JP2003532067A - マイクロボロメータおよびその形成方法 - Google Patents

マイクロボロメータおよびその形成方法

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JP2003532067A
JP2003532067A JP2001578916A JP2001578916A JP2003532067A JP 2003532067 A JP2003532067 A JP 2003532067A JP 2001578916 A JP2001578916 A JP 2001578916A JP 2001578916 A JP2001578916 A JP 2001578916A JP 2003532067 A JP2003532067 A JP 2003532067A
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infrared radiation
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ローランド・ダブリュー・グーチ
トーマス・アール・シマート
ウィリアム・エル・マッカーデル
ボビ・エイ・リッチー
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    • H01L27/14Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate including semiconductor components sensitive to infrared radiation, light, electromagnetic radiation of shorter wavelength or corpuscular radiation and specially adapted either for the conversion of the energy of such radiation into electrical energy or for the control of electrical energy by such radiation
    • H01L27/144Devices controlled by radiation
    • H01L27/146Imager structures
    • H01L27/14643Photodiode arrays; MOS imagers
    • H01L27/14649Infrared imagers
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01JMEASUREMENT OF INTENSITY, VELOCITY, SPECTRAL CONTENT, POLARISATION, PHASE OR PULSE CHARACTERISTICS OF INFRARED, VISIBLE OR ULTRAVIOLET LIGHT; COLORIMETRY; RADIATION PYROMETRY
    • G01J5/00Radiation pyrometry, e.g. infrared or optical thermometry
    • G01J5/10Radiation pyrometry, e.g. infrared or optical thermometry using electric radiation detectors
    • G01J5/20Radiation pyrometry, e.g. infrared or optical thermometry using electric radiation detectors using resistors, thermistors or semiconductors sensitive to radiation, e.g. photoconductive devices

Abstract

(57)【要約】 マイクロボロメータは、赤外放射線の吸収に応じて温度を変化させる材料特性を有する吸収素子を含む。アモルファスシリコン検出器は、吸収素子と熱的に結合して、検出する赤外放射線の4分の1波長の高さでシリコン基板の上方に懸架される。アモルファスシリコン検出器は、吸収素子の温度変化に応じて電気抵抗を変化させる。マイクロボロメータはまた、シリコン基板と結合した電極アームを含み、シリコン基板表面の上方でアモルファスシリコン検出器のための構造的な支持を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (発明の技術分野) 本発明は、一般には赤外線検出器に関し、特にマイクロボロメータ(microbolo
meter)およびその形成方法に関する。
【0002】 (発明の背景) 赤外線(IR)検出器は、火災、過熱した機械類、飛行機、車両、人間あるい
は熱放射を放つその他の物体を検出するためにしばしば利用される。赤外線検出
器は、周囲光の状況や煙、霧などの空気中の微粒子によって影響されない。その
ため赤外線検出器は、夜間観察や視野条件が悪いとき、例えば通常の視野が煙や
霧で妨げられたときに、可能性ある用途を有する。IR検出器はまた、放射計、
ガス検出器、他のIRセンサなどの非撮像応用分野でも使用される。
【0003】 赤外線検出器は、一般に、風景内の種々の物体の熱的な放射輝度(radiance)の
差を検出することによって動作する。その差は、処理されて電気信号に変換され
る。マイクロボロメータは、在来の集積回路製造技術を用いて基板材料の上に製
造された赤外放射線検出器である。製造後は、センシング素子用に最適な環境を
提供するために、マイクロボロメータは一般に真空パッケージの中に配置される
。従来のマイクロボロメータは、熱放射に曝された後、検出素子の抵抗変化を測
定する。マイクロボロメータは、ガス検出器、夜間観察、その他多くの場面での
応用が考えられる。
