JP4447573B2 - 楽曲情報送受システムおよび楽曲情報送受方法 - Google Patents

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Description

本発明は楽曲情報送受システムおよび楽曲情報送受方法に係わり、特に記録媒体に記録された楽曲の楽曲情報を送受する楽曲情報送受システムおよび楽曲情報送受方法に関する。
CD再生機能を備えたオーディオ機器には、コンパクトディスク(以下CDという)のアルバムタイトル、アーチスト名、曲名等の楽曲情報を表示する機能を備えたものがある。図15はかかる機能を備えた車載用オーディオ機器の構成図である。
予め、CDに記録されている曲の楽曲情報がCD毎にデータベース(CDDB)2に記憶されている。すなわち、CDのTOC情報に含まれる各曲の長さとギャップ長の組合せをCD識別情報(CDID)として使用し、該CDIDに対応させて、楽曲情報がデータベースCDDB 2に記憶されている。なお、一例としてのCDIDは、(第1曲の長さ−ギャップ長−第2曲の長さ−ギャップ長−….−最後の曲の長さ)である。
CD 1を再生するには、操作パネル5の操作部5aを操作してCDの再生を指示する。これにより、CDプレーヤ(図示せず)はCD1から読取った各曲のオーディオデータをオーディオ再生回路6に順次入力してスピーカ7より再生音を出力する。これと同時に、管理制御部4は該CD 1のTOC情報(CDID)に基づいて楽曲情報がデータベースCDDB 2に記憶されているか判別し、記憶されている場合には該楽曲情報を操作パネル5の表示部5bに表示するとともに、該楽曲情報と楽曲のオーディオデータをハードディスク3に記憶する(リッピング)。CD 1の楽曲情報がデータベースCDDB 2に記憶されていなければ、表示部5bに楽曲情報を表示することができず、ハードディスク3にも楽曲情報を保存できない。楽曲情報がデータベースCDDB 2に保存されていない理由は、該データベースCDDB 2に保存されている楽曲情報が陳腐化して古くなり、最新CDの音楽情報を保存していないためである。
このようにデータベースCDDB 2に保存されている楽曲情報が陳腐化して古くなるため、CDレンタル店やCD販売店などで、新譜CDや、車載用オーディオ機器の発売日以降にリリースされたCDをレンタルし、あるいは、購入した場合、これらCDを車載オーディオ機器に装着して再生しても楽曲情報を表示できない。
以上から、従来はインターネット接続装置8に携帯電話機(図示せず)を接続し、該携帯電話機より無線網、インターネット9を介して楽曲情報提供サーバ10にアクセスして、サーバ上のCDデータベース10aから楽曲情報をダウンロードする必要があった。
又、別の楽曲情報取得方法として第1従来技術がある(特許文献1参照)。この第1従来技術では、中央サーバから小売店端末装置に対して、インターネットを介して少なくとも演歌を含む楽曲情報を配信し、小売店端末装置において、サーバから配信された楽曲情報の中から顧客によって要求された楽曲情報を店員の操作に基づいて検索し、その検索された楽曲情報を店員の操作に基づいて顧客のCDにCD−Rドライブによって書き込む。
また、別の楽曲情報取得方法として、第2従来技術がある(特許文献2参照)。この第2従来技術は、ユーザがCDショップに出掛けてCDを購入することなく、ユーザの好みの音楽が記録されたオリジナルのディスクを作成できるようにしたものである。すなわち、第2従来技術では、音楽配信サーバとユーザ端末とを接続して、ダウンロードしたい楽曲の音楽データを決定すると、音楽配信サーバからユーザ端末にその楽曲に対応するTOC情報(CD識別情報)が送られ、このTOC情報がディスク記録媒体に記録される。ついで、このTOC情報のみが記録されているディスク記録媒体を、CDショップやコンビニエンスストアの店先に置かれている情報端末に装着して所定の課金を行なうと、音楽配信サーバから、このTOC情報に対応する音楽情報および音楽がダウンロードされる。
特開2002−149168号公報 特開平11−312175号公報
しかし、従来の楽曲情報取得方法は、車載用オーディオ機器(車載機)のデータベースに必要な楽曲情報が無い場合、車載機に携帯電話を接続し、ダイヤルアップしてサーバからダウンロードする必要があり、ユーザは手間と通信費がかかる問題がある。
また、第1従来技術の楽曲情報取得方法は、店員の操作が煩雑で、しかも、楽曲情報をCDに直接書き込むものであるため、新譜CDやレンタルCDに適用できない等の問題がある。
また、第2従来技術の楽曲情報取得方法は、音楽情報および音楽をダウンロードするまでの手続きが面倒であり、しかも、新譜CDやレンタルCDに適用できない等の問題がある。
以上から、本発明の目的は、インターネットを介してサーバと接続する必要が無く、しかも、簡単な操作で新譜CDやレンタルCDの音楽情報を取得できるようにすることである。
また、本発明の別の目的は、取得した新譜CDやレンタルCDの音楽情報を簡単な操作でオーディオ再生装置の表示部に表示できるようにすることである。
