JP2003530576A - 車両乗員検出のための厚み測定システム及び方法 - Google Patents

車両乗員検出のための厚み測定システム及び方法

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Abstract

(57)【要約】 同乗者検出システム(400)が提供される。同乗者(図6)検出システム(400)は、アンテナ電極(E1)に座席(1)に置かれた物体(OB)の電気特性によって乱される電界を放射させる発振回路(10)を利用する。この乱れによってアンテナ電極(E1)の信号の電流及び位相が変更される。アンテナ電極(E1)を流れる電流、及び/又は、アンテナ電極(E1)と発振回路出力との間の信号の位相差を所定の閾値と比較することにより、確実で安価な方法で同乗者の存在を検出することが可能である。この測定は、大小の電極(ElからE4)を含む2層電極配置を用いて行われる。この2つの層は、座席(1)に対する圧縮量の計算を可能にする。この圧縮量は、同乗者を特徴づけるのに使用される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (技術分野) 本発明は、同乗者検出システムに関し、特に、エアバッグ装置が設置される自
動車の同乗者の属性を容易に分類することができる同乗者検出システムに関する
【0002】 (背景技術) 一般に、エアバッグ装置は、自動車衝突時に同乗者が受ける衝撃を緩和するの
に使用され、それ自体自動車に安定した状態で収納されなければならない。エア
バッグは、運転席及び助手席の前に設置される。エアバッグは、他の位置に設置
されてもよい。 一般的なエアバッグシステムでは、制御システムは、電気加速度センサ(衝撃
検出センサ)から信号を受信してノーマルオープン半導体スイッチ素子のゲート
に制御信号を送信する制御回路を備える。スイッチ素子は、それぞれ、システム
作動電圧と接地との間に平行な経路で接続される。各経路は、安全化センサ、導
火線回路、及び、スイッチ素子を備える。導火線回路は、自動車の運転席及び助
手席の前又は他の位置(例えば、側面エアバッグ)にそれぞれ取り付けられたエ
アバッグ装置のガス供給装置に接続される。
【0003】 作動中、エアバッグ制御システムは、安全化センサの両方が閉じた時、及び、
電気加速度センサが閉じた時に限り、運転者及び同乗者のエアバッグを使用する
。特に、安全化センサの加速度検出機構は、電気加速度センサを閉じるのに必要
な加速度と較べて比較的小さな加速度に応答して、それぞれのノーマルオープン
スイッチを閉じる。閉じた時、安全化センサは、高電圧信号を制御回路と導火線
回路の第1端子とに加える。安全化センサからの高電圧信号によって、制御回路
は作動モードに入る。次に、制御回路は、電気加速度センサからの信号に基づい
て、自動車が事故に遭ったことを確認する。電気加速度センサも同じくその加速
度を感知した場合、制御回路は、スイッチ素子を閉じる制御信号を送信する。そ
の結果、電流が各導火線回路を通ってシステム作動電圧から接地に流れ、それに
より、それぞれのガス供給装置に運転席側エアバッグと助手席側エアバッグとを
展開させる(膨らませる)。一旦使用されると、エアバッグは、運転者と同乗者
とを衝突の衝撃から保護する。
【0004】 助手席側エアバッグは、通常、助手席に着座した成人同乗者の胴の前で展開す
るように設計される。後ろ向き幼児シート(以下、RFIS)が助手席に位置す
る時は、助手席側エアバッグが展開しないことが必要である。前向きチャイルド
シート(以下、「FFCS」)が使用されるか又は子供が乗せられた時、助手席
側エアバッグが展開しないことが同じく必要な場合がある。
【0005】 RFIS、FFCS、又は、子供達を検出するために、幾つかの種類の同乗者
検出センサが提案されている。このような提案されたセンサには、(1)重量セ
ンサと、(2)光学センサ及び画像プロセッサとが含まれる。重量センサは、体
重の重い子供を間違って検出したり、又は、軽量の成人を検出しない恐れがある
。更に、重い物体(食料品の入った袋など)が座席に置かれた場合、エアバッグ
装置が必要もないのに偶然に展開される場合がある。光学センサは高価であり、
処理装置が複雑である。 エアバッグは強烈にかつ素早く展開されることから、好ましい位置又は好まし
くない位置に誰か同乗者がいるかどうかを判断するセンサが必要である。このよ
うなセンサは、ケガを予防することができる。同乗者が存在しない時のエアバッ
グの展開を回避することによって、交換費も回避することができる。
【0006】 (発明の開示) 本発明は、別記の請求項で規定され、本章のいかなる内容もそれらの請求項に
対する制限と解釈するべきではない。序説として以下で説明する好ましい実施形
態は、同乗者の存在を正確に感知する同乗者検出システムを備える。同乗者検出
システムは、圧縮性絶縁体によって分離された電極の2つの層を利用する。一方
の層の電極を交互に接地及び断路することによって、もう一方の層の電極からの
信号が電極間の距離を判断するのに使用される。この距離は、重量、負荷、又は
、乗員の座席からの距離を推定するのに使用される。
【0007】 第1の態様によって、同乗者着座区域の同乗者の特性を感知する車両同乗者検
出システムが提供される。また、同乗者着座区域に隣接する外面を有する車両座
席が提供される。第1の電極は、外面から第1の距離において車両座席の第1の
部分と接続し、第2の電極は、外面から第2の異なる距離において車両座席の第
1の部分と接続する。第2電極は、第1電極よりも小さい面積を備える。第1及
び第2電極の間に圧縮性絶縁体がある。
【0008】 第2の態様によって、同乗者着座区域の同乗者の特性を感知する車両同乗者検
出システムが提供される。複数の電極が少なくとも2つの層で配置される。この
少なくとも2つの層のうちの1つの層の電極は、圧縮性絶縁体によって少なくと
も2つの層のうちのもう1つの層の電極と分離されている。スイッチによって、
複数の電極のうちの少なくとも1つが接地に接続される。制御装置は、複数の電
極の第2のものが接地されている間に複数の電極の第1のものから受信された情
報の関数として、この少なくとも2つの層の間の距離を測定するように作動可能
である。
【0009】 第3の態様によって、同乗者着座区域の同乗者の特性を感知する車両同乗者検
出方法が提供される。第1電極は接地に接続される。第1電極が接地に接続され
ている間に、第2電極における第1の信号が測定される。第1電極が電気的に断
路される。第1電極が電気的に断路されている間に、第2電極における第2信号
が測定される。車両座席の同乗者の特性は、第1及び第2信号の関数として測定
される。
【0010】 第4の態様によって、同乗者着座区域の同乗者の影響を感知する車両同乗者検
出方法が提供される。第1電極は接地に接続される。第1電極が接地に接続され
ている間に、第2電極における第1信号が測定される。第2電極は、車両座席の
圧縮性絶縁体によって第1電極から分離される。第1及び第2電極の間の距離は
、第1信号の関数として測定される。
【0011】 (発明を実施するための最良の形態) 各図は、2つ又はそれ以上の電極を利用して同乗者の存在を感知する様々な実
施形態を示す。2つ又はそれ以上の電極は、互いに隣接するように設置されるが
、同乗者着座区域からの深さは異なる。負荷の大きさによる影響を負荷のセンサ
からの距離による影響から区別するために、電極は、負荷から異なった距離に置
かれている。 図1(a)及び図1(b)を参照すると、同乗者座席に設置された2つの電極
の間の微弱な電界が検出されている。電界は、高周波低電圧信号が発振回路10
から電極E1に送信されて電極E2が接地に接続されている時、電極E1と電極
E2との間の電位差の結果として作り出される。この電界によって、電極E2か
ら接地に流れる電流Id(受信電流)が生成される。身体OBが電界に存在した
場合、電界の擾乱によって電流Id1が変更される。同様に、電極E1に供給さ
れた電流(負荷電流)もまた、第2電極E2の存在に関係なく身体OBの存在に
応じて変更される。
【0012】 身体OBは、接地に接続された1つの端子を有するコンデンサの役目をする。
特に、身体OBのインピーダンス(抵抗及びキャパシタンス)は、電界を接地に
分路する。身体OBが車両座席にある時、電極E1及びE2において流れる電流
の変動は、身体OBの電気特性に応じて発生する。例えば、負荷電流は、身体が
近い、及び/又は、大きいと更に大きくなる。この現象を使用して、運転者又は
別の乗員を問わず、座席にいる同乗者の存在は、検知された電流を既知の値と比
較することによって検出される。特に、座席の物体が座席に通常着座する大人の
大きさの人であるか否かを含め、座席の物体の1つ又はそれ以上の特性が得られ
