JP2004001450A

JP2004001450A - ステープル成形装置

Info

Publication number: JP2004001450A
Application number: JP2003087170A
Authority: JP
Inventors: Olle Straat; オレ・ストラート
Original assignee: Isaberg Rapid AB
Current assignee: Isaberg Rapid AB
Priority date: 2002-03-27
Filing date: 2003-03-27
Publication date: 2004-01-08
Anticipated expiration: 2023-03-27
Also published as: FR2837737B1; CN1298511C; FR2837737A1; JP4417645B2; US7021513B2; SE0200936L; CN1446702A; SE519288C2; US20030201298A1; DE10313924A1; SE0200936D0

Abstract

【課題】成形されたステープルが、ステープルを確実にステープルガイドチャンネル内に送り込むことができないほどに跳ね戻らないことが確保されるステープル形成装置を提供する。
【解決手段】第１および第２の脚部捕捉装置１８，１９を備え、これらの脚部捕捉装置は各ステープル脚部を捕捉しかつブロックし、ステープルがステープルガイドチャンネル内に送り込まれるまでの間に、ステープルの脚部が曲げられた後、跳ね戻るのを防止する。
【選択図】　　　図２

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ワークピース、主に紙の束をステープルで一体に綴じるステープラの一部を形成するステープル成形装置に関する。この装置は、駆動機構により駆動され、細長いステープルブランクをベンディングクッション上側で曲げるベンディングパンチを備える。ステープラのマガジン内に収容されたステープルブランクは、一体の送り装置によりベンディングクッションに送られ、頂部と第１および第２の脚部のそれぞれを備えるほぼＵ字形状に曲げられ、その後、ベンディングパンチが、曲げられたステープルから引き離される。ベンディングパンチが引き離された後、曲げられたステープルは、送り装置によりステープルガイドチャンネルに送られ、ステープルが、ステープラ内に設けられたドライブブレードにより、ワークピースに打込まれて、ワークピースをステープルで一体に綴じる。
【０００２】
【従来の技術】
上述のタイプのステープル成形装置は、広く使用され、特に、コピー機内で使用される現代のステープラに必要不可欠な部品である。この種の装置は、本出願人自身の出願（例えば、特許文献１参照）に記載されているが、その出願自体は、ステープル成形装置に直接関係するものではない。
【０００３】
しかしながら、従来の装置の欠点は、成形されたＵ字状ステープルブランクの脚部が、送り装置によりステープルガイドチャンネルに送られる前に、ステープルが、前方に送られたときに、ガイドに入らないか、もしくは、ずれた状態でガイドに入るほどに跳ね戻り、その結果として、ステープリングの不具合、もしくは、最悪の場合、ステープラが詰まってステープリングを完了できなくなることがあるということである。
【０００４】
【特許文献１】
スウェーデン国特許出願第９２０１２３０号
【発明が解決しようとする課題】
その結果、それにより成形されたステープルが、ステープルを確実にステープルガイドチャンネル内に送り込むことができないほどに跳ね戻らないことが確保されるステープル形成装置を達成する必要性が生じている。
【０００５】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上述のタイプの装置の欠点を克服するステープル成形装置を提供し、この装置は、ステープルの各脚部を捕捉し、かつ、ブロックして、ステープルが曲げられた後ステープルガイドチャンネルに送られるまでの間に、各ステープル脚部が跳ね戻るのを防止する第１および第２の脚部捕捉装置により特徴付けられる。
【０００６】
本発明は、さらに、脚部捕捉装置のそれぞれには、ステープルが曲げられたときに、各ステープル脚部と接触しかつブロックする状態になり、ステープルガイドチャンネルに隣接するように配置された接触面を備え、また、前記装置は、十分に撓んで、ステープルが曲げられるときに、ステープル脚部によって、各接触面と共に押しのけられるように設計され、さらに、前記装置は、ステープルが曲げられた後、各接触面が各ステープル脚部と接触しかつブロックする位置に戻ることを特徴とする。
【０００７】
【発明の実施の形態】
図１は、ベース部２とステープリングユニット３とを備えるステープラ１の概略図である。ステープリングユニットとベース部とは、ポビットピン４で回転自在に接続され、ステープリングユニットは、両方向矢印Ｖの示す方向に、ベース部との間を回転することができる。ベース部は、アンビル面５を備え、この上にワークピース６が配置されてステープラで綴じられる。ステープリングユニットは、並列に配置されてステープルベルト９を形成する細長いステープルブランク８を収容するステープルマガジン７を備え、ステープルベルトはリール１０の形態で示されている（図２参照）。ステープリングユニットは、さらに、以下の説明からその構成と作用とが明らかなステープル成形装置１１を備える。ベース部２は、一方のみ図示されているドライブアーム１３に接続された駆動源１２を備え、ドライブアームは、以下の説明からその機能が明らかなステープル形成装置１１に接続されている。ベース部は、送り装置１４を備え、この送り装置は、ステープリングユニットが、作動サイクル中に、両方向矢印Ｖの示す方向にベース部に対して駆動されたときに、ステープルベルト９に作用して、ステープルブランクを前方に送る。
【０００８】
