JP2003534639A - 亜鉛/空気電池 - Google Patents

亜鉛/空気電池

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ザ ジレット カンパニー
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Abstract

(57)【要約】 電池の外装(240)の内面の一部分に添加された接着シーラント(143)を有する亜鉛/空気電池(210)に関する。接着シーラント(143)は、カソード外装(240)の電池の正端子を取り囲む窪みのある環状ステップ(245)の内面に付着できる。接着剤は、環状の窪みのあるステップの形状に合致するパターンで付着されることが好ましい。好ましくは四フッ化エチレンの電解質隔壁シートは、前記窪みのあるステップ(245)内面に接着パターンで付着され、接着剤は、隔壁の縁部をステップに好都合に接着できる。接着剤は、電池から電解質を漏洩することを阻止する。好ましくは接着剤は、エッチングされたけ所望のパターンを有する板を用い、該エッチングされた板に接着性混合物を充填し、該エッチングに接着剤のパターンをパッドに転送するためエッチングにシリコンパッドを適用し、接着剤のパターンを転写するため、カソード外装ステップ(245)の内面にパッドを当接する。好ましくは接着剤は、ポリアミドを含む溶媒を基にした混合物である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、亜鉛を含むアノードと空気カソードと、且つカソードの一部分とカ
ソード外装間に接着シーラントを具備する金属/空気電池に関する。また本発明
は、カソード外装の内面の一部分に接着シーラントを付着させるパッド転送プロ
セスに関する。
【0002】 亜鉛/空気減極電池は、通常プログラム可能な型を含む電子補聴器用電池とし
て使用されるミニチュアボタン電池の形状をしている。このミニチュア電池は、
通常直径約4と12mm間、高さ約2と6mmの間のディスク状円筒型をしてい
る。亜鉛空気電池は、また通常のAAAA,AAA,AA,CとDサイズのZn
/MnOアルカリ電池及び更に大きい寸法に相当する寸法の円筒形外装を有す
る若干大きな寸法に製造される。
【0003】 通常ミニチュア亜鉛/空気ボタン電池は、アノード外装(アノード蓋)と、カ
ソード外装(カソード蓋)を備えている。アノード外装とカソード外装はそれぞ
れ密閉端と、開放端を有する。必要な材料が、アノードとカソード外装に装入さ
れた後、アノード外装の開放端は、普通カソード外装の開放端に挿入され、電池
は絞り加工により密閉即ちシールされる。アノード外装は、亜鉛粒子を含む混合
物で充填される。通常亜鉛混合物は、水銀とゲル化剤を含んでおり、電解質が混
合物に添加されたときゲル化される。電解質は通常水酸化カリウムの水性溶液で
あるが、他の水性アルカリ電解質も使用できる。カソード外装の密閉端(外装が
密閉端を上にした縦方向の位置に保持されたとき)は、その中心の付近に持ち上
げられた部分を有する。この持ち上げられた部分は、正端子を形成し、複数の貫
通する空気孔を通常含んでいる。カソード外装の密閉端は、また通常正端子を取
り囲む環状の窪みのあるステップを備えている。
【0004】 カソード外装は、外装の密閉端で持ち上げられた部分(正端子接触領域)の内
面に並ぶ裏打ちされた空気拡散体(空気フィルタ)を有している。空気拡散体は
、紙や多孔質の重合体材料を含む各種の空気透過材料から選択される。空気拡散
体は外装の密閉端の持ち上げられた部分の空気孔に隣接して設置される。通常二
酸化マンガン微粒子、カーボンと疎水性バインダの混合物を含む触媒材料は、空
気孔とは接触しない空気拡散体の側で、空気拡散体の上でカソード外装に装入さ
れている。カソード触媒組立体は、触媒材料の一つの側に、好ましくは商品名テ
フロン(四フッ化エチレン)である電解質隔壁材料の層を、他の側に電解質透過
性(イオン透過性)セパレータ材料を積層することにより形成される。カソード
触媒部材は、通常次にカソード外装の中に装入されるので、その中央部分は空気
フィルタを被覆し、電解質隔壁層の部分は、ステップの内面に向けて置かれてい
る。
【0005】 大電力需要や他の需要のサービスにおいては、電解質は触媒カソード組立体の
縁に移動し、カソード外装から電解質の漏洩が生ずる。もし生じたら、漏洩がカ
ソード触媒部材の周辺やカソード外装の縁に沿って発生し、カソード外装の密閉
端における空気孔を介して電池からしみ出る。カソード外装が非常に薄い、例え
ば壁厚が約0.01インチ(0.25mm)以下、例えば0.05mmの時には
、より大きくなる。薄い壁厚は、電池の内容積を増すので望まれている。しかし
ながら薄い壁のカソード外装の場合、電池が絞り加工で密閉された後、ゆるむ傾
向がある。このような外装のゆるみは、カソード触媒組立体とカソード外装のス
テップ間に顕微鏡的な通路を発生しまたは拡大する結果となり、電解質の漏洩通
路ができることになる。
【0006】 カソード外装は、例えばニッケルメッキ側がカソード外装の外面を形成し、ス
テンレススチールが外装の内面を形成するような、ニッケル・メッキ・ステンレ
ススチールからなる。アノード外装もまた、ニッケル・メッキ・ステンレススチ
ールからなり、通常ニッケルメッキ側は外装の外面を形成する。アノード外装は
、ニッケルの外層と銅の内層を有するステンレス鋼からなるトリクラッド即ち三
層材料である。この実施の形態においては、ニッケル層は、通常アノード外装の
外面を形成し、銅層は、アノード外装の内面を形成している。銅の内層は、亜鉛
粒子とアノード外装の密閉端の電池の負の端子間に良好な導電通路を提供するの
で好ましいことである。耐久性のある重合体材料の絶縁リングが、アノード外装
の本体の外面上に装入される。絶縁リングは、通常スクイーズ即ち圧搾加工され
た時、流れ(低温流れ)を阻止する高密度ポリエチレン、ポリプロピレンやナイ
ロンからなる。
【0007】 アノード外装が、亜鉛/電解質の混合物で充填された後、且つ空気拡散体、触
媒、及び電解質透過性(イオン透過性)セパレータがカソード外装に設置された
後、アノード外装の開放端がカソード外装の開放端に装入される。カソード外装
の周辺縁は、緊密な密封電池を形成するため、アノード外装の周辺縁上に絞り加
工される。アノード外装の周りの絶縁リングは、アノード蓋とカソード蓋間の電
気接続を阻止する。取り外し自在のタブが、カソード外装の面の空気孔の上に設
置される。使用前、タブは空気孔を露出するために取り除かれ、空気を取り入れ
且つ電池を活性化する。アノード外装の密閉端の部分は、電池の負の端子として
働く。
【0008】 カソード組立体とカソード外装間に緊密な密封を備える亜鉛/空気電池を得る
ことが望まれている。
【0009】 カソード組立体の縁の周囲に電解質が漏洩し、且つカソード外装の空気孔を介
して漏れ出ることを阻止する亜鉛/空気電池を得ることが望まれている。
【0010】 本発明の一つの観点によれば、亜鉛/空気電池用カソード外装の内面の一部分
に接着シーラントを付着させる方法を意図している。亜鉛/空気電池は普通ミニ
チュアボタン電池の形態をしている。このミニチュアボタン電池は、特に電子補
