JP2003533667A - 小口径の変形弾丸およびそれを製造する方法 - Google Patents
小口径の変形弾丸およびそれを製造する方法Info
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Abstract
Description
。
に貫通する射撃となり、そのために撃たれた者は、効果的に制圧されないおよび
/または逃げることができることが一般によく知られている。跳弾は、銃弾をば
らばらにするだけでなく、しばしば関係のない人を危険にさらすことにもなる。
さらに、一般に使用される弾丸は、鉛の弾芯を有し、その弾芯は、容認すること
のできない悪影響を長期間にわたって撃たれた者および環境に及ぼす。
−B1−0636853)、この弾丸は、金属からなる円筒形のベース部材を備
え、そのベース部材の先端は、オジーブ(ogive)または切頭円錐の形状を
有し、耐衝撃性プラスチック材料からなる球の形状を有する弾道補助部材が、こ
のベース部材の中へ挿入される。この弾丸は、二次的な弾丸を生成させないこと
を特に意図したものである。
は、プラスチック材料に金属が添加されていても、X線写真ではきわめて小さな
有効面積しか現れないので、負傷した人から見つけ出すのが困難である。したが
って、ベース部材から分離されたそのような球は、高解像度X線装置を使用した
としても、とりわけ、骨の近辺に検出されないまま残ることがあり、いつまでも
続く永久的な疾患を人体にもたらすことがある。
ては製造に関する問題を発生させ、また他方においては限られた最終弾道エネル
ギーのために、いわゆる弾道石鹸(ballistic soap)で測定して
、標的距離が5mで、9mmの銃弾の場合にほぼ60J/cmであるように警察
組織で規定されたエネルギーデポジッション(energy depositi
on)を提供することができないという欠点を有する。
大きなエネルギーデポジッションを発生させる小口径の弾丸を製造することであ
り、すなわち弾丸および/または毒性の高い重金属の破片が飛び散ることによっ
ていつまでも続く傷を生じさせることなく、撃たれた者を動けなくすることであ
る。さらに、その弾丸は、警察活動の条件に適合することができ、かつ大きな信
頼性および精度を有するものでなければならない。さらに、経済的に、かつ、と
りわけ複雑な旋盤仕上げがなされた部品を必要とすることなく、弾丸を製造する
ことができなければならない。
ここでは、内側円筒形部品が、弾道軌道全体を通して、その全長にわたって非確
実嵌め(non−positive fit)によってベース部材内の前方位置
にしっかりと保持されるようにか、または、内側円筒形部品が、発射加速度によ
ってすでに後方位置に移動しており、その時に、その後端がベース構造体に衝突
するように選択される。
施される。
環境には最小限の害しか及ぼさないことである。弾丸の変形、すなわち弾丸が平
らにひしゃげるのは、特有の形で実現され、また、その作用を予測することがで
きる。すなわち、生物材料内で放出されるエネルギーが制御される。弾丸の外観
は、完全被甲弾丸の外観と同じであり、その完全被甲弾丸の利点を有する。すな
わち、水分が、発射薬の中に浸透することはありえない。
場合において、その元々の重量と100%同じ重量を有する。ベース部材と挿入
されたスリーブコアとの間に存在する空隙は、軟らかい標的(弾道石鹸)に命中
した時、動的ばねのように作用し、ベース部材の前面領域しか変形せず、その背
面にある環状空間へ後方に移動したスリーブコアは、変形エネルギーをほとんど
吸収しない。
ース部材の前方領域は、比較的に容易に変形することができ、そして硬い標的に
命中した時には、両側にフランジを付けたように平らにひしゃげ、すなわちその
突き出た前方領域が広がる。より軟らかい標的に命中した時には、膨らむと同時
に前方の断面が拡大する。2つの部品のこの種の固結は、きわめて硬い標的内に
おいてすらもそれらが分離するのを防止する。
に悪影響を及ぼさないことが、予期せずに見出された。
