JP2003532786A - 布地の外観を向上するポリマーを含有する洗濯用洗剤組成物 - Google Patents

布地の外観を向上するポリマーを含有する洗濯用洗剤組成物

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JP2003532786A JP2001582481A JP2001582481A JP2003532786A JP 2003532786 A JP2003532786 A JP 2003532786A JP 2001582481 A JP2001582481 A JP 2001582481A JP 2001582481 A JP2001582481 A JP 2001582481A JP 2003532786 A JP2003532786 A JP 2003532786A
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Abstract

(57)【要約】 少なくとも三つのアニオン基を有し総正味電荷が少なくとも4の負電荷である相溶性電荷平衡高分子アニオンを有する高分子電解質錯体を、約0.01重量%〜約5.0重量%含有する洗剤組成物及び布地コンディショニング組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (関連出願との相互参照) 本出願は、米国特許法119条(e)項37条に基づき、2000年5月9日
に出願された米国仮出願番号第60/202,623号(代理人整理番号第80
78P号)に対する優先権を主張する。
【0002】 (技術分野) 本発明は、(i)少なくとも一つのアミンと(ii)エピハロヒドリン、ジオ
ールのビスハロヒドリン、ポリアルキレングリコールのビスハロヒドリン、ポリ
テトラヒドロフランのビスハロヒドリン、アルキレンジハライド、アルキレント
リハライド、ビスエポキシド、トリスエポキシド、テトラエポキシド及び/又は
前記化合物の混合物から成る群からの架橋剤とのカチオン性縮合物、及び少なく
とも三つのアニオン基を有し総正味電荷が少なくとも4である高分子アニオン供
給源の高分子ポリマーを含むカチオン性及びアニオン性ポリマーの高分子電解質
錯体を含有する洗濯用洗剤組成物であって、アニオン性ポリマーとカチオン性ポ
リマーの電荷比が0.01〜20である洗濯用洗剤組成物に関する。 この組み合せは、これらの組成物で調製した洗浄溶液で洗濯するとき、布地及
び繊維製品を傷めずに良好な外観を与えるという利益を付与する。
【0003】 (発明の背景) 布地及び繊維製品(例えば、衣類や衣服のような物品)を繰り返し着用し洗濯
することにより、布地及び繊維製品の外観や傷み具合は着用し洗濯した分だけ悪
影響を受けることが明らかにされている。布地及び繊維製品は使用するにつれて
自然に傷む。通常着用している間に布地及び繊維製品の内部や表面に付着する染
みや汚れを除去するために、布地及び繊維製品の洗濯が必要になる。しかし、洗
濯を何度も繰り返すうちに、洗濯操作自体がこのような布地及び繊維製品の外観
や傷み具合を悪化させたり、その原因となったりすることがある。 布地の外観や傷み具合の悪化は、それ自体様々な方法で現れることがある。短
い繊維は、洗浄の機械的作用により織った及び編んだ布地及び繊維製品の構造か
ら抜け出る。抜け出た繊維は、糸毛羽、毛羽立ち(ファジー)、又は「毛玉」を
形成することがあり、これらは布地の表面上に現れ、布地が古くなったように見
えてしまう。更に、布地及び繊維製品を繰り返し洗濯すると、特に漂白剤を含む
洗濯用製品で洗濯するとき、布地及び繊維製品の染料が落ちることがあり、色落
ちした結果として、しかも多くの場合には、色調又は色の濃淡が変化した結果と
して、色あせて着古した外観を与えてしまう。 以上のことから、洗濯用洗剤製品に添加することができ、このような洗剤製品
を用いて洗濯される布地及び繊維製品の繊維と結合し、それにより洗濯される布
地及び繊維製品の外観が悪化する傾向を減少するか又は最小限に抑えると考えら
れる物質を見つけ出すことが求められているのは明らかである。このような洗剤
製品の添加物質は、いずれも布地を洗浄する機能を果たす洗濯洗剤の能力を極端
に妨げることなく、布地を傷めずに良好な外観を与えることができなくてはなら
ない。本発明は、上記の布地を傷めないという利益を提供する洗濯洗剤組成物に
特定の高分子電解質錯体を使用することを目的とする。
【0004】 (発明の概要) 前記の必要性は、洗浄性界面活性剤システム、布地表出成分、及び残部洗剤添
加構成成分を含む洗剤組成物又は添加物が提供される本発明により満たされる。
布地表出成分は、 (a)カチオン性縮合物であって(i)直鎖アルキルアミン、分枝状アルキル
アミン、環状アルキルアミン、アルコキシアミン、アミノアルコール、環状構造
に少なくとも1個の窒素原子を含有する環状アミン、アルキレンジアミン、ポリ
エーテルジアミン、ポリアルキレンポリアミン、前記アミンと少なくとも一つの
アミノ酸又はその塩との混合物、前記アミンと少なくとも一つのアニオン基含有
アルキル化剤との反応生成物であってアミンのNH基1モル当たり0.04〜0
.6モルのアニオン基含有アルキル化剤と反応した反応生成物、及びこれらの混
合物から成る群から選択される少なくとも一つのアミンと、(ii)エピハロヒ
ドリン、ジオールのビスハロヒドリン、ポリアルキレングリコールのビスハロヒ
ドリン、ポリテトラヒドロフランのビスハロヒドリン、アルキレンジハライド、
アルキレントリハライド、ビスエポキシド、トリスエポキシド、テトラエポキシ
ド、これらの混合物から成る群から選択される架橋剤とのカチオン性縮合物、並
びに四級化された(i)及び(ii)のカチオン性縮合物;並びに (b)少なくとも三つのアニオン基を有し、総正味電荷が少なくとも4の負電
荷である高分子アニオン供給源(アニオン性ポリマーとカチオン性ポリマーの電
荷比は0.01〜20である) を含むカチオン性ポリマー及びアニオン性ポリマーの高分子電解質錯体を含む。
【0005】 上記で定義した高分子電解質錯体は、疎水変性セルロース系ポリマー又はオリ
ゴマーと共に、洗濯溶液添加物として、単独で又は任意に使用できる。又は、顆
粒状若しくは液状洗剤に混合するか、又は布地柔軟組成物に添加することができ
る。 本発明の洗濯用洗剤組成物は、約1重量%〜80重量%の洗浄性界面活性剤、
約0.01重量%〜80重量%の有機又は無機洗剤ビルダー、及び約0.01重
量%〜5重量%の高分子電解質錯体、及びその他の添加洗剤構成成分を含む。洗
浄性界面活性剤及び洗剤ビルダー物質は、従来の洗濯洗剤製品において有用なも
のであればいずれのものでもよい。 本発明の布地処理用高分子電解質錯体の水溶液は、約0.01重量%〜80重
量%の溶液を含む。水溶液の残部は、水並びに安定剤及びpH調整剤のような他
の構成成分を含む。 方法の観点においては、本発明は、本明細書に記述する洗剤又は洗濯用添加組
成物の有効量で調製した、又はこのような組成物の個々の成分から調製した水性
洗濯溶液又は処理溶液を使用して、布地及び繊維製品を洗濯又は処理する方法に
関する。このような洗濯溶液で布地及び繊維製品を洗濯した後、すすぎ及び乾燥
することにより、処理した布地及び繊維製品に良好な外観を与えるという利益を
付与する。このような利益には、全体的な外観の向上、毛玉及び毛羽立ち(ファ
ジー)の減少、色あせ防止、摩擦抵抗の向上、及び/又は柔軟性の向上を挙げる
ことができる。
【0006】 (発明の詳細な説明) 前記の必要性は、洗浄性界面活性剤システム、添加洗剤構成成分、並びに、 (a)カチオン性縮合物であって(i)直鎖アルキルアミン、分枝状アルキル
アミン、環状アルキルアミン、アルコキシアミン、アミノアルコール、環状構造
に少なくとも1個の窒素原子を含有する環状アミン、アルキレンジアミン、ポリ
エーテルジアミン、ポリアルキレンポリアミン、前記アミンと少なくとも一つの
アミノ酸又はその塩との混合物、前記アミンと少なくとも一つのアニオン基含有
アルキル化剤との反応生成物であってアミンのNH基1モル当たり0.04〜0
.6モルのアニオン基含有アルキル化剤と反応した反応生成物、及びこれらの混
合物から成る群から選択される少なくとも一つのアミンと、(ii)エピハロヒ
ドリン、ジオールのビスハロヒドリン、ポリアルキレングリコールのビスハロヒ
ドリン、ポリテトラヒドロフランのビスハロヒドリン、アルキレンジハライド、
アルキレントリハライド、ビスエポキシド、トリスエポキシド、テトラエポキシ
ド及び/又は前記化合物の混合物から成る群からの架橋剤のカチオン性縮合物、
及び (b)少なくとも三つのアニオン基を含有するアニオン化合物(アニオン性ポ
リマーとカチオン性ポリマーの電荷比は0.01〜20である) を含むカチオン性及びアニオン性ポリマーの高分子電解質錯体を含む洗剤組成物
を提供することにより満足されることが見出された。 本発明における高分子電解質錯体は、一般に組成物の約0.01〜約5重量%
を構成する。更に好ましくは、高分子電解質錯体は、組成物の約0.1重量%〜
約4重量%を構成し、最も好ましくは約0.2重量%〜約3重量%を構成する。
しかし、前述したように、洗濯溶液添加物として使用するとき、つまり、高分子
電解質錯体が洗剤組成物に組み込まれていないとき、高分子電解質錯体の濃度は
添加物質の約0.1重量%〜約80重量%を構成することができる。
【0007】 前記縮合物の具体例は、メチルアミン、エチルアミン、n−プロピルアミン、
イソプロピルアミン、n−ブチルアミン、イソブチルアミン、ペンチルアミン、
ヘキシルアミン、ヘプチルアミン、オクチルアミン、2−エチルヘキシルアミン
、イソオクチルアミン、ノニルアミン、イソノニルアミン、デシルアミン、ウン
デシルアミン、ドデシルアミン、トリデシルアミン、ステアリルアミン、パルミ