聴器の電源として用いられる。接着剤は、外装の密閉端において電池のカソード
外装上の中央正の端子を取り囲む窪んだステップの内面に付着されることが好ま
しい。接着シーラントは、電池から電解質の漏洩を阻止する。カソード外装の密
閉端が、平坦であれば、即ち窪んだステップを有さなければ、接着シーラントは
、その外部周辺縁に隣接した密閉端の内面に付着される。
【0011】 本発明の方法は、板にエッチングされまたは溝の付けられた面を設ける工程と
、板のエッチングまたは溝に接着パターンを形成するため接着剤混合物を充填す
る工程と、シリコンパッドを板上の接着パターンに付着させることにより、接着
パターンをパッドに転送する工程と、カソード外装の内面の一部分にパッドを付
着させる工程とを具備し、パッドが面からはがされた時、接着パターンがカソー
ド外装の内面に転写されることを特徴とする。好ましくはカソード外装は、カソ
ード外装の正の端子を取り囲む環状窪みのあるステップを有する。好ましくは接
着パターンは、パッドからカソード外装の正の端子を取り囲む前記環状窪みのあ
る内面に転写される。好ましくは転写された接着パターンは、通常環状のリング
である窪みのあるステップの形状と寸法に合致する連続リングの形状をしている
。このようにして接着パターンは、連続リングがステップの内面に接触し、トレ
ースされた環状リングとして環状ステップの内面に付着される。接着パターンは
、前記窪みのあるステップの幅と同様である幅、好ましくはステップの幅の約1
/3乃至2/3の間である幅を有する。このようにして接着剤は、ステップの内
面の大部分、好ましくはステップの内面の殆どをカバーできる。接着剤はステッ
プに添加されるので、小さな一様な厚さを有することになる。カソード外装に転
写される接着パターン(ウェット)の厚さは、エッチングの深さ、好ましくは約
20乃至40ミクロン(0.020乃至0.040mm)の間とほぼ同じである
。エッチングがあまりにも浅いとパッドは接着剤を充分ピックアップできないし
、エッチングがあまりにも深いと、バッドは接着材料の一部分のみピックアップ
する。エッチングの好ましい深さは、約20と40ミクロン(0.020と0.
040mm)の間である。転写された接着剤の厚さは、好ましくは約30ミクロ
ン(0.030mm)(ウェット)と、約7ミクロン(0.007mm)(ドラ
イ)である。
【0012】 一つの観点においては、電解質隔壁シートは、前記窪みのあるステップの内面
上の接着リングに適用されるので、シートの縁部は接着剤に接着される。隔壁シ
ーとは、疎水性、即ち水とアルカリ電解質に対し透過性がないが、空気に対して
透過性がある特性を有している。好ましい隔壁シートは、商品名テフロン即ち四
フッ化エチレンである。接着リングは、隔壁シートと窪みのあるステップ間に永
久的な接合を形成する。通常二酸化マンガン、カーボンとバインダの混合物を含
む触媒カソード組立体は、電解質隔壁上に適用されるので、隔壁シートはカソー
ド組立体と正端子の間になる。カソード組立体は、触媒カソード層の上に設置さ
れる電解質透過性セパレータを含んでいる。セパレータは、電池の内部の亜鉛と
アルカリ電解質を含んでいるアノード混合物から、カソード組立体を隔離する。
電解質隔壁シートの縁と、正端子を囲む窪みのあるステップの内面間の接着性ボ
ンドは、カソード組立体の周囲から電解質がしみ出すこと及び電池から漏洩する
ことを阻止し緊密な密封ができる。
【0013】 本発明の方法によるカソード外装ステップの内面に転送される接着パターンは
、溶媒をベースにしたポリアミド接着混合物が好ましい。好ましい接着混合物は
、溶媒に溶解された低分子量のポリアミド接着性ゲルまたは固体である。望まし
いポリアミドの低分子量は、約195と390原子質量単位の間である。溶媒に
対するポリアミド材料の比率は調整できるので、溶液の粘度は、本発明の方法に
よりパッド転写に最適のものにできる。低分子量ポリアミドを採用する接着混合
物の好ましい粘度は、約100と1300センチポアズの間、好ましくは約11
00センチポアズである。
【0014】
【発明の実施の形態】
本発明は、ガス減極電気化学電池に関する。かかる電池は、通常亜鉛と空気カ
ソードを含んでいる金属アノードを有している。本電池は通常、金属/空気減極
電池、特に亜鉛/空気電池に関する。
【0015】 本発明の亜鉛/空気電池は、好ましくはミニチュアボタン電池の形態をしてい
る。本発明は特に電子補聴器の電源として使用される。本発明のミニチュア亜鉛
/空気ボタン電池は、通常約4と16mmの間、好ましくは4と12mmの間の
直径、約2と9mmの間、好ましくは約2と6mmの間の高さを有するディスク
状円筒形である。ミニチュア亜鉛/空気ボタン電池は、普通約1.1ボルトと0
.2ボルトの間の動作負荷電圧を有している。電池は通常、約1.1と約0.9
ボルトの間のほぼ平坦な放電電圧特性を有するので、その後直ぐ電圧は、かなり
突然零に落ちる。ミニチュアボタン電池は、約0.2と20mA間の割合で放電
される。本明細書で使用する用語“ミニチュア電池”や“ミニチュアボタン電池
”は、かかる小寸法のボタン電池を意図するが、他の形状や寸法の小さな亜鉛/
空気についても可能なので、それのみに限定する意図はない。例えば亜鉛空気電
池はまた、通常のAAAA,AAA,AA,C,D寸法のZn/MnOアルカ
リ電池、及び更に大きい寸法に相当する寸法の円筒形外装を有する若干大きな寸
法に製造される。本発明はまた、このような大きな寸法の電池に適用することを
意図するが、他の電池形状、例えば角形または楕円形にも適用できる。
【0016】 本発明の電池は、アノードに例えば亜鉛の重量比で約3%添加された水銀を含
み、または本質的に水銀零(無水銀電池)である。この無水銀電池においては、
水銀を添加しない及び亜鉛に天然に微量存在する水銀のみを指す。したがって本
発明の電池は、全電池重量の百万部当たり約50部以下、好ましくは全電池重量
の百万部当たり約20部以下、より好ましくは全電池重量の百万部当たり約10
部以下の全水銀容量を有する。(ここで使用する用語“本質的に水銀なし”は、
電池が、全電池重量の百万部当たり約50部以下の水銀容量を有することを指す
)。本発明の電池は、アノードに非常に少量の鉛が添加されている。もし鉛がア
ノードに添加されるとすると、電池の鉛の容量は、通常アノードの全金属用量の
約100と600ppmの間である。しかしながら電池は鉛の添加がないことが
望ましく、従って本質的に鉛が無い、即ち全鉛の容量が30ppm以下、好まし
くはアノードの全金属容量に対し15ppm以下である。
【0017】 本発明の亜鉛/空気電池210(図1)は、アノード外装260,カソード外
装240とその間の電気絶縁材料270を備えている。アノード外装260は、
本体263、一体の密閉端269と開放端267を有する。カソード外装240
は、本体242,一体の密閉端249と開放端247を有する。カソード外装の
密閉端249(外装が密閉端を上にして縦方向に保持されているとき)は、通常
その中央付近に持ち上げられた部分244を有する。持ち上げられた部分244
は正端子接触領域と、通常貫通する複数の空気孔243を含んでいる。カソード
