JP2007525743A - デジタルアセットの選択及び購入のためのシステム及び方法 - Google Patents

Abstract

本発明は、顧客が小売店にいながらにしてコンテンツを試聴し、購入するコンテンツを選択できるようにするシステム及び方法を提供する。有利なことに、顧客に、コンテンツを配信する１つ又は複数の選択肢を与えることができる。

Description

［発明の背景］
［発明の分野］
本発明は、デジタルオーディオコンテンツ及び／又はデジタルビデオコンテンツ等のデジタルアセット(digital asset)を選択してダウンロードするシステム及び方法に関する。

［関連出願の相互参照］
本願は、２００３年１２月３０日出願の米国仮特許出願第６０／５３３０５２号明細書の利益を主張するとともに、２００４年８月１９日出願の米国仮特許出願第６０／６０２６４２号明細書の利益も主張するものである。上で触れた仮出願の内容を、この参照により本明細書に援用する。

本願は、２００３年３月７日出願の米国特許出願第１０／２５８８４８号明細書に関連し、この内容を、この参照により本明細書に援用する。

［背景の考察］
米国特許出願第１０／２５８８４８号明細書（’８４８号出願）には、顧客が、コンパクトディスク（ＣＤ）からのオーディオトラック又は映画の予告編等のコンテンツを視聴できるようにするシステム及び方法が記載されている。たとえば、’８４８号出願には、オーディオ及び／又はビデオ出力装置をそれぞれ含み、試聴（sampling）に利用可能なデジタルアセットを記憶したサーバにネットワーク接続されたいくつかのコンピュータシステムを小売店全体にわたって配置することが開示されている。顧客はコンピュータシステムと対話して、アセットを見つけて試聴する。すなわち、顧客はコンピュータシステムに対して、サーバからコンテンツを取り出し、そのコンテンツを再生するよう指示することができ、それによって顧客はコンテンツを視聴することができる。

［発明の概要］
本発明は、顧客が、小売店にいながらにしてアセットを試聴し、購入するアセットを選択できるようにするシステム及び方法を提供する。有利なことに、顧客に、アセットを配信する１つ又は複数の選択肢を与えることができる。たとえば、顧客に、購入したアセットを、インターネット又は他のネットワークを介して家のコンピュータにダウンロードできるようにするという選択肢を与えることができる。さらに、顧客に、アセットの符号化フォーマットを指定するという選択肢を与えることができる。たとえば、顧客が音楽を購入した場合、オーディオ符号化フォーマット又はＤＲＭフォーマット（たとえば、ＭＰ３、ＡＡＣ、ＷＭＡ等）を選択するという選択肢を顧客に与えることができる。

特定の一実施の形態では、本発明は、顧客が小売店においてデジタルアセットを購入できるようにする方法を提供する。方法は、一実施の形態によれば、顧客により入力された仮想ショッピングカート識別子を小売店内に配置された端末において受け取ることと、顧客が購入するデジタルアセットを選択できるようにするユーザインタフェースを端末において顧客に対して表示することと、顧客がデジタルアセットを顧客の仮想カートに追加したいことを示す入力を端末において顧客から受け取ることと、デジタルアセットを識別するアセット識別子を端末からサーバシステムに送信することであって、サーバシステムはアセット識別子をカート識別子に関連付ける、アセット識別子を送信することと、顧客が顧客の仮想カートの中身を購入する準備が整ったという指示を端末において顧客から受け取ることと、注文メッセージを履行システムに送信することと、履行システムから、注文確認コードを含む注文応答を受け取ることと、注文確認コードを顧客に提供することと、履行システムから、店の外にある顧客の装置に１つ又は複数のデジタルアセットをダウンロードすることとを含む。

ダウンロードするステップは、確認コードを顧客の装置に入力することと、確認コードを顧客の装置から履行システムに送信することとを含む。履行システムは、受け取った確認コードを使用して、顧客が購入したデジタルアセットを判断し、次いでそれらデジタルアセットを顧客の装置に送信する。

別の実施の形態によれば、方法は、顧客に関連付けられたアカウント識別子を小売店内にある端末において受け取ることと、顧客が購入するデジタルアセットを選択できるようにするユーザインタフェースを端末において顧客に対して表示することと、顧客がデジタルアセットを購入したいことを示す入力を端末において顧客から受け取ることと、デジタルアセットを識別するアセット識別子を端末からサーバシステムに送信することであって、サーバシステムはデータベースを使用して、アセット識別子をアカウント識別子に関連付ける、アセット識別子を送信することと、顧客がアカウント識別子に関連付けられたアセット識別子により識別されるデジタルアセットを購入する準備が整ったという指示を受け取ることと、注文メッセージを履行システムに送信することであって、注文メッセージは、アカウント識別子及び１つ又は複数のデジタルアセットを識別する情報を含む、注文メッセージを送信することと、履行システムから、店の外にある顧客の装置に１つ又は複数のデジタルアセットをダウンロードすることとを含み、ダウンロードするステップは、アカウントコードを顧客の装置から履行システムに送信することを含み、それにより履行システムは、アカウント識別子に関連付けられたデジタルアセットを判断し、次いでそれらアセットを顧客の装置に送信することができる。

さらに別の実施の形態によれば、方法は、顧客に、仮想ショッピングカート識別子がプリント又は記憶されているショッピングカードを提供することと、小売店内に端末を設置することであって、端末は、ショッピングカードにプリント又は記憶されている仮想ショッピングカート識別子を読み取るリーダを有する、端末を設置することと、顧客が購入するデジタルアセットを選択できるようにするユーザインタフェースを端末において顧客に対して表示することと、顧客がデジタルアセットを購入したいことを示す入力を端末において顧客から受け取ることと、デジタルアセットを識別するアセット識別子を端末からサーバシステムに送信することと、顧客がカート識別子に関連付けられたアセット識別子により識別されるデジタルアセットを購入する準備が整ったという指示を受け取ることと、注文メッセージを履行システムに送信することと、履行システムから注文応答を受け取ることであって、注文応答は注文確認コードを含む、受け取ることと、注文確認コードを顧客に提供することと、履行システムから店の外にある顧客の装置に、１つ又は複数のデジタルアセットをダウンロードすることとを含む。

本発明の上記及び他の特徴及び利点、並びに本発明の好ましい実施の形態の構造及び動作について、添付図面を参照しながら以下詳細に説明する。

本明細書に組み込まれてその一部を成す添付図面は、本発明の各種実施の形態の例示に役立つとともに、説明と併せて、本発明の原理を説明し、当業者が本発明の実施の形態を制作して使用できるようにする役割をさらに果たす。図面中、同様の参照符号は同一又は機能的に同様の要素を示す。

［好ましい実施形態の詳細な説明］
図１は、本発明の一実施形態によるリテールデジタルアセット購入システム１００の機能ブロック図である。図１に示すように、いくつかのコンピュータシステム１０２（以下、「視聴ステーション」、「ＬＶＳ」、又は「端末」と呼ぶ）が、小売店１０１全体に分散しており、小売店１０１は大半の小売店のように、購入することができる物理的なアセット１０３を収容し得る。この例では、物理的なアセット１０３としては、ＣＤ、ＤＶＤ、及び他の製品が含まれ得る。

図１に示すように、小売店１０１は、デジタルアセットサーバシステム１０６も含み得るが、サーバシステム１０６は店１０１内にある必要はない。好ましくは、各端末又はＬＶＳ１０２はサーバシステム１０６に結合され、それにより、ＬＶＳ１０２はサーバシステム１０６と情報をやりとりすることができる。たとえば、サーバシステム１０６が店１０１内にある実施形態では、ローカルエリアネットワーク（ＬＡＮ）を設けて、各ＬＶＳ１０２をサーバシステム１０６に結合することができる。ＬＡＮは有線ネットワークであってもよく且つ／又は無線ネットワークであってもよい。

これより図２Ａ及び図２Ｂを参照すると、図２Ａ及び図２Ｂは、システム１００を使用してデジタルアセットを購入する、一実施形態によるプロセス２００を示すフローチャートである。プロセス２００はステップ２０２において開始することができ、ステップ２０２において、顧客１１１が小売店１０１に入店する。

ステップ２０４において、顧客１１１は仮想ショッピングカート識別子を取得又は作成することができる。仮想ショッピングカート識別子は、任意のキャラクタ列（たとえば、数字、文字、又は他のキャラクタ）であってもよい。一実施形態では、ショッピングカード（たとえば、可撓性のある紙又は剛体の紙、ボール紙、プラスチック等）を店全体にわたって分散させ、各ショッピングカードに仮想ショッピングカート識別子をプリントしておくことができる。したがって、いくつかの実施形態では、ステップ２０４において、顧客１１１は、ショッピングカードを取得することによって仮想ショッピングカート識別子を取得する。

