JP3805633B2 - 電子カタログの検索システム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数のデータベースに対して横断型検索を行うデータベースの検索システムに関し、特に、複数の事業者が発行した電子カタログに対して横断型検索を行い、複数の事業者に跨がった商品情報を抽出する検索システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
コンピュータが普及した今日では、企業が保有する種々の情報はデータベースとして管理されるのが一般的である。特に、商品カタログに掲載すべき情報は、商品名、型番、価格、サイズ、色など多岐の項目にわたり、しかも商品の数も膨大な量になるため、通常、各企業が独自のデータベースを構築して管理している。最近では、一般のユーザにもコンピュータが行き渡るようになってきたため、企業が発行する商品カタログも、従来のような紙媒体のものから、CD−ROMなどの電子記録媒体を用いた電子カタログに移行しつつある。一般のユーザは、パソコンなどを利用して、CD−ROMなどに記録された電子カタログを閲覧することができる。この電子カタログのCD−ROM内には、通常、閲覧用のソフトウエアや検索用のソフトウエアが添付されており、ユーザは、これらのソフトウエアを利用して、閲覧や検索を行い、必要な商品に関する情報を得ることができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
一般に、データベースは、多数のレコードの集合から構成され、個々のレコードには、それぞれいくつかのフィールドが定義されている。たとえば、商品の電子カタログを構成するデータベースの場合、1商品を1レコードとして、各レコードについて複数のフィールドを定義してデータを収録するのが一般的である。フィールド名としては、たとえば、商品名、型番、価格、サイズ、色などのカタログ掲載項目が定義され、個々の商品ごとに(個々のレコードごとに)、それぞれ各フィールドに対応するデータが収録されることになる。ところが、データベースを構築する上で、どのようなフィールド名を定義するかは、設計者が任意に定める事項であり、種々のデータベースごとにそれぞれ固有のフィールド名が用いられることになる。特に、商品カタログの場合、種々の事業者からCD−ROM媒体などの電子カタログが提供されているものの、これら電子カタログへの掲載項目を表現する言葉(フィールド名)や掲載順序などは、個々の事業者ごとにそれぞれ異なっている。たとえば、事業者Xが発行する電子カタログでは、「品名」「品番」「希望価格」なる表現が用いられているのに対し、別な事業者Yが発行する電子カタログでは、「商品名」「商品番号」「標準価格」なる表現が用いられている、というようなケースが一般的であり、また、これら各掲載項目をテーブルの形式で表示する際にも、各掲載項目の順序が統一されていないのが実情である。
【0004】
このため、現在のところ、ユーザが電子カタログを利用する場合、個々の事業者から提供されている電子カタログをそれぞれ別個独立して利用することしかできない。たとえば、事業者Xから提供されたCD−ROM版電子カタログと、事業者Yから提供されたCD−ROM版電子カタログと、を利用して、ある特定の商品に関する情報を取得したい場合であっても、実際には、これらCD−ROMを入れ替えながら、それぞれ別個の操作で検索などを行う必要があり、また、「品名」と「商品名」、「品番」と「商品番号」、「希望価格」と「標準価格」のような表現形式の相違をユーザ自身が頭の中で整理しながら、個々の商品情報を比較する必要があった。本来、ユーザの立場からは、ある特定の商品に関する情報を入手したいと考えた場合、複数の事業者から提供される電子カタログ内のデータベースを横断的に検索し、全事業者の取り扱っている商品の情報を包括的に閲覧したり検索したりする環境が整っているのが好ましい。
【0005】
そこで本発明は、複数のデータベースに対して横断型検索を行い、複数のデータベースに跨がったレコード情報を抽出することが可能な検索システムを提供することを目的とする。特に、本発明は、複数の事業者が発行した電子カタログに対して横断型検索を行い、複数の事業者に跨がった商品情報を抽出することが可能な検索システムを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
(1) 本発明の第1の態様は、複数の事業者が発行した電子カタログに対して横断型検索を行い、複数の事業者に跨がった商品情報を抽出する電子カタログの検索システムにおいて、
カタログへの掲載項目を表現する言葉として個々の事業者がそれぞれ独自に定めた文字列からなる固有項目名と、カタログに掲載すべき個々の商品についての固有項目名に対応するデータと、を含むカタログ本体情報が記録された情報記録媒体から、カタログ本体情報を読み込むためのカタログ本体情報読込部と、
カタログへの掲載項目を特定する識別子として複数の事業者間で共通して利用できるように定められた文字列もしくはコードからなる共通項目名と、各事業者ごとに定められた固有項目名と、の対応関係を示す項目名対応情報が記録された情報記録媒体から、項目名対応情報を読み込むための項目名対応情報読込部と、
特定の共通項目名の指定を含む検索指示を入力する検索指示入力部と、
項目名対応情報読込部から読み込まれる各事業者ごとの項目名対応情報に基づいて、検索指示において指定されている共通項目名に対応する各事業者ごとの固有項目名を認識し、カタログ本体情報読込部から読み込まれる各事業者ごとのカタログ本体情報に対して、認識した各事業者ごとの固有項目名を用いた検索を行い、検索対象となる商品についての当該固有項目名に対応するデータを抽出するデータ抽出処理を、互いに異なる情報記録媒体に記録されている複数の事業者のカタログ本体情報に対して横断的に行う横断型検索部と、
横断型検索部による検索結果を出力する検索結果出力部と、
を設け、
横断型検索部には、検索を行う際に、必要な情報が記録されている情報記録媒体を要求するメッセージを提示する機能と、データ抽出を行う際に、個々のデータの抽出元を示す抽出元情報を検索結果の一部として付加する機能と、をもたせ、
検索指示入力部には、検索結果出力部から出力された検索結果に含まれる特定の商品について、検索結果には含まれていなかった詳細な情報を提示すべき詳細情報検索指示を入力する機能をもたせ、
横断型検索部が、検索指示入力部から特定の商品についての詳細情報検索指示が与えられたときに、抽出元情報に基づいて、当該情報が記録されている情報記録媒体を要求するメッセージを提示することにより、カタログ本体情報読込部に当該特定の商品に関する情報を含むカタログ本体情報を再度読み込ませ、当該特定の商品に関する詳細な情報を新たな検索結果として抽出する処理を行うようにしたものである。
【0007】
(2) 本発明の第2の態様は、上述の第1の態様に係る電子カタログの検索システムにおいて、
カタログへの掲載項目を表現する共通の言葉からなる文字列を共通項目名として用い、各共通項目名にそれぞれ所定の共通項目IDを付与し、各共通項目名と共通項目IDとの対応関係を示す第1の対応情報と、各事業者ごとに定められた固有項目名と共通項目IDとの対応関係を示す第2の対応情報と、を項目名対応情報として読み込むようにしたものである。
【0008】