外装の密閉端249はまた、持ち上げられた端子部分の周辺縁246から外部周
辺縁248に延びる環状窪みのあるステップ245を有する。
【0018】 アノード外装260は、亜鉛粒子とアルカリ電解質を含むアノード混合物25
0を備えている。粒子寸法は、好ましくは約100と1000ppmの間のイン
ジュムで合金される。カソード外装240は、その密閉端の面の持ち上げられた
部分244に複数の空気孔243を有している。触媒合成体234(図2)を含
むカソード触媒組立体230は、空気孔に接近する外装内に設置される。電池の
放電中、触媒合成体234は、空気孔243を介して入る周辺の酸素と電気化学
反応を容易にする。接着シーラント143は、カソード外装240の内面の部分
に沿って付着れる。好ましい実施の形態においては、接着剤は本発明の方法によ
り、図1と7に示す外装の密閉端249において窪みのある環状ステップの内面
に連続リングとして付着される。カソード外装の密閉端が平坦であれば、即ち窪
みのあるステップ245でなければ、接着シーラント143は、密閉端の外周の
縁248に隣接する密閉端249の内面に添加される。後者の場合、接着シーラ
ント143は、密閉端249の内面に連続リングとして付着されることが望まし
いので、接着剤143の連続リングは、密閉端249の内径の約75%と100
%の間、好ましくは約90と100%の間、より好ましくは約95と100%の
間の外径を備えている。カソード触媒組立体230(図1と2)は、好ましくは
商品名テフロン(四フッ化エチレン)である電解質隔壁膜235の層を、触媒合成
体234の一つの側に、そしてイオン透過セパレータ材料238を他の側に積層
することにより形成される。好ましくは商品名テフロンである電解質隔壁膜23
5は、空気に対して透過性があるが、水と電解質がそれを貫通することを阻止す
る。カソード触媒組立体230の縁は、ステップ245の上に接着性リング14
3を適用するので、カソード合成体234と外装ステップ245間に永久の接着
シールができる。特別の実施の形態では、カソード触媒組立体230は、接着剤
と接触する電解質隔壁235とステップ上で、接着剤143に当接され得る。好
ましい実施の形態では、商品名テフロンが好ましい分離電解質隔壁シート232
は、ステップ245の内面上で接着リング143に当接されるので、電解質隔壁
シート232をステップ245の内面に接着できる。触媒組立体230(図1と
2)は、電解質隔壁シート232上に、隔壁シート232(図2)と接着する好
ましくは商品名テフロンである第二の電解質隔壁シート235の面でもって添加
される。隔壁232は、隔壁シート232に対して添加される第二の隔壁シート
235(図2)と特に組み合わされたステップ245の内面に接合されたとき、
電解質が、触媒組立体230の縁の周囲から移動し、次第に空気孔234から漏
洩することを阻止する非常に効果的なシールを提供できる。接着シーラント14
3の使用はまた、アノード外装本体の上で外周縁242bを絞り加工する間必要
とする絞り力を低減できる。これは、薄い壁の外装(約0.001インチ(0.
0254mm)と0.015インチ(0.38mm)との間の厚さ)と薄い触媒
カソード組立体230が採用されたとき特に利点があり、それは大きな絞り力は
このような薄い外層やカソード組立体に歪みクラックを発生させる可能性がある
からである。
【0019】 本発明の亜鉛/空気電池の好ましい実施の形態は、図1に示されている。図1
の実施の形態は、ミニチュアボタン電池の形態をしている。電池210は、カソ
ード外装240(カソード蓋)とその間に電気絶縁材料270を有するアノード
外装260(アノード蓋)を有している。絶縁体270は、図1に示すようにア
ノード外装本体263の外面に挿入されるリング状であることが好ましい。絶縁
リング270は、アノード外装(図1)の周辺縁268を越えて延びる拡大部分
273aを有することが望ましい。拡大部分273aを有する絶縁体270は、
電池が密封されたあと、カソード外装240とアノード活性材料の接触を阻止す
る。絶縁体270は、圧搾加工されたときフロー(コールドフロー即ち低温塑性
流れ)に抵抗する高密度ポリエチレン、ポリプロピレンやナイロンのような耐久
性電気絶縁材料である。
【0020】 アノード外装260とカソード外装240は、最初に分離にしている部片であ
る。アノード外装260とカソード外装240は、別々に活性材料で充填される
ので、アノード外装260の開放端267はカソード外装240の開放端247
に挿入される。アノード外装260は、アノード外装260の高さの少なくとも
50%より以上の点に周辺縁から縦方向下方に延びている(図1)最大径の第一
の直線部分263aを有することにより、外装は傾斜した中央部263bを形成
するため内側に傾斜している。中央部263bの終端から縦方向下方に延びる第
二の直線部分263cがある。第二の直線部分263cは、直線部分263aよ
り小さな径をしている。部分263aは、比較的平坦な負の端子面265を持つ
密閉端269を形成する90゜曲げ部で終端する。カソード外装240の本体2
42は、密閉端249から縦方向下方に延びる最大径の直線部242aを有して
いる。本体242は周辺縁242bで終端している。カソード外装240の周辺
縁242bと絶縁リング270の下にある周辺縁273bは、最初縦方向に真っ
直ぐで且つアノード外装260の傾斜した中央部263bで機械的に絞り加工さ
れる。これによりアノード外装60の上の所定位置にカソード外装240を閉鎖
し、緊密にシールされた電池を形成できる。
【0021】 アノード外装260は、亜鉛粒子と粉末状ゲル化材料の混合物を予め調合され
たアノード活性材料で個別に充填される。亜鉛の平均粒子寸法は、約30と35
0ミクロンの間が望ましい。亜鉛は、純亜鉛であるが、インジウム(100乃至
1000ppm)で合金化された粒子状の亜鉛形状が好ましい。また亜鉛は、イ
ンジウム(100乃至1000ppm)と鉛(100乃至1000ppm)とで
合金化された粒子状の亜鉛形状が好ましい。他の合金は、例えばインジウム(1
00乃至1000ppm)とビスマス(100乃至1000ppm)とで合金化
された粒子状亜鉛も使用される。これらの粒子状亜鉛合金は、本質的に純亜鉛か
らなり、本質的純亜鉛の電気化学容量を有する。ここで用語“亜鉛”はかかる材
料を含んでいるように理解されたい。ゲル化材料は、アルカリ電解質に実質的に
不溶性である各種の周知のゲル化剤から選択される。例えばかかるゲル化剤は、
架橋されたカルボキシメチル・セルローズ(CMC)であり;例えば{グレイン
プロセッシング会社(Grain Processing Corp)}から商品名ウオータロック(
Waterlock)211として入手できるでんぷんバックボーンにグラフト重合された
加水分解ポリアクリロニトリルの形状のでんぷんグラフト共重合体;{ビー、エ
フ、グッドリッジ(B.F.Goodrich)}社から商品名カーボポル(Carbopol)C94
0で市販されている架橋ポリアクリル酸重合体;商品名ウオータロック(Waterlo
ck)J−500またはJ−550として入手できるナトリウム・ポリアクリル・
高吸収性の重合体と名付けられたポリアクリル酸のナトリウム塩である。粒子状