チルアミン、ジメチルアミン、ジエチルアミン、ジプロピルアミン、ジブチルア
ミン、ジペンチルアミン、ジヘキシルアミン、ビス−(2−エチルヘキシル)ア
ミン、ジトリデシルアミン、N−メチルブチルアミン、N−エチルブチルアミン
、ピペリジン、モルホリン、ピロリドン、2−メトキシエチルアミン、2−エト
キシエチルアミン、3−エトキシプロピルアミン、3−エトキシプロピルアミン
、3−[(2−エチルヘキシル)オキシ]−1−プロパンアミン、3−[(2−
メトキシエトキシ]−1−プロパンアミン、2−メトキシーN−(2−メトキシ
エチル)エタンアミン、2−アミノエタノール、3−アミノ−1−プロパノール
、1−アミノ−2−プロパノール、2−(2−アミノエトキシ)エタノール、2
−[(2−アミノエチル(minoethyl))アミノ]エタノール、2−(メチルア
ミノ)エタノール、2−(エチルアミノ)エタノール、2−(ブチルアミノ)エ
タノール、ジエタノールアミン、3−(2−ヒドロキシエチル)アミノ1−プロ
パノール、ジイソプロパノールアミン、ビス−(2−ヒドロキシエチル)アミノ
エチルアミン、ビス−(2−ヒドロキシプロピル)アミノエチルアミン、ビス−
(2−ヒドロキシエチル)アミノプロピルアミン、ビス−(2−ヒドロキシプロ
ピル)アミノプロピルアミン、シクロペンチルアミン、シクロヘキシルアミン、
N−メチルシクロヘキシルアミン、N−エチルシクロヘキシルアミン、ジシクロ
ヘキシルアミン、エチレンジアミン、プロピレンジアミン、ブチレンジアミン、
ネオペンチルジアミン、ヘキサメチレンジアミン、オクタメチレンジアミン、イ
ソホロンジアミン、4,4’−メチレンビスシクロヘキシルアミン、4,4’−
メチレンビス(2−メチルシクロヘキシルアミン)、4,7−ジオキサデシル−
1,10−ジアミン、4,9−ジオキサドデシル−1,12−ジアミン、4,7
,10−トリオキサトリデシル−1,13−ジアミン、2−(エチルアミノ)エ
チルアミン、3−(メチルアミノ)プロピルアミン、3−(シクロヘキシルアミ
ノ)プロピルアミン、3−アミノプロピルアミン、2−(ジエチルアミノ)エチ
ルアミン、3−(ジメチルアミノ)プロピルアミン、3−(ジエチルアミノ)プ
ロピルアミン、ジプロピレントリアミン、トリプロピレンテトラアミン、N,N
−ビス−(アミノプロピル)メチルアミン、N,N−ビス−(アミノプロピル)
エチルアミン、N,N−ビス−(アミノプロピル)ヘキシルアミン、N,N−ビ
ス−(アミノプロピル)オクチルアミン、1,1−ジメチルジプロピレントリア
ミン、N,N−ビス−(3−ジメチルアミノプロピル)アミン、N,N’’−1
,2−エタンジイルビス−(1,3−プロパンジアミン)、ジエチレントリアミ
ン、ビス−(アミノエチル)エチレンジアミン、ビス−(アミノプロピル)エチ
レンジアミン、ビス−(ヘキサメチレン)トリアミン、N−(アミノエチル)ヘ
キサメチレンジアミン、N−(アミノプロピル)ヘキサメチレンジアミン、N−
(アミノプロピル)エチレンジアミン、N−(アミノエチル)ブチレンジアミン
、N−(アミノプロピル)ブチレンジアミン、ビス−アミノエチル)ヘキサメチ
レンジアミン、ビス−(アミノプロピル)ヘキサメチレンジアミン、ビス−(ア
ミノエチル)ブチレンジアミン、ビス−(アミノプロピル)ブチレンジアミン、
4−アミノメチルオクタン−1,8−ジアミン、及びN,N−ジエチル−1,4
−ペンタンジアミンである。
【0008】 環状構造に少なくとも1個の窒素原子を含有する環状アミンは、例えば、モノ
アミノアルキルピペラジン、ビス(アミノアルキル)ピペラジン、モノアミノア
ルキルイミダゾール、アミノアルキルモルホリン、アミノアルキルピペラジン及
びアミノアルキルピロリジンである。モノアミノアルキルピペラジンは、例えば
、1−(2−アミノエチル)ピペラジン及び1−(3−アミノプロピル)ピペラ
ジンである。好ましいモノアミノアルキルイミダゾールは、アルキル基に2〜8
個の炭素原子を有する。好適な化合物の例は、1−(2−アミノエチル)イミダ
ゾール及び1−(3−アミノプロピル)イミダゾールである。好適なビス(アミ
ノアルキル)ピペラジンは、例えば、1,4−ビス(2−アミノエチル)ピペラ
ジン及び1,4−ビス(3−アミノプロピル)−ピペラジンである。好ましいア
ミノアルキルモルホリンは、アミノエチルモルホリン及び4−(3−アミノプロ
ピル)モルホリンである。この群のその他の好ましい化合物は、アミノエチルピ
ペリジン、アミノプロピルピペリジン、及びアミノプロピルピロリドンである。
【0009】 環に少なくとも2個の反応性窒素を有する環状アミンは、例えば、イミダゾー
ル、アルキル基に1〜25個の炭素原子を有するC−アルキル置換イミダゾール
(2−メチルイミダゾール、2−エチルイミダゾール、2−プロピルイミダゾー
ル、2−イソプロピルイミダゾール及び2−イソブチルイミダゾールのような)
、イミダゾリン、アルキル基に1〜25個の炭素原子を有するC−アルキル置換
イミダゾリン並びに2−フェニルイミダゾリン及び2−トルイルイミダゾリンの
ようなアリールイミダゾリン、ピペラジン、アルキル基に1〜25個の炭素原子
を有するN−アルキルピペラジン(1−エチルピペラジン、1−(2−ヒドロキ
シ−1−エチル)ピペラジン、1−(2−ヒドロキシ−1−プロピル)ピペラジ
ン、1−(2−ヒドロキシ−1−ブチル)ピペラジン、1−(2−ヒドロキシ−
1−ペンチル)ピペラジン、1−(2,3−ジヒドロキシ−1−プロピル)ピペ
ラジン、1−(2−ヒドロキシ−3−フェノキシエチル)ピペラジン、1−(2
−ヒドロキシ−2−フェニル−1−エチル)ピペラジンのような)、アルキル基
に1〜25個の炭素原子を有するN,N’−ジアルキルピペラジン、例えば1,
4−ジメチルピペラジン、1,4−ジエチルピペラジン、1,4−ジプロピルピ
ペラジン、1,4−ジベンジルピペラジン、1,4−ビス(2−ヒドロキシ−1
−エチル)ピペラジン、1,4−ビス(2−ヒドロキシ−1−プロピル)ピペラ
ジン、1,4−ビス(2−ヒドロキシ−1−ブチル)ピペラジン、1,4−ビス
(2−ヒドロキシ−1−ペンチル)ピペラジン、及び1,4−ビス(2−ヒドロ
キシ−2−フェニル−1−エチル)ピペラジンである。少なくとも2個の反応性
窒素原子を有するその他の環状アミンは、メラミン、並びに2−ヒドロキシベン
ズイミダゾール及び2−アミノベンズイミダゾールのようなベンズイミダゾール
である。
【0010】 少なくとも2個の反応性窒素原子を有する好ましい環状アミンは、イミダゾー
ル、2−メチルイミダゾール、4−メチルイミダゾール、及びピペラジンである
。 本発明の好ましい実施形態では、アミンは(i)少なくとも2個の反応性窒素
原子を含有する少なくとも一つの環状アミン、並びに(ii)少なくとも2個の
反応性窒素原子を含有する少なくとも一つの環状アミン及び1〜6個の窒素原子
を含有する少なくとも一つのその他のアミンとの混合物、から成る群から選択さ
れる。1〜6個の窒素原子を含有しそのうち少なくとも1個は四級でないその他
のアミンの例は、アルキル基に1〜22個の炭素原子を含有する直鎖アルキルア
ミン、分枝状アルキルアミン、環状アルキルアミン、アルコキシアミン、アミノ
アルコール、環状構造に1個の窒素原子を含有する環状アミン、アルキレンジア
ミン、ポリエーテルジアミン、及び3〜6個の窒素原子を含有するポリアルキレ
ンポリアミンである。 少なくとも2個の反応性窒素原子を有する少なくとも一つの環状アミンとの混
合に使用される好ましいアミンは、メチルアミン、エチルアミン、プロピルアミ
ン、エチレンジアミン、1,4−ジアミノブタン、1,2−ジアミノブタン、1
,3−ジアミノプロパン、1,2−ジアミノプロパン、ヘキサメチレンジアミン
、ビスヘキサメチレントリアミン、ジエチレントリアミン、ジプロピレントリア
ミン、トリエチレンテトラミン、テトラエチレンペンタミン、ジメチルアミノプ
ロピルアミン、及びN,N−ビス(3−アミノプロピル)−N−メチルアミンで
ある。
【0011】 少なくとも2個の反応性窒素原子を有する少なくとも一つの環状アミンとの混
合に使用される最も好ましいアミンは、エチレンジアミン、1,3−ジアミノプ
ロパン、ヘキサメチレンジアミン、ジメチルアミノプロピルアミン、及びN,N
−ビス(3−アミノプロピル)−N−メチルアミンである。 「反応性窒素原子」という用語は、この窒素原子が、例えば、アルキル化剤(
例えば、塩化ベンジル)、又は架橋剤(例えば、塩化エチレン又はエピクロロヒ
ドリン)と反応することができることを意味し、それ以上反応できない四級窒素
原子を除外する。前記の意味に基づき、一級、二級、及び三級アミノ基は1個の
反応性窒素原子を含有するのに対し、イミダゾールは2個を含有する。 上記で規定されたアミンは、少なくとも一つのアミノ酸またはその塩との混合
に使用できる。アミノ酸の例は、グリシン、アラニン、アスパラギン酸、グルタ
ミン酸、アスパラギン、グルタミン、リシン、アルギニン、トレオニン、2−フ
ェニルグリシン、3−アミノプロピオン酸、4−アミノ酪酸、6−アミノカプロ
ン酸、11−アミノウンデカン酸、イミノニ酢酸、サルコシン、1−カルボキシ
メチルピペラジン、1,4−ビス(カルボキシメチル)ピペラジン、1−カルボ
キシメチルイミダゾール、イミダゾールカルボン酸、アントラニル酸、スルファ
ニル酸、アミドスルホン酸、アミノメチルスルホン酸、アミノエチルスルホン酸
、これらの塩、及びこれらの混合物である。好ましくは、アミン中の反応性窒素
基1モル当たり0.1〜2モルのアミノ酸を使用する。
【0012】 前記アミンと少なくとも一つのアニオン基含有アルキル化剤との反応生成物は
、成分(a)として本発明の方法に使用してもよく、正味のカチオン電荷を有す
る両性アミン系ポリマーの縮合形態に含有される。アニオン基含有アルキル化剤