【0004】 マイクロボロメータの応答時間および感度に影響を及ぼす主たる要因は、熱容
量および熱絶縁である。マイクロボロメータの応答時間は、検出素子が充分な赤
外放射線を吸収して検出素子の抵抗などの電気的特性を変化させ、そして赤外放
射線の吸収による熱を放散するのに必要な時間である。マイクロボロメータの感
度は、マイクロボロメータ検出器の電気的特性に充分な変化を生じさせるのに要
する赤外放射線量によって決定される。マイクロボロメータの応答時間は、熱容
量および熱絶縁の両方に反比例する。そのため熱容量が増加すると、マイクロボ
ロメータ検出素子の電気的特性に測定可能な変化を得るために、追加の熱容量を
充分に加熱するのにより多くの赤外線エネルギーが必要になることから、応答時
間がより遅くなる。熱絶縁が増加すると、赤外放射線の吸収による熱を放散する
のにより長い時間が必要になることから、応答時間がより遅くなる。マイクロボ
ロメータの動作周波数は、応答時間に反比例する。しかしながら、マイクロボロ
メータの感度は、熱絶縁に比例する。従って、特定の用途が高い感度を要求し、
高い動作周波数を要求しない場合、マイクロボロメータは最大の熱絶縁および最
小の熱容量を有することになる。ある用途が高い動作周波数を要求する場合、よ
り高速のマイクロボロメータは、感度低下をもたらすことになる熱絶縁を減少さ
せることによって得られる。
【0005】 マイクロボロメータの感度を最大化するには、マイクロボロメータ内の検出素
子の抵抗の温度係数は可能な限り高くすべきである。
【0006】 (発明の概要) 上述から、改善したマイクロボロメータおよびその形成方法のニーズが生ずる
ことは理解できよう。本発明に従えば、マイクロボロメータおよびその形成方法
は、従来のマイクロ赤外線検出器に関連した不具合や問題を実質的に除去または
低減するものである。
【0007】 本発明の一実施形態に従えば、マイクロボロメータおよびその形成方法は、赤
外放射線の吸収に応じて温度を変化させる吸収素子と、検出する赤外放射線の4
分の1波長の高さでシリコン基板の上方に懸架されたアモルファスシリコン検出
器とを備える。アモルファスシリコン検出器は、吸収素子の温度変化に応じて電
気抵抗を変化させる。マイクロボロメータは、シリコン基板と結合した電極アー
ムをさらに備え、アモルファスシリコン検出器のための構造的支持およびマイク
ロボロメータの電気接続性を提供する。
【0008】 本発明の技術的利点は、従来のマイクロボロメータより実質的に低い熱容量の
マイクロボロメータを提供することを含む。実質的に低い熱容量によって、動作
周波数が増加して、マイクロボロメータの熱絶縁が増加する。熱絶縁の増加によ
って感度が増加し、マイクロボロメータ検出器の電気抵抗に検出可能な変化を生
じさせるのに必要な赤外放射線が少なくなる。本発明の他の技術的利点は、異な
る動作周波数および感度特性を有するマイクロボロメータを得るために製造する
間に、変化させることが可能な熱分流(shunt)を含む。熱分流材料を増やすこと
によって、マイクロボロメータと基板材料との間の熱結合が増加して、それに応
じてマイクロボロメータの熱絶縁が減少する。その結果、動作周波数が増加して
、感度が減少したマイクロボロメータが得られる。本発明のさらに他の技術的利
点は、所定の電極アーム長に必要な面積を最小化するためのスパイラルアームの
使用であり、これによってマイクロボロメータ検出素子に使用可能な面積を最大
化できる。
【0009】 他の技術的利点は、下記の図面、説明およびクレームから当業者にとって容易
に明白となろう。
【0010】 本発明および更なる特徴、利点をより深く理解するため、添付図面と共に下記
の説明が参照される。
【0011】 (発明の詳細な説明) 図1は、本発明の一実施形態によるマイクロボロメータ10を示す。本実施形
態において、マイクロボロメータ10は基板11の上に形成される。基板11は
、典型的には単結晶(monocrystalline)のシリコンウエハや読出し集積回路を包
含したシリコンウエハを含む他の適切な基板材料である。
【0012】 図1を参照して、マイクロボロメータ10は、検出器12に結合した電極アー
ム14を含む。検出器12によって検知された赤外放射線は、検出器を備える材
料の抵抗に測定可能な変化をもたらす。検出器12の構造は、詳しく後述するよ
うな種々の材料からなる幾つかの層に設けられる。電極アーム14は、検出器1
2の一側面に沿って結合され、第2の隣接した側面に沿って非連結状態で電極端
子端15まで進行する。ポスト16は、電極アーム14の電極端子端15に結合
される。ポスト16は、マイクロボロメータ10のための構造的な支持および電
気接続を提供する。電極端子端15に接続された電気回路は、電極アーム14間
に一定の電圧を供給し、検出器12を通過する電流の変化を検知する。電流の変
化の大きさは、検出された赤外放射線量によって変化する。代わりの実施形態で
は、電気回路は、検出器12を通過する一定の電流を供給し、電極アーム14間
の電圧の変化を検知する。
【0013】 マイクロボロメータ10の熱容量は、熱絶縁、応答時間、動作周波数および感
度に影響を及ぼす。最小の熱容量を持つマイクロボロメータを製造することによ
って、高い感度および高い動作周波数を実現できる。基板11からマイクロボロ
メータ10の熱絶縁は、検出器12の温度を上昇させるのに必要な赤外放射エネ
ルギーが少なくなるため、マイクロボロメータ10の感度を増加させる。熱絶縁
はまた、検出器12の冷却レートに影響するため、マイクロボロメータ10の動
作周波数および感度に影響を及ぼす。熱絶縁の増加によって、検出器12の冷却
レートにそれ相応の減少をもたらし、マイクロボロメータ10の動作周波数にそ
れ相応の減少をもたらす。
【0014】 マイクロボロメータ10の製造での一工程を変更することによって、熱分流1
8がポスト16に結合した電極アーム14の上に配置され、マイクロボロメータ
10の熱絶縁を減少させる。熱分流18を電極アーム14の上に配置することは
、検出器12の冷却レートが増加するため、マイクロボロメータ10の動作周波
