JP2003528126A - カチオン性バイオポリマー含有染髪料 - Google Patents

カチオン性バイオポリマー含有染髪料

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JP2003528126A
JP2003528126A JP2001570232A JP2001570232A JP2003528126A JP 2003528126 A JP2003528126 A JP 2003528126A JP 2001570232 A JP2001570232 A JP 2001570232A JP 2001570232 A JP2001570232 A JP 2001570232A JP 2003528126 A JP2003528126 A JP 2003528126A
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acid
alkyl
hair
dye
hair dye
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アルベルト・コルベッラ
ジョヴァンニ・グイドッティ
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コグニス・ドイッチュランド・ゲゼルシヤフト・ミト・ベシュレンクテル・ハフツング・ウント・コンパニー・コマンデイトゲゼルシヤフト
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    • A61Q5/06Preparations for styling the hair, e.g. by temporary shaping or colouring
    • A61Q5/065Preparations for temporary colouring the hair, e.g. direct dyes

Abstract

(57)【要約】 本発明は、染色技術およびヘアケアに関して良好な性質を有する染髪料(これは、カチオン性バイオポリマー、アルキルおよび/またはアルケニルオリゴグリコシドおよび染料をベースとする。)、およびケラチン繊維のためのその使用に関する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (技術分野) 本発明の分野は、髪用化粧品である。本発明は、カチオン性バイオポリマー、
アルキルおよび/またはアルケニルオリゴグリコシドおよび染料をベースとする
染髪料、並びにケラチン繊維を染色するためのその使用に関する。
【0002】 (背景技術) 通常の染髪料は、3つの異なる群、直接仮剤、半永久剤および永久剤に分類す
ることができる。 仮用直接染髪料は、現在の髪の色を一時的に変化させることにより特徴づけら
れ、この変化は、髪の表面上に染料を付着させることにより達成される。この付
着は、髪を洗うことにより容易にもとに洗い落とすことができる。しばしば利用
できる適用形態は、水性-アルコール性ローションまたはフォームエーロゾルで
ある。半永久染髪料を使用することにより(ケラチンとの高い親和性および良好
な浸透性を有する非イオン染料またはカチオン染料を使用することにより)、5
〜6回の洗髪でゆっくりと洗い落とすことができる染色を達成し得る。この染料
は、シャンプー、石鹸またはクレームベース中に使用される。
【0003】 髪を永久的に染色する永久染髪料は、ほとんどの場合酸化染料を含有する。利
用できる配合物は、クリーム、ゲルまたはシャンプーである。 染髪方法に依存して、髪の構造に対する望ましくない損傷が生じ得る。この損
傷は、とりわけ、髪の不良な湿潤および乾燥くしけずり性、増加した帯電、増加
した脆性、減少した最大切断力および引裂伸び、並びにヘアスタイルのより不良
な外観からはっきりとわかる。さらに染料は、例えばいくつかの場合で、肉眼で
さえ認識できる不均一な染色につながる場合があり、または半永久染色の場合で
は急速に色あせる低い強度のみが達成され得る。
【0004】 それゆえ、これらの欠点を克服する配合物に対する研究がますますなされてい
る。 染色性を向上させるために、アルキルオリゴグリコシドを分散剤として染料中
で使用することが有利である。それは、一般に染料および顔料製剤の製造のため
に特許明細書 EP 658 165 B1 において称賛されている。髪用化粧品の分野にお
いてそれは、特許明細書 DE 41 29 926 C1 の主題である。該明細書は、温和な
洗浄性および向上した色直接性を有する毛染め剤を開示し、その毛染め剤は、5
〜35質量%のアニオン活性界面活性剤、0.5〜10質量%の界面活性アミン
オキシドおよび2.5〜15質量%のアルキルオリゴグリコシドを有する界面活
性剤ベース中に直接染料を含む。アルキルオリゴグリコシドおよび酸化染料を含
有する染髪料も、特許明細書 EP 655 905 B1 中で与えられている。その開示組
成物は、良好な染色性および処理した髪の良好なくしけずり性により特徴づけら
れる。
【0005】 向上したヘアコンディショニング作用、例えば感触、つやおよびくしけずり性
も、水溶性キトサン塩を成分としてヘアキュアおよびヘアシャンプー中で使用す
ることにより達成される。ここで、対応する配合物は、直接染料および第4級ア
ンモニウム塩も含むことができる(DE 2754796 C 参照)。 特許明細書 EP 137 178 A は、アニオン界面活性剤、いわゆる補助界面活性剤
(これは、カチオン界面活性剤および/またはベタイン界面活性剤であるべきで
ある。)に加えて、直接染料を有する毛染めシャンプーを開示している。
【0006】 (発明の開示) (発明が解決しようとする技術的課題) 従って本発明の目的は、髪に対する染料の不利な効果を打ち消す配合物を提供
することであった。この配合物は、一方で良好な染色性を有し、良好な色分布お
よび強度につながり、また半永久染色剤の場合に、より長い持続染色を確保する
。他方でこの配合物は、良好なケア性を有し、良好な生物学的適合性により特徴
づけられる。向上したヘアコンディショニング効果、例えば良好な湿潤および乾
燥くしけずり性、減少した帯電、向上した強度および引裂伸びが、さらなる目標
である。
【0007】 (その解決方法) 本発明は、カチオン性バイオポリマー、アルキルおよび/またはアルケニルオ
リゴグリコシドおよび染料を含有する染髪料を提供する。本発明はさらに、カチ
オン性バイオポリマー、アルキルおよび/またはアルケニルオリゴグリコシドお
よび染料を含む混合物のケラチン繊維を染色するための使用を規定する。 驚くべきことに、カチオン性バイオポリマー、アルキルおよび/またはアルケ
ニルオリゴグリコシドおよび染料を含有する組成物を有する染髪料は、従来の配