の例は、2−クロロ酢酸、3−クロロプロピオン酸、2−クロロエタンスルホン
酸、エポキシコハク酸、プロパンスルホン、3−クロロ−2−ヒドロキシプロパ
ンスルホン酸、及びこれらの混合物である。その他の好適なアニオン基含有アル
キル化剤は、アクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸、イタコン酸、及びビニル
スルホン酸のようなモノエチレン不飽和酸である。この群のアルキル化剤は、ア
ミンのNH−基とマイケル(Michael)付加反応により反応する。正味のカチオ
ン電荷を有する両性アミン系ポリマーの製造では、アミンのNH基1モル当たり
0.04〜0.6モルのアニオン基含有アルキル化剤が使用される。 高分子電解質錯体のポリカチオン縮合生成物の好ましい群は、 (i)ピペラジン、アルキル基に1〜25個の炭素原子を有する1−アルキル
ピペラジン、アルキル基に1〜25個の炭素原子を有する1,4−ジアルキルピ
ペラジン、1,4−ビス(3−アミノプロピル)ピペラジン、1−(2−アミノ
エチル)ピペラジン、アルキル基に2〜25個の炭素原子を有する1−(2−ヒ
ドロキシアルキル)ピペラジン、イミダゾール、C1−〜C25−C−アルキルイ
ミダゾール、アミノアルコール、直鎖、分枝状又は環状アルキルアミン、その他
のアルキレンジアミン、ポリエーテルジアミン、ポリアルキレンポリアミン、又
は前記化合物の混合物と (ii)エピクロロヒドリン、C2−〜C8−ジオールのビスハロヒドリン、C2 −〜C18−ジオールのビスグリシジルエーテル、ポリアルキレングリコールの
ビスグリシジルエーテル、ビスエポキシブタン及び/又はアルキレンジハライド
と の2:1〜1:1.5のモル比での縮合、及び、望ましい場合、当該縮合生成物
の四級化により得られる。これら高分子電解質錯体のカチオン成分は、例えば、
WO−A−98/17762号に開示されている。
【0013】 高分子電解質錯体は好ましくは、カチオン成分(a)として、 (i)ピペラジン、1−(2−ヒドロキシエチル)ピペラジン、1−(2−ア
ミノエチル)ピペラジン、イミダゾール、C1−〜C3−C−アルキルイミダゾー
ル、又は前記化合物の混合物と (ii)1,2−ジクロロエタン、1,2−ジクロロプロパン、1,3−ジク
ロロプロパン、1,4−ジクロロブタン、エピクロロヒドリン、ジオールのビス
クロロヒドリンエーテル、ポリアルキレングリコールのビスクロロヒドリンエー
テル、ビスエポキシブタン、又は前記化合物の混合物との縮合と、 (iii)アルキルハライド、エポキシド、クロロ酢酸、2−クロロエタンス
ルホン酸、クロロプロピオン酸、エポキシコハク酸、プロパンスルホン、3−ク
ロロ−2−ヒドロキシプロパンスルホン酸、硫酸ジメチル及び/又は硫酸ジエチ
ルを用いる前記縮合生成物の四級化、又は前記縮合生成物からN−酸化物への三
級窒素原子の酸化、 により得られるポリカチオン性縮合生成物を含む。 特に好ましいのは、カチオン成分(a)として、 (i)ピペラジン、イミダゾール又はこれらの混合物と (ii)エピクロロヒドリンとの縮合により得られるポリカチオン性縮合生成
物であって、当該縮合生成物の分子量Mwが500〜100万であり、電荷密度
が0.8〜8ミリ当量/gであるポリカチオン性縮合物を含む高分子電解質錯体
、及びカチオン成分(a)のNH基の少なくとも80%が四級化された形態又は
N−酸化物である高分子電解質錯体である。
【0014】 四級化が、クロロ酢酸又は2−クロロエタンスルホン酸のようなアニオン基含
有四級化剤を用いて実施される場合、それは生成する四級化両性縮合生成物がな
お正味のカチオン電荷を有する程度までしか継続されない。カチオン成分の電荷
密度は、例えば、0.1〜8、好ましくは0.5〜7ミリ当量/gである。縮合
生成物の分子量は、500〜1,000,000、好ましくは1000〜100
,000である。アミン−エピクロロヒドリン縮合物は、ポリマー1分子当たり
少なくとも三つのカチオン性又は潜在的カチオン性の塩基点を有する。荷電は、
ポリマー類似体反応によるか又はエピクロロヒドリンと好適なアミンとの共縮合
による縮合の後に実現することもできる。 成分(a)として好適なカチオン電荷を有する両性ポリマーは、例えば、 (i)直鎖アルキルアミン、分枝状アルキルアミン、環状アルキルアミン、ア
ルコキシアミン、アミノアルコール、環に少なくとも1個の窒素原子を有する環
状アミン、アルキレンジアミン、ポリエーテルジアミン、ポリアルキレンポリア
ミン、又は前記アミンの混合物から成る群からの少なくとも一つのアミンと、ク
ロロ酢酸のような少なくとも一つのアニオン基を含有するアルキル化剤とを、反
応生成物がアミンのNH基1モル当たり0.04〜0.6モルのアニオン基含有
アルキル化剤により置換されるような方法で反応させ、続いて当該反応生成物を (ii)少なくとも一つの架橋剤と、(a):(b)が2:1〜1:1.5の
モル比で反応させること により得られる。したがって、例えば、イミダゾールは、最初に3−クロロ−2
−ヒドロキシプロパンスルホン酸又はクロロ酢酸と、水溶液中で、例えば、60
〜100℃の温度で反応することができ、その反応生成物が続いてエピクロロヒ
ドリンで架橋される。
【0015】 高分子電解質錯体のアニオン性ポリマーとカチオン性ポリマーの電荷比は、0
.01〜20、好ましくは0.1〜5である。 好適なアニオン基含有化合物(b)は少なくとも三つのアニオン基を含有し、
例えば、クエン酸、ブタンテトラカルボン酸、シクロペンタンテトラカルボン酸
、スルホイソフタル酸、及びイミノ二コハク酸のようなポリ酸、本願に参照とし
て引用する米国特許第3,128,287号に記述されているオキソ二コハク酸
、本願に参照として引用する米国特許第4,663,071号に記述されている
酒石酸モノコハク酸及び酒石酸二コハク酸のようなエーテルカルボキシレート、
及びモノエチレン不飽和C3−〜C10−カルボン酸又はその無水物、例えば、ア
クリル酸、メタクリル酸、無水アクリル酸、無水メタクリル酸、マレイン酸、無
水マレイン酸、フマル酸、クロトン酸、イタコン酸、無水イタコン酸、シトラコ
ン酸、メサコン酸、メチレンマロン酸、1,2,3,6−テトラヒドロフタル酸
無水物、2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸、アリルスルホン
酸、メタリルスルホン酸、ビニルスルホン酸、スチレンスルホン酸、並びに上記
モノマーの塩のホモポリマー及びコポリマーのような酸性基含有モノマーのポリ
マーである。アニオン性モノマーは、水溶性であるか又は部分的若しくは完全に
塩基が中和された形態で溶解する。この点に関して、「水溶性モノマー」という
用語は、20℃で20g/lを超える水溶性を有するすべてのアニオン性モノマ
ーを意味すると解釈される。親水性モノマーの塩を調製するために、例えば、ア
ルカリ金属塩基、アルカリ土類金属塩基、及びアンモニア又はアミンが使用され
る。好ましい親水性モノマーの塩は、ナトリウム及びカリウム塩並びにアンモニ
ウム塩で、これらはモノマーの酸性基を、例えば、水酸化ナトリウム溶液、水酸
化カリウム溶液、又はアンモニアを用いて中和することで得られる。
【0016】 さらに好適なアニオン性ポリマーは、例えば、マレイン酸と1〜25個の炭素
原子を有するアルコールとのモノエステル、又はマレイン酸のモノアミドのホモ
ポリマー及びコポリマーである。 その他の好適なアニオン性ポリマーは、無水マレイン酸とC4−〜C12−オレ
フィンとのコポリマー、特に好ましくは1−オクテン及びジイソブテンのような
8−オレフィンとのコポリマーである。一層特に好ましいのはジイソブテンで
ある。無水マレイン酸とオレフィンとの間のモル比は、例えば、0.9:1〜3
:1、好ましくは0.95:1〜1.5:1の範囲である。これらのコポリマー
は、水溶液又は分散液として加水分解された形態で使用され、その際無水基は開
いた形態であり、カルボキシル基の一部又はすべては好ましくは中和されている
。中和には、例えば次の塩基が使用される:水酸化ナトリウム、水酸化カリウム
、炭酸ナトリウム、炭酸カリウムのようなアルカリ金属塩基、水酸化カルシウム
、炭酸カルシウム、水酸化マグネシウムのようなアルカリ土類金属塩基、アンモ
ニア、トリエチルアミン、トリエタノールアミン、ジエタノールアミン等のよう
な一級、二級、又は三級アミン。必要に応じて、C4〜C12−オレフィンを有す
る無水マレイン酸の好ましいコポリマーは、無水官能基でポリマーと類似的に部
分的に反応することもできる。この目的には、1〜25個の炭素原子を有するア
ルコール又はアミン、さらには、例えば、アルコキシル化したアルコールも好適
である。
【0017】 好ましいアニオン性ポリマー(b)は、モノエチレン不飽和C3−〜C8−カル
ボン酸のホモポリマー及びコポリマー、スルホン酸基含有モノマーのホモポリマ
ー及びコポリマー、ホスホン酸基含有モノマーのホモポリマー及びコポリマー、
前記ポリマーの水溶性の塩、及び前記ポリマーの混合物である。 コポリマーは、溶液重合、エマルション、分散重合、沈澱重合、及び溶融重合
のような既知のラジカル重合法により調製される。好適な溶媒又は希釈液は一般
的な化合物であり、例えば、水、アルコール、ケトン、エステル、脂肪族化合物
、芳香族化合物又は混合物、例えば、水/イソプロパノール混合物である。使用
する溶媒若しくは希釈液は、1若しくはそれ以上のモノマーでもよく、又は溶媒
若しくは希釈液の使用を完全に省くこともできる。重合は、バッチ反応として実
施するか又は1若しくはそれ以上の供給により実施することができる。この場合
、供給回数及び単位時間当たりの個々の成分の量を変えることができる。このた
め、コポリマー組成物、平均分子量、又は分子量分布のようなパラメータを、特