る。物体からの既知又は予測可能な異なる距離にある電極を使用することによっ
て、更により多くの情報が得られる。従って、座席の同乗者の存在が正確に検出
される。
【0013】 図2は、第1の実施形態による同乗者検出システムの電極E1からE4を組み
込んだ座席1を示す全体図であり、電極は、導電材料の矩形シートで形成される
。各電極は、他の電極と同じ又は異なる形状であり、正方形、螺旋形、矩形、楕
円形、円形、ドーナツ形、中空の中心部を有する矩形、又は、他の多角形及び/
又は丸い形状を含む任意の形状を使用してもよい。電極E1からE4は、座席カ
バー織物内に縫い込まれた金属繊維、座席の表面に塗布された導電塗料、座席ク
ッションの下に設置された導電テープ又は金属板を含む。具体的には、電極E1
及びE2は、座席1の底部分la上に取り付けられ、電極E3及びE4は、背部
分lb上に取り付けられる。これらの電極は、同乗者の予想される着座位置に対
してその同乗者着座位置に隣接するように設置され、着座時の快適さを増すよう
に取り付けられる。代替の実施形態では、同じか又は異なる位置の電極数量を加
減してもよく、例えば、座席底部分には電極を設置せずに座席の背部分に7つの
電極を使用する(例えば、座席背部分の中心部に垂直方向に配置された6つとド
アに最も近い座席縁部に1つ)。他の実施形態では、電極は、床、ダッシュボー
ド、ドア、ルーフ、又は、その組み合わせなどの他の場所に設置される。電極は
、車両の同じ区域又は部分で互いに隣接している。
【0014】 電極E1〜E4は、2つ又はそれ以上の層で配置される。座席の同じ部分の電
極の各対は、座席の外面から2つの異なる距離にあることが好ましい。例えば、
座席1の同じ底部分1aにある電極E1及びE2は、座席1の外面から異なる深
さに間隔を空けて置かれている。同様に、座席1の同じ背部分にある電極E3及
びE4は、座席1の外面から異なる深さに間隔を空けて置かれている。
【0015】 図9は、同乗者検出システム400の1つの一般的な実施形態を示す。システ
ム400は、乗員感知ユニット402、補助拘束システム(SRS)404、及
び、表示メータ406を備える。乗員感知ユニット402は、制御信号をSRS
404に供給し、エアバッグ起動を使用不可又は使用可にする。表示メータ40
6の乗員警告灯408に警告ランプ信号が供給される。乗員警告灯408は、乗
員感知ユニット402によって測定された乗員の分類を知らせる。代替的に、乗
員警告灯408は、SRS404が使用可にされているか、又は、使用不可にさ
れているかを知らせる。SRS警告灯410は、SRS404が機能しているか
否かを知らせる。
【0016】 乗員感知ユニット402は、乗員の大きさ及び/又は着座姿勢を検出してSR
S404を展開用の低レベル電力で使用可にするか、展開用の高レベル電力で使
用可にするか、又は、SRS404を使用不可にするか否か判断する乗員センサ
412を備える。通信ブロック414は、双方向又は単方向のいずれかでSRS
404と通信する。警告灯制御ブロック416によって、上記で検討したように
乗員警告灯408が作動する。オプションの記録ブロック418によって、乗員
感知ユニット402のいかなる故障コードも、及び/又は、乗員感知ユニット4
02によって測定されたいかなる乗員の様々な特性化も記録される。オプション
の故障診断ブロック420は、乗員感知ユニット402が適正に作動しているか
否かを判断し、乗員感知ユニット402との外部通信を準備する。
【0017】 乗員センサ412は、電界センサ422のアレー、電界ドライバ及び検出器4
24、及び、乗員識別装置426を備える。電界センサ422は、電界を放射す
るために同乗者着座区域に対して2つの異なる深さに分配された電極を含む。電
界ドライバ及び検出器424は、発振器及び電流測定回路を含み、各々、電界セ
ンサを用いて電界を発生させ、受信電流及び/又は負荷電流を測定する。乗員識
別装置426は、任意の乗員を測定電流の関数として分類するプロセッサ又はア
ナログ回路を含む。
【0018】 システム400は、様々な回路及び/又は方法で実現することができる。幾つ
かの例示的な回路及び方法について以下で検討する。図3は、システム400を
実現するための回路の1つの実施形態を示す。発振器10は、5から12ボルト
の範囲(例えば、7ボルト)又は別の電圧で、約100〜120キロヘルツの周
波数などの交流信号を発生する。 交流信号の負荷電流は、負荷電流検出回路11によって検出される。負荷電流
検出回路11は、雑音を排除する帯域フィルタ付き復調回路、及び、電圧信号を
直流信号に変換する交流−直流変換器を含むことが好ましい。
【0019】 アナログ信号はまた、負荷電流検出回路11を通って送受信スイッチ回路12
に伝えられる。送受信スイッチ回路12は、マルチプレクサ、スイッチ、又は、
他の装置を含み、電界を放射するために電極E1からE4のうちの1つを発振器
10に選択的に接続し、また、残りの電極を電流−電圧変換回路13に接続する
ことができる。電流−電圧変換回路13は、抵抗器網を含んでおり、検出電流を
示す電圧信号を発生する。電流−電圧変換回路13はまた、電圧信号を増幅して
検出回路14に送信する。
【0020】 復調回路などの検出回路14は、雑音を排除する帯域フィルタ、及び、電圧信
号を直流信号に変換する交流−直流変換器を備える。検出回路14からの直流信
号は、オフセット変換回路16によって制御された増幅回路15を通って制御回
路17に送信される。 制御回路17は、安全拘束システム(SRS)制御信号を発生させるために、
ASIC(特定用途向け集積回路)、プロセッサ、デジタル信号プロセッサ、及
び、他のデジタル装置を含む。例えば、日本国所在のNECコーポレーションに
よって製造されるPD78052CG(A)マイクロプロセッサが使用されてお
り、それは、検出回路14の交流−直流部分を備える。制御信号は、エアバッグ
制御システム18などの車両の他の装置を制御するのに使用される。エアバッグ
制御システム18は、SRS制御信号に従って、及び、加速度センサ信号にも従
って助手席側エアバッグ装置の展開を制御する。
【0021】 図4は、同乗者検出回路を更に詳細に示す回路図である。図4に示す回路は、
図3のブロック図と若干異なる。第1に、増幅回路15は、第1の増幅部15A
と第2の増幅部15Bとに分けられている。第2に、アナログスイッチ回路19
は、増幅部15A及び15Bのうちの1つからの信号を制御回路17に選択的に
接続する。制御回路17は、アナログ選択回路19を制御して、増幅部15Aに
よってもたらされる低増幅利得(例えば、1x)と増幅部15Bによってもたら
される高増幅利得(例えば、100x)との間で選択的に切り換える。
【0022】 図4を参照すると、同乗者検出回路は、発振器10及び負荷電流検出回路11
を備える。負荷電流検出回路11は、発振回路10と送受信スイッチ回路12と
の間に接続されたインピーダンス/抵抗素子11aを備える。送受信スイッチ回
路12に伝送された電流量を示す電圧信号は、増幅器11bによって増幅されて
検出回路14に送信される。送受信スイッチ回路12は、スイッチ素子Aaから
Ad、及び、スイッチ素子BaからBdで構成される。スイッチ素子AaからA
dは、制御回路17から受信された第1の制御信号に応じて、電極E1からE4
の中から1つの電極(送信器電極)を発振回路10の出力に選択的に接続するの
に使用される。スイッチ素子BaからBdは、制御回路17からの第2の制御信
号に応じて、他の電極(受信器電極という)を電流−電圧変換回路13に接続す
るのに使用される。1つの実施形態では、送受信スイッチ回路12は、マルチプ
レクサ回路である。電流−電圧変換回路13は、受信器電極を流れる差動電位差
電流を電圧信号に変換するインピーダンス/抵抗素子13a、及び、変換電圧信
号を増幅する増幅器13bを備える。
【0023】 検出回路14は、負荷電流検出回路11から出力信号、また、受信器電極から
変換電圧信号を受信して、これらの信号を表す直流信号を増幅部15A及び15
Bの両方に送信する。増幅部15A及び15Bからの増幅出力信号は、アナログ
選択回路19に送信される。アナログ選択回路19は、第2増幅回路15Bから
出力を受信するために接続された4つのスイッチ素子19a、及び、第1増幅回
路15Aから出力を受信するために接続されたスイッチ素子19aで構成される
。アナログ選択回路19は、制御回路17から受信された制御信号に応答して、
スイッチ素子19a又は19bを通して増幅回路15A及び15Bのうちの1つ
から出力信号を送信する。
【0024】 上記で説明したシステムは、以下のように機能する。送受信スイッチ回路12
のスイッチ素子Aaは、制御回路17からの制御信号に基づいて発振回路10の
出力に接続される。スイッチ素子Bb〜Bdが電圧−電流スイッチ回路13に接
