JP2004001137A - 空気釘打機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】蓄圧室6内の圧縮空気をシリンダ2内に流入させてピストン5を下降させることにより、ピストン5と一体に結合されたドライバビットによって釘を打撃して釘を打込む空気釘打機において、前記釘打撃時の本体9の反動量が所定値を超えた時、シリンダ2内のピストン5上室を戻し空気室14または大気に連通させて、ピストン5上室の圧力を低減させることにより本体9の反動を抑制する。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は釘の打込みが不完全な場合に発生する釘打機本体の反動を抑制するようにした空気釘打機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図5は従来の釘打機の一例を示し、ピストン5が下死点にある状態を図6に示す。図5、6において圧縮空気を供給するコンプレッサやホースと釘を保持するマガジン等は省略してある。シリンダ2はピストン5を軸方向に沿った往復移動が可能な如く支持する円筒状部材で、ヘッドバルブ1は蓄圧室6とシリンダ2内との流路を制御する。
【0003】
釘打機の動作を簡潔に説明する。待機状態ではコンプレッサからの高圧空気は蓄圧室6に充填されており、ヘッドバルブ1によってシリンダ2の内室は蓄圧室6と遮断されている。この時ピストン5上部のシリンダ2の内室は排気口7を介して大気に連通している。
【0004】
トリガ3を引くと共にプッシュレバー4を木材に押し付けると、周知の如く、ヘッドバルブ1が上昇し、シリンダ2内に圧縮空気が流入することによりピストン5が下降して釘が打込まれる。この時、ピストン5の反作用として本体9がピストン5と反対方向すなわち図5中上方向に移動する。ピストン5が下死点まで移動すると、図6に示すように、ピストン5の運動エネルギの一部は釘打に使用され、残りのエネルギはウレタンゴム系のバンパ8によって吸収される。なおピストン5下側の圧縮空気は、釘打後にピストン5を初期位置に復帰させるために、シリンダ下部の戻り孔18を通過して戻し空気室14に蓄えられる。ピストン5が逆止孔16を通過後、逆止孔16から逆止弁17を開いて圧縮空気が戻し空気室14に流れることにより、ピストン復帰のために必要な圧縮空気が戻し空気室14内に流入する。
【0005】
その後トリガ3がリリースされるか、または釘打時の本体9の反動により、プッシュレバー4が木材から離れると、ヘッドバルブ1が初期位置へ戻り、ピストン5上部のシリンダ2の内室が排気口7を介して大気と連通する。よってピストン上部の圧縮空気が排出されると共に戻し空気室14に蓄えられた圧縮空気が戻り孔18を介してピストン5下側に入ることによりピストン5が押し上げられ、ピストン5が初期位置に復帰する。
【0006】
以上が一般的な釘打機の釘打動作である。以下に釘打動作中の本体9の反動の発生要因について述べる。
【0007】
上記のような動作工程の釘打機において、正常に釘が木材に完全に打込まれる場合、釘打開始と同時にピストン5の反動により本体9が上方向に移動し始める。釘が完全に木材に打込まれた後は、ピストン5が最大ストロークを移動しバンパ8に衝突するため、本体9を下方向に押し下げる力が発生し、本体9が反動で上昇する速度は減少する。一方、木材が硬い場合、釘頭が木材表面と同一とならず釘打が不完全となる場合がある。このような場合、釘が木材中に完全に打込まれないことからピストン5は下降途中で停止する。このためピストン5が最大移動距離を移動しバンパ8に接触するまで、本体9が上昇し大きな反動となる。
【0008】
なお釘が正常に木材に完全に打込まれる場合の本体9の反動量は、釘打機の質量によっても影響されるが、通常約20〜60mmである。しかし釘の打込みが不完全な場合、反動は100mm以上に達する場合もある。
【0009】
