JP2003535693A - 裸の未処理金属基材の被覆方法 - Google Patents
裸の未処理金属基材の被覆方法Info
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Abstract
Description
ていない裸の金属基材、の被覆方法に関するものである。
EM提供される上塗り、の補修で使用する組成物および方法を意味する。再仕上
げ操作では、1個以上の外側被覆層の補修、自動車体部品全体の補修または交換
、あるいは両方の組合せが関与することがある。用語「再仕上げコーティング」
または「補修コーティング」は互換的に使用できる。
ない。一般的に直面する材料の例は、1層以上の、以前に塗布されたコーティン
グ、プラスチック材料、例えばRIM、SMC、等、および金属基材、例えばア
ルミニウム、亜鉛メッキ鋼、および冷間圧延鋼である。欠陥区域を含んでいる、
および/または包んでいる、以前に塗布されたコーティング層を除去することに
より、裸の金属およびプラスチック基材が露出することが多い。しかし、露出し
た裸の基材に直接塗布される再仕上げコーティングの十分な密着性を得るのは困
難なことが多い。
はプライマーの有無、補修すべき露出面積の大きさ、および以前に塗布した「ア
ンカー」コーティング層が露出した補修区域を取り囲んでいるか、否か、が再仕
上げコーティング/基材の密着度に特に影響する。
ニウムまたは冷間圧延鋼、である場合、再仕上げコーティングの密着性は特に重
要な問題である。亜鉛メッキした鉄に対して再仕上げコーティングの十分な密着
性を得ることは特に困難である。ここで使用する「亜鉛メッキした鉄または鋼」
は、亜鉛で被覆した鉄または鋼を意味する。ここで使用する「鋼」は、鉄と炭素
または金属、例えばマンガン、ニッケル、銅、クロム、モリブデン、バナジウム
、タングステンおよびコバルト、の合金を意味する。
に、伝統的に密着性前処理を使用している。ここで使用する前処理は、裸金属基
材の機械的または化学的変性を意味する。密着性を改良するために使用する機械
的変性には、サンド研削、摩擦(scuffing)、等が挙げられる。化学的変性には、
クロム酸転化コーティング、酸エッチング剤プライマー、等の組成物による基材
の処理が挙げられる。
理は、多くの理由から好ましくない。最も重要なことは、前処理が、材料、時間
、および/または人件費の面で、非効率的で経費がかかることである。化学的前
処理の中には、工業衛生および廃棄の問題を抱えるものもある。最後に、ある種
の前処理、例えば酸エッチング剤プライマー、により、極端な湿度の試験条件下
では水に対して敏感になる、および/またはコーティング欠陥を引き起こすこと
もある。
を被覆する方法、特に再仕上げ操作に有用な方法を提供することが非常に望まし
い。
層により取り囲まれている場合、裸金属基材に対する密着性が改良される。その
様な以前に塗布されたコーティング層は、再仕上げコーティングに対する「密着
性アンカー」として作用する。しかし、多くの再仕上げ補修は、取り囲む密着性
アンカーが不足している様な大きさを有する。その上、交換ボディー部品を再仕
上げコーティングで塗装する時には、その様なアンカー作用による密着性が全く
ない場合がある。
性アンカー」および望ましい密着性が不足している裸の未処理金属基材に塗布で
きる方法が望まれている。
統的な再仕上げコーティング特性が犠牲になってはならない。その様な特性には
、研削性、耐久性、常温または低温硬化性、塗布上のパラメータ、例えばポット
ライフ、スプレー性、および清掃、および外観が挙げられる。その様な特性を有
する代表的な再仕上げコーティングには、ウレタンコーティング、特に2成分ウ
レタンコーティングがある。
れたウレタン系再仕上げコーティングを裸の未処理金属基材を塗布することがで
き、所望の性能特性および再仕上げ密着性が得られる方法を提供することが望ま
しい。
未処理金属基材を被覆する方法を提供する。本方法は、(i)機械的および/また
は化学的変性を実質的に行っていない裸の未処理金属基材を用意する工程、(ii)
2成分ウレタンコーティング組成物を裸の未処理金属基材に直接塗布し、被覆さ
れた金属基材を製造する工程、および(iii)被覆された金属基材の少なくとも一
部を、2成分ウレタンコーティング組成物を裸の未処理金属基材に塗布してから
1時間以内に研削する工程を必要とする。得られる被覆された金属基材は、AS
TM D−3359のクロスバッチ密着性試験により測定して初期密着性低下が
20%未満である。
ある。本方法は、(i)以前に塗布し、硬化させたコーティング被膜を有する基材
を用意する工程、(ii)基材の少なくとも一部から、以前に塗布し、硬化させたコ
ーティング被膜を実質的に完全に除去し、機械的および/または化学的変性を実
質的に行っていない裸の金属基材を製造する工程、(iii)2成分ウレタンコーテ
ィング組成物を裸の未処理金属基材に直接塗布し、被覆された金属基材を製造す
る工程、および(iv)被覆された金属基材の少なくとも一部を、2成分ウレタンコ
ーティング組成物を裸の未処理金属基材に塗布してから1時間以内に研削する工
程を必要とし、被覆された金属基材は、ASTM D−3359のクロスバッチ
密着性試験により測定して初期密着性低下が20%未満である。
コーティング組成物の1種以上の成分が、化合物(I)および化合物(II)の混合物
、シランオリゴマー(B)、およびそれらの混合物からなる群から選択された材料
を含んでなる。化合物(I)および化合物(II)の混合物は、酸価が70〜120m
gKOH/g、ヒドロキシル価が200〜400mgKOH/g、数平均分子量
が150〜3000であり、(a)少なくとも1種の2官能性カルボン酸、(b)少な
くとも1種の3官能性ポリオール、(c)少なくとも1種の連鎖停止剤、および(d)
リン酸の反応生成物である化合物(I)、および式
Rは、1個以上の−COOR1基を有するC5〜C40脂肪族基であり、R1は
H、金属、アンモニウム、C1〜C6アルキル、C6〜C10アリールである)