再び図１を参照すると、いくつかの実施形態では、ショッピングカードホルダ１６４をＬＶＳ１０２の１つ又は複数に取り付けるか、又はその隣に配置することができる。ショッピングカードホルダ１６４は、ショッピングカードを収容するように機能する。このようにすれば、顧客はショッピングカードホルダ１６４からショッピングカードを取得する必要があるだけであるため、顧客は仮想ショッピングカート識別子を簡単に取得する。

これより図３を参照すると、図３はショッピングカード例３０２を示す。図３に示すように、ショッピングカード３０２には数字列３０４をプリントしておくことができる。この数字列３０４は、仮想ショッピングカート識別子である。図３に示すように、バーコード３０６をショッピングカード３０２にプリントすることができる。好ましくは、バーコード３０６は数字３０４に対応する。カード３０２は、それぞれ仮想ショッピングカート識別子を記憶することができる磁気ストリップ３０８又はＲＦＩＤ回路３１０も含むことができる。

再び図２Ａを参照すると、顧客１１１が仮想ショッピングカート識別子を取得した後、プロセス２００はステップ２０６に進むことができる。

ステップ２０６において、顧客１１１は、取得した、又は顧客作成の仮想ショッピングカート識別子をＬＶＳ１０２（たとえば、ＬＶＳ１０２ａ）に入力することができる。好ましくは、識別子がバーコードに符号化される、又は磁気ストリップ若しくはＲＦＩＤ回路等に記憶されている実施形態では、各ＬＶＳ１０２はバーコードスキャナ、磁気ストリップリーダ、ＲＦＩＤリーダ等を有し、それにより、顧客１１１は識別子をＬＶＳに手作業で入力する必要がない。たとえば、顧客が、仮想カート識別子を符号化したバーコードを有するショッピングカードを取得しており、ＬＶＳがバーコードスキャナを有する場合、仮想カート識別子を入力するに当たり、顧客はバーコードをバーコードスキャナの読み取り範囲内に置く必要があるだけである。顧客１１１が自身のカート識別子を作成する実施形態では、ＬＶＳは、顧客が顧客作成の仮想ショッピングカート識別子を手作業で入力できるようにするキーボード、キーパッド等を有し得る。顧客１１１が顧客作成カート識別子を手作業で入力した後、ＬＶＳ１０２ａは識別子をシステム１０６に送信することができ、システム１０６はデータベース１０９を調べて、別の顧客がその顧客作成カート識別子を使用中であるか否かを判断する。別の顧客が使用中である場合、顧客１１１に新たな顧客作成カート識別子を入力するように求めることができる。

いくつかの実施形態では、ステップ２０６後に、ＬＶＳ１０２ａは、１つ又は複数のデジタルアセットフォーマットを選択するように顧客１１１に促し得る。たとえば、オーディオデジタルアセットの場合、１つ又は複数のオーディオ符号化フォーマット（たとえば、ＷＭＡ、ＭＰ３、ＡＡＣ等）を選択するように顧客１１１に促し得る。システム１００はこの情報を使用して、購入可能なデジタルアセットを篩いにかけることができ、それにより、顧客には、フォーマットの中から顧客が選択したフォーマットで利用可能なデジタルアセットのみを購入するという選択肢が与えられる。この特徴については、ステップ２２４及びアイコン６１２（図６参照）を参照しながらさらに後述する。

ステップ２０８において、ＬＶＳ１０２ａは、入力された仮想カート識別子を受け取り、その識別子を、顧客が選択したフォーマット（もしあれば）と共にサーバシステム１０６に送信することができる。ステップ２１０において、サーバシステム１０６は識別子を受け取り、識別子により識別される仮想カートが「空」であるか、それとも１つ又は複数のデジタルアセットを「含んでいる」かを判断する。すなわち、システム１０６は、カート識別子に、仮想カートデータベース１０７内の１つ又は複数のデジタルアセットを含むセットが関連付けられているか否かを判断することができる。データベース１０７が、受け取った識別子にいずれのデジタルアセットも関連付けていない場合、その識別子に関連付けられた仮想カートは「空」であり、その他の場合、カートは、カート識別子に関連付けられたデジタルアセットを「含んでいる」。

ステップ２１２において、サーバシステム１０６は応答をＬＶＳ１０２ａに送信する。カートが空ではないと判断された場合、応答は、カートに含まれている各デジタルアセットのメタ情報を含み得る。デジタルアセットが曲である実施形態では、メタ情報は曲のタイトル、アーティスト、アセットの価格、及び／又は他の情報であり得る。

ステップ２１４において、ＬＶＳ１０２ａは応答を受け取り、ユーザインタフェースを顧客に対して表示することができる。図４は、顧客の仮想カートが空である場合に顧客に対して表示し得るユーザインタフェース４００を示し、図５は、顧客の仮想カートが１つ又は複数のデジタルアセットを含んでいる場合に顧客に対して表示し得るユーザインタフェース５００を示す。

ステップ２１６において、ＬＶＳ１０２ａは、顧客からの入力を受け取る。たとえば、顧客はユーザインタフェース内に表示されているボタンをアクティブ化し得る。顧客は、インタフェース４００が表示される場合、「買い物をする」ボタン４０２をアクティブ化することができ、インタフェース５００が表示される場合に「買い物を続ける」ボタン５０２又は「カートを見る」ボタン５０４をアクティブ化することができる。

顧客がボタン４０２又は５０２をアクティブ化した場合、プロセス２００はステップ２１８に進むことができ、顧客がボタン５０４をアクティブ化した場合、プロセス２００はステップ２５０に進むことができる。

ステップ２１８において、顧客１１１は買い物をする。すなわち、顧客１１１はデジタルアセットを閲覧、検索して購入することができる。たとえば、ステップ２１８において、ＬＶＳ１０２ａは、顧客が購入するデジタルアセットを見つけて選択できるようにするユーザインタフェースを顧客に対して表示し得る。たとえば、音楽を購入する場合、インタフェースは、ユーザがアーティスト名を入力できる、又は音楽のジャンルを選択できるようにする。いくつかの実施形態では、曲の検索は、タイトル、アーティスト、又は他の任意の基準、たとえばジャンル、気分、ビート、これらに類似のもの等によることができる。

ユーザがアーティスト名（たとえば、バンド「Ｕ２」）を入力した場合、ＬＶＳ１０２ａは入力されたアーティスト名をシステム１０６に送信し、システム１０６から応答を受け取ることができる。応答は、そのアーティストによるすべてのアルバムのリストを含み得る。このリストを顧客に対して表示することができ、顧客は列挙されたアルバムの中からアルバムを選択することができる。

簡潔さ、明確さ、及び説明のために、プロセス２００の後続ステップについては音楽の購入を参照しながら説明することにする。しかし、本発明はいずれの特定の種類のデジタルアセットの購入にも限定されない。

顧客が列挙されたアルバムを選択したことに応答して、ＬＶＳ１０２ａは、選択されたアルバムを識別する識別子をシステム１０６に送信することができる（ステップ２２０）。顧客がアルバムを選択する別の可能な方法は、店内でそのアルバムに対応するＣＤを見つけ、そのＣＤをスキャンしてＬＶＳに取り込むことである。すなわち、顧客は、ＣＤのカバーにあるバーコードを、ＬＶＳのバーコードスキャナがバーコードを読み取ることができるように置き、それによってアルバムを識別し、ＬＶＳにバーコードをシステム１０６に送信させることができる。

アルバムの識別子を受け取ったことに応答して、システム１０６は、アルバムについての情報をＬＶＳ１０２ａに送信することができる（ステップ２２２）。この情報は、アルバム内の各曲のタイトルを含み得る。さらに、情報は、曲が購入可能であるか否か（たとえば、顧客が選択したフォーマットで利用可能であるか否か）、利用可能な購入モード（たとえば、デジタルダウンロード、ディスクへコピー、携帯装置へコピー等）、各購入モードに関連する購入価格、利用可能な購入フォーマット（たとえば、ＭＰ３、ＡＡＣ、ＷＭＡ等）、及び曲のサンプルが利用可能であるか否か等、各曲に関する情報を含み得る。ステップ２２２において送信される情報は、データベース１０９又は他のデータベースに記憶しておくことができる。

好ましくは、履行システム１９０は、上述した情報のいくつか又はすべてをシステム１０６に直接、又は間接的に定期的に提供し、システム１０６は受け取った情報でデータベース１０９を更新する。たとえば、履行システム１９０又はその部分を、店１０１を所有し且つ／又は営業する実体とは異なる実体が、所有し且つ／又は運用することができ、履行システム１９０又はその部分を所有／運用する実体は、電子的購入のために利用可能なデジタルアセットのカタログを保持することができる。

したがって、履行システム１９０はまず、カタログ全体をシステム１０６に提供し、次いで、定期的に更新をカタログに提供することができ、それにより、システム１０６は、電子的購入のために利用可能なデジタルアセット及びそれらデジタルアセットに利用可能な購入モード及びフォーマットに関する最新の情報を有することになる。