続された時、差動電位差電流は、受信器電極E2〜E4に流れる。これらの電流
は、インピーダンス/抵抗素子13aによって電圧に変換され、増幅器13bに
よって増幅されて、次に、検出回路14に出力される。送信電極E1に流れる負
荷電流は、負荷電流検出回路11によって検出され、データR(1.1)として
検出回路14によって出力される。検出回路14では、有害な雑音が低減又は排
除され、120キロヘルツの受信信号は、帯域フィルタによって濾過される。得
られる電圧信号は、第1及び第2増幅回路15A及び15Bに出力される。
【0025】 第1及び第2増幅回路I5A及び15Bからの出力信号は、オフセット変換回
路16及びアナログ選択回路19の作動により適切な信号として選択され、その
後、制御回路17に出力される。例えば、検出回路14からの出力信号が強い時
、第1の(低)増幅回路15Aからの出力を制御回路17に接続するためにアナ
ログ選択回路19のスイッチ素子19bが選択される。出力信号が弱く、受信信
号の微弱変動の測定が困難な場合、第2の(高)増幅回路15Bからの出力を制
御回路17に接続するためにアナログ選択回路19のスイッチ素子19aが選択
される。制御回路17は、第1又は第2増幅回路15A及び15Bからの出力信
号を記憶する。
【0026】 次に、送受信スイッチ回路12のスイッチ素子Aaが断路され、制御回路17
からの信号に基づいて、スイッチ素子Abが発振回路10に接続される。電極E
2は、受信器電極E1、E3、及び、E4で電流を発生させる電界を放射する。
それに加えて、スイッチ素子Ba、Bc、及び、Bdは、各々、スイッチBa、
Bc、及び、Bdを通して電流/電圧変換回路13に接続される。受信器電極E
1、E3、及び、E4で発生した電流は、電圧信号に変換されて検出回路14に
出力される。送信電極E2に流れる負荷電流は、負荷電流検出回路11によって
検出され、上記の方法でデータR(2.2)として検出回路14に出力されるこ
とに留意されたい。
【0027】 次に、スイッチ素子Acが発振回路10の出力に接続される。これによって、
発振回路10から送信器電極E3に、受信器電極E1、E2、及び、E4に電流
を発生させる高周波低電圧信号が加えられる。発生した電流は、スイッチ素子B
a、Bb、及び、Bdを通して電流/電圧変換回路13に送信される。送信器電
極E3に流れる負荷電流は、負荷電流検出回路11によって検出され、上記の方
法でデータR(3.3)として検出回路14に出力される。
【0028】 次に、スイッチ素子Adが発振回路10の出力に接続される。これによって、
発振回路10から送信器電極E4に高周波低電圧信号が加えられ、高周波低電圧
信号によって受信器電極E1、E2、及び、E3に電流が発生する。発生した電
流は、スイッチ素子Ba、Bb、及び、Bcを通して電流/電圧変換回路13に
送信される。送信器電極E4に流れる負荷電流は、負荷電流検出回路11によっ
て検出され、上記のようにデータR(4.4)として検出回路14に出力される
【0029】 座席1上の物体は、制御回路17に送信されたデータの数学的な処理、及び、
電極E1〜E4の既知の空間的配置関係に基づいて特定される。特に、通常に着
座した大人、RFISの幼児、又は、FFCSの子供の着座配置は、記憶された
データを電極E1からE4の選択された送信器電極/受信器電極の組み合わせに
付随するデータと比較することによって識別される。この比較に基づいて、適用
可能な着座配置が特定され、助手席側エアバッグ装置を制御するのに使用される
【0030】 制御回路17は、様々な着座パターンに付随するデータを記憶する。具体的に
は、空席、FFCSに着座した子供、RFISの幼児、1つ又はそれ以上の異な
る位置の子供又は小柄な大人、及び、大柄な大人を表すデータが記憶される。こ
のデータは、一般式R(i、j)によって示され、送信器電極、及び/又は、受
信器電極の様々な組み合わせに基づいて実験的に得られる。一般式R(i、j)
において、iは送信器電極を示し、jは受信器電極を示すことに留意されたい。
制御回路17では、16個のデータ測定値を使用して数学的な処理が実行され、
着座パターンの特性が抽出される。着座パターンが検出されて制御回路17で特
定された時、適切な制御信号がエアバッグ制御システム18に送られる。例えば
、着座パターンが空席、FFCS、又は、RFISであった場合、制御信号は、
衝突の場合でさえ展開しないようにエアバッグ装置を設定する。他のパターンに
ついては、エアバッグ装置が展開することを可能にする信号が送られる。
【0031】 本発明の第2の実施形態では、単一のアンテナ電極の区域、又は、単一のアン
テナ電極として独立して作動する複数電極の区域で放射される微弱な電界の乱れ
に基づいて、同乗者の存在を検出する同乗者検出システムが提供される。具体的
には、発振回路は、インピーダンス/抵抗素子を通してアンテナ電極に送信され
る、既知の電圧振幅及び周波数を有する交流(AC)信号を発生させる。AC信
号によって、電極は、座席近傍の同乗者区域に微弱な電界を放射する。座席に着
座したか又は置かれた(即ち、アンテナ電極の近くの)物体の電気特性によって
電界が乱される。この電界の乱れによって、アンテナ電極に流れる電流量が変更
され、発振回路で発生した元のAC信号と異なるアンテナ電極に発生したAC信
号の位相を引き起こす。
【0032】 この実施形態では、電流検出回路14は、インピーダンス又は抵抗素子、及び
、交流−直流変換回路13と増幅器15とを通して出力が制御回路17送信され
る差動増幅器(又は、他の増幅器)を備えることが好ましい。1つのこのような
インピーダンス/抵抗素子は、日本国所在のススムコウギョウ製のRR1220
P−103−Dであり、増幅制御回路の出力とアンテナ電極Eとの間に接続され
る。差動増幅器は、インピーダンス/抵抗素子に亘って接続され、インピーダン
ス/抵抗素子に亘る電圧差に基づいて電流信号を発生する。特に、電流差動増幅
器は、発振回路出力信号の電圧レベルをアンテナ電極に発生した電圧レベルと比
較し、その差を示す電流信号を発生する。
【0033】 電流検出回路14の検出電流は、人が座席の1Bに着座した時に増加すること
に留意されたい。検出電流は、荷物が座席にあるか、又は、空席の時は下がる。
いずれの場合も、これらの使用中及び非使用中の条件の間には、検出電流のレベ
ルに差がある。同じことは、位相差にも当てはまる。 電流差及び/又は位相差は、大人の同乗者が前部助手席に着座しているか否か
を正確に識別するために記憶された値と比較される。この判断は、エアバッグ制
御回路などの安全拘束装置に送信され、その結果、適切な大きさの大人が座席に
着座した時にエアバッグの展開が制御される。
【0034】 同乗者着座区域からの2つの異なる距離にある電極を使用する図9のシステム
400の第3の実施形態を図5に示す。各電極43、44、53、及び、54は
、TX/RX(送信/受信)モジュール1から4に接続される。各電極には、異
なるモジュール又は同じモジュールを使用してもよい。負荷電流を測定する1つ
の好ましい代替実施形態では、単一のTX/RXモジュールは、各電極と切換可
能に接続できる。 TX/RXモジュールは、送信器回路880、受信器回路840、及び、スイ
ッチ890を備える。送信器回路880は、増幅器882を通してスイッチ89
0に接続された波形発生器881を備えることが好ましい。
【0035】 受信器回路840は、2つの経路841及び842を含むことが好ましく、そ
の各々は、それぞれの増幅器843及び844を備える。一方の増幅器843は
、小さい物体に対する感度のために最大利得又は他の利得を使用して信号を増幅
する。もう一方の増幅器844は、電流が検出されない時には値ゼロを、最大電
流が受信された時には値255を与えるように最適化された異なる利得を使用し
て信号を増幅する。また、1つの段階からの負荷を最小限に抑え、別の段階に対
して十分な信号強度を与えるために、バッファを設けてもよい。代替実施形態で
は、1つの増幅経路が設けられるか、又は、1つの経路において可変増幅増幅器
が設けられる。 マルチプレクサなどのスイッチ890は、送信器回路880、受信器回路84
0の経路の1つ、又は、送信器回路880及び受信器回路840の経路の1つの
両方と接続するように制御される。負荷電流を測定する実施形態では、スイッチ
890は、各電極を送信器回路880及び受信器回路840の両方に順次接続す
るように機能する。
【0036】 制御装置860は、受信データを処理するアナログ−デジタル変換器及び論理
を備えることが好ましい。別々のアナログ−デジタル変換器及び論理を使用して
もよい。制御装置860は、スイッチ890を制御して、各電極を送信回路88
0及び受信回路840に順次接続することが好ましい。従って、制御装置860