を有する1種以上のカルボン酸エステルを含んでなる化合物(II)を含んでなる。
シランオリゴマー(B)は、イソシアネート官能性化合物(A)、および(i)少なくと
も1個のアルコキシシラン官能性基、および(ii)チオール基、第2級アミン基、
第1級アミン基、およびそれらの混合物からなる群から選択された、イソシアネ
ートと反応し得る少なくとも1個の基を含んでなるカップリング剤(X)の反応生
成物を含んでなり、シランオリゴマー(B)は平均で少なくとも2個の遊離イソシ
アネート基を含んでなる。
属には、亜鉛メッキした鉄または鋼、アルミニウム、または冷間圧延鋼が挙げら
れるが、これらに限定するものではない。用語「裸」は、以前に塗布されたコー
ティング組成物を全く有していない基材を意味する。用語「未処理」は、金属基
材を化学的または機械的に変性する前処理工程にかけていない金属基材を意味す
る。上記の様に、密着性の改良に使用する機械的変性には、研削、摩擦、等が挙
げられる。化学的変性には、クロム酸転化コーティング、酸エッチング剤プライ
マー、等が挙げられる。
組成物間で商業的に妥当なレベルの密着性を与えることを意図している。しかし
、グリース、ゴミ、汚染物、等を除去する工程として定義される清掃工程は、本
発明の目的には「前処理」工程ではない。本発明の方法で所望により行う工程と
して使用できる清掃工程には、水および/または溶剤洗浄、等が挙げられる。 本発明の方法は、2成分コーティング組成物を使用する。ここで使用する用語
「2成分」とは、混合して硬化性コーティング組成物を与える溶液および/また
は分散液の数を指す。混合の時点まで、個々の成分のどれも単独では硬化性のコ
ーティング組成物を形成しない。
布する。典型的には、「できるだけ迅速に」は、個別の成分を混合した後直ちに
、または個別の成分を混合した時点から8時間以内、好ましくは混合してから1
時間以内を意味する。典型的な2成分塗布方法では、(i)スプレー装置のノズル
の所で2つの個別キャリヤーラインを接合することにより各成分を混合するか、
あるいはスプレー装置のノズルのすぐ上流で接合し、次いで単一のキャリヤーラ
インを経由してノズルに送る。ノズルに到達すると、混合物は直ちに基材に向け
て噴霧され、基材は2成分の混合物の被膜で覆われる。
。個別の成分(I)および(II)は、混合によって互いに反応し、ほとんどの場合常
温で、より詳しくは、15〜60℃、最も好ましくは24〜60℃で架橋した生
成物を与える。
II)を含んでなる。被膜形成成分(I)は樹脂または結合剤成分(I)とも呼ばれるこ
とがある。 結合剤成分(I)は、少なくとも1種の活性水素含有化合物を有していなければ
ならない。少なくとも1種の水素含有化合物は、一般的に、イソシアネート官能
基と反応し得る少なくとも1種の基を有する重合体である。イソシアネート官能
基と反応し得る基には、例えば水酸基、アミノ基、チオール基、ヒドラジン基、
およびそれらの混合物が挙げられる。その様な官能基を含む重合体には、例えば
アクリル重合体、変性アクリル重合体、ポリエステル、ポリエポキシド、ポリカ
ーボネート、ポリウレタン、ポリアミド、ポリイミド、およびそれらの混合物が
挙げられる。
体はこの分野では良く知られており、メチルアクリレート、アクリル酸、メタク
リル酸、メチルメタクリレート、ブチルメタクリレート、シクロヘキシルメタク
リレート、等のモノマーから製造することができる。非官能性モノマー、例えば
アクリレートエステルおよびスチレン、も配合することができる。イソシアネー
トと反応し得る官能基、例えばヒドロキシル、はアクリル系モノマーのエステル
部分に配合することができる。例えば、その様な重合体の形成に使用できるヒド
ロキシ官能性アクリルモノマーには、ヒドロキシエチルアクリレート、ヒドロキ
シブチルアクリレート、ヒドロキシブチルメタクリレート、ヒドロキシプロピル
アクリレート、等が挙げられる。アミノ官能性アクリルモノマーには、t−ブチ
ルアミノエチルメタクリレートおよびt−ブチルアミノエチルアクリレートが挙
げられる。モノマーのエステル部分にイソシアネートと反応し得る官能基を有す
る他のアクリル系モノマーもこの分野で公知である。
リレートアルキルエステル、ヒドロキシ官能性アクリレートエステル、エチレン
系不飽和の非官能性モノマーおよびそれらの混合物からなる群から選択されたモ
ノマーから製造された少なくとも1種のアクリル系重合体を含んでなる。その様
な重合体は一般的に数平均分子量が1000〜50,000、ヒドロキシル価が
200〜3000mgKOH/g、酸価が0.1〜25mgKOH/gである。
使用できる。その様なアクリル樹脂は、この分野で良く知られている様に、典型
的にはポリエステル変性されたアクリル樹脂またはポリウレタン変性されたアク
リル樹脂である。好ましいポリエステル変性アクリル樹脂の一例は、δ−カプロ
ラクトンで変性されたアクリル重合体である。その様なポリエステル変性された
アクリル樹脂は、ここにその開示を参考として含めるEtzell et alの米国特許第
4,546,046号明細書に記載されている。ポリウレタン変性されたアクリ
ル樹脂もこの分野で良く知られている。これらの材料は、ここにその開示を参考
として含める米国特許第4,584,354号明細書に記載されている。
ポリエステルも本発明の組成物における成分(I)として使用できる。その様なポ
リエステルは、この分野では良く知られており、有機ポリカルボン酸(例えば、
フタル酸、ヘキサヒドロフタル酸、アジピン酸、マレイン酸)またはそれらの酸
無水物を、第1級または第2級水酸基を含む有機ポリオール(例えば、エチレン
グリコール、ブチレングリコール、ネオペンチルグリコール)でポリエステル化
することにより製造することができる。
素が挙げられる。活性水素官能基を有するポリウレタンもこの分野では良く知ら
れている。これらの物質は、ポリイソシアネート(例えばヘキサメチレンジイソ
シアネート、イソホロンジイソシアネート、MDI、等)とポリオール(例えば
1,6−ヘキサンジオール、1,4−ブタンジオール、ネオペンチルグリコール
