JP2003529654A - 透明な難燃性ポリ(アリーレンエーテル)ブレンド - Google Patents

透明な難燃性ポリ(アリーレンエーテル)ブレンド

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JP2003529654A JP2001572619A JP2001572619A JP2003529654A JP 2003529654 A JP2003529654 A JP 2003529654A JP 2001572619 A JP2001572619 A JP 2001572619A JP 2001572619 A JP2001572619 A JP 2001572619A JP 2003529654 A JP2003529654 A JP 2003529654A
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Abstract

(57)【要約】 本発明の透明な難燃性ポリ(アリーレンエーテル)ブレンドは、ポリ(アリーレンエーテル)樹脂、ゴム変性ポリ(スチレン)、任意成分として耐衝撃性改良剤、任意成分としてポリ(スチレン)、及び有機リン酸エステル系難燃剤又は有機リン酸エステル系難燃剤の混合物からなる。有機リン酸エステル系難燃剤を使用すると、予想外のことに、そのブレンドから成形される物の透明性に影響を与えることなく難燃性を付与することが判明した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の技術的背景】
ポリ(アリーレンエーテル)ポリマーは、優れた加水分解安定性、寸法安定性
、強靱性、耐熱性及び誘電特性を特徴とする広く用いられている一群の熱可塑性
エンジニアリング樹脂である。これらのポリマーに加えてさらにポリ(スチレン
)や、スチレン−ブタジエン−スチレントリブロックコポリマー(SBS)のよ
うな耐衝撃性改良剤を含むブレンドは、衛生器具、家庭用・事務用機器ハウジン
グ、自動車部品及び電気装置ハウジングを始めとする多くの用途で特に有用であ
る。
【0002】 例えば、本出願人に譲渡されているChaoの米国特許第5952417号に
は、ポリ(スチレン)を含有しており熱性能特性が改良されたポリ(アリーレン
エーテル)樹脂ブレンドが開示されている。本出願人に譲渡されているThom
psonの米国特許第5952417号には、ポリ(アリーレンエーテル)樹脂
とスチレン系ホモポリマーからなる熱可塑性ポリマー組成物が開示されている。
ポリ(アリーレンエーテル)ポリマーとポリアルケニル芳香族化合物(例えばポ
リスチレン)のブレンドは市販されている。NORYL(登録商標)は、Gen
eral Electric社から市販されているかかるブレンドのうちの1つ
の商標である。
【0003】 ポリ(アリーレンエーテル)とポリ(スチレン)のブレンドは多くの用途に用
いられて来ているが、従来のブレンドはある種の用途で必要とされる難燃性に欠
けていた。例えば、交流(AC)アダプターハウジングは構造的衝撃に耐えなけ
ればならないだけでなく、熱や炎にも抵抗しなければならない。これらのポリマ
ーブレンドに難燃性を付与するために添加剤が利用できるが、従来の添加剤では
最終製品の透明性も低下する。このような光学的透明性の損失はいくつかの用途
には望ましくない。
【0004】 したがって、難燃性であり、しかも最終製品で透明性を保持するポリ(アリー
レンエーテル)、耐衝撃性改良剤、及び、ポリ(スチレン)のブレンドに対する
ニーズが業界に残っている。
【0005】
【発明の概要】
透明な難燃性ポリ(アリーレンエーテル)ブレンドは、約10〜約90重量%
(wt%)のポリ(アリーレンエーテル)樹脂、約0〜約80wt%のポリ(ス
チレン)樹脂、約5〜約50wt%のゴム変性ポリスチレン、約0〜約15wt
%の耐衝撃性改良剤、及び約2〜約35wt%の有機リン酸エステル系難燃剤を
含んでなる。
【0006】
【発明の実施の形態】
本発明の透明な難燃性ポリ(アリーレンエーテル)ブレンドは、ポリ(アリー