合物と比べて向上した染色効果およびヘアコンディショニング効果を有すること
を見出した。
【0008】 アルキルオリゴグリコシドの使用は、良好な分散性、それゆえ良好な色分布に
つながり、一方でカチオン性バイオポリマーは、髪の上に薄膜を形成することに
より、染料のより良好な接着をもたらし、それゆえより強くより長い、持続色効
果をもたらす。膜形成の結果として、髪のセット性が向上し、帯電が減少し、表
面がよりなめらかになり、こうしてより容易にくしですくことができる。膜の弾
性は、破損から髪を保護する。特にアルキルおよび/またはアルケニルオリゴグ
リコシドとカチオン性バイオポリマーとの組合せは、向上した染色効果にもかか
わらず、特に優しい染髪料および追加の髪セット作用につながる。 アルキルおよび/またはアルケニルオリゴグリコシドおよびまたカチオン性バ
イオポリマーの両方は、良好な生物学的適合性および生分解性により特徴づけら
れる。
【0009】 (発明を実施するための形態) カチオン性バイオポリマー 最もよく知られており、本発明の目的のためにも最も好ましいカチオン性バイ
オポリマーはキトサンを含む。このキトサンはまた、ヒドロコロイドの群に属す
る。化学的観点からキトサンは、様々な分子量の部分脱アセチル化キチンであり
、以下の(理論)モノマー構造ブロックを有する:
【化2】
【0010】 キトサンはキチンから、好ましくは安価な原料として大量に入手できる甲殻類
の殻の残りから出発して製造される。ここで、初めて Hackmann らにより記載さ
れた方法において通常、キチンを、最初に塩基を添加して脱プロトン化し、鉱酸
を添加して脱塩し、最後に強塩基を添加して脱アセチル化する。その分子量は幅
広い範囲に分布することができる。対応する方法は、例えば、Makromol. Chem. 177 , 3589(1976年)またはフランス特許出願 FR 2701266 A1 から知られている
。通常10,000〜5,000,000ダルトンの平均分子量を有するキトサン
を使用する。好ましい実施態様では30,000〜100,000ダルトンの平均
分子量を有するキトサンを使用する。100,000〜1,000,000ダルト
ンの分子量を有するキトサンも好ましい。特に好ましくは、ドイツ特許出願 DE
442987 A1 および 19537001 A1(Henkel)に開示されているグレードのものを使
用し、それは800,000〜1,200,000ダルトンの平均分子量および/
または5,000mPas未満のブルックフィールド粘度(グリコール酸中1質
量%の濃度)、80〜88%の範囲の脱アセチル化度および0.3質量%未満の
灰分を有する。
【0011】 典型的なカチオン性バイオポリマーとしてのキトサンに加えて本発明の目的の
ために、アニオン性誘導化、非イオン性誘導化またはカチオン性誘導化キトサン
、例えばドイツ特許 DE 3713099 C2 および ドイツ特許出願 DE 19604180 A1 に
記載されているようなカルボキシル化、スクシニル化、アルコキシル化または4
級化生成物が適当である。 さらに、一般的用語カチオン性バイオポリマーは、関連する原料物質、例えば
ゼラチン、コラーゲンおよびコラーゲン分解生成物を含むものとして理解される
べきである。
【0012】 アルキルおよび/またはアルケニルオリゴグリコシド 乳化剤成分として適当であるアルキルおよびアルケニルオリゴグリコシドは、
式(I):
【化3】 〔式中、R1は、4〜22個の炭素原子を有するアルキルおよび/またはアルケ
ニル基であり、Gは、5〜6個の炭素原子を有する糖基であり、pは、1〜10
の数である。〕 に従う既知の非イオン界面活性剤である。それらを、合成有機化学の関連する方
法により得ることができる。ここで広範囲な文献の典型例として、明細書 EP-A1 0 301 298 および WO 90/03977 を言及する。
【0013】 アルキルおよび/またはアルケニルオリゴグリコシドを、5または6個の炭素
原子を有するアルドースまたはケトース、好ましくはグルコースから誘導するこ
とができる。一般式(I)中の指数pは、オリゴマー化度(DP)、即ちモノ-お
よびオリゴグリコシドの分布を与える。これは、1〜10の間の数である。所定
化合物中のpは常に整数でなければならず、ここで主としてp=1〜6の値をと
り得る場合、或るアルキルオリゴグリコシドのpの値は、ほとんどの場合端数で
ある分析的に定められたパラメーターである。好ましくは、平均オリゴマー化度
p1.1〜3.0を有するアルキルおよび/またはアルケニルオリゴグリコシドを
使用する。実行の観点から好ましいものは、そのオリゴマー化度が、1.7未満
、特に1.2〜1.4の間であるアルキルおよび/またはアルケニルオリゴグリコ
シドである。
【0014】 アルキルまたはアルケニル基R1を、4〜11個、好ましくは8〜10個の炭
素原子を有する第1級アルコールから誘導することができる。その典型例は、ブ
タノール、カプロンアルコール、カプリルアルコール、カプリンアルコールおよ
びウンデシルアルコール、並びに例えば工業グレード脂肪酸メチルエステルの水
素化、またはレーレン(Roelen)オキソ合成からのアルデヒドの水素化中で得ら
れるようなこれらの工業グレード混合物である。好ましいものは、鎖長C8〜C1 0 (DP=1〜3)のアルキルオリゴグルコシド(これは、工業グレードC8〜18 ココヤシ油脂肪アルコールの蒸留分離における前留分として製造され、6質量%
未満のC12アルコールで汚染されている場合がある。)、並びに工業グレードC 9/11 オキソアルコールをベースとするアルキルオリゴグルコシド(DP=1〜
3)である。
【0015】 アルキルまたはアルケニル基R1も、12〜22個、好ましくは12〜14個
の炭素原子を有する第1級アルコールから誘導され得る。その典型例は、ラウリ
ルアルコール、ミリスチルアルコール、セチルアルコール、パーム-オレイルア
ルコール、ステアリルアルコール、イソステアリルアルコール、オレイルアルコ
ール、エライジルアルコール、ペトロセリニルアルコール、アラキルアルコール
、ガドレイルアルコール、ベヘニルアルコール、エルシルアルコール、ブラシジ
ルアルコール、および上記のようにして得ることができるこれらの工業グレード
混合物である。好ましいものは、水素化C12/14ココアルコールをベースとし、
DP1〜3を有するアルキルオリゴグルコシドである。
【0016】 染料 ケラチン繊維、好ましくはヒトの髪を染色するために、いわゆる直接染料また
は酸化染料のいずれかを通常使用する。 後者は、顕色剤成分(酸化ベース)および発色剤成分(色合い剤〔Nuancierer
〕)から構成され、実際上の意味での染料ではなく、染料前駆体を表す。
【0017】 酸化ベースは、少なくとも2つの電子放出基(アミノおよび/またはヒドロキ