、トリメチロールプロパン)の連鎖延長反応により製造される。同様に、活性水
素官能基を有するポリ尿素は、イソシアネート官能性化合物、例えばポリウレタ
ンの製造に関して上に記載した化合物、とアミン、例えば第1級および第2級ア
ミンの反応により製造される。ポリウレタンとポリ尿素の両方共、重合体鎖を過
剰のジオール、ポリアミン、アミノアルコール、等でキャップすることにより活
性水素官能基を備えることができる。
量の非重合体状活性水素成分、例えば脂肪族ポリオール(例えば1,6−ヘキサ
ンジオール)、ヒドロキシルアミン(例えばモノブタノールアミン)、等、もあ
る種の用途には使用できる。
化したコーティングに所望の特性を与える他の試剤および/または添加剤をさら
に含んでなることもできる。例としては、希釈剤、溶剤、顔料、充填材、体質顔
料、染料、界面活性剤、安定剤、湿潤剤、分散剤、レオロジー調整剤、レベリン
グ剤、触媒、硬化防止剤、黄変防止剤、フリーラジカル補集剤、メラミン、およ
びクレーター防止剤、それらの混合物、等が挙げられる。
,918号明細書に記載されているポリオール、アスパルテート(aspartatic)付
加物、例えば米国特許第5,214,086号明細書、第5,661,216号
明細書、に記載されている付加物、等が挙げられる。
好ましくは20〜60重量%不揮発性、最も好ましくは25〜50重量%不揮発
性の、少なくとも1種の活性水素含有化合物を含んでなる。
少なくとも1種の架橋剤を含んでなる硬化剤組成物(II)をさらに必要とする。適
当な架橋剤の例には、被膜形成重合体の官能基と反応し得る1個以上の官能基を
有する化合物が挙げられる。適当な架橋剤の例には、イソシアネート官能性化合
物およびアミノプラスト樹脂、エポキシ官能性化合物、酸官能性化合物、等が挙
げられる。本発明のコーティング組成物に使用するのに最も好ましい架橋剤は、
イソシアネート官能性化合物である。
(A)を含んでなる。
を含む脂肪族または芳香族のポリイソシアネートがある。有用な脂肪族ポリイソ
シアネートには、脂肪族ジイソシアネート、例えばエチレンジイソシアネート、
1,2−ジイソシアナートプロパン、1,3−ジイソシアナートプロパン、1,
6−ジイソシアナートヘキサン、1,4−ブチレンジイソシアネート、リシンジ
イソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート(HDI)、1,4−メチレ
ンビス(シクロヘキシルイソシアネート)およびイソホロンジイソシアネートが
挙げられる。有用な芳香族ジイソシアネートには、トルエンジイソシアネート、
メタ−キシレンジイソシアネートおよびパラ−キシレンジイソシアネートの各種
異性体があり、4−クロロ−1,3−フェニレンジイソシアネート、1,5−テ
トラヒドロ−ナフタレンジイソシアネート、4,4’−ジベンジルジイソシアネ
ートおよび1,2,4−ベンゼントリイソシアネートも使用できる。さらに、ア
ルファ、アルファ、アルファ’、アルファ’−テトラメチルキシレンジイソシア
ネートの各種異性体を使用できる。脂肪族ポリイソシアネート、特にヘキサメチ
レンジイソシアネートおよびイソホロンジイソシアネートが好ましい。
(aliphonates)および/またはイソシアヌレートを使用するのも適当である。ポ
リイソシアネート、特に脂肪族ポリイソシアネート、例えばヘキサメチレンジイ
ソシアネートおよびイソホロンジイソシアネート、のビウレットおよびイソシア
ヌレートがイソシアネート官能性化合物(A)として使用するのに好ましい。ヘキ
サメチレンジイソシアネートのビウレットおよびイソシアヌレートがイソシアネ
ート官能性化合物(A)として使用するのに最も好ましい。
,好ましくは少なくとも3、より好ましくは3〜4である。理想的には、イソシ
アネート官能性化合物(A)は、一般的に分子1個あたり少なくとも2個の遊離ま
たは反応性イソシアネート基を有し、より好ましくは分子1個あたり3個の遊離
官能基を有する。しかし、無論、市販のイソシアネート官能性化合物は一般的に
純粋な化合物ではない。その結果、分子1個あたり3個の遊離イソシアネート官
能基を有することを意図する市販のイソシアネート官能性化合物は、平均イソシ
アネート官能価が3を超え、一般的に3〜4である。
2成分ウレタンコーティング組成物を使用し、2成分ウレタンコーティング組成
物の1種以上の成分が、化合物(I)および化合物(II)の混合物、シランオリゴマ
ー(B)、およびそれらの混合物からなる群から選択された材料を含んでなる。
、ヒドロキシル価が200〜400mgKOH/g、数平均分子量が150〜3
000であり、(a)少なくとも1種の2官能性カルボン酸、(b)少なくとも1種の
3官能性ポリオール、(c)少なくとも1種の連鎖停止剤、および(d)リン酸の反応
生成物である化合物(I)、および式
Rは、1個以上の−COOR1基を有するC5〜C40脂肪族基であり、R1は
H、金属、アンモニウム、C1〜C6アルキル、C6〜C10アリールである)
を有する1種以上のカルボン酸エステルを含んでなる化合物(II)を含んでなる。
とも1個のアルコキシシラン官能性基、および(ii)チオール基、第2級アミン基
、第1級アミン基、およびそれらの混合物からなる群から選択された、イソシア
ネートと反応し得る少なくとも1個の基を含んでなるカップリング剤(X)の反応
生成物を含んでなり、シランオリゴマー(B)は平均で少なくとも2個の遊離イソ
シアネート基を含んでなる。
I)は同一であることはできない。予期せぬことに、化合物(I)および(II)の組合
せにより、再仕上げの密着性、すなわち再仕上げコーティングと裸の露出された
金属基材の密着性、が改良され、その密着性は、化合物(I)または化合物(II)を
単独で使用して得られる密着性よりも優れていることが分かった。
テル化合物である。この化合物は、一般的に数平均分子量が150〜3000、
好ましくは300〜1000、最も好ましくは400〜600である。化合物(I
)は、多分散度が1.00〜2.00であり、1.50の多分散度が最も好まし
