憶された複数種類の辞書のうちの複数の辞書に対する指定情報を外部の端末から受信する指定辞書受信手段（図３：１５、図７：ＤＢ２）を備え、前記内容検索送信手段は、前記見出し語受信手段により受信された見出し語に対応して前記指定辞書受信手段により受信された指定の複数の辞書それぞれの内容の検索結果を前記端末へ送信する指定辞書内容検索送信手段（図３：１５、図８：ＥＢ８）を有する、ことを特徴とする。
【００１４】
このような、本発明の請求項２に係る電子辞書関連情報提供サーバでは、さらに、指定辞書受信手段により、辞書内容記憶手段により記憶された複数種類の辞書のうちの複数の辞書に対する指定情報が外部の端末から受信されると、この指定の複数の辞書それぞれについて、見出し語受信手段により受信された見出し語に対応した内容の検索結果が指定辞書内容検索送信手段により前記端末へ送信される。
【００１５】
これにより、端末ユーザに対し、任意に指定した複数の辞書について、任意の見出し語に対する複数の辞書それぞれの内容の検索結果を参考にして、自分に合った辞書をより簡単に選択できるサービスを提供できることになる。
【００１６】
また、本発明の請求項３に係る電子辞書関連情報提供サーバは、前記請求項１または請求項２に係る電子辞書関連情報提供サーバにあって、さらに、前記内容検索送信手段により前記端末へ送信する前記見出し語に対応した複数の辞書の検索結果に応じて、選択を推奨する辞書を決定する推奨辞書決定手段（図３：１１、図８：ＥＢ４〜７）と、この推奨辞書決定手段により決定された辞書の推奨情報を前記端末へ送信する推奨情報送信手段（図３：１５、図８：ＥＢ８）と、を備えたことを特徴とする。
【００１７】
このような、本発明の請求項３に係る電子辞書関連情報提供サーバでは、さらに、推奨辞書決定手段により、前記見出し語に対応した複数の辞書の検索結果に応じて選択を推奨する辞書が決定され、推奨情報送信手段により、この決定された辞書の推奨情報が前記端末へ送信される。
【００１８】
これにより、端末ユーザに対し、任意入力した見出し語に対する複数の辞書それぞれの内容の検索結果に応じた辞書の推奨情報を参考にして、自分に合った辞書を非常に簡単に選択できるサービスを提供できることになる。
【００１９】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
【００２０】
図１は、本発明の電子辞書関連情報提供サーバの実施形態に係る電子辞書受注サーバ１０に基づいた電子辞書受注生産システムの全体の構成を示す図である。
【００２１】
この電子辞書受注生産システムは、通信ネットワーク（インターネット）Ｎを介して相互に通信可能に接続された、例えば電子辞書メーカの電子辞書受注サーバ１０、ユーザ端末（ＰＣ）２０、電子辞書メーカファクトリＦＡのファクトリオートメーション端末（ＦＡ−ＰＣ）３０を備えて構成される。
【００２２】
電子辞書メーカファクトリＦＡには、ファクトリオートメーション端末（ＦＡ−ＰＣ）３０により制御される製造ライン３０Ｌが設置され、この製造ライン３０Ｌによりユーザ個々人からの受注内容に合わせた電子辞書（Ａ）４０Ａ，（Ｂ）４０Ｂ，（Ｃ）４０Ｃ，…が製造されて配送される。
【００２３】
図２は前記電子辞書受注生産システムの概要を説明する図である。
【００２４】
すなわち、ユーザ端末（ＰＣ）２０から電子辞書受注サーバ１０へのアクセスにより提供される電子辞書カスタマイズのホームページ（ＨＰ）において、ユーザ自身が必要とする辞書コンテンツ（試し引き可能）を選択すると、電子辞書受注サーバ１０からユーザ端末２０に対し、選択された辞書コンテンツのソフトウエア及びその収録や表示に必要なハードウエアに応じて電子辞書４０の販売見積価格が提示される。
【００２５】
そして、ユーザ端末２０から電子辞書受注サーバ１０に対して発注操作が成されると、当該受注サーバ１０からファクトリオートメーション端末（ＦＡ−ＰＣ）３０に対して受注内容（辞書コンテンツタイトル，メモリ容量，表示画面サイズなど）に応じた電子辞書４０の発注処理が行われ、これに応じて発注ユーザ独自の辞書コンテンツが収録された電子辞書４０がメーカファクトリＦＡの製造ライン３０Ｌにより製造されて発注元のユーザへ配送される。
【００２６】
図３は前記電子辞書受注生産システムにおける電子辞書受注サーバ１０の電子回路の構成を示すブロック図である。
【００２７】
この電子辞書受注サーバ１０は、各種の記録媒体に記録されたプログラム、又は、伝送されたプログラムを読み込んで、その読み込んだプログラムによって動作が制御されるコンピュータによって構成され、その電子回路には、ＣＰＵ（ｃｅｎｔｒａｌ ｐｒｏｃｅｓｓｉｎｇ ｕｎｉｔ）１１が備えられる。
【００２８】
ＣＰＵ１１は、メモリ１２内に予め記憶されたサーバ制御プログラム、あるいはＣＤ−ＲＯＭなどの外部記録媒体１３から記録媒体読取部１４を介して前記メモリ１２に読み込まれたサーバ制御プログラム、あるいは通信ネットワーク（インターネット）Ｎ上のＷｅｂサーバ（この場合はプログラムサーバ）から電送制御部１５を介して前記メモリ１２に読み込まれたサーバ制御プログラムに応じて、回路各部の動作を制御する。
【００２９】
前記メモリ１２に記憶されたサーバ制御プログラムは、電送制御部１５を介して接続される通信ネットワーク（インターネット）Ｎ上のユーザ端末（ＰＣ）２０…やファクトリオートメーション端末（ＦＡ−ＰＣ）３０との通信信号、あるいはその他の各Ｗｅｂサーバとの通信信号、キーやマウス，タッチパネルなどからなる入力部１６からのオペレータ操作に応じた入力信号に応じて起動される。
【００３０】
前記ＣＰＵ１１には、前記メモリ１２、記録媒体読取部１４、電送制御部１５、入力部１６が接続される他に、表示部１９などが接続される。
【００３１】
メモリ１２には、当該電子辞書受注サーバ１０の全体の動作を司るシステムプログラムや電送制御部１５を介して通信ネットワーク（インターネット）Ｎ上の各コンピュータ端末２０，３０やＷｅｂサーバとデータ通信するための通信プログラムが記憶される他に、ユーザ端末２０…からの電子辞書カスタマイズに伴う試し引き処理，受注処理，製品価格見積処理，ファクトリオートメーション端末（ＦＡ−ＰＣ）３０への発注処理などを行うための受注サーバ処理プログラム１２ａなどが記憶される。