は、各モジュールから1組の受信及び/又は負荷電流を受け取る。受け取られた
電流を表す8ビット値などの得られたデジタル値に基づいて、制御装置860は
、同乗者の大きさ、形状、位置、又は、他の特性を測定する。この特性は、数学
的アルゴリズム又は比較の関数として判断される。例えば、EEPROM(電気
的消去書込み可能な読出し専用メモリ)865、RAM(ランダムアクセスメモ
リ)、又は、別のメモリ装置を使用して、デジタル値は、特性を表す閾値やデー
タと比較される。 制御装置860は、この特性の関数として制御信号を出力する。エアバッグシ
ステム使用可又は使用不可などの制御信号の状態を示すために、LED861を
準備してもよい。
【0037】 同乗者着座区域からの2つの異なる距離の電極を使用する図9のシステム40
0の第4の好ましい実施形態を図10に示す。この実施形態は、負荷電流を検出
する図5のシステムと同様のものであるが、異なるスイッチ構造を有する。特に
、システム500は、マイクロプロセッサ502、検出器504、発振回路50
6、信号調整器508、センサ510、及び、選択回路512及び514を備え
る。 負荷電流を発生して検出する2つ又はそれ以上の経路が準備される。このよう
な経路の1つについて以下で説明する。他の経路は、同じか又は異なる構成要素
を含む。この経路において、発振回路506は、120キロヘルツ信号などのA
C信号を発生する発振器を含む。
【0038】 信号調整器508は、演算増幅器516、518、及び、520と抵抗器52
2とを含む。発振回路506に接続された演算増幅器516は、信号に対してバ
ッファとして働き、一定電圧供給源をもたらす。信号は、シールドケーブル52
4を通してセンサ510の電極526に供給され、信号に応答して電界が発生す
る。センサ510に対する負荷が上がると、抵抗器522に亘る電圧が上がり、
この電圧の変動量は、シールドケーブル524のシールドに接続された演算増幅
器518によって弱められる。この演算増幅器518は、好ましくは、シールド
の電圧レベルを中央導体と同じレベルに維持するために、高い入力インピーダン
スと低い出力インピーダンスとを有して、センサ510を隣接する導電材料から
遮蔽する。
【0039】 検出器504に接続された演算増幅器520は、電流利得を負荷電流に供給す
る。検出器504は、全波整流回路528及びフィルタ回路530を含む。負荷
電流の振幅又は振幅変化は、演算増幅器520の出力を整流することによって検
出される。整流信号は、アナログ低域フィルタなどのフィルタ回路530によっ
て濾過される。マイクロプロセッサ502は、信号をデジタル信号に変換して負
荷を分類する。
【0040】 2つ又はそれ以上のセンサ510の経路に関して2つの可能な実施形態を図1
0に示す。1つの実施形態では、各経路は、マイクロプロセッサ502(S−個
別センサと名付けられた経路によって表されている)を除いて、別々の構成要素
を備える。代替実施形態では、各経路は、発振回路506及び検出器504も共
有する。代わりに、共有経路及び個々の経路の組み合わせが図示するように使用
される。
【0041】 共有経路が使用されるのが好ましく、個々の経路は除外される。選択回路51
2及び514は、マイクロプロセッサ502によって制御されたマルチプレクサ
又は共有マルチプレクサを含む。1つの選択回路は、発振回路506を各センサ
経路に接続し、他の選択回路は、検出器504を各センサ経路に接続する。負荷
電流による分類に対しては、発振回路506及び検出器504の両方を同じ経路
に接続する1つの選択回路を使用してもよい。受信電流、又は、受信電流及び負
荷電流の両方の組み合わせによる分類に対しては、選択回路514及び512は
独立に作動する。 マイクロプロセッサ502は、負荷電流及び/又は受信電流を測定していかな
る乗員も分類する。負荷電流の小さな振幅は、負荷の存在を示す。振幅及び/又
は振幅変化は、負荷のインピーダンスの変化を表す。負荷インピーダンスは、負
荷の有効面(大きさ)、及び、負荷と電極526との間の距離の関数として変動
する。
【0042】 上記のシステム又は他の回路のいずれかを使用すると、負荷は、電極アレーの
関数として特徴づけられる。図6は、電極の装置100の1つの好ましい実施形
態を示す。複数の電極102、104、106、108、110、及び、112
は、2つの層で構成される。これらの層は、絶縁体114によって分離されてい
る。絶縁体114は、座席クッション(例えば、厚さ3/8インチの発泡ポリエ
チレン)、剛体、空気、又は、電磁エネルギーが透過可能な他の手段を備えるこ
とが好ましい。この実施形態では、電極102、104、106、108、11
0、及び、112は、座席の底部分と結合されており、例えば、底部分の中央に
集中して座席の前部から後部までのアレーの形で並べられる。他の位置に設置さ
れた他の配列を使用してもよい。
【0043】 各層で電極によって作り出される形状は異なってもよい。例えば、異なる形状
に形成された電極が各層に使用される。各層は、1つの平面であることが好まし
いが、平坦以外の配置で構成されてもよい。非平面配置に対しては、見せかけの
電極層が測定に使用される電極の関数として作り出される。 装置100は、座席内部、座席の外面近傍、又は、座席の外面にあることによ
って座席と結合されている。すなわち、装置100は、同乗者着座区域近傍にあ
る。2つ又はそれ以上の層は、座席の外面から異なる距離(即ち、同乗者着座区
域から異なる距離)にある。
【0044】 1つの好ましい実施形態では、複数の電極からの負荷電流は、上記のシステム
又は別のシステムの1つを使用して測定される。例えば、負荷電流は、図10の
システムを使用して各電極から順次測定される。この例では、1つの電極の負荷
電流が測定されている間、他の電極は接地されている。代替的に、1つ又はそれ
以上の他の電極は、電気的に絶縁される(接地に接続されない)。 負荷電流は、同乗者の高さ、位置、大きさ、方位、動き、及び/又は、他の特
性を測定するのに使用される。本明細書においてその開示事項が引用により援用
されている米国特許第5,914,610号に開示されたような他の特性も測定
される場合がある。例えば、時間の関数としての距離Rの変化は動きを示す。
【0045】 図11は、負荷604の大きさA及び距離Rを測定するための2つの層600
及び602の使用を示す。例えば、負荷604は、同乗者着座区域の座席に隣接
する乗員を含む。負荷604は、電極の上層600から距離Rだけ離れている。
上層600及び下層602は、距離dだけ分離している。 距離dだけ座席の外面から分離している2つの電極を用いて、負荷A及び距離
Rが測定される。負荷電流S、負荷A、及び、距離Rは、S=K(A/R)で表
される関係にあり、Kは定数である。同乗者に最も近い電極(例えば、上部電極
)(St)に対する測定値と、同乗者から最も離れた電極(例えば、下部電極)
(Sb)に対する測定値とである少なくとも2つの異なる負荷電流測定値を使用
して、電極間の距離dの関数として負荷及び距離が測定される。すなわち、乗員
の特性は、座席外面からの距離の電極間の差の関数として測定される。St=K
1(A/R)、及び、Sb=K2(A/(R+d))。AとRについて解くと、
A=(d*Sb*St)/(St−Sb)、及び、R=(d*Sb)/(St−S
b)が得られる。このようにして、負荷の大きさと電極からの距離とが測定され
る。代替実施形態では、AとRは、スケーリング距離dなしで、及び/又は、非
送信電極で受け取られる電流の関数として解かれる。
【0046】 図6に示す6つの電極のように、2つを超える電極が使用されることが好まし
い。電極のアレーを用いて、負荷の分布が測定可能である。例えば、電極の異な
る対を使用して負荷Aと距離Rとが測定され、アレーの様々な位置の近傍の負荷
と距離とが与えられる。6つの電極を使用すると、3つの異なる負荷及び距離が
測定される。アレーの電極の数が増せば、空間的分解能も上がる。任意の時点で
、電流を測定するのに使用されていない電極は、接地されるか又は電子的に絶縁
されている。
【0047】 1つの実施形態では、絶縁体114は柔らかいものか又は準剛体であり、電極
層間の距離が予測可能に変動することを可能にする。例えば、電極は、クッショ
ン又は発泡絶縁体の異なる側面に置かれる。その結果、層間距離は、d=f(A
)で表されるように負荷の関数として変動する。距離は、同乗者の体重の関数と
して変動する。1つの実施形態ではd=c−kAであり、ここで、cとkは、少
なくとも部分的には、絶縁体の圧縮率の関数として、及び/又は、実験から決め
られる定数である。c、k1、及び、k2が定数であるd=c−(k1)A−(
k2)A2などの距離dに関する代わりの式を使用してもよい。上記で検討した