本発明の第1の態様は、コンパクトディスクCD等の記録媒体に記録された楽曲の楽曲情報を送受する楽曲情報送受方法であり、楽曲が記録された記録媒体を販売し、あるいはレンタルする際、該記録媒体に記録されている楽曲に関する楽曲情報を店端末装置において取得するステップ、該取得した楽曲情報を顧客の所持する携帯端末が内蔵するICカードに前記店端末装置が書き込むステップを備えている。
前記楽曲情報取得ステップにおいて、前記店端末装置は、各記録媒体に記録されている楽曲に関する楽曲情報を保存する楽曲情報ベースを備え、前記販売、あるいはレンタルする記録媒体に記録されている楽曲に関する楽曲情報を該楽曲情報ベースから検索して取得する。
第1の態様の楽曲情報送受方法は、更に、前記記録媒体を再生するオーディオ再生装置が前記携帯端末のICカードより楽曲情報を読み取って表示するステップを備えている。
第1の態様の楽曲情報送受方法は、更に、前記店端末装置および前記携帯端末が電子マネー決済機能を備えており、該携帯端末で電子マネーにより料金の支払いを行なう際、前記店端末装置が前記携帯端末のICカードに電子決済結果を書き込むステップを備え、該書き込み時に前記店端末装置は該携帯端末のICカードに前記楽曲情報を書き込む。
第1の態様の楽曲情報送受方法は、更に、前記ICカードに認証用データを書き込んでおき、該認証用データを用いて認証処理を行うステップ、認証がとれたとき前記楽曲情報を顧客の所持する携帯端末が内蔵するICカードに書き込み可能とするステップを備えている。
本発明の第2の態様は、記録媒体に記録された楽曲の楽曲情報を送受する楽曲情報送受方法であり、楽曲が記録された記録媒体を販売し、あるいはレンタルする際、該記録媒体に記録されている楽曲に関する楽曲情報を店装置において取得するステップ、該取得した楽曲情報を顧客の所持する携帯端末に前記店装置から送信するステップ、前記携帯端末において、前記送信された楽曲情報を受信して保存するステップ、該携帯端末より楽曲情報をオーディオ再生装置に送信するステップ、オーディオ再生装置において前記携帯端末より受信した楽曲情報を表示部に表示するステップを備えている。
前記携帯端末より楽曲情報をオーディオ再生装置に送信するステップは、前記オーディオ再生装置より楽曲情報を要求するステップ、該要求に基づいて該楽曲情報を前記携帯端末から該オーディオ再生装置に送信するステップを有している。
本発明の第3の態様は、CD等の記録媒体に記録された楽曲の楽曲情報を送受する楽曲情報送受システムにおける店装置であり、楽曲が記録された記録媒体を販売し、あるいはレンタルする際、該記録媒体に記録されている楽曲に関する楽曲情報を取得する店端末装置、該取得した楽曲情報を顧客の所持する携帯端末が内蔵するICカードに書き込むICカードリーダ/ライターを備えている。
前記店端末装置は、前記販売、あるいはレンタルする記録媒体から該記録媒体のID情報を取得するID情報取得部、各記録媒体に記録されている楽曲に関する楽曲情報を該記録媒体のID情報に対応させて保存する楽曲情報データベース部、前記販売、あるいはレンタルする記録媒体のID情報を参照して該記録媒体に記録されている楽曲に関する楽曲情報を前記楽曲情報ベースから取得して前記ICカードリーダ/ライターに入力する制御部を備えている。
前記店端末装置および前記携帯端末が電子マネー決済機能を備えており該携帯端末で電子マネーにより料金の支払いを行なう際、前記ICカードリーダ/ライターは前記携帯端末のICカードに電子決済結果を書き込むと共に、前記楽曲情報を書き込む。
前記店端末装置は、前記ICカードに認証用データを書き込んでおき、該データを用いて認証処理を行い、認証がとれたとき前記楽曲情報を顧客の所持する携帯端末が内蔵するICカードに書き込み可能とする認証部を備えている。
本発明の第4の態様は、記録媒体に記録された楽曲の楽曲情報を送受する楽曲情報送受システムにおける携帯端末であり、記録媒体を販売、あるいはレンタルする店の端末装置およびオーディオ再生装置と通信するための近距離通信部、楽曲情報を保存する楽曲情報保存部、記録媒体に記録された楽曲の楽曲情報を、前記店端末装置より受信して前記楽曲情報保存部に保存し、かつ、該楽曲データを該楽曲情報保存部から読み出してオーディオ再生装置に送信する制御を行う制御部を備えている。
本発明の第5の態様は、記録媒体に記録された楽曲の楽曲情報を送受する楽曲情報送受システムにおけるオーディオ再生装置であり、記録媒体の楽曲情報を保存するデータベース、記録媒体がセットされたとき該記録媒体を識別し、該記録媒体の楽曲情報が該データベースに保存されているかチェックし、保存されていなければ該記録媒体の楽曲情報を携帯端末に要求する制御を行う制御部、携帯端末と通信可能な近距離通信部、携帯端末が店端末装置より受信して保持する楽曲情報を、該携帯端末から前記近距離通信部を介して受信して表示する表示部を備えている。