い。 適当な化合物(I)は酸価が70〜120mgKOH/g、好ましくは70〜1
00mgKOH/g、最も好ましくは70〜80mgKOH/gである。
、より好ましくは300〜400mgKOH/g、最も好ましくは330〜36
0mgKOH/g、である。
の3官能性ポリオール、(c)少なくとも1種の連鎖停止剤、および(d)リン酸の反
応生成物を含んでなる。
酸、フタル酸、セバシン酸、マレイン酸、コハク酸、イソフタル酸、テトラヒド
ロフタル酸、ヘキサヒドロフタル酸、二量体脂肪酸、イタコン酸、グルタル酸、
シクロヘキサンジカルボン酸、およびそれらの混合物が挙げられる。好ましい2
官能性カルボン酸はアジピン酸およびアゼライン酸である。2官能性カルボン酸
として使用するには、アジピン酸が最も好ましい。
もよいが、分岐した3官能性ポリオールが好ましい。適当な3官能性ポリオール
(b)の例は、トリメチロールプロパン、トリメチロールエタン、グリセリン、1
,2,4−ブタントリオール、およびそれらの混合物である。好ましい3官能性
ポリオール(b)はトリメチロールプロパンおよびトリメチロールエタンであり、
トリメチロールプロパンが最も好ましい3官能性ポリオール(b)である。
ン酸(a)とは異なったカルボン酸である。モノカルボン酸が好ましい。適当なカ
ルボン酸(c)は、好ましくは1個以上の芳香族構造を含み、好ましくは幾つかの
分岐したアルキル基を含む。適当なカルボン酸(c)の例には、パラ−t−ブチル
安息香酸、安息香酸、サリチル酸、2−エチルヘキサン酸、ペラルゴン酸、イソ
ノナン酸、C18脂肪酸、ステアリン酸、ラウリン酸、パルミチン酸、およびそ
れらの混合物が挙げられる。好ましいカルボン酸(c)には、パラ−t−ブチル安
息香酸、安息香酸、および2−エチルヘキサン酸があり、パラ−t−ブチル安息
香酸が最も好ましい。
5、最も好ましくは0.07〜0.10、の量で加えるべきである。無論、リン
酸が最も好ましいが、リン酸エステル、例えばブチルまたはフェニル酸ホスフェ
ート、等も化合物(I)の製造における成分(d)として使用するのに適当である。
度で、反応副生成物としての水を連続的に除去しながら行うことができる。反応
系から水を除去し易くする溶剤(共沸混合物を形成する溶剤)、例えばキシレン
、を使用するとよい。
:0.0005〜5.1:5.6:0.7:0.005、好ましくは4.4:5
.0:0.02:0.008〜5.0:5.5:0.6:0.003、最も好ま
しくは4.8:5.2:0.02:0.0009〜4.9:5.4:0.06:
0.002、で使用する。
ayer CorporationのWolff Walsrode事業部から市販のBorchigen HMPである。
Rは飽和または不飽和のC5〜C40脂肪族基であり、その際、脂肪族炭素原子
の1個以上をハロゲン原子(例えばフッ素または塩素)、C1〜C6アルキル基
、C1〜C6アルコキシ基、C6〜C10芳香族炭化水素基、好ましくはフェニ
ルまたはナフチル、または1個以上の(1〜3個の)C1〜C6アルキル基また
は−COOR1基で置換されたC6〜C10芳香族炭化水素基で置換することが
でき、R1はH、金属、アンモニウム、C1〜C6アルキル、またはC6〜C1 0 アリール、またはそれらの混合物である] を有するカルボン酸エステルを含んでなる。
み、最も好ましくは、1個以上の、好ましくは少なくとも2個の、−COOR1 基を含む1個以上のC6〜C10芳香族炭化水素基を含み、R1はH、金属、ア
ンモニウム、C1〜C6アルキル、またはC6〜C10アリールである。
水素基および少なくとも2個の−COOR1基を含み、R1はH、金属、アンモ
ニウム、C1〜C6アルキル、またはC6〜C10アリールである。R1は、最
も好ましくはC1〜C6アルキル、またはC6〜C10アリール基である。
合物(II)は1個以上の遊離カルボン酸基を含んでなる。同様に、R1が金属また
はアンモニウムイオンである場合、化合物(II)は1個以上のカルボン酸塩基を有
する。最後に、R1がC1〜C6アルキルまたはC6〜C10アリールである場
合、化合物(II)は1個以上のエステル基を含んでなる。
も好ましい実施態様では、その様な混合物は上記の構造を有する1種以上の分子
を含み、その際、xは1または2、好ましくは1であり、Rは、少なくとも1個
、好ましくは2個の−COOR1基で置換された少なくとも1個のC6〜C10 芳香族炭化水素基を有し、その際、R1はHまたはC1〜C6アルキルまたはC6 〜C10アリール、最も好ましくはC1〜C6アルキルであり、MはHである
。
〜900、最も好ましくは750〜850、である。化合物(II)は、一般的に多
分散度が1.00〜2.00、好ましくは多分散度が1.00〜1.50、最も
好ましくは多分散度が1.15〜1.35、である。
〜180mgKOH/g、最も好ましくは120〜160mgKOH/g、であ
る。さらに、適当な化合物(II)はヒドロキシル価が100〜250mgKOH/
g、好ましくは120〜230mgKOH/g、最も好ましくは150〜200
mgKOH/g、である。
リン酸、および(c)少なくとも1種の3官能性カルボン酸の反応生成物を含んで
なる。
リコール、ジエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコ
ール、水素化ビスフェノールA、1,6−ヘキサンジオール、ヒドロキシピバリ
ルヒドロキシピバレート、シクロヘキサンジメタノール、1,4−ブタンジオー
ル、2−エチル−1,3−ヘキサンジオール、2,2,4−トリメチル−1,3
−ペンタンジオール、2−エチル−2−ブチル−1,3−プロパンジオール、2
−メチル−1,3−プロパンジオール、およびそれらの混合物が挙げられる。好
ましい2官能性ポリオール(a)は、ネオペンタンジオールおよび2−エチル−2
−ブチル−1,3−プロパンジオールであり、ネオペンタンジオールが最も好ま
しい。
芳香族を含む構造が最も好ましい。適当な3官能性カルボン酸の例は、トリメリ
ト酸、1,3,5−ベンゼントリカルボン酸、クエン酸、およびそれらの混合物