【００３２】
また、このメモリ１２には、電子辞書４０の各種ハードウエアの仕様・価格の情報を記述したハードウエア情報テーブル１（図４参照）が記憶されるハードウエア情報メモリ１２ｂ、辞書コンテンツのタイトル・語数・用途適性・語学レベル適性・容量・価格・学校推薦などの情報を記述した辞書コンテンツ情報テーブル２（図５参照）が記憶される辞書コンテンツ情報メモリ１２ｃ、各辞書それぞれにおける見出し語とその説明内容からなる辞書データが記憶される辞書データメモリ１２ｄ、前記受注サーバプログラム１２ａによる電子辞書カスタマイズに伴い任意の辞書を指定して任意の見出し語の試し引きを行った際の検索結果が記憶される検索結果データメモリ１２ｅ、同電子辞書カスタマイズに伴いユーザ端末２０とのアクセスに応じて取得された発注辞書の内容（ハードウエア＋ソフトウエア）や氏名・住所・クレジット情報などが記憶される顧客購入情報メモリ１２ｄなどが用意される。
【００３３】
なお、前記検索結果データメモリ１２ｅに記憶される検索結果データとしては、指定された辞書それぞれにおける見出し語内容収録の有無（図１２（Ａ）参照）、見出し語内容収録文字数（図１２（Ｂ）参照）、見出し語説明内容（図１１参照）の３通りの検索結果が記憶される。
【００３４】
図４は前記電子辞書受注生産システムにおける電子辞書受注サーバ１０のハードウエア情報メモリ１２ｂに記憶されたハードウエア情報テーブル１を示す図である。
【００３５】
このハードウエア情報テーブル１には、電子辞書のハードウエアのタイプとそのそれぞれの対応価格とが記述されるもので、ハードウエアのタイプは大画面タイプと小型タイプとで大きく分けられ、大画面タイプ，小型タイプそれぞれの中でさらにメモリ容量の異なるタイプに分けられ、そのそれぞれに応じた価格が設定される。
【００３６】
図５は前記電子辞書受注生産システムにおける電子辞書受注サーバ１０の辞書コンテンツ情報メモリ１２ｃに記憶された辞書コンテンツ情報テーブル２を示す図であり、同図（Ａ）は英和辞書用の辞書コンテンツ情報テーブル２を示す図、同図（Ｂ）は英英辞書用の辞書コンテンツ情報テーブル２を示す図である。
【００３７】
この辞書コンテンツ情報テーブル２には、各辞書それぞれの出版社，タイトル，収録語数に対応付けられて、ユーザ用途（読む／書く）の適性データ、ユーザ語学レベル（英検級／ＴＯＥＩＣ）の適性データ、収録データ容量、価格、そして推薦の学校名が記述される。
【００３８】
なお、この辞書コンテンツ情報テーブル２としては、図５（Ａ）で示した英和辞書用、図５（Ｂ）で示した英英辞書用以外にも、和英辞書、国語辞書、漢和辞書、類語辞書、古語辞書、専門辞書など、あらゆるジャンルの辞書について用意される。
【００３９】
次に、前記構成による電子辞書受注生産システムの電子辞書受注サーバ１０を中心とする電子辞書受注生産処理について説明する。
【００４０】
図６は前記電子辞書受注生産システムにおける受注生産全体処理を示すフローチャートであり、同図（Ａ）はそのユーザ端末処理を示すフローチャート、同図（Ｂ）はその受注サーバ処理を示すフローチャート、同図（Ｃ）はそのファクトリオートメーション処理を示すフローチャートである。
【００４１】
図７は前記電子辞書受注生産システムのユーザ端末処理及び受注サーバ処理に伴うカスタマイズ辞書選択処理を示すフローチャートであり、同図（Ａ）はユーザ端末２０でのカスタマイズ辞書選択処理を示すフローチャート、同図（Ｂ）は受注サーバ１０でカスタマイズ辞書選択処理を示すフローチャートである。
【００４２】
図８は前記電子辞書受注生産システムのカスタマイズ辞書選択処理に伴う試し引き処理を示すフローチャートであり、同図（Ａ）はユーザ端末２０での試し引き処理を示すフローチャート、同図（Ｂ）は受注サーバ１０で試し引き処理を示すフローチャートである。
【００４３】
図９は前記電子辞書受注生産システムの電子辞書受注サーバ１０により開設されているカスタマイズ辞書ファクトリＨＰの初期選択画面Ｇ１を示す図である。
【００４４】
ユーザ端末２０から通信ネットワーク（インターネット）Ｎを介して電子辞書受注サーバ１０へのアクセスが行われると（ステップＡ１）、受注サーバ１０では、電送制御部１５を介してアクセス元のユーザ端末２０との通信が開始され、カスタマイズ辞書ファクトリのＨＰ情報が送信される（ステップＢ１）。
【００４５】
すると、ユーザ端末２０では、前記電子辞書受注サーバ１０から送信されたカスタマイズ辞書ファクトリのＨＰ情報に従い、図９に示すように、カスタマイズ辞書ファクトリの初期選択画面Ｇ１が表示され、受注サーバ１０との間で図７におけるカスタマイズ辞書選択処理が開始される（ステップＡＤ−ＢＤ）。
【００４６】
なお、このカスタマイズ辞書選択処理は、本実施形態で説明するように、電子辞書受注サーバ１０に予め記憶された辞書選択処理プログラムに基づきユーザ端末２０との間で順次送受信アクセスを繰り返しながら行う構成としてもよいし、前記電子辞書受注サーバ１０からユーザ端末２０へのカスタマイズ辞書ファクトリのＨＰ情報と共にその辞書選択処理プログラムもダウンロードし、ユーザが発注する電子辞書の内容と価格が選択決定されるまでの処理について、ユーザ端末２０にダウンロードされた辞書選択処理プログラムに基づき行う構成としてもよい。
【００４７】
ユーザ端末２０に表示されたカスタマイズ辞書ファクトリの初期選択画面Ｇ１では、ユーザ用途に応じたカスタマイズ辞書の作成を選択するためのＡボタンｘ１、ユーザ語学レベルに応じたカスタマイズ辞書の作成を選択するためのＢボタンｘ２、学校推薦に応じたカスタマイズ辞書の作成を選択するためのＣボタンｘ３、辞書コンテンツやハードウエアを個別に選択した辞書の作成を選択するためのＤボタンｘ４が備えられる。
【００４８】
ここではまず、Ｄボタンｘ４を操作して辞書コンテンツやハードウエアを個別に選択して電子辞書を作成する場合の処理について説明する。