亜鉛とゲル化粉末の乾燥混合物は、通常乾燥混合物の重量比で約0.1と1%間
で形成されたゲル化剤で形成される。約30と40wt%間の水性KOH電解質
溶液の溶液と、約2wt%のZnOが乾燥混合物に添加され、そして形成された
湿潤アノード混合物250が、アノード外装260に挿入される。これとは別に
、粒子状亜鉛の乾燥粉末混合物とゲル化剤が先ずアノード外装260に設置され
、そして電解質溶液が添加され湿潤アノード混合物を形成する。
【0022】 触媒カソード組立体230(図1と2)と空気拡散体231とは、次のように
カソード外装240に装入される。空気多孔質フィルタペーパーまたは多孔質重
合体材料の形態の空気拡散ディスク231(図1)は、カソード外装240に挿
入され、空気孔243に対して外装の持ち上がった部分244の内面に対して横
たわる。接着シーラントリング143が、カソード外装の密閉端で窪みのあるス
テップ245の内面に装着される。例えば商品名テフロンの個別電解質隔壁層2
32(図1と2)が、選択的に空気拡散体231上に装入されるので、拡散層2
32の縁部は接着リング143に接合される。隔壁層232は、空気に対して透
過性であるが、アルカリ電解質や水に対しては透過性はない。シーラントリング
143は、窪みのあるステップの縁245の内面で隔壁層232の縁を永久的に
接合する。それに接合された隔壁層232を持つシーラントリング143は、ア
ノードからカソード触媒組立体230やその回りに電解質を移動することを阻止
し、且つ空気孔243を介して電池からの漏洩を阻止できる。図2に示す触媒カ
ソード組立体230は、電解質隔壁材料235と、隔壁層235の下のカソード
触媒合成体234と、図2に示す触媒合成体234の下のイオン透過セパレータ
材料の層238とを具備する成層体として形成される。セパレータ238は、セ
ロファン、ポリ塩化ビニル、アクリロニトリル、且つ微少多孔質ポリプロピレン
を含む通常のイオン透過性セパレータ材料から選択される。これらの層の各々は
、個別に製造されそして加熱加圧で互いに積層され触媒組立体230を形成する
。電解質隔壁層235は、商品名テフロンであることが好ましい。触媒組立体2
30は、電解質隔壁シート232(図2)上に設置され、隔壁シート232と接
触する隔壁(商品名テフロン)シート235の面を付随することが好ましい。
【0023】 触媒カソード合成体234は、粒子状二酸化マンガン、且つ電気導電性スクリ
ーン237、好ましくはニッケル・メッシュ・スクリーンの面に通常の塗布方法
により付着される疎水性バインダのカーボンの触媒カソード混合体233からな
ることが望ましい。他の触媒材料は、例えば銀、プラチナ、パラジウム、ルチニ
ウムのような金属または他の金属またはマンガンの酸化物(MnOx)及び酸素
還元反応の触媒として周知の他の成分を含みまたは使用されている。添加中、触
媒混合物233は、スクリーン237の多孔質メッシュにほぼ吸収される。触媒
混合物233に使用される二酸化マンガンは、通常の電池レベルの二酸化マンガ
ン、例えば電解二酸化マンガン(EMD)である。触媒混合物233に使用され
る二酸化マンガンは、また硝酸マンガンMn(NOの熱分解から得られた
二酸化マンガンである。混合物233の製造に使用されるカーボンは、グラファ
イト、カーボンブラック、及びアセチレンブラックを含む各種のものである。好
ましいカーボンは、大きな表面積のためカーボンブラックである。適切な疎水性
バインダは、商品名テフロン(四フッ化エチレン)である。触媒混合物233は、
通常重量比で約3と10%の間のMnO、重量比で約10と20%の間のカー
ボン、残りバインダからなる。電池の放電中、触媒混合物233は、主に入り込
む空気を含む電気化学反応を促進する触媒として働く。しかしながら追加の二酸
化マンガンを触媒に加えることもでき、電池は空気補助亜鉛/空気または空気補
助アルカリ電池に変換できる。ボタン電池の形態をしているこのような電池にお
いては、少なくとも二酸化マンガンの一部は放電され、即ちある程度のマンガン
が入り込む酸素とともに電気化学放電中還元される。接着性リング143及びこ
こで記載する適用方法は、電解質の漏洩を阻止するためかかる空気補助電池に良
好に適用できることを意図している。
【0024】 空気拡散体231と触媒組立体230が、接着リング143に接合された隔壁
層235やまたは他の隔壁層232とともに外装240に装入された後、アノー
ド外装260はアノード材料250で充填される。充填されたアノード外装26
0の開放端267は、カソード外装240の開放端247に装入される。カソー
ド外装の周辺縁242bは、前述のようにアノード外装の傾斜した中央部263
b上にその間の絶縁体270とともに絞り加工される。
【0025】 好ましい実施の形態(図1)においては、アノード外装260は、メッキまた
は内面にクラッドされた銅の層266を備えているので、組み立てられた電池に
おいては、亜鉛アノード混合物250は銅の層と接触する。銅の板は、亜鉛が放
電されるとき、アノード250から負の端子265へ通過する電子に対し高い導
電性の通路を提供できるので好ましい。アノード外装260は、図1に示すよう
銅の層266を有する内面にメッキされるステンレススチールで形成されること
が好ましい。好ましくはアノード外装260は、図1に示すようにその外面にニ
ッケル層そしてその内面に銅層266を有するステンレススチール264からな
るトリクラッド材料で形成される。このようにして組み立てられた電池210は
、銅層266は亜鉛アノード混合物250と接触するアノード外装の内面を形成
し、ニッケル層262はアノード外装の外面を形成する。
【0026】 銅層266は、約0.0002インチ(0.005mm)と0.002インチ
(0.05mm)間の厚さを有していることが好ましい。ステンレススチールは
、通常約0.001インチ(0.0254mm)と0.01インチ(0.254
mm)間の厚さ且つニッケル層は、約0.0001インチ(0.00254mm
)と0.001インチ(0.0254mm)間の厚さを有している。トリクラッ
ド材料からなるアノード外装260の全体の壁厚は、約0.001インチ(0.
0254mm)と0.015インチ(0.38mm)間の厚さが好ましい。
【0027】 ミニチュア亜鉛/空気電池は、ステップ245の内面に接着性リング143 含めて前述の(図1)成分を有するように製造される。商品名テフロンの個別の
電解質隔壁層232は、接着性リング143を用いてステップ245の内面に接
合される。特定の実施の形態(電池寸法を限定する意図はない)においては、電
池は、全体の直径は約0.608インチ(15.4mm)、高さ(正から負の端
子)は約0.314インチ(7.98mm)の標準寸法635亜鉛/空気電池で
ある。(かかる寸法は、国際電気化学委員会−IECにより規定された電池寸法
の標準内にある)。カソード外装240は、壁厚が約0.01インチ(0.25
mm)のニッケルメッキスチールである。カソード触媒合成体237は次の組成
からなる:MnO4.6wt%、カーボンブラック15.3wt%、商品名テ
フロンのバインダ18.8wt%、及びニッケル・メッシュ・スクリーン61.