(3) 本発明の第3の態様は、上述の第1の態様に係る電子カタログの検索システムにおいて、
カタログへの掲載項目を特定する識別子として複数の事業者間で共通して利用できるように定められたコードからなる共通項目IDを定義し、各事業者ごとに定められた固有項目名と共通項目IDとの対応関係を示す情報を、項目名対応情報として読み込むようにしたものである。
【0009】
(4) 本発明の第4の態様は、上述の第3の態様に係る電子カタログの検索システムにおいて、
所定の一事業者についての固有項目名を、共通項目名として流用するようにしたものである。
【0010】
(5) 本発明の第5の態様は、上述の第1〜第4の態様に係る電子カタログの検索システムにおいて、
所定の類義語辞書を利用して、共通項目名と各事業者ごとの固有項目名との対応関係を認識し、項目名対応情報を自動的に作成する対応情報作成部を更に設け、この対応情報作成部で作成された項目名対応情報を読み込んで用いるようにしたものである。
【0011】
(6) 本発明の第6の態様は、上述の第1〜第5の態様に係る電子カタログの検索システムにおいて、
カタログ本体情報読込部が、カタログ本体情報内に掲載されている商品の一部のみを検索対象として選択する機能を有し、横断型検索部では、選択された検索対象に対しての検索が実行されるようにしたものである。
【0012】
(7) 本発明の第7の態様は、上述の第1〜第6の態様に係る電子カタログの検索システムにおいて、
検索指示入力部が、横断型検索部による一次的検索結果に対する二次的検索指示を入力する機能を有し、
横断型検索部が、この二次的検索指示に基づいて一次的検索結果に対する更なる検索を行うことができるようにしたものである。
【0013】
(8) 本発明の第8の態様は、上述の第1〜第7の態様に係る電子カタログの検索システムにおいて、
カタログ本体情報読込部と項目名対応情報読込部とを同一のハードウエアによって構成するようにしたものである。
【0014】
(9) 本発明の第9の態様は、上述の第1〜第8の態様に係る電子カタログの検索システムにおいて、
検索指示入力部が、検索結果の出力体裁を示す体裁情報を入力する機能を有し、
検索結果出力部が、体裁情報に示された体裁で検索結果を出力する機能を有するようにしたものである。
【0015】
(10) 本発明の第10の態様は、上述の第9の態様に係る電子カタログの検索システムにおいて、
検索指示入力部が、電子情報記録媒体から、又は、通信手段を介して、体裁情報を読み込むことにより、体裁情報の入力を行うことができるようにしたものである。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図示する実施形態に基づいて説明する。
【0021】
§1.本発明の基本的な実施形態
図1は、本発明の基本的な実施形態に係る電子カタログの検索システムの構成を示すブロック図である。この検索システムの基本構成要素は、カタログ本体情報読込部10、項目名対応情報読込部20、検索指示入力部30、横断型検索部40、検索結果出力部50である。この検索システムを利用して検索を行うには、検索対象となる電子カタログ本体を用意する必要がある。図示するX1,Y1は、この電子カタログ本体に相当する情報であり、それぞれ事業者X,Yによって発行されたものである。本発明に係る検索システムを利用する上では、このようなカタログ本体情報X1,Y1とともに、項目名対応情報X2,Y2を用意する必要がある。すなわち、本発明に係る検索システムでは、事業者Xの提供する電子カタログを利用するためには、事業者Xのカタログ本体情報X1と事業者Xの項目名対応情報X2とを用意する必要があり、事業者Yの提供する電子カタログを利用するためには、事業者Yのカタログ本体情報Y1と事業者Yの項目名対応情報Y2とを用意する必要がある。
【0022】
カタログ本体情報は、従来の一般的な電子カタログの掲載内容に相当する情報であり、多数の商品について、商品名、型番、価格などのカタログ掲載項目に関するデータを収録したデータベースである。このデータベースには、1商品を1レコードとして、各レコードについて複数のフィールドを定義してデータが収録されている。もっとも、カタログへの掲載項目を表現する言葉(データベースのフィールド名)は、通常、個々の事業者がそれぞれ独自に定めた文字列から構成されており、複数の事業者間に共通性はない。もちろん、複数の事業者間で、偶然、同じ項目名を使用して場合もあるが、基本的には各事業者がそれぞれ独自の項目名を設定していることになる。そこで、ここでは、このように、カタログへの掲載項目を表現する言葉として個々の事業者がそれぞれ独自に定めた文字列からなる項目名を当該事業者の「固有項目名」と呼ぶことにする。たとえば、図示する例における事業者Xのカタログ本体情報X1では、「品名」、「品番」、「希望価格」なる固有項目名が用いられているのに対し、事業者Yのカタログ本体情報Y1では、「商品名」、「商品番号」、「標準価格」なる固有項目名が用いられており、これら3種類の掲載項目は、それぞれ概念的には対応するものであるが、項目名を構成する文字列としては統一がとれていない。
【0023】
すなわち、事業者Xでは「品名」と呼んでいる項目が、事業者Yでは「商品名」と呼ばれており、事業者Xでは「品番」と呼んでいる項目が、事業者Yでは「商品番号」と呼ばれており、事業者Xでは「希望価格」と呼んでいる項目が、事業者Yでは「標準価格」と呼ばれていることになる。現実的には、多数の事業者がそれぞれ独自の方法でビジネスを展開しており、取り扱っている商品も多岐にわたるため、概念的には同一の掲載項目であったとしても、これを表現する言葉を事業者間で統一化することは困難である。このため、個々の事業者ごとに様々な固有項目名を用いた電子カタログが発行されているのが実情であり、このような実情は、今後も変わることがないと思われる。
【0024】
図示する各カタログ本体情報には、このように、カタログに掲載すべき個々の商品についての固有項目名と、これに対応するデータとが、1商品1レコードの形式で収録されている。たとえば、事業者Xのカタログ本体情報X1の場合、図には3つのレコードx1,x2,x3(それぞれ1つの商品に対応する)についての情報が示されており、「品名:ボールペン」、「品番:PQ−123」、「希望価格:80円」のように、固有項目名とそれに対応するデータとが対応づけられて記録されている。同様に、事業者Yのカタログ本体情報Y1の場合、図には3つのレコードy1,y2,y3(それぞれ1つの商品に対応する)についての情報が示されており、「商品名:ボールペン」、「商品番号:RS/55」、「標準価格:100円」のように、固有項目名とそれに対応するデータとが対応づけられて記録されている。
【0025】
本発明では、項目名対応情報を用意することにより、各事業者ごとの固有項目名の相違を克服して、複数の事業者が発行した電子カタログに対して横断型検索を行うことができるようにし、複数の事業者に跨がった商品情報を抽出することができるようにしている。ここで、項目名対応情報は、カタログへの掲載項目を特定する識別子として複数の事業者間で共通して利用できるように定められた文字列もしくはコードからなる共通項目名と、各事業者ごとに定められた固有項目名と、の対応関係を示す情報である。たとえば、図1に示す例の場合、「品名」、「型番」、「価格」なる共通項目名が定義されている。そして、事業者Xの項目名対応情報X2としては、事業者Xの固有項目名である「品名」、「品番」、「希望価格」なる文字列が、共通項目名である「品名」、「型番」、「価格」なる文字列に対応することが示されている(「品名」については、偶然、固有項目名が共通項目名に一致している)。同様に、事業者Yの項目名対応情報Y2としては、事業者Yの固有項目名である「商品名」、「商品番号」、「標準価格」なる文字列が、共通項目名である「品名」、「型番」、「価格」なる文字列に対応することが示されている。