シル基)により環置換されている芳香族化合物である。例えばパラまたはオルト
位にさらなる遊離または置換ヒドロキシル基またはアミノ基を有する第1級芳香
族アミン、ジアミノピリジン誘導体、複素環ヒドラゾン、4-アミノピラゾロン
誘導体並びに2,4,5,6-テトラアミノピリミジンおよびその誘導体を使用する
。具体例は、とりわけ、p-トルイレンジアミン、p-アミノフェノール、N,N-
ビス-(2-ヒドロキシエチル)-p-フェニレンジアミン、2-(2,5-ジアミノフェ
ノキシ)-エタノール、1-フェニル-3-カルボキシアミド-4-アミノ-5-ピラゾ
ロン、4-アミノ-3-メチルフェノール、2-(2-ヒドロキシエチル)-1,4-アミ
ノベンゼンおよび2,4,5,6-テトラアミノピリミジンである。
【0018】 色合い剤は一般に、同様の芳香族化合物であるが、環上のm-位に容易に酸化
可能な基を有する。利用できる成分は、通常、m-フェニレンジアミン誘導体、
ナフトール、レソルシノールおよびレソルシノール誘導体、ピラゾロン、m-ア
ミノフェノール並びにピリジン誘導体である。適当な発色物質は、特に1-ナフ
トール、ピロガロール、1,5、2,7-および1,7-ジヒドロキシナフタレン、
5-アミノ-2-メチルフェノール、m-アミノフェノール、レソルシノール、レソ
ルシノールモノメチルエーテル、m-フェニレンジアミン、1-フェニル-3-メチ
ル-5-ピラゾロン、2,4-ジクロロ-3-アミノフェノール、1,3-ビス-(2,4-
ジアミノフェノキシ)-プロパン、2-クロロレソルシノール、2-クロロ-6-メチ
ル-3-アミノフェノール、2-メチルレソルシノール、2,5-ジメチルレソルシ
ノール、2,6-ジヒドロキシピリジンおよび2,6-ジアミノピリジンである。
【0019】 適当な直接染料は、例えばニトロフェニレンジアミン、ニトロアミノフェノー
ル、アントラキノンまたはインドフェノール、例えば国際名または商品名 HC Ye
llow 2、HC Yellow 4、Basic Yellow 57、Disperse Orange 3、HC Red 3、HC Re
d BN、Basic Red 76、HC Blue 2、Disperse Blue 3、Basic Blue 99、HC Violet
1、Disperse Violet 1、Disperse Violet 4、Disperse Black 9、Basic Brown
16、Basic Brown 17 で知られている化合物、ピクラミン酸および Rodol 9 R、
並びに4-アミノ-2-ニトロジフェニルアミン-2'-カルボン酸、6-ニトロ-1,
2,3,4-テトラヒドロキノキサリン、(N-2,3-ジヒドロキシプロピル-2-ニ
トロ-4-トリフルオロメチル)アミノベンゼンおよび4-N-エチル-1,4-ビス-(
2'-ヒドロキシエチルアミノ)-2-ニトロベンゼン塩酸塩の群からの染料である
【0020】 合成染料に加えて、天然起源染料、例えば赤色ヘンナ、中性ヘンナ、黒色ヘン
ナ、カミルレ花、白檀、紅茶、セイヨウイソノキの樹皮、セージ、ロッグウッド
、アカネ根、カテキュー、シーダー、アルカンナ根、ウコン、ヘマトキシリンお
よびオーチン(Autin)も使用することができる。天然染料を、明確に2つの群
に割り当てることはできないが、たいていの場合直接染料の群に分類される。
【0021】 これら群での染料混合物に加えて、異なる群からの染料混合物も使用すること
ができる。さらなる染料成分に関して明白に、Industrieverband Koerperpflege
und Waschmittel, フランクフルトにより刊行された Colipa リストを参照する
。適当な染料の概観はまた、刊行物 "Kosmetische Faerbemittel" Dyes Commiss
ion of the German Research Society, Verlag Chemie, Weinheim, 1984年, 第8
1〜106頁中で与えられている。
【0022】 カチオン界面活性剤 本発明の髪処理用組成物中で任意に使用することができるカチオン界面活性剤
の例は、特に第4級アンモニウム化合物である。好ましいものは、ハロゲン化ア
ンモニウム、例えばアルキルトリメチルアンモニウムクロリド、ジアルキルジメ
チルアンモニウムクロリドおよびトリアルキルメチルアンモニウムクロリド、例
えばセチルトリメチルアンモニウムクロリド、ステアリルトリメチルアンモニウ
ムクロリド、ジステアリルジメチルアンモニウムクロリド、ラウリルジメチルア
ンモニウムクロリド、ラウリルジメチルベンジルアンモニウムクロリドおよびト
リセチルメチルアンモニウムクロリドである。
【0023】 第4級エステル化合物、いわゆる「エステルクアット(Esterquats)」も非常
に生分解性である。 用語「エステルクアット」は、一般に、4級化脂肪酸トリエタノールアミンエ
ステル塩を意味すると理解される。これらは、合成有機化学の関連する方法によ
り得ることができる既知の物質である。これに関して、国際出願 WO 91/01295 (
Henkel) を言及することができる。該出願は、次亜リン酸の存在下で空気を通じ
てトリエタノールアミンを脂肪酸で部分エステル化し、次いで硫酸ジメチルまた
はエチレンオキシドで4級化することを包含する。さらにドイツ特許明細書 DE
4308794 C1 (Henkel) は、トリエタノールアミンエステルの4級化を、適当な分
散剤、好ましくは脂肪アルコールの存在下で行う固体エステルクアットの製造方
法を開示している。この話題についての概観は、例えば R. Puchta らによる Te
ns. Surf. Det., 30, 186 (1993年)、M. Brock による Tens. Surf. Det., 30,
394 (1993年)、R. Lagerman らによる J. Am. Oil. Chem. Soc., 71, 97 (1994
年) および I. Shapiro による Cosm. Toil. 109, 77 (1994年) 中で与えられて
いる。
【0024】 4級化脂肪酸トリエタノールアミンエステル塩は、式(II)、
【化4】 〔式中、R1COは、6〜22個の炭素原子を有するアシル基であり、R2および
3は、相互に独立に水素またはR1COであり、R4は、1〜4個の炭素原子を
有するアルキル基または(CH2CH2O)qH基であり、m、nおよびpは、全体
で0または1〜12の数であり、qは、1〜12の数であり、Xは、ハライド、
アルキルスルフェートまたはアルキルホスフェートである。〕 に従う。
【0025】 本発明の目的のために使用することができるエステルクアットの典型例は、カ
プロン酸、カプリル酸、カプリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸
、イソステアリン酸、ステアリン酸、オレイン酸、エライジン酸、アラキジン酸
、ベヘン酸およびエルカ酸、並びに例えば天然油脂の加圧分解において製造され
るようなこれらの工業グレード混合物をベースとする生成物である。好ましくは
、工業グレードC12/18ココヤシ脂肪酸、および特に部分水素化C16/18獣脂また
はパーム脂肪酸、およびエライジン酸リッチC16/18脂肪酸片を使用する。4級
化エステルを製造するために、脂肪酸およびトリエタノールアミンを、1.1:
1〜3:1のモル比で使用することができる。エステルクアットの実行性に関し
て、供給比1.2:1〜2.2:1、好ましくは1.5:1〜1.9:1が特に有利
であることが分かっている。
【0026】 好ましいエステルクアットは、平均エステル化度1.5〜1.9を有するモノ-
、ジ-およびトリエステルの工業グレード混合物であり、それは、工業グレード
16/18獣脂またはパーム脂肪酸(ヨウ素価0〜40)から誘導される。実行の
観点から、式中R1COは16〜18個の炭素原子を有するアシル基であり、R2 はR1COであり、R3は水素であり、R4はメチル基であり、m、nおよびpは
0であり、Xはメチルスルフェートである式(I)で示される4級化脂肪酸トリ
エタノールアミンエステル塩が、特に有利であることが分かっている。対応する
製品は、Dehyquart(商標) AU (Cognis Deutschland GmbH) の名前で市販されて
いる。
【0027】 4級化脂肪酸トリエタノールアミンエステル塩に加えて、適当なエステルクア
ットはまた、式(III):
【化5】 〔式中、R1COは、6〜22個の炭素原子を有するアシル基であり、R2は、水
素またはR1COであり、R4およびR5は、相互に独立に1〜4個の炭素原子を
有するアルキル基であり、mおよびnは、全体で0または1〜12の数であり、
qは、1〜12の数であり、Xは、ハライド、アルキルスルフェートまたはアル
キルホスフェートである。〕 で示される、脂肪酸とジエタノールアルキルアミンとの4級化エステル塩である
【0028】 適当なエステルクアットのさらなる群は、式(IV):
【化6】 〔式中、R1COは、6〜22個の炭素原子を有するアシル基であり、R2は、水
素またはR1COであり、R4、R6およびR7は、相互に独立に1〜4個の炭素原
子を有するアルキル基であり、mおよびnは、全体で0または1〜12の数であ
り、Xは、ハライド、アルキルスルフェートまたはアルキルホスフェートである
。〕 で示される、脂肪酸と1,2-ジヒドロキシプロピルジアルキルアミンとの4級化
エステル塩である。
【0029】 さらに、適当なエステルクアットはまた、エステル結合がアミド結合により置
き替えられており、好ましくはジエチレントリアミンに基づいて、式(V):
【化7】 〔式中、R1COは、6〜22個の炭素原子を有するアシル基であり、R2は、水
素またはR1COであり、R6およびR7は、相互に独立に1〜4個の炭素原子を
有するアルキル基であり、Xは、ハライド、アルキルスルフェートまたはアルキ
ルホスフェートである。〕 に従う物質である。そのようなアミドエステルクアットは、例えば Incroquat(
商標) (Croda) の名前で市販されている。
【0030】 最後に、適当なエステルクアットはまた、エトキシル化ヒマシ油およびその水
素化生成物に基づき得ることができ、好ましくは式(VI):
【化8】 〔式中、R8COは、16〜22個、好ましくは18個の炭素原子および1〜5
0個のオキシエチレン単位を有する飽和および/または不飽和エトキシル化ヒド
ロキシアシル基であり、Aは、1〜6個の炭素原子を有する直鎖または分枝アル
キレン基であり、R9、R10およびR11は、相互に独立に水素または1〜4個の
炭素原子を有するアルキル基であり、R12は、1〜4個の炭素原子を有するアル
キル基またはベンジル基であり、Xは、ハロゲン、アルキルスルフェートまたは
アルキルホスフェートである。〕 に従う物質である。
【0031】 好ましい脂肪酸および最適なエステル化度を選択することに関して、(I)の
ために与えられた例は、式(III)〜(VI)で示されるエステルクアットにもあ
てはまる。 式(II)〜(VI)で示されるエステルクアットを、脂肪酸または対応するトリ
グリセリドのいずれかから出発して製造することができる。対応する先行技術の
典型例として明記すべきそのような方法は、欧州特許明細書 EP 0750606 B1 (Co
gnis) 中に提案されている。
【0032】 同様に、確定量のジカルボン酸、例えばシュウ酸、マロン酸、コハク酸、マレ
イン酸、フマル酸、グルタル酸、アジピン酸、ソルビン酸、ピメリン酸、アゼラ
イン酸、セバシン酸および/またはドデカン二酸の存在下で、アルカノールアミ
ンと脂肪酸との縮合を行うことができる。この方法の結果として、エステルクア
ットの部分オリゴマー構造が生じ、これは、特にアジピン酸を共使用した場合、
透明な溶液を形成する生成物の能力について有利な効果を有し得る。Dehyquart(
商標) D 6003 (Cognis Deutschland GmbH) の名前の対応製品が市販されており
、それは、例えば欧州特許明細書 EP 0770594 B1 (Cognis) 中に記載されている
。エステルクアットは、通常、問題無しに水で希釈することができる、50〜9
0質量%濃度のアルコール性溶液の形態で商業的に供給されている。
【0033】 同様に本発明にとって適当なものは、カチオン性シリコーン油、例えば市販製
品 Q2-7224 (製造業者:Dow Corning; 安定化トリメチルシリルアモジメチコー
ン)、Dow Corning 929 エマルション (ヒドロキシルアミノ変性シリコーンを含
む。これもアモジメチコーンと称される。)、SM-2059 (製造業者:General Elec
tric)、SLM-55067 (製造業者:Wacker) 並びに Abil(商標)-Quat 3270 および 3
272 (製造業者:Th. Goldschmidt; ジ第4級ポリジメチルシロキサン、クォータ
ニウム-80(Quaternium-80)) である。
【0034】 産業上の利用性 本発明の染髪料を、フォーム、シャンプー、クリーム、ゲル、ローション、バ
ルサムまたはリンスとして使用することができる。しかしながら好ましくは、フ
ォーム配合物として使用する。本発明の染髪料は、典型的に以下の組成物: a)カチオン性バイオポリマー0.01〜5%m/m、好ましくは0.05〜2
%m/m、特に0.1〜1%m/m、 b)アルキルおよび/またはアルケニルオリゴグリコシド0.05〜10%m
/m、好ましくは0.1〜4%m/m、特に0.2〜2%m/m、 c)染料0.01〜10%m/m、好ましくは0.05〜5%m/m、特に0.