式を使用して、装置100からの負荷及び距離は、電極間の距離の関数として測
定される。このことは、システムに対する負荷の影響を考えることによって、更
に正確な負荷の測定を可能にし得る。
【0048】 測定された負荷及び距離情報に基づいて、負荷が特徴づけられる。例えば、負
荷は、(1)1つ又はそれ以上の位置の大人、(2)1つ又はそれ以上の位置の
子供又は小柄な大人、(3)FFCSの子供、(4)RFISの幼児、又は、(
5)別の物体として分類される。この分類は、予想測定値との比較によって決め
られることが好ましい。代替的に、負荷分布を測定することによって同乗者の首
の位置を決めるアルゴリズムが使用され、乗員をエアバッグを起動するのに十分
に大きいか、又は、エアバッグを起動するには小さすぎると分類する。
【0049】 図7は、上記のシステムの1つか又は別のシステムで同乗者の特性を感知する
、1つの好ましい実施形態の流れ図を示す。この処理は、リアルタイムで繰り返
される。段階202では、電界を発生させる。例えば、車両の座席の外面から異
なる距離にある少なくとも2つの電極の一方にAC信号を供給する。段階204
では、少なくとも2つの電極の1つにおける信号を測定する。例えば、負荷電流
又は受信電流を検出して電圧に変換する。段階205では、少なくとも2つの電
極の他方における信号を測定する。例えば、負荷電流又は受信電流を検出して電
圧に変換する。各電極における測定値は、連続的負荷電流測定値、又は、連続的
受信電流測定値であってもよい。代替的に、同時に又は順番に、一方の電極で負
荷電流を測定し、他方の電極で受信電流を測定する。 測定信号は、同乗者の特性を分類するのに使用される。図8は、測定信号を使
用してエアバッグシステムを使用可又は使用不可にする、又は、この分類の関数
として制御信号を準備する、1つの好ましい実施形態の流れ図である。この流れ
図は、車両座席の底部分に設置された図6の電極装置100で作動するように最
適化される。
【0050】 本システムは、処理302で空席か否かを判断する。処理304で、システム
は、座席がチャイルドシートによって使用されているか否かを判断する。処理3
06で、システムは、座席が大人又は子供によって使用されているか否かを判断
する。処理308で、システムは、様々な相互チェック又は更なる処理を実行し
て分類の信頼性を上げる。処理は、1つ又はそれ以上の他の処理302、304
、及び/又は、306の一部として処理308の1つ又はそれ以上の相互チェッ
クを実行するなど、任意の順番又は組み合わせで実行してもよい。座席を空席と
分類した後の他の全ての測定をスキップするなど、別の処理で行われた測定に応
答して一部の処理をスキップしてもよい。分類のために異なる処理、アルゴリズ
ム、又は、計算を使用してもよい。
【0051】 空席か否かを判断する処理302では、システムは、段階310で計数を0に
初期化する。6つの電極(i)の各々について、ル−プ312によって表わされ
るように段階314及び316を繰り返す。段階314では、各負荷電流の値を
空席閾値と比較する。負荷電流が閾値を超えている場合、処理302は、段階3
12で数を1つ増加して次の電極に移る。負荷電流が閾値を下回る場合、空席計
数変数を1だけ上げる。すなわち、処理302は、任意の時点において空席閾値
よりも低い負荷電流値の数の計数を与える。1つの実施形態では、負荷電流値の
いずれかが閾値を超えている場合、座席は使用中と分類される。
【0052】 処理302及び/又は別の処理の1つの実施形態では、2つ又はそれ以上の電
極からの負荷電流は、仮想電極負荷電流を表すために平均化される。例えば、図
6に示すような対になった設計の場合では、電極負荷電流の異なる組分けを平均
することによって、4つの仮想負荷電流(各層に2つ)を測定する。電極102
、104、106、108、110、及び、112を、電極S1、S2、S3、
S4、S5、及び、S6(S1、S3、及び、S5は、第1の層を構成し、S2
、S4、及び、S6は、第2の層を構成する)と名付けると、4つの仮想負荷電
流が以下の通り計算される。 Savg1=(Sl+S3)/2 Savg2=(S2+S4)/2 Savg3=(S3+S5)/2 Savg4=(S4+S6)/2
【0053】 座席がチャイルドシートによって使用されているか否かを判断する処理304
では、システムは、段階320でチャイルドシートの計数をゼロに初期化する。
ループ322よって表されるように、4つの区分(i)の各々について、段階3
22、324、326、及び、328が繰り返される。4つの区分は、少なくと
も2つの電極及び附随する負荷電流測定値の4つの一意的な組み合わせに対応す
る。例えば、4つの区分は、電極の4つの組み合わせからの負荷電流を含む。そ
の組合せは、(1)電極1、2、及び、3、(2)電極2、3、及び、4、(3
)電極3、4、及び、5、及び、(4)電極4、5、及び、6である。他の組み
合わせを使用してもよい。
【0054】 段階324では、第1の区分の負荷電流から負荷A及び距離Rを測定する。計
算は、上記で検討したように為される。1つの実施形態では、負荷Aの計算を以
下のように行う。 A0=(Savg*S2)/(Savgl−S2)*(S2)-y A1=(S3*avg2)/(S3−Savg2)*(Savg2)-y A2=(Savg*S4)/(Savg3−S4)*(S4)-y A3=(S5*avg4)/(S5−Savg4)*(Savg4)-y ここで、補正係数(Sb)-yが使用されている。実験によると、1つの好まし
い値はy=0.4である。どの負荷Aも0に等しいか又はそれ以下の場合、この
値は、−1として割り当てられる。Rは、以下の通り計算される。 R0=A0/Savgl R1=A1/S3 R2=A2/Savg3 R3=A3/S5 ここで、いかなる距離Rの値も、その対応するAの値が−1に等しい場合、9
9999として割り当てられる。
【0055】 電極の層間距離は、負荷の関数として変化することが好ましい。段階326で
は、電極から負荷までの距離Rをチャイルドシートの閾値と比較する。距離Rが
閾値を超えている場合、段階322で数を1つ増加して処理304が次の区分に
移る。距離Rが閾値を下回る場合、チャイルドシートの計数変数を1だけ上げる
。すなわち、処理304は、任意の時点においてチャイルドシート閾値よりも高
い距離Rを有する区分の数を計数する。言い換えれば、座席から間隔のある物体
に対応する距離値を有する区分の数が測定される。1つの実施形態では、4つの
区分のうちの3つが閾値を超える距離Rに相当する場合、座席をチャイルドシー
トによって使用されていると分類する。チャイルドシートは、R1<R2<R3
の場合はFFCSとして、R0>Rl>R2又は他の順序の場合はRFISとし
て更に分類してもよい。
【0056】 座席が子供か大人のいずれによって使用されているかを測定する処理306で
は、システムは、段階334で区域指標を0に初期化する。ループ336によっ
て表されるように、4つの区分の各々について、負荷の値Aを比較するために段
階338及び340が各々3回繰り返される。段階338では、1つの区分の負
荷が別の区分の負荷と比較され、例えば、段階336のループの計数によって形
成された区分の負荷を区域指標によって形成された区分の負荷と比較する。例え
ば、区分1の負荷は区分0の負荷と比較される。ループ計数によって形成された
区分の負荷が区域指標によって形成された負荷を下回る場合、処理306は、段
階336で数を1つ増加して次の区分及び付随するループ計数に移る。ループ計
数によって形成された区分の負荷が区域指標によって形成された負荷を上回る場
合、区域指標変数を現在のループ計数変数に等しいと設定する。このようにして
、処理306は、最大負荷値及び付随する区分を決める。最大負荷値は閾値と比
較され、負荷が大人又は子供のいずれに相当するのか判断される。
【0057】 1つの実施形態では、最大距離値Rに対応する負荷値Aは、処理306を実行
するにあたって除外される。この除外によって、上記で検討した仮想負荷電流の
実施形態において2つの隣接する電極からの負荷電流を平均することで引き起こ
される誤ったデータが排除される場合がある。 処理308で、1つ又はそれ以上のチェック及び/又は他の段階を行い、分類
を確認及び/又は限定する。例えば、処理302、304、及び/又は、306
の数値結果は、時間の関数として平均される。この移動平均は、いかなる乗員を
も分類するのに使用される。代替的に、又は、それに加えて、負荷電流の測定値
は、閾値及び/又は計算値との比較の前に、時間の関数として平均される。
【0058】 別の例として、一旦特性が分類されると、その分類は、ある時間例えば5秒間
ロックされる。処理302、304、及び、306は、連続した測定値の異なる