【００４９】
ユーザ端末２０に表示されたカスタマイズ辞書ファクトリの初期選択画面Ｇ１において、個別選択ｘ４が選択されることで、カスタマイズ辞書選択処理が開始されると、電子辞書受注サーバ１０では、辞書コンテンツ情報メモリ１２ｃに記憶されている辞書コンテンツ情報テーブル２（図５参照）の中から、各ジャンル別の辞書コンテンツそれぞれのタイトルの一覧データが読み出され、ユーザ端末２０へ送信される（ステップＤＢ１）。ユーザ端末２０において、サーバ１０から送信された辞書ジャンル別の辞書タイトル一覧データが受信されると、図１０に示すように、辞書個別選択初期画面Ｇ２として一覧表示される（ステップＤＡ１）。
【００５０】
図１０は前記電子辞書受注生産システムのカスタマイズ辞書選択処理に伴う個別選択の場合にユーザ端末２０に表示される辞書個別選択初期画面Ｇ２を示す図である。
【００５１】
この辞書個別選択初期画面Ｇ２では、各ジャンル別の辞書の選択項目と共に、余剰のメモリ容量に収録する辞書コンテンツを選択するためのおまけ辞書の選択項目、画面・キーボードサイズの選択項目が設けられ、さらに、各辞書のジャンルにおいて任意の複数の辞書を指定して試し引きを指示するための「試し引きする」のボタン表示が行われる。
【００５２】
この辞書個別選択初期画面Ｇ２における各ジャンル別の辞書の選択処理において、任意の辞書が直接選択されて指定された場合には、選択指定された辞書に対応して選択マークが付される（ステップＤＡ２）。
【００５３】
また、この辞書個別選択初期画面Ｇ２における各ジャンル別の辞書の選択処理において、「試し引きする」のボタン操作が行われると（ステップＤＡ３）、前記選択指定された辞書の指定情報がサーバ１０へ送信され（ステップＤＡ４）、図８（Ａ）における試し引き処理に移行される（ステップＤＡＥ）。
【００５４】
そして、電子辞書受注サーバ１０において、前記ユーザ端末２０から送信された試し引き辞書の指定情報が受信されると（ステップＤＢ２）、図８（Ｂ）における試し引き処理に移行される（ステップＤＢＥ）。
【００５５】
図１１は前記電子辞書受注生産システムのカスタマイズ辞書選択処理における試し引き処理に伴い表示されるジャンル別試し引き検索画面Ｇ３を示す図である。
【００５６】
電子辞書受注サーバ１０では、まず、試し引きする複数の指定辞書がメモリ１２内のワークエリアに設定される（ステップＥＢ１）。
【００５７】
そして、ユーザ端末２０に表示された試し引き検索画面（英和用）Ｇ３において、該当ジャンルの各辞書の中から試し引き候補として複数の指定辞書（「リ＊ダーズ」「ジ＊ニアス」「研＊社」）が選択表示されると共に、試し引きとして検索すべき複数の単語（「ｃｏｐｙｌｅｆｔ」「ｓｔａｋｅｈｏｌｄｅｒ」「ｇａｉｎ ｓｔｅａｍ」「ｂｒｏａｄ ｂａｎｄ」）が入力されると（ステップＥＡ１）、当該入力された単語がサーバ１０へ送信される（ステップＥＡ２）。
【００５８】
電子辞書受注サーバ１０において、前記ユーザ端末２０から送信された試し引きの複数の単語が受信されると（ステップＥＢ２）、辞書データメモリ１２ｄに記憶されている選択された辞書それぞれ辞書データの中から前記入力された各単語の検索が行われ、その検索結果が検索結果データメモリ１２ｅに記憶されると共に、ユーザ端末２０へ送信される（ステップＥＢ３）。
【００５９】
ここで、前記検索結果データメモリ１２ｅに記憶される検索結果データとしては、指定辞書それぞれにおける見出し語内容収録の有無（図１２（Ａ）参照）、見出し語内容収録文字数（図１２（Ｂ）参照）、見出し語説明内容（図１１参照）として記憶される。
【００６０】
図１２は前記電子辞書受注生産システムのカスタマイズ辞書選択処理における試し引き処理に伴う複数辞書に対する複数単語の検索結果データを示す図であり、同図（Ａ）は見出し語内容収録有無の検索結果データを示す図、同図（Ｂ）は見出し語内容収録文字数の検索結果データを示す図である。
【００６１】
なお、図１１における試し引き検索画面（英和用）Ｇ３上に表示された検索結果では、指定された候補辞書それぞれの検索単語（見出し語）に対応する説明内容が表示されている。
【００６２】
すると、前記検索結果データメモリ１２ｅに記憶された検索結果データに基づき、入力された複数の検索単語について最も多く収録有りとされた辞書が選択されて推奨辞書として決定される（ステップＥＢ４）。
【００６３】
ここで、複数の辞書が推奨辞書として決定されたか否か判断され（ステップＥＢ５）、複数選択決定されたと判断された場合には、検索結果データメモリ１２ｅに記憶された見出し語内容収録文字数（図１２（Ｂ）参照）の検索結果データに基づき、その複数選択決定された推奨辞書のうちで検索単語の内容説明文字数の合計が計算され（ステップＥＢ６）、当該合計説明文字数の多い方の辞書が推奨辞書として再決定される（ステップＥＢ７）。
【００６４】
すると、前記試し引き指定辞書それぞれの検索結果データと共に前記決定された推奨辞書タイトルがユーザ端末２０へ送信される（ステップＥＢ８）。
【００６５】
ユーザ端末２０において、前記電子辞書受注サーバ１０から送信された試し引き指定辞書それぞれの検索結果データおよび決定された推奨辞書タイトルが受信されると（ステップＥＡ３）、図１１で示すようにその検索結果データが、収録有無表示（図１２（Ａ））または説明文字数表示（図１２（Ｂ））または説明内容表示（図１１）の何れかで試し引き検索画面（英和用）Ｇ３上に表示されると共に、推奨辞書のタイトルに対応して例えば黒丸表記の推奨マークが付加される（ステップＥＡ４）。
【００６６】
この際、試し引き検索の回数が２回目以降の場合には、前回の検索結果データと合わせて表示される。
【００６７】
これにより、試し引き候補として指定した各辞書のうちで、ユーザ自身の単語検索傾向に最適な辞書が前記推奨マークの付加により推薦されて表示されるようになる。
【００６８】