レンエーテル)樹脂、ゴム変性ポリ(スチレン)、任意成分として耐衝撃性改良
剤、任意成分としてポリ(スチレン)、及び有機リン酸エステル系難燃剤又は有
機リン酸エステル系難燃剤の混合物からなる。予想外のことに、有機リン酸エス
テル系難燃剤を使用すると、そのブレンドから成形される物(物体・物品)の透
明性を損なうことなく難燃性を付与することが判明した。本発明で、透明とは、
ある物質を通して反対側にある物体を知覚することができるように充分な光がそ
の物質を通り抜けることができることと定義される。もっとも、その反対側にあ
る物体の細部は明らかに判別できてもできなくてもよいものとする。
【0007】 有機リン酸エステル(ホスフェート)系難燃剤は、次式(I)の芳香族リン酸
エステル化合物が好ましい。
【0008】
【化3】
【0009】 ここで、Rは同一であるか又は異なっており、アルキル、シクロアルキル、アリ
ール、アルキル置換アリール、ハロゲン置換アリール、アリール置換アルキル、
ハロゲン、又は以上のものの任意の組合せであるが、少なくとも1つのRはアリ
ールである。
【0010】 例としては、フェニルビスドデシルホスフェート、フェニルビスネオペンチル
ホスフェート、フェニル−ビス(3,5,5′−トリ−メチル−ヘキシルホスフ
ェート)、エチルジフェニルホスフェート、2−エチル−ヘキシルジ(p−トリ
ル)ホスフェート、ビス−(2−エチルヘキシル)p−トリルホスフェート、ト
リトリルホスフェート、ビス−(2−エチルヘキシル)フェニルホスフェート、
トリ−(ノニルフェニル)ホスフェート、ジ(ドデシル)p−トリルホスフェー
ト、トリクレジルホスフェート、トリフェニルホスフェート、ジブチルフェニル
ホスフェート、2−クロロエチルジフェニルホスフェート、p−トリルビス(2
,5,5′−トリメチルヘキシル)ホスフェート、2−エチルヘキシルジフェニ
ルホスフェート、などがある。好ましいリン酸エステルは、各Rがアリールであ
るものである。特に好ましいのはトリフェニルホスフェートであり、これは置換
されていなくても置換されていてもよく、例えばイソプロピル化トリフェニルホ
スフェートがある。
【0011】 また、有機リン酸エステルは、次式を有する二官能性もしくは多官能性化合物
もしくはポリマー又はこれらの混合物であることができる。
【0012】
【化4】
【0013】 ここで、R1、R3及びR5は各々独立に炭化水素であり、R2、R4、R6及びR7
は各々独立に炭化水素又は炭化水素オキシであり、X1、X2及びX3はハロゲン
であり、mとrは0又は1〜4の整数であり、nとpは1〜30である。
【0014】 例としては、レゾルシノール、ヒドロキノンもしくはビスフェノール−Aのビ
スジフェニルホスフェート又はこれらのポリマー形がある。
【0015】 上記の二官能性又は多官能性芳香族リン酸エステルの製造法は英国特許第20
43083号に記載されている。
【0016】 もうひとつ別の成果は、Axelrodの米国特許第4254775号に記載
されているようにポリ(アリーレンエーテル)樹脂用の難燃剤としてある種の環
式ホスフェート、例えばジフェニルペンタエリトリトールジホスフェートを使用
することである。
【0017】 また、塩化ホスホニトリル、リンエステルアミド、リン酸アミド、ホスホン酸
アミド、ホスフィン酸アミド、トリス(アジリジニル)ホスフィンオキシド又は
塩化テトラキス(ヒドロキシメチル)ホスホニウムのようにリン−窒素結合を含
有する化合物も難燃性添加剤として適している。これらの難燃性添加剤は市販さ
れている。
【0018】 好ましいリン酸エステル系難燃剤としては、例えばレゾルシノールテトラフェ
ニルジホスフェートのようなレゾルシノールに基づくもの、及び例えばビス−フ
ェノールAテトラフェニルジホスフェートのようなビスフェノールに基づくもの
がある。置換されたフェニル基を含有するリン酸エステルも好ましい。
【0019】 最終ブレンドで、難燃剤は、個々の適用要件に応じてV−0、V−1又はV−
2の等級でUL−94試験プロトコルに合格するような程度の難燃性をブレンド
に付与するのに必要な最小量以上で存在するのが好ましい。実際の量は、有機リ
