JPH1153399A

JPH1153399A - 医療材料データベースの検索システム

Info

Publication number: JPH1153399A
Application number: JP21993097A
Authority: JP
Inventors: Kazuko Fujita; 和子藤田
Original assignee: T M C KK
Current assignee: T M C KK
Priority date: 1997-07-31
Filing date: 1997-07-31
Publication date: 1999-02-26

Abstract

(57)【要約】【課題】現場によって特定の仕方や呼び方が異なるこ
との多い医療材料のように、複数の検索手段を必要とす
る検索システムの検索処理時間の短縮を図ることを目的
とする。【解決手段】医療材料の体系的分類、特定保険医療材
料名、製造・販売元、商品名、商品コードの中から少な
くとも２種以上の検索手段を有し、それぞれの検索手段
に対応した表示手段を備えた医療材料データベースの検
索システムにおいて、それぞれの検索手段に対応した別
々の検索ファイルを設け、それぞれの検索ファイルに
は、検索に必要なデータと、それぞれの検索手段に対応
した表示データを持たせたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、主にディスポーザ
ブル製品ならびに特定保険医療材料を中心にした医療材
料データベースの検索システムに関する。

【０００２】

【従来の技術】現在、医療材料は２０〜３０万もの種類
の商品があると言われている。一方、この種の医療材料
は、商品の特定の仕方や呼び方が各現場によりまちまち
で、統一された標準コードなども無く、物品管理を行う
上での大きな障害となっている。ここで各現場とは、診
療の現場、特に物品購入の担当者および保険請求事務の
担当者、または医療材料の流通業者である。なお、従来
の医療材料の内容（商品情報）を提供する手法として
は、一般に書籍によっていた。しかし、書籍による情報
の提供では、情報量（ページ数）の増大などに伴い限界
となりつつある。また、書籍から目的の商品情報を探す
には、目次、索引などを利用するしかなく、その構成を
工夫するにも限界がある。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】そこで、対処方法とし
ては、コンピュータを用いてデータベース化することが
考えられるが、この種の医療材料を管理するためには、
物品を規格単位で個々に識別する必要があり、各物品に
関する特有な商品情報も必要になるため、情報量は膨大
なものになる。従って、このような膨大な量の情報を使
いこなすためには、操作性の高い検索システムであるこ
とが重要である。すなわち、実際に目的とする情報がデ
ータベース上にあっても、検索の仕組みにより目的の情
報を探し出せない、検索を行うために特殊なスキルを要
する、検索条件の設定が煩雑で操作に十分な慣れが必要
などの理由から、結果的に目的の情報を探し出せない事
になる場合もある。