そして、試し引き検索画面Ｇ３における「続けて試し引き」ボタンが操作されると（ステップＥＡ５）、試し引きの継続情報がサーバ１０へ送信された後（ステップＥＡ６）、前記ステップＥＡ１による検索単語（見出し語）入力からの処理が繰り返され、新たな単語検索結果データに応じた最適な辞書の選択推奨表示が実行される（ステップＥＡ６→ＥＡ１〜ＥＡ４）。これに伴い、電子辞書受注サーバ１０でも、ユーザ端末２０から送信された試し引きの継続情報が受信され（ステップＥＢ９）、新たな試し引き単語の検索結果データに応じた最適な辞書の推奨決定処理が実行される。
【００６９】
そして、前記図１１の試し引き検索画面Ｇ３で示したように、例えば英和辞書の辞書コンテンツについて「ジ＊ニアス」が推奨決定表示された後、「戻る」ボタンが操作されると、ユーザ端末２０における表示画面は、図１３（Ａ）に示すように、英和辞書のジャンルにおいて「ジ＊ニアス」に選択マークが付された辞書個別選択中画面Ｇ４に切り替わり、各ジャンル別の各辞書コンテンツに対する試し引きかまたはユーザによる直接選択及び修正変更の入力状態にセットされる（ステップＥＡ７）。
【００７０】
そして、この辞書個別選択中画面Ｇ４にて選択辞書の修正入力が行われると、当該修正後の選択辞書情報がサーバ１０へ送信され（ステップＥＡ７）、電子辞書受注サーバ１０では、ユーザ端末２０から受信された修正後の選択辞書情報に応じて選択辞書が変更設定される（ステップＥＢ１０）。
【００７１】
なお、この試し引き処理では、各ジャンル毎に予め設定された見出し語の数だけ試し引き可能とするか、検索結果として表示する説明内容を先頭の一文節のみなどとすることで、無料による辞書検索をある程度制限する構成とする。
【００７２】
図１３は前記電子辞書受注生産システムのカスタマイズ辞書選択処理に伴う個別選択の場合にユーザ端末２０に表示される辞書個別選択画面の変化状態を示す図であり、同図（Ａ）はその辞書個別選択中画面Ｇ４を示す図、同図（Ｂ）はその辞書個別選択完了画面Ｇ５を示す図である。
【００７３】
こうして、前記辞書個別選択初期画面Ｇ２から辞書個別選択中画面Ｇ４を経て、試し引き処理による単語検索からの最適辞書コンテンツの選択推奨表示や所望辞書コンテンツの直接選択表示及びその修正選択表示などによって、全てのジャンルでの辞書の選択表示が成されると、図１３（Ｂ）で示すような辞書個別選択完了画面Ｇ５が表示される。
【００７４】
すると、この辞書個別選択完了画面Ｇ５において選択表示されている各辞書コンテンツの合計のデータ容量が前記受注サーバ１０内の辞書コンテンツ情報テーブル２（１２ｃ）（図５参照）に記述されている各辞書コンテンツ毎のデータ容量に基づき計算されると共に、この選択辞書コンテンツの合計データ容量が収まるメモリ容量を有するハードウエアサイズがハードウエア情報テーブル１（１２ｂ）（図４参照）に記述されている選択された画面サイズのタイプ別のメモリ容量に基づき選択される。
【００７５】
すると、選択されたハードウエアサイズに対応付けられて前記ハードウエア情報テーブル１（１２ｂ）（図４参照）に設定されている価格と、選択された各辞書コンテンツに対応付けられて前記辞書コンテンツ情報テーブル２（１２ｃ）（図５参照）に設定されている価格とに基づいて、その合計額が製品価格としてユーザ端末２０の辞書個別選択完了画面Ｇ５に表示される。
【００７６】
この際、前記図１３（Ｂ）で示した辞書個別選択完了画面Ｇ５にて選択表示された各辞書コンテンツ（英和：ジ＊ーニアス／和英：新グロ＊ーバル／国語：学＊国語辞典／漢和：学＊大漢和辞典／便利辞書：研＊社カタカナ辞典）及びハードウエアサイズ（コンパクト表示・キーボード）に応じた製品価格は、図１４（Ａ）に示すように、各辞書毎の価格（英和：ジ＊ーニアス：￥２０００／和英：新グロ＊ーバル：￥２０００／国語：学＊国語辞典：￥２０００／漢和：学＊大漢和辞典：￥１５００／便利辞書：研＊社カタカナ辞典：￥５００）と必要メモリ容量（１２８ＭＢ）及びハードウエアサイズ（コンパクト表示・キーボード・１２８ＭＢ機）に応じた価格（￥２２０００）との合計額（￥３００００）として計算表示される。
【００７７】
図１４は前記電子辞書受注生産システムのユーザ端末処理及び電子辞書受注サーバ処理におけるカスタマイズ辞書選択処理に伴う製品価格の計算内容を示す図であり、同図（Ａ）は図１３（Ｂ）の辞書個別選択完了画面Ｇ５での選択内容に応じた製品価格の計算内容を示す図、同図（Ｂ）は他の組み合わせでの辞書個別選択内容に応じた製品価格の計算内容を示す図である。
【００７８】
例えば図１４（Ｂ）に示す組み合わせ例では、選択された各辞書（英和：グ＊ンドコンサイス／和英：グ＊ンドコンサイス／国語：広＊苑／漢和：漢＊林／便利辞書：研＊社カタカナ辞典）及びハードウエアサイズ（大画面・大型キーボード）に応じた製品価格が、各辞書毎の価格（英和：グ＊ンドコンサイス：￥５０００／和英：グ＊ンドコンサイス：￥５０００／国語：広＊苑：￥５０００／漢和：漢＊林：￥３０００／便利辞書：研＊社カタカナ辞典：￥５００）と必要メモリ容量（２３９ＭＢ）及びハードウエアサイズ（大画面・大型キーボード・２５６ＭＢ機）に応じた価格（￥３００００）との合計額（￥４８５００）として計算表示される。
【００７９】
またこの際、選択されたハードウエアサイズのメモリ容量と各辞書コンテンツの収録に必要な合計メモリ容量との差、つまり余剰容量が計算され、この余剰容量に収録可能な辞書（この場合は収録価格￥０のサービス辞書コンテンツ）が前記辞書コンテンツ情報テーブル２（図５参照）から抽出され、現在ユーザ端末２０にて表示中の辞書個別選択完了画面Ｇ５上の「おまけ辞書」の選択項目に表示付加される。
【００８０】
このような、カスタマイズ辞書選択処理（ステップＡＤ−ＢＤ：ＤＡ１〜ＤＡＥ＜ＥＡ１〜ＥＡ７＞：ＤＢ１〜ＤＢＥ＜ＥＢ１〜ＥＢ１０＞）に従ってユーザ所望の辞書を収録した所望ハードウエアサイズの選択設定処理が終了しその製品見積価格が表示されると、図１５に示すように、メーカ工場へのカスタマイズ辞書の作成依頼画面Ｇ６がユーザ端末２０に表示される。
【００８１】
図１５は前記電子辞書受注生産システムのユーザ端末処理に伴い表示されるカスタマイズ辞書の作成依頼画面Ｇ６を示す図である。
【００８２】