【0026】
本発明に係る検索システムを利用するためには、このように、カタログ本体情報X1,Y1とともに、項目名対応情報X2,Y2を予め用意しておくことが前提となる。現在、一般的に利用されている電子カタログは、カタログ本体情報X1あるいはY1をCD−ROMなどの情報記録媒体に記録したものであるが、本発明に係る検索システムに適用可能な電子カタログを発行する場合には、同一の情報記録媒体(必ずしも同一の媒体でなくてもかまわないが、同一にした方が好ましい)に、項目名対応情報X2あるいはY2を記録しておくようにすればよい。たとえば、事業者Xが電子カタログを発行する場合には、カタログ本体情報X1と項目名対応情報X2との双方を収録したCD−ROMを制作すればよく、事業者Yが電子カタログを発行する場合には、カタログ本体情報Y1と項目名対応情報Y2との双方を収録したCD−ROMを制作すればよい。なお、ここでは説明の便宜上、2つの事業者X,Yの発行する電子カタログを利用した横断型検索を行う例を述べるが、この検索システムは、3つ以上の事業者が発行する電子カタログについても同様に横断型検索を行うことが可能になる。この場合、各事業者ごとに、それぞれカタログ本体情報と項目名対応情報とを用意すればよい。
【0027】
カタログ本体情報読込部10は、こうして用意された複数の事業者のカタログ本体情報を読み込むための構成要素であり、項目名対応情報読込部20は、こうして用意された複数の事業者の項目名対応情報を読み込むための構成要素である。実用上は、上述したように、1枚のCD−ROMなどに、ある特定の事業者についてのカタログ本体情報と項目名対応情報との双方が収録されるのが一般的なので、カタログ本体情報読込部10と項目名対応情報読込部20とは、ハードウエアとしては同一の構成要素(たとえば、CD−ROMドライブ装置)によって構成することができる。
【0028】
検索指示入力部30は、ユーザが必要としている商品情報を得るための検索指示を入力する構成要素であるが、この検索指示には、各事業者ごとの固有項目名ではなく、共通項目名が用いられる。図1には、「検索内容:品名=ボールペン」および「抽出データ:品名,型番,価格」なる検索指示S1が入力された状態が示されている。この検索指示S1は、「品名」が「ボールペン」である商品(レコード)を検索し、当該商品に関する情報(レコード)の中から、「品名」,「型番」,「価格」なる掲載項目に該当するデータを抽出せよ、との指示を示している。このように、特定の項目名を指定して種々の検索指示を与えること自体は、従来の一般的な電子カタログにおいても行われている公知の検索方法であるが、本発明の特徴は、各事業者ごとの固有項目名を用いる代わりに、共通項目名を用いた指定を行う点にある。このような共通項目名を用いた指定を含む検索指示S1を入力すれば、複数の事業者についてのカタログ本体情報を横断的に検索することが可能になる。
【0029】
このような横断型検索は、横断型検索部40によって実行される。すなわち、横断型検索部40は、項目名対応情報読込部20から読み込まれる各事業者ごとの項目名対応情報X2,Y2に基づいて、検索指示S1において指定されている共通項目名に対応する各事業者ごとの固有項目名を認識し、カタログ本体情報読込部10から読み込まれる各事業者ごとのカタログ本体情報X1,Y1に対して、認識した各事業者ごとの固有項目名を用いた検索を行い、検索対象となる商品についての当該固有項目名に対応するデータを抽出するデータ抽出処理を、複数の事業者のカタログ本体情報に対して横断的に行うことができる。こうして得られた検索結果は、検索結果出力部50から検索結果S2として出力される。検索結果S2の出力は、電子データのまま情報記録媒体や通信回線を介して出力してもよいし、ディスプレイ画面上に図のようなテーブルの形式で出力してもよいし、プリンタなどを用いて紙媒体などの上に出力してもよい。
【0030】
続いて、図示のような具体的な検索指示S1が入力されたときに、横断型検索部40において行われる具体的なデータ抽出処理のプロセスを簡単に説明しておく。ここでは、事業者Xについてのカタログ本体情報X1および項目名対応情報X2が第1のCD−ROMに記録されて配布されており、事業者Yについてのカタログ本体情報Y1および項目名対応情報Y2が第2のCD−ROMに記録されて配布されているものとしよう。まず、図示されているような検索指示S1を検索指示入力部30から入力すると、ユーザは、横断型検索部40から、第1のCD−ROMを挿入するように促すメッセージの提示を受ける。ユーザが、第1のCD−ROMを挿入すると、カタログ本体情報読込部10によってカタログ本体情報X1を読み込む準備が整い、項目名対応情報読込部20によって項目名対応情報X2を読み込む準備が整う。横断型検索部40は、項目名対応情報X2を参照することにより、検索指示S1に含まれている共通項目名「品名」,「型番」,「価格」に対応する事業者Xの固有項目名が、それぞれ「品名」,「品番」,「希望価格」であることを認識し、これらの固有項目名を用いて、事業者Xのカタログ本体情報X1を検索し、必要なデータの抽出を行う。図示された検索結果S2におけるレコード1〜3のデータは、このような検索結果として得られた情報である。
【0031】
こうして、第1のCD−ROMについての検索処理が終了すると、ユーザは、横断型検索部40から、第2のCD−ROMを挿入するように促すメッセージの提示を受ける。ユーザが、第2のCD−ROMを挿入すると、今度は、カタログ本体情報読込部10によってカタログ本体情報Y1を読み込む準備が整い、項目名対応情報読込部20によって項目名対応情報Y2を読み込む準備が整う。そこで、横断型検索部40は、項目名対応情報Y2を参照することにより、検索指示S1に含まれている共通項目名「品名」,「型番」,「価格」に対応する事業者Yの固有項目名が、それぞれ「商品名」,「商品番号」,「標準価格」であることを認識し、これらの固有項目名を用いて、事業者Yのカタログ本体情報Y1を検索し、必要なデータの抽出を行う。図示された検索結果S2におけるレコード4〜6のデータは、このような検索結果として得られた情報である。かくして、事業者Xのカタログ本体情報X1と事業者Yのカタログ本体情報Y2に対する横断型検索が行われ、6つの商品(レコード)に関する情報から抽出されたデータが、検索結果S2として出力される。この検索結果S2として示されているテーブルでは、共通項目名が表示されている。このように、ユーザの立場から見ると、検索指示S1を入力する検索開始時点から、検索結果S2が出力された検索終了時点に至るまで、終始一貫して、共通項目名を用いた検索が行われていることになり、各事業者ごとの固有項目名がどのようなものであるかを意識する必要はない。
【0032】