丸のとりわけ後方部分の圧縮性は、銃身内の磨耗を減少させ、そのために、本発
明による弾丸は、演習弾にもきわめて適している。これに関連して、弾体全体が
、単一の容易に再利用される材料からなり、かつ標的領域から除去することがで
き、それによって環境に害を与えないこともまた有益なことである。
模連続生産を可能にする。
利点を有するだけでなく、さらに材料が同一の熱膨張率を有するので、部品はい
ったんお互いに結合されると同一の応力を有する。
空間をベース部材内に形成し、弾丸が標的に食い込む時にそのスリーブコアが押
し込まれる。
、外部環状溝がスリーブコアに提供されることによってなされる。
ーブコアを移動させないようにする場合には、例えばH7/n6があり、また、
小さな発射加速度でさえもスリーブコアを移動させるようにする場合には保持嵌
め(holding fit)があり、嵌め合わせ効果を備えた締まり嵌めを実
現するために、内腔と比較してスリーブコアが円錐構造であってもよい。同じよ
うに、任意に、その逆が可能である。すなわち、スリーブコアに比較して内腔が
円錐であってもよい。
ess)を使用することによって、2つの部品であるベース部材およびスリーブ
コアの製造は、とりわけコストのかからないものとなる。
ことが可能であり、そのストリップ素材は、ローラを介して適切な打ち抜きプレ
スへ給送される。
嵌めによってスリーブコアの端面をベース部材の中へ圧入する。
材は、よく知られているような方法でピストル銃弾に使用される実包の薬莢10
内に圧入される。
リーブコア2はスリーブ部材とともに、移行部分を伴うことなく弾丸先端部を構
成する。この弾丸の下部領域には、円形の皿状環状空間3aが存在し、その環状
空間3aはその上にあるスリーブコア2内の盲孔3bとともに、密閉された空隙
を構成する。
重心である。
2′は、弾丸が標的に命中し、かつ底部4に衝突た時に、並進運動でもって移動
する。したがって、特有な形で弾丸先端部を変形させることができる。すなわち
、弾丸先端部が平らにひしゃげ、それと同時にスリーブコア2の先端部の縁をフ
ランジで取り囲む。
る移動が、ほんのわずかなものであっても、ベース部材およびスリーブコアが、
お互いに食い込み、それによって重量測定を伴った実地試験によって実証された
ように、発射された弾丸の全質量が標的内にそのまま保存される。
弾丸の前端外径が、大きくなり、それによって標的へ伝達されるエネルギーが、
より大きな表面積のために増大する。
強度を弾丸に与える。すなわち硬い標的の場合、その弾丸は中実の弾丸の欠点を
有することなく、あたかも中実の弾丸のように機能する。
あらかじめ決められてもよく、それらの方法および特徴には、とりわけ、材料の
硬度および延性と、それに対応して弾丸部品の寸法付けをすることとが含まれる
。
が付されている。
を有し、標的内での変形は、平らにひしゃげることをもたらすにすぎず、それは
周辺環状空間3cによって可能となる。中空空間3aは、図1に示されるものと
ほぼ同じ容積を有するがより小さい直径を有し、そのためにスリーブコア2の軸
方向移動経路はより長い。
示される。
部材との移行領域では同じであることがわかる。
ベース部材1内の対応する凹部よりも短い。
プレス嵌め(圧力嵌め)の形で、お互いにぴったりと合わせられ、0.06mm
の円錐は、室温での組み立てを容易にし、さらには、温度勾配が部品間に存在す
る場合でさえも、それらの部品が、弾道軌道全体において、また、標的内におい
て、結合したままでいることを保証する。
る。
れた重心Sを有する。図4に示される弾丸は、図1と比較してより薄い壁によっ
て構成され、そのためにより簡単に変形することができる。すなわちこの弾丸は
より小さい跳弾特性を有する。
有する。その他の利点はそのまま維持されるので、標的内での大きなエネルギー
デポジッションが同様に達成され、またこの弾丸はそこでばらばらにならない。
長さLは、弾丸自身において弾丸の弾道軌道全体を通して変化することがない。