図２は、ステープルリール１０とステープルベルト９とステープルブランク８とを示す。図２は、さらに、ステープル成形装置１１を示し、このステープル成形装置は、その上側でステープルが曲げられるベンディングクッション１５と、一体のドライブブレード１７を有するベンディングパンチ１６と、曲げられた後、成形されたステープル脚部が跳ね戻らないことを確実にする第１の脚部捕捉装置１８および第２の脚部捕捉装置１９とを備える。図２は、さらに、成形パンチのアパーチャ２０および２１のそれぞれを示し、これらのアパーチャにドライブアーム１３（図示されていない）が接続されて、成形パンチ１６およびドライブブレード１７を駆動する。図２は、さらに、装置１１の部材をステープラ１に接続する役割をするフックラグ２２および２３のそれぞれを示している。ベンディングパンチ１６およびドライブブレード１７とステープラ１との接続は図示されていないが、これらが、ドライブアーム１３により駆動され、両方向矢印Ｐの示す方向に上下に移動可能なように、周知の方法で接続されていることは、当業者には明らかである。上記装置は、ステープラ１自体、あるいは、ステープルマガジン７に接続可能であることは、当業者には容易に理解できよう。同様に、図中、一体に図示されているベンディングパンチおよびドライブブレードは、別個のユニットであってもよいことも、同業者には明白であろう。
【０００９】
図３ないし図８は、本発明によるステープル成形装置１１が、ステープルブランク８をＵ字形状に曲げるために用いられるシーケンスを詳細に示す。上記装置は、図１の矢印Ｆの方向から見た図である。頂部２４と第１脚部２５および第２脚部２６とを備えるＵ字形状に曲げられたステープルが、上記図面には示されていないが、図９に示されているステープルガイドチャンネル２７内のベンディングクッション１５の前方の位置にあり、上記チャンネル内で、Ｕ字状ステープルは、ドライブブレード１７により、ステープルで綴じられる図１に示すワークピース６に打込まれ、同時に、ステープルブランク８が、ベンディングクッション１５の上側でＵ字形状に曲げられる。図３中、ステープルブランク８は、ベンディングクッション１５上にあり、ベンディングパンチ１６およびドライブブレード１７は、初期位置にある。図４中、ベンディングパンチ１６およびドライブブレード１７は、両方向矢印Ｐの方向に下降し、ベンディングパンチ１６は、その一体のベンディングアーム２８で、ステープルブランク８を打撃し、ベンディングクッション１５の上側で曲げる。図５中、ベンディングパンチ１６は、さらに下降し、ステープル８はさらに曲げられる。図６中、ベンディングパンチは、さらに下方に駆動され、この位置で、ステープルの脚部２５および２６は、脚部捕捉装置１８および１９に接触し、図９ないし図１２を参照して説明されているように、これらの脚部捕捉装置は、ステープル脚部２５および２６のそれぞれにより、押しのけられる。図７中、ベンディングパンチは、最終位置にあり、この位置で、ステープル８は、Ｕ字形状に曲げられ、一方、ドライブブレード１７は、ステープルで綴じられるワークピース（図示されていない）に先のステープルを打込む。図８中、ベンディングパンチおよびドライブブレードは、両方向矢印Ｐの方向に上昇する。図８は、脚部捕捉装置が、ステープル脚部２５、２６のそれぞれと接触する接触面２９および３０のそれぞれを備え、脚部が矢印ｒ１およびｒ２で示す方向に跳ね戻るのを防ぐのを示す。上昇運動は、上記装置が図３に示す初期位置に達するまで続き、この位置で、図示されていない送り装置１４が、Ｕ字形状に成形されたステープルを図９に示す位置に送り、新たなステープル８が、ベンディングクッション１５に送られる。
【００１０】
図９ないし図１２は、ベンディングパンチおよびドライブブレードの双方が省略されている図３中の矢印Ｕで示す方向に沿って下方から見た、成形シーケンス中の装置１１を示す。図９は、ステープルガイドチャンネル２７内のＵ字形状に成形されたステープルを示し、さらに、その接触面２９および３０のそれぞれがステープルガイドチャンネル２７に隣接するステープル捕捉装置１８および１９を示す。ステープル脚部捕捉装置は、ステープルチャンネルガイド２７の方向に予め軽く圧力が与えられ、十分に撓んで、上記方向と反対の方向に押しのけられるように設計されている。図９は、さらに、ベンディングクッション１５上の所定位置にあるステープルブランク８を示す。図１０中、ステープルブランク８はさらに曲げられ、図示のように、ステープル脚部２５および２６は、脚部捕捉装置１８および１９のそれぞれを押しのける。図１１中、ステープルブランクは完全に成形され、ステープル脚部捕捉装置は、接触面がチャンネル２７に隣接する位置に戻る。この位置で、接触面は、各ステープル脚部と接触し、脚部が図８中の矢印ｒ１およびｒ２で示す方向に跳ね戻るのを防ぐ。図１２中、曲げシーケンスはもう一段階進み、チャンネル２７は空になり、この結果、図示されていない送り装置１４によって、成形されたステープルがチャンネル２７内に向けて前方に送り込まれ、同時に、新しいステープルブランク８がベンディングクッション１５に送られる。つぎに、成形シーケンスは図９で示す段階に戻る。
【００１１】
本発明は、上述の説明によって限定されるものではなく、添付特許請求の範囲によってのみ限定される。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明によるステープル成形装置を備えるステープラの概略図。
【図２】ステープルブランクマガジンとステープル成形装置とを示す全体図。
【図３】作動サイクルの異なる段階における、本発明による成形装置の詳細図。
【図４】作動サイクルの異なる段階における、本発明による成形装置の詳細図。
【図５】作動サイクルの異なる段階における、本発明による成形装置の詳細図。
【図６】作動サイクルの異なる段階における、本発明による成形装置の詳細図。
【図７】作動サイクルの異なる段階における、本発明による成形装置の詳細図。
【図８】作動サイクルの異なる段階における、本発明による成形装置の詳細図。
【図９】図３のＵの方向から見た、作動サイクルの異なる段階における、本発明による成形装置を示す詳細図。
【図１０】図３のＵの方向から見た、作動サイクルの異なる段階における、本発明による成形装置を示す詳細図。
【図１１】図３のＵの方向から見た、作動サイクルの異なる段階における、本発明による成形装置を示す詳細図。
【図１２】図３のＵの方向から見た、作動サイクルの異なる段階における、本発明による成形装置を示す詳細図。
【符号の説明】
１…ステープラ、２…ベース部、３…ステープリングユニット、４…ポビットピン、５…アンビル面、６…ワークピース、７…ステープルマガジン、８…ステープルブランク、９…ステープルベルト、１０…リール、１１…ステープル成形装置、１２…駆動源、１３…ドライブアーム、１４…送り装置、１５…ベンディングクッション、１６…ベンディングパンチ、１７…ドライブブレード、１８，１９…脚部捕捉装置、２０，２１…アパーチャ、２２，２３…フックラグ、２４…頂部、２５、２６…脚部、２７…ステープルガイドチャンネル、２８…ベンディングアーム、２９，３０…接触面