なお、図1のブロック図では、本発明に係る検索システムを複数の機能要素の集合として示したが、実際には、この検索システムは、汎用のコンピュータに専用のプログラムを組み込むことによって構成することができる。たとえば、図1に示す各構成要素のうち、カタログ本体情報読込部10および項目名対応情報読込部20は、コンピュータ本体に接続されたCD−ROMドライブ装置およびこれを駆動するためのソフトウエアによって実現することができ、検索指示入力部30は、キーボードやマウスなどの入力機器によって実現することができ、横断型検索部40は、コンピュータ本体および検索用の専用プログラムによって実現することができ、検索結果出力部50は、検索結果を出力するディスプレイ装置やプリンタなどによって実現することができる。もちろん、検索指示S1を情報記録媒体から読み出して入力したり、通信手段を介して入力したりする場合には、検索指示入力部30を情報読出装置や通信装置によって構成することも可能である。同様に、検索結果S2を情報記録媒体に書き出して出力したり、通信手段を介して出力したりする場合には、検索結果出力部50を情報書込装置や通信装置によって構成することも可能である。
【0033】
§2.本発明のより具体的な実施形態
続いて、本発明のより具体的な実施形態に係る電子カタログの検索システムの動作を説明する。この検索システムの基本構成は、図1のブロック図に示したシステムと同様であり、カタログ本体情報読込部10、項目名対応情報読込部20、検索指示入力部30、横断型検索部40、検索結果出力部50から構成されている。
【0034】
ここで示す実施形態では、第1のCD−ROMとして提供されている事業者X用電子カタログCDxには、図2に示すようなカタログ本体情報X1および項目名対応情報X2が収録されており、第2のCD−ROMとして提供されている事業者Y用電子カタログCDyには、図3に示すようなカタログ本体情報Y1および項目名対応情報Y2が収録されているものとしよう。すなわち、図2に示すカタログ本体情報X1には、4つの商品(実際には、より多数の商品に関する情報が記録されている)に関して、項目1〜項目7までの7項目についてのデータが記録されており、図3に示すカタログ本体情報Y1には、3つの商品(実際には、より多数の商品に関する情報が記録されている)に関して、項目1〜項目8までの8項目についてのデータが記録されている。ここで、カタログ本体情報X1,Y1の各項目名は、それぞれ事業者X,Yの固有項目名となっており、相互に統一がとられておらず、順序もバラバラである。
【0035】
そこで、これら固有項目名相互の対応をとるために、図4に示すような共通項目名テーブルが用意され、共通項目名が定義されている。この共通項目名テーブルは、予め横断型検索部40内に用意しておいてもよいし、項目名対応情報読込部20から読み込むようにしてもかまわない。§1で述べた例では、各事業者の固有項目名と共通項目名との対応関係を直接的に示す情報を、項目名対応情報X2あるいはY2として各CD−ROM内に用意していたが、ここで述べる実施形態では、各事業者の固有項目名と共通項目名との対応関係は、共通項目IDなるコードを介して間接的に示される。たとえば、図4に示す共通項目名テーブルによれば、共通項目名「メーカ」に対しては共通項目ID「1001」が割り当てられている。そこで、図2に示す事業者Xの項目名対応情報X2について、共通項目ID「1001」を参照すれば、事業者Xの対応する固有項目名は「メーカー名」であることを認識できる。同様に、図3に示す事業者Yの項目名対応情報Y2について、共通項目ID「1001」を参照すれば、事業者Yの対応する固有項目名は「製造者」であることを認識できる。
【0036】
このように、ここで述べる実施形態では、カタログへの掲載項目を表現する共通の言葉からなる文字列を、図4の共通項目名テーブルに示すように、共通項目名として定義し、この各共通項目名にそれぞれ所定の共通項目IDを付与している。この図4に示す共通項目名テーブルは、各共通項目名と共通項目IDとの対応関係を示す第1の対応情報と言うべきものである。一方、各事業者ごとに定められた固有項目名と共通項目IDとの対応関係は、図2あるいは図3に示す項目名対応情報X2あるいはY2として用意される。これらの情報は、第2の対応情報と言うべきものである。この実施形態では、この第1の対応情報と第2の対応情報との双方により、共通項目名と各事業者ごとの固有項目名との対応関係を定義している。別言すれば、予め、カタログへの掲載項目を特定する識別子として複数の事業者間で共通して利用できるように定められたコードからなる共通項目IDを定義しておき、各事業者ごとに定められた固有項目名と共通項目IDとの対応関係を示す情報が、項目名対応情報X2,Y2として用意されることになる。
【0037】
結局、図2に示す項目名対応情報X2、図3に示す項目名対応情報Y2、図4に示す共通項目名テーブルによって、図5に示すような対応関係が定義されていることになる。ここで、同一の共通項目IDが付与された各項目名は、文言は異なっていても(偶然、文言が一致しているものもある)、それぞれ同じ概念を示す項目になっている。もっとも、各固有項目名は、必ずしも他の事業者が定めた固有項目名に対応するわけではなく、他の事業者で定義されている項目には、該当する項目が存在しないケースもある(図5において斜線が引かれた欄に対応する項目)。なお、実用上は、図2に示すカタログ本体情報X1内には、「メーカー名」,「商品ジャンル」,…といった固有項目名を示す文字列データを含ませておく必要はない。これらの文字列データは、項目番号を介して、項目名対応情報X2から転記してくることができる。図3に示すカタログ本体情報Y1についても同様である。
【0038】
さて、このような事業者X,Yの発行する電子カタログCDx,CDyを利用して、横断型検索を行うには、たとえば、図6に示すような検索指示S1を検索指示入力部30から入力すればよい。この図6に示す検索指示S1は、全商品を検索対象として、「分類」,「メーカ」,「品名」,「価格」,「型番」なる項目名のデータを抽出する旨の検索指示を示すものである。ここで、検索指示S1に含まれている項目名は、いずれも図4に示す共通項目名となっている。
【0039】
このような検索指示S1を検索指示入力部30から入力すると、ユーザは、横断型検索部40から、第1のCD−ROM(図2に示すような内容が収録された事業者X用電子カタログCDx)を挿入するように促すメッセージの提示を受ける。ユーザが、第1のCD−ROMを挿入すると、カタログ本体情報読込部10によってカタログ本体情報X1を読み込む準備が整い、項目名対応情報読込部20によって項目名対応情報X2を読み込む準備が整う。横断型検索部40は、まず、図4に示す共通項目名テーブルを参照することにより、検索指示S1に含まれている「分類」,「メーカ」,「品名」,「価格」,「型番」なる共通項目名に対応する共通項目IDが、それぞれ「1004」,「1001」,「1002」,「1005」,「1003」であることを認識する。続いて、図2に示す項目名対応情報X2を参照することにより、これら共通項目IDに対応する事業者Xの固有項目名が、それぞれ「商品ジャンル」,「メーカー名」,「品名」,「希望価格」,「品番」であることを認識し、これらの固有項目名を用いて、事業者Xのカタログ本体情報X1を検索し、必要なデータの抽出を行う。その結果、図7に示すレコード1〜4のデータが検索結果として得られることになる(項目名の欄には、共通項目名が表示されている)。
【0040】