本発明によれば、楽曲が記録された記録媒体を販売し、あるいはレンタルする際、該記録媒体に記録されている楽曲に関する楽曲情報を店端末装置において取得し、該取得した楽曲情報を顧客の所持する携帯端末のICカードに書き込み、あるいは該店端末装置から携帯端末に送信するようにしたから、簡単な操作で新譜CDやレンタルCDの音楽情報を顧客の所持する携帯端末に送信し、該携帯端末より必要に応じてオーディオ再生装置に入力することができる。
又、店端末置およびオーディオ再生装置はICカードリーダ/ライターを備えているため、携帯端末をICカードリーダ/ライターに近づけ、かざすだけで音楽情報の送受が可能となる。
又、店端末置、携帯端末、オーディオ再生装置は近距離通信手段を備え、該近距離通信手段を介して通信を行うため、所定の通信プロトコル(要求/送信、認証等)にしたがって音楽情報の送受が可能である。
また、本発明では、各記録媒体に記録されている楽曲に関する楽曲情報を保存する楽曲情報ベースを設け、販売、あるいはレンタルする記録媒体に記録されている楽曲に関する楽曲情報を該楽曲情報ベースから取得する。あるいは、記録媒体に記録されている楽曲に関する楽曲情報をRFIDタグに書き込んで該記録媒体に貼り付け、前記販売、あるいはレンタルする記録媒体に記録されている楽曲に関する楽曲情報を該RFIDタグより読み取って取得する。以上のように店端末装置は楽曲情報を取得するようにしたから、本発明によれば、インターネットを介さず、また余分の通信費用を掛けずに簡単に新譜CDやレンタルCDの音楽情報を取得することができる。
また、本発明によれば、店端末装置および携帯端末が電子マネー決済機能を備えていれば、料金決済時に該店端末装置より該携帯端末のICカードに楽曲情報を自動的に書き込むことができ、携帯端末で楽曲情報を取得するための何等の操作を必要とせず楽曲情報を取得することができる。
また、本発明によれば、記録媒体がオーディオ再生装置にセットされたとき、該記録媒体の楽曲情報が該オーディオ再生装置のデータベースに保存されているかチェックし、保存されていない場合、該記録媒体の楽曲情報を携帯端末に要求し、前記携帯端末より楽曲情報をオーディオ再生装置に送信するようにしたから、オーディオ再生装置は新譜CDやレンタルCDの音楽情報を表示部に表示することができる。
(A)第1実施例
・システム構成
図1はCD等の記録媒体に記録された楽曲の楽曲情報を送受する楽曲情報送受システムの第1実施例の構成図であり、レンタルショップの店装置10、顧客が所持する携帯電話端末20、車載用オーディオ再生装置(車載機)30で構成されている。
店装置10において、レジスタ端末11はレンタルするCD40が収納されているCDケース41に貼り付けられたバーコードを読み取ってパソコン12に入力すると共にパソコンから入力する情報(貸し出し日時、返却日、CDタイトル名、課金情報など)をレシート42に印刷して発行する。
楽曲情報データベース部13は、少なくともレンタルショップで貸し出すCDの楽曲情報、好ましくは最新の全CDの楽曲情報をCD番号に対応させて保存している。具体的には、図示するように、CD番号1に対応させて、CDを識別するために使用するTOC情報などのCDID 2、および該CDに記録されている楽曲情報(アルバムタイトル、アーチスト名、曲名など)3を保存する。
リーダ/ライター14は、電子マネーによる電子決済時に非接触ICカード(例えばFelica(登録商標)カード)から顧客番号や残金などの情報を読取ると共に、該ICカードに決済後の残高や利用履歴、その他の電子マネー情報を書き込む。なお、図1のシステムではICカードが携帯電話端末20に内蔵されている。また、リーダ/ライター14は、電子決済時に以上の電子マネー情報と共に楽曲情報をICカードに書き込むようになっている。
パソコン12はレジスタ機能、楽曲情報検索機能、電子決済機能などを備えており、CDレンタル時にCD番号がレジスタ端末11から入力されると、該CD番号のCDID(TOC情報)と楽曲情報を楽曲情報データベース部13から検索してリーダ/ライター14に入力する。また、パソコン12は、リーダ/ライター14が該携帯電話端末20のICカードから読取った電子マネー残高とレンタル料金等に基づいて所定の電子決済処理を行い、電子決済処理結果(残高、利用履歴など)をリーダ/ライター14に入力する。リーダ/ライター14は、この電子決済処理結果(残高、利用履歴など)を携帯電話端末20のICカードに書き込むと同時に、CDの楽曲情報を該ICカードに書き込む。
利用者がレンタルしたCD 40を再生すべく車載用オーディオ再生装置(車載機)30に装着したとき、該オーディオ再生装置30はCD 40のTOC情報を読み取り、該CDの楽曲情報が内蔵のデータベースに保存されているかチェックする。楽曲情報がデータベースに保存されていなければ、携帯電話端末20をICカードリーダにかざす事を音声あるいは表示により促し、ICカードリーダ31は携帯電話端末20のICカードから該CDの楽曲情報を読み取って表示部に表示する。