上記した釘打機の反動の大きさは、作業者が予測することは困難であり、例えば同一種類の木材であっても、節の付近は硬さが他の部分と異なる場合があり得る。そのような部分に偶然に釘を打込んだ場合、作業者の予測を超えた反動が発生し、操作性が悪化していた。
【0010】
これらの問題を解決するため、従来例えば特開平6−246649号ではシリンダ上方にバネで付勢された弁を設置している。釘打込み不完全の場合、シリンダ内圧がバネの付勢力より大きくなると弁が開いて圧力を開放させることで反動減少を図っている。また特公昭60−47075号では反動が発生する前にシリンダ内への圧縮空気供給を止めることで反動減少を図っている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
上記した空気釘打機において、まず特開平6−246649号で示されるようなシリンダ上方に弁を設置する構造の問題点について、実験結果に基づき以下に述べる。
【0012】
図7は釘が木材と面一に正常に打込まれた場合の各部の圧力測定結果、シリンダ2内のピストン5及び本体9の変位、本体9の加速度測定結果を時間同期で示したものである。なお変位は初期位置からの変位であり、ピストン5は下方向、本体9は上方向を正とし、プラスの値のみを示している。また加速度波形は衝突に伴う局所振動の高周波成分を除去した波形で、本体9の変位に関連した成分のみを示す。
【0013】
図8は釘打込みが不完全すなわち釘が打込み途中で停止した場合の圧力測定結果、ピストン5及び本体9の変位、加速度測定結果である。
【0014】
まず正常状態である図7より説明する。釘打開始となると、蓄圧室6内の圧縮空気がシリンダ2内へ流入するため、蓄圧室6内の圧力が低下し、同時にシリンダ2内圧力が上昇する(図中A点)。その後、蓄圧室6とシリンダ2内の圧力はほぼ同じになり、ピストン5の下降に伴い圧力低下する。図7のB点でピストン5はバンパ8に衝突し下死点となる。本結果のピストンストロークは約105mmである。なおC点はピストン5が衝突した反動でバウンドしている状態を示す。その後本体9の反動でプッシュレバー4が木材から離れ、ヘッドバルブ1が下降してシリンダ上面を閉じるのでシリンダ2への圧縮空気供給が停止すると同時に排気動作が開始される。蓄圧室6の圧力は図示しないコンプレッサにより徐々に初期圧に復帰し、またシリンダ2内は大気と連通し、大気圧まで低下する。以上が釘が完全に打込まれた時の動作であり、本体9に加速度が働く時間は図中Fで示す約9msであり、本体9の反動による最大変位は約23mmであった。ちなみにFの直後で加速度が負になっているが、これはピストン5がダンパ8に衝突したために本体9に下方向の加速度が働いた結果である。この負の加速度は本体9の反動を低減する作用がある。
【0015】
次に図8を用いて釘が木材に完全に打込まれなかった場合について説明する。本結果は、正常時と同じ機体、圧力を用いて、木材の材質のみ硬いものを使用した場合である。釘打開始となり、蓄圧室6内の圧縮空気がシリンダ2内へ流入し、蓄圧室6の圧力が低下すると共にシリンダ2内の圧力が上昇する。しかし木材が硬いため、釘の速度がD点で減速しており、本体9に加速度が働く時間は図中Fで示す約12.5msであり、反動は最大100mmに達した。
【0016】
特開平6−246649号によれば、釘打不完全時におけるシリンダ内圧の上昇を制御する反動抑止弁がバネによりシリンダに付勢されている。シリンダ内圧がバネの付勢力を超える圧力となった場合、反動抑止弁が開口し、シリンダ内圧を減圧する構造となっている。以下、特開平6−246649の問題点を詳細に述べる。図8のシリンダ圧力線図におけるD点では、釘打不良が開始しているにもかかわらず、シリンダ内圧の上昇は確認できない。本現象を定性的に述べれば、ヘッドバルブが開口した直後、シリンダ内と蓄圧室は瞬時に同じ圧力となる。これはヘッドバルブとシリンダ間の流路が十分に大きいためである。一方、蓄圧室はホースによりコンプレッサに接続されているが、ホースは直径7mm程度、長さは数m〜数10mであるため、コンプレッサから蓄圧室へ圧縮空気が供給されるには時間を要する。図7、図8のE点は排気プロセスが開始し、蓄圧室がヘッドバルブにより閉じられた時刻であるが、0.1s時(グラフ右端)においても蓄圧室圧力が釘打前の圧力である約8×105(Pa)に復帰していない。すなわち釘打不良となってピストンが減速しても、ホースによる抵抗で蓄圧室に圧縮空気は瞬時に供給されないため、シリンダ内圧が高くなることはないと考えられる。以上の理由から、特開平6−246649号に示された構造では反動抑止弁を開口させることができない。