このカスタマイズ辞書の作成依頼画面Ｇ６では、カスタマイズ辞書ファクトリに対する辞書作成依頼の送信メッセージと共に、ユーザ氏名・住所・クレジット番号の入力項目が表示されるもので、このカスタマイズ辞書作成依頼画面Ｇ６において、氏名・住所・クレジット番号がユーザ入力されて「ＯＫ」ボタンが操作されると、入力されたユーザ氏名・住所・クレジット番号の各データがユーザ端末２０から電子辞書受注サーバ１０へ送信される（ステップＡ２）。
【００８３】
電子辞書受注サーバ１０において、前記ユーザ端末２０から送信されたユーザ氏名・住所・クレジット番号が受信されると（ステップＢ２）、これと共に前記カスタマイズ辞書選択処理（ステップＡＢＤ）において選択設定された各辞書コンテンツ及びハードウエアサイズの購入辞書情報が対応付けられてメモリ１２内の顧客購入情報メモリ１２ｆに記憶される（ステップＢ３）。
【００８４】
すると、前記電子辞書受注サーバ１０の顧客購入情報メモリ１２ｆに記憶された顧客ユーザの氏名・住所・クレジット番号及び購入辞書情報が、メーカファクトリＦＡのファクトリオートメーション端末（ＦＡ−ＰＣ）３０へ送信されてカスタマイズ辞書作成の発注が行われる（ステップＢ４）。
【００８５】
そして、電子辞書受注サーバ１０では、受注された購入辞書の見積価格とユーザクレジット情報に基づき、当該購入ユーザに対する課金処理が行われる（ステップＢ５）。
【００８６】
一方、ファクトリオートメーション端末（ＦＡ−ＰＣ）３０において、前記電子辞書受注サーバ１０から送信された顧客ユーザの氏名・住所・クレジット番号及び購入辞書情報が受信されると（ステップＣ１）、これに従い製造ライン３０Ｌに対して当該顧客ユーザ所望の電子辞書４０の生産指示が行われる（ステップＣ２）。
【００８７】
そして、前記顧客ユーザの購入辞書情報に基づいて当該ユーザ所望の辞書コンテンツを収録した所望ハードウエアサイズの電子辞書が製造作成されると、当該カスタマイズ電子辞書の梱包と共に「ユーザ氏名・住所」の送り状が添付され（ステップＣ３）、当該カスタマイズ電子辞書の発注元である送り状の宛先へ発送される（ステップＣ４）。
【００８８】
これにより、電子辞書のハードウエアサイズ及びこれに収録される各辞書コンテンツ・製品価格についてユーザの希望通りに製造作成されたカスタマイズ電子辞書がユーザ宅へ配達される。
【００８９】
次に、ユーザ端末２０に表示されたカスタマイズ辞書ファクトリの初期選択画面Ｇ１（図９参照）において、Ａボタンｘ１の操作によりユーザ用途に応じたカスタマイズ辞書を作成する場合について説明する。
【００９０】
ユーザ用途選択ｘ１が選択されると、ユーザ用途（読み／書き）に関する質問画面がユーザ端末２０に表示され、その回答の選択入力が促される。
【００９１】
このユーザ用途の質問画面において入力されたユーザの使い方が、“読む”のが中心の使い方であると判断されると、電子辞書受注サーバ１０の辞書コンテンツ情報メモリ１２ｃに記憶されている辞書コンテンツ情報テーブル２（図５参照）に基づき、“読む”の用途適性に最も合致した各辞書コンテンツのタイトルが読み出され、“読む”の用途対応辞書設定画面としてユーザ端末２０に表示される。
【００９２】
また、ユーザ用途の質問画面において入力されたユーザの使い方が、“書く”のが中心の使い方であると判断された場合には、前記辞書コンテンツ情報テーブル２（図５参照）に基づき、“書く”の用途適性に最も合致した各辞書コンテンツのタイトルが読み出され、“書く”の用途対応辞書設定画面としてユーザ端末２０に表示される。
【００９３】
こうして、ユーザ用途に対応した辞書コンテンツが選択設定されてユーザ端末２０に表示されると、前記同様に、選択された辞書コンテンツ及びハードウエアサイズに対応した製品見積価格が計算表示される。
【００９４】
そしてこの後、前記図１５で示したように、ユーザ端末２０に表示されたメーカ工場へのカスタマイズ辞書の作成依頼画面Ｇ６において、氏名・住所・クレジット番号がユーザ入力されて「ＯＫ」ボタンが操作されると、入力されたユーザ氏名・住所・クレジット番号の各データがユーザ端末２０から電子辞書受注サーバ１０へ送信される（ステップＡ２）。
【００９５】
すると、電子辞書受注サーバ１０では、前記ステップＢ２〜Ｂ５と同様の処理が実行され、また、ファクトリオートメーション端末（ＦＡ−ＰＣ）３０では、前記ステップＣ１〜Ｃ４と同様の処理が実行されることで、電子辞書のハードウエアサイズ及びこれに収録される各辞書コンテンツ・製品価格についてユーザの用途に合わせて製造作成されたカスタマイズ電子辞書がユーザ宅へ配達される。
【００９６】
次に、ユーザ端末２０に表示されたカスタマイズ辞書ファクトリの初期選択画面Ｇ１（図９参照）において、Ｂボタンｘ２の操作によりユーザ語学レベルに応じたカスタマイズ辞書を作成する場合について説明する。
【００９７】
ユーザ語学レベル選択ｘ２が選択されると、「英検」の級や「ＴＯＥＩＣ」の点数などのユーザ語学レベルの選択入力画面がユーザ端末２０に表示される。
【００９８】
このユーザ語学レベルの選択入力画面において、ユーザの「英検」レベルが選択入力されると、電子辞書受注サーバ１０の辞書コンテンツ情報メモリ１２ｃに記憶されている辞書コンテンツ情報テーブル２（図５参照）に基づき、ユーザ選択された英検レベル（例えば「英検：準１級」）の適性に対応した各辞書コンテンツのタイトルが読み出され、ユーザ語学レベル対応辞書設定画面としてユーザ端末２０に表示される。
【００９９】
また、前記ユーザ語学レベルの選択入力画面において、ユーザの「ＴＯＥＩＣ」レベルが選択入力されると、前記辞書コンテンツ情報テーブル２（図５参照）に基づき、ユーザ選択されたＴＯＥＩＣレベル（例えば「ＴＯＥＩＣ：４５０」）の適性に対応した各辞書コンテンツのタイトルが読み出され、ユーザ語学レベル対応辞書設定画面としてユーザ端末２０に表示される。
【０１００】
こうして、ユーザ語学レベルに対応した辞書コンテンツが選択設定されてユーザ端末２０に表示されると、前記同様に選択された辞書コンテンツ及びハードウエアサイズに対応した製品見積価格が計算表示される。