よって図1に示される円筒形スリーブコア2が発射された時に環状空間3aの中
へすでに移動していれば、それによってベース部材1の前部は、露出した状態に
あり、強まった表面圧力のために、きわめて著しく平らにひしゃげる。
的に命中するまで移動しない実施形態よりも優れたものになることが証明された
。なぜなら、より著しく平らにひしゃげた前部は、運動エネルギーの大部分を表
面(衣類など)に伝達し、そのために弾丸の貫通距離が減少し、それと同時に大
きな衝撃効果を生み、その結果として撃たれた者があまり抵抗しなくなるからで
ある。したがって、傷を負わせることのできる弾丸先端部が、発砲する以前にな
くても、および/または、機械的に破損しやすい弾丸先端部がなくても、創傷弾
道がさらに改善される。
−54296 Trierという商品名で市販されている黄銅合金)が、とりわ
けストリップ素材として、弾丸を製造するのに都合がよいことが証明されている
。深絞り法においてよく知られているように、まず最初に、ベース部材1につい
ては、図6に示されるような種類のカップ100を作るために、また、スリーブ
コアについては、図7に示されるような種類のカップ200を作るために、円形
ディスク(円形の半加工品)が、使用された。
形状によって可能となる従来の技術による深絞り法および成形法を使用すること
によって、改善された弾丸の最終弾道特性にもかかわらず、弾丸を経済的に製造
することができる。
cm)までの直径)を対象にしたものであり、そのような目的のために構成され
たものであるが、同様の形でまたは類似した形で、より大きな弾丸にも適用する
ことができる。
る。
す図である。
。
に貫通する射撃となり、そのために撃たれた者は、効果的に制圧されないおよび
/または逃げることができることが一般によく知られている。跳弾は、銃弾をば
らばらにするだけでなく、しばしば関係のない人を危険にさらすことにもなる。
さらに、一般に使用される弾丸は、鉛の弾芯を有し、その弾芯は、容認すること
のできない悪影響を長期間にわたって撃たれた者および環境に及ぼす。
−B1−0636853)、この弾丸は、金属からなる円筒形のベース部材を備
え、そのベース部材の先端は、オジーブ(ogive)または切頭円錐の形状を
有し、耐衝撃性プラスチック材料からなる球の形状を有する弾道補助部材が、こ
のベース部材の中へ挿入される。この弾丸は、二次的な弾丸を生成させないこと
を特に意図したものである。
は、プラスチック材料に金属が添加されていても、X線写真ではきわめて小さな
有効面積しか現れないので、負傷した人から見つけ出すのが困難である。したが
って、ベース部材から分離されたそのような球は、高解像度X線装置を使用した
としても、とりわけ、骨の近辺に検出されないまま残ることがあり、いつまでも
続く永久的な疾患を人体にもたらすことがある。
ては製造に関する問題を発生させ、また他方においては限られた最終弾道エネル
ギーのために、いわゆる弾道石鹸(ballistic soap)で測定して
、標的距離が5mで、9mmの銃弾の場合にほぼ60J/cmであるように警察
組織で規定されたエネルギーデポジッション(energy depositi
on)を提供することができないという欠点を有する。
された弾丸を開示している。弾丸において、いわゆる仮帽(ballistic
cap)が、空洞を密閉し、そのベースにとげ状スパイクを備える。その弾丸
の一実施形態においては、標的に命中すると、仮帽は変形し、突き刺さり、その
仮帽がスパイクを中心にして周囲に開き、そのためにその結果による前部で開い
たベース部材の中空円筒は平らにひしゃげることができ、それに対応して拡大し
た領域全体にわたってその運動エネルギーを標的に伝達する。別の実施形態にお
いては、空洞には火薬が充填され、標的に着弾する前に点火し、あるいは仮帽を
爆発的に切り離す。さらなる実施形態は、狩猟および娯楽としての射撃のために
構成されたものであり、ある場合には複雑な旋盤仕上げがなされた部品を有し、
それらの部品は、標的によって円錐形の形状を多かれ少なかれ有する内腔、また
