JP2004001190A - 工作機械用冷却液を循環させると共にそこから鉄屑を除去するための装置及び方法 - Google Patents
工作機械用冷却液を循環させると共にそこから鉄屑を除去するための装置及び方法 Download PDFInfo
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Abstract
【課題】冷却液を効果的かつ確実に循環させ、交換することなく長時間作動できる設備を提供する。
【解決手段】工作機械用冷却液を循環させるための装置及び方法であって、浅い流路溝内を流れる冷却液及び混入片は、流体を受け取るように配置されたハウジング内の歯付きホイールの回転によって上方に上げられる。冷却液及び破片はその後、磁化本体54に向かって下方に方向を変えて勢いよく排出され、鉄金属片が磁化本体54の上面52に接触する。冷却液及び非金属片はタンク48に回収され、切断ポンプ62によってフィルター装置78に送り戻される。切断ポンプ62は切断刃72を有する硬質のインペラを備え、残留する破片はインペラによって掻き上げられるときに切断される。
【選択図】 図3
【解決手段】工作機械用冷却液を循環させるための装置及び方法であって、浅い流路溝内を流れる冷却液及び混入片は、流体を受け取るように配置されたハウジング内の歯付きホイールの回転によって上方に上げられる。冷却液及び破片はその後、磁化本体54に向かって下方に方向を変えて勢いよく排出され、鉄金属片が磁化本体54の上面52に接触する。冷却液及び非金属片はタンク48に回収され、切断ポンプ62によってフィルター装置78に送り戻される。切断ポンプ62は切断刃72を有する硬質のインペラを備え、残留する破片はインペラによって掻き上げられるときに切断される。
【選択図】 図3
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、フィルター装置への工作機械用冷却液の還元に関する。
【0002】
【従来の技術】
工作機械装置において、切削工具から排水される冷却液及びその中に混入した切り屑(チップ)を工作機械の下部を延びる排水溝(trenchs)又は樋内に回収することは一般的である。排水された冷却液は溝を下流に流れて水だめ(sump)内に回収され、そこから汲み取られてフィルター装置に還元される。
【0003】
特許文献1に記載されているように、産業界の傾向としては、冷却液及び切り屑を回収するために、非常に浅い傾斜溝が用いられる。
【0004】
特許文献1に記載、及び特許文献1で特許請求されているリフト装置は、本願の発明者によって考案されたものであり、浅い流れ(ストリーム)内の冷却液を上方に上げてタンク内に回収し、それによって、従来の(既存の)ポンプにより冷却水をフィルター装置へと送り込むことができるようにしたものである。
【0005】
【特許文献1】
欧州特許第1122024号明細書
【特許文献2】
米国特許第6406635号明細書
【特許文献3】
米国特許第3973866号明細書
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
このような装置が遭遇する他の問題は、比較的大きな鋼又は他のフェラスメタルなどの異物(オブジェクト)がときに溝に落ちてしまうことである。鋼又は他のフェラスメタルの異物とは、例えば、切削工具の破片、大型のボルト、又は他の機械部品などである。これらのオブジェクトは、ポンプの破損、配管の閉塞などを引き起こす。特に、アルミニウムの切り屑が生じるような場所(場合)では、装置はアルミニウムの切り屑及びチップのみを処理するように設計されている。
【0007】
特許文献1に記載のリフト装置は、大きなオブジェクトをチップ及び冷却液と共に溝から取り除き、それらを回収タンク内に堆積させるのに有効である。
【0008】
これまでに本発明者は、リフト装置と回収タンクとの間でチップシュレッダーコンベヤを使用することを提案している。これにより、冷却液及び切り屑を回収タンクからフィルター装置へと送り戻す前に切り屑のサイズを小さくできる。これらコンベヤは、切り屑を切断してより小さなサイズに形成し、切り屑が障害となることを防ぎ、フィルター装置の性能を向上させる機能を有している。しかしながら、このようなコンベヤは作動できない場合がある。特に、切り屑の大きな塊が存在する場合などに作動しないことがある。
【0009】
特許文献2には、ポンプの入口に誘導切断具(inducer chopper)を設け、切り屑を送り出す前に切断して小さくすることが記載されている。しかし、この配置(装置)では、処理できるオブジェクトのサイズに限度がある。また、インペラの表面が切り屑との接触により摩耗することを防止するために、ポンプが凹型のインペラを有しているため、汲み出し効率が低い。なぜなら、汲み出し効率は、インペラによる直接のポンピング作用よりも、ポンピング作用を発生する誘導渦に依存するからである。