【0017】
次に特公昭60−47075号で示されるような本体の反動が発生する前にシリンダ内に圧縮空気の供給を止める構造の問題点について、実験結果に基づき以下に述べる。特公昭60−47075号によれば、ピストンが停止すると想定した位置に対応してシリンダの壁に逆止弁を設け、逆止弁からシリンダ内の圧縮空気を排出し、かつシリンダを復帰させることで圧縮空気の供給を停止させる構造となっている。上記の構造の釘打機においてはピストンが最大移動距離を移動し終える前に、蓄圧室からの圧縮空気供給が断たれてしまうため、釘打込みエネルギが低下する。釘長さ60mmクラスの釘打機を用いて実験したところ、通常打ち込みエネルギが60Jであったのに対し、特公昭60−47075号の構造では50Jと17%の低下が見られた。すなわち同じ釘長さのクラスにおいて通常の釘打機と比較した場合、固い木材には打込めないといった問題がある。なお本問題を補うためにはピストン移動距離を長くする方法があるが、本体の寸法が大きくなり、携帯性が重要視される釘打機にとっては大きな欠点となる。
【0018】
また逆止弁の開放圧力を設定することで、通常の釘打時には弁を開放しない構造の場合には特開平6−246649号と同じ理由で問題がある。すなわちピストンが停止しても直ちにシリンダ内圧が高くなることはないため、逆止弁を開口することができない。
【0019】
本発明の目的は、上記した従来技術の問題点を無くし、簡易な構造かつ釘打不完全時には本体の反動を確実に低減する釘打機を提供することである。
【0020】
【課題を解決するための手段】
上記目的は、シリンダ内室と戻し空気室を連通する反動防止孔をシリンダに設け、かつシリンダの外周囲に摺動可能な円筒状のバルブを設け、円筒状バルブが反動防止孔を遮蔽するように、バネ等の弾性材により付勢することにより達成される。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下本発明の実施形態を図1及び図2を用いて説明する。なお上記した図5、6と同じ要素には同じ符号を付し、説明を省略する。シリンダ2に、シリンダ内室と戻し空気室14とを連通する反動防止孔15を設置すると共にシリンダ2を軸として上下方向に摺動可能なスリーブ10が、収縮して設置されたバネ11によって上方向に付勢されている。スリーブ10は2つ割りの部品を一体に固着したもので、上端がシリンダ2上に設けられたストッパ12に突き当たりその位置で固定されている。スリーブ10を付勢するバネ11の下端はシリンダ2に設けられたバネストッパ12に固定されている。
【0022】
釘打待機状態では、反動防止孔15はスリーブ10により閉鎖されている。釘打開始となるとピストン5が下降し、その反動で本体9が上方向に移動する。この時、スリーブ10にはスリーブ10自体の慣性が作用し、その場にとどまろうとするため、本体9と同期して移動しない。このためスリーブ10はバネ11を圧縮し、そのバネ力により本体9に遅れて上方向へ移動する。通常、釘打が完全に行われた場合には、本体9の反動が小さいため、スリーブ10が移動しても反動防止孔15を閉鎖した状態を保つように、スリーブ10の質量、幅、バネ定数と初期たわみ量等を設定してある。なおこれらのパラメータは釘打機のクラスに依存する。
【0023】