【０１０１】
そしてこの後、前記図１５で示したように、ユーザ端末２０に表示されたメーカ工場へのカスタマイズ辞書の作成依頼画面Ｇ６において、氏名・住所・クレジット番号がユーザ入力されて「ＯＫ」ボタンが操作されると、入力されたユーザ氏名・住所・クレジット番号の各データがユーザ端末２０から電子辞書受注サーバ１０へ送信される（ステップＡ２）。
【０１０２】
すると、電子辞書受注サーバ１０では、前記ステップＢ２〜Ｂ５と同様の処理が実行され、また、ファクトリオートメーション端末（ＦＡ−ＰＣ）３０では、前記ステップＣ１〜Ｃ４と同様の処理が実行されることで、電子辞書のハードウエアサイズ及びこれに収録される各辞書コンテンツ・製品価格についてユーザの語学レベルに合わせて製造作成されたカスタマイズ電子辞書がユーザ宅へ配達される。
【０１０３】
次に、ユーザ端末２０に表示されたカスタマイズ辞書ファクトリの初期選択画面Ｇ１（図９参照）において、Ｃボタンｘ３の操作により学校推薦に応じたカスタマイズ辞書を作成する場合について説明する。
【０１０４】
学校推薦選択ｘ３が選択されると、ユーザの学校名／学部名の入力画面がユーザ端末２０に表示されてその入力が促される。
【０１０５】
このユーザ学校名／学部名の選択入力画面において、ユーザの学校名／学部名が入力されると、電子辞書受注サーバ１０の辞書コンテンツ情報メモリ１２ｃに記憶されている辞書コンテンツ情報テーブル２（図５参照）に基づき、ユーザ入力された学校／学部の推奨している各辞書コンテンツのタイトルが読み出され、学校推薦対応辞書設定画面としてユーザ端末２０に表示される。
【０１０６】
こうして、ユーザの学校／学部に対応した推奨の辞書コンテンツが選択設定されてユーザ端末２０に表示されると、前記同様に選択された辞書コンテンツ及びハードウエアサイズに対応した製品見積価格が計算表示される。
【０１０７】
そしてこの後、前記図１５で示したように、ユーザ端末２０に表示されたメーカ工場へのカスタマイズ辞書の作成依頼画面Ｇ６において、氏名・住所・クレジット番号がユーザ入力されて「ＯＫ」ボタンが操作されると、入力されたユーザ氏名・住所・クレジット番号の各データがユーザ端末２０から電子辞書受注サーバ１０へ送信される（ステップＡ２）。
【０１０８】
すると、電子辞書受注サーバ１０では、前記ステップＢ２〜Ｂ５と同様の処理が実行され、また、ファクトリオートメーション端末（ＦＡ−ＰＣ）３０では、前記ステップＣ１〜Ｃ４と同様の処理が実行されることで、電子辞書のハードウエアサイズ及びこれに収録される各辞書コンテンツ・製品価格についてユーザの学校／学部推薦に合わせて製造作成されたカスタマイズ電子辞書がユーザ宅へ配達される。
【０１０９】
したがって、前記構成の電子辞書受注生産システムによれば、ユーザ端末２０からアクセスされた電子辞書受注サーバ１０のホームページに従って、各ジャンル毎の辞書コンテンツタイトルが一覧表示された辞書個別選択画面（Ｇ２〜Ｇ５）において、「試し引き」のボタン操作に応じた試し引き処理により複数の試し引き候補の辞書を指定すると共に任意の単語（見出し語）を入力して試し引きを行うと、受注サーバ１０から指定された辞書それぞれにおける検索単語の収録有無、説明内容の収録文字数、そして説明内容が検索結果データとして取得表示されると共に、これに応じて例えば検索単語の最多収録辞書が最適辞書コンテンツとして選択されて推奨表示されるので、ユーザ自身の単語（見出し語）検索傾向に合った辞書コンテンツを容易に選択することができ、自分にあった辞書コンテンツが収録された電子辞書を通信ネットワーク（インターネット）Ｎを介して簡単に発注購入できるようになる。
【０１１０】
また、前記構成の電子辞書受注生産システムによれば、ユーザ端末２０から電子辞書受注サーバ１０のホームページへのアクセスに伴い選択入力され決定された各辞書コンテンツの情報及びハードウエアサイズの情報は、同ユーザ入力されたユーザ氏名，住所と共に電子辞書受注サーバ１０からファクトリオートメーション端末（ＦＡ−ＰＣ）３０へ送信され、これに基づきファクトリＦＡ内の製造ライン３０Ｌに指示が成されてユーザ所望の電子辞書４０が作成発送されるので、ユーザに最適な辞書コンテンツが選択的に収録された電子辞書を通信ネットワーク（インターネット）Ｎを介して非常に簡単に発注して受け取ることができるようになる。
【０１１１】
なお、前記実施形態において記載した電子辞書受注生産システムにおける電子辞書受注サーバ１０やユーザ端末２０そしてファクトリオートメーション端末３０による各処理の手法、すなわち、図６（Ａ）のフローチャートに示すユーザ端末処理、図６（Ｂ）のフローチャートに示す電子辞書受注サーバ処理、図６（Ｃ）のフローチャートに示すファクトリオートメーション端末処理、図７（Ａ）のフローチャートに示すユーザ端末処理に伴うカスタマイズ辞書選択処理、図７（Ｂ）のフローチャートに示す電子辞書受注サーバ処理に伴うカスタマイズ辞書選択処理、図８（Ａ）のフローチャートに示すユーザ端末２０でのカスタマイズ辞書選択処理に伴う試し引き処理、図８（Ｂ）のフローチャートに示す電子辞書受注サーバ１０でのカスタマイズ辞書選択処理に伴う試し引き処理の各手法は、何れもコンピュータに実行させることができるプログラムとして、メモリカード（ＲＯＭカード、ＲＡＭカード等）、磁気ディスク（フロッピディスク、ハードディスク等）、光ディスク（ＣＤ−ＲＯＭ、ＤＶＤ等）、半導体メモリ等の外部記録媒体１３に格納して配布することができる。そして、通信ネットワーク（インターネット）Ｎとの通信機能を備えた種々のコンピュータ端末は、この外部記録媒体１３に記憶されたプログラムを記録媒体読取部１４によってメモリ１２に読み込み、この読み込んだプログラムによって動作が制御されることにより、前記実施形態において説明した電子辞書受注生産機能を実現し、前述した手法による同様の処理を実行することができる。
【０１１２】
また、前記各手法を実現するためのプログラムのデータは、プログラムコードの形態として通信ネットワーク（インターネット）Ｎ上を伝送させることができ、この通信ネットワーク（インターネット）Ｎに接続されたコンピュータ端末から前記のプログラムデータを取り込み、前述した電子辞書受注生産機能を実現することもできる。