以上まとめると、CDレンタルショップでCDを借りて該CDの楽曲情報を車載用オーディオ再生装置(車載機)に表示する流れは以下の通りである。
1.ユーザが、新譜CDをレンタルする。
2.店装置10のレジスタ端末11はCDケース41のバーコード等からCD番号を読み取り、パソコン12は楽曲情報データベース13より当該CDの楽曲情報を取得する。
3.ユーザは、携帯電話端末20のICカードで電子決済するために携帯電話端末をICカードリーダ/ライター14に近づけてかざす。該ICカードリーダ/ライター14は携帯電話端末20のICカードから電子マネー残高を読取り、パソコン12は該電子マネー残高とレンタル料金等により電子決済処理を行い、カードリーダ/ライター14は電子決済処理結果(残高、利用履歴など)を携帯電話端末20のICカードに書き込む。これと同時に、カードリーダ/ライター14はCDの楽曲情報を該ICカードに書き込む。
4.ユーザは、車に乗り込んで車載機にレンタルしたCDを挿入して再生する。
5.車載機は、挿入されたCDの楽曲情報が車載機内のデータベースに存在するかチェックし、存在しなければユーザに携帯電話端末をICカードリーダにかざす事を促す。
6.ユーザは、携帯電話端末を車載機のICカードリーダにかざす。
7.車載機は、携帯電話より受け取った楽曲情報が、挿入されたCDの楽曲情報である事を確認して保存すると共に、その楽曲情報車載機の表示器に表示する。
・処理フロー
図2は店装置の処理フローである。
レジスタ端末11でCDケースに貼り付けられているバーコードを読み込み(ステップ101)、商品コードがCDであるかチェックし(ステップ102)、CDでなければ以降とは別の処理を行う(ステップ103)。一方、CDであれば、CD番号に基づいて楽曲情報データベース13から該CDのTOC情報及び楽曲情報を検索してICカードリーダ/ライター14に入力する(ステップ104)。
ついで、パソコン12はICカードで電子決済するか監視する(ステップ105)。ユーザが電子決済するために携帯電話端末20のICカード面をICカードリーダ/ライター14にかざせば、ICカードによる電子決済であると判定し、電子決済処理を行う(ステップ106)。なお、電子決済でなく現金による支払いの場合にはステップ103の別処理に移行する。
電子決済が済めば、電子決済処理結果(残高、利用履歴など)をICカードリーダ/ライター14より携帯電話端末20のICカードに書き込むと共に、ステップ104で入力されている楽曲情報をICカードに書き込む(ステップ107)。
・第1変形例
以上の第1実施例では、店装置10及び携帯電話端末20が共に電子決済機能を備えている場合であるが、必ずしも電子決済機能を備える必要はない。かかる電子決済機能を有しない場合、携帯電話端末20のICカード面をICカードリーダ/ライター14にかざすだけでICカードリーダ/ライター14が携帯電話端末20のICカードに楽曲情報を書き込むようにする。
図3は電子決済機能を有しない場合の店装置の処理フローである。なお、ICカードには予めレンタルショップの会員番号、氏名/住所等が記録されており、又、店装置のパソコン12には会員番号が管理されているものとする。
ステップ101〜104は図1の第1実施例と同一処理である。
ステップ104の処理後、ユーザが楽曲情報を取得するために携帯電話端末20のICカード面をICカードリーダ/ライター14にかざせば、該ICカードリーダ/ライター14は携帯電話端末20のICカードより記録情報を読み取る(ステップ151)。パソコン12は、読み取った会員番号が登録されている会員番号と一致するか認証する(ステップ152)。ICカードに記録されている会員番号がパソコン12に登録されていれば、楽曲情報送信可能であるとみなし、ICカードリーダ/ライター14に入力済みのTOC情報/楽曲情報のICカードへの書き込みを許可する(ステップ153)。これにより、ICカードリーダ/ライター14はTOC情報/楽曲情報を携帯電話端末20のICカードに書き込む (ステップ154)。
・第2変形例
電子決済しない場合はフェリカ(登録商標)対応のICカードリーダ/ライター14の代わりに赤外線や無線による近距離通信手段、例えばBluetooth通信部を設けて携帯電話端末と通信するように構成することができる。
図4は第2変形例の店装置の構成図であり、ICカードリーダ/ライター14の代わりに楽曲情報送信部15が設けられている。楽曲情報送信部15は、近距離通信部15a、楽曲情報送信制御部15b、楽曲情報記憶部15cを備えている。
図5は図4の楽曲情報送受処理フローである。なお、パソコン12には予めレンタルショップの会員の会員番号、会員住所/氏名等が登録されているものとする。
ステップ101〜103は図1の第1実施例と同一処理である。ステップ103においてCDであれば、パソコン12はCD番号に基づいて楽曲情報データベース13から該CDのTOC情報及び楽曲情報を検索し、楽曲情報送信部15に入力して楽曲情報記憶部15cに記憶する(ステップ171)。