は直線状の溝の中へ圧入され、ベース本体を拡張させる。個々の構造は、射撃す
るに先立って、その後のそれらの貫通能力の点で機械的に調節されることさえも
可能である。すべての実施形態に共通する特徴は、内側の移動可能なコア、すな
わち仮帽が、スパイクに衝突するかまたは中実体の形をとるかのいずれかである
こと、および/または、平らにひしゃげるのを保証するために円錐形の環状領域
が提供されることである。
少なくとも部分的に製造される比較的に複雑な構成部品を有することである。標
的における材料変形は、多くのパラメータによって決まり、そのために不変の射
弾散布形または所定の特性を有するエネルギーデポジッションを期待することが
できない。
大きなエネルギーデポジッションを発生させる小口径の弾丸を製造することであ
り、すなわち弾丸および/または毒性の高い重金属の破片が飛び散ることによっ
ていつまでも続く傷を生じさせることなく、撃たれた者を動けなくすることであ
る。さらに、その弾丸は、警察活動の条件に適合することができ、かつ大きな信
頼性および精度を有するものでなければならない。さらに、経済的に、かつ、と
りわけ複雑な旋盤仕上げがなされた部品を必要とすることなく、弾丸を製造する
ことができなければならない。
ここでは、内側円筒形部品が、弾道軌道全体を通して、その全長にわたって非確
実嵌め(non−positive fit)によってベース部材内の前方位置
にしっかりと保持されるようにか、または、内側円筒形部品が、発射加速度によ
ってすでに後方位置に移動しており、その時に、その後端がベース構造体に衝突
するように選択される。
施される。
環境には最小限の害しか及ぼさないことである。弾丸の変形、すなわち弾丸が平
らにひしゃげるのは、特有の形で実現され、また、その作用を予測することがで
きる。すなわち、生物材料内で放出されるエネルギーが制御される。弾丸の外観
は、完全被甲弾丸の外観と同じであり、その完全被甲弾丸の利点を有する。すな
わち、水分が、発射薬の中に浸透することはありえない。
場合において、その元々の重量と100%同じ重量を有する。ベース部材と挿入
されたスリーブコアとの間に存在する空隙は、軟らかい標的(弾道石鹸)に命中
した時、動的ばねのように作用し、ベース部材の前面領域しか変形せず、その背
面にある環状空間へ後方に移動したスリーブコアは、変形エネルギーをほとんど
吸収しない。
ース部材の前方領域は、比較的に容易に変形することができ、そして硬い標的に
命中した時には、両側にフランジを付けたように平らにひしゃげ、すなわちその
突き出た前方領域が広がる。より軟らかい標的に命中した時には、膨らむと同時
に前方の断面が拡大する。2つの部品のこの種の固結は、きわめて硬い標的内に
おいてすらもそれらが分離するのを防止する。
に悪影響を及ぼさないことが、予期せずに見出された。
丸のとりわけ後方部分の圧縮性は、銃身内の磨耗を減少させ、そのために、本発
明による弾丸は、演習弾にもきわめて適している。これに関連して、弾体全体が
、単一の容易に再利用される材料からなり、かつ標的領域から除去することがで
き、それによって環境に害を与えないこともまた有益なことである。
模連続生産を可能にする。
利点を有するだけでなく、さらに材料が同一の熱膨張率を有するので、部品はい
ったんお互いに結合されると同一の応力を有する。
空間をベース部材内に形成し、弾丸が標的に食い込む時にそのスリーブコアが押
し込まれる。
、外部環状溝がスリーブコアに提供されることによってなされる。
ーブコアを移動させないようにする場合には、例えばH7/n6があり、また、
小さな発射加速度でさえもスリーブコアを移動させるようにする場合には保持嵌
め(holding fit)があり、嵌め合わせ効果を備えた締まり嵌めを実
現するために、内腔と比較してスリーブコアが円錐構造であってもよい。同じよ
うに、任意に、その逆が可能である。すなわち、スリーブコアに比較して内腔が
円錐であってもよい。
ess)を使用することによって、2つの部品であるベース部材およびスリーブ