こうして、第1のCD−ROMについての検索処理が終了すると、ユーザは、横断型検索部40から、第2のCD−ROM(図3に示すような内容が収録された事業者Y用電子カタログCDy)を挿入するように促すメッセージの提示を受ける。ユーザが、第2のCD−ROMを挿入すると、今度は、カタログ本体情報読込部10によってカタログ本体情報Y1を読み込む準備が整い、項目名対応情報読込部20によって項目名対応情報Y2を読み込む準備が整う。そこで、横断型検索部40は、図4に示す共通項目名テーブルと図3に示す項目名対応情報Y2を参照することにより、抽出対象となる事業者Yの固有項目名が、それぞれ「商品分類」,「製造者」,「商品名」,「標準価格」,「商品番号」であることを認識し、これらの固有項目名を用いて、事業者Yのカタログ本体情報Y1を検索し、必要なデータの抽出を行う。ここで抽出されたデータは、図7に示す検索結果に付加される。かくして、図8に示すようなレコード1〜7のデータが横断型の検索結果として得られ、検索結果出力部50から出力されることになる。
【0041】
図8に示す検索結果において、レコード1〜4は、図2に示す事業者X用電子カタログCDx内のカタログ本体情報X1から抽出された情報であり、レコード5〜7は、図3に示す事業者Y用電子カタログCDy内のカタログ本体情報Y1から抽出された情報である。3つ以上の事業者が発行する電子カタログについての検索も、同様の方法で行うことができ、複数事業者の電子カタログについての横断型検索の結果が、1つのファイルとして得られることになる。図8に示す検索結果のテーブルでは、項目名の欄に共通項目名が表示されている。このように、ユーザの立場から見ると、検索指示S1を入力する検索開始時点から、検索結果S2が出力された検索終了時点に至るまで、終始一貫して、共通項目名を用いた検索が行われていることになり、各事業者ごとの固有項目名がどのようなものであるかを意識する必要はない。
【0042】
なお、上述の実施形態では、個々の事業者の固有項目名とは別個に共通項目名を定め、図4に示すような共通項目名テーブルを用意したが、本発明を実施する上では、必ずしも文字列からなる共通項目名を定める必要はない。別言すれば、図4に示すような共通項目名テーブルを用意しなくても、横断型検索を行うことは可能である。すなわち、図2に示す項目名対応情報X2と図3に示す項目名対応情報Y2とが用意されていれば、事業者Xが定めた固有項目名と事業者Yが定めた固有項目名との対応関係が、共通項目IDを介して定義されるので、文字列からなる共通項目名を定めないでも、横断型検索が可能になる。具体的には、図6に示す検索指示S1では、「分類」,「メーカ」,「品名」,「価格」,「型番」なる共通項目名を用いた指示を行っているが、これを「1004」,「1001」,「1002」,「1005」,「1003」なる共通項目IDを用いた指示にすれば、文字列からなる共通項目名は不用になる。別言すれば、共通項目IDが「コードからなる共通項目名」として機能していることになる。
【0043】
しかしながら、実際には、「1004」,「1002」,「1005」のような共通項目IDを用いた検索指示は、ユーザにとって判読困難であり、実用的ではない。そこで、実用的な運用を行うには、所定の一事業者についての固有項目名を、そのまま共通項目名として流用するようにすればよい。たとえば、上述の例の場合、ユーザは、まず、第1のCD−ROMを挿入し、図2に示す項目名対応情報X2を参照することにより、事業者Xの固有項目名を把握し、この事業者Xの固有項目名を用いて検索指示を入力すればよい。この場合、図6に示す検索指示S1は、図9に示すように置き換えることができる。図6では、共通項目名を用いた検索指示が行われていたのに対し、図9では、事業者Xの固有項目名を用いた検索指示が行われていることになる。すなわち、事業者Xの固有項目名をそのまま共通項目名として流用したことに他ならない。
【0044】
この図9に示すような検索指示S1に基づく横断型検索は、次のようなプロセスで行われる。まず、横断型検索部40は、検索指示S1に含まれている固有項目名「商品ジャンル」,「メーカー名」,「品名」,「希望価格」,「品番」をそのまま用いて、事業者Xのカタログ本体情報X1を検索し、必要なデータの抽出を行う。その結果、図10に示すレコード1〜4のデータが検索結果として得られることになる(項目名の欄には、事業者Xの固有項目名が共通項目名として流用されている)。このとき、横断型検索部40は、図2に示す項目名対応情報X2を参照することにより、共通項目名として流用されている「商品ジャンル」,「メーカー名」,「品名」,「希望価格」,「品番」なる固有項目名の共通項目IDが、それぞれ「1004」,「1001」,「1002」,「1005」,「1003」であることを認識しておく。
【0045】
こうして、第1のCD−ROMについての検索処理が終了すると、ユーザは、横断型検索部40から、第2のCD−ROMを挿入するように促すメッセージの提示を受ける。ユーザが、第2のCD−ROMを挿入すると、横断型検索部40は、図3に示す項目名対応情報Y2を参照することにより、共通項目ID「1004」,「1001」,「1002」,「1005」,「1003」に対応する事業者Yの固有項目名が、それぞれ「商品分類」,「製造者」,「商品名」,「標準価格」,「商品番号」であることを認識する。そこで、これらの固有項目名を用いて、事業者Yのカタログ本体情報Y1を検索し、必要なデータの抽出を行う。ここで抽出されたデータは、図10に示す検索結果に付加される。かくして、図11に示すようなレコード1〜7のデータが横断型の検索結果として得られ、検索結果出力部50から出力されることになる。このように、所定の一事業者(たとえば、横断型検索の最初の対象となる事業者)についての固有項目名を、そのまま共通項目名として流用するようにすれば、図4に示す共通項目名テーブルは不用になり、文字列からなる共通項目名自体を定義する必要もない。
【0046】
§3.種々の変形例
最後に、本発明のいくつかの変形例を示しておく。
【0047】
(1)項目名対応情報の自動作成
これまで述べてきた実施形態では、予め項目名対応情報が作成されていることが前提となっており、たとえば、事業者Xが発行した電子カタログと事業者Yが発行した電子カタログとについて横断型検索を行うには、事業者Xの項目名対応情報X2と事業者Yの項目名対応情報Y2とが予め用意されていることが前提となっていた。一般に、このような項目名対応情報は、人間の手作業によって作成することができるが、類義語辞書を利用することにより自動作成させることも可能である。たとえば、「メーカー/メーカ/メーカー名/メーカ名/製造者/製造者名/生産者/生産者名/製造業者/製造業者名/生産業者/生産業者名/……」のような文言がいずれも類義語である旨を定義しておけば、各事業者の提供する電子カタログ内にこれらの項目があれば、これに対して共通項目ID「1001」を自動的に付与する処理を行うことができる。したがって、このような類義語を多数収録した類義語辞書を利用すれば、共通項目名(一事業者の固有項目名を流用した場合も含めて)と各事業者ごとの固有項目名との対応関係を自動認識させ、項目名対応情報を自動的に作成する機能を実現することができる。このような機能をもった対応情報作成部を、図1に示す基本的な検索システムに付加するようにすれば、項目名対応情報が作成されていない電子カタログについても、本発明に係る検索システムを適用した横断型検索を行うことが可能になる。
【0048】