【0010】
特許文献3に記載された切断ポンプは、インペラブレードの切断刃によって、汲み出された液体中の小片を切断するものである。また、大きな固体片をポンプに入る前に切断するために、インペラの前部に回転式の工具が設けられている。
【0011】
大きな鋼のオブジェクトは、このようなコンベヤ、ポンプ、及びそれらに接続される配管に障害をもたらす。
【0012】
本発明は、冷却液を効果的かつ確実に循環させるための装置及び方法であって、切り屑及びときどき混入する鉄金属片を工作機械用冷却液の浅い流れからフィルター装置へと循環させ、交換することなく長期間作動できる設備を備えた装置及び方法を提供することを目的とする。
【0013】
さらに、工作機械用冷却液の浅い流れに含まれる鉄金属片を確実に除去するための方法を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上記目的、および以下の明細書及び請求の範囲を読むことで理解される他の目的は、混入片を有する機械工具冷却液を冷却液の高さよりも高い傾斜タンク(grade tank)に回収することで達成される。
【0015】
流れとほぼ同じ方向に動く接線ブレードを有するホイール(車輪)の回転によって冷却液及び混入片を堰エッジ上に吹き上げるために、浅い流れ(フローストリーム)内の冷却液及び混入片を掻き上げることが望ましい。上方かつ逆方向に延びる壁がホイールを越えて延出し、冷却液及び混入片の堰エッジ上への移動を案内する。
【0016】
排出シュートが堰エッジ上に吹き上げられた冷却液を受け取り、その冷却液の方向を変えて、堰エッジよりも下側に配置された磁化本体の上面に対する冷却液の強い流れを引き起こす。磁化本体の上面は勢いよく流れる冷却液によって衝撃を受ける。磁化本体の上面に対する冷却液流の衝突によって、全ての鉄金属片がその表面に吸着すると共に、冷却液が、下部窪みスペースへと延びる傾斜した底面を有する回収タンクの方向に向けられる。磁化本体に衝突した鉄くずはすべて、吸着、保持するための磁気引力によって拘束される。
【0017】
冷却液及び他の非金属から成る混入片は、磁化本体によって方向を変えられ、窪みスペースに通じる傾斜壁を有する回収タンク内に流れ落ちる。切断エッジを備えたインペラを有する切断ポンプが底壁上に設けられ、冷却液及び破片をジスインテグレータへと導くと共に、ポンプインペラの切断刃によって非金属の破片を連続的に切断してそのサイズを小さくする。ジスインテグレータは、切り屑の塊のような大きな破片のサイズを小さくする。切断ポンプインペラは、硬質材であり、冷却液及びサイズの小さくされた破片をフィルター装置に効果的に送り込むことができるように、冷却液及び破片と直接接触して送るようになっている。フィルター装置で冷却液はろ過され、再利用のために工作機械装置に戻される。
【0018】
【発明の実施の説明】
以下の詳細な説明では、明瞭化のために特別な用語が用いられ、USC112の第35条の要請に従って特定の実施形態が説明される。しかしながら、本発明を同じものに限定する意図はなく、又そのように解釈されるべきではないということが理解されるべきである。本発明は特許請求の範囲の思想内で多くの形態や変形例をとり得る。
【0019】
図面を参照すると、本発明に係る装置はリフト装置10を備える。
【0020】
冷却液リフト装置10は、ハウジング12と、ハウジング12に回転自在に設けられた歯付きホイール14とを備える。歯付きホイール14は、モータ16(図3参照)及び右側アングルドライブ(図示せず)により駆動される。
【0021】
重力溝18の下流側端部は、工作機械装置19から回収された排出冷却液の浅い流れ(ストリーム)を含む。重力溝18は、下方に傾斜した底部20を有し、ハウジング12の右側で入口フランジ22に連結される。
【0022】
ハウジング12は、浅いストリーム(通常、数インチ程度の深さ)内を流れる冷却液、混入片、及び他の破片を受け取るための入口開口部24を有している。
【0023】
ハウジング12の底壁26もまた下方に傾斜しており、冷却液の流れをハウジング12内で継続させるようになっている。ハウジング12内では、ハブ(本実施形態では回転駆動軸32に固定されたドラム30)に一連の(複数の)ブレード28が設けられている。
【0024】
ブレード28は、ドラム30に溶接されたアングルピース27に溶接又はボルト付けされており、随意的に(付加的に)介設される弾力シート29を有している。これによって、大きなオブジェクトがハウジング12内に入り込んだ際に、ブレード28が偏向できる。ブレード28は、十分な硬さ(剛性)を得るために1/4インチ(約6.35mm)の厚さの鋼板から形成されても良い。あるいは、より薄いゲージバネ鋼又は青色焼き鈍し鋼(blue steel)を使用してもよい。これらは、弾力シートがなくても偏向できるので上記と同様の効果を達成することができる。