である。好ましい3官能性カルボン酸は1,3,5−ベンゼントリカルボン酸お
よびトリメリト酸であり、トリメリト酸が最も好ましい。
00〜230℃反応温度で、反応副生成物としての水を連続的に除去しながら行
うことができる。反応系から水を除去し易くする溶剤(共沸混合物を形成する溶
剤)、例えばキシレン、を使用するとよい。続いて、反応混合物を適当な溶剤と
混合することもできる。
7.9:4.0:0.15、好ましくは6.7:3.2:0.07〜7.6:3
.8:0.12、最も好ましくは6.9:3.3:0.09〜7.3:3.5:
0.11で使用する。
pから市販のLUBRIZOLTM2063である。
、好ましくは化合物(I)と化合物(II)の混合物の総重量の60〜75重量%、最
も好ましくは65〜70重量%、を構成する。化合物(II)は、典型的には化合物
(I)と化合物(II)の混合物の20〜50重量%、好ましくは化合物(I)と化合物(I
I)の混合物の総重量の25〜40重量%、最も好ましくは30〜35重量%、を
構成する。
中に、典型的にはコーティング組成物の不揮発性成分重量に対して0.10〜1
.00重量%、好ましくは0.10〜0.30重量%、最も好ましくは0.15
〜0.25重量%の量で存在する。
置、例えば機械的攪拌機、カウルスブレード、等、を使用する従来の混合技術に
より配合することができる。添加剤は製造工程の最中に、または完成したコーテ
ィングに加えることができるが、当業者には明らかな様に、最も好ましい実施態
様では、添加剤は製造工程中の粉砕後に加える。化合物(I)と化合物(II)の混合
物は1または2成分系で使用できるが、2成分系で使用するのが好ましく、その
場合特に化合物(I)と化合物(II)の混合物を、2成分系の樹脂成分(I)に入れる。
)の反応から形成される。
の常温で起こる。無論、カップリング剤(X)と反応するイソシアネート官能性化
合物(A)は、本発明のコーティング組成物の硬化剤成分(II)に使用するイソシア
ネート官能性化合物(A)と同一でも、異なっていてもよい。最も好ましい実施態
様では、カップリング剤(X)と反応するイソシアネート官能性化合物(A)は、本発
明のコーティング組成物の硬化剤成分(II)中に存在するイソシアネート官能性化
合物(A)と同一である。
応することができる。後者の場合、得られるオリゴマー(B)を続いて意図する硬
化剤成分(II)に加える。本発明の好ましい実施態様では、カップリング剤(X)は
硬化剤成分(II)に直接加える。この実施態様では、得られるシランオリゴマー(B
)は、硬化剤成分(II)中で、イソシアネート官能性成分(A)とカップリング剤(X)
の常温におけるその場の反応を通して製造される。最も好ましい実施態様では、
硬化剤成分(II)中で、カップリング剤(X)とその場で反応するイソシアネート官
能性成分(A)は、成分(II)中のイソシアネート官能性成分(A)と同一である。
(ii)少なくとも1個の、チオール基、第2級アミン基、第1級アミン基、および
それらの混合物からなる群から選択された、イソシアネートと反応し得る基を有
していなければならない。好ましいカップリング剤(X)はアミノシランであり、
最も好ましくは、カップリング剤(X)は少なくとも1個の第2級アミノ基を有す
るアミノシランである。本発明の特に好ましい実施態様では、カップリング剤(X
)は下記の式を有し、式中、Z、R1、R2、Yおよびhは以下に規定する通り
である。
式R2−Z(式中、ZおよびR2は以下に規定する)の基からなる群から選択す
ることができる。好ましくは、R1は、以下に規定するR2−Zである。
YはNまたはSでよいが、ただし、YがSである場合、h=0である。Yは最も
好ましくはNである。
O、およびそれらの組合せからなる群から選択された原子を含む異原子基、およ
びそれらの混合物からなる群から選択される。好ましくは、R2は、1〜18個
の炭素原子を含むアルキル基、環状脂肪族基、芳香族基、またはアリールアルキ
ル基であり、アルキル基および環状脂肪族基がより好ましく、特に1〜5のアル
キル基である。R1およびR2は同一である必要はないが、それが望ましい場合
には同一でもよい。
、芳香族基、アリールアルキル基、およびそれらの混合物からなる群から選択す
ることができる。好ましくは、R4およびR5は、1〜18個の炭素を含むアル
キル基、環状脂肪族基、芳香族基、アリールアルキル基であり、アルキル基およ
び環状脂肪族基がより好ましく、特に1〜5のアルキル基である。R4およびR5 は同一である必要はないが、それが望ましい場合には同一でもよい。
り、jは3−iに等しい数である。
ルプロピル)アミンであり、Witco ChemicalからA-1170アミノシランとして市販
されている。
好ましくは(A)の不揮発性成分重量に対して0.5〜15.0重量%、最も好ま
しくは(A)の不揮発性成分重量に対して1.0〜10.0重量%の(X)を成分(II)
に加えることができる。カップリング剤(X)および成分(A)は、一般的に化学量論
的に1:1を超えない比で、好ましくは化学量論的に1:1未満の比で、最も好
ましくは0.2:1〜0.01:1の比で反応させる。
)およびシランオリゴマー(B)の許容濃度に影響を及ぼすことが、予期せず分
かった。例えば、カップリング剤(X)のR1が水素である場合、本発明の硬化
剤成分(II)は、硬化剤成分(II)の全重量に対して、25.0重量%以下
の不揮発分、好ましくは5.0〜20.0重量%の不揮発分、最も好ましくは5
.0〜10.0重量%の不揮発分(という重量%不揮発分)を有していなければ
ならない。しかしながら、R1が水素ではない場合、本発明の硬化剤成分(II
)は、硬化剤成分(II)の全重量に対して、5.0〜100.0重量%の不揮
発分、好ましくは10〜90重量%の不揮発分、最も好ましくは20〜80重量
%の不揮発分(という重量%不揮発分)を有していてもよい。
分の重量に対して、0.1〜20.0重量%のシランオリゴマー(B)、好まし
くは、本発明の硬化剤成分(II)の不揮発分の重量に対して、0.5〜15.