セットについて繰り返されるので、その後の異なる分類は、捨てられるか又は平
均され、ある時間が経過するまで無視される。制御信号として与えられた分類は
、閾値時間が経過するまで変更されない。それに加えて、又は、代替的に、連続
する又は実質的に連続するある数の分類が特性が変化したことを示さない限り、
分類は変更されない。代替実施形態では、子供、RFCS、及び/又は、FFC
S分類は、車両の電源が切られるか又は空席分類が測定されるまでロックされる
【0059】 更に別の例として、重複する閾値は、分類の種類に優先順位をつけるのに使用
される。1つの実施形態では、分類を子供から大人よりも、大人から子供へより
変更し易いように閾値が設定される。例えば、分類が大人の場合、乗員を子供と
分類するための最大負荷閾値は、分類が子供で始まった場合よりも高く設定され
る。同様に、車両座席分類に必要な閾値つまり区分数は、最も新しい過去の分類
の関数として異なる場合があり、大人及び/又は子供と車両座席との間に優先順
位をもたらす。この優先順位化は、閾値間に灰色区間又は区域をもたらす。例え
ば、低い方の閾値は、平均6歳児の負荷を基本とし、高い方の閾値は、百分順位
で5番目の成人女性を基本にしてもよい。灰色区間内に分類されるいかなる乗員
も、子供として分類されるなど、優先順位に従って分類される。
【0060】 1つの実施形態では、大人の分類が一箇所に立っている子供や座席の底部分に
ある食料品の袋によるものではないことを確認するチェックが行われる。大人と
しての分類は、座席の1つの区分又は区域の負荷に部分的に基づいているので、
このチェックによって、その負荷が着座する大人であると思われるように分布し
ていることが確認される。各々の隣接する区分の負荷に対する最大負荷の比は、
負荷分布閾値と比較される。例えば、最大負荷AmaxがA1の負荷で、(Al>
A0の135%、又は、A2<A3の120%)の場合、「異常」という分類が
使用される。同様に、Amax=A2で(A2>A1又はA2の135%、又は
、A2>A3の200%)の場合、又は、Amax=A3で(A3>A2の13
5%)の場合、その状態も「異常」と判断される。代替的に、隣接する区域に付
随する区分などの他の区分の負荷は、最大負荷と同じか又はそれよりも低い負荷
閾値と比較される。負荷分布が大人に相当する場合、その分類は確認される。そ
うでない場合は、分類は子供に変更される。異常という分類に応答して、エアバ
ッグを使用不可にする制御信号がもたらされる。 他のチェックが実行されてもよい。最大負荷AがA0の負荷の場合、乗員は所
定位置外又は座席の縁部に着座していると考えられる。この分類は、「異常」と
みなされる。 制御信号の状態を表示するために、LED又は他の出力装置を準備することが
好ましい。例えば、LEDは、エアバッグが使用不可となった時に点灯する。
【0061】 一般的な自動車座席材料と共に使用される1つの実施形態では、層間距離が測
定される。自動車の座席は、通常、一部は連続気泡ポリウレタンフォウムで製造
される。この発泡体は、電極層間の絶縁体として使用される。この手法は、快適
さの向上を準備することができ、座席内へのセンサの更に容易な又は便利な成形
を可能にする。より堅い又は軟らかい材料などの他の材料を使用してもよい。 この実施形態では、絶縁層の圧縮(例えば、連続気泡ポリウレタンフォウムの
圧縮)は、質量A及び距離Rの計算に考慮される。更に、この圧縮を用いて乗員
の体重Wを測定してもよい。この体重は、負荷の特徴づけ及びエアバッグシステ
ムに付随する制御に使用される。
【0062】 絶縁層の圧縮は、層間距離dを測定することによって考慮される。図12に示
すように、各電極に対して絶縁層の反対側にセンサSが増設されている。電極の
厚みは、絶縁体の厚みdに比較すると無視できるものであるが、図12では参照
しやすいように、かなりの厚さとして図示されている。代替の実施形態では、セ
ンサSは、電極Eの最低1つ又は全電極Eの部分集合の反対側に増設される。例
えば、センサSは、電極の上層の反対側に設置されるが、電極の下層には設置さ
れない。代替の実施形態では、他の電極Eが増設センサSの代わりに使用される
【0063】 センサSは、金属箔、ウェッビング、上記の他の材料などの電極を含む。セン
サSの各々は、他のセンサS又は電極Eと同様の又は異なる形状及び/又は大き
さを含む、任意の形状及び/又は大きさである。1つの実施形態では、センサS
は、同じ形状を有するが、各々の相対する電極よりも小さい面積を有する。例え
ば、各センサSの面積は、各々の相対する電極Eの面積の約1/10である。図
12はこのような構成を示す。図示するように、センサSは、相対する電極Eの
中心近くに配置されるが、他の相対的位置関係を使用してもよい。
【0064】 この実施形態のセンサS及び電極Eの構成は、距離dを測定するのに使用され
る。第1の実施形態では、電極の少なくとも1つについて2回の測定が行われ、
1つは、対向するセンサSが浮き上がっている場合(即ち、電気的な接続なし)
で、もう1つは、対向するセンサSが接地されている場合で行なわれる。第2の
実施形態では、対向する電極Eが接地されている場合にセンサSに対して負荷電
流又は他の電流が測定される。
【0065】 この第1の実施形態に関しては、下部電極Eが一例として使用されている。他
の電極−センサの組み合わせに同様の測定を行ってもよい。浮き上がった状態で
の測定は、以下のように表わされる。 B=K(A/(R+d)+Sfloat/d) ここで、Bは、下部電極Eの受信電流又は負荷電流(上記の同様の式ではSb
)であり、Sfloatは、浮き上がった状態の厚みサンサSによって生じた負
荷を表す。Sfloatは、センサS及び対向する電極Eの相対的な大きさ及び
形状の関数として決められた定数である。
【0066】 接地されたセンサSによる測定値は、以下のように表わされる。 Ba=K(A/(R+d)+Sgnd/d) ここで、Baは、下部電極Eの受信電流又は負荷電流(上記の同様の式ではS
b)であり、Sgndは、接地された状態の厚みサンサSによって生じた負荷を
表す。Sgndは、同じくセンサS及び接地された接続部の相対的な大きさ及び
形状の関数として決められた定数である。
【0067】 電極は、スイッチ702を使用して、浮かせるか又は接地されたままにされる
。このスイッチは、トランジスタ、マルチプレクサ、又は、上記のものなどの他
のスイッチ装置を含む。 上記の式を組み合わせると、以下が得られる。 Ba−B=K(Sgnd/d−Sfloat/d) Sfloatは、小さいことが好ましい。例えば、センサSは、上記で検討し
たように小さい面積を有し、Sfloatを測定から外すことを可能にする。そ
うすると、組み合わせた式は以下のようになる。 Ba−B=K(Sgnd/d)、又は、d=K(Sgnd/(Ba−B))
【0068】 A及びRを計算するには、上部及び下部電極に対する測定値T及びBを得る。
センサSを使用した追加の測定値を使用してもよい。上部及び下部電極Eについ
て解くと、 T=K(A/R)、及び、R=K(A/T) B=K(A/(R+d)) Aについて解くと、 A=Const.*(TB/(T−B))*(Sgnd/(Ba−B))
【0069】 同様に、距離dに対する(Sgnd/(Ba−B))を使用して、上記で検討
したようにRについて解かれる。上記の通り、A及びRを使用していかなる乗員
も特長づけられ、エアバッグ又は他のシステムが制御される。A又はRに対する
式における定数は実験を通じて決められ、本明細書で検討する要素のどれでも考
慮することができる。 更に、距離dが測定されない場合の圧縮を補正するために、式にB-yを掛ける
などの更なる変数を使用してもよい。実験によってyには0.4が選ばれた。好
ましくは、本明細書の通り、距離が測定される。他の代替実施形態では、Sfl
oatは有意であると仮定され、A及びRを計算するのに使用される。
【0070】 距離dを測定する第2の実施形態では、センサSは、発振信号に接続される。
センサSの構成の1つの実施形態を図13に示す。上記で説明したようなもの、
又は、図12に示すようなものなど、他の構成を使用してもよい。図13は、3
つの上部電極E及び2つの下部電極Eを示す。上部電極の反対側に設置された3
つのセンサは、互いに電気的に接続されている。代替実施形態では、センサSは
、電気的に独立している。
【0071】 センサSは、上記の通り電極測定の間に散在して、厚みdを測定するのに使用
される。例えば、センサSは発振信号に接続され、対向する電極Eは接地に接続
される。電極Eを接地することによって、どの乗員によって引き起こされる電流
の影響も最小限に抑えられる。 負荷電流が測定される。センサSの負荷電流は、距離dが小さくなるにつれて
大きくなる。実験的に決められた値を使用して、負荷電流は、対応する距離に合