(2)検索対象の選択機能
上述した実施形態では、カタログ本体情報X1あるいはY1内に含まれているすべての商品を検索対象とした検索例を示したが、必要に応じて、カタログ本体情報内に掲載されている商品の一部のみを検索対象とすることも可能である。たとえば、家具、食品、衣類など様々なジャンルの商品が収録された電子カタログが存在し、その中から家具に関する情報だけを利用したいような場合、カタログ本体情報内に含まれている全商品を検索対象として検索を行うことは無駄である。このような場合、カタログ本体情報読込部10に、カタログ本体情報内に掲載されている商品の一部のみを検索対象として選択する機能をもたせておき、横断型検索部40では、選択された検索対象に対しての検索のみが実行されるようにしておけばよい。具体的には、たとえば、カタログ本体情報読込部10に、商品のジャンルごとにフラグを設定するような機能をもたせておき、まず、家具のジャンルの商品にフラグを設定した後に、横断型検索部40による検索処理を実行させるようにすればよい。カタログ本体情報読込部10が、フラグが設定された商品情報のみを読み込んで横断型検索部40に提供するような処理を行えば、検索対象を家具に絞り込んだ効率的な検索処理が可能になる。
【0049】
(3)二次的検索機能
これまでの実施形態で述べた検索機能は、各事業者が発行した電子カタログ(カタログ本体情報)内から、所定の商品に関する所定の項目データを抽出し、これを検索結果として出力する機能であった。しかしながら、実用上は、このような検索結果(ここでは、一次的検索結果と呼ぶ)に対して、更に二次的検索を行う機能を設けておくのが好ましい。たとえば、図1に示す例の場合、一次的検索結果S2として、6つの商品に関する情報が得られているが、横断型検索部40に、この一次的検索結果S2に対する更なる検索を行う機能をもたせておけば、より柔軟な検索処理を実行することが可能になる。この場合、検索指示入力部30には、一次的検索結果S2に対する二次的検索指示を入力する機能をもたせておくようにする。たとえば、一次的検索結果S2に対して、「価格が100円以下」というような検索内容をもった二次的検索指示を与えることにより、一次的検索結果S2として提示されている6つの商品を、更に3つの商品に絞り込むような検索が可能になる。
【0050】
図12は、図11に示すような一次的検索結果に対して、「商品ジャンル=机」なる検索内容をもった二次的検索指示を与えることにより得られた二次的検索結果を示す例である。図11に示す一次的検索結果には、7つのレコードに関する情報が含まれていたが、図12に示す二次的検索結果では、「商品ジャンル=机」なる検索内容に合致する3つのレコードのみが抽出されている。もちろん、この二次的検索結果に対して、更に三次的検索、四次的検索などを行うことも可能である。
【0051】
(4)詳細情報検索機能
図11に示す検索結果には、「商品ジャンル」,「メーカー名」,「品名」,「希望価格」,「品番」なる5つの項目に関するデータが含まれているが、これは、図9に示す検索指示S1において、これら5項目に関するデータを抽出データとして指定したためである。しかしながら、抽出元となるカタログ本体情報X1,Y1には、図2あるいは図3に示すように、この他にも種々の項目に関するデータが含まれている。一般に、検索指示入力部30に入力する検索指示において、特定の項目のみを抽出するような指示を与えるのは、抽出結果に無用な項目に関するデータが含まれていると、利便性が失われるためである。たとえば、製造メーカーと価格とを考慮して、購入対象となる机や椅子を選択するのであれば、図11に示すような5つの項目に関するデータだけを並べたテーブルを表示させた方が利便性が高い。しかしながら、場合によっては、特定の商品について、この5つの項目以外の項目をも含めた詳細情報を確認したい場合もある。たとえば、図11に示すような検索結果を示すテーブルを用いて、製造メーカーと価格とを考慮して、購入対象となる机を「レコード2:A社のランド」に決めようと思ったユーザが、最終的に、この商品のシリーズ名や色などを確認しておきたいと考えたとしよう。このような場合、単純な操作で、この商品についての詳細情報が提示されると便利である。
【0052】
このような詳細情報の提示を可能にするためには、検索指示入力部30に、検索結果出力部50から出力された検索結果S2に含まれる特定の商品(たとえば、上述の例の場合、「レコード2:A社のランド」なる商品)について、検索結果S2には含まれていなかった詳細な情報(たとえば、上述の例の場合、シリーズ名や色なども含んだ情報)を提示すべき詳細情報検索指示を入力する機能を付加すればよい。もっとも、検索指示入力部30に、このような機能を設けたとしても、それだけで直ちに詳細情報の提示が可能になるわけではない。なぜなら、検索結果出力部50から出力された検索結果S2には、ユーザの希望する詳細情報は含まれていないからである。上述の例の場合、ユーザの希望する詳細情報は、「レコード2:A社のランド」なる商品についてのシリーズ名や色なども含んだ情報ということになるが、検索結果S2には、シリーズ名や色の情報が含まれていないため、これらの情報が必要な場合には、図2に示す事業者X用電子カタログCDx内のカタログ本体情報X1を再検索しなければならない。
【0053】
このような再検索の便宜を図るためには、横断型検索部40によるデータ抽出処理を行う過程において、個々のデータの抽出元を示す抽出元情報を検索結果の一部として付加するようにしておくとよい。たとえば、図4に示す共通項目名テーブルに、更に、図13に示すような2項目を抽出元情報として追加する。ここで、共通項目ID「1011」が付与された「元媒体」なる項目名は、抽出データがもともと収録されていた媒体を特定するための識別データを示し、共通項目ID「1012」が付与された「元レコード」なる項目名は、抽出データがもともと収録されていたレコードを特定するための識別データを示している。横断型検索部40によるデータ抽出処理の際に、この2つの項目を抽出元情報として付加するようにすれば、図11に示す検索結果に、更に項目6(元媒体)および項目7(元レコード)が付加され、図14に示すような検索結果が得られることになる。ここで、項目6の「元媒体」の欄には、各レコードの抽出元となった媒体の識別コード(CDxまたはCDy)が記録されている。識別コードが「CDx」となっているレコードは、抽出元の媒体が図2に示す事業者X用電子カタログCDxなるCD−ROM媒体であることを意味し、識別コードが「CDy」となっているレコードは、抽出元の媒体が図3に示す事業者Y用電子カタログCDyなるCD−ROM媒体であることを意味している。また、項目7の「元レコード」の欄には、各レコードの抽出元となった媒体におけるレコード番号が記録されている。
【0054】
検索結果に、このような2項目からなる抽出元情報を付加しておけば、この検索結果に含まれているいずれの商品(レコード)についても、抽出元を特定することが可能になる。すなわち、抽出元情報は、各商品の情報が、どの媒体のどのレコードから抽出されたものであるかという抽出履歴を示す情報になる。もっとも、この図14に示すような検索結果を、ディスプレイ画面上に表示したり、プリンタで印刷する際には、これら項目6,7の抽出元情報のデータは必ずしも必要ではないので、省略してかまわない。
【0055】