【０００４】そこで本発明は、操作が複雑でなく、商品
情報が素早く探し出せることを目的とする。特に、現場
によって特定の仕方や呼び方が異なることの多い医療材
料のように、複数の検索手段を必要とする検索システム
の検索処理時間の短縮を図ることを目的とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】請求項１記載の本発明の
医療材料データベースの検索システムは、医療材料の体
系的分類、特定保険医療材料名、製造・販売元、商品
名、商品コードの中から少なくとも２種以上の検索手段
を有し、それぞれの検索手段に対応した表示手段を備え
た医療材料データベースの検索システムにおいて、それ
ぞれの検索手段に対応した別々の検索ファイルを設け、
それぞれの検索ファイルには、検索に必要なデータと、
それぞれの検索手段に対応した表示データを持たせたこ
とを特徴とする。請求項２記載の本発明の医療材料デー
タベースの検索システムは、請求項１記載の医療材料デ
ータベースの検索システムにおいて、前記検索手段は、
段階的な２つ以上の検索条件を有し、それぞれの検索条
件に対応した別々の検索ファイルを設けたことを特徴と
する。請求項３記載の本発明の媒体は、請求項１又は請
求項２記載の医療材料データベースの検索システムのプ
ログラムを記録したものである。請求項４記載の本発明
の医療材料データベースの検索方法は、主にディスポー
ザブル製品ならびに特定保険医療材料を中心にした医療
材料を体系的に分類し、それぞれの分類名毎に医療材料
の体系的分類コードを付与した医療材料の体系的分類フ
ァイルと、各商品毎に、前記医療材料の体系的分類コー
ド、商品名、又は製造・販売元名等の検索及び表示に必
要なデータを有する第一の検索ファイルと、各商品毎
に、商品名、製造・販売元名、規格、商品コード、定
価、償還価格、保険請求、又は特定保険医療材料名等の
検索及び表示に必要なデータを有する第二の検索ファイ
ルとを備え、医療材料の体系的分類ファイルのデータを
画面上に表示させ、この医療材料の体系的分類ファイル
のデータを画面上で特定することによって第一の検索フ
ァイルから該当する商品を検索し、検索した結果の対象
商品について、その商品名又は製造・販売元名等の表示
に必要なデータを表示させ、この第一の検索ファイルの
データを画面上で特定することによって第二の検索ファ
イルから該当の商品に関するデータを検索し、その製造
・販売元名、規格、商品コード、定価、償還価格、保険
請求、又は特定保険医療材料名等のデータを表示させる
ことを特徴とする。請求項５記載の本発明の医療材料デ
ータベースの検索方法は、請求項４記載の医療材料デー
タベースの検索方法において、前記第一の検索ファイル
は、検索に必要なデータとして医療材料の体系的分類コ
ードを、表示に必要なデータとして製造・販売元名及び
商品名を、前記第二の検索ファイルとの連携をとるため
のデータとして製造・販売元名読み及び商品名読みを有
し、前記第二の検索ファイルは、検索に必要なデータと
して製造・販売元名読み及び商品名読みを有することを
特徴とする。請求項６記載の本発明の医療材料データベ
ースの検索方法は、請求項５記載の医療材料データベー
スの検索方法において、前記第一の検索ファイル及び前
記第二の検索ファイルの製造・販売元名読み及び商品名
読みは、カタカナデータであることを特徴とする。請求
項７記載の本発明の医療材料データベースの検索方法
は、請求項４記載の医療材料データベースの検索方法に
おいて、前記第一の検索ファイルは、商品毎には製造元
データと販売元データとを分けず、同一の商品に対して
製造元と販売元が異なる場合には別のデータとして格納
し、前記第二の検索ファイルは、商品毎に製造元データ
と販売元データを分けて格納し、前記第一の検索ファイ
ルの製造・販売元データからの前記第二の検索ファイル
の検索は、製造元データと販売元データとの双方で行う
ことを特徴とする。請求項８記載の本発明の媒体は、請
求項４から請求項７のいずれかに記載の医療材料データ
ベースの検索方法のプログラムを記録したものである。
請求項９記載の本発明のデータベースの検索方法は、２
種以上の検索手段を有し、それぞれの検索手段に対応し
た表示手段を備えたデータベースの検索システムにおい
て、それぞれの検索手段に対応した別々の検索ファイル
を設け、それぞれの検索ファイルには、検索に必要なデ
ータと、それぞれの検索手段に対応した表示データを持
たせたことを特徴とする。請求項１０記載の本発明のデ
ータベースの検索方法は、２種以上の検索手段を有し、
それぞれの検索手段に対応した表示手段を備えたデータ
ベースの検索システムにおいて、それぞれの検索手段に
対応した別々の検索ファイルを設けたことを特徴とす
る。請求項１１記載の本発明の医療材料データベースの
検索方法は、請求項９又は請求項１０に記載のデータベ
ースの検索システムにおいて、前記検索手段は、段階的
な２つ以上の検索条件を有し、それぞれの検索条件に対
応した別々の検索ファイルを設けたことを特徴とする。
請求項１２記載の本発明の媒体は、請求項９から請求項
１１のいずれかに記載のデータベースの検索システムの
プログラムを記録したものである。

【０００６】

【発明の実施の形態】本発明の第１の実施の形態は、検
索手段毎に別々の検索ファイルを持ち、それぞれの検索
ファイルが独自に表示データを全て持っているために、
検索から表示までの時間を極めて短縮することができ
る。

【０００７】本発明の第２の実施の形態は、段階的に検
索できるようにすることで、検索に要する時間を分割で
きるため、検索から表示までの待ち時間を短縮すること
ができる。また、ユーザにとっては、段階的に操作が可
能なため、一つの検索結果が戻ってくるまでに次の検索
を考えることができ表示までの時間を有効に利用でき、
検索結果の待ち時間に対する抵抗感を少なくすることが
できる。