0重量%のシランオリゴマー(B)、最も好ましくは、本発明の硬化剤成分(I
I)の不揮発分の重量に対して、1.0〜10.0重量%のシランオリゴマー(
B)がある。R1が水素ではない場合、一般に、本発明の硬化剤成分(II)の
不揮発分の重量に対して、0.1〜20.0重量%のシランオリゴマー(B)、
好ましくは、本発明の硬化剤成分(II)の不揮発分の重量に対して、0.5〜
15.0重量%のシランオリゴマー(B)、最も好ましくは、本発明の硬化剤成
分(II)の不揮発分の重量に対して、1.0〜10.0重量%のシランオリゴ
マー(B)がある。
化性の又は硬化されたコーティング組成物に所望の特性を付与する任意の付加成
分を含んでなる。このような付加成分は、レオロジー制御剤、均染剤、触媒、硬
化阻害剤、青味剤、遊離基スカベンジャー、メラミンおよびへこみ防止剤を含ん
でなる。このような添加物は、成分(I)又は成分(II)に存在してもよい。
してもよい。この溶媒は、該組成物の成分全てに対する溶媒として作用するべき
である。シランオリゴマー(B)は、イソシアネート官能化合物(A)とカップ
リング剤(X)との反応から生じる。
30℃の周囲温度で生じる。カップリング剤(X)と反応するイソシアネート官
能化合物(A)が、本発明のコーティング組成物の硬化剤成分(II)で使用さ
れるイソシアネート官能化合物(A)と同じでも異なっていてもよいことを理解
されたい。最も好ましい実施形態において、カップリング剤(X)と反応する化
合物(A)は、本発明のコーティング組成物の硬化剤成分(II)に存在する化
合物(A)と同じである。
において、in situで反応されてもよい。後者の場合、次いで、結果とし
て生じるオリゴマー(B)が意図した硬化剤成分(II)に添加される。本発明
の好ましい実施形態では、カップリング剤(X)が硬化剤成分(II)に直接添
加される。この実施形態では、結果として生じるシランオリゴマー(B)が、硬
化剤成分(II)におけるイソシアネート官能化合物(A)およびカップリング
剤(X)の周囲温度におけるin situ反応により生成される。最も好まし
い実施形態では、成分(II)において、カップリング剤(X)とin sit
uで反応されるイソシアネート官能化合物(A)は、成分(II)のイソシアネ
ート官能化合物(A)と同じである。
よび(ii)チオール基、第二級アミン基、第一級アミン基およびそれらの混合
物からなる群から選択されるイソシアネートと反応性である少なくとも1つの基
を有していなければならない。好ましいカップリング剤(X)はアミノシランで
あり、最も好ましくは、カップリング剤(X)は、少なくとも1つの第二級アミ
ン基を有するアミノシランである。本発明の特に好ましい実施形態において、カ
ップリング剤(X)は、以下の式を有する。
混合物からなる群から選択されてもよい。好ましくは、R1は以下に定義するよ
うなR2−Zである。
、YはN又はSであるが、但しYがSであり、h=0である場合、Yは、最も好
ましくはNである。
よびそれらの混合物からなる群から選択される原子を有するヘテロ原子基および
それらの混合物からなる群から選択される。好ましくは、R2は、1〜18の炭
素を有するアルキル基、脂環式基、芳香族基又はアリールアルキル基であり、ア
ルキル基および脂環式基がより好ましく、特には1〜5のアルキル基である。R1 およびR2は同一である必要はないが、それが所望であれば、同一でもよい。
基およびそれらの混合物からなる群から選択されてもよい。好ましくは、R4お
よびR5は1〜18の炭素を有するアルキル基、脂環式基、芳香族基又はアリー
ルアルキル基であり、アルキル基および脂環式基がより好ましく、特には1〜5
のアルキル基である。R4およびR5は同一である必要はないが、それば所望で
あれば、同一でもよい。
iに等しい数である。
ルプロピル)アミンであり、これはWitco ChemicalからA−11
70アミノシランとして市販されている。
%、好ましくは、化合物(A)の非揮発性重量に対して、0.5〜15.0重量
%、最も好ましくは、化合物(A)の非揮発性重量に対して、1.0〜10.0
重量%の(X)が成分(II)に添加されてもよい。カップリング剤(X)およ
び成分(A)は一般に、1:1以下の化学量論比で、好ましくは1:1未満の化
学量論比で、最も好ましくは0.2:1〜0.01〜1で反応される。
)およびシランオリゴマー(B)の許容濃度に影響を及ぼすことが、予期せず分
かった。例えば、カップリング剤(X)のR1が水素である場合、本発明の硬化
剤成分(II)は、硬化剤成分(II)の全重量に対して、25.0重量%以下
の不揮発分、好ましくは5.0〜20.0重量%の不揮発分、最も好ましくは5
.0〜10.0重量%の不揮発分を有していなければならない。しかしながら、
R1が水素ではない場合、本発明の硬化剤成分(II)は、硬化剤成分(II)
の全重量に対して、5.0〜100.0重量%の不揮発分、好ましくは10〜9
0重量%の不揮発分、最も好ましくは20〜80重量%の不揮発分を有していて
もよい。
分の重量に対して、0.1〜20.0重量%のシランオリゴマー(B)、好まし
くは、本発明の硬化剤成分(II)の不揮発分の重量に対して、0.5〜15.
0重量%のシランオリゴマー(B)、最も好ましくは、本発明の硬化剤成分(I
I)の不揮発分の重量に対して、1.0〜10.0重量%のシランオリゴマー(
B)が形成されるであろうR1が水素ではない場合、一般に、本発明の硬化剤成
分(II)の不揮発分の重量に対して、0.1〜20.0重量%のシランオリゴ
マー(B)、好ましくは、本発明の硬化剤成分(II)の不揮発分の重量に対し
て、0.5〜15.0重量%のシランオリゴマー(B)、最も好ましくは、本発
明の硬化剤成分(II)の不揮発分の重量に対して、1.0〜10.0重量%の
シランオリゴマー(B)が形成されるであろう。
を含んでなるものでもよい。好ましい実施形態においては、成分(I)又は(I
I)のいずれかが、1つ以上の溶媒を含む。好適な溶媒および/又は希釈液は、
芳香族化合物、ナフサ、アセテート、エーテル、エステル、ケトン、エーテルエ
ステルおよびそれらの混合物を含む。
なく、室温で長期間それ自体で貯蔵されてもよい。必要に応じて、この組成物を
好適な濃度に希釈し、噴霧又は散布塗装などの従来の方法により塗布し、70〜
75F°の周囲温度へ1〜3時間、好ましくは1.5〜2時間曝露することによ
り硬化してもよい。このようなフィルムは、このような硬化期間、最も好ましく
は1.5〜2時間、サンド研磨可能である。
0F°から、より好ましくは140F°までの範囲の温度に、塗布コーティング
を曝露することにより、本発明のコーティング組成物の研磨可能なフィルムを得
ることもできる。
によって、本発明の方法により得られる被覆金属基材の接着力を測定することが