ン酸エステルの分子量、存在する可燃性樹脂の量及び場合によりブレンドに含ま
せることがあり得るその他の通常は可燃性成分の量に応じて変化する。有機リン
酸エステル系難燃剤は、ブレンド全体の重量に対して、通常は約2〜約35wt
%、好ましくは約5〜約30wt%、最も好ましくは約10〜約25wt%の量
でブレンド中に存在する。
【0020】 有機リン酸エステル系難燃剤は従来のポリ(アリーレンエーテル)樹脂と組み
合わせることができる。従来のポリ(アリーレンエーテル)樹脂は次式(II)の
構造単位を複数含む。
【0021】
【化5】
【0022】 ここで、各構造単位に対して、各Q1は独立に水素、ハロゲン、第一もしくは第
二低級アルキル(例えば、炭素原子数7以下のアルキル)、フェニル、ハロアル
キル、アミノアルキル、炭化水素オキシ、又はハロゲン原子と酸素原子とが2以
上の炭素原子で隔てられているハロ炭化水素オキシであり、各Q2は独立に水素
、ハロゲン、第一もしくは第二低級アルキル、フェニル、ハロアルキル、炭化水
素オキシ、又はQ1に対して定義したハロ炭化水素オキシである。各Q1がアルキ
ル又はフェニル、特にC1-4アルキルであり、各Q2が水素であるのが好ましい。
ポリ(アリーレンエーテル)という用語は、ポリフェニレンエーテル(PPE)
及びポリ(アリーレンエーテル)コポリマー、グラフトコポリマー、ポリ(アリ
ーレンエーテル)エーテルアイオノマー、アルケニル芳香族化合物、ビニル芳香
族化合物及びポリ(アリーレンエーテル)などのブロックコポリマー、並びに以
上のものの少なくとも1種を含む組合せ、などを包含する。
【0023】 ホモポリマーとコポリマーのポリ(アリーレンエーテル)ポリマーがいずれも
包含される。好ましいホモポリマーは2,6−ジメチルフェニレンエーテル単位
を含有するものである。適切なコポリマーとしては、例えば上記単位を2,3,
6−トリメチル−1,4−フェニレンエーテル単位と組み合わせて含有するラン
ダムコポリマー又は2,6−ジメチルフェノールと2,3,6−トリメチルフェ
ノールの共重合によって誘導されるコポリマーがある。また、ビニルモノマーや
ポリ(スチレン)のようなポリマーをグラフトすることによって製造された部分
を含有するポリ(アリーレンエーテル)ポリマー、並びに低分子量ポリカーボネ
ート、キノン類、複素環式化合物及びホルマール類のようなカップリング剤を2
つのポリ(アリーレンエーテル)鎖のヒドロキシ基と公知の方法で反応させてよ
り高い分子量のポリマーとしてあるカップル化ポリ(アリーレンエーテル)ポリ
マーも包含される。ブレンドのポリ(アリーレンエーテル)ポリマーはさらに上
記のものの組合せを包含する。
【0024】 ポリ(アリーレンエーテル)樹脂は一般に、ゲルパーミエーションクロマトグ
ラフィーで測定される数平均分子量が約3000〜約40000で、重量平均分
子量が約20000〜約80000である。このポリ(アリーレンエーテル)樹
脂は、25℃のクロロホルム中で測定して通常約0.10〜約0.60デシリッ
トル/グラム(dl/g)、好ましくは約0.29〜約0.48dl/gの固有
粘度(IV)をもっている。高い固有粘度のポリ(アリーレンエーテル)樹脂と
低い固有粘度のポリ(アリーレンエーテル)樹脂を組み合わせて用いることも可
能である。2種類の固有粘度を使用する場合正確な比の決定は、使用するポリ(
アリーレンエーテル)の正確な固有粘度及び最終的に所望とする物理的性質にい
くらか依存する。
【0025】 ポリ(アリーレンエーテル)樹脂は通常、2,6−キシレノールや2,3,6
−トリメチルフェノールのような少なくとも1種のモノヒドロキシ芳香族化合物
の酸化カップリングによって製造される。このようなカップリングには一般に触
媒系を使用する。かかる触媒系は通常、銅、マンガン又はコバルトの化合物のよ
うな少なくとも1種の重金属化合物を、普通は他の各種物質と組み合わせて含有
している。
【0026】 特に有用なポリ(アリーレンエーテル)樹脂は、少なくとも1個のアミノアル
キル含有末端基を有する分子からなるものである。このアミノアルキル基は通常