さて、検索指示入力部30から、この図14に示すような検索結果内の特定の商品についての詳細情報を要求する検索指示が与えられたときには、抽出元情報に基づいて、カタログ本体情報読込部10に当該特定の商品に関する情報を含むカタログ本体情報を再度読み込ませ、当該特定の商品に関する詳細な情報を新たな検索結果として抽出する処理を行うようにすればよい。たとえば、図14に示す検索結果に提示されている7種類の商品の中から、「レコード2:A社のランド」なる商品についての詳細情報を要求する検索指示が与えられたときには、項目6の元媒体なるデータが「CDx」、項目7の元レコードなるデータが「2」となっているので、識別コードが「CDx」なる媒体のレコード番号「2」なる商品に関する情報を読み出せばよいことが認識できる。そこで、カタログ本体情報読込部10に、識別コードが「CDx」なる媒体(図2に示す事業者X用電子カタログCDxなるCD−ROM)を再度読み込ませ(必要に応じて、ユーザに当該媒体を挿入するように促すメッセージを提示する)、レコード番号「2」なる商品に関する情報を読み出し、これを詳細情報の検索結果として出力させればよい。
【0056】
図15は、このような詳細情報検索機能を付加した検索システムにおけるディスプレイ画面への検索結果の提示例を示す図である。この例では、検索結果に含まれる「商品ジャンル」,「品名」,「メーカー名」,「希望価格」なる4つの項目に関するデータが、1商品1行という体裁で提示されており、各行の右端には「詳細」なるボタンが配置されている。ユーザは、特定の商品についての詳細情報が必要な場合には、当該商品についての「詳細」ボタンをマウスなどでクリックする操作を行えばよい。この「詳細」ボタンのクリック操作は、当該特定の商品についての詳細情報検索指示の入力操作として取り扱われ、上述したプロセスにより、当該商品に関する詳細情報が提示されることになる。
【0057】
図16は、図15に示す一次的検索結果に対して、「商品ジャンル=机」なる検索内容による二次的検索を行った結果を示している。この二次的検索結果の提示画面においても、それぞれ各行の右端に「詳細」なるボタンが配置されており、特定の商品についての「詳細」ボタンをクリックすることにより、詳細情報検索指示の入力が可能である。図17は、「A社のランド」なる商品についての「詳細」ボタンがクリックされたときに提示される詳細情報の提示例を示す図である。この図17に示す詳細情報は、元媒体となる図2に示す事業者X用電子カタログCDxなるCD−ROM内のカタログ本体情報X1に含まれている第2レコードの情報ということになる。
【0058】
(5)出力体裁指定機能
これまで述べてきたように、本発明に係る検索システムでは、横断型検索部40による検索結果は、検索結果出力部50によって出力されることになる。この検索結果出力部50による出力が、ディスプレイ画面上になされる場合や、プリンタを用いて紙面上になされる場合、予め特定の出力体裁を指定できるようにしておくと便利である。そこで、検索指示入力部30には、検索指示を入力する機能とともに、検索結果の出力体裁を示す体裁情報を入力する機能を設けておき、検索結果出力部50には、この体裁情報に示された体裁で検索結果を出力する機能を設けておくようにするのが好ましい。具体的には、検索結果を、どのようなフォント、サイズ、書体の文字列を用いて、どのようなレイアウトで出力するか、という情報を検索指示入力部30に体裁情報として入力するようにすればよい。
【0059】
このような体裁情報は、検索指示とともに、キーボードやマウスなどの入力機器を利用して入力することが可能であるが、一般のユーザには、このような体裁情報の入力操作は煩わしい作業になる。そこで、実用上は、大手業者などによって予め体裁情報を用意しておき、これを個々のユーザに配布するような形態を採るのが好ましい。体裁情報は、CD−ROMなどの電子情報記録媒体などに記録して配布することもできるし、インターネットなどの通信手段を介して配布することもできる。この場合、検索指示入力部30は、電子情報記録媒体から、又は、通信手段を介して、配布された体裁情報を読み込むことにより、体裁情報の入力を行うことになる。
【0060】
(6)一般のデータベース検索システムへの応用
以上、本発明に係る検索システムを、電子カタログの横断型検索に利用した例を示したが、本発明に係る検索システムは、必ずしも電子カタログに対する検索に限定されるものではなく、複数のデータベースに対して横断型検索を行い、複数のデータベースに跨がったレコード情報を抽出するデータベースの検索システムに広く適用可能である。たとえば、住所録などのデータベースの場合、住所、氏名、電話番号などがフィールドとして定義されることになるが、これらのフィールド名は、データベースの設計者によって独自の規則で定められることになる。たとえば、あるデータベースでは、「電話番号」なる固有フィールド名が用いられ、別なデータベースでは、「電話」なる固有フィールド名が用いられ、更に別なデータベースでは、「TEL」なる固有フィールド名が用いられている、というようなケースも少なくない。このように、それぞれ固有フィールド名を用いて構築された複数のデータベースについての横断型検索を行うためには、複数のデータベース間で共通して利用できるように定められた共通フィールド名(1つのデータベースで用いられている固有フィールド名を流用してもよい)と、各データベースごとに定められた固有フィールド名と、の対応関係を示すフィールド名対応情報を用意しておけばよい。上述した種々の実施形態と同様に、検索指示を、特定の共通フィールド名を指定することによって行うようにすれば、横断型検索部において、各データベースごとのフィールド名対応情報に基づいて、検索指示において指定されている共通フィールド名に対応する各データベースごとの固有フィールド名を認識し、各データベースごとの情報に対して、認識した各データベースごとの固有フィールド名を用いた検索を行い、検索対象となるレコードについての当該固有フィールド名に対応するデータを抽出するデータ抽出処理を、複数のデータベースに対して横断的に行うことが可能になる。
【0061】
【発明の効果】
以上のとおり、本発明に係るデータベースの検索システムによれば、複数のデータベースに対して横断型検索を行い、複数のデータベースに跨がったレコード情報を抽出することが可能になる。特に、本発明に係る電子カタログの検索システムによれば、複数の事業者が発行した電子カタログに対して横断型検索を行い、複数の事業者に跨がった商品情報を抽出することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の基本的な実施形態に係る電子カタログの検索システムの基本構成を示すブロック図である。
【図2】本発明に係る電子カタログの検索システムの検索対象となる事業者X用電子カタログCDxの収録内容を示す図である。
【図3】本発明に係る電子カタログの検索システムの検索対象となる事業者Y用電子カタログCDyの収録内容を示す図である。
【図4】図2および図3に示す電子カタログを利用するために定義された共通項目名テーブルの一例を示す図である。
【図5】図4に示す共通項目名テーブルによって定義される共通項目名および各固有項目名の対応関係を示すテーブルである。
【図6】図2および図3に示す電子カタログに対する具体的な横断型検索指示の一例を示す図である。
【図7】図6に示す横断型検索指示により、図2に示す電子カタログを検索することによって得られる検索結果を示す図である。