【０１１３】
なお、本願発明は、前記各実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。さらに、前記各実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜な組み合わせにより種々の発明が抽出され得る。例えば、各実施形態に示される全構成要件から幾つかの構成要件が削除されたり、幾つかの構成要件が組み合わされても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題が解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除されたり組み合わされた構成が発明として抽出され得るものである。
【０１１４】
【発明の効果】
以上のように、本発明の請求項１に係る電子辞書関連情報提供サーバによれば、複数種類の各辞書毎に複数の見出し語のそれぞれに対応付けて内容を記憶する辞書内容記憶手段を有し、見出し語受信手段により外部の端末から検索対象の見出し語が受信されると、内容検索送信手段によりこの受信された見出し語に対応して前記辞書内容記憶手段により記憶された複数の辞書それぞれの内容の検索結果が端末へ送信される。するとこの複数の辞書それぞれの内容の検索結果を端末へ送信した後に、当該複数の辞書のうちから選択された辞書の選択情報が前記端末から受信されるので、端末ユーザからの検索見出し語に対応する複数の辞書の内容の検索結果を端末ユーザに提供することができ、端末ユーザに、任意の見出し語に対する複数の辞書それぞれの内容の検索結果を参考にして、自分に合ったコンテンツを容易に選択できるサービスを提供できるようになる。
【０１１５】
また、本発明の請求項２に係る電子辞書関連情報提供サーバによれば、さらに、指定辞書受信手段により、辞書内容記憶手段により記憶された複数種類の辞書のうちの複数の辞書に対する指定情報が外部の端末から受信されると、この指定の複数の辞書それぞれについて、見出し語受信手段により受信された見出し語に対応した内容の検索結果が指定辞書内容検索送信手段により前記端末へ送信されるので、端末ユーザに、任意に指定した複数の辞書について、任意の見出し語に対する複数の辞書それぞれの内容の検索結果を参考にして、自分に合ったコンテンツをより簡単に選択できるサービスを提供できるようになる。
【０１１６】
また、本発明の請求項３に係る電子辞書関連情報提供サーバによれば、さらに、推奨辞書決定手段により、前記見出し語に対応した複数の辞書の検索結果に応じて選択を推奨する辞書が決定され、推奨情報送信手段により、この決定された辞書の推奨情報が前記端末へ送信されるので、端末ユーザに対し、任意入力した見出し語に対する複数の辞書それぞれの内容の検索結果に応じた辞書の推奨情報を参考にして、自分に合った辞書を非常に簡単に選択できるサービスを提供できるようになる。
【０１１７】
よって、本発明によれば、インターネット上でユーザが自分にあった辞書コンテンツを試し引きして容易に選択することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の電子辞書関連情報提供サーバの実施形態に係る電子辞書受注サーバ１０に基づいた電子辞書受注生産システムの全体の構成を示す図である。
【図２】前記電子辞書受注生産システムの概要を説明する図。
【図３】前記電子辞書受注生産システムにおける電子辞書受注サーバ１０の電子回路の構成を示すブロック図。
【図４】前記電子辞書受注生産システムにおける電子辞書受注サーバ１０のハードウエア情報メモリ１２ｂに記憶されたハードウエア情報テーブル１を示す図。
【図５】前記電子辞書受注生産システムにおける電子辞書受注サーバ１０の辞書コンテンツ情報メモリ１２ｃに記憶された辞書コンテンツ情報テーブル２を示す図であり、同図（Ａ）は英和辞書用の辞書コンテンツ情報テーブル２を示す図、同図（Ｂ）は英英辞書用の辞書コンテンツ情報テーブル２を示す図。
【図６】前記電子辞書受注生産システムにおける受注生産全体処理を示すフローチャートであり、同図（Ａ）はそのユーザ端末処理を示すフローチャート、同図（Ｂ）はその受注サーバ処理を示すフローチャート、同図（Ｃ）はそのファクトリオートメーション処理を示すフローチャート。
【図７】前記電子辞書受注生産システムのユーザ端末処理及び受注サーバ処理に伴うカスタマイズ辞書選択処理を示すフローチャートであり、同図（Ａ）はユーザ端末２０でのカスタマイズ辞書選択処理を示すフローチャート、同図（Ｂ）は受注サーバ１０でカスタマイズ辞書選択処理を示すフローチャート。
【図８】前記電子辞書受注生産システムのカスタマイズ辞書選択処理に伴う試し引き処理を示すフローチャートであり、同図（Ａ）はユーザ端末２０での試し引き処理を示すフローチャート、同図（Ｂ）は受注サーバ１０で試し引き処理を示すフローチャート。
【図９】前記電子辞書受注生産システムの電子辞書受注サーバ１０により開設されているカスタマイズ辞書ファクトリＨＰの初期選択画面Ｇ１を示す図。
【図１０】前記電子辞書受注生産システムのカスタマイズ辞書選択処理に伴う個別選択の場合にユーザ端末２０に表示される辞書個別選択初期画面Ｇ２を示す図。
【図１１】前記電子辞書受注生産システムのカスタマイズ辞書選択処理における試し引き処理に伴い表示されるジャンル別試し引き検索画面Ｇ３を示す図。
【図１２】前記電子辞書受注生産システムのカスタマイズ辞書選択処理における試し引き処理に伴う複数辞書に対する複数単語の検索結果データを示す図であり、同図（Ａ）は見出し語内容収録有無の検索結果データを示す図、同図（Ｂ）は見出し語内容収録文字数の検索結果データを示す図。
【図１３】前記電子辞書受注生産システムのカスタマイズ辞書選択処理に伴う個別選択の場合にユーザ端末２０に表示される辞書個別選択画面の変化状態を示す図であり、同図（Ａ）はその辞書個別選択中画面Ｇ４を示す図、同図（Ｂ）はその辞書個別選択完了画面Ｇ５を示す図。