【0025】
ブレード28はドラム30から外側に延び、駆動軸32によって定義される回転軸の接線方向、かつ反回転方向に延びる。つまり、ブレード28は、トレール方向(trailing direction)に沿うように後方に傾斜されている。ブレード28の後方への傾斜によって、ブレード28が遠心力によって冷却液を堰エッジ40に届くのに十分な速度まで加速するので、冷却液及び混入片のブレード28から上方への掻き上げが向上する。
【0026】
各ブレード28によって移動される冷却液の分配(distribution)が不均一であるので、図示するように8個のブレードにより、合理的かつ円滑な回転が達成されることが確認されている。ブレードの数は8よりも若干少なくても良い。あるいは、8よりも若干多くても良い。
【0027】
ブレード28は、ハウジング12のサイズ及び断面形状にほぼ合わせた形状になっている。例えば、本実施形態では、ブレードは約24インチ(約0.61m)幅の長方形であり、側部及び端部と、近接する溝の壁との間に、最小のエッジクリアランスを有する。エッジクリアランスは、約1/8インチ(約3.18mm)である。ハウジング12の断面形状は、溝18の断面形状とほぼ適合(match)する。
【0028】
回収溝18は、クリアランスを無くして流路(流れ部)を最大にするために、ほぼ正方形又は四角形の断面形状である。
【0029】
ハウジング12は、底壁26から湾曲した後壁34にかけて上方にカーブしており、軸32よりも上に延び、上方及び後方に延出する部分(排出壁)36内に延びる。図示するように、部分36には取り外し可能なアクセスパネルを組み込むこともできる。壁34の内面35は、ホイール14が回転する際の、ブレード28の外縁の経路に沿っている。
【0030】
パネル部分36及びそれと対向する部分(排出壁)38は、排出シュート42を形成する。排出シュート42は、ブレード28の回転によって冷却液及び破片がその上に掻き上げられる堰エッジ40へと延出する。堰エッジ40は、溝底部20及びハウジング底壁26よりかなり高い位置にある。
【0031】
ハウジング12の前部から後方に延びる出口シュート42の後方への傾斜は、歯付きホイール14の回転によってブレード28から飛ばされる冷却液の方向とほぼ一致させる必要がある。これに対し、前方へ傾斜していると、回転速度をたとえ上げたとしても、冷却液の上方への流れを阻害してしまう。つまり、冷却液はブレード28から離れるとき、後方へと飛ばされる。
【0032】
ブレード28の最低速度は、冷却液の流速よりも大きくする必要があり、必要とされるリフト高さ(冷却水の掻き上げ高さ)によって変わる。本実施形態では、外縁スピードにして12〜15フィート/秒(約3.66〜4.57m/s)であれば充分であることが確認されている。
【0033】
回転するトレーリングブレード28は、溝18から傾斜されたハウジング底壁26へと流れる冷却液を捕らえて前方へ掻き上げる。これは、溝18内の冷却液流の瞬間的な中断(停止)もなく実行される。冷却液流が一時的に中断されると、破片の沈殿及び集積を引き起こし、流れが再開しても取り除かれないほど急速に(破片が)堆積してしまう。
【0034】
最初に、冷却液の慣性力によって、冷却液はブレード前面に沿って、つまり、径方向内側に移動する。この径方向内側への流れを制限するために、小径の軸よりも大径のドラム30であることが好ましい。ブレード28によって捕らえられた冷却液が加速されると、遠心力によって、冷却液が外側への充分なエネルギを有するまで加速されて径方向外側へと移動する。冷却液はブレード28からシュート42が延出する方向とほぼ等しい方向、つまり、ハウジング12内の冷却液の流れと反対方向へ掻き上げられて、堰エッジ40の上を通過する。ブレード28のトレール方向(背向方向)によって、冷却液及び切り屑のブレード28からシュート42の延出方向とほぼ等しい方向、つまり、ハウジング12内の冷却液の流れと反対方向への掻き上げ、及び堰エッジ40上の通過を補助する。また、ブレード28のトレール方向(背向方向)によって、ブレード28から掻き上げられる冷却液及び切り屑の上方への掻き上げを補助する。
【0035】
前方ハウジング壁43は下方に延び、その端部へり44で前方にカーブしている。
【0036】
堰エッジ40まで到達しなかった冷却液及び通過しなかった冷却液は、前壁43を下方に流れて、冷却液の流入方向に再び方向付けされる。これによって、ブレード28の回転方向前方へエネルギ(運動量)が加えられる。従って、ブレード28から再度掻き上げられる際に十分な上方への運動量を得られ、堰エッジ40に到達することができる。
【0037】