徴的に制御できる。 水溶性ポリアニオンは、例えば、1000〜10,000,000、好ましく
は2000〜500,000の分子量Mwを有する。本発明による高分子電解質
錯体の成分(b)は、特に、中和されていない形態、部分的に中和された形態、
又は完全に中和された形態で1000〜250,000の分子量Mwを有する。
水溶性アニオン性ポリマー(b)の個別の例は、次の通りである。 1000〜250,000の分子量を有するポリアクリル酸、 1000〜250,000の分子量を有するポリメタクリル酸、 200〜5,000の分子量を有するポリマレイン酸、 アクリル酸、メタクリル酸、又はマレイン酸のコポリマー又はターポリマー、例
えば、1000〜100,000の分子量を有するアクリル酸−メタクリル酸コ
ポリマー、 1000〜100,000の分子量を有するアクリル酸−マレイン酸コポリマー
、 1000〜100,000の分子量を有するメタクリル酸−マレイン酸コポリマ
ー。
【0018】 その他の好適なコポリマーは、例えば、アクリロニトリル、メタクリロニトリ
ル、スチレン、アクリル酸メチル、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、
(メタ)アクリル酸ヒドロキシエチル、(メタ)アクリル酸ヒドロキシプロピル
、アルキルポリエチレングリコール(メタ)アクリレート、アリルアルコール、
アクリルアミド、メタクリルアミド、N−ジメチルアクリルアミド、酢酸ビニル
、プロピオン酸ビニル、ホスホン酸ビニル、ホスホン酸アリル、N−ビニルピロ
リドン、N−ビニルカプロラクタム、N−ビニルホルムアミド、ビニルホスホン
酸である。さらに、形成されたコポリマーが正味のアニオン電荷を帯電する限り
、二次的な量(<10重量%)のカチオン性コポリマーを共重合することもでき
る。 共重合した不飽和カルボン酸を少なくとも10重量%含有するポリマーの例は
次の通りである。 1000〜100,000の分子量を有するスチレン−アクリル酸コポリマー、 1000〜100,000の分子量を有するスチレン−マレイン酸コポリマー、 C2−〜C1500−オレフィンのオレフィン−マレイン酸コポリマー、例えば 1000〜10,000の分子量を有するイソブテン−マレイン酸コポリマー、 1000〜10,000の分子量を有するジイソブテン−マレイン酸コポリマー
、 1000〜10,000の分子量を有するC12−オレフィン−マレイン酸コポリ
マー、 1000〜10,000の分子量を有するC20/24−オレフィン−マレイン酸コ
ポリマー、 1000〜100,000の分子量を有する酢酸ビニル−アクリル酸コポリマー
、 1000〜100,000の分子量を有する酢酸ビニル−マレイン酸コポリマー
、 1000〜100,000の分子量を有する酢酸ビニル−アクリル酸−マレイン
酸ターポリマー、 1000〜100,000の分子量を有するアクリルアミド−アクリル酸コポリ
マー、 1000〜250,000の分子量を有するポリスチレンスルホネート。
【0019】 さらに、アニオン性ポリマーは、アスパラギン酸とリシンの均一縮合物及び共
縮合物であり、例えば、1000〜100,000の分子量Mwを有するポリア
スパラギン酸である。 本発明は、カチオン性ポリマーとアニオン性ポリマーの混合による高分子電解
質錯体の調製方法にも関する。本発明によると、 (a)カチオン性縮合物であって、(i)少なくとも一つのアミンと (ii)エピハロヒドリン、ジオールのビスハロヒドリン、ポリアルキレング
リコールのビスハロヒドリン、ポリテトラヒドロフランのビスハロヒドリン、ア
ルキレンジハライド、アルキレントリハライド、ビスエポキシド、トリスエポキ
シド、テトラエポキシド及び/又はこれらの混合物から成る群から選択される架
橋剤とのカチオン性縮合物と、 (b)少なくとも三つのアニオン基を含有するアニオン化合物。 高分子電解質錯体は、水性システム又は処方中の微視的若しくは巨視的な第二
相の形態、又は均一に溶解した形態のいずれかであることができる。高分子電解
質錯体は、好ましくは、カチオン性ポリマーとアニオン性ポリマーの水溶液の配
合、アニオン性ポリマーのカチオン性ポリマー溶液への導入、又はカチオン性ポ
リマーのアニオン性ポリマー溶液への導入により調製される。しかしながら、ア
ニオン性及びカチオン性ポリマーを好適な結合溶媒又は溶媒のない状態で混合す
ることによっても、高分子電解質錯体を調製することができる。しかし、高分子
電解質錯体は、好ましくは水性媒体中で調製される。高分子電解質錯体を調製す
るには、1〜60重量%、好ましくは2〜55重量%のカチオン性縮合物(a)
を溶解形態で含有する水溶液を、例えば、1〜60重量%強度のアニオン性ポリ
マー(b)の水溶液と混合する。アニオン性ポリマーの水溶液は、好ましくは2
〜55重量%のアニオン性ポリマーを溶解した形態で含有する。
【0020】 高分子電解質錯体は、好ましくは乱流混合により調製される。高分子電解質錯
体の調製のさらに好ましい実施形態は、カチオン性縮合物の溶液とアニオン性ポ
リマーの溶液を共噴霧することである。 高分子電解質錯体の均一溶液又は分散液のいずれかが得られる。電荷が異なる
2種類のポリマーの混合は、例えば、攪拌槽型反応器又は乱流中(例えばノズル
内)で実施できる。高分子電解質錯体が溶液又は分散液の形態である場合、希釈
液を、例えば、当該溶液又は分散液を噴霧することで溶媒の蒸発とともに取り除
くことができる。その結果、粉末高分子電解質錯体が得られる。 高分子電解質錯体では、アニオン性ポリマーとカチオン性ポリマーの電荷比は
0.01〜20、好ましくは0.1〜5の範囲である。 高分子電解質錯体のカチオン性成分は、時として、繊維製品仕上げ及び洗浄し
た繊維製品の後処理において補助として使用されてきた。しかし、構成要素どう
しの多種多様な相互作用が個々の処方構成要素の作用機構を変えることができる
錯体処方で広く利用することは、カチオン性ポリマーが通常はアニオン性分散剤
、洗剤又は乳化剤と強く相互作用するために、不可能である。対照的に、カチオ
ン性ポリマーとアニオン性ポリマーの間での錯体形成は、結果として非常に薄い
媒体中でも非常に安定した集合体となる。低分子量アニオン性処方構成要素との
強い相互作用は、錯体内の電荷相互作用により妨げられる。対照的に、カチオン
性縮合物の作用は、本発明による高分子電解質錯体内で同等に残る。これにより
、ポリカチオンの作用を多数の相互作用が起こりうる錯体処方に組み込むことが
できる可能性が生じる。洗剤又は添加物中の高分子電解質錯体を繊維製品洗浄に
使用する際、色の印象のような外観、硬さ、柔軟性、及びフィラメント、繊維及
び布地の引き裂き強さのような機械的及び微視機械的特性が向上されることによ
り繊維製品ケアが得られる。布地ケアの場合、繊維製品材料を本発明による錯体
の溶液又は分散液に含浸、噴霧するか、前記溶液又は分散液で被覆することもで
きる。
【0021】 好適なポリマーは、米国でBASF社からソカラン(SOKALAN)(登録商標)
、及びロームアンドハス(Rohm and Haas)社からアクソル(ACUSOL)(登録商
標)の商標名で市販されている。非限定例は、次のものを包含する:ソカラン(
SOKALAN)(登録商標)CP5、マレイン酸/アクリル酸の比が約30/70で
あるマレイン酸/アクリル酸コポリマー;マレイン酸/アクリル酸の比が約50
/50であるソカラン(SOKALAN)(登録商標)CP7;マレイン酸/アクリル
酸の比が約50/50であるソカラン(SOKALAN)(登録商標)CP12S;ア
クソル(ACUSOL)(登録商標)445N、完全に中和されたポリアクリル酸及び
ナトリウム塩ポリマー;アクソル(ACUSOL)(登録商標)480N、完全に中和
された変性ポリアクリル酸及びナトリウム塩ポリマー;及びアクソル(ACUSOL)
(登録商標)505N、完全に中和されたアクリル酸/マレイン酸ナトリウム塩
コポリマー。 高分子電解質成分は、いかなる他の洗剤物質との配合よりも前に調製されるこ
とが好ましい。重ねて、理論に縛られることを望まないが、カチオン性とアニオ
ン性ポリマーを配合する時は、高分子イオン対が他の洗剤成分の構成要素から受
ける妨害が最小の状態で形成される可能性が高いと考えられる。いったん高分子
イオン対が形成されると、個々のポリマーイオンは他の洗剤構成要素と解離及び
反応しにくい。この高分子イオン対は、環状アミン性ポリマーと比べて、洗浄性
の向上の利益を付与する。好適なカチオン性、アニオン性、及び環状アミン性ポ
リマーは、実施例に例示されるように調製できる。
【0022】 洗浄性界面活性剤 本明細書における洗剤組成物は、約1重量〜80重量%の洗浄性界面活性剤を
含有する。このような組成物は約5〜50重量%の界面活性剤を含有することが
好ましい。使用する洗浄性界面活性剤は、アニオン性、非イオン性、双極性、両
性、又はカチオン性の種類であるか、又はこれらの種類の相容性のある混合物か
ら構成することができる。本明細書で有用な洗浄性界面活性剤は、米国特許第3
,664,961号(ノリス(Norris)、1972年5月23日発行)、米国特
許第3,919,678号(ラフリン(Laughlin)ら、1975年12月30日
発行)、米国特許第4,222,905号(コックレル(Cockrell)、1980
年9月16日発行)、及び米国特許第4,239,659号(マーフィー(Murp
hy)、1980年12月16日発行)に記述されている。これら特許の全てを参
照として、本明細書に組入れる。すべての界面活性剤のうち、アニオン性及び非
イオン性の界面活性剤が好ましい。 有用なアニオン性界面活性剤は、複数の異なる種類の界面活性剤を含むことが
できる。例えば、高級脂肪酸の水溶性塩である「石鹸」は、本明細書における組
成物において有用なアニオン性界面活性剤である。ここにはアルカリ金属石鹸が