コアの製造は、とりわけコストのかからないものとなる。
ことが可能であり、そのストリップ素材は、ローラを介して適切な打ち抜きプレ
スへ給送される。
嵌めによってスリーブコアの端面をベース部材の中へ圧入する。
材は、よく知られているような方法でピストル銃弾に使用される実包の薬莢10
内に圧入される。
リーブコア2はスリーブ部材とともに、移行部分を伴うことなく弾丸先端部を構
成する。この弾丸の下部領域には、円形の皿状環状空間3aが存在し、その環状
空間3aはその上にあるスリーブコア2内の盲孔3bとともに、密閉された空隙
を構成する。
重心である。
2′は、弾丸が標的に命中し、かつ底部4に衝突た時に、並進運動でもって移動
する。したがって、特有な形で弾丸先端部を変形させることができる。すなわち
、弾丸先端部が平らにひしゃげ、それと同時にスリーブコア2の先端部の縁をフ
ランジで取り囲む。
る移動が、ほんのわずかなものであっても、ベース部材およびスリーブコアが、
お互いに食い込み、それによって重量測定を伴った実地試験によって実証された
ように、発射された弾丸の全質量が標的内にそのまま保存される。
弾丸の前端外径が、大きくなり、それによって標的へ伝達されるエネルギーが、
より大きな表面積のために増大する。
強度を弾丸に与える。すなわち硬い標的の場合、その弾丸は中実の弾丸の欠点を
有することなく、あたかも中実の弾丸のように機能する。
あらかじめ決められてもよく、それらの方法および特徴には、とりわけ、材料の
硬度および延性と、それに対応して弾丸部品の寸法付けをすることとが含まれる
。
が付されている。
を有し、標的内での変形は、平らにひしゃげることをもたらすにすぎず、それは
周辺環状空間3cによって可能となる。中空空間3aは、図1に示されるものと
ほぼ同じ容積を有するがより小さい直径を有し、そのためにスリーブコア2の軸
方向移動経路はより長い。
示される。
部材との移行領域では同じであることがわかる。
ベース部材1内の対応する凹部よりも短い。
プレス嵌め(圧力嵌め)の形で、お互いにぴったりと合わせられ、0.06mm
の円錐は、室温での組み立てを容易にし、さらには、温度勾配が部品間に存在す
る場合でさえも、それらの部品が、弾道軌道全体において、また、標的内におい
て、結合したままでいることを保証する。
る。
れた重心Sを有する。図4に示される弾丸は、図1と比較してより薄い壁によっ
て構成され、そのためにより簡単に変形することができる。すなわちこの弾丸は
より小さい跳弾特性を有する。
有する。その他の利点はそのまま維持されるので、標的内での大きなエネルギー
デポジッションが同様に達成され、またこの弾丸はそこでばらばらにならない。
長さLは、弾丸自身において弾丸の弾道軌道全体を通して変化することがない。
よって図1に示される円筒形スリーブコア2が発射された時に環状空間3aの中
へすでに移動していれば、それによってベース部材1の前部は、露出した状態に
あり、強まった表面圧力のために、きわめて著しく平らにひしゃげる。
的に命中するまで移動しない実施形態よりも優れたものになることが証明された
。なぜなら、より著しく平らにひしゃげた前部は、運動エネルギーの大部分を表
面(衣類など)に伝達し、そのために弾丸の貫通距離が減少し、それと同時に大
きな衝撃効果を生み、その結果として撃たれた者があまり抵抗しなくなるからで
ある。したがって、傷を負わせることのできる弾丸先端部が、発砲する以前にな
くても、および/または、機械的に破損しやすい弾丸先端部がなくても、創傷弾
道がさらに改善される。
−54296 Trierという商品名で市販されている黄銅合金)が、とりわ
けストリップ素材として、弾丸を製造するのに都合がよいことが証明されている
。深絞り法においてよく知られているように、まず最初に、ベース部材1につい
ては、図6に示されるような種類のカップ100を作るために、また、スリーブ
コアについては、図7に示されるような種類のカップ200を作るために、円形