釘打が不完全の場合、図2に示すような動作となる。本体9の加速度が長時間働くため、スリーブ10は本体9の移動から完全に遅れ図2に示す如く下方に移動して反動防止孔15が開きシリンダ2内室と戻し空気室14が連通する。すなわちスリーブ10は本体9に働く加速度の積分値に応じて動作するように設置され、一定のレベルを超えると反動防止孔15が開くことになる。シリンダ2内の圧縮空気は反動防止孔15を通って戻し空気室14へ流入するため、シリンダ内圧力が減少すると共に戻り室14と戻り孔18により連通しているピストン下部の圧力が上昇する。その結果、ピストン上下の圧力が等しくなることからピストン5が停止し、本体9の反動を抑制する。図9は、図8と同じく、釘打不完全となるような硬い木材を用いた場合で、各部の圧力測定結果、ピストン5及び本体9の変位、本体9の加速度測定結果を時間同期で示したものである。ピストン5は図中G点付近で減速しているが、この時シリンダ内圧力は上昇することなく減圧している。これは反動防止孔15が開いてシリンダ2内の圧縮空気が戻し空気室14に流入しているためである。このためシリンダ内圧と戻し空気室圧力が同一となって、ピストン上下の圧力差がなくなる。また同時に本体9が上昇し、プッシュレバー4が木材から離れ、ヘッドバルブ1が蓄圧室6とシリンダ2内室を閉じるので、蓄圧室6からの圧縮空気は遮断される。よってピストン5上部は早急に大気圧となりピストン5は停止する。したがって本体9の反動を抑制することができる。
【0024】
なお上記実施形態において本体9に加速度が働く時間は図中Fで示す約10msであり、反動量は47mmである。上記した従来の場合、加速度が働く時間は12.5ms、反動が100mmであったので、本発明により加速度の作用時間を短縮できたことで反動を約50%低減できたことを確認した。
【0025】
図1、2に示した実施形態は、バネ11を収縮させて設置していたが、引っ張って設置することも可能である。図3は本発明の他の実施形態を示すもので、スリーブ10を付勢しているバネ11の端は、本体9に設置されたバネストッパ13に接している。バネ11は自然長よりも伸ばされて設置されており、スリーブ10はストッパ12に向かって付勢されている。図4は図3においてスリーブ10が動作して反動防止孔15が開いた状態を示す。
【0026】
上記実施形態では反動防止孔15によりシリンダ2内と戻し空気室14を連通するとしたが、反動防止孔15によりシリンダ内2と排気孔7を連通させるようにしてもよい。図10はこのようにした本発明の他の実施形態を示すもので、反動防止孔15はシリンダ2内と排気口7を連通させている。本体9の反動が大きい時はピストン5上部の圧縮空気は反動防止孔15を通って排気口7から本体外に排出される。また同時に本体9が上昇し、プッシュレバー4が木材から離れ、ヘッドバルブ1が蓄圧室6とシリンダ2内室を閉じるので、蓄圧室6からの圧縮空気は遮断される。よってピストン5上部は早急に大気圧となりピストン5は停止する。したがって本体9の反動を抑制することができる。
【0027】
上記したいずれの実施形態は機械的に動作させるものであるが、図11に示す如く、本体9に加速度センサ19を取付け、加速度センサ19の出力信号の積分値がしきい値を越えた場合に電磁弁21を動作させることで図10と同様の効果を得ることが可能である。すなわち、反動防止孔15と排気口7を繋ぐ通路に電磁弁21を設け、電磁弁21は電磁弁制御装置20に接続されている。またこれらの電気デバイスを運転するための電源22が設置されている。電磁弁制御装置20は加速度センサ19の出力信号から積分値を計算し、積分値がしきい値を越えると電磁弁21を開く。したがってピストン5上部の圧縮空気は反動防止孔15を介して排気口7から本体9外に排出され、ピストン5上部は早急に大気圧となるためピストン5は急停止し、本体9の反動を抑制することができる。
【0028】
【発明の効果】
本発明によれば、反動で移動するスリーブによりシリンダ内圧を制御することで、釘打不完全時の本体の反動を確実に抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明空気釘打機の一実施形態で待機状態を示す断面図。