できる。本発明による被覆基材は、全ての基材をASTM D 3359−93
(試験方法B)により測定すると、20%未満の接着損失、好ましくは0〜15
%の接着損失、より好ましくは0〜10%の接着損失、最も好ましくは0〜5%
未満の接着損失という初期接着損失を呈するべきである。参照した方法によりパ
ネルを製造してもよいが、このパネルは、7日以上の期間、周囲温度で硬化され
なければならない。また、参考文献の内容にかかわらず、いかなる裸金属基材に
対しても前処理は行われない。
く、着色されていても無色でもよい。コーティング組成物は着色されていること
が好ましく、下地の金属基材を腐食から保護するように着色されていることが最
も好ましい。故に、該コーティング組成物が、本発明の方法で使用され、それに
より、基材上に最下コーティングを形成する、即ち、該組成物が、未処理の裸金
属に、好ましくはアルミニウム、冷間圧延されたスチール又は亜鉛めっきされた
スチールに直接塗布される。従って、本発明のコーティング組成物が、裸の未処
理アルミニウム、冷間圧延されたスチール又は亜鉛めっきされたスチール上で使
用する自動車品質のプライマーを形成するのに使用されることが好ましい。
において、全ての部および%は、特記しない限り、重量によるものである。
より、本発明によるコーティング組成物(A)を以下の通りに調製した。化合物
(I)および(II)単独でのそれぞれの効果を示す2つの付加的なコーティン
グ組成物、即ち(B)および(C)も調製した。結果として生じるウレタンプラ
イマーおよび化合物(I)および/又は化合物(II)の混合物をRed De
vil(登録商標)コーティングシェーカーで30分間振とうした。硬化剤成分
および薄め液成分を手で攪拌し、合わせたプライマー、硬化剤および薄め液の混
合物を噴霧する準備をした。
タンプライマー(米国オハイオ州ホワイトハウスのBASF CorporationからDP
200として市販)2 Borchlgen HMP(米国イリノイ州バーリッジのBayer Corporation, Wolff Wa
lstrode部門から市販)3 LUBRIZOL(登録商標)2063(米国オハイオ州ウィックリフのLubrizol Corpo
rationから市販)4 BASF Corp.からPH20硬化剤として市販されている架橋成分ベースのイソシア
ネート5 BASF Corp.からVR20薄め液として市販されている溶媒含有薄め液ブレンド6 R−MおよびDiamontはBASFの登録商標である。この赤色ベース
コートは、米国オハイオ州ホワイトハウスのBASF CorporationからDiamont(登
録商標)ベースコートとして市販されている。このベースコートは、BASFか
ら市販されているBCH2硬化剤およびUR−50薄め液と、容量で4:1:1
の割合で混合されている。7 BASF Corporationから市販されている923−200クリアコートおよびBA
SF Corporationから市販されている929−23イソシアネート系硬化剤は、容
量で2:1の割合で混合されている。
−412(スチール、艶消しマット仕上げ))、アルミニウムパネル(Q−Pa
nel,A−412(アルミニウム、ミル仕上げ 3105 H24))および
亜鉛めっきされたスチール(ACT研究室、APR 18661(C)(ACT E60 E2G 60G 2サイド))に塗布した。研磨されたスチールパネ
ルおよび冷間圧延スチールパネルを240グリットのサンドペーパーで研磨した
。従来の噴霧機器を用いて、およそ4ミルの例1のコーティングを各パネルに塗
布し、周囲温度で2時間硬化させた後、400グリットのサンドペーパーで研磨
した。次いで、従来の噴霧機器を用いて、およそ1.0ミルの市販のR−M(登
録商標)Diamont(登録商標)赤色ベースコート6を塗布した。このベー
スコートを20分間フラッシュめっきした後、大容量/低圧(HVLP)噴霧塗
布機器により、3.0ミルのウレタン系クリアコート7を塗布した。このパネル
を、周囲温度(65〜70F°)で6日間空気乾燥させた。初期接着値を下記の
表1に記録する。6日間乾燥させた後、製造したパネルを、100F°で96時
間、100%相対湿度試験にかけた。最終接着結果を表2に記録する。初期接着
および最終接着を、クロスハッチ接着試験、即ち、ASTM D 3359 9
3、試験方法Bにより測定したところ、1平方=4%損失であった。
プライマー
化合物(I)および化合物(II)を例1で用いた市販のウレタンプライマー組
成物に下記の表3に示した量で添加した。ベースコートの塗設の直前にプライマ
ーコーティングを室温で2時間乾燥させた場合を除いて、パネルは例2に示した
ように製造した。ベースコートの塗設の前にプライマーを研磨しなかった。クリ
ヤーコートの塗設の前に、ベースコートを室温で20分フラッシュした。パネル
は湿度テストで72時間定置する前に、室温で11日間風乾した。最終接着結果
は下記のとおりである。
N.V.に対する化合物(I)の% 総ウレタンコーティング 組成固形物中の化合物(I) 0.36% 0% 1.35% 0.22% 0.22% 0.51%
N.V.に対する化合物(II)の% 3日間湿度後の 25% 40% 75% 18% 65% 100%
めっき接着損失
hemical社から市販されているアミノシラン、A−1170を28.4部
とオハイオ、ホワイトハウスのBASF Corporationから市販され
ているHDI系硬化剤10を400.0部とを混合して、硬化成分を調製した。
次いで、本発明の硬化成分をBASF Corporationから市販されて
いるアクリル系クリヤーコート組成物11と1:4(容量)混合した。10 BASF社のDH45硬化剤11 BASF社のDC88クリヤー
DC88クリヤーを4容量部と、BASF社のDH45硬化剤を1容量部とを混
合して、比較クリヤーコートを調製した。両クリヤーコートをアルミニウムパネ
ル(Q−パネル、アルミニウム、ミル フィニッシュ3105H24)にスプレ
ー塗設した。BASF CorporationからBASF#900溶剤洗浄
液として市販されている溶剤洗浄液を用いて、アルミニウムパネルを製造した。
両パネルは73°Fで7日間硬化させた後、約2.0ミリの乾燥フィルムを有し
た。調整クリヤコートの初期接着損失は100%であった一方、本発明のクリヤ
コートの初期接着損失は4%であった。接着損失は、クロスハッチ接着テスト,
すなわちASTM3359、テスト方法Bにより25平方のブロックがカットさ
れ、計測された総接着の4%を示す平方を用いて計測された。次いで、パネルは
100%相対的湿度テストにて96時間100°Fに定置した。調整クリヤコー
トの最終接着損失は100%であった一方、本発明のクリヤコートは0%の最終
接着損失を有した。
mical社から市販されているアミノシラン、A−1170を0.38部と米