ステップ２２４において、システム１０６から情報を受け取った後、ＬＶＳ１０２ａは、顧客が購入する１つ又は複数の曲をアルバムから選択できるようにするユーザインタフェースを顧客１１１に表示することができる。図６は、ステップ２２４において表示することができるユーザインタフェース例６００を示す。

図６に示すように、ユーザインタフェース６００は曲タイトルのリストを表示する。図６にさらに示すように、曲タイトルのうちの０以上が、曲タイトルの隣に１つ又は複数のアイコン又は他のインジケータを有し得る。たとえば、曲タイトル６０２の隣には、第１のアイコン６１１ａ、第２のアイコン６１２ａ、第３のアイコン６１３ａ、及び第４のアイコン６１４ａがある。

アイコン６１１が曲タイトルの隣にある場合、これは、そのタイトルにより識別される曲のサンプルが試聴可能であることを意味する。アイコン６１２が曲タイトルの隣にある場合、これは、識別された曲が購入可能であり、且つ店１０１の外にある（たとえば、顧客の家にある）装置にダウンロード可能なことを意味する。いくつかの実施形態では、曲タイトルは、１つ又は複数の特定のフォーマット（たとえば、ＷＭＡ及び／又はＭＰ３）でのみ購入可能であり、いくつかの実施形態では、上述したように、顧客が買い物をする前に、システム１００は顧客に１つ又は複数のフォーマットを選択するように求めることができる。こういった実施形態では、アイコン６１２は、曲タイトルが顧客の選択したフォーマットのうちの１つで利用可能な場合のみ曲タイトルの隣に表示することができる。したがって、たとえば、曲がＭＰ３フォーマットでのみ利用可能であるが、顧客が、曲をＷＭＡフォーマットでのみ購入したいことを示した場合、アイコン６１２はその曲タイトルの隣に表示されない。このようにして、顧客に、顧客が選択したフォーマットで利用可能なデジタルアセットのみを購入するという選択肢が与えられる。

アイコン６１３が曲タイトルの隣にある場合、これは、識別された曲が購入可能であり、且つＣＤ又は店内の他の記憶媒体に顧客が選択したフォーマットで記憶（たとえば、「焼き付け(burn)」）可能なことを意味する。アイコン６１４が曲タイトルの隣にある場合、これは、識別された曲が購入可能であり、且つ顧客の携帯装置の１つに顧客が選択したフォーマットで記憶（たとえば、「焼き付け」）可能なことを意味する。

曲を購入するには、顧客は、曲のタイトルの隣に表示されているアイコン６１２、６１３、及び／又は６１４を「クリック」することができる。たとえば、曲６０４を購入するには、顧客１１１はアイコン６１３ｂをクリックすることができる。曲６０２又は６０４等の曲が購入のために選択されると、その曲が顧客１１１の仮想ショッピングカートに追加される。すなわち、曲タイトル又は他の曲識別子を、顧客１１１の仮想ショッピングカートを識別するショッピングカート識別子に関連付けることができる。いくつかの実施形態では、曲がショッピングカートに追加される前に、ＬＶＡは、顧客が曲のオーディオ符号化フォーマット（たとえば、ＭＰ３、ＡＡＣ、ＷＭＡ等）を選択できるようにするユーザインタフェースを表示する。図１２は、顧客が購入する曲を選択したことに応答して顧客に対して表示することができるユーザインタフェース例１２００を示す。示すように、図１２では、顧客は曲の符号化フォーマットを選択することができる。

いくつかの実施形態では、顧客１１１が曲を購入したいことを示した（ステップ２２６）ことに応答して、ＬＶＳ１０２ａは、曲を識別する識別子、選択された購入モード（２つ以上の購入モードが利用可能な場合）、及び選択された符号化フォーマット（２つ以上の符号化フォーマットが利用可能な場合）をシステム１０６に送信する（ステップ２２８）。いくつかの実施形態では、ＬＶＳ１０２ａは、セット２２８を実行する前に、カート識別子（好ましくは、ステップ２０６において入力されたカート識別子）の入力を顧客に求めることができる。すなわち、いくつかの実施形態では、顧客は、デジタルアセットを自身のカートに追加する都度、顧客１１１の仮想ショッピングカートを識別する仮想カート識別子の入力を求められる。ステップ２０６において入力される、又はステップ２２６後に入力されるカート識別子は、ステップ２２８において送信することもできる。

ステップ２３０において、システム１０６は、曲識別子を、顧客１１１の仮想ショッピングカートを識別する仮想カート識別子に関連付ける。ステップ２３０において、システム１０６はデータベース１０７を更新することができ、これによりたとえば、データベース１０７内のレコードが曲識別子を仮想カート識別子に関連付ける。すなわち、システム１０６は、選択されたデジタルアセットを顧客の仮想カートに追加する。

ステップ２３０後、顧客はＬＶＳ１０２ａを使用して買い物を続けてもよく、店の別の箇所に移動して、別のＬＶＳ１０２、たとえばＬＶＳ１０２ｂ等を使用して買い物を続けてもよい。、又は、顧客が自身の仮想カートの中身を見たいということを示すことができ、この場合、プロセス２００はステップ２５０に進むことができる。好ましくは、顧客は、デジタルアセットの買い物に使用していたＬＶＳ１０２を去る前に、ＬＶＳ１０２を去ることをＬＶＳ１０２に「通知」すべきである。たとえば、顧客は、ＬＶＳ１０２を去る前に、ＬＶＳ１０２により表示される「サインオフ」ボタン等をアクティブ化してもよい。いくつかの実施形態では、顧客は、別のＬＶＳ１０２で買い物を続けたい場合、ＬＶＳ１０２に顧客の仮想ショッピングカート識別子を入力しなければならない（すなわち、プロセス２００はステップ２０６に戻る）。

再び図５を参照し、顧客が引き続きＬＶＳ１０２ａを使用しているものと仮定して、顧客１１１がボタン５０４（「カートを見る」）をアクティブ化した場合、プロセス２００はステップ２５０に進む。ステップ２５０において、ＬＶＳ１０２ａは、ステップ２０６において受け取ったカート識別子をシステム１０６に送信する。これに応答して、システム１０６はデータベース１０７を検索して、識別されたカートの中身（たとえば、顧客１１１がカートに追加したデジタルアセットのセット）を判断する（ステップ２５２）。ステップ２５４において、システム１０６は、カートの中身に関する情報をＬＶＳ１０２ａに送信する。ステップ２５６において、ＬＶＳ１０２ａは、顧客のカートの中身に関する情報を表示するユーザインタフェースを顧客に対して表示する。

図７は、ステップ２５６において表示し得るユーザインタフェース例７００を示す。図７に示すように、インタフェース７００は、顧客がカートに入っているアイテムをレビュー(review)できるようにするインタフェースである。インタフェース７００を使用して、顧客は各デジタルアセットの価格をレビューすることができ、またカートからアイテムを削除することができる。顧客は、カートの中身に満足すると、「精算する」ボタン７０２をアクティブ化することができる。その他の場合、顧客は「買い物を続ける」ボタン７０４をアクティブ化し、買い物を続けることができる。

顧客が「精算する」ボタン７０２をアクティブ化したことに応答して、ＬＶＳ１０２ａは、顧客が仮想カートの中身を精算する準備が整っていることを示すメッセージをシステム１０６に送信することができる（ステップ２５８）。したがって、このメッセージは仮想カート識別子を含むことができ、それにより、システム１０６はどのカートの精算準備が整ったかを知ることになる。

ステップ２６０において、システム１０６はこの識別子を使用してデータベース１０７を照会し、識別されたカート内の各デジタルアセットに関する情報を取得することができる。ステップ２６２において、システム１０６は、ステップ２６０において取得した情報を使用して、顧客が、カートに含まれているデジタルアセットのうちのいずれを、店１０１の外にある装置にダウンロードするものとして選択したのかを判断することができる。たとえば、顧客は、カートに含まれるデジタルアセットのうちの１つ又は複数をＣＤに焼き付け、且つカートに含まれる１つ又は複数の他のデジタルアセットを店１０１の内部にない装置にダウンロードしたい場合がある。

ステップ２６４において、システム１０６は注文メッセージを履行システム１９０に送信することができる。注文メッセージは、顧客がダウンロードするものとして選択したカート内のデジタルアセットに関する情報を含む。たとえば、情報は、このようなデジタルアセット毎に、アセットを識別するアセット識別子を含み得る。注文メッセージを受け取った後、履行システム１９０は、識別されたアセットのいずれを顧客がダウンロード可能であるかを判断し、注文確認コード又は「ダウンロードコード」を生成し、ダウンロードコードに、ダウンロード可能な各アセットを関連付けることができる（ステップ２６５）。