2wt%。全カソード触媒合成体237は、0.140gである。アノード25
0は、添加水銀零の含有量で(水銀含有量が重量比で20ppm以下)、次の組
成を有している:亜鉛77.8wt%(亜鉛がインジウムと鉛それぞれと200
乃至500ppmで合金化される)、電解質(40wt%KOHと2wt%Zn
O)21.9wt%、ゲル化剤(Waterlock J-550)0.3wt%、鉛400pp
m(0.04wt%)。全アノード250は2.43gで、亜鉛は1.9gであ
る。
【0028】 他の限定しない特定の実施の形態では、電池の寸法は、約0.3025と0.
3045インチ(7.68と7.73mm)の間の外径、約0.1300と0.
1384インチ(3.30と3.52mm)の間の高さを有する標準寸法312
亜鉛/空気電池である。両方の寸法の外装240の壁厚は、例えば0.004イ
ンチ(0.10mm)である。312寸法の電池の組成は、活性材料の全体の量
が312電池寸法の容量を調整することを除いて、635寸法の電池について述
べてきたことと同様である。シーラント143を添加する方法及び引き続いて述
べる記載のように接着シーラント(ウェットおよびドライ)の好ましい幅や厚さ
は、異なる電池寸法にも同様に適用できる。前述したように本発明による方法は
、通常約4と16mmの間、好ましくは約4と12mmの間の直径、及び約2と
9mmの間、好ましくは約2と6mmの間の高さを持つディスク状円筒形を有す
るミニチュア亜鉛/空気ボタン電池に有効に適用できる。
【0029】 本発明の方法においては、接着シーラント143は、カソード外装の窪みのあ
るステップの内面に連続リングとして付着されることが好ましい。エッチングさ
れた板130は、その表面にエッチングされた即ち溝を掘られたパターンを持っ
て作られる。エッチングされた板130は、通常スチールである。エッチングは
、プリント業界で通常採用されている電気化学方法を用いて行われる。エッチン
グは、他の方法、例えば板をスタンピング、機械加工またはキャスティングで実
施することができるので、エッチングまたは望ましい溝のパターンが板の面に現
れる。本明細書で使用される用語「エッチングされた」は、その表面に溝の掘ら
れたパターンを持つ板を意味するもので、溝の掘られたパターンを達成する特定
な方法に限定するものではない。エッチングされたリング133は、板130の
面の閉じた(連続した)溝の形態が好ましい。溝は楕円、卵形または円形であり
、好ましくはステップ245の形状に合致することが好ましい。エッチングされ
たリング133は、通常円形であるステップ245の形状に合致する連続円形溝
のパターン持つことが好ましい。エッチングされたリング133は、約20と4
0ミクロン(0.020と0.040mm)の間の深さ、好ましくは約30ミク
ロン(30mm)の深さである。カソード外装240のステップ245は、約4
と16mmの間、好ましくは4と12mmの間の直径、約2と9mmの間、好ま
しくは2と6mm間の高さを有するディスク状円筒形の亜鉛/空気電池について
、0.025と0.035インチ(0.63と0.89mm)の間の幅を有する
ことが好ましい。エッチングされたリング133は、ほぼ同じ幅だがステップ2
45の幅以下の幅を有している。エッチングされたリング133の幅(したがっ
て接着剤143の幅でもある)は、ステップ245の幅以下、好ましくはステッ
プの幅の約1/3と2/3間の間、より好ましくはステップ245の幅の約1/
2である。この場合ステップ245に転送される接着剤143は、ステップの中
央にあることが好ましい。従ってステップ245が約29ミル(0.74mm)
の幅であれば、エッチングされたリング133は、約15ミル(0.38mm)
の幅を持つことが好ましい。カソード外装は、240静止床150に逆転してお
かれ、図3Bに示すように移動できないように保持される。パッド120が、カ
ソード外装240(図3)の開放端247に設置される。接着剤143は、調合
キャニスタ即ち缶140に注入される。キャニスタ140は転換され、エッチン
グされた板130(図3D)の面と接触するように設置される。
【0030】 本発明による方法の次の工程においては、板130は、キャニスタ140の下
に水平に滑り込み、接着剤140は図3Dに示すようにエッチングされたリング
133を充填する。(キャニスタ140は作業工程中固定された静止位置に留ま
っている)。エッチングされたリング133は、図3Cに示すように板130の
面内の連続する溝のパターンであることが好ましい。板130は、接着剤で充填
されたエッチングされたリング133が、転写パッドヘッド125の下に配列さ
れるまで、調合キャニスタ140の下で、好ましくは同じ連続ストロークで更に
摺動する。転写パッドヘツド125は、図3Aに示すように、転写パッド120
の露出端を形成する凸状曲面を有することが好ましい。シリコンゴムが好ましい
転写パッドはマサチューセッツ、ローウェルのイノバティブ・マーキング・シス
テム会社(Innovative Marking Systems, Inc.,Lowell, Mass.)から市販さ
れている。転写パッド120は、摺動自在な装着腕112に取り付けられる外装
110内に緊締保持されている。腕112は、所望の時間シーケンスでパッドを
上下に動かすように付勢される。
【0031】 板130のエッチングされたリング133が、パッドヘッド125の下に配列
された後、パッド120は、パッドヘッド125が図4Aに示すように板130
内の接着剤充填エッチング133に向けて加圧するまで、縦方向下方に移動する
。その間にカソード外装240は、静止床150(図4B)に移動しないように
保持される。次いでパッドは、エッチングされた板130から引き戻される。
【0032】 パッドが引き戻された後、接着剤143は、接着剤のパターンがエッチング1
33のパターンに一致するようにエッチング133からパッドに転写される。カ
ソード外装240は図5Bに示すように、まだ静止床150に動かないように保
持されている。パッド120がエッチング133から引き戻された後、エッチン
グされた板130は図5Cに示すようにスタート位置に引き戻される。エッチン
グ板に対しパッドヘッド125の移動とスタート(引き戻された)位置への移動
間の時間間隔は、通常約2と5秒の間である。転写された接着剤143は、板1
30上のエッチングされたリング133と同じパターンである。
【0033】 接着剤が転写されたパッド120が、板130から引き戻された後、パッド1
20は外装の開放端247を貫通し、図6Aに示すようにカソード外装240の
内面の一部分と接触するように加圧される。外装がステップ245の内面が外装
開放端247を介してパッドヘッド125に対向するような転換位置に置かれて
いるこの工程中、外装240は、固定された床150内に不動に保持される。パ
ッドヘッド125の接着パターン143は、外装240の窪みのあるステップ2
45の内面に接触する。次いでパッド120は、パッドヘッド125からステッ
プ245の内面に転写された接着パターンを残して引き戻される。カソード外装
ステップ245へパッドヘッド125の移動と、スタート(引き戻し)位置へ戻
る時間間隔は、通常約2と5秒の間である。ステップ245に転写された接着剤
143は、板130のエッチング133と同じパターン、好ましくは前述したよ
うに連続した円形リングのパターンを有する。転送された接着剤は、窪みのある
ステップ245の形状や寸法に一致する連続リング形状が好ましい。このように
して接着剤は、ステップの形状に一致する連続リングとして環状ステップ245