含まれ、例えば、炭素原子を約8〜約24個、好ましくは約12〜約18個有す
る高級脂肪酸のナトリウム、カリウム、アンモニウム、及びアルキロールアンモ
ニウム塩が含まれる。
【0023】 更に、本明細書に用いるのに好適な石鹸でないアニオン性界面活性剤には、分
子構造に炭素原子約10〜約20個を有するアルキル基、及びスルホン酸又は硫
酸エステル基を有する有機イオウ反応生成物の水溶性塩、好ましくはアルカリ金
属及びアンモニウム塩が含まれる。(アルキルという言葉にはアシル基のアルキ
ル部分も含まれる。)特に有用なものは、アルキル基の平均炭素原子数が約11
〜13個の直鎖アルキルベンゼンスルホン酸(C1113LASと略される)であ
る。 好ましい非イオン性界面活性剤は、R1(OC24nOHの式で表されるもの
である。式中、R1はC10〜C16のアルキル基又はC8〜C12のアルキルフェニル
基であり、nは3〜約80である。特に好ましいものは、アルコール1モルにつ
きエチレンオキシド約5〜約20モルを有するC12〜C15のアルコールの縮合生
成物であり、例えば、アルコール1モルにつきエチレンオキシド約6.5モルを
縮合したC12〜C13のアルコールが挙げられる。 その他の好適な界面活性剤には、ポリヒドロキシ脂肪酸アミド及びアミン性の
界面活性剤が含まれ、同時係属PCT出願US98/19143号「それを用い
て洗濯した布地に外観と傷みにくさの利益を提供する環状アミン系ポリマー含有
洗濯用洗剤組成物(Laundry Detergent Compositions with Cyclic Amine Based
Polymers to Provide Appearance and Integrity Benefits to Fabrics Launde
red Therewith)」(1998年9月15日出願、パナンディケル(Panandiker
)ら)[P&G ケース第6834号]に開示されている。パナンディケル(Pa
nandiker)らの出願明細書は全て本明細書に参照として組み込まれる。
【0024】 洗剤ビルダー 本明細書における洗剤組成物は、約0.1重量%〜80重量%の洗剤ビルダー
を含有することもある。このような組成物は液状の形態では、約1重量%〜10
重量%のビルダー成分を含有することが好ましい。また、このような組成物は顆
粒状の形態では、約1重量%〜50重量%のビルダー成分を含有することが好ま
しい。洗剤ビルダーは当業者には周知であり、例えば、リン酸塩、並びに複数の
有機及び無機の無リンビルダーから構成されることができる。 本明細書で有用な水溶性無リン有機ビルダーには、複数のアルカリ金属、アン
モニウム及び置換アンモニウムポリアセテート、カルボン酸、ポリカルボン酸、
及びポリヒドロキシスルホネートが含まれる。本明細書に用いるのに好適なポリ
カルボン酸は、米国特許第4,144,226号(1979年3月13日発行、
クルチフィールド(Crutchfield)ら)、及び米国特許第4,246,495号
(1979年3月27日発行、クルチフィールド(Crutchfield)ら)に記述さ
れているポリアセタールカルボキシレートである。この両方は参照として本明細
書に組み込まれている。特に好ましいポリカルボン酸ビルダーは、米国特許第4
,663,071号(Bushら、1987年5月5日発行)に記述されている酒石
酸モノコハク酸塩及び酒石酸ニコハク酸塩の組み合せを含有するオキシニコハク
酸塩及びエーテルカルボン酸ビルダー組成物であるが、この開示内容は参照とし
て本明細書に組み込まれている。 好適な無リン無機ビルダーの例には、ケイ酸塩、アルミノケイ酸塩、ホウ酸塩
、及び炭酸塩が含まれる。特に好ましいのは、SiO2のアルカリ金属オキシド
に対する重量比が約0.5〜約4.0、好ましくは約1.0〜約2.4である、
炭酸、重炭酸、セスキ炭酸、4ホウ酸10水和物、並びにケイ酸のナトリウム及
びカリウムである。また、ゼオライトを包含するアルミノケイ酸塩も好ましい。
かかる物質及びその洗剤ビルダーとしての使用は、コーキル(Corkill)らの米
国特許第4,605,509号にさらに詳細に記述されており、この開示を本願
に参照として引用する。また、米国特許第4,605,509号には、本発明の
洗剤組成物における使用に好適な結晶性層状ケイ酸塩も記述されている。
【0025】 任意の洗剤成分 前述した界面活性剤、ビルダー、及び環状アミン系ポリマー、オリゴマー、又
はコポリマーに加えて、本発明の洗剤組成物は任意の数の追加任意成分を含むこ
とができる。これらの成分には、従来の洗剤組成物の成分である、酵素及び酵素
安定剤、泡増幅剤又は泡抑制剤、色あせ防止剤及び防錆剤、漂白剤、汚れ懸濁剤
、汚れ剥離材、殺菌剤、pH調整剤、非ビルダーアルカリ性源、キレート化剤、
有機及び無機充填剤、溶媒、向水性物質、光学的光沢剤、染料及び香料が含まれ
る。 定義された組成物の布地の傷みにくさの利益は高pHで減少し始めることから
、pH調整剤は、洗浄溶液のpHが約10.0よりも大きい特定の用途で必要に
なる場合がある。したがって、本発明の環状アミン系ポリマー、オリゴマー又は
コポリマー及び任意の疎水変性セルロース系ポリマー又はオリゴマーの添加後、
洗浄溶液が10.0より大きい場合、pH調整剤を使用して洗浄溶液のpHを約
10.0以下、好ましくは約9.5以下、最も好ましくは約7.5以下のpHに
下げることが望ましい。好適なpH調整剤は、当業者には既知である。 本明細書において洗剤組成物に組み込むのに好ましい任意成分は、漂白剤(例
えば、過酸素漂白剤)が挙げられる。このような過酸素漂白剤は、実際には有機
であっても無機であってもよい。無機過酸素漂白剤は、多くの場合に漂白活性剤
と組み合せて使用する。
【0026】 有用な有機過酸素漂白剤には、過カルボン酸漂白剤及びこれらの塩が含まれる
。この種の作用剤の好適な例には、マグネシウムモノ過オキシフタレートヘキサ
ヒドレート、メタクロロ過安息香酸のマグネシウム塩、4−ノニルアミノ−4−
オキソ過オキシ酪酸及びジ過オキシドデカン二酸が挙げられる。このような漂白
剤は、米国特許第4,483,781号(Hartman、1984年11月20日発
行)、欧州特許第133,354号(Banksら、1985年2月20日公開)、
及び米国特許第4,412,934号(Chungら、1983年11月1日発行)
に開示されている。非常に好ましい漂白剤には、米国特許第4,634,551
号(1987年1月6日発行、Burnsら)に記述されているような6−ノニルア
ミノ−6−オキソ過オキシカプロン酸(NAPAA)が含まれる。 本明細書における洗剤組成物において、無機過酸素漂白剤は一般的に粒子状の
形態で使用することもできる。実際には無機漂白剤が好ましい。このような無機
過酸素化合物には、過ホウ酸及び過炭酸のアルカリ金属物質が含まれる。例えば
、過ホウ酸ナトリウム(例えば、1又は4水和物)を使用することができる。ま
た、好適な無機漂白剤には、炭酸ナトリウム又は炭酸カリウムの過酸化水素化物
及び「過炭酸塩」漂白剤と同等のもの、ピロリン酸ナトリウム−過酸化水素化物
、尿素−過酸化水素化物、及び過酸化ナトリウムが含まれる。過硫酸塩漂白剤(
例えば、デュポン(DuPont)が製造市販しているオキソン(OXONE))も用いる
ことができる。無機過酸素漂白剤は多くの場合、ケイ酸塩、ホウ酸塩、硫酸塩、
又は水溶性界面活性剤でコーティングされると考えられる。コーティングされた
過炭酸塩粒子は、例えば、FMC、ソルベー・インタロックス(Solvay Interox
)、トウカイ・デンカ(Tokai Denka)、及びデグサ(Degussa)などの複数の供
給元から入手することができる。
【0027】 無機過酸素漂白剤(例えば、過ホウ酸塩、過炭酸塩など)は漂白活性剤と組み
合せることが好ましい。漂白活性剤は、漂白活性剤に相当する過酸を水溶液中の
その場で(つまり、布地を洗濯及び漂白する本明細書の組成物の使用中に)生成
するように導く。多様な非限定的な活性化剤の例は、1990年4月10日にマ
オ(Mao)らに発行された、米国特許第4,915,854号、及び1983年
11月1日にチョン(Chung)らに発行された、米国特許第4,412,934
号に開示されている。ノナノイルオキシベンゼンスルホン酸塩(NOBS)及び
テトラアセチルエチレンジアミン(TAED)活性化剤が典型的であり好ましい
。これらの混合物も使用することができる。本明細書で有用な別の典型的な漂白
剤及び活性剤に関しては、前記で参照した米国特許第4,634,551号も参
照のこと。 その他の有用なアミド誘導漂白活性化剤は、次式のものであり、 R1N(R5)C(O)R2C(O)L又はR1C(O)N(R5)R2C(O)L。 式中、R1は約6〜12個の炭素原子を含有するアルキル基、R2は1〜約6個
の炭素原子を含有するアルキレン基、R5はH又は約1〜約10個の炭素原子を
含有するアルキル、アリール、又はアルカリール、及びLは任意の好適な離脱基
である。離脱基とは、過加水分解陰イオンによる漂白活性剤への求核攻撃の結果
として漂白活性剤から離脱するいずれかの基である。好ましい離脱基は、フェノ
ールスルホン酸塩である。
【0028】 前記の式の漂白活性剤の好ましい例には、前記で参照した米国特許第4,63
4,551号に記述されているような(6−オクタンアミド−カプロイル)オキ
シベンゼンスルホネート、(6−ノナンアミドカプロイル)オキシベンゼンスル
ホネート、(6−デカンアミド−カプロイル)オキシベンゼンスルホネート、及
びこれらの混合物が含まれる。 有用な漂白活性剤の別の種類には、ホッジ(Hodge)らの米国特許第4,96
6,723号(1990年10月30日発行)に開示されているベンゾキサジン
系の活性剤が含まれ、この特許は参照として本明細書に組み込まれる。また、過