数を増加させることになる。電極アーム14上の熱分流18はまた、検出器12
と基板11との間により多くの熱結合が存在するため、減少した感度を生じさせ
る。こうして検出器の電気抵抗に相応の変化を生じさせる検出器12の温度を増
加させるには、増加した赤外放射エネルギー量が必要になる。熱分流18の長さ
および電極アーム14上に配置された熱分流材料の量を変えることによって、異
なる動作周波数および感度特性を有するマイクロボロメータ10が製造可能にな
る。
【0015】 検出器12の下方には、反射防止構造および共振空洞20が設けられる。反射
防止構造20は、検出器12に吸収されない赤外放射線量を最小化するように機
能する。検出器12は、マイクロボロメータ10によって検出される赤外放射線
の約4分の1波長の高さで基板11の表面上方に懸架される。4分の1波長の高
さにより、検出器12に吸収されない赤外エネルギー波が反射器22によって反
射されて、赤外放射線が検出器12に吸収されるまで反射防止構造20の中に閉
じ込められる。反射防止構造20は、検出器12に吸収される赤外放射線量が最
大化されるため、より効率的なマイクロボロメータ10を創作する。
【0016】 図2を参照して、半導体基板または集積回路11は、マイクロボロメータ10
の形成用のベースを提供する。二酸化シリコン層30は、基板11の上に形成さ
れる。次にチタン薄層32は二酸化シリコン層30の上に形成され、続いてアル
ミニウム薄層34が形成される。アルミニウム層34およびチタン層32は、フ
ォトレジストおよびエッチングプロセスを用いてパターン形成され、マイクロボ
ロメータ10に別の電気回路への電気接続を提供するための接続パッド40を形
成する。さらにアルミニウム層34およびチタン層32は、図1に示すように、
反射防止構造および共振空洞20の内部に反射面を提供するための反射器22を
形成するようにパターン形成される。好ましい実施形態では、マイクロボロメー
タ10は、読出し(readout)集積回路の一部として形成される。マイクロボロメ
ータ10の1つの接続パッド40は、基板11の表面誘電体層を貫通して、下に
ある電気回路と接触している。マイクロボロメータ10の別の接続パッド40は
、基板11の表面にあるアルミニウム層34からなるコモンバスに連結されてい
る。
【0017】 図3は、フォトレジストおよびエッチングプロセスによるパターン形成後のア
ルミニウム層34を部分的に示す。
【0018】 ポリイミド層36は、全体構造の上に、検出する赤外放射線の4分の1波長オ
ーダーの深さに成膜される。4分の1波長の深さは、反射防止構造20の反射器
22と検出器12の底面との間に適切な間隔を提供する。ポリイミド36は、有
機材料である。ポリイミド層36には、アルミニウム接続パッド40を露出する
ため、開口がエッチング形成され、ポスト受け部(receptor)38を規定する。ポ
スト受け部38は、電極端子端15の中の孔であって、マイクロボロメータ10
のための構造的支持および電気接続を提供するアルミニウムポストを最終的に収
容することになる。ポスト受け部38は、好ましくはフォトレジストおよびエッ
チングプロセスを用いて形成される。図3は、ポスト受け部38の配置を部分的
に示す。
【0019】 図4を参照して、第1の低ストレス誘電体膜50は、既成の構造の表面上に2
50Åオーダーの深さに形成される。第1の低ストレス誘電体膜50は、好まし
くはシリコン窒化物材料であるが、他の適切な誘電体材料でも構わない。次にア
モルファスシリコン層52は、構造表面上に500〜1000Åオーダーの深さ
に形成される。アモルファスシリコン層52は、検出器12の検出素子層を形成
するもので、抵抗性である。アモルファスシリコン層52は、成膜中にホウ素(b
oron)でドープされ、マイクロボロメータ10の検出素子として機能するように
抵抗性の層が得られる。成膜は、好ましくはポリイミド層36を劣化させるよう
な温度より僅かに下の温度で行う。第2の低ストレス誘電体膜54は、アモルフ
ァスシリコン層52の上に約250Åオーダーの深さに成膜される。
【0020】 アモルファスシリコン層52は赤外放射線に対して透明であるため、赤外放射
線から吸収されたエネルギーを熱的に移送するために赤外放射線に感度のある材
料が使用される。金属薄膜吸収体56は、第2の低ストレス誘電体膜54の上に
50〜150Åオーダーの深さに成膜される。金属薄膜吸収体56は、好ましく
はチタンであるが、赤外放射線を吸収する他の適切な材料でも構わない。金属薄
膜吸収体56は、検出器12の上に吸収体領域を残すようにパターン形成される
。吸収体56は、好ましくはフォトレジストおよびエッチングプロセス、あるい
はフォトレジストリフトオフ法など他の利用可能な技術を用いて形成される。
【0021】 図5は、マイクロボロメータ10の構造に関する吸収体56の配置を部分的に
示す。吸収体56は、赤外放射線から熱を吸収して、熱をアモルファスシリコン
層52に移送する。第2の低ストレス誘電体膜54は、アモルファスシリコン層
52についての電気絶縁を提供しているが、アモルファスシリコン層52を吸収
体56から熱的に絶縁していない。こうしてアモルファスシリコン層52は、吸
収体56に熱的に結合しており、吸収体56からアモルファスシリコン層52へ
の熱エネルギーの移送を生じさせる。アモルファスシリコン層52の温度が増加
すると、アモルファスシリコン層52の電気抵抗が変化する。電気抵抗の変化は
測定され、検出領域に存在する赤外放射線量を産み出すように処理される。吸収
体56に吸収されない赤外放射エネルギーは該構造を通過して、反射器22で反
射し、反射防止構造20の中に閉じ込められて、吸収体56は閉じ込められた赤
外放射エネルギーを吸収する。従って、吸収体56は、赤外放射エネルギーが検
出器12を通過する際および反射防止構造20の中に閉じ込められた後の両方で
赤外放射エネルギーを吸収する。
【0022】 図5を参照して、基板11上に形成されたマイクロボロメータ10に関連して