ヒドロキシ基に対してオルト位に位置している。かかる末端基を含有する生成物
は、ジ−n−ブチルアミンやジメチルアミンのような適当な第一又は第二モノア
ミンを酸化カップリング反応混合物の成分の1つとして配合することによって得
ることができる。また、4−ヒドロキシビフェニル末端基が存在することも多い
。これは、通常、特に銅−ハロゲン化物−第二又は第三アミンの系において、副
生物のジフェノキノンが存在する反応混合物から得られる。ポリマー分子のかな
りの割合、通常はポリマーの約90wt%をも構成する割合が上記アミノアルキ
ル含有末端基と4−ヒドロキシビフェニル末端基の少なくとも1種を含有するこ
とがある。
【0027】 以上のことから当業者には明らかなように、多くのポリ(アリーレンエーテル
)が本発明のブレンド中に使用でき、それには構造単位の相違又はそれに付随す
る化学的特徴の相違にかかわらず現在知られているものが包含される。
【0028】 ポリ(アリーレンエーテル)樹脂は通常ブレンド全体の約10〜約90wt%
、好ましくは約10〜約70wt%、最も好ましくは約30〜約60wt%の量
で存在する。
【0029】 場合によっては、1種以上のポリ(スチレン)ポリマーもブレンド中に含まれ
る。有用なポリ(スチレン)ポリマーとしては、(記載したブレンド中に)次の
一般式IIIの1種以上のビニル芳香族モノマーから誘導される少なくとも1種の
ポリマーがある。
【0030】
【化6】
【0031】 ここで、Rは水素、低級アルキル基又はハロゲンであり、Zは水素、ビニル基、
ハロゲン、又は低級アルキル基であり、pは0〜約5である。これらの樹脂には
、スチレン、クロロスチレン、ビニルトルエン、α−メチルスチレン、ブロモス
チレン、クロロスチレン及びジブロモスチレンのホモポリマー、並びにスチレン
と上記置換された単位のいずれか、特にα−メチルスチレン又はジブロモスチレ
ンとの共重合により形成されるポリマーが包含される。一般に結晶性ポリスチレ
ンと称されるホモスチレン樹脂が好ましい。
【0032】 有用なコポリマーには、ランダムコポリマー、ラジアルコポリマー、線状ジブ
ロックコポリマー、線状トリブロックコポリマー及び/又はテーパー型ブロック
コポリマーが包含される。スチレンと、アクリロニトリル、ブタジエン、α−メ
チルスチレン、エチルビニルベンゼン、ジビニルベンゼン及び無水マレイン酸の
ようなモノマー1種以上とのランダムコポリマー、並びにポリブタジエン又は約
50〜約98wt%のスチレンと約2〜約50wt%のジエンモノマーとのゴム
状コポリマーであるゴムで変性されたポリスチレン(ブレンド及びグラフトから
なる)も使用することができる。好ましいゴム変性ポリスチレンはFina O
il and Chemical社から入手できるFINACLEAR(商標)
520である。
【0033】 しかし、他のビニル芳香族モノマーを使用する場合それらはスチレンの約10
wt%未満、さらに好ましくは約6.5wt%未満の量で存在するのが好ましい
。しかしながら、スチレンが唯一のビニル芳香族モノマーであって、スチレンポ
リマーがホモポリ(スチレン)であるのが最も好ましい。ポリ(スチレン)ポリ
マーは0〜約80wt%、好ましくは約10〜約70wt%、最も好ましくは約
20〜約50wt%の量で使用する。ゴムで変性されたポリ(スチレン)ポリマ
ーは約5〜約50wt%、好ましくは約10〜約40wt%、最も好ましくは約
15〜約35wt%の量で使用する。
【0034】 耐衝撃性改良剤は成形されたブレンドの耐衝撃特性を改良するために一般的に
使用される。SBSコポリマーは耐衝撃性改良剤として使用することができるブ
ロックコポリマーの一例であるが、当業者には認識されるように、A−B−A、
A−B、A−B−C及びA−B−C−Aのタイプのブロックコポリマー(限定さ
れるものではない)を始めとして上記式で示した一般構造に変化のあるものを代
わりに使用することができる。これらのタイプの例は、スチレン−ブタジエン−
スチレン、スチレン−ブタジエン、スチレン−エチレン−ブタジエン、スチレン