堰エッジ40を通過した冷却液及び混入片は、並設された回収タンク48内に向かうように右側に傾斜して延びる方向転換排出シュート46に入る。回収タンク48は、図4に示すように、一連の傾斜シェッドプレート50A,50B,50Cを有しており、排出された冷却液、切り屑及び破片をプランジング流として集めて、シェッドプレート50A,50B,50Cの下部に配置された磁化本体54の上面52上に流れ落とす。つまり、シェッドプレート50A,50B,50Cは磁化本体54の周囲に設けられる。
【0038】
磁化本体54は、勢い良く流れ込む冷却液に混入しており、面52と接触する全ての鉄金属片に対して強力な磁力を発揮するように希土類材料で構成されることが好ましい。面52は、図3に示すように、緩やかな角度で(例えば約10°)で傾斜しており、全ての鉄金属片が磁化本体と接触できるようになっている。冷却液及び他の破片は右側に方向付けされ、回収タンクプロパ48内を流れ落ち、傾斜した底壁を流れて図3の右側に示す窪みスペース56に流れ込む。
【0039】
面52と衝突した全ての鉄金属片は、磁気本体54の強力な磁気によって瞬間的に拘束され、面52に確実に拘束される。これらの鉄金属片を定期的に回収するために、トラップドア64を設けてもよい。
【0040】
洗浄液ジェットマニホールド58が、回収タンク底壁60の上部に取り付けられ、加圧された洗浄冷却液を底壁60に吹き付けて、切り屑又は破片の蓄積を防ぐようにしても良い。
【0041】
窪みスペース56上に切断ポンプ(チョッパポンプ)62が設けられる。切断ポンプ62は、タンク48上に設けられ、オイルが充填された管状ハウジング68によってポンプに連結された電気モータ66によって駆動される。切断ポンプ62は、米国、ワシントン、モンテザノのボーガン・コーポレーション・インクで特別に設計されたものである。このデザインの特徴は、硬質な(60ロックウェルC)合金鋼(A5TMA148)のインペラ70(図5)であり、このインペラ70はポンプケーシング内に設けられ、切断バー74を越えて回転する切断刃72を有する。また、ジスインテグレータ(アジテータ)76が、インペラ70と共に回転するよう取り付けられ、切り屑及び/又は破片をポンプに入る前に攪拌及び粉砕する。ボーガンのポンプモデルVSM−080は、この目的のために首尾よく採用されている。
【0042】
アルミニウムの切り屑はこのようなポンプにより容易に切断でき、また、冷却液を効果的に汲み上げて、排出口80からフィルター装置78へ戻すことができる。
【0043】
切り屑の塊及びもつれはアジテータによって容易に処理され、インペラの切断刃によって切断されるようにポンプチャンバに強制的に送りこまれる。
【0044】
インペラは、ポンプ62内に大きなオブジェクトが吸引されるのを回避するために吸引力を減少させるように、くぼみスペース56の底部上に間隔をあけて配置することが望ましい。
【0045】
なお、緊急用のオーバーフローコネクタ82が、冷却液を溝18に戻すために設けられても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明に係る装置の背面図である。
【図2】図2は、本発明の一部を形成するリフト装置の側面断面図である。
【図3】図3は、本発明の一部を形成するリフト装置の側面図である。
【図4】図4は、図3の磁化本体及びシェッドプレートの詳細平面図である。
【図5】図5は、図3の切断ポンプの部分破断透視図である。
【符号の説明】
12 ハウジング
14 歯付きホイール
16 モータ
18 溝
26 底壁
28 ブレード
30 ドラム
32 軸
40 堰エッジ
46 排出シュート
52 面
54 磁化本体
【発明の属する技術分野】
本発明は、フィルター装置への工作機械用冷却液の還元に関する。
【0002】
【従来の技術】
工作機械装置において、切削工具から排水される冷却液及びその中に混入した切り屑(チップ)を工作機械の下部を延びる排水溝(trenchs)又は樋内に回収することは一般的である。排水された冷却液は溝を下流に流れて水だめ(sump)内に回収され、そこから汲み取られてフィルター装置に還元される。
【0003】
特許文献1に記載されているように、産業界の傾向としては、冷却液及び切り屑を回収するために、非常に浅い傾斜溝が用いられる。
【0004】
特許文献1に記載、及び特許文献1で特許請求されているリフト装置は、本願の発明者によって考案されたものであり、浅い流れ(ストリーム)内の冷却液を上方に上げてタンク内に回収し、それによって、従来の(既存の)ポンプにより冷却水をフィルター装置へと送り込むことができるようにしたものである。
【0005】
【特許文献1】
欧州特許第1122024号明細書
【特許文献2】
米国特許第6406635号明細書
【特許文献3】
米国特許第3973866号明細書
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