しかる後、楽曲情報送信制御部15bは携帯電話端末20より楽曲情報の要求があったか監視し(ステップ172)、要求があれば、該要求と共に送られてくる会員番号をパソコン12に渡し、パソコン12は入力された会員番号が登録されているか認証し、認証結果を楽曲情報送信制御部15bに入力する(ステップ173)。楽曲情報送信制御部15bは認証OKであれば楽曲情報送信可能であるから、近距離通信部15aを介して楽曲情報記憶部15に記憶されているTOC情報/楽曲情報を携帯電話端末20に送信する(ステップ174)。以上では会員番号を用いて認証したが別の認証方法を採用することができる。
・その他の変形例
以上では、携帯端末として携帯電話端末を用いる例について説明したが、携帯電話端末の代わりに携帯情報端末を用い、これにICカードを内蔵させることもできる。
又、以上ではCDをレンタルする場合について説明したがCDを販売する場合にも適用することができる。
又、以上ではCDの楽曲情報を送受する場合について説明したが、本発明はCDに限らず、持ち運び可能な記録媒体の楽曲情報に適用可能である。
又、以上では車載用のオーディオ再生装置(車載機)に適用した場合について説明したが、本発明は車載機だけでなく、家庭用のコンピュータ、曲名表示の出来るオーディオ再生機器等にも適用できるものである。
以上の変形例は第2実施例にも言えることである。
(B)第2実施例
図6はCD等の記録媒体に記録された楽曲の楽曲情報を送受する楽曲情報送受システムの第2実施例の構成図であり、レンタルショップの店装置10、顧客が所持する携帯電話端末20、車載用オーディオ装置(車載機)30で構成されている。
図1の第1実施例と異なる点は、
(1) CDケース41にCDのTOC情報/楽曲情報、商品情報を記憶するRFIDタグ51を貼り付けている点、
(2)店装置10にRFIDタグリーダ16を設けている点、
(3) 楽曲情報データベース13を削除している点、
(4)レシート発行部17を設けている点、である。
図7はRFIDタグの説明図でありRFIDタグリーダ16はアンテナより送信データで変調した無線信号(電磁波)をRFIDタグ51に送信する。無線タグ51のアンテナ51aは受信信号を整流回路51bと変復調回路51cに入力する。整流回路51bは無線信号を直流電圧に変換して変復調回路51cと論理回路51dに供給し、電源として動作する。変復調回路51cはRFIDタグリーダ15から送られてきた制御データを復調し、論理回路51dに入力する。論理回路51dは制御データ(コマンド)に応じた論理処理を行なって、例えば内蔵のメモリに記憶されている情報(TOC情報/楽曲情報、商品情報)を読み取って変復調回路51cに入力する。変復調回路51cは論理回路から入力された情報を用いて搬送波を変調して無線でアンテナ51aからRFIDタグリーダ15に送信する。
パソコン12はレジスタ機能、楽曲情報処理機能、電子決済機能などを備えており、CDレンタル時、RFIDタグリーダ16から入力されるCD商品情報に基づいてレジスタ処理を行うと共に、同様にRFIDタグリーダ16から入力されるTOC情報/楽曲情報をリーダ/ライター14に入力する。また、パソコン12は、利用者が電子マネーによる支払いの意思を表示すれば、リーダ/ライター14が携帯電話端末20のICカードから読取った電子マネー残高とレンタル料金等に基づいて所定の電子決済処理を行う。リーダ/ライター14は、該電子決済処理結果(残高、利用履歴など)を携帯電話端末20のICカードに書き込むと同時に、CDの楽曲情報を該ICカードに書き込む。
図8は第2実施例の店装置の処理フローである。
RFIDタグリーダ16でCDケース201に貼り付けられているRFIDタグ51を読み込み(ステップ201)、商品コードがCDであるかチェックし(ステップ202)、CDでなければ別の処理を行う(ステップ203)。CDであれば、RFIDタグから読取った該CDのTOC情報/楽曲情報をICカードリーダ/ライター14に入力する(ステップ204)。
ついで、ICカードで電子決済するか監視する(ステップ205)。ユーザが電子決済するために携帯電話端末をICカードリーダ/ライター14にかざせば、ICカードによる電子決済であると判定し、電子決済処理を行う(ステップ206)。なお、電子決済でなく現金による支払いの場合にはステップ203の別処理に移行する。
電子決済が済めば、電子決済処理結果(残高、利用履歴など)をICカードリーダ/ライター14より携帯電話端末のICカードに書き込むと共に、ステップ204で入力されているTOC情報/楽曲情報をICカードに書き込む(ステップ207)。
(C)携帯端末
図9は携帯電話端末の構成図であり、携帯電話機能部21と電子決済機能部22を備えている。携帯電話機能部21は携帯電話制御部21a、送受信部21b、操作・表示部21c、マイクロホン21d,スピーカ21eなどを備え、無線で相手と電話やインターネット通信が可能である。