国オハイオ州ホワイトハウスのBASF Corporation社から市販さ
れているHDI系硬化剤を6.17部およびBASF社から市販されているHD
I系硬化剤12を17.11部とを混合して、硬化成分を調製した。次いで、本
発明の生成する硬化成分をBASF Corporation社から市販されて
いるアクリル系プライマー組成物13と2:4(容量)混合した。12 BASF社のDH46硬化剤およびPRリデューサー13 BASF社のDP20プライマー
6硬化剤/PR80薄め液組成物2容量部とを混合して、調整二成分プライマー
を調製した。この調整プライマーを例6のプライマーと比較した。
ッシュ3105H24)にスプレー塗設した。BASF Corporatio
n社からBASF#900溶剤洗浄液として市販されている溶剤洗浄液を用いて
、アルミニウムパネルを製造した。両パネルは約2.0ミリのプライマーを有し
、そのプライマーはスプレー塗設の後、約120分間P400グリット・サンド
ペーパーで研磨された。次いで、R−MaDiamont「Blue OEM」
をPR80リデューサーおよびBASF社のDH46硬化剤と4:3:0.4容
量で混合したベースコート層をスプレー塗設した。市販されているBASF社の
DC92クリヤーをDH46硬化剤およびPR80リデューサーと3:1:1容量
で混合したクリヤーコート層をスプレー塗設する前に、ベースコートを15分間
室温にてフラッシュした。全パネルは約2.0ミリのベースコートおよび1.0
ミリのクリヤーコートを有した。次いで、製造されたパネルは73°Fで7日間
硬化させた。調整パネルの初期接着損失は4%であった一方、本発明のプライマ
ーを含むパネルの初期接着損失は0%であった。接着損失は例5のように計測さ
れた。
置された。調整パネルの最終接着損失は100%であった一方、本発明のプライ
マー組成物を含むパネルは0%の最終接着損失を有した。
Claims (8)
- 【請求項1】 裸の未処理金属基材をコーティングする方法であって、 実質的に機械的および/または化学的変化がない裸の未処理金属基材を供給し、 コーティングした金属基材をつくるために、二成分ウレタンコーティング組成
物を直接裸の未処理金属基材に塗設し、 二成分ウレタンコーティング組成物が裸の未処理金属基材に塗設された時間か
ら2時間以内で、コーティングした金属基材の少なくとも一部をサンド研磨する
ことを含んでなる方法であって、 コーティングされた金属基材はASTM D−3359 93にしたがったク
ロスハッチ接着テスト、テスト方法Bによる計測にて、初期の接着損失が20%
未満である方法。 - 【請求項2】 二成分ウレタンコーティング組成物の1つ以上の成分が、化合物(I)および化
合物(II)の混合物、シランオリゴマー(B)およびそれらの混合物からなる
群から選択された物質を含んでなる請求項1記載の方法であって、 化合物(I)および化合物(II)の混合物は 酸価70〜120mgKOH/g、ヒドロキシル価200〜400mgKOH/
g、平均分子量の数値150〜3、000である化合物(I)であって、(a)
少なくとも1つの2官能基カルボン酸,(b)少なくとも1つの3官能基ポリオ
ール、(c)少なくとも1つの連鎖停止剤、および(d)リン酸との反応生成物
である化合物(I)と、 【化1】 (上記式中、Mは水素、金属またはアンモニウムであり、xは0〜3の数であり
、Rは1つ以上のCOOR1基を有するC5−C40脂肪族基であり、ここにお
いてR1は水素、金属、アンモニウム、C1−C6アルキルまたはC6−C10 アリルである)を有する1つ以上のカルボン酸エステルを含んでなる化合物(I
I)と、 イソシアネート官能性化合物(A)および i)少なくとも1つのアルコキシシラン官能基、および ii)チオール基、第2級アミン基、第1級アミン基、およびそれらの混合物か
らなる群から選択されるイソシアネートと反応する少なくとも1つの基を含んで
なるカップリング剤(X)の反応生成物を含むシランオリゴマー(B)とを含ん
でなり、 シランオリゴマー(B)が少なくとも2つの遊離イソシアネート基を含んでな
る請求項1記載の方法。 - 【請求項3】 裸の未処理金属基材を、該金属基材から汚れ、グリースおよび/または汚染物
質を除去する洗浄工程にかけるステップをさらに含んでなる請求項1記載の方法
。 - 【請求項4】 二成分ウレタンコーティング組成物が、1つ以上の活性水素を含む樹脂を含ん
でなる成分(I)、および1つ以上のイソシアネート官能基を有する架橋剤を含
んでなる成分(II)を含んでなる請求項2記載の方法。 - 【請求項5】 二成分ウレタンコーティング組成物が、コーティング組成物の総不揮発重量に
対して0.10〜1.00重量%の、化合物(I)および化合物(II)の混合
物を含んでなる請求項4記載の方法。 - 【請求項6】 成分(II)が有効量のシランオリゴマー(B)を含んでなる請求項4記載の
方法。 - 【請求項7】 カップリング剤(X)が次式 【化2】 (上記式中、 R1は水素、アルキル基、環脂肪族基、芳香族基、アリルアルキル基、式R2 ―Zの基(ZおよびR2は以下のように定義され、 hは0〜1の数であり、 YはNまたはSであってもよいが、YがSである場合h=0である)、および
それらの混合物からなる群より選択され、 R2はアルキル基、環脂肪族基、芳香族基、アリルアルキル基、およびケイ素
、酸素およびそれらの混合物からなる群から選択される原子を含むヘテロ原子の
基、およびそれらの混合物からなる群から選択され、および Zが次式で表されるシロキシ含有基であり、 【化3】 ここで、R4およびR5は同じであっても、同じでなくてもよく、アルキル基
、環脂肪族基、芳香族基、アリルアルキル基、およびそれらの混合物からなる群
より選択され、iは1,2または3であり、jは3−iと等しい)で表される請
求項2記載の方法。 - 【請求項8】 コーティング済み基材を塗換える方法であって、既に塗設硬化されたコーティ
ングフィルムを有する基材を供給し、 実質的に機械的および/または化学的変化がない裸の金属基材を作るために、
基材の少なくとも一部から、実質的に全て既に塗設硬化されたコーティングフィ
ルムを除去し、 コーティングした金属基材を作るために、二成分ウレタンコーティング組成物
を直接裸の未処理金属基材に塗設し、および 二成分ウレタンコーティング組成物が裸の未処理金属基材に塗設された時間か
ら1時間以内に、コーティングされた金属基材の少なくとも一部をサンド研磨す
ることを含んでなる方法であって、 コーティングされた金属基材は、ASTM D−3359 93にしたがった
クロスハッチ接着テスト、テスト方法Bによる計測にて、初期の接着損失が20
%未満である方法。
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