1〜1%m/m、 d)カチオン界面活性剤0〜10%m/m、好ましくは0.5〜5%m/m、
特に1〜3%m/m を有するが、但し、任意に水並びに他の通常の助剤および添加剤を含めた量的デ
ータは、合計100%m/mであることを条件とする。 さらなる助剤および添加剤として本発明の製剤は、界面活性剤、乳化剤、過脂
肪剤、増粘剤、ポリマー、シリコーン化合物、生物起源活性成分、膜形成剤、保
存料および芳香物を含み得る。
【0035】 界面活性剤 任意の成分として記載したカチオン界面活性剤に加えて、存在し得るさらなる
界面活性物質は、アニオン界面活性剤、非イオン界面活性剤および/または両性
若しくは両性界面活性剤であり、これらの組成物中の割合は、通常約1〜70質
量%、好ましくは5〜50質量%、特に10〜30質量%である。アニオン界面
活性剤の典型例は、石鹸、アルキルベンゼンスルホネート、アルカンスルホネー
ト、オレフィンスルホネート、アルキルエーテルスルホネート、グリセロールエ
ーテルスルホネート、α-メチルエステルスルホネート、スルホ脂肪酸、アルキ
ルスルフェート、脂肪アルコールエーテルスルフェート、グリセロールエーテル
スルフェート、脂肪酸エーテルスルフェート、ヒドロキシ混合エーテルスルフェ
ート、モノグリセリド(エーテル)スルフェート、脂肪酸アミド(エーテル)ス
ルフェート、モノ-およびジアルキルスルホスクシネート、モノ-およびジアルキ
ルスルホスクシナメート、スルホトリグリセリド、アミド石鹸、エーテルカルボ
ン酸およびその塩、脂肪酸イセチオネート、脂肪酸サルコシネート、脂肪酸タウ
リド、N-アシルアミノ酸、例えばアシルラクチレート、アシルタルトレート、
アシルグルタメートおよびアシルアスパルテート、アルキルオリゴグルコシドス
ルフェート、タンパク質脂肪酸縮合物(特に小麦系植物性生産物)およびアルキ
ル(エーテル)ホスフェートである。アニオン界面活性剤がポリグリコールエー
テル鎖を有する場合、そのポリグリコールエーテル鎖は通常の同族体分布を有し
得るが、それらは好ましくは狭い同族体分布を有する。
【0036】 非イオン界面活性剤の典型例は、脂肪アルコールポリグリコールエーテル、ア
ルキルフェノールポリグリコールエーテル、脂肪酸ポリグリコールエステル、脂
肪酸アミドポリグリコールエーテル、脂肪アミンポリグリコールエーテル、アル
コキシル化トリグリセリド、混合エーテルまたは混合ホルマール、グルクロン酸
誘導体、脂肪酸-N-アルキルグルカミド、タンパク質加水分解物(特に小麦系植
物性生産物)、ポリオール脂肪酸エステル、糖エステル、ソルビタンエステル、
ポリソルベートおよびアミンオキシドである。非イオン界面活性剤がポリグリコ
ールエーテル鎖を含有する場合、そのポリグリコールエーテル鎖は通常の同族体
分布を有し得るが、それらは好ましくは狭い同族体分布を有する。
【0037】 両性または両性イオン界面活性剤の典型例は、アルキルベタイン、アルキルア
ミドベタイン、アミノプロピオネート、アミノグリシネート、イミダゾリニウム
ベタインおよびスルホベタインである。上記界面活性剤は、もっぱら既知の化合
物である。これら物質の構造および製造に関して、関連する論評、例えば J. Fa
lbe (編), "Surfactants in Consumer Products", Springer Verlag, ベルリン,
1987年, 第54〜124頁 または J. Falbe (編), "Katalysatoren, Tenside und M
ineraloeladditive", Thieme Verlag, シュトゥットガルト, 1978年, 第123〜21
7頁を言及する。穏やかな、即ち、特に皮膚適合性である特に適当な界面活性剤
の典型例は、脂肪アルコールポリグリコールエーテルスルフェート、モノグリセ
リドスルフェート、モノ-および/またはジアルキルスルホスクシネート、脂肪
酸イセチオネート、脂肪酸サルコシネート、脂肪酸タウリド、脂肪酸グルタメー
ト、α-オレフィンスルホネート、エーテルカルボン酸、アルキルオリゴグルコ
シド、脂肪酸グルカミド、アルキルアミドベタイン、アンホアセタール(Amphoa
cetale)および/またはタンパク質脂肪酸縮合物(最後のものは、好ましくは小
麦タンパク質をベースとする)である。
【0038】 乳化剤 適当な乳化剤は、例えば以下の群の少なくとも1種からの非イオン界面活性剤
である: ・エチレンオキシド2〜30molおよび/またはプロピレンオキシド0〜5
molと、8〜22個の炭素原子を有する直鎖脂肪アルコール、12〜22個の
炭素原子を有する脂肪酸、アルキル基中に8〜15個の炭素原子を有するアルキ
ルフェノールおよびアルキル基中に8〜22個の炭素原子を有するアルキルアミ
ンとの付加生成物、 ・アルキル(アルケニル)基中に8〜22個の炭素原子を有するアルキルおよ
び/またはアルケニルオリゴグリコシド、およびそのエトキシル化類似体、 ・エチレンオキシド1〜15molとヒマシ油および/または水素化ヒマシ油
との付加生成物、 ・エチレンオキシド15〜60molとヒマシ油および/または水素化ヒマシ
油との付加生成物
【0039】 ・グリセロールおよび/またはソルビタンと、12〜22個の炭素原子を有す
る不飽和、直鎖または飽和、分枝の脂肪酸、および/または3〜18個の炭素原
子を有するヒドロキシカルボン酸との部分エステル、およびエチレンオキシド1
〜30molとのその付加物、 ・ポリグリセロール(平均自己縮合度2〜8)、ポリエチレングリコール(分
子量400〜5,000)、トリメチロールプロパン、ペンタエリトリトール、
糖アルコール(例えばソルビトール)、アルキルグルコシド(例えばメチルグル
コシド、ブチルグルコシド、ラウリルグルコシド)およびポリグルコシド(例え
ばセルロース)と、12〜22個の炭素原子を有する飽和および/または不飽和
、直鎖または分枝の脂肪酸、および/または3〜18個の炭素原子を有するヒド
ロキシカルボン酸との部分エステル、およびエチレンオキシド1〜30molと
のその付加物、 ・ドイツ特許 DE 11 65 574 によるペンタエリトリトール、脂肪酸、クエン酸
および脂肪アルコールの混合エステル、および/または6〜22個の炭素原子を
有する脂肪酸、メチルグルコースおよびポリオール、好ましくはグリセロールま
たはポリグリセロールの混合エステル
【0040】 ・モノ-、ジ-およびトリアルキルホスフェート、およびモノ-、ジ-および/ま
たはトリPEGアルキルホスフェート、およびその塩、 ・羊毛ろうアルコール、 ・ポリシロキサン-ポリアルキル-ポリエーテルコポリマー、および対応誘導体
、 ・ブロックコポリマー、例えばポリエチレングリコール-30 ジポリヒドロキ
システアレート、 ・ポリマー乳化剤、例えば Goodrich からの Pemulen グレード (TR-1, TR-2)