電子決済機能部22は、ICカード22a,電子決済制御部22bを備え、ICカードのメモリ23に電子決済の客ID番号、残金、利用履歴、TOC情報/楽曲情報などが記憶される。電子決済制御部22bは電話機能部21を介して電子決済サービスを提供するサーバと通信して入金処理(チャージ処理)、ホームページで商品を注文した際の支払いなどの処理を行い、またICカードに入金の書き込みを行なう。ICカード22aは電子決済時に各種店のICカードリーダ/ライターにより、客ID番号や残額が読み取られると共に、ショッピング等による電子決済結果(残額、利用履歴情報)が書き込まれる。又、ICカード22aはCDレンタルあるいはCD購入時にICカードリーダ/ライターによりメモリ23にTOC情報/楽曲情報が記録され、該TOC情報/楽曲情報は車載機のICカードリーダにより読み取り可能なっている。
図10は携帯電話端末の楽曲情報授受制御処理フローである。
CDレンタルショップでCDをレンタルし、携帯電話端末20のICカード22aに記録されている電子マネーで支払いを行なう場合には、店装置10のICカードリーダ/ライター14に携帯電話端末20のICカード面をかざす。これにより、店装置10はICカードによる電子決済であると判定し(ステップ301)、ICカード22aから残金や客番号を読み込んで電子決済処理を行い(ステップ302)、電子決済結果を該ICカードに書き込むと共に(ステップ303)、レンタルしたCDのTOC情報/楽曲情報をICカードに書き込む(ステップ304)。
かかる状態において、楽曲情報の要求メッセージが車載機30の表示部に表示されたかチェックし(ステップ305)、要求メッセージが表示されれば、車載機のICカードリーダ31に携帯電話端末20のICカード面をかざす。これにより車載機のICカードリーダ31はICカード22aに記録されているTOC情報及び楽曲情報を読み取って表示部に表示する(ステップ306)。
以上は、店装置10及び携帯電話端末20が共に電子決済機能を備えている場合であるが、必ずしも電子決済機能を備える必要はない。かかる電子決済機能しない場合、携帯電話端末20をICカードリーダ/ライター14にかざすだけでICカードリーダ/ライター14が携帯電話端末20のICカードに楽曲情報を書き込むようにする。
また、電子決済しない場合はフェリカ(登録商標)対応のICカードリーダ/ライターの代わりに赤外線や無線による近距離通信手段、例えばBluetooth通信手段を店装置10、携帯電話端末20、車載機30に設けて通信するように構成することができる。
図11はICカードに代えて近距離通信手段を備えた携帯電話端末20の構成図であり、近距離通信部25、通信制御部26、楽曲情報記憶部27、会員番号記憶部28を備えている。
図12は図11の楽曲情報送受処理フローである。なお、会員番号記憶部28には予めレンタルショップの会員番号が記録されており、又、店装置10(図4)のパソコン12には会員番号が管理されているものとする。
CDレンタル時あるいはCD購入時に、携帯電話端末20の操作部を操作して楽曲情報を要求する(ステップ351)。該要求操作により、通信制御部26は会員番号を付して近距離通信部25より店装置10に楽曲情報を要求する(ステップ352)。店装置10のパソコン12には会員番号が管理されており、会員番号が登録されているかのチェックを行う(認証処理、ステップ353)。会員番号が登録されていれば店装置10の近距離通信部15a(図4)により楽曲情報を携帯電話端末20に送信し(ステップ354)、携帯電話端末20は該楽曲情報を楽曲情報記憶部27に保存する(ステップ355)。
かかる状態において、車載機30より楽曲情報の要求メッセージが送信されてきたかチェックし(ステップ356)、楽曲情報要求メッセージを受信すれば通信制御部26は楽曲情報を近距離通信部25より車載機30に送信する(ステップ357)。車載機30は該楽曲情報を携帯電話端末0より受信して表示部に表示する(ステップ358)
(D)オーディオ再生装置
図13は本発明のオーディオ再生装置30の構成図であり、ICカードリーダ31、データベース(CDDB)32、オーディオ回路33、スピーカ34、制御部35、ハードディスク36、操作部37を備えている。
図14は本発明のオーディオ再生装置の楽曲情報取得処理フローである。
データベース(CDDB)32には予め、CDに記録されている曲の楽曲情報がCD毎に記憶されている。すなわち、CDのTOC情報に含まれる各曲の長さとギャップ長の組合せをCD識別情報として使用し、該TOC情報(CDID)に対応させて、楽曲情報(アルバムタイトル、アーチスト名、各曲の曲名など)がデータベースCDDB 32に記憶されている。CD 40を再生するには、該CDをCDプレーヤ(図示せず)に装着し、操作パネル37の操作部37aを操作してCDの再生を指示する(ステップ401)。これにより、CDプレーヤ(図示せず)はCD 40から読取ったTOC情報を制御部35に入力すると共に、オーディオデータをオーディオ再生回路33に入力してスピーカ34より再生音を出力する。