わせられる。この距離は、A及びRを求めるために、上記で検討した式で使用さ
れる。
【0072】 同乗者検出システムの作動の1つの実施形態では、システムは、最初に5つの
電極に付随する距離を測定する。負荷Aは、電極測定値及び付随する距離の関数
として各電極について計算される(例えば、付随する距離は、A値に距離の平方
根を掛けるなどの電極測定値の補正値として使用される)。最大及び平均のA値
も測定される。次に、電極測定値及び付随するA値の関数として、各電極のRが
計算される。チャンネル0が電極のうちの3つの反対側にあるセンサに接続され
て、重量が測定される。空席、ブースター座席、大人、及び、子供かどうかをチ
ェックするなどの乗員を更に特徴づけるための様々なチェックが行われる。子供
及び大人の判断に関しては、Amaxに付随する電極が特定され、可能性のある
閾値を選択するのに使用される。例えば、乗員が座席の前方部分に着座している
場合、座席に深く座っている場合と異なるセットの閾値が使用される。
【0073】 1つの実施形態では、距離dは、相当する乗員の体重を測定するために使用さ
れる。圧縮量は、乗員によって加えられた重量を表す。この関係は、上記で検討
したように実験的に決められる。乗員を特長づけるために、距離d又は距離から
決められた重量値が使用される。例えば、小さい距離dは、より体重の重い乗員
を表す。 乗員を特長づけてエアバッグシステムを制御するために、体重は、A及びR値
と共に使用される。例えば、任意の乗員の大きさ及び位置などの特徴を測定する
ために、各変数(例えば、W、R、及び、A)に閾値及び論理的な関係が適用さ
れる。重量Wは、乗員が大人、又は、小柄な大人/子供であるかどうかを示して
もよい。
【0074】 別の例として、これらの変数の2つ又はそれ以上の重み付き組み合わせが使用
される。実験に基づいたものなど、様々な組み合わせが使用されてもよい。例え
ば、いかなる乗員もそれが大人、又は、小柄な大人/子供であるかどうかを判断
するために、重み付き合計である1/3W+1/3Amax+1/3Aavgが
閾値と比較される。子供用ブースター座席が使用されているかどうか判断するた
めに、Rが論理的に使用される。
【0075】 1つの実施形態では、距離は、負荷が座席に加えられる前と後(すなわち、乗
員が座席を占める前と後)の測定値の関数として決められる。例えば、センサと
電極との間のキャパシタンスは、距離の関数として線形であると仮定される。図
13のセンサ配置を使用して、センサの無負荷電圧Viは、k*3S/d0に等し
く、センサSの負荷電流VLは、k*3S/dLに等しい。ここで、d0及びdL
、それぞれ無負荷距離及び負荷距離、Sは、センサの反対側にある電極の有効表
面積、また、kは定数である。dLを求めると、dL=d0(VL/Vi)となる。
負荷条件下の絶縁体のこの全体の厚みを使用して、全体的なA値、R値、及び/
又は、重量値を決めてもよい。
【0076】 更なる実施形態では、電極アレー全体に亘る重量分布が測定されるか、又は、
座席の特定区分に対する別々のA値、R値、又は、d値が測定される。例えば、
図13のセンサ構成を使用して、距離d2、d3、d4、d5、及び、d6は、
それぞれの5つの電極に対応する。Cap1-2、Cap1-4、及び、Cap1-6
、それぞれ、電極2、4、及び、6に付随するキャパシタンスの変化である場合
、キャパシタンスの変化は電流差によって表わされることから、測定されたチャ
ンネル1のセンサ電圧又は付随する電流CH1は、Cap1-2+Cap1-4+Ca
1-6に等しい。Cap1-2はkS(1/d2−1/d0)に等しく、Cap1-4
kS(1/d4−1/d0)に等しく、Cap1-6はkS(1/d6−1/d0
に等しい。Cap1-2、Cap1-4、及び、Cap1-6がそれぞれのチャンネルC
2、CH4、及び、CH6での電圧又は電流に等しいか又は近似すると仮定し、
全チャンネル電圧CHTがCH2+CH4+CH6に等しいと定義すると、d2は、
(CHT *0)/(CHT+m*CH1 *CH2 *0)に等しく、d4は(CHT *0
)/(CHT+m*CH1 *CH4 *0)に等しく、d6は(CHT *0)/(CHT
+m*CH1 *CH6 *0)に等しい。ここで、mは定数である。d3とd5は、隣
接する電極に付随する距離の平均であると仮定される。A値及びR値も同様に各
区分について別々に測定することができる。
【0077】 座席の区分に対する別々のA値、R値、及び/又は、d値は、負荷を特長づけ
るために使用される。例えば、これらの値は、どの閾値又はアルゴリズムが適用
されるかを判断し、乗員の分布を指定し、最大値、最小値、又は、平均値を計算
し、乗員の特徴化のための比較を可能にし、他の値や他の使用を補正するために
使用される。距離分布の関数としての重量分布を使用して、乗員を更に特徴づけ
てもよい。
【0078】 本発明は、上記で与えられる実施形態に限定されない。例えば、発振器から出
力される信号の周波数は、検出される物体によっては、120キロヘルツ以外で
も可能である。それに加えて、信号の電圧振幅は、5ボルトから12ボルトの範
囲外とすることができ、出力波形は、正弦波以外の波形とすることができる。電
極は、ルーフライナの中、床の上、座席背部分の中、ダッシュボードの上、及び
/又は、後部座席の前の座席の上など、同乗者着座区域近傍の異なる位置に配置
してもよい。本システムは、前部衝撃エアバッグ、側面衝撃エアバッグ、座席ベ
ルト制御装置、温度制御装置、及び、車両の他の電気装置を含む、多くの異なる
システムの1つ又はそれ以上と共に作動するように使用することができる。負荷
電流、受信電流、又は、その組み合わせを問わず、測定値は、同乗者を分類する
ために様々なアルゴリズムのいずれかと共に使用してもよい。本システムは、使
用者の特性に基づいて装置を制御する病院ベッドなどの他の用途にも使用し得る
。電極の2つを超える層を使用してもよい。 様々な実施形態が本明細書で説明されたが、添付請求項及びその同等形態によ
って規定される本発明の範囲を逸脱することなく、変更及び修正が為される場合
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1(a)】 電界伝送を利用する同乗者検出システムの基本作動を示し、2つの電極の間の
乱れていない電界分布を示す図である。
【図1(b)】 電界伝送を利用する同乗者検出システムの基本作動を示し、2つの電極の間に
身体が存在する時の電界分布を示す図である。
【図2】 本発明の第1の実施形態による同乗者検出システムの座席を示す全体図である
【図3】 同乗者検出システムの1つの実施形態を示すブロック図である。
【図4】 図3の同乗者検出システムを示す簡素化した回路図である。
【図5】 同乗者検出システムの好ましい実施形態を示すブロック図である。
【図6A】 電極の1つの好ましい配置を示す上面図である。
【図6B】 電極の1つの好ましい配置を示す側面図である。
【図7】 同乗者を検出する1つの好ましい方法を表す流れ図である。
【図8】 同乗者を分類する1つの好ましい方法を表す流れ図である。
【図9】 同乗者検出システムの別の実施形態を示すブロック図である。
【図10】 同乗者検出システムの更に別の実施形態を示すブロック図である。
【図11】 負荷に対して位置決めされる電極層を図式的に表す図である。
【図12】 電極の配置の1つの実施形態を図式的に表す図である。
【図13】 電極の配置の別の実施形態を図式的に表す図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G01G 19/12 G01G 19/12 A 19/52 19/52 F // G01B 7/06 G01B 7/08 (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE,TR),OA(BF ,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW, ML,MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,G M,KE,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ, MD,RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM, AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,B Z,CA,CH,CN,CO,CR,CU,CZ,DE ,DK,DM,DZ,EE,ES,FI,GB,GD, GE,GH,GM,HR,HU,ID,IL,IN,I S,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK ,LR,LS,LT,LU,LV,MA,MD,MG, MK,MN,MW,MX,MZ,NO,NZ,PL,P T,RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK,SL ,TJ,TM,TR,TT,TZ,UA,UG,UZ, VN,YU,ZA,ZW (72)発明者 カークセイ ジェイムズ フレデリック アメリカ合衆国 ジョージア州 30094 コンヤーズ オールド ミル トレイル 197 Fターム(参考) 2F063 AA14 AA16 AA22 BA11 BA29 DA01 DA05 DC08 HA03 HA18 LA09 LA11 LA19 3B087 DE08 3D054 EE10 EE27