吸収体56が示されている。第2の低ストレス誘電体膜54の外表面はパターン
形成され、アモルファスシリコン層52の外表面の一部を露出するため、開口が
エッチング形成され、電極アームチャネル60を規定する。第2の低ストレス誘
電体膜54は、好ましくはフォトレジストおよびエッチング技術を用いてパター
ン形成およびエッチング形成される。
【0023】 図6を参照して、電極金属薄層70は、電極アームチャネル60に約200Å
の深さに成膜される。電極金属層70は、好ましくはチタンやニッケルであり、
好ましくはフォトレジストおよびリフトオフ技術を用いて成膜される。電極金属
層70は、アモルファスシリコン層52に直接接触して、検出器12の検出素子
(即ち、アモルファスシリコン層52)と、赤外放射線の吸収に応じて検出器1
2の抵抗の変化を測定する電気回路との間に低抵抗の電気接続を提供する。第3
の低ストレス誘電体膜72は、構造表面上に約100Åの深さに成膜され、マイ
クロボロメータ10を保護する最終層を提供する。
【0024】 マイクロボロメータ10を製造するプロセスの代わりの実施形態では、金属薄
膜吸収体56の成膜は、吸収体56および電極金属層70の両方を形成する。第
2の低ストレス誘電体膜54を成膜した後の代わりの実施形態では、フォトレジ
ストおよびエッチング技術を用いて、第2の低ストレス誘電体膜54の外表面が
パターン形成され、アモルファスシリコン層52の外表面の一部を露出するため
、開口がエッチング形成され、電極アームチャネル60を規定する。金属薄膜吸
収体56は、構造の上に50〜150Åオーダーの深さに成膜される。金属薄膜
吸収体56は、吸収体56および電極金属層70を残すようにフォトレジストお
よびエッチング技術を用いてパターン形成される。代わりの実施形態のプロセス
は、電極金属層70の成膜のついての別個の工程を除去している。
【0025】 図7を参照して、フォトレジストおよびエッチング技術は、マイクロボロメー
タ10を形成するため構造をパターン形成するのに用いられる。マイクロボロメ
ータ10を囲む領域はポリイミド層36までエッチング除去され、ポスト受け部
38はアルミニウム層34までエッチング除去される。この時点で、マイクロボ
ロメータ10は、ポリイミド層36の頂上に積み重なった幾つかの材料層を含ん
でいる。ポリイミド層36は後の工程で除去されて、基板11と検出器12およ
び電極アーム14の両方との間に空間を形成する。検出器12および電極アーム
14を基板11の表面上方で支持するために、ポスト受け部38にポストが形成
され、マイクロボロメータ10のための構造的支持および電気接続の両方を提供
する。ポスト受け部38は、第1の低ストレス誘電体膜50、アモルファスシリ
コン層52、第2の低ストレス誘電体膜54および第3の低ストレス誘電体膜7
2の前回成膜した層を除去することによって、電極端子端15に形成され、これ
によって接続パッド40を露出させる。ポスト受け部38は、好ましくはフォト
レジストおよびエッチング技術を用いてボロメータ10を規定するのと同時に形
成される。ポスト受け部38のベース層は接続パッド40であり、ポスト受け部
38の最上層は電極金属層70である。従って、電極アーム14を接続パッド4
0に電気結合させるために、電気伝導性の材料を用いてもよい。
【0026】 マイクロボロメータ10の製造プロセスの代わりの実施形態では、ポリイミド
層36を形成した直後にポスト受け部38はポリイミド層36においてエッチン
グしない。さらに、マイクロボロメータ10の構造を形成するフォトレジストお
よびエッチング工程は、ポスト受け部38をエッチングせずに修正する。代わり
に、別個のフォトレジストおよびエッチング工程を追加して、接続パッド40の
上の全ての層を除去する。
【0027】 図8を参照して、第3の低ストレス誘電体膜72は、電極アーム14の領域か
ら除去されて、ポスト80および熱分流18を受け入れる。第3の低ストレス誘
電体膜72は、好ましくはフォトレジストおよびエッチング技術を用いて除去さ
れ、電極金属層70を露出させる。チタン薄層82およびアルミニウム厚層84
がポスト受け部38の中および電極端子端15の上に成膜される。チタン層82
およびアルミニウム層84は順次成膜され、リフトオフまたはエッチング技術に
よって同時にパターン形成される。チタン層82およびアルミニウム層84はま
た、電極アーム14の上に熱分流18を形成する。チタン層82は、好ましくは
1000Åの深さに成膜され、アルミニウム層84は、好ましくは10000Å
〜30000Åの厚さである。ポスト80および熱分流18は、ポスト受け部3
8の中および周囲に成膜されたチタン層82およびアルミニウム層84を備える
。ポスト80を備えたチタン層82およびアルミニウム層84は、好ましくはス
パッタ成膜プロセスを用いて成膜され、エッチング技術やフォトレジストおよび
リフトオフ技術を用いてパターン形成される。ポスト80はチタン層およびアル
ミニウム層を備えるように描写されているが、例えばチタンとアルミニウムとを
組合せたニッケルなど、他の適切な金属、金属層あるいは合金を用いてもよい。
ポスト80は、基板11の表面上方に検出器12を懸架することによるマイクロ
ボロメータ10の構造的支持および電極アーム14と接続パッド40の間の電気
接続の両方を提供する。ポスト80は、電極端子端15の中に形成される。従っ
て、好ましい実施形態では各マイクロボロメータ10は2つの対向隅部の各々に
1つずつ、2つのポスト80を有することになる。
【0028】 マイクロボロメータ10の構造的支持および電気接続を提供するのに加えて、
ポスト80はまたマイクロボロメータ10の熱分流を提供する。電極金属層70
上の熱分流18の長さを増加させることによって、マイクロボロメータ10の熱
絶縁が減少する。その結果、上述したように、動作周波数が増加して、感度が減
少したマイクロボロメータ10が得られる。
【0029】 図9を参照して、マイクロボロメータ10の断面が示される。電極アーム間隙