【０００８】本発明の第３の実施の形態は、上記第１又
は第２の実施の形態のプログラムを媒体に記憶させたも
のである。このようなプログラムを例えばＣＤ−ＲＯＭ
等の媒体に記憶させることで、膨大な情報量であっても
迅速に処理が可能であると共に、流通性にも優れてい
る。

【０００９】本発明の第４の実施の形態は、段階的な検
索ファイルを持ち、それぞれの検索ファイル毎に検索結
果を表示させることによって検索から表示までの時間を
極めて短縮することができる。また、ユーザにとって
は、段階的に操作が可能なため、一つの検索結果が戻っ
てくるまでに次の検索を考えることができ表示までの時
間を有効に利用でき、検索結果の待ち時間に対する抵抗
感を少なくすることができる。

【００１０】本発明の第５の実施の形態は、医療材料の
体系的分類によって検索した商品が製造・販売元名とと
もに表示される。従って、同一の商品名が付けられた医
療材料でも製造・販売元から対象とする商品を選択する
ことができる。また、第二の検索ファイルの検索データ
として読みを用いることにより、明確な順序でデータを
管理できるとともに、第一の検索ファイルと第二の検索
ファイルとの正確な一致性を確保することができる。

【００１１】本発明の第６の実施の形態は、カタカナデ
ータを用いることにより半角文字となりデータのボリュ
ームを少なくすることができる。

【００１２】本発明の第７の実施の形態は、製造元と販
売元との区別が十分に認識されていない場合でも検索を
容易にできるとともに、製造元であっても販売元であっ
ても検索結果の対象としてピックアップされることにな
る。

【００１３】本発明の第８の実施の形態は、上記第４か
ら第７の実施の形態のプログラムを媒体に記憶させたも
のである。このようなプログラムを例えばＣＤ−ＲＯＭ
等の媒体に記憶させることで、膨大な情報量であっても
迅速に処理が可能であると共に、流通性にも優れてい
る。

【００１４】本発明の第９の実施の形態は、検索手段毎
に別々の検索ファイルを持ち、それぞれの検索ファイル
が独自に表示データを持っているために、検索時間と検
索から表示までの時間を極めて短縮することができる。

【００１５】本発明の第１０の実施の形態は、検索手段
毎に別々の検索ファイルを持っているために、検索から
表示までの時間を極めて短縮することができる。

【００１６】本発明の第１１の実施の形態は、段階的に
検索できるようにすることで、検索に要する時間を分割
できるため、検索から表示までの待ち時間を短縮するこ
とができる。また、ユーザにとっては、段階的に操作が
可能なため、一つの検索結果が戻ってくるまでに次の検
索を考えることができ表示までの時間を有効に利用で
き、検索結果の待ち時間に対する抵抗感を少なくするこ
とができる。

【００１７】本発明の第１２の実施の形態は、上記第９
から第１１の実施の形態のプログラムを媒体に記憶させ
たものである。このようなプログラムを例えばＣＤ−Ｒ
ＯＭ等の媒体に記憶させることで、膨大な情報量であっ
ても迅速に処理が可能であると共に、流通性にも優れて
いる。

【００１８】

【実施例】本発明の一実施例の医療材料データベースの
検索システムについて図面に基づいて説明する。まず、
図１は、同実施例における画面展開を示すブロック図で
ある。同図に示すように、本実施例では、医療材料の体
系的分類である「メディエ分類」、「特定保険医療材
料」、「製造・販売元」、「商品名」、及び「商品コー
ド」を検索手段とする５つの検索画面を有している。ま
た、この他に保険請求のための「特定保険医療材料算定
ガイド」と「販売元の住所一覧」を表示させることがで
きるようになっている。５つの検索画面は、それぞれそ
の検索結果のデータを表示するための一覧画面を有して
いる。また、それぞれの一覧画面から、各商品単位での
詳細情報を表示させる詳細情報画面に入ることができる
ようになっている。さらに、検索した商品が特定保険医
療材料として特定されているときには、この詳細情報画
面から算定ガイドに入ることができるようになってい
る。図２は、メインメニューの画面構成図である。この
メインメニュー画面には、検索条件を指定するため「メ
ディエ分類」、「特定保険医療材料」、「製造・販売
元」、「商品名」、「商品コード」を選択するためのキ
ー、「特定保険医療材料算定ガイド」、「販売元の住所
一覧」、又は「終了」を選択するためのキーが表示され
ている。この８つのキーの内の一つを選択することによ
って、それぞれの対応する画面に移行することができ
る。