このような装置が遭遇する他の問題は、比較的大きな鋼又は他のフェラスメタルなどの異物(オブジェクト)がときに溝に落ちてしまうことである。鋼又は他のフェラスメタルの異物とは、例えば、切削工具の破片、大型のボルト、又は他の機械部品などである。これらのオブジェクトは、ポンプの破損、配管の閉塞などを引き起こす。特に、アルミニウムの切り屑が生じるような場所(場合)では、装置はアルミニウムの切り屑及びチップのみを処理するように設計されている。
【0007】
特許文献1に記載のリフト装置は、大きなオブジェクトをチップ及び冷却液と共に溝から取り除き、それらを回収タンク内に堆積させるのに有効である。
【0008】
これまでに本発明者は、リフト装置と回収タンクとの間でチップシュレッダーコンベヤを使用することを提案している。これにより、冷却液及び切り屑を回収タンクからフィルター装置へと送り戻す前に切り屑のサイズを小さくできる。これらコンベヤは、切り屑を切断してより小さなサイズに形成し、切り屑が障害となることを防ぎ、フィルター装置の性能を向上させる機能を有している。しかしながら、このようなコンベヤは作動できない場合がある。特に、切り屑の大きな塊が存在する場合などに作動しないことがある。
【0009】
特許文献2には、ポンプの入口に誘導切断具(inducer chopper)を設け、切り屑を送り出す前に切断して小さくすることが記載されている。しかし、この配置(装置)では、処理できるオブジェクトのサイズに限度がある。また、インペラの表面が切り屑との接触により摩耗することを防止するために、ポンプが凹型のインペラを有しているため、汲み出し効率が低い。なぜなら、汲み出し効率は、インペラによる直接のポンピング作用よりも、ポンピング作用を発生する誘導渦に依存するからである。
【0010】
特許文献3に記載された切断ポンプは、インペラブレードの切断刃によって、汲み出された液体中の小片を切断するものである。また、大きな固体片をポンプに入る前に切断するために、インペラの前部に回転式の工具が設けられている。
【0011】
大きな鋼のオブジェクトは、このようなコンベヤ、ポンプ、及びそれらに接続される配管に障害をもたらす。
【0012】
本発明は、冷却液を効果的かつ確実に循環させるための装置及び方法であって、切り屑及びときどき混入する鉄金属片を工作機械用冷却液の浅い流れからフィルター装置へと循環させ、交換することなく長期間作動できる設備を備えた装置及び方法を提供することを目的とする。
【0013】
さらに、工作機械用冷却液の浅い流れに含まれる鉄金属片を確実に除去するための方法を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上記目的、および以下の明細書及び請求の範囲を読むことで理解される他の目的は、混入片を有する機械工具冷却液を冷却液の高さよりも高い傾斜タンク(grade tank)に回収することで達成される。
【0015】
流れとほぼ同じ方向に動く接線ブレードを有するホイール(車輪)の回転によって冷却液及び混入片を堰エッジ上に吹き上げるために、浅い流れ(フローストリーム)内の冷却液及び混入片を掻き上げることが望ましい。上方かつ逆方向に延びる壁がホイールを越えて延出し、冷却液及び混入片の堰エッジ上への移動を案内する。
【0016】
排出シュートが堰エッジ上に吹き上げられた冷却液を受け取り、その冷却液の方向を変えて、堰エッジよりも下側に配置された磁化本体の上面に対する冷却液の強い流れを引き起こす。磁化本体の上面は勢いよく流れる冷却液によって衝撃を受ける。磁化本体の上面に対する冷却液流の衝突によって、全ての鉄金属片がその表面に吸着すると共に、冷却液が、下部窪みスペースへと延びる傾斜した底面を有する回収タンクの方向に向けられる。磁化本体に衝突した鉄くずはすべて、吸着、保持するための磁気引力によって拘束される。
【0017】
冷却液及び他の非金属から成る混入片は、磁化本体によって方向を変えられ、窪みスペースに通じる傾斜壁を有する回収タンク内に流れ落ちる。切断エッジを備えたインペラを有する切断ポンプが底壁上に設けられ、冷却液及び破片をジスインテグレータへと導くと共に、ポンプインペラの切断刃によって非金属の破片を連続的に切断してそのサイズを小さくする。ジスインテグレータは、切り屑の塊のような大きな破片のサイズを小さくする。切断ポンプインペラは、硬質材であり、冷却液及びサイズの小さくされた破片をフィルター装置に効果的に送り込むことができるように、冷却液及び破片と直接接触して送るようになっている。フィルター装置で冷却液はろ過され、再利用のために工作機械装置に戻される。
【0018】
【発明の実施の説明】
以下の詳細な説明では、明瞭化のために特別な用語が用いられ、USC112の第35条の要請に従って特定の実施形態が説明される。しかしながら、本発明を同じものに限定する意図はなく、又そのように解釈されるべきではないということが理解されるべきである。本発明は特許請求の範囲の思想内で多くの形態や変形例をとり得る。
【0019】
図面を参照すると、本発明に係る装置はリフト装置10を備える。