制御部35はCD のTOC情報に基づいて楽曲情報がデータベースCDDB 32に記憶されているか判断し(ステップ402)、記憶されている場合には楽曲情報を操作パネル37の表示部37bに表示するとともに(ステップ406)、該楽曲情報と楽曲のオーディオデータをハードディスク36に記憶する。
一方、CD 40の楽曲情報がデータベースCDDB 32に記憶されていなければ、制御部35は表示部37bに携帯電話端末20をオーディオ再生装置30にかざす事を促すメッセージを表示する(ステップ403)。このメッセージにより、ユーザが携帯電話端末20のICカード面をICカードリーダ31に近づけ、かざせば該ICカードリーダ31は携帯電話端末20が内蔵するICカードよりTOC情報/楽曲情報を読み取り可能となる。制御部35はCD40のTOC情報が示す楽曲情報が読み取れたか監視し(ステップ404)、読み取れれば該TOC情報および楽曲情報をデータベース(CDDB)32に保存すると共に(ステップ405)、楽曲情報を表示する(ステップ406)。
なお、携帯電話端末20がICカードを内蔵せず、図11に示す構成を備えている場合には、ICカードリーダ31に代えて近距離通信部を設ける。
以上の説明では記録媒体をCDとして説明したが複製可能なDVDであってもよい。
CD等の記録媒体に記録された楽曲の楽曲情報を送受する楽曲情報送受システムの第1実施例の構成図である。 第1実施例の店装置の処理フローである。 第1変形例である電子決済機能を有しない場合の店装置の処理フローである。 第2変形例の店装置の構成図である。 第2変形例の楽曲情報送受処理フローである。 CD等の記録媒体に記録された楽曲の楽曲情報を送受する楽曲情報送受システムの第2実施例の構成図である。 RFIDタグの説明図である。 第2実施例の店装置の楽曲情報送受処理フローである。 携帯電話端末の構成図である。 携帯電話端末の楽曲情報送受処理フローである。 近距離通信手段を備えた携帯電話端末の別の構成図である。 図11の携帯電話端末の楽曲情報送受処理フローである。 本発明のオーディオ再生装置の構成図である。 本発明のオーディオ再生装置の楽曲情報取得処理フローである。 従来の車載用オーディオ再生装置の構成図である。
符号の説明
10 レンタルショップの店装置
11 レジスタ端末
12 パソコン
13 楽曲情報データベース
14 ICカードリーダ/ライター
20 顧客が所持する携帯電話端末
30 車載用オーディオ装置(車載機)
31 ICカードリーダ

Claims (19)

  1. 記録媒体に記録された楽曲の楽曲情報を送受する楽曲情報送受方法において、
    楽曲が記録された記録媒体を販売し、あるいはレンタルする際、該記録媒体に記録されている楽曲に関する楽曲情報を店端末装置において取得するステップ、
    該取得した楽曲情報を顧客の所持する携帯端末が内蔵するICカードに前記店端末装置が書き込むステップ、
    を備えたことを特徴とする楽曲情報送受方法。
  2. 前記楽曲情報取得ステップにおいて、前記店端末装置は、各記録媒体に記録されている楽曲に関する楽曲情報を保存する楽曲情報ベースを備え、前記販売、あるいはレンタルする記録媒体に記録されている楽曲に関する楽曲情報を該楽曲情報ベースから検索して取得する、
    ことを特徴とする請求項1記載の楽曲情報送受方法。
  3. 前記楽曲情報取得ステップにおいて、記録媒体に記録されている楽曲に関する楽曲情報をRFIDタグに書き込んで該記録媒体のケースに貼り付け、前記販売、あるいはレンタルする記録媒体に記録されている楽曲に関する楽曲情報を該RFIDタグより読み取って取得する、
    ことを特徴とする請求項1記載の楽曲情報送受方法。
  4. 前記記録媒体を再生するオーディオ再生装置が前記携帯端末のICカードより楽曲情報を読み取って表示するステップ、
    を備えたことを特徴とする請求項1乃至3記載の楽曲情報送受方法。
  5. 前記店端末装置および前記携帯端末が電子マネー決済機能を備えており、該携帯端末で電子マネーにより料金の支払いを行なう際、前記店端末装置が前記携帯端末のICカードに電子決済結果を書き込むステップ、
    を更に備え、該書き込み時に前記店端末装置は該携帯端末のICカードに前記楽曲情報を書き込むことを特徴とする請求項1乃至3記載の楽曲情報送受方法。
  6. 前記記録媒体はコンパクトディスクCDあるいは複製可能なDVDである、
    ことを特徴とする請求項1乃至3記載の楽曲情報送受方法。
  7. 前記ICカードに認証用データを書き込んでおき、該認証用データを用いて認証処理を行うステップ、
    認証がとれたとき前記楽曲情報を顧客の所持する携帯端末が内蔵するICカードに書き込み可能とするステップ、
    を備えたことを特徴とする請求項1乃至3記載の楽曲情報送受方法。
  8. 記録媒体に記録された楽曲の楽曲情報を送受する楽曲情報送受方法において、
    楽曲が記録された記録媒体を販売し、あるいはレンタルする際、該記録媒体に記録されている楽曲に関する楽曲情報を店端末装置において取得するステップ、