ディスク(円形の半加工品)が、使用された。
形状によって可能となる従来の技術による深絞り法および成形法を使用すること
によって、改善された弾丸の最終弾道特性にもかかわらず、弾丸を経済的に製造
することができる。
cm)までの直径)を対象にしたものであり、そのような目的のために構成され
たものであるが、同様の形でまたは類似した形で、より大きな弾丸にも適用する
ことができる。
る。
す図である。
Claims (10)
- 【請求項1】 後部ベース、およびオジーブ状または円錐状の前方領域を備
えた外側中空円筒形ベース部材と、前記ベース部材の中に挿入され、かつ前記ベ
ース部材を越えて突き出た付加的部材とからなる、銅/亜鉛合金からなる小口径
の変形弾丸であって、前記付加的部材が、少なくとも一部分が円筒形であるスリ
ーブコア(2)であり、前記スリーブコア(2)の円筒形部分が、前記ベース部
材(1)内の前方位置に非確実嵌めによって、かつ摺動可能にしっかりと保持さ
れ、前記ベース部材(1)と前記スリーブコア(2)との間に少なくとも1つの
中空空間が形成され、前記中空空間が、少なくとも後端における皿状空間(3a
)と、さらに盲孔状内腔(3b)および/または更なる周辺環状空間(3c)と
からなり、前記皿状空間(3a)が、スリーブコア(2)の断面全体にわたって
広がり、弾丸(1)が少なくとも標的表面にまたは標的内部にまで命中した時に
、スリーブコア(2)が、軸方向に環状空間(3a)の中へ、かつ後方位置に移
動し、前記スリーブコア(2)の後端面(2′)が、ベース部材と衝突すること
を特徴とする、小口径の変形弾丸。 - 【請求項2】 前記ベース部材(1)および前記スリーブコア(2)が、同
じ銅/亜鉛合金からなることを特徴とする、請求項1に記載の小口径の変形弾丸
。 - 【請求項3】 内部環状溝(3c)が、前記ベース部材(1)の前方に提供
されることを特徴とする、請求項1または2に記載の小口径の変形弾丸。 - 【請求項4】 外部環状溝が、前記スリーブコア(2)に備わることを特徴
とする、請求項1または2に記載の小口径の変形弾丸。 - 【請求項5】 前記スリーブコア(2)の前記盲孔状内腔(3b)または円
筒形部分が、円錐を有することを特徴とする、請求項1または2に記載の小口径
の変形弾丸。 - 【請求項6】 後部ベース、およびオジーブ状または円錐状の前方領域を備
えた外側中空円筒形ベース部材と、前記ベース部材の中に挿入され、かつ前記ベ
ース部材を越えて突き出た付加的部材とからなる、小口径の変形弾丸を延性のあ
る重金属合金から、とりわけ銅/亜鉛合金から製造する方法であって、中空空間
が、少なくともベース部材とスリーブコアとの間に形成されるような形で、スリ
ーブコアが、後部ベースを有する中空円筒形ベース部材の中に圧入され、前記中
空空間がベース部材の内径全体にわたって広がることを特徴とする、方法。 - 【請求項7】 円形ディスクが、平坦な材料から打ち抜かれ、前記円形ディ
スクが、深絞り法によって成形されて中空円筒形ベース部材となり、それに続く
較正の後、スクイーズされて所定の長さのベース部材となることを特徴とする、
請求項6に記載のベース部材を製造する方法。 - 【請求項8】 円形ディスクが、平坦な材料から打ち抜かれ、前記円形ディ
スクが、深絞り法によって成形されて中空円筒形構造体となり、それに続く較正
の後、スクイーズされて所定の長さのスリーブコアとなることを特徴とする、請
求項6に記載のスリーブコアを製造する方法。 - 【請求項9】 平坦な材料がストリップ素材であり、かつローラから打ち抜
きプレスまたは打ち抜き絞りプレスに給送されることを特徴とする、請求項7ま
たは8に記載の方法。 - 【請求項10】 スリーブコアが、ベース部材の中に挿入され、両方の部品
が、成形ダイによって確実嵌めによってかつ移行部分のない状態で、両方の部品
の端面でお互いに圧入されることを特徴とする、請求項6に記載の方法。
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