ホウ酸ナトリウムに吸着させたアシルカプロラクタム(ベンゾイルカプロラクタ
ムを含む)を開示している、参照として本明細書に組み込まれている、米国特許
第4,545,784号(サンダーソン(Sanderson)、1985年10月8日
発行)も参照のこと。 過酸素漂白剤を使用する場合、過酸素漂白剤は一般的に本明細書における洗剤
組成物の約2重量%〜30重量%を構成すると考えられる。更に好ましくは、過
酸素漂白剤は洗剤組成物の約2重量%〜20重量%を構成すると考えられる。最
も好ましくは、過酸素漂白剤は本明細書における洗剤組成物の約3重量%〜15
重量%の範囲で存在すると考えられる。漂白活性剤を使用する場合、漂白活性剤
は本明細書における洗剤組成物の約2重量%〜10重量%を構成することができ
る。漂白活性剤は多くの場合、漂白剤と活性剤とのモル比が約1:1〜10:1
、更に好ましくは約1.5:1〜5:1となるように使用される。
【0029】 その他の好適な漂白剤及び漂白活性化剤は、同時係属PCT出願PCT/US
98/19143号「それを用いて洗濯した布地に外観と傷みにくさの利益を提
供する環状アミン系ポリマー含有洗濯用洗剤組成物(Laundry Detergent Compos
itions with Cyclic Amine Based Polymers to Provide Appearance and Integr
ity Benefits to Fabrics Laundered Therewith)」(1998年9月15日出
願、パナンディケル(Panandiker)ら)[P&G ケース第6834号]に開示
されている。パナンディケル(Panandiker)らの出願明細書は全て上記参照によ
り組み込まれている。 本明細書における洗剤組成物において非常に好ましい別の任意成分は、洗浄性
酵素成分である。酵素は、タンパク質、炭水化物、又はトリグリセリド由来の汚
れを基材から除去することを含む多様な目的のため、布地を洗濯する際に遊離す
る染料の付着を防止するため、及び布地を修復するため、本洗剤組成物に含むこ
とができる。好適な酵素には、植物性、動物性、細菌性、真菌性、及び酵母性物
質のような任意の好適な根源物質を有するプロテアーゼ、アミラーゼ、リパーゼ
、セルラーゼ、ペルオキシダーゼ、及びこれらの混合物が含まれる。好ましい酵
素は、pH活性及び/又はpH安定度、最適熱安定度、及び洗剤、ビルダーなど
の活性物質に対する安定度といった要因を考慮して選択する。この点に関して、
細菌又は真菌の酵素、例えば、細菌のアミラーゼ類及びプロテアーゼ、並びに真
菌のセルラーゼが好ましい。
【0030】 「洗浄性酵素」とは、本明細書で使用するとき、洗濯洗剤組成物において、洗
浄、汚れの除去、又はその他の有益な効果を有するいずれかの酵素を意味する。
洗濯の目的上好ましい酵素には、プロテアーゼ、セルラーゼ、リパーゼ、アミラ
ーゼ、及びペルオキシダーゼが含まれるが、これらに限定されない。 酵素は通常、「洗浄有効量」を得るのに十分な濃度で洗剤組成物に組み込まれ
る。「洗浄有効量」という用語は、基材(布地など)において、洗浄、染みの除
去、汚れの除去、漂白、脱臭、又は新品度を上げる効果を与えることができるい
ずれかの量を意味する。現在の商業的製剤に関する現実の問題として、典型的な
量は、重量で約5mgまでであり、さらに通常では、洗剤組成物のグラムあたり
0.01mg〜3mgの活性酵素である。別の言い方をすれば、本明細書におけ
る組成物は通常、0.001重量%〜5重量%、好ましくは0.01重量%〜1
重量%の市販の酵素製剤を含む。プロテアーゼ酵素は、通常、組成物のグラム当
り0.005〜0.1アンソン単位(AU)の活性を提供するのに十分なレベル
でこのような市販の製剤に存在する。高濃度洗剤処方では更に高い活性濃度が望
まれることがある。
【0031】 本明細書における使用に適したセルラーゼには、米国特許第4,435,30
7号(Barbesgoardら、1984年3月6日)、及び英国特許第2,075,0
28号、英国特許第2,095,275号、及び独国特許第2,247,832
号に開示されているものが含まれる。ノボ(Novo)社のケアザイム(CAREZYME)
(登録商標)及びセルザイム(CELLUZYME)(登録商標)は特に有用である。ノ
ボ(Novo)へのWO9117243号も参照のこと。 本明細書における酵素含有組成物は、任意に約0.001重量%〜約10重量
%、好ましくは約0.005重量%〜約8重量%、最も好ましくは約0.01重
量%〜約6重量%の酵素安定化システムを含有してもよい。酵素安定化システム
は、洗浄性酵素と相容性であるいかなる安定化システムであってもよい。このよ
うなシステムは、その他の配合活性物質により固有に提供されてもよいし、又は
、例えば、洗剤用酵素の配合者もしくは製造者により別に添加されてもよい。か
かる安定化システムは、例えば、カルシウムイオン、ホウ酸、プロピレングリコ
ール、短鎖カルボン酸、ボロン酸、及びそれらの混合物を含むことができ、洗剤
組成物の種類及び物理的形態による様々な安定化の問題に対処するように設計さ
れる。
【0032】 洗剤組成物の調製 本発明による洗剤組成物は、顆粒状の形態であることができる。このような組
成物は、必須成分及び任意成分を必要な濃度で、いずれかの好適な順序で、従来
のいずれかの方法により組み込むことで調製することができる。前述の本明細書
で定義した高分子電解質錯体の使用法の説明は例示目的であって、その他の使用
法は当業者には明らかであるし、本発明の範囲内であることが意図される。 顆粒状組成物は、一般的に基剤の顆粒成分(例えば、界面活性剤、ビルダー、
水など)をスラリーとして混合し、残留水分が低レベルになるように(5〜12
%)得られたスラリーを噴霧乾燥して製造する。残りの乾燥成分(例えば、環状
アミン系ポリマー、オリゴマー、又はコポリマー、及び任意に疎水変性されたセ
ルロース系ポリマー若しくはオリゴマーの顆粒)は、回転混合ドラムにおいて噴
霧乾燥した顆粒と混合し、顆粒状粉末の形態にすることができる。液状構成成分
、例えば、高分子電解質錯体、酵素、ビルダー及び香料を、得られた顆粒に噴霧
し、完成した洗剤組成物を得ることができる。また、本発明の顆粒状組成物は「
凝集形態」であることもでき、これらの形態は従来の顆粒状洗剤(550〜95
0g/l)より比較的高い密度を有することがある。このような場合には、本発
明による顆粒状洗剤組成物は、従来の顆粒状洗剤と比べて少量の「無機充填剤塩
」を含有すると考えられる。一般的な充填剤塩はアルカリ土類金属の硫酸塩及び
塩化物であり、典型的には硫酸ナトリウムである。「凝集」洗剤は典型的には充
填剤塩を10%以上含有しない。
【0033】 布地の洗濯方法 本発明は、本明細書で使用される高分子電解質錯体により提供される布地の外
観の利益を付与する方法で布地を洗濯する方法も提供する。このような方法では
、これらの布地を、前述した洗剤組成物の有効量から形成した水性洗浄溶液、又
はこのような組成物の個々の成分から形成した水性洗浄溶液に接触させることが
必要である。布地が洗浄溶液に接触するのは、一般的に撹拌条件下であると考え
られる。ただし、本発明の組成物を使用して、布地の洗浄及び手入れのために撹
拌しなくても染み込む水性溶液を形成することもできる。上述のように、洗浄溶
液は約10.0未満のpHを有することが好ましく、好ましくは洗浄溶液は約9
.5のpH、最も好ましくは洗浄溶液は約7.5のpHを有する。 きれいに洗浄するために洗濯機で撹拌することが好ましい。洗浄の後、湿潤し
た布地を従来の衣類乾燥機で乾燥することが好ましい。洗濯機内の水性洗浄溶液
中の高密度液状又は顆粒状洗剤組成物の有効量は、好ましくは約500〜約70
00ppm、更に好ましくは約1000〜約3000ppmである。
【0034】 布地のコンディショニング及び柔軟化 本発明の洗剤組成物の実施例において界面活性剤及びビルダー成分が含まれて
いないとき、本明細書における洗濯洗剤組成物の成分として前述した高分子電解
質錯体を、布地及び繊維製品を処理及びコンディショニングするために使用する
こともできる。例えば、本明細書で上述した所望の布地外観及び傷みにくさの利
益を付与するため、高分子電解質錯体自体のみを含む、又は高分子電解質錯体の
水溶液を含む布地コンディショニング組成物を、従来の家庭での洗濯操作のすす
ぎサイクル中に添加してもよい。 その他の好適な布地柔軟化剤は、同時係属PCT出願PCT/US98/19
143号「それを用いて洗濯した布地に外観と傷みにくさの利益を提供する環状
アミン系ポリマー含有洗濯用洗剤組成物(Laundry Detergent Compositions wit
h Cyclic Amine Based Polymers to Provide Appearance and Integrity Benefi
ts to Fabrics Laundered Therewith)」(1998年9月15日出願、パナン
ディケル(Panandiker)ら)[P&G ケース第6834号]に開示されている
。パナンディケル(Panandiker)らの出願明細書は全て上記参照により組み込ま
れている。 本発明の組成物は、組成物の少なくとも約1重量%以上、好ましくは約10重
量%から、更に好ましくは約20重量%〜約80重量%、更に好ましくは約60
重量%までの一つ以上の布地柔軟化活性物質を含有する。
【0035】 (実施例) 次に本発明の組成物及び方法の例を示すが、必ずしも本発明の範囲を限定した
り、あるいは定義したりするものではない。
【0036】 (実施例1) イミダゾール及びエピクロロヒドリン付加物の合成。(イミダゾール(midazol
e)とエピクロロヒドリンの比率は1.4:1) 磁性攪拌器、冷却器、及び温度計を備えた丸底フラスコにイミダゾール(0.