ステップ２６６において、システム１０６は、履行システム１９０から、識別されたデジタルアセットがまだダウンロード可能であるかについての情報を含む注文応答メッセージを受け取ることができる。注文メッセージにおいて識別されたすべてのデジタルアセットがまだ、ダウンロード可能な場合、注文応答メッセージは注文確認コードを含むことができる。

注文応答メッセージを受け取った後、システム１０６は、メッセージ内の情報を使用して、顧客がダウンロードするものとして選択したすべてのデジタルアセットがまだ利用可能であるか否かを判断する（ステップ２６８）。利用可能ではない場合、ステップ２７０が実行され、利用可能な場合、ステップ２７２が実行される。

ステップ２７０において、システム１０６はカートから、利用可能でないデジタルアセットを削除し、メッセージをＬＶＳ１０２ａに送信することができ、ＬＶＳ１０２ａはメッセージをユーザインタフェースにおいて顧客に対して表示する。図８は、ステップ２７０において表示することができるユーザインタフェース８００を示す。図８に示すように、インタフェース８００は、デジタルアセットのうちのいずれが利用可能であり、いずれが利用可能ではないかを示すメッセージ８０２を含む。インタフェース８００は、「利用可能なトラックを購入（purchase available tracks）」ボタン８０４及び「買い物を続ける」ボタン８０６を含むこともできる。ボタン８０４が選択された場合、プロセス２００はステップ２５８に戻ることができる。ボタン８０６が選択された場合、プロセスはステップ２１８に戻ることができる。

ステップ２７２において、システム１０６はメッセージをＬＶＳ１０２ａに送信することができ、ＬＶＳ１０２ａはそのメッセージをユーザインタフェースにおいて顧客に対して表示する。図９は、ステップ２７２において表示することができるユーザインタフェース９００を示す。図９に示すように、インタフェース９００は、レジの列に並び、店員に顧客のカート識別子を提供するように顧客に求めるメッセージを含むことができる。

ステップ２７４において、顧客１１１は精算端末１４７にいる店員１１９のところまで行く。ステップ２７４において、顧客１１１は、顧客１１１の仮想カートを識別するカート識別子を店員に伝える。たとえば、顧客１１１は、識別子がプリントされ、且つ／又は識別子が記憶されている上述したショッピングカードを店員に手渡すことができる。

ステップ２７６において、店員は識別子を精算端末１４７に入力し、精算端末１４７は識別子をシステム１０６に伝達することができる。システム１０６は、識別子を使用してデータベース１０７を照会し、識別されたカートの中身のすべてに関する情報を取得することができる（ステップ２７８）。

ステップ２８０において、システム１０６は、カートの中身を購入するための合計金額を求め、この数字を精算端末１４７に送信し、精算端末１４７において、その数字を顧客に対して表示することができる。履行システム１９０から受け取った注文確認コードも、ステップ２８０において送信することができる。ステップ２８２において、顧客は支払いを済ませる（たとえば、現金、クレジットカード、プリペイドカード等により）。

顧客が支払いを済ませた後、精算端末１４７は顧客に受領証をプリントし（ステップ２８４）、顧客に注文確認コードが伝えられる。好ましくは、注文確認コードは受領証にプリントされる。さらに、顧客がダウンロードするものとして購入したデジタルアセット（複数可）をダウンロードする手順（複数可）も受領証にプリントすることができる。

さらに、顧客がＣＤに焼き付けるためのデジタルアセットを購入した場合、システム１０６は、支払いを受領した後にデジタルアセットを自動的にＣＤに焼き付けてもよく、又は店員がＣＤを焼き付けてもよい。同様に、顧客が、自身の携帯する携帯装置に記憶するためのデジタルアセットを購入した場合、顧客又は店員が携帯装置をシステム１０６に接続することができ、それにより、システム１０６が購入済みのデジタルアセットを携帯装置にコピーできるようにする。

注文確認コードを受け取った後、顧客は装置（たとえば、装置１９１）を使用して履行システム１９０と通信し、ダウンロードするものとして選択された購入済みのデジタルアセットをダウンロードすることができる（ステップ２８６）。特に、ステップ２８６において、顧客は装置１９１に注文確認コードを入力することができ、装置１９１はこの番号を履行システム１９０に送信する。履行システム１９０は注文確認コードを使用して、顧客の注文を見つける。すなわち、ステップ２６５に関して上述したように、履行システム１９０は、たとえば「注文」データベース１９６を使用して、購入済みのデジタルアセットを注文番号に関連付けることができる。注文が見つかると、履行システム１９０は、記憶装置１９５から注文番号に関連付けられたアセットを取り出し、次いで取り出したデジタルアセットを装置１９１に送信することができる。

装置１９１はデスクトップコンピュータ、ラップトップコンピュータ、携帯電話、情報端末、又は、デジタルアセットを記憶し履行システム１９０と通信することが可能な他の任意の装置であってもよい。顧客は、装置１９１に記憶されているソフトウェア１９３を使用して、履行システム１９０と通信することができる。ソフトウェア１９３は従来のブラウザ又はカスタムソフトウェア（たとえば、ブラウザ、又は、メディアプレーヤのプラグイン）であってもよい。

いくつかの実施形態では、ステップ２８６においてダウンロードされたデジタルアセットは、顧客がライセンスを受け取るまで使用することができない。こういった実施形態では、ソフトウェア１９３は、履行システム１９０に装置１９１に関する情報を送信することができ、この情報は、装置１９１に関連付けられた識別子を含み得る。次いで、履行システムは適切なライセンスを取得し、そのライセンスを装置１９１に送信することができる。

デジタルアセットを購入する上述の方法は、少なくとも以下の理由により有利である。顧客が、匿名でダウンロードするデジタルアセットを購入することができる。すなわち、顧客は、システム１００を使用してデジタルアセットをダウンロードするために、ユーザ名又は以前に確立されたアカウントを有したり提供したりする必要がない。せいぜい、いくつかの状況では、システム１００に送信される唯一の「顧客」情報は、顧客の装置１９１（及び／又はそこに記憶されているソフトウェア）を識別する情報である。システム１００の別の利点は、顧客が、ユーザとして装置１９１又は他の装置に履行システム１９０から後にダウンロードすることができるデジタルアセットの購入と同時に、物理的なアセット（ＣＤ、ＤＶＤ等）を購入することができることである。他の利点も存在する。

これより図１０Ａ及び図１０Ｂを参照すると、これらの図は、システム１００を使用してデジタルアセットを購入する、別の実施形態によるプロセス１０００を示す。プロセス１０００はステップ１００２において開始することができ、ステップ１００２において、顧客１１１が小売店１０１に入店する。

ステップ１００６において、顧客１１１はアカウント識別子をＬＶＳ１０２（たとえば、ＬＶＳ１０２ａ）に入力することができる。アカウント識別子は、クレジットカード番号、デビットカード番号、ギフトカードに関連付けられた識別子、顧客が先に購入しておいた、その店を所有／運営する実体が発行した他のプリペイドカードに関連付けられた識別子、又は、ユーザが店を所有／運営する実体にアカウント若しくは「メンバーシップ」を開設している場合、顧客のメンバーシップ番号であってもよい。上述したように、各ＬＶＳ１０２はバーコードスキャナ、磁気ストリップリーダ、ＲＦＩＤリーダ等を有することができ、それにより、顧客１１１はアカウント識別子をＬＶＳに手作業で入力する必要がない。たとえば、顧客は、メンバである場合、メンバーシップ番号がプリントされ、符号化され、且つ／又は記憶されたメンバーシップカードを有するべきである。ステップ１００６において、顧客１１１は、ＰＩＮ番号又はパスワード（以下ＰＩＮ）もＬＶＳに入力することができる。

ステップ１００８において、ＬＶＳ１０２ａは入力されたアカウント識別子及びＰＩＮを受け取り、識別子及びＰＩＮをサーバシステム１０６に送信する。ステップ１０１０において、サーバシステム１０６は識別子及びＰＩＮを受け取り、仮想カートデータベース１０７内で、そのアカウント識別子に１つ又は複数のデジタルアセットのセットが関連付けられているか否かを判断する。データベース１０７がいずれのデジタルアセットも、受け取ったアカウント識別子に関連付けていない場合、識別子に関連付けられた「仮想カート」は「空」であり、その他の場合、カートはアカウント識別子に関連付けられたデジタルアセットを「含んでいる」。ステップ１０１１において、システム１０６は、アカウント識別子がプリペイドカードを識別したか否かを判断することができる。識別した場合、システム１０６は、たとえばプリペイドアカウントデータベースを照会することによってカードの残金を判断することができる。

ステップ１０１２において、サーバシステム１０６は応答をＬＶＳ１０２ａに送信する。カートが空ではないと判断された場合、応答は、カートに含まれる各デジタルアセットのメタ情報を含み得る。さらに、アカウント識別子がプリペイドカードに関連付けられている場合、応答は、プリペイドカードの残金に関する情報を含み得る。