Claims (26)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同乗者着座区域の同乗者の特性を感知する車両同乗者検出シ
    ステムであって、 同乗者着座区域の近傍に外面を有する車両座席と、 前記外面から第1の距離において前記車両座席の第1の部分と接続した第1の
    電極と、 前記外面から第2の異なる距離において前記車両座席の前記第1の部分と接続
    し、前記第1電極よりも小さい面積を有する第2の電極と、 前記第1及び第2電極の間の圧縮性絶縁体と、 を含むことを特徴とするシステム。
  2. 【請求項2】 前記第1の部分は、座席の底部分を含むことを特徴とする請
    求項1に記載のシステム。
  3. 【請求項3】 接地に接続された前記第2電極に付随する前記第1電極、及
    び、浮いている前記第2電極に付随する前記第1電極からの各々第1及び第2の
    データの関数として前記同乗者の前記特性を測定するように機能する制御装置を
    更に含むことを特徴とする請求項1に記載のシステム。
  4. 【請求項4】 前記第1電極からのデータの関数として前記同乗者の重量を
    測定するように機能する制御装置を更に含むことを特徴とする請求項1に記載の
    システム。
  5. 【請求項5】 前記第2電極は、実質的に共通の中心を有する前記第1電極
    の反対側にあることを特徴とする請求項1に記載のシステム。
  6. 【請求項6】 前記圧縮性絶縁体は、発泡体を含むことを特徴とする請求項
    1に記載のシステム。
  7. 【請求項7】 接地に接続された前記第1電極に付随する前記第2電極から
    のデータの関数として前記同乗者の前記特性を測定するように機能する制御装置
    を更に含むことを特徴とする請求項1に記載のシステム。
  8. 【請求項8】 子供の存在を測定するように作動可能な制御装置を更に含む
    ことを特徴とする請求項1に記載のシステム。
  9. 【請求項9】 前記第1電極に隣接し、前記外面から前記第1の距離にある
    第3の電極を更に含むことを特徴とする請求項1に記載のシステム。
  10. 【請求項10】 前記第2電極に隣接し、前記外面から前記第2の距離にあ
    り、前記第3電極の反対側にある第4の電極を更に含み、前記第1電極は、前記
    第2電極の反対側にあり、前記第2及び第4電極は、電気的に接続されているこ
    とを特徴とする請求項9に記載のシステム。
  11. 【請求項11】 同乗者着座区域の同乗者の影響を感知する車両同乗者検出
    方法であって、 (a)第1の電極を接地に接続する段階と、 (b)前記第1電極が接地に接続されている間、車両座席内の圧縮性絶縁体に
    よって前記第1電極から分離された第2の電極において第1の信号を測定する段
    階と、 (c)前記第1信号の関数として前記第1及び第2電極の間の距離を測定する
    段階と、 を含むことを特徴とする方法。
  12. 【請求項12】 同乗者着座区域の同乗者の特性を検出する車両同乗者検出
    方法であって、 (a)第1の電極を接地に接続する段階と、 (b)前記第1電極が接地に接続されている間、第2の電極において第1の信
    号を測定する段階と、 (c)前記第1電極を電気的に断路する段階と、 (d)前記第1電極が電気的に断路されている間、前記第2電極において第2
    の信号を測定する段階と、 (e)前記第1及び第2信号の関数として車両座席の同乗者の特性を測定する
    段階と、 を含むことを特徴とする方法。
  13. 【請求項13】 (d)前記距離の関数として前記同乗者の特性を測定する
    段階、 を更に含むことを特徴とする請求項11に記載の方法。
  14. 【請求項14】 前記特性の測定段階は、前記同乗者の負荷を測定する段階
    を含むことを特徴とする請求項12又は請求項13のいずれか1項に記載の方法
  15. 【請求項15】 前記特性の測定段階は、前記同乗者が前記車両座席から離
    れている距離を測定する段階を含むことを特徴とする請求項12又は請求項13
    のいずれか1項に記載の方法。
  16. 【請求項16】 (f)少なくとも第3及び第4電極から各々第3及び第4
    の信号を連続して測定する段階、 を更に含み、 (e)は、前記第1、第2、第3、及び、第4の信号の関数として前記特性を
    測定する段階を含む、 ことを特徴とする請求項12に記載の方法。
  17. 【請求項17】 前記第2、第3、及び、第4電極のうちの少なくとも1つ
    は、助手席の外面から前記第2、第3、及び、第4電極の他のものとは異なる距
    離だけ間隔が空いていることを特徴とする請求項16に記載の方法。
  18. 【請求項18】 (f)前記第1及び第2信号の関数として前記第1及び第
    2電極の間の距離を測定する段階、 を更に含み、 前記第1及び第2電極は、圧縮性絶縁体によって分離され、(e)は、前記距
    離の関数として重量を測定する段階を含む、 ことを特徴とする請求項12に記載の方法。
  19. 【請求項19】 前記特性の測定段階は、前記同乗者の重量を測定する段階
    を含むことを特徴とする請求項12又は請求項13のいずれか1項に記載の方法
  20. 【請求項20】 (f)前記重量に応答してエアバッグの作動を制御する段
    階、 を更に含むことを特徴とする請求項19に記載の方法。
  21. 【請求項21】 (d)前記第1電極を接地から電気的に断路する段階と、 (e)前記第1電極が接地から断路されている間、前記第2電極において第2
    信号を測定する段階と、 (f)前記第2信号と前記距離との関数として前記同乗者の特性を測定する段
    階と、 を更に含むことを特徴とする請求項11に記載の方法。
  22. 【請求項22】 (g)前記圧縮性絶縁体によって前記第2電極から分離さ
    れた第3の電極において第3の信号を測定する段階、 を更に含み、 (f)は、前記第2及び第3信号と前記距離との関数として前記特性を測定す
    る段階を含む、 ことを特徴とする請求項21に記載の方法。
  23. 【請求項23】 (d)前記第1電極を接地から電気的に断路する段階と、 (e)前記第1電極が接地から断路されている間、前記第2電極において第2
    の信号を測定する段階と、 を更に含み、 (c)は、前記第1及び第2信号の関数として前記距離を測定する段階を含む
    、 ことを特徴とする請求項11に記載の方法。
  24. 【請求項24】 (d)第3の電極と第4の電極との間の第2の距離を測定
    する段階と、 (e)前記第2及び第3電極からの信号と前記第1及び第2の距離との関数と
    して各々前記同乗者の第1及び第2の負荷特性を測定する段階と、 を更に含むことを特徴とする請求項11に記載の方法。
  25. 【請求項25】 同乗者着座区域の同乗者の特性を感知する車両同乗者検出
    システムであって、 圧縮性絶縁体と、 少なくとも2つの層に配置され、前記少なくとも2つの層の一方のものが前記
    少なくとも2つの層のもう一方のものから前記圧縮性絶縁体によって分離されて
    いる複数の電極と、 前記複数の電極の少なくとも1つを接地に接続するスイッチと、 前記少なくとも2つの層の間の距離を前記複数の電極の第1のものから受信し
    た情報の関数として前記複数の電極の第2のものが接地されている間に測定する
    ように作動可能な制御装置と、 を含むことを特徴とするシステム。
  26. 【請求項26】 前記制御装置は、前記第2電極が電気的に浮いている間、
    前記第1電極から受信した情報の関数として前記距離を測定するように作動可能
    であることを特徴とする請求項25に記載のシステム。
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