【図１４】前記電子辞書受注生産システムのユーザ端末処理及び電子辞書受注サーバ処理におけるカスタマイズ辞書選択処理に伴う製品価格の計算内容を示す図であり、同図（Ａ）は図１３（Ｂ）の辞書個別選択完了画面Ｇ５での選択内容に応じた製品価格の計算内容を示す図、同図（Ｂ）は他の組み合わせでの辞書個別選択内容に応じた製品価格の計算内容を示す図。
【図１５】前記電子辞書受注生産システムのユーザ端末処理に伴い表示されるカスタマイズ辞書の作成依頼画面Ｇ６を示す図。
【符号の説明】
１０ …電子辞書受注サーバ
１１ …ＣＰＵ
１２ …メモリ
１２ａ…受注サーバ処理プログラム
１２ｂ…ハードウエア情報メモリ
１２ｃ…辞書コンテンツ情報メモリ
１２ｄ…辞書データメモリ
１２ｅ…検索結果データメモリ
１２ｆ…顧客購入情報メモリ
１３ …外部記録媒体
１４ …記録媒体読取部
１５ …電送制御部
１６ …入力部
１７ …表示部
２０ …ユーザ端末（ＰＣ）
３０ …ファクトリオートメーション端末（ＦＡ−ＰＣ）
３０Ｌ…製造ライン
４０ …電子辞書
Ｎ …通信ネットワーク（インターネット）
ＦＡ…電子辞書メーカファクトリ
Claims (9)
- 複数種類の各辞書毎に複数の見出し語のそれぞれに対応付けて内容を記憶する辞書内容記憶手段と、
外部の端末から検索対象の見出し語を受信する見出し語受信手段と、
この見出し語受信手段により受信された見出し語に対応して前記辞書内容記憶手段により記憶された複数の辞書それぞれの内容の検索結果を前記端末へ送信する内容検索送信手段と、
この内容検索送信手段により検索対象の見出し語に対応する複数の辞書それぞれの内容の検索結果を前記端末へ送信した後に、当該複数の辞書のうちから選択された辞書の選択情報を前記端末から受信する選択辞書受信手段と、
を備えたことを特徴とする電子辞書関連情報提供サーバ。 - さらに、
前記辞書内容記憶手段により記憶された複数種類の辞書のうちの複数の辞書に対する指定情報を外部の端末から受信する指定辞書受信手段を備え、
前記内容検索送信手段は、前記見出し語受信手段により受信された見出し語に対応して前記指定辞書受信手段により受信された指定の複数の辞書それぞれの内容の検索結果を前記端末へ送信する指定辞書内容検索送信手段を有する、
ことを特徴とする請求項１に記載の電子辞書関連情報提供サーバ。 - さらに、
前記内容検索送信手段により前記端末へ送信する前記見出し語に対応した複数の辞書の検索結果に応じて、選択を推奨する辞書を決定する推奨辞書決定手段と、
この推奨辞書決定手段により決定された辞書の推奨情報を前記端末へ送信する推奨情報送信手段と、
を備えたことを特徴とする請求項１または請求項２に記載の電子辞書関連情報提供サーバ。 - 前記見出し語受信手段により受信された見出し語に対応した複数の辞書それぞれの内容の検索結果は、各辞書それぞれについての見出し語の有無を示す情報であり、
前記推奨辞書決定手段は、前記各辞書それぞれについての見出し語有無の情報に応じて、見出し語有りの数が多い辞書を推奨する辞書として決定する手段である、
ことを特徴とする請求項３に記載の電子辞書関連情報提供サーバ。 - 前記見出し語受信手段により受信された見出し語に対応した複数の辞書それぞれの内容の検索結果は、各辞書それぞれについての見出し語に対応する説明内容であり、
前記推奨辞書決定手段は、前記各辞書それぞれについての見出し語に対応する説明内容に応じて、当該説明内容が多い辞書を推奨する辞書として決定する手段である、
ことを特徴とする請求項３に記載の電子辞書関連情報提供サーバ。 - さらに、
前記外部の端末から受注製品の送付先を受信する送付先受信手段と、
前記辞書選択受信手段により受信された選択辞書の情報と共に前記送付先受信手段により受信された受注製品の送付先を製品製造工場の端末へ送信する製造情報送信手段と、
を備えたことを特徴とする請求項１乃至請求項５の何れか１項に記載の電子辞書関連情報提供サーバ。 - 複数種類の各辞書毎に複数の見出し語のそれぞれに対応付けて内容を記憶する辞書内容記憶手段と、
外部の端末から検索対象の見出し語を受信する見出し語受信手段と、
この見出し語受信手段により受信された見出し語に対応して前記辞書内容記憶手段により記憶された複数の辞書それぞれの内容の検索結果とその検索結果に応じた辞書の推奨情報を前記端末へ送信する辞書関連情報送信手段と、
を備えたことを特徴とする電子辞書関連情報提供サーバ。 - 電子辞書関連情報提供サーバのコンピュータを制御するための電子辞書関連情報提供処理プログラムであって、
前記コンピュータを、
複数種類の各辞書毎に複数の見出し語のそれぞれに対応付けて内容を記憶する辞書内容記憶手段、
外部の端末から検索対象の見出し語を受信する見出し語受信手段、
この見出し語受信手段により受信された見出し語に対応して前記辞書内容記憶手段により記憶された複数の辞書それぞれの内容の検索結果を前記端末へ送信する内容検索送信手段、
この内容検索送信手段により検索対象の見出し語に対応する複数の辞書それぞれの内容の検索結果を前記端末へ送信した後に、当該複数の辞書のうちから選択された辞書の選択情報を前記端末から受信する選択辞書受信手段、
として機能させるようにしたコンピュータ読み込み可能な電子辞書関連情報提供処理プログラム。 - 電子辞書関連情報提供サーバのコンピュータを制御するための電子辞書関連情報提供処理プログラムであって、
前記コンピュータを、
複数種類の各辞書毎に複数の見出し語のそれぞれに対応付けて内容を記憶する辞書内容記憶手段、
外部の端末から検索対象の見出し語を受信する見出し語受信手段、
この見出し語受信手段により受信された見出し語に対応して前記辞書内容記憶手段により記憶された複数の辞書それぞれの内容の検索結果とその検索結果に応じた辞書の推奨情報を前記端末へ送信する辞書関連情報送信手段、
として機能させるようにしたコンピュータ読み込み可能な電子辞書関連情報提供処理プログラム。
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