−エチレン−プロピレン、スチレン−エチレン−ブタジエン−スチレン、及びス
チレン−エチレン−プロピレン−スチレンである。スチレンアクリレートも耐衝
撃性改良剤として有用である。スチレン−ブタジエン(SB)コポリマー及びス
チレン−ブタジエン−スチレン(SBS)コポリマーが好ましい。耐衝撃性改良
剤は0〜約15wt%、好ましくは0〜約10wt%、最も好ましくは0〜約5
wt%の量で使用する。
【0035】 本発明の透明な難燃性ポリ(アリーレンエーテル)は、場合により、さらに各
種添加剤、例えば、酸化防止剤、離型剤、UV吸収剤、光安定剤その他のような
安定剤、滑剤、可塑剤、顔料、染料、着色剤、帯電防止剤、発泡剤及びこれらの
混合物を含んでいてもよい。酸化防止剤の例としては、オルガノホスファイト、
例えばトリス(ノニルフェニル)ホスファイト、トリス(2,4−ジ−t−ブチ
ルフェニル)ホスファイト、ビス(2,4−ジ−t−ブチルフェニル)ペンタエ
リトリトールジホスファイト、2,4−ジ−tert−ブチルフェニルホスファ
イト、又はジステアリルペンタエリトリトールジホスファイト、アルキル化モノ
フェノール、ポリフェノール及びポリフェノールとジエンのアルキル化反応生成
物、例えばテトラキス[メチレン(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロ
キシヒドロシンナメート)]メタン及び3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒ
ドロキシヒドロシンナメートオクタデシル、パラクレゾールとジシクロペンタジ
エンのブチル化反応生成物、アルキル化ヒドロキノン類、ヒドロキシル化チオジ
フェニルエーテル、アルキリデン−ビスフェノール、ベンジル化合物、β−(3
,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)−プロピオン酸と一価
又は多価アルコールとのエステル、β−(5−tert−ブチル−4−ヒドロキ
シ−3−メチルフェニル)−プロピオン酸と一価又は多価アルコールとのエステ
ル、チオアルキル化合物又はチオアリール化合物のエステル、例えばジステアリ
ルチオプロピオネート、ジラウリルチオプロピオネート、ジトリデシルチオジプ
ロピオネート、並びにβ−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフ
ェニル)−プロピオン酸のアミドがある。例えば、ケイ酸塩、二酸化チタン、繊
維、ガラス繊維(連続繊維とチョップトファイバーを含む)、カーボンブラック
、グラファイト、炭酸カルシウム、タルク及び雲母などのような充填材及び強化
剤も使用できる。
【0036】 通常ブレンドの調製は、固体成分を、好ましくは粉末形態で混合し、それらの
成分を密なブレンドの形成に適した条件下でブレンドすることによって行われる
。1種以上の成分が液体である場合、それらは密なブレンドの形成中に添加すれ
ばよい。密なブレンドの形成のための条件としては、単軸式もしくは二軸式の押
出機、混合ボウル、ローラー、ニーダー、その他成分に剪断力をかけることがで
きる類似の混合装置での溶液ブレンド又は溶融混合がある。二軸式押出機は単軸
式押出機より混合能力が強力であることから好ましいことが多い。ブレンド内の
揮発性成分を除くために押出機内の少なくとも1つのベント口を介してブレンド
を減圧にするのが有利であることが多い。混合中、ブレンドを充分に加熱して成
分を溶融相にすることにより密な混合を可能にするのが好ましい。通常約300
℃以下の温度を使用することができ、約150〜約290℃が好ましく、約18
0〜約260℃が特に好ましい。
【0037】 本発明のブレンドは、業界で従来知られている他の手段の中で、例えば射出成
形、圧縮成形、熱成形及びブロー成形などのような各種手段により、例えば耐熱
性容器、衛生器具、家庭用・事務用機器ハウジング、自動車の部品、電気装置ハ
ウジング、及びACアダプターなどのような有用な物品に成形することができる
【0038】 以下の実施例に示されるように、予想外のことに、リン酸エステル系難燃性添