【図8】図6に示す横断型検索指示により、図2に示す電子カタログと図3に示す電子カタログとの双方を横断的に検索することによって得られる検索結果を示す図である。
【図9】図2および図3に示す電子カタログに対する具体的な横断型検索指示の別な一例を示す図である。
【図10】図9に示す横断型検索指示により、図2に示す電子カタログを検索することによって得られる検索結果を示す図である。
【図11】図9に示す横断型検索指示により、図2に示す電子カタログと図3に示す電子カタログとの双方を横断的に検索することによって得られる検索結果を示す図である。
【図12】図11に示す検索結果に対して、更に二次的検索を行った検索結果を示す図である。
【図13】詳細情報検索を行うために追加すべき共通項目名を示す図である。
【図14】図11に示す検索結果に、更に、図13に示す共通項目名についてのデータを付加した検索結果を示す図である。
【図15】詳細情報検索を行うための「詳細」ボタンを追加した検索結果表示の一例を示す図である。
【図16】図15に示す検索結果表示に基づいて二次的検索を行ったときの検索結果表示を示す図である。
【図17】図15または図16に表示されている商品「ランド」についての「詳細」ボタンをクリックすることにより得られる詳細情報の表示例を示す図である。
【符号の説明】
10…カタログ本体情報読込部
20…項目名対応情報読込部
30…検索指示入力部
40…横断型検索部
50…検索結果出力部
CDx…事業者X用電子カタログ
CDy…事業者Y用電子カタログ
S1…検索指示
S2…検索結果
X…電子カタログを発行する事業者
X1…事業者Xのカタログ本体情報
X2…事業者Xの項目名対応情報
x1,x2,x3…事業者Xのカタログ本体情報を構成する各レコード
Y…電子カタログを発行する事業者
Y1…事業者Yのカタログ本体情報
Y2…事業者Yの項目名対応情報
y1,y2,y3…事業者Yのカタログ本体情報を構成する各レコード
Claims (10)
- 複数の事業者が発行した電子カタログに対して横断型検索を行い、複数の事業者に跨がった商品情報を抽出する検索システムであって、
カタログへの掲載項目を表現する言葉として個々の事業者がそれぞれ独自に定めた文字列からなる固有項目名と、カタログに掲載すべき個々の商品についての前記固有項目名に対応するデータと、を含むカタログ本体情報が記録された情報記録媒体から、前記カタログ本体情報を読み込むためのカタログ本体情報読込部と、
カタログへの掲載項目を特定する識別子として複数の事業者間で共通して利用できるように定められた文字列もしくはコードからなる共通項目名と、各事業者ごとに定められた前記固有項目名と、の対応関係を示す項目名対応情報が記録された情報記録媒体から、前記項目名対応情報を読み込むための項目名対応情報読込部と、
特定の共通項目名の指定を含む検索指示を入力する検索指示入力部と、
前記項目名対応情報読込部から読み込まれる各事業者ごとの項目名対応情報に基づいて、前記検索指示において指定されている共通項目名に対応する各事業者ごとの固有項目名を認識し、前記カタログ本体情報読込部から読み込まれる各事業者ごとのカタログ本体情報に対して、認識した各事業者ごとの固有項目名を用いた検索を行い、検索対象となる商品についての当該固有項目名に対応するデータを抽出するデータ抽出処理を、互いに異なる情報記録媒体に記録されている複数の事業者のカタログ本体情報に対して横断的に行う横断型検索部と、
前記横断型検索部による検索結果を出力する検索結果出力部と、
を備え、
前記横断型検索部は、検索を行う際に、必要な情報が記録されている情報記録媒体を要求するメッセージを提示する機能と、データ抽出を行う際に、個々のデータの抽出元を示す抽出元情報を検索結果の一部として付加する機能と、を有し、
前記検索指示入力部は、前記検索結果出力部から出力された検索結果に含まれる特定の商品について、前記検索結果には含まれていなかった詳細な情報を提示すべき詳細情報検索指示を入力する機能を有し、
前記横断型検索部は、前記検索指示入力部から特定の商品についての前記詳細情報検索指示が与えられたときに、前記抽出元情報に基づいて、当該情報が記録されている情報記録媒体を要求するメッセージを提示することにより、前記カタログ本体情報読込部に当該特定の商品に関する情報を含むカタログ本体情報を再度読み込ませ、当該特定の商品に関する詳細な情報を新たな検索結果として抽出する処理を行うことを特徴とする電子カタログの検索システム。 - 請求項1に記載の検索システムにおいて、
カタログへの掲載項目を表現する共通の言葉からなる文字列を共通項目名として用い、各共通項目名にそれぞれ所定の共通項目IDを付与し、各共通項目名と前記共通項目IDとの対応関係を示す第1の対応情報と、各事業者ごとに定められた固有項目名と前記共通項目IDとの対応関係を示す第2の対応情報と、を項目名対応情報として読み込むようにしたことを特徴とする電子カタログの検索システム。 - 請求項1に記載の検索システムにおいて、
カタログへの掲載項目を特定する識別子として複数の事業者間で共通して利用できるように定められたコードからなる共通項目IDを定義し、各事業者ごとに定められた前記固有項目名と前記共通項目IDとの対応関係を示す情報を、項目名対応情報として読み込むようにしたことを特徴とする電子カタログの検索システム。 - 請求項3に記載の検索システムにおいて、
所定の一事業者についての固有項目名を、共通項目名として流用することを特徴とする電子カタログの検索システム。 - 請求項1〜4のいずれかに記載の検索システムにおいて、
所定の類義語辞書を利用して、共通項目名と各事業者ごとの固有項目名との対応関係を認識し、項目名対応情報を自動的に作成する対応情報作成部を更に設け、この対応情報作成部で作成された項目名対応情報を読み込んで用いるようにしたことを特徴とする電子カタログの検索システム。 - 請求項1〜5のいずれかに記載の検索システムにおいて、
カタログ本体情報読込部が、カタログ本体情報内に掲載されている商品の一部のみを検索対象として選択する機能を有し、横断型検索部では、選択された検索対象に対しての検索が実行されるようにしたことを特徴とする電子カタログの検索システム。 - 請求項1〜6のいずれかに記載の検索システムにおいて、
検索指示入力部が、横断型検索部による検索結果に対する二次的検索指示を入力する機能を有し、
横断型検索部が、前記二次的検索指示に基づいて前記検索結果に対する更なる検索を行う機能を有することを特徴とする電子カタログの検索システム。 - 請求項1〜7のいずれかに記載の検索システムにおいて、
カタログ本体情報読込部と項目名対応情報読込部とを同一のハードウエアによって構成したことを特徴とする電子カタログの検索システム。 - 請求項1〜8のいずれかに記載の検索システムにおいて、
検索指示入力部が、検索結果の出力体裁を示す体裁情報を入力する機能を有し、
検索結果出力部が、前記体裁情報に示された体裁で検索結果を出力する機能を有することを特徴とする電子カタログの検索システム。 - 請求項9に記載の検索システムにおいて、
検索指示入力部が、電子情報記録媒体から、又は、通信手段を介して、体裁情報を読み込むことにより、体裁情報の入力を行うことを特徴とする電子カタログの検索システム。
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