【0020】
冷却液リフト装置10は、ハウジング12と、ハウジング12に回転自在に設けられた歯付きホイール14とを備える。歯付きホイール14は、モータ16(図3参照)及び右側アングルドライブ(図示せず)により駆動される。
【0021】
重力溝18の下流側端部は、工作機械装置19から回収された排出冷却液の浅い流れ(ストリーム)を含む。重力溝18は、下方に傾斜した底部20を有し、ハウジング12の右側で入口フランジ22に連結される。
【0022】
ハウジング12は、浅いストリーム(通常、数インチ程度の深さ)内を流れる冷却液、混入片、及び他の破片を受け取るための入口開口部24を有している。
【0023】
ハウジング12の底壁26もまた下方に傾斜しており、冷却液の流れをハウジング12内で継続させるようになっている。ハウジング12内では、ハブ(本実施形態では回転駆動軸32に固定されたドラム30)に一連の(複数の)ブレード28が設けられている。
【0024】
ブレード28は、ドラム30に溶接されたアングルピース27に溶接又はボルト付けされており、随意的に(付加的に)介設される弾力シート29を有している。これによって、大きなオブジェクトがハウジング12内に入り込んだ際に、ブレード28が偏向できる。ブレード28は、十分な硬さ(剛性)を得るために1/4インチ(約6.35mm)の厚さの鋼板から形成されても良い。あるいは、より薄いゲージバネ鋼又は青色焼き鈍し鋼(blue steel)を使用してもよい。これらは、弾力シートがなくても偏向できるので上記と同様の効果を達成することができる。
【0025】
ブレード28はドラム30から外側に延び、駆動軸32によって定義される回転軸の接線方向、かつ反回転方向に延びる。つまり、ブレード28は、トレール方向(trailing direction)に沿うように後方に傾斜されている。ブレード28の後方への傾斜によって、ブレード28が遠心力によって冷却液を堰エッジ40に届くのに十分な速度まで加速するので、冷却液及び混入片のブレード28から上方への掻き上げが向上する。
【0026】
各ブレード28によって移動される冷却液の分配(distribution)が不均一であるので、図示するように8個のブレードにより、合理的かつ円滑な回転が達成されることが確認されている。ブレードの数は8よりも若干少なくても良い。あるいは、8よりも若干多くても良い。
【0027】
ブレード28は、ハウジング12のサイズ及び断面形状にほぼ合わせた形状になっている。例えば、本実施形態では、ブレードは約24インチ(約0.61m)幅の長方形であり、側部及び端部と、近接する溝の壁との間に、最小のエッジクリアランスを有する。エッジクリアランスは、約1/8インチ(約3.18mm)である。ハウジング12の断面形状は、溝18の断面形状とほぼ適合(match)する。
【0028】
回収溝18は、クリアランスを無くして流路(流れ部)を最大にするために、ほぼ正方形又は四角形の断面形状である。
【0029】
ハウジング12は、底壁26から湾曲した後壁34にかけて上方にカーブしており、軸32よりも上に延び、上方及び後方に延出する部分(排出壁)36内に延びる。図示するように、部分36には取り外し可能なアクセスパネルを組み込むこともできる。壁34の内面35は、ホイール14が回転する際の、ブレード28の外縁の経路に沿っている。
【0030】
パネル部分36及びそれと対向する部分(排出壁)38は、排出シュート42を形成する。排出シュート42は、ブレード28の回転によって冷却液及び破片がその上に掻き上げられる堰エッジ40へと延出する。堰エッジ40は、溝底部20及びハウジング底壁26よりかなり高い位置にある。
【0031】
ハウジング12の前部から後方に延びる出口シュート42の後方への傾斜は、歯付きホイール14の回転によってブレード28から飛ばされる冷却液の方向とほぼ一致させる必要がある。これに対し、前方へ傾斜していると、回転速度をたとえ上げたとしても、冷却液の上方への流れを阻害してしまう。つまり、冷却液はブレード28から離れるとき、後方へと飛ばされる。
【0032】
ブレード28の最低速度は、冷却液の流速よりも大きくする必要があり、必要とされるリフト高さ(冷却水の掻き上げ高さ)によって変わる。本実施形態では、外縁スピードにして12〜15フィート/秒(約3.66〜4.57m/s)であれば充分であることが確認されている。
【0033】
回転するトレーリングブレード28は、溝18から傾斜されたハウジング底壁26へと流れる冷却液を捕らえて前方へ掻き上げる。これは、溝18内の冷却液流の瞬間的な中断(停止)もなく実行される。冷却液流が一時的に中断されると、破片の沈殿及び集積を引き起こし、流れが再開しても取り除かれないほど急速に(破片が)堆積してしまう。
【0034】