【００１９】以下、医療材料の体系的分類である「メデ
ィエ分類」を選択した場合について説明する。ここで
「メディエ分類」とは、用途や使用目的、診断科目に応
じて３階層に分けた医療材料の分類のことである。図３
はメディエ中分類ファイル、図５はメディエ小分類ファ
イル、図４及び図６はメディエ分類検索の画面構成図で
ある。図３に示すメディエ中分類ファイルは、中分類に
相当する「メディエ分類コード」と「メディエ分類名」
に関するデータを有している。まず、図２に示すメイン
メニュー画面から「メディエ分類」を選択すると、図３
に示すメディエ中分類ファイルのデータが図４に示すよ
うにメディエ分類検索画面の左窓に表示される。使用者
は、この表示されたメディエ分類の「中分類名」の何れ
かを選択することによってさらに詳細な分類を見ること
ができる。図４において、「全ての小分類名を表示」キ
ーは全ての範囲の表示を、「終了」キーは検索の終了
を、「メニュー」キーはメニュー画面への戻りをそれぞ
れ意味する。「実行」キーは、ここでは利用できないこ
とを示すために「実行」文字を表示させないようにして
いる。

【００２０】図５に示すメディエ小分類ファイルは、小
分類に相当する「メディエ分類コード」と「メディエ分
類名」に関するデータを有している。ここで、図４に示
すメディエ分類検索画面の左窓からいずれかの「中分類
名」を選択すると、図５に示すメディエ小分類ファイル
の中から該当するデータが検索され、条件に適合するデ
ータが図６に示すようにメディエ分類検索画面の右窓に
表示される。

【００２１】図７は商品名集計ファイルであり、「メデ
ィエ分類コード」、「製造・販売元名」、「製造・販売
元名読み」、「商品名」、及び「商品名読み」に関する
データを有している。ここで、「メディエ分類コード」
は検索のために必要なデータであり、小分類に相当する
メディエ分類コードである。「製造・販売元名」及び
「商品名」は、表示のために必要なデータである。「製
造・販売元名読み」及び「商品名読み」は、最初にファ
イルを作るときの並べ替えを簡単な規則的な順番にする
ために設けたものである。これらの「製造・販売元名読
み」及び「商品名読み」は、半角文字となるようにカタ
カナデータとすることが好ましい。また、「製造・販売
元名読み」及び「商品名読み」は、「メディエ分類コー
ド」とともに図１１に示す商品名一覧データファイルの
検索キーとなる。ここで、図６に示すメディエ分類検索
画面の右窓からいずれかの「小分類名」を選択し、「実
行」キーを操作することによって、図７に示す商品名集
計ファイルの中から該当するデータが検索され、条件に
適合するデータが図８に示すようにメディエ分類一覧画
面の上窓に表示される。

【００２２】図８から図１０は、いずれもメディエ分類
一覧の画面構成図であり、それぞれ段階的にデータを表
示するようになっている。まず、図８の表示状態は、図
６に示すメディエ分類検索画面で「小分類名」を指定し
て選択された結果について、「商品名」とともに「製造
・販売元」を表示している。製造・販売元が異なるにも
かかわらず、同一の商品名が付されている場合があるた
めである。このように「製造元」と「販売元」とを区別
していないのは、一般に「製造元」と「販売元」を明確
に区別して認識されていないためである。この図８に示
す状態から、該当するデータを選択すると、そのデータ
に関するさらに詳細なデータが表示されることになる。
この表示状態は、図９に示すように、メディエ分類一覧
画面の中窓に、該当する商品に関する「規格」と「商品
コード」がさらに表示されることになる。そして、さら
にこのメディエ分類一覧画面の中窓の中から該当するデ
ータを選択すると、図１０に示すように「特定保険医療
材料名」、「製造元」、「販売元」、「定価」、「償還
価格」、及び「保険請求」に関するデータが表示され
る。これらの特定の商品に関する詳細なデータは、図１
１に示す商品名一覧データファイルから表示させる。な
お、図８から図１０において、「終了」キーは検索の終
了を、「メニュー」キーはメニュー画面への戻りを、
「戻る」キーはメディエ分類検索画面への戻りをそれぞ
れ意味する。「詳細」キーは、図１３に示す詳細情報画
面への移行を指示するものであるが、「規格」「商品コ
ード」の特定を行わないと利用できないようになってお
り、利用可能な状態の場合のみ「実行」文字を表示させ
ている。