、 ・ポリアルキレングリコール、および ・グリセロールカーボネート。
【0041】 エチレンオキシドおよび/またはプロピレンオキシドと、脂肪アルコール、脂
肪酸、アルキルフェノール、またはヒマシ油との付加生成物は、既知の市販製品
である。それらは、同族体混合物であり、その平均アルコキシル化度は、エチレ
ンオキシドおよび/またはプロピレンオキシドおよびそれらと付加反応を行う基
質の量比に対応する。エチレンオキシドとグリセロールとの付加生成物のC12/1 8 脂肪酸モノエステルおよびジエステルは、化粧製剤のための再脂肪剤としてド
イツ特許 DE 2024051 から知られている。
【0042】 適当な部分グリセリドの典型例は、ヒドロキシステアリン酸モノグリセリド、
ヒドロキシステアリン酸ジグリセリド、イソステアリン酸モノグリセリド、イソ
ステアリン酸ジグリセリド、オレイン酸モノグリセリド、オレイン酸ジグリセリ
ド、リシノール酸モノグリセリド、リシノール酸ジグリセリド、リノール酸モノ
グリセリド、リノール酸ジグリセリド、リノレン酸モノグリセリド、リノレン酸
ジグリセリド、エルカ酸モノグリセリド、エルカ酸ジグリセリド、酒石酸モノグ
リセリド、酒石酸ジグリセリド、クエン酸モノグリセリド、クエン酸ジグリセリ
ド、リンゴ酸モノグリセリド、リンゴ酸ジグリセリド、および製造プロセスから
の少量生成物として少量のトリグリセリドをなお含み得るそれらの工業グレード
混合物である。同様に適当なものは、エチレンオキシド1〜30mol、好まし
くは5〜10molと上記部分グリセリドとの付加生成物である。
【0043】 適当なソルビタンエステルは、ソルビタンモノイソステアレート、ソルビタン
セスキイソステアレート、ソルビタンジイソステアレート、ソルビタントリイソ
ステアレート、ソルビタンモノオレエート、ソルビタンセスキオレエート、ソル
ビタンジオレエート、ソルビタントリオレエート、ソルビタンモノエルケート、
ソルビタンセスキエルケート、ソルビタンジエルケート、ソルビタントリエルケ
ート、ソルビタンモノリシノレエート、ソルビタンセスキリシノレエート、ソル
ビタンジリシノレエート、ソルビタントリリシノレエート、ソルビタンモノヒド
ロキシステアレート、ソルビタンセスキヒドロキシステアレート、ソルビタンジ
ヒドロキシステアレート、ソルビタントリヒドロキシステアレート、ソルビタン
モノタルトレート、ソルビタンセスキタルトレート、ソルビタンジタルトレート
、ソルビタントリタルトレート、ソルビタンモノシトレート、ソルビタンセスキ
シトレート、ソルビタンジシトレート、ソルビタントリシトレート、ソルビタン
モノマレエート、ソルビタンセスキマレエート、ソルビタンジマレエート、ソル
ビタントリマレエートおよびそれらの工業グレード混合物である。同様に適当な
ものは、エチレンオキシド1〜30mol、好ましくは5〜10molと上記ソ
ルビタンエステルとの付加生成物である。
【0044】 適当なポリグリセロールエステルの典型例は、ポリグリセリル-2 ジプロピル
ヒドロキシステアレート(Dehymuls(商標) PGPH)、ポリグリセリン-3 ジイソ
ステアレート(Lameform(商標) TGI)、ポリグリセリル-4 イソステアレート(
Isolan(商標) GI 34)、ポリグリセリル-3 オレエート、ジイソステアロイルポ
リグリセリル-3 ジイソステアレート(Isolan(商標) PDI)、ポリグリセリル-
3 メチルグルコースジステアレート(Tego Care(商標) 450)、ポリグリセリル
-3 ビーズワックス(Beeswax)(Cera Bellina(商標))、ポリグリセリル-4 カ
プレート(Polyglycerol Caprate T2010/90)、ポリグリセリル-3 セチルエー
テル(Chimexane(商標) NL)、ポリグリセリル-3 ジステアレート(Cremophor(
商標) GS 32)およびポリグリセリルポリリシノレエート(Admul(商標) WOL 140
3)、ポリグリセリルジメレート(Dimerate)イソステアレートおよびこれらの混
合物である。さらなる適当なポリオールエステルの例は、場合によりエチレンオ
キシド1〜30molと反応した、トリメチロールプロパンまたはペンタエリト
リトールとラウリン酸、ココヤシ脂肪酸、獣脂脂肪酸、パルミチン酸、ステアリ
ン酸、オレイン酸、ベヘン酸などとのモノ-、ジ-およびトリエステルである。
【0045】 さらに、両性イオン界面活性剤を乳化剤として使用し得る。両性イオン界面活
性剤とは、少なくとも1個の第4級アンモニウム基および、少なくとも、1個の
カルボキシレートおよびスルホネート基を分子中に有する界面活性化合物を記載
するために使用される用語である。特に適当な両性イオン界面活性剤はいわゆる
ベタインであり、例えば各場合にアルキルまたはアシル基中に8〜18個の炭素
原子を有する、N-アルキル-N,N-ジメチルアンモニウムグリシネート、例えば
ココアルキルジメチルアンモニウムグリシネート、N-アシルアミノプロピル-N
,N-ジメチルアンモニウムグリシネート、例えばココアシルアミノプロピルジメ
チルアンモニウムグリシネートおよび2-アルキル-3-カルボキシメチル-3-ヒ
ドロキシエチルイミダゾリン、並びにココアシルアミノエチルヒドロキシエチル
カルボキシメチルグリシネートである。特に好ましいものは、コカミドプロピル
(Cocamidopropyl)ベタインのCTFA名で知られている脂肪酸アミド誘導体であ
る。
【0046】 同様に適当な乳化剤は、両性界面活性剤である。両性界面活性剤とは、分子中
のC8/18アルキルまたはアシル基に加えて、少なくとも1個の遊離アミノ基およ
び少なくとも1個の-COOHまたは-SO3H基を有し、分子内塩を形成するこ
とができる界面活性化合物を意味する。適当な両性界面活性剤の例は、各場合に
アルキル基中に約8〜18個の炭素原子を有する、N-アルキルグリシン、N-ア
ルキルプロピオン酸、N-アルキルアミノ酪酸、N-アルキルイミノジプロピオン
酸、N-ヒドロキシエチル-N-アルキルアミドプロピルグリシン、N-アルキルタ
ウリン、N-アルキルサルコシン、2-アルキルアミノプロピオン酸およびアルキ
ルアミノ酢酸である。特に好ましい両性界面活性剤は、N-ココアルキルアミノ
プロピオネート、ココアシルアミノエチルアミノプロピオネートおよびC12/18
アシルサルコシンである。最後にカチオン界面活性剤も、乳化剤として適当であ
り、その中でエステルクアット型のものの場合、メチル4級化二脂肪酸トリエタ
ノールアミンエステル塩が、特に好ましい。
【0047】 過脂肪剤 使用し得る過脂肪剤は、例えばラノリンおよびレシチン、およびポリエトキシ
ル化またはアシル化ラノリンおよびレシチン誘導体、ポリオール脂肪酸エステル
、モノグリセリドおよび脂肪酸アルカノールアミド(最後のものは、気泡安定剤
としても機能する。)のような物質である。