ステップ１０１４において、ＬＶＳ１０２ａは応答を受け取り、ユーザインタフェースを顧客に対して表示することができる。顧客の仮想カートが空である場合には、顧客に対してユーザインタフェース４００を表示することができ、顧客の仮想カートが１つ又は複数のデジタルアセットを含む場合には、顧客に対してユーザインタフェース５００を表示することができる。インタフェース４００又は５００に示していないが、アカウント識別子がプリペイドカードに関連付けられており、システム１０６からの応答がプリペイドカードの残金に関する情報を含む場合、この額を示すメッセージをユーザインタフェース４００及び５００に表示することができ、それにより、顧客はプリペイドカードを使用して使える正確な金額を知ることになる。

ステップ１０１６において、ＬＶＳ１０２ａは顧客から入力を受け取る。顧客がボタン４０２又は５０２をアクティブ化する場合、プロセス１０００はステップ１０１８に進むことができ、顧客がボタン５０４をアクティブ化する場合、プロセス１０００はステップ１０５０に進むことができる。

ステップ１０１８において、顧客１１１は買い物をする。ステップ１０２４において、ＬＶＳ１０２ａは、顧客が購入する１つ又は複数のデジタルアセットを選択できるようにするユーザインタフェースを顧客１１１に対して表示することができる。ステップ１０２４ではユーザインタフェース６００を表示することができる。いくつかの実施形態では、顧客１１１のアカウント識別子に１つ又は複数のオーディオ符号化フォーマットを関連付けることができる。たとえば、データベース１９４は、顧客のアカウント識別子に１つ又は複数の選択されたオーディオ符号化フォーマットを関連付けることができる。こういった実施形態では、システム１００は、顧客の選択したフォーマットの１つで利用可能な曲のみを購入するという選択肢を顧客１１１に与えることができる。たとえば、いくつかの実施形態では、１つ又は複数の特定のフォーマット（たとえば、ＷＭＡ及び／又はＭＰ３）でのみ曲の購入が可能な場合がある。こういった実施形態では、図６を参照すると、アイコン６１２、６１３、及び／又は６１３を、曲タイトルが顧客の選択したフォーマットの１つで利用可能な場合のみ曲タイトルの隣に表示することができる。したがって、たとえば、曲がＷＭＡフォーマットでのみダウンロード可能であるが、ＷＭＡフォーマットが顧客のアカウント識別子に関連付けられていない（たとえば、顧客はＡＡＣフォーマットでのみ曲を購入したい）場合、アイコン６１２はその曲のタイトルの隣に表示されない。このようにして、顧客に、顧客が選択したフォーマットで利用可能なデジタルアセットのみを購入するという選択肢が与えられる。

顧客１１１がデジタルアセットを購入したいことを示した（ステップ１０２６）ことに応答して、ＬＶＳ１０２ａは、デジタルアセットを識別する識別子及び顧客選択の購入モード（２つ以上の購入モードが利用可能な場合）をシステム１０６に送信する（ステップ１０２８）。ステップ１００６において入力されたアカウント識別子も、ステップ１０２８において送信することができる。

アカウント識別子がプリペイドカードに関連付けられている場合、システム１０６は、選択されたデジタルアセット及び顧客の仮想カートに含まれている他のすべてのデジタルアセット（もしあれば）を購入するのに十分な金額がカードにあるか否かを判断することができる（ステップ１０２９）。十分な金額がある場合、ステップ１０３１を実行することができ、その他の場合、ステップ１０３０を実行することができる。ステップ１０３０において、システム１０６はメッセージをＬＶＳ１０２ａに送信し、ＬＶＳ１０２ａはそのメッセージを表示する。好ましくは、メッセージは、選択されたデジタルアセットをカートに追加するのに十分な金額がプリペイドカードにないことを示し、選択されたデジタルアセットを購入するには、１つ又は複数のデジタルアセットをカートから削除する必要があることを顧客に伝える。

ステップ１０３１において、システム１０６は、デジタルアセット識別子を、ステップ１００６において入力されたアカウント番号（以下、「仮想カート識別子」）に関連付ける。すなわち、システム１０６は、選択されたデジタルアセットを顧客の仮想カートに追加する。

ステップ１０３１後、顧客はＬＶＳ１０２ａを使用して買い物を続けてもよく、店の別の箇所に移動して、別のＬＶＳ１０２、たとえばＬＶＳ１０２ｂ等を使用して買い物を続けてもよい。又は、顧客が仮想カートの中身を見たいということを示してもよく、この場合、プロセス１０００はステップ１０５０に進むことができる。いくつかの実施形態では、顧客が別のＬＶＳ１０２において買い物を続けたい場合、ユーザはそのＬＶＳ１０２に仮想ショッピングカート識別子を入力しなければならない（すなわち、プロセス１０００はステップ１００６に戻る）。

ステップ１０５０において、ＬＶＳ１０２ａは、ステップ１００６において受け取ったアカウント識別子をシステム１０６に送信する。これに応答して、システム１０６はデータベース１０７を検索して、アカウント識別子に関連付けられたカートの中身（たとえば、顧客１１１がカートに追加してあるデジタルアセットのセット）を判断する（ステップ１０５２）。ステップ１０５４において、システム１０６は、カートの中身に関する情報をＬＶＳ１０２ａに送信する。ステップ１０５６において、ＬＶＳ１０２ａは、顧客のカートの中身に関する情報を表示するユーザインタフェースを顧客に対して表示する。ステップ１０５６ではユーザインタフェース７００を表示することができる。

顧客が「精算する」ボタン７０２をアクティブ化したことに応答して、ＬＶＳ１０２ａは、顧客が仮想カートの中身を精算する準備が整ったことを示すメッセージをシステム１０６に送信することができる（ステップ１０５８）。したがって、このメッセージは仮想カート識別子を含むことができ、それにより、システム１０６はどのカートの精算準備が整ったかを知ることになる。

ステップ１０６０において、システム１０６はこの識別子を使用してデータベース１０７を照会し、識別されたカート内の各デジタルアセットに関する情報を取得することができる。ステップ１０６２において、システム１０６は、顧客が、カートに含まれているデジタルアセットのうちのいずれを、店１０１の外にある装置にダウンロードするものとして選択したのかを判断することができる。

ステップ１０６４において、システム１０６は注文メッセージを履行システム１９０に送信することができる。注文メッセージは、顧客がダウンロードするものとして選択したカート内のデジタルアセットに関する情報を含む。メッセージは、ステップ１００６において入力されたアカウント番号及びＰＩＮを含むこともできる。注文メッセージを受け取った後、履行システム１９０は、識別されたアセットのうち、顧客がダウンロード可能なものを判断し、ダウンロード可能な各アセットをアカウント番号及びＰＩＮに関連付けることができる（ステップ１０６５）。

ステップ１０６６において、システム１０６は、履行システム１９０から、識別されたデジタルアセットのうち、まだダウンロード可能なものについての情報を含む注文応答メッセージを受け取ることができる。

注文応答メッセージを受け取った後、システム１０６はメッセージ内の情報を使用して、顧客がダウンロードするものとして選択したすべてのデジタルアセットがまだ利用可能であるか否かを判断する（ステップ１０６８）。利用可能ではない場合、ステップ１０７０が実行され、利用可能な場合、ステップ１０７２が実行される。

ステップ１０７０において、システム１０６は、カートから、利用可能ではないデジタルアセットを削除し、メッセージをＬＶＳ１０２ａに送信することができ、ＬＶＳ１０２ａはこのメッセージをユーザインタフェースにおいて顧客に対して表示する。ステップ１０７０ではユーザインタフェース８００を表示することができる。ボタン８０４が選択された場合、プロセス１０００はステップ１０５８に戻ることができる。ボタン８０６が選択された場合、プロセスはステップ１０１８に戻ることができる。

ステップ１０７２において、システム１０６は合計金額を求め、その合計金額を、ステップ１００６において入力された識別子により識別されるアカウントに請求する(charge)。たとえば、アカウント識別子がクレジットカード番号である場合、システム１０６はクレジットカード取引を開始し、合計購入価格をカードに請求することができる。同様に、アカウント識別子がメンバーシップ番号である場合、システム１０６は、合計購入金額を、メンバーシップ番号に関連付けられたクレジットカード又は他のクレジットアカウント若しくはデビットアカウントに請求することができる。システム１０６が合計購入価格の請求に成功した場合、プロセス１０００はステップ１０７４に続くことができる。