【００２３】図１１に示す商品名一覧データファイル
は、「メディエ分類コード」、「商品名読み」、「製造
元名」、「製造元名読み」、「販売元名」、「販売元名
読み」、「商品コード」、「規格」、「定価」、「償還
価格」、「保険請求」、「特定保険医療材料名」、及び
「Ｔコード」に関するデータを有している。ここで、
「メディエ分類コード」、「商品名読み」、「製造元名
読み」、「販売元名読み」は検索のためのデータであ
る。なお、ここで「Ｔコード」は、図１２に示すメディ
エデータファイルとの連携をとるためのデータであり、
この「Ｔコード」以外のデータは、それぞれメディエ分
類一覧画面での表示に必要なデータである。図１２は、
メディエデータファイルであり、「Ｔコード」及び「特
定保険医療材料コード」以外のデータは、図１３に示す
詳細情報画面の表示に必要なデータである。

【００２４】図１３の詳細情報画面では、「商品コー
ド」、「商品名」、「製造元」、「販売元」、「承認番
号」「バーコード」、「用途」、「規格」、「定価」、
「償還価格」、「保険請求」、「単位」等の情報の他、
「素材」に関する情報や「滅菌法」、「特定保険医療材
料名」等の情報、さらには「メディエ分類」に関する情
報も表示する。なお、これらの情報は、全て図９、図１
０に示すメディエ分類一覧画面の中窓での隣接するデー
タファイルから呼び出している。なお、図１３におい
て、「終了」キーは検索の終了を、「メニュー」キーは
メニュー画面への戻りを、「メディエ分類検索へ」キー
はメディエ分類検索画面への戻りを、「戻る」キーはメ
ディエ分類一覧画面への戻りをそれぞれ意味する。ま
た、「矢印」キーは、図１２に示すメディエデータファ
イルでの隣接するデータへの移行を指示するもので、同
一商品における「規格」「商品コード」の異なるデータ
の表示を可能にしている。

【００２５】また「特定保険医療材料名」の左の「Ｚ」
キーは、図１６に示す特定保険医療材料算定ガイドの画
面への移行を意味する。この「Ｚ」キーが操作される
と、図１２における「特定保険医療材料コード」から図
１４における「算定ガイド番号」を検索し、この「算定
ガイド番号」から図１５における該当データが選択さ
れ、その内容が図１６に示す特定保険医療材料算定ガイ
ドの画面に表示されることになる。なおここで図１４は
特定保険医療材料算定ガイド対応テーブルであり、「特
材（特定保険医療材料）コード」と「算定ガイド番号」
とのデータを対応させて持っている。また、図１５は算
定ガイドファイルであり、「算定ガイド番号」毎に表示
に必要な「メディエ分類」、「材料名」、及び「詳細」
データを有している。図１６は前述したように、特定保
険医療材料算定ガイドの画面である。この特定保険医療
材料算定ガイドとは、特定保険医療材料について保険請
求時の留意点を表示するものである。表示されるデータ
は、商品の説明、保険適否、請求方法、主な適応性、使
用方法、手技料、算定上の留意点などである。

【００２６】以下、他の検索手段を選択した場合の検索
画面及び一覧画面について簡単に説明する。まず、メイ
ンメニューから特定保険医療材料名を選択した場合の検
索画面を図１７に示す。同図に示すように検索画面に
は、「特定保険医療材料名」が参考情報としての「償還
価格」とともに一覧表示される。この一覧表示された中
で目的とする「特定保険医療材料名」を選択して「実
行」キーを操作することでデータ検索が開始される。検
索の結果は一覧表示される。このときの一覧表示画面を
図１８に示す。同図に示すように一覧表示画面は、図８
から図１０に示すメディエ分類一覧画面と同じ形式の画
面であり、表示されるデータの内容も同じである。ま
た、表示内容を段階的に表示させる点においても同様で
ある。従って、一覧表示画面を共用することは可能であ
り、何ら不都合はない。ただし、検索ファイルはメディ
エ分類を選択した場合に使用するファイルと別に持って
いる。メディエ分類における検索ファイルと特定保険医
療材料名における検索ファイルとのデータの相違は、検
索のために用いるデータの相違だけであるが、検索ファ
イルを別に持たせることによって検索時間を短縮するこ
とができる。なお、特定保険医療材料名をから検索した
場合においても、一覧表示画面から移行する詳細情報及
び特定保険医療材料算定ガイドにおけるデータファイル
及び画面は共通である。従って、図１２から図１６まで
は、特定保険医療材料名を選択した場合にも同じであ
る。