の内面に付着される。ステップ245に転写される接着剤143の厚さは、エッ
チングされたリング133の深さと同じ、通常約30ミクロン(30×10−6 m)である。接着剤がステップ245に転写された後、ステップ245上の約7
乃至10ミクロンの適度な粘性の接着リングを残したまま約1乃至3秒内で迅速
に乾燥される。パッド120が外装240から引き戻された後、エッチングされ
た板130は、図6Bに示すスタート位置から、新しいサイクルを開始するため
調合キャニスタ140の下を通過するように準備される。前述の方法は、自動的
に行われるので、接着パターンは個々のカソード外装に継続的に付着される。
【0034】 カソード外装240のステップ245に接着シーラントを適用する前述の方法
は、付着される実際の量(厚さと幅)について非常に精細に制御でき、所望のパ
ターンの一様な添加を確実にできる。特にパッド転送方法は、接着剤を所望のリ
ングパターンにおけるステップに所望の僅かな厚さ、例えば約30ミクロン且つ
僅かな幅、例えば15ミル(0.38mm)に対して一様に付着できる。カソー
ド外装240に対する接着剤143の付着方法についてのパッド転写方法は、押
し出し方法より外装240に接着剤の量及び接着剤の位置決めについてより良い
制御ができる。本発明によるパッド転写方法は、押し出しに伴う“ストリンギン
グ(stringing)”の問題を緩和できる。押し出し方法は、付着された接着剤の本
体に絡まる押し出し材料の微細糸や紐を残留する傾向がある。かかる材料の糸は
、カソード外装240の内部の部分に接着し、放電時電池の内部抵抗を増加させ
ることになる。
【0035】 接着剤143は、上記の方法で複数個のカソード外装240に同時に適用する
ことができる。このことは、板130の面に並んでいる複数の同様にエッチング
されたリングをエッチングすることにより容易に達成できる。複数の同様な転写
パッドが、板130の面の複数のエッチング133に接着剤を同時にピックアッ
プするのに使用することができる。即ち各パッドは、板130の対応する接着剤
充填エッチング133と整列することができる。パッドは、接着パターンをエッ
チングの各々から各パッドに同時に転写するため対応する接着剤充填エッチング
の上を押圧できる。接着剤143は、外装をそれぞれのパッドの下に同時に通過
させ、且つ各外装240の上に各パッドを押圧することにより、複数のカソード
外装240に同時に転写できる。このようにして、単一のパッドが使用されると
きより単位時間あたり多数のカソード外装に接着剤が付着できる。
【0036】 エッチング133に付着される接着剤は、ポリアクリルアミドをベースとした
接着成分を含む溶媒をベースとした混合物であることが好ましい。接着成分は、
低分子量の熱可塑性ポリアミドレジンであることが望ましい。好ましいポリアミ
ドレジンは、{ヘンケル会社(Henkel Corp.)またはコージニス会社(Coginis Corp.)}から市販されている商品名REAMID−100またはVERSAM
ID−100である。REAMID−100またはVERSAMID−100
は、室温でゲル化している低分子量のポリアミドである。それは分子量約390
の二量重合脂肪酸であり、且つ二量重合脂肪酸とジアミンとの反応生成物である
。それは、糖蜜軟度と粘度室温で約30と50ポアズの間である。接着性混合物
は、REAMID−100を重量比で50部のイソプロパノールと重量比で50
部のトルエン溶媒で分解により容易に生成できる。REAMID−100につい
ての他の適切な溶媒は、重量比で40部のイソプロパノールと重量比で40部の
トルエン及び重量比で20部のブタノールの混合物である。約1000センチポ
アズの粘度の所望の混合物をうるため配合されたREAMID−100と適切な
溶媒からなる接着剤混合物は、スペッシャルティーケミカル会社(Specialty Ch
emicals Co.)から入手可能である。ポリアミドをベースとした接着剤は、商品
名テフロンのような材料と金属間に、例えば商品名テフロンのシートとニッケル
メッキスチール間を薄い接着厚で非常に強力な接着接合をできるので望ましいこ
とである。特に、カソード外装ステップ245の内面に付着されるポリアミド接
着層143は、薄い接着厚さ(例えば溶剤が蒸発した後)でテフロンシート23
2とニッケルメッキ外装(ステップ245)間に非常に強力な接合を提供できる
。またポリアミドをベースにした接着成分は、水酸化カリウムの電解質からの化
学薬品による腐食に対抗できるので望ましい。より高分子量のポリアミドをベー
スとした接着成分が混合物に使用できるとはいえ、より低い分子量の接着剤は溶
媒に容易に分解するので、REAMID−100のような低分子量のポリアミド
を使用することが望まれる。また接着剤の粘度を調整することが望まれているの
で、キャニスタ140で調合された接着剤は、あまり厚くもなくあまり薄くもな
い。接着混合物が、あまりにも厚ければ、ゴム沈積物はキャニスタ140内で成
形され、開放縁を通過する。
【0037】 接着混合物が余りにも薄く、カソード外装ステップ245に付着するポリアミ
ド接着成分には充分でない場合、薄い被覆厚さにおいて所望の接着接合は達成で
きない。このことはキャニスタ140がエッチングされた板130がその下を通
過するときハイドロプレーン(hydroplane)させることができる。また接着混合物
が余りにも粘性があると、エッチング板130からパッドヘッド125に一様に
転写できず且つ貼り付けることができず、そしてまたパッドヘッド125からカ
ソード外装に一様に転送できない。従って接着剤/溶媒混合物の粘性は、適切な
被覆特性を得るように調整できる。調合キャニスタ140からエッチング133
に添加するための好ましい混合物は、ポリアミド接着成分の混合物、好ましくは
溶媒中のREAMID−100であり、その混合物の粘度は、約1100センチ
ポアズである。REAMID−100は、一旦接着混合物が添加され溶媒が蒸発
した後長期間適度な粘性を保っている。
【0038】 キャニスタ140で調合される好ましい接着混合物は、重量比で50部のイソ
プロパノールと重量比で50部のトルエンの溶媒に溶解したポリアミドゲル(R
EAMID−100)を含んでいる。接着混合物は、全接着混合物の約50と6
0重量%の間のポリアミドゲル(REAMID−100)と全接着混合物の約4
0と50重量%の間の溶媒から作られる。混合物の粘度は、約1100センチポ
アズである。また他の好ましい接着混合物は、重量比で40部のイソプロパノー
ルと、重量比で40部のトルエンと、重量比で20部のブタノールの溶剤で溶解
されたポリアミドゲル(REAMID−100)で製造される。接着混合物は、
全接着混合物の約50と60重量%の間のポリアミドゲル(REAMID−10
0)と全接着混合物の約40と50重量%の間の溶媒から作られる。これらの処
方は、接着混合物がエッチングされた板130からパッドヘッド125に一様な
被覆を容易に転送できる特性と、パッドヘッド125からカソード外装ステップ
245に一様に薄い被覆を添加できる特性との結合特性を有する。この処方は、
それに添加されるテフロン隔壁層32に強力な接合を提供するため、カソード外
装245に対し接着固体物を充分な転送を可能にできる。接着混合物は、ステッ
プ245の内側に薄い被覆(例えば30ミクロン)として付着されたとき、約1
乃至3秒内で非常に迅速に乾燥される。溶媒が蒸発したとき、乾燥接着剤は長い
間例えば約1ケ月間適切な粘性を提供する。したがって商品名テフロンの層23