加剤を使用することによって初めて必要な程度の難燃性を達成できることが判明
した。特に有利な特徴において、比較的多い量の有機リン酸エステル系難燃剤を
使用しても優れた透明度を有するブレンドが得られた。
【0039】
【実施例】
以下、非限定的な実施例により本発明をさらに例示する。
【0040】 実施例 以下の実施例で用いた成分を次の表1に示す。メラミン、メラミンピロホスフ
ェート、ボロンホスフェート、及びマグネシウムアンモニウムホスフェートはい
ずれもポリ(アリーレンエーテル)とポリ(スチレン)のブレンド用の従来の難
燃性添加剤である。
【0041】
【表1】
【0042】 ブレンドはすべて、乾燥成分を混合し、二軸式押出機でコンパウンディングし
、得られた材料をペレット化することによって配合した。難燃性添加剤が固体の
場合は乾燥成分と混合した。難燃性添加剤が液体の場合は押出機中でコンパウン
ディングする際に添加した。配合後、射出成形によりサンプルを成形し試験した
。特に断らない限り測定はすべて室温で行った。
【0043】 加熱撓み温度(HDT)はアメリカ材料試験協会(ASTM)D648に従っ
て試験した。ノッチ付きアイゾット(フィート−ポンド/インチ)はASTMの
D256を用いて太さ1/8インチのバーで測定した。ノッチなしアイゾット(
フィート−ポンド/インチ)はASTMのD256を用いて太さ1/8インチの
バーで測定した。合計エネルギー(フィート−ポンド)はASTMのD3763
を用いて厚さ1/8インチ、直径4インチのディスクで測定した。曲げ弾性率(
1000ポンド/平方インチ(kpsi))、降伏時曲げ強さ(ポンド/平方イ
ンチ(psi))及び破断時曲げエネルギー(psi)はASTMのD790を
用いて太さ1/8インチのバーで測定した。降伏時引張強さ(psi)、破断時
引張強さ(psi)及び破断時引張伸び(psi)はASTMのD638を用い
て太さ1/8インチのバーで測定した。
【0044】 難燃性はUnderwriters LaboratoryのUL94試験法
に従って評価した。材料に着火した後時間を測定して、炎が消えるのにかかる時
間を決定する。この時間は消炎時間といい、秒単位で測定する。消炎時間10秒
未満をV−0のUL等級とする。消炎時間30秒未満はV−1のUL等級とする
。消炎時間30秒未満(ドリップを伴う)はV−2のUL等級とする。表2と3
のデータは1/8インチのバー10個の平均消炎時間の値である。透明性は1/
8インチのディスクを透過する光の割合(%)を測定して評価した。透明性試験
では低温白色蛍光光源を用いた。
【0045】 以下の表2は難燃剤としてBPA−DPを用いた7種のブレンドのデータを示
す。各成分の量はブレンド全体の重量を基準にしたwt%で示す。
【0046】
【表2】
【0047】 表3は、従来の難燃性添加剤を用いた4つの比較例(8〜11)、有機リン酸
エステル系難燃剤を用いた3つの実施例(12〜14)、及び難燃剤を含まない
1つの例(15)を示す。これらの例ではすべて同じ樹脂ブレンドを用いている
【0048】
【表3】
【0049】
【表4】
【0050】 表に示されているように、リン酸エステル系添加剤は、ポリ(アリーレンエー
テル)、ゴム変性ポリスチレン、任意成分のポリ(スチレン)及び任意成分の耐
衝撃性改良剤からなるポリ(アリーレンエーテル)ブレンドに有効に難燃特性を
付与する。驚くべきことに、実施例1〜7と12〜14に示されているように、
良好な平均消炎時間を有するブレンドは透明でもあった。
【0051】 上記ブレンドは難燃性でありかつ透明であるという利点を有する。これは従来
技術のNORYL(登録商標)タイプのプラスチックでは見られなかった組合せ
である。このブレンドは難燃性でもあり透明でもあるので、熱及び/又は炎に対
する抵抗性と透明性を必要とする用途に使用することができる。耐熱性容器、衛
生器具、家庭用・事務用機器ハウジング、自動車の部品、電気装置ハウジング、
及びACアダプターはいくつかの有用な用途の例である。
【0052】 以上好ましい実施形態について示して説明して来たが、本発明の思想と範囲か