ステップ１０７２において、合計購入価格を自動的に請求することに代えて、システム１００は、顧客が購入方法を選択できるようにしてもよい（たとえば、アカウントに請求、又は現金支払い）。顧客が現金支払いを選択する場合、ＬＶＡ１０２ａは、精算端末１４７に行くように顧客に求めるメッセージを顧客に対して表示することができる。精算端末１４７に行くと、顧客のアカウント識別子が精算端末に入力される。精算端末１４７は次いで、アカウント識別子をサーバシステム１０６に伝達することができ、それにより、サーバシステム１０６は顧客の仮想カート内のアセット及び合計購入金額を判断することができる。次いで、合計購入金額を示す情報をサーバ１０６から精算端末１４７に送信することができ、次いで、顧客１１１は現金で支払う。現金を精算端末１４７において受け取った後、端末１４７は、「取引完了」メッセージをサーバ１０６に送信することができ、プロセス１０００はステップ１０７４に進むことができる。

ステップ１０７４において、システム１０６は、購入済みのデジタルアセットの購入モードの中に「ディスクへ焼き付け」があるか否かを判断する。「ディスクへ焼き付け」がある場合、プロセス１０００はステップ１０７６に進むことができる。ステップ１０７６において、システム１０６は、記憶装置１０８から、「ディスクへ焼き付け」購入モードを有する購入済みのデジタルアセットを取り出し、そのデジタルアセットをＣＤ、ＤＶＤ、又は他の記憶媒体（以下「ＣＤ」）にコピーする。ステップ１０７８において、システム１０６はメッセージをＬＶＳ１０２ａに送信し、ＬＶＳ１０２ａは次いで、そのメッセージを表示する。メッセージは、「受け取り」カウンタに行き、ＣＤを受け取るように顧客に伝えることができる。

ステップ１０８０において、システム１０６は、購入済みのデジタルアセットの購入モードの中に「携帯装置へコピー」があるか否かを判断する。「携帯装置へコピー」がある場合、プロセス１０００はステップ１０８２に進むことができる。ステップ１０８２において、システム１０６は、記憶装置１０８から「携帯装置へコピー」購入モードを有する購入済みのデジタルアセットを取り出す。ステップ１０８４において、顧客は、携帯装置とシステム１００との間に通信リンク（たとえば、携帯装置とＬＶＳ１０２ａ及び／又はシステム１０６との間の通信リンク）を確立するように指示される。

たとえば、ＬＶＳ１０２ａがＵＳＢポートを有する場合、コンピュータはＵＳＢケーブルを使用して、ＬＶＳ１０２ａとＵＳＢ接続を確立することができ、又は携帯装置及びシステム１００が無線機能を有する場合（たとえば、ブルートゥース（Ｂｌｕｅｔｏｏｔｈ）又はワイファイ（ＷｉＦｉ））、携帯装置はシステム１００に無線接続することができる。通信リンクが確立されると、システム１００は、デジタルアセットを携帯装置内の不揮発性記憶媒体にコピーできる（ステップ１０８６）。さらに、デジタルアセットの使用にライセンスが求められる場合、ステップ１０８６において、システム１００は、求められるライセンスも携帯装置にコピーすることができる。

ステップ１０８７において、システム１０６は、購入済みのデジタルアセットの購入モードの中に「ＰＣにダウンロード」があるか否かを判断する。「ＰＣにダウンロード」がある場合、プロセス１０００はステップ１０８８に進むことができる。ステップ１０８８において、システム１０６は取引完了メッセージを履行システム１９０に送信することができ、このメッセージは、アカウント識別子、及び支払いを受領済みである又は顧客のアカウントへの請求が成功しているという指示を含むことができる。また、システム１０６は、メッセージをＬＶＳ１０２ａに送信することができ、ＬＶＳ１０２ａはそのメッセージをユーザインタフェースにおいて顧客に対して表示する。このメッセージは、好ましくは、顧客がダウンロードするものとして購入したデジタルアセット（複数可）をダウンロードするための使用説明（複数可）を含む。いくつかの実施形態では、ショッピングカードを店１０１全体にわたって分散させ、デジタルアセットをダウンロードするための使用説明をそこにプリントすることができる。

ステップ１０８９において、顧客は装置（たとえば、装置１９１）を使用して、履行システム１９０と通信し、ダウンロードするものとして選択した購入済みのデジタルアセットをダウンロードすることができる。特に、ステップ１０８９において、顧客は、装置１９１にステップ１００６において入力したものと同じアカウント番号及びＰＩＮを入力することができ、装置１９１はこの情報を履行システム１９０に送信する。履行システム１９０は、アカウント番号を使用して顧客の注文を見つけ、受け取ったＰＩＮがシステム１０６からの注文メッセージで受け取ったＰＩＮと一致するか否かを確認する。ＰＩＮが一致し、且つ顧客の注文が見つかったと仮定すると、履行システム１９０は、記憶装置１９５からアカウント番号に関連付けられたアセットを取り出し、次いで、装置１９１に取り出したデジタルアセットを送信することができる。

プロセス２００を参照して上述したように、顧客は、装置１９１に記憶されているソフトウェア１９３を使用して履行システム１９０と通信することができる。さらに、顧客は、履行システム１９０から、購入したデジタルアセットを自動的にダウンロードするようにソフトウェアを構成することができる。たとえば、顧客は、ステップ１００６において入力したアカウント番号／ＰＩＮをソフトウェアに入力することができ、ソフトウェアはこの情報を装置１９１に記憶することができる。次いで、周期的に、ソフトウェアはアカウント番号／ＰＩＮを履行システム１９０に送信し、次いでシステム１９０からアカウント番号に関連付けられたデジタルアセットをダウンロードすることができる。このようにして、顧客は、店１０１内にいながらデジタルアセットを購入することができ、顧客が家に着くまでに、購入済みのデジタルアセットは装置１９１にすでに記憶しておくことができる。

いくつかの実施形態では、履行システム１９０は、顧客情報データベース１９４（図１参照）を含むか、又は顧客情報データベース１９４にアクセスすることができる。顧客情報データベース１９４は、店１０１の所有者／運営者に対してアカウントを有する顧客に関する情報を記憶することができる。たとえば、データベース１０４は、顧客の視聴の好みに関連する情報を記憶することができる。

たとえば、いくつかの実施形態では、ソフトウェア１９３は、顧客１１１が装置１０１を使用して曲を聴く都度、履行システムに、顧客を識別する識別子及び曲を識別する曲識別子を送信するように構成することができる。履行システム１９０はこの情報を受け取ってデータベース１９４に記憶することができる。このようにして、データベース１９４は、顧客の音楽の趣味を判断するために使用することができる情報を記憶することができる。

この情報を使用して、顧客への広告の的を絞ることができる。たとえば、顧客が店１０１を訪れ、ＬＶＳ１０２に顧客を識別する識別子を入力すると、ＬＶＳはその識別子をシステム１０６に送信することができ、システム１０６はその識別子を履行システム１９０に中継する。これに応答して、履行システム１９０はその識別子を使用して、顧客に関する情報をデータベース１９４内で見つけ、この情報を使用して顧客に提供するデジタルアセットを選択することができる。すなわち、履行システム１９０は、的を絞った広告メッセージをシステム１０６に送信することができ、システム１０６は次いで、そのメッセージを、顧客が使用中のＬＶＳ１０２に中継することができる。ＬＶＳ１０２は次いで、的を絞った広告メッセージを表示することができる。

図１を再び参照して、システム１０６は、１つ又は複数の従来のコンピュータシステム（同じ場所にあってもなくてもよい）を、本明細書において説明するシステム１０６によって提供される機能を実行するように設計されたソフトウェアと共に使用して実施し得ることを理解されたい。同様に、履行システム１９０は、１つ又は複数の従来のコンピュータシステム（同じ場所にあってもなくてもよい）を、本明細書において説明するシステム１９０によって提供される機能を実行するように設計されたソフトウェアと共に使用して実施し得る。また、データベース１０７及び１０９は別個で独立したものとして示されているが、データベース１０７及び１０９に含まれている情報を単一のデータベース又は複数のデータベースに記憶してもよいことが意図される。さらに、単一の店１０１のみが履行システムと通信しているものとして示されているが、複数の店が店１０１のようなセットアップを有することになる（すなわち、複数の店が１つのサーバシステム１０６及び何台かのＬＶＳ１０２を有することになる）ことが意図される。

これより図１１を参照すると、図１１は、本発明の一実施形態による履行システム１９０をさらに示すブロック図である。図１１に示すように、履行システム１９０は、ストアインタフェースサーバ１１０１及びカスタマーインタフェースサーバ１１０２を含むことができ、カスタマーインタフェースサーバ１１０２はＨＴＴＰサーバ１１０３を含むことができる。ストアインタフェースサーバ１１０１は、店１０１を所有／運営する実体により所有・運営することができる一方で、サーバ１１０２は第三者のベンダーにより所有／運営することができる。図１１にさらに示すように、ストアインタフェースサーバはサーバシステム１０６とカスタマーインタフェースサーバ１１０２の間に結合され、顧客の装置１９１はカスタマーインタフェースサーバ１１０２と直接通信する。