最初に、冷却液の慣性力によって、冷却液はブレード前面に沿って、つまり、径方向内側に移動する。この径方向内側への流れを制限するために、小径の軸よりも大径のドラム30であることが好ましい。ブレード28によって捕らえられた冷却液が加速されると、遠心力によって、冷却液が外側への充分なエネルギを有するまで加速されて径方向外側へと移動する。冷却液はブレード28からシュート42が延出する方向とほぼ等しい方向、つまり、ハウジング12内の冷却液の流れと反対方向へ掻き上げられて、堰エッジ40の上を通過する。ブレード28のトレール方向(背向方向)によって、冷却液及び切り屑のブレード28からシュート42の延出方向とほぼ等しい方向、つまり、ハウジング12内の冷却液の流れと反対方向への掻き上げ、及び堰エッジ40上の通過を補助する。また、ブレード28のトレール方向(背向方向)によって、ブレード28から掻き上げられる冷却液及び切り屑の上方への掻き上げを補助する。
【0035】
前方ハウジング壁43は下方に延び、その端部へり44で前方にカーブしている。
【0036】
堰エッジ40まで到達しなかった冷却液及び通過しなかった冷却液は、前壁43を下方に流れて、冷却液の流入方向に再び方向付けされる。これによって、ブレード28の回転方向前方へエネルギ(運動量)が加えられる。従って、ブレード28から再度掻き上げられる際に十分な上方への運動量を得られ、堰エッジ40に到達することができる。
【0037】
堰エッジ40を通過した冷却液及び混入片は、並設された回収タンク48内に向かうように右側に傾斜して延びる方向転換排出シュート46に入る。回収タンク48は、図4に示すように、一連の傾斜シェッドプレート50A,50B,50Cを有しており、排出された冷却液、切り屑及び破片をプランジング流として集めて、シェッドプレート50A,50B,50Cの下部に配置された磁化本体54の上面52上に流れ落とす。つまり、シェッドプレート50A,50B,50Cは磁化本体54の周囲に設けられる。
【0038】
磁化本体54は、勢い良く流れ込む冷却液に混入しており、面52と接触する全ての鉄金属片に対して強力な磁力を発揮するように希土類材料で構成されることが好ましい。面52は、図3に示すように、緩やかな角度で(例えば約10°)で傾斜しており、全ての鉄金属片が磁化本体と接触できるようになっている。冷却液及び他の破片は右側に方向付けされ、回収タンクプロパ48内を流れ落ち、傾斜した底壁を流れて図3の右側に示す窪みスペース56に流れ込む。
【0039】
面52と衝突した全ての鉄金属片は、磁気本体54の強力な磁気によって瞬間的に拘束され、面52に確実に拘束される。これらの鉄金属片を定期的に回収するために、トラップドア64を設けてもよい。
【0040】
洗浄液ジェットマニホールド58が、回収タンク底壁60の上部に取り付けられ、加圧された洗浄冷却液を底壁60に吹き付けて、切り屑又は破片の蓄積を防ぐようにしても良い。
【0041】
窪みスペース56上に切断ポンプ(チョッパポンプ)62が設けられる。切断ポンプ62は、タンク48上に設けられ、オイルが充填された管状ハウジング68によってポンプに連結された電気モータ66によって駆動される。切断ポンプ62は、米国、ワシントン、モンテザノのボーガン・コーポレーション・インクで特別に設計されたものである。このデザインの特徴は、硬質な(60ロックウェルC)合金鋼(A5TMA148)のインペラ70(図5)であり、このインペラ70はポンプケーシング内に設けられ、切断バー74を越えて回転する切断刃72を有する。また、ジスインテグレータ(アジテータ)76が、インペラ70と共に回転するよう取り付けられ、切り屑及び/又は破片をポンプに入る前に攪拌及び粉砕する。ボーガンのポンプモデルVSM−080は、この目的のために首尾よく採用されている。
【0042】
アルミニウムの切り屑はこのようなポンプにより容易に切断でき、また、冷却液を効果的に汲み上げて、排出口80からフィルター装置78へ戻すことができる。
【0043】
切り屑の塊及びもつれはアジテータによって容易に処理され、インペラの切断刃によって切断されるようにポンプチャンバに強制的に送りこまれる。
【0044】
インペラは、ポンプ62内に大きなオブジェクトが吸引されるのを回避するために吸引力を減少させるように、くぼみスペース56の底部上に間隔をあけて配置することが望ましい。
【0045】
なお、緊急用のオーバーフローコネクタ82が、冷却液を溝18に戻すために設けられても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明に係る装置の背面図である。
【図2】図2は、本発明の一部を形成するリフト装置の側面断面図である。
【図3】図3は、本発明の一部を形成するリフト装置の側面図である。
【図4】図4は、図3の磁化本体及びシェッドプレートの詳細平面図である。
【図5】図5は、図3の切断ポンプの部分破断透視図である。
【符号の説明】
12 ハウジング
14 歯付きホイール
16 モータ
18 溝