    該取得した楽曲情報を顧客の所持する携帯端末に前記店端末装置から送信するステップ、
    前記携帯端末において、前記送信された楽曲情報を受信して保存するステップ、
    該携帯端末より楽曲情報をオーディオ再生装置に送信するステップ、
    オーディオ再生装置において前記携帯端末より受信した楽曲情報を表示部に表示するステップ、
    を備えたことを特徴とする楽曲情報送受方法。
  9. 前記携帯端末より楽曲情報をオーディオ再生装置に送信するステップは、
    前記オーディオ再生装置より楽曲情報を要求するステップ、
    該要求に基づいて該楽曲情報を前記携帯端末から該オーディオ再生装置に送信するステップ、
    を有することを特徴とする請求項8記載の楽曲情報送受方法。
  10. 記録媒体が前記オーディオ再生装置にセットされて再生するとき、該記録媒体の楽曲情報が該オーディオ再生装置のデータベースに保存されているかチェックするステップ、
    を備え、保存されていない場合、該記録媒体の楽曲情報を前記携帯端末に要求することを特徴とする請求項9記載の楽曲情報送受方法。
  11. 記録媒体に記録された楽曲の楽曲情報を送受する楽曲情報送受システムにおける店装置において、
    楽曲が記録された記録媒体を販売し、あるいはレンタルする際、該記録媒体に記録されている楽曲に関する楽曲情報を取得する店端末装置、
    該取得した楽曲情報を顧客の所持する携帯端末が内蔵するICカードに書き込むICカードリーダ/ライター
    を備えたことを特徴とする店装置。
  12. 前記店端末装置は、
    前記販売、あるいはレンタルする記録媒体から該記録媒体のID情報を取得するID情報取得部、
    各記録媒体に記録されている楽曲に関する楽曲情報を該記録媒体のID情報に対応させて保存する楽曲情報データベース部、
    前記販売、あるいはレンタルする記録媒体のID情報を参照して該記録媒体に記録されている楽曲に関する楽曲情報を前記楽曲情報ベースから取得して前記ICカードリーダ/ライターに入力する制御部、
    を有することを特徴とする請求項11記載の店装置。
  13. 前記店端末装置は、
    記録媒体に記録されている楽曲に関する楽曲情報を該記録媒体に貼り付けられたRFIDタグより読取るRFIDタグリーダ、
    前記販売、あるいはレンタルする記録媒体のRFIDタグからRFIDタグリーダにより読取られた楽曲情報を前記ICカードリーダ/ライターに入力する制御部、
    を有することを特徴とする請求項11記載の店装置。
  14. 前記店端末装置および前記携帯端末が電子マネー決済機能を備えており、該携帯端末で電子マネーにより料金の支払いを行なう際、前記ICカードリーダ/ライターが前記携帯端末のICカードに電子決済結果を書き込むと共に、前記楽曲情報を書き込む、
    ことを特徴とする請求項11乃至13記載の店装置。
  15. 前記記録媒体はコンパクトディスクCD あるいは複製可能なDVDである、
    ことを特徴とする請求項11乃至13記載の店装置。
  16. 前記店端末装置は、
    前記ICカードに認証用データを書き込んでおき、該データを用いて認証処理を行い、認証がとれたとき前記楽曲情報を顧客の所持する携帯端末が内蔵するICカードに書き込み可能とする認証部、
    を備えたことを特徴とする請求項11乃至13記載の店装置。
  17. 記録媒体に記録された楽曲の楽曲情報を送受する楽曲情報送受システムにおける携帯端末において、
    記録媒体を販売、あるいはレンタルする店の端末装置およびオーディオ再生装置と通信するための近距離通信部、
    楽曲情報を保存する楽曲情報保存部、
    記録媒体に記録された楽曲の楽曲情報を、前記店端末装置より受信して前記楽曲情報保存部に保存し、かつ、該楽曲データを該楽曲情報保存部から読み出してオーディオ再生装置に送信する制御を行う制御部、
    を備えたことを特徴とする携帯端末。
  18. 前記制御部は、前記オーディオ再生装置より楽曲情報が要求されたとき、該要求に基づいて該楽曲情報を該オーディオ再生装置に送信することを特徴とする請求項17記載の携帯端末。
  19. 記録媒体に記録された楽曲の楽曲情報を送受する楽曲情報送受システムにおけるオーディオ再生装置において、
    記録媒体の楽曲情報を保存するデータベース、
    記録媒体がセットされたとき該記録媒体を識別し、該記録媒体の楽曲情報が該データベースに保存されているかチェックし、保存されていなければ該記録媒体の楽曲情報を携帯端末に要求する制御を行う制御部、
    携帯端末と通信可能な近距離通信部、
    携帯端末が店端末装置より受信して保持する楽曲情報を、該携帯端末から前記近距離通信部を介して受信して表示する表示部、
    を備えたことを特徴とするオーディオ再生装置。
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