【００２７】次に、メインメニューから製造・販売元を
選択した場合について説明する。この場合の検索画面を
図１９に示す。同図に示すように検索画面には、ソフト
キーボード（５０音キー）が表示される。この中から目
的とする社名の頭文字キーをクリックすることにより、
このキーを頭文字とする製造・販売元名が一覧表示され
る。この一覧表示された製造・販売元名から任意の製造
・販売元を選択して、「実行」キーを操作することでデ
ータ検索が開始される。検索の結果は一覧表示される。
このときの一覧表示画面を図２０に示す。同図に示すよ
うに一覧表示画面は、基本的には図８から図１０に示す
メディエ分類一覧画面と同じ形式の画面であり、表示内
容を段階的に表示させる点においても同様である。ただ
し、第一段階で表示されるデータは、「商品名」として
いる。第二段階以降の表示データについては、「メディ
エ分類」の一覧表示画面と同じである。ただし、検索フ
ァイルはメディエ分類を選択した場合に使用するファイ
ルと別に持っている点は、特定保険医療材料名における
検索の場合と同様である。なお、製造・販売元を選択し
た場合においても、一覧表示画面から移行する詳細情報
及び特定保険医療材料算定ガイドにおけるデータファイ
ル及び画面は共通である。従って、図１２から図１６ま
では、製造・販売元を選択した場合にも同じである。

【００２８】次に、メインメニューから商品名を選択し
た場合について説明する。この場合の検索画面を図２１
に示す。同図に示すように検索画面は、商品名を入力可
能な画面であればよいが、キーボードを画面上に表示
し、マウスでクリックして入力可能にすることでさらに
入力操作の便宜を図ることができる。また、商品名の
他、商品名の読みで入力可能にし、さらに前方一致や中
間一致でデータ検索を可能とすることで検索を容易に行
うことができる。なお、図２１の検索画面は、商品名の
読みで入力している状態を示している。商品名又は商品
名の読みを完全一致又は前方又は中間一致で入力し、
「実行」キーを操作することでデータ検索が開始され
る。検索の結果は一覧表示される。このときの一覧表示
画面を図２２に示す。同図に示すように一覧表示画面
は、図８から図１０に示すメディエ分類一覧画面と基本
的には同じ形式である。ただし、商品名から直接検索に
入る場合には、商品に関する知識をあるレベル持ってい
ることが予測されるため、「製造元」と「販売元」を分
けて表示するほうが便利である。なお、商品名を選択し
た場合においても、検索ファイル、一覧表示画面から移
行する詳細情報及び特定保険医療材料算定ガイドにおけ
るデータファイル及び画面は共通である。従って、図１
２から図１６までは、商品名を選択した場合にも同じで
ある。

【００２９】次に、メインメニューから商品コードを選
択した場合について説明する。この場合の検索画面を図
２３に示す。同図に示すように検索画面は、商品コード
を入力可能な画面であればよいが、商品名からの検索と
同様にキーボードを画面上に表示し、さらに前方一致で
データ検索を可能とすること、又は商品コードに含まれ
る記号などを無視して検索を可能とすることが好まし
い。従って、商品コードを完全一致又は前方一致等で入
力し、「実行」キーを操作することでデータ検索が開始
される。検索の結果は一覧表示される。このときの一覧
表示画面を図２４に示す。同図に示すように一覧表示画
面は、図８から図１０に示すメディエ分類一覧画面とほ
ぼ同じ形式の画面であり、表示内容を段階的に表示させ
る点においても同様である。ただし、第一段階で表示さ
れるデータは、「商品コード」、「製造元名」、「販売
元名」、「商品名」としている。また「メディエ分類」
の一覧表における第二段階の表示はなく、第三段階の表
示項目を同じ項目としている。また、検索ファイルはメ
ディエ分類を選択した場合に使用するファイルと別に持
っている点は、特定保険医療材料名等からの検索の場合
と同様である。なお、商品コードを選択した場合におい
ても、一覧表示画面から移行する詳細情報及び特定保険
医療材料算定ガイドにおけるデータファイル及び画面は
共通である。従って、図１２から図１６までは、商品コ
ードを選択した場合にも同じである。