ら逸脱することなくさまざまな修正と置換を施すことができる。したがって、本
発明は例示として説明したものであり、限定されるものではないものと了解され
たい。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ヴェンドン,マーク・ビクター アメリカ合衆国、12193、ニューヨーク州、 ウェステルロ、ポスト・オフィス・ボック ス・191番 Fターム(参考) 4J002 AC08Z BC02Y BC03Y BC09Y BC11Y BN14X BP01Z CH07W EW046 FD017 FD027 FD037 FD057 FD077 FD097 FD107 FD136 FD167 FD177 FD327

Claims (27)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブレンド全体の100重量%を基準にして、 約10〜約90重量%のポリ(アリーレンエーテル)樹脂、 約5〜約50重量%のゴム変性ポリ(スチレン)樹脂、及び 約2〜約35重量%の有機リン酸エステル系難燃剤 を含んでなるポリ(アリーレンエーテル)ブレンド。
  2. 【請求項2】 有機リン酸エステル系難燃剤がビス−フェノールAジホスフ
    ェートである、請求項1記載のポリ(アリーレンエーテル)ブレンド。
  3. 【請求項3】 有機リン酸エステル系難燃剤がトリフェニルホスフェートで
    ある、請求項1記載のポリ(アリーレンエーテル)ブレンド。
  4. 【請求項4】 有機リン酸エステル系難燃剤がレゾルシノールジホスフェー
    トである、請求項1記載のポリ(アリーレンエーテル)ブレンド。
  5. 【請求項5】 ポリ(アリーレンエーテル)樹脂が、式(II) 【化1】 [式中、各構造単位に対して、各Q1は独立に水素、ハロゲン、炭素原子数約7
    以下の第一もしくは第二低級アルキル、フェニル、ハロアルキル、アミノアルキ
    ル、炭化水素オキシ、又はハロゲン原子と酸素原子とが2以上の炭素原子で隔て
    られているハロ炭化水素オキシであり、各Q2は独立に水素、ハロゲン、炭素原
    子数7以下の第一もしくは第二低級アルキル、フェニル、ハロアルキル、炭化水
    素オキシ、又はハロゲン原子と酸素原子とが2以上の炭素原子で隔てられている
    ハロ炭化水素オキシである]の構造単位を複数含んでおり、ゲルパーミエーショ
    ンクロマトグラフィーで決定される数平均分子量が約3000〜約40000で
    、重量平均分子量が約20000〜約80000である、請求項1記載のポリ(
    アリーレンエーテル)ブレンド。
  6. 【請求項6】 各Q1が炭素原子数1〜4のアルキル基であり、各Q2が水素
    である、請求項5記載のポリ(アリーレンエーテル)ブレンド。
  7. 【請求項7】 ポリ(アリーレンエーテル)樹脂が、2,6−ジメチルフェ
    ニレンエーテル単位を含有するホモポリマー樹脂、2,6−ジメチルフェニレン
    エーテル単位を2,3,6−トリメチル−1,4−フェニレンエーテル単位と組
    み合わせてもつランダムコポリマー樹脂、及び2,6−ジメチルフェノールと2
    ,3,6−トリメチルフェノールの共重合で誘導されるコポリマー樹脂より成る
    群の中から選択される、請求項1記載のポリ(アリーレンエーテル)ブレンド。
  8. 【請求項8】 ゴム変性ポリ(スチレン)が約50%以下のジエンモノマー
    単位を含む、請求項1記載のポリ(アリーレンエーテル)ブレンド。
  9. 【請求項9】 ゴム変性ポリ(スチレン)がテーパー型ブロックコポリマー
    である、請求項1記載のポリ(アリーレンエーテル)ブレンド。
  10. 【請求項10】 さらに、約1〜約80重量%のポリ(スチレン)樹脂を含
    む、請求項1記載のポリ(アリーレンエーテル)ブレンド。
  11. 【請求項11】 ポリ(スチレン)樹脂が、式(III) 【化2】 [式中、Rは水素、炭素原子数1〜7の低級アルキル基、又はハロゲンであり、
    Zはビニル基、ハロゲン、又は炭素原子数1〜7の低級アルキル基であり、pは