【図2】図1の動作状態を示す説明用断面図。
【図3】本発明空気釘打機の他の実施形態で待機状態を示す断面図。
【図4】図3の動作状態を示す説明用断面図。
【図5】従来の空気釘打機の一例で待機状態を示す断面図。
【図6】図5においてピストンが下死点まで下降した状態を示す断面図。
【図7】正常釘打時の各部圧力、ピストン及び本体の変位、加速度測定結果を示すグラフ。
【図8】不完全釘打時の各部圧力、ピストン及び本体の変位、加速度測定結果を示すグラフ。
【図9】図1における各部圧力、ピストン及び本体の変位、加速度測定結果を示すグラフ。
【図10】本発明空気釘打機の他の実施形態で待機状態を示す断面図。
【図11】本発明空気釘打機の更に他の実施形態で待機状態を示す断面図
【符号の説明】
1はヘッドバルブ、2はシリンダ、3はトリガ、4はプッシュレバー、5はピストン、6は蓄圧室、7は排気口、8はバンパ、9は本体、10はスリーブ、11はバネ、12はストッパ、13はバネストッパ、14は戻し空気室、15は反動防止孔、16は逆止孔、17は逆止弁、18は戻り孔、19は加速度センサ、20は電磁弁制御装置、21は電磁弁、22は電源。
Claims (6)
- シリンダと大気を連通する排気口と、圧縮空気を蓄える蓄圧室と、釘を打撃するドライバビットを一体に取付けたピストンを移動可能に支持するシリンダと、蓄圧室とシリンダ内室及びシリンダ内室と排気口との流路を開閉制御するヘッドバルブと、ピストンを初期位置へ復帰させるための圧縮空気を蓄える戻し空気室と、シリンダ室内の圧縮空気を戻し空気室にのみ流入させるため外側に逆止弁を有した逆止孔と、シリンダのピストン下部室と戻し空気室を連通するためにシリンダ下端近傍に設けられた戻り孔と、圧縮空気によりピストン及びドライバビットを駆動し、ドライバビット先端により釘を打撃して打込む空気釘打機であって、
シリンダ内室と戻し空気室、またはシリンダ内室と排気口を連通するためにシリンダに設けられた反動防止孔と、シリンダに沿って摺動可能な如くシリンダに取付けられたスリーブと、スリーブを釘の打込み方向と逆方向に付勢しスリーブによって反動防止孔を遮蔽する弾性部材とを備えたことを特徴とする空気釘打機。 - 前記スリーブのシール位置と反動防止孔の距離は正常な釘打込み時に移動可能な距離を有することを特徴とする請求項1記載の空気釘打機。
- シリンダと大気を連通する排気口と、圧縮空気を蓄える蓄圧室と、釘を打撃するドライバビットを一体に取付けたピストンを移動可能に支持するシリンダと、蓄圧室とシリンダ内室及びシリンダ内室と排気口との流路を開閉制御するヘッドバルブと、ピストンを初期位置へ復帰させるための圧縮空気を蓄える戻し空気室と、シリンダ室の圧縮空気を戻し空気室にのみ流入させるため外側に逆止弁を有した逆止孔と、シリンダのピストン下部室と戻し空気室を連通するためにシリンダ下端近傍に設けられた戻り孔と、圧縮空気によりピストン及びドライバビットを駆動し、ドライバビット先端により釘を打撃して打込む空気釘打機であって、
シリンダ内室と戻り室、またはシリンダ内室と排気口を連通するためにシリンダに設けられた反動防止孔と、反動防止孔を開閉する弁と、本体の加速度の積分値が所定値を超えた時に弁を駆動して反動防止孔を開閉する制御手段とを備えたことを特徴とする空気釘打機。 - 蓄圧室内の圧縮空気をシリンダ内に流入させてピストンを下降させることにより、ピストンと一体に結合されたドライバビットによって釘を打撃して釘を打込む空気釘打機であって、
前記釘打撃時の本体反動量が所定値を超えた時、シリンダ内のピストン上室の圧力を低減させることを特徴とした空気釘打機。 - シリンダ内のピストン上室をシリンダ周りの戻し空気室に連通させてピストン上室の圧力を低減させるようにしたことを特徴とする請求項4記載の空気釘打機。
- シリンダ内のピストン上室を大気に連通させてピストン上室の圧力を低減させるようにしたことを特徴とする請求項4記載の空気釘打機。
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