本発明の各種実施形態／変形形態について上述したが、これらは限定ではなく例としてのみ提示されたことを理解されたい。したがって、本発明の幅及び範囲は、上述した例示的な実施形態のいずれによっても限定されるべきではなく、添付の特許請求の範囲及びその均等物に従ってのみ規定されるべきである。

さらに、上述し図面に示したプロセスは一連のステップとして示されているが、これは単に説明を目的として行われたものである。したがって、いくつかのステップを追加してもよく、いくつかのステップを省略してもよく、ステップの順序を並べ替えてもよいことが意図される。

本発明の一実施形態によるリテールデジタルアセット購入システムの機能ブロック図である。 本発明の一実施形態によるプロセスを示すフローチャートを示す。 本発明の一実施形態によるプロセスを示すフローチャートを示す。 ショッピングカード例を示す。 本発明の実施形態によるユーザインタフェースを示す。 本発明の実施形態によるユーザインタフェースを示す。 本発明の実施形態によるユーザインタフェースを示す。 本発明の実施形態によるユーザインタフェースを示す。 本発明の実施形態によるユーザインタフェースを示す。 本発明の実施形態によるユーザインタフェースを示す。 本発明の一実施形態によるプロセスを示すフローチャートを示す。 本発明の一実施形態によるプロセスを示すフローチャートを示す。 本発明の一実施形態による履行システムを示すブロック図である。 顧客が購入する曲を選択したことに応答して、顧客に対して表示し得るユーザインタフェース例を示す。

Claims (35)