Claims

駆動機構（１２，１３）により駆動され、細長いステープルブランク（８）をベンディングクッション（１５）の上側で曲げるベンディングパンチ（１６）を備え、ステープラのマガジン（７）内に収容された前記ステープルブランクは、一体の送り装置（１４）によりベンディングクッションに送られ、頂部（２４）と第１の脚部（２５）と第２の脚部（２６）とのそれぞれを備えるほぼＵ字形状に曲げられ、その後、ベンディングパンチが、駆動機構により、曲げられたステープルから引き離され（図９）、ベンディングパンチが曲げられたステープルから引き離された後、曲げられたステープルは、前記送り装置によりステープルガイドチャンネル（２７）に送られ、ステープルが、ステープラ内に組み込まれたドライブブレード（１７）により、ワークピースに打込まれて、ワークピースをステープルで綴じる、ワークピース（６）、主に紙の束をステープルで一体に綴じるステープラ（１）の一部を形成するステープル成形装置（１１）であって、前記装置（１１）は、第１および第２の脚部捕捉装置（１８および１９）のそれぞれを備え、これらの脚部捕捉装置は各ステープル脚部（２５および２６）を捕捉しかつブロックし、ステープルが曲げられた後、ステープルガイドチャンネル内に送り込まれるまでの間に、ステープル脚部が跳ね戻るのを防止することを特徴とするステープル成形装置。
前記脚部捕捉装置は、接触面（２９および３０）のそれぞれを備え、これらの接触面のそれぞれは、ステープル（８）が曲げられたときに、各ステープル脚部（２５および２６）と接触しかつブロックする状態（図１１）となり、ステープルガイドチャンネル（２７）に隣接する（図９）ように配置され、また、前記装置は、十分に撓んで、ステープルが曲げられるときに、ステープル脚部によって、各接触面と共に押しのけられる（図１０）ように設計され、さらに、前記装置は、ステープルが曲げられた後、接触面のそれぞれがステープル脚部と接触しかつブロックする位置に戻る（図１１）ことを特徴とする請求項１に記載のステープル成形装置（１１）。