26 底壁
28 ブレード
30 ドラム
32 軸
40 堰エッジ
46 排出シュート
52 面
54 磁化本体
Claims (11)
- 流路溝内の浅いストリーム中を流れる工作機械用冷却液及びその中に混入された破片をフィルター装置へと循環させるための装置であって、
上記流路溝に連結された入口開口部を備え、上記冷却液の流れを底壁上に受け取るためのハウジングと、
上記ハウジング内に回転可能に設けられた歯付きホイールと、上記歯付きホイールを回転させるための駆動モータとを備え、
上記歯付きホイールが、ハブに取り付けられた複数の外側に延びるブレードを有し、そのブレードが、上記冷却液の流れを受け取る上記ハウジングの内側の断面形状にほぼ沿って形成されると共に、上記流れと同方向に回転し、上記ブレード各々が上記底壁上を通過する外縁を有し、上記底壁に沿った上記溝内の上記冷却液を掻き上げ、
上記ハウジングの内部空間が、上記各ブレードの外縁の移動経路に沿って上方にカーブする壁面によって定義され、それによって、冷却液が上記歯付きホイールの回転によって上方に掻き上げられ、
上記上方にカーブする面は、後方及び上方に延出する排出壁まで延出し、その排出壁はその上部に定義される堰エッジを有し、冷却液は上記堰エッジ上に掻き上げられて排出シュートに入り、上記駆動モータによって回転される上記歯付きホイールは、上記冷却液を上記排出壁へと掻き上げて、上記堰エッジを越えて上記排出シュートへと流すのに十分なブレード速度で回転され、
上記排出シュートより低い位置に磁化本体が配置され、その磁化本体は、落下する冷却液及び破片を受け取ると共に、上記磁化本体と接触した鉄金属片をその磁力によって拘束するものであり、
上記磁化本体から流れ落ちる冷却液を受け取るための回収タンクと、その回収タンクに連結され、上記回収タンクに回収された冷却液及び残留片を上記フィルター装置に循環させるポンプとを備えたことを特徴とする装置。 - 上記ポンプが、ポンプケーシング内に排出された混入片を切断する切断刃が形成されたインペラを有する切断ポンプを備えた請求項1記載の装置。
- 上記ポンプが更に、上記インペラと共に回転するようにインペラに対して取り付けられ、上記ポンプケーシングに入る前に破片を砕くように配置されたアジテータを有する請求項2記載の装置。
- 上記磁化本体が、全ての鉄金属片を磁化本体と接触させるべく、上記冷却液及び混入片の流れに対して傾斜した面を有するように設けられた請求項1記載の装置。
- 上記磁化本体が希土類材料からなる請求項1記載の装置。
- 上記磁化本体の周囲に設けられ、冷却液及び混入片を上記排出シュートから上記磁化本体の上面へと向ける一連のシェッドプレートを更に備えた請求項1記載の装置。
- 工作機械用冷却液から鉄金属片を除去するための装置であって、
上記工作機械用冷却液及びそこに混入された鉄金属片を受け取るように配置された排出シュートと、
上記排出シュートの下側に配置され、冷却液及びそこに混入された全ての鉄金属片を受け取るための磁化本体と、
上記磁化本体に衝突した後、上記磁化本体から流れ出る冷却液を回収するように配置された部分を備える回収タンクとを備えたことを特徴とする装置。 - 上記磁化本体の上面を部分的に囲み、冷却液及び全ての鉄金属片を上記磁化本体の上面へと向ける一連の傾斜シェッドプレートを更に備えた請求項7記載の装置。
- 上記磁化本体が希土類材料からなる請求項8記載の装置。
- 機械工作用冷却液とアルミニウム切屑を回収すべく、工作機械装置の下側に延びる回収溝を流れ落ちる工作機械用冷却液の流れに混入された鉄金属片を除去するステップを備えた工作機械用冷却液をフィルター装置へ循環させる方法であって、
上記冷却液の流れを、上記冷却液の流れを受け取るように形成された底壁を有するハウジング内に導くステップと、
上記冷却液の流れ内で複数のブレード各々を連続的に掻き上げて、冷却液及び破片を上記ハウジング底壁に沿って、かつカーブした壁面を上昇するように掻き上げて、上記冷却液及び破片をブレードから上方かつ後方へ延びる排出シュートへと掻き上げて排出シュート内に配置された堰エッジ上を通過させるステップと、
上記堰エッジを経た上記冷却液及び混入片を磁化本体の上面に向かって下方に導き、全ての鉄金属片を上記磁化本体と直接接触させて、磁気引力によって確実に拘束するステップと、
上記磁化本体から流れる冷却液を、上記磁化本体が配置された回収タンク内に回収するステップとを備えたことを特徴とする方法。 - 上記回収タンク内に設置された切断ポンプによって上記回収された工作機械用冷却液を上記フィルター装置に送り込むステップをさらに備え、上記切断ポンプが、上記冷却液及び残留する破片が上記回収タンクから汲み出されるときに、上記冷却液中に残留する破片を切断する切断刃を備えたインペラを有する請求項10記載の方法。
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