2(または235)は、接着剤の接着または密封特性を犠牲にすることなく、こ
の長い間接着剤で被覆されたステップ245に適用される。テフロン層232が
、前述したようにステップ245の接着剤被覆内面に接合されたなら、カソード
組立体230の周りや空気孔243に電解質の漏洩を阻止するため、カソード組
立体230とカソード外装ステップ245間に充分緊密なシールを提供できる。
【0039】 本発明は特定の実施の形態について説明してきたが、本発明の概念から逸脱す
ることなく他の実施の形態でも実施できる。従って発明は特定の実施の形態に限
定することを意図してないが、その範囲は、請求の範囲やその均等物に反映され
ている。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の亜鉛/空気電池の一実施の形態の等大の断面図である。
【図2】 図1に示す触媒カソード組立体と接着シーラントの好ましい実施の形態の分解
図である。
【図3A】 スタート位置にある転写パッドの正面図である。
【図3B】 固定床内の所定位置に保持されたカソード外装の横断面図である。
【図3C】 エッチングされた部分を示すエッチング板の部分的な平面図である。
【図3D】 接着剤を調合するために使用されるキャニスタの下を摺動するエッチング板の
正面図である。
【図4A】 エッチング板上にパッドを押圧し、エッチングから接着剤を引き上げることを
示す正面図である。
【図4B】 固定床内の所定位置にあるカソード外装の断面図である。
【図5A】 パッドが、図4Aに示すエッチングされた板から引っ込められた後、接着剤を
備えたパッドを示す正面図である。
【図5B】 固定床内の所定位置にあるカソード外装の断面図である。
【図5C】 接着剤を調合するために使用されるキャニスタの下の引き戻された位置にある
エッチングされた板の正面図である。
【図6A】 パッドがカソード外装ステップの内面で押圧され、それにより接着剤をパッド
から外装ステップの内面に転写することを示す正面図である。
【図6B】 接着剤を調合するキャニスタの下を通過するように後方に引き戻されたエッチ
ングされた板の正面図である。
【図7】 外装の内面に付着された接着剤を示すカソード外装の等大の断面図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE,TR),OA(BF ,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW, ML,MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,G M,KE,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ, MD,RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM, AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,B Z,CA,CH,CN,CO,CR,CU,CZ,DE ,DK,DM,DZ,EC,EE,ES,FI,GB, GD,GE,GH,GM,HR,HU,ID,IL,I N,IS,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LC ,LK,LR,LS,LT,LU,LV,MA,MD, MG,MK,MN,MW,MX,MZ,NO,NZ,P L,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK ,SL,TJ,TM,TR,TT,TZ,UA,UG, US,UZ,VN,YU,ZA,ZW (72)発明者 バンス、ロジャー、シェパード アメリカ合衆国マサチューセッツ州、ラン カスター、センター、ブリッジ、ロード、 157 (72)発明者 ウイリアム、ティー.マックヒュー アメリカ合衆国マサチューセッツ州、ウェ ストウッド、アルペナ、アベニュ、16 Fターム(参考) 5H011 BB04 CC06 DD14 EE04 FF03 GG02 HH02 HH03 HH04 5H032 AA02 AS03 AS11 BB05 BB06 CC04 CC06 EE01 EE04 EE05 EE12 HH00

Claims (46)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カソード外装の内面の一部分に転写パッドにより運ばれた接着剤を付着させる
    工程を含むことを特徴とする 亜鉛/空気電池のカソード外装の内面の一部分に接着剤を付着させる方法。
  2. 【請求項2】 前記外装から転写パッドを引き戻すことにより、パッド上の接着剤の一部分が
    前記カソード外装上に留まる工程を更に具備することを特徴とする請求項1に記
    載の方法。
  3. 【請求項3】 (a)亜鉛/空気電池のカソード外装の内面に溝やエッチングのある板を設け
    る工程と、 (b)該板の溝やエッチングに接着剤を充填し、該板に接着パターンを形成す
    る工程と、 (c)転写パッドを該接着パターンに当接させる工程と、 (d)該接着パターンから転送パッドを引き戻すことにより、前記接着パター
    ンを前記パッドに転写する工程と、 (e)前記カソード外装の内面の一部分に転写パッドを当接させる工程と、 (f)前記外装の内面から転写パッドを引き戻すことにより、転写パッド上の
    接着パターンを前記カソード外装に転写する工程と を具備することを特徴とする亜鉛/空気電池のカソード外装の内面の一部分に
    接着剤を付着させる方法。
  4. 【請求項4】 前記バッドは、シリコンゴムであることを特徴とする請求項3に記載の方法。
  5. 【請求項5】 前記カソード外装は、開放端と密閉端を有する缶の形状をしており、該密閉端
    の中央部は電池の正端子を形成し、且つ前記正端子は窪みのある環状ステップに
    より囲まれており、前記工程(e)は、前記転写パッドを前記開放端を介して前
    記環状ステップの内面の一部分と接触するように当接させる工程を含み、前記工
    程(f)は前記ステップの内面からパッドを引き戻すことにより、パッド上の接
    着パターンがカソード外装の内面に転写される工程を含むことを特徴とする請求
    項3に記載の方法。
  6. 【請求項6】 電解質隔壁シートの一部分を、前記ステップの内面の接着パターンに当接させ
    る工程を含むことを特徴とする請求項5に記載の方法。
  7. 【請求項7】 前記電解質隔壁シートは、四フッ化エチレンであることを特徴とする請求項6
    に記載の方法。
  8. 【請求項8】 前記隔壁シートの縁部は、前記ステップの内面上の接着パターンに当接され、
    且つ前記隔壁シートの縁部は前記ステップの内面に接合されることを特徴とする
    請求項7に記載の方法。
  9. 【請求項9】 該隔壁シートが前記ステップの内面と触媒カソードの間にあるように、二酸化
    マンガンを含む触媒カソードが、前記電解質隔壁シート上に当接されることを特
    徴とする請求項7に記載の方法。
  10. 【請求項10】 前記電池はボタン電池であり、前記ステップは前記カソード外装の一体部分で
    あることを特徴とする請求項5に記載の方法。
  11. 【請求項11】 前記ステップは、環状リングの形状であり、且つ前記接着パターンは前記ステ
    ップの形状に合致する連続リング形状であることを特徴とする請求項10に記載
    の方法。