90は、ポリイミド層36上方の全ての層がマイクロボロメータ10の構造が存
在しない領域で除去されていることを図示している。
【0030】 図10を参照して、ポリイミド層36は、該構造を酸素プラズマドライエッチ
ングに曝すことによって除去される。このエッチングプロセスの副産物は二酸化
炭素であり、エッチング副産物を特別に処理する必要性を除去する。
【0031】 図13Aと図14Aを参照して、幾つかのマイクロボロメータ10は、電気的
並列接続のマイクロボロメータアレイ構造で基板の上に形成することができ、電
気的並列接続された画素数の平方根によってノイズ指数は減少するため、低いコ
ヒーレントノイズの大型の非撮像マイクロボロメータを生産できる。図14Aに
示したように、マイクロボロメータアレイ構造の並列電極アームは、2つの隣接
したマイクロボロメータ間で共用される。電極アームの共用によって、基板に対
してより多くの熱絶縁とより少ない熱結合をもたらす。この結果、より高感度の
マイクロボロメータが得られる。並列マイクロボロメータアレイ構造は、隣接マ
イクロボロメータが電極アームを共用しないで形成することもできる。その結果
、共用電極アームを有するマイクロボロメータアレイ構造と比べて、より少ない
熱絶縁となり、より高い動作周波数のものとなる。大型の非撮像マイクロボロメ
ータアレイにおいて隣接したマイクロボロメータ10の隅部は、等電位であり、
より高剛性のマイクロボロメータアレイ構造を形成するために一緒に接続しても
よい。高剛性のマイクロボロメータアレイ構造によって、ストレスに対してより
耐性のあるマイクロボロメータアレイが得られる。
【0032】 図13Aを参照して、電気的並列接続アレイの実施形態は、例えば分光器(spe
ctrometer)など、細長い検出器ラインの並列グループにとって技術的利点を提供
する。図13Bの電気的直並列接続(series-parallel)構成は、有用であり、単
一の検出器として機能する検出器の大型矩形状アレイにとって技術的利点を提供
する。
【0033】 幾つかのマイクロボロメータ10は、単一の真空パッケージ中に形成し配置す
ることができる。この実施形態では、マイクロボロメータ10は、目標(風景)
領域の特定部分での熱エネルギーを検出するディスクリート素子である。
【0034】 熱撮像アレイの実施形態では、マイクロボロメータアレイ構造内部で選別した
マイクロボロメータは、マイクロボロメータの上面で成膜された赤外線シールド
を有してもよく、及び/又は、熱分流18は検出器12まで延長してもよく、入
射放射線に反応しない参照検出器を提供することができる。これらの赤外線シー
ルド膜は、検出画素の抵抗と比較するための周囲温度参照抵抗を提供する。これ
らの参照画素は、基板から熱的に絶縁されており、検出画素と同様にバイアス電
流によるジュール熱に応答する。
【0035】 図11を参照して、マイクロボロメータ10の代替的実施形態が図示されてお
り、スパイラルアーム100を含む。スパイラルアーム100は、前述のような
電極アーム14と等価である。スパイラルアーム画素構成は、撮像アレイと非撮
像アレイの両方での有用性を有する。これは非撮像アレイにとって好ましい構成
であり、その理由としてスパイラルアーム構成がより高い充填率を提供し、スト
レス許容度の高いマイクロボロメータを提供するからである。スパイラルアーム
構成において、検出膜は、図14Bで示したように基板に接触した膜とともに、
本質的にスパイラルアーム用の開口を伴う連続シートでもよい。電極70(図1
0を参照)は吸収体56と等しい厚さを有してもよく、そのため赤外(IR)エ
ネルギー吸収にも寄与する。図14Bで示すように、電気的並列接続された16
個のスパイラルアーム画素のアレイがある。図14Bのスパイラルアームおよび
画素は、図11を参照して前に説明したものである。
【0036】 図14Bで示したようなスパイラルアームアレイは、図13Aで示すような電
気的並列接続、あるいは図13Bと図13Cで示すような電気的直並列接続で構
成することができる。スパイラルアーム設計はまた、上面での赤外線シールド膜
を有してもよく、前述のような参照画素を形成することができる。さらに、スパ
イラルアーム構成は、電極アーム14について前述したように、スパイラルアー
ム上に熱分流としての金属膜を有してもよい。撮像アレイ構成に関して、スパイ
ラルアーム設計は、基板上に所定の表面積(より高い充填率)でより大型の検出
器を提供し、ストレス許容度のより高いマイクロボロメータを提供する。スパイ
ラルアーム100は、前述のように電極アーム14と同じプロセスを用いて形成
される。
【0037】 図15を参照して、基板11(図15では不図示)とボロメータ10との間に
形成された電極アーム14を有する発明の実施形態が図示される。これは、比較
的小さい吸収表面積がアーム支持のために犠牲となることから、最大充填率とい
う技術的利点を提供し、隣接した画素間はスペースが確保される。図15の実施
形態では、電極アーム14(1つだけ図示)は、図1と図2に示すように、支持
基板の表面上にある接続パッド40ととともにボロメータ10の下方にスペース
を介して設けられる。
【0038】 図12を参照して、本発明によるマイクロボロメータ10の形成方法を要約し
たフロー図が示される。該方法はステップ200から開始し、二酸化シリコン層
30が基板11の上に形成される。方法はステップ202に進んで、チタン層3
2が二酸化シリコン層30の上に成膜される。方法はステップ204に進んで、
アルミニウム層34がチタン層32の上に成膜される。方法はステップ206に
進んで、チタン層32およびアルミニウム層34は、フォトレジストおよびエッ
チングプロセスを用いてパターン形成され、接続パッド40および反射器22を
形成する。
【0039】 方法はステップ208に進んで、ポリイミド層36が全体構造の上に、検出す
る赤外放射線の4分の1波長オーダーの深さに成膜される。方法はステップ21
0に進んで、ポスト受け部38がポリイミド層36の一部を除去することによっ