68モル)及び水95mlを仕込む。この溶液を50℃に加熱した後、エピクロ
ロヒドリン(0.50モル)を滴下して加える。エピクロロヒドリンをすべて加
えた後、アルキル化剤がすべて消費されるまで温度を80℃に上げる。生成した
縮合物は約2000の分子量を有した。
【0037】 (実施例2) 実施例1で得られた縮合物の50%水溶液をポリアクリル酸ナトリウム(Mw
=4500、例:アルドリッチ・ケミカルズ(Aldrich Chemicals)製、米国ワ
イオミング州ミルウォーキー(Milwaukee WI))と混合し、完全に均一になるま
で攪拌する。混合物を、混合物の10%溶液のpH=6.0〜6.4になるよう
に酸/アルカリで調整する。混合物をさらに1時間攪拌する。続いてそれを、噴
霧乾燥又は凝集する。
【0038】 (実施例3) 実施例1で得られた縮合物の50%水溶液を、ソカラン(Sokalan)CP5(
例:BASF社製、米国ニュージャージー州マウントオリーブ(Mount Olive NJ
))の商標名で販売されているアクリル酸−マレイン酸コポリマーナトリウム塩
(Mw=70,000、マレイン酸:アクリル酸の比=30:70)と混合し、
完全に均一になるまで攪拌する。混合物を、混合物の10%溶液のpH=6.0
〜6.4になるように酸/アルカリで調整する。混合物をさらに1時間攪拌する
。続いてそれを、噴霧乾燥又は凝集する。
【0039】 (実施例4) 実施例1で得られた縮合物の50%水溶液を、ソカラン(Sokalan)CP12
S(例:BASF社製、米国ニュージャージー州マウントオリーブ(Mount Oliv
e NJ))の商標名で販売されているアクリル酸−マレイン酸コポリマー遊離酸(
Mw=3000、マレイン酸:アクリル酸の比=50:50)と混合し、完全に
均一になるまで攪拌する。混合物を、混合物の10%溶液のpH=6.0〜6.
4になるように酸/アルカリで調整する。混合物をさらに1時間攪拌する。続い
てそれを、噴霧乾燥又は凝集する。
【0040】 (実施例5) 実施例1で得られた縮合物の50%水溶液をクエン酸ナトリウム(例:アルド
リッチ・ケミカルズ(Aldrich Chemicals)製、米国ワイオミング州ミルウォー
キー(Milwaukee WI))と混合し、完全に均一になるまで攪拌する。混合物を、
混合物の10%溶液のpH=6.0〜6.4になるように酸/アルカリで調整す
る。混合物をさらに1時間攪拌する。続いてそれを、噴霧乾燥又は凝集する。
【0041】 (実施例6) 実施例1で得られた縮合物の50%水溶液をオキシ二コハク酸(例:アルドリ
ッチ・ケミカルズ(Aldrich Chemicals)製、米国ワイオミング州ミルウォーキ
ー(Milwaukee WI))と混合し、完全に均一になるまで攪拌する。混合物を、混
合物の10%溶液のpH=6.0〜6.4になるように酸/アルカリで調整する
。混合物をさらに1時間攪拌する。続いてそれを、噴霧乾燥又は凝集する。
【0042】 (実施例7) 実施例1で得られた縮合物の50%水溶液をスチレンスルホン酸ナトリウム(
Mw=2000、例:ポリサイエンシズ(Polysciences)製、米国ペンシルベニ
ア州ウォリントン(Warrington, PA))と混合し、完全に均一になるまで攪拌す
る。混合物を、混合物の10%溶液のpH=6.0〜6.4になるように酸/ア
ルカリで調整する。混合物をさらに1時間攪拌する。続いてそれを、噴霧乾燥又
は凝集する。
【0043】 (実施例8) ピペラジン及びエピクロロヒドリン付加物の合成。(ピペラジン:エピクロロ
ヒドリンの比率は1:1) 磁性攪拌器、冷却器、及び温度計を備えた丸底フラスコにピペラジン(0.6
8モル)及び水95mlを仕込む。この溶液を50℃に加熱した後、エピクロロ
ヒドリン(0.68モル)を滴下して加える。エピクロロヒドリンをすべて加え
た後、アルキル化剤がすべて消費されるまで温度を80℃に上げる。
【0044】 (実施例9) 実施例8で得られた縮合物の50%水溶液をポリアクリル酸ナトリウム(Mw
=4500、例:アルドリッチ・ケミカルズ(Aldrich Chemicals)製、米国ワ
イオミング州ミルウォーキー(Milwaukee WI))と混合し、完全に均一になるま
で攪拌する。混合物を、混合物の10%溶液のpH=6.0〜6.4になるよう
に酸/アルカリで調整する。混合物をさらに1時間攪拌する。続いてそれを、噴
霧乾燥又は凝集する。
【0045】 (実施例10) 実施例8で得られた縮合物の50%水溶液を、ソカラン(Sokalan)CP5(
例:BASF社製、米国ニュージャージー州マウントオリーブ(Mount Olive NJ
))の商標名で販売されているアクリル酸−マレイン酸コポリマーナトリウム塩
(Mw=70,000、マレイン酸:アクリル酸の比=30:70)と混合し、
完全に均一になるまで攪拌する。混合物を、混合物の10%溶液のpH=6.0
〜6.4になるように酸/アルカリで調整する。混合物をさらに1時間攪拌する
。続いてそれを、噴霧乾燥又は凝集する。
【0046】 (実施例11) イミダゾール及びエピクロロヒドリン及びクロロ酢酸付加物の合成。(イミダ
ゾール:エピクロロヒドリン:クロロ酢酸の比率は1.36:0.83:0.3
4 磁性攪拌器、冷却器、及び温度計を備えた丸底フラスコにイミダゾール(1.
36モル)及び水190mlを仕込む。この溶液を50℃に加熱した後、クロロ
酢酸0.34モルを加える。反応混合物を約1時間混合した後、エピクロロヒド
リン(0.83モル)を滴下して加える。エピクロロヒドリンをすべて加えた後
、アルキル化剤がすべて消費されるまで温度を80℃に上げる。生成した縮合物
は約1200の分子量を有した。
【0047】 (実施例12) 実施例11で得られた縮合物の50%水溶液をポリアクリル酸ナトリウム(M
w=4500、例:アルドリッチ・ケミカルズ(Aldrich Chemicals)製、米国
ワイオミング州ミルウォーキー(Milwaukee WI))と混合し、完全に均一になる
まで攪拌する。混合物を、混合物の10%溶液のpH=6.0〜6.4になるよ
うに酸/アルカリで調整する。混合物をさらに1時間攪拌する。続いてそれを、
噴霧乾燥又は凝集する。
【0048】 (実施例13) 実施例11で得られた縮合物の50%水溶液を、ソカラン(Sokalan)CP5
(例:BASF社製、米国ニュージャージー州マウントオリーブ(Mount Olive
NJ))の商標名で販売されているアクリル酸−マレイン酸コポリマーナトリウム
塩(Mw=70,000、マレイン酸:アクリル酸の比=30:70)と混合し
、完全に均一になるまで攪拌する。混合物をさらに1時間攪拌する。続いてそれ
を、噴霧乾燥又は凝集する。
【0049】 (実施例14) ビス(ヘキサメチレントリアミン)及びエピクロロヒドリン付加物の合成(ビ
ス(ヘキサメチレントリアミン):エピクロロヒドリンの比率は2:1)を、W
O99/14297の記述に従って完成した。得られるワックス状物質は、酸性
化水である。水溶液をポリアクリル酸ナトリウム(Mw=4500、例:アルド
リッチ・ケミカルズ(Aldrich Chemicals)製、米国ワイオミング州ミルウォー
キー(Milwaukee W))と混合し、完全に均一になるまで攪拌する。混合物を、
混合物の10%溶液のpH=6.0〜6.4になるように酸/アルカリで調整す
る。混合物をさらに1時間攪拌する。続いてそれを、噴霧乾燥又は凝集する。
【0050】 (実施例15) アミノプロピルジエタノールアミン及びエピクロロヒドリン付加物の合成(ア
ミノプロピルジエタノールアミン:エピクロロヒドリンの比率は2:1)を、W
O99/14297Aの記述に従って完成した。付加物を酸性化水に溶解し、ソ
カラン(Sokalan)CP5(例:BASF社製、米国ニュージャージー州マウン
トオリーブ(Mount Olive NJ))の商標名で販売されているアクリル酸−マレイ
ン酸コポリマーナトリウム塩(Mw=70,000、マレイン酸:アクリル酸の
比=30:70)と混合し、完全に均一になるまで攪拌する。混合物を、混合物
の10%溶液のpH=6.0〜6.4になるように酸/アルカリで調整する。混
合物をさらに1時間攪拌する。続いてそれを、噴霧乾燥又は凝集する。
【0051】 (実施例16) ジエチルアミノエチルアミン及びエピクロロヒドリン付加物の合成(ジエチル
アミノエチルアミン:エピクロロヒドリンの比率は2:1)を、WO99/14
297Aの記述に従って完成した。付加物を酸性化水に溶解し、ソカラン(Soka
lan)CP5(例:BASF社製、米国ニュージャージー州マウントオリーブ(M
ount Olive NJ))の商標名で販売されているアクリル酸−マレイン酸コポリマ
ーナトリウム塩(Mw=70,000、マレイン酸:アクリル酸の比=30:7
0)と混合し、完全に均一になるまで攪拌する。混合物を、混合物の10%溶液
のpH=6.0〜6.4になるように酸/アルカリで調整する。混合物をさらに
1時間攪拌する。続いてそれを、噴霧乾燥又は凝集する。
【0052】 (実施例17) 次の構成要素の強力洗剤粉末が調製される:
【0053】
【表1】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE,TR),OA(BF ,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW, ML,MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,G M,KE,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ, MD,RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM, AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,B Z,CA,CH,CN,CO,CR,CU,CZ,DE ,DK,DM,DZ,EE,ES,FI,GB,GD, GE,GH,GM,HR,HU,ID,IL,IN,I S,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK ,LR,LS,LT,LU,LV,MA,MD,MG, MK,MN,MW,MX,MZ,NO,NZ,PL,P T,RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK,SL ,TJ,TM,TR,TT,TZ,UA,UG,UZ, VN,YU,ZA,ZW (72)発明者 ラージャン、ケイ.パナンディカー アメリカ合衆国オハイオ州、ウェスト、チ ェスター、オレゴン、パス、6484 (72)発明者 ウィリアム、シー.ワーツ アメリカ合衆国インディアナ州、ウェス ト、ハリソン、モルガン、ロード、1273 (72)発明者 シェリー、エル.ランダル アメリカ合衆国オハイオ州、ハミルトン、 インディアン、ヒル、コート、5679 Fターム(参考) 4H003 AB14 AB19 AC08 DA01 EA16 EA28 EB28 EB30 EB36 EB38 EE05 FA15