【0048】 増粘剤 適当な増粘剤は、例えば多糖類、特にキサンタンガム、グアール、寒天、アル
ギナートおよびチロース(Tylosen)、カルボキシメチルセルロースおよびヒド
ロキシエチルセルロース、およびまた比較的高分子量のポリエチレングリコール
脂肪酸モノエステルおよびジエステル、ポリアクリレート、ポリビニルアルコー
ルおよびポリビニルピロリドン、界面活性剤、例えば狭い同族体分布を有する脂
肪アルコールエトキシレートまたはアルキルオリゴグリコシド、および電解質、
例えば塩化ナトリウムおよび塩化アンモニウムである。
【0049】 ポリマー 適当なポリマーは、例えばジアルキルアンモニウム塩およびアクリルアミドのコ
ポリマー、4級化ビニルピロリドン/ビニルイミダゾールポリマー、例えば Luv
iquat(商標)(BASF)、ポリグリコールおよびアミンの縮合生成物、4級化コラ
ーゲンポリペプチド、例えばラウリルジモニウムヒドロキシプロピル加水分解コ
ラーゲン(Lamequat(商標) L、Gruenau)、4級化小麦ポリペプチド、ポリエチ
レンイミン、カチオン性シリコーンポリマー、例えばアモジメチコーン、アジピ
ン酸とジメチルアミノヒドロキシプロピルジエチレントリアミンとのコポリマー
(Cartaretine(商標)/Sandoz)、アクリル酸とジメチルジアリルアンモニウム
クロリドとのコポリマー(Merquat(商標) 550/Chemviron)、例えば FR 225284
0 A に記載されているようなポリアミノポリアミドおよびその架橋化水溶性ポリ
マー、ジハロアルキル(例えばジブロモブタン)とビスジアルキルアミン(例え
ばビスジメチルアミノ-1,3-プロパン)との縮合生成物、カチオン性グアール
ゴム、例えば Celanese からの Jaguar(商標) CBS、Jaguar(商標) C-17、Jaguar
(商標) C16、4級化アンモニウム塩ポリマー、例えば Miranol からの Miranol(
商標) A-15、Miranol(商標) AD-1、Miranol(商標) AZ-1 である。
【0050】 適当なアニオン性、両性イオン性、両性および非イオン性ポリマーは、例えば
、ビニルアセテート/クロトン酸コポリマー、ビニルピロリドン/ビニルアクリ
レートコポリマー、ビニルアセテート/ブチルマレエート/イソボルニルアクリ
レートコポリマー、メチルビニルエーテル/無水マレイン酸コポリマーおよびそ
のエステル、未架橋またはポリオールで架橋されているポリアクリル酸、アクリ
ルアミドプロピルトリメチルアンモニウムクロリド/アクリレートコポリマー、
オクチルアクリルアミド/メチルメタクリレート/tert-ブチルアミノエチルメ
タクリレート/2-ヒドロキシプロピルメタクリレートコポリマー、ポリビニル
ピロリドン、ビニルピロリドン/ビニルアセテートコポリマー、ビニルピロリド
ン/ジメチルアミノエチルメタクリレート/ビニルカプロラクタムターポリマー
、および任意に誘導化されているセルロースエーテルおよびシリコーンである。
さらなる適当なポリマーおよび増粘剤は、Cosmetics & Toiletries, 第108巻, 1
993年5月, 第95頁以降に列挙されている。
【0051】 シリコーン化合物 適当なシリコーン化合物は、例えばジメチルポリシロキサン、メチルフェニル
ポリシロキサン、環式シリコーン、並びにアミノ変性、脂肪酸変性、アルコール
変性、ポリエーテル変性、エポキシ変性、フッ素変性、グリコシド変性および/
またはアルキル変性シリコーン化合物であり、これらは、室温で液状または樹脂
形態のいずれかであり得る。また適当なものは、平均鎖長200〜300のジメ
チルシロキサン単位を有するジメチコーン混合物であるシメチコン、および水素
化シリケートである。適当な揮発性シリコーンの詳細なレビューは、Todd らの
、Cosm. Toil. 91, 27 (1976年) でさらに見出すことができる。
【0052】 生物起源活性成分 生物起源活性成分とは、例えばアミノ酸、タンパク質水解物、セラミド、プサ
イドセラミド、精油、植物抽出物およびビタミン錯体を意味する。
【0053】 膜形成剤 さらなる通常の膜形成剤は、例えばポリビニルピロリドン、ビニルピロリドン
-ビニルアセテートコポリマー、アクリル酸系列のポリマー、第4級セルロース
誘導体、コラーゲン、ヒアルロン酸またはその塩および類似化合物、ジアリルア
ンモニウム塩およびアクリルアミドのコポリマー、4級化ビニルピロリドン/ビ
ニルイミダゾールポリマー、例えば Luviquat (BASF AG, Ludwigshafen/FRG)、
ポリグリコールおよびアミンの縮合生成物、4級化コラーゲンポリペプチド、例
えばラウリルジモニウムヒドロキシプロピル加水分解コラーゲン(Lamequat L,
Gruenau GmbH)、ポリエチルイミン、カチオン性シリコーンポリマー、例えばア
ミドメチコーン(Amidomethicone)または Dow Corning, Dow Corning Co./US、
アジピン酸およびジメチルアミノヒドロキシプロピルジエチレントリアミンのコ
ポリマー(Cartaretins, Sandoz/CH)、例えば FR-A 22 52 840 に記載されてい
るようなポリアミノポリアミドおよびその架橋化水溶性ポリマー、カチオン性グ
アールゴム、例えば Celanese/US からの Jaguar CBS、Jaguar C-17、Jaguar C-
16、4級化アンモニウム塩ポリマー、例えば Mirano/US からの Mirapol A15、M
irapol AD-1、Mirapol AZ-1 である。
【0054】 保存料 適当な保存料は、例えばフェノキシエタノール、ホルムアルデヒド溶液、パラ
ベン、ペンタンジオールまたはソルビン酸、および Kosmetikverordnung の付録
6, パートAおよびBに列挙されているさらなる群の化合物である。
【0055】 香油および芳香物 挙げることができる香油は、天然および合成芳香物の混合物である。天然芳香
物は、花(ユリ、ラベンダー、バラ、ジャスミン、ネロリ、イランイランノキ)
、茎および葉(ゼラニウム、パチョリ、プチグレン)、果物(アニス、コエンド
ロ、ヒメウイキョウ、ビャクシン)、果皮(ベルガモット、レモン、オレンジ)
、根(メース、アンゼリカ、セロリ、カルダモン、コスツス(Costus)、アイリス
、カルムス(Calmus))、木(松材、ビャクダン、ユソウボク、シーダー材、シタ
ン)、ハーブおよび草(タラゴン、レモングラス、セージ、タイム)、針状葉お
よび枝(トウヒ、モミ、松、低松(Latschen))、樹脂およびバルサム(ガルバヌ
ム、エレミ、ベンゾイン、ミルラ、乳香、オポパナックス)からの抽出物である
。また適当なものは、動物原料、例えばシベットおよびカストリウムである。典