    0〜5である]を有する1種以上のモノマーから形成されている、請求項10記
    載のポリ(アリーレンエーテル)ブレンド。
  12. 【請求項12】 ポリ(スチレン)樹脂がスチレン、クロロスチレン、ビニ
    ルトルエン、α−メチルスチレン、ブロモスチレン、ジクロロスチレン及びジブ
    ロモスチレンの1種以上から形成されている、請求項10記載のポリ(アリーレ
    ンエーテル)ブレンド。
  13. 【請求項13】 ポリ(スチレン)樹脂がホモポリ(スチレン)である、請
    求項10記載のポリ(アリーレンエーテル)ブレンド。
  14. 【請求項14】 ポリ(スチレン)樹脂が、スチレンと、Rが炭素原子数1
    〜7の低級アルキル基又はハロゲンである式(III)を有するモノマー約10重
    量%以下とから誘導されている、請求項10記載のポリ(アリーレンエーテル)
    ブレンド。
  15. 【請求項15】 さらに、約1〜約15重量%の耐衝撃性改良剤を含む、請
    求項1記載のポリ(アリーレンエーテル)ブレンド。
  16. 【請求項16】 耐衝撃性改良剤が、スチレン−ブタジエン−スチレン、ス
    チレン−ブタジエン、スチレン−エチレン−ブタジエン、スチレン−エチレン−
    プロピレン、スチレン−エチレン−ブタジエン−スチレン、スチレン−エチレン
    −プロピレン−スチレン、スチレンアクリレート、及び以上のものの少なくとも
    1種を含む組合せより成る群の中から選択される、請求項15記載のポリ(アリ
    ーレンエーテル)ブレンド。
  17. 【請求項17】 耐衝撃性改良剤がスチレン−ブタジエン又はスチレン−ブ
    タジエン−スチレンブロックコポリマーである、請求項16記載のポリ(アリー
    レンエーテル)ブレンド。
  18. 【請求項18】 さらに、充填材、酸化防止剤、離型剤、UV吸収剤、安定
    剤、滑剤、可塑剤、顔料、染料、着色剤、帯電防止剤及び発泡剤の1種以上を含
    む、請求項1記載のポリ(アリーレンエーテル)ブレンド。
  19. 【請求項19】 ブレンド全体の100重量%を基準にして、 約10〜約70重量%のポリ(アリーレンエーテル)樹脂、 約10〜約40重量%のゴム変性ポリ(スチレン)樹脂、 約10〜約70重量%のポリ(スチレン)樹脂、 約0〜約10重量%の耐衝撃性改良剤、及び 約5〜約30重量%の有機リン酸エステル系難燃剤 を含んでなる、請求項1記載のポリ(アリーレンエーテル)ブレンド。
  20. 【請求項20】 ブレンド全体の100重量%を基準にして、 約30〜約60重量%のポリ(アリーレンエーテル)樹脂、 約15〜約35重量%のゴム変性ポリ(スチレン)樹脂、 約20〜約50重量%のポリ(スチレン)樹脂、 約0〜約5重量%の耐衝撃性改良剤、及び 約10〜約25重量%の有機リン酸エステル系難燃剤 を含んでなる、請求項1記載のポリ(アリーレンエーテル)ブレンド。
  21. 【請求項21】 ブレンドが透明である、請求項1記載のポリ(アリーレン
    エーテル)ブレンド。
  22. 【請求項22】 ブレンドがV−0のUL等級を有する、請求項1記載のポ
    リ(アリーレンエーテル)ブレンド。
  23. 【請求項23】 ブレンドがV−1のUL等級を有する、請求項1記載のポ
    リ(アリーレンエーテル)ブレンド。
  24. 【請求項24】 ブレンドがV−2のUL等級を有する、請求項1記載のポ
    リ(アリーレンエーテル)ブレンド。
  25. 【請求項25】 ブレンドが着火後約10秒以内に自己消火する、請求項1
    記載のポリ(アリーレンエーテル)ブレンド。
  26. 【請求項26】 ブレンドが着火後約20秒以内に自己消火する、請求項1
    記載のポリ(アリーレンエーテル)ブレンド。
  27. 【請求項27】 ブレンドが着火後約10秒以内に自己消火する、請求項1
    記載のポリ(アリーレンエーテル)ブレンド。
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