て形成され、これによって接続パッド40を露出させる。方法はステップ212
に進んで、第1の低ストレス誘電体膜50が既成構造の表面上に形成される。方
法はステップ214に進んで、アモルファスシリコン層52が第1の低ストレス
誘電体膜50の上に形成される。
【0040】 方法はステップ216に進んで、第2の低ストレス誘電体膜54がアモルファ
スシリコン層52の上に成膜される。方法はステップ218に進んで、金属薄膜
吸収体56は、第2の低ストレス誘電体膜54の上に成膜される。方法はステッ
プ220に進んで、金属薄膜吸収体56は、吸収体56をを残すようにパターン
形成される。
【0041】 方法はステップ222に進んで、第2の低ストレス誘電体膜54は、アモルフ
ァスシリコン層52の外表面の一部を露出するためにエッチングされた開口を有
するようにパターン形成され、電極アームチャネル60を規定する。方法はステ
ップ224に進んで、電極金属層70は電極アームチャネル60に成膜される。
【0042】 方法はステップ226に進んで、第3の低ストレス誘電体膜72は、該構造の
表面に成膜される。方法はステップ228に進んで、フォトレジストおよびエッ
チング技術が用いられ、前回成膜した層をポリイミド層36まで除去することに
よって、構造をパターン形成してマイクロボロメータ10を形成する。方法はス
テップ230に進んで、前回成膜した層を除去することによってポスト受け部3
8が形成され、これによって接続パッド40を露出させる。
【0043】 方法はステップ232に進んで、第3の低ストレス誘電体膜72は、電極アー
ム14の領域から除去されて、ポスト80および熱分流18を受け入れる。方法
はステップ234に進んで、チタン層82およびアルミニウム層84が形成され
、ポスト受け部38の中および電極端子端15の上にチタン薄層82およびアル
ミニウム層84を残すようにパターン形成される。方法はステップ236に進ん
で、ポリイミド層36は、該構造を酸素プラズマドライエッチングに曝すことに
よって除去される。ステップ236の結果、マイクロボロメータ10が完成し、
電極アーム14およびポスト16によって反射器22の上方に懸架される。
【0044】 本発明およびその利点は詳細に説明したが、下記クレームによって定義される
本発明の精神および範囲から逸脱しないで、当業者にとって容易に明らかな種々
の変化、置換および代替が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に従って形成されたマイクロボロメータの斜視図である。
【図2】 部分的に形成された本発明のマイクロボロメータの断面図である
【図3】 図2で示した工程後に部分的に製造したマイクロボロメータを示
す図である。
【図4】 本発明のマイクロボロメータを形成する方法の断面図である。
【図5】 図4で示した工程後に部分的に製造したマイクロボロメータを示
す図である。
【図6】 本発明のマイクロボロメータを形成する方法の断面図である。
【図7】 マイクロボロメータの最終形状を定義するエッチング後の本発明
のマイクロボロメータをを示す図である。
【図8】 ポストおよび熱分流素子の成膜を示す断面図である。
【図9】 ポリイミド層の除去前の本発明のマイクロボロメータの概略断面
図である。
【図10】 本発明の完成したマイクロボロメータの断面図である。
【図11】 スパイラル脚を有するマイクロボロメータの図である。
【図12】 本発明のマイクロボロメータの形成を示すフロー図である。
【図13】 図13Aは本発明によるマイクロボロメータであって、非撮像
画素が並列に電気接続されている構成図であり、図13Bは本発明によるマイク
ロボロメータであって、非撮像画素が電気的に直並列回路で接続されている構成
図であり、図13Cは大規模アレイ用に非撮像画素の電気的な直並列構成を概略
的に示す。
【図14】 図14Aは本発明の隣り合うマイクロボロメータ用に共用され
た電極アームを用いたリニア非撮像画素アレイの概略図であり、図14Bは最大
充填率のために大規模非撮像画素アレイ用に並列に電気接続されたスパイラルア
ーム画素のアレイの概略図である。
【図15】 充填率を最大化し、隣り合うマイクロボロメータ間のスペース
を最小化するために本発明に従って形成されたマイクロボロメータの他の実施形
態を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE,TR),OA(BF ,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW, ML,MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,G M,KE,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ, MD,RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM, AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,B Z,CA,CH,CN,CO,CR,CU,CZ,DE ,DK,DM,DZ,EE,ES,FI,GB,GD, GE,GH,GM,HR,HU,ID,IL,IN,I S,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK ,LR,LS,LT,LU,LV,MA,MD,MG, MK,MN,MW,MX,MZ,NO,NZ,PL,P T,RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK,SL ,TJ,TM,TR,TT,TZ,UA,UG,UZ, VN,YU,ZA,ZW (72)発明者 ウィリアム・エル・マッカーデル アメリカ合衆国75023テキサス州プラノ、 タウン・ブラフ・ドライブ3845番 (72)発明者 ボビ・エイ・リッチー アメリカ合衆国75002テキサス州アレン、 アパートメント106、サウス・ジュピター 301番 Fターム(参考) 2G065 AA04 AB02 BA12 BB24 DA20 2G066 AC07 AC13 AC14 AC16 BA09 BA55 BA57 CA08