【００３０】最後に「算定ガイド」及び「販売元住所一
覧」を選択した場合について簡単に説明する。図２５は
算定ガイドを示す図面、図２６は販売元住所一覧を示す
図面である。ここで「算定ガイド」とは、既に説明した
「特定保険医療材料算定ガイド」のことであり、材料名
の一覧表からなる目次から表示させたい材料を選択する
ことによって、図１６に示す特定保険医療材料算定ガイ
ドを参照することができる。「「販売元住所一覧」と
は、図２６に示すように販売元の正式名称、住所、電話
番号等を一覧表示するものである。

【００３１】以上のように、本実施例によれば、医療材
料の体系的分類であるメディエ分類、特定保険医療材
料、製造・販売元、商品名、及び商品コードの５つの検
索手段を有するために、統一性が十分でない医療材料に
ついても商品検索を容易に行うことができる。ただし、
検索手段は５つ全てを備えている必要はなく、また他の
検索手段を付加したものであっても良い。なお、上記説
明の検索システムのプログラムやデータはＣＤ−ＲＯＭ
に格納することによって利用できる。また、ＣＤ−ＲＯ
Ｍにデータやプログラムを格納してパーソナルコンピュ
ータを用いる場合にも、検索ファイルを検索画面、又は
検索条件毎に独立して設けることによって検索時間の短
縮を図ることができる。なお、本実施例では、医療材料
のデータベースの検索において特に効果を発揮するもの
ではあるが、必ずしも医療材料のデータベースに限られ
た利用しかできないものではなく、複数の検索手段から
の検索が有効なデータベースの検索においては同様の効
果が期待できる。

【００３２】

【発明の効果】以上のように本発明は、検索手段毎に別
々の検索ファイルを持ち、それぞれの検索ファイルが独
自に表示データを持っているために、検索から表示まで
の時間を極めて短縮することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例の医療材料データベースの検
索システムにおける画面展開を示すブロック図