  12. 【請求項12】 前記接着パターンは、ポリアミドを含むことを特徴とする請求項5に記載の方
    法。
  13. 【請求項13】 アノード外装と、カソード外装と、前記アノード外装内の亜鉛とアルカリ電解
    質を含むアノード材料と、前記カソード外装内の触媒カソードとを具備し、前記
    カソード外装は、開放端と密閉端を有する缶形状であり、且つ接着剤は前記密閉
    端の内面の一部分に付着されることを特徴とする金属/空気減極電池。
  14. 【請求項14】 前記接着剤は、前記密閉端の外周縁に隣接する前記密閉端の内面の部分に付着
    されることを特徴とする請求項13記載の金属/空気電池。
  15. 【請求項15】 前記電池は、ボタン電池であり、前記接着剤は、前記密閉端の内径の約75と
    100%の間の外径を有する連続リング形状であることを特徴とする請求項13
    に記載の金属/空気電池。
  16. 【請求項16】 前記密閉端の中央部は、窪みのある環状ステップにより囲まれており、且つ前
    記接着剤は前記ステップの内面に付着されることを特徴とする請求項13に記載
    の金属/空気電池。
  17. 【請求項17】 前記電池は、ボタン電池であり、前記密閉端はカソード外装の一体部分である
    ことを特徴とする請求項13に記載の金属/空気電池。
  18. 【請求項18】 前記電池は、ボタン電池であり、前記ステップはカソード外装の一体部分であ
    ることを特徴とする請求項16に記載の金属/空気電池。
  19. 【請求項19】 前記接着剤は、前記環状ステップの形状に合致する連続リングの形状であるこ
    とを特徴とする請求項16に記載の金属/空気電池。
  20. 【請求項20】 前記電池は更に、前記密閉端の内面の接着剤に接合された部分を有する第一の
    電解質隔壁間シートを備えることを特徴とする請求項13に記載の金属/空気電
    池。
  21. 【請求項21】 前記電池は更に、前記ステップの内面の接着剤に接合された部分を有する第一
    の電解質隔壁シートを備えることを特徴とする請求項16に記載の金属/空気電
    池。
  22. 【請求項22】 前記電解質隔壁シートは、四フッ化エチレンであることを特徴とする請求項2
    1に記載の金属/空気電池。
  23. 【請求項23】 前記第一の隔壁シートの縁部は、前記ステップの内面上の接着剤に当接され、
    前記第一の隔壁シートの縁部は前記ステップの内面に接合されることを特徴とす
    る請求項22に記載の金属/空気電池。
  24. 【請求項24】 前記第一の隔壁シートが、前記ステップの内面と前記触媒カソード間にあるよ
    うに、二酸化マンガンを含む触媒カソードは、前記第一の電解質隔壁シートの上
    方に適用されることを特徴とする請求項23に記載の金属/空気電池。
  25. 【請求項25】 第二の電解質隔壁シートは、前記触媒カソードと前記第一の隔壁シート間に適
    用されることを特徴とする請求項24に記載の金属/空気電池。
  26. 【請求項26】 前記第二の電解質隔壁シートは、四フッ化エチレンであることを特徴とする請
    求項25に記載の金属/空気電池。
  27. 【請求項27】 前記第一の電解質隔壁シートから離れて対向する触媒カソードの側で触媒カソ
    ード上のイオン透過性セパレータと、亜鉛とアルカリ電解質を含むアノードとを
    具備し、前記アノードは、前記触媒カソードと前記アノード間にある前記セパレ
    ータを有する前記電池の内部を備え、前記第一の電解質隔壁層は前記ステップの
    内面に接合され電池から電解質の漏洩を阻止することを特徴とする請求項24に
    記載の金属/空気電池。
  28. 【請求項28】 前記ステップの内面の接着剤は、電池から電解質の漏洩の機会を低減すること
    を特徴とする請求項27に記載の金属/空気電池。
  29. 【請求項29】 前記接着剤は、ポリアミドを含むことを特徴とする請求項28に記載の金属/
    空気電池。
  30. 【請求項30】 前記カソード外装は、開放端と密閉端を有する缶の形状であり、接着剤が前記
    密閉端の内面の一部分に付着されることを特徴とする金属/空気減極電池のカソ
    ード外装。
  31. 【請求項31】 前記接着剤は、前記密閉端の外周縁に隣接する前記密閉端の内面の一部に付着
    されることを特徴とする請求項30に記載のカソード外装。
  32. 【請求項32】 前記外装は円筒形で、前記接着剤は、前記密閉端の内径の約75と100%の
    間の外径を持つ連続リングの形状であることを特徴とする請求項30に記載のカ
    ソード外装。
  33. 【請求項33】 前記密閉端の中央部は、窪みのある環状ステップにより囲まれており、前記接
    着剤は前記ステップの内面に付着されることを特徴とする請求項30に記載のカ
    ソード外装。
  34. 【請求項34】 前記外装は円筒形で、前記密閉端はカソード外装の一体部分であることを特徴
    とする請求項30に記載のカソード外装。
  35. 【請求項35】 前記外装は円筒形で、前記ステップはカソード外装の一体部分であることを特
    徴とする請求項33に記載のカソード外装。
  36. 【請求項36】 前記接着剤は、前記環状ステップの形状に合致する連続リングの形状であるこ
    とを特徴とする請求項33に記載のカソード外装。
  37. 【請求項37】 前記電池は更に、前記密閉端の内面の接着剤に接合された一部分を有する第一
    の電解質隔壁を含んでいることを特徴とする請求項30に記載のカソード外装池
  38. 【請求項38】 前記電池は更に、前記ステップの内面の接着剤に接合された一部分を有する第
    一の電解質隔壁を含んでいることを特徴とする請求項33に記載のカソード外装
    池。
  39. 【請求項39】 前記電解質隔壁シートは、四フッ化エチレンであることを特徴とする請求項3
    8に記載のカソード外装。
  40. 【請求項40】 前記第一の電解質隔壁シートの縁部は、前記ステップの内面の接着剤に当接さ
    れ、前記第一の隔壁シートの縁部は、前記ステップの内面に接合されるようにな
    ることを特徴とする請求項39に記載のカソード外装。
  41. 【請求項41】 二酸化マンガンを有する触媒カソードは、前記第一の隔壁シートが、前記ステ
    ップの内面と触媒カソードの間にあるように、前記第一の電解質隔壁シートの上
    に当接されることを特徴とする請求項40に記載のカソード外装。
  42. 【請求項42】 第二の電解質隔壁シートは、触媒カソードと前記第一の隔壁シート間に適用さ
    れることを特徴とする請求項41に記載のカソード外装。
  43. 【請求項43】 前記第二の電解質隔壁シートは、四フッ化エチレンであることを特徴とする請
    求項42に記載のカソード外装。
  44. 【請求項44】 前記第一の電解質隔壁シートから離れて対向する合成体の側の触媒カソード上
    のイオン透過性セパレータを含むことを特徴とする請求項41に記載のカソード
    外装。
  45. 【請求項45】 前記金属/空気電池は、亜鉛/空気電池であることを特徴とする請求項30に
    記載のカソード外装。
  46. 【請求項46】 前記接着剤は、ポリアミドを含んでいることを特徴とする請求項30に記載の
    カソード外装。
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