Claims (28)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マイクロ構造の赤外放射線検出器であって、 赤外放射線の吸収に応じて温度を変化させる材料特性を有する吸収素子と、 吸収素子に熱的に結合され、検出する赤外放射線の4分の1波長の高さでシリ
    コン基板の上方に懸架されたアモルファスシリコン検出器であって、吸収素子の
    温度変化に応じて電気抵抗を変化させるアモルファスシリコン検出器と、 アモルファスシリコン検出器をシリコン基板の表面上方に懸架するためにシリ
    コン基板に結合され、マイクロ構造の赤外放射線検出器のために電気接続を提供
    する電極アームとを備える赤外放射線検出器。
  2. 【請求項2】 電極アームは、電極アーム端に成膜された熱分流層を含み、 熱分流層は、熱分流層の長さに依存した所定の熱絶縁を提供するようにした請
    求項1の検出器。
  3. 【請求項3】 電極アームは、スパイラル構成を備え、 スパイラル電極アームは、電極アームのためのスペース条件を低減することに
    よってアモルファスシリコン検出器のために増加した領域を提供するようにした
    請求項1の検出器。
  4. 【請求項4】 マイクロ構造の赤外放射線検出器であって、 赤外放射線に露出されると、熱を吸収するための金属薄膜吸収体と、 金属薄膜吸収体に熱的に結合され、金属薄膜吸収体からの熱を吸収して、金属
    薄膜吸収体からの熱吸収に応じて電気抵抗を変化させるアモルファスシリコン層
    と、 基板材料とアモルファスシリコン層との間にあり、金属薄膜吸収体による赤外
    放射線の吸収を増強する反射防止構造とを備える赤外放射線検出器。
  5. 【請求項5】 アモルファスシリコン層およびシリコン基板に結合され、シ
    リコン基板の表面上方にアモルファスシリコン層を懸架する電極アームをさらに
    備える請求項4の検出器。
  6. 【請求項6】 電極アームは、スパイラル構成を備え、 スパイラル電極アームは、電極アームのためのスペース条件を低減することに
    よってアモルファスシリコン検出器のために増加した領域を提供するようにした
    請求項5の検出器。
  7. 【請求項7】 電極アームは、電極アームに成膜された熱分流層をさらに備
    え、 熱分流層は、熱分流層の長さに依存した所定の熱絶縁を提供するようにした請
    求項5の検出器。
  8. 【請求項8】 電極アームは、電極アームに成膜された熱分流層をさらに備
    え、 熱分流層は、熱分流層の長さに依存した所定の熱絶縁を提供するようにした請
    求項6の検出器。
  9. 【請求項9】 赤外放射線検出器のマイクロセンサ素子を製造するためのプ
    ロセスであって、 基板の上に、1つ以上の接続パッドおよび反射器を形成する工程と、 接続パッドおよび反射器の上に、犠牲的スペーサ層を形成する工程と、 犠牲的スペーサ層の上に、第1の低ストレス誘電体膜を形成する工程と、 第1の低ストレス誘電体膜の上に、検出器層を形成する工程であって、該検出
    器層は検出器層の温度とともに変化する電気抵抗を有し、反射器の上方に直接形
    成するようにした工程と、 検出器層の上に、第2の低ストレス誘電体膜を形成する工程と、 第2の低ストレス誘電体膜の上に、赤外線吸収体を形成する工程であって、該
    赤外線吸収体は赤外放射線に応じて温度を変化させ、赤外放射線からのエネルギ
    ーを検出器層へ熱的に伝送して、検出器層の上に直接形成するようにした工程と
    、 検出器層との電気接点を提供する電極アームを形成する工程と、 該構造の上に、第3の低ストレス誘電体膜を形成する工程と、 層を除去することによって電極アームの端部にポスト受け部を形成して、接続
    パッドを露出させる工程と、、 ポスト受け部にポストを形成する工程と、 犠牲的スペーサ層を除去する工程とを備える製造プロセス。
  10. 【請求項10】 アルミニウム層を成膜する工程と、 アルミニウム層をパターン形成して、1つ以上の接続パッドおよび反射器を形
    成する工程とを備える請求項9の製造プロセス。
  11. 【請求項11】 ポリイミド層を成膜して、犠牲的スペーサ層を形成する工
    程を備える請求項9の製造プロセス。
  12. 【請求項12】 マイクロセンサ素子によって検出される赤外放射線の波長
    の約4分の1波長の深さに犠牲的スペーサ層を形成する工程を備える請求項9の
    製造プロセス。
  13. 【請求項13】 シリコン窒化物層を成膜して、第1、第2および第3の低
    ストレス誘電体膜を形成する工程を備える請求項9の製造プロセス。
  14. 【請求項14】 成膜中にホウ素でドープしたアモルファスシリコン層を成
    膜して、検出器層を形成する工程を備える請求項9の製造プロセス。
  15. 【請求項15】 ポスト受け部にアルミニウム厚層を成膜する工程を備える
    請求項9の製造プロセス。
  16. 【請求項16】 該構造をドライエッチングに曝して、犠牲的スペーサ層を
    除去する工程を備える請求項9の製造プロセス。
  17. 【請求項17】 該構造を酸素プラズマドライエッチングに曝して、犠牲的
    スペーサ層を除去する工程を備える請求項9の製造プロセス。
  18. 【請求項18】 赤外放射線検出素子として使用されるマイクロセンサ素子
    を製造するためのプロセスであって、 シリコン基板ウエハの表面上に、チタン層を成膜する工程と、 チタン層の上に、アルミニウム層を成膜する工程と、 アルミニウム層およびチタン層をパターン形成して、反射素子および複数の相
    互接続部を形成する工程と、 パターン形成されたアルミニウム層およびチタン層の上に、ポリイミド層を成
    膜する工程であって、ポリイミド層は、マイクロセンサ素子によって検出される