【図２】同実施例のメインメニューの画面構成図

【図３】同実施例のメディエ中分類ファイル

【図４】同実施例のメディエ分類検索の画面構成図

【図５】同実施例のメディエ小分類ファイル

【図６】同実施例のメディエ分類検索画面構成図

【図７】同実施例の商品名集計ファイル

【図８】同実施例のメディエ分類一覧画面構成図

【図９】同実施例のメディエ分類一覧画面構成図

【図１０】同実施例のメディエ分類一覧画面構成図

【図１１】同実施例の商品名一覧データファイル

【図１２】同実施例のメディエデータファイル

【図１３】同実施例の詳細情報画面構成図

【図１４】同実施例の特材（特定保険医療材料）算定ガ
イド対応テーブル

【図１５】同実施例の算定ガイドファイル

【図１６】同実施例の特定保険医療材料算定ガイド画面
構成図

【図１７】同実施例の特定保険医療材料名による検索画
面構成図

【図１８】同実施例の特定保険医療材料名による一覧画
面構成図

【図１９】同実施例の製造・販売元による検索画面構成
図

【図２０】同実施例の製造・販売元による一覧画面構成
図

【図２１】同実施例の商品名による検索画面構成図

【図２２】同実施例の商品名による一覧画面構成図

【図２３】同実施例の商品コードによる検索画面構成図

【図２４】同実施例の商品コードによる一覧画面構成図

【図２５】同実施例の算定ガイドを示す画面構成図

【図２６】同実施例の販売元住所一覧を示す一覧画面構
成図

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】医療材料の体系的分類、特定保険医療材
料名、製造・販売元、商品名、商品コードの中から少な
くとも２種以上の検索手段を有し、それぞれの検索手段
に対応した表示手段を備えた医療材料データベースの検
索システムにおいて、それぞれの検索手段に対応した別
々の検索ファイルを設け、それぞれの検索ファイルに
は、検索に必要なデータと、それぞれの検索手段に対応
した表示データを持たせたことを特徴とする医療材料デ
ータベースの検索システム。
【請求項２】前記検索手段は、段階的な２つ以上の検
索条件を有し、それぞれの検索条件に対応した別々の検
索ファイルを設けたことを特徴とする請求項１記載の医
療材料データベースの検索システム。
【請求項３】請求項１又は請求項２記載の医療材料デ
ータベースの検索システムのプログラムを記録した媒
体。
【請求項４】主にディスポーザブル製品ならびに特定
保険医療材料を中心にした医療材料を体系的に分類し、
それぞれの分類名毎に医療材料の体系的分類コードを付
与した医療材料の体系的分類ファイルと、各商品毎に、
前記医療材料の体系的分類コード、商品名、又は製造・
販売元名等の検索及び表示に必要なデータを有する第一
の検索ファイルと、各商品毎に、商品名、製造・販売元
名、規格、商品コード、定価、償還価格、保険請求、又
は特定保険医療材料名等の検索及び表示に必要なデータ
を有する第二の検索ファイルとを備え、医療材料の体系
的分類ファイルのデータを画面上に表示させ、この医療
材料の体系的分類ファイルのデータを画面上で特定する
ことによって第一の検索ファイルから該当する商品を検
索し、検索した結果の対象商品について、その商品名又
は製造・販売元名等の表示に必要なデータを表示させ、
この第一の検索ファイルのデータを画面上で特定するこ
とによって第二の検索ファイルから該当の商品に関する
データを検索し、その製造・販売元名、規格、商品コー
ド、定価、償還価格、保険請求、又は特定保険医療材料
名等のデータを表示させることを特徴とする医療材料デ
ータベースの検索方法。
【請求項５】前記第一の検索ファイルは、検索に必要
なデータとして医療材料の体系的分類コードを、表示に
必要なデータとして製造・販売元名及び商品名を、前記
第二の検索ファイルとの連携をとるためのデータとして
製造・販売元名読み及び商品名読みを有し、前記第二の
検索ファイルは、検索に必要なデータとして製造・販売
元名読み及び商品名読みを有することを特徴とする請求
項４記載の医療材料データベースの検索方法。
【請求項６】前記第一の検索ファイル及び前記第二の
検索ファイルの製造・販売元名読み及び商品名読みは、
カタカナデータであることを特徴とする請求項５記載の
医療材料データベースの検索方法。
【請求項７】前記第一の検索ファイルは、商品毎には
製造元データと販売元データとを分けず、同一の商品に
対して製造元と販売元が異なる場合には別のデータとし
て格納し、前記第二の検索ファイルは、商品毎に製造元
データと販売元データを分けて格納し、前記第一の検索
ファイルの製造・販売元データからの前記第二の検索フ
ァイルの検索は、製造元データと販売元データとの双方
で行うことを特徴とする請求項４記載の医療材料データ
ベースの検索方法。
【請求項８】請求項４から請求項７のいずれかに記載
の医療材料データベースの検索方法のプログラムを記録
した媒体。
【請求項９】２種以上の検索手段を有し、それぞれの
検索手段に対応した表示手段を備えたデータベースの検
索システムにおいて、それぞれの検索手段に対応した別
々の検索ファイルを設け、それぞれの検索ファイルに
は、検索に必要なデータと、それぞれの検索手段に対応
した表示データを持たせたことを特徴とするデータベー
スの検索システム。
【請求項１０】２種以上の検索手段を有し、それぞれ
の検索手段に対応した表示手段を備えたデータベースの
検索システムにおいて、それぞれの検索手段に対応した
別々の検索ファイルを設けたことを特徴とするデータベ
ースの検索システム。
【請求項１１】前記検索手段は、段階的な２つ以上の
検索条件を有し、それぞれの検索条件に対応した別々の
検索ファイルを設けたことを特徴とする請求項９又は請
求項１０に記載のデータベースの検索システム。
【請求項１２】請求項９から請求項１１のいずれかに
記載のデータベースの検索システムのプログラムを記録
した媒体。