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)洗浄性界面活性剤システムと、 (B)(a)(i)直鎖アルキルアミン、分枝状アルキルアミン、環状アルキ
    ルアミン、アルコキシアミン、アミノアルコール、環状構造に少なくとも1個の
    窒素原子を含有する環状アミン、アルキレンジアミン、ポリエーテルジアミン、
    ポリアルキレンポリアミン、上記アミンの一つと少なくとも一つのアミノ酸又は
    その塩との混合物、上記アミンのNH基1モル当たり0.04〜0.6モルのア
    ルキル化剤含有アニオン基と反応させることによる上記アミンと少なくとも一つ
    のアルキル化剤含有アニオン基との反応生成物、及びこれらの混合物から成る群
    から選択される少なくとも一つのアミンと、 (ii)エピハロヒドリン、ジオールのビスハロヒドリン、ポリアルキレン
    グリコールのビスハロヒドリン、ポリテトラヒドロフランのビスハロヒドリン、
    アルキレンジハライド、アルキレントリハライド、ビスエポキシド、トリスエポ
    キシド、テトラエポキシド、これらの混合物から成る群から選択される架橋剤と
    のカチオン性縮合物と、 四級化された(i)及び(ii)のカチオン性縮合物と、そして (b)少なくとも三つのアニオン基を有し、かつ、総正味電荷が少なくとも
    4の負電荷である高分子アニオン供給源と、ここで、アニオン性ポリマーとカチ
    オン性ポリマーの電荷比が0.01〜20であることを特徴とする、カチオン性
    及びアニオン性ポリマーの高分子電解質錯体と、そして (C)洗剤添加剤残部とを特徴とする、洗剤組成物。
  2. 【請求項2】 前記高分子アニオン供給源が、ポリビニルスルホネート、ポリビニルスルホネ
    ートのコポリマー、ポリスチレンスルホネート、ポリスチレンスルホネートのコ
    ポリマー、ポリアクリレート、ポリアクリレートのコポリマー、ポリマレエート
    、ポリマレエートのコポリマー、ポリメタクリレート、ポリメタクリレートのコ
    ポリマー、ポリメチルメタクリレート、ポリメチルメタクリレートのコポリマー
    、ポリアスパルテート、ポリアスパルテートのコポリマー、及びこれらの混合物
    から成る群から選択される、請求項1に記載の洗剤組成物。
  3. 【請求項3】 前記高分子電解質錯体が、カチオン成分(a)として、 (i)ピペラジン、アルキル基に1〜25個の炭素原子を有する1−アルキル
    ピペラジン、アルキル基に1〜25個の炭素原子を有する1,4−ジアルキルピ
    ペラジン、1,4−ビス(3−アミノプロピル)ピペラジン、1−(2−アミノ
    エチル)ピペラジン、アルキル基に2〜25個の炭素原子を有する1−(2−ヒ
    ドロキシアルキル)ピペラジン、イミダゾール、C1−〜C25−C−アルキルイ
    ミダゾール、アミノアルコール、直鎖、分枝状又は環状アルキルアミン、その他
    のアルキレンジアミン、ポリエーテルジアミン、ポリアルキレンポリアミン、又
    は上記化合物の混合物と、 (ii)エピクロロヒドリン、C2−〜C8−ジオールのビスハロヒドリン、C2 −〜C18−ジオールのビスグリシジルエーテル、ポリアルキレングリコールの
    ビスグリシジルエーテル、ビスエポキシブタン及び/又はアルキレンジハライド
    とを2:1〜1:1.5のモル比で縮合することによって得られるポリカチオン
    性縮合生成物であり、ここで、該縮合生成物が任意で四級化されることを特徴と
    する、請求項1または2に記載の洗剤組成物。
  4. 【請求項4】 前記高分子電解質錯体が、カチオン成分(a)として、 (i)ピペラジン、1−(2−ヒドロキシエチル)ピペラジン、1−(2−ア
    ミノエチル)ピペラジン、イミダゾール、C1−〜C3−C−アルキルイミダゾー
    ル、及びこれらの混合物と、 (ii)1,2−ジクロロエタン、1,2−ジクロロプロパン、1,3−ジク
    ロロプロパン、1,4−ジクロロブタン、エピクロロヒドリン、ジオールのビス
    クロロヒドリンエーテル、ポリアルキレングリコールのビスクロロヒドリンエー
    テル、ポリテトラヒドロフランのビスクロロヒドリンエーテル、ビスエポキシブ
    タン、及びこれらの混合物とを縮合すること、 (iii)アルキルハライド、エポキシド、クロロ酢酸、2−クロロエタンス
    ルホン酸、クロロプロピオン酸、エポキシコハク酸、プロパンスルホン、3−ク
    ロロ−2−ヒドロキシプロパンスルホン酸、硫酸ジメチル及び/又は硫酸ジエチ
    ルを用いる該縮合生成物を四級化すること、又は三級窒素原子の該縮合生成物を
    N−酸化物に酸化することにより得られるポリカチオン性縮合生成物を特徴とす
    る、請求項1〜3のいずれか一項に記載の洗剤組成物。
  5. 【請求項5】 非イオン性、アニオン性、カチオン性、両性、双性の界面活性剤及びこれらの
    混合物から成る群から選択される約1重量%〜約80重量%界面活性剤と、 (a)(i)直鎖アルキルアミン、分枝状アルキルアミン、環状アルキルアミ
    ン、アルコキシアミン、アミノアルコール、環状構造に少なくとも1個の窒素原
    子を含有する環状アミン、アルキレンジアミン、ポリエーテルジアミン、ポリア
    ルキレンポリアミン、上記アミンの一つと少なくとも一つのアミノ酸又はその塩
    との混合物、上記アミンのNH基1モル当たり0.04〜0.6モルのアルキル
    化剤含有アニオン基と反応させることによる上記アミンと少なくとも一つのアル
    キル化剤含有アニオン基との反応生成物、及びこれらの混合物から成る群から選
    択される少なくとも一つのアミンと、 (ii)エピハロヒドリン、ジオールのビスハロヒドリン、ポリアルキレン
    グリコールのビスハロヒドリン、ポリテトラヒドロフランのビスハロヒドリン、
    アルキレンジハライド、アルキレントリハライド、ビスエポキシド、トリスエポ
    キシド、テトラエポキシド、これらの混合物から成る群から選択される架橋剤と
    のカチオン性縮合物と、そして 四級化された(i)及び(ii)のカチオン性縮合物と、そして (b)少なくとも三つのアニオン基を有し、かつ、総正味電荷が少なくとも
    4の負電荷である高分子アニオン供給源と、ここで、アニオン性ポリマーとカチ
    オン性ポリマーの電荷比が0.01〜20であるものからなるカチオン性及びア
    ニオン性ポリマーの高分子電解質錯体とを特徴とする、洗剤組成物。
  6. 【請求項6】 前記高分子電解質錯体が、カチオン成分(a)として、 (i)ピペラジン、イミダゾール又はこれらの混合物と、 (ii)エピクロロヒドリンとの縮合により得られるポリカチオン性縮合物で
    あり、 該縮合生成物の分子量Mwが500〜100万であり、かつ、電荷密度が0.
    1〜8ミリ当量/gであることを特徴とする、請求項1〜5のいずれかに一項に
    記載の洗剤組成物。
  7. 【請求項7】 前記カチオン成分(a)のNH基の少なくとも80%が四級化された形態であ
    るか又はN−酸化物である、請求項1〜6のいずれか一項に記載の洗剤組成物。
  8. 【請求項8】 a)約1重量%〜約80重量%の水と、 b)(i)(ii)少なくとも一つのアミンと、(iii)エピハロヒドリン
    、ジオールのビスハロヒドリン、ポリアルキレングリコールのビスハロヒドリン
    、ポリテトラヒドロフランのビスハロヒドリン、アルキレンジハライド、アルキ
    レントリハライド、ビスエポキシド、トリスエポキシド、テトラエポキシド、こ
    れらの混合物から成る群からなる架橋剤とのカチオン性縮合物と、そして 四級化された(ii)及び(iii)のカチオン性縮合物とを特徴とするカチ
    オン性及びアニオン性ポリマーの高分子電解質錯体と、 c)少なくとも三つのアニオン基を有し、かつ、総正味電荷が少なくとも4の
    負電荷である高分子アニオン供給源と、ここで、アニオン性ポリマーとカチオン
    性ポリマーの電荷比が0.01〜20であることを特徴とする、洗濯用添加組成
    物。
  9. 【請求項9】 カチオン性及びアニオン性ポリマーの高分子電解質錯体を特徴とする布地表出
    成分を有する洗剤組成物の製造方法であって、 a)少なくとも三つのアニオン基を有し、かつ、総正味電荷が少なくとも4の
    負電荷であるアニオン性ポリマーを供給し、 b)環状アミンカチオン性ポリマーを供給し、 c)該アニオン性ポリマーと、該カチオン性ポリマーとを組み合わせて混合物
    を形成し、 d)該混合物を完全に均一になるまで攪拌し高分子イオン対を生成し、 e)該高分子イオン対を洗剤組成物に加えて布地表出成分を有する洗剤組成物
    を形成する各工程を特徴とする、製造方法。
  10. 【請求項10】 少なくとも三つのアニオン基を有し、かつ、総正味電荷が少なくとも4である
    前記アニオン性ポリマーが、ポリビニルスルホネート、ポリビニルスルホネート
    のコポリマー、ポリスチレンスルホネート、ポリスチレンスルホネートのコポリ
    マー、ポリアクリレート、ポリアクリレートのコポリマー、ポリマレエート、ポ
    リマレエートのコポリマー、ポリメタクリレート、ポリメタクリレートのコポリ
    マー、ポリメチルメタクリレート、ポリメチルメタクリレートのコポリマー、ポ
    リアスパルテート、ポリアスパルテートのコポリマー、及びこれらの混合物から
    成る群から選択される請求項1〜9のいずれか一項に記載の方法。
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