    赤外放射線の波長の約4分の1波長の深さを有するようにした工程と、 ポリイミド層の一部を除去して、反射素子の上方にマイクロセンサ素子を支持
    し、かつマイクロセンサ素子と相互接続部との間の電気接点を提供するためのア
    ルミニウムポストを受け入れるためのポスト受け部を形成する工程と、 ポリイミド層の上に、第1の低ストレス誘電体膜を成膜する工程と、 第1の低ストレス誘電体膜の上に、成膜中にホウ素でドープしたアモルファス
    シリコン層を成膜する工程と、 アモルファスシリコン層の上に、第2の低ストレス誘電体膜を成膜する工程と
    、 第2の低ストレス誘電体膜の上に、金属薄膜吸収体を成膜する工程と、 金属薄膜吸収体をパターン形成して、反射素子の上に吸収素子を形成する工程
    と、 第2の低ストレス誘電体膜をエッチングして、電極アームを形成する工程であ
    って、該電極アームは、電極アームによって規定される領域に露出したアモルフ
    ァスシリコンを残すようにした工程と、 電極アームの上に、金属層を形成する工程と、 該構造の上に、第3の低ストレス誘電体膜を成膜する工程と、 層をポリイミド層まで除去して、電極アームおよび吸収素子を囲む領域にマイ
    クロセンサ素子を形成する工程と、 電極アーム端の一部から第3の低ストレス誘電体膜を除去する工程と、 第3の低ストレス誘電体膜が除去された電極アーム端の上に、チタン層を成膜
    する工程と、 電極アーム端上のチタン層の上に、アルミニウム層を成膜する工程と、 マイクロセンサ素子を酸素プラズマドライエッチングに曝すことによって、ポ
    リイミド層を除去する工程とを備える製造プロセス。
  19. 【請求項19】 シリコン基板ウエハの表面上に、二酸化シリコン層を成膜
    する初期工程をさらに備える請求項18の製造プロセス。
  20. 【請求項20】 第1、第2および第3の低ストレス誘電体膜は、二酸化シ
    リコン層を成膜することによって形成される請求項18の製造プロセス。
  21. 【請求項21】 第1の複数のマイクロ構造の赤外放射線検出器を備える赤
    外放射線検出器であって、各検出器は、 赤外放射線に露出されると、熱を吸収するための金属薄膜吸収体と、 金属薄膜吸収体に熱的に結合され、金属薄膜吸収体からの熱を吸収して、金属
    薄膜吸収体からの熱吸収に応じて電気抵抗を変化させるアモルファスシリコン層
    と、 基板材料とアモルファスシリコン層との間にあり、金属薄膜吸収体による赤外
    放射線の吸収を増強する反射防止構造と、 アモルファスシリコン層およびシリコン基板に結合され、シリコン基板の表面
    上方にアモルファスシリコン層を懸架する電極アームと、 単一検出器として機能するアレイ構成として、複数の放射線検出器を電気的か
    つ物理的に並列相互接続する電気導体とを備えるようにした赤外放射線検出器。
  22. 【請求項22】 電極アームは、スパイラル構成を備え、 スパイラル電極アームは、電極アームのためのスペース条件を低減することに
    よってアモルファスシリコン検出器のために増加した領域を提供するようにした
    請求項21の検出器。
  23. 【請求項23】 第2の複数のマイクロ構造の赤外放射線検出器であって、
    第1の複数の放射線検出器に類似した第2の複数の各放射線検出器は、 アレイ構成として、第2の複数の放射線検出器を電気的かつ物理的に並列相互
    接続する電気導体と、 第2の複数の個々の放射線検出器を、第1の複数の放射線検出器のうちの対応
    するものと直列相互接続する電気導体とをさらに備える請求項21の検出器。
  24. 【請求項24】 マイクロ構造の赤外放射線検出器であって、 赤外放射線の吸収に応じて温度を変化させる材料特性を有する吸収素子と、 吸収素子に熱的に結合され、シリコン基板の上方に懸架されたアモルファスシ
    リコン検出器であって、アモルファスシリコン検出器とシリコン基板との間に開
    放スペースを形成し、吸収素子の温度変化に応じて電気抵抗を変化させるアモル
    ファスシリコン検出器と、 アモルファスシリコン検出器とシリコン基板との間にある開放スペースの中に
    位置決めされた電極アームであって、シリコン基板の表面上方にアモルファスシ
    リコン検出器を懸架するために、シリコン基板およびアモルファスシリコン検出
    器に結合されており、マイクロ構造の赤外放射線検出器のために電気接続をさら
    に提供する電極アームとを備える赤外放射線検出器。
  25. 【請求項25】 電極アーム端に成膜された熱分流層であって、熱分流層の
    長さに依存した所定の熱絶縁を提供する熱分流層をさらに備える請求項24の検
    出器。
  26. 【請求項26】 シリコン基板とアモルファスシリコン検出器との間にあり
    、吸収素子による赤外放射線の吸収を増強する反射防止構造をさらに備える請求
    項24の検出器。
  27. 【請求項27】 マイクロ構造の赤外放射線検出器であって、 赤外放射線の吸収に応じて温度を変化させる材料特性を有する吸収素子と、 吸収素子に熱的に結合され、シリコン基板の上方に懸架されたアモルファスシ
    リコン検出器であって、吸収素子の温度変化に応じて電気抵抗を変化させるアモ
    ルファスシリコン検出器と、 シリコン検出器とシリコン基板との間に位置決めされた電極アームであって、
    シリコン基板の表面上方にアモルファスシリコン検出器を懸架するためにシリコ
    ン基板に結合されており、マイクロ構造の赤外放射線検出器のために電気接続を
    さらに提供する電極アームとを備える赤外放射線検出器。
  28. 【請求項28】 電極アーム端に成膜された熱分流層であって、熱分流層の
    長さに依存した所定の熱絶縁を提供する熱分流層をさらに備える請求項24の検
    出器。
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