1. 顧客が小売店でデジタルアセットを購入できるようにする方法であって、
   前記顧客により入力された仮想ショッピングカート識別子を前記小売店内にある端末において受け取ることと、
   前記識別子を前記端末からサーバシステムに送信することであって、前記サーバシステムは、前記識別された仮想カートの状況を判断する、前記識別子を送信することと、
   前記カートの状況を判断した後、応答を前記端末に送信することと、
   前記顧客が購入するデジタルアセットを選択できるようにするユーザインタフェースを前記端末において前記顧客に対して表示することと、
   前記顧客が前記デジタルアセットを前記顧客の仮想カートに追加したいことを示す入力を前記端末において前記顧客から受け取ることと、
   前記デジタルアセットを識別するアセット識別子を前記端末から前記サーバシステムに送信することであって、前記サーバシステムは、前記アセット識別子を前記カート識別子に関連付ける、アセット識別子を送信することと、
   前記顧客が前記顧客の仮想カートの中身を購入する準備が整ったという指示を前記端末において前記顧客から受け取ることと、
   注文メッセージを履行システムに送信することであって、前記注文メッセージは、前記カート識別子に関連付けられた識別子をそれぞれ有する１つ又は複数のデジタルアセットを識別する情報を含む、注文メッセージを送信することと、
   前記履行システムから注文応答を受け取ることであって、前記注文応答は注文確認コードを含む、注文応答を受け取ることと、
   前記注文確認コードを前記顧客に提供することと、
   前記履行システムから、前記店の外にある顧客の装置に前記１つ又は複数のデジタルアセットをダウンロードすることであって、前記ダウンロードするステップは、前記確認コードを前記顧客の装置に入力すること、及び、前記確認コードを前記顧客の装置から前記履行システムに送信することを含む、デジタルアセットをダウンロードすることと
   を含む、顧客が小売店でデジタルアセットを購入できるようにする方法。
2. 精算端末において前記仮想カート識別子を受け取ることと、
   前記受け取ったカート識別子を前記精算端末から前記サーバシステムに送信することと、
   前記サーバシステムから購入金額情報を受け取ることと、
   前記顧客から支払いを受け取ることと、
   受領証を前記顧客に提供することと
   をさらに含む、請求項１記載の方法。
3. 前記注文確認コードは前記受領証にプリント又は記憶される、請求項２記載の方法。
4. 前記ダウンロードするステップは、
   前記履行システムが前記顧客の装置から送信される前記確認コードを受け取ることであって、前記履行システムは記憶装置を備える、前記確認コードを受け取ることと、
   前記確認コードに関連付けられたデジタルアセット識別子により識別されるデジタルアセットを前記記憶装置からフェッチすることと、
   前記フェッチされたデジタルアセットを前記履行システムから前記顧客の装置に送信することと
   をさらに含む、請求項１記載の方法。
5. 前記履行システムは、前記確認コードに、デジタルアセットをそれぞれ識別する１つ又は複数のデジタルアセット識別子を関連付けるデータベースを備える、請求項４記載の方法。
6. 前記顧客が購入するデジタルアセットを選択できるようにする前記ユーザインタフェースはまた、前記ユーザが前記デジタルアセットの購入モードを利用可能な購入モードのセットから選択できるようにする、請求項１記載の方法。
7. 前記利用可能な購入モードのセットは、「ディスクへコピー」購入モード及び「デジタルダウンロード」購入モードを含む、請求項６記載の方法。
8. 前記顧客がデジタルダウンロードするものとして選択した、前記カート識別子に関連付けられた前記デジタルアセットを判断することをさらに含み、
   この判断するステップは、前記注文メッセージを前記履行システムに送信する前に行われ、
   前記注文メッセージにおいて識別されるすべての前記デジタルアセットが、前記顧客によりデジタルダウンロードするものとして選択されている、請求項７記載の方法。
9. 前記店内に、仮想ショッピングカート識別子がそれぞれ関連付けられた複数のショッピングカードを配置することをさらに含み、
   前記ショッピングカードは、前記顧客が利用しやすい場所に配置される、請求項１記載の方法。
10. 前記複数のショッピングカードのそれぞれには、仮想ショッピングカート識別子がプリントされ、且つ／又は記憶されている、請求項９記載の方法。
11. 前記顧客は、前記仮想ショッピングカート識別子を前記端末に入力するに先立って、前記ショッピングカードのうち１枚を取得する、請求項１０記載の方法。
12. 前記顧客が前記顧客の仮想カートの中身を購入する準備が整ったという指示を前記端末において受け取った後、且つ前記注文確認コードを前記顧客に提供する前に、前記ショッピングカードを持って精算カウンタに行くように前記顧客に指示することをさらに含む、請求項１１記載の方法。
13. 前記顧客が前記精算カウンタに到着した後、又は到着したときに、前記顧客から前記ショッピングカードを受け取ることと、
    前記受け取ったショッピングカードに関連付けられた前記仮想ショッピングカート識別子を精算端末に入力することと
    をさらに含む、請求項１２記載の方法。
14. 顧客が小売店でデジタルアセットを購入できるようにする方法であって、
    前記顧客に関連付けられたアカウント識別子を、前記小売店内にある端末において受け取ることと、
    前記識別子を前記端末からサーバシステムに送信することであって、前記サーバシステムは、前記サーバシステムに結合されたデータベースが、いずれかのデジタルアセット識別子を前記アカウント識別子に関連付けているか否かを判断する、前記識別子を送信することと、
    前記データベースがいずれかのデジタルアセット識別子を前記アカウント識別子に関連付けているか否かを判断した後、応答を前記端末に送信することと、
    前記顧客が購入するデジタルアセットを選択できるようにするユーザインタフェースを前記端末において前記顧客に対して表示することと、
    前記顧客が前記デジタルアセットを購入したいことを示す入力を前記端末において前記顧客から受け取ることと、
    前記デジタルアセットを識別するアセット識別子を前記端末から前記サーバシステムに送信することであって、前記サーバシステムは前記データベースを使用して、前記アセット識別子を前記アカウント識別子に関連付ける、アセット識別子を送信することと、
    前記顧客が前記アカウント識別子に関連付けられた前記アセット識別子により識別される前記デジタルアセットを購入する準備が整ったという指示を前記端末において前記顧客から受け取ることと、
    注文メッセージを履行システムに送信することであって、前記注文メッセージは、前記アカウント識別子及び１つ又は複数のデジタルアセットを識別する情報を含み、各デジタルアセットは、前記アカウント識別子に関連付けられた識別子を有する、注文メッセージを送信することと、
    前記履行システムから前記店の外にある顧客の装置に前記１つ又は複数のデジタルアセットをダウンロードすることであって、前記ダウンロードするステップは、前記アカウント識別子を前記顧客の装置から前記履行システムに送信することを含む、デジタルアセットをダウンロードすることと
    を含む、顧客が小売店でデジタルアセットを購入できるようにする方法。
15. 前記ダウンロードするステップは、
    前記履行システムが前記顧客の装置から送信される前記アカウント識別子を受け取ることであって、前記履行システムは記憶装置を備える、アカウント識別子を受け取ることと、
    前記アカウント識別子に関連付けられたデジタルアセット識別子により識別されるデジタルアセットを前記記憶装置からフェッチすることと、
    前記フェッチされたデジタルアセットを前記履行システムから前記顧客の装置に送信することと
    をさらに含む、請求項１４記載の方法。
16. 前記履行システムは、前記アカウント識別子に、デジタルアセットをそれぞれ識別する１つ又は複数のデジタルアセット識別子を関連付けるデータベースを備える、請求項１５記載の方法。
17. 前記顧客が購入するデジタルアセットを選択できるようにする前記ユーザインタフェースはまた、前記ユーザが前記デジタルアセットの購入モードを利用可能な購入モードのセットから選択できるようにする、請求項１４記載の方法。
18. 前記利用可能な購入モードのセットは、「ディスクへコピー」購入モード及び「デジタルダウンロード」購入モードを含む、請求項１７記載の方法。
19. 前記顧客がデジタルダウンロードするものとして選択した、前記アカウント識別子に関連付けられた前記デジタルアセットを判断することをさらに含み、
    この判断するステップは、前記注文メッセージを前記履行システムに送信する前に行われ、
    前記注文メッセージにおいて識別されるすべての前記デジタルアセットが、前記顧客によりデジタルダウンロードするものとして選択されている、請求項１８記載の方法。
20. 前記顧客の装置は、前記履行システムから前記１つ又は複数のデジタルアセットを自動的にダウンロードするように構成されるソフトウェアを備え、それにより、前記顧客は前記１つ又は複数のデジタルアセットを手作業でダウンロードする必要がない、請求項１４記載の方法。
21. 顧客が小売店でデジタルアセットを購入できるようにする方法であって、
    前記顧客に、仮想ショッピングカート識別子がプリント又は記憶されているショッピングカードを提供することと、
    前記小売店内に端末を配置することであって、前記端末は、ショッピングカードにプリント又は記憶されている仮想ショッピングカート識別子を読み取るリーダを有する、端末を配置することと、
    前記リーダが前記仮想ショッピングカート識別子を読み取った後、前記端末からサーバシステムに前記仮想ショッピングカート識別子を送信することであって、前記サーバシステムは、前記サーバシステムに結合されているデータベースが、いずれかのデジタルアセット識別子を前記カート識別子に関連付けているか否かを判断する、前記仮想ショッピングカート識別子を送信することと、
    前記データベースがいずれかのデジタルアセット識別子を前記カート識別子に関連付けているか否かを判断した後、応答を前記端末に送信することと、
    前記顧客が購入するデジタルアセットを選択できるようにするユーザインタフェースを前記端末において前記顧客に対して表示することと、
    前記顧客が前記デジタルアセットを購入したいことを示す入力を前記端末において前記顧客から受け取ることと、
    前記デジタルアセットを識別するアセット識別子を前記端末から前記サーバシステムに送信することであって、前記サーバシステムは前記アセット識別子を前記カート識別子に関連付ける、アセット識別子を送信することと、
    前記顧客が前記カート識別子に関連付けられた前記アセット識別子により識別される前記デジタルアセットを購入する準備が整ったという指示を前記端末において前記顧客から受け取ることと、
    注文メッセージを履行システムに送信することであって、前記注文メッセージは１つ又は複数のデジタルアセットを識別する情報を含み、各デジタルアセットは、前記カート識別子に関連付けられた識別子を有する、注文メッセージを送信することと、
    前記履行システムから注文応答を受け取ることであって、前記注文応答は注文確認コードを含む、注文応答を受け取ることと、
    前記注文確認コードを前記顧客に提供することと、
    前記履行システムから前記店の外にある顧客の装置に前記１つ又は複数のデジタルアセットをダウンロードすることであって、前記ダウンロードするステップは、前記確認コードを前記顧客の装置に入力すること、及び、前記確認コードを前記顧客の装置から前記履行システムに送信することを含む、デジタルアセットをダウンロードすることと
    を含む、顧客が小売店でデジタルアセットを購入できるようにする方法。
22. 前記リーダは、バーコードスキャナ、磁気ストリップリーダ、及びＲＦＩＤリーダのうちの少なくとも１つを含む、請求項２１記載の方法。
23. 精算端末において前記仮想カート識別子を受け取ることと、
    前記受け取ったカート識別子を前記精算端末から前記サーバシステムに送信することと、
    前記サーバシステムから購入金額情報を受け取ることと、
    前記顧客から支払いを受け取ることと、
    受領証を前記顧客に提供することと
    をさらに含む、請求項２１記載の方法。
24. 前記注文確認コードは前記受領証にプリント又は記憶される、請求項２３記載の方法。
25. 前記ダウンロードするステップは、
    前記履行システムが前記顧客の装置から送信される前記確認コードを受け取ることであって、前記履行システムは記憶装置を備える、前記確認コードを受け取ることと、
    前記確認コードに関連付けられたデジタルアセット識別子により識別されるデジタルアセットを前記記憶装置からフェッチすることと、
    前記フェッチされたデジタルアセットを前記履行システムから前記顧客の装置に送信することと
    をさらに含む、請求項２１記載の方法。
26. 前記履行システムは、前記確認コードに、デジタルアセットをそれぞれ識別する１つ又は複数のデジタルアセット識別子を関連付けるデータベースを備える、請求項２５記載の方法。
27. 前記顧客が前記カート識別子に関連付けられた前記アセット識別子により識別される前記デジタルアセットを購入する準備が整ったという指示を前記端末において受け取った後、且つ前記注文確認コードを前記顧客に提供する前に、前記ショッピングカードを持って精算カウンタに行くように前記顧客に指示することをさらに含む、請求項２１記載の方法。
28. 前記顧客が前記精算カウンタに到着した後、又は到着したときに、前記顧客から前記ショッピングカードを受け取ることと、
    前記受け取ったショッピングカードに関連付けられた前記仮想ショッピングカート識別子を精算端末に入力することと
    をさらに含む、請求項２７記載の方法。
29. 顧客が小売店でデジタルアセットを購入できるようにする方法であって、
    前記顧客に関連付けられたアカウント識別子を、又は、仮想ショッピングカート識別子を前記小売店内にある端末において受け取ることと、
    前記アカウント識別子又は前記カート識別子に１つ又は複数のオーディオ符号化フォーマットのセットを関連付けることと、
    前記アカウント識別子又は前記カート識別子を前記端末からサーバシステムに送信することと、
    録音物識別子を前記端末から前記サーバシステムに送信することであって、前記録音物識別子は録音物のセットを識別する、録音物識別子を送信することと、
    前記アカウント識別子又は前記カート識別子に関連付けられた前記オーディオ符号化フォーマットのセットを判断することと、
    前記録音物のセットに含まれる録音物が、前記セットに含まれる前記オーディオ符号化フォーマットのうちの少なくとも１つでの購入のために利用可能であるか否かを判断することと、
    前記サーバシステムから前記録音物のタイトルを受け取ることと、
    前記タイトルを前記顧客に対して表示することと、
    前記録音物が前記セットに含まれる前記オーディオ符号化フォーマットのうちの少なくとも１つでの購入のために利用可能であると判断される場合にのみ、前記録音物が購入のために利用可能であるという指示を前記顧客に対して表示することと、
    前記顧客が前記録音物を仮想ショッピングカートに追加したいことを示す入力を前記端末において前記顧客から受け取ることと、
    前記録音物を識別するアセット識別子を前記端末から前記サーバシステムに送信することであって、前記サーバシステムは前記データベースを使用して、前記アセット識別子を前記アカウント識別子又は前記カート識別子に関連付ける、アセット識別子を送信することと、
    前記顧客が前記録音物を購入する準備が整ったという指示を前記端末において前記顧客から受け取ることと、
    注文メッセージを履行システムに送信することであって、前記注文メッセージは前記アセット識別子を含む、注文メッセージを送信することと、
    前記録音物を前記履行システムから前記店の外にある顧客の装置にダウンロードすることと
    を含む、顧客が小売店でデジタルアセットを購入できるようにする方法。
30. 前記録音物を前記履行システムからダウンロードするに先立って、前記履行システムから確認コードを受け取ることをさらに含む、請求項２９記載の方法。
31. 前記録音物をダウンロードするステップは、前記確認コードを前記顧客の装置から前記履行システムに送信するステップを含む、請求項３０記載の方法。
32. 前記録音物をダウンロードするステップは、前記アカウント識別子を前記顧客の装置から前記履行システムに送信するステップを含む、請求項２９記載の方法。
33. 前記録音物識別子は、１枚のコンパクトディスク又はレコードとして共にリリースされた１つ又は複数の録音物のセットを識別する、請求項２９記載の方法。
34. 前記録音物識別子は、同じアーティストによって録音された１つ又は複数の録音物のセットを識別する、請求項２９記載の方法。
35. 前記顧客の装置は、前記録音物を前記履行システムから自動的にダウンロードするように構成されるソフトウェアを備え、それにより、前記顧客は前記録音物を手作業でダウンロードする必要がない、請求項２９記載の方法。
    

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