型的な合成芳香化合物は、エステル、エーテル、アルデヒド、ケトン、アルコー
ルおよび炭化水素型の生成物である。
【0056】 エステル型の芳香化合物は、例えばベンジルアセテート、フェノキシエチルイ
ソブチレート、p-tert-ブチルシクロヘキシルアセテート、リナリルアセテート
、ジメチルベンジルカルビニルアセテート、フェニルエチルアセテート、リナリ
ルベンゾエート、ベンジルホルメート、エチルメチルフェニルグリシネート、ア
リルシクロヘキシルプロピオネート、スチラリルプロピオネートおよびベンジル
サリチラートである。エーテル類は、例えばベンジルエチルエーテルを含み、ア
ルデヒド類は、例えば8〜18個の炭素原子を有する直鎖アルカナール、シトラ
ール、シトロネラール、シトロネリルオキシアセトアルデヒド、シクラメンアル
デヒド、ヒドロキシシトロネラール、リリアールおよびボルゲオナールを含む。
【0057】 ケトン類は、例えばイオノン、α-イソメチリオノンおよびメチルセドリルケ
トンを含む。アルコール類は、アネトール、シトロネロール、オイゲノール、イ
ソオイゲノール、ゲラニオール、リナロール、フェニルエチルアルコールおよび
テルピネオールを含む。炭化水素類は、優勢的にテルペンおよびバルサムを含む
。しかしながら好ましくは、心地よい芳香特徴を一緒に生み出す異なる芳香物の
混合物を使用する。たいてい芳香成分として使用される比較的低揮発性の精油も
、香油として適当であり、その例は、セージ油、カミツレ油、チョウジ油、メリ
ッサ油、ハッカ油、シナモンリーフ油、リンデン花油、杜松子油、ベチベル油、
オリバナム油、ガルバヌム油、ラブダナム油およびラバンジン油である。
【0058】 好ましくは、ベルガモット油、ジヒドロミルセノール、リリアール、リラール
(Lyral)、シトロネロール、フェニルエチルアルコール、α-ヘキシルシンナム
アルデヒド、ゲラニオール、ベンジルアセトン、シクラメンアルデヒド、リナロ
ール、ボイサムブレンフォルテ(Boisambrene Forte)、アムブロキサン(Ambro
xan)、インドール、ヘジオン、サンデライス(Sandelice)、レモン油、マンダ
リン油、オレンジ油、アリルアミルグリコラート、シクロベルタール、ラバンジ
ン油、サルビア油、β-ダマスコン、ゼラニウム油バーボン、シクロヘキシルサ
リチラート、バートフィックスコオイル(Vertofix Coeur)、イソイースーパー
(Iso-E-Super)、フィキソリドNP(Fixolide NP)、エバーニル(Evernyl)、
イラルダインガンマ(Iraldein gamma)、フェニル酢酸、ゲラニルアセテート、
ベンジルアセテート、ローズオキシド、ロミラート(Romilat)、イロチル(Iro
tyl)およびフローラマットを、個々または混合物で使用する。 助剤および添加剤の総量は、組成物を基準に1〜50質量%、好ましくは5〜
40質量%であり得る。
【0059】 (実施例)
【表1】
【0060】 染料を室温でいくらかの水に溶解させ、これを、全ての物質を所定の順序で添
加および溶解させた後で、残りの水に添加した。
【0061】
【表2】
【0062】 配合物の脂溶性および水溶性画分を、80〜85℃に加熱し、組合せて、ゆっ
くりと冷却攪拌した。染料を室温でいくらかの水に溶解させ、これを、冷却攪拌
エマルションに添加した。
【0063】
【表3】
【0064】 パート I を、キトサンおよびグリコール酸を水中に分散させることにより調
製した。 パート II を、Tylose を保存処理トリエタノールアミン含有水に分散させ、T
ylose をグリコール酸で膨潤させた後、pH4.5への中和を行うことにより別
に調製した。 次いでパート I および II を混合し、次いでパート III を添加した。最後に
、カチオン染料を残りの水に溶解させ、これを、ゲルに均一に分配させた。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4C083 AC072 AC302 AC542 AC562 AC692 AD191 AD201 AD202 AD282 AD321 AD322 AD412 BB06 BB21 CC36 DD08 EE26 4H057 AA01 AA02 BA01 BA09 CA03 CA07 CA12 CB04 CB18 CB45 CB46 CC02 DA01 DA21

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 A)カチオン性バイオポリマー、 B)アルキルおよび/またはアルケニルオリゴグリコシド、および C)染料 を含有する染髪料。
  2. 【請求項2】 カチオン性バイオポリマー(A)として、キトサンおよび/
    またはキトサン誘導体を含むことを特徴とする請求項1に記載の染髪料。
  3. 【請求項3】 成分(B)として、式(I): 【化1】 〔式中、R1は、4〜22個の炭素原子を有するアルキルおよび/またはアルケ
    ニル基であり、Gは、5〜6個の炭素原子を有する糖基であり、pは、1〜10
    の数である。〕 で示されるアルキルおよび/またはアルケニルオリゴグリコシドを含むことを特
    徴とする請求項1または2に記載の染髪料。
  4. 【請求項4】 成分(C)として、酸化染料および/または直接染料を含む
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の染髪料。
  5. 【請求項5】 任意の成分(D)として、カチオン界面活性剤を含むことを
    特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の染髪料。
  6. 【請求項6】 カチオン性バイオポリマーが、0.01〜5質量%の量で存
    在することを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の染髪料。
  7. 【請求項7】 アルキルおよび/またはアルケニルオリゴグリコシドが、0
    .1〜10質量%の量で存在することを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記
    載の染髪料。
  8. 【請求項8】 染料が、0.01〜10質量%の量で存在することを特徴と
    する請求項1〜7のいずれかに記載の染髪料。
  9. 【請求項9】 フォームの形態であることを特徴とする請求項1〜8のいず
    れかに記載の染髪料。
  10. 【請求項10】 ケラチン繊維を染色するための A)カチオン性バイオポリマー、 B)アルキルおよび/またはアルケニルオリゴグリコシド、および C)染